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技術 ワーク繰出装置およびワーク繰出方法

出願人 大日本印刷株式会社
発明者 伊藤亮太
出願日 2014年3月31日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2014-072546
公開日 2015年11月5日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2015-193456
状態 未査定
技術分野 綴じ具、製本 シートの分離、振分け、減速、湾曲 その他の手段による排送
主要キーワード 送りローラ装置 送出コンベア 循環ベルト 傾斜角度調整 ネジ受け 冊子束 コロ軸 繰出装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年11月5日)のものです。
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図面 (7)

課題

動力が必要な機械要素の数を最小限とすることによりメンテナンス作業負荷を軽減したり消費電力を抑制したりすることができるとともに、ワーク送り機構に大量の積層状態のワークを載置することができるため作業者作業負担を軽減することができるワーク繰出装置およびワーク繰出方法を提供する。

解決手段

ワーク繰出装置10は、集積されたワークを1または数部ずつ繰り出す繰出部(例えば、コンベヤ22)と、繰出部の駆動を行う駆動部(例えば、駆動モータ24)と、水平面に対して傾斜するよう配設され、載置されたワークを当該ワークの自重により繰出部に送るワーク送り機構30とを備えている。

概要

背景

一般的な製本工程において、束状のシート冊子等のワークを1または数部ずつ製本機印字装置等に供給するために、従来から様々なタイプのフィーダーが用いられている。例えば、特許文献1に開示されるフィーダーでは、冊子束リフト機構により上昇させ、このリフト機構の上方に配置された送りローラ装置により最上位の冊子を分冊して送り出し、この送り出された冊子をリフト機構の側方に配置された送出コンベアにより更に水平方向に送り出すようになっている。また、他の種類のフィーダーとしては、積層状態集積された複数の冊子等のワークのうち最下層にあるワークの下面を吸盤等で吸着することにより当該ワークを印字装置等に繰り出すタイプのものが知られている。

概要

動力が必要な機械要素の数を最小限とすることによりメンテナンス作業負荷を軽減したり消費電力を抑制したりすることができるとともに、ワーク送り機構に大量の積層状態のワークを載置することができるため作業者作業負担を軽減することができるワーク繰出装置およびワーク繰出方法を提供する。ワーク繰出装置10は、集積されたワークを1または数部ずつ繰り出す繰出部(例えば、コンベヤ22)と、繰出部の駆動を行う駆動部(例えば、駆動モータ24)と、水平面に対して傾斜するよう配設され、載置されたワークを当該ワークの自重により繰出部に送るワーク送り機構30とを備えている。

目的

本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、動力が必要な機械要素の数を最小限とすることによりメンテナンス作業の負荷を軽減したり消費電力を抑制したりすることができるとともに、ワーク送り機構に大量の積層状態のワークを載置することができるため作業者の作業負担を軽減することができるワーク繰出装置およびワーク繰出方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

集積されたワークを1または数部ずつ繰り出す繰出部と、前記繰出部の駆動を行う駆動部と、水平面に対して傾斜するよう配設され、載置されたワークを当該ワークの自重により前記繰出部に送るワーク送り機構と、を備えた、ワーク繰出装置

請求項2

水平面に対する前記ワーク送り機構の傾斜角度を調整するための傾斜角度調整部を更に備えた、請求項1記載のワーク繰出装置。

請求項3

前記ワーク送り機構は、前記繰出部によるワークの繰出方向と直交する方向に沿って並ぶよう複数設けられており、前記繰出部によるワークの繰出方向と直交する方向における少なくとも1つの前記ワーク送り機構の位置を自在に調整することができるようになっている、請求項1または2記載のワーク繰出装置。

請求項4

前記ワーク送り機構は、直列に並ぶよう設けられた複数のコロと、各前記コロに掛け渡された無端状のベルトと、各前記コロのコロ軸の両端部をそれぞれ支持する一対のコロ軸支持部材とを有しており、各前記コロ軸支持部材は水平方向に沿って延びる軸を中心として回転可能となっており、前記ベルト上に載置されたワークの自重により当該ベルトが循環移動することによって前記ワークが前記繰出部に送られるようになっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のワーク繰出装置。

請求項5

前記ワーク送り機構は、水平方向に沿って延びる軸を中心として回転可能となっている板状部材を有しており、前記板状部材上に載置されたワークは当該板状部材の表面で滑落することにより前記繰出部に送られるようになっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のワーク繰出装置。

