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技術 加熱感熱基板を用いた透明インクを吐出するプリントヘッドにおける不動作インクジェット検出システム

出願人 ゼロックスコーポレイション
発明者 ウィリアム・エイチ・ウェイマン
出願日 2015年3月16日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2015-052723
公開日 2015年11月9日 (4年11ヶ月経過) 公開番号 2015-196384
状態 特許登録済
技術分野 インクジェット(インク供給、その他) 連続用紙の取扱い シート,ウェブの制御 プラスチック等のその他の成形、複合成形(変更なし)
主要キーワード 柱状支持部材 平面状支持体 感熱性コーティング 基板ロール 略立方体形状 デジタルモデル アルカリ性成分 前部開口
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (6)

課題

透明なインクを用いて3次元プリンタにより3次元成形を行う時に不動インクジェットを正確に検出する手段を提供する。

解決手段

この装置は、感熱基板黒化させる熱に曝露される感熱基板供給部を備える。感熱基板は、テストパターンを形成するためにプリントヘッドから吐出された材料により印刷される。吐出された材料と曝露された感熱基板との間のコントラストは、不動作インクジェットを特定するために解析される画像データを生成するために、光学センサによって撮像される。

概要

背景

紙等の基板上に文書印刷することが知られている。現在、最新印刷形態としては、デジタル次元造形があげられ、この3次元造形は、積層(additive)造形法としても知られる。このタイプの印刷は、デジタルモデルから実質的に任意の形状の3次元の立体オブジェクトを製造するプロセスである。3次元印刷は、1つまたは複数のプリントヘッドが基板上に材料の連続層をさまざまな形状で吐出する積層プロセスである。3次元印刷は、主として切断、穿孔等の切削(subtractive)プロセスによって加工物から材料を除去することに依存した従来のオブジェクト形成技術とは区別可能である。

このようなプリンタを用いて3次元オブジェクトを製造するには、何時間も、もしくは、オブジェクトによっては何日もかかる。3次元プリンタで3次元オブジェクトを製造する際に生じる1つの課題は、オブジェクトを形成する液滴を吐出するプリントヘッド内インクジェット一貫した機能性である。オブジェクトを印刷する際に、1つまたは複数のインクジェットが、法線方向ではなく、ある角度で材料をプリントヘッドに吐出することにより、インクジェットが吐出すべき液滴よりも少量の液滴を吐出することにより、または、液滴を放出しないことにより、劣化し得る。これらの動作上の欠陥のいずれかを有するインクジェットが不動作インクジェットとして知られている。プリントヘッドを用いた文書においても、同様のプリントヘッドの故障が知られている。3次元オブジェクトの印刷中に1つまたは複数のインクジェットの動作状態が劣化すると、印刷動作が完了するまで印刷されたオブジェクトの品質を評価することができない。したがって、長時間または数日を必要とする印刷ジョブでは、プリントヘッド内の不動作インクジェットが原因で仕様適合しないオブジェクトを生成することがある。このようなオブジェクトが検出されると、印刷されたオブジェクトは廃棄され、インクジェットの機能性を復元するために修復手順がプリントヘッドに適用され、印刷ジョブが繰り返される。移動している巻取紙上に高速文書印刷を行う場合にも、巻取紙のある長さに渡って許容できない画像が生成されてしまうことがあり、巻取紙のこの部分が廃棄されなければならない場合がある。

概要

透明なインクを用いて3次元プリンタにより3次元成形を行う時に不動作インクジェットを正確に検出する手段を提供する。この装置は、感熱基板を黒化させる熱に曝露される感熱基板供給部を備える。感熱基板は、テストパターンを形成するためにプリントヘッドから吐出された材料により印刷される。吐出された材料と曝露された感熱基板との間のコントラストは、不動作インクジェットを特定するために解析される画像データを生成するために、光学センサによって撮像される。

