図面 (/)

技術 画像形成装置、検索方法、および制御プログラム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 山畑武敏川村勇司橋本英幸園田悠
出願日 2014年3月19日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-056311
公開日 2015年10月8日 (4年5ヶ月経過) 公開番号 2015-179948
状態 特許登録済
技術分野 付属装置、全体制御 タイプライター等へのデジタル出力 ファクシミリ一般 電話機の機能 電話通信サービス
主要キーワード 操作位置情報 誤選択 リモートパネル コンピューター読取り 両メモリ 漏えい 両アドレス 表示画
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年10月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

検索処理時間を抑えつつ高精度で、端末装置連携して検索動作が可能な画像形成装置を提供する。

解決手段

MFP100は、端末装置300に当該MFPの操作画面の情報を送信することで、端末装置のディスプレイに操作画面を表示させる(S1〜S3)。操作画面に対する端末装置からの指示入力検索キーの入力であった場合、MFPは、検索範囲に対して検索キーを用いて検索処理を行なう(S6)。このとき、MFPは、検索キーを受け付けた際に端末装置に表示されている操作画面に基づいて、検索範囲における端末装置のメモリーと画像形成装置のメモリーとの検索優先順位を決定し(S5)、優先順位に応じたメモリーに対して検索キーを用いて検索処理を行なう。

概要

背景

携帯電話機スマートフォンなどと呼ばれる通信端末などの端末装置連携し、画像形成処理を行なう画像形成装置が多く提案されている。画像形成装置の一例として、コピープリントスキャンファクシミリなどの複数の機能を備えたMFP(Multi-Functional Peripheral)が挙げられる。

端末装置とMFPとの連携の一例として、MFPの操作画面を端末装置で表示し、端末装置に表示された操作画面でMFPを操作する、いわゆるリモートパネルと呼ばれる機能が挙げられる。リモートパネルによって、ユーザーは端末装置を利用してMFPを遠隔操作したり、MFPの操作パネルの替わりに端末装置のタッチパネルを利用したりすることができる。リモートパネルでは、端末装置からMFPに対して操作画面における操作位置を特定する情報が転送され、MFPはその情報に基づいて操作画面を更新して更新後の画面情報を端末装置に転送する。

MFPでの画像処理の1つに、画像データを指定された相手先に対して送信する処理がある。この処理の指示をリモートパネルで行なう場合、つまり、上記処理を端末装置とMFPとが連携して行なう場合の宛先の選択方法として、MFPに登録されている宛先から選択する方法と、端末装置に登録されている宛先から選択する方法と、その両方とから選択とする方法との3つの方法が考えられる。画像データの選択の場合も同様である。特開2011−45115号公報(以下、特許文献1)は、MFPに登録されている宛先と端末装置に登録されている宛先との両方から選択可能とする方法を提案している。

概要

検索処理時間を抑えつつ高精度で、端末装置と連携して検索動作が可能な画像形成装置を提供する。MFP100は、端末装置300に当該MFPの操作画面の情報を送信することで、端末装置のディスプレイに操作画面を表示させる(S1〜S3)。操作画面に対する端末装置からの指示入力検索キーの入力であった場合、MFPは、検索範囲に対して検索キーを用いて検索処理を行なう(S6)。このとき、MFPは、検索キーを受け付けた際に端末装置に表示されている操作画面に基づいて、検索範囲における端末装置のメモリーと画像形成装置のメモリーとの検索優先順位を決定し(S5)、優先順位に応じたメモリーに対して検索キーを用いて検索処理を行なう。

目的

本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、端末装置と連携して検索動作が可能な画像形成装置であって、検索処理時間を抑えつつ高精度で検索が可能な画像形成装置、検索方法、および制御プログラムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

端末装置通信可能な画像形成装置であって、前記端末装置のディスプレイに前記画像形成装置の操作画面を表示する処理を行なうための第1の表示処理手段と、前記操作画面に対する指示入力を前記端末装置から受け付けるための入力手段と、検索範囲に対して前記端末装置から受け付けた検索キーを用いて検索処理を行なうための処理手段とを備え、前記処理手段は、前記端末装置から前記検索キーを受け付けた際に前記端末装置のディスプレイに表示されている前記操作画面に基づいて前記検索範囲を設定するための設定手段を含み、前記設定手段は、前記検索キーを受け付けた際に前記端末装置のディスプレイに表示されている前記操作画面に基づいて、前記検索範囲における前記端末装置のメモリーと前記画像形成装置のメモリーとの検索優先順位を決定し、前記処理手段は、前記検索範囲における優先順位に応じたメモリーに対して前記検索キーを用いて検索処理を行なう、画像形成装置。

請求項2

前記設定手段は、前記検索キーを受け付けた際に前記ディスプレイに表示されている前記操作画面が検索対象を特定する情報の入力を受け付ける画面である場合には、前記検索範囲における前記端末装置のメモリーの優先順位を前記画像形成装置のメモリーの優先順位よりも高くし、前記検索キーを受け付けた際に前記ディスプレイに表示されている前記操作画面が前記画像形成装置のメモリーに記憶されている検索対象を示す情報のうちから検索対象を示す情報の選択を受け付ける画面である場合には、前記検索対象における前記画像形成装置のメモリーの優先順位を前記端末装置のメモリーの優先順位よりも高くする、請求項1に記載の画像形成装置。

