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技術 電子機器、制御プログラム、制御方法、及び、集積回路

出願人 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社
発明者 高橋侑士
出願日 2014年2月28日 (5年4ヶ月経過) 出願番号 2014-039835
公開日 2015年9月17日 (3年10ヶ月経過) 公開番号 2015-165341
状態 特許登録済
技術分野 位置入力装置 表示による位置入力 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード 近似楕円 編み目状 Y座標 X座標 楕円近似 格子群 各位置座標 面積計算
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年9月17日)のものです。
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図面 (13)

課題

ユーザの利便性を向上させる。

解決手段

端末10において、算出部13は、検出部12で第1のタイミングにおいて検出された第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおいて検出された第2のタッチ領域のそれぞれを楕円近似する。そして、算出部13は、近似した各楕円の長軸タッチパネル11の基準軸との角度及び近似した各楕円の基準点を算出する。そして、処理制御部14は、算出部13で第1のタッチ領域について算出された第1の角度及び第1の基準点に対する、第2のタッチ領域について算出された第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する。

概要

背景

現在、種々の電子機器には、タッチパネルが搭載されている。このような電子機器では、タッチパネルを用いた「処理実行指示操作」が用いられる。例えば、スマートフォンでは、タッチパネルの表面に指を接触させたまま移動させる「スワイプ操作」、タッチパネルの表面に2本の指を接触させたまま2本の指の間隔を狭くする「ピンチイン操作」、及びタッチパネルの表面に2本の指を接触させたまま2本の指の間隔を広くする「ピンチアウト操作」等の処理実行指示操作が用いられる。「スワイプ操作」は、例えば、ページをめくる場合に用いられ、「ピンチイン操作」及び「ピンチアウト操作」は、タッチパネルに表示された画像を縮小又は拡大する場合に用いられる。

概要

ユーザの利便性を向上させる。端末10において、算出部13は、検出部12で第1のタイミングにおいて検出された第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおいて検出された第2のタッチ領域のそれぞれを楕円近似する。そして、算出部13は、近似した各楕円の長軸とタッチパネル11の基準軸との角度及び近似した各楕円の基準点を算出する。そして、処理制御部14は、算出部13で第1のタッチ領域について算出された第1の角度及び第1の基準点に対する、第2のタッチ領域について算出された第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する。

目的

このため、片手での操作が容易な「処理実行指示操作」のバリエーションが増やして、ユーザの利便性を向上することが望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

タッチパネルにおいて触れられたタッチ領域を検出する検出部と、前記検出部で第1のタイミングにおいて検出された第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおいて検出された第2のタッチ領域のそれぞれを楕円近似し、前記近似した各楕円の長軸と前記タッチパネルの基準軸との角度及び前記近似した各楕円の基準点を算出する算出部と、前記算出部で前記第1のタッチ領域について算出された第1の角度及び第1の基準点に対する、前記第2のタッチ領域について算出された第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する処理制御部と、を具備することを特徴とする電子機器

請求項2

前記処理制御部は、前記第1の角度と前記第2の角度との角度差に応じた率で、前記タッチパネルに表示された画像を拡大又は縮小する制御を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。

請求項3

タッチパネルにおいて触れられたタッチ領域を検出し、第1のタイミングにおいて検出した第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおいて検出した第2のタッチ領域のそれぞれを楕円に近似し、前記近似した各楕円の長軸と前記タッチパネルの基準軸との角度及び前記近似した各楕円の基準点を算出し、前記第1のタッチ領域について算出した第1の角度及び第1の基準点に対する、前記第2のタッチ領域について算出した第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する、処理を、電子機器に実行させることを特徴とする制御プログラム

請求項4

タッチパネルにおいて触れられたタッチ領域を検出し、第1のタイミングにおいて検出した第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおいて検出した第2のタッチ領域のそれぞれを楕円に近似し、前記近似した各楕円の長軸と前記タッチパネルの基準軸との角度及び前記近似した各楕円の基準点を算出し、前記第1のタッチ領域について算出した第1の角度及び第1の基準点に対する、前記第2のタッチ領域について算出した第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する、ことを特徴とする制御方法

