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技術 薬剤分包機

出願人 株式会社トーショー
発明者 大村義人
出願日 2014年3月31日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2014-072303
公開日 2015年11月5日 (3年9ヶ月経過) 公開番号 2015-192756
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置
主要キーワード 棚板部材 蝶番機構 結合具 格納空間 解錠作業 調剤システム 調剤済み 自動排出
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年11月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

少ないスペースで、散剤調剤する薬剤師が移動することなく、散剤を分包装置投入することができ、かつ錠剤容器に収容された錠剤容器から錠剤を自動で取り出して分包する機能を備えた薬剤分包機を提供する。

解決手段

分包装置5は、筐体3の内部の下部領域内に配置されている。錠剤容器棚7は、筐体3の内部の上部領域内に配置されている。散剤容器棚9は、筐体3の内部の上部領域内に散剤の調剤スペースを確保するように錠剤容器棚7と横に並んで配置されている。

概要

背景

特許文献1には、錠剤散剤とを任意の組み合わせで分包することを目的として、筐体の内部の上部領域に錠剤容器を配置し、筐体の内部の下部領域に錠剤分包機能と散剤分包機能とを備えた分包装置を配置した薬剤分包機が開示されている。特許文献1に開示された薬剤分包機では、筐体の下部領域に1調剤分の散剤を供給する散剤フィーダが配置されており、散剤フィーダには別途調剤した1調剤分の散剤が手動投入される。

また、特許文献2には、調剤作業用の板の上に、散剤容器棚を分離可能に配置し、調剤作業用の板の下に分離可能に複数の脚を配置して調剤作業用の板を支持し、調剤作業用の板の下の格納空間に、散剤分包装置を滑り込ませて固定せずに配置できるように構成された調剤システムが開示されている。特許文献2で開示された調剤システムにおいては、散調剤作業用の板の上に散剤容器棚を設け、調剤作業用の板の下に散剤分包装置を配置することにより、薬剤師が調剤作業することと、調剤した散剤を手動で散剤分包機に投入する作業が容易になる。

概要

少ないスペースで、散剤を調剤する薬剤師が移動することなく、散剤を分包装置に投入することができ、かつ錠剤容器棚に収容された錠剤容器から錠剤を自動で取り出して分包する機能を備えた薬剤分包機を提供する。 分包装置5は、筐体3の内部の下部領域内に配置されている。錠剤容器棚7は、筐体3の内部の上部領域内に配置されている。散剤容器棚9は、筐体3の内部の上部領域内に散剤の調剤スペースを確保するように錠剤容器棚7と横に並んで配置されている。

目的

本発明の目的は、少ないスペースで、散剤を調剤する薬剤師が移動することなく、散剤を分包装置に投入することができ、かつ錠剤容器棚に収容された錠剤容器から錠剤を自動で取り出して分包する機能を備えた薬剤分包機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

筐体と、前記筐体の内部の下部領域内に配置された分包装置と、前記筐体の内部の上部領域内に配置された、複数の錠剤容器収納される錠剤容器と、前記筐体の内部の上部領域内に、散剤調剤スペースを確保するように前記錠剤容器棚と横に並んで配置された、複数の散剤容器が収納される散剤容器棚とを備えていることを特徴とする薬剤分包機

請求項2

前記錠剤容器棚は、一端が蝶番機構により開閉可能に結合され、他端が解錠可能な結合具によって結合された第1及び第2の分割棚によって構成され、前記蝶番機構が、前記散剤容器棚が配置される側とは反対側に位置するように前記錠剤容器棚が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の薬剤分包機。

請求項3

前記錠剤容器棚は、前記散剤容器棚側に前記結合具が位置するように配置され、前記散剤容器棚は、前記結合具の操作を阻害しないように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の薬剤分包機。

請求項4

前記散剤容器棚は、作業者が前記結合具を手動操作により解錠することを可能にし且つ前記調剤スペースを確保するように構成されている請求項3に記載の薬剤分包機。

請求項5

前記散剤容器棚は、前記下部領域から上方向に所定の空間をあけて配置されており、前記空間が、前記手動操作を可能にし且つ前記調剤スペースを確保する広さを有していることを特徴とする請求項4に記載の薬剤分包機。

