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技術 両軸受リール

出願人 株式会社シマノ
発明者 川俣敦史大古瀬広樹
出願日 2014年3月25日 (4年8ヶ月経過) 出願番号 2014-062651
公開日 2015年10月22日 (3年1ヶ月経過) 公開番号 2015-181436
状態 特許登録済
技術分野 魚釣り(3)釣用リール
主要キーワード 水深表示装置 水深表示 電動リール 釣り用リール 糸落ち 軸方向内方 ハンドル側 糸巻き
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年10月22日)のものです。
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図面 (8)

課題

釣り糸がリール本体内進入しても釣り糸をリール本体内から取り出しやすくする。

解決手段

両軸受リール100は、リール本体1と、スプール10と、を備える。リール本体1は、内側に開口した第1スプール収容部14aを有する。スプール10は、糸巻き胴部よりも大径に形成される第1フランジ部10bを有する。第1フランジ部10bの外周部16は、第1外周部16aと、第2外周部16bと、第1連結部16cと、を有する。第1外周部16aは、第1スプール収容部14aの内周部18と第1所定距離L1をあけて配置される。第2外周部16bは、第1スプール収容部14aの内周部18と第2所定距離L2をあけて配置され、第1外周部16aよりも小径である。第1連結部16cは、第2外周部16bから第1外周部16aに向かって徐々に拡径し、第1外周部16aと第2外周部16bとを連結する。

概要

背景

両軸受リールのリール本体は、スプールフランジ部が収容される円形のスプール収容部を有する。スプール収容部の内周面とフランジ部の外周面との間には、隙間が形成される。この隙間が大きすぎると、細い釣り糸を使用したとき、内周面と外周面との隙間からリール本体内進入して釣り糸がリール本体内部に絡むおそれがある。釣り糸の進入を防止するために、上記の隙間を小さくすると、フランジ部の外周面がスプール収容部の内周面に接触する可能性がある。そこで、フランジ部の外周面に環状に突出する釣り糸進入防止部を設けるとともに、スプール収容部に釣り糸進入防止部に対向して配置された筒状部(環状部)を設けた両軸受リールが知られている(例えば、特許文献1参照)。

従来の両軸受リールでは、環状に突出する釣り糸進入防止部によって釣り糸がスプール収容部からリール本体内に進入しにくくなる。また、釣り糸が仮にリール本体の釣り糸進入防止部を通過して内部に進入しても、筒状部に接触することによって釣り糸の糸落ち、つまり、釣り糸が径方向内側(スプール軸)にまで、落ちにくくなる。

また、筒状部(環状部)の先端部は、内周面から先端面に向かって拡径するテーパ部を有している。このテーパ部は、内周面側の端部が釣り糸進入防止部の先端部の最外径部より軸方向内方に位置するように形成されている。

概要

釣り糸がリール本体内に進入しても釣り糸をリール本体内から取り出しやすくする。両軸受リール100は、リール本体1と、スプール10と、を備える。リール本体1は、内側に開口した第1スプール収容部14aを有する。スプール10は、糸巻き胴部よりも大径に形成される第1フランジ部10bを有する。第1フランジ部10bの外周部16は、第1外周部16aと、第2外周部16bと、第1連結部16cと、を有する。第1外周部16aは、第1スプール収容部14aの内周部18と第1所定距離L1をあけて配置される。第2外周部16bは、第1スプール収容部14aの内周部18と第2所定距離L2をあけて配置され、第1外周部16aよりも小径である。第1連結部16cは、第2外周部16bから第1外周部16aに向かって徐々に拡径し、第1外周部16aと第2外周部16bとを連結する。

目的

本発明の課題は、釣り糸がリール本体内に進入しても釣り糸をリール本体内から取り出しやすくすることにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

釣り糸を前方に繰り出し可能な両軸受リールであって、内側に開口したスプール収容部を有するリール本体と、前記釣り糸を巻き付け可能な糸巻き胴部、前記糸巻き胴部の一端に前記糸巻き胴部よりも大径に形成される第1フランジ部、及び前記糸巻き胴部の他端に前記糸巻胴部よりも大径に形成される第2フランジ部、を有するスプールと、を備え、前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部の少なくともいずれか一方の外周部は、前記スプール収容部の内周部と第1所定距離をあけて配置される第1外周部と、前記スプール収容部の内周部と第2所定距離をあけて配置され、前記第1外周部よりも小径の第2外周部と、前記第2外周部から前記第1外周部に向かって徐々に拡径し、前記第1外周部と前記第2外周部とを連結する第1連結部と、を有する、両軸受リール。

