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技術 報知装置

出願人 株式会社デンソー
発明者 松井一博加藤香平鈴木孝光中村裕子山元健史
出願日 2014年3月6日 (4年10ヶ月経過) 出願番号 2014-044248
公開日 2015年9月28日 (3年3ヶ月経過) 公開番号 2015-169529
状態 特許登録済
技術分野 航行(Navigation) 交通制御システム
主要キーワード イグニション電源 時刻要素 連接関係 天気状態 小型マイク 乗員人数 右折位置 車幅方向中央付近
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年9月28日)のものです。
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図面 (10)

課題

音声入力情報報知すべきか否かをより適切に判定する報知装置を提供する。

解決手段

保存処理部F5は、ドライバ音声データを、その音声データを取得した時点における、位置情報や進行方向の他、時刻乗員人数などの状況を示す状況情報対応付けメモリ9に保存する。報知判定部F7は、メモリ9に保存されている音声データから、現在の状況情報と類似する状況において取得した音声データを検索する。報知処理部F8は、現在の状況が類似していると報知判定部F7が判定した状況において取得した音声データを再生してドライバに報知する。

概要

背景

特許文献1に開示されるナビゲーション装置のように、音声出力装置表示装置を介してドライバに種々の情報を報知する装置(すなわち、報知装置)がある。

特許文献1に開示の報知装置は音声認識装置を備えてあって、ドライバは走行中のある地点において、登録しておきたい情報が生じた場合に、その登録しておきたい情報を音声入力する。登録しておきたい情報とは、コンビニ喫茶店といった施設の存在や、子供の飛び出し、落石に対する注意喚起などである。音声入力を受け付けた報知装置は、その音声入力された情報(音声入力情報とする)を、その音声入力が為された時点における位置情報及び進行方向と対応付けて保存しておく。

そして、その後、音声入力情報と対応付けて記憶されている位置情報と進行方向と、現在の位置情報及び進行方向とがそれぞれ一致した場合に、その音声入力情報を音声出力装置などを介してドライバに報知する。

概要

音声入力情報を報知すべきか否かをより適切に判定する報知装置を提供する。保存処理部F5は、ドライバの音声データを、その音声データを取得した時点における、位置情報や進行方向の他、時刻乗員人数などの状況を示す状況情報と対応付けてメモリ9に保存する。報知判定部F7は、メモリ9に保存されている音声データから、現在の状況情報と類似する状況において取得した音声データを検索する。報知処理部F8は、現在の状況が類似していると報知判定部F7が判定した状況において取得した音声データを再生してドライバに報知する。

目的

本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

車両で用いられ、前記車両の位置情報を、状況を判定するための1つの要素として取得する位置情報取得部(F1)と、前記車両外部の状況を示す外部情報、及び前記車両内において走行毎に変化する可能性がある要素の情報である走行条件情報の少なくとも何れか一方を、状況判定用情報として取得する状況判定用情報取得部(F3)と、ユーザが発話した音声を音声データとして取得する音声データ取得部(F4)と、前記音声データ取得部が前記音声データを取得した時の前記位置情報及び前記状況判定用情報を、前記音声データと対応付けメモリ(9)に保存する保存処理部(F5)と、前記メモリに保存されている前記音声データ毎に、前記音声データに対応付けられて保存されている前記位置情報及び前記状況判定用情報が示す当該音声データ取得時の状況と、新たに前記位置情報取得部が取得した位置情報及び前記状況判定用情報取得部が取得した前記状況判定用情報が示す現在の状況とが、類似しているか否かを判定する類似判定部(F7)と、前記類似判定部が現在の状況と前記音声データ取得時の状況が類似していると判定した前記音声データに基づいた情報をドライバ報知する報知処理部(F9)と、を備えることを特徴とする報知装置

請求項2

請求項1において、前記状況判定用情報は、前記状況判定用情報として、前記外部情報に属する要素である天気情報時間情報、及び渋滞情報、並びに前記走行条件情報に属する要素である出発地目的地経路情報、及び乗員人数のうちの、少なくとも1つを取得することを特徴とする報知装置。

請求項3

請求項1又は2において、前記類似判定部は、新たに前記状況判定用情報取得部が取得した前記状況判定用情報に含まれる各要素及び前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と、前記音声データに対応付けられて保存されている前記状況判定用情報に含まれる各要素及び前記位置情報と、を比較し、各時点における状況を表す複数の要素のうち、一致している要素の数又は割合に基づいて、現在の状況と前記音声データ取得時の状況とが類似している度合いを表す類似度を算出し、前記類似度が所定の閾値以上である場合に、現在の状況と前記音声データ取得時の状況とが類似していると判定することを特徴とする報知装置。

請求項4

請求項1又は2において、前記類似判定部は、前記状況判定用情報取得部が取得した前記状況判定用情報に含まれる各要素と、前記音声データに対応付けられて保存されている前記状況判定用情報に含まれる各要素において一致している要素の数又は割合が一定の閾値以上となっており、かつ、前記位置情報取得部が取得した現在の前記位置情報と、前記音声データに対応付けられて保存されている前記位置情報とが一定距離以内となっている場合に、現在の状況と前記音声データ取得時の状況とが類似していると判定することを特徴とする報知装置。

請求項5

請求項1又は2において、前記類似判定部は、前記音声データ毎に、前記音声データに対応付けられて保存されている前記状況判定用情報に含まれる各要素のうち、当該音声データを取得した時の状況を特徴付ける要素を少なくとも1つ必須要素として設定しておき、新たに前記状況判定用情報取得部が取得した前記状況判定用情報に含まれる各要素のうち、その必須要素に相当する要素が、前記音声データを取得した時のものと一致している場合に、現在の状況と前記音声データ取得時の状況とが類似していると判定することを特徴とする報知装置。

請求項6

請求項5において、前記音声データ取得部が取得した前記音声データを、当該音声データの内容に応じて分類分けする音声データ分類部(F9)を備え、前記報知処理部は、前記音声データ分類部が前記音声データに対して設定した分類に応じて、前記類似判定部が現在の状況と類似していると判定した音声データに基づいた情報をドライバに報知するタイミングを変更することを特徴とする報知装置。

請求項7

請求項6において、前記音声データ分類部は、前記音声データに対して設定する分類として、ドライバに注意を促す注意喚起分類と、ドライバに行き先を提案する行き先提案分類と、を少なくとも備え、前記報知処理部は、前記注意喚起分類に分類分けされている前記音声データに対しては、当該音声データに対応付けられている前記位置情報が示す地点から一定距離以内となった時点において前記報知を実施し、前記行き先提案分類に分類分けされている前記音声データに対しては、走行を開始してから一定距離又は一定時間走行するまでに前記報知を実施することを特徴とする報知装置。

請求項8

請求項6又は7において、前記類似判定部は、前記音声データ分類部が前記音声データに対して設定した分類に応じて、現在の状況と前記音声データが取得された時点の状況とが類似していると判定する条件を変更することを特徴とする報知装置。

請求項9

請求項6から8の何れか1項において、前記音声データ取得部が取得した前記音声データの内容を解析して、当該音声データに含まれる単語を特定する音声認識処理部(F6)を備え、前記メモリは、前記音声データを分類分けするためのキーワードリストを記憶してあって、前記音声データ分類部は、前記音声認識処理部が特定した前記音声データに含まれる前記単語と前記リストに基づいて、前記音声データを分類分けすることを特徴とする報知装置。