請求項3

前記処理手段が前記検索範囲における優先順位に従って前記端末装置のメモリーに対して検索処理を行なう場合に、前記端末装置に対して前記端末装置のメモリーに記憶されている検索対象に関する情報を要求するための第1の要求手段をさらに備え、前記処理手段は、前記端末装置から取得した前記検索対象に関する情報を用いて検索処理を実行する、請求項1または2に記載の画像形成装置。

請求項4

前記処理手段が前記検索範囲における優先順位に従って前記端末装置のメモリーに対して検索処理を行なう場合に、前記端末装置に対して、前記端末装置のメモリーに対する前記検索キーを用いた検索処理を要求するための第2の要求手段をさらに備え、前記処理手段は、前記端末装置から前記検索処理の結果を取得する、請求項1または2に記載の画像形成装置。

請求項5

前記画像形成装置のディスプレイに操作画面を表示する処理を行なうための第2の表示処理手段をさらに備え、前記第2の表示処理手段は、前記入力手段が前記端末装置から、前記端末装置のメモリーからの検索結果のうちから画像形成処理に用いるための情報の選択を受け付けた場合に、前記画像形成処理に関する情報を表示する画面において選択結果を表示しない、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項6

前記入力手段は、前記端末装置から前記検索キーを音声情報で受け付ける、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項7

前記検索処理の対象は、画像データの送信先とする宛先情報である、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。

請求項8

端末装置と画像形成装置とを含むシステムにおける検索方法であって、前記端末装置のディスプレイに前記画像形成装置の操作画面を表示するステップと、前記端末装置が前記画像形成装置に対して、前記操作画面に対する指示を入力するステップと、前記端末装置が前記画像形成装置に対して検索キーを入力した際に前記端末装置のディスプレイに表示されている前記操作画面に基づいて、検索範囲を設定するステップと、前記検索範囲に対して前記端末装置が入力した前記検索キーを用いて検索処理を行なうステップとを備え、前記設定するステップでは、前記端末装置が前記検索キーを入力した際に前記端末装置のディスプレイに表示されている前記操作画面に基づいて、前記検索範囲における前記端末装置のメモリーと前記画像形成装置のメモリーとの検索の優先順位が決定され、前記検索処理を行なうステップでは、前記検索範囲における優先順位に応じたメモリーに対して前記検索キーを用いて検索処理が行なわれる、検索方法。

請求項9

端末装置と通信可能な画像形成装置の制御プログラムであって、前記端末装置に前記画像形成装置の操作画面の情報を送信することで、前記端末装置のディスプレイに前記操作画面を表示させるステップと、前記操作画面に対する前記端末装置からの指示入力が検索キーの入力であった場合、検索範囲に対して前記検索キーを用いて検索処理を行なうステップとを前記画像形成装置に搭載されたコンピューターに実行させ、前記検索処理を行なうステップでは、前記端末装置から前記検索キーを受け付けた際に前記端末装置のディスプレイに表示されている前記操作画面に基づいて、前記検索範囲における前記端末装置のメモリーと前記画像形成装置のメモリーとの検索の優先順位を決定し、前記検索処理を行なうステップでは、前記検索範囲における優先順位に応じたメモリーに対して前記検索キーを用いて検索処理を行なう、制御プログラム。

技術分野

0001

この発明は画像形成装置検索方法、および制御プログラムに関し、特に、端末装置連携して検索動作が可能な画像形成装置、検索方法、および制御プログラムに関する。

背景技術

0002

携帯電話機スマートフォンなどと呼ばれる通信端末などの端末装置と連携し、画像形成処理を行なう画像形成装置が多く提案されている。画像形成装置の一例として、コピープリントスキャンファクシミリなどの複数の機能を備えたMFP(Multi-Functional Peripheral)が挙げられる。

0003

端末装置とMFPとの連携の一例として、MFPの操作画面を端末装置で表示し、端末装置に表示された操作画面でMFPを操作する、いわゆるリモートパネルと呼ばれる機能が挙げられる。リモートパネルによって、ユーザーは端末装置を利用してMFPを遠隔操作したり、MFPの操作パネルの替わりに端末装置のタッチパネルを利用したりすることができる。リモートパネルでは、端末装置からMFPに対して操作画面における操作位置を特定する情報が転送され、MFPはその情報に基づいて操作画面を更新して更新後の画面情報を端末装置に転送する。

0004

MFPでの画像処理の1つに、画像データを指定された相手先に対して送信する処理がある。この処理の指示をリモートパネルで行なう場合、つまり、上記処理を端末装置とMFPとが連携して行なう場合の宛先の選択方法として、MFPに登録されている宛先から選択する方法と、端末装置に登録されている宛先から選択する方法と、その両方とから選択とする方法との3つの方法が考えられる。画像データの選択の場合も同様である。特開2011−45115号公報(以下、特許文献1)は、MFPに登録されている宛先と端末装置に登録されている宛先との両方から選択可能とする方法を提案している。

先行技術

0005

特開2011−45115号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1に開示されているように、一律にMFPに登録されている宛先と端末装置に登録されている宛先との両方を検索対象とすると、検索対象となる宛先数が多くなって検索処時間が長くなる場合がある。また、検索結果が多く提示されることによって誤選択を招くおそれもある。画像データの選択の場合も同様である。

0007

本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、端末装置と連携して検索動作が可能な画像形成装置であって、検索処理時間を抑えつつ高精度で検索が可能な画像形成装置、検索方法、および制御プログラムを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0008

