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技術 袋底形成装置

出願人 シコー株式会社ニューロング株式会社
発明者 藤岡貴前田寛稔大瀧徹
出願日 2014年2月21日 (7年8ヶ月経過) 出願番号 2014-032328
公開日 2015年9月3日 (6年1ヶ月経過) 公開番号 2015-157375
状態 特許登録済
技術分野 紙容器等紙製品の製造
主要キーワード 間隔調節用 間隔調節機構 真空シリンダ 袋ロール 先端近辺 斜め筋 ベベルギヤユニット センタードラム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年9月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

袋のサイズを変更する場合に、短時間で容易にサイド爪の位置を調整することができる袋底形成装置を提供する。

解決手段

扁平に折り畳んだ紙筒Tを支持して回転するシリンダ(34、35)と、そのシリンダの表面近辺に配置され、前記紙筒Tの端部を開く底開き装置とを備え、前記シリンダの左右端近辺に、紙筒の側縁をシリンダの表面に押さえつける一対のサイド爪38が設けられており、前記シリンダが、センタードラム34と、そのセンタードラムの左右に配置されるサイドドラム35,35とに分割され、サイド爪38を備えたサイドドラム35が、センタードラム34に対して軸方向に同調して拡がったり狭くなったりする袋底形成装置13。

概要

背景

特許文献1には、給紙装置紙筒形成装置袋底形成装置およびプレス装置を備えた、ショッピングバッグなどの紙袋を製造する製袋機が開示されている。袋底形成装置は、扁平に折られ、所定の寸法に切断された紙筒を底折りドラムシリンダ、あるいは大シリンダ)の表面に装着し、紙筒の一端を六角形状に折り開き、それにより形成される角形の開口の周縁を塗布し、台形状の前側のフラップおよび後側のフラップを順に折り重ねて貼り付け、角底を形成するものである。紙筒を開くとき、進行方向前側で下側の紙の中央部が捕捉爪で底折りドラムの表面に押えられ、フラップを折り重ねるときに前側の左右側縁挟持爪で押えられ、後側の左右の側縁が後起し爪および後押え爪で保持される。

特許文献2には、ショッピングバッグなどの紙袋よりかなり大きいサイズのトイレットペーパーロール包装用紙袋が開示されている。このような包装用紙袋は基本的にクラフト紙から製造され、とくに2枚のクラフト紙を重ねた二重のシートから重袋として製造される。そして特許文献1と同様な製袋機と、その前工程に設けた印刷ラインと、後工程に設けた整列搬送装置パレタイジングロボットなどと組合せた一体製造ラインとして使用される。

概要

袋のサイズを変更する場合に、短時間で容易にサイド爪の位置を調整することができる袋底形成装置を提供する。扁平に折り畳んだ紙筒Tを支持して回転するシリンダ(34、35)と、そのシリンダの表面近辺に配置され、前記紙筒Tの端部を開く底開き装置とを備え、前記シリンダの左右端近辺に、紙筒の側縁をシリンダの表面に押さえつける一対のサイド爪38が設けられており、前記シリンダが、センタードラム34と、そのセンタードラムの左右に配置されるサイドドラム35,35とに分割され、サイド爪38を備えたサイドドラム35が、センタードラム34に対して軸方向に同調して拡がったり狭くなったりする袋底形成装置13。

目的

本発明は、製袋機の袋底形成装置における紙袋のサイズを変更する場合に、紙袋の側縁を抑える爪などの位置を短時間で容易に調整することができる袋底形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

扁平に折り畳んだ紙筒を支持して回転するシリンダと、そのシリンダの表面近辺に配置され、前記紙筒の端部を開く底開き装置とを備え、前記開いた紙筒の開口部にインナーパッチを貼り付ける袋底形成装置であって、前記シリンダの左右端近辺に、紙筒の側縁をシリンダの表面に押さえつける一対のサイド爪が設けられており、前記シリンダが、センタードラムと、そのセンタードラムの左右に配置されるサイドドラムとに分割されており、それらのサイドドラムが前記サイド爪を備えると共に、センタードラムに対し、軸方向に位置調節が自在にされる袋底形成装置。