請求項6

前記散剤容器棚は、上下方向に間隔をあけて配置された複数の棚板部材からなり、前記棚板部材は、手前から奥に向かうに従って所定の範囲内で前記錠剤容器棚との間の寸法が広くなる形状を有している請求項5に記載の薬剤分包機。

請求項7

前記下部領域には、分包装置の上方位置に上方側から調剤済みの散剤を投入できるように散剤フィーダが配置されている請求項1に記載の薬剤分包機。

請求項8

前記上部領域には、前記分包装置の上方に手撒き装置を備えており、前記手撒き装置の横方向の幅寸法が、前記錠剤容器棚の横方向の幅寸法よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の薬剤分包機。

請求項9

分包作業のために確認が必要なデータを入出力する入出力装置と、前記筐体に対して前記入出力装置を取り付ける取付機構とを更に備え、前記取付機構は、非分包作業時には、前記錠剤容器棚または前記散剤容器棚の前方で前記分包装置の上方空間内に前記入出力装置が位置することを許容し、分包作業時には前記錠剤容器棚または前記散剤容器棚の横で且つ前記分包装置の上方空間から外れた場所に前記入出力装置が位置することを許容するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の薬剤分包機。

請求項10

前記取付機構は、前記散剤容器棚側の前記筐体のフレームに取り付けられている請求項9に記載の薬剤分包機。

請求項11

前記下部領域には、前記調剤スペースの下方に印刷装置を備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の薬剤分包機。

技術分野

0001

本発明は、錠剤分包機の機能と散剤分包機の機能とを備えた薬剤分包機に関するものである。

背景技術

0002

特許文献1には、錠剤と散剤とを任意の組み合わせで分包することを目的として、筐体の内部の上部領域に錠剤容器を配置し、筐体の内部の下部領域に錠剤分包機能と散剤分包機能とを備えた分包装置を配置した薬剤分包機が開示されている。特許文献1に開示された薬剤分包機では、筐体の下部領域に1調剤分の散剤を供給する散剤フィーダが配置されており、散剤フィーダには別途調剤した1調剤分の散剤が手動投入される。

0003

また、特許文献2には、調剤作業用の板の上に、散剤容器棚を分離可能に配置し、調剤作業用の板の下に分離可能に複数の脚を配置して調剤作業用の板を支持し、調剤作業用の板の下の格納空間に、散剤分包装置を滑り込ませて固定せずに配置できるように構成された調剤システムが開示されている。特許文献2で開示された調剤システムにおいては、散調剤作業用の板の上に散剤容器棚を設け、調剤作業用の板の下に散剤分包装置を配置することにより、薬剤師が調剤作業することと、調剤した散剤を手動で散剤分包機に投入する作業が容易になる。

先行技術

0004

特許第2816415号公報
特開2002−85525号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1に開示されている薬剤分包機においては、手動で散剤を散剤フィーダに投入する際には、薬剤師が別途設けられた散剤容器棚から散剤容器を取り出して、別の場所で調剤作業をした後、薬剤分包機へ移動して、調剤した散剤を薬剤フィーダに投入する必要がある。そのため散剤の調剤スペースが別に必要となるだけでなく、作業効率を悪くしている。また、特許文献2に開示されている調剤システムにおいては、自動で錠剤を分包する機能が備えられていないため、1箇所で錠剤と散剤とを分包することができない。

