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図面 (5)

課題

本発明は、被介護人などの生体生体信号センサ上に載っているか否かを正確に検出することができる生体検出システムを提供する。

解決手段

本発明の生体検出システムBは、圧電シート11の一面に第一電極12が積層一体化され且つ上記圧電シート11の他面に第二電極13が積層一体化されていると共に、上記第二電極13上に、エレクトレットシート19、圧力によって弾性復元可能に変形す変形層14及び第三電極15がこの順序で積層一体化されている生体信号センサAと、上記第二電極と上記第三電極との間の電位を測定する第一測定部2と、上記圧電シート11で発生する電位を測定する第二測定部3と、上記第一測定部2及び第二測定部3での測定結果に基づいて生体の有無を判断し出力部5に出力する制御部4とを有する。

概要

背景

病院老人ホームなどでは患者又は入居者(以下「被介護人」という)がベッド上から転落しないように十分な監視を行う必要があり、被介護人がベッド上で就寝しているか又は離床しているかを介護人が定期的に見回りを行っている。

被介護人を絶え間なく見回ることは介護人にとって大変な労力を要することから、遠隔地からでも被介護人を監視することができる装置が提案されており、具体的には、特許文献1に、ベッド床面に載置される感圧部材を備え、該感圧部材から出力される圧力信号に基づいて該ベッド上の患者の存在を検知する患者検知装置であって、前記感圧部材が前記ベッドの幅方向に複数備えられ、該複数の感圧部材から出力される圧力信号に基づいて、前記ベッドの幅方向における前記患者の位置を検出する位置検出手段を含む患者検出装置が提案されている。

概要

本発明は、被介護人などの生体生体信号センサ上に載っているか否かを正確に検出することができる生体検出システムを提供する。 本発明の生体検出システムBは、圧電シート11の一面に第一電極12が積層一体化され且つ上記圧電シート11の他面に第二電極13が積層一体化されていると共に、上記第二電極13上に、エレクトレットシート19、圧力によって弾性復元可能に変形す変形層14及び第三電極15がこの順序で積層一体化されている生体信号センサAと、上記第二電極と上記第三電極との間の電位を測定する第一測定部2と、上記圧電シート11で発生する電位を測定する第二測定部3と、上記第一測定部2及び第二測定部3での測定結果に基づいて生体の有無を判断し出力部5に出力する制御部4とを有する。

目的

本発明は、上述の誤報や失報を防止しながら、被介護人などの生体が生体信号センサ上に載っているか否かを正確に検出することができる生体検出システムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

圧電シートの一面に第一電極積層一体化され且つ上記圧電シートの他面に第二電極が積層一体化されていると共に、上記第二電極上に、エレクトレットシート、圧力によって弾性復元可能に変形す変形層及び第三電極がこの順序で積層一体化されている生体信号センサと、上記第二電極と上記第三電極との間の電位を測定する第一測定部と、上記圧電シートで発生する電位を測定する第二測定部と、上記第一測定部で測定された電位が予め定められた閾値以上又は上記第一測定部で測定された電位の変化量が予め定められた閾値以上である場合には上記第二測定部での上記圧電シートの電位の測定を開始し、上記第二測定部にて周期的な生体信号を検出した場合には上記生体信号センサ上に生体が載っていることを出力部に出力し、上記第二測定部にて周期的な生体信号を検出しない場合には上記生体信号センサ上に生体が載っていないことを出力部に出力する制御部とを有することを特徴とする生体検出システム

請求項2

制御部は、第二測定部での圧電シートの電位の測定において、周期的な生体信号を検出した後、周期的な生体信号が検出されなくなった場合には、生体信号センサ上の生体が上記生体信号センサから離れたことを出力部に出力することを特徴とする請求項1に記載の生体検出システム。

請求項3

圧電シートが発泡シートであることを特徴とする請求項1に記載の生体検出システム。

技術分野

0001

本発明は、生体が載っているか否かを検出することができる生体検出システムに関する。

背景技術

0002

病院老人ホームなどでは患者又は入居者(以下「被介護人」という)がベッド上から転落しないように十分な監視を行う必要があり、被介護人がベッド上で就寝しているか又は離床しているかを介護人が定期的に見回りを行っている。

