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技術 医療用複室容器

出願人 テルモ株式会社
発明者 小谷義和
出願日 2014年3月28日 (5年7ヶ月経過) 出願番号 2014-068748
公開日 2015年11月2日 (4年0ヶ月経過) 公開番号 2015-188630
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置 特殊用途包装体 剛性または準剛性容器の細部
主要キーワード 熱溶着接合 指示文字 誘導溶着 ウミガメ 留意事項 薬液排出口 薬液注入口 水生動植物
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年11月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

仕切部の開通作業を行う作業者に仕切部の開通を想起させ、かつ開通作業を簡潔に説明することができる医療用複室容器を提供する。

解決手段

医療用複室容器1は、可撓性シートで形成された容器本体10が、対向する可撓性シート同士で接合され、その接合が剥離されて開通される仕切部13と、それによって区画されて薬液31,32を封入している薬液室12,14と、下端辺部15に設けられた薬液排出口16と、上端辺部11に開けられフック41で懸け吊る懸吊穴11aとを有し、懸け吊られたときに、薬液12,14と、混合薬液30とで液面が変化するものであり、水中に在る又は居る状態を混合薬液30を介して表わす水中指絵文字22と、水上、上又は空中に在る又は居る状態を表わす非水中指示絵文字21との少なくともいずれかが、液面の変化によって液面上と液面下とで逆転する位置で、容器本体10に付されているものである。

概要

背景

概要

仕切部の開通作業を行う作業者に仕切部の開通を想起させ、かつ開通作業を簡潔に説明することができる医療用複室容器を提供する。医療用複室容器1は、可撓性シートで形成された容器本体10が、対向する可撓性シート同士で接合され、その接合が剥離されて開通される仕切部13と、それによって区画されて薬液31,32を封入している薬液室12,14と、下端辺部15に設けられた薬液排出口16と、上端辺部11に開けられフック41で懸け吊る懸吊穴11aとを有し、懸け吊られたときに、薬液12,14と、混合薬液30とで液面が変化するものであり、水中に在る又は居る状態を混合薬液30を介して表わす水中指絵文字22と、水上、上又は空中に在る又は居る状態を表わす非水中指示絵文字21との少なくともいずれかが、液面の変化によって液面上と液面下とで逆転する位置で、容器本体10に付されているものである。

目的

医療用複室容器は、医療従事者患者等の作業者が仕切部の開通を忘れないように、これを喚起でき、かつ簡潔に分かり易く開通作業を説明できるものであることが望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

可撓性シートで形成された容器本体が、対向する前記可撓性シート同士で剥離可能に接合され、その接合が剥離されることによって開通される仕切部と、前記仕切部によって区画されて各薬液を夫々封入している複数の薬液室と、前記容器本体の下端辺部に取り付けられた薬液排出口と、前記容器本体の上端辺部に開けられフックで懸け吊る懸吊穴とを、有し、前記容器本体ごと前記フックで懸け吊られたときに、前記仕切部の開通前の前記各薬液と、前記仕切部の開通によって前記各薬液が混合された混合薬液とで、液面が変化する医療用複室容器であって、水中に在る又は居る状態を前記混合薬液を介して表わす水中指絵文字と、水上、上又は空中に在る又は居る状態を表わす非水中指示絵文字との少なくともいずれかが、前記液面の変化によって液面上と液面下とで逆転する位置で、前記容器本体の表面に付されていることを特徴とする医療用複室容器。

請求項2

前記薬液室が2室であり、前記下端辺部の側の前記薬液室で前記表面に、前記水中指示絵文字が付され、及び/又は、前記上端辺部の側の前記薬液室で前記表面に、前記非水中指示絵文字が付されていることを特徴とする請求項1に記載の医療用複室容器。

請求項3

前記水中指示絵文字が、水生動植物潜水夫潜水艦のいずれかであり、前記非水中指示絵文字が、陸生動植物、陸上建造物航空機船舶のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用複室容器。

請求項4

前記水中指示絵文字と前記非水中絵指示文字とが、物語、駄洒落、しりとり、押韻及び/又は時間経過の前後を表わしていることによって、互いに観念的韻律的及び/又は経時的なつながりを有していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の医療用複室容器。

請求項5

前記薬液が、腹膜透析液又は輸液であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の医療用複室容器。

技術分野

0001

本発明は、仕切部によって開通可能に区画された複数の薬液室を有する医療用複室容器に関するものである。

0002

腹膜透析液輸液のような薬液においては、長期保存時の安定性の観点から、複数種類の薬液毎に分けられて保存することが行われている。これら薬液は患者投与される直前に混合され、得られた混合薬液を患者に投与する。