上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置は端末装置と通信可能であって、端末装置のディスプレイに画像形成装置の操作画面を表示する処理を行なうための第1の表示処理手段と、操作画面に対する指示入力を端末装置から受け付けるための入力手段と、検索範囲に対して端末装置から受け付けた検索キーを用いて検索処理を行なうための処理手段とを備える。処理手段は、端末装置から検索キーを受け付けた際に端末装置のディスプレイに表示されている操作画面に基づいて検索範囲を設定するための設定手段を含み、設定手段は、検索キーを受け付けた際に端末装置のディスプレイに表示されている操作画面に基づいて、検索範囲における端末装置のメモリーと画像形成装置のメモリーとの検索の優先順位を決定する。処理手段は、検索範囲における優先順位に応じたメモリーに対して検索キーを用いて検索処理を行なう。

0009

好ましくは、設定手段は、検索キーを受け付けた際にディスプレイに表示されている操作画面が検索対象を特定する情報の入力を受け付ける画面である場合には、検索範囲における端末装置のメモリーの優先順位を画像形成装置のメモリーの優先順位よりも高くし、検索キーを受け付けた際にディスプレイに表示されている操作画面が画像形成装置のメモリーに記憶されている検索対象を示す情報のうちから検索対象を示す情報の選択を受け付ける画面である場合には、検索対象における画像形成装置のメモリーの優先順位を端末装置のメモリーの優先順位よりも高くする。

0010

好ましくは、画像形成装置は、処理手段が検索範囲における優先順位に従って端末装置のメモリーに対して検索処理を行なう場合に、端末装置に対して端末装置のメモリーに記憶されている検索対象に関する情報を要求するための第1の要求手段をさらに備え、処理手段は、端末装置から取得した検索対象に関する情報を用いて検索処理を実行する。

0011

好ましくは、画像形成装置は、処理手段が検索範囲における優先順位に従って端末装置のメモリーに対して検索処理を行なう場合に、端末装置に対して、端末装置のメモリーに対する検索キーを用いた検索処理を要求するための第2の要求手段をさらに備え、処理手段は、端末装置から検索処理の結果を取得する。

0012

好ましくは、画像形成装置は、画像形成装置のディスプレイに操作画面を表示する処理を行なうための第2の表示処理手段をさらに備え、第2の表示処理手段は、入力手段が端末装置から、端末装置のメモリーからの検索結果のうちから画像形成処理に用いるための情報の選択を受け付けた場合に、画像形成処理に関する情報を表示する画面において選択結果を表示しない。

0013

好ましくは、入力手段は、端末装置から検索キーを音声情報で受け付ける。
好ましくは、検索処理の対象は、画像データの送信先とする宛先情報である。

0014

本発明の他の局面に従うと、検索方法は端末装置と画像形成装置とを含むシステムにおける検索方法であって、端末装置のディスプレイに画像形成装置の操作画面を表示するステップと、端末装置が画像形成装置に対して、操作画面に対する指示を入力するステップと、端末装置が画像形成装置に対して検索キーを入力した際に端末装置のディスプレイに表示されている操作画面に基づいて、検索範囲を設定するステップと、検索範囲に対して端末装置が入力した検索キーを用いて検索処理を行なうステップとを備え、設定するステップでは、端末装置が検索キーを入力した際に端末装置のディスプレイに表示されている操作画面に基づいて、検索範囲における端末装置のメモリーと画像形成装置のメモリーとの検索の優先順位が決定され、検索処理を行なうステップでは、検索範囲における優先順位に応じたメモリーに対して検索キーを用いて検索処理が行なわれる。

0015

本発明のさらに他の局面に従うと、制御プログラムは端末装置と通信可能な画像形成装置の制御プログラムであって、端末装置に画像形成装置の操作画面の情報を送信することで、端末装置のディスプレイに操作画面を表示させるステップと、操作画面に対する端末装置からの指示入力が検索キーの入力であった場合、検索範囲に対して検索キーを用いて検索処理を行なうステップとを画像形成装置に搭載されたコンピューターに実行させ、検索処理を行なうステップでは、端末装置から検索キーを受け付けた際に端末装置のディスプレイに表示されている操作画面に基づいて、検索範囲における端末装置のメモリーと画像形成装置のメモリーとの検索の優先順位を決定し、検索処理を行なうステップでは、検索範囲における優先順位に応じたメモリーに対して検索キーを用いて検索処理を行なう。

発明の効果

0016

この発明によると、端末装置と連携して検索動作が可能な画像形成装置において、検索処理時間を抑えつつ、高精度の検索を可能とする。

図面の簡単な説明

0017

実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。
画像処理システムに含まれるMFP(Multi-Functional Peripheral)の装置構成の具体例を概略的に表わしたブロック図である。
画像処理システムに含まれる端末装置の装置構成の具体例を概略的に表わしたブロック図である。
画像処理システムでの動作の流れを表わした図である。
画像処理システムでの動作の流れを表わした図である。
図5の動作の際に端末装置に表示されるMFPの操作画面の具体例を表わした図である。
図5の動作の際に端末装置に表示されるMFPの操作画面の具体例を表わした図である。
図5の動作の際に端末装置に表示されるMFPの操作画面の具体例を表わした図である。
MFP0の機能構成の具体例を示すブロック図である。
MFPでの動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。
MFPでの動作の他の例を表わしたフローチャートである。
MFPでの動作の他の例を表わしたフローチャートである。

実施例

0018

以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。

0019

システム構成
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。図1を参照して、画像処理システムは、画像形成装置の一例としてのMFP(Multi-Functional Peripheral)100と、端末装置300とを含む。

