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技術 トンネル覆工コンクリートの養生方法

出願人 大成建設株式会社
発明者 原康彦山岡尊則藤木栄治田端大人
出願日 2014年2月27日 (6年4ヶ月経過) 出願番号 2014-036193
公開日 2015年9月7日 (4年9ヶ月経過) 公開番号 2015-161096
状態 特許登録済
技術分野 トンネルの覆工・支保
主要キーワード 配管延長 管理閾値 作業個所 養生管 湿度調節器 略アーチ状 送風孔 内面壁
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年9月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

トンネル覆工コンクリート養生中に発生するコンクリートの乾燥収縮ひび割れを防止することができる養生方法を提供する。

解決手段

打設直後のトンネル覆工コンクリート40の内空断面に設ける散水手段2と、トンネル内の空気の湿度Wを測定する湿度センサー31と、トンネル内の湿度状態を自動管理する制御手段3とを用い、コンクリート打設直後から打設されたばかりの区間のトンネル内部10の湿度Wを所定に保つよう養生を行う。

概要

背景

トンネル覆工コンクリート打設後、ひび割れ防止を目的とした湿潤養生がなされおり、覆工コンクリートをバルーンシート密閉し湿潤を保つ方法により施されている。またミスト噴霧機を搭載したトラックトンネル内に走行させて湿度を管理している方法もある。また、コンクリート壁面からトンネル内に向けて噴霧する方法などもある(特許文献1)。

概要

トンネル覆工コンクリートの養生中に発生するコンクリートの乾燥収縮ひび割れを防止することができる養生方法を提供する。打設直後のトンネル覆工コンクリート40の内空断面に設ける散水手段2と、トンネル内の空気の湿度Wを測定する湿度センサー31と、トンネル内の湿度状態を自動管理する制御手段3とを用い、コンクリート打設直後から打設されたばかりの区間のトンネル内部10の湿度Wを所定に保つよう養生を行う。

目的

本発明の目的とするところは、打設されたばかりのトンネル覆工コンクリート区間のトンネル内部を対象として、湿度を所定の値に保つこと、養生方法の作業性が良いことを実現できるトンネル覆工コンクリートの養生方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

トンネル覆工コンクリート養生方法であって、トンネル覆工断面に沿って設ける散水手段と、トンネル内の空気の湿度を測定する湿度センサーと、トンネル内の湿度状態を自動管理する制御手段とを用い、コンクリート打設直後から打設区間のトンネル内部の湿度を所定の値に保つように養生することを特徴とするトンネル覆工コンクリートの養生方法。

請求項2

前記散水手段は、トンネル内部に配管される給水管の取り出し口に設けられる自動開閉弁と、当該自動開閉弁に接続される配水管と、配水管に接続されるミスト用水管とからなり、当該ミスト用水管には水を霧状に吐出するミスト用ノズルが備わる。前記制御手段は、前記空気の測定によって得られる湿度とあらかじめ決められた湿度の管理閾値とを比較し、その結果に基づいて自動開閉弁を開閉することで湿度を制御すること特徴とする請求項1に記載のトンネル覆工コンクリートの養生方法。

請求項3

前記トンネル覆工コンクリートが打設された前端部分と後端部分において、前記トンネル覆工コンクリートの内部壁面に沿って略アーチ状風管を設け、当該風管に設けた複数の送風孔からトンネル内部に空気を吐出させて当該トンネル覆工打設コンクリート区間と隣接する区間とを区切り、当該トンネル覆工打設コンクリート区間の湿度を保つことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトンネル覆工コンクリートの養生方法。

請求項4

前記ミスト用水管は、前記トンネル覆工コンクリートの内部壁面に沿って略アーチ状に設けられた前記送風管に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のトンネル覆工コンクリートの養生方法。

技術分野

0001

本発明はトンネル覆工コンクリート養生方法に関する。

背景技術

0002

トンネル覆工コンクリートの打設後、ひび割れ防止を目的とした湿潤養生がなされおり、覆工コンクリートをバルーンシート密閉し湿潤を保つ方法により施されている。またミスト噴霧機を搭載したトラックトンネル内に走行させて湿度を管理している方法もある。また、コンクリート壁面からトンネル内に向けて噴霧する方法などもある(特許文献1)。

