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技術 印刷装置及び印刷方法

出願人 シャープ株式会社
発明者 崎山雅弘
出願日 2014年1月31日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2014-017195
公開日 2015年8月6日 (4年2ヶ月経過) 公開番号 2015-144371
状態 拒絶査定
技術分野 FAX原画の編集
主要キーワード 縮小度合い プログラム保存領域 基本倍率 外部サーバ装置 選択ボタン群 拡大方向 移行キー CADアプリケーション
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題

印刷物複製物を作成するに際し、容易に原寸大のサイズに戻すことを可能にする。

解決手段

印刷装置1は、印刷対象画像画像処理を施す画像処理部11と、画像処理部11から画像処理を施した後の画像を入力し印刷する印刷部12と、を備える。画像処理部11は、印刷部12にて印刷対象画像の印刷を実行する場合、上記画像処理として、倍率情報を上記印刷対象画像又は上記印刷対象画像の変倍画像に合成し、印刷部12に出力する。

概要

背景

従来から、印刷装置では原稿読取装置で読み取った原稿の画像を拡大又は縮小して印刷することが可能となっている。例えば、特許文献1には、拡大倍率及び使用する用紙のサイズをユーザが入力し、入力された拡大倍率及びサイズに基づき原稿の画像を分割して印刷する技術が開示されている。

概要

印刷物複製物を作成するに際し、容易に原寸大のサイズに戻すことを可能にする。印刷装置1は、印刷対象画像画像処理を施す画像処理部11と、画像処理部11から画像処理を施した後の画像を入力し印刷する印刷部12と、を備える。画像処理部11は、印刷部12にて印刷対象画像の印刷を実行する場合、上記画像処理として、倍率情報を上記印刷対象画像又は上記印刷対象画像の変倍画像に合成し、印刷部12に出力する。

目的

本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷物の複製物を作成するに際し、容易に原寸大のサイズに戻すことを可能にすることにある

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

印刷対象画像画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部から該画像処理を施した後の画像を入力し印刷する印刷部と、を備えた印刷装置であって、前記画像処理部は、前記印刷部にて前記印刷対象画像の印刷を実行する場合、前記画像処理として、倍率情報を前記印刷対象画像又は前記印刷対象画像の変倍画像に合成し、前記印刷部に出力することを特徴とする印刷装置。

請求項2

前記画像処理として前記倍率情報を前記変倍画像に合成する場合、前記倍率情報は、前記印刷対象画像から前記変倍画像への変倍時の変倍率又は該変倍率の逆数を示す情報とすることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。

請求項3

前記倍率情報を印刷するか否かをユーザ操作に基づき設定する設定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。

請求項4

原稿に印刷された原稿画像光学的に読み取る原稿読取部と、該原稿読取部で読み取った該原稿画像から前記倍率情報を抽出する情報抽出部と、をさらに備え、前記画像処理部は、前記情報抽出部で前記倍率情報が抽出された場合、前記画像処理として、前記倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように前記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成し、前記印刷部に出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。

請求項5

印刷対象画像に画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部から該画像処理を施した後の画像を入力し印刷する印刷部と、を備えた印刷装置であって、前記印刷対象画像として、原稿に印刷された原稿画像を光学的に読み取る原稿読取部と、該原稿読取部で読み取った該原稿画像から倍率情報を抽出する情報抽出部と、をさらに備え、前記画像処理部は、前記情報抽出部で前記倍率情報が抽出された場合、前記画像処理として、前記倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように前記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成し、前記印刷部に出力することを特徴とする印刷装置。

請求項6

前記原寸大画像は、前記画像処理部により前記倍率情報が消去された画像であることを特徴とする請求項4又は5に記載の印刷装置。

請求項7

前記倍率情報は予め規定された所定サイズで印刷され、前記画像処理部は、前記情報抽出部で前記倍率情報が抽出された場合、前記画像処理として、前記倍率情報及び前記所定サイズに基づき、前記原寸大画像を生成し、前記印刷部に出力することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の印刷装置。

請求項8

前記倍率情報は、QRコード又はバーコードとして印刷されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷装置。

請求項9

印刷対象画像の印刷を実行する場合、画像処理部が、倍率情報を前記印刷対象画像又は前記印刷対象画像の変倍画像に合成する画像処理ステップと、印刷部が、前記画像処理ステップで処理後の画像を入力し印刷する印刷ステップと、を有することを特徴とする印刷方法

請求項10

印刷装置における印刷方法であって、該印刷装置の原稿読取部が、原稿に印刷された原稿画像を光学的に読み取る原稿読取ステップと、前記印刷装置の情報抽出部が、前記原稿読取ステップで読み取った前記原稿画像から倍率情報を抽出する情報抽出ステップと、前記情報抽出ステップで前記倍率情報が抽出された場合、前記印刷装置の画像処理部が、前記倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように前記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成する画像処理ステップと、前記印刷装置の印刷部が、前記原寸大画像を入力し印刷する印刷ステップと、を有することを特徴とする印刷方法。

技術分野

0001

本発明は、印刷装置、及びその印刷装置における印刷方法に関する。

背景技術

0002

従来から、印刷装置では原稿読取装置で読み取った原稿の画像を拡大又は縮小して印刷することが可能となっている。例えば、特許文献1には、拡大倍率及び使用する用紙のサイズをユーザが入力し、入力された拡大倍率及びサイズに基づき原稿の画像を分割して印刷する技術が開示されている。

先行技術

0003

特開2005−223833号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、書籍等の出版物をはじめとする原稿をコピーする際やPC(Personal Computer)から画像データを印刷する際に、指定サイズの用紙に収まるように縮小又は拡大した印刷物など、印刷対象原稿が変倍印刷された印刷物について、ユーザがその印刷物を二次的にコピーすることで複製物を作成する場合に、縮小又は拡大されて掲載されているものを原寸大(元の寸法)に戻したいときがある。

0005

しかしながら、特許文献1に記載の技術を含む従来技術では、変倍印刷された印刷物が元原稿に対してどのような倍率で印刷されたものであるのかについて、更には変倍印刷されているか或いは原寸大で印刷されたものであるのかについて、ユーザが印刷結果を見ただけで判断できるものではない。

0006

よって、従来技術では、原寸大ではない印刷物を二次的にコピーするに際して元原稿の原寸大の印刷結果を得たい場合には、ユーザは別の情報を頼りに倍率を決めてコピー操作を行う必要がある。さらに、その場合、コピーを実施する際に手動で倍率を設定することとなるが、適切なサイズの複製物が手に入るまで何度も変倍率を変えながらコピーをやり直す必要が生じることもある。

0007

本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、印刷物の複製物を作成するに際し、容易に原寸大のサイズに戻すことを可能にすることにある。

課題を解決するための手段

0008

上記の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、印刷対象画像画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部から該画像処理を施した後の画像を入力し印刷する印刷部と、を備えた印刷装置であって、前記画像処理部は、前記印刷部にて前記印刷対象画像の印刷を実行する場合、前記画像処理として、倍率情報を前記印刷対象画像又は前記印刷対象画像の変倍画像に合成し、前記印刷部に出力することを特徴としたものである。

0009

本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記画像処理として前記倍率情報を前記変倍画像に合成する場合、前記倍率情報は、前記印刷対象画像から前記変倍画像への変倍時の変倍率又は該変倍率の逆数を示す情報とすることを特徴としたものである。

0010

本発明の第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記倍率情報を印刷するか否かをユーザ操作に基づき設定する設定部をさらに備えたことを特徴としたものである。

0011

本発明の第4の技術手段は、第1〜第3のいずれか1の技術手段において、原稿に印刷された原稿画像光学的に読み取る原稿読取部と、該原稿読取部で読み取った該原稿画像から前記倍率情報を抽出する情報抽出部と、をさらに備え、前記画像処理部は、前記情報抽出部で前記倍率情報が抽出された場合、前記画像処理として、前記倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように前記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成し、前記印刷部に出力することを特徴としたものである。

0012

本発明の第5の技術手段は、印刷対象画像に画像処理を施す画像処理部と、該画像処理部から該画像処理を施した後の画像を入力し印刷する印刷部と、を備えた印刷装置であって、前記印刷対象画像として、原稿に印刷された原稿画像を光学的に読み取る原稿読取部と、該原稿読取部で読み取った該原稿画像から倍率情報を抽出する情報抽出部と、をさらに備え、前記画像処理部は、前記情報抽出部で前記倍率情報が抽出された場合、前記画像処理として、前記倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように前記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成し、前記印刷部に出力することを特徴としたものである。