請求項2

前記スプール収容部の前記内周部は、前記第1外周部と前記第1所定距離あけて配置される第1内周部と、前記第2外周部と前記第2所定距離あけて配置され、前記第1内周部よりも小径の第2内周部と、を有する、請求項1に記載の両軸受リール。

請求項3

前記スプール収容部は、前記第1内周部と前記第2内周部とを連結する第2連結部を有する、請求項2に記載の両軸受リール。

請求項4

前記第2連結部は、連続的に湾曲して前記第1内周部と前記第2内周部とを連結する、請求項3に記載の両軸受リール。

請求項5

前記第1所定距離と前記第2所定距離は同じ距離である、請求項2から5のいずれか1項に記載の両軸受リール。

請求項6

前記第2所定距離は、前記第1所定距離よりも小さい、請求項2から4のいずれか1項に記載の両軸受リール。

請求項7

前記第1連結部は、連続的に湾曲して前記第1外周部と前記第2外周部とを連結する、請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リール。

請求項8

前記第1フランジ部は、前記スプールを回転操作するハンドル側に配置され、前記外周部を有する、請求項1から7のいずれか1項に記載の両軸受リール。

請求項9

前記第2フランジ部は、前記外周部を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の両軸受リール。

請求項10

前記第1所定距離及び前記第2所定距離は、0.5mmから2mmの範囲である、請求項1から9のいずれか1項に記載の両軸受リール。

技術分野

0001

本発明は、釣り用リール、特に、釣り糸を前方に繰り出し可能な両軸受リールに関する。

背景技術

0002

両軸受リールのリール本体は、スプールフランジ部が収容される円形のスプール収容部を有する。スプール収容部の内周面とフランジ部の外周面との間には、隙間が形成される。この隙間が大きすぎると、細い釣り糸を使用したとき、内周面と外周面との隙間からリール本体内進入して釣り糸がリール本体内部に絡むおそれがある。釣り糸の進入を防止するために、上記の隙間を小さくすると、フランジ部の外周面がスプール収容部の内周面に接触する可能性がある。そこで、フランジ部の外周面に環状に突出する釣り糸進入防止部を設けるとともに、スプール収容部に釣り糸進入防止部に対向して配置された筒状部(環状部)を設けた両軸受リールが知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

従来の両軸受リールでは、環状に突出する釣り糸進入防止部によって釣り糸がスプール収容部からリール本体内に進入しにくくなる。また、釣り糸が仮にリール本体の釣り糸進入防止部を通過して内部に進入しても、筒状部に接触することによって釣り糸の糸落ち、つまり、釣り糸が径方向内側(スプール軸)にまで、落ちにくくなる。

0004

また、筒状部(環状部)の先端部は、内周面から先端面に向かって拡径するテーパ部を有している。このテーパ部は、内周面側の端部が釣り糸進入防止部の先端部の最外径部より軸方向内方に位置するように形成されている。

先行技術

0005

特許4500599号公報

発明が解決しようとする課題

0006

従来の両軸受リールでは、釣り糸進入防止部から釣り糸がリール本体内に進入しても釣り糸の糸落ちが生じにくくなる。
また、釣り糸進入防止部の先端部の最外径部より軸方向内方にテーパ部の内周側端部が位置しているので、釣り糸進入防止部と環状部との間の隙間を最小にでき、このため釣り糸が釣り糸進入防止部と環状部との間の隙間に進入しにくくなる。
しかしながら、釣り糸進入防止部からリール本体内に進入した釣り糸を取り出しにくい。

0007

本発明の課題は、釣り糸がリール本体内に進入しても釣り糸をリール本体内から取り出しやすくすることにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明に係る両軸受リールは、釣り糸を前方に繰り出し可能である。両軸受リールは、リール本体と、スプールと、を備える。リール本体は、内側に開口したスプール収容部を有する。スプールは、釣り糸を巻き付け可能な糸巻き胴部、糸巻き胴部の一端に糸巻き胴部よりも大径に形成される第1フランジ部、及び糸巻き胴部の他端に糸巻胴部よりも大径に形成される第2フランジ部、を有する。

