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技術 食材混合機

出願人 株式会社クボタ
発明者 大門伸輝松本好央北秋広徳福岡和樹浜吉紘敏
出願日 2014年3月26日 (6年9ヶ月経過) 出願番号 2014-064441
公開日 2015年10月29日 (5年2ヶ月経過) 公開番号 2015-186448
状態 特許登録済
技術分野 穀類誘導製品
主要キーワード 側面断面形状 側面視直線状 本体ドラム 冷却指令 平板壁 送風処理 給気部材 略直交状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年10月29日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (20)

課題

混合ドラム内の酢飯を簡単に冷却することができる食材混合機の提供。

解決手段

機械フレームに回転自在に支持され且つ食材を収容する混合ドラムと、混合ドラム内に設けられ且つ食材を攪拌する攪拌部材201、202とを備え、混合ドラムを回転させることにより複数の食材を混合する食材混合機であって、攪拌部材は、混合ドラムの内部空間を左右に横断し且つ前記混合ドラムと供回りする複数の攪拌棒203、211、214を備え、混合ドラムの一方側には、内部空間に向けて冷却空気を導入する導入部が設けられており、導入部に導入された冷却空気を、混合ドラムの回転に伴って複数の攪拌棒により持ち上げられた食材に向けて案内し且つ混合ドラムの回転に伴って各攪拌棒の間を通過して落下した食材に向けて案内する風向設定部材を備えている食材混合機。

概要

背景

複数の食材を混合する食材混合機として、ご飯に酢を混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機が特許文献1に記載されているものがある。この特許文献1の酢合わせ機は、機械フレームと、この機械フレームに左右方向のドラム回転軸芯回りに回転自在に支持された混合ドラムとを備えている。この混合ドラムは上部開口状のドラム本体と、このドラム本体の上部開口を塞ぐドラム蓋とを備えている。混合ドラムのドラム本体及びドラム蓋の内部には、その内部空間を左右に横断する攪拌棒が設けられている。この酢合わせ機にあっては、前記ドラム本体をドラム回転軸芯回りに回転駆動することにより、混合ドラムの内部でご飯に酢が混ぜ合わされる。

この特許文献1の酢合わせ機にあっては、筒状のドラム回転軸の一方側から冷却空気を導入して、混合ドラム内に供給して、この混合ドラム内の酢飯(シャリ)を冷却している。また、混合ドラムの外周面側に、冷却水を通す冷却通路を設けて、この冷却通路に冷却水を導入することにより、酢飯を冷却している。

概要

混合ドラム内の酢飯を簡単に冷却することができる食材混合機の提供。機械フレームに回転自在に支持され且つ食材を収容する混合ドラムと、混合ドラム内に設けられ且つ食材を攪拌する攪拌部材201、202とを備え、混合ドラムを回転させることにより複数の食材を混合する食材混合機であって、攪拌部材は、混合ドラムの内部空間を左右に横断し且つ前記混合ドラムと供回りする複数の攪拌棒203、211、214を備え、混合ドラムの一方側には、内部空間に向けて冷却空気を導入する導入部が設けられており、導入部に導入された冷却空気を、混合ドラムの回転に伴って複数の攪拌棒により持ち上げられた食材に向けて案内し且つ混合ドラムの回転に伴って各攪拌棒の間を通過して落下した食材に向けて案内する風向設定部材を備えている食材混合機。

目的

本発明は、前記問題点に鑑み、混合ドラム内の酢飯を簡単に冷却することができる食材混合機を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

機械フレームに回転自在に支持され且つ食材を収容する混合ドラムと、前記混合ドラム内に設けられ且つ食材を攪拌する攪拌部材とを備え、前記混合ドラムを回転させることにより複数の食材を混合する食材混合機であって、前記攪拌部材は、前記混合ドラムの内部空間を左右に横断し且つ前記混合ドラムと供回りする複数の攪拌棒を備え、前記混合ドラムの一方側には、前記内部空間に向けて冷却空気を導入する導入部が設けられており、前記導入部に導入された冷却空気を、前記混合ドラムの回転に伴って前記複数の攪拌棒により持ち上げられた食材に向けて案内し且つ前記各攪拌棒の間を通過して落下した食材に向けて案内する風向設定部材を備えていることを特徴とする食材混合機。

請求項2

前記導入部は、前記混合ドラムの回転軸芯とされた筒状のドラム支軸内に形成され、前記風向設定部材は、前記混合ドラムの回転と供回りするように前記ドラム支軸に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の食材混合機。

請求項3

前記風向設定部材は、前記各攪拌棒が前記食材を持ち上げた姿勢であるときに前記冷却空気を上方に向けて吹くと共に、前記冷却空気を下方に向けて吹く風出口とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材混合機。

請求項4

前記風向設定部材は、前記導入部に導入された冷却空気が入る風入口を備えており、前記風入口に入った冷却空気を前記上方に向けて吹く冷却空気と前記下方に向けて吹く冷却空気とに分ける仕切り部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の食材混合機。

技術分野

0001

本発明は、複数の食材を混合する食材混合機に関するものであり、例えば、ご飯に酢(合わせ酢)を混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機などの食材混合機に関するものである。

背景技術

0002

複数の食材を混合する食材混合機として、ご飯に酢を混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機が特許文献1に記載されているものがある。この特許文献1の酢合わせ機は、機械フレームと、この機械フレームに左右方向のドラム回転軸芯回りに回転自在に支持された混合ドラムとを備えている。この混合ドラムは上部開口状のドラム本体と、このドラム本体の上部開口を塞ぐドラム蓋とを備えている。混合ドラムのドラム本体及びドラム蓋の内部には、その内部空間を左右に横断する攪拌棒が設けられている。この酢合わせ機にあっては、前記ドラム本体をドラム回転軸芯回りに回転駆動することにより、混合ドラムの内部でご飯に酢が混ぜ合わされる。

0003

この特許文献1の酢合わせ機にあっては、筒状のドラム回転軸の一方側から冷却空気を導入して、混合ドラム内に供給して、この混合ドラム内の酢飯(シャリ)を冷却している。また、混合ドラムの外周面側に、冷却水を通す冷却通路を設けて、この冷却通路に冷却水を導入することにより、酢飯を冷却している。

先行技術

0004

特開2001−54363号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1の酢合わせ機にあっては、ドラム回転軸の一方側から混合ドラム内に冷却空気を導入すると共に、混合ドラムの外側に形成した冷却通路に冷却水を導入することにより酢飯を冷却している。つまり、酢飯を冷却するためには、冷却空気を導入する装置と、冷却水を導入する装置との両方が必要であり、装置が複雑且つ大型化するという問題がある。

0006

そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、混合ドラム内の酢飯を簡単に冷却することができる食材混合機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、機械フレームに回転自在に支持され且つ食材を収容する混合ドラムと、前記混合ドラム内に設けられ且つ食材を攪拌する攪拌部材とを備え、前記混合ドラムを回転させることにより複数の食材を混合する食材混合機であって、前記攪拌部材は、前記混合ドラムの内部空間を左右に横断し且つ前記混合ドラムと供回りする複数の攪拌棒を備え、前記混合ドラムの一方側には、前記内部空間に向けて冷却空気を導入する導入部が設けられており、前記導入部に導入された冷却空気を、前記混合ドラムの回転に伴って前記複数の攪拌棒により持ち上げられた食材に向けて案内し且つ前記各攪拌棒の間を通過して落下した食材に向けて案内する風向設定部材を備えていることを特徴とする。

0008

請求項2に係る発明では、前記導入部は、前記混合ドラムの回転軸芯とされた筒状のドラム支軸内に形成され、前記風向設定部材は、前記混合ドラムの回転と供回りするように前記ドラム支軸に装着されている。
請求項3に係る発明では、前記風向設定部材は、前記各攪拌棒が前記食材を持ち上げた姿勢であるときに前記冷却空気を上方に向けて吹くと共に、前記冷却空気を下方に向けて吹く風出口とを備えていることを特徴とする。

0009

請求項4に係る発明では、前記風向設定部材は、前記導入部に導入された冷却空気が入る風入口を備えており、前記風入口に入った冷却空気を前記上方に向けて吹く冷却空気と前記下方に向けて吹く冷却空気とに分ける仕切り部を備えていることを特徴とする。