0013

本発明の第6の技術手段は、第4又は第5の技術手段において、前記原寸大画像は、前記画像処理部により前記倍率情報が消去された画像であることを特徴としたものである。

0014

本発明の第7の技術手段は、第4〜第6のいずれか1の技術手段において、前記倍率情報は予め規定された所定サイズで印刷され、前記画像処理部は、前記情報抽出部で前記倍率情報が抽出された場合、前記画像処理として、前記倍率情報及び前記所定サイズに基づき、前記原寸大画像を生成し、前記印刷部に出力することを特徴としたものである。

0015

本発明の第8の技術手段は、第1〜第7のいずれか1の技術手段において、前記倍率情報は、QRコード登録商標、以下同様)又はバーコードとして印刷されることを特徴としたものである。

0016

本発明の第9の技術手段は、印刷方法において、印刷対象画像の印刷を実行する場合、画像処理部が、倍率情報を前記印刷対象画像又は前記印刷対象画像の変倍画像に合成する画像処理ステップと、印刷部が、前記画像処理ステップで処理後の画像を入力し印刷する印刷ステップと、を有することを特徴としたものである。

0017

本発明の第10の技術手段は、印刷装置における印刷方法であって、該印刷装置の原稿読取部が、原稿に印刷された原稿画像を光学的に読み取る原稿読取ステップと、前記印刷装置の情報抽出部が、前記原稿読取ステップで読み取った前記原稿画像から倍率情報を抽出する情報抽出ステップと、前記情報抽出ステップで前記倍率情報が抽出された場合、前記印刷装置の画像処理部が、前記倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように前記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成する画像処理ステップと、前記印刷装置の印刷部が、前記原寸大画像を入力し印刷する印刷ステップと、を有することを特徴としたものである。

発明の効果

0018

本発明によれば、印刷物の複製物を作成するに際し、容易に原寸大のサイズに戻すことが可能になる。

図面の簡単な説明

0019

本発明の第1の実施形態に係る印刷装置の一構成例を示すブロック図である。
図1の印刷装置における操作部の一例を示す外観図である。
図1の印刷装置における印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。
図1の印刷装置の操作部で表示させるコピーモード時のUI画像の一例を示す図である。
図4AのUI画像において倍率ボタンタッチした場合に表示されるUI画像の一例を示す図である。
コピーの対象となる原稿の一例を示す図である。
図1の印刷装置で図5Aの原稿を縮小コピーした際の印刷用紙の一例を示す図である。
図1の印刷装置における印刷処理の他の例を説明するためのフロー図である。
図1の印刷装置の操作部で表示させるドキュメントファイリングモード時のUI画像の一例を示す図である。
図7AのUI画像において標準フォルダタンをタッチした場合に表示されるUI画像の一例を示す図である。
図6の印刷処理において印刷対象画像に原稿サイズが規定されていない場合に表示させるUI画像の一例を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る印刷装置の一構成例を示すブロック図である。
図9の印刷装置における印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。
本発明の第3の実施形態に係る印刷装置で図5Bの原稿をさらに縮小コピーした際の印刷用紙の一例を示す図である。
本発明の第4の実施形態に係る印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。
図12の印刷処理においてPC側で表示させるUI画像の一例を示す図である。

実施例

0020

本発明に係る印刷装置は、画像処理部及び印刷部を備える。本発明に係る印刷装置としては、複合機MFP)、単機能プリンタ機器、単機能のコピー機などが挙げられる。また、本発明に係る印刷方法としては、このような印刷装置での印刷方法、並びにコンピュータからの印刷方法が挙げられる。以下、本発明の様々な実施形態について、図面を参照しながら説明する。

0021

(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1図8を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る印刷装置の一構成例を示すブロック図で、図2は、図1の印刷装置における操作部の一例を示す外観図である。

0022

本実施形態に係る印刷装置1は、その全体を制御する制御部10を備えると共に、画像処理部11、印刷部12、操作部13、原稿読取部14、通信部15、及び外部メモリ接続部16を備える。

0023

制御部10は、プログラム保存領域に印刷装置1の全体を制御するための制御プログラムファームウェア)を格納し、その制御プログラムを動作させることで各種制御を行う。例えば制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラムや各種設定内容を記憶した記憶装置などの制御デバイスで構成することができ、集積回路ICチップセットとして搭載することもできる。この記憶装置としては、フラッシュROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、HDD(Hard Disk Drive)等が挙げられ、画像を保存するためのHDD等の記憶部(図示せず)を利用することもできる。

0024

画像処理部11は、印刷対象画像に画像処理を施す部位である。この画像処理には、後述する本発明に係る倍率情報合成処理が含まれるほか、画像処理部11に入力される印刷対象画像が印刷部12で印刷可能な形式でない場合にその形式に変換する処理も含まれる。画像処理部11自体も、制御部10と同様にファームウェアにより動作させる制御デバイスで構成することができ、集積回路/ICチップセットとして搭載することもできる。また、画像処理部11は、ASIC(Application Specific IntegratedCircuit)として印刷装置1に搭載することができる。

0025

印刷部12は、画像処理部11から画像(画像処理を施した後の画像)を入力し、その画像を印刷用紙等に印刷する部位で、電子写真方式インクジェット方式など印字方式は問わない。

0026

操作部13は、ユーザからの操作入力受け付けるための部位で、図2で例示するようにキー操作部13a及びタッチパネル部13bを有する。ユーザは、操作部13から、印刷装置1を使用する際に設定値等を入力したり、処理を実行させたりすることが可能となっている。

0027

キー操作部13aは、ユーザ操作を受け付けるためのハードウェアキーであり、図2では、電源キー節電キー、及びホーム画面への移行キーを設けた例を挙げているが、これに限らず、コピー開始のためのスタートキー数字を入力するための数字キー群など他のキーを設けてもよい。

0028

タッチパネル部13bは、液晶ディスプレイ有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等の表示部と、ユーザによるその表示部の表示領域上でのタッチ操作を検出するタッチセンサ部とで構成される。タッチセンサ部として設けるセンサとしては、例えば静電容量方式のセンサや抵抗膜方式のセンサなどが挙げられる。

0029

この表示部にはUI(User Interface)画像が表示され、表示されたUI画像に対してタッチセンサ部でタッチが検出された場合、そのタッチ位置に対応するUI画像内の画像が示す処理が実行されると共に、必要に応じてUI画像の遷移がなされる。初期画面に表示させるUI画像としては、例えば図2で示すUI画像20が挙げられる。UI画像20は、印刷装置1がMFPの場合の例であり、コピー機能選択ボタン(コピーモード選択ボタン)21、ドキュメントファイリング機能選択ボタン(ドキュメントファイリングモード選択ボタン)22、スキャン保存機能選択ボタン(スキャン保存モード選択ボタン)23など、印刷装置1に設けられた機能を使用するためのボタンがユーザ選択可能に表示されている。なお、例えばホーム画面への移行キーのように、ハードウェアキーの押下操作によってもUI画像の遷移などが可能に構成することができる。

0030

原稿読取部14は、読取対象となる原稿(用紙)を載置する原稿台の下面に設けられ、原稿台に載置された用紙上の原稿画像を光学的に読み取り、画像処理部11に渡すための部位であり、スキャナ部とも呼ばれる。

0031

また、印刷装置1には、原稿台の上にADF(Auto Document Feeder)を設けることもできる。ADFは、原稿を自動搬送するための装置であり、自動搬送された原稿の画像が原稿読取部14で読み取られることになる。無論、ADFに別途原稿読取部14を設けておいてもよい。ここで、ADFとしては、SPF(Single Pass Feeder)やRSPF(Reverse Pass Feeder)などと呼ばれる装置も含まれるものとする。

0032

通信部15は、外部のPC(Personal Computer)やサーバ装置などと通信するための有線ネットワークインターフェースである。なお、サーバ装置としては、FTP(File Transfer Protocol)やそれから派生したプロトコルを用いたサーバ装置などが挙げられる。印刷装置1は、通信部15でPCから印刷ジョブを受信することや、通信部15を介してサーバ装置にアクセスしてファイルを印刷のために取得することなどが可能となっている。