技術分野

0001

本発明は、車両で用いられる報知装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1に開示されるナビゲーション装置のように、音声出力装置表示装置を介してドライバに種々の情報を報知する装置(すなわち、報知装置)がある。

0003

特許文献1に開示の報知装置は音声認識装置を備えてあって、ドライバは走行中のある地点において、登録しておきたい情報が生じた場合に、その登録しておきたい情報を音声入力する。登録しておきたい情報とは、コンビニ喫茶店といった施設の存在や、子供の飛び出し、落石に対する注意喚起などである。音声入力を受け付けた報知装置は、その音声入力された情報(音声入力情報とする)を、その音声入力が為された時点における位置情報及び進行方向と対応付けて保存しておく。

0004

そして、その後、音声入力情報と対応付けて記憶されている位置情報と進行方向と、現在の位置情報及び進行方向とがそれぞれ一致した場合に、その音声入力情報を音声出力装置などを介してドライバに報知する。

先行技術

0005

特開2001−141498号公報

発明が解決しようとする課題

0006

特許文献1に開示の報知装置では、自車両の位置情報及び進行方向と、登録されている音声入力情報の位置情報及び進行方向とが一致する毎に、その音声入力情報を報知する。すなわち、自車両が、その道路をその方向に走行する度に、その音声入力情報をドライバに報知する。

0007

しかしながら、同じ地点、同じ進行方向であっても、時間帯天候乗員人数などの状況が変われば、その音声入力情報がドライバに与える有用性が変化する場合もある。例えば、音声入力情報の内容が、小学校付近の道路において子供の飛び出しに対する注意を促す内容である場合、や夕方などの子供が登下校する時間帯においては有用性が高いが、昼間や夜間などの子供が出歩かない時間帯においては有用性が低い。すなわち、この例においては時間帯によって、音声入力情報がドライバに与える有用性が変化する。このように状況に応じて音声入力情報の有用性は変化するため、その音声入力情報に対応付けられている地点を、その音声入力情報に対応付けられている進行方向で走行する度に再生すると、かえってドライバが煩わしく感じてしまう恐れがある。

0008

本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、音声入力情報を報知すべきか否かをより適切に判定する報知装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

その目的を達成するための本発明は、車両で用いられ、車両の位置情報を、状況を判定するための1つの要素として取得する位置情報取得部(F1)と、車両外部の状況を示す外部情報、及び車両内において走行毎に変化する要素の情報である走行条件情報の少なくとも何れか一方を、状況判定用情報として取得する状況判定用情報取得部(F3)と、ユーザが発話した音声を音声データとして取得する音声データ取得部(F4)と、音声データ取得部が音声データを取得した時の位置情報及び状況判定用情報を、音声データと対応付けてメモリ(9)に保存する保存処理部(F5)と、メモリに保存されている音声データ毎に、音声データに対応付けられて保存されている位置情報及び状況判定用情報が示す当該音声データ取得時の状況と、新たに位置情報取得部が取得した位置情報及び状況判定用情報取得部が取得した状況判定用情報が示す現在の状況とが、類似しているか否かを判定する類似判定部(F7)と、類似判定部が現在の状況と音声データ取得時の状況が類似していると判定した音声データに基づいた情報をドライバに報知する報知処理部(F9)と、を備えることを特徴とする。

0010

以上の構成では、類似判定部が、メモリに保存されている音声データのそれぞれに対して、その音声データ取得時の状況と、現在の状況とが類似しているか否かを判定する。そして、報知処理部は、類似判定部がその音声データ取得時の状況が現在の状況と類似していると判定した音声データに基づいた情報をドライバに報知する。

0011

ここで、その音声データ取得時の状況と、現在の状況とが類似しているか否かを判定するために用いられる状況判定用情報は、車両外部の状況を示す外部情報及び車両内において走行毎に変化する要素の情報である走行条件情報の少なくとも何れか一方を含んでいる。なお、ここでの走行とは、イグニションオンからオフまでの走行を指す。したがって、進行方向は、外部情報及び走行条件情報の何れにも含まれない。

0012

このため、仮に同じ地点を同じ進行方向に走行していても、状況判定用情報が示す状況が異なっている場合には、類似判定部は、その地点に対応付けられている音声データを取得した時の状況と、現在の状況とが類似しているとは判定しない。また、これに伴って報知処理部は、その音声データに基づいた情報をドライバに報知しない。したがって、音声データに基づいた情報、すなわち音声入力情報を報知すべきか否かをより適切に判定することができる。

図面の簡単な説明

0013

実施形態1に係る報知システム100の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
実施形態1に係る制御部1の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
状況判定用情報取得部F3が実施する状況判定用情報取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。
メモリ9が記憶する音声データリストデータ構成の一例を示す図である。
制御部1が実施する保存関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御部1が実施する報知関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態2における制御部1の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
制御部1が実施する情報種別分類関連処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態2におけるメモリ9が記憶する音声データリストのデータ構成の一例を示す図である。

実施例

0014

(実施形態1)
以下、本発明の実施形態の一例(実施形態1とする)について図を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る報知システム100の概略的な構成の一例を示す図である。図1に示すように報知システム100は、制御部1、トークスイッチ(以降、トークSW)2、マイクロフォン(以降、マイク)3、車載センサ群4、通信装置5、表示装置6、音声出力装置7、地図DB8、メモリ9、及び音声認識DB10を備える。なお、地図DB8、及び音声認識DB10の名称中のDBは、データベースの略である。

0015

制御部1と、トークSW2、マイク3、車載センサ群4、通信装置5、表示装置6、音声出力装置7、地図DB8、メモリ9、及び音声認識DB10とは、それぞれ周知の車両内ネットワークを介して相互通信を実施する。以下では、この報知システム100が搭載されている車両を自車両と称する。

0016

トークSW2は、ユーザ(運転者)が音声入力を開始する旨を指示するためのもので、例えばステアリングコラムカバーの側面部やシフトレバーの近傍などユーザが操作しやすい位置に設けられている。なお、トークSW2は一例として、いわゆるクリック方式のスイッチとし、トークSW2がユーザの操作によってクリックされると、オン信号を制御部1に出力する。制御部1は、トークSW2からオン信号が入力されると、ユーザが発話した音声のデータ(すなわち音声データ)を取得するための処理を開始する。

0017

マイク3は、例えば無指向性小型マイクであり、ユーザが発話した音声や雑音などの周囲の音を集音し、電気的な音声信号に変換して、制御部1に出力する。マイク3は、例えばステアリングコラムカバーの上面部や運転席側のサンバイザー等のユーザの音声を拾いやすい位置に設けられる。

0018

車載センサ群4は、自車両の状態を検出する種々のセンサであって、例えば、車速センサや、加速度センサジャイロセンサGNSS受信機操舵角センサブレーキストロークセンサ、アクセルペダルセンサ方向指示レバー位置センサなどが含まれる。