先行技術

0003

特開2011−208407

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、バルーンやシートで密閉する方法は乾燥を防ぐための方法であり、このようなやり方では、密閉の具合によっては湿潤が保たれない課題が生じる。また噴霧機を搭載した車両をトンネル内に走行させて湿潤状態を保つ方法では、トンネル覆工コンクリート内を流れる空気によって乾燥が進むので、一日に何度も走行させる作業が生じることになる。

課題を解決するための手段

0005

このような観点から、本発明の目的とするところは、打設されたばかりのトンネル覆工コンクリート区間のトンネル内部を対象として、湿度を所定の値に保つこと、養生方法の作業性が良いことを実現できるトンネル覆工コンクリートの養生方法を提供することである。
前記課題を解決するために、打設直後のトンネル覆工コンクリート内空断面に沿って設ける散水手段と、トンネル内の空気の湿度を測定する湿度センサーと、トンネル内の湿度状態を自動管理する制御手段とを用いて養生を行い、コンクリート打設直後から打設区間のトンネル内部の湿度を所定の値に保つように養生することを特徴としている。

0006

かかる養生方法によれば、打設後のトンネル覆工コンクリートの乾燥収縮ひび割れ防止を行うことができる。
また、散水手段が、トンネル内部に配管される給水管の取り出し口に設けられる自動開閉弁と、自動開閉弁に接続される配水管と、配水管に接続されるミスト用水管とからなり、ミスト用水管には水を霧状に吐出するミスト用ノズルが備わり、制御手段は、前記空気の測定によって得られる湿度とあらかじめ決められた湿度の管理閾値とを比較し、その結果に基づき水を霧状に吐出させるか停止させるかの有無を判断し、自動開閉弁を開閉することで湿度を制御するので自動で湿度を所定の値に保つことができる。

0007

また、トンネル覆工コンクリートが打設された前端部分と後端部分において、前記トンネル覆工コンクリートの内部壁面に沿って略アーチ状風管を設け、風管に設けた複数の送風孔からトンネル内部に空気を吐出させてトンネル覆工打設コンクリート区間と隣接する区間とに区切ることが可能となるため、トンネル覆工打設コンクリート区間に限って湿度を所定の値に保つことができる。
また、ミスト用水管は、送風管に取り付けられることが可能となるため、効率良いミスト状態を保つことができる。

発明の効果

0008

本発明のトンネル覆工コンクリートの養生方法によれば、コンクリートに発生する乾燥収縮ひび割れを防止することができる。

図面の簡単な説明

0009

本発明の実施形態に係わるトンネル状況を説明する図である。(a)はトンネル断面図。(b)A-A断面を示すトンネル平面図
本発明の実施形態に係わるトンネル縦断図である。
(a)は、図2のB-B断面を示す図ある。(b)は、図3(a)のC矢視図である。(c)は、D-D断面を示す図である。

実施例

0010

図1(a)(b)に示すように、トンネル1の内部にはトンネル坑内で使用するための水が給水管20によって坑口図1(b)において下側)より切羽(図(b)において上側)に向かって延設されている。給水管20には坑内作業個所で水を使用するために間隔を置いて、取り出し口21が設けられている。

0011

図1(a)に示すように、トンネル内部10の内面壁には略アーチ状にミスト用水管24および風管34を取付ける。また、図1(b)に示すように、打設されたばかりのトンネル覆工コンクリート40の前端部41と後端部42には略アーチ状のミスト用水管24および風管34を取り付ける。当該ミスト用水管24は風管34に取付けられている。あるいはそれぞれがトンネル覆工コンクリート40に取付けられていても良い。

0012

図2(a)(b)に示すように、給水管20に設けられる取り出し口21には自動開閉弁22が取付けられる。
当該取り出し口21としては、例えばネジ付の鉄ソケットが用いられ給水管20に溶接固定される。

