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図面 (10)

課題

マルチタッチ操作を用いずに、Drag&Flickで対応が困難な、小文字の入力又は漢字への変換に対応することが可能な入力装置を提供する。

解決手段

入力装置は、タッチスクリーン、記憶部、操作判別部及び小文字入力処理部を具備する。タッチスクリーンは、画面中央に第1のエリアが形成され、画面の一方の横端に第2のエリアが形成され、第1及び第2のエリアに対する接触部についての情報を出力する。操作判別部は、接触部が第2のエリアに位置する場合、小文字入力処理を実施させる。小文字入力処理部は、小文字入力処理において、接触部がタッチスクリーンへの接触を維持したまま第2のエリアから第1のエリアへ移動する場合、小文字リストをタッチスクリーンに表示させ、接触部が小文字リストに含まれる小文字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま第1のエリアから第2のエリアへ移動する場合、選択する小文字を入力する。

概要

背景

近年、スマートフォン及びタブレットPCのようにマルチタッチスクリーンを持つ携帯端末が普及しつつある。その利便性は、消費者に広く受け入れられ、市場は大きく成長しつつある。また、最新の機能及びアプリケーション導入サイクルが早まっている。この現状の中で、視覚障がい者にとってもその端末の恩恵を享受できることが好ましい。また、彼らからは健常者が利用している端末を利用したいという要望があげられている。

マルチタッチスクリーンのタッチ操作は健常者にとっては直感的で簡易な操作を実現しているが、視覚障がい者にとっては触感がないため操作が困難である。特に、メール及びインターネット検索機能を利用するための文字入力操作利用頻度が高いため、使いやすい操作方式が求められる。

そこで、Drag&Flickと呼ばれる視覚障がい者向け仮名文字入力方式が、非特許文献1に提案されている。この方式では、まず、操作者スクリーンに指で触れる(ステップ1)。次に、操作者は、スクリーンにおいて指が触れている位置から8つの方向(上、右下、右、右下、下、左下、左、及び左上)のいずれかに指を移動させることで、子音を選択する(ステップ2)。次に、操作者は、ステップ2で指を規定距離以上移動させた後、さらに指を離さず8つの方向(上、右下、右、右下、下、左下、左、及び左上)のいずれかに指を移動させることで、母音を選択する(ステップ3)。そして、操作者は、ステップ3で指を規定距離以上移動後に指をスクリーンから離す(ステップ4)。これにより、文字が入力される。なお、ステップ1の前にスクリーンをタップすることで、子音の種類を変更することも可能である。

概要

マルチタッチ操作を用いずに、Drag&Flickで対応が困難な、小文字の入力又は漢字への変換に対応することが可能な入力装置を提供する。入力装置は、タッチスクリーン、記憶部、操作判別部及び小文字入力処理部を具備する。タッチスクリーンは、画面中央に第1のエリアが形成され、画面の一方の横端に第2のエリアが形成され、第1及び第2のエリアに対する接触部についての情報を出力する。操作判別部は、接触部が第2のエリアに位置する場合、小文字入力処理を実施させる。小文字入力処理部は、小文字入力処理において、接触部がタッチスクリーンへの接触を維持したまま第2のエリアから第1のエリアへ移動する場合、小文字リストをタッチスクリーンに表示させ、接触部が小文字リストに含まれる小文字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま第1のエリアから第2のエリアへ移動する場合、選択する小文字を入力する。

目的

この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、マルチタッチ操作を用いずに、Drag&Flickで対応が困難な、小文字の入力又は漢字への変換に対応することが可能な入力装置及びこの装置で用いられる文字入力方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

画面中央に第1のエリアが形成され、前記画面の一方の横端に第2のエリアが形成され、前記第1及び第2のエリアに対して操作者が接触する箇所を接触部として検知し、前記接触部についての情報を出力するタッチスクリーンと、入力可能な小文字を記憶する記憶部と、前記接触部が前記第2のエリアに位置する場合、小文字入力処理を実施させる第1の実施指示を作成する操作判別部と、前記第1の実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第2のエリアから前記第1のエリアへ移動する場合、前記記憶される小文字が含まれる小文字リストを前記タッチスクリーンに表示させ、前記接触部が前記小文字リストに含まれる小文字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第1のエリアから前記第2のエリアへ移動する場合、前記選択する小文字を入力する小文字入力処理部とを具備する入力装置

請求項2

前記タッチスクリーンは、前記画面の他方の横端に第3のエリアが形成され、前記第3のエリアに対して操作者が接触する箇所を接触部として検知し、前記接触部についての情報を出力し、前記記憶部は、変換可能な漢字が含まれる漢字変換テーブルを記憶し、前記操作判別部は、前記接触部が前記第3のエリアに位置する場合、漢字変換処理を実施させる第2の実施指示を作成し、前記漢字変換処理部は、前記第2の実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第3のエリアから前記第1のエリアへ移動する場合、前記記憶される漢字変換テーブルに基づいて漢字変換リストを前記タッチスクリーンに表示させ、前記接触部が前記漢字変換リストに含まれる漢字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第1のエリアから前記第3のエリアへ移動する場合、前記選択する漢字を入力する請求項1記載の入力装置。