目的

効果

実績

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請求項1

材料を吐出する複数のインクジェットで構成されたプリントヘッドと、前記プリントヘッドから吐出される材料を受けるために、感熱基板を前記プリントヘッドに対向する位置に移動させるように構成された感熱基板供給部と、前記感熱基板上の位置における光学濃度に対応した電気信号を発生するように構成された光学センサと、前記光学センサに動作可能に接続され、前記光学センサを前記材料が吐出された前記感熱基板に対向する位置に移動させるように構成されたアクチュエータと、前記感熱基板の所定長さを熱に曝露させるように構成されたヒータと、複数のアクチュエータ、前記光学センサ、前記ヒータ、および前記プリントヘッドに動作可能に接続され、前記各インクジェットから所定数材料液滴を吐出させるために前記プリントヘッドを操作して、前記所定数の材料液滴により前記感熱基板上に前記各インクジェットのテストドットを形成可能とし、前記感熱基板の熱に曝される前記所定長さを黒化させるためにヒータを操作し、画像データおよび前記感熱基板上の前記テストドットを生成するために前記光学センサを前記感熱基板に対向する位置に移動させるために前記アクチュエータを操作し、前記感熱基板の複数の位置における前記感熱基板の光学濃度に対応する前記光学センサから受信した前記画像データを参照して前記プリントヘッドの不動作インクジェットを特定するように構成されたコントローラと、を備えるプリンタ

請求項2

前記感熱基板供給部は、取り付けられたロールに前記感熱基板供給部が巻き付けられた第1のローラと、前記感熱基板供給部の遊端に取り付けられ、回転することにより前記感熱基板を前記第1のローラから渡されることを可能にする第2のローラと、前記第2のローラおよび前記コントローラに動作可能に接続され、前記第2のローラを回転させるように構成されたアクチュエータと、をさらに備え、前記コントローラは、さらに、前記第2のローラを回転させて前記第1のローラに取り付けられた前記感熱基板供給部から前記感熱基板を引き出すために、前記第2のローラに動作可能に接続された前記アクチュエータを操作するように構成されている、請求項1に記載のプリンタ。

請求項3

前記コントローラは、さらに、前記第1のローラに取り付けられた前記感熱基板供給部が使い切られていることを検出し、前記第2のローラに巻き付けられた前記感熱基板を取り外して別の感熱基板供給部を前記第1のローラに取り付けることができるように、前記感熱基板供給部が使い切られていることを示す信号を生成するように構成されている、請求項2に記載のプリンタ。

請求項4

前記コントローラは、さらに、前記感熱基板の光学濃度に対応したデータを参照して、所定の大きさの材料の液滴を吐出しないインクジェットを特定するように構成されている、請求項1に記載のプリンタ。

請求項5

前記プリントヘッドは、3次元オブジェクトを形成するために造形材料滴下するように構成されている、請求項1に記載のプリンタ。

請求項6

前記ヒータは、前記プリントヘッドが前記感熱基板上に材料を吐出している間、前記感熱基板を前記感熱基板を黒化する熱エネルギーに曝露させるように配置されている、請求項1に記載のプリンタ。

請求項7

前記ヒータは、前記プリントヘッドが前記感熱基板上に材料を吐出した後、前記感熱基板を前記感熱基板を黒化する熱エネルギーに曝露させるように配置されている、請求項1に記載のプリンタ。

請求項8

前記ヒータは、前記プリントヘッドが前記感熱基板上に材料を吐出するように操作される前に、前記感熱基板を前記感熱基板を黒化する熱エネルギーに曝露させるように配置されている、請求項1に記載のプリンタ。

技術分野

0001

本明細書に開示された装置は、不動インクジェットを検出するプリンタに関し、より詳細には、透明なインクを用いたプリンタにおける不動作インクジェットの正確な検出に関するものである。

背景技術

0002

紙等の基板上に文書印刷することが知られている。現在、最新印刷形態としては、デジタル次元造形があげられ、この3次元造形は、積層(additive)造形法としても知られる。このタイプの印刷は、デジタルモデルから実質的に任意の形状の3次元の立体オブジェクトを製造するプロセスである。3次元印刷は、1つまたは複数のプリントヘッドが基板上に材料の連続層をさまざまな形状で吐出する積層プロセスである。3次元印刷は、主として切断、穿孔等の切削(subtractive)プロセスによって加工物から材料を除去することに依存した従来のオブジェクト形成技術とは区別可能である。

