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技術 顆粒剤

出願人 株式会社ファンケル
発明者 巣山治彦中川公太
出願日 2014年3月28日 (5年11ヶ月経過) 出願番号 2014-067996
公開日 2015年11月2日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2015-188373
状態 特許登録済
技術分野 食品の調整及び処理一般
主要キーワード コーティング効果 コーティング品 小分け包装 チョッパー回転数 プラスチックトレー 微生物発酵法 混練造粒 棚式乾燥機
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特許:約8,000万件, クラウドファンディング:約100万年件, 科研費・グラントデータ:約500万件, 発明者・研究者情報:約600万人

この項目の情報は公開日時点(2015年11月2日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

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課題

経口摂取単位当たりアミノ酸及び/又はペプチド3g以上を簡便に摂取できる形態の経口組成物を提供することを課題とする。

解決手段

経口摂取量単位の形態からなり、該単位中に、アミノ酸及び/又はペプチド3g以上を含有し、水100mLに溶解したときの甘味度が2〜4%である高甘味度甘味料酸味料0.0005〜0.05gを含む顆粒が、HLB15以上の乳化剤コーティングされている顆粒形態の経口組成物。

概要

背景

L-セリン(L-serine) とはアミノ酸の1つで、ヒドロキシメチル基を持つ。Ser あるいは S の略号で表され、2-アミノ-3-ヒドロキシプロピオン酸ともいう。L-セリンは栄養学非必須アミノ酸分類されており、このためあまり注目されていなかった。
本発明者らは、L-セリンの生理的な作用について研究を行っており、L-セリンには強い抗不安作用、睡眠誘導作用など多様な薬理効果を見出し、特許出願を行っている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
しかしL-セリンの薬理効果を発揮させるためには成人一人当たり1回3g以上を摂取する必要があるが、簡便に必要量を摂取できる経口組成物の形態が必要である。飲用し易く、嗜好性の良い経口組成物は提供されていない。またL-セリンを一経口摂取単位で3g以上継続して飲食することは、その呈味性から不可能であった。

概要

一経口摂取単位当たりアミノ酸及び/又はペプチド3g以上を簡便に摂取できる形態の経口組成物を提供することを課題とする。 一経口摂取量単位の形態からなり、該単位中に、アミノ酸及び/又はペプチド3g以上を含有し、水100mLに溶解したときの甘味度が2〜4%である高甘味度甘味料酸味料0.0005〜0.05gを含む顆粒が、HLB15以上の乳化剤コーティングされている顆粒形態の経口組成物。なし

目的

本発明は、一経口摂取単位当たりL-セリンを3g以上簡便に摂取できる形態のL-セリン含有組成物を提供することを課題とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

経口摂取量単位の形態からなり、該単位中に、アミノ酸及び/又はペプチド3g以上を含有し、水100mLに溶解したときの甘味ショ糖2〜4%相当となる量の高甘味度甘味料酸味料0.0005〜0.05gを含む顆粒が、HLB15以上の乳化剤コーティングされている顆粒形態経口組成物

請求項2

アミノ酸が、L-セリンである請求項1記載の経口組成物

請求項3

乳化剤のHLBが16である請求項1又は2に記載の経口組成物。

請求項4

高甘味度甘味料がスクラロースネオテームアセスルファムカリウムソーマチンステビア抽出物カンゾウ抽出物ラカンカ抽出物から選択される1以上の甘味料である請求項1〜3のいずれかに記載の経口組成物。

請求項5

さらにカゼイン加水分解ペプチドを0.5g以上含有する請求項1〜4のいずれかに記載の経口組成物。

請求項6

経口組成物の形態が、一経口摂取量単位で小分け包装された形態である、請求項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。