請求項5

タッチパネルにおいて触れられたタッチ領域を検出する検出部と、前記検出部で第1のタイミングにおいて検出された第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおいて検出された第2のタッチ領域のそれぞれを楕円に近似し、前記近似した各楕円の長軸と前記タッチパネルの基準軸との角度及び前記近似した各楕円の基準点を算出し、算出した結果を出力する算出部と、を具備することを特徴とする集積回路

技術分野

0001

本発明は、電子機器制御プログラム制御方法、及び、集積回路に関する。

背景技術

0002

現在、種々の電子機器には、タッチパネルが搭載されている。このような電子機器では、タッチパネルを用いた「処理実行指示操作」が用いられる。例えば、スマートフォンでは、タッチパネルの表面に指を接触させたまま移動させる「スワイプ操作」、タッチパネルの表面に2本の指を接触させたまま2本の指の間隔を狭くする「ピンチイン操作」、及びタッチパネルの表面に2本の指を接触させたまま2本の指の間隔を広くする「ピンチアウト操作」等の処理実行指示操作が用いられる。「スワイプ操作」は、例えば、ページをめくる場合に用いられ、「ピンチイン操作」及び「ピンチアウト操作」は、タッチパネルに表示された画像を縮小又は拡大する場合に用いられる。

先行技術

0003

特開2013−097798号公報
特開2012−108674号公報
特表2002−501271号公報
特開2012−174250号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、上記のスワイプ操作は、片手でも容易に操作することができる一方で、「ピンチイン操作」及び「ピンチアウト操作」は片手で操作することが困難である。

0005

スマートフォン等の携帯端末を利用するシーンでは、片手で操作することが求められることが多い。このため、片手での操作が容易な「処理実行指示操作」のバリエーションが増やして、ユーザの利便性を向上することが望まれている。

0006

開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの利便性を向上させることができる、電子機器、制御プログラム、制御方法、及び、集積回路を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

開示の態様では、電子機器は、検出部と、算出部と、処理制御部とを具備する。前記検出部は、タッチパネルにおいて触れられたタッチ領域を検出する。前記算出部は、前記検出部で第1のタイミングにおいて検出された第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおいて検出された第2のタッチ領域のそれぞれを楕円近似し、前記近似した各楕円の長軸と前記タッチパネルの基準軸との角度及び前記近似した各楕円の基準点を算出する。前記処理制御部は、前記算出部で前記第1のタッチ領域について算出された第1の角度及び第1の基準点に対する、前記第2のタッチ領域について算出された第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する。

発明の効果

0008

開示の態様によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0009

図1は、実施例1の端末の一例を示すブロック図である。
図2は、実施例1の端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。
図3は、楕円近似方法の一例を説明に供する図である。
図4は、楕円近似方法の一例を説明に供する図である。
図5は、角度及び重心の算出の説明に供する図である。
図6は、所定の処理がタッチパネルの表示制御である場合の、処理制御の説明に供する図である。
図7は、所定の処理がタッチパネルの表示制御である場合の、処理制御の説明に供する図である。
図8は、所定の処理がタッチパネルの表示制御である場合の、処理制御の説明に供する図である。
図9は、実施例2の端末の一例を示すブロック図である。
図10は、実施例2の端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。
図11は、実施例2の端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、端末のハードウェア構成例を示す図である。

実施例

0010

以下に、本願の開示する電子機器、制御プログラム、制御方法、及び、集積回路の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願の開示する電子機器、制御プログラム、制御方法、及び、集積回路が限定されるものではない。また、以下では、電子機器が端末であるものとして説明するが、これに限定されるものではない。また、実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。