発明の効果

0010

本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明によれば、混合ドラムの回転に伴って複数の攪拌棒により持ち上げられた食材に対して冷却空気を当てることができると共に、各攪拌棒の間を通過して落下した食材にも冷却空気を当てることができる。例えば、混合ドラムに酢とお米とを投入し、これらを混合して酢飯(シャリ)を製造する場合、酢飯は粘りがあるため、当該酢飯は、混合ドラムの回転に伴って攪拌棒によって持ち上げられる。また、持ち上げられた酢飯は、自重によって次第に形が崩れ、攪拌棒の間を通過して落下することになる。風向設定部材によって、持ち上げられた酢飯と、落下した酢飯とに集中して冷却空気を当てることができるため、これらの酢飯を効率良く冷却することができる。

0011

特に、持ち上げられた酢飯は落下する際に徐々に形を崩すことになるが、形が崩れている最中にも、形が崩れた酢飯に対して冷却空気を風向設定部材により当てることができる。そのため、酢飯の内部も冷却することができる。また、酢飯が落下した落下位置では、酢飯が徐々に堆積することになるが、この徐々に堆積している酢飯にも風向設定部材により冷却空気を当てることができる。

0012

請求項2に係る発明によれば、風向設定部材は、混合ドラムと供回りするため、当該風向設定部材の向きを混合ドラムの回転に合わせて変更しなくても、簡単に持ち上げられた食材(例えば、酢飯)と、落下した食材とに冷却空気を当てることができる。
請求項3に係る発明によれば、攪拌棒によって上方に持ち上げられた食材と、攪拌棒の間から下方に落下した食材とに同時に冷却空気を当てることができる。

0013

請求項4に係る発明によれば、風向設定部材に仕切り部を設けることだけで、1つの冷却空気を、持ち上げられた食材に当てる冷却空気と、落下した食材に当てる冷却空気とに簡単に分けることができる。

図面の簡単な説明

0014

酢合わせ機を右斜め正面からみた斜視図である。
機械フレームの斜視図である。
右側のサイドフレームの内部を示す側面図である。
(a)は右側のサイドフレームの斜視図、(b)は左側のサイドフレームの斜視図である。
混合ドラムの正面図である。
混合ドラムの平面図である。
混合ドラムの側面図である。
(a)はロック部材の側面図、(b)はロック部材及びその取付部分の斜視図である。
(a)はロック解除部材及びドラム蓋規制部材配置部分の側面図、(b)はロック解除部材及びドラム蓋規制部材の配置部分の正面図である。
ロック解除部材及びドラム蓋規制部材の配置部分の平面図である。
混合ドラムの側面断面図である。
ドラム本体の平面断面図である。
混合ドラムの正面断面図である。
攪拌部材の斜視図である。
(a)は風向設定部材の側面図、(b)は風向設定部材のC矢示平面図である。
(a)は図15のA−A線矢視断面、(b)は図15のB−B線矢視断面である。
酢飯(シャリ)の位置と、攪拌棒との関係を示す図である。
酢合わせ機の制御系ブロック図である。
制御装置による制御の概略図である。
(a)撹拌処理むらし処理、冷却処理における混合ドラムの回転速度及び作動時間の第1例を示し、(b)撹拌処理、むらし処理、冷却処理における混合ドラムの回転速度及び作動時間の第2例を示す図である。
(a)はドラム蓋規制部材の動きを示す側面動作図、(b)はロック解除部材の動きを示す側面動作図である。
(a)はロック部材の自動ロック解除前の状態の側面図、(b)ロック部材の自動ロッ解除後の状態の側面図である。
(a)〜(d)はロック部材のロック解除の動きを示す側面動作図である。
(a)酢飯排出時におけるドラム蓋の開き始めの側面図、(b)ドラム本体が酢排出姿勢となった時の側面図である。

実施例

0015

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、複数の食材を混合する食材混合機として、ご飯に酢(合わせ酢)を自動的に混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機1を例示している。図1は酢合わせ機1を右斜め正面から見た斜視図で示している。
なお、以下の説明において、左右方向内方とは、酢合わせ機1の左右方向の端部から左右方向中央に向かう方向をいい、左右方向外方とは、酢合わせ機1の左右方向中央から左右方向の端部に向かう方向をいう。

0016

図1に示すように、前記酢合わせ機1は、主として、機械フレーム2と、ご飯に酢を混ぜ合わせる混合ドラム3とを有する。図2に示すように、前記機械フレーム2は、床面等に載置されるベースフレーム4と、このベースフレーム4の左右両側に立設されたサイドフレーム5L,5Rと、左右のサイドフレーム5L,5Rの後端側の上部同士を連結する後部連結板6とを有する。

0017

混合ドラム3は左右のサイドフレーム5L,5R間の上部側に配置されて、左右のサイドフレーム5L,5Rに左右軸回りに回転自在に支持されている。左右のサイドフレーム5L,5Rは、板材によって中空状に形成され、左右方向で対向配置されている。
右側のサイドフレーム5L,5R内には、図3に示すように、混合ドラム3を回転駆動するドラムドラム駆動モータ7と、混合ドラム3内に冷却空気を供給する送風装置8と、これらドラム駆動モータ7及び送風装置8を制御する制御装置9とが設けられている。

0018

前記ドラム駆動モータ7は正逆転自在な電動モータで構成されている。このドラム駆動モータ7は本実施形態ではブラシレスDCモータで構成されていて制御装置9によって回転速度制御が可能とされている。
送風装置8は、冷却風生起するブロワ等からなる送風機10と、この送風機10の吹出口に一端側が接続された送風ダクト11と、この送風ダクト11の他端側に接続されて混合ドラム3内に冷却空気を送る給気部材12とを有する。前記送風機10は制御装置9によって回転速度制御が可能とされている。

0019

この送風装置8によって混合ドラム3の右側(左右一側)から該混合ドラム3内に冷却空気が供給され、この混合ドラム3内に供給された冷却空気は混合ドラム3の左側(左右他側)から排気されるよう構成されている。
図4(a)に示すように、右側のサイドフレーム5Rの左右方向内方側の側面を構成する内側壁13に、混合ドラム3の右側を回転自在に支持する軸受け部材15Rと、前記ドラム駆動モータ7で回転駆動されるドラム駆動ギヤ16とが設けられている。前記軸受け部材15Rは、右側のサイドフレーム5Rの内側壁13の前後方中途部の上部に形成された凹み部14の上部に設けられている。ドラム駆動ギヤ16は軸受け部材15Rの下方側(凹み部14の下部)に設けられている。

0020

図4(b)に示すように、左側のサイドフレーム5Lの左右方向内方側の側面を構成する内側壁23に、混合ドラム3の左側を回転自在に支持する軸受け部材15Lが設けられている。この軸受け部材15Lは左側のサイドフレーム5Lの内側壁23の前後方向中途部の上部に設けられている。
左右の軸受け部材15L,15Rは、左右方向で対向状に配置され、それぞれ側面視U字形に形成されていてU字形溝24を有する。

0021

左右の軸受け部材15L,15RのU字形溝24の底部は後述する円筒状のドラム支軸25L,25Rを回転自在に受持する円弧状の軸受部26とされている。左右の軸受け部材15L,15RのU字形溝24の上部はドラム支軸25L,25Rを上方側から軸受部26内に導入する軸案内部27とされている。この軸案内部27は前斜め上方に向けて傾斜状とされていると共に、前斜め上方に向けて開放状とされている。

0022

図4(a)に示すように、右側のサイドフレーム5Rの内側壁13には円形状の給気穴28が形成されている。この給気穴28は右側の軸受け部材15Rの軸受部26に対応する位置に形成されている。この給気穴28には前記送風装置8の給気部材12が接続されており、該給気穴28から混合ドラム3内に冷却空気が供給可能とされている。
図4(b)に示すように、左側のサイドフレーム5Lの内側壁23には円形状の排気穴29が形成されている。この排気穴29は左側の軸受け部材15Lの軸受部26に対応する位置に形成されている。この排気穴29を介して混合ドラム3内の空気が排気可能とされている。