請求項2

前記左右のサイドドラムを同調して軸方向の間隔を拡げたり狭くしたりする間隔調節機構を備えている請求項1記載の袋底形成装置。

請求項3

前記間隔調節機構が、それぞれのサイドドラムを支持する支持部材に設けた右ネジおよび左ネジ雄ネジ部材と、左右のサイドドラムに設けた、前記雄ネジ部材と螺合する雌ネジ部材と、前記左右の雄ネジ部材を同調して回動させる回動手段とからなる請求項2記載の袋底形成装置。

請求項4

前記支持軸左右一対の雄ネジ部材が回転自在に、かつ、軸方向に移動しないように装着され、それらの雄ネジ部材と螺合し、前記支持軸に対して軸方向に移動自在に、かつ、回転しないように保持される雌ネジ部材とを有し、前記左右のサイドドラムがそれぞれ雌ネジ部材の周囲に回転自在に、かつ、雌ネジ部材に対して相対的に軸方向に移動しないように支持されている請求項3記載の袋底形成装置。

請求項5

前記センタードラムに、紙筒の底部の先端近辺を咥え込んで先端側フラップ立ち上げる第1クワエと、底部の後端近辺を咥え込んで底部の後端側フラップを立ち上げる第2クワエとが設けられており、第1クワエと前記サイド爪の角度並びに第1クワエと第2クワエの角度を調節する角度調節機構を有しており、前記支持軸が空洞にされると共に、その空洞内に前記角度調節機構の駆動軸が通されている請求項4記載の袋底形成装置。

技術分野

0001

本発明は袋底形成装置、とくにクラフト紙製包装袋を連続的に製造するラインにおける袋底形成装置に関する。

背景技術

0002

特許文献1には、給紙装置紙筒形成装置、袋底形成装置およびプレス装置を備えた、ショッピングバッグなどの紙袋を製造する製袋機が開示されている。袋底形成装置は、扁平に折られ、所定の寸法に切断された紙筒を底折りドラムシリンダ、あるいは大シリンダ)の表面に装着し、紙筒の一端を六角形状に折り開き、それにより形成される角形の開口の周縁を塗布し、台形状の前側のフラップおよび後側のフラップを順に折り重ねて貼り付け、角底を形成するものである。紙筒を開くとき、進行方向前側で下側の紙の中央部が捕捉爪で底折りドラムの表面に押えられ、フラップを折り重ねるときに前側の左右側縁挟持爪で押えられ、後側の左右の側縁が後起し爪および後押え爪で保持される。

0003

特許文献2には、ショッピングバッグなどの紙袋よりかなり大きいサイズのトイレットペーパーロール包装用紙袋が開示されている。このような包装用紙袋は基本的にクラフト紙から製造され、とくに2枚のクラフト紙を重ねた二重のシートから重袋として製造される。そして特許文献1と同様な製袋機と、その前工程に設けた印刷ラインと、後工程に設けた整列搬送装置パレタイジングロボットなどと組合せた一体製造ラインとして使用される。

先行技術

0004

特開2000−25130号公報
特開2003−182767号公報

発明が解決しようとする課題

0005

特許文献1に示される底折りドラムの左右の側縁には、紙筒の左右縁を挟持する前挟持爪や、後起し爪、後押え爪などの左右で対の爪が取り付けられている。そして異なる種類の紙袋を製造するとき、その紙袋の幅その他の条件に合わせて左右の爪の間隔を調整している。この調整作業は、袋の厚さ、紙の強さ、折り返す前に入れる折り目線の正確さなどによって各爪の位置や前後の爪同士の配列バランスを合わせる必要がある。しかも左右の爪はいずれも対称的に配置する必要がある。そして微調整と試し折りを繰り返して決定するので、かなりの熟練を要する。

0006

特許文献2は、トイレットペーパーを収容する大型の紙袋の製造方法が記載されている。とくに特許文献2の図3には、袋底形成工程が工程順に記載されている(図7参照)。特許文献2の大型の紙袋の場合は、底折りドラムが大きく、爪の間隔も広いため、爪の位置調整が一層煩雑で時間がかかる。

0007

本発明は、製袋機の袋底形成装置における紙袋のサイズを変更する場合に、紙袋の側縁を抑える爪などの位置を短時間で容易に調整することができる袋底形成装置を提供することを技術課題としている。