0011

[実施例1]
[端末の構成例]
図1は、実施例1の端末の一例を示すブロック図である。図1において、端末10は、タッチパネル11と、検出部12と、算出部13と、処理制御部14と、処理実行部15とを有する。なお、実施例1では、特に、タッチパネル11がユーザの指の腹で触れられて操作される場合に着目して説明する。

0012

タッチパネル11は、例えば、静電容量方式のタッチパネルである。また、タッチパネル11は、タッチパネル上の位置に関する情報(つまり、座標)と、各位置座標に対応する静電容量の変化量に関する情報とを検出部12へ出力する。例えば、タッチパネル11は、X軸方向に並列に配設されたn(nは2以上の自然数)本の電極(つまり、X電極)と、X軸方向と直交するY軸方向に並列に配設されたm(mは2以上の自然数)本の電極(つまり、Y電極)とを有している。すなわち、X電極とY電極とがマトリクス状に配設されている。そして、1つのX電極と1つのY電極とがオーバーラップする領域が、1つの座標に対応する。すなわち、タッチパネル11は、X電極とY電極との組合せによって規定される格子(つまり、座標)毎に、格子に対応する静電容量の変化量の値を出力する。

0013

検出部12は、タッチパネル11から受け取った情報に基づいて、「タッチ領域」を検出する。「タッチ領域」は、例えば、静電容量の変化量が第1の閾値以上である連続した座標から成る領域である。

0014

算出部13は、検出部12で第1のタイミングにおいて検出された「第1のタッチ領域」及び第2のタイミングにおいて検出された「第2のタッチ領域」のそれぞれを楕円に近似する。

0015

例えば、算出部13は、楕円近似の対象であるタッチ領域に含まれる各格子(つまり、タッチ領域格子)について、接する他のタッチ領域格子の数が2以下であるか否かを判定し、2以下であると判定された格子を特定する。すなわち、算出部13は、近似する楕円上に存在する可能性の高い「端部格子」を特定する。そして、算出部13は、特定した複数の端部格子の座標を用いて、タッチ領域を楕円に近似する。この近似には、例えば、最小二乗法が用いられる。ここで、上記の通り、ここではユーザの指の腹で触れられて操作される場合を前提としているので、タッチ領域を楕円近似することができる。

0016

そして、算出部13は、近似した各楕円の長軸とタッチパネル11の基準軸との角度、及び、近似した各楕円の基準点を算出する。タッチパネル11の基準軸は、例えば、タッチパネル11が長方形である場合の長軸方向である。また、楕円の基準点は、例えば、楕円の重心である。

0017

処理制御部14は、算出部13で第1のタッチ領域について算出された第1の角度及び第1の基準点に対する、第2のタッチ領域について算出された第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する。

0018

例えば、処理制御部14は、第1の角度と第2の角度との角度差に応じた率で、タッチパネル11に表示された画像を拡大又は縮小する制御を実行する。すなわち、この場合、上記の所定の処理は、タッチパネル11の表示制御である。

0019

処理実行部15は、処理制御部14による制御に従って、処理を実行する。所定の処理がタッチパネル11の表示制御である場合、処理実行部15は、第1の角度と第2の角度との角度差に応じた率で、タッチパネル11に表示された画像を拡大又は縮小する処理を実行する。

0020

[端末の動作例]
以上の構成を有する端末10の処理動作の一例について説明する。図2は、実施例1の端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートには、特に、検出部12、算出部13、及び処理制御部14の処理動作が示されている。従って、端末10の全体の処理動作においては、図2に示すフローチャートの前後に、タッチパネル11及び処理実行部15の処理がそれぞれ存在する。

0021

検出部12は、タッチパネル11の各格子における静電容量の変化量を取得する(ステップS101)。検出部12は、例えば、第1のタイミングにおける静電容量の変化量、及び、第2のタイミングにおける静電容量の変化量を取得する。