0033

外部メモリ接続部16は、印刷装置1にUniversal Serial Bus(USB:登録商標、以下同様)メモリ等の外部メモリを接続するための接続インターフェースである。印刷装置1は、外部メモリ接続部16を介して外部メモリに格納されたファイルを印刷のために取得することが可能になっている。

0034

印刷装置1は、このような構成により、原稿読取部14で読み取った原稿の画像を印刷すること、外部から通信部15や外部メモリ接続部16を介して受信した画像を印刷すること、図示しない記憶部に記憶された画像を読み出して印刷することなどが可能となっている。

0035

そして、本実施形態の主たる特徴として、画像処理部11は、印刷部12にて印刷対象画像の変倍印刷を実行する場合、上記画像処理として、印刷対象画像を変倍することで変倍画像を生成すると共に、上記変倍印刷の変倍率を示す倍率情報をその変倍画像に合成し、印刷部12に出力する。つまり、画像処理部11は、画像処理として変倍処理のほかに倍率情報合成処理も行うことが可能に構成されている。印刷部12では、倍率情報が合成された変倍画像を印刷する。

0036

ここで、印刷対象画像としては、上述のように、原稿読取部14で読み取られた原稿画像、通信部15や外部メモリ接続部16を介して受信した画像、図示しない記憶部に記憶された画像などが挙げられる。なお、本実施形態における印刷装置1は、原稿読取部14、通信部15、外部メモリ接続部16、上記記憶部のうち一部又は全部を具備しなくてもよいが、少なくとも印刷対象画像を入手できる経路を有していればよい。この経路は、例えば携帯電話機スマートフォンと呼ばれるものを含む)と近距離無線通信を行う無線通信部を具備するなどによっても確保することができる。

0037

また、変倍印刷としては、拡大印刷であっても縮小印刷であってもよい。また、倍率情報は、変倍画像に合成されて最終的に印刷部12で印刷されることとなるため、変倍率を示す画像(以下、倍率画像と呼ぶ)として合成することができる。

0038

また、倍率情報としては、変倍率の代わりに、その変倍率の逆数を示す情報を採用することもできる。つまり、倍率情報は、どのような倍率で印刷されたのかを示す情報であっても、どのような倍率で印刷すれば原寸大に戻るのかを示す情報であってもよい。

0039

また、倍率情報は、QRコード又はバーコードとして印刷されることが好ましい。倍率情報として汎用的なコードを用いることで、本実施形態のような倍率情報合成処理を変倍印刷時に行う汎用処理として世間に浸透させていくことが容易になる。

0040

QRコードやバーコード以外にも、印刷する倍率情報としては、例えば文字情報(例えば“0.7倍(又は70%)に縮小印刷”、“0.7倍(又は70%)で縮小印刷済み”など)を採用することができる。また、例えば文字情報と同時に、QRコード又はバーコードを印刷するようにしてもよい。また、文字情報を合成する場合、その変倍率がユーザに判読できる文字列に限らず、QRコードやバーコード等と同様に読み取り時に復号が必要となるような文字列を合成することもできる。また、倍率情報は、黄色等の見えにくい色で印刷するようにしてもよい。

0041

また、倍率情報の合成位置は、例えば印刷用紙の余白領域の予め定めた位置とするか、若しくは片面印刷時に限るが印刷用紙の裏面の任意の位置又は裏面の予め定めた位置とすることが望ましい。これにより、変倍画像に倍率情報が重なって印字されることを防ぐことができ、印刷対象画像を見えなくすることがないだけでなく、後述する倍率情報検出処理において誤検出を防ぐことができる。特に、倍率情報として文字情報を印刷する場合、印刷対象画像に含まれる文字群との区別をつけることができるため、倍率情報検出処理における誤認識を防ぐことができる。

0042

以上、本実施形態によれば、変倍印刷された印刷物の複製物を作成するに際し、倍率情報が付加されて印刷されており、この倍率情報は二次的なコピーを行うときに印刷装置にて自動的に読み取らせることが可能であるため、容易にその変倍印刷前の原寸大に戻すことが可能になる。ここで、変倍印刷として拡大印刷がなされた場合には、その際に合成された倍率情報により縮小して原寸大に戻すことができる。一方で、変倍印刷として縮小印刷がなされた場合には、その際に合成された倍率情報により拡大して原寸大に戻すことができる。

0043

次に、図3図5Bを参照しながら、原稿読取部14からの出力を印刷対象画像とする場合(つまり、原稿を変倍コピーする場合)を例に挙げ、本実施形態に係る倍率情報合成処理を含む印刷処理の具体例について説明する。ここでは、倍率情報としてQRコードを合成する例を挙げるが、他の種類の倍率情報であっても同様である。

0044

図3は、図1の印刷装置における印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。また、図4Aは、図1の印刷装置の操作部で表示させるコピーモード時のUI画像の一例を示す図で、図4Bは、図4AのUI画像において倍率ボタンをタッチした場合に表示されるUI画像の一例を示す図である。また、図5Aは、コピーの対象となる原稿の一例を示す図で、図5Bは、図1の印刷装置で図5Aの原稿を縮小コピーした際の印刷用紙の一例を示す図である。

0045

ユーザは、コピーを行う場合、まず図2のUI画像20のコピー機能選択ボタン21をタッチする。そのタッチにより、図4Aで例示したようなコピーモード用のUI画像40が表示される。UI画像40には、設定ボタン群41のほか、印刷部数を入力するための部数入力欄42、各種動作を指定するための複数のボタンでなる動作指定ボタン群43、印刷前のプレビュー画像を表示させるためのプレビュー表示ボタン44、全ての設定をリセットするためのリセットボタン45、白黒コピースタートさせるための白黒スタートボタン46、及びカラーコピーをスタートさせるためのカラースタートボタン47などが表示されている。

0046

設定ボタン群41には、原稿のサイズや種類に関する設定を行うための原稿設定ボタン41a、コピーの倍率を設定するための倍率設定ボタン41b、及び用紙のサイズや種類に関する設定を行うための用紙設定ボタン41cなどが含まれている。

0047

本実施形態でのようにコピー時に変倍処理を行う場合、例えばユーザは倍率設定ボタン41bをタッチする。タッチパネル部13bは、そのタッチを受けて、図4Bで例示するような倍率設定用のUI画像46を、UI画像40の代わりに又はUI画像40に重ねたポップアップ画像として表示させる。

0048

UI画像46には、縦横同じ倍率で印刷する際の倍率(基本倍率と呼ぶ)を設定するための基本倍率タブ46aが表示されている。UI画像46の表示開始時、若しくは他の状態からユーザが基本倍率タブ46aをタッチした時、基本倍率の設定が可能になる。基本倍率タブ46aには、変倍率を規定の値で縮小する際に選択するためのボタン群46eと、変倍率を規定の値で拡大する際に選択するためのボタン群46gと、100%にする(つまり非変倍にする)ための100%ボタンとが表示されている。また、基本倍率タブ46aには、変倍率表示欄46hと、変倍率表示欄46hに表示された変倍率から縮小/拡大方向ズームすると共に変倍率表示欄46hに表示する変倍率を変更するための−/+ボタンでなるズームボタン46iとが表示されている。ユーザはこれらのボタンにより基本倍率の設定を行う。

0049

さらにUI画像46には、縦横で別々の倍率で印刷する際の倍率(縦横独立倍率と呼ぶ)を設定するためのたてよこ独立倍率タブ46b、及び、倍率を自動的に選択するための倍率自動選択ボタン46cが表示されている。

0050

倍率自動選択ボタン46cがタッチされて後述のOKボタン46dがタッチされた場合、原稿読取部14で読み取られた原稿画像のサイズ、若しくは原稿設定ボタン41aのタッチによって表示された設定用UI画像でユーザに設定された原稿画像サイズと、印刷用紙サイズとに基づき、変倍率が決定される。ここで、印刷用紙サイズは、用紙設定ボタン41cのタッチによって表示された設定用UI画像から、ユーザによって設定された印刷用紙のサイズである。倍率自動選択ボタン46cがタッチされた場合、倍率を自動的に選択する設定とするが、この設定では基本的に縦横同じ倍率を前提として自動設定されるものとする。

0051

さらにUI画像46には、タッチ時の設定内容で制御部10内のメモリ等に保存し、UI画像46を閉じて設定を完了させるためのOKボタン46dも表示されている。ユーザが基本倍率タブ46a、たてよこ独立倍率タブ46b、及び倍率自動選択ボタン46cのいずれかから変倍率を設定し、OKボタン46dをタッチすることで、制御部10にその設定内容が伝えられ、UI画像46が閉じられてUI画像40に戻る。