請求項3

画面中央に第1のエリアが形成され、前記画面の一方の横端に第2のエリアが形成され、前記第1及び第2のエリアに対して操作者が接触する箇所を接触部として検知し、前記接触部についての情報を出力するタッチスクリーンと、変換可能な漢字が含まれる漢字変換テーブルを記憶する記憶部と、前記接触部が前記第2のエリアに位置する場合、漢字変換処理を実施させる実施指示を作成する操作判別部と、前記実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第2のエリアから前記第1のエリアへ移動する場合、前記記憶される漢字変換テーブルに基づいて漢字変換リストを前記タッチスクリーンに表示させ、前記接触部が前記漢字変換リストに含まれる漢字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第1のエリアから前記第2のエリアへ移動する場合、前記選択する漢字を入力する小文字入力処理部とを具備する入力装置。

請求項4

前記漢字変換処理部は、前記接触部の挙動に応じ、前記漢字変換リストを次のページへ進め、又は、前のページへ戻す請求項2又は3記載の入力装置。

請求項5

タッチスクリーンに対して操作者が接触する箇所を接触部として検知し、前記接触部が、前記タッチスクリーンの一方の横端に形成される第1のエリアに位置する場合、小文字入力処理を実施させる第1の実施指示を作成し、前記第1の実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第1のエリアから、前記タッチスクリーンの中央に形成される第2のエリアへ移動する場合、入力可能な小文字を含む小文字リストを前記タッチスクリーンに表示し、前記接触部が前記小文字リストに含まれる小文字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第2のエリアから前記第1のエリアへ移動する場合、前記選択する小文字を入力する文字入力方法

請求項6

前記接触部が、前記タッチスクリーンの他方の横端に形成される第3のエリアに位置する場合、漢字変換処理を実施させる第2の実施指示を作成し、前記第2の実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第3のエリアから前記第2のエリアへ移動する場合、変換可能な漢字を含む漢字変換リストを前記タッチスクリーンに表示し、前記接触部が前記漢字変換リストに含まれる漢字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第2のエリアから前記第3のエリアへ移動する場合、前記選択する漢字を入力する請求項5記載の文字入力方法。

請求項7

タッチスクリーンに対して操作者が接触する箇所を接触部として検知し、前記接触部が、前記タッチスクリーンの一方の横端に形成される第1のエリアに位置する場合、漢字変換処理を実施させる実施指示を作成し、前記実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第1のエリアから、前記タッチスクリーンの中央に形成される第2のエリアへ移動する場合、変換可能な漢字を含む漢字変換リストを前記タッチスクリーンに表示し、前記接触部が前記漢字変換リストに含まれる漢字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第2のエリアから前記第1のエリアへ移動する場合、前記選択する漢字を入力する文字入力方法。

請求項8

前記接触部の挙動に応じ、前記漢字変換リストを次のページへ進め、又は、前のページへ戻す請求項6又は7記載の文字入力方法。

技術分野

0001

本発明は、タッチスクリーンを用いて情報を入力する入力装置及びこの装置で用いられる文字入力方法に関する。

背景技術

0002

近年、スマートフォン及びタブレットPCのようにマルチタッチスクリーンを持つ携帯端末が普及しつつある。その利便性は、消費者に広く受け入れられ、市場は大きく成長しつつある。また、最新の機能及びアプリケーション導入サイクルが早まっている。この現状の中で、視覚障がい者にとってもその端末の恩恵を享受できることが好ましい。また、彼らからは健常者が利用している端末を利用したいという要望があげられている。

0003

マルチタッチスクリーンのタッチ操作は健常者にとっては直感的で簡易な操作を実現しているが、視覚障がい者にとっては触感がないため操作が困難である。特に、メール及びインターネット検索機能を利用するための文字入力操作利用頻度が高いため、使いやすい操作方式が求められる。

0004

そこで、Drag&Flickと呼ばれる視覚障がい者向け仮名文字入力方式が、非特許文献1に提案されている。この方式では、まず、操作者スクリーンに指で触れる(ステップ1)。次に、操作者は、スクリーンにおいて指が触れている位置から8つの方向(上、右下、右、右下、下、左下、左、及び左上)のいずれかに指を移動させることで、子音を選択する(ステップ2)。次に、操作者は、ステップ2で指を規定距離以上移動させた後、さらに指を離さず8つの方向(上、右下、右、右下、下、左下、左、及び左上)のいずれかに指を移動させることで、母音を選択する(ステップ3)。そして、操作者は、ステップ3で指を規定距離以上移動後に指をスクリーンから離す(ステップ4)。これにより、文字が入力される。なお、ステップ1の前にスクリーンをタップすることで、子音の種類を変更することも可能である。

先行技術

0005

青木良輔、橋本遼、古俊一、片岡泰之、井原雅行、渡辺昌洋、及び小林透、“Drag&Flick:タッチスクリーンを用いた視覚障がい者向け文字入力方式”、情報処理学会、インタラクション2013、pp.72−79、Mar、2013。