0022

検出部12は、ステップS101で取得した静電容量の変化量に基づいて、タッチ領域を検出する(ステップS102)。検出部12は、第1のタイミングにおける静電容量の変化量、及び、第2のタイミングにおける静電容量の変化量を用いて、第1のタイミングにおける第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおける第2のタッチ領域をそれぞれ検出する。

0023

算出部13は、検出部12で検出されたタッチ領域を楕円に近似する(ステップS103)。算出部13は、例えば、上記の第1のタッチ領域及び第2のタッチ領域のそれぞれを楕円に近似する。

0024

図3及び図4は、楕円近似方法の一例を説明に供する図である。

0025

図3には、指の腹でタッチパネル11が触れられている様子が示されている。そして、図3において、網掛けされた格子は、静電容量の変化量が第1の閾値以上である格子である。すなわち、図3において網掛けされた格子群は、タッチ領域に相当する。従って、検出部12は、図3の網掛けされた格子群(つまり、斜線で網掛けされた格子群及び編み目状に網掛けされた更新群)をタッチ領域として検出している。

0026

そして、算出部13は、楕円近似の対象であるタッチ領域に含まれる各タッチ領域格子について、接する他のタッチ領域格子の数が2以下であるか否かを判定し、2以下であると判定された格子、つまり端部格子を特定する。図4において編み目状に網掛けされた格子が、端部格子である。

0027

そして、算出部13は、特定した複数の端部格子の座標を用いて、タッチ領域を楕円に近似する。算出部13は、例えば、次の数式(1)を用いて、近似した楕円を算出する。

0028

ここで、(Xi,Yi)は、端部格子の座標である。また、A,B,C,D,Eは、楕円の方程式を次の数式(2)で表したときの係数である。

0029

図2の説明に戻り、算出部13は、近似した楕円の長軸とタッチパネル11の基準軸との角度、及び、近似した楕円の重心を算出する(ステップS104)。算出部13は、例えば、上記の第1のタッチ領域及び第2のタッチ領域のそれぞれを近似した各楕円について、角度及び重心を算出する。

0030

図5は、角度及び重心の算出の説明に供する図である。図5に示すように、近似した楕円E11の長軸は、軸L11である。また、タッチパネル11の基準軸は、軸A0である。このとき、算出部13は、軸L11と軸A0との為す角度θを、例えば次の数式(3)を用いて算出する。

0031

また、算出部13は、例えば、楕円E11の重心の座標を次の数式(4)を用いて算出する。



ここで、X0は、重心のX座標であり、Y0は、重心のY座標である。

0032

図2の説明に戻り、処理制御部14は、算出部13が算出した角度及び重心の時間変化に基づいて、処理の処理を制御する(ステップS105)。すなわち、算出部13で第1のタッチ領域について算出された第1の角度及び第1の基準点に対する、第2のタッチ領域について算出された第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する。

0033

例えば、処理制御部14は、第1の角度と第2の角度との角度差に応じた率で、タッチパネル11に表示された画像を拡大又は縮小する制御を実行する。すなわち、この場合、上記の所定の処理は、タッチパネル11の表示制御である。

0034

図6,7,8は、所定の処理がタッチパネルの表示制御である場合の、処理制御の説明に供する図である。

0035

図6に示すタッチパネル11への指のタッチ状態から図7に示す指のタッチ状態へ移行するように、指を移動させた場合、つまり、指を近似楕円の長軸が時計回りに回転し且つ近似楕円の重心も移動するように、指を移動させた場合、表示画像拡大表示される。すなわち、指を角度θが増える方向に移動させた場合、表示画像が拡大表示される。

0036

一方、図6に示すタッチパネル11への指のタッチ状態から図8に示す指のタッチ状態へ移行するように、指を移動させた場合、つまり、指を近似楕円の長軸が反時計回りに回転し且つ近似楕円の重心も移動するように、指を移動させた場合、表示画像が縮小表示される。すなわち、指を角度θが減少する方向に移動させた場合、表示画像が縮小表示される。