0023

図1に示すように、左右サイドフレーム5L,5R間の下部で且つ混合ドラム3の下方が、混合ドラム3で作られた酢飯を入れる酢飯収容箱39(食材収容箱)の配置空間とされている。酢飯収容箱39は上端開口状のコンテナからなり、前方側から酢飯収容箱39の配置空間に挿入され、ベースフレーム4上に載置される。
図2に示すように、ベースフレーム4上の後部には、混合ドラム3の下方の適正位置に酢飯収容箱39が配置されていることを検出する箱検出装置40が設けられている。

0024

混合ドラム3は、図5〜7に示すように、下部のドラム本体46と、このドラム本体46を開閉自在に閉塞する上部のドラム蓋47とから構成されている。これらドラム本体46とドラム蓋47とは樹脂によって成型されている。
ドラム本体46は上部開口状とされ、ドラム蓋47は下部開口状とされ、ドラム本体46及びドラム蓋47の開口周縁側には、それぞれ開口周縁から外方に張り出すフランジ部48,49が設けられ、これらフランジ部48,49を重ね合わすことにより、ドラム本体46がドラム蓋47で開閉自在に塞がれる。

0025

ドラム蓋47のフランジ部49の側部の前側には、左右方向外方に張り出す張出係合部50が形成されている。ドラム本体46の上部の左右両側には、左右方向の軸芯を有する円筒状のドラム支軸25L,25Rが設けられ、このドラム支軸25L,25Rの軸芯が混合ドラム3の回転軸芯(ドラム回転軸芯X)とされている。左右のドラム支軸25L,25Rは、左右方向で同じ側にある前記軸受け部材15L,15Rの軸受部26に軸案内部27を介して導入され、軸受部26で受持されて回転自在に支持される。

0026

右側のドラム支軸25Rにはギヤ装着部51が設けられ、このギヤ装着部51には、被駆動ギヤ52がドラム回転軸芯X回りに相対回転不能に嵌合装着されている。なお、被駆動ギヤ52をドラム支軸25Rに同じ部材で一体形成してもよい。
この被駆動ギヤ52は、ドラム支軸25L,25Rを軸受部26に導入する際に、ドラム駆動ギヤ16に上方側から噛合し、該被駆動ギヤ52に駆動ギヤから動力伝達可能とされる。ドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に回転動力が伝達されることで混合ドラム3がドラム回転軸芯X回りに回転駆動可能とされる。

0027

前記ドラム駆動モータ7を正転させると、該ドラム駆動モータ7の回転動力がドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に伝達され、混合ドラム3が図7に矢印R方向で示す後転方向(一方向)に回転駆動される。また、ドラム駆動モータ7を逆転させると、該ドラム駆動モータ7の回転動力がドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に伝達され、混合ドラム3が図7に矢印F方向で示す前転方向(他方向)に回転駆動される。

0028

図1に示すように、ロック部材71は、樹脂によって成型され、ドラム蓋47のフランジ部49の前部に左右一対設けられている。図8に示すように、ロック部材71は、ロック部材本体87と、このロック部材本体87の下部から左右方向外方に突出するように形成された案内ガイド88とを備えている。
ロック部材本体87は上部に左右方向の軸芯を有するピン孔89が形成された枢支ボス部90を有する。ロック部材本体87の上下中途部の背面側に後方側から凹設された凹部
91が形成され、この凹部91の下部にロック係合部92が形成されている。

0029

案内ガイド88の背面88a側は平坦状に形成され、この平坦部分がロック解除ガイド面とされている。案内ガイド88の上面88bと前面88cとの間のコーナー部分88dは円弧状に形成されている。
ドラム蓋47のフランジ部49の前部の左右両側にはロック部材取付部95が設けられている。各ロック部材取付部95には、左右方向の軸芯を有するピン孔96が形成された左右一対のピンボス97が左右方向に間隔をおいて設けられている。このピンボス97間にロック部材71の枢支ボス90が配置され、該枢支ボス90及び左右のピンボス97のピン孔89,96を貫通する枢支ピン98によってロック部材71が左右軸回りに回転自在に枢支されている。

0030

また、ドラム本体46のフランジ部48の前部の左右両側には、ロック部材71のロック係合部92が係脱自在に係合するロック係止部材99が設けられている。このロック係止部材99は、左右方向の軸芯を有する円筒部材によって構成されている。ドラム本体46のフランジ部48の前部の左右両側には、ロック係止部材取付部100が設けられ、このロック係止部材取付部100には、左右方向の軸芯を有するピン孔101が形成された左右一対のピンボス102が左右方向に間隔をおいて設けられている。この左右のピンボス102間に前記ロック係止部材99が配置され、これら左右ピンボス102のピン孔101及びロック係止部材99を貫通する取付ピン103によって、ロック係止部材99が軸芯回りに回転自在に支持されている。

0031

前記ロック部材71のロック係合部92をロック係止部材99に前方側から係合することにより、ロック部材71がロック状態とされ、ドラム蓋47がドラム本体46の上部開口を塞ぐ閉状態ロックされる。また、ロック部材71を強制的に枢支ピン98回りに前方側に揺動させることにより、ロック部材71が弾性変形して、ロック係合部92がロック係止部材99から離脱し、ロック解除状態となる。また、逆に、ロック部材71をロックする場合は、ロック部材71を強制的に枢支ピン98回りに後方側に揺動させることにより、ロック部材71が弾性変形して、ロック係合部92がロック係止部材99に係合し、ロック部材71がロック状態となる。

0032

図1図2及び図4に示すように、機械フレーム2には、ロック部材71のロックを自動解除するロック解除部材104と、酢飯の排出時にドラム蓋47がドラム本体46側に揺動するのを規制するドラム蓋規制部材105とが設けられている。これらロック解除部材104とドラム蓋規制部材105とは、機械フレーム2の左右各サイドフレーム5L,5Rの対向面の前部の上下方向中途部に配置されている。

0033

図9及び図10に示すように、これらロック解除部材104とドラム蓋規制部材105とは、それぞれ筒状に形成され、各サイドフレーム5L,5Rに、ロック解除部材104は1つ設けられ、ドラム蓋規制部材105は上下2つ設けられている。なお、図9及び図10は、ロック解除部材104及びドラム蓋規制部材105の配置部分の右側を示している。

0034

また、これらロック解除部材104とドラム蓋規制部材105とは、各サイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13の外面(左右サイドフレーム5L,5Rの対向側の面)に近接配置された揺動部材106に設けられている。この揺動部材106は、上方に行くに従って前後幅が拡開する三角形状のプレートからなる。
この揺動部材106の上部に前後一対取付軸107F,107Rが左右方向内方に突出状に設けられ、揺動部材106の下部に該揺動部材106を左右方向に貫通する揺動支軸108が固定されている。前側の取付軸107Fにロック解除部材104が軸心回りに回転自在に外嵌支持され、後側の取付軸107Rに上側のドラム蓋規制部材105が軸心回りに回転自在に外嵌支持されている。前記揺動支軸108の左右方向内方側に下側のドラム蓋規制部材105が軸心回りに回転自在に外嵌支持されている。

0035

また、ロック解除部材104は、上下のドラム蓋規制部材105よりも左右方向内方寄りに位置している。このロック解除部材104は混合ドラム3が前転方向Fに回転した時に、ロック部材71のロック解除ガイド面88aに接当可能とされている。また、上下の
ドラム蓋規制部材105は、混合ドラム3が前転方向Fに回転した時に、ドラム蓋47のフランジ部の前記張出し係合部50の下面側に接当可能とされている。したがって、ロック部材71、当該ロック部材71と係止するロック係止部材99、ロック解除部材104が開閉機構となっており、この開閉機構は、混合ドラム3が後転時(一方向の回転時)にはドラム蓋(蓋体)47の閉鎖を保持にすると共に混合ドラム3が前転時(他方向の回転時)にはドラム蓋47の閉鎖を解除して開放可能とするものとなっている。