0052

そして、本実施形態では、基本倍率タブ46aに倍率情報の印刷の有無を選択するチェックボックス46jが設けられている。ユーザがこのチェックボックス46jをタッチしてチェックを入れた状態で設定を完了させると、印刷実行時に倍率情報が印刷されることになる。無論、倍率情報の印刷の有無は、縦横独立倍率設定時や倍率自動選択時にもユーザ選択可能にしておくことが好ましい。

0053

図4Bで例示したように、印刷装置1は、倍率情報を印刷するか否かをユーザ操作に基づき設定する設定部を備えることが好ましい。この設定部は、図1では操作部13及び制御部10で例示したものであり、制御部10内にその設定内容を記憶し、実行時に参照すればよい。また、この設定部での設定は、倍率情報を印刷するモードと印刷しないモードのうちいずれか1つを選ぶようなユーザ操作に基づいて実行するようにしてもよい。例えば、コピー機能選択ボタン21と共に、倍率情報を印刷してコピーを実行するための倍率情報付きコピー機能選択ボタンをUI画像20に表示させておけばよい。

0054

さらに、上記設定部では、倍率情報を印刷する場合でも、QRコードを印刷するのか、バーコードを印刷するのか、文字情報を印刷するのか、などの倍率情報の種類もユーザ設定可能にしておいてもよい。その他、上記設定部では、倍率情報の色や位置もユーザ設定可能にしておいてもよい。

0055

このようにして倍率設定操作等が完了してUI画像40に戻った後、ユーザが白黒スタートボタン46又はカラースタートボタン47のタッチを行うことで、コピー開始操作が制御部10に伝えられる。原稿は、倍率設定操作等を行う前に(若しくは倍率設定操作等を行った後に)原稿台又はADFに載置しておけばよい。本処理例では、衣服の型紙52が描かれた原稿51をコピー対象として説明する。

0056

制御部10は、コピー開始操作を受けると、図3で例示する処理手順により各部を制御して印刷を実行させる。まず、制御部10の制御に従い、原稿読取部14が、印刷対象画像として原稿51に印刷された原稿画像を光学的に読み取る(ステップS1)。

0057

次に、制御部10は、その原稿画像に基準間隔情報を付与する(ステップS2)。ここで、基準間隔情報とは、読み取り対象となった原稿のサイズ(原稿サイズ)を規定するための基準となる情報であり、縦方向、横方向についてそれぞれ1画素当たりの間隔(距離)を示す情報である。例えば、UI画像40における原稿設定ボタン41aで設定された内容に従い、若しくは原稿サイズを自動判別した結果に従い、付与される。印刷対象画像が本処理例でのように原稿読取部14で読み取った印刷対象画像である場合、基本的に縦方向と横方向とで同じ間隔をもち、この基準間隔情報は例えば400dpiなどと表される、原稿読取部14での読取解像度同義となる。

0058

制御部10は、倍率自動選択ボタン46cが選択されているか否か、すなわち変倍率が自動設定となっているか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3でYESの場合、制御部10は、タッチパネル部13bに指示し、ユーザに印刷用紙サイズの選択を促すUI画像(用紙設定ボタン41cのタッチにより表示させるUI画像)を表示させ、ユーザに選択させる(ステップS4)。無論、印刷用紙サイズはコピー開始操作前に予め設定しておくこともでき、その場合、ステップS4ではその設定内容を読み出せばよい。

0059

次いで、制御部10は、基準間隔情報と印刷用紙サイズから変倍率を演算し(ステップS5)、画像処理部11に指示して原稿画像をその変倍率で変倍(拡大/縮小)させた変倍画像を生成させる(ステップS6)と共にその変倍率に基づき倍率情報(QRコードで例示)を読み出すか新たに生成させ(ステップS7)、そのQRコードを変倍画像に合成させる(ステップS8)。なお、ステップS6の処理とステップS7の処理の順序は問わない。また、ステップS6の変倍処理の前にステップS7,S8により倍率情報を合成し、その後、変倍処理を実行することもできる。但し、その場合にはその変倍処理も加味した大きさで倍率情報を合成しておく必要がある。

0060

また、合成後の変倍画像は制御部10からの指示により画像処理部11から印刷部12に伝送される。最後に、制御部10は、印刷部12に指示してその合成後の変倍画像を印刷させ(ステップS9)、処理を終了する。

0061

これにより、図5Aの原稿51を例えば70%でコピーした場合には、図5Bで示す印刷物(複製物)53が出力されることになる。印刷物53には、型紙52が70%に縮小された縮小画像54と共にQRコード55が印刷されている。このような印刷処理により、例えば書籍に掲載された衣服の型紙を使用するために原寸大としてコピーしたい場合など、型紙と併せて印刷されている倍率情報(つまり縮尺率情報)を含んだQRコードがあれば、そのQRコードに基づき適切な倍率を自動的に判断して印刷することで、ユーザが倍率を指定しなくても原寸大の型紙が印刷できるようになる。

0062

一方、ステップS3でNOの場合、制御部10は、基本倍率タブ46aから予め設定された変倍率を読み出す(ステップS10)。なお、ユーザによって予め設定されていない場合には、この時点でユーザに変倍率の入力を促すUI画像(図4BのUI画像46のような画像)を表示させ、設定させればよい。

0063

ステップS10に続き、制御部10は、印刷用紙サイズが自動設定となっているか否かを判定する(ステップS11)。この自動設定は、例えば用紙設定ボタン41cのタッチによって表示された設定用UI画像からユーザ操作により設定可能となっている。ステップS11でNOの場合、制御部10は、ステップS4と同様に印刷用紙サイズを選択し(ステップS12)、ステップS6へ進む。ステップS11でYESの場合には、そのままステップS6へ進む。

0064

ステップS6以降の処理については上述した通りであり、同様に例えば印刷物53のようなQRコード55入りの印刷物を出力することができる。
また、ステップS3の直前、ステップS6の直後、ステップS8の直後などに通常のプレビュー画像を表示させてユーザが設定変更を行えるようにしてもよい。

0065

また、本処理例のようにQRコードを付加して原稿をコピーして印刷物53を生成した場合において、具体的にどのように原寸大に戻すかの処理については、第2、第3の実施形態として後述する。

0066

また、印刷用紙サイズが手動で設定される場合、倍率自動設定時、倍率手動設定時のいずれにおいても、所謂「ポスター印刷」を実行するような印刷用紙サイズを選択可能としておいてもよい。ここで、ポスター印刷とは、複数枚の印刷用紙に分割して1つの原稿画像を印刷する印刷を指す。ポスター印刷時にQRコード等の倍率情報を印刷させる場合には、全ての印刷物に倍率情報を印刷しておき、その倍率情報に、印刷物のそれぞれの配置順を示す枝番など、複数枚の印刷物を並べる際の配置を示す情報(換言すれば、原寸大に戻す際にどの印刷物から読み込んだ画像をどのように配置させて原寸大の画像を組み立てるかを示す情報)を含めておけばよい。

0067

逆に、倍率情報印刷時にはポスター印刷を禁止することもでき、その場合、ポスター印刷が必要なような印刷用紙サイズを選択できないようにすると共に、倍率手動設定時には例えば「これ以上の変倍率にするのであれば1枚の印刷用紙に収まり切れません。1枚に収まるような印刷用紙のサイズに設定してください。」などとメッセージを出せばよい。

0068

次に、図6図8を併せて参照しながら、通信部15や外部メモリ接続部16を介して外部から受信した又は内部保存された印刷対象画像(印刷対象ファイル)を変倍印刷する場合を例に挙げ、本実施形態に係る倍率情報合成処理を含む印刷処理の他の具体例について説明する。ここでも、倍率情報としてQRコードを合成する例を挙げるが、他の種類の倍率情報であっても同様である。

0069

図6は、図1の印刷装置における印刷処理の他の例を説明するためのフロー図である。また、図7Aは、図1の印刷装置の操作部で表示させるドキュメントファイリングモード時のUI画像の一例を示す図で、図7Bは、図7AのUI画像において標準フォルダボタンをタッチした場合に表示されるUI画像の一例を示す図である。また、図8は、図6の印刷処理において印刷対象画像に原稿サイズが規定されていない場合に表示させるUI画像の一例を示す図である。