0003

被介護人を絶え間なく見回ることは介護人にとって大変な労力を要することから、遠隔地からでも被介護人を監視することができる装置が提案されており、具体的には、特許文献1に、ベッド床面に載置される感圧部材を備え、該感圧部材から出力される圧力信号に基づいて該ベッド上の患者の存在を検知する患者検知装置であって、前記感圧部材が前記ベッドの幅方向に複数備えられ、該複数の感圧部材から出力される圧力信号に基づいて、前記ベッドの幅方向における前記患者の位置を検出する位置検出手段を含む患者検出装置が提案されている。

先行技術

0004

特開2003−553号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記患者検出装置は、被介護人の正確な検出が不十分であり、被介護人がベッド上に居るにもかかわらず、被介護人がベッド上から離れたという誤報や、ベッド上に、寝具治療器具などのような重量物が載置されると、被介護人がベッドから離れた場合にあってもその状態を検出できないという失報を招くという問題点を有する。

0006

本発明は、上述の誤報や失報を防止しながら、被介護人などの生体が生体信号センサ上に載っているか否かを正確に検出することができる生体検出システムを提供する。

課題を解決するための手段

0007

本発明の生体検出システムは、圧電シートの一面に第一電極積層一体化され且つ上記圧電シートの他面に第二電極が積層一体化されていると共に、上記第二電極上に、エレクトレットシート、圧力によって弾性復元可能に変形す変形層及び第三電極がこの順序で積層一体化されている生体信号センサと、上記第二電極と上記第三電極との間の電位を測定する第一測定部と、上記圧電シートで発生する電位を測定する第二測定部と、上記第一測定部で測定された電位が予め定められた閾値以上又は上記第一測定部で測定された電位の変化量が予め定められた閾値以上である場合には上記第二測定部での上記圧電シートの電位の測定を開始し、上記第二測定部にて周期的な生体信号を検出した場合には上記生体信号センサ上に生体が載っていることを出力部に出力し、上記第二測定部にて周期的な生体信号を検出しない場合には上記生体信号センサ上に生体が載っていないことを出力部に出力する制御部とを有することを特徴とする。

発明の効果

0008

本発明の生体信号センサシステムは、生体信号センサに荷重が加わると、この荷重によって変形層が変形して第二電極と第三電極との間の距離が変化し、第二電極と第三電極との間の電位が変化する。この電位の変化を検出することによって生体信号センサ上に何らかの物体が載置されていることを確認する。

0009

第一測定部において測定された電位を電気信号として制御部が受信し、制御部が予め定められた閾値と、第一測定部において測定された電位とを比較し、第一測定部で測定された電位が予め定められた閾値以上である場合、又は、第一測定部で測定された電位の変化量が閾値以上である場合には、第二測定部にて、生体信号センサの圧電シートで発生する電位の測定を開始し、この測定された電位に基づき呼吸信号などの周期的な生体信号が含まれているか否かを制御部が判断する。一方、電位が予め定められた閾値以上である場合、又は、電位の変化量が閾値以上である場合の何れにも該当しないときは、制御部は、第二測定部において、生体信号センサの圧電シートで発生する電位の測定をしない。

0010

制御部が第二測定部で測定された信号に脈波信号や呼吸信号などの周期的な生体信号が含まれていると判断した場合には、制御部は、生体信号センサ上に生体が存在していると判断し、生体信号センサ上に生体が載っていることを出力部に出力する。その後も、第二測定部にて生体信号センサの圧電シートにおいて発生する電位の測定を継続して行う。

0011

一方、制御部が第二測定部で測定された信号に周期的な生体信号(脈波信号、呼吸信号など)が含まれていないと判断した場合には、制御部は、生体信号センサ上に存在しているものは生体でない、又は、生体信号センサ上に存在していた生体がいなくなったと判断し、第二測定部において行われている、生体信号センサの圧電シートにて発生する電位の測定を停止すると共に、生体信号センサ上に生体が存在していないことを出力部に出力すし、第一測定部において、第二電極と第三電極との間の電位の測定を開始する。第一測定部において、第二電極と第三電極との間の電位の測定を開始した後は、上述と同様の要領で測定が継続して行われる。