請求項6

前記ワーク送り機構は、直列に並ぶよう設けられた複数のコロと、各前記コロのコロ軸の両端部をそれぞれ支持する一対のコロ軸支持部材とを有しており、各前記コロ軸支持部材は水平方向に沿って延びる軸を中心として回転可能となっており、各前記コロ上に載置されたワークの自重により当該コロが回転することによって前記ワークが前記繰出部に送られるようになっている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のワーク繰出装置。

請求項7

水平面に対して傾斜するよう配設されたワーク送り機構に積層状態の複数のワークを載置し、載置されたワークを当該ワークの自重により繰出部に送る工程と、前記繰出部を駆動部により駆動することによって当該繰出部に集積されたワークを1または数部ずつ繰り出す工程と、を備えた、ワーク繰出方法。

技術分野

0001

本発明は、束状のシート冊子等のワークを1または数部ずつ製本機印字装置等に供給するためのフィーダーに対してワークを繰り出すプレフィーダーとしてのワーク繰出装置およびこのようなワーク繰出装置によるワーク繰出方法に関する。

背景技術

0002

一般的な製本工程において、束状のシートや冊子等のワークを1または数部ずつ製本機の印字装置等に供給するために、従来から様々なタイプのフィーダーが用いられている。例えば、特許文献1に開示されるフィーダーでは、冊子束リフト機構により上昇させ、このリフト機構の上方に配置された送りローラ装置により最上位の冊子を分冊して送り出し、この送り出された冊子をリフト機構の側方に配置された送出コンベアにより更に水平方向に送り出すようになっている。また、他の種類のフィーダーとしては、積層状態集積された複数の冊子等のワークのうち最下層にあるワークの下面を吸盤等で吸着することにより当該ワークを印字装置等に繰り出すタイプのものが知られている。

先行技術

0003

特開平8−20433号公報

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、特許文献1に開示されるフィーダーでは、電動コンベヤやリフト機構を用いることにより冊子束の分冊作業を行っているため、動力が必要な機械要素が多くなってしまい、メンテナンス作業が複雑となり作業負担が増えたり、消費電力が多くなったりするという問題があった。

0005

また、積層状態で集積された複数の冊子等のワークのうち最下層にあるワークの下面を吸盤等で吸着することにより当該ワークを印字装置等に繰り出すタイプのフィーダーを用いた場合には、このフィーダーに多数のワークが積み重なってしまった場合には最下層のワークに過大な荷重がかかってしまうためワークの繰り出し不良が発生してしまうおそれがあった。このため、作業者は積層状態の複数のワークをフィーダーに直接載置するのではなく、このフィーダーの前段に設けられたプレフィーダーに積層状態の複数のワークを載置し、このプレフィーダーからフィーダーにワークを少しずつ送り出すようにすることが望ましい。しかしながら、このようなプレフィーダーに、電動コンベヤやリフト機構等の動力が必要な機械要素が数多く存在する場合には、メンテナンス作業が複雑となり作業負担が増えたり、消費電力が多くなったりするという問題が生じてしまう。

0006

本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、動力が必要な機械要素の数を最小限とすることによりメンテナンス作業の負荷を軽減したり消費電力を抑制したりすることができるとともに、ワーク送り機構に大量の積層状態のワークを載置することができるため作業者の作業負担を軽減することができるワーク繰出装置およびワーク繰出方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

本発明のワーク繰出装置は、集積されたワークを1または数部ずつ繰り出す繰出部と、前記繰出部の駆動を行う駆動部と、水平面に対して傾斜するよう配設され、載置されたワークを当該ワークの自重により前記繰出部に送るワーク送り機構と、を備えたことを特徴とする。

0008

このようなワーク繰出装置によれば、繰出部にワークを送るワーク送り機構を、動力が必要な機械要素を用いずにワークの自重により当該ワークを搬送するような構成とすることにより、ワーク送り機構として動力が必要な機械要素を用いた場合と比較してメンテナンス作業の負荷を軽減したり消費電力を抑制したりすることができるとともに、作業者はワーク送り機構に積層状態の大量のワークを載置することができるため繰出部に数部ずつワークを積層状態で載置する場合と比較して作業者の作業負担を軽減することができる。