技術分野

0001

本発明は、水に溶解すると風味の良い飲料として飲用可能であり、顆粒剤として飲用しても呈味性の良いL-セリンを主要成分とする顆粒剤に関する。

背景技術

0002

L-セリン(L-serine) とはアミノ酸の1つで、ヒドロキシメチル基を持つ。Ser あるいは S の略号で表され、2-アミノ-3-ヒドロキシプロピオン酸ともいう。L-セリンは栄養学非必須アミノ酸分類されており、このためあまり注目されていなかった。
本発明者らは、L-セリンの生理的な作用について研究を行っており、L-セリンには強い抗不安作用、睡眠誘導作用など多様な薬理効果を見出し、特許出願を行っている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
しかしL-セリンの薬理効果を発揮させるためには成人一人当たり1回3g以上を摂取する必要があるが、簡便に必要量を摂取できる経口組成物の形態が必要である。飲用し易く、嗜好性の良い経口組成物は提供されていない。またL-セリンを一経口摂取単位で3g以上継続して飲食することは、その呈味性から不可能であった。

先行技術

0003

特開2005−247841号公報
特開2007−70343号公報
特開2011−231116号公報

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、一経口摂取単位当たりL-セリンを3g以上簡便に摂取できる形態のL-セリン含有組成物を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0005

L-セリンは単独では不味な経口組成物材料であり大量に摂取することは困難である。本発明者らは一定量以上のL-セリンを美味に摂取できる経口形態を見出し、本発明を完成した。
本発明は以下の構成である。
(1)一経口摂取量単位の形態からなり、該単位中に、アミノ酸及び又はペプチド3g以上を含有し、水100mLに溶解したときの甘味ショ糖2〜4%相当となる量の高甘味度甘味料酸味料0.01〜0.12gを含む顆粒が、HLB15以上の乳化剤コーティングされている顆粒形態の経口組成物。
(2)アミノ酸が、L-セリンである(1)記載の経口組成物
(3)乳化剤のHLBが16である(1)又は(2)に記載の経口組成物。
(4)高甘味度甘味料がスクラロースネオテームアセスルファムカリウムソーマチンステビア抽出物カンゾウ抽出物ラカンカ抽出物アスパルテームから選択される1以上の甘味料である(1)〜(3)のいずれかに記載の経口組成物。
(5)さらにカゼイン加水分解ペプチドを0.5g以上含有する(1)〜(4)のいずれかに記載の経口組成物。
(6)経口組成物の形態が、一経口摂取量単位で小分け包装された形態である、(1)〜(5)のいずれかに記載の経口組成物。

発明の効果

0006

水に溶解するとL-セリン特有の風味が感じられず風味の良い飲料として飲用可能であり、顆粒剤として飲用してもL-セリン特有の風味が感じられず呈味性の良いL-セリンを主要成分とする顆粒剤が提供される。これにより長期間継続的に飲食することが可能となる。

0007

本発明は、一経口摂取量単位の形態からなり、該単位中に、L-セリン3g以上を含有し、水100mLに溶解したときの甘味がショ糖2〜4%相当となる量の高甘味度甘味料、酸味料0.01〜0.12gを含む顆粒が、HLB15〜20の乳化剤でコーティングされている顆粒形態の経口組成物である。
本発明に用いられるL-セリンは、微生物発酵法化学合成されたL-セリンであれば使用可能である。本発明の経口組成物は、抗不安作用や不眠改善を目的に摂取されるものであり、一経口摂取単位に3g以上含有する必要がある。またL-セリンの抗不安効果や不眠改善効果を発揮するために、L-セリン以外の成分は可能な限り含有しないことが望ましい。

0008

L-セリンはアミノ酸特有の風味を有しており、L-セリン3g以上を単独で飲用することや、L-セリン水溶液を飲用することは実質的に困難である。このため、甘味料や酸味料を添加して、L-セリン水溶液を飲料として摂取できるように飲料として調製することは可能である。しかし、就寝前に不眠改善のために飲用する場合は極力水分摂取控えなければならない。この場合には水分を摂取しなくとも飲用が可能である経口組成物形態とすることが必要である。このため、一経口摂取単位の摂取量を水に溶解しても美味に飲用が可能であり、そのまま飲用しても異味や不味が感じない設計とすることが必要である。