課題を解決するための手段

0008

本発明の袋底形成装置(請求項1)は、扁平に折り畳んだ紙筒を支持して回転するシリ
ンダと、そのシリンダの表面近辺に配置され、前記紙筒の端部を開く底開き装置とを備え、前記開いた紙筒の開口部にインナーパッチを貼り付ける袋底形成装置であって、前記シリンダの左右端近辺に、紙筒の側縁をシリンダの表面に押さえつける一対のサイド爪が設けられており、前記シリンダが、センタードラムと、そのセンタードラムの左右に配置されるサイドドラムとに分割されており、それらのサイドドラムが前記サイド爪を備えると共に、センタードラムに対し、軸方向に位置調節自在にされていることを特徴としている。

0009

このような袋底形成装置においては、前記左右のサイドドラムを同調して軸方向の間隔を拡げたり狭くしたりする間隔調節機構を備えているものが好ましい(請求項2)。さらに前記間隔調節機構が、それぞれのサイドドラムを支持する支持部材に設けた右ネジおよび左ネジ雄ネジ部材と、左右のサイドドラムに設けた、前記雄ネジ部材と螺合する雌ネジ部材と、前記左右の雄ネジ部材を同調して回動させる回動手段とからなるものが好ましい(請求項3)。

0010

さらに前記支持軸左右一対の雄ネジ部材が回転自在に、かつ、軸方向に移動しないように装着され、それらの雄ネジ部材と螺合し、前記支持軸に対して軸方向に移動自在に、かつ、回転しないように保持される雌ネジ部材とを有し、前記左右のサイドドラムがそれぞれ雌ネジ部材の周囲に回転自在に、かつ、雌ネジ部材に対して相対的に軸方向に移動しないように支持されているものが好ましい(請求項4)。さらに前記センタードラムに、紙筒の底部の先端近辺を咥え込んで先端側フラップ立ち上げる第1クワエと、底部の後端近辺を咥え込んで底部の後端側フラップを立ち上げる第2クワエとが設けられており、第1クワエと前記サイド爪の角度並びに第1クワエと第2クワエの角度を調節する角度調節機構を有しており、前記支持軸が空洞にされると共に、その空洞内に前記角度調節機構の駆動軸が通されているものが一層好ましい(請求項5)。

発明の効果

0011

本発明の袋底形成装置(請求項1)は、シリンダが、センタードラムとそのセンタードラムの左右に配置されるサイド爪を備えたサイドドラムとに分割され、それらのサイドドラムが軸方向に位置調節自在にされているので、紙袋のサイズ(横幅)を変更する場合、サイドドラムの上のサイド爪の配置をそのままにしてサイドドラムの左右の幅を調節するだけでサイド爪の位置を調節することができる。したがって個々のサイド爪の位置を調節する必要がなく、短時間で容易にサイド爪の位置を調節することができる。

0012

このような袋底形成装置において、左右のサイドドラムを同調して軸方向の間隔を拡げたり狭くしたりする間隔調節機構を備えている場合(請求項2)は、左右のサイドドラムのセンター位置を変えずにサイド爪の位置を調整することができる。したがってサイド爪の位置の調節が一層容易である。

0013

前記間隔調節機構が、それぞれのサイドドラムを支持する支持部材に設けた右ネジおよび左ネジの雄ネジ部材と、左右のサイドドラムに設けた、前記雄ネジ部材と螺合する雌ネジ部材と、前記左右の雄ネジ部材を同調して回動させる回動手段とからなる場合(請求項3)は、回動手段を一方向あるいは他方向に回動させると、ネジの作用で左右のサイドドラムを容易に接近または離隔させることができる。

0014

その場合、前記支持軸に左右一対の雄ネジ部材が回転自在に、かつ、軸方向に移動しないように装着され、それらの雄ネジ部材と螺合し、前記支持軸に対して軸方向に移動自在に、かつ、回転しないように保持される雌ネジ部材とを有し、前記左右のサイドドラムがそれぞれ雌ネジ部材の周囲に回転自在に、かつ、雌ネジ部材に対して相対的に軸方向に移動しないように支持されているとき(請求項4)は、左右の雌ネジ部材同士の中心軸回り
の相対的な角度(位相)が変化しない。したがって位置調節が一層容易である。