0009

第1フランジ部及び第2フランジ部の少なくともいずれか一方の外周部は、第1外周部と、第2外周部と、第1連結部と、を有する。第1外周部は、スプール収容部の内周部と第1所定距離をあけて配置される。第2外周部は、スプール収容部の内周部と第2所定距離をあけて配置され、第1外周部よりも小径である。第1連結部は、第2外周部から第1外周部に向かって徐々に拡径し、第1外周部と第2外周部とを連結する。

0010

この両軸受リールでは、第1連結部が第2外周部から第1外周部に向かって徐々に拡径している。ここでは、仮に第1外周部とスプール収容部との間の隙間から釣り糸が第2外周部に進入しても、釣り糸を引っ張ると、釣り糸に糸巻き胴部に戻る力が作用し、第1連結部を上って、釣り糸が糸巻き胴部に戻りやすくなる。このため、釣り糸がリール本体内に進入しても釣り糸をリール本体内から取り出しやすくなる。

0011

スプール収容部の内周部は、第1外周部と第1所定距離あけて配置される第1内周部と、第2外周部と第2所定距離あけて配置され、第1内周部よりも小径の第2内周部と、を有してもよい。この場合には、スプール収容部の第1内周部よりも小径の第2内周部が第2外周部との間に第2所定距離をあけて配置されるので、第2外周部と第2内周部との隙間から釣り糸がリール本体内に進入しにくくなる。

0012

スプール収容部は、第1内周部と第2内周部とを連結する第2連結部を有してもよい。この場合には、第1内周部と第2内周部とが連結されるので、第2外周部に釣り糸が進入しても進入した釣り糸が第2連結部に接触してリール本体内に進入しにくくなる。

0013

第2連結部は、連続的に湾曲して第1内周部と第2内周部とを連結してもよい。この場合には、第2連結部に釣り糸が接触しても釣り糸を第2外周部に戻しやすい形状にすることができる。また、第2連結部が滑らかに形成されるので、釣り糸が第2連結部に接触しても釣り糸が傷付きにくくなる。

0014

第1所定距離と第2所定距離は同じ距離であってもよい。この場合には、第1外周部及び第2外周部がスプール収容部に接触しにくくなる。

0015

第2所定距離は、第1所定距離よりも小さくてもよい。この場合に、第2外周部からリール本体内に釣り糸が進入しにくくなる。

0016

第1連結部は、連続的に湾曲して第1外周部と第2外周部とを連結する。この場合には、第1連結部が滑らかに形成されるので、第1連結部に釣り糸が接触しても釣り糸が傷付きにくくなる。

0017

第1フランジ部は、スプールを回転操作するハンドル側に配置され、外周部を有してもよい。この場合には、ハンドル側でリール本体内に釣り糸が進入しても、釣り糸をリール本体内から取り出しやすくなる。

0018

第2フランジ部は、外周部を有してもよい。この場合には、第2フランジ部からリール本体内に釣り糸が進入しても、釣り糸を取り出しやすくなる。

0019

第1所定距離及び第2所定距離は、0.5mmから2mmの範囲であってもよい。この場合には、細い釣り糸が第1外周部及び第2外周部から進入しにくくなるとともに、第1外周部及び第2外周部がスプール収容部に接触しにくくなる。

発明の効果

0020

本発明によれば、仮に第1外周部とスプール収容部との間の隙間から釣り糸が第2外周部に進入しても、釣り糸を引っ張ると、釣り糸に糸巻き胴部に戻る力が作用し、第1連結部を上って、釣り糸が糸巻き胴部に戻りやすくなる。このため、釣り糸がリール本体内に進入しても釣り糸をリール本体内から取り出しやすくなる。

図面の簡単な説明

0021

本発明の一実施形態による両軸受リールの斜視図。
その断面背面図。
図2のIII部拡大図。
図2のIV部拡大図。
変形例1の図3に相当する図。
変形例2の図3に相当する図。
変形例3の図3に相当する図。