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、日本語文字入力には文字入力以外に小文字を入力する処理、及び、文字列を漢字に変換する処理のためのコマンドが必要である。Drag&Flickでは、文字を入力するのには十分であるが、その他の機能を盛り込むことはできない。

0007

また、Drag&Flickは、1つの指によるジェスチャである。そのため、Drag&Flickにマルチタッチ操作を組み合わせることが可能である。しかしながら、マルチタッチ操作において指の本数が異なるアクションの場合、どの指の本数のときにどの処理を実施できるのか、視覚障がい者は覚えづらいという問題がある。

0008

この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、マルチタッチ操作を用いずに、Drag&Flickで対応が困難な、小文字の入力又は漢字への変換に対応することが可能な入力装置及びこの装置で用いられる文字入力方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0009

本発明は、上記目的を達成するために、以下のような手段を講じている。

0010

本発明の第1の態様は、画面中央に第1のエリアが形成され、前記画面の一方の横端に第2のエリアが形成され、前記第1及び第2のエリアに対して操作者が接触する箇所を接触部として検知し、前記接触部についての情報を出力するタッチスクリーンと、入力可能な小文字を記憶する記憶部と、前記接触部が前記第2のエリアに位置する場合、小文字入力処理を実施させる第1の実施指示を作成する操作判別部と、前記第1の実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第2のエリアから前記第1のエリアへ移動する場合、前記記憶される小文字が含まれる小文字リストを前記タッチスクリーンに表示させ、前記接触部が前記小文字リストに含まれる小文字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第1のエリアから前記第2のエリアへ移動する場合、前記選択する小文字を入力する小文字入力処理部とを具備する。
第1の態様によれば、入力装置は、視覚障がい者に入力装置を握らせることで、第1のエリア及び第2のエリアを正確に把握させることが可能である。そのため、入力装置は、第1のエリア及び第2のエリアに対する操作者の接触及び接触部の挙動に応じ、入力が要求される小文字を特定することが可能となる。

0011

また、第2の態様では、前記タッチスクリーンは、前記画面の他方の横端に第3のエリアが形成され、前記第3のエリアに対して操作者が接触する箇所を接触部として検知し、前記接触部についての情報を出力し、前記記憶部は、変換可能な漢字が含まれる漢字変換テーブルを記憶し、前記操作判別部は、前記接触部が前記第3のエリアに位置する場合、漢字変換処理を実施させる第2の実施指示を作成し、前記漢字変換処理部は、前記第2の実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第3のエリアから前記第1のエリアへ移動する場合、前記記憶される漢字変換テーブルに基づいて漢字変換リストを前記タッチスクリーンに表示させ、前記接触部が前記漢字変換リストに含まれる漢字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第1のエリアから前記第3のエリアへ移動する場合、前記選択する漢字を入力する。
第2の態様によれば、入力装置は、視覚障がい者に入力装置を握らせることで、第1のエリア、第2のエリア及び第3のエリアを正確に把握させることが可能である。そのため、入力装置は、第1のエリア、第2のエリア及び第3のエリアに対する操作者の接触及び接触部の挙動に応じ、入力が要求される小文字を特定すること、及び、変換が要求される漢字を特定することが可能となる。

0012

また、第3の態様によれば、画面中央に第1のエリアが形成され、前記画面の一方の横端に第2のエリアが形成され、前記第1及び第2のエリアに対して操作者が接触する箇所を接触部として検知し、前記接触部についての情報を出力するタッチスクリーンと、変換可能な漢字が含まれる漢字変換テーブルを記憶する記憶部と、前記接触部が前記第2のエリアに位置する場合、漢字変換処理を実施させる実施指示を作成する操作判別部と、前記実施指示が作成された後、前記接触部が前記タッチスクリーンへの接触を維持したまま前記第2のエリアから前記第1のエリアへ移動する場合、前記記憶される漢字変換テーブルに基づいて漢字変換リストを前記タッチスクリーンに表示させ、前記接触部が前記漢字変換リストに含まれる漢字のいずれかを選択する選択エリアへの接触を維持したまま前記第1のエリアから前記第2のエリアへ移動する場合、前記選択する漢字を入力する小文字入力処理部とを具備する。
第3の態様によれば、入力装置は、視覚障がい者に入力装置を握らせることで、第1のエリア及び第2のエリアを正確に把握させることが可能である。そのため、入力装置は、第1のエリア及び第2のエリアに対する操作者の接触及び接触部の挙動に応じ、変換が要求される漢字を特定することが可能となる。

0013

また、第4の態様では、前記漢字変換処理部は、前記接触部の挙動に応じ、前記漢字変換リストを次のページへ進め、又は、前のページへ戻す。
第4の態様によれば、入力装置は、漢字の変換候補一括して表示できない場合であっても、複数ページにわたって表示することが可能となる。