0036

揺動支軸108は、サイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13を貫通しており、該サイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13と、サイドフレーム5L,5Rの内部に配置されていてサイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13に固定された支持ステー109とに、軸受け110を介して左右方向の軸心回りに回転自在に支持されている。これによって、揺動部材106が揺動支軸108回りに前後揺動自在に支持されている。

0037

前記揺動部材106の上部には、揺動支軸108の軸心を中心とする円弧状のガイド溝111が前後方向に形成され、このガイド溝111には、サイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13に固定された規制ピン112が挿通されている。規制ピン112はガイド溝111内を相対的に移動可能であり、ガイド溝111の端部が規制ピン112に接当することで、揺動部材106の揺動が規制される。

0038

揺動支軸108の前記軸受け110間にはバネ掛け部材113が立設され、このバネ掛け部材113の上部に引張りバネ114の前端側が掛止されている。引張りバネ114の後端側はサイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13に固定されたバネ掛け部材115に掛止されている。この引張りバネ114の付勢力によって揺動部材106が後方に引っ張られている。前記ガイド溝111の前端が規制ピン112に接当することにより、揺動部材106の後方揺動が規制される。

0039

図11及び図12に示すように、混合ドラム3は、その内部空間の側面断面形状左右一端側から他端側にかけて略同じ形状に形成されている。
また、ドラム本体46の本体部分は、上縁116aが側面視直線状とされた左右の側壁116と、この左右側壁116の上縁116a以外の縁部同士を連結する周壁117とを有する。

0040

ドラム本体46の周壁117の前部117aと底部117bとの間の前コーナー部分117c、及び該周壁117の後部117dと底部117bとの間の後コーナー部分117eは外方に向けて凸となる湾曲状に形成されている。ドラム本体46の周壁117の底部117bには、平面視矩形状の底部開口118が形成されている。
ドラム本体46の周壁117の前コーナー部分117c及び該前コーナー部分117cの後転方向R前後の部分は、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム本体46の周壁117の底部117b(ドラム本体46の底部)に接する円弧Vよりも外方に膨出しており、この部分がドラム本体46の後転方向R先行側に設けられた膨出部119Fとされている。

0041

また、ドラム本体46の周壁117の後コーナー部分117e及び該後コーナー部分117eの後転方向R前後の部分は、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム本体46の周壁117の内面底部に接する円弧Vよりも外方に膨出しており、この部分がドラム本体46の後転方向R後行側に設けられた膨出部119Rとされている。
ドラム蓋47の本体部分は、下縁120aが側面視直線状とされた左右の側壁120と、この左右側壁120の上縁120a以外の縁部同士を連結する周壁121とを有する。

0042

ドラム蓋47の周壁121の上部121aから後下端にかけては、外方に向けて凸となる湾曲状に形成されている。この湾曲部分122Fは、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム蓋47の内面上部(周壁121の上部121a内面)に接する円弧Wよりも外方に膨出しており、該湾曲部分122Fがドラム蓋47の後転方向R先行側に設けられた膨出部とされている。また、ドラム蓋47の周壁121の上部121aから前下端にかけては、外方に向けて凸となる湾曲状に形成されている。この湾曲部分122Rは、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム蓋47の内面上部に接する円弧Wよりも外方に膨出しており、該湾曲部分122Rがドラム蓋47の後転方向R後行側に設けられた膨出部とされてい
る。なお、図例では、ドラム本体46の周壁117の底部117bに接する円弧Vと、ドラム蓋47の周壁121の上部121aの内面に接する円弧Wとは、同一半径の円弧でなくてもよいし、同一半径の円弧であってもよい。

0043

ドラム本体46の周壁117の前部117aの内面123(ドラム本体46の内面前部)は、ドラム本体46の周壁117の底部117b側からドラム本体46の上部開口面124に向けて末広がりに形成されている。
このドラム本体46の周壁117の前部117aの内面123は、後述する酢飯の排出時において、酢飯を支持する酢飯支持面(食材支持面)とされている。

0044

また、ドラム本体46の周壁117の後部117dの内面125(ドラム本体46の内面後部)は、該ドラム本体46の上部開口面124と略直交状に形成されている。
右側のドラム支軸25Rの左右方向内端側はドラム本体46の内部空間に連通している。また、該右側のドラム支軸25Rの左右方向外端側は右側のサイドフレーム5Rに設けられた前記給気穴28に近接配置されて対向している。前述したように、給気穴28には前記送風装置8の給気部材12が接続されていることから、送風装置8からの冷却空気は右側のドラム支軸25Rを通して混合ドラム3内部に供給される。

0045

また、図12に示すように、左側のドラム支軸25Lには、該ドラム支軸25L内へのご飯の侵入を防止するカバー部材196が設けられている。このカバー部材196は、左側のドラム支軸25Lの左右方向内端側の開口を覆うカバー本体197と、左側のドラム支軸25L内に内嵌される嵌合部198とを有する。カバー本体197は、ドーム状(半球状)に形成され、多数の小開口が形成されていて通気性を有する。

0046

このカバー部材196は左側のドラム支軸25Lに左右方向外方側から挿入され、嵌合部198が左側のドラム支軸25Lの左右方向内端側の段部199に接当することで、該カバー部材196の左右方向内方への移動が規制される。また、カバー部材196は左側のドラム支軸25Lと一体回転する。
このカバー部材196にあっては、カバー本体197がドーム状に形成されていることから、カバー本体197にご飯が付着し難く、また、カバー本体197上にご飯が載っても、混合ドラム3と共にカバー部材196が回転することで、該ご飯がカバー本体197から剥がれ落ちる。

0047

図13に示すように、ドラム本体46及びドラム蓋47には、それぞれ攪拌部材201,202が取り付けられている。図11に示すように、これら攪拌部材201,202はそれぞれ前後一対設けられ、ドラム本体46及びドラム蓋47の前部側及び後部側に配置されている。
ドラム本体46に取り付けられた本体側攪拌部材201は、図11図13に示すように、ドラム本体46の下部に配置されていて該ドラム本体46を左右に横断する左右方向の本体下側攪拌棒203と、この本体下側攪拌棒203の左右両側に配置されていて該攪拌棒203が固定される左右の棒支持部材204とからなる。これら攪拌棒203及び棒支持部材204は金属製である。

0048

本体下側攪拌棒203は、本実施形態では、上下方向に間隔をおいて2本設けられている(1本でもよいし、3本以上設けられていてもよい)。
棒支持部材204は上下方向に長い部材からなり、ドラム本体46の上端から底壁117bに至る長さに形成されている。この棒支持部材204は、ドラム本体46の側壁116に形成された装着溝205に装着されている。

0049

このドラム本体46の側壁116に形成された装着溝205は、ドラム本体46の上部開口面124から底部117bにかけて形成され、棒支持部材130はドラム本体46の上部開口面124側から装着溝205に挿入されている。
ドラム蓋47に取り付けられた蓋側攪拌部材202は、ドラム蓋47を左右に横断する左右方向の蓋側攪拌棒211と、この蓋側攪拌棒211の左右両側に配置されていて該攪拌棒211が固定される左右の棒支持部材212と、左右各棒支持部材212から下方突出状に固定された支持杆213と、左右の支持杆213間に設けられた本体上側攪拌棒214とからなる。これら攪拌棒211、棒支持部材212、支持杆213及び本体上側攪
拌棒214は金属製である。

0050

蓋側攪拌棒211は、本実施形態では、上下方向に間隔をおいて2本設けられている(1本でもよいし、3本以上設けられていてもよい)。また、蓋側攪拌棒211の一方はドラム蓋47の上部に配置され、他方はドラム蓋47の下部に配置されている。
左右の棒支持部材212は上下方向に長い部材からなり、ドラム蓋47の下端から周壁121の上部121a近傍に至る長さに形成されている。この棒支持部材212は、ドラム蓋47の側壁120に形成された装着溝215に装着されている。このドラム蓋47の側壁120に形成された装着溝215は、ドラム蓋47の下部開口面133から上部に向けて形成され、棒支持部材212はドラム蓋47の下部開口面133側から装着溝215に挿入されている。