0009

本発明においては、抗不安効果や不眠改善を行うために必要なL-セリンの量を一経口摂取単位3g以上と定め、これを100mLの水に溶解して飲用できるように調整するため、L-セリンのマスキングのため高甘味度甘味料を配合する。官能検査を繰り返し行った結果、ショ糖2〜4%の水溶液と同等甘味度を感じる量の高甘味度甘味料を使用することで、L-セリンの異味がマスキングされることを見出した。

0010

このような高甘味度甘味料は、一経口摂取量単位中、単独で使用する場合、スクラロース0.0036〜0.00073g、ネオテーム0.0002〜0.0004g、アセスルファムカリウム0.01〜0.02g、ソーマチン0.0013〜0.0025g、ステビア抽出物(高純度) 0.0067〜0.013g、カンゾウ抽出物0.01〜0.02g(グリチルリチン酸二ナトリウム換算)、ラカンカ抽出物0.0067〜0.013g、アスパルテーム0.01〜0.02gである。これらの高甘味度甘味料は単独あるいは混合して配合することができる。

0011

甘味に加えて酸味を追加することでL-セリンの異味や不味をより完全にマスキングすることができる。酸味は通常経口組成物に使用する有機酸類を配合することができる。有機酸の配合量は無水クエン酸0.01〜0.04gを100mLの水に溶解したときに得られる酸味度になるようにする。このような有機酸として単独で使用する場合は無水クエン酸0.01〜0.04g、リンゴ酸0.01〜0.04g、酒石酸0.01〜0.04g、乳酸0.01〜0.04g、グルコン酸0.03〜0.12g、フマル酸0.01〜0.04g、フィチン酸0.01〜0.04gである。これらを単独、あるいは混合して使用することができる。

0012

L-セリン、高甘味度甘味料、酸味料に加えて香料を適宜添加することもできる。香料はL-セリンの異味・不味のマスキングには有用である。

0013

また、L-セリンの抗不安作用や不眠改善作用を増強するペプチド成分を添加することもできる。このような成分としては、乳カゼイン酵素加水分解ペプチドが例示できる。乳カゼインの酵素加水分解物としては、商品名:森永ペプチドCU-2500A(森永乳業株式会社)を例示できる。添加量は特に制限されないが、L-セリン3gに対して0.1〜5.0g添加することが好ましい。

0014

上記成分を混合し造粒する。顆粒剤の製造方法は、特に限定されず、当該分野で公知の方法を幅広く使用することが可能であり、具体的には、押し出し造粒法転動造粒法、攪拌造粒法流動層造粒法転動流動造粒法、混練造粒法等が挙げられる。

0015

前記造粒法で得られた原顆粒剤嵩密度嵩比重)は、特に限定されないが、0.35〜0.75g/mLが好ましく、0.40〜0.65g/mLがさらに好ましく、0.50〜0.63g/mLが特に好ましい。嵩密度が0.35g/mLより小さいと、嵩高くなり、一経口摂取単位の分包容量が増大する恐れがある。また、嵩密度が0.75g/mLを超えると、嵩が小さくなり、重質な顆粒が得られ、分包量も減少する。

0016

また、原顆粒剤の50%粒子径は、特に限定されないが、400〜700μmが好ましく、450〜650μmがさらに好ましく、500〜600μmが特に好ましい。50%粒子径が700μmより大きいと、溶解しないで飲用する場合飲用しにくくなり、400μmより小さいと、原顆粒剤同士の凝集凝塊を生じやすく、コーティングの障害となる恐れがある。

0017

次に、得られた原顆粒剤の水分の乾燥処理を行う。乾燥処理は、原顆粒剤の水分が5%以下になるまで乾燥することが好ましい。乾燥の方法は特に限定されず、通常の顆粒乾燥に用いる乾燥方法であればどのような方法であっても採用できるが、真空乾燥法及び送風乾燥法は好ましい。真空乾燥法と送風乾燥法は、それぞれ単独で実施しても、併用によってもよい。