0037

以上のように本実施例によれば、端末10において、算出部13は、検出部12で第1のタイミングにおいて検出された第1のタッチ領域及び第2のタイミングにおいて検出された第2のタッチ領域のそれぞれを楕円に近似する。そして、算出部13は、近似した各楕円の長軸とタッチパネル11の基準軸との角度及び近似した各楕円の基準点を算出する。そして、処理制御部14は、算出部13で第1のタッチ領域について算出された第1の角度及び第1の基準点に対する、第2のタッチ領域について算出された第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する。

0038

この端末10の構成により、タッチパネル11がユーザの指の腹で触れられて操作され、例えば弧を描くように指の腹を動かす動作を1つの処理実行指示操作とすることができる。この動作は片手でも容易なので、片手での操作が容易な処理実行指示操作のバリエーションを増やすことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。

0039

例えば、処理制御部14は、第1の角度と第2の角度との角度差に応じた率で、タッチパネルに表示された画像を拡大又は縮小する制御を実行する。

0040

この端末10の構成により、従来片手での操作が困難である「ピンチイン操作」及び「ピンチアウト操作」によって実現されていた表示画像の拡大/縮小指示操作を、片手での操作が容易な処理実行指示操作で実現することができる。

0041

[実施例2]
実施例2では、タッチパネルが指の腹で触れられる操作と、指の先で触れられる操作との両方を考慮する。

0042

[端末の構成例]
図9は、実施例2の端末の一例を示すブロック図である。図9において、端末50は、面積計算部51と、タッチ判定部52と、算出部53と、処理制御部54と、処理実行部55とを有する。

0043

面積計算部51は、検出部12で検出されたタッチ領域の面積、例えば、タッチ領域に含まれる格子の数を計算(カウント)する。ここで、検出されたタッチ領域の面積がゼロの場合もあり得、この場合には、タッチパネル11がタッチされていないと判定できる。

0044

タッチ判定部52は、面積計算部51で計算されたタッチ領域の面積に基づいて、タッチパネル11へのタッチ状態が、「広域タッチ」、「狭域タッチ」、及び「タッチなし」のいずれの状態であるかを判定する。例えば、タッチ判定部52は、面積計算部51で計算されたタッチ領域の面積が第1の判定閾値より大きい場合には、「広域タッチ」の状態であると判定し、第1の判定閾値以下で且つ第2の判定閾値より大きい場合には、「狭域タッチ」の状態であると判定する。また、タッチ判定部52は、面積計算部51で計算されたタッチ領域の面積が第2の判定閾値以下である場合、「タッチなし」の状態であると判定する。

0045

算出部53は、タッチ判定部52で判定されたタッチ状態に応じたパラメータを算出する。例えば、算出部53は、広域タッチ状態であると判定された場合、実施例1と同様に、タッチ領域を楕円に近似し、近似した楕円の長軸とタッチパネル11の基準軸との角度、及び、近似した楕円の基準点を、広域タッチ時のパラメータとして算出する。算出されたパラメータは、処理制御部54へ出力される。

0046

また、算出部53は、狭域タッチ状態であると判定された場合、タッチ位置座標(例えば、タッチ領域の重心の座標)を、狭域タッチ時のパラメータとして算出する。算出されたパラメータは、処理制御部54へ出力される。なお、算出部53は、タッチなし状態であると判定された場合にはパラメータを算出しない。

0047

処理制御部54は、算出部53から受け取るパラメータに応じて制御を行う。例えば、処理制御部54は、広域タッチ時のパラメータを受け取った場合、実施例1と同様に、算出部13で第1のタッチ領域について算出された第1の角度及び第1の基準点に対する、第2のタッチ領域について算出された第2の角度及び第2の基準点の変化に基づいて、所定の処理を制御する。

0048

また、処理制御部54は、狭域タッチ時のパラメータを受け取った場合、狭域タッチ時の制御を実行する。例えば、処理制御部54は、タッチ位置座標を用いて、ドラッグ処理制御、又は、アイコン選択処理制御を実行する。