0009

本発明のワーク繰出装置は、水平面に対する前記ワーク送り機構の傾斜角度を調整するための傾斜角度調整部を更に備えていてもよい。

0010

本発明のワーク繰出装置においては、前記ワーク送り機構は、前記繰出部によるワークの繰出方向と直交する方向に沿って並ぶよう複数設けられており、前記繰出部によるワークの繰出方向と直交する方向における少なくとも1つの前記ワーク送り機構の位置を自在に調整することができるようになっていてもよい。

0011

本発明のワーク繰出装置においては、前記ワーク送り機構は、直列に並ぶよう設けられた複数のコロと、各前記コロに掛け渡された無端状のベルトと、各前記コロのコロ軸の両端部をそれぞれ支持する一対のコロ軸支持部材とを有しており、各前記コロ軸支持部材は水平方向に沿って延びる軸を中心として回転可能となっており、前記ベルト上に載置されたワークの自重により当該ベルトが循環移動することによって前記ワークが前記繰出部に送られるようになっていてもよい。

0012

あるいは、前記ワーク送り機構は、水平方向に沿って延びる軸を中心として回転可能となっている板状部材を有しており、前記板状部材上に載置されたワークは当該板状部材の表面で滑落することにより前記繰出部に送られるようになっていてもよい。

0013

あるいは、前記ワーク送り機構は、直列に並ぶよう設けられた複数のコロと、各前記コロのコロ軸の両端部をそれぞれ支持する一対のコロ軸支持部材とを有しており、各前記コロ軸支持部材は水平方向に沿って延びる軸を中心として回転可能となっており、各前記コロ上に載置されたワークの自重により当該コロが回転することによって前記ワークが前記繰出部に送られるようになっていてもよい。

0014

本発明のワーク送り方法は、水平面に対して傾斜するよう配設されたワーク送り機構に積層状態の複数のワークを載置し、載置されたワークを当該ワークの自重により繰出部に送る工程と、前記繰出部を駆動部により駆動することによって当該繰出部に集積されたワークを1または数部ずつ繰り出す工程と、を備えたことを特徴とする。

0015

このようなワーク繰出方法によれば、水平面に対して傾斜するよう配設されたワーク送り機構に積層状態の複数のワークを載置し、載置されたワークを当該ワークの自重により繰出部に送ることにより、ワーク送り機構として動力が必要な機械要素を用いた場合と比較してメンテナンス作業の負荷を軽減したり消費電力を抑制したりすることができるとともに、作業者はワーク送り機構に積層状態の大量のワークを載置することができるため繰出部に数部ずつワークを積層状態で載置する場合と比較して作業者の作業負担を軽減することができる。

発明の効果

0016

本発明のワーク繰出装置およびワーク繰出方法によれば、動力が必要な機械要素の数を最小限とすることによりメンテナンス作業の負荷を軽減したり消費電力を抑制したりすることができるとともに、ワーク送り機構に大量の積層状態のワークを載置することができるため作業者の作業負担を軽減することができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の実施の形態によるワーク繰出装置(プレフィーダー)を備えた製本システムの構成を示す側面図である。
図1に示す製本システムの上面図である。
図1等に示すワーク繰出装置のワーク送り機構の構成の一例を示す側面図である。
図3に示すワーク送り機構の上面図である。
図1等に示すワーク繰出装置のワーク送り機構の構成の他の例を示す側面図である。
図1等に示すワーク繰出装置のワーク送り機構の構成の更に他の例を示す側面図である。

実施例

0018

以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図6は、本実施の形態に係るワーク繰出装置(プレフィーダー)およびワーク繰出装置を備えた製本システムを示す図である。このうち、図1は、本実施の形態によるワーク繰出装置(プレフィーダー)を備えた製本システムの構成を示す側面図であり、図2は、図1に示す製本システムの上面図である。また、図3乃至図6は、図1等に示すワーク繰出装置のワーク送り機構の構成の様々な例を示す側面図や上面図である。

0019

図1および図2に示すように、本実施の形態の製本システムは、束状のシートや冊子等のワーク(図1および図2において参照符号Wで表示)に印字を行う印字装置60と、印字装置60にワークを1部ずつ繰り出すフィーダー50と、フィーダー50の前段に設けられ、当該フィーダー50にワークを1または数部ずつ繰り出すプレフィーダーとしてのワーク繰出装置10とを備えている。このような製本システムの各構成要素の詳細について以下に説明する。