0003

このようなプリンタを用いて3次元オブジェクトを製造するには、何時間も、もしくは、オブジェクトによっては何日もかかる。3次元プリンタで3次元オブジェクトを製造する際に生じる1つの課題は、オブジェクトを形成する液滴を吐出するプリントヘッド内のインクジェットの一貫した機能性である。オブジェクトを印刷する際に、1つまたは複数のインクジェットが、法線方向ではなく、ある角度で材料をプリントヘッドに吐出することにより、インクジェットが吐出すべき液滴よりも少量の液滴を吐出することにより、または、液滴を放出しないことにより、劣化し得る。これらの動作上の欠陥のいずれかを有するインクジェットが不動作インクジェットとして知られている。プリントヘッドを用いた文書においても、同様のプリントヘッドの故障が知られている。3次元オブジェクトの印刷中に1つまたは複数のインクジェットの動作状態が劣化すると、印刷動作が完了するまで印刷されたオブジェクトの品質を評価することができない。したがって、長時間または数日を必要とする印刷ジョブでは、プリントヘッド内の不動作インクジェットが原因で仕様適合しないオブジェクトを生成することがある。このようなオブジェクトが検出されると、印刷されたオブジェクトは廃棄され、インクジェットの機能性を復元するために修復手順がプリントヘッドに適用され、印刷ジョブが繰り返される。移動している巻取紙上に高速文書印刷を行う場合にも、巻取紙のある長さに渡って許容できない画像が生成されてしまうことがあり、巻取紙のこの部分が廃棄されなければならない場合がある。

発明が解決しようとする課題

0004

文書印刷システムにおいて不動作インクジェットを検出するシステムが開発されているが、オブジェクト印刷システムにおける不動作インクジェットの検出の方がより問題がある。オブジェクト印刷システムおよび文書印刷システムの両方において特に問題となるのは、透明な材料およびインクの使用である。透明なインク/材料が吐出された基板上におけるこれらの透明インク/材料間のコントラストが低いので、これらの材料およびインクは像形成システムによる検出が困難である。その結果、基板上のパターンの画像データのノイズにより、テストパターン解析が困難になる。透明インクまたは透明材料を用いた印刷中に不動作インクジェットの検出を可能にする装置があれば、オブジェクト印刷中に修復手順を適用することができ、これにより適切に形成されたオブジェクトまたは文書を生成することができる印刷を継続することができる。これにより、プリンタの製品歩留まりが向上し、印刷がより効率的になる。

課題を解決するための手段

0005

3次元プリンタにおいて不動作インクジェットの検出を可能にする装置は、感熱基板供給部と、前記感熱基板上の材料の領域に対応する電気信号データを生成するように構成された光学センサと、前記光学センサに動作可能に接続され、前記光学センサを材料が吐出された前記感熱基板に対向する位置に移動させるアクチュエータと、前記感熱基板の所定長さを熱に曝露させるように構成されたヒータと、前記アクチュエータ、前記光学センサ、前記ヒータに動作可能に接続され、前記感熱基板上にプリントヘッドの各インクジェットから所定数材料液滴を吐出するように前記プリントヘッドが操作された後に、熱に曝された前記感熱基板の所定長さを黒化させて前記感熱基板上に各インクジェットのテストドットを形成するように前記ヒータを操作し、前記光学センサを前記感熱基板に対向する位置に移動させるようにアクチュエータを操作し、前記感熱基板の複数の位置における前記感熱基板の光学濃度に対応する前記光学センサから受信した前記画像データを参照して前記プリントヘッドの不動作インクジェットを特定するように構成されたコントローラとを含む。