0019

車速センサは自車両の走行速度を検出し、加速度センサは自車両に作用する加速度を検出する。GNSS受信機は、GNSS(Global Navigation Satellite System)で用いられる衛星からの電波を受信することで、GNSS受信機の現在位置を示すデータを取得する。GNSS受信機としては、例えばGPS受信機を用いることができる。

0020

ジャイロセンサは自車両の鉛直軸周り回転角速度を検出し、操舵角センサはステアリング切れ角に基づいて操舵角を検出する。ブレーキストロークセンサはブレーキペダル踏込量を検出し、アクセルペダルセンサはアクセルペダルの踏込量を検出する。方向指示レバー位置センサは、方向指示レバーが左折位置又は右折位置になっているかを検出する。

0021

車載センサ群4としては、上述したセンサの他、車両の各シートに加わる圧力を計測するシートセンサなどを備えている。車載センサ群4が備える種々のセンサが検出したデータは、逐次制御部1に出力される。

0022

通信装置5は、送受信アンテナを備え、例えば電話回線インターネットなどの通信ネットワークを介して、外部に設けられた交通情報センタ(図示略)などと通信を行う。交通情報センタは、渋滞箇所渋滞度合い(渋滞度とする)を示す渋滞情報や、自車両が走行している地域の天気情報などを配信する。渋滞度は、例えば順調、混雑、渋滞の三段階で表されているものとする。天気情報は、晴れや雨、曇りといった天気の状態(以降、天気状態)と、外気温を含む。

0023

ここでは一例として、通信装置5は、公知の第3世代移動体通信システムで用いられる通信モジュールによって実現されるものとする。もちろん、通信装置5として、この他、DCM(Data Communication Module)といった車載通信モジュールなどの様々なものを採用することができる。また、通信装置5は、交差点などに設置される路側機を介して、交通情報センタが配信する上述した種々の情報を取得してもよい。

0024

表示装置6は、制御部1からの指示に基づいてテキストや画像を表示し、種々の情報をユーザに報知する。表示装置6は、例えばフルカラー表示が可能なものであり、液晶ディスプレイ有機ELディスプレイプラズマディスプレイ等を用いて構成することができる。本実施形態において表示装置6は、インストゥルメントパネル車幅方向中央付近に配置されるセンターディスプレイとする。他の態様として、表示装置6はインストゥルメントパネルの運転席側の上部に配置されたマルチインフォメーションディスプレイであってもよい。

0025

音声出力装置7は、スピーカ等から構成され、制御部1から入力される音声データを音声(単なる音も含む)に変換して出力する。

0026

地図DB8は、地図データを格納しているデータベースであって、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの、書き換え可能な不揮発性記憶媒体を用いて実現される。もちろん、地図DB8において地図データを格納する記憶媒体は、HDDなどの磁気記憶媒体に限らず、DVDなどの光学記憶媒体等であってもよい。また、書き換え不可能な記憶媒体であってもよい。地図データは、道路の接続関係(すなわち道路網)を示す道路データなどを備えている。

0027

道路データは、複数の道路が交差、合流分岐する地点(ノードとする)に関するノードデータと、その地点間を結ぶ道路(すなわちリンク)に関するリンクデータを有する。ノードデータは、ノード毎固有の番号を付したノードID、ノードの座標緯度経度)、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、及び信号機が設置されているか否か、などの各データを備える。

0028

リンクデータは、道路毎に固有の番号を付したリンクID、リンク長、リンクの始端及び終端ノード、リンク上の各地点の座標データ、高速道路一般道路などの道路種別道路幅員リンク方位道路名称車線数制限速度などの各データを備える。

0029

メモリ9は、書き換え可能な不揮発性の記憶媒体と、その記憶媒体に対してデータの読み出し及び書き出しを行う装置と、を備えている。メモリ9が備える記憶媒体としては、磁気ディスク光学ディスク、及びフラッシュメモリなど周知の記憶媒体を用いることができる。本実施形態においてはメモリ9が備える記憶媒体として、一例としてSDカード等の取り外し可能な記憶媒体を用いる構成とする。もちろん、記憶媒体として、DVD、CD、HDDなどを採用してもよい。

0030

音声認識DB10は、周知の音声認識処理に必要なデータを格納しているデータベースである。音声認識DB10は、音声認識処理に必要なデータとして、例えば、人間の発声の小さな単位(音素)の音響特徴が記述されている音響モデル、音素の音響特徴と単語とを対応付ける認識辞書、及び、単語間連接関係表現する言語モデルを格納している。

0031

制御部1は、通常のコンピュータとして構成されており、周知のCPU、ROMやEEPROM、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ、RAMなどの揮発性メモリ、I/O、及びこれらの構成を接続するバスライン(何れも図示略)などを備えている。不揮発性メモリには、種々の処理を実行するためのプログラムモジュールやデータが格納されている。

0032

ここで、図2を用いて、制御部1が不揮発性メモリに格納されている種々のプログラムモジュールを実行することによって実現される機能について説明する。制御部1は、図2に示すように機能ブロックとして、位置検出部F1、進行方向取得部F2、状況判定用情報取得部F3、音声データ取得部F4、保存処理部F5、音声認識処理部F6、報知判定部F7、及び報知処理部F8を備える。この制御部1が請求項に記載の報知装置に相当する。

0033

位置検出部F1は、GNSS受信機や、車速センサ、ジャイロスコープなどの車載センサ群4が備えるセンサから入力される信号に基づいて、自車両の現在位置を検出する。現在位置を示す位置情報は、例えば緯度、経度で表される構成とすればよい。位置検出部F1は、逐次(例えば100ミリ秒毎)に位置情報を取得する。

0034

なお、現在位置を検出するために用いられるセンサ群は、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。もちろん、各センサの精度によっては、上述したセンサの一部の出力値を用いても良い。この位置検出部F1が請求項に記載の位置情報取得部に相当する。

0035

進行方向取得部F2は、ジャイロスコープなどの車載センサ群4が備えるセンサから入力される信号に基づいて、自車両の進行方向を検出する。進行方向は、例えばを0度として時計回りに359度までの値で表されればよい。

0036

状況判定用情報取得部F3は、現在の自車両及び自車両周辺の状況を表す複数種類の情報のうちの、上述した位置情報や進行方向以外の情報(以降、状況判定用情報)を取得する。ここでの状況判定用情報とは、外部情報と、走行条件情報と、を含む。

0037

外部情報とは、車両外部の状況を示す情報であって、例えば、時間情報や、天気情報、及び現在走行している道路(より具体的にはリンク)の渋滞情報などを含む。時間情報は、現在の時刻曜日を表す。時間情報は、その他、年月日を含んでいても良い。天気情報は、晴れや雨、曇り、雪といった天気状態と、外気温を含む。なお、外部情報は、位置情報を含まない。

0038

走行条件情報とは、車両内において走行毎に変化する可能性がある要素の情報である。ここで、走行条件情報を定義する際に用いる走行とは、イグニッション電源オンからオフまで、すなわち、車両に乗員がエントリして出発してから、車両を駐車して乗員が降りるまでの走行を示す。したがって、走行条件情報とは、走行中において変化しない要素の情報を意味し、走行中において変化する進行方向は走行条件情報には含まれない。