0051

本体上側攪拌棒214は、上下方向に間隔をおいて2本設けられている(1本でもよいし、3本以上設けられていてもよい)。上側の本体上側攪拌棒214は左右支持杆213の上部を連結しており、下側の本体上側攪拌棒214は左右支持杆213の下部を連結している。なお、左右支持杆213と下側の本体上側攪拌棒214とは1本の棒材折曲することにより形成されている。

0052

前記支持杆213は、ドラム蓋47を閉めた状態においてドラム本体46内に挿入状とされると共に、前後方向で同じ側にある本体側攪拌部材201の各棒支持部材204の左右方向内方側の近傍に位置する。したがって、ドラム蓋47を閉めた状態において本体上側攪拌棒214は本体側攪拌部材201の左右棒支持部材204間の上部に位置する。また、ドラム蓋47を閉めた状態で、本体上側攪拌棒214はドラム本体46内の上部の前後に位置する。

0053

また、ドラム蓋47を閉めた状態で前後方向で同じ側にある、本体側攪拌部材201の棒支持部材204と、蓋側攪拌部材202の棒支持部材212とは上下方向で突き合わせ状とされていて、前後方向で同じ側にある蓋側攪拌棒211と本体上側攪拌棒214と本体下側攪拌棒203とは上下方向(図11に矢印Zで示す方向)に間隔をおいて配列されている。

0054

前記構成において、本体側攪拌部材201の各棒支持部材204を上下に分割し、この分割された棒支持部材204の上部を構成する部材に本体上側攪拌棒214を固定し、分割された棒支持部材204の下部を構成する部材に本体下側攪拌棒203を固定し、棒支持部材204の上部を構成する部材をドラム本体46から取り外すことで、本体上側攪拌棒214をドラム本体46内の配置位置からドラム本体46の外に退避させるように構成してもよい。このようにすることにより、本体上側攪拌棒214をドラム本体46の上部開口124の周囲から退避させることができる。

0055

さて、図12に示すように、右側のドラム支軸25Rの内部はドラム本体46の内部空間に連通し、該右側のドラム支軸25Rの左右方向外端側は右側のサイドフレーム5Rに設けられた給気穴28に近接配置されている。したがって、送風装置8からの冷却空気等は右側のドラム支軸25Rの内部を通して混合ドラム3内部に供給される。即ち、ドラム支軸25Rには、内部空間に向けて冷却空気を導入する導入部157が形成されている。言い換えれば、混合ドラム3の一方側には、内部空間に向けて冷却空気を導入する導入部が設けられたものとなっている。

0056

また、左側のドラム支軸25Lの内部はドラム本体46の内部空間に連通していて、該左側のドラム支軸25Lの左右方向外端側は左側のサイドフレーム5Lに設けられた排気穴29に近接配置されて対向している。したがって、混合ドラム3内部に供給された冷却空気等は左側のドラム支軸25Lを通して混合ドラム3から排出される。
図12に示すように、右側のドラム支軸25Rの内部、即ち、導入部157には、冷却空気の風向きを設定する風向設定部材176が設けられている。この風向設定部材176は、図12、16に示すように、導入部157に内嵌される内嵌部177を有している。

0057

内嵌部177は左右方向の軸芯を有する筒状の部材本体179を有する。この部材本体179の軸芯はドラム回転軸芯X(右側のドラム支軸25Rの軸芯)と一致している。
部材本体179の左右方向内方側は、導入部157の冷却空気が入る風入口192が形
成されている。部材本体179の内部には、風入口192に導入された冷却空気を分ける仕切り部178が設けられる共に、分けられた冷却空気を案内する風案内面183が設けられている。

0058

詳しくは、部材本体179の周壁を内側に凹ませて、径方向一対のガイド壁182を形成し、このガイド壁178を部材本体179の左右方向両端部から左右方向中央部に行くにつれて軸芯側に移行する湾曲状に形成し、このガイド壁178の内面を風案内面183としている。また、仕切り部178は、一対のガイド壁182の間の中央部に位置するように設けられている。詳しくは、仕切り部178は、部材本体179の径方向一端から他端にわたって設けられていると共に部材本体179の左右方向一端から他端にわたって設けられていて、ガイド壁182間の冷却空気の流通路を二分している。また、仕切り部178の左右方向外方側は、壁面が風案内面183に対向する平板状に形成された平板壁190とされ、仕切り部178の左右方向内方側は、平板壁190の左右方向外方端部から左右方向内方側に向けてV字状に分岐した二股状の二股壁191とされている。この仕切り部178の二股壁191の一方の壁部(第1壁部)191a及び他方の壁部(第2壁部)191bは、それぞれ対向する風案内面183に沿って湾曲状に形成されている。

0059

部材本体179の左右方向外方側は、風出口193が形成されている。詳しくは、第1壁部191aの左右方向内方側と、風案内面183の左右方向内方側との間に、第1風出口193aが形成され、第2壁部191bの左右方向内方側と、風案内面183の左右方向内方側との間に、第2風出口193bが形成されている。
したがって、風入口192に導入された冷却空気は、仕切り部178によって2つに分けられ、一方の冷却空気は、風案内面183及び第1壁部191aで案内されることにより、部材本体179の径方向外方に移行する傾斜方向へと風向きが変更されて第1風出口193aから内部空間へ吹き出す。また、他方の冷却空気は風案内面183及び第2壁部191bで案内されることにより、部材本体179の径方向外方に移行する傾斜方向へと風向きが変更されて第2風出口193bから内部空間へ吹き出す。風向設定部材176と、カバー部材196とが対向しているものの、第1風出口193a及び第2風出口193bが前後方向に分かれているため、冷却空気は、直接、カバー部材196に向けて排出されることはなく、即ち、風向設定部材176からストレートにカバー部材196向かうことはないため、冷却空気によって飛ばされたご飯等がカバー部材196に付着することを防止することができる。

0060

さて、部材本体179の外周面には、ドラム回転軸芯X方向(左右方向)に沿って設けられた一対の突条185によって、回止め溝180が形成されている。この回止め溝180の左右端は左右方向に開放状とされている。また、この回止め溝180には、右側のドラム支軸25Rの内周面にドラム回転軸芯X方向に沿って設けられた回止め突条181が嵌合している。これによって、風向設定部材176が混合ドラム3と一体回転する。即ち、風向設定部材176は混合ドラム3と供回りするように装着されている。

0061

部材本体179の外周面には、右側のドラム支軸25Rの内周面に接当して風向設定部材176を支持する支持リブ186及び環状支持部187が設けられている。
支持リブ186は、左右方向に沿って形成されていると共に、部材本体179の周方向に間隔をおいて複数(本実施形態で3つ)設けられている。各支持リブ186の左右方向外端部には、風向設定部材176に抜止抵抗を付与する規制突起188が設けられている。

0062

環状支持部187は部材本体179の左右方向内端側に設けられており、右側のドラム支軸25R内の左右方向内端側に設けられた環状の段部189に接当することで風向設定部材176の左右方向内方側(混合ドラム3の内部側)への移動規制がなされている。したがって、風向設定部材176は、右側のドラム支軸25R内に左右方向外方側から内嵌される。なお、環状支持部は、前記回止め溝180と交差しており、該交差部分で途切れている。

0063

上述した第1風出口193a及び第2風出口193bから吹き出す冷却空気の向きは、混合ドラム3(ドラム本体)46の内部で攪拌部材201,202によって攪拌されなが
ら落下する酢飯(食材)に向けられている。
第1風出口193a及び第2風出口193bから吹き出す冷却空気の向きと、酢飯との関係について説明する。

0064

図17(a)に示すように、ドラム本体46の内部で攪拌部材(本体側攪拌部材201、蓋側攪拌部材202)が垂直方向に向いている際は、酢飯C(C1)は、例えば、ドラム蓋47と対向するドラム本体46の下側内面(酢飯支持面)123aに位置している。ドラム本体46の回転を重ねるに伴い、酢飯C(C1)には粘りの発生して攪拌棒201,202によって持ち上げられ易い状態にある。このように、酢飯C1に粘りが発生している状況下で、図17(a)に示す状態からドラム本体46を回転すると、ドラム本体46の下側内面の酢飯C1は、本体側の攪拌棒(下側攪拌棒203、本体上側攪拌棒214)によって持ち上げられ、図17(b)に示すように、本体側の攪拌棒(下側攪拌棒203、本体上側攪拌棒214)の上に位置する。