発明の効果

0014

すなわち、この発明に係る入力装置によれば、マルチタッチ操作を用いずに、Drag&Flickで対応が困難な、小文字の入力又は漢字への変換に対応することができる。

図面の簡単な説明

0015

本実施形態に係る入力装置の機能構成を示すブロック図である。
図1に示す入力装置を示す図である。
図1に示す操作判別部が実施する処理を示すフローチャートである。
図1に示す操作判別部が実施する判別処理のフローチャートを示す図である。
図1に示す小文字入力処理部が実施する小文字入力処理のフローチャートを示す図である。
図5に示す小文字入力処理を実施している際の表示画面及び操作を示す図である。
図1に示す漢字変換処理部が実施する漢字変換処理のフローチャートを示す図である。
図7に示す漢字変換処理を実施している際の表示画面及び操作を示す図である。
図7に示す漢字変換処理のその他の例を示すフローチャートである。

実施例

0016

以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。

0017

図1は、本発明の一実施形態に係る入力装置の機能構成を示すブロック図である。図1に示す入力装置100は、制御部10、タッチスクリーン20及び記憶部30を具備する。制御部10、タッチスクリーン20及び記憶部30は、例えば、バスを介して接続される。

0018

タッチスクリーン20は、操作入力部21及び表示部22を備える。

0019

操作入力部21は、操作者からのタッチ操作を受け付ける。操作入力部21は、入力されたタッチ操作についての情報を制御部10へ出力する。タッチ操作についての情報には、例えば、操作者の指のタッチスクリーン20への接触を検知したことを示す接触情報、操作者の指がタッチスクリーン20と非接触となったことを示す非接触情報、及び、タッチスクリーン20において指が接触する接触部の位置を示す位置情報等が含まれる。

0020

表示部22は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)及び有機EL等である。表示部22は、制御部10による表示制御に従って文字及び画像等を表示する。

0021

制御部10は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、並びに、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のCPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含む。制御部10は、CPUに接続制御プログラムを実行させることで、操作判別部11、文字入力処理部12、小文字入力処理部13、漢字変換処理部14及び表示処理部15の機能を構築する。

0022

操作判別部11は、処理状態S0の際に操作入力部21に対するタッチイベントが発生する場合、すなわち、操作入力部21から接触情報が通知された場合、操作入力部21から出力される接触部の位置情報に基づき、操作者が、文字入力処理、小文字入力処理及び漢字変換処理のいずれの処理を要求しているのかを判別する。なお、本実施形態において、処理状態S0とは、文字入力処理、小文字入力処理及び漢字変換処理のいずれも実施していない状態を示す。

0023

文字入力処理が要求されていると判別する場合、操作判別部11は、処理状態をS1とすると共に、文字入力処理部12に対して文字入力処理を実施するように第1の実施指示を出力する。処理状態S1とは、文字入力処理部12が文字入力処理を実施している状態を示す。

0024

小文字入力処理が要求されていると判別する場合、操作判別部11は、処理状態をS3とすると共に、小文字入力処理部13に対して小文字入力処理を実施するように第2の実施指示を出力する。処理状態S3とは、小文字入力処理部13が小文字入力処理を実施している状態を示す。

0025

漢字変換処理が要求されていると判別する場合、操作判別部11は、処理状態をS2とすると共に、漢字変換処理部14に対して漢字変換処理を実施するように第3の実施指示を出力する。処理状態S2とは、漢字変換処理部14が漢字変換処理を実施している状態を示す。

0026

文字入力処理部12は、操作判別部11から第1の実施指示を受信すると、Drag&Flickと呼ばれる視覚障がい者向け仮名文字入力方式を用いた文字入力処理を開始する。文字入力処理部12は、文字入力処理を実施している処理状態S1の際に操作入力部21からタッチ操作についての情報が供給されると、Drag&Flickによる文字入力方式に、供給される情報に含まれる接触情報、非接触情報及び位置情報等を対応させる。これにより、文字入力処理部12は、入力される文字を特定する。文字入力処理部12は、入力される文字を表示部22に表示させるように、表示部22に対して表示制御を行う。

0027

小文字入力処理部13は、操作判別部11から第2の実施指示を受信すると、小文字入力処理を開始する。小文字入力処理部13は、小文字入力処理を実施している処理状態S3の際に操作入力部21からタッチ操作についての情報が供給されると、供給される情報に含まれる接触情報、非接触情報及び位置情報等に基づき、小文字リストを作成する。小文字リストは、入力可能な複数の小文字がリスト化されたものである。小文字リストは、記憶部30に予め記憶される小文字に基づいて作成される。小文字入力処理部13は、作成した小文字リストを表示部22に表示させるように、表示部22に対して表示制御を行う。小文字入力処理部13は、供給される情報に含まれる接触情報、非接触情報及び位置情報等に基づき、小文字リストに挙げられる小文字のうちいずれかを、入力される小文字として特定する。小文字入力処理部13は、入力される小文字を表示部22に表示させるように、表示部22に対して表示制御を行う。なお、小文字リストに挙げられる小文字の順番は、小文字入力処理部13により予め決められるようにしても良い。また、タッチスクリーン20において、小文字リストに表示される各小文字を略中心とする所定の範囲は、各小文字を選択可能な第1の選択エリアとして設定されている。小文字入力処理部13は、タッチスクリーン20における接触部が第1の選択エリア内にある場合、第1の選択エリアに対応する小文字を、図示しないスピーカにより読み上げるようにしても良い。