0020

端末装置300は、たとえば携帯電話機やいわゆるタブレットと呼ばれる携帯端末や、小型のノートPC(Personal Computer)などである。

0021

MFP100と端末装置300とは、通信可能に接続されている。好ましくは、MFP100と端末装置300とは無線LAN(Local Area Network)で接続されて、無線通信を行なう。または、MFP100と端末装置300とは、図示しない無線LANのアクセスポイントである接続装置を介して無線通信を行なってもよい。もちろん、MFP100と端末装置300とは有線での通信を行なってもよい。

0022

MFP100と端末装置300とが通信することで、端末装置300にはMFP100の操作画面が表示され、いわゆるリモートパネルと呼ばれる、該操作画面を用いてMFP100を操作することができる。

0023

<装置構成>
図2は、MFP100の装置構成の具体例を概略的に表わしたブロック図である。図2を参照して、MFP100は、装置全体を制御するためのCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムを記憶するためのメモリーであるROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域になったりスキャンデータを一時的に記憶したりするためのメモリーであるRAM(Random Access Memory)12と、宛先情報や画像データなどを記憶する大型の記憶装置の一例としてのHDD(Hard Disk Drive)13と、スキャナー部14と、プリンター部15と、ファクシミリ(FAX)部16と、タッチパネル17と、端末装置300との間の通信を行なうための通信部18とを含む。その他、各種設定値などを記憶するための不揮発性メモリー(NVRAM)などが含まれてもよい。

0024

スキャナー部14は、図示しない原稿台にセットされた原稿光学的に読み取って画像データを取得する。プリンター部15は、一例として電子写真方式によって、スキャナー部14で読み取られた画像データや他の装置から取得したプリントデータやFAX部16で受信したFAXデータ印刷のためのデータに変換し、変換後のデータに基づいて文書等の画像を印刷する。FAX部16は、スキャナー部14で読み取られた画像データを公衆回線を使用して指定された宛先に対して転送する。

0025

図3は、端末装置300の装置構成の具体例を概略的に表わしたブロック図である。図3を参照して、端末装置300は、装置全体を制御するためのCPU30と、CPU30で実行されるプログラムや宛先情報等を記憶するためのメモリーの一例であるフラッシュメモリー31と、CPU30がプログラムを実行する際の作業領域となるためのメモリーであるRAM32と、マイク33と、タッチパネル34と、MFP100との間の通信を行なうための通信部35とを含む。

0026

<動作概要
(リモートパネル)
図4および図5は、本画像処理システムでの動作の流れを表わした図である。図4は、いわゆるリモートパネルと呼ばれる、端末装置300を用いてMFP100を操作する場合の動作の流れを表わしている。

0027

図4を参照して、リモートパネルを実行する際、端末装置300でユーザー操作に従って、リモートパネル用のアプリケーション(プログラム)を起動する(ステップ#1)。該プログラムの実行に従って、端末装置300はMFP100に対して操作画面を要求する(ステップ#2)。

0028

MFP100は上記要求に応じて操作画面情報を端末装置300に対して送信する(ステップ#3)。当該情報に基づいて、端末装置300ではMFP100の操作画面のタッチパネル34に表示される(ステップ#4)。当該操作画面に対するユーザーの操作を受け付けると、端末装置300は操作位置(タッチ位置)を示す情報(操作位置情報)をMFP100に対して送信する(ステップ#5)。

0029

操作位置情報を受け付けたMFP100は、操作位置と操作画面とから操作内容を特定して指示された画像処理を実行すると共に(ステップ#6)、その処理に応じて操作画面を更新する(ステップ#7)。

0030

以降、画像処理システムでは、上記ステップ#3以降の動作が繰り返される。すなわち、MFP100からは更新後の操作画面が端末装置300に送信されて、端末装置300の操作画面が更新される。そして、次のユーザー操作を受け付けると、同様にして端末装置300の操作画面が更新される。

0031

図4の動作が画像処理システムで繰り返されることで、ユーザーは端末装置300に表示されたMFP100の操作画面を利用してMFP100を操作することができる。

0032

宛先設定
図5は、リモートパネルでMFP100に画像データを送信するための宛先を設定し、送信を指示する場合の動作の流れを表わしている。また、図6図8は、図5の動作の際に端末装置300に表示されるMFP100の操作画面の具体例を表わした図である。

0033

図5を参照して、はじめに、端末装置300は、図6の宛先設定のための画面(宛先画面)を選択する操作画面に対するユーザーからの指示を受け付けることによって、MFP100に対して宛先画面を要求する(ステップS1)。図6の操作画面は、たとえば送信対象の画像データを選択したタイミングなどに表示される。図6の画面においては、一例として、MFP100に関連付けられたメモリーに予め登録されている宛先(アドレス帳)の中から宛先を選択するための画面(以下、短縮宛先画面とも称する)と、宛先を表わす情報を直接入力するための画面(以下、直接入力画面とも称する)とのいずれかの宛先画面を選択することができる。

0034

図7は、短縮宛先画面、つまり、MFP100に関連付けられたメモリーに予め宛先登録されている宛先の中から宛先を選択するための画面の具体例を表わした図である。図7を参照して、短縮宛先画面には、MFP100のメモリーまたはMFP100に関連付けられたサーバーなどのメモリーに予め宛先として登録されている宛先を示す情報(アイコン等)が選択可能に表示される。図6の画面において短縮宛先画面を選択すると、MFP100からは短縮宛先画面を表示するための画面情報が送信され(ステップS2)、端末装置300に短縮宛先画面が表示される(ステップS3)。好ましくは、図7に表わされているように、登録されている各宛先は、送信方法と当該送信方法における宛先とが関連付けられている。したがって、ユーザーは、短縮宛先画面で宛先を選択することによって、画像データの宛先と、当該宛先に画像データを送信する方法とを選択することになる。