0012

このように、本発明の生体信号センサを用いた生体信号センサシステムは、生体信号センサ上に生体が存在しているか否かを正確に検知し、出力部に出力することができる。

0013

又、生体信号センサは、生体信号センサ上に生体が存在しているか否かを検出するための変形層と、生体信号を測定するための圧電シートとがそれらの厚み方向に積層一体化されているので、生体が存在しているか否かを検出する場所と、生体信号を検出する場所とを合致させることができるので、生体が存在しているか否かを精度良く検出することができる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の生体信号センサを示した断面図である。
本発明の生体信号センサシステムの機能構成を示した図である。
本発明の生体信号センサシステムのハードウエア構成を示した図である。
本発明の生体信号センサシステムの動作を示したフローチャートである。

実施例

0015

本発明の生体信号センサシステムに用いられる生体信号センサの一例を図面を参照しながら説明する。生体信号センサシステムBで用いられている生体信号センサAは、図1に示したように、圧電シート11と、この圧電シート11の一面に積層一体化された第一電極12と、上記圧電シート11の他面に積層一体化された第二電極13と、第二電極13上に積層一体化されたエレクトレットシート19と、エレクトレットシート19上に積層一体化された変形層14と、変形層14上に積層一体化された第三電極15とを有している。

0016

圧電シート11としては、外力が加えられることによって表面に電荷を発生させることができるシート圧電現象を有するシート)であれば、特に限定されず、例えば、合成樹脂シート合成樹脂発泡シート又は合成樹脂非発泡シート)に分極を付与した圧電シート、無機系圧電材料樹脂に分散させた無機系シートに分極を付与した圧電シート、無機系圧電材料を含む無機系シートに分極を付与した圧電シートが挙げられ、脈波信号などの微弱な生体信号を精度良く検出でき、感度が高く、厚み方向の変形で電荷を発生しやすいことから、合成樹脂シート(合成樹脂発泡シート又は合成樹脂非発泡シート)に分極を付与した圧電シートが好ましく、合成樹脂発泡シートに分極を付与した圧電シートがより好ましい。

0017

合成樹脂シートを構成する合成樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン系樹脂ポリプロピレン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂ポリフッ化ビニリデンポリ乳酸液晶樹脂などが挙げられる。無機系シートを構成する無機材料としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛チタン酸鉛ニオブ酸カリウムニオブ酸リチウムタンタル酸リチウムタングステン酸ナトリウム酸化亜鉛リチウムテトラボレート、Ba2NaNb5O5,Pb2KNb5O15などが挙げられる。

0018

合成樹脂シート又は無機系シートに分極を付与する方法としては、特に限定されず、例えば、(1)合成樹脂シート又は無機系シートを一対の平板電極で挟持し、帯電させたい表面に接触させている平板電極を高圧直流電源に接続すると共に他方の平板電極をアースし、合成樹脂シート又は無機系シートに直流又はパルス状の高電圧印加して合成樹脂又は無機材料に電荷を注入して合成樹脂シート又は無機系シートに分極を付与する方法、(2)電子線、X線などの電離性放射線紫外線を合成樹脂シート又は無機系シートの表面に照射して、合成樹脂シート又は無機系シートの近傍部の空気分子イオン化することによって合成樹脂又は無機系シートに分極を付与する方法、(3)合成樹脂シート又は無機系シートの一面に、アースされた平板電極を密着状態に重ね合わせ、合成樹脂シート又は無機系シートの他面側に所定間隔を存して直流の高圧電源電気的に接続された針状電極又はワイヤー電極を配設し、針状電極の先端又はワイヤー電極の表面近傍への電界集中によりコロナ放電を発生させ、空気分子をイオン化させて、針状電極又はワイヤー電極の極性により発生した空気イオンを反発させて合成樹脂又は無機系シートに分極を付与する方法などが挙げられる。