0020

フィーダー50には複数のワークが積層状態で集積されるようになっており、この積層状態で集積された複数のワークのうち最下層にあるワークの下面を吸盤等で吸着することにより当該ワークを印字装置60に繰り出すようになっている。図1に示すように、フィーダー50の側方には当該フィーダー50に集積されたワークを検知するための光電センサ52が設けられており、フィーダー50に所定量のワークが集積されたときに、光電センサ52によりフィーダー50上のワークが検知されるようになっている。より詳細には、光電センサ52は発光素子および受光素子を有しており、発光素子から発せられた光は図1において光電センサ52から左方向に延びている光軸図1において二点鎖線で表示)を通るようになり、この光は図1におけるフィーダー50の左端部に設けられた反射板(図示せず)により反射して再び図1において二点鎖線で表示される光軸を通って図1における右側に進むことにより受光素子により受けられるようになる。そして、フィーダー50に積み重ねられたワークがこの光軸の位置に達したときに、受光素子により受けられる光の量が減少するため、当該光電センサ52はワークを検知するようになっている。

0021

プレフィーダーとしてのワーク繰出装置10は、集積されたワークを1または数部ずつ繰り出す繰出部としてのコンベヤ22と、コンベヤ22の駆動を行う駆動部としての駆動モータ24と、水平面に対して傾斜するよう配設され、載置されたワークを当該ワークの自重によりコンベヤ22に送るワーク送り機構30とを有している。より詳細には、コンベヤ22は無端状の循環ベルトを有しており、当該循環ベルトが図1における矢印方向に循環移動することにより、コンベヤ22上に集積されたワークが1または数部ずつフィーダー50に繰り出されるようになっている。また、コンベヤ22の循環ベルトは複数のプーリ図1に示す例では2つのプーリ)に掛け渡されており、これらの複数のプーリのうちある一つのプーリには駆動モータ24が接続されている。そして、駆動モータ24がこのプーリに回転駆動力を与えることにより循環ベルトは図1における矢印方向に循環移動するようになっている。

0022

図1に示すように、駆動モータ24には制御部70が接続されており、当該駆動モータ24の動作は制御部70により制御されるようになっている。具体的には、光電センサ52によるワークの検知情報が制御部70に送られるようになっており、光電センサ52によりワークが検知されていないときには制御部70は駆動モータ24を駆動させることによってコンベヤ22から1または数部ずつワークをフィーダー50に繰り出すようにし、一方、光電センサ52によりワークが検知されているときには制御部70は駆動モータ24を停止させ、コンベヤ22からフィーダー50にワークが繰り出されないようにする。このような制御を行うことにより、フィーダー50に大量のワークが集積してしまい当該フィーダー50からのワークの繰り出し不良が発生してしまうことを防止することができるようになる。

0023

図1に示すように、コンベヤ22の近傍にはガイド部28が設けられており、このガイド部28によって、コンベヤ22上に集積されたワークが当該コンベヤ22から図1における右方に落下することが抑制されるようになっている。具体的には、ガイド部28は鉛直方向に延びるカバー等を有しており、このカバー等により、コンベヤ22上に集積されたワークが崩れ図1における右方にずれることが規制されるようになっている。

0024

また、図1に示すように、コンベヤ22に対向して当該コンベヤ22からわずかに上方に離間した位置に捌き板26が設けられており、この捌き板26とコンベヤ22との間の隙間をワークが通過することにより、コンベヤ22から一度に繰り出されるワークの数を制限することができるようになっている。具体的には、作業者は図1の上下方向における捌き板26の位置を自在に調整することができるようになっており、この捌き板26の位置を変えることにより捌き板26とコンベヤ22との間の隙間の大きさを調整することができるようになっている。

0025

図2に示すように、ワーク送り機構30は並列に複数(図2に示す例では4つ)設けられており、各ワーク送り機構30は水平面に対して傾斜している。そして、これらのワーク送り機構30にワークが載置されると、載置されたワークは当該ワークの自重によりコンベヤ22に送られるようになる。このようなワーク送り機構30の構成について図3および図4を用いて説明する。ここで、図3は、ワーク送り機構30の構成の一例を示す側面図であり、図4は、図3に示すワーク送り機構30の上面図である。