0015

また、前記センタードラムに、紙筒の底部の先端近辺を咥え込んで先端側フラップを立ち上げる第1クワエと、底部の後端近辺を咥え込んで底部の後端側フラップを立ち上げる第2クワエとが設けられており、第1クワエと前記サイド爪の角度並びに第1クワエと第2クワエの角度を調節する角度調節機構を有しており、前記支持軸が空洞にされると共に、その空洞内に前記角度調節機構の駆動軸が通されている場合(請求項5)は、第1クワエとサイド爪の周方向の間隔ならびに第1クワエと第2クワエの周方向の間隔を容易に調節することができる。

図面の簡単な説明

0016

本発明の袋底形成装置を備えた製袋機の一実施形態を示す要部側面図である。
本発明の袋底形成装置の一実施形態を示す側面図である。
本発明の袋底形成装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
本発明の袋底形成装置における角度調節機構の作用を示す説明図である。
サイドドラムの間隔を調節する間隔調整機構の一実施形態を示す断面図である。
図5の間隔調整機構の要部拡大断面図である。
本発明の袋底形成装置における角度調節機構の一実施形態を示す断面図である。
従来の紙袋の製造工程を示す工程図である。

実施例

0017

図1に示す製袋機10は、特許文献2のような大型の紙袋を製造する製造ラインであって、上流印刷機図1の右側。図示していない)と、その印刷機から送られてくる帯状の紙を扁平な紙筒Tに形成するチューバ11と、形成した紙筒Tを所定の長さに切断する切断装置12と、紙筒Tの先端を略六角形状に折り開いて開口部にインナーパッチを貼り付ける袋底形成装置13と、インナーパッチ供給装置14と、インナーパッチで閉じた袋底の上にアウターパッチを貼り付けるアウターパッチ貼り付け機15と、アウターパッチ供給装置16と、製造された紙袋を積み重ね送り出す整列搬送装置17とを備えている。

0018

図1の製袋機10では、印刷機に帯状の紙が供給され、所定の印刷が施され、チューバ11に送られて扁平な筒状に形成される。紙は二重にして強度を増大させることもある。そのチューバ11では、帯状の紙の側縁に糊が付与され、両側が中央に向かって折り畳まれ、両側縁同士が重ね合わされて接着される。それにより連続する平坦な紙筒Tに形成される。

0019

ついで連続する帯状の紙筒Tは、切断装置12で所定の長さに切断される。切断後はいくらか速度が増し、切断された紙筒Tが後続連続チューブから分離され、袋底形成装置13に送られ、先端側が略六角形状の輪郭となるように開かれる(図3想像線および図8の底開き工程参照)。さらにインナーパッチ供給装置14から供給されるインナーパッチ21で袋の開口部22が塞がれ、アウターパッチ貼り付け機15でアウターパッチ(図7の符号23)が貼り付けられる。アウターパッチ貼り付け機15では、前後に開いた部分の先端を折り曲げ、先端同士を重ねて貼り合わせ、その上にアウターパッチを貼り付ける。得られた紙袋は整列搬送装置17で所定枚数に積み重ねた上で送り出される。

0020

図2に示すように、袋底形成装置13の上流側の切断装置12は、上流側(図2の右側)から順に、チューバ11より流れてくる扁平な紙筒Tを引き出す引き出しロール12a
、紙筒Tを所定の長さに切断するカッター12b、切断した紙筒Tを下流に向かって送る送袋ロール12c、紙筒Tに横向きの折り目をつける横筋ロール12d、斜めの折り目を付ける斜め筋ロール12eおよび開口シリンダ32aを備えている。斜め筋ロールと対向する下側の縦メスロール12fは、開く前の紙筒Tの先端に縦向きの切り込みを入れるカッター(縦メス)を備えている。カッター12bと送袋ロール12cの間にはピンチロール12gが設けられている。これらのロール群モータMによって駆動される。