0019

圧電シート11の一面にはその全面を被覆するように固定剤層(図示せず)を介して電気絶縁シート16が積層一体化されている。圧電シート11の他面には固定剤層(図示せず)を介して電気絶縁シート17が積層一体化されている。電気絶縁シート17上には固定剤層(図示せず)を介してエレクトレットシート19が積層一体化されていると共に、エレクトレットシート19上には変形層14及び電気絶縁シート18が積層一体化されている。エレクトレットシート19と変形層14、及び、変形層14と電気絶縁シート18との間にはそれぞれ固定剤層(図示せず)が介在している。なお、電気絶縁シート16〜18は、電気絶縁性を有しておれば、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレートシートポリエチレンナフタレートシートポリ塩化ビニルシートなどが挙げられる。エレクトレットシート19は、圧電現象を有していてもよいが、必ずしも圧電現象を有している必要はなく、合成樹脂シート又は無機系シートが帯電されてシート内部に電界を形成しておればよい。合成樹脂シート及び無機系シートは、圧電シートで用いられるシートと同様のシートが用いられる。合成樹脂シート又は無機系シートを帯電する方法としては、上述した合成樹脂シート又は無機系シートに分極を付与する方法を用いることができる。エレクトレットシートは、圧電シートと異なり、圧電現象を必ずしも有している必要はないので、合成樹脂シート又は無機系シートへの分極の付与度合いは、圧電シートの製造時と同様であってもよいが低くてもよい。

0020

固定剤層を構成している固定剤は、反応系・溶剤系・水系・ホットメルト系接着剤又は粘着剤から構成されており、圧電シート11の感度を維持する観点から、誘電率の低い固定剤が好ましい。

0021

電気絶縁シート16における圧電シート11側の面16aの全面には第一電極12が一体的に形成され、電気絶縁シート17における圧電シート11側の面17aの全面には第二電極13が一体的に形成されて、電気絶縁シート18における圧電シート11側の面18aには第三電極15が一体的に形成されている。従って、圧電シート11の一面に固定剤層を介して第一電極12が積層一体化されていると共に、圧電シート11の他面に固定剤層を介して第二電極13が積層一体化されており、第二電極13上にはエレクトレットシート19及び変形層14を介して第三電極15が積層一体化されている。

0022

電気絶縁シート上に電極を形成する方法としては、例えば、(1)電気絶縁シート上に、バインダー中に導電性微粒子を含有させてなる導電ペーストを塗布、乾燥させる方法、(2)電気絶縁シート上に蒸着によって電極を形成する方法、(3)電気絶縁シート上に、銅シートなどの金属シートを積層一体化する方法などが挙げられる。

0023

上記変形層14は、生体信号センサA上に加わった荷重によって弾性的に復元可能に変形する材料から形成されている。このような材料としては、発泡シート、不織布、織布、編布などが挙げられるが、弾性復元力に優れ、荷重によって容易に変形し且つ荷重が除かれた時には円滑に元の状態に弾性的に復元することから、発泡シートが好ましい。

0025

生体信号センサA上に荷重が加わると、変形層14が圧縮されて変形し、第二電極13と第三電極15との間の距離が変化する。エレクトレットシート19は帯電されており、エレクトレットシート19が保持する静電気によって第二電極13と第三電極15との間には電位が発生している。第二電極13と第三電極15との間の距離が変化すると、第二電極13と第三電極15との間の電位が変化する。第二電極13と第三電極15との間の距離が小さくなればなるほど、第二電極13と第三電極15との間の電位が大きくなる。第二電極13と第三電極15との間の電位は、圧電シート11で発生する電位を第二測定部3において測定している時以外は、常時、後述する第一測定部で測定されており、第一測定部で測定された測定値に基づいて後述する制御部が生体信号センサA上に何らかの物体が存在していることを検知する。なお、第二電極13と第三電極15との間の電位は、公知の方法で測定され、例えば、表面電位計を用いて測定される。

0026

上記生体信号センサAを用いて生体信号センサシステムBが構成されている。生体信号センサシステムBは、機能的には、図2に示したように、生体信号センサAと、生体信号センサAの第二電極13と第三電極15との間の電位を測定する第一測定部2と、圧電シート11で発生する電位を測定する第二測定部3と、制御部4と、出力部5とを有している。又、生体信号センサシステムBは、物理的には、図3に示したように、生体信号センサAと、CPU(Central Processing Unit)61と、ROM(Read Only Memory)62と、RAM(Random Access Memory)63と、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)などの補助記憶装置64と、測定モジュール65と、ディスプレイプリンタなどの出力モジュール66とを有している。

0027

図2において説明した生体信号センサシステムBの各機能は、図3に示したCPU61やRAM63上に所定のプログラムを読み込ませることにより、CPU61の制御のもとで測定モジュール65及び出力モジュール66を作動させると共に、RAM63や補助記憶装置64におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。