0026

図3および図4に示すように、ワーク送り機構30は、直列に並ぶよう設けられた複数のコロ34と、各コロ34に掛け渡された無端状のベルト36と、各コロ34のコロ軸34aの両端部をそれぞれ支持する一対の細長い板状のコロ軸支持部材32とを有している。また、細長い板状の各コロ軸支持部材32の一方の端部には、水平方向に沿って延びる軸31が設けられており、各コロ軸支持部材32はこの軸31を中心として回転可能となっている。図1に示すように、各コロ軸支持部材32の端部に設けられた軸31はコンベヤ22の近傍(具体的には、ガイド部28の近傍)に位置しており、軸31を中心として各コロ軸支持部材32を回転させることにより、ワーク送り機構30を水平面に対して傾斜させることができるようになっている。なお、本実施の形態では、複数のワーク送り機構30に対して細長い1本の軸31が共用で用いられるようになっており、図4に示すように1本の軸31が各ワーク送り機構30の各コロ軸支持部材32を貫通するようになっている。このようなワーク送り機構30によれば、作業者が積層状態の複数のワークをベルト36上に載置すると、ワークの自重によりベルト36が循環移動するようになり、このことによってベルト36上のワークが図1に示すような態様で積層状態からばらけるようになり、これらのばらけたワークが各ワーク送り機構30からコンベヤ22に少しずつ送られるようになる。

0027

このように、図3および図4に示すようなワーク送り機構30によれば、動力が必要な機械要素を用いなくても、当該ワーク送り機構30に積層状態で載置された複数のワークを少しずつコンベヤ22に送ることができるようになる。

0028

また、図2に示すように、ワーク送り機構30は、コンベヤ22によるワークの繰出方向と直交する方向に沿って並ぶよう複数設けられているが、本実施の形態では、コンベヤ22によるワークの繰出方向と直交する方向における各ワーク送り機構30の位置を自在に調整することができるようになっている。具体的には、図2に示す4つのワーク送り機構30のうち上側の2つのワーク送り機構30の位置は固定されているが、下側の2つのワーク送り機構30の位置は作業者が手動で上側の2つのワーク送り機構30に近づく方向または遠ざかる方向に自在に変えることができるようになっている。このようなワーク繰出装置10によれば、様々なサイズのワークに対しても各ワーク送り機構30の位置を当該ワークの大きさに応じて変えるだけで十分に対応することができるようになる。

0029

なお、水平面に対して傾斜するよう配設され、載置されたワークを当該ワークの自重によりコンベヤ22に送るワーク送り機構の構成は、図3図4に示すような複数のコロ34に無端状のベルト36が掛け渡されるような構成に限定されることはない。載置されたワークを当該ワークの自重によりコンベヤ22に送るワーク送り機構の他の様々な構成について図5および図6を用いて説明する。

0030

図5に示す構成のワーク送り機構は、水平方向に沿って延びる軸81を中心として回転可能となっている板状部材82を有しており、この板状部材82を水平面に対して傾斜させている。具体的には、板状部材82の端部に設けられた軸81はコンベヤ22の近傍(具体的には、ガイド部28の近傍)に位置しており、軸81を中心として板状部材82を回転させることにより、図5に示すワーク送り機構を水平面に対して傾斜させることができるようになっている。このようなワーク送り機構では、板状部材82上に載置されたワークは当該板状部材82の表面で滑落することにより積層状態からばらけるようになり、これらのばらけたワークが図5に示すワーク送り機構からコンベヤ22に少しずつ送られるようになる。このようなワーク送り機構でも、動力が必要な機械要素を用いずに、当該ワーク送り機構に積層状態で載置された複数のワークを少しずつコンベヤ22に送ることができるようになる。