0039

例えば、走行条件情報は、イグニッション電源がオンとなった地点(出発地)や、ユーザによって設定されている目的地、乗員人数などの情報を含んでいる。その他、出発地点から走行している経路や、目的地までの走行予定経路といった経路情報、及びユーザによって設定されている立ち寄り地点などを含んでいても良い。

0040

ここで、図3に示すフローチャートを用いて、状況判定用情報取得部F3が実施する、状況判定用情報を取得する処理(以降、状況判定用情報取得処理)について説明する。図3に示すフローチャートは、一例として自車両のイグニッション電源がオンとなって、制御部1に電力が供給されている状態において、逐次(例えば100ミリ秒毎に)実施する構成とする。なお、図3に示す状況判定用情報取得処理の流れは一例であって、処理の順番及び内容は適宜設計されればよい。

0041

まず、ステップS1では、現在の時刻及び曜日を時間情報として取得してステップS2に移る。なお、時間情報は、自車両に搭載された時計から取得してもよいし、通信装置5を介して外部(交通情報センタなど)から取得してもよい。また、それらを相補的に用いてもよい。

0042

なお、時刻情報については、一日を複数に分割して設定される時間帯で管理されていても良い。例えば、0時から6時までの第1時間帯、6時から10時までの第2時間帯、10時から13時までの第3時間帯、13時から16時までの第4時間帯、16時から20時までの第5時間帯、20時から24時までの第6時間帯、などと設定すればよい。そして、音声データを取得した時間帯がどの時間帯に属するかを判定し、該当する時間帯を、時刻情報として保存しておいても良い。

0043

ステップS2では、現在の気温及び天気状態を天気情報として取得してステップS3に移る。現在の気温や天気状態は、通信装置5を介して外部から取得すればよい。また、車載センサ群4が車両外部の気温を検出する外気温センサを備えている場合、当該外気温センサが検出した温度を、天気情報の外気温として採用してもよい。現在の天気状態は、ユーザによって入力されてもよい。

0044

ステップS3では、現在走行しているリンクの渋滞情報を取得してステップS4に移る。渋滞情報は、前述の通り、通信装置5を介して交通情報センタから取得する。なお、その他の態様として、車載センサ群4が備えるセンサの出力値から現在走行している道路の渋滞度を判定して取得してもよい。

0045

例えば、車速センサの出力値の時系列データから現在時刻から一定時間(5分)の平均走行速度を算出し、その平均走行速度に基づいて渋滞度を判定してもよい。この場合、例えばその平均走行速度が、所定の第1閾値(例えば15km/h)以下である場合には渋滞していると判定し、所定の第1閾値以上であって、かつ、所定の第2閾値(例えば25km/h)以下である場合には混雑していると判定する。また、第2閾値以上である場合には順調であると判定する。もちろん、これらの判定に用いる閾値は、自車両が走行している道路の種別が、高速道路(自動車専用道を含む)であるか、国道や県道などの一般道であるかによって適宜異なる値に設定してもよい。

0046

渋滞度は、現在時刻から一定時間内においてブレーキペダルが踏まれた頻度や、踏まれている時間の割合、踏み込み量などから判定してもよい。これらの指標が大きいほど、渋滞度が大きいと判定すれば良い。

0047

ステップS4では、自車両の乗員人数を取得してステップS5に移る。乗員人数は、シートセンサが計測した車両の各シートに加わる圧力から、車両の各シートに着席している乗員の人数を計測することで決定される。なお、その他、車室内に設けられたIRセンサにより検出してもよい。

0048

ステップS5では、出発地を示す情報を取得してステップS6に移る。出発地の情報は、ここでは一例として、イグニッション電源がオンになった時点での位置情報が示す地点の名称で表す。出発地の地点名称は、その位置情報に基づいて、ユーザによって登録されている登録地点データや地図データから取得する。例えば、イグニッション電源がオンになった時点での位置情報が、自宅として登録されている地点から一定距離(例えば100m)以内であれば、出発地は自宅と判定する。もちろん、出発地を示す情報は、座標で表されてもよい。

0049

ステップS6では、ユーザによって設定された目的地を示す情報を取得して本フローを終了する。目的地を示す情報は、ユーザ操作などによって目的地として設定されている地点の名称で表される。もちろん、目的地を示す情報は、目的地として設定されている地点の座標で表されてもよい。なお、ユーザによって目的地が設定されていない場合には、目的地情報として、未設定を表すNULLを設定する。

0050

図2戻り、制御部1が備える機能ブロックの説明を続ける。音声データ取得部F4は、トークSW2からのオン信号に基づいて、マイク3から入力される音声信号から音声データを取得する。

0051

より具体的には、音声データ取得部F4は、トークSW2からオン信号が入力されると、マイク3から入力される音声信号を音声データに変換可能な待機状態移行する。そして、音声データ取得部F4は、待機状態になっている間にマイク3から入力される音声信号を音声データに変換する。なお、待機状態になってから、音声が入力されない状態が一定時間(例えば、1.5秒)以上継続すると、音声入力が終了したと判定し、待機状態を終了する構成とする。ユーザは、このトークSW2をオン操作した後、一定時間内に発話し始めることで、その発話した音声を制御部1に入力することができる。

0052

音声が入力されているか否かは、公知技術を用いればよく、例えばマイク3から入力される音声信号の信号レベルが所定の閾値以上となったか否かによって判定すればよい。すなわち、所定の閾値以上の信号レベルとなっている音声信号が入力された場合に、音声が入力されたと判定する。

0053

保存処理部F5は、音声データ取得部F4が取得した音声データと、その音声データを取得した時点における状況情報を対応付けてメモリ9に保存する。状況情報とは、現在の自車両及び自車両周辺の状況を表す情報であって、位置検出部F1が取得した位置情報、進行方向取得部F2が取得した進行方向、及び状況判定用情報取得部F3が取得した状況判定用情報を指す。状況情報として採用する情報の種類は、ユーザや設計者によって適宜設定されればよい。また、音声データを取得した時点とは、例えば、音声信号の入力が開始された時点とすればよい。

0054

保存処理部F5は、音声データ取得部F4が取得した音声データを、リスト化して保存する。このリストが備える各音声データは、その音声データを取得した時点における状況情報を対応付けられている。以降では、この音声データ及びその音声データを取得した時点での状況情報を1つのセットとするデータのリストを音声データリストと称する。

0055

図4に、メモリ9に保存されている音声データリストのデータ構成の一例を示す。図4に示すように、各音声データは、その音声データを取得した時点における地点の位置情報、進行方向、並びに状況判定用情報として、時刻、曜日、気温、天気状態、渋滞度合い、出発地、目的地、及び乗員人数と対応付けられて保存されている。

0056

例えば、音声データの欄においてNo.1で示す1番目の音声データは、地点P1と対応付けられている。また、この音声データが保存された時点の自車両の進行方向は、北から時計回りに5度回転した方向であることを示している。時間情報からは、月曜日の8時5分に取得されたデータであることを示す。尚、図4では、時刻を24時間表記で表している。

0057

さらに、1番目の音声データを取得した時点の天気状態は雨であり、外気温は18℃であったことを示す。渋滞度合いは順調であり、出発地は自宅、目的地は会社、乗員人数は1人である。平日の朝の会社に向かう途中において入力されていることから、1番目の音声データが入力された状況としては、通勤途中であると考えられる。