0006

不動作インクジェットを検出する装置を組み込んだプリンタは、材料を吐出する複数のインクジェットで構成されたプリントヘッドと、前記プリントヘッドから吐出される材料を受けるために、感熱基板を前記プリントヘッドに対向する位置に移動させるように構成された感熱基板供給部と、前記感熱基板上の位置における光学濃度に対応した電気信号を発生するように構成された光学センサと、前記光学センサに動作可能に接続され、前記光学センサを前記材料が吐出された前記感熱基板に対向する位置に移動させるように構成されたアクチュエータと、前記感熱基板の所定長さを熱に曝露させるヒータと、前記アクチュエータ、前記光学センサ、前記ヒータ、および前記プリントヘッドに動作可能に接続され、前記各インクジェットから所定数の材料液滴を吐出させるために前記プリントヘッドを操作して、前記所定数の材料液滴により前記感熱基板上に前記各インクジェットのテストドットを形成可能とし、前記感熱基板の熱に曝される前記所定長さを黒化させるためにヒータを操作し、画像データおよび前記感熱基板上の前記テストドットを生成するために前記光学センサを前記感熱基板に対向する位置に移動させるために前記アクチュエータを操作し、前記感熱基板の複数の位置における前記感熱基板の光学濃度に対応する前記光学センサから受信した前記画像データを参照して前記プリントヘッドの不動作インクジェットを特定するように構成されたコントローラと、を備える。

0007

3次元印刷時に不動作インクジェットを検出する装置またはプリンタの前述の態様および他の特徴は、添付図面と関連付けられた以下の説明により明らかになる。

図面の簡単な説明

0008

図1は、3次元対象プリンタの斜視図である。
図2は、印刷動作中にプリントヘッド内の不動作インクジェットを検出可能にするモジュールハウジング内の空間を示す、ハウジングを有する3次元オブジェクトプリンタの正面図である。
図3は、図2に示す空間に設置された不動作インクジェット検出モジュールの側面図である。
図4は、図3のモジュールを動作させる方法のフローチャートである。
図5は、現像後の感熱基板とプリントヘッドから基板に吐出された透明材料との間のコントラストの一例である。

実施例

0009

本明細書に開示される装置の環境、およびその装置の詳細の全般的な理解のために図面を参照する。図中、同様の参照番号は同様の要素を示す。

0010

図1は、3次元オブジェクトまたは部品10を生成するプリンタ100の構成要素の構成を示す。本明細書で用いられる「3次元プリンタ」という用語は、3次元オブジェクトを形成するためにオブジェクトの画像データを参照して材料を吐出する任意の装置を意味する。プリンタ100は、支持材料容器14、造形材料用容器18と、一対のインクジェットプリントヘッド22、26と、造形基板30と、平面状支持部材34と、柱状支持部材38と、アクチュエータ42と、コントローラ46とを備えている。導管50は、プリントヘッド22を支持材料用容器14に接続し、導管54は、プリントヘッド26を造形材料用容器18に接続する。両方のインクジェットプリントヘッドは、コントローラ46に動作可能に接続されたメモリ内の3次元画像データを参照して、それぞれのプリントヘッドに供給される支持材料と造形材料を吐出するように、コントローラ46によって制御される。造形材料が製造される部品10の構造を形成する一方、支持材料によって形成された支持構造体58により、部品10が構築されるときに造形材料が硬化する間、造形材料がその形状を維持することができる。また、支持材料により、造形材料は下層のオブジェクトの空隙を塞ぐことができる。部品10が完成すると、支持構造体58は、洗浄ブローイングまたは溶解によって除去される。