0031

また、図6に示す構成のワーク送り機構は、直列に並ぶよう設けられた複数のコロ94と、各コロ94のコロ軸94aの両端部をそれぞれ支持する一対の細長い板状のコロ軸支持部材92とを有している。また、細長い板状の各コロ軸支持部材92の一方の端部には、水平方向に沿って延びる軸91が設けられており、各コロ軸支持部材92はこの軸91を中心として回転可能となっている。ここで、各コロ軸支持部材92の端部に設けられた軸91はコンベヤ22の近傍(具体的には、ガイド部28の近傍)に位置しており、軸91を中心として各コロ軸支持部材92を回転させることにより、図6に示すワーク送り機構を水平面に対して傾斜させることができるようになっている。このようなワーク送り機構では、作業者が積層状態の複数のワークを各コロ94上に載置すると、載置されたワークの自重により各コロ94が回転することによってワークは積層状態からばらけるようになり、これらのばらけたワークが図6に示すワーク送り機構からコンベヤ22に少しずつ送られるようになる。このようなワーク送り機構でも、動力が必要な機械要素を用いずに、当該ワーク送り機構に積層状態で載置された複数のワークを少しずつコンベヤ22に送ることができるようになる。

0032

また、本実施の形態のワーク繰出装置10は、水平面に対する各ワーク送り機構30の傾斜角度を調整するための傾斜角度調整部40を備えている。このような傾斜角度調整部40の構成の詳細について図1および図2を用いて説明する。

0033

図1および図2に示すように、傾斜角度調整部40は、図1において上下方向に移動自在となっている載置台44を有しており、この載置台44に、各ワーク送り機構30における軸31が設けられた側とは反対側の端部が載置されるようになっている。また、このような載置台44には、鉛直方向に沿って延びるよう配設された棒ネジ43の雄ネジ部分が嵌入されるネジ穴貫通穴)が設けられている。また、図1等に示すように、棒ネジ43の上部には当該棒ネジ43を回転させるためのハンドル42が取り付けられており、棒ネジ43の下部は、位置固定で設けられた棒ネジ受け台47により受けられるようになっている。また、図1に示すように、位置固定で設けられた壁部48には、載置台44を鉛直方向(すなわち、図1における上下方向)に沿って案内するためのガイドレール46が取り付けられており、上記の棒ネジ受け台47はこのガイドレール46に位置固定で取り付けられている。ここで、作業者がハンドル42を回すことにより棒ネジ43を回転させると、載置台44はガイドレール46に沿って鉛直方向に移動し、当該載置台44にその端部が載置される各ワーク送り機構30は軸31を中心として回転するようになる。このことにより、水平面に対する各ワーク送り機構30の傾斜角度を調整することができるようになる。

0034

次に、このような構成からなる製本システムの動作について説明する。

0035

まず、作業者は、プレフィーダーとしてのワーク繰出装置10によりフィーダー50に繰り出されるべきワークのサイズや材質等に応じて、当該ワーク繰出装置10の構成部品について様々な調整を行う。具体的には、コンベヤ22によるワークの繰出方向と直交する方向における各ワーク送り機構30の位置を作業者は手動で調整し、ワーク繰出装置10により繰り出されるべきワークが各ワーク送り機構30に確実に乗るようにする。また、傾斜角度調整部40のハンドル42を回すことにより載置台44を上下させ、水平面に対する各ワーク送り機構30の傾斜角度を適切な大きさとする。

0036

ワーク繰出装置10の各構成部品に対する上記の調整が終了した後、作業者は積層状態の複数のワークを各ワーク送り機構30上に載置する。すると、ワークの自重により各ワーク送り機構30のベルト36が循環移動するようになり、このことによってベルト36上のワークが図1に示すような態様で積層状態からばらけるようになり、これらのばらけたワークが各ワーク送り機構30からコンベヤ22に少しずつ送られるようになる。このようにして、コンベヤ22上に集積されたワークは当該コンベヤ22の循環ベルトが図1における矢印方向に循環移動することにより1または数部ずつフィーダー50に繰り出されるようになる。

0037

フィーダー50は、当該フィーダー50に積層状態で集積された複数のワークのうち最下層にあるワークの下面を吸盤等で吸着することにより当該ワークを印字装置60に繰り出す。そして、印字装置60により印字が行われたワークが最終製品として出荷されるようになる。