実施例

0022

図1及び図2において、本発明の一実施形態による両軸受リール100は、図示しないモータによって、スプール10を回転駆動可能であり、釣り糸を前方に繰り出し可能な電動リールである。両軸受リール100は、リール本体1と、リール本体1の一側に回転自在に装着されるハンドル2と、リール本体1に回転自在に支持されるスプール10と、を備える。また、両軸受リール100は、水深表示用のカウンタ4を備える。

0023

図2に示すように、リール本体1は、フレーム5と、フレーム5の両側方を覆う第1側カバー8a及び第2側カバー8bと、を有する。フレーム5は、ハンドル2側の第1側板7aと、第1側板7aと対向して配置される第2側板7bと、を有する。第1側板7aは、スプール10の後述する第1フランジ部10bを収容可能な第1スプール収容部14aを有する。

0024

第2側板7bは、スプール10が通過可能な円形の開口7eを有する側板本体7cと、側板本体7cの開口7eにねじ部材よって着脱可能に装着される円板状のスプール支持部7dと、を有する。側板本体7cは、第1側板7aと複数の連結部材7fを介して一体的に形成される。スプール支持部7dは、スプール10が一体回転可能に装着されるスプール軸12の一端を、軸受40aを介して回転自在に支持する。スプール軸12の他端は、第1側カバー8aに軸受40bを介して回転自在に支持される。

0025

スプール支持部7dは、スプール10の後述する第2フランジ部10cを収容する第2スプール収容部14bを有する。第1スプール収容部14a及び第2スプール収容部14bは、スプール収容部の一例であり、これらについては、スプール10の説明とともに詳細に説明する。

0026

スプール10は、スプール軸12が一体回転可能に連結される糸巻き胴部10aと、ハンドル2側に配置される第1フランジ部10bと、第2フランジ部10cと、を有する。第1フランジ部10bは、糸巻き胴部10aの一端(図2の右端)に糸巻き胴部10aよりも大径に一体的に形成される。第2フランジ部10cは、糸巻き胴部10aの他端(図2の左端)に糸巻き胴部10aよりも大径に一体的に形成される。第1フランジ部10bは、外周部16を有し、第2フランジ部10cは、外周部20を有する。

0027

第1フランジ部10bの外周部16は、図3に示すように、第1外周部16aと、第2外周部16bと、第1連結部16cと、を有する。第1外周部16aは、第1スプール収容部14aの後述する内周部18と第1所定距離L1をあけて配置される。第1外周部16aは、スプール軸12と略平行な外周面である。第2外周部16bは、第1スプール収容部14aの内周部18と第2所定距離L2をあけて配置され、第1外周部16aよりも小径である。第2外周部16bは、スプール軸12と略平行な外周面である。第1連結部16cは、第2外周部16bから第1外周部16aに向かって徐々に拡径して第1外周部16aと第2外周部16bとを連結する。本実施形態では、第1連結部16cは、直線的に傾斜するテーパ面で構成される。

0028

第1スプール収容部14aは、内周部18を有する。内周部18は、第1内周部18aと、第2内周部18bと、第2連結部18cと、糸落ち防止部18dと、第3連結部18eと、を有する。
第1内周部18aは、第1外周部16aと第1所定距離L1をあけて第1外周部16aの径方向外側に配置される。第2内周部18bは、第1内周部18aよりも小径であり、第2外周部16bと第2距離L2をあけて第2外周部16bよりも径方向外側に配置される。第2連結部18cは、第1内周部18aと第2内周部18bとを連結する。第2連結部18cは、本実施形態では、スプール軸12と略直交する面で第1内周部18aと第2内周部18bとを連結する。糸落ち防止部18dは、間に第2外周部16bが配置されるように第2内周部18bの内周側に筒状に突出して配置される。糸落ち防止部18dは、仮に釣り糸が第2外周部16bから径方向内側に落ちても、それよりも径方向内側に釣り糸が落ちないようにするために設けられる。第3連結部18eは、第2内周部18bと糸落ち防止部18dとを連結するために設けられる。第3連結部18eは、本実施形態では、スプール軸12と略直交する面で第2内周部18bと糸落ち防止部18dとを連結する。また、第1所定距離L1と第2所定距離L2は、同じ大きさであり、例えば、0.5mmから2mmの範囲である。