0006

本発明の目的は、少ないスペースで、散剤を調剤する薬剤師が移動することなく、散剤を分包装置に投入することができ、かつ錠剤容器棚に収容された錠剤容器から錠剤を自動で取り出して分包する機能を備えた薬剤分包機を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明が対象とする薬剤分包機は、筐体と筐体の内部の下部領域内に配置された分包装置と、筐体の内部の上部領域内に配置された、複数の錠剤容器が収納される錠剤容器棚と、筐体の内部の上部領域内に、散剤の調剤スペースを確保するように錠剤容器棚と横に並んで配置された、複数の散剤容器が収納される散剤容器棚とを備えている。このようにすると、薬剤師は実質的に移動せずに散剤容器棚から散剤容器を取り出して、調剤作業を行った後、その場で散剤を手動で分包装置に投入することができる。また、錠剤容器棚も併設されており、分包装置と連動させることにより、1台の薬剤分包機によって、錠剤の分包と散剤の分包とを行うことができる。

0008

また、錠剤容器棚は、一端が蝶番機構により開閉可能に結合され他端が解錠可能な結合具によって結合された第1及び第2の分割棚によって構成され、該蝶番機構が、散剤容器棚が配置される側とは反対側に位置するように錠剤容器棚が構成されていることが好ましい。このように蝶番機構を設けることにより、錠剤容器棚に収納された錠剤容器の交換作業を行う際における作業者動線が簡単且つ短くなり、作業者が殆ど移動せずに作業をすることができる。

0009

なお、錠剤容器棚は、散剤容器棚側に結合具が位置するように配置され、散剤容器棚は、結合具の操作を阻害しないように構成されていることが好ましい。このように構成することにより、作業者が実質的に移動することなく第1及び第2の分割棚を開くことができる。

0010

また、散剤容器棚は、作業者が結合具を手動操作により解錠することを可能にし且つ調剤スペースを確保するように構成されていることが好ましい。この場合、散剤容器棚は、下部領域から上方向に所定の空間をあけて配置されており、該空間が、手動操作を可能にし且つ調剤スペースを確保する広さを有している。このように構成することにより、手動操作により結合具を解錠することができるだけでなく、該空間を散剤の計量等の調剤作業を行うためのスペースとして活用することができる。

0011

なお散剤容器棚は、上下方向に間隔をあけて配置された複数の棚板部材から構成することができる。この場合、棚板部材は、手前から奥に向かうに従って所定の範囲内で錠剤容器棚との間の寸法が広くなる形状を有しているのが好ましい。このようにすると、解錠作業及び調剤作業を容易に行える。

0012

また下部領域には、分包装置の上方位置に上方側から調剤済みの散剤を投入できるように散剤フィーダを配置するのが好ましい。この配置構成によれば、作業者は姿勢を殆ど変えることなく、散剤を散剤フィーダに投入することができ、作業性が向上する。

0013

上部領域には、分包装置の上方に手撒き装置を備えており、手撒き装置の横方向の幅寸法が、錠剤容器棚の横方向の幅寸法よりも小さくなるように構成してもよい。このように構成すると、散剤容器棚の下方向に設けた調剤スペースの広さが狭まることを防ぐことができる。

0014

なお、分包作業のために確認が必要なデータを入出力する入出力装置と、筐体に対して入出力装置を取り付ける取付機構とを更に備え、取付機構は、非分包作業時には、錠剤容器棚または散剤容器棚の前方で分包装置の上方空間内に入出力装置が位置することを許容し、分包作業時には錠剤容器棚または散剤容器棚の横で且つ分包装置の上方空間から外れた場所に入出力装置が位置することを許容するように構成されていてもよい。このように構成すると、搬送が容易になるだけでなく、狭いスペースでも入出力装置を見やすい位置に置くことができる。

0015

また、取付機構は、散剤容器棚側の筐体のフレームに取り付けられていることが好ましい。

0016

なお、筐体の内部の下部領域には、調剤スペースの下方となる位置に印刷装置を備えつけてもよい。このように印刷装置を備えつけると、調剤スペースにおいて電子天秤を用いた散薬の計量を行う際に、計量結果印刷を外部の印刷装置を用いずに、薬剤分包機に備え付けた印刷装置により行うことができるため、散剤の分包を行う際の作業者の移動量を減らすことができる。