0070

ユーザは、既存の印刷対象画像を印刷させる場合、例えば、まず図2のUI画像20のドキュメントファイリング機能選択ボタン22をタッチする。そのタッチにより、図7Aで例示したようなドキュメントファイリングモード用のUI画像70が表示される。UI画像70には、標準フォルダ選択ボタン71を含むフォルダ選択ボタン群のほか、各種動作を指定するための複数のボタンでなる動作指定ボタン群72などが表示されている。

0071

この例では、動作指定ボタン群72は、本体HDDにスキャン画像を保存するためのボタン72a、USBメモリ等の外部メモリにスキャン画像を保存するためのボタン72b、USBメモリからファイルを選択して印刷するためのボタン72c、及びPCやサーバ上の共有フォルダからファイルを選択して印刷するためのボタン72dを含む。なお、ボタン72a,72bはHDDやUSBメモリにスキャン画像を取り込む処理を行うためのものであり、この処理によって取り込んだ画像も本処理例における印刷対象画像とすることができる。

0072

以下、本体HDD内の標準フォルダ内のファイルを印刷する場合を例にして説明するが、USBメモリやサーバ内のファイルでも印刷装置1からの取得先が異なるだけで基本的な処理は同様である。なお、通信部15を介してPCから印刷ジョブを受信して印刷する場合については、処理が異なるため、第4の実施形態として後述する。

0073

まず、ユーザはUI画像70から標準フォルダ選択ボタン71をタッチし、図7Bで例示するUI画像73を表示させる。UI画像73には、ファイル「aample_16P」を含む上記標準フォルダ内のファイルの一覧と共に、各種動作を指定するための複数のボタンでなる動作指定ボタン群75、選択されたファイルの一括印刷を実行するための一括印刷ボタン76、選択されたファイルを削除するための削除ボタン77、白黒で印刷する場合に選択するチェックボックス78、及び印刷を実行するための印刷ボタン79などが表示されている。

0074

この例では、動作指定ボタン群75は、設定を変更して選択されたファイルを印刷するためのボタン75a、選択されたファイルを外部に送信するためのボタン75b、選択されたファイルの格納場所を移動するためのボタン75c、及び選択されたファイルの画像(プレビュー画像とは印刷設定が反映されていない点で基本的に異なるが同じとなるケースも存在する)を確認するためのボタン75dを含む。さらに、動作指定ボタン群75は、選択されたファイルの詳細情報(所謂、プロパティ)を見るためのボタン75eや印刷後にそのファイルのデータを削除するためのチェックボックス75fなども含む。

0075

次いで、ユーザはUI画像73から例えばファイル「aample_16P」の左にあるチェックボックス74を選択する。これにより、印刷対象ファイルを選択できる。このようにして印刷対象ファイルの選択等が完了した後、ユーザが印刷ボタン79(又は一括印刷ボタン76)のタッチを行うことで、印刷開始操作が制御部10に伝えられる。

0076

制御部10は、印刷開始操作を受けると、図6で例示する処理手順により各部を制御して印刷を実行させる。まず、制御部10の制御に従い、画像処理部11に印刷対象画像としてファイル「aample_16P」を取得させる(ステップS31)。

0077

次に、制御部10は、そのファイルが基準間隔情報を含んでいるか否かを判定する(ステップS32)。例えば、写真ファイルなどは縦横のピクセル数の情報はもつものの、原稿サイズを規定するこの基準間隔情報はもっていないことが多い。また、Microsoft(登録商標) Excelなども基準間隔情報はもっていない。

0078

基準間隔情報をもっている場合(ステップS32でYESの場合)、制御部10は、ステップS35に進み、図3のステップS3〜S12と同様の処理を実行する(ステップS35〜S44)。なお、ステップS35〜S44の説明は、ステップS3〜S12の説明における「コピー」を「印刷」と読み替えれば済む。また、ステップS35の直前、ステップS38の直後、ステップS40の直後などに後述するモノさし画像82や変倍ボタン83,84などを含まない通常のプレビュー画像を表示させてユーザが設定変更を行えるようにしてもよい。

0079

これにより、プレビュー画像81でプレビュー表示させたファイル「aample_16P」の画像がそのファイルに含まれる基準間隔情報(原稿サイズ)の画像からステップS37又はステップS42で決定された変倍率で変倍された変倍画像が生成されると共に、さらにその変倍率を示すQRコード等の倍率情報が合成され、印刷物が出力されることになる。

0080

一方、基準間隔情報をもっていない場合(ステップS32でNOの場合)、制御部10は、タッチパネル部13bに指示し、図8で例示するUI画像80のようにプレビュー画像81を表示させる(ステップS33)。このUI画像80には、原稿サイズをユーザに指定させるために、図4Bのチェックボックス46jと同様の倍率情報印刷の有無を指定するためのチェックボックス89が表示されている。

0081

また、UI画像80には、プレビュー画像81の近隣に若しくはプレビュー画像81に重ねた位置に、スケールを示すモノさし画像82を含むと共に、モノさし自体を変倍させるための変倍ボタン83、原稿画像自体を変倍させるための変倍ボタン84、プレビュー画像81の表示を右又は左に90度回転させて表示させるための回転表示ボタン85、1ページ表示サムネイル表示立体表示かを切り替えるための表示切替ボタン86、白黒印刷をスタートさせるための白黒スタートボタン87、及びカラー印刷をスタートさせるためのカラースタートボタン88などが表示されている。変倍ボタン83,84はいずれも、縮小させるための−ボタンと拡大させるための+ボタンを有している。

0082

ステップS33に続き、ユーザはプレビュー画像81又はモノさし画像82を、それぞれ変倍ボタン84又は変倍ボタン83の+/−ボタンをタッチしながら、プレビュー画像81とモノさし画像82との比率を変更することで原稿サイズ(基準となる2点の間隔)を決定する。制御部10は、その変更の結果を入力することで原稿サイズを規定する(ステップS34)。この原稿サイズが上述した基準間隔情報(例えば400dpiなど)として採用される。なお、ユーザは、変倍ボタン83及び変倍ボタン84の一方ではなく双方を操作しながら比率を決めることもできる。無論、変倍ボタン83,84の一方を設けなくても比率を変更して原稿サイズを決定することはできる。

0083

また、モノさし画像82の代わりに、予め定めた印刷用紙サイズに対応する枠をプレビュー画像81に重ねて表示させてもよい。その時点で印刷用紙サイズが選択されていた場合には、その枠はその選択された印刷用紙サイズに対応するサイズとすることが好ましい。このような枠も変倍ボタン83のような+/−ボタンによりそのサイズを変更できるようにしておけば、モノさし画像82を表示させる場合と同様に比率を変更して原稿サイズを決定することができる。

0084

制御部10は、このようにして基準間隔情報を得た後、白黒スタートボタン87又はカラースタートボタン88のタッチを待ち、タッチがなされた段階で、ステップS35へ進み、図3のステップS3〜S12と同様の処理を実行する(ステップS35〜S44)。また、ステップS38の直後、ステップS40の直後などにモノさし画像82や変倍ボタン83,84などを含まない通常のプレビュー画像を表示させてユーザが設定変更を行えるようにしてもよい。

0085

これにより、プレビュー画像81でプレビュー表示させたファイル「aample_16P」の画像が、UI画像80においてモノさし画像82との比率で示した原稿サイズの画像からステップS37又はステップS42で決定された変倍率で変倍された変倍画像が生成されると共に、さらにその変倍率を示すQRコード等の倍率情報が合成され、印刷物が出力されることになる。

0086

また、図6の処理例は、原稿読取に関する処理を含まないため、印刷機能のみ有するプリンタ機器でも処理可能である。なお、本処理例で生成した印刷物を生成した場合において、具体的にどのように原寸大に戻すかの処理については、第2、第3の実施形態として後述する。

0087

(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図9及び図10を参照しながら説明する。図9は、本実施形態に係る印刷装置の一構成例を示すブロック図で、図10は、図9の印刷装置における印刷処理の一例を説明するためのフロー図である。本実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明するが、第1の実施形態で説明した様々な応用例も同様に適用できる。但し、本実施形態に係る印刷装置では、原稿読取部は必須となる。