0049

処理実行部55は、処理制御部54による制御に従って、処理を実行する。

0050

[端末の動作例]
以上の構成を有する端末50の処理動作の一例について説明する。図10及び図11は、実施例2の端末の処理動作の一例を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートには、検出部12、面積計算部51、タッチ判定部52、及び算出部53の処理動作が示されている。また、図11に示すフローチャートには、処理制御部54の処理動作が示されている。

0051

図10について説明すると、検出部12は、タッチパネル11の各格子における静電容量の変化量を取得する(ステップS201)。

0052

検出部12は、ステップS101で取得した静電容量の変化量に基づいて、タッチ領域を検出する(ステップS202)。

0053

面積計算部51は、検出部12で検出されたタッチ領域の面積を計算する(ステップS203)。

0054

タッチ判定部52は、面積計算部51で計算された面積に基づいて、タッチパネル11がタッチされているか否かを判定する(ステップS204)。

0055

タッチパネル11がタッチされていないと判定された場合(ステップS204否定)、検出部12は、前回取得タイミングから所定時間経過するまで待った後(ステップS205否定)、前回の取得タイミングから所定時間経過したときに(ステップS205肯定)、ステップS201の処理を行う。

0056

タッチパネル11がタッチされていると判定された場合(ステップS204肯定)、タッチ判定部52は、広域タッチの状態であるか否か、つまり、広域タッチの状態であるか狭域タッチの状態であるかを判定する(ステップS206)。

0057

広域タッチの状態であると判定された場合(ステップS206肯定)、算出部53は、タッチ領域を楕円に近似し(ステップS207)、近似した楕円の長軸とタッチパネル11の基準軸との角度、及び、近似した楕円の重心を算出する(ステップS208)。

0058

算出部53は、算出した角度及び重心の情報を処理制御部54へ出力する(ステップS209)。

0059

検出部12は、前回の取得タイミングから所定時間経過するまで待った後(ステップS210否定)、前回の取得タイミングから所定時間経過したときに(ステップS210肯定)、タッチパネル11の各格子における静電容量の変化量を取得する(ステップS211)。

0060

検出部12は、ステップS211で取得した静電容量の変化量に基づいて、タッチ領域を検出する(ステップS212)。

0061

面積計算部51は、検出部12で検出されたタッチ領域の面積を計算する(ステップS213)。

0062

タッチ判定部52は、面積計算部51で計算された面積に基づいて、タッチパネル11がタッチされているか否かを判定する(ステップS214)。

0063

タッチパネル11がタッチされていないと判定された場合(ステップS214否定)、つまり、タッチ状態が解除された場合、図10処理フローは終了する。

0064

タッチパネル11がタッチされていると判定された場合(ステップS214肯定)、処理フローは、ステップS206に戻る。

0065

狭域タッチの状態であると判定された場合(ステップS206否定)、算出部53は、タッチ領域のタッチ点座標を算出し(ステップS215)、算出したタッチ点座標の情報を処理制御部54へ出力する(ステップS216)。

0066

次に図11について説明すると、処理制御部54は、算出部53から出力されるパラメータを待ち(ステップS301否定)、パラメータを取得すると(ステップS301肯定)、取得したパラメータに角度の情報が含まれているか否かを判定する(ステップS302)。すなわち、処理制御部54は、取得したパラメータが広域タッチ時のパラメータであるか狭域タッチ時のパラメータであるかを判定する。

0067

処理制御部54は、取得したパラメータに角度の情報が含まれている場合(ステップS302肯定)、つまり、取得したパラメータが広域タッチ時のパラメータである場合、取得した角度及び重心の情報をメモリ(図示せず)に記憶する(ステップS303)。

0068

処理制御部54は、上記のメモリに、前回取得した角度及び重心の情報、つまり、前回取得した広域タッチ時のパラメータが記憶されているか否かを判定する(ステップS304)。