0029

第2フランジ部10cの外周部20は、図4に示すように、第1フランジ部10bと同様な形態の第1外周部20aと、第2外周部20bと、第1連結部20cと、を有する。第1外周部20aは、第2スプール収容部14bの後述する内周部22と第1所定距離L1をあけて配置される。第2外周部20bは、第2スプール収容部14bの内周部22と第2所定距離L2をあけて配置され、第1外周部20aよりも小径である。第1連結部20cは、第2外周部20bから第1外周部20aに向かって徐々に拡径し、第1外周部20aと第2外周部20bとを連結する。本実施形態では、第1連結部20cは、直線的に傾斜するテーパ面で構成される。

0030

第2スプール収容部14bは、内周部22を有する。内周部22は、第1スプール収容部14aと同様な形態の第1内周部22aと、第2内周部22bと、第2連結部22cと、糸落ち防止部22dと、第3連結部22eと、を有する。第1内周部22aは、第1外周部20aと第1所定距離L1をあけて第1外周部20aの径方向外側に配置される。第2内周部22bは、第1内周部22aよりも小径であり、第2外周部20bと第2距離L2をあけて第2外周部20bよりも径方向外側に配置される。第2連結部22cは、第1内周部22aと第2内周部22bとを連結する。第2連結部22cは、本実施形態では、スプール軸12と略直交する面で第1内周部22aと第2内周部22bとを連結する。糸落ち防止部22dは、間に第2外周部20bが配置されるように第2内周部22bの内周側に筒状に突出して配置される。糸落ち防止部22dは、仮に釣り糸が第2外周部20bから径方向内側に落ちてもそれよりも径方向内側に釣り糸が落ちないようにするために設けられる。第3連結部22eは、第2内周部22bと糸落ち防止部22dとを連結するために設けられる。第3連結部22eは、本実施形態では、スプール軸12と略直交する面で第2内周部22bと糸落ち防止部22dとを連結する。また、第1所定距離L1と第2所定距離L2は、同じ大きさであり、例えば、0.5mmから2mmの範囲である。

0031

次に、両軸受リール100の作用について説明する。
キャスティングまたは仕掛け自重によって釣り糸を繰り出すときに、釣り糸がスプール10上で糸ふけし、第1外周部16a(又は第1外周部20a)と第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)との間の隙間から釣り糸が第2外周部16b(又は第2外周部20b)に進入することがある。

0032

このような場合、本実施形態では、第1外周部16a(又は第1外周部20a)と第2外周部16b(又は第2外周部20b)とが、第2外周部16b(又は第2外周部20b)から第1外周部16a(又は第1外周部20a)に向かって徐々に拡径するテーパ面で構成される第1連結部16c(又は第1連結部20c)によって連結される。このため、釣り糸を引っ張ると、糸巻き胴部10a上に戻る力が釣り糸に作用し、第1連結部16c(又は第1連結部20c)を上って、釣り糸が糸巻き胴部10a上に戻りやすくなる。このため、釣り糸がリール本体1の内部に進入しても釣り糸をリール本体1内から取り出しやすくなる。

0033

<変形例1>
図5に示す、変形例1では、第2連結部118cの形状及び第2所定距離L2が上記実施形態と異なる。第2連結部118cは、連続的に湾曲して第1内周部18aと第2内周部18bとを連結する。これによって、第2連結部118cに釣り糸が接触しても釣り糸が傷付きにくくなる。また、第2距離L2は、第1距離L1よりも小さい。これらの点を除いて、変形例1のリール本体の構成は上記実施形態と同じである。

0034

このような変形例1では、第2連結部118cが連続して湾曲して第1内周部18aと第2内周部18bとを連結しているので、第2連結部118cに釣り糸が接触しても釣り糸が傷付きにくくなる。また、第2所定距離L2が第1所定距離L1よりも小さいので、釣り糸が第2外周部16bまで進入しても、第2外周部16bから糸落ちしにくい。なお、第2所定距離L2は、例えば、0.3mmから1.8mmの範囲である。