図面の簡単な説明

0017

本発明の実施の形態の薬剤分包機の正面図である。
薬剤分包機の斜視図である。
薬剤分包機の平面図である。
錠剤容器棚を正面側に開いた状態の薬剤分包機の斜視図である。
錠剤容器棚を正面側に開いて分割した状態の薬剤分包機の斜視図である。
(A)は、薬剤分包機から取り外した錠剤容器棚の右斜め前方から見た斜視図、(B)は右側面図、(C)は平面図、(D)は正面図、(E)は左斜め前方から見た斜視図である。
(A)は、薬剤分包機から取り外した棚板部材の斜視図、(B)は平面図である。
本発明の他の実施の形態の薬剤分包機101の斜視図である。

実施例

0018

以下、図面を参照して、本発明を適用した薬剤分包機の実施の形態について説明する。

0019

図1は、本発明の実施の形態の薬剤分包機1の正面図であり、図2は、薬剤分包機1の斜視図であり、図3は、薬剤分包機1の平面図である。薬剤分包機1は、筐体3と、分包装置5と、図示しない複数の錠剤容器が収納される錠剤容器棚7と、図示しない複数の散剤容器が収納される散剤容器棚9と、分包作業のために確認が必要なデータを入出力する入出力装置11とを備えている。分包装置5は、筐体3の内部の下部領域R1内に配置されている。錠剤容器棚7は、筐体3の内部の上部領域R2内に配置されている。散剤容器棚9は、筐体3の内部の上部領域R2内に散剤の調剤スペースを確保するように錠剤容器棚7と横に並んで配置されている。本発明の実施の形態においては、正面から見て、筐体3の内部の左側に錠剤容器棚7が配置され、右側に散剤容器棚9が配置されている。また、調剤スペースSは、後述する散剤容器棚9の最下段の棚板部材13cが、下部領域R1から所定の空間をあけて配置されていることにより確保されている。本実施の形態では、下部領域R1の上限は、作業台14と後述する散剤フィーダ23の上面によって規定される。このようにすると、薬剤師は実質的に移動せずに散剤容器棚9から散剤容器を取り出して、作業台14で調剤作業を行った後、その場で散剤を手動で散剤フィーダ23に投入することができる。また、錠剤容器棚7も併設されているため、分包装置5と連動させることにより、1台の薬剤分包機1によって、錠剤の分包と散剤の分包とを行うことができる。

0020

次に、錠剤容器棚7の構造について説明する。図4は、錠剤容器棚7を正面側に開いた状態の薬剤分包機1の斜視図であり、図5は、錠剤容器棚7を正面側に開いて分割した状態の薬剤分包機1の斜視図である。また、図6は、薬剤分包機1から取り外した錠剤容器棚7の図面であり、図6(A)は錠剤容器棚7の右斜め前方から見た斜視図、図6(B)は錠剤容器棚7の右側面図、図6(C)は錠剤容器棚7の平面図、図6(D)は錠剤容器棚7の正面図、図6(E)は錠剤容器棚7の左斜め前方から見た斜視図である。なお図1図4及び図5において、錠剤容器棚7には、錠剤を収納する複数の錠剤容器は図示していない。錠剤容器棚7には、図示しない複数の錠剤容器から錠剤を自動排出するための複数の排出機構16を図示してある。なお図1図4及び図5には、複数の排出機構16の全てに符号は付していない。なお錠剤容器の一例については、特開2002−85525号公報に「錠剤容器1」として図示されている。

0021

本実施の形態の錠剤容器棚7は、第1の分割棚15aと第2の分割棚15bとによって構成されている。第1の分割棚15a及び第2の分割棚15bには、図示しない錠剤容器がそれぞれ収納される。第1の分割棚15aと第2の分割棚15bは、一端が蝶番機構17により開閉可能に結合され他端が解錠可能な結合具19によって結合されている。蝶番機構17は、第1の分割棚15aと第2の分割棚15bの片側端部の上下位置に2つの蝶番が配置されて構成されている。結合具19は、2つのレバファスナ19a及び19bによって構成されている。レバーファスナ19a及び19bは、図5に示すように、それぞれレバー20aとフック20bとから構成される。