0035

図8は、直接入力画面、つまり、宛先を表わす情報を直接入力するための画面の具体例を表わした図である。図8を参照して、直接入力画面は、文字列などによってアドレス等の宛先を示す情報の入力を受け付けるための入力欄を含む。図6の画面において直接入力画面を選択すると、MFP100からは直接入力画面を表示するための画面情報が送信され(ステップS2)、端末装置300に直接入力画面が表示される(ステップS3)。好ましくは、図8に示されるように、直接入力画面は、宛先を示す情報(文字列等)に加えて送信方法の選択を受け付ける。

0036

図7の短縮宛先画面において、ユーザーは、たとえば登録された宛先情報に付加されたインデックス頭文字などを検索キーとして入力することができる。端末装置300に対する検索キーの入力の指示は、タッチ操作で選択可能なものであればタッチ操作によって行なわれてもよいし、音声入力によって行なわれてもよい。端末装置300は、図7または図8の宛先画面に対して検索キーを入力するユーザー操作を受け付けると、検索キーをMFP100に対して送信する(ステップS4)。検索キーの入力が音声入力で行なわれる場合、端末装置300からMFP100に対して音声データが検索キーとして渡されてもよいし、端末装置300側で音声認識処理を行なってテキスト化し、テキストデータが検索キーとしてMFP100に対して渡されてもよい。

0037

端末装置300から検索キーを受け付けたMFP100は、検索範囲に対して受け付けた検索キーを用いて検索処理を行なう(ステップS6)。その際、MFP100は、当該検索キーを端末装置300から受け付けた際に端末装置300に表示されていたMFP100の操作画面(図7の宛先画面または図8の宛先画面)に応じて検索範囲を設定する(ステップS5)。

0038

図7の短縮宛先画面をユーザーが選択する場合、該ユーザーはMFP100に関連付けられたメモリーに登録されている宛先を選択する可能性が高い。そのため、この場合、上記ステップS6の検索処理ではMFP100に関連付けられたメモリーに予め登録されている宛先(MFP100のアドレス帳)を検索範囲として得られる検索結果(宛先)の方が、端末装置300のメモリーに予め登録されている宛先(端末装置300のアドレス帳)を検索範囲として得られる検索結果(宛先)よりも、ユーザーが宛先として設定する可能性が高いものと言える。そこで、端末装置300から検索キーの入力を受け付けた際に端末装置300に表示されていた宛先画面が短縮宛先画面であった場合、MFP100は、検索範囲をMFP100のアドレス帳に設定する。

0039

一方、図8の直接入力画面をユーザーが選択する場合、該ユーザーはたとえば端末装置300のアドレス帳など、MFP100のアドレス帳に登録されている宛先以外の宛先を選択する可能性が高い。そのため、この場合、上記ステップS6の検索処理では端末装置300のアドレス帳を検索範囲として得られる検索結果(宛先)の方が、MFP100のアドレス帳に予め登録されている宛先を検索範囲として得られる検索結果(宛先)よりも、ユーザーが宛先として設定する可能性が高いものと言える。そこで、端末装置300から検索キーの入力を受け付けた際に端末装置300に表示されていた宛先画面が直接入力画面であった場合、MFP100は、検索範囲を端末装置300のアドレス帳に設定する。

0040

このようにMFP100が検索範囲を設定することで、よりユーザーが選択する可能性の高い宛先を検索することができ、精度を向上させることができる。また、検索範囲を適切に設定することによって検索処理に要する時間を抑えることができる。すなわち、処理時間を低減することができる。さらに、検索結果の数が多くなり過ぎることを防止できるため、以降のユーザーによる選択を容易にすることができると共に、誤選択を防止することもできる。

0041

端末装置300のアドレス帳に対して検索処理を行なうために、一例として、MFP100は当該検索処理に先だって、端末装置300に対してアドレス帳に予め登録されている宛先の情報の送信を要求する。リモートパネル用のアプリケーションには、予め上記要求に対してメモリーの所定領域に記憶されている宛先情報をMFP100に対して送信させるプログラムが含まれている。端末装置300は該プログラムに従って、上記要求に応じてアドレス帳に登録されている宛先情報をMFP100に対して送信する。MFP100は、端末装置300から得られた端末装置300のアドレス帳を検索範囲として、入力された検索キーを用いて検索処理を行なう。

0042

他の例として、MFP100は端末装置300に対して検索キーを渡し、検索処理を要求してもよい。リモートパネル用のアプリケーションには、予め上記要求に対して検索処理を実行させるプログラムが含まれている。端末装置300は該プログラムに従って、MFP100から渡された検索キーを用いて検索処理を実行し、その結果をMF100に送信する。

0043

なお、検索範囲は、MFP100のアドレス帳と端末装置300のアドレス帳とのうちのいずれか一方のみに限定されるものではない。すなわち、上記ステップS5で検索範囲を設定する際に、MFP100は、MFP100のアドレス帳と端末装置300のアドレス帳との両メモリーを検索範囲とした上で、これらアドレス帳のうちの先に検索処理を行なう方、つまり検索処理の優先順位を設定してもよい(ステップS51)。この場合、MFP100は、上記ステップS6で優先順位に応じたアドレス帳(メモリー)に対して検索キーを用いて検索処理を行なう。優先順位に応じたメモリーに対して行われる検索処理とは、優先順位の最も高いメモリーのみ(メモリー1つのみ)に対して検索処理が行なわれることであってもよいし、優先順位の高いメモリーから順に所定数のメモリーまたはすべてのメモリー(複数のメモリー)に対して検索処理が行なわれることであってもよい。