0028

漢字変換処理部14は、操作判別部11から第3の実施指示を受信すると、漢字変換処理を開始する。漢字変換処理部14は、漢字変換処理を実施している処理状態S2の際に操作入力部21からタッチ操作についての情報が供給されると、供給される情報に含まれる接触情報、非接触情報及び位置情報等に基づき、漢字変換リストを作成する。漢字変換リストは、変換可能な複数の漢字がリスト化されたものである。漢字変換リストは、記憶部30に予め記憶される漢字変換テーブルに基づいて作成される。漢字変換テーブルでは、入力される文字と、この文字に対する変換候補となる漢字とが関連づけられている。漢字変換処理部14は、作成した漢字変換リストを表示部22に表示させるように、表示部22に対して表示制御を行う。漢字変換処理部14は、供給される情報に含まれる接触情報、非接触情報及び位置情報等に基づき、漢字変換リストに挙げられる漢字のうちいずれかを、入力される漢字として特定する。漢字変換処理部14は、入力される漢字を表示部22に表示させるように、表示部22に対して表示制御を行う。なお、タッチスクリーン20において、漢字変換リストに表示される各漢字を略中心とする所定の範囲は、各漢字を選択可能な第2の選択エリアとして設定されている。漢字変換処理部14は、タッチスクリーン20における接触部が第2の選択エリア内にある場合、第2の選択エリアに対応する漢字の構成を、図示しないスピーカにより読み上げるようにしても良い。

0029

また、表示部22の画面サイズの制限のため、漢字の変換候補が漢字変換リストの複数ページにまたがる場合がある。つまり、一部の変換候補しか漢字変換リストに表示されない場合がある。このとき、漢字変換処理部14は、供給される情報に含まれる接触情報、非接触情報及び位置情報等に基づき、漢字変換リストのページを進めたリスト、又は、戻したリストを表示部22に表示させるように、表示部22に対して表示制御を行う。

0030

次に、以上のように構成される入力装置100の動作を具体的に説明する。図2は、本実施形態に関わる入力装置100の模式図を示す。入力装置100は、片手つかむことが可能な程度の大きさ有する。操作判別部11は、入力装置100のタッチスクリーン20上に、第1のエリアRC、第2のエリアRR及び第3のエリアRLを形成する。第1のエリアRCは、タッチスクリーン20の中央部において上端から下端まで形成される所定の広さのエリアである。第2のエリアRRは、タッチスクリーン20の右側に、第1のエリアRCと隣接して形成される、少なくとも操作者の指で接触可能な広さを有するエリアである。第3のエリアRLは、タッチスクリーン20の左側に、第1のエリアRCと隣接して形成される、少なくとも操作者の指で接触可能な広さを有するエリアである。なお、第1のエリアRC、第2のエリアRR及び第3のエリアRLは、タッチスクリーン20上で視認可能なように表示されていても構わないし、表示されていなくても構わない。

0031

図3は、図1に示す操作判別部11が実施する処理を示すフローチャートである。まず、操作判別部11は、処理状態をS0にする(ステップS31)。操作判別部11は、タッチイベントが発生したか否かを判断する(ステップS32)。すなわち、操作判別部11は、操作入力部21から接触情報が入力されたか否かを判断する。操作入力部21から接触情報が入力された場合(ステップS32のYes)、操作判別部11は、判別処理を開始する(ステップS33)。なお、判別処理については、図4を用いて後に説明する。操作入力部21から接触情報が入力されない場合(ステップS32のNo)、操作判別部11は、接触情報が入力されるまで、ステップS32を繰り返す。

0032

操作判別部11は、ステップS33における判別処理の結果、操作者が要求する処理が文字入力処理であると判別した場合、文字入力処理を実行するように文字入力処理部12へ第1の実施指示を出力する(ステップS34)。

0033

操作判別部11は、ステップS33における判別処理の結果、操作者が要求する処理が小文字入力処理であると判別した場合、小文字入力処理を実行するように小文字入力処理部13へ第2の実施指示を出力する(ステップS35)。なお、小文字入力処理については、図5を用いて後に説明する。

0034

操作判別部11は、ステップS33における判別処理の結果、操作者が要求する処理が漢字変換処理であると判別した場合、漢字変換処理を実行するように漢字変換処理部14へ第3の実施指示を出力する(ステップS36)。なお、漢字変換処理については、図6を用いて後に説明する。

0035

操作判別部11は、文字入力処理によって文字が入力された後、小文字入力処理によって小文字が入力された後、又は、漢字変換処理によって漢字が変換された後に、操作者の指がタッチスクリーン20から離れたか否かを判断する(ステップS37)。すなわち、操作判別部11は、操作入力部21から非接触情報が入力されたか否かを判断する。操作入力部21から非接触情報が入力された場合(ステップS37のYes)、操作判別部11は、処理をステップS31へ移行する。操作入力部21から非接触情報が入力されていない場合、操作判別部11は、処理をステップS33へ移行し、判別処理を実施する。