0058

また、音声データの欄においてNo.2で示す2番目の音声データは、土曜日の午前中において、自宅から施設Aに向かう途中において入力された音声データである。なお、このときの乗員人数は4人である。2番目の音声データが入力された状況としては、家族で出かけていると想定される。なお、3番目の音声データのように、3番目の音声データが入力された時点の状況を示す要素のうち、渋滞度合いや目的地のように、取得できなかったものについては、未取得であることを示すnullなどを挿入しておくこととする。

0059

以上、音声データリストのデータ構成の一例を示したが、もちろん音声データリストのデータ構成は、他の態様であってもよく、また、リスト以外のデータ構成によって、状況情報と対応付けて保存してもよい。

0060

再び図2に戻り、音声認識処理部F6は、メモリ9に保存されている音声データに対して、音声認識DB10に保存されている種々のデータを用いて、周知の音声認識処理を実施し、当該音声データに対応するテキストデータを生成する。生成されたテキストデータは、報知処理部F8に渡される。

0061

報知判定部F7は、メモリ9にアクセスし、新たに各部F1〜3が取得した位置情報、進行方向、及び状況判定用情報(すなわち現在の状況情報)をもとに、音声データリストから、報知すべき音声データを検索する。そして、報知すべき音声データが存在する場合には、メモリ9においてその音声データが保存されている場所(アドレス)を報知処理部F8に渡し、その音声データに含まれる情報をユーザに報知させる。

0062

保存されている音声データが報知すべき音声データであるか否かの判定は、現在の状況情報が示す状況と、音声データに対応付けられている状況情報とを比較することによって行う。報知すべき音声データとは、現在の状況と類似すると判定される状況において取得した音声データを指す。この報知判定部F7が請求項に記載の類似判定部に相当する。

0063

本実施形態では一例として、報知判定部F7は、音声データに対応付けられている状況情報が示す状況と、現在の状況情報が示す状況とが類似している度合い(類似度とする)を、それぞれの状況情報を比較して算出する。そして、類似度が一定の閾値以上である場合に、その音声データを取得した時点における状況と、現在の状況が類似していると判定し、その音声データを報知すべきであると判定する。なお、以降において、音声データに対応付けられている状況情報が示す状況と、現在の状況情報が示す状況とが類似していると判定するための条件を、類似判定条件と称する。また、音声データに対応付けられている状況情報が示す状況のことを、音声データを取得した状況とも称する。

0064

類似度は、音声データに対応付けられている状況情報が含む要素のうち、現在の状況情報におけるその要素の値又は状態と、一致している要素が多いほど大きくなるように算出する。なお、ここでの要素とは、時刻や曜日、気温など、状況情報に含まれる種々の情報のうち、最も細かい単位の情報の種類を指す。各要素が一致していると判定するための判定条件は、適宜設計されればよく、本実施形態では一例として次のように設定する。

0065

まず、位置情報の要素については、音声データを取得した時点の地点と、現在位置との距離が一定距離(例えば200m)以内となっている場合に一致していると判定する。また、進行方向の要素は、その差が一定角度(例えば20度)以内となっている場合に、一致していると判定する。時刻の要素は、その差が一定時間(例えば30分)以内となっている場合に一致していると判定する。なお、時刻が時間帯で表されている場合には、時間帯が一致しているか否かで判定すればよい。

0066

曜日の要素については、月曜日から金曜日までの平日と、土曜日及び日曜日からなる休日とで、曜日を分類し、その分類が一致している場合に、曜日の要素が一致していると判定する。例えば、現在が木曜日(すなわち、平日)である場合には、音声データを取得した時の曜日が月曜日から金曜日までいずれかとなっている音声データに対して、曜日の要素が一致していると判定する。

0067

気温の要素については、その差が一定温度(例えば4℃)以内となっている場合に一致していると判定し、天気状態や渋滞度合い、出発地、乗員人数の要素については、現在の値又は状態と一致しているか否かを判定する。また、目的地の要素は、現在の目的地と距離が一定距離(例えば500m)以内となっている場合に一致していると判定する。

0068

そして、報知判定部F7は、状況情報が含む要素のうち、一致している要素の数又は割合などに応じて類似度を算出する。本実施形態では、状況情報が含む要素のうち一致している要素の割合に応じて類似度を算出する構成とする。例えば、地点や乗員人数などの10個の要素中、5個一致している場合、類似度は50%とする。

0069

そして、報知判定部F7は、類似度が所定の閾値(例えば90%)以上となっている場合に、その音声データを取得した時の状況と現在の状況とが類似していると判定し、その音声データを報知すべきであると判定する。なお、nullとなっている要素については、一致しているとみなせばよい。もちろん、他の態様として、nullとなっている要素については、一致していないとみなしてもよい。

0070

なお、本実施形態では、各要素が類似度に寄与する重みは均等であるとして類似度を算出する構成とするが、これに限らない。状況情報が示す要素毎に、その要素が類似度に寄与する重みが異なるように重み付けをしていてもよい。例えば、位置情報の要素の重みを他の要素の重みよりも大きくなるように重み付けしてもよい。位置情報の要素が一致しているか否かが類似度に与える影響が大きくなり、その音声データを取得した地点以外で、当該音声データを報知すべきであると判定する可能性を低減することができる。また、その他の要素についても同様に重みを適宜設定すればよく、例えば、曜日の要素は時刻要素よりもその重みを小さくしたり、気温の要素を、天気状態よりもその重みを小さくしたりしてもよい。

0071

これらの重み付けは、音声データの内容に応じてユーザによって設定されても良いし、音声認識処理部F6が音声データの内容を解析し、そのテキストデータに含まれる単語に基づいて自動的に設定してもよい。

0072

また、その要素が取りうる値や状態のうち、それまでに設定された回数や頻度を評価し、その頻度に応じて重み付けを設定してもよい。例えばある要素が、それまでの履歴において頻度が少ない値や状態となっている場合ほど、その要素の重みを大きくする。より具体的には、乗員人数として記憶されている値のうち、最も頻度が大きい値が1人であって、現在の乗員人数が4人となっている場合には、類似度を算出する際に用いる乗員人数の要素の重みを、他の要素よりも大きくする。それまでに設定された回数や頻度を評価し、普段設定されない値や状態となっている要素の重みを大きく設定することは、普段とは違う状況であることを示す要素、すなわち、現在の状況を特徴付ける要素の重みを大きくすることを意味する。したがってこのような構成とすれば、より適切に状況を区別することができる。

0073

報知処理部F8は、報知判定部F7で報知すべきであると判定された音声データ(以降、報知音声データと称する)を取得し、その報知音声データに基づいた情報を、音声出力装置7及び表示装置6を介してユーザに報知する。より具体的には、報知処理部F8は、報知音声データを音声出力装置7から音声として出力させる。

0074

また、報知処理部F8は、報知音声データを音声認識処理部F6に出力し、当該報知音声データに対応するテキストデータを取得する。そして、当該テキストデータに基づいて、音声データに対応するテキストを、表示装置6に表示(例えばポップアップ表示)する。なお、報知処理部F8は、報知音声データに含まれる情報をユーザに報知できればよく、音声出力装置7及び表示装置6のいずれか一方のみを用いて報知しても良い。