0011

また、コントローラ46は、平面状支持部材34、柱状支持部材38およびプリントヘッド22、26の互いに対する移動を制御するために、少なくとも1つの、あるいは複数のアクチュエータ42に動作可能に接続されている。すなわち、1つまたは複数のアクチュエータは、平面状支持部材の表面を基準に処理方向および処理方向と交差する方向にプリントヘッドを移動させるために、プリントヘッドを支持する構造体に動作可能に接続され得る。あるいは、1つまたは複数のアクチュエータは、部品が製造されている表面を平面状支持部材34の平面上で処理方向および処理方向と交差する方向に移動させるように、平面状支持部材34に動作可能に接続され得る。本明細書で用いられる「処理方向」という用語は、平面状支持部材34の表面の一方の軸に沿った移動を表し、「処理方向に交差する方向」は、平面状支持部材の表面における処理方向の軸に直交する軸に沿った移動を表す。これらの方向は、図1において、文字「P」および「C−P」で示されている。プリントヘッド22、26および柱状支持部材38は、平面状支持部材34と直交する方向にも移動する。この方向は、本明細書では上下方向と呼び、柱状支持部材38と平行であり、図1において文字「V」で示されている。上下方向の移動は、柱状支持部材38に動作可能に接続された1つ以上のアクチュエータによって、プリントヘッド22、26に動作可能に接続された1つ以上のアクチュエータによって、または柱状支持部材38とプリントヘッド22、26の両方に動作可能に接続された1つ以上のアクチュエータによって実現される。これら種々の構成において、アクチュエータは、コントローラ46に動作可能に接続され、コントローラ46は、柱状支持部材38、プリントヘッド22、26、またはその両方を上下方向に移動させるようにアクチュエータを動作させる。

0012

図2に、ハウジングを有する3次元オブジェクトプリンタを示す。プリンタ60は、ハウジング64を有する。ハウジング64内には、略立方体形状を有する6つの区画がある。図2には、ハウジング64が、区画を隠すように閉じるドアがない状態で示されている。区画72は、可動台82上の平面状支持体78を含む。可動台82は、可動台82を上下方向に沿って昇降可能にする1つまたは複数のアクチュエータとガイド部材(図示せず)とを有して構成されている。平面状支持体78は、3次元オブジェクトが形成される面である。一部の実施形態では、プリントヘッド86の長さは、区画72の後壁から区画72の前部開口部に向かう方向の平面状支持体78の長さにほぼ等しい。これらの実施形態において、プリントヘッド86は、往復直線運動のみを行うようにハウジング64の側壁96と側壁100との間の空間に支持部材92に取り付けられている。他の実施形態では、プリントヘッド86の長さは、区画72の後壁から区画72の前部開口部に向かう方向の平面状支持体78の長さよりも短い。これらの実施形態において、プリントヘッド86は、区画72の上方の平面において直交する2方向に往復移動するようにハウジング64の側壁96と側壁100との間の空間に支持部材92に取り付けられている。これらのさまざまな実施形態では、1つまたは複数のアクチュエータ104が、プリントヘッド86に動作可能に接続されている。コントローラ108は、支持部材92上でプリントヘッド86を前後に直線状に移動させるか、または、平面内の直交する2方向にプリントヘッド86を移動させるように、アクチュエータ104を動作させる。プリントヘッド86内のインクジェットを選択的に動作させて、支持台82を上下方向に移動させ支持部材92上のプリントヘッド86を水平方向に移動させることによって、3次元オブジェクトを平面状支持体78上に形成することができる。

0013

図2破線輪郭を示す領域112は、感熱基板上にテストパターンを印刷してプリンタ60の不動作インクジェットを検出するモジュールの配置を示す。上述のように、材料を完全にまたは部分的に吐出しないこと、または、材料を傾斜方向に不規則に吐出することで、オブジェクトの印刷中にインクジェットが故障すると、製造されているオブジェクトの形が崩れてしまう。現在のところ、オブジェクトの製造が終了するまでこの形状不良を検出することができない。以下でより詳しく説明するように、プリンタ60は、不動作インクジェットを光学的に検知する領域112を用いることにより、オブジェクト製造時に不動作インクジェットを検出するように構成することができる。モジュール300内のいくつかの構成要素は、図示するように、水平方向H、奥行方向D、および上下方向Vに移動することができる。