0028

生体信号センサシステムBの制御部4は、CPU61を備えたものであってROM62などに記憶されているプログラムを実行することで生体信号センサシステムBが具備する各種機能を制御する。

0029

生体信号センサAの第二電極13及び第三電極15は、第二電極13と第三電極15との間の電位を測定するために、一対として測定モジュール65に導電線を介して電気的に接続されていると共に、生体信号センサAの第一電極12及び第二電極13は、圧電シート11で発生した電位を測定するために、一対として測定モジュール65に導電線を介して電気的に接続されている。生体信号センサAの第二電極13と第三電極15との間の電位を測定するために電気的に接続されている測定モジュールと、生体信号センサAの圧電シートで発生する電位を測定するために第一電極12及び第二電極13に接続されている測定モジュールとは、同一であってもよいし相違していてもよい。従って、第二電極13は、第二電極13と第三電極15との間の電位を測定する測定モジュールと、圧電シート11で発生した電位を測定する測定モジュールとの双方に電気的に接続されている場合と、第二電極13と第三電極15との間の電位及び圧電シート11で発生した電位の双方を測定する一の測定モジュールに電気的に接続されている場合とがある。

0030

第二電極13と測定モジュール65とを接続している導電線を途中で二つに分岐させて、一方の分岐線を測定モジュール65に、他方の分岐線においてアースをとることによって、第二電極13を基準電位として、圧電シート11で発生した電位を第一電極12を通じて測定し、更に、第二電極13と第三電極15との間の電位は、アースをとった第二電極13を基準電極として第三電極15を通じて測定されていることが好ましい。

0031

生体信号センサシステムBの動作について図4のフローチャートを参照しつつ説明する。生体信号センサシステムBの生体信号センサAは、例えば、被介護人の横臥面着座面上に配設される。先ず、生体信号センサA上に物体が存在しているか否かを検出する〔ステップ1(S1)〕。具体的には、第一測定部2において生体信号センサAの第二電極13と第三電極15との間の電位を測定する。生体信号センサA上に物体が存在していると、生体信号センサAの変形層14が物体の荷重によって弾性復元可能に圧縮変形し、その結果、第二電極13と第三電極15との間の距離が狭くなり、第二電極13と第三電極15との間の電位が大きくなる。

0032

第一測定部2によって測定された電位の測定結果は電気信号として制御部4に送られ、制御部4において、予め定められた閾値と、第一測定部2にて測定された電位の測定結果とを比較し、第一測定部2にて測定された電位の測定結果が閾値以上であった場合、又は、第一測定部2にて測定された電位の変化量が閾値以上であった場合には、生体信号センサA上に物体が存在していると判断する。一方、第一測定部2にて測定された測定結果が、電位の測定結果が閾値以上であった場合、又は、第一測定部2にて測定された電位の変化量が閾値以上であった場合の何れでもない場合、即ち、閾値未満であり且つ第一測定部2にて測定された電位の変化量が閾値未満である場合には、生体信号センサA上に物体は存在していないと制御部4において判断する〔ステップ2(S2)〕。なお、第一測定部2は、圧電シート11で発生する電位を第二測定部3において測定している時以外は、常時又は所定の時間間隔毎に、第二電極13と第三電極15との間の電位を測定している。

0033

制御部4において予め定められている閾値は、生体信号センサシステムBを用いて測定しようとする生体の想定される重量に基づいて設定される。例えば、生体信号センサシステムBを用いて生体信号を測定しようとする生体が大人を想定している場合は、子供であると想定している場合に比べて閾値は大きく設定される。従って、生体信号を測定しようとする生体が大人を想定している場合、子供が生体信号センサA上にのったとしても、制御部4は、子供が生体信号センサA上にのっていないものと判断することから閾値の設定は、想定している生体の重量範囲を考慮した上で設定する必要がある。

0034

制御部4が生体信号センサA上に物体は存在していないと判断した場合は、制御部4の指示により、第一測定部2において、第二電極13と第三電極15との間の電位を引き続き測定し、制御部4において、第一測定部2で測定された測定値と、予め定められた閾値との大小を継続して比較し続ける。