0022

本発明の実施の形態の錠剤容器棚7では、結合具19が散剤容器棚9が配置される側に位置し、蝶番機構17が散剤容器棚9が配置される側とは反対側に位置するように構成されている。このように蝶番機構17を設けることにより、錠剤容器棚7に収納された錠剤容器の交換作業を行う際における作業者の動線が簡単且つ短くなり、作業者が殆ど移動せずに作業をすることができる。なお、本発明の実施の形態では、錠剤容器棚7は2つの結合具19を備えているが、結合具の数を増やしても減らしても良いのはもちろんである。

0023

次に、散剤容器棚9の構造について説明する。散剤容器棚9は、上下方向に間隔をあけて配置された3つの棚板部材13a〜13cから構成されている。図7は、薬剤分包機1から取り外した棚板部材13aの図面であり、(A)は棚板部材13aの斜視図、(B)は棚板部材13aの平面図である。棚板部材13aは、薬剤分包機1の正面側の辺21a、背面側の辺21d、右側面側の辺21e、錠剤容器棚7側の辺21c、辺21aの一端と辺21cの一端を結ぶ辺21bとから構成される五角形の形状を有している。そして、辺21bと辺21eとの間の距離は、手前から奥に向かうに従って長くなっている。このような形状の3つの棚板部材13a〜13cから散剤容器棚9を構成することにより、手動操作により結合具19を解錠することができ、作業者が実質的に移動することなく第1の分割棚15aと第2の分割棚15bを開くことができる。また、散剤容器棚9の最下段の棚板部材13cは、下部領域R1から所定の空間をあけて配置されている。このように構成することにより、該空間を散剤の計量等の調剤作業を行うための調剤スペースSとして活用することができる。

0024

また筐体3の内部の下部領域R1内には、分包装置5の上方位置に散剤フィーダ23が配置されている。散剤フィーダ23は、上方側に形成された散剤投入口25から調剤済みの散剤を投入することができる。この配置構成によれば、作業者は姿勢を殆ど変えることなく、散剤を散剤フィーダ23に投入することができ、作業性が向上する。

0025

さらに、筐体3の内部の上部領域R2には、分包装置5の上方(錠剤容器棚7の下方)に手撒き装置27が備えられている。そして、手撒き装置27の横方向の幅寸法が、錠剤容器棚7の横方向の幅寸法よりも小さくなるように構成してもよい。このように構成すると、散剤容器棚9の下方向に設けた調剤スペースSの広さが狭まることを防ぐことができる。

0026

なお、本発明の実施の形態の薬剤分包機1は、筐体3に対して入出力装置11を取り付ける取付機構29を備えている。取付機構29は、非分包作業時には、錠剤容器棚7または散剤容器棚9の前方で分包装置5の上方空間内に入出力装置11が位置することを許容し、分包作業時には錠剤容器棚7または散剤容器棚9の横で且つ分包装置5の上方空間から外れた場所に入出力装置11が位置することを許容するように構成されている。このように構成すると、搬送が容易になるだけでなく、狭いスペースでも入出力装置11を見やすい位置に置くことができる。本発明の実施の形態では、取付機構29は、散剤容器棚9側の筐体のフレーム31に取り付けられている。このように取り付けることにより、入出力装置11が、第1の分割棚15aと第2の分割棚15bの開閉作業の邪魔にならない。