0036

図4は、本実施形態に係る操作判別部11が実施する判別処理のフローチャートを示す。

0037

まず、操作判別部11は、処理状態がS0であるか否かを判断する(ステップS41)。処理状態がS0である場合(ステップS41のYes)、操作判別部11は、タッチスクリーン20における接触部が第1のエリアRC内にあるか否かを判断する(ステップS42)。処理状態がS0でない場合(ステップS41のNo)、操作判別部11は、処理状態がS1であるか否かを判断する(ステップS43)。

0038

ステップS42において、接触部が第1のエリアRC内にある場合(ステップS42のYes)、操作判別部11は、処理状態をS1とし(ステップS44)、処理を図3のステップS34へ移行する。接触部が第1のエリアRC内にない場合(ステップS42のNo)、操作判別部11は、接触部が第3のエリアRL内にあるか否かを判断する(ステップS45)。

0039

接触部が第3のエリアRL内にある場合(ステップS45のYes)、操作判別部11は、処理状態をS2とし(ステップS46)、処理を図3のステップS36へ移行する。接触部が第3のエリアRL内にない場合(ステップS45のNo)、操作判別部11は、接触部が第2のエリアRR内にあると判断する(ステップS47)。操作判別部11は、接触部が第2のエリアRR内にあると判断すると、処理状態をS3とし(ステップS48)、処理を図3のステップS35へ移行する。

0040

ステップS43において、処理状態がS1である場合(ステップS43のYes)、操作判別部11は、処理を図3のステップS34へ移行する。処理状態がS1でない場合(ステップS43のNo)、操作判別部11は、処理状態がS2であるか否かを判断する(ステップS49)。処理状態がS2である場合(ステップS49のYes)、操作判別部11は、処理を図3のステップS36へ移行する。処理状態がS2でない場合(ステップS49のNo)、操作判別部11は、処理をステップS48へ移行する。

0041

図5は、本実施形態に係る小文字入力処理部13が実施する小文字入力処理のフローチャートを示す図である。また、図6は、表示部22の表示例及び操作者の操作例を示す模式図である。

0042

まず、小文字入力処理部13は、小文字リストを表示部22に表示済みであるか否かを判断する(ステップS51)。小文字リストを表示部22に表示済みである場合(ステップS51のYes)、小文字入力処理部13は、タッチスクリーン20における接触部が第1のエリアRC内において、接触を維持したまま他の小文字と対応する第1の選択エリアへ移動したか否かを判断する(ステップS52)。小文字リストを表示部22に未表示である場合(ステップS51のNo)、小文字入力処理部13は、接触部が第2のエリアRR内にあるか否かを判断する(ステップS53)。

0043

ステップS53において、図6(A)に示すように第2のエリアRR内に接触部がある場合(ステップS53のYes)、小文字入力処理部13は、小文字リストの準備をする(ステップS54)。すなわち、小文字入力処理部13は、記憶部30に記憶される小文字を読み出し、読み出した小文字を用いて小文字リストを作成する。第2のエリアRR内に接触部がない場合(ステップS53のNo)、小文字入力処理部13は、第2のエリアRRから第1のエリアRCへ、接触部がタッチスクリーン20に対する接触を維持したまま移動したか否かを判断する(ステップS55)。

0044

図6(B)に示すように第2のエリアRRから第1のエリアRCへ、接触部がタッチスクリーン20に対する接触を維持したまま移動した場合(ステップS55のYes)、小文字入力処理部13は、準備している小文字リストを表示部22に表示させ(ステップS56)、処理を終了させる。

0045

ステップS52において、接触部が第1のエリアRC内で、図6(C)に示すように他の小文字に対応する第1の選択エリアへ、接触を維持したまま移動した場合(ステップS52のYes)、小文字入力処理部13は、選択されていた小文字が変更されたと判断する(ステップS57)。選択されていた小文字が変更されたと判断すると、小文字入力処理部13は、選択されていた小文字が変更されたことを、図示しないスピーカにより操作者へ通知する(ステップS58)。なお、ステップS58において、小文字入力処理部13は、選択後の小文字をスピーカに読み上げさせるようにしても構わない。図6(C)によれば、接触部が「っ」についての第1の選択エリアから、「ゅ」についての第1の選択エリアへ移動しているため、選択される小文字が「ゅ」へ変更されたことがスピーカを介して操作者へ通知される。

0046

ステップS52において、接触部が第1のエリアRC内において、他の小文字に対応する第1の選択エリアへ接触を維持したまま移動していない場合(ステップS52のNo)、小文字入力処理部13は、第1のエリアRCから第2のエリアRRへ、接触部がタッチスクリーン20に対する接触を維持したまま移動したか否かを判断する(ステップS59)。図6(D)に示すように第1のエリアRCから第2のエリアRRへ、接触部がタッチスクリーン20に対する接触を維持したまま移動した場合(ステップS59のYes)、小文字入力処理部13は、第2のエリアRRへの移動前に、接触部が位置していた第1の選択エリアに対応する小文字が入力されたと判断すると共に、小文字リストの表示を表示部22から消去する(ステップS510)。図6(D)によれば、小文字入力処理部13は、第2のエリアRRへの移動前に接触部が位置していた「ゅ」が入力されると共に、小文字リストの表示が消去される。