0003

このような場合に用いられる医療用複室容器が、特許文献1に開示されている。この医療用複室容器は、柔軟なプラスチックフィルムで形成されており、複数の薬液室を開通可能に区画している仕切部を有している。この仕切部は、対向するプラスチックフィルムがそれの一方又は他方の内面側に易剥離性コーティングが塗布された後にヒートシールされることによって形成されている。薬液の投与開始直前に、プラスチックフィルム同士を剥離させ、この仕切部が開通されることによって、薬液同士が容器内で混合される。

先行技術

0004

特開平11−169432号公報

発明が解決しようとする課題

0005

このような医療用複室容器においては、医師看護師及び薬剤師のような医療従事者が、仕切部を未開通のままで、未混合の薬液を患者に投与してしまうおそれがある。

0006

また、腹膜透析液の注入在宅で行われるため、医療用複室容器の仕切部は医薬専門知識を有しない患者やその家族によって開通される。そのため、仕切部の開通方法が医療従事者によって事前に患者等へ説明されるが、患者等がこの説明を十分に理解していなかったり、一旦理解しても後に忘れたりして、仕切部が未開通で未混合の薬液が患者自身に投与されてしまうおそれがある。

0007

医療用複室容器は、医療従事者や患者等の作業者が仕切部の開通を忘れないように、これを喚起でき、かつ簡潔に分かり易く開通作業を説明できるものであることが望まれていた。

0008

本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、仕切部の開通作業を行う作業者に仕切部の開通を想起させ、かつ作業者に開通作業を簡潔に説明することができる医療用複室容器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

前記の目的を達成するためになされた本発明の医療用複室容器は、可撓性シートで形成された容器本体が、対向する前記可撓性シート同士で剥離可能に接合され、その接合が剥離されることによって開通される仕切部と、前記仕切部によって区画されて各薬液を夫々封入している複数の薬液室と、前記容器本体の下端辺部に取り付けられた薬液排出口と、前記容器本体の上端辺部に開けられフックで懸け吊る懸吊穴とを、有し、前記容器本体ごと前記フックで懸け吊られたときに、前記仕切部の開通前の前記各薬液と、前記仕切部の開通によって前記各薬液が混合された混合薬液とで、液面が変化する医療用複室容器であって、水中に在る又は居る状態を前記混合薬液を介して表わす水中指絵文字と、水上、上又は空中に在る又は居る状態を表わす非水中指示絵文字との少なくともいずれかが、前記液面の変化によって液面上と液面下とで逆転する位置で、前記容器本体の表面に付されているものである。

0010

医療用複室容器は、前記薬液室が2室であり、前記下端辺部の側の前記薬液室で前記表面に、前記水中指示絵文字が付され、及び/又は、前記上端辺部の側の前記薬液室で前記表面に、前記非水中指示絵文字が付されていることが好ましい。

0011

医療用複室容器は、前記水中指示絵文字として、水生動植物潜水夫潜水艦等が挙げられ、前記非水中指示絵文字として、陸生動植物、陸上建造物航空機船舶等が挙げられる。

0012

医療用複室容器は、前記水中指示絵文字と前記非水中絵指示文字とが、物語、駄洒落、しりとり、押韻及び/又は時間経過の前後を表わしていることによって、互いに観念的韻律的及び/又は経時的なつながりを有していることが好ましい。

0013

医療用複室容器は、前記薬液が、腹膜透析液又は輸液であってもよい。

発明の効果

0014

本発明の医療用複室容器は、仕切部の開通前、水上に居るように見える水中指示絵文字及び水中に居るように見える非水中指示絵文字が、仕切部の開通後、夫々水中及び水上に居るように見えることによって、仕切部の開通作業に楽しむ要素を含ませることができるので、医療従事者や患者等の作業者に仕切部の開通忘れを生じさせない。また、医療用複室容器の使用に際し、水中指示絵文字及び非水中指示絵文字を開通作業の説明に織り込むことができるので、簡潔で分かり易く、覚え易く、忘れ難い説明を、作業者にすることができる。そのため、特に在宅で患者等が開通作業を行う腹膜透析液の容器に有効である。

図面の簡単な説明

0015

本発明を適用する医療用複室容器の正面図及びそれの使用途中を示す正面図である。
本発明を適用する医療用複室容器の仕切部の開通方法を説明する正面図である。
本発明を適用する別な医療用複室容器の使用途中を示す正面図である。
本発明を適用する別な医療用複室容器の使用途中を示す一部省略正面図である。