0088

本実施形態に係る印刷装置1aは、第1の実施形態に係る印刷装置1において、生成した印刷物を原寸大に戻すことを可能に構成したものである。但し、その印刷物の生成を行う印刷装置と、原寸大に戻す処理を行う印刷装置とは、無論のこと異なる場所に設置されたものであってもよい。

0089

図9に示すように、本実施形態における印刷装置1aは、画像処理部11、印刷部12、及び原稿読取部14を備えると共に、情報抽出部10aを備えるものとする。原稿読取部14は、図1で説明した通り、原稿に印刷された原稿画像を光学的に読み取る。但し、本実施形態では上記原稿として倍率情報合成済みの印刷物を読み取り対象とする。

0090

情報抽出部10aは、原稿読取部14で読み取った原稿画像から倍率情報を抽出する部位であり、この例では制御部10に含まれる。但し、情報抽出部10aは、例えば画像処理部11の内部に設けることもできる。

0091

本実施形態における画像処理部11は、情報抽出部10aで倍率情報が抽出された場合、画像処理として、抽出された倍率情報に基づき、倍率情報を合成して印刷した際に元となった原稿(元原稿と呼ぶ)の原寸大のサイズ(変倍前のサイズ)になるように(戻すように)原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成し、印刷部に出力する。

0092

実際には、原寸大画像を生成する際の変倍率は、制御部10が情報抽出部10aで抽出した倍率情報に基づき、例えばその倍率情報に変倍率が含まれていればその変倍率の逆数を算出することで、或いは元々逆数が含まれていればその逆数を読み出すことで決定すればよい。このように、印刷装置1は、読み取った画像から原寸大のサイズを判定することが可能となっており、画像判定部を有するとも言える。

0093

また、上記原寸大画像は、画像処理部11により倍率情報が消去された画像であること、つまり、画像処理部11は倍率情報を消去して上記原寸大画像を生成することが好ましい。ここで、画像処理部11は、原稿読取部14で読み取った原稿画像から倍率情報を消去してから変倍処理を施して原寸大画像としてもよいし、原稿読取部14で読み取った原稿画像を変倍してから倍率情報の部分を消去して原寸大画像としてもよい。

0094

以上、本実施形態によれば、変倍印刷された印刷物の複製物を作成するに際し、合成印刷された倍率情報を解釈してその倍率情報に基づき自動的に変倍処理が実行されるため、容易にその変倍印刷前の原寸大に戻すことが可能になる。例えば、本に印刷された衣服の型紙から実際に使用する型紙を作成する場合などに、有益に利用できる。

0095

次に、図10を参照しながら、変倍印刷された印刷物(図5Bの印刷物53で例示)から原寸大に戻してコピーする場合を例に挙げ、本実施形態に係る印刷処理の具体例について説明する。ここでは、印刷物53として、QRコードが合成されている例を挙げるが、他の種類の倍率情報であっても同様である。

0096

ユーザは、印刷物53のコピーを行う場合、まず図2のUI画像20のコピー機能選択ボタン21をタッチし、図4Aで例示したようなコピーモード用のUI画像40が表示させる。その後、ユーザは白黒スタートボタン46又はカラースタートボタン47をタッチすることで、コピー開始操作が制御部10に伝えられる。原稿となる印刷物53はそのタッチの前に原稿台又はADFに載置しておけばよい。

0097

制御部10は、図10で例示する処理手順により各部を制御して印刷を実行させる。まず、制御部10は、コピー開始操作を受けたか否かを判定し(ステップS51)、YESとなった時点で、原稿読取部14に指示して、印刷物53の原稿画像を光学的に読み取る(ステップS52)。

0098

次いで、制御部10の情報抽出部10aは、原稿読取部14で読み取ったその原稿画像からQRコードの抽出処理検索処理)を実行し、QRコードが検出できたか否かを判定する(ステップS53)。ステップS53でNOの場合、通常通りの印刷処理を実行し(ステップS57)、処理を終了する。

0099

ステップS53でYESの場合、制御部10は、原稿読取部14に指示してその原稿画像を画像処理部11に伝送させると共に、画像処理部11にQRコードを渡すか若しくは原稿画像におけるQRコードの位置を渡し、画像処理部11に指示して原稿画像よりQRコードを除去させる(ステップS54)。

0100

次いで、情報抽出部10aは、QRコードを復号し、その復号結果が示す変倍率又は変倍率の逆数に基づき、今回のコピー時の変倍率を設定する(ステップS56)。印刷物53の場合、原稿51から0.7倍(70%)に縮小されたものであるため、ステップS56では、1.41倍(141%)に拡大することが設定される。

0101

ステップS56に続き、制御部10は、画像処理部11に指示して除去後の原稿画像を印刷部12に伝送させると共に、印刷部12に指示してその除去後の原稿画像を印刷させ(ステップS57)、処理を終了する。ステップS57においては、基本的に原寸大画像を印刷可能な印刷用紙サイズが自動的に決定され、そのサイズの印刷用紙が自動的に選択される。但し、元の型紙52が原寸大となっていればよく、余白を残した上で原寸大画像の印刷物を出力したい場合もあるため、印刷用紙は、ユーザ選択可能にしておいてもよい。

0102

また、図10において、ステップS54の処理とステップS55,S56の処理との順序は問わない。また、ステップS57での印刷用の原寸大画像の生成に関し、上述したようにQRコードの除去は変倍処理前でも変倍処理後でもよい。
また、ステップS57の直前などに通常のプレビュー画像を表示させてユーザが設定変更を行えるようにしてもよい。

0103

以上の処理により、図5Aで示したような衣服の型紙52が描かれた原稿51が印刷物として出力される。印刷装置1aがQRコードを検出し、復号することで原寸大にするために必要な倍率情報をユーザが意識しなくてよくなる。なお、ステップS53でNOの場合について説明した通り、倍率情報が抽出されなかった場合には、通常のコピー処理を実行すればよい。

0104

本処理例では、QRコード等の変倍情報が存在した場合に無条件に原寸大画像を生成することを前提として説明した。但し、例えば、UI画像40又はUI画像46において原寸大コピーを行うためのチェックボックスを表示しておき、そのチェックボックスにチェックが入った場合にのみ原寸大印刷を実行してもよい。

0105

つまり、印刷装置1aは、倍率情報に基づき原寸大印刷を実行するか通常印刷を実行するかをユーザ操作に基づき設定する他の設定部を備えることが好ましい。この設定部は、図1では操作部13及び制御部10で例示したものであり、制御部10内にその設定内容を記憶し、実行時に参照すればよい。また、上記他の設定部での設定は、原寸大印刷を実行するモードと通常印刷を実行するモードのうちいずれか1つを選ぶようなユーザ操作に基づいて実行するようにしてもよい。例えば、UI画像20においてコピー機能選択ボタン21と共に、原寸大での印刷を実行するための原寸大コピー機能選択ボタンを別途設けておき、それを選択した場合にのみ原寸大印刷を実行してもよい。

0106

(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図11を参照しながら説明する。図11は、本実施形態に係る印刷装置で図5Bの原稿(印刷物53)をさらに縮小(例として、0.86倍に縮小)コピーした際の印刷用紙の一例を示す図である。本実施形態について、第2の実施形態との相違点を中心に説明するが、第2の実施形態で説明した様々な応用例も同様に適用できる。

0107

本実施形態では、図5Bの印刷物53がさらに変倍コピーされた場合に原寸大に戻す処理について説明する。印刷装置1aにおいて、印刷物53がさらに変倍コピーされる場合には、図10のステップS52と同様に原稿画像を読み取り、その前後に変倍率をユーザが設定することになる。印刷装置1aは、その設定された変倍率に基づき、QRコードを除去せずに残したまま(QRコードの抽出処理自体も不要)、変倍印刷を実行する。

0108

これにより、図5Bの印刷物53を例えば0.86倍に縮小コピーした場合、図11で例示するような印刷物110が出力される。印刷物110には、型紙52が70%に縮小された縮小画像54がさらに86%に縮小された縮小画像111と共に、QRコード55が86%に縮小された縮小QRコード112が印刷されている。

0109

本実施形態に係る印刷装置1aでは、このような印刷物110の原稿画像をステップS52で読み取る。その場合、情報抽出部10aがステップS56の設定処理において、ステップS55で復号された縮小QRコード112についてその変倍度合い(この例では縮小度合い)も考慮する必要がある。