0044

すなわち、一例としてステップS6の検索処理でMFP100は、優先順位の高いアドレス帳から順に検索していき、予め規定された数の宛先が抽出されると検索を終了するようにしてもよい。つまり、MFP100は、優先順位の高いアドレス帳のみ検索処理を行なっても上記規定数の検索結果(宛先)が得られなかった場合に、次の優先順位のアドレス帳に対して検索処理を行なうようにしてもよい。なお、優先順位の高い方のアドレス帳において1件でも検索結果があった場合には他方のアドレス帳まで検索処理を行なわない、とすることで、上記の、いずれか一方のアドレス帳を検索範囲とする処理と同じとなる。より好ましくは、MFP100は、上記優先順位に沿って検索結果を提示する。すなわち、MFP100は、宛先画面において、優先順位の高いアドレス帳から検索された宛先ほど上位に提示する。このようにすることで、ユーザーが選択する可能性の高い宛先を検索することができ、さらに、選択する可能性の高い宛先から提示することができる。そのため、ユーザーによる選択を容易にすることができると共に、誤選択を防止することもできる。また、ユーザーの意図したアドレス帳とは異なるアドレス帳が検索範囲に設定された場合であっても、ユーザーの所望する宛先を検索結果として提示できる可能性が高くなる。そのため、アドレス帳を指定して再度の検索を指示するといったユーザー操作を抑えることができ、素早い宛先設定を可能とする。

0045

MFP100は検索キーを用いて検索範囲から該当する宛先を抽出し、検索結果を表示する検索結果画面の情報を端末装置300に対して送信する(ステップS7)。端末装置300は当該情報を受け取ると、検索結果を提示する画面をタッチパネル34に表示する(ステップS8)。

0046

たとえば、図7の短縮宛先画面においてユーザーが「ABC」のタブを選択することで検索キーとして「A」「B」および「C」を入力すると、MFP100はMFP100のアドレス帳を検索して、あるいは、MFP100のアドレス帳を優先的に検索して、「A」「B」および「C」に関連付けられている宛先を検索する。そして、MFP100が検索結果を上記ステップS7で端末装置300に対して送信することで、図7に表わされたように、「A」「B」および「C」に関連付けられている、MFP100のアドレス帳に登録されている宛先が宛先画面に提示される。

0047

図8の直接入力画面が端末装置300に表示されているときも同様である。すなわち、直接入力画面が端末装置300に表示されているときに検索キーの入力を端末装置300から受け付けると、MFP100は端末装置300のアドレス帳を検索して、あるいは、端末装置300のアドレス帳を優先的に検索して、入力された検索キーに関連付けられている宛先を検索する。そして、MFP100が検索結果を上記ステップS7で端末装置300に対して送信することで、短縮宛先画面と同様に直接入力画面にも入力された検索キーに関連付けられている、端末装置300のアドレス帳に登録されている宛先が宛先画面に提示される。

0048

ユーザーが検索結果の中から画像データの宛先とする宛先を選択する操作を行なうと、端末装置300は、選択結果に対応した操作位置を表わす情報をMFP100に対して送信する(ステップS9)。MFP100は、操作位置を表わす情報から選択された宛先を特定し、当該宛先に対して指定された画像データを送信する処理を実行する(ステップS10)。

0049

なお、上記ステップS10でMFP100は、上記画像処理の結果を自身のタッチパネル17に表示してもよい。このとき、好ましくは、MFP100は、端末装置300のメモリーから検索された宛先に対して画像データを送信した場合には、少なくとも当該宛先をタッチパネル17に表示しない。

0050

リモートパネルでは、端末装置300を用いてMFP100を遠隔操作することも可能である。そのため、ユーザーはMFP100から離れて端末装置300を用いて画像データの送信先を設定している場合もあり得る。そういった場合に、端末装置300に登録されている宛先がMFP100のタッチパネル17に送信結果として表示されてしまうと、当該ユーザー以外の第三者に端末装置300に登録されている宛先の情報が見られてしまうおそれもある。そこで、端末装置300に登録されている宛先に画像データを送信した場合に少なくとも宛先をタッチパネル17に表示しないようにすることで、このような情報の漏えいを防ぐことができる。

0051

<機能構成>
図9は、上記動作を行なうためのMFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図9の各機能は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行することで、主に、CPU10で実現される。しかしながら、少なくとも一部機能図2に示された他の構成、または図示されていない電気回路などの他のハードウェア構成によって実現されてもよい。

0052

図9を参照して、CPU10は、通信部18を介して端末装置300から指示入力を受け付けるための指示入力部101と、指示入力部101が端末装置300から検索キーの入力を受け付けた場合に、検索範囲に対して受け付けた検索キーを用いて検索処理を行なうための処理部102と、端末装置300から指示入力が音声によるものであった場合に音声認識処理を行なうための音声認識部103、処理部の処理に従って操作画面を更新するための画面更新部104と、画面情報を通信部18を介して端末装置300に送信することで端末装置300のタッチパネル34にMFP100の操作画面を表示する処理を行なうための第1の表示処理部105とを含む。処理部102は、検索キーを受け付けた際に端末装置300のタッチパネル34に表示されている操作画面に基づいて検索範囲を設定するための設定部107を含む。