0035

<変形例2>
図6に示す変形例2では、第2連結部218cの構成が上記実施形態と異なる。変形例2では、第2連結部218cの第2内周部18bと連結する軸方向位置が第1内周部18aと連結する位置よりも第1連結部16c側に配置される。この点を除いて、変形例2のリール本体の構成は上記実施形態と同じである。これによって、第2外周部16b側に進入した釣り糸が第2連結部218cに接触すると、第1連結部16c側に案内される。このため、釣り糸がさらに糸落ちしにくくなる。

0036

<変形例3>
図7に示す変形例3では、スプールの第1連結部316cの構成が上記実施形態と異なる。変形例3では、第1連結部316cは、連続的に湾曲して第1外周部16aと第2外周部16bとを連結するように構成される。この点を除いて、変形例3のスプールの構成は上記実施形態と同じである。これによって、第2外周部16b側に進入した釣り糸が第2連結部218cに接触すると、第1連結部16c側に案内される。ここでは、第1連結部316cが滑らかに形成されるので、釣り糸を取り出す際に第1連結部316cに釣り糸が接触しても釣り糸が傷付きにくくなる。

0037

<特徴>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。

0038

(A)両軸受リール100は、釣り糸を前方に繰り出し可能である。両軸受リール100は、リール本体1と、スプール10と、を備える。リール本体1は、内側に開口した第1スプール収容部14aを有する。スプール10は、釣り糸を巻き付け可能な糸巻き胴部10a、糸巻き胴部10aの一端に糸巻き胴部10aよりも大径に形成される第1フランジ部10b、及び糸巻き胴部10aの他端に糸巻き胴部10aよりも大径に形成される第2フランジ部10c、を有する。

0039

第1フランジ部10b及び第2フランジ部10cの少なくともいずれか一方の外周部16(又は外周部20)は、第1外周部16a(又は第1外周部20a)と、第2外周部16b(又は第2外周部20b)と、第1連結部16c(又は第1連結部20c)と、を有する。第1外周部16a(又は第1外周部20a)は、第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)の内周部18(又は内周部22)と第1所定距離L1をあけて配置される。第2外周部16b(又は第2外周部20b)は、第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)の内周部18(又は内周部22)と第2所定距離L2をあけて配置され、第1外周部16a(又は第1外周部20a)よりも小径である。第1連結部16c(又は第1連結部20c)は、第2外周部16b(又は、第2外周部20b)から第1外周部16a(又は第1外周部20a)に向かって徐々に拡径し、第1外周部16a(又は第1外周部20a)と第2外周部16b(又は第2外周部20b)とを連結する。

0040

この両軸受リール100では、第1連結部16c(又は第1連結部20c)が第2外周部16b(又は第2外周部20b)から第1外周部16a(又は第1外周部20a)に向かって徐々に拡径している。ここでは、仮に第1外周部16a(又は第1外周部20a)と第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)との間の隙間から釣り糸が第2外周部16b(又は第2外周部20b)に進入しても、釣り糸が引っ張ると、釣り糸に糸巻き胴部10aに戻る力が作用し、第1連結部16c(又は第1連結部20c)を上って、釣り糸が糸巻き胴部10aに戻りやすくなる。このため、釣り糸がリール本体1の内部に進入しても釣り糸をリール本体1の内部から取り出しやすくなる。

0041

(B)第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)の内周部18(又は内周部22)は、第1外周部16a(又は第1外周部20a)と第1所定距離L1あけて配置される第1内周部18a(又は第1内周部22a)と、第2外周部16b(又は第2外周部20b)と第2所定距離L2あけて配置され、第1内周部18a(又は第1内周部22a)よりも小径の第2内周部18b(又は第2内周部22b)と、を有してもよい。この場合には、第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)の第1内周部18a(又は第1内周部22a)よりも小径の第2内周部18b(又は第2内周部22b)が第2外周部16b(又は第2外周部20b)との間に第2所定距離L2をあけて配置されるので、第2外周部16b(又は第2外周部20b)と第2内周部18b(又は第2内周部22b)との隙間から釣り糸がリール本体1の内部に進入しにくくなる。