0110

この例では、縮小QRコード112と図1の印刷装置1で印刷する際のQRコードのサイズとを比較し、0.86倍に縮小されていることを検出し、縮小QRコード112自体が含む情報(0.70倍という情報)と乗算することで、印刷物110が原寸大から0.60倍されたものであることを求める。最終的に、情報抽出部10aは、ステップS56において、原寸大画像となるためには変倍率として1.66倍が必要であることを算出し、変倍率を1.66倍に設定する。

0111

そして、本実施形態に係る画像処理部11は、情報抽出部10aで倍率情報が抽出された場合、画像処理として、倍率情報及び所定サイズに基づき、倍率情報を合成して印刷した際に元となった元原稿の原寸大のサイズになるように原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成し、印刷部12に出力する。このような処理により、図11の印刷物110から図5Aの原稿51が復元できる。

0112

但し、上述したように、倍率情報は予め規定された所定サイズで印刷されること、つまり画像処理部11は、倍率情報を合成して変倍印刷する場合、倍率情報として予め規定されたサイズの画像を合成することを、前提とする。

0113

また、本実施形態では、倍率情報を地紋などの小さいもので印刷する場合には縮小により潰れてしまってその倍率情報の印刷範囲(サイズ)の判定が困難となる可能性もあるため、QRコードやバーコードなどの矩形領域に描かれる倍率情報の場合に有益となる。

0114

(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について、図12及び図13を参照しながら説明する。図12は、本発明の第4の実施形態に係る印刷処理の一例を説明するためのフロー図で、図13は、図12の印刷処理においてPC側で表示させるUI画像の一例を示す図である。本実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明するが、第1の実施形態で説明した様々な応用例も同様に適用できる。但し、本実施形態では印刷対象画像をファイルとするため、図3の処理例のように原稿読取処理を行う例ではなく図6の処理例のように原稿画像を取得する例が適用できる。

0115

本実施形態に係る印刷装置1は、通信部15を介してコンピュータ(以下、PCで例示)から印刷ジョブを受信して印刷する印刷処理を行う。そのため、PC側には、印刷装置1用のプリンタドライバインストールされているものとする。

0116

このプリンタドライバは、PCに、次の画像処理ステップと印刷指示ステップとを実行させるためのプログラムである。上記画像処理ステップは、印刷対象画像の変倍印刷を実行する場合(実行するに際し)、上記印刷対象画像を変倍することで変倍画像を生成すると共に、上記変倍印刷の変倍率(又は上記変倍率の逆数)を示す倍率情報を上記変倍画像に合成する。上記印刷指示ステップは、上記画像処理ステップで処理後の画像を印刷するように指示する。この指示に従い、印刷装置1は印刷を実行する。但し、この例における印刷装置1では、倍率情報が合成された印刷ジョブを印刷するため、図1で説明したような倍率情報合成処理等の処理は不要であり、一般的な印刷装置で対応することができる。

0117

次に、図12を併せて参照しながら、このような印刷処理について説明する。ここでも、倍率情報としてQRコードを合成する例を挙げるが、他の種類の倍率情報であっても同様である。

0118

ユーザは、PC上で開いた或るアプリケーションのファイルを変倍印刷する場合、そのアプリケーションのUIとして含まれる印刷設定ボタンを選択するなどして、印刷設定処理に進む。この印刷設定処理では、まず、PCに接続された印刷装置(この例ではプリンタAとしている)用のプリンタドライバが、図13のUI画像130のような設定用UI画像をPCの表示部に表示させる。

0119

UI画像130には、選択時の設定内容で保存し、UI画像130を閉じて設定を完了させるためのOKボタン131、原稿の用紙サイズを選択するためのプルダウンメニュー132、ズーム設定領域133、及びポスター印刷する際にチェックするためのチェックボックス134が表示されている。

0120

ズーム設定領域133には、ズームなし(つまり変倍なし)で印刷するためのラジオボタン133a、印刷用紙サイズにフィットするような変倍率で変倍印刷するためのラジオボタン133b、及び任意に変倍率を設定して変倍印刷するためのラジオボタン133cが表示されている。これらのラジオボタン133a〜133cはそのいずれか1つが選択可能になっている。

0121

また、ラジオボタン133bが選択された場合には、プルダウンメニュー132で選択された原稿(この例ではA4原稿)をどのサイズの印刷用紙で印刷させるかを選択するためのプルダウンメニュー133dも表示すればよい。ラジオボタン133cが選択された場合には、例えば任意の変倍率を入力可能な入力欄を表示するか、図4BのようなUI画像をポップアップ画像として表示させるなどすればよい。さらに、ズーム設定領域133には、ラジオボタン133b,133cのいずれかが選択された場合など、変倍処理が実行される場合に倍率情報を印刷するか否かをチェックするためのチェックボックス133eも表示しておく。

0122

ユーザがUI画像130から印刷設定を行い、OKボタン131を選択することで印刷設定が完了する。そして、上記アプリケーションのとして含まれる印刷ボタンを選択するなどして、印刷処理に進む。この印刷処理では、まず上記プリンタドライバが現在開いているファイルを印刷対象ファイルとして指定する(ステップS61)。

0123

次いで、上記プリンタドライバが、図6のステップS32〜S40,S42〜S44と同様の処理を行い、QRコードが合成された変倍画像を生成する(ステップS62〜S70,S72〜S74)。なお、ステップS63のプレビュー画像の表示処理では、図8のUI画像80の中に記載したようなプレビュー画像81、モノさし画像82、変倍ボタン83,84を含むUI画像を、PCの表示画面に表示させればよい。このUI画像には印刷開始ボタンを含めればよく、また、チェックボックス89のような倍率情報の合成の有無をチェックするためのチェックボックスはチェックボックス133eが存在するため設けなくてもよい。

0124

ステップS70の処理後は、上記プリンタドライバがQRコード合成後の変倍画像を印刷するための印刷ジョブを生成して、印刷装置(この例ではプリンタA)に送信する(ステップS71)。これにより、プリンタAからは、ステップS61で指定されたファイルについて、変倍されQRコードが合成された印刷物が出力されることになる。

0125

(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態について、図9を再度参照しながら説明する。本実施形態について、第2の実施形態との相違点を中心に説明するが、第2、第3の実施形態で説明した様々な応用例も同様に適用できる。

0126

本実施形態に係る印刷装置は、第2の実施形態に係る印刷装置1aから第1の実施形態に係る印刷装置1における倍率情報合成処理の機能を除いた装置である。つまり、本実施形態に係る印刷装置1aは、印刷対象画像に画像処理を施す画像処理部11と、画像処理部11から上記画像処理を施した後の画像を入力し印刷する印刷部12と、上記印刷対象画像として、原稿に印刷された原稿画像を光学的に読み取る原稿読取部14と、原稿読取部14で読み取った上記原稿画像から、変倍印刷時の変倍率又は上記変倍率の逆数を示す倍率情報を抽出する情報抽出部10aと、を備えている。

0127

そして、本実施形態における画像処理部11は、情報抽出部10aで上記倍率情報が抽出された場合、上記画像処理として、上記倍率情報に基づき、上記倍率情報を合成して印刷した際に元となった元原稿の原寸大のサイズになるように上記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成し、印刷部12に出力する。

0128

なお、本実施形態に係る印刷装置としては、原稿読取処理が実行可能である必要はあるが、PC等の外部機器からの印刷処理が実行可能である必要はなく(つまり通信部15は具備しなくてもよく)、コピー機能のみ有するコピー機でも適用できる。

0129

(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。第1〜第5の実施形態では、基本的に、変倍印刷として縦横比が固定された変倍率(基本倍率設定又は倍率自動選択)を採用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限ったものではない。

0130

本実施形態では、図4Bにおけるたてよこ独立倍率タブ46bとして簡単に説明したように、縦方向の倍率と横方向の倍率とを縦横比を固定せずに指定して変倍印刷する。

0131

その際、倍率情報を印刷する場合には、倍率情報には変倍印刷時の縦方向と横方向の双方の倍率(若しくは変倍印刷前の原寸大に戻すための倍率)を示す情報を印刷しておけば、二次的なコピーを行った場合でもそれらの倍率に基づき原寸大での印刷が可能となる。すなわち、縦横比を固定しない場合、上述した各実施形態は、縦方向と横方向の双方の倍率を取り扱うように処理を変更しさえすれば同様に適用できる。例えば、基準間隔情報についても、縦方向、横方向のそれぞれに対して基準となる2点間隔を示す情報が含まれていればよく、含まれない場合にはユーザにそれぞれ指定させればよい。