0053

設定部107は、検索キーを受け付けた際に端末装置300のタッチパネル34に表示されている操作画面に基づいて、検索範囲における端末装置300のメモリー(アドレス帳)とMFP100のメモリー(アドレス帳)との検索の優先順位を決定し、処理部102は、検索範囲における優先順位の高いメモリーから順に、検索キーを用いて検索処理を行なう。

0054

具体的には、設定部107は、検索キーを受け付けた際に端末装置300に表示されている操作画面(宛先画面)が直接入力画面、つまり、検索対象を特定する情報の入力を受け付ける画面である場合には、検索範囲における端末装置300のメモリーの優先順位をMFP100のメモリーの優先順位よりも高くする。逆に、検索キーを受け付けた際に端末装置300に表示されている操作画面(宛先画面)が短縮宛先画面、つまり、MFP100のメモリーに記憶されている検索対象を示す情報のうちから検索対象を示す情報の選択を受け付ける画面である場合には、設定部107は、検索対象におけるMFP100のメモリーの優先順位を端末装置300のメモリーの優先順位よりも高くする。

0055

好ましくは、処理部102は、端末装置300のメモリーに記憶されている検索対象に関する情報を要求するための第1要求部108をさらに含む。第1要求部108は、検索対象が端末装置300のメモリーである場合、端末装置300に対してメモリーに記憶されている検索対象に関する情報の送信を要求する。この場合、処理部102は、端末装置300から取得したアドレス帳を用いて検索処理を実行する。

0056

または、処理部102は、端末装置300に対して、検索処理を要求するための第2要求部109をさらに含んでもよい。第2要求部109は、検索対象が端末装置300のメモリーである場合、端末装置300に対して検索キーを渡し、端末装置300のメモリーに対する検索処理を要求する。この場合、処理部102は、端末装置300から検索処理の結果を取得する。

0057

なお、好ましくはタッチパネル17に操作画面を表示する処理を行なうための第2の表示処理部106をさらに含む。第2の表示処理部106は、処理部102での処理結果を表わす画面をタッチパネル17に表示する処理を行なう。処理部102の画像データの送信処理が、端末装置300のメモリーからの検索結果のうちから選択された宛先に送信する処理であった場合、第2の表示処理部106は、少なくとも選択された宛先を表示画面において提示しないようにする。

0058

動作フロー
図10は、MFP100での動作の流れの一例を表わしたフローチャートである。図10のフローチャートに表わされた動作は、MFP100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムをRAM12上に読み出して実行し、図9の各機能を発揮することによって実現される。図10の動作は、MFP100のCPU10が、端末装置300から図6の操作画面において図7または図8の宛先画面の選択結果に従った画面情報の要求を受け付けると開始される。

0059

図10を参照して、CPU10は、端末装置300からの要求に応じて選択された宛先画面の情報を端末装置300に対して送信する(ステップS101)。端末装置300から検索キーの入力を受け付けると(ステップS103でYES)、CPU10は、検索キー入力時に端末装置300に表示されている操作画面(宛先画面)が図7の短縮宛先画面であるか図8の直接入力画面であるかによって検索処理の範囲を切り替える。なお、上記検索キーの入力が音声によるものである場合、CPU10は音声認識処理を行なって、検索キーの内容を特定する。

0060

検索キー入力時の宛先画面が短縮宛先画面である場合(ステップS105でYES)、CPU10は、MFP100のアドレス帳を検索範囲に設定し、上記ステップS103で入力された検索キーを用いて検索処理を実行する(ステップS107)。一方、検索キー入力時の宛先画面が直接入力画面である場合(ステップS105でNO)、CPU10は、端末装置300のアドレス帳を検索範囲に設定し、端末装置300に対してアドレス帳に登録されている宛先の情報一覧を要求する。そして、端末装置300から宛先の情報を取得し(ステップS109)、その情報に対して入力されたキーを用いて検索処理を実行する(ステップS111)。

0061

CPU10は、検索結果を提示する操作画面を表示するための情報を端末装置300に対して送信することで(ステップS113)、当該操作画面を端末装置300に表示させる。

0062

端末装置300から宛先の選択結果を受け付けると(ステップS115でYES)、CPU10は、当該宛先に対して指定された画像データを送信する処理を実行する(ステップS117)。好ましくは、CPU10は、上記ステップS117の処理の後に、送信結果として処理の結果をタッチパネル17で表示する(ステップS119)。その際、好ましくはCPU10は、宛先が端末装置300のアドレス帳から選択されたものである場合、少なくとも当該宛先は上記ステップS119で表示しない。

0063

図11は、MFP100での動作の他の例を表わしたフローチャートである。他の例として、MFP100は、両アドレスを検索範囲として、優先順位に従ってそれぞれに対して検索処理を行なってもよい。すなわち、図11を参照して、上記ステップS103で検索キーが入力された際に端末装置300に表示されている操作画面が直接入力画面であった場合(ステップS105でNO)、CPU10は、端末装置300に対して検索キーを渡して検索を要求してもよい(ステップS109’)。この場合、端末装置300はインストールされているリモートコントロール用のアプリケーションに含まれるプログラムに従って、該要求をMFP100から受け付けると入力された検索キーを用いてアドレス帳を検索し、その結果をMFP100に対して送信する。この場合、CPU10は、端末装置300から検索結果を取得し(ステップS111’)、以降、自身で検索処理を行なった場合(図10)と同様の処理を行なう。