0014

図3ブロック図に、オブジェクト印刷時に不動作インクジェットを検出するモジュールの一実施形態を示す。この実施形態では、モジュール300には、テストパターン印刷用の感熱基板の供給部を支持するローラが形成され、この感熱基板は巻取りローラに移動される。また、モジュール300は、プリンタ60の領域112内に収まるように構成されている。モジュール300は、光学センサ304と、ローラ上の感熱基板の供給ロール310と、巻取りローラ314と、1つまたは複数のアクチュエータ316と、一対の支持部材318と、ヒータ320と、コントローラ324とを備えている。光学センサ304は、プリントヘッド86が基板上にテストパターンを印刷した後、供給ロール310から引き出された基板上にテストパターンを撮像する位置に配置されている。コントローラ324は、ヒータ320およびアクチュエータ316に動作可能に接続されている。ヒータは、支持部材318の構成要素のように図示されているが、プリントヘッド86の下方のロール310と支持部材318との間に配置されてもよく、または、印刷後の基板を加熱する位置に配置されてもよい。コントローラ324は、ヒータ320を選択的に作動させて、基板のテストパターンが印刷された部分を十分な熱エネルギーに曝し、感熱基板上の感熱性コーティング化学的に反応させて黒化するようにする。この反応を、感熱基板の現像とも言う。本明細書で用いられる「ヒータ」は、電流化学触媒等の、刺激を与えると選択的に発熱する任意のものを指す。また、コントローラ324は、巻取りローラ314を選択的に駆動して、基板を供給ロール310から印刷位置まで、次いで撮像位置まで、最後に巻取りローラ314に至るまで引き出す。

0015

ロール310上の感熱基板には、プリントヘッド86から吐出された造形材料および支持材料を支持する物質を用いることができ、例えば、ヒータ320からの熱に曝されると色が変化する感熱色素が塗布されている紙などを用いることができる。感熱基板は、感熱基板の材料に入力される熱エネルギーの単位当たり光学濃度の既知関数を基準として光学濃度が増加する。例えば、供給ロール310は、マサチューセッツスプリングフィールドカンキスシャルテペーパーズ社(Kanzaki Specialty Papers,Inc.)から入手可能なP35032紙のロールであってもよい。

0016

図4に、3次元オブジェクトを製造するプリンタを動作させる方法を示す。この方法の説明では、プロセスがなんらかのタスクまたは機能を実行している旨の記載は、コントローラまたは汎用プロセッサが、このコントローラまたはプロセッサに動作可能に接続されたメモリに記憶されたプログラム命令を実行して、そのタスクまたは機能を実行するようにデータを操作する、または、プリンタ内の1つ以上の構成要素を動作させることを意味する。上述したコントローラ324は、このようなコントローラまたはプロセッサとすることができる。あるいは、コントローラ324は、それぞれここに記載した1つまたは複数のタスクまたは機能を形成するように構成された2つ以上のプロセッサおよび関連回路を用いて実現されてもよい。

0017

印刷動作中の所定のタイミングで、コントローラ108(図2)は、アクチュエータ104を動作させてプリントヘッド86を領域112内に配置されたモジュール300内に移動する(ブロック604)。コントローラ324は、モジュール300においてプリントヘッドを検出すると、アクチュエータ316を動作させて巻取りローラ314を回転することにより、供給ロール310上の供給部から感熱基板のクリーンな部分をプリントヘッド86の下方の位置に引き出す(ブロック608)。基板が印刷位置にくると、コントローラ324は、コントローラ108に対する信号を生成して、基板上にテストパターンを印刷するためにプリントヘッドを動作させる(ブロック612)。また、コントローラ324は、感熱基板がヒータを通過する際に感熱基板を現像するためにヒータ320を作動させる(ブロック616)。一実施形態では、プリントヘッド内の各インクジェットは、基板ロール310のインクジェットと対向する部分に、テストドットとも呼ばれる材料の積層を形成するために繰り返し操作される。コントローラ108は、テストパターンが印刷された後、プリントヘッド86をモジュール300の外部に移動させ、コントローラ324用の信号を生成する。コントローラ324は、コントローラ108からの信号に応答して、感熱基板の印刷済み部分を光学センサ304と対向する位置に移動するためにアクチュエータ316を作動させる(ブロック620)。ヒータを作動させたため、感熱基板が熱に曝され、そのため黒化する。熱への曝露は、テストパターンの印刷前、テストパターンの印刷中、またはテストパターンの印刷後にかかわらず、光学センサ304への到達前に行われる。このため、現像後の黒化した感熱基板とプリントヘッド86から吐出された材料との間にコントラストが生成される。図5に現像後の感熱基板332とプリントヘッドから吐出される材料334との間のこのコントラストの例を示す。紫外線インクを用いるプリンタでは、紫外線硬化型インクアルカリ性成分を含み、このアルカリ性成分が基板内の活酸性層を中和し、これにより、その位置では基板の黒化が妨げられるため、このコントラストが発生する。