0065

即ち、酢飯C1は、本体側の攪拌棒(下側攪拌棒203、本体上側攪拌棒214)の配列方向Zが水平方向に近くになる位置で塊となって持ち上げられる。言い換えれば、攪拌棒203,214を結ぶ配列仮想線Lが水平方向の線に一致する位置で、酢飯C1は持ち上げられる。この状態では、第2風出口193bの冷却空気の向きはY1方向(斜め上方)に向けられていて、本体側の攪拌棒によって持ち上げられた酢飯C1に当たる。即ち、図17(b)の状態では、第2風出口193bは、導入部に導入された冷却空気の向きを、本体側の攪拌棒(下側攪拌棒203、本体上側攪拌棒214)で持ち上げられた酢飯C1に向けている。

0066

ここで、本体側の攪拌棒(下側攪拌棒203、本体上側攪拌棒214)によって持ち上げられた酢飯C1は、次第に形状が崩れる。そして、酢飯C1は、本体側の攪拌棒の間を通って、ヒンジ結合部70の上方のドラム本体46の下側内面(酢飯支持面)123bに落下する。第1風出口193aの冷却空気の向きはY2方向(斜め下方)に向けられていて、本体側の攪拌棒の間から酢飯支持面123bに落下した酢飯C2に当たる。即ち、図17(b)の状態では、第2風出口193bの反対側の第1風出口193aは、導入部に導入された冷却空気の向きを、本体側の攪拌棒の間から落下した酢飯C2に向けている。

0067

したがって、第2風出口193bは、本体側の攪拌棒(下側攪拌棒203、本体上側攪拌棒214)によって持ち上げられた酢飯C1に対して冷却空気を吹き、第1風出口193aは、本体側の攪拌棒(下側攪拌棒203、本体上側攪拌棒214)の間から落下した酢飯C2に対して冷却風を吹く。
また、ドラム本体46の回転が進むと、図17(c)を経て図17(d)の状態になり、この場合は、落下した酢飯C2にも粘りがあるため再び、蓋側の攪拌棒211及び本体上側攪拌棒214によって持ち上げられる。図17(d)の状態では、図17(b)に比べて、第1風出口193aと第2風出口193bとの向きは逆となり(第1風出口193aと第2風出口193bとは、風の向きが180度異なっている)、第1風出口193aは、蓋側の攪拌棒211及び本体上側攪拌棒214によって持ち上げられた酢飯C2に対して冷却空気を吹き、第2風出口193bは、蓋側の攪拌棒211及び本体上側攪拌棒214の間から落下した酢飯C3に対して冷却風を吹く。

0068

以上によれば、酢合わせ機1は、混合ドラム3の回転に伴って複数の攪拌棒203、211、214により持ち上げられた酢飯に向けて案内し且つ混合ドラム3の回転に伴って各攪拌棒203、211、214の間を通過して落下した酢飯に向けて案内する風向設定部材176を備えている。そして、風向設定部材176は、各攪拌棒203、214が酢飯を持ち上げた姿勢であるときに冷却空気を上方に向けて吹くと共に、冷却空気を下方に向けて吹く風出口(第1風出口193a、第2風出口193b)を備えている。したがって、攪拌棒によって持ち上げた酢飯を冷却空気によって効率良く冷却すると共に、攪拌棒の間からほどよくほぐされて落下した酢飯に対しても効率良く冷却することができる。また。持ち上げられた酢飯は、持ち上げ位置で徐々に形を崩しながら徐々に落下することになるが、形を崩している所に冷却空気を当てることができるため、酢飯の内部にも冷却空気を当てることができる。また、落下した酢飯は落下位置で徐々に堆積していくため、落
下位置で次第に堆積していく酢飯に対しても冷却空気を当てることができる。

0069

図18は、酢合わせ機1の制御系ブロック図を示している。
次に、酢合わせ機の制御について詳しく説明する。
図18に示すように、制御装置9には、食材収容箱39の有無を検出する第1検出装置40と、混合ドラム3の回転位置を検出する第2検出装置45と、操作パネル20とが接続されている。また、制御装置9には、駆動モータ7と、送風機10とが接続されている。この制御装置9は、検出装置(第1検出装置40、第2検出装置45)からの信号、操作パネル20で設定された設定値制御シーケンス等に基づいて駆動モータ7及び送風機10を制御する。

0070

図2に示すように、第1検出装置40は、ベースフレーム4上の後部に設けられている。この第1検出装置40は、前後揺動自在な揺動部材43を備えていて、当該揺動部材43は前方に向けてバネによって付勢されている。この揺動部材43に食材収容箱39の後面が接当すると揺動部材43が後方に揺動し、この揺動により食材収容箱39を検出し、食材収容箱39が検出されたことを示す設置信号が制御装置9に入力される。

0071

図7に示すように、第2検出装置45は、被駆動ギヤ52の回転位置によって混合ドラム3の回転位置を検出するもので、被駆動ギヤ52に設けられた被検出体(例えば、マグネット)53と、右側の軸受け部材15Rに設けられ且つ被検出体53を検出する2つの検出部(例えば、検出スイッチ)54、55とを備えている。詳しくは、2つの検出スイッチ54、55はドラム回転軸芯Xを中心とする円周方向に間隔をおいて配置され、一方の検出スイッチ54の位置は、混合ドラム3がホーム位置初期位置)に設定され、他方の検出スイッチ55の位置は、混合ドラム3が後述する排出最大姿勢に設定されている。以降、一方の検出スイッチ54を「ホーム検出スイッチ54」といい、他方の検出スイッチ55を「排出検出スイッチ」という。

0072

したがって、被検出体53がホーム検出スイッチ54に達すると、当該ホーム検出スイッチ54がオンとなり、混合ドラム3のホーム位置が検出され、混合ドラム3がホーム位置になったことを示す信号(ホーム信号)が制御装置9に入力される。また、被検出体53が排出検出スイッチ55に達すると、当該排出検出スイッチ55がオンとなり、混合ドラム3が排出終了姿勢(排出最大姿勢)になったことを検出し、排出終了姿勢(排出最大姿勢)になったことを示す排出信号が制御装置9に入力される。

0073

図1及び2に示すように、操作パネル20は、右側のサイドフレーム5Rの上面側前部に設けられている。図7に示すように、操作パネル20には、スタートスイッチ230、停止スイッチ231、ホーム復帰スイッチ232、排出スイッチ233、送風スイッチ234、前転スイッチ235、後転スイッチ236が設けられている。
スタートスイッチ230は、主に、予め定められた制御シーケンスに基づく動作を開始するスイッチであって、停止スイッチ231は、制御シーケンスで動作している酢合わせ機1の動作を停止するスイッチである。また、ホーム復帰スイッチ232は、混合ドラム3をホーム位置にするためのスイッチであって、排出スイッチ233は、混合ドラム3を排出位置にするためのスイッチである。送風スイッチ234は、混合ドラム3内に送風を行うためのスイッチである。前転スイッチ235は、混合ドラム3を前転させるためのスイッチであり、後転スイッチ236は、後転させるためのスイッチである。

0074

操作パネル20には、酢合わせ機1の動作状況を表示する状況表示部240が設けられている。この状況表示部240は、動作状況として、例えば、酢合わせ機1で実行されている現在の処理が複数の処理(例えば、撹拌処理、むらし処理、冷却処理)のどの処理に該当するかを表示したり、動作が完了するまでの残り時間等を表示する。なお、状況表示部240で表示する動作状況は、上述したものに限定されない。

0075

また、表示パネル20には、各種設定を行うための設定部241が設けられている。この設定部241は、制御装置9に予め格納された複数の制御シーケンスのうち実行する所定の制御シーケンスを設定するコース設定部242と、制御シーケンスで実行する送風処理において当該送風処理時での送風条件を設定する送風パターン設定部243と、送風処理時での風量を設定する風量設定部244と、各設定部(コース設定部242、送風パタ
ーン設定部243及び風量設定部244)での設定を指示(入力)するための入力インタフェース245を備えている。