0021

インナーパッチ供給装置14は、クラフト紙の原料ロール26を回転自在に、かつ、交換可能に保持する保持装置27と、保持装置から引出される帯状の紙の速度や大シリンダの回転速度、前後の工程との調整など、各種の設定を行ったり自動制御を行う制御装置28とを備えている。

0022

袋底形成装置13の前後方向の略中央位置には、紙筒Tを支持し、その端部を拡げ、インナーパッチを貼り付けるときの台となる大シリンダ30が回転自在に支持されている。大シリンダ30の上部には、紙袋の端部の上面側を吸着して拡げる真空シリンダ31が大シリンダ30と当接して回転自在に設けられている。真空シリンダ31の上流側には、ローラ群25から送られてくる紙筒Tの先端側を略六角形に開く底開き装置32および開口シリンダ32aが設けられている。真空シリンダ31の作動のタイミングは図5に示す調整軸64により調整する。真空シリンダ31の下流側には、第1クワエ(図3の符号36参照)で紙筒の先端近辺を咥えさせる咥えシリンダ33および咥え込みを解除する回転閉じバネ33aが設けられている。咥えるタイミング、解除するタイミングは、カムなどによって定めることができる。さらに大シリンダ30の下部には、紙筒Tをアウターパッチ貼り付け機に送るための送りシリンダ33bが設けられている。

0023

大シリンダ30は図3に示すように、中央のセンタードラム34と、その左右に配置される一対のサイドドラム35、35とに分割されており、それらが回転中心C回りに回転自在に設けられている。さらに大シリンダ30は、左右のサイドドラム35、35を同調して軸方向に移動させ、両者の間隔を拡げたり狭くしたりする間隔調節機構(図5の符号A参照)を備えている。また、センタードラム34には、紙袋Tの底部の先端近辺および後端近辺の下面側を折り畳むように咥え込み、それぞれ先端側フラップFfおよび後端フラップFrを立ち上がらせる第1クワエ36および第2クワエ37が設けられている。サイドドラム35、35には、袋底部を六角形に拡げるため、紙筒Tの左右端を抑え込むサイド爪38が設けられている。

0024

大シリンダ30が紙筒Tを支持し、先端を開いてインナーパッチを貼り付けるときは、それらの3個のドラム34、35、35は一体となって回転する。すなわち、軸方向の相対位置も軸回り相対角度(位相)も変化しない。そして製造する紙袋の種類を変えて横幅b1を変更するとき、紙袋の横幅b1(図4参照)に応じて左右のサイドドラム35、35の間隔を調節する(矢印B)。それにより、左右のサイド爪38、38の間隔も一緒に調節される。また、ドラムの円周方向に相当する紙袋の底幅bを変更するとき、センタードラム34とサイドドラム35の軸回りの相対的な角度(位相)を調節し、第1クワエ36とサイド爪38、38の角度(周方向の間隔)を調節する。同時に第2クワエ37の角度位置を調節し、第1クワエ36と第2クワエ37の相対的な角度も調節する。これらのサイド爪の間隔やクワエの角度の調節は、通常はモータ駆動により、あらかじめ設定した数値に自動的に変更できるようにするのが好ましい。

0025

つぎに図5〜7を参照しながら左右のサイドドラム35の間隔を調節する間隔調節機構を説明する。図5および図7に示すように、センタードラム34はパイプ状の左右の駆動軸40(図4参照)、41(図6参照)に固定されており、それらの駆動軸40、41は、それぞれボールベアリングを介してパイプ42、43の内周に回転自在に、かつ、軸方
向に移動しないように支持されている。図6に左の駆動軸40近辺を拡大して示しているが、右の駆動軸41もほぼ同様である。それぞれのパイプ42、43は端部のフランジ42a、43aによってフレーム44に固定されている。そして図7に示すように、右の駆動軸41の外周に駆動ギヤ45のボス部45aが固定されている。駆動ギヤ45の周囲の歯45bは小径の駆動ギヤ46と噛み合っており、ベベルギヤユニットG1および図示していないユニバーサルジョイントを介して回転駆動モータMによって回転駆動されるようにしている。