0038

このような構成からなる本実施の形態のワーク繰出装置10および当該ワーク繰出装置10によるワーク繰出方法によれば、繰出部としてのコンベヤ22にワークを送る各ワーク送り機構30を、動力が必要な機械要素を用いずにワークの自重により当該ワークを送るような構成とすることにより、コンベヤ22にワークを送るワーク送り機構として動力が必要な機械要素が用いられる場合と比較して、メンテナンス作業の負荷を軽減したり消費電力を抑制したりすることができるようになる。また、作業者がコンベヤ22に積層状態の複数のワークを直接載置する場合には、このコンベヤ22がワークを繰り出す際に繰り出し不良が発生するおそれがあるため大量のワークを一度にコンベヤ22に載置することができないが、各ワーク送り機構30に積層状態の複数のワークを載置する場合には大量のワークを一度に載置することができるため、コンベヤ22に数部ずつ積層状態のワークを載置する場合と比較して作業者の作業負担を軽減することができ、一人の作業者が複数の製本システムを担当することが可能となる。

0039

また、本実施の形態のワーク繰出装置10においては、上述したように、水平面に対する各ワーク送り機構30の傾斜角度を調整するための傾斜角度調整部40が設けられているため、このような傾斜角度調整部40によって水平面に対する各ワーク送り機構30の傾斜角度を調整することにより、様々なサイズや材質のワークに対しても各ワーク送り機構30はコンベヤ22にワークを確実に送ることができるようになる。

0040

また、本実施の形態のワーク繰出装置10においては、上述したように、ワーク送り機構30は、コンベヤ22によるワークの繰出方向と直交する方向に沿って並ぶよう複数設けられており、当該コンベヤ22によるワークの繰出方向と直交する方向における少なくとも1つのワーク送り機構30の位置を自在に調整することができるようになっている。この場合には、様々なサイズのワークに対しても各ワーク送り機構30の位置を当該ワークの大きさに応じて変えるだけで十分に対応することができるようになる。

0041

また、本実施の形態のワーク繰出装置10においては、上述したように、各ワーク送り機構30は、直列に並ぶよう設けられた複数のコロ34と、各コロ34に掛け渡された無端状のベルト36と、各コロ34のコロ軸34aの両端部をそれぞれ支持する一対のコロ軸支持部材32とを有しており、各コロ軸支持部材32は水平方向に沿って延びる軸31を中心として回転可能となっており、ベルト36上に載置されたワークの自重により当該ベルト36が循環移動することによってこのワークがコンベヤ22に送られるようになっている。なお、ワーク送り機構として、図3および図4に示すような構成のワーク送り機構30が用いられる代わりに、図5に示すような、水平方向に沿って延びる軸81を中心として回転可能となっている板状部材82を有しており、板状部材82上に載置されたワークは当該板状部材82の表面で滑落することによりコンベヤ22に送られるような構成のワーク送り機構が用いられてもよく、あるいは、図6に示すような、直列に並ぶよう設けられた複数のコロ94と、各コロ94のコロ軸94aの両端部をそれぞれ支持する一対のコロ軸支持部材92とを有しており、各コロ軸支持部材92は水平方向に沿って延びる軸91を中心として回転可能となっており、各コロ94上に載置されたワークの自重により当該コロ94が回転することによってこのワークがコンベヤ22に送られるような構成のワーク送り機構が用いられてもよい。

0042

なお、本実施の形態によるワーク繰出装置10およびワーク繰出方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。

0043

例えば、水平面に対して傾斜するよう配設され、載置されたワークを当該ワークの自重によりコンベヤ22に送るワーク送り機構として、図3乃至図6に示すような構成のもの以外の機構が用いられてもよい。すなわち、載置されたワークを当該ワークの自重によりコンベヤ22に送ることができるものであれば、水平面に対して傾斜するよう配設されるワーク送り機構の構成を図3乃至図6に示すような構成以外の様々な構成とすることができる。

0044

また、ワーク送り機構から送られたワークを繰り出す繰出部は、駆動モータ24により駆動されるコンベヤ22に限定されることはない。ワーク送り機構から送られたワークを1または数部ずつ繰り出すことができるものであれば、繰出部としてコンベヤ22以外の様々な構成のものを用いることができる。

0045

10 ワーク繰出装置
22コンベヤ
24駆動モータ
26捌き板
28ガイド部
30 ワーク送り機構
31 軸
32コロ軸支持部材
34コロ
34a コロ軸
36ベルト
40傾斜角度調整部
42ハンドル
43 棒ネジ
44 載置台
46ガイドレール
47 棒ネジ受け台
48 壁部
50フィーダー
52光電センサ
60印字装置
70 制御部
81 軸
82板状部材
91 軸
92 コロ軸支持部材
94 コロ
94a コロ軸

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