実施例

0016

以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの形態に限定されるものではない。

0017

本発明を適用する医療用複室容器1の一形態の正面図を図1に示す。同図(a)は、仕切部13が開通される前の医療用複室容器1を示している。医療用複室容器1は、二液が混合されて患者の腹腔内に注入される腹膜透析液を収容するものである。医療用複室容器1は、上端辺部11、第1薬液室12、仕切部13、第2薬液室14、及び下端辺部15を有する容器本体10を備えている。

0018

容器本体10は、ポリプロピレン製の可撓性シートからなっている。容器本体10の上端辺部11及び下端辺部15で、可撓性シート同士が剥離不能に接合されている。

0019

医療用複室容器1は、第1薬液室12に収容された第1薬液31、第2薬液室14に収容された第2薬液32、及び容器本体10から混合薬液30(図1(b)参照)を排出する薬液排出口16を備えている。フック41が懸けられる懸吊穴11aが、上端辺部11を貫通して開いている。医療用複室容器1は、仕切部13が開通された後、フック41に懸け吊られて使用される。

0020

容器本体10の中央部よりも幾らか上端辺部11寄り横貫している帯状の仕切部13が、対向する可撓性シート同士の熱溶着接合によって形成されている。仕切部13は、剥離可能に弱く熱溶着されているものである。仕切部13によって容器本体10が区画され、容器本体10に第1薬液室12及び第2薬液室14が形成されている。

0021

腹膜透析液は、一例として、塩化ナトリウム及び乳酸ナトリウムが主成分である第1薬液31と、ブドウ糖が主成分である第2薬液32とからなるものである。この場合、第2薬液32の量は、第1薬液31よりも多く、第2薬液室14の容量は、第1薬液室12よりも大きい。

0022

空中を飛んでいるを表わしている非水中指示絵文字21は、仕切部13が開通されないまま医療用複室容器1がスタンド40に懸け吊られたとき、第1薬液31の液面31aよりも下に位置するように、第1薬液室12の表面に付されている。また水中を泳いでいるを表わしている水中指示絵文字22は、第2薬液32の液面32aよりも上に位置するように、第2薬液室14の表面に付されている。そのため、本来水中に居るべきでない鳥が第1薬液31を介して水中に居るように見え、水中に居なければならない魚が水面上に居るように見える。

0023

非水中指示絵文字21及び水中指示絵文字22は、夫々第1薬液31及び第2薬液32との位置関係で、「飛んでいる鳥が水中に居る」及び「泳いでいる魚が水上に居る」という不自然印象を作業者に与えることができる。それによって作業者は、仕切部13が未開通であることに気付く。各薬液31,32が混合されないまま患者に注入されてしまうことが防止されている。

0024

図1(b)に仕切部13が開通された後の医療用複室容器1の正面図を示す。仕切部13が開通されることによって、第1薬液31と第2薬液32とは混合され、容器本体10に腹膜透析液である混合薬液30が収容されている。

0025

各指示絵文字21,22が、各薬液31,32と混合薬液30との液面の上と液面の下とで逆転している。すなわち、混合薬液30の液面30aよりも上に非水中指示絵文字21が位置し、液面30aよりも下に水中指示絵文字22が位置している。それにより、非水中指示絵文字21に表された鳥はあたかも水面上の空中を飛んでいるかのように見え、水中指示絵文字22に表された魚はあたかも水中を泳いでいるかのように見える。医療用複室容器1は、仕切部13の開通後、非水中指示絵文字21及び水中指示絵文字22と混合薬液30との位置関係について、自然な印象を作業者に与え、違和感を生じさせない。それにより作業者は、医療用複室容器1を一見するだけで、仕切部13が開通されていることを認識することができる。

0026

この医療用複室容器1は、仕切部13を開通させる作業と、各指示絵文字21,22とを関連付けて説明することができるものである。それによって、作業内容映像的(ビジュアル的、イメージ的、絵的)な要素を入れることができるとともに、鳥が空を飛んでいる絵や魚が水中を泳いでいる絵になるように変化させるという遊戯的な要素を入れることができる。腹膜透析のように在宅で患者等が仕切部13の開通作業を行う場合、医師や看護師は、例えば、鳥が空を飛んでいるかや、魚が水の中を泳いでいるかというように、患者等に問いかけつつ、各指示絵文字21,22と混合薬液30とを結び付けて簡潔に説明することができる。