0013

本発明の散水手段2は、取り出し口21に設けられる自動開閉弁22と、自動開閉弁22に接続される配水管23とミスト用水管24とからなる。

0014

当該自動開閉弁22は、水や気体などの流体を通過または停止させるための弁(バルブとも言う)であり、自動的に弁を開閉させることができるものである。自動開閉弁22に備わる装置(図示なし)に信号を送ることによって自動開閉弁22を「開」の状態に、或は「閉」の状態にさせることができる。

0015

自動開閉弁22に接続される配水管23は、自動開閉弁22からミスト用水管24までの接続するための配管となる。耐圧ホースなどの柔軟性に富むホース類を使用すると配水管23の設置が容易になる。

0016

ミスト用水管24は、トンネル内部10の曲線に沿った略アーチ状の形状を有する。
図3(c)で示すように、当該ミスト用ノズル25は、ミスト用水管24の配管延長方向に間隔を置いて、その吐出方向をトンネル内部10に向けて設けられ、給水管20からの水をトンネル内部10に向けて霧状(ミスト状)に吐出させることができる。

0017

さらには、図2に示すように、本発明の制御手段3は、トンネル内部10の湿度測定を行う湿度センサー31と、その湿度センサー31から信号ケーブル32で配線されてその湿度センサー31からの測定結果を受ける温度調節器33とからなる。湿度センサー31は打設された覆工コンクリート40のトンネル内部10の内壁面11に取付けられることが好ましい。

0018

湿度調節器33には、湿度センサー31からの湿度Wを受信する受信部(図示なし)と、あらかじめコンクリート養生管理のために決めている上限湿度W1と下限湿度W2とをあらかじめ入力する管理部(図示なし)とからなる。

0019

さらには、受信部に入力される湿度Wと管理部に入力されている上限湿度W1と下限湿度W2を比較して、下限湿度W2を下回れば自動開閉弁22を「開」状態に、上限湿度W1を上回れば自動開閉弁22を「閉」状態にさせるための信号を出力する演算部(図示なし)を備える。

0020

制御盤36は、湿度管理器33からの信号を受け、自動開閉弁22を「開」または「閉」の状態に動作させる電気通電させて自動開閉弁22を制御するためのものである。また風管34に空気を送る送風機30の運転を制御するためのものである。

0021

図2に示すように、送風機30は、すでに養生が終わった覆工コンクリートの坑口側に設けられる。好ましくは、トンネル側壁面側に取付けられる。

0022

風管34は送風機30の吐出口に接続され、トンネル内部10の曲線に沿って略アーチ状に、内壁面11に取付けられる。図3(a)(b)(c)に示すように、風管34の略アーチ状の部分には複数の送風孔35を風管延長方向に間隔を置いて、その吐出方向をトンネル内部10に向けて設けられ、送風機30からの空気をトンネル内部10に向けて吐出させることができる。送風孔35の形状は、長孔状或はスリット状であり、風管34の延長方向に対して送風孔35が並べられことが好ましい。

0023

これにより送風孔35から吐出された空気は、トンネル断面を閉鎖するような空気の流れとなって、所謂エアーカーテン状となって、他のトンネル覆工コンクリート区間と区切ることできる。

0024

以上のような養生方法によれば、打設されたトンネル覆工コンクリート区間40は、当該区間の前端側41と後端側42に風管34とミスト用水管24が設けられるので、当該区間の前端側41と後端側42とで区切られた区間が形成され、他の区間と仕切られることになる。

0025

また、このような養生方法によれば打設されたばかりのトンネル覆工コンクリート区間40のトンネル内部10は、所定の湿度を一定にするように自動的に保つことができる。

0026

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述の実施形態に限らず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適時変更が可能である。

0027

1トンネル
2散水手段
3 制御手段
10 トンネル内部
11内壁面
20給水管
21 取り出し口
22自動開閉弁
23配水管
24ミスト用水管
25ミスト用ノズル
30送風機
31湿度センサー
32信号ケーブル
33温度調節器
34風管
35送風孔
36制御盤
40トンネル覆工コンクリート区間(打設直後)
41前端部
42後端部
W湿度
W1 上限湿度
W2 下限湿度

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