0132

(第7の実施形態)
本発明の第7の実施形態について、再度図1図9を参照しながら説明する。第1〜第6の実施形態では、基本的に、倍率情報合成処理を行う際の印刷対象画像が原寸大であることを前提として説明した。しかし、本発明はこれに限ったものではなく、印刷対象画像は原寸大ではない画像であってもよい。以下、本実施形態について、第1、第4の実施形態や第2、第5の実施形態との相違点を中心に説明するが、それらの実施形態で説明した様々な応用例や他の実施形態で説明した様々な応用例も同様に適用できる。

0133

まず、第1の実施形態に係る印刷装置1や第4の実施形態に係るプリンタドライバでは、印刷対象画像を変倍印刷するに際し、その印刷対象画像の変倍画像に、その印刷対象画像から変倍画像への変倍率(又は変倍率の逆数)を示す情報である倍率情報を合成して出力した例を挙げて説明した。

0134

これに対し、本実施形態に係る印刷装置1における画像処理部11は、印刷部12にて印刷対象画像の印刷を実行する場合、画像処理として、倍率情報を上記印刷対象画像に合成し、印刷部12に出力する。また、本実施形態に係るプリンタドライバにおける画像処理ステップは、印刷対象画像の印刷を実行する場合、倍率情報をその印刷対象画像に合成する。換言すれば、第1、第4の実施形態における倍率情報は、変倍印刷時の変倍率又はその変倍率の逆数を示す情報に限ったが、本実施形態における倍率情報は、原寸大のサイズからの変倍率又はその変倍率の逆数を示す情報であると言える。

0135

一例として、PC上のCAD(computer aided design)アプリケーションにおいて、原寸大の1/2サイズの図面データを作成し、それを印刷装置1で読み出して(或いはPCのプリンタドライバから)そのまま(原寸大の1/2で)印刷する場合について説明する。この場合、原寸大の0.5倍で印刷されていることを示す情報(又は原寸大にする場合には2倍にすることを示す情報)を倍率情報として印刷対象画像に合成すればよい。このようにして出力された印刷物は、原寸大の1/2のサイズであり、原寸大に戻すための倍率情報が合成印刷されていることになる。

0136

また、第2、第5の実施形態に係る印刷装置1aでは、倍率情報から原寸大画像を生成するに際し、倍率情報を合成して印刷した際に元となった元原稿の原寸大のサイズになるように原稿画像を変倍した例を挙げた。

0137

これに対し、本実施形態に係る印刷装置1aにおける画像処理部11は、情報抽出部10aで倍率情報が抽出された場合、画像処理として、その倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成する。

0138

上述したCADアプリケーションの例では、上記印刷物には倍率情報として0.5倍を示す情報(又は2倍を示す情報)が含まれているため、その倍率情報に基づき2倍で印刷して原寸大の複製物を出力させればよい。

0139

以上、本実施形態によれば、印刷物の複製物を作成するに際し、合成印刷された倍率情報を解釈してその倍率情報に基づき自動的に変倍処理が実行されるため、容易に原寸大に戻すことが可能になる。

0140

(その他)
以上、第1〜第3、第5〜第7の実施形態として印刷装置における処理の流れを説明したように、本発明は、印刷装置における印刷方法や、その印刷方法を印刷装置の制御部のコンピュータに実行させるためのプログラムとしての形態も採り得る。

0141

第1、第7の実施形態に係る印刷装置における印刷方法は、次の画像処理ステップ及び印刷ステップを有する。上記画像処理ステップは、印刷対象画像の印刷を実行する場合、印刷装置の画像処理部が、倍率情報を上記印刷対象画像又は上記印刷対象画像の変倍画像に合成するステップである。上記印刷ステップは、印刷装置の印刷部が、上記画像処理ステップで処理後の画像を入力し印刷するステップである。その他の応用例については、第1〜第3、第6、第7の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。なお、第2の実施形態に係る印刷装置における印刷方法は、第1、第7の実施形態に対応する印刷方法に後述する第5の実施形態に対応する印刷方法を組み合わせたものである。

0142

この印刷方法を印刷装置の制御部のコンピュータに実行させるためのプログラム(ファームウェア)は、第4、第7の実施形態で説明したプリンタドライバと同等の処理を印刷装置側だけで行う処理プログラムであると言える。つまり、このプログラムは、上記制御部のコンピュータに、次の画像処理ステップ及び印刷指示ステップを実行させるためのプログラムである。上記画像処理ステップは、印刷対象画像の印刷を実行する場合、倍率情報を上記印刷対象画像又は上記印刷対象画像の変倍画像に合成するステップである。上記印刷指示ステップは、上記画像処理ステップで処理後の画像を印刷するように印刷装置の印刷部に指示するステップである。その他の応用例については、第1〜第3、第6、第7の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。

0143

第5、第7の実施形態に係る印刷装置における印刷方法は、次の原稿読取ステップ、情報抽出ステップ、画像処理ステップ、及び印刷ステップを有する。上記原稿読取ステップは、上記印刷装置の原稿読取部が、原稿に印刷された原稿画像を(印刷対象画像として)光学的に読み取るステップである。情報抽出ステップは、上記印刷装置の情報抽出部が、上記原稿読取ステップで読み取った上記原稿画像から倍率情報を抽出するステップである。上記画像処理ステップは、上記情報抽出ステップで上記倍率情報が抽出された場合、上記印刷装置の画像処理部が、上記倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように上記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成するステップである。上記印刷ステップは、上記印刷装置の印刷部が、上記原寸大画像を入力し印刷するステップである。その他の応用例については、第5〜第7の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。

0144

この印刷方法を印刷装置における制御部のコンピュータに実行させるためのプログラム(ファームウェア)は、上記制御部のコンピュータに、次の読取指示ステップ、情報抽出ステップ、画像処理ステップ、及び印刷指示ステップを実行させるためのプログラムである。上記読取指示ステップは、上記印刷装置の原稿読取部に対し、原稿に印刷された原稿画像を(印刷対象画像として)光学的に読み取るように指示するステップである。上記情報抽出ステップでは、上記読取指示ステップに従って読み取られた上記原稿画像から倍率情報を抽出するステップである。上記画像処理ステップは、上記情報抽出ステップで上記倍率情報が抽出された場合、上記倍率情報に基づき原寸大のサイズになるように上記原稿画像を変倍することで、原寸大画像を生成するステップである。換言すれば、上記画像処理ステップは、原寸大画像を生成するように上記印刷装置の画像処理部に指示するステップである。上記印刷指示ステップは、上記原寸大画像を印刷するように上記印刷装置の印刷部に指示するステップである。その他の応用例については、第5〜第7の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。

0145

また、第4、第7の実施形態としてコンピュータに組み込むプリンタドライバにおける処理の流れを説明したように、本発明は、コンピュータから印刷装置で印刷する印刷方法としての形態も採り得る。

0146

この印刷方法は、次の画像処理ステップ及び印刷ステップを有する。上記画像処理ステップは、印刷対象画像の印刷を実行する場合、コンピュータにおける画像処理部(つまり、プリンタドライバの画像処理プログラム)が、倍率情報を上記印刷対象画像又は上記印刷対象画像の変倍画像に合成するステップである。上記印刷ステップは、印刷装置の印刷部が、上記画像処理ステップで処理後の画像を入力し印刷するステップである。その他の応用例については、第4、第6、第7の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。

0147

また、上述した様々な形態のプログラム(ファームウェア又はプリンタドライバ)をコンピュータにより読み取り可能な記録媒体(非一時的な記録媒体)に記録したプログラム記録媒体としての形態についても容易に理解することができる。このコンピュータとしては、上述したように、汎用のPCに限らず、印刷装置の制御部として機能するマイクロコンピュータプログラム可能な汎用の集積回路/チップセットなど、様々な形態のコンピュータが適用できる。また、このプログラムは、可搬の記録媒体を介して流通させるに限らず、インターネット等のネットワークを介して、また放送波を介して流通させることもできる。ネットワークを介して受信するとは、外部サーバ装置の記憶装置などに記録されたプログラムを受信することを指す。

0148

1,1a…印刷装置、10…制御部、10a…情報抽出部、11…画像処理部、12…印刷部、13…操作部、13a…キー操作部、13b…タッチパネル部、14…原稿読取部、15…通信部、16…外部メモリ接続部。

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