0027

この実施の形態の薬剤分包機1について、その使用態様及び動作を説明する。

0028

調剤師等の作業者は、薬剤分包機1の正面に立って、一連の作業を行う。まず、作業者は入出力装置11に分包作業に必要な処方データを入力する。なお、処方データは、図示しない処方オーダリングシステム経由により、入出力装置11に入力することもできる。そして、必要な錠剤を収容した錠剤容器が錠剤容器棚7に収納されている場合は、錠剤容器棚7から図示しない錠剤案内路を通じて必要な錠剤が分包装置5に送り出される。次に、必要な錠剤を収容した錠剤容器が錠剤容器棚7に収納されていない場合は、入出力装置11にその旨が表示される。この場合、作業者は必要な錠剤を他の場所から持ってきて、手撒き装置27に必要な錠剤を投入することにより、必要な錠剤を分包装置5に送り出す。さらに、散剤が必要な場合は、入出力装置11にその旨が表示される。この場合、作業者は必要な散剤を収容した散剤容器を散剤容器棚9から取り出す。そして、調剤スペースSにおいて、図示しない電子天秤等を用いて散剤を計量し、必要な分量の散剤を取り出す。取り出した散剤は、散剤投入口25から散剤フィーダ23に投入することにより、必要な散剤を分包装置5に送り出す。

0029

次に、錠剤容器棚7に錠剤の補充や、錠剤容器棚7の錠剤落下経路清掃を行う場合について説明する。

0030

まず、第1の分割棚15aに錠剤を補充する場合は、図2に示す錠剤容器棚7が閉じた状態の薬剤分包機1に対して、補充を行う。すなわち、正面側から錠剤容器と取出し、錠剤を補充した後に、錠剤容器を戻すことで錠剤容器棚7に錠剤を補充する。一方で、第2の分割棚15bに錠剤を補充する場合は、図4に示す錠剤容器棚7を正面側に開いた状態の薬剤分包機1に対して、補充を行う。すなわち、閉じた状態では背面側に位置する錠剤容器を取出し、錠剤を補充した後に、錠剤容器を戻すことで錠剤容器棚7に錠剤を補充する。

0031

また、錠剤容器棚7の錠剤落下経路の清掃は、第1の分割棚15aと第2の分割棚15bの互いと対向する面33a及び33bにそれぞれ形成されている。したがって、図5に示す錠剤容器棚7を正面側に開いて分割した状態の薬剤分包機1に対して錠剤容器棚7の錠剤落下経路の清掃を行う。

0032

上より、本発明の実施の形態の薬剤分包機1を用いることにより、作業者が殆ど移動せずに1台の薬剤分包機1によって、錠剤の分包と散剤の分包とを行うことができるだけでなく、最小限の作業者の移動で錠剤容器棚7に錠剤の補充や、錠剤容器棚7の錠剤落下経路の清掃を行うことができる。

0033

次に本発明の他の実施の形態の薬剤分包機101について説明する。

0034

図8は、本発明の他の実施の形態の薬剤分包機101の斜視図である。薬剤分包機101の筐体103の内部の下部領域には、調剤スペースの下方となる位置に印刷装置150を備えつけている。散剤の調剤は、錠剤の調剤に比べ分包後に視認による調剤の正否チェックすることが困難である。そのため、散剤の調剤をする場合は、調剤をした散薬の計量結果を記録に残すことにより、調剤の正否をチェックする必要がある。薬剤分包機101のように印刷装置150を備えつけると、調剤スペースにおいて図示しない電子天秤等を用いた散薬の計量を行う際に、計量結果の印刷を外部の印刷装置を用いずに、薬剤分包機1に備え付けた印刷装置150により行うことができるため、散剤の分包を行う際の作業者の移動を減らすことができる。

0035

本発明によれば、分包装置と、複数の錠剤容器が収納される錠剤容器棚と、散剤の調剤スペースを確保するように錠剤容器棚と横に並んで配置された、複数の散剤容器が収納される散剤容器棚とを備えているため、薬剤師は実質的に移動せずに散剤容器棚から散剤容器を取り出して、調剤作業を行った後、その場で散剤を手動で分包装置に投入することができる。また、錠剤容器棚も併設されており、分包装置と連動させることにより、1台の薬剤分包機によって、錠剤の分包と散剤の分包とを行うことができる。

0036

1薬剤分包機
3筐体
5分包装置
7錠剤容器棚
9散剤容器棚
11入出力装置
13a〜13c棚板部材
14作業台
15a 第1の分割棚
15b 第2の分割棚
16排出機構
17蝶番機構
19結合具
23 散剤フィーダ
25 散剤投入口
27 手撒き装置
29取付機構
31 筐体のフレーム

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