0075

ここで、図5に示すフローチャートを用いて、制御部1が実施する、音声データを保存する一連の処理(以降、保存関連処理)について説明する。図5に示すフローチャートは、一例として、制御部1にトークSW2からオン信号がされた場合に開始する構成とする。なお、図5に示す保存関連処理の流れは一例であって、処理の順番及び内容は適宜設計されればよい。

0076

また、この音声データ保存関連処理が開始されるタイミングはこれに限らない。音声データ取得部F4は、イグニション電源がオンになっている状態において常時マイク3を介してユーザが発話した音声データを取得しており、特定の音声コマンド(例えば、「録音」)が入力された場合に開始してもよい。音声データから特定の音声コマンドが含まれているか否かの判定は、音声認識処理部F6が実施すればよい。

0077

また、他の態様として、車載センサ群4が備える加速度センサや操舵角センサが一定の閾値以上の値を出力した場合に、音声出力装置7から「何かありましたか?」という問いかけを実施する。そして、その音声の出力が完了した時点から一定時間以内にユーザの発話を検出した場合に実施してもよい。加速度センサや操舵角センサが一定の閾値以上のセンサ値を出力した場合とは、ドライバが急な加減速操作や急なハンドル操作を行った場合を意味する。

0078

まず、ステップS11では、音声データ取得部F4がマイク3から入力される音声信号をデジタル変換して音声データを取得し、ステップS12に移る。なお、音声信号から音声データを生成する際には、周知の方法によってノイズ等を除去しておく。

0079

ステップS12では、位置検出部F1が位置情報を検出してステップS13に移る。ステップS13では、進行方向取得部F2が自車両の進行方向を取得してステップS14に移る。ステップS14では、状況判定用情報取得部F3が状況判定用情報を取得してステップS15に移る。ステップS15では、保存処理部F5が、ステップS11で取得した音声データを、位置情報、進行方向、及び状況判定用情報と対応づけて、メモリ9に保存されている音声データリストに追加する。

0080

次に、図6に示すフローチャートを用いて、制御部1が実施する、音声データに基づいた情報を報知するための一連の処理(以降、報知関連処理)について説明する。図4に示すフローチャートは、一例として自車両のイグニッション電源がオンとなって、制御部1に電力が供給されている状態において、逐次(例えば100ミリ秒毎に)実施する構成とする。なお、図6に示す報知関連処理の流れは一例であって、処理の順番及び内容は適宜設計されればよい。

0081

まず、ステップS21では位置検出部F1が位置情報を検出してステップS22に移る。ステップS22では、進行方向取得部F2が自車両の進行方向を取得してステップS23に移る。ステップS23では、状況判定用情報取得部F3が状況判定用情報を取得してステップS24に移る。これらステップS21〜S23を実施することで、現在の状況を示す状況情報を取得する。

0082

ステップS24では、報知判定部F7がメモリ9にアクセスし、現在の状況情報をもとに、音声データリストから、報知すべき音声データを検索する。そして、報知すべき音声データが存在する場合には、ステップS25がYESとなってステップS26に移る。この場合、メモリ9においてその音声データ(すなわち、報知音声データ)が保存されている場所(アドレス)を報知処理部F8に渡す。一方、報知すべき音声データが存在しなかった場合には、ステップS25がNOとなって本フローを終了する。

0083

ステップS26では、報知処理部F8が、報知音声データを取得し、その報知音声データを音声出力装置7から音声出力させる。また、当該報知音声データに含まれる音声に対応するテキストを表示装置6にポップアップ表示する。このステップS26が完了すると本フローを終了する。

0084

(実施形態1のまとめ)
以上の構成では、報知判定部F7が、メモリ9に保存されている音声データのそれぞれに対して、類似度を算出する。そして、その類似度が一定の閾値以上である場合に、その音声データを取得した時点における状況と、現在の状況が類似していると判定する。報知処理部F8は、報知判定部F7がその音声データを取得した時点における状況と、現在の状況が類似していると判定した音声データに基づいた情報を、音声出力装置7及び表示装置6を介してドライバに報知する。

0085

ここで、その音声データ取得時の状況と、現在の状況とが類似しているか否かの判定には、位置情報や進行方向の他、状況判定用情報を用いる。ここでは、状況判定用情報として、時間情報や、天気情報、渋滞度、出発地、目的地、乗員人数を含んでいる。このため、仮に、同じ道路を同じ進行方向に走行しても毎回報知されるわけではない。したがって、音声データに基づいた情報、すなわち音声入力情報を報知すべきか否かをより適切に判定することができる。

0086

なお、音声データ取得時の状況と、現在の状況とが類似していると判定するための類似度の閾値は、適宜設計されればよく、80%や、70%であってもよい。また、類似度は、百分率以外にも、一致している要素の個数や、各要素に設定されている重みの合算値であって表されていても良い。

0087

以上、実施形態1の構成及び作動について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、以降に述べる変形例や実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。

0088

(変形例1)
前述の実施形態1では、メモリ9に保存されている音声データ毎に類似度を算出し、その類似度が一定の閾値以上であるか否かを、類似判定条件として用いる構成としたがこれに限らない。

0089

変形例1では、音声データ毎に、類似判定条件として、状況情報に含まれる種々の要素のうち、その音声データを取得した時点における状況情報と、現在の状況情報とで一致していることを必須とする要素(必須要素とする)を設定しておく。そして、前述の類似度が高い場合であっても、当該必須要素が一致していない場合には、それぞれの状況が一致していないと判定する。

0090

必須要素は、音声データを取得した時点の状況情報に含まれる要素のうち、音声データの内容を特徴付ける要素とすればよい。例えば、音声データの内容が、見通しが悪い交差点での飛び出しを注意する内容である場合、音声データの内容は、その交差点の位置と密接に関係するため、状況情報に含まれる要素のうち、音声データの内容を特徴付ける要素は位置情報である。すなわち、この場合の音声データに設定する必須要素は、位置情報とする。そして、位置情報を必須要素として設定しておく場合の類似判定条件は、位置情報が一致してあって、かつ、類似度が所定の閾値以上(例えば80%)以上であることとなる。

0091

以上では、位置情報を必須要素とする例を示したが、音声データの内容が通学路付近における子供の飛び出しを注意する内容であれば、時刻情報や、曜日(平日か否か)の要素を必須要素としてもよい。必須要素は、ユーザによって設定されても良いし、音声認識処理部F6が音声データの内容を解析して自動的に設定してもよい。

0092

このような構成によれば、実施形態1と同様の効果を奏するとともに、音声データを取得した時点の状況を特徴付ける要素を必須要素として設定しておくことで、より適切に報知すべきか否かを判定することができる。

0093

なお、音声データを取得した時点における状況情報に含まれる要素と、現在の状況情報に含まれる要素との一致とは、実施形態1と同様に完全な一致に限らず、一致していると判定するための所定の条件を満たしている状態を指す。各要素が一致していると判定するための条件は、ユーザや設計者によって適宜設定されればよい。また、必須要素を設ける場合の類似度を算出するための要素は、状況情報に含まれる要素のうち、必須要素以外の要素としてもよい。