0047

図7は、本実施形態に係る漢字変換処理部14が実施する漢字変換処理のフローチャートを示す図である。また、図8は、表示部22の表示例及び操作者の操作例を示す模式図である。

0048

まず、漢字変換処理部14は、漢字変換リストを表示部22に表示済みであるか否かを判断する(ステップS71)。漢字変換リストを表示部22に表示済みである場合(ステップS71のYes)、漢字変換処理部14は、タッチスクリーン20における接触部が第1のエリアRC内において、接触を維持したまま他の漢字と対応する第2の選択エリアへ移動したか否かを判断する(ステップS72)。漢字変換リストを表示部22に未表示である場合(ステップS71のNo)、漢字変換処理部14は、接触部が第3のエリアRL内にあるか否かを判断する(ステップS73)。

0049

ステップS73において、図8(A)に示すように第3のエリアRL内に接触部がある場合(ステップS73のYes)、漢字変換処理部14は、漢字変換リストの準備をする(ステップS74)。すなわち、漢字変換処理部14は、記憶部30に記憶される漢字変換テーブルから漢字を読み出し、読み出した漢字を用いて漢字変換リストを作成する。第3のエリアRL内に接触部がない場合(ステップS73のNo)、漢字変換処理部14は、第3のエリアRLから第1のエリアRCへ、接触部がタッチスクリーン20に対する接触を維持したまま移動したか否かを判断する(ステップS75)。

0050

図8(B)に示すように第3のエリアRLから第1のエリアRCへ、接触部がタッチスクリーン20に対する接触を維持したまま移動した場合(ステップS75のYes)、漢字変換処理部14は、準備している漢字変換リストを表示部22に表示させ(ステップS76)、処理を終了させる。

0051

ステップS72において、接触部が第1のエリアRC内で、図8(C)に示すように他の漢字に対応する第2の選択エリアへ、接触を維持したまま移動した場合(ステップS72のYes)、漢字変換処理部14は、選択されていた漢字が変更されたと判断する(ステップS77)。選択されていた漢字が変更されたと判断すると、漢字変換処理部14は、選択されていた漢字が変更されたこと、及び、選択後の漢字を、図示しないスピーカにより操作者へ通知する(ステップS78)。図8(C)によれば、接触部が「ばつ、ばつ、三角」についての第2の選択エリアから、「黒丸、黒丸、三角」についての第2の選択エリアへ移動しているため、選択される漢字が「黒丸、黒丸、三角」へ変更されたことがスピーカを介して操作者へ通知されると共に、「黒丸、黒丸、三角」の漢字構成がスピーカを介して操作者へ通知される。

0052

ステップS72において、接触部が第1のエリアRC内において、他の漢字に対応する第2の選択エリアへ接触を維持したまま移動していない場合(ステップS72のNo)、漢字変換処理部14は、第1のエリアRCから第3のエリアRLへ、接触部がタッチスクリーン20に対する接触を維持したまま移動したか否かを判断する(ステップS79)。図8(D)に示すように第1のエリアRCから第3のエリアRLへ、接触部がタッチスクリーン20に対する接触を維持したまま移動した場合(ステップS79のYes)、漢字変換処理部14は、第3のエリアRLへの移動前に、接触部が位置していた第2の選択エリアに対応する漢字が入力されたと判断すると共に、漢字変換リストの表示を表示部22から消去する(ステップS710)。図8(D)によれば、漢字変換処理部14は、第3のエリアRLへの移動前に接触部が位置していた「黒丸、黒丸、三角」が入力されると共に、漢字変換リストの表示が消去される。

0053

以上のように、本実施形態では、入力装置100は、片手でつかむことが可能な大きさを有し、タッチスクリーン20を有する。入力装置100は、タッチスクリーン20の中央に第1のエリアRCを形成し、タッチスクリーン20の右側に第2のエリアRRを形成する。操作判別部11は、タッチスクリーン20に対する接触部が第2のエリアRRにて検知される場合、小文字入力処理を要求されたと判断する。小文字入力処理部13は、第2のエリアRRにおいて接触部が検知され、この接触部が検知されたまま、第2のエリアRRから第1のエリアRCまで移動した場合、小文字リストを表示部22に表示させる。そして、小文字入力処理部13は、小文字リストに表示されている小文字が選択された状態で、接触部が検知されたまま、第1のエリアRCから第2のエリアRRまで移動した場合、小文字を入力するようにしている。視覚障がい者は、入力装置100を握っているため、入力装置100における第1のエリアRC及び第2のエリアRRを正確に把握することが可能である。そのため、入力装置100は、第1のエリアRC及び第2のエリアRRに対する接触及び接触部の挙動に応じ、入力が要求される小文字を特定することが可能である。