0069

前回取得した広域タッチ時のパラメータが記憶されていると判定された場合(ステップS304肯定)、処理制御部54は、前回記憶した角度及び重心と今回記憶した角度及び重心との時間変化に基づいて、所定の処理を制御する(ステップS305)。すなわち、前回記憶した角度及び重心は、実施例1の第2の角度及び第2の基準点に対応する。また、今回記憶した角度及び重心は、実施例1の第1の角度及び第1の基準点に対応する。

0070

処理制御部54は、前回パラメータを取得したタイミングから所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS306)。

0071

前回パラメータを取得したタイミングから所定時間が経過したと判定された場合(ステップS306肯定)、つまり、タッチ状態が解除された場合、図11の処理フローは終了する。

0072

前回パラメータを取得したタイミングから所定時間が経過していないと判定された場合(ステップS306否定)、処理フローは、ステップS301に戻る。また、前回取得した広域タッチ時のパラメータが記憶されていないと判定された場合(ステップS304否定)、処理フローは、ステップS301に戻る。

0073

処理制御部54は、取得したパラメータに角度の情報が含まれていない場合(ステップS302否定)、つまり、取得したパラメータが狭域タッチ時のパラメータである場合、取得したタッチ点座標を用いて、狭域タッチ時の処理を制御する(ステップS307)。そして、処理フローは、ステップS306へ進む。

0074

以上のように本実施例によれば、端末50では、狭域タッチ時の処理実行指示操作の他に、タッチパネル11がユーザの指の腹で触れられて操作され、例えば弧を描くように指の腹を動かす動作を1つの処理実行指示操作とすることができる。この動作は片手でも容易なので、片手での操作が容易な処理実行指示操作のバリエーションを増やすことができ、ユーザの利便性を向上させることができる。

0075

[他の実施例]
[1]実施例1では処理制御部14が算出部13によって算出された角度及び重心の時間変化に基づいて処理の処理を制御する条件について特に言及していないが、例えば、次の様な条件を加えてもよい。すなわち、第1のタッチ領域について近似した第1の楕円が第2のタッチ領域について近似した第2の楕円へ移動する時の「回転軸」、つまり、第1の楕円の長軸の延長線と第2の長軸の延長線との交点が、第1の楕円及び第2の楕円の外に位置することを条件として加えてもよい。

0076

[2]実施例1及び実施例2で図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。

0077

更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロコンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしてもよい。

0078

実施例1及び実施例2の端末は、次のようなハードウェア構成により実現することができる。

0079

図12は、端末のハードウェア構成例を示す図である。図12に示すように、端末100は、タッチパネル101と、IC(IntegratedCircuit)102と、プロセッサ103と、メモリ104とを有する。プロセッサ103の一例としては、CPU、DSP、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が挙げられる。また、メモリ104の一例としては、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられる。

0080

例えば、実施例1及び実施例2の端末の、検出部12と、算出部13,53と、面積計算部51と、タッチ判定部52とは、IC102によって実現されてもよい。この場合、処理制御部14,54と、処理実行部15,55とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ104に記録され、各プログラムがプロセッサ103で実行される。又は、検出部12と、算出部13,53と、面積計算部51と、タッチ判定部52と、処理制御部14,54とが、IC102によって実現されてもよい。この場合、処理実行部15,55によって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ104に記録され、各プログラムがプロセッサ103で実行される。また、タッチパネル11は、タッチパネル101によって実現される。

0081

又は、検出部12と、算出部13,53と、処理制御部14,54と、処理実行部15,55と、面積計算部51と、タッチ判定部52とによって実行される各処理に対応するプログラムがメモリ104に記録され、各プログラムがプロセッサ103で実行されてもよい。

0082

10端末
11タッチパネル
12 検出部
13,53 算出部
14,54処理制御部
15,55処理実行部
50 端末
51面積計算部
52タッチ判定部

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