0027

このような映像的かつ遊戯的な要素を含む作業の説明は、単に言葉だけの説明よりも、遥かに理解し易く、覚え易く、忘れ難い。特に、患者等が高齢者子どもである場合、映像的な要素や遊戯的な要素を説明に入れることは、理解のし易さ、覚え易さ、忘れ難さの観点から重要であり、効果的である。そのため患者等は仕切部13の開通作業を忘れない。

0028

医療用複室容器1は、次のようにして製造される。まず両端が開口した筒状の可撓性シートからなる容器本体10の所定位置に、水中指示絵文字21及び非水中指示絵文字22を、商品名、製造者名、用量、使用期限保存方法留意事項ロット番号、バーコード等の情報(不図示)とともに、印刷して付す。容器本体10に高圧蒸気滅菌処理を施す。容器本体10の所定の位置で、可撓性シート同士を弱く熱溶着することにより、剥離によって開通可能な仕切部13を形成する。可撓性シートの上端辺同士の一部を残した薬液注入口(不図示)を設けつつ、一定の幅で強く熱溶着して、剥離不能な帯状の上端辺部11を形成する。それにより、仕切部13と上端辺部11とに挟まれた第1薬液室12が形成される。次に、対向している可撓性シートの下端辺でそれら同士の間に、薬液排出口16及び開口している薬液注入部17を挟みつつ、上記と同様にして下端辺部15を形成する。それにより、仕切部13と下端辺部15とに挟まれた第2薬液室14が形成される。

0029

薬液注入口に薬液供給ノズル(不図示)を挿し込んで、第1薬液室12に第1薬液31を注入する。薬液注入口を熱溶着することによって閉じて、第1薬液室12に第1薬液31を液密に収容する。薬液注入部17の開口に、薬液供給ノズルを挿し込み、第2薬液32を第2薬液室に注入する。薬液注入部17の開口に、注射針穿刺可能なゴム栓を嵌めて、第2薬液32を液密に収容する。さらに高圧蒸気滅菌処理を施した後、医療用複室容器1を外袋に入れる。それにより、医療用複室容器1が完成する。医療用複室容器1は、梱包箱に収容されて医薬卸売業者医療機関患者宅等に搬送される。

0030

水中指示絵文字21及び非水中指示絵文字22は、ラベルのように粘着剤によって容器本体10に貼付されるものであってもよい。

0031

図2を参照しながら、医療用複室容器1の使用方法を説明する。作業者は、腹膜透析液である混合薬液30を腹腔内に注入する直前に、医療用複室容器1の第2薬液室14側を手50で強くつかみ第2薬液32(図1(a)参照)を第1薬液室12側へ押し出すように圧力をかけて押し潰す。

0032

作業者が第2薬液室14側を押し潰すことによって、仕切部13の可撓性シートが剥離する。それにより仕切部13が開通する。第1薬液室12と第2薬液室14とが連通し、第1薬液31と第2薬液32とが混合されて混合薬液30になる。懸吊穴11aにフック41を懸け(図1(b)参照)、医療用複室容器1をスタンド40に懸け吊る。このとき、非水中指示絵文字21が混合薬液30の液面上に位置していること、及び水中指示絵文字22が混合薬液30の液面下に位置していることを目視して、仕切部13が確かに開通されていることを確認する。薬液排出口16につながっているチューブの先端に接続されたコネクタ(不図示)と、腹腔内に繋がっているカテーテルの先端に接続されたコネクタ(不図示)とを接続して腹膜透析液である混合薬液30を腹腔内に注入する。

0033

非水中指示絵文字21及び水中指示絵文字22は、夫々図3(a)に示す伝の走者及び潜水夫のような人を表しているものであってもよく、同図(b)に示す航空機及び潜水艦のような乗り物を表わしているものであってもよい。非水中指示絵文字21は、これらの他、例えばトンボヒマワリのような陸生動植物、高層ビルのような建造物であってもよい。また水中指示絵文字22は、例えばタガメやマツモのような水生動植物であってもよい。

0034

これらの非水中指示絵文字21及び水中指示絵文字22は、腹膜透析液のような医薬品の形態の相違組成の相違、用量の多少、濃度の濃淡薬効強弱、及び/又は付属部品の有無に応じて、種類を暗示するように予め定められているものであってもよい。それによれば、医療用複室容器1を取り扱う医療従事者や患者等は、非水中指示絵文字21及び水中指示絵文字22の違いから、大まかに内容物の種類を把握することができる。