0018

図4の処理では、続いて、感熱基板上のテストパターンの光学濃度に対応する電気信号を生成するために光学センサ304を動作させる(ブロック620)。電気信号は、印刷後の感熱基板の部分上のテストパターンに対して光を発し、テストパターンおよび感熱基板からの反射を電気信号を生成する光検出器で受信するように光学センサを動作させることにより生成される。これらの電気信号は、不動作インクジェットを特定するために、基板上に吐出された各液滴の光学濃度に関する関数を参照することにより解析される画像データであり(ブロック624)、不動作インクジェットが特定された場合、欠陥のあるプリントヘッドを示す信号がプリンタの操作者に対して生成される(ブロック628)。そこで、操作者は適切な措置を取ることができる。コントローラ324は、供給ロール310が空であるかを判定し(ブロック632)、空である場合、他の供給ロールが必要であることを示す信号を生成する(ブロック634)。そして、操作者は、巻取りロールを取り外し、感熱基板の別の供給ロール310を用意することができる。感熱基板の供給部が十分に残っている場合、コントローラ324は、プリントヘッドが別のテストパターンを印刷するための位置に戻るのを待機する(ブロック604)。

0019

上述の実施形態は3次元オブジェクトを形成するプリンタの範囲内であるが、感熱基板の供給部およびこのような基板上の光学濃度の変化から不動作インクジェットを検出するシステムは、2次元文書印刷システム、特に、透明インクを使用するものにも用いることができる。そのようなシステムでは、感熱基板の供給ロールはプリンタ内に配置されており、基板の一部分が随時供給ロールから引き出され、印刷され、熱に曝され、解析されることにより、不動作インクジェットを特定する。同様に、巻取紙またはドラム等の画像形成部材の上に透明インクを吐出するプリントヘッドを、シートの形態でまたはロール型供給部から感熱基板に対向して移動させて、印刷、加熱、撮像、解析することにより不動作インクジェットを特定することもできる。

0020

上述した実施形態は、3次元オブジェクトを形成するプリンタの範囲内であるが、感熱基板およびこのような基板上の光学濃度の変化から不動作インクジェットを検出するシステムは、2次元文書印刷システム、特に、透明インクを使用するものに用いることができる。したがって、本明細書で用いられる「材料」という用語は、文書印刷に用いられるインクのみならず、3次元オブジェクトを形成するのに用いられ得る物質も指す。これらの材料を吐出するプリントヘッドを有するシステムでは、感熱基板の第2の供給部を保持することができ、随時この第2の供給部から基板の一部分が引き出され、熱に曝され、印刷され、解析されることにより、不動作インクジェットを特定する。同様に、巻取紙またはドラム等の画像形成部材の上に透明インクを吐出するプリントヘッドを、シートの形態でまたはロール型供給部から感熱基板に対向して移動させて、加熱、印刷、および不動作インクジェットの特定を行ってもよい。2次元プリンタおよび3次元プリンタに使用される上述の装置の実施形態では、基板の印刷および基板の加熱の順序は逆でもよい。すなわち、基板は、基板を黒化させるためにヒータからの熱に曝され、テストパターンが黒化した基板上に印刷される。これらの実施形態では、黒化した基板は、材料またはインクが基板に接触した場合、この材料またはインクが基板の染料層干渉、または場合によっては基板の染料層を反転させてしまうため、色が薄くなる。

0021

上記に開示した特徴および機能ならびに他の特徴および機能の変形例、またはそれらの代替例は、他の多くのさまざまなシステム、アプリケーションまたは方法と好ましく組み合わせることができることを理解されたい。現在予見または予想されていないさまざまな代替、変更、変形、改善が後に当業者によってなされ得るが、これらも以下の特許請求の範囲に含まれる。

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