0064

なお、以上の説明では、いずれか一方のアドレス帳を検索範囲とするものであるが、両アドレス帳を検索範囲として検索処理の優先順位が設定されていてもよい。この場合、図12を参照して、検索キー入力時の宛先画面が短縮宛先画面である場合、CPU10は、MFP100のアドレス帳を検索範囲に設定し、上記ステップS103で入力された検索キーを用いて検索処理を実行する(ステップS107)。このとき、予め規定された数の検索結果がMFP100のアドレス帳から得られなかった場合には(ステップS201でNO)、CPU10は、次に端末装置300のアドレス帳を検索対象として検索処理を行なう。そのため、一例としてCPU10は端末装置300に対してアドレス帳に登録されている宛先の情報を要求して取得し(ステップS203)、その情報に対して検索処理を実行する(ステップS205)。

0065

同様に、検索キー入力時の宛先画面が直接入力画面であって、端末装置300のアドレス帳を検索対象として検索処理を行なった結果(ステップS109、S111)、予め規定された数の検索結果が端末装置300のアドレス帳から得られなかった場合には(ステップS207でNO)、CPU10は、次にMFP100のアドレス帳を検索対象として検索処理を実行する(ステップS209)。

0066

<実施の形態の効果>
以上の動作がMFP100で行なわれることで、本画像処理システムで端末装置300を用いたリモートパネルにてMFP100で検索動作を行なう際に、検索キーを端末装置300から入力したタイミングで、ユーザーの選択によって端末装置300に表示されていた宛先を設定するための操作画面に応じて、検索範囲とするメモリー、または検索範囲における検索処理の対象とするメモリーの優先順位が設定される。

0067

端末装置300の操作画面はユーザーの所望する宛先が登録されているメモリー(アドレス帳)を反映したものであるため、検索キー入力時の操作画面に基づいて切り替えることによって、よりユーザーが選択する可能性の高い宛先を検索することができる。つまり、検索精度を向上させることができる。また、検索範囲を適切に設定することによって検索処理に要する時間を抑えることができる。さらに、検索結果の数が多くなり過ぎることを防止できるため、以降のユーザーによる選択を容易にすることができると共に、誤選択を防止することもできる。

0068

<他の例1>
なお、以上の説明では、検索処理として宛先を検索する場合を例にして説明している。しかしながら、本画像処理システムでの検索処理は宛先の検索に限定されるものではない。たとえば、処理対象とする画像データを選択する場合にも、たとえばボックスなどと呼ばれるMFP100のメモリーから選択するための画面と、端末装置300のメモリーから選択するための画面とがある場合がある。この場合、MFP100は、検索キー入力時にいずれの操作画面がユーザーによって選択されていたかに応じて検索範囲をMFP100のメモリーとするか端末装置300のメモリーとするか、あるいは、検索範囲における検索処理の優先順位をいずれのメモリーを先とするか、を設定するようにしてもよい。つまり、上記の処理は、端末装置300と連携するあらゆる検索処理に用いることができる。

0069

<他の例2>
さらに、上述の処理をMFP100のCPU10に実行させるためのプログラムを提供することもできる。当該プログラムを提供することで、汎用のMFPを上記のMFP100として機能させることができる。そのため、既存のMFPを用いて本画像処理システムを容易に構築することができる。

0070

さらに、MFP100からの上記の要求に応じてメモリーに記憶されている情報をMFP100に送信する処理や、MFP100からの要求に応じて受け付けた検索キーを用いて自身のメモリーに対して検索処理を実行し、当該検索結果をMFP100に送信する処理を端末装置300のCPU30に実行させるためのプログラムを提供することもできる。当該プログラムを提供することで、汎用の携帯電話機やタブレットなどの端末装置を上記の端末装置300として機能させることができる。そのため、既存の端末装置を用いて本画像処理システムを容易に構築することができる。

0071

このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスクCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。

0072

なお、本発明にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。

0073

また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。たとえば、端末装置300のCPU30に上記の動作を実行させるためのプログラムの場合、当該プログラムはリモートパネル用のアプリケーションに組み込まれてもよいし、後から組み込み可能な構成であってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。

0074

提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。

0075

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0076

10,30 CPU、11 ROM、12,32 RAM、14スキャナー部、15プリンター部、16FAX部、17,34タッチパネル、18,35通信部、31フラッシュメモリー、33マイク、100MFP、101指示入力部、102 処理部、103音声認識部、104画面更新部、105 第1の表示処理部、106 第2の表示処理部、107 設定部、108 第1要求部、109 第2要求部、300端末装置。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • キヤノン株式会社の「 画像読取装置および記録装置」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 原稿カバーの開き角度を容易に変更することができる画像読取装置を提供する。【解決手段】 原稿を載置可能な原稿台が設けられた読取本体部と、前記原稿台に対して原稿を押圧するための原稿カバーと、... 詳細

  • 沖電気工業株式会社の「 音声自動応答装置および方法」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】発信者が期待する接続先への接続時間および回線保留時間を短縮することを可能とする音声自動応答装置および方法を提供する。【解決手段】発信者に対して、次に行う操作の指示を行うためのガイダンスを所定の... 詳細

  • キヤノン株式会社の「 記録装置」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】 簡易な構成により、使用者に不快感を与えることなく、効率的に排気を行うことができる技術を提供する。【解決手段】 本発明に係る記録装置は、記録媒体に画像を記録する記録手段と、記録手段により画... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

関連する公募課題一覧

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