0094

(変形例2)
また、実施形態1及び変形例1では、類似判定条件として類似度を用いる構成としたがこれに限らない。すなわち、類似判定条件として類似度を用いなくてもよい。

0095

変形例2の構成では、音声データ毎に、その音声データの内容に応じて必須要素を複数設定しておく。そして、報知判定部F7は、音声データに設定されている必須要素とする情報が示す値又は状態と、現在の状況情報においてそれらの必須要素に対応する情報が示す値又は状態とが、全て一致している場合に、その音声データを取得した時点における状況と、現在の状況が類似していると判定し、その音声データを報知すべきであると判定する。

0096

ここでの必須要素は、変形例1で述べたように、音声データの内容に応じてユーザによって設定されても良いし、音声認識処理部F6が音声データの内容を解析して自動的に設定してもよい。ただし、必須要素としては、状況判定用情報に含まれる要素を少なくとも1つ用いることとする。

0097

このような構成とすれば、実施形態1と同様の効果を奏するとともに、更に次に述べる効果を奏する。すなわち、変形例2の構成によれば、音声データを取得した状況と、現在の状況とが類似しているか否かを、必須要素となっている要素の比較によって行うことができ、類似度を算出するために全ての要素を比較する場合に比べて処理を簡略化することができる。また、必須要素を適切に設定することで、より適切にその音声データを報知すべきか否かを判定することができる。

0098

(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態(実施形態2とする)について、図を用いて説明する。なお、便宜上、前述の実施形態1の説明に用いた図に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態1を適用することができる。

0099

実施形態2における制御部1aは、実施形態1の制御部1が備える機能部F1〜8に加えて、図7に示すように音声データ分類部F9を備える。

0100

音声データ分類部F9は、音声データ取得部F4が取得した音声データを、その内容に応じて分類分けを実施する。ここでは一例として音声データ分類部F9は、音声データをその内容に応じて、警告系分類、渋滞系分類、提案系分類、メモ系分類の4つの分類に分けることとする。警告系分類が請求項に記載の注意喚起分類に、提案系分類が請求項に記載の行き先案分類のそれぞれに相当する。

0101

警告系分類に分類される音声データとは、歩行者自転車の飛び出しや、見通しが悪い地点、路面に設けられている段差などに対する注意をドライバに報知する内容となっている音声データである。また、渋滞系分類に分類される音声データとは、時間帯によって渋滞する道路や、スムーズに走行することができる道路などをドライバに報知する内容となっている音声データである。

0102

提案系分類に分類される音声データとは、ドライバが以前の走行時に行こうとした、或いは、興味をもった施設をドライバに提案する内容の音声データである。また、メモ系分類に分類される音声データとは、上述した警告系分類、渋滞系分類、及び提案系分類の何れにも属さない音声データである。

0103

また、メモリ9は、以上のように音声データをその内容に応じて分類するためのキーワードのリストを記憶しており、音声データ分類部F9は、このキーワードリストを用いて音声データの分類分けを実施する。

0104

ここで、図8に示すフローチャートを用いて、制御部1が実施する、音声データをその内容に応じて分類分けするための一連の処理(以降、分類分け関連処理)について説明する。図8に示すフローチャートは、一例として、トークSW2からオン信号が制御部1に入力された場合に開始する構成とする。なお、図8に示す分類分け関連処理の流れは一例であって、処理の順番及び内容は適宜設計されればよい。

0105

まずステップS31では、音声データ取得部F4がマイク3から入力される音声信号をデジタル変換して音声データを取得し、その音声データを音声認識処理部F6に渡してステップS32に移る。ステップS32では、音声認識処理部F6が、音声データ取得部F4が取得した音声データに対して音声認識処理を実施して当該音声データに対応するテキストデータを生成する。そして、その生成したテキストデータを音声データ分類部F9に渡してステップS33に移る。

0106

ステップS33では音声データ分類部F9が、ステップS32で生成したテキストデータに含まれる単語の群に、キーワードリストが備えるキーワードが含まれているか否かを検索する。まず、ステップS34では、ステップS32で生成したテキストデータが警告系キーワードを含んでいるか否かを判定する。そして、このテキストデータが警告系キーワードを含んでいる場合には、ステップS34がYESとなってステップS35に移る。一方、テキストデータが警告系キーワードを含んでいない場合には、ステップS34がNOとなってステップS36に移る。

0107

警告系キーワードとは、当該音声データを警告系分類に設定するための単語である。警告系キーワードとしては、例えば、「見づらい」「死角」「飛び出し」「危ない」「注意」「段差」などが設定されている。なお、テキストデータからキーワードを検索する方法は、周知の技術を適用すればよい。ステップS35では、ステップS31で取得した音声データを警告系分類に設定して本フローを終了する。

0108

ステップS36では、ステップS32で生成したテキストデータが、渋滞系キーワードを含んでいるか否かを判定する。当該テキストデータが、渋滞系キーワードを含んでいる場合には、ステップS36がYESとなってステップS37に移る。一方、当該テキストデータが、渋滞系キーワードを含んでいない場合には、ステップS36がNOとなってステップS38に移る。

0109

渋滞系キーワードとは、当該音声データを渋滞系分類に設定するための単語であり、例えば、「混んでいる」「進まない」「渋滞」「空いている」などを、渋滞系キーワードとして設定しておけばよい。ステップS37では、当該音声データを渋滞系分類に設定して本フローを終了する。

0110

ステップS38では、ステップS32で生成したテキストデータが、提案系キーワードを含んでいるか否かを判定する。当該テキストデータが、提案系キーワードを含んでいる場合には、ステップS38がYESとなってステップS39に移る。一方、当該テキストデータが、提案系キーワードを含んでいない場合には、ステップS38がNOとなってステップS40に移る。

0111

提案系キーワードとは、当該音声データを渋滞系分類に設定するための単語である。例えば、「(施設名称)に行こう」「(施設名称)がある」「今度」などを、渋滞系キーワードとして設定しておけばよい。

0112

ステップS39では、当該音声データを提案系分類に設定して本フローを終了する。また、ステップS40では、当該音声データをメモ系分類に設定して本フローを終了する。

0113

以上のようにして音声データ分類部F9は、音声データに対して分類を設定する。もちろん、音声データ分類部F9が音声データに対して設定する分類は、上述したものに限らない。分類の数や、分け方は適宜設計されればよい。

0114

また、実施形態2における保存処理部F5は、音声データと、音声データ分類部F9によって設定された分類とを対応付けて保存する。図9に、実施形態2における音声データリストのデータ構成の一例を示す。図9に示す音声データリストにおける1番目の音声データは渋滞系分類に設定されており、2番目の音声データは警告系分類に設定されている。また、3番目の音声データは提案系分類に分類されていることを示す。

0115

実施形態2と実施形態1との違いは、報知処理部F8が音声データに基づいた情報を報知するタイミングを、その音声データに設定されている分類に応じて変更する点にある。上述した違いを実現するため、実施形態2の構成を、一例として、次のような構成とする。

0116

まず、実施形態2における報知判定部F7は、音声データに設定されている分類に応じて、類似判定条件を変更する。本実施形態では一例として、音声データが、警告系分類、渋滞系分類、及び提案系分類の何れかに設定されている場合には、その設定されている分類に応じて、必須要素とする要素を設定する。そして、当該音声データに設定されている必須要素とする情報が示す状態と、現在の状況情報においてそれらの必須要素に対応する情報が示す状態とが、全て一致している場合に、その音声データを取得した時点における状況と現在の状況が類似していると判定する。