0018

次に、乾燥した原顆粒剤の表面を、乳化剤で被覆する。被覆するためのコーティング剤としては、HLB15〜20の乳化剤が好ましい。このような乳化剤としてはショ糖脂肪酸エステル又はソルビタン脂肪酸エステルから適宜選択することができる。特に好ましいのはHLB16のショ糖脂肪酸エステルからなる乳化剤である。
この乳化剤でコーティングすることで顆粒を水に溶解した場合速やかに溶解して飲料とすることができる。また顆粒を直接口中に含んだ場合、L-セリンの風味や甘味や酸味を感じることなく、ごく少量の水または唾液嚥下することができる。コーティングのための乳化剤は顆粒剤100質量部に対して、5質量部以上とする。さらに好ましくは、重量増加抑制とコーティング効果を考慮すると、約10質量部以上が良く、20質量部前後とすることが特に好ましい。

0019

かくして調製した顆粒は、一経口摂取単位で包装する。開封し100mLの水で溶解した場合速やかに溶解して美味な飲料となる。また開封して、直接口中に含んでもL-セリンや甘味料の味はほとんど感じない。また唾液か少量の水で容易に嚥下可能な顆粒状経口組成物となる。

0020

以下に実施例、試験例を示し、本発明を詳細に説明する。
1.原顆粒剤の製造(アミノ酸顆粒
表1に示す組成のあらかじめ粉混合した原料300gを撹拌造粒器(ハイスピードミキサー型式LFS-GS-2U、容量2L、深江パウテック社)を用いて、アジテーター回転数500rpm、チョッパー回転数2500rpmの条件下で撹拌中に、混合末重量に対し0.05重量部の90%エタノールをおよそ1分間に5mLの速度で滴下し、全量滴下後さらに1分間撹拌し造粒した。
造粒終了後の原顆粒剤を流動層乾燥(給気温度70℃〜80℃)し、乾燥減量が5%以下となるまで乾燥した。

0021

0022

2.乳化剤又はコーティング剤による原顆粒剤のコーティング
得られた乾燥後の原顆粒剤7重量部を乳鉢採取し、予め少量の95%エタノールに分散させた乳化剤又はコーティング剤0.5重量部を添加し、造粒した原顆粒剤が崩れない程度の力で、乳棒で良く擦り混ぜた。コーティング物質は表2に示す硬化ナタネ油(油にのみ可溶)、HLB5〜16の乳化剤(ショ糖脂肪酸エステル第一工業製薬)、クラスターデキストリン(水のみ可溶 江崎グリコ)を用いた。
コーティング操作終了後、適当な大きさのプラスチックトレーに移し、40℃の棚式乾燥機で20〜30分程度乾燥させ、これをL-セリン3g相当の単位で、小分け包装した。

0023

3.顆粒状経口組成物の溶解性と顆粒の口腔内での呈味性試験。
上記で調製した包装を1単位とし、これを開封しビーカーにあけ、100mLの水を加え3分間撹拌して溶解するか否か評価した。1分以内に溶解した場合を◎、3分で溶解した場合を○、3分ですべて溶解しなかった場合を×として表2に示す。
また官能評価員に開封物を一回に口中に含み、少量の水で嚥下したとき口中内でアミノ酸の味覚や甘味などの呈味性があるか評価した。口中内でアミノ酸の味覚や甘味などの呈味性が感じられなかった場合を○、アミノ酸の風味や甘味が感じられた場合を×として評価した。結果を表2に示す。

0024

0025

表2に示すようにHLB15以上の乳化剤で顆粒をコーティングした場合に、水への溶解性と口腔内の呈味性の抑制を満たすことが判明した。また溶解液はいずれも美味な飲料であった。

実施例

0026

(処方例)
表1記載のL-セリンの代わりにコラーゲンペプチド(ゼライス社製)を用いて顆粒を調整し、表2記載の乳化剤を用い上記同様方法でコーティングを処した。
得られたコーティング品は、L-セリンと同様の評価であった。

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