0076

詳しくは、コース設定部242は、当該コース設定部242を選択する第1選択ボタン242aと、制御シーケンスの番号を表示する第1表示部242bとで構成されている。したがって、第1選択ボタン242aを選択後、入力インタフェース245であるプラスボタンやマイナスボタンを押すことにより、第1表示部242bに表示された番号に対応する制御シーケンスを設定することができる。

0077

また、送風パターン設定部243は、送風条件を選択する第2選択ボタン243aと、送風条件の番号を表示する第2表示部243bとで構成されている。したがって、第2選択ボタン243aを選択後、プラスボタンやマイナスボタンを押すことにより、第2表示部243bに表示された番号に対応する送風条件を設定することができる。
また、風量設定部244は、当該風量設定部244を選択する第3選択ボタン244aと、風量の番号を表示する第3表示部244bとで構成されている。したがって、第3選択ボタン244aを選択後、プラスボタンやマイナスボタンを押すことにより、第3表示部244bに表示された番号に対応する風量を設定することができる。

0078

図19は、酢合わせ機1による各処理、即ち、制御装置9による制御の概略を示したものである。
酢合わせ機1のメインスイッチが入れられ、当該酢合わせ機1に電力が供給された状態では、駆動モータ7及び送風機10は停止しており、制御装置9は、表示パネル20の各種スイッチからの入力待ち状態である。入力待ち状態において、スタートスイッチ230が押されると(S1、YES)、制御装置9は、コース設定部242で設定された制御シーケンスを当該制御装置9から読み込み、所定のシーケンス処理に入る。シーケンス処理では、制御装置9は、駆動モータ7を動作させることにより混合ドラム3を回転させてご飯に酢を混ぜ合わせる(飯を撹拌する)撹拌処理を実行する(S2:撹拌処理)。撹拌処理(攪拌処理)では、制御装置9は、ドラム駆動モータ7を正転させる信号を出力し、混合ドラム3を後転方向Rに回転させる。混合ドラム3の後転によって、酢収容部136がドラム支軸25L,25Rの真正面を通り過ぎると、当該液体排出部139が開放され、液体排出部139から酢が排出され始める。そして、液体貯留容器138内部の酢152は、ご飯に対してシャワー状に落下して当該ご飯に供給される。図20に示すように、制御装置9は、定常状態の回転速度が異なる複数の攪拌処理(攪拌処理A、攪拌処理B、攪拌処理C)を実行する。例えば、制御装置9は、定常状態の回転速度が最も早い攪拌処理Aと、次に定常状態の回転速度が速い攪拌処理Bと、定常状態の回転速度が最も遅い攪拌処理Cとを実行する。

0079

なお、混合ドラム3が後転方向Rに回転している状況、即ち、撹拌処理では、図21(a)に示すように、下側のドラム蓋規制部材105はドラム蓋47のフランジ部49の張出し係合部50とは干渉しないが、上側のドラム蓋規制部材105はドラム蓋47のフランジ部49の張出し係合部50と干渉する。混合ドラム3が後転方向Rに回転して張出し係合部50が上側のドラム蓋規制部材105に接当すると、ドラム蓋規制部材105が張出し係合部50に押圧され、揺動部材106の上部が揺動支軸108回りに前方側に揺動する。これによって、上側のドラム蓋規制部材105がドラム蓋47の張出し係合部50から自動的に逃げる(上側のドラム蓋規制部材105がドラム蓋47の張出し係合部50との干渉領域143から退避する)。

0080

また、混合ドラム3が後転方向Rに回転している際において、図21(b)に示すように、ロック解除部材104がロック部材71の案内ガイド88と干渉する。混合ドラム3が後転方向Rに回転してロック部材71がロック解除部材104に接当すると、ロック解除部材104がロック部材71に押圧され、揺動部材106の上部が揺動支軸108回りに前方側に揺動する。これによって、ロック解除部材104がロック部材71から自動的に逃げる(ロック解除部材104がロック部材71との干渉領域144から退避する)。

0081

前記揺動部材106、ガイド溝111、規制ピン112等によって、ドラム蓋規制部材105をドラム蓋47から逃がし且つロック解除部材104をロック部材71か逃がす(
ドラム蓋規制部材105をドラム蓋47との干渉領域143から退避させ且つロック解除部材104をロック部材71との干渉領域144から退避させる)逃がし手段が構成されている。

0082

なお、張出し係合部50が上側のドラム蓋規制部材105から外れ、ロック部材71がロック解除部材104から外れると、揺動部材106(ドラム蓋規制部材105及びロック解除部材104)が元の位置に復帰する。
次に、撹拌処理後は、制御装置9は、ご飯を蒸らすむらし処理を実行する(S3:むらし処理)。具体的には、制御装置9は、送風装置8を停止させた状態で、駆動モータ7を間欠的に正転させる信号を出力する。

0083

むらし処理後、送風機10を動作させて酢飯を冷却する冷却処理を実行する(S4:冷却処理)。具体的には、制御装置9は、まず、予め当該制御装置9に記憶された冷却条件(風量、ドラム回転速度ドラム回転間隔等)を読み込み、読み込んだ風量となるように送風装置8(送風モータ)160に冷却風(空気)を送風する指令冷却指令)を出力する。また、制御装置9は、ドラム回転速度及びドラム回転間隔となるように駆動モータ7を正転させる指令(回転指令)を出力する。

0084

詳しくは、冷却処理の段階では、酢飯は本体ドラム46の回転に伴う攪拌により、酢飯には粘りが発生しおり図17(b)、図17(d)に示したように、酢飯は攪拌部材(攪拌棒)によって持ち上げられ易い状態となっている。制御装置9は、攪拌棒203、211、214が略水平方向に向いている状態(配列仮想線Lが略水平)であるとき、即ち、混合ドラム3(ドラム本体46)が持ち上げ位置にあるときは、ドラム回転速度を一時的に停止させる。図20(a)に示すように、混合ドラム3(ドラム本体46)が持ち上げ位置となった時点P1、P2、P3では、制御装置9は、駆動モータ7に正転させる指令(正転指令)を一時的に停止する。

0085

このように、混合ドラム3が持ち上げ位置になったとき(攪拌棒203、211、214が略水平方向に向いている状態)に、当該混合ドラムを停止すれば、これらの攪拌棒203、211、214によって持ち上げられた酢飯は、次第に形状が崩れて、バラバラになり落下し易くなる。それゆえ、風向設定部材176によって持ち上げ位置、或いは、落下位置にある酢飯を効率良く冷却することができる。つまり、攪拌部材が酢飯の持ち上げ姿勢であるときの混合ドラム3の回転を一時的に停止することにより、攪拌部材によって持ち上げられた酢飯が形を徐々に崩しながら落下する落下時間を確保することができ、持ち上げ位置、或いは、落下位置にある酢飯を効率良く冷却することができる。

0086

なお、持ち上げ位置になったときの混合ドラム3の回転角度を予め制御装置9に記憶しておき、当該回転角度になったときに駆動モータ7の正転を停止してもよいし、所定位置(例えば、ホーム位置)から持ち上げ位置までの到達時間をドラム回転速度に応じて求めておき、所定位置を通過してからの経過時間が到達時間と一致したときに駆動モータ7の正転を停止してもよく、持ち上げ位置の検出は限定されない。

0087

ここで、酢飯は攪拌(シャリ切り)するにしたがって、次第に粘りが出てくる。それゆえ、図20(a)に示すように、制御装置9は、冷却処理において、持ち上げ位置における停止時間(T1,T2,T3)は、次第に大きくしている。即ち、制御装置9は、冷却処理において、最初に停止したときの第1停止時間T1を最も短くし、続いて停止したときの第2停止時間T2を第1停止時間よりも長くし、続いて停止したときの第3停止時間T3を最も長くしている。つまり、制御装置9は、攪拌部材(攪拌棒)が酢飯の持ち上げ姿勢であるときの混合ドラム3の停止時間を次第に長くしている。これにより、酢飯が徐々に粘りが出たとしても、停止時間を次第に長くしているため、粘りが出てきた酢飯も確実に落下させることができる。