0042

(C)第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)は、第1内周部18a(又は第1内周部22a)と第2内周部18b(又は第2内周部22b)とを連結する第2連結部18c(又は第2連結部22c)を有してもよい。この場合には、第1内周部18a(又は第1内周部22a)と第2内周部18b(又は第2内周部22b)とが連結されるので、第2外周部16b(又は第2外周部20b)に釣り糸が進入しても進入した釣り糸が第2連結部18c(又は第2連結部22c)に接触してリール本体1の内部に進入しにくくなる。

0043

(D)第2連結部18c(又は第2連結部22c)は、連続的に湾曲して第1内周部18a(又は第1内周部22a)と第2内周部18b(又は第2内周部22b)とを連結してもよい。この場合には、第2連結部18c(又は第2連結部22c)に釣り糸が接触しても釣り糸を第2外周部16b(又は第2外周部20b)に戻しやすい形状にすることができる。また、第2連結部18c(又は第2連結部22c)が滑らかに形成されるので、釣り糸が第2連結部18c(又は第2連結部22c)に接触しても釣り糸が傷付きにくくなる。

0044

(E)第1所定距離L1と第2所定距離L2は同じ距離であってもよい。この場合には、第1外周部16a(又は20a)及び第2外周部16b(又は20b)が第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)に接触しにくくなる。

0045

(F)第2所定距離L2は、第1所定距離L1よりも小さくてもよい。この場合に、第2外周部16b(又は第2外周部20b)からリール本体1の内部に釣り糸が進入しにくくなる。

0046

(G)第1連結部16c(又は第1連結部20c)は、連続的に湾曲して第1外周部16a(又は第1外周部20a)と第2外周部16b(又は第2外周部20b)とを連結する。この場合には、第1連結部16c(又は第1連結部20c)が滑らかに形成されるので、第1連結部16c(又は第1連結部20c)に釣り糸が接触しても釣り糸が傷付きにくくなる。

0047

(H)第1フランジ部10bは、スプール10を回転操作するハンドル2側に配置され、外周部16(又は20)を有してもよい。この場合には、ハンドル2側でリール本体1の内部に釣り糸が進入しても、釣り糸を取り出しやすくなる。

0048

(I)第2フランジ部10cは、外周部20を有してもよい。この場合には、第2フランジ部10cからリール本体1の内部に釣り糸が進入しても、釣り糸を取り出しやすくなる。

0049

(J)第1所定距離L1及び第2所定距離L2は、0.5mmから2mmの範囲であってもよい。この場合には、細い釣り糸が第1外周部16a(又は第1外周部20a)及び第2外周部16b(又は第2外周部20b)から進入しにくくなるとともに、第1外周部16a(又は第1外周部20a)及び第2外周部16b(又は第2外周部20b)が第1スプール収容部14a(又は第2スプール収容部14b)に接触しにくくなる。

0050

<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。

0051

(a)上記実施形態及び3つの変形例では、第2内周部を設けたが、第2内周部は設けなくてもよい。

0052

(b)上記実施形態では、両軸受リールとして電動リールを例示したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、手巻きの両軸受リール、カウンタ(水深表示装置)付きの手巻きの両軸受リールなどの全ての両軸受リールに本発明を適用できる。

0053

(c)上記実施形態では、スプールの第1フランジ部10b(又は第2フランジ部10c)に第1外周部16a(又は第1外周部20a)及び第2外周部16b(又は第2外周部20b)を設けたが、本発明はこれに限定されない。第1外周部及び第2外周部は、第1フランジ部及び第2フランジ部の少なくとも一方に設けられていればよい。また、第1内周部及び第2内周部を有するスプール収容部も第1フランジ部及び第2フランジ部の少なくとも一方を収容可能に設けられていればよい。

0054

(d)上記実施形態では、モータがスプール内に配置されていないが、モータがスプール内に配置される電動の両軸受リールにも本発明を適用できる。

0055

1 リール本体
2ハンドル
10スプール
10a糸巻き胴部
10b 第1フランジ部
10c 第2フランジ部
14a 第1スプール収容部(スプール収容部の一例)
14b 第2スプール収容部(スプール収容部の一例)
16,20 外周部
16a,20a 第1外周部
16b,20b 第2外周部
16c,20c 第1連結部
18,22内周部
18a,22a 第1内周部
18b,22b 第2内周部
18c,22c 第2連結部
100両軸受リール
L1 第1所定距離
L2 第2所定距離

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