0054

したがって、本実施形態に係る入力装置によれば、マルチタッチ操作を用いずに、Drag&Flickで対応が困難な、小文字の入力に対応することができる。

0055

また、本実施形態では、入力装置100は、タッチスクリーン20の中央に第1のエリアRCを形成し、タッチスクリーン20の左側に第3のエリアRLを形成する。操作判別部11は、タッチスクリーン20に対する接触部が第3のエリアRLにて検知される場合、漢字変換処理を要求されたと判断する。漢字変換処理部14は、第3のエリアRLにおいて接触部が検知され、この接触部が検知されたまま、第3のエリアRLから第1のエリアRCまで移動した場合、漢字変換リストを表示部22に表示させる。そして、漢字変換処理部14は、漢字変換リストに表示されている漢字が選択された状態で、接触部が検知されたまま、第1のエリアRCから第3のエリアRLまで移動した場合、漢字を入力するようにしている。視覚障がい者は、入力装置100を握っているため、入力装置100における第1のエリアRC及び第3のエリアRLを正確に把握することが可能である。そのため、入力装置100は、第1のエリアRC及び第3のエリアRLに対する接触及び接触部の挙動に応じ、変換が要求される漢字を特定することが可能である。

0056

したがって、本実施形態に係る入力装置によれば、マルチタッチ操作を用いずに、Drag&Flickで対応が困難な、漢字の変換に対応することができる。

0057

なお、上記実施形態では、漢字の変換候補が1ページ分の漢字変換リストにて全て表示される場合を例に説明した。しかしながら、漢字の変換候補は漢字変換リストの1ページ分以上存在する場合がある。このような場合、漢字変換処理部14は、タッチスクリーン20における接触部の挙動に従い、漢字変換リストのページを進めたり、戻したりするようにしても良い。図9は、漢字変換処理部14が漢字変換リストのページ移動を実施する際の漢字変換処理のフローチャートを示す図である。なお、図9におけるステップS71〜ステップS76、ステップS79及びステップS710は、図7におけるステップと同様である。

0058

ステップS72において、タッチスクリーン20における接触部が第1のエリアRC内で、他の漢字に対応する第2の選択エリアへ、接触を維持したまま移動した場合(ステップS72のYes)、漢字変換処理部14は、接触部の挙動を確認する。すなわち、漢字変換処理部14は、接触部がタッチスクリーン20における下方向に移動した後、接触を維持したまま、予め設定される距離以上右方向に移動したか否かを判断する(ステップS91)。接触部がタッチスクリーン20における下方向に移動した後、接触を維持したまま、予め設定される距離以上右方向に移動した場合(ステップS91のYes)、漢字変換処理部14は、漢字変換リストを次のページへ進める(ステップS92)。ステップS91の挙動と一致しない場合(ステップS91のNo)、漢字変換処理部14は、接触部がタッチスクリーン20における上方向に移動した後、接触を維持したまま、予め設定される距離以上右方向に移動したか否かを判断する(ステップS93)。

0059

接触部がタッチスクリーン20における上方向に移動した後、接触を維持したまま、予め設定される距離以上右方向に移動した場合(ステップS93のYes)、漢字変換処理部14は、漢字変換リストを前のページへ戻す(ステップS94)。ステップS93の挙動と一致しない場合(ステップS93のNo)、漢字変換処理部14は、接触部が接触を維持したまま第2のエリアRRへ到達したか否かを判断する(ステップS95)。

0060

接触部が接触を維持したまま第2のエリアRRへ到達した場合(ステップS95のYes)、漢字変換処理部14は、漢字変換リストを表示内容のまま保持する(ステップS96)。続いて、漢字変換処理部14は、接触部が第3のエリアRL内に位置するか否かを判断する(ステップS97)。接触部が第3のエリアRL内にある場合(ステップS97のYes)、漢字変換処理部14は、処理をステップS91へ移行する。接触部が第3のエリアRL内にない場合(ステップS97のNo)、漢字変換処理部14は、処理をステップS72へ移行する。

0061

ステップS95において、接触部が第2のエリアRRへ到達していない場合(ステップS95のNo)、選択されていた漢字が変更されたと判断する(ステップS98)。選択されていた漢字が変更されたと判断すると、漢字変換処理部14は、選択されていた漢字が変更されたこと、及び、選択後の漢字を、図示しないスピーカにより操作者へ通知する(ステップS99)。

0062

漢字変換処理部14は、画面サイズの制限のため、変換候補を一括表示できない場合があり得る。漢字変換処理部14は、図9に示す処理を実施することで、漢字変換リストのページをタッチスクリーン20へのタッチ操作で進める/戻すことが可能となるため、変換候補が多い場合であっても変換候補の漢字を表示させることが可能となる。なお、この処理は、小文字入力処理部13による小文字入力処理で実施されても良い。

0063

また、上記実施形態では、第2のエリアRRに操作者の指が接触した場合、小文字入力処理を実行し、第3のエリアRLに操作者の指が接触した場合、漢字変換処理を実行する場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されない。例えば、第3のエリアRLに操作者の指が接触した場合、小文字入力処理を実行し、第2のエリアRRに操作者の指が接触した場合、漢字変換処理を実行するようにしても構わない。

0064

なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。

0065

10…制御部、11…操作判別部、12…文字入力処理部、13…小文字入力処理部、14…漢字変換処理部、15…表示処理部、20…タッチスクリーン、21…操作入力部、22…表示部、30…記憶部、100…入力装置。

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