0026

他方、図6に示すように、左のパイプ42の外周には筒状のスリーブ47が回転自在に、かつ、軸方向に移動しないように装着されている。図7に示す右側のパイプ43の周囲には、図5に示す右側のスリーブ48が回転自在に、かつ、軸方向に移動しないように装着されている。図6に示すように、左側のスリーブ47の外周には、たとえば右ネジの雄ネジ49が形成されている。そして右側のスリーブ48には、これとは逆向きのネジ(ここでは左ネジ)からなる雄ネジが形成されている。なお互いに逆向きの雄ネジであればよく、左側のスリーブ47に左ネジが設けられ、右側のスリーブ48に右ネジが設けられていてもよい。左右のスリーブ47、48の外側の端部近辺にはギヤ図6の符号47a参照)が形成されており、アイドルギヤ列50を介して同調軸図5の符号51参照)からの駆動力を受けるようにされている。図5に示すように同調軸51は、左右のフレーム43によって回転自在に支持され、間隔調節用のモータM1に連結されている。

0027

それぞれのスリーブ47、48の周囲には、支持ボス52が軸方向移動自在に、かつ、回転しないように装着されている。図5の場合は、支持ボス52から半径方向外向きに支持ボス52と一体のアーム53が延びており、そのアーム53にピン孔54が形成され、フレーム43に固定したピン55によってアーム53と支持ボス52が回転しないように規制されている。ただしピン55とピン孔54とはスライド嵌合しており、支持ボス52およびアーム53の軸方向の移動は拘束していない。図6に示すように、支持部材のボス52aの内周には、スリーブ47の雄ネジと螺合する雌ネジ56が形成されている。そして支持ボス52の外周に、サイドドラム35が回転自在に、かつ、軸方向に移動しないように設けられている。右側の支持ボス52およびアームについても同様である。

0028

さらに図5に示すように、サイドドラム35には軸方向の移動を許容しながらセンタードラム34からの回転駆動力を伝達する同調回転用ガイドピン57が突設されている。ガイドピン57はたとえば片側に2本ずつ設けられている。センタードラム34には、それらのガイドピン57と軸方向摺動自在に嵌合する孔58が形成されている。それにより、サイドドラム35はセンタードラム34に対し、軸方向に移動自在であり、かつ、センタードラム34と同調して回転する。

0029

つぎに上記のように構成される袋底形成装置13の作用を説明する。このときは間隔調節機構Aは停止している。
通常回転
上記のごとく構成される袋底形成装置13では、回転駆動モータが回転すると、駆動ギヤ45が回転し、右側の駆動軸41を介してセンタードラム34が回転する。センタードラム34の軸方向の位置(図4の左右方向の位置)は、左右の支持部材42、43によって規制されており、軸方向には移動しない。そしてセンタードラム34が回転すると、ガイドピン57を介して左右のサイドドラム35、35が一体となって回転する。この場合も左右のサイドドラム35は、支持部材42、43および支持ボス52によって軸方向の位置が拘束されているので、軸方向には移動しない。そしてセンタードラム34とサイドドラム35の回転により、図3の想像線のように大シリンダ30に供給される紙筒Tの先端が開かれ、インナーパッチ(図8の符号21)が貼り付けられる。

0030

間隔調節
つぎにシリンダ全体の回転が停止している状態で、図5の間隔調節用のモータM1を回転させると、アイドルギヤ列50を介して左側のスリーブ47が回転し、さらに同調軸51を介して右側のアイドルギヤ列50および右側のスリーブ48も回転する。しかしスリーブ47、48の雄ネジと螺合する雌ネジを備えた支持ボス52は、アーム53およびピン55の規制によって回転しない。それにより雌ネジが雄ネジに対して相対的に回転し、軸方向に螺進し、左右のスリーブ47、48の間隔が拡がったり狭くなったりする。したがって左右のサイドドラム35、35は、中央線に対して対称的に互いに離れたり近づいたりする。それにより左右のサイド爪38の間隔が調節される。

0031

[角度調節機構]
図5〜7の袋底形成装置13は、円周方向に相当する紙袋の底幅(図3図4の符号b2参照)に応じて、センタードラム34と第1クワエサポートドラム62との軸回りの相対的な角度(位相)を調節し、第1クワエ36と第2クワエ37の間隔を調節する角度調節機構Bを備えている。なお、この実施形態では、角度調節機構Bは、同時にセンタードラム34に対するサイド爪サポートドラム63の角度位置を調節し、第1クワエ36とサイド爪38の角度を調節する機能を備えている。