0088

さて、上述した実施形態では、混合ドラム3が持ち上げ位置にあるときに、当該混合ドラム3を停止していたが、これに代え、混合ドラム3が持ち上げ位置、即ち、攪拌部材が(攪拌棒)酢飯の持ち上げ姿勢であるとき、混合ドラム3の回転速度を、攪拌部材(攪拌棒)が酢飯の非持ち上げ姿勢であるときの混合ドラム3の回転速度よりも小さくしてもよい。

0089

図20(b)に示すように、持ち上げ位置となった時点P4、P5、P6から所定時間、ドラム回転速度を遅くしている。即ち、制御装置9は、持ち上げ位置になってから所定時間(数秒間)は、非持ち上げ位置前よりも、ドラム回転速度を遅くしている。これによれば、持ち上げ位置になってから所定時間、ドラム回転速度を遅くしているため、酢飯は、落下し易くなる。上述したように、酢飯は攪拌(シャリ切り)するにしたがって、次第に粘りが出てくることから、制御装置9は、持ち上げ位置後におけるドラム回転速度の減少値は、前回のドラム回転速度の減少値よりも大きくしている。例えば、時点P4におけるドラム回転速度を「第1速度」、時点P5におけるドラム回転速度を「第2速度」、時点P6におけるドラム回転速度を「第3速度」としたとき、第3速度が最も小さく、次いで、第2速度が小さく、第1速度が最も大きい。つまり、制御装置9は、攪拌部材(攪拌棒)が酢飯の持ち上げ姿勢であるときの混合ドラムの回転数3の減少値を段階的に次第に大きくしている。これにより、酢飯が徐々に粘りが出たとしても、ドラム回転速度を段階的に長くしているため、粘りが出てきた酢飯も確実に落下させることができる。

0090

次に、制御装置9による冷却処理が終了すると、排出処理が実行される。
まず、排出処理では、制御装置9は、ベースフレーム4上に食材収容箱39が設置されているか否かを判断する。即ち、制御装置9は、第1検出装置40からの設置信号が制御装置9に入力されているか否かを判断する。
次に、制御装置9は、混合ドラム3がホーム位置になっているか否かを判断する。即ち、制御装置9は、第2検出装置40からのホーム信号が制御装置9に入力されているか否かを判断する。混合ドラム3がホーム位置にあるとき、制御装置9は、駆動モータ7に逆転の指令を出力して、混合ドラム3の前転する。

0091

なお、排出処理において、混合ドラム3がホーム位置でないとき、制御装置9は、ホーム復帰処理に移行する。例えば、ホーム復帰処理では、制御装置9は、駆動モータ7に正転の指令を出力して、混合ドラム3を後転させ、当該制御装置9にホーム信号が入力された時点(混合ドラム3がホーム位置になった時点)で、駆動モータ7への正転の指令を停止する。上述した例では、自動的に混合ドラム3をホーム位置に復帰させているが、手動で混合ドラム3をホーム位置に復帰させてもよい。この場合、制御装置9は、ホーム復帰スイッチ232又は後転スイッチ236の入力を許可する。そして、制御装置9は、ホーム復帰スイッチ232が押された場合は上述したように混合ドラム3をホーム位置に復帰し、後転スイッチ236が押された場合は、後転スイッチ236が押されている間は駆動モータ7に正転の指令を出力して混合ドラム3を後転させ、制御装置9にホーム信号が入力された時点で、駆動モータ7への正転の指令を停止する。

0092

排出処理において、図22(a)に示すホーム位置から混合ドラム3が前転方向Fに回転すると、ロック部材71がロック解除部材104に係合して、図22(b)に示すように、ロック部材71のロックが解除される。このロック部材71の自動ロック解除を詳細に説明すると、図23(a)に示すように、混合ドラム3がホーム位置に位置する状態ではロック部材71の案内ガイド88はロック解除部材104の上方に位置しており、このとき、案内ガイド88のロック解除ガイド面88aは前斜め下方に向けて傾斜状である。

0093

このホーム位置から混合ドラム3が前転方向Fに回転すると、図23(b)に示すように、ロック部材71が下方移動してロック解除ガイド面88aの下端側がロック解除部材104に上方から接当する。さらに、混合ドラム3が前転方向Fに回転すると、図23(c)、(d)に示すように、ロック解除部材104に対してロック部材71が下方移動することにより、ロック部材71がロック解除部材104によって強制的に前方側に押動される。これによって、ロック部材71が枢支ピン98回りに揺動してロック係合部92がロック係止部材99から離脱し、ロック部材71のロックが解除される。このとき、ロック解除部材104は、ロック解除ガイド面88aを上方に向けて相対的に転動する。その後、混合ドラム3が前転方向Fに回転することによりロック解除部材104がロック部材71のロック解除ガイド面88a(案内ガイド88)から外れる。

0094

ロック部材71のロックが解除されてロック解除部材104がロック解除ガイド面88aから外れた後、混合ドラム3がさらに前転方向Fに回転すると、図24(a)に示すよ
うに、ドラム蓋47のフランジ部49の張出し係合部50の下面前端側が上側のドラム蓋規制部材105に上方から接当し、ドラム蓋47のドラム本体46側への揺動動作が規制される。

0095

この状態からドラム本体46がさらに前転方向Fに回転すると、図24(b)に示すように、張出し係合部50が下側のドラム蓋規制部材105に接当してドラム蓋47のドラム本体46側への揺動が規制されると共に、ドラム本体46は、その上部開口面124が下側を向き且つ該上部開口面124が下方に向かうに従って後方に移行する傾斜状の食材排出姿勢となる。なお、制御装置9は、第2検出装置40からの排出信号が制御装置9に入力されているか否かを判断し、食材排出最大姿勢を示す排出信号を検知すると、駆動モータ7への逆転の指令を停止するようになっている。

0096

上述したように、ドラム本体46内の酢飯は、ドラム本体46の上部開口面124が下側を向き始めることにより、ドラム本体46が食材排出姿勢になると、徐々に食材収容箱39へと自然落下により落下排出して、食材収容箱39へと落下排出する。
さて、排出処理においては、制御装置9は、混合ドラム3が前転を開始してから前転を停止するまで、即ち、混合ドラム3(ドラム本体3)がホーム位置から食材排出開始姿勢から食材排出終了姿勢(食材排出最大姿勢)に至る間において、制御装置9は一時的に数秒間、前転を停止する。即ち、制御装置9は、ドラム本体46の食材排出姿勢を数秒間、停止させた状態で保持する。このように、ドラム本体46が食材排出開始姿勢から食材排出終了姿勢となる間に、一時的にドラム本体46を停止すれば、ドラム本体46内の酢飯は、当該ドラム本体46内で崩れながら、食材収容箱39に向けて自然落下するため、酢飯をバラバラにほぐした状態で排出することができる。

0097

なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、撹拌時に混合ドラム3内に微風を送ることにより当該混合ドラム3への水滴付着を抑制していたが、撹拌時を行わないとき、例えば、むらし処理時に微風を混合ドラム3に導入してもよい。また、上述した酢合わせ機は、むらし処理を行うこととなっているが、むらし処理は無くても良い。

0098

また、上述した実施形態では、食材を、酢及びご飯として酢合わせ機について説明したが、これに限定されず、食材は「酢」や「ご飯」以外のものであってもよい。
また、上述した実施形態では、持ち上げ位置は、攪拌棒203、211、214が水平方向に向いている状態(配列仮想線Lが略水平)としたが、攪拌棒203、211、214がやや傾斜している状態を持ち上げ位置としてもよい。例えば、攪拌棒203、211、214の水平方向に対する傾斜角度θ、即ち、配列仮想線Lと水平軸とのなす角が−20度から+20度であるときを、持ち上げ位置としてもよい。

0099

また、風向設定部材176は、攪拌棒によって持ち上げられた食材と、落下した食材との両方に冷却空気を当てるものであれば、上述した形状に限定されない。

0100

1食材混合機
2機械フレーム
3混合ドラム
25L,25Rドラム支軸
157導入部
176風向設定部材
178仕切り部
192風入口
193風出口
201、202攪拌部材
203、211、214 攪拌棒

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