0035

一方、制御部4が生体信号センサA上に物体が存在していると判断した場合は、第二電極13と第三電極15との間の電位の第一測定部2による測定を中止すると共に、第二測定部3において、圧電シート11にて発生する電位の測定を開始する〔ステップ3(S3)〕。制御部4は、第二測定部3において検出された信号に基づいて生体信号センサA上にある物体が生体であるか否かを判断する〔ステップ4(S4)〕。

0036

生体は呼吸信号や脈波信号などの周期的な生体信号を発することから、制御部4には、生体信号センサシステムBが対象とする生体が発する周期的な生体信号の情報が記憶されており、この記憶された周期的な生体信号の情報に基づいて、制御部4は、第二測定部3から受信した信号が周期的な生体信号を含むか否かを判断する。周期的な生体信号の情報としては、呼吸信号や脈波信号が挙げられるが、生体であれば必ず発生する脈波信号が好ましい。

0037

制御部4が第二測定部3から受信した信号が周期的な生体信号を含んでいないと判断した場合、制御部4は、生体信号センサA上にのっている物体は生体ではないと判断し、第二測定部3による生体信号センサAでの測定を中止して生体信号センサA上には生体が存在していないことを出力部5に出力する。例えば、被介護人の横臥面又は着座面に被介護人が横臥又は着座しておらず、荷物などの別の物体が生体信号センサA上に載置されている場合にあっても、上記生体検出システムによれば、被介護人が存在していると判断する失報が生じるのを防止することができる。制御部4は、更に、第二電極13と第三電極15との間の電位の第一測定部2による測定を開始する。〔ステップ5(S5)〕。

0038

一方、制御部4が第二測定部3から受信した信号が生体信号を含むと判断した場合は、制御部4は、生体信号センサA上に生体が存在していることを出力部5に出力する。更に、制御部4は、第二測定部3において圧電シートにて発生する電位の測定を継続して行う〔ステップ6(S6)〕。なお、第二測定部3にて測定された、生体信号センサAからの生体信号を、必要に応じて、ディスプレイ、プリンタ、又は、補助記憶装置74などの出力部5に出力し、必要があれば、補助記憶装置64に記憶してもよい。生体信号センサシステムBの第二測定部3にて測定される生体信号には、呼吸信号、脈波信号、体動などが含まれる。

0039

制御部4は、第二測定部3において圧電シートにて発生する電位の測定を継続して行っており、制御部4は、第二測定部3から受信した信号が周期的な生体信号を含むか否かを判断する〔ステップ7(S7)〕。

0040

制御部4が第二測定部3から受信した信号が周期的な生体信号を含んでいないと判断した場合には、生体信号センサA上に今までのっていた生体が生体信号センサAから離れたと判断し、生体が生体信号センサAから離れたことを出力部5に出力する〔ステップ8(S8)〕。例えば、被介護人の横臥面又は着座面に被介護人が横臥又は着座していたが、被介護人が横臥面又は着座面から離れた場合が該当し、制御部4は、被介護人が横臥面又は着座面から離れたことを出力部5に出力する。そして、制御部4は、第二測定部3による生体信号センサAでの測定を中止する。

0041

一方、制御部4が第二測定部3から受信した信号が周期的な生体信号を含んでいると判断した場合には、制御部4は、生体信号センサA上に生体が継続して存在していると判断し、第二測定部3において圧電シートにて発生する電位の測定を継続して行い〔ステップ9(S9)〕、その後は、制御部4は、第二測定部3において圧電シートにて発生する電位の測定結果に基づいて上記と同様の手順に従って処理を行う。

0042

以上の如く、上記生体信号センサシステムBは、第一測定部から得られる第二電極13と第三電極15との間の電位の値に基づいて生体信号センサA上に物体がのっているか否かを判断し、更に、圧電シート11にて発生する電位を電気信号として制御部が受信して制御部にて生体信号センサA上の物体が生体であるか否かを判断しており、生体信号センサA上にのっている物体が生体であるか否か及び生体が存在しているか否かを精度良く検出することができる。

0043

2 第一測定部
3 第二測定部
4 制御部
5 出力部
11圧電シート
12 第一電極
13 第二電極
14変形層
15 第三電極
19エレクトレットシート
A生体信号センサ
B 生体信号センサシステム

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