0032

角度調節機構Bは、図6に示すように、右側のパイプ状の駆動軸41の内部を通る角度調節軸60と、その角度調節軸の一端を回転駆動するサーボモータMsと、角度調節軸60の他端に設けたディファレンシャルギヤ差動歯車機構)61と、ディファレンシャルギヤ61からトルクを受けて回転する第2クワエサポートドラム62と、ディファレンシャルギヤ61からトルクを受けて第2クワエサポートドラム62の約1/2倍だけ回転するサイド爪サポートドラム63とからなる。各サポートドラム62、63は、センタードラム34と連結するガイドピン37を備えたサイドドラム本体に対し、サーボモータMsで付与される所定の回転角度だけ回動するようにしている。左のサイドドラム35の第2クワエサポートドラム62およびサイド爪サポートドラム63は、ディファレンシャルギヤ61を介して駆動される。

0033

上記のごとく構成される角度調節機構Bでは、サーボモータMsが回転すると、回転角に応じて第2クワエサポートドラム62が回転し、第1クワエ36に対する位相が進み、あるいは後退する。これらの調節についても、サーボモータなどで設定値に合わせるように自動的に行うようにする。なお手動操作でもよい。

0034

10製袋機
11チューバ
T紙筒
12切断装置
12a 引き出しロール
12bカッター
12c 送袋ロール
12d横筋ロール
12e斜め筋ロール
12f 縦メスロール
12gピンチロール
13袋底形成装置
14インナーパッチ供給装置
15アウターパッチ貼り付け機
16 アウターパッチ供給装置
17整列搬送装置
21 インナーパッチ
22 袋の開口部
23 アウターパッチ
25ローラ群
26原料ロール
27保持装置
28制御装置
30大シリンダ
31真空シリンダ
32底開き装置
32a 開口シリンダ
33 咥えシリンダ
33a 回転閉じバネ
33b送りシリンダ
A間隔調節機構
34センタードラム
35サイドドラム
Ff先端フラップ
Fr後端フラップ
36 第1クワエ
37 第2クワエ
回転軸
b1横幅
b2底幅
38サイド爪
b1 紙筒の横幅
b2 紙筒の底幅
40、41駆動軸
42、43パイプ
42a、43aフランジ
44フレーム
45駆動ギヤ
45aボス部
45b 歯
46 駆動ギヤ
G1ベベルギヤユニット
M回転駆動モータ
47、48スリーブ
47aギヤ
49雄ネジ
50アイドルギヤ列
51同調軸
G2ギヤユニット
M1間隔調節用のモータ
52支持ボス
53(支持部材と一体の)アーム
54ピン孔
55ピン
56雌ネジ
57ガイドピン
58 孔
60角度調節軸
Msサーボモータ
61ディファレンシャルギヤ(差動歯車機構;デフ
62 第2クワエサポートドラム
63 サイド爪サポートドラム
64 真空シリンダのタイミング調整

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    【課題】第1シートと第2シートを正確且つ容易に貼り合わせられる治具を提供する。【解決手段】下層ラベル11と上層ラベル12は、剥離紙付きの粘着シートである。治具1は基台2と押圧板3を備える。基台2の上面... 詳細

  • 凸版印刷株式会社の「 チャック付き包装袋の製造方法」が 公開されました。( 2021/08/12)

    【課題】チャック付き包装袋において未殺菌箇所が残ること、および、殺菌液が残留することを防止する。【解決手段】チャック付き包装袋の製造方法は、フィルム等供給工程と、付着工程と、乾燥工程と、チャック嵌合工... 詳細

  • 共同印刷株式会社の「 ラベル帳票、及び印刷済みラベル帳票の製造方法」が 公開されました。( 2021/08/10)

    【課題】使用性が良好なラベル帳票を提供する。【解決手段】本発明のラベル帳票は、長方形の台紙80、並びに台紙に貼り付けられた第1及び第2ラベル片10、20を有する、ラベル帳票である。ここでは、長方形の台... 詳細

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