0117

例えば、警告系分類に設定されている音声データに対しては、位置情報や、時刻を必須要素に設定し、渋滞系分類に設定されている音声データに対しては、時間帯や曜日、出発地、目的地を必須要素に設定する。また、提案系分類に設定されている音声データに対しては、乗員人数や、曜日、出発地、目的地などを必須要素に設定する。

0118

一方、音声データがメモ系分類の何れかに設定されている場合には、実施形態1と同様に、類似度を算出し、当該類似度が所定の閾値以上である場合に、その音声データを取得した時点における状況と、現在の状況が類似していると判定する。

0119

このような構成とすることで、音声データに設定されている分類に応じて、類似判定条件を満たすタイミングが異なってくる。

0120

より具体的には、警告系分類に設定されている音声データは、その音声データが入力された地点付近を、そのときと同じ時間帯に走行する際に類似判定条件を満たすことになる。なお、音声データが入力された地点付近とは、音声データが入力された地点と現在位置が一致すると判定する距離に応じて定まる範囲であって、ここでは当該地点から200m以内の範囲を指す。したがって、報知処理部F8は、警告系分類に設定されている音声データに基づいた情報を、その音声データが入力された地点付近を、そのときと同じ時間に走行する際に報知することになる。

0121

また、渋滞系分類に設定されている音声データは、現在の曜日や時刻、出発地、目的地といった要素が、その音声データに対応付けられているそれらと一致する場合に、類似判定条件を満たすことになる。

0122

すなわち、類似判定条件が満たされるタイミングは、実際にその音声データが入力された地点を走行するタイミングではなく、例えばイグニッション電源がオンとなって、各必須要素とする情報が揃ったタイミングである。ここで、時間帯、曜日、出発地、目的地といった情報は、走行開始時において取得できている可能性が高い。

0123

したがって、報知処理部F8は、警告系分類に設定されている音声データに基づいた情報を、走行を開始したタイミングで報知することになる。これによって、ドライバは、渋滞する道路を避ける経路を選択するなどの対策を、走行を開始した時点や、走行し始めてから一定距離又は一定時間走行するまでに検討することができるようになる。

0124

さらに、提案系分類に設定されている音声データは、現在の乗員人数や曜日、出発地、目的地といった要素が、その音声データに対応付けられているそれらと一致する場合に、類似判定条件を満たすことになる。すなわち、類似判定条件が満たされるタイミングは、実際にその音声データが入力された地点を走行するタイミングではなく、例えばイグニッション電源がオンとなって、各必須要素とする情報が揃ったタイミングである。また、乗員人数や曜日、出発地、目的地といった情報は、走行開始時において揃っていると想定される。

0125

したがって、報知処理部F8は、提案系分類に設定されている音声データに基づいた情報を、走行を開始したタイミングで報知することになる。これによって、ドライバは、同じ乗員人数で走行している時に行こうとした施設などの情報を走行開始時に思い出すことができ、今回の走行でその施設に行くか否かの選択をすることができるようになる。

0126

(実施形態2のまとめ)
以上の構成では、音声データ分類部F9が音声データをその内容に応じて分類分けし、報知処理部F8は、音声データに設定されている分類に応じたタイミングで、その音声データに基づいた情報を報知する。例えば、警告系分類に属する音声データに基づいた情報は、その音声データを取得した地点の一定距離前に報知する。また、提案系分類や渋滞系分類に属する音声データに基づいた情報は、走行開始時に報知する。

0127

ところで、警告系分類に属する音声データは、その音声データが入力された地点との関連性が相対的に強く、その地点から離れた地点においてドライバに報知しても、ドライバにとっての有用性は低いと考えられる。したがって、警告系分類に属する音声データに基づいた情報は、音声データが入力された地点に接近した時に報知することが好ましい。

0128

一方、仮に、渋滞系分類に属する音声データを、その音声データを取得した地点付近においてドライバに報知する場合、その報知を実施した時にはその音声データを入力した時と同様の渋滞に自車両が巻き込まれている可能性が高い。

0129

したがって、ドライバにとって、渋滞系分類に属する音声データに基づいた情報は、その音声データを取得した地点に接近する前、より好ましくは経路の変更などを実施できるタイミングで報知されたほうが、その情報の有用性は高い。

0130

また、提案系分類に属する音声データに基づいた情報も、その音声データを取得した地点付近においてドライバに報知するよりも、走行開始時に報知するほうがドライバにとっての有用性は高いと言える。

0131

したがって、以上の構成によれば、音声データに設定されている分類に応じたタイミングでその音声データに基づいた情報を報知することで、音声データが備える情報を、より適切なタイミングで音声データを報知することができる。

0132

なお、以上では、音声データ分類部F9は、音声認識処理の結果に応じて自動的に分類分けを実施する構成としたが、これに限らない。ユーザ操作に基づいて、分類分けを実施してもよい。

0133

また、報知処理部F8は、音声データに設定されている分類に応じて、その音声データに基づいた情報の報知方法を変えてもよい。より具体的には、音声データに設定されている分類が警告系分類であれば、その音声データの内容に対応する、予め定められたパターンの音声を音声出力装置7から出力する。また、音声データに設定されている分類が警告系分類であれば、その音声データに基づいた情報を相対的にドライバの視界入りやすい位置に表示する一方、その他の分類であれば、センターディスプレイなど相対的に目立たない位置に表示するなどとしてもよい。相対的にドライバの視界に入りやすい位置とは、例えば、例えばメータディスプレイヘッドアップディスプレイとすればよい。

0134

(変形例3)
なお、実施形態2では、音声データが属する分類に応じて、類似判定条件を変えることで、報知処理部F8がその音声データに基づいた情報を報知するタイミングを変更したが、これに限らない。類似判定条件とは別に、分類毎報知条件を設定し、類似判定条件を満たしていても報知条件が満たされるまで、報知処理部F8はその類似判定条件を満たす音声データに基づいた情報を報知しない構成としてもよい。

0135

例えば、警告系分類においては、その音声データが入力された地点を通過する一定距離(例えば100m)手前に自車両が存在することを報知条件として設定する。また、提案系分類や渋滞系分類であれば、走行開始時点において報知することを報知条件として設定すればよい。なお、メモ系分類であれば、報知条件を設けずに、類似判定条件を満たした場合に、すなわち、その音声データを取得した時点における状況と類似する状況となったときに報知するように制御すればよい。

0136

このような構成においても、実施形態2と同様に、音声データが属する分類に応じて異なるタイミングで、報知処理部F8はその音声データに基づいた情報を報知することとなる。

0137

100報知システム、1 制御部、F1位置検出部、F2 進行方向取得部、F3状況判定用情報取得部、F4音声データ取得部、F5保存処理部、F6音声認識処理部、F7報知判定部、F8報知処理部、F9 音声データ分類部、2トークSW、3マイク、4車載センサ群、5通信装置、6表示装置、7音声出力装置、8 地図DB、9メモリ、10音声認識DB

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