0035

図4に医療用複室容器1の別な形態の一部正面図を示す。同図(a)の医療用複室容器1は、陸に居る浦島太郎を表わしている非水中指示絵文字21と、水中を泳いでいるウミガメを表わしている水中指示絵文字22とが付されているものである。それによって非水中指示絵文字21と水中指示絵文字22とは、作業者がおとぎ話の浦島太郎を連想できるように、物語による観念的なつながりを有している。

0036

図4(b)の医療用複室容器1は、空に揚がっている凧を表わしている非水中指示絵文字21と、蛸を表わしている水中指示絵文字22とが付されているものである。同音異義語である凧と蛸という駄洒落によって、非水中指示絵文字21と水中指示絵文字22とは韻律的なつながりを有している。

0037

図4(c)の医療用複室容器1は、サイを表わしている非水中指示絵文字21と、イルカを表わしている水中指示絵文字22とが付されているものである。サイの語尾の一音とイルカの頭字の一音とが合致していることによって、非水中指示絵文字21と水中指示絵文字22とは、しりとり遊びができる韻律的なつながりを有している。

0038

図4(d)の医療用複室容器1は、大根(radish)を表わしている非水中指示絵文字21と、魚(fish)を表わしている水中指示絵文字22とが付されているものである。radishとfishという英語表記した場合の押韻によって非水中指示絵文字21と水中指示絵文字22とは韻律的なつながりを有している。

0039

図4(e)の医療用複室容器1は、葉の上に居るカエルを表わしている非水中指示絵文字21と、オタマジャクシを表わしている水中指示絵文字22とが付されているものである。非水中指示絵文字21と水中指示絵文字22とは、オタマジャクシが成長してカエルに変態するという時間経過の前後を表わしていることによって、経時的なつながりを有している。

0040

このように、非水中指示絵文字21と水中指示絵文字22とが、物語、駄洒落、しりとり、押韻、及び/又は時間経過の前後のような観念的、韻律的及び/又は経時的なつながりを生ずるように組み合わされていると、作業者は、映像的要素に観念的要素、韻律的要素、及び/又は時間的要素を加えて覚えることができる。図4に示した医療用複室容器1は、これら複数の要素が組み合わされているので、作業者に仕切部13の開通作業を一層強く印象付けることができる。さらに非水中指示絵文字21及び水中指示絵文字22が、物語、駄洒落、しりとり等の遊戯的要素を有しているので、作業者は、仕切部13の開通作業内容を、楽しみながら習得することができる。それにより、作業者は、開通作業の記憶を長期にわたって保持できるので、仕切部13の開通を忘れない。また医療従事者は、患者等を楽しませつつ仕切部13の開通作業を説明することができるので、非常に分かり易く、患者等に強い印象を与えることができる説明を、簡便にかつ簡潔にすることができる。

0041

容器本体10の材料は、耐熱性ガス菌バリア性生体への安全性等の観点から選択される。例えばポリプロピレンの他、ポリエチレン環状ポリオレフィンのようなポリオレフィンポリエチレンテレフタレートのようなポリエステルアラミドナイロンのようなポリアミドポリスチレンが用いられる。

0042

容器本体10の滅菌方法として、オートクレーブ滅菌処理による高圧蒸気の他、エチレンオキサイドガス滅菌処理、過酸化水素ガス滅菌処理、又は電子線滅菌処理を挙げることができる。

0043

上端辺部11、仕切部13、及び下端辺部15の形成方法として、熱溶着の他、超音波溶着又は誘導溶着を挙げることができる。

0044

医療用複室容器1として2室の薬液室を有するものを挙げたが、医療用複室容器1は、これに収容される薬液の種類に応じて3室又はそれ以上の薬液室を有していてもよい。医療用複室容器1に収容される薬液として、複数種の薬液が患者に投与される直前に混合される薬液を挙げることができる。このような薬液として腹膜透析液の他、高カロリー輸液のような輸液を挙げることができる。

0045

本発明の医療用複室容器は、複数の薬液を混合して体内に注入する腹膜透析液や輸液のような薬液の収容容器に用いられる。

0046

1:医療用複室容器10:容器本体 11:上端辺部 11a:懸吊穴 12:第1薬液室13:仕切部 14:第2薬液室 15:下端辺部 16:薬液排出口17:薬液注入部 21:非水中指示絵文字22:水中指示絵文字 30:混合薬液31:第1薬液32:第2薬液 40:スタンド41:フック50:手

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