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技術 共鳴音生成装置及び共鳴音生成プログラム

出願人 ヤマハ株式会社
発明者 仲田昌史
出願日 2014年1月31日 (6年11ヶ月経過) 出願番号 2014-016940
公開日 2015年8月6日 (5年4ヶ月経過) 公開番号 2015-143763
状態 特許登録済
技術分野 電気楽器
主要キーワード 非調和性 ユニゾン 共鳴回路 遅延サンプル数 基本テーブル 各共鳴周波数 遅延長 外部インターフェース回路
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

機種の異なる複数のアコスティックピアノ、及び調律に関する設定が異なる複数のアコースティックピアノの共鳴音をより忠実模擬できる共鳴音生成装置を提供する。

解決手段

共鳴音生成装置20は、鍵番号に応じた鍵音高のピアノの演奏音を表す楽音信号を生成する音源を備えた電子楽器に適用される。共鳴音生成装置20は、演奏音に共鳴したピアノの弦の音を模擬した共鳴音を表す楽音信号を生成する複数の共鳴音生成回路30と、共鳴音生成回路30の各共鳴周波数を、鍵番号を含む発音指示情報に従って音源にて生成される演奏音の基本音及び上音周波数に一致させる共鳴回路設定部60と、を備える。

概要

背景

従来から、例えば、下記特許文献1に示されているような共鳴音生成装置は知られている。この共鳴音生成装置は、12個の共鳴音生成回路を有する。各共鳴音生成回路には、各音名(ピッチクラス)が割り当てられている。各共鳴音生成回路は、受信した楽音信号を、割り当てられた音名に応じて設定された遅延時間だけ遅延させる遅延回路と、前記遅延させた楽音信号に所定の係数乗算する乗算回路と、前記乗算結果を音源から新たに受信した楽音信号に加算して、再び遅延回路に入力する加算回路を備える。これにより、共鳴音生成回路は、割り当てられた音名に対応した複数の共鳴周波数を有する。共鳴音生成回路に供給された楽音信号が表す音を構成する周波数成分のうち、共鳴音生成回路の各共鳴周波数とは異なる周波数成分はすぐに減衰するが、各共鳴音生成回路の共鳴周波数に一致する周波数成分は共鳴音として残る。

概要

機種の異なる複数のアコスティックピアノ、及び調律に関する設定が異なる複数のアコースティックピアノの共鳴音をより忠実模擬できる共鳴音生成装置を提供する。共鳴音生成装置20は、鍵番号に応じた鍵音高のピアノの演奏音を表す楽音信号を生成する音源を備えた電子楽器に適用される。共鳴音生成装置20は、演奏音に共鳴したピアノの弦の音を模擬した共鳴音を表す楽音信号を生成する複数の共鳴音生成回路30と、共鳴音生成回路30の各共鳴周波数を、鍵番号を含む発音指示情報に従って音源にて生成される演奏音の基本音及び上音の周波数に一致させる共鳴回路設定部60と、を備える。

目的

本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、機種の異なる複数のアコースティックピアノ、及び調律に関する設定が異なる複数のアコースティックピアノの共鳴音をより忠実に模擬できる共鳴音生成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

鍵番号を含む発音指示信号に従って、前記鍵番号に応じた鍵音高ピアノ演奏音を表す楽音信号を生成する音源を備えた電子楽器に適用される共鳴音生成装置であって、前記鍵番号がそれぞれ割り当てられていて、複数の共鳴周波数を有するようにそれぞれ構成された複数の共鳴音生成手段であって、前記ピアノの演奏音を表す楽音信号をそれぞれ取得し、前記取得した楽音信号が表す前記ピアノの演奏音に共鳴した前記ピアノの弦の音を模擬した共鳴音を表す楽音信号を生成する複数の共鳴音生成手段と、前記共鳴音生成手段の各共鳴周波数を、前記共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にて生成される演奏音の基本音及び上音周波数に一致させる共鳴周波数設定手段と、を備えた、共鳴音生成装置。

請求項2

請求項1に記載の共鳴音生成装置において、前記共鳴音生成手段は、前記取得した楽音信号を保持して遅延させる遅延手段と、前記遅延手段によって遅延された楽音信号の全周波数帯域位相を一様に遅延させて前記保持手段による遅延時間を調整する遅延長調整手段と、前記遅延手段及び前記遅延長調整手段によって遅延された楽音信号の高周波成分よりも低周波成分を長く遅延させる位相特性を備えた1つ又は複数の位相変更手段と、前記1つ又は複数の位相変更手段によって各周波数成分の位相を変更された楽音信号を、前記音源から新たに取得した楽音信号に加算して前記遅延手段に供給する加算手段と、を備え、前記共鳴周波数設定手段は、前記共鳴音生成手段の各共鳴周波数と、前記共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にて生成される演奏音の基本音及び上音の周波数とが一致するように、前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間、前記遅延補正手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を設定する、共鳴音生成装置。

請求項3

請求項2に記載の共鳴音生成装置において、前記遅延手段及び前記遅延長調整手段によって前記楽音信号を遅延させる時間の総計は、整数部及び小数部を含み、前記共鳴周波数設定手段は、前記整数部の値に基づいて前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間を決定するとともに、前記小数部の値に基づいて前記遅延長調整手段の位相特性を設定する、共鳴音生成装置。

請求項4

請求項2又は3に記載の共鳴音生成装置において、模擬するピアノの機種を表す機種情報及び調律に関する設定を表す調律法情報を含む演奏音設定情報に基づいて、前記ピアノの演奏音の鍵音高及び音色を設定可能な電子楽器であって、前記演奏音設定情報を外部に出力可能な電子楽器に適用され、前記共鳴周波数設定手段は、前記演奏音設定情報を取得する演奏音設定情報取得手段と、基準音の音高が所定の音高であり、且つ所定の調律法に従って調律された所定のピアノの機種を模擬する場合における、前記遅延手段及び前記遅延長調整手段によって楽音信号を遅延させる時間の総計を規定するパラメータ、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を規定するパラメータを、前記共鳴音生成手段ごとに規定した基本テーブルと、前記所定の調律法とは異なる調律法に従って調律された前記所定のピアノの機種を模擬する場合に、前記基本テーブルを構成するパラメータに乗算される係数を、前記所定の調律法とは異なる調律法ごとに規定した複数の補正テーブルと、を備え、前記取得した演奏音設定情報に基づいて、前記基本テーブル、及び前記複数の補正テーブルのうちの1つ又は複数の補正テーブルを用いて、前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間、前記遅延長調整手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を、前記共鳴音生成手段ごとに設定する、共鳴音生成装置。

請求項5

請求項4に記載の共鳴音生成装置において、前記複数の補正テーブルのうちの少なくとも1つのテーブルは、音名に対応した12個の係数から構成されている、共鳴音生成装置。

請求項6

請求項2又は3に記載の共鳴音生成装置において、前記共鳴周波数設定手段は、前記音源から各鍵音高のピアノの演奏音を順に取得し、前記各鍵音高のピアノの演奏音の基本音及び上音の周波数を検出する周波数特性検出手段と、各共鳴音生成手段における、前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間、前記遅延長調整手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を、所定の初期値に設定する初期化手段と、各共鳴音生成手段の共鳴周波数を検出する共鳴周波数検出手段と、前記各共鳴音生成手段の共鳴周波数と、前記各共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にてそれぞれ生成された各鍵音高のピアノの演奏音の基本音及び上音の周波数との差が所定の閾値よりも小さくなるまで、前記各共鳴音生成手段における、前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間、前記遅延補正手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を繰り返し更新することにより、前記各共鳴音生成手段の共鳴周波数を最適化する最適化手段と、を備えた、共鳴音生成装置。

請求項7

鍵番号を含む発音指示信号に従って、前記鍵番号に応じた鍵音高のピアノの演奏音を表す楽音信号を生成する音源を備えた電子楽器に適用される共鳴音生成装置が備えるコンピュータを、前記鍵番号がそれぞれ割り当てられていて、複数の共鳴周波数を有するようにそれぞれ構成された複数の共鳴音生成手段であって、前記ピアノの演奏音を表す楽音信号をそれぞれ取得し、前記取得した楽音信号が表す前記ピアノの演奏音に共鳴した前記ピアノの弦を音を模擬した共鳴音を表す楽音信号を生成する複数の共鳴音生成手段と、前記共鳴音生成手段の各共鳴周波数を、前記共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にて生成される演奏音の基本音及び上音の周波数に一致させる共鳴周波数設定手段と、を備えた共鳴音生成装置として機能させるコンピュータプログラム

技術分野

0001

本発明は、電子楽器に適用され、前記電子楽器の音源からピアノの音を表す楽音信号を取得して、前記取得した楽音信号が表す前記ピアノの演奏音共鳴した前記ピアノの弦の音を模擬した共鳴音を表す楽音信号を生成する共鳴音生成装置及び共鳴音生成プログラムに関する。

背景技術

0002

従来から、例えば、下記特許文献1に示されているような共鳴音生成装置は知られている。この共鳴音生成装置は、12個の共鳴音生成回路を有する。各共鳴音生成回路には、各音名(ピッチクラス)が割り当てられている。各共鳴音生成回路は、受信した楽音信号を、割り当てられた音名に応じて設定された遅延時間だけ遅延させる遅延回路と、前記遅延させた楽音信号に所定の係数乗算する乗算回路と、前記乗算結果を音源から新たに受信した楽音信号に加算して、再び遅延回路に入力する加算回路を備える。これにより、共鳴音生成回路は、割り当てられた音名に対応した複数の共鳴周波数を有する。共鳴音生成回路に供給された楽音信号が表す音を構成する周波数成分のうち、共鳴音生成回路の各共鳴周波数とは異なる周波数成分はすぐに減衰するが、各共鳴音生成回路の共鳴周波数に一致する周波数成分は共鳴音として残る。

先行技術

0003

特開昭63−267999号公報

0004

電子楽器の中には、複数機種アコスティックピアノの各演奏音をサンプリングして得られた波形データを保持することで、音色(前記複数機種のうちの1つ)を選択可能に構成されているものがある。ピアノ演奏音上音の周波数は基音の周波数を整数倍した値よりも少し高い。この基音と上音との周波数の関係を非調和性と呼ぶ。その非調和性は弦の材質や太さなどの物理特性によるものであり、機種ごとに異なる。しかし、上記従来の共鳴音生成回路の基音及び上音の周波数は固定されている(調整不能である)。したがって、選択された音色によっては、音源から各共鳴音生成回路に供給されるピアノの演奏音の上音の周波数と、各共鳴音生成回路にて生成される共鳴音の上音の周波数とがずれる。よって、音が濁ってしまったりする。

0005

さらに、一般に、電子楽器は、調律法を選択可能に構成されている。また、ストレッチチューニングを適用するか否かを選択することもできる。また、基準音(A4)の周波数(マスターチューニング)を設定可能である。選択された調律法、設定されたマスターチューニングなどに応じて、音源から共鳴音生成装置に供給されるピアノの演奏音の基音及び上音の周波数が周波数軸上で全体的にシフトされて微調整される。しかし、上記従来の共鳴音生成装置の各共鳴音生成回路の共鳴周波数は固定されている(調整不能である)。また、各共鳴音生成回路の共鳴周波数は、平均律に基づいて設定されている。したがって、平均律とは異なる調律法が選択された場合、マスターチューニングが変更された場合などには、音源から各共鳴音生成回路に供給されるピアノの演奏音の基音及び上音の周波数と、各共鳴音生成回路の共鳴周波数とがずれる。よって、演奏音の上音の周波数とは異なる周波数の上音を有する共鳴音が生じて音が濁ってしまったり、各共鳴音生成回路が共鳴し難くなり、各共鳴音生成回路において共鳴音を表す楽音信号があまり生成されなくなる。つまり、機種の異なる複数のアコースティックピアノ、及び調律に関する設定が異なる複数のアコースティックピアノの共鳴音をあまり忠実に模擬することができない。

0006

本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、機種の異なる複数のアコースティックピアノ、及び調律に関する設定が異なる複数のアコースティックピアノの共鳴音をより忠実に模擬できる共鳴音生成装置を提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。

0007

上記目的を達成するために、本発明の特徴は、鍵番号(n)を含む発音指示信号に従って、前記鍵番号に応じた鍵音高のピアノの演奏音(PS(n))を表す楽音信号を生成する音源(16)を備えた電子楽器(DM)に適用される共鳴音生成装置(20)であって、前記鍵番号がそれぞれ割り当てられていて、複数の共鳴周波数を有するようにそれぞれ構成された複数の共鳴音生成手段(30(n))であって、前記ピアノの演奏音を表す楽音信号をそれぞれ取得し、前記取得した楽音信号が表す前記ピアノの演奏音に共鳴した前記ピアノの弦の音を模擬した共鳴音を表す楽音信号を生成する複数の共鳴音生成手段と、前記共鳴音生成手段の各共鳴周波数を、前記共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にて生成される演奏音の基本音及び上音の周波数に一致させる共鳴周波数設定手段(60)と、を備えた、共鳴音生成装置としたことにある。なお、前記共鳴音生成手段の各共鳴周波数と、前記共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にて生成される演奏音の基本音及び上音の周波数との差が所定の閾値以下である場合、前記共鳴音生成手段の各共鳴周波数と、前記共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にて生成される演奏音の基本音及び上音の周波数とが一致しているとみなす

0008

この場合、前記共鳴音生成手段は、前記取得した楽音信号を保持して遅延させる遅延手段(43(n))と、前記遅延手段によって遅延された楽音信号の全周波数帯域位相を一様に遅延させて前記保持手段による遅延時間を調整する遅延長調整手段(44(n))と、前記遅延手段及び前記遅延長調整手段によって遅延された楽音信号の高周波成分よりも低周波成分を長く遅延させる位相特性を備えた1つ又は複数の位相変更手段(45(n)、46(n))と、前記1つ又は複数の位相変更手段によって各周波数成分の位相を変更された楽音信号を、前記音源から新たに取得した楽音信号に加算して前記遅延手段に供給する加算手段(42(n))と、を備え、前記共鳴周波数設定手段は、前記共鳴音生成手段の各共鳴周波数と、前記共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にて生成される演奏音の基本音及び上音の周波数とが一致するように、前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間、前記遅延補正手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を設定するとよい。

0009

また、この場合、前記遅延手段及び前記遅延長調整手段によって前記楽音信号を遅延させる時間の総計(DS(n))は、整数部及び小数部を含み、前記共鳴周波数設定手段は、前記整数部の値に基づいて前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間(DL(n))を決定するとともに、前記小数部の値に基づいて前記遅延長調整手段の位相特性(DA(n))を設定するとよい。

0010

上記のように構成された共鳴音生成装置の共鳴音生成手段は、遅延手段にて楽音信号を保持する時間、遅延長調整手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性によって規定される複数の共鳴周波数を有する。本発明に係る共鳴音生成装置によれば、選択された音色(機種)、音律、マスターチューニングなどに応じて、共鳴音生成手段の各共鳴周波数を設定できる。すなわち、共鳴周波数設定手段により、音源から供給される演奏音の基本音及び上音の周波数に共鳴音生成手段の各共鳴周波数を一致させることができる。したがって、音源から供給される演奏音の基本音及び上音の周波数と、共鳴音生成手段の各共鳴周波数とがずれて、音が濁ったり、共鳴音生成手段が共鳴し難くなるということを抑制できる。よって、本発明に係る共鳴音生成装置を適用した電子楽器によれば、機種の異なる複数のアコースティックピアノ、及び調律に関する設定が異なる複数のアコースティックピアノをより忠実に模擬できる。

0011

また、本発明の他の特徴は、模擬するピアノの機種を表す機種情報及び調律に関する設定を表す調律法情報を含む演奏音設定情報に基づいて、前記ピアノの演奏音の鍵音高及び音色を設定可能な電子楽器であって、前記演奏音設定情報を外部に出力可能な電子楽器に適用され、前記共鳴周波数設定手段は、前記演奏音設定情報を取得する演奏音設定情報取得手段と、基準音の音高が所定の音高であり、且つ所定の調律法に従って調律された所定のピアノの機種を模擬する場合における、前記遅延手段及び前記遅延長調整手段によって楽音信号を遅延させる時間の総計を規定するパラメータ、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を規定するパラメータを、前記共鳴音生成手段ごとに規定した基本テーブル(TBM1,TBM2,・・・)と、前記所定の調律法とは異なる調律法に従って調律された前記所定のピアノの機種(M1,M2,・・・)を模擬する場合に、前記基本テーブルを構成するパラメータに乗算される係数を、前記所定の調律法とは異なる調律法(T1,T2,・・・)ごとに規定した複数の補正テーブル(TBT1,TBT2,・・・、TBS)と、を備え、前記取得した演奏音設定情報に基づいて、前記基本テーブル、及び前記複数の補正テーブルのうちの1つ又は複数の補正テーブルを用いて、前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間、前記遅延長調整手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を、前記共鳴音生成手段ごとに設定する、共鳴音生成装置としたことにある。

0012

この場合、前記複数の補正テーブルのうちの少なくとも1つのテーブル(TBT1,TBT2,・・・)は、音名に対応した12個の係数から構成されているとよい。

0013

電子楽器の調律に関する設定が所定の設定である場合に、基本テーブルを用いて共鳴音生成手段の各共鳴周波数が設定される。そして、調律に関する設定が前記所定の設定とは異なる場合に、補正テーブルを用いて、基本テーブルを構成するパラメータが補正される。これによれば、電子楽器の調律に関する設定ごとに、各共鳴音生成手段に供給するパラメータを記憶しておく場合に比べて、テーブルの構成を簡単化できる。

0014

また、本発明の他の特徴は、前記共鳴周波数設定手段は、前記音源から各鍵音高のピアノの演奏音を順に取得し、前記各鍵音高のピアノの演奏音の基本音及び上音の周波数を検出する周波数特性検出手段(S24c)と、各共鳴音生成手段における、前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間、前記遅延長調整手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を、所定の初期値に設定する初期化手段(S24d)と、各共鳴音生成手段の共鳴周波数を検出する共鳴周波数検出手段(S24e)と、前記各共鳴音生成手段の共鳴周波数と、前記各共鳴音生成手段に割り当てられた鍵番号を含む発音指示情報に従って前記音源にてそれぞれ生成された各鍵音高のピアノの演奏音の基本音及び上音の周波数との差(SS)が所定の閾値よりも小さくなるまで、前記各共鳴音生成手段における、前記遅延手段にて楽音信号を保持する時間、前記遅延補正手段の位相特性、及び前記1つ又は複数の位相変更手段の位相特性を繰り返し更新することにより、前記各共鳴音生成手段の共鳴周波数を最適化する最適化手段(S24g、S24h)と、を備えた、共鳴音生成装置としたことにある。

0015

これによれば、上記の基本テーブル及び補正テーブルを省略できるので、共鳴音生成装置の構成を簡略化できる。

0016

また、本発明は、共鳴音生成装置の発明に限られず、共鳴音生成装置が備えるコンピュータに適用されるコンピュータプログラムとしても実施可能である。

図面の簡単な説明

0017

本発明の一実施形態に係る共鳴音生成装置が適用された電子楽器の構成を示すブロック図である。
図1の共鳴音生成装置の構成を示すブロック図である。
図2の共鳴音生成回路の構成を示すブロック図である。
図3の遅延回路の構成を示すブロック図である。
図3の遅延長調整回路、第1非調和成分生成回路及び第2非調和成分生成回路の構成を示すブロック図である。
オールパスフィルタ群遅延特性を示すグラフである。
ピアノの演奏音の振幅特性の概略を示すグラフである。
第1非調和成分生成回路及び第2非調和成分生成回路を用いて所望の群遅延特性を備えた非調和成分生成回路を構成した例を示す説明図である。
図2共鳴回路設定部の構成を示すブロック図である。
基本テーブルの構成を示す表である。
基本テーブルを構成する遅延サンプル数を示すグラフである。
遅延長調整テーブルの構成を示す表である。
マスターチューニングが変更されたことにより補正された遅延サンプル数を示すグラフである。
ストレッチチューニング補正テーブルの構成を示す表である。
ストレッチチューニングが適用されたことにより補正された遅延サンプル数を示すグラフである。
音律補正テーブルの構成を示す表である。
平均律とは異なる音律が選択されたことにより補正された遅延サンプル数を示すグラフである。
メインプログラムフローチャートである。
共鳴回路設定プログラムのフローチャートである。
フラグ設定プログラムのフローチャートである。
共鳴周波数設定プログラムのフローチャートである。
共鳴音の発音制御プログラムのフローチャートである。
本発明の変形例に係る共鳴音生成装置の構成を示すブロック図である。
図23の共鳴音生成装置が実行する共鳴周波数設定プログラムのフローチャートである。

実施例

0018

本発明の一実施形態に係る共鳴音生成装置20について説明する。まず、共鳴音生成装置20が適用された電子楽器DMの概略について説明する。電子楽器DMは、アコースティックピアノの機種M1,M2,・・・の演奏音を模擬した演奏音を生成可能である。また、電子楽器DMは、音律を選択可能である。また、マスターチューニング(基準音(A4)の音高)を設定可能である。また、ストレッチチューニングを適用するか否かを選択可能である。

0019

電子楽器DMは、図1に示すように、共鳴音生成装置20に加え、入力操作子11、コンピュータ部12、表示器13、記憶装置14、外部インターフェース回路15、音源回路16、及びサウンドシステム17を備え、サウンドシステム17を除く各部が、バスBSを介して接続されている。

0020

入力操作子11は、演奏操作子及び設定操作子を含む。演奏操作子は、鍵盤装置ペダル装置などからなる。鍵盤装置は、複数の鍵を備える。ペダル装置は、ダンパーペダルを備える。設定操作子は、オンオフ操作に対応したスイッチ(例えば数値を入力するためのテンキー)、回転操作に対応したボリューム又はロータリーエンコーダスライド操作に対応したボリューム又はリニアエンコーダマウスタッチパネルなどからなる。演奏操作子及び設定操作子は、楽音発音開始及び停止、音色(機種M1,M2,・・・のうちの1つの機種)の選択、音律の選択、マスターチューニングの設定などに用いられる。入力操作子11を操作すると、その操作内容を表す操作情報が、バスBSを介して、後述するコンピュータ部12に供給される。

0021

コンピュータ部12は、バスBSにそれぞれ接続されたCPU12a、ROM12b及びRAM12cからなる。CPU12aは、後述するメインプログラムをROM12bから読み出して実行する。例えば、CPU12aは、前記鍵の操作及びペダル装置の操作に関する演奏操作情報を音源回路16及び共鳴音生成装置20に供給する。また、例えば、CPU12aは、音源回路16から出力する演奏音の設定に関する演奏音設定情報を音源回路16及び共鳴音生成装置20に供給する。演奏音設定情報には機種M1,M2,・・・のうちの1つの機種を指定する機種情報及び調律法を指定する調律法情報が含まれる。調律法情報には、平均律、ベルクマイスター音律などの音律情報、ストレッチチューニングを適用するか否かを表わすストレッチチューニング情報及びマスターチューニングを表わすマスターチューニング情報が含まれる。

0022

ROM12bには、前記メインプログラムに加えて、初期設定パラメータ、表示器13に表示される画像を表わす表示データを生成するための図形データ及び文字データなどの各種データが記憶されている。RAM12cには、各種プログラムの実行時に必要なデータが一時的に記憶される。

0023

表示器13は、液晶ディスプレイ(LCD)によって構成される。コンピュータ部12は、図形データ、文字データなどを用いて表示すべき内容を表わす表示データを生成して表示器13に供給する。表示器13は、コンピュータ部12から供給された表示データに基づいて画像を表示する。

0024

また、記憶装置14は、HDDFDD、CD、DVDなどの大容量の不揮発性記録媒体と、各記録媒体に対応するドライブユニットから構成されている。外部インターフェース回路15は、電子楽器DMを他の電子音楽装置パーソナルコンピュータなどの外部機器接続可能とする接続端子を備えている。電子楽器DMは、外部インターフェース回路15を介して、LAN(Local Area Network)、インターネットなどの通信ネットワークにも接続可能である。

0025

音源回路16は、複数の波形データを記憶した波形メモリを備える。本実施形態においては、アコースティックピアノの機種M1,M2,・・・の各鍵を押鍵したときに発生された演奏音(単音)を所定のサンプリング周期(1/44100秒)でステレオサンプリングして得られた各サンプル値が波形データとして波形メモリに記憶されている。前記サンプリングの際、ピアノの機種M1,M2,・・・は、平均律に従って調律されている。また、マスターチューニングは「440Hz」であり、ストレッチチューニングは適用されていない。音源回路16は、CPU12aから供給された演奏操作情報及び演奏音設定情報に基づいて、波形データを波形メモリから読み出してディジタル楽音信号を生成し、共鳴音生成装置20に供給する。上記のように、アコースティックピアノの各演奏音がステレオサンプリングされているので、前記ディジタル楽音信号は、左スピーカから出力される演奏音を表わす左チャンネル信号と、右スピーカから出力される演奏音を表わす右チャンネル信号からなる。つまり、サンプリング期間ごとに左チャンネル信号を構成する1つのサンプル値と右チャンネル信号を構成する1つのサンプル値が共鳴音生成装置20に供給される。

0026

共鳴音生成装置20は、音源回路16から供給されたディジタル楽音信号を用いて共鳴音を表すディジタル楽音信号を生成し、サウンドシステム17に供給する。

0027

サウンドシステム17は、共鳴音生成装置20から供給されたディジタル音信号をアナログ音信号に変換するD/A変換器、前記変換したアナログ音信号を増幅するアンプ、及び増幅されたアナログ音信号を音響信号に変換して出力する左右一対スピーカ(出力手段)を備えている。

0028

つぎに、共鳴音生成装置20の概略構成について説明する。共鳴音生成装置20は、図2に示すように、複数の共鳴音生成回路30(n=A0〜C8)を有する。共鳴音生成回路30(n)は、図3に示すように、共鳴音を表すディジタル楽音信号を生成する共鳴回路40(n)と、共鳴音の定位を設定する定位設定回路50(n)を有する。また、共鳴音生成装置20は、各共鳴回路40(n)の設定を表す共鳴回路設定情報を生成して各共鳴音生成回路30(n)に供給する共鳴回路設定部60、及び共鳴音を表すディジタル楽音信号と音源回路16から供給された演奏音を表すディジタル楽音信号とを加算してサウンドシステム17に供給する加算部70を備える。共鳴回路設定情報には、開閉データMB(n)、遅延長データDL(n)、遅延長調整データDA(n)、第1非調和成分設定データG1(n)及び第2非調和成分設定データG2(n)が含まれる。開閉データMB(n)は、いずれの弦(鍵番号n)の共鳴音を模擬するかを選択するためのデータである。遅延長データDL(n)、遅延長調整データDA(n)、第1非調和成分設定データG1(n)及び第2非調和成分設定データG2(n)は、共鳴音生成回路30(n)の共鳴周波数を決定するデータである。言い換えれば、遅延長データDL(n)及び遅延長調整データDA(n)は、各共鳴音の基本音の周波数を決定するデータである。第1非調和成分設定データG1(n)及び第2非調和成分設定データG2(n)は、各共鳴音の上音の周波数を決定するデータである。

0029

次に、共鳴音生成回路30(n)の構成について説明する。共鳴音生成回路30(n)には、各鍵番号nが割り当てられている。鍵番号nは鍵の音高を一意に表す番号であり、各鍵番号nに対してピッチクラス及びオクターブ番号の組み合わせが一意に対応付けられる。つまり、鍵番号nは、「A0」,「A#0」,・・・,「C8」と表記することができる。共鳴音生成回路30(A0)〜共鳴音生成回路30(C8)の構成は同一である。音源回路16から出力されたディジタル楽音信号は各共鳴音生成回路30(n)に供給される。このディジタル楽音信号の供給ラインは、全ての共鳴音生成回路30(n)に並列に接続されている。したがって、音源回路16から出力されたディジタル楽音信号は、全ての共鳴音生成回路30(n)に同時に供給される。すなわち、サンプリング期間ごと(つまり、本実施形態においては1/44100秒ごと)に、左チャンネル信号を構成する1つのサンプル値及び右チャンネル信号を構成する1つのサンプル値が全ての共鳴音生成回路30(n)に同時に供給される。

0030

共鳴回路40(n)は、図3に示すように、受信回路41(n)、加算回路42(n)、遅延回路43(n)、遅延長調整回路44(n)、第1非調和成分生成回路45(n)、第2非調和成分生成回路46(n)、及び乗算回路47(n)を備える。

0031

ピアノの演奏音を表わすディジタル楽音信号は、受信回路41(n)に供給される。受信回路41(n)は、乗算回路41L(n),41R(n)を備える。乗算回路41L(n),41R(n)は,共鳴回路設定部60から供給された開閉データMB(n)を、音源回路16から供給された左チャンネル信号のサンプル値及び右チャンネル信号のサンプル値にそれぞれ乗算して、加算回路42(n)に供給する。

0032

加算回路42(n)は、受信回路41(n)から供給された左チャンネル信号のサンプル値と右チャンネル信号のサンプル値とを加算し、さらに、後述する乗算回路47(n)から供給されたサンプル値とを加算する。そして、その加算結果を遅延回路43(n)に供給する。

0033

遅延回路43(n)は、加算回路42(n)から供給されたサンプル値を、共鳴回路設定部60から供給された遅延長データDL(n)に応じた時間だけ保持した後に遅延長調整回路44(n)に供給する。具体的には、遅延回路43(n)は、図4に示すように、複数の遅延素子DDk(=1,2,・・・,K)を直列に接続することにより形成されている。「k」は、遅延素子を識別するためのインデックスである。加算回路42(n)に遅延素子DD1が接続され、遅延長調整回路44(n)側へ向かって順に遅延素子DD2,DD3、・・・,DDKが接続されている。遅延素子DDkは、供給された1つのサンプル値を保持可能である。遅延素子DDkに新たなサンプル値が供給されると、その遅延素子DDkは保持していたサンプル値を遅延素子DDk+1に供給するとともに、前記供給された新たなサンプル値を保持する。なお、遅延素子DDKに新たなサンプル値が供給されると、遅延素子DDKは保持していたサンプル値を遅延長調整回路44(n)に供給する。遅延回路43(n)を構成する遅延素子の総数(つまり、「K」の値)は、遅延長データDL(n)に応じて変更される。

0034

上述の遅延回路43(n)によれば、1サンプル単位で遅延長を設定できるが、さらに細やかに遅延長を設定するために、遅延長調整回路44(n)が設けられている。遅延長調整回路44(n)は、図5に示すように、一次のオールパスフィルタである。つまり、遅延長調整回路44(n)は加算回路441(n)、遅延素子442(n)、乗算回路443(n)、乗算回路444(n)、及び加算回路445(n)を備える。加算回路441(n)は、遅延回路43(n)から供給されたサンプル値を、後述する乗算回路444(n)から供給されたサンプル値に加算して遅延素子442(n)及び乗算回路443(n)に供給する。遅延素子442(n)は、遅延回路43(n)を構成する遅延素子と同様に構成されている。遅延素子442(n)は、遅延させたサンプル値を乗算回路444(n)及び加算回路445(n)に供給する。乗算回路443(n)は、共鳴回路設定部60から供給された遅延長調整データDA(n)に「−1」を乗算し、その乗算結果に加算回路441(n)から供給されたサンプル値を乗算して、加算回路445(n)に供給する。乗算回路444(n)は、遅延素子442(n)から供給されたサンプル値に、共鳴回路設定部60から供給された遅延長調整データDA(n)を乗算して、加算回路441(n)に供給する。加算回路445(n)は、遅延素子442(n)及び乗算回路443(n)からそれぞれ供給されたサンプル値を加算して、第1非調和成分生成回路45(n)に供給する。

0035

一般に、一次のオールパスフィルタは、図6に示すような群遅延特性を有する。すなわち、乗算回路443(n)及び乗算回路444(n)のゲインの値に応じて、ナイキスト周波数(fs/2)よりも低い周波数の領域の遅延サンプル数が変化する。遅延長調整回路44(n)の群遅延特性が同図の「A」の領域に含まれるように、乗算回路443(n)及び乗算回路444(n)のゲイン(遅延長調整データDA(n))を設定することにより、1サンプルより小さい遅延長を設定することができる。

0036

第1非調和成分生成回路45(n)及び第2非調和成分生成回路46(n)の回路構成は、遅延長調整回路44(n)と同様である。つまり、第1非調和成分生成回路45(n)は、加算回路451(n)、遅延素子452(n)、乗算回路453(n)、乗算回路454(n)、及び加算回路455(n)を備える。加算回路451(n)は、遅延長調整回路44(n)から供給されたサンプル値を、後述する乗算回路454(n)から供給されたサンプル値に加算して遅延素子452及び乗算回路453(n)に供給する。遅延素子452(n)は、遅延回路43(n)を構成する遅延素子と同様に構成されている。遅延素子452(n)は、遅延させたサンプル値を乗算回路454(n)及び加算回路455(n)に供給する。乗算回路453(n)は、共鳴回路設定部60から供給された第1非調和成分設定データG1(n)に「−1」を乗算し、その乗算結果に加算回路451(n)から供給されたサンプル値を乗算して、加算回路455(n)に供給する。乗算回路454(n)は、遅延素子452(n)から供給されたサンプル値に、共鳴回路設定部60から供給された第1非調和成分設定データG1(n)を乗算して、加算回路451(n)に供給する。加算回路455(n)は、遅延素子452(n)及び乗算回路453(n)からそれぞれ供給されたサンプル値を加算して、第2非調和成分生成回路46(n)に供給する。

0037

第2非調和成分生成回路46(n)は、加算回路461(n)、遅延素子462(n)、乗算回路463(n)、乗算回路464(n)、及び加算回路465(n)を備える。加算回路461(n)は、第1非調和成分生成回路45(n)から供給されたサンプル値を、後述する乗算回路464(n)から供給されたサンプル値に加算して遅延素子462(n)及び乗算回路463(n)に供給する。遅延素子462(n)は、遅延回路43(n)を構成する遅延素子と同様に構成されている。遅延素子462(n)は、遅延させたサンプル値を乗算回路464(n)及び加算回路465(n)に供給する。乗算回路463(n)は、共鳴回路設定部60から供給された第2非調和成分設定データG2(n)に「−1」を乗算し、その乗算結果に加算回路461(n)から供給されたサンプル値を乗算して、加算回路465(n)に供給する。乗算回路464(n)は、遅延素子462(n)から供給されたサンプル値に、共鳴回路設定部60から供給された第2非調和成分設定データG2(n)を乗算して、加算回路461(n)に供給する。加算回路465(n)は、遅延素子462(n)及び乗算回路463(n)からそれぞれ供給されたサンプル値を加算して、乗算回路47(n)に供給する。

0038

乗算回路47(n)は、共鳴回路設定部60から供給された開閉データMB(n)を、第2非調和成分生成回路46(n)から供給されたサンプル値に乗算するとともに、所定の減衰係数(例えば「0.8」)を乗算して、加算回路42(n)へ供給する。

0039

仮に、遅延長調整回路44(n)の出力を乗算回路47(n)に供給するように構成した場合(以下、この回路をコムフィルタと呼ぶ)の振幅特性は、周波数軸方向に等間隔にピークを有する。すなわち、このコムフィルタは、複数の共鳴周波数を有する。そして、前記複数の共鳴周波数は、振幅特性図において周波数軸方向に等間隔に並ぶ。しかし、図7に示すように、アコースティックピアノの演奏音の上音の周波数は、基本音の周波数f0の整数倍の周波数よりも僅かに高い。そして、そのずれ量は、高音側ほど大きい。このようなアコースティックピアノの演奏音の非調和成分を表現するために、第1非調和成分生成回路45(n)及び第2非調和成分生成回路46(n)が設けられている。

0040

第1非調和成分生成回路45(n)及び第2非調和成分生成回路46(n)を1つの非調和成分設定回路として見たとき、その群遅延特性が所望の特性になるように、乗算回路453(n)及び乗算回路454(n)のゲイン(第1非調和成分設定データG1(n))、並びに乗算回路463(n)及び乗算回路464(n)のゲイン(第2非調和成分設定データG2(n))をそれぞれ設定する(図8参照)。例えば、第1非調和成分生成回路45(n)及び第2非調和成分生成回路46(n)の群遅延特性が図6の「B」の領域に含まれるように、乗算回路453(n)及び乗算回路454(n)のゲイン(第1非調和成分設定データG1(n))、並びに乗算回路463及び乗算回路464のゲイン(第2非調和成分設定データG2(n))をそれぞれ設定する。この場合、図8に示すように、周波数が高い領域ほど群遅延が小さく、周波数が低い領域ほど群遅延が大きい。すなわち、この非調和成分設定回路によれば、前記コムフィルタの振幅特性図において周波数軸方向に等間隔に並んでいた複数のピークの周波数をそれぞれ低くすることができる。そして、低周波領域に属するピークの周波数の変化幅は、高周波領域に属するピークの周波数の変化幅よりも大きい。

0041

そこで、まず、鍵番号nの鍵が押されたときに音源回路16にて生成されるディジタル楽音信号が表す演奏音の振幅特性図における各ピークよりも、前記コムフィルタの振幅特性図における各ピークが高周波数側に位置するように、遅延長データDL(n)及び遅延長調整データDA(n)を設定しておく。以下の説明において、音源回路16から供給されるディジタル楽音信号が表す演奏音のうち、鍵番号nの鍵が押されたときに生成される(鍵番号nを含む発音指示情報に従って生成される)ディジタル楽音信号が表す演奏音を、演奏音PS(n)と表記する。前記非調和成分設定回路を適用した前記コムフィルタの振幅特性が演奏音PS(n)の振幅特性に一致するように(つまり、共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数が、演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数に一致するように)、乗算回路453(n)及び乗算回路454(n)のゲイン(第1非調和成分設定データG1(n))、並びに乗算回路463(n)及び乗算回路464(n)のゲイン(第2非調和成分設定データG2(n))をそれぞれ設定する。なお、共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数と、演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数との差がそれぞれ所定の閾値(例えば1Hz)以下であればよい。

0042

定位設定回路50(n)は、乗算回路50L(n),50R(n)を備える。乗算回路50L(n),50R(n)は、遅延回路43(n)を構成する複数の遅延素子のうちの異なる遅延素子からサンプル値をそれぞれ取得する(図4参照)。乗算回路50L(n),50R(n)は、遅延回路43(n)から取得したサンプル値に、所定の係数をそれぞれ乗算して、加算部70に供給する。共鳴音生成回路30(n)にて生成される共鳴音の定位と、演奏音PS(n)の定位とが同一になるように、前記所定の係数が設定されている。

0043

さらに、定位設定回路50(n)の乗算回路50L(n)に接続された遅延素子のインデックスは、他の任意の定位設定回路50(m≠n)の乗算回路50L(m≠n)に接続された遅延素子のインデックスと異なる。定位設定回路50(n)の乗算回路50R(n)に接続された遅延素子のインデックスは、他の任意の定位設定回路50(m≠n)の乗算回路50R(m≠n)に接続された遅延素子のインデックスと異なる。なお、全ての定位設定回路50(n)のうちの少なくとも1つの定位設定回路50(n)の乗算回路50L(n)に接続された遅延素子のインデックスが、他の定位設定回路50(m≠n)のうちの少なくとも1つの定位設定回路50(m)の乗算回路50L(m)に接続された遅延素子のインデックスと異なるように構成されていてもよい。また、全ての定位設定回路50(n)のうちの少なくとも1つの定位設定回路50(n)の乗算回路50R(n)に接続された遅延素子のインデックスが、他の定位設定回路50(m≠n)のうちの少なくとも1つの定位設定回路50(m)の乗算回路50R(m)に接続された遅延素子のインデックスと異なるように構成されていてもよい。例えば、低音域(例えば「C3」以下)及び高音域(例えば「C6」以上)の乗算回路50L(n)は、全て同一のインデックスが付された遅延素子に接続され、中音域の乗算回路50L(n)が互いに異なるインデックスが付された遅延素子に接続されていてもよい。また、例えば、低音域及び高音域の乗算回路50R(n)は、全て同一のインデックスが付された遅延素子に接続され、中音域の乗算回路50R(n)が互いに異なるインデックスが付された遅延素子に接続されていてもよい。

0044

つぎに、共鳴回路設定部60の構成について説明する。共鳴回路設定部60は、図9に示すように、共鳴回路制御部61を備える。共鳴回路制御部61は、CPU12aから供給された演奏操作情報及び演奏音設定情報に基づいて、共鳴回路設定情報を生成して各共鳴音生成回路30(n)に供給する。

0045

具体的には、共鳴回路制御部61は、CPU12aから供給された演奏操作情報に基づいて、開閉データMB(n)を生成して供給する。共鳴回路制御部61は、鍵盤装置を構成する鍵のうちの押鍵されている鍵の鍵番号nに対応した共鳴音生成回路30(n)に「1」を供給する。一方、離鍵されている鍵の鍵番号nに対応した共鳴音生成回路30(n)に「0」を供給する。ただし、ダンパーペダルが踏み込まれている場合、鍵の押離鍵状態に拘らず、共鳴回路制御部61は、全ての共鳴音生成回路30(n)に「1」を供給する。

0046

また、共鳴回路制御部61は、以下説明するように、CPU12aから供給された演奏音設定情報に基づいて、遅延長データDL(n)、遅延長調整データDA(n)、第1非調和成分設定データG1(n)及び第2非調和成分設定データG2(n)(以下、共鳴周波数情報と呼ぶ)を生成して各共鳴音生成回路30(n)に供給する。

0047

共鳴回路設定部60は、基本テーブルTBM1,TBM2,・・・を備える。基本テーブルTBM1は、機種M1用のテーブルであり、基本テーブルTBM2は、機種M2用のテーブルである。基本テーブルTBM1,TBM2,・・・の構成は同様である。以下、機種Mx(x=1,2,・・・)用の基本テーブルTBMxの構成について説明する。基本テーブルTBMxは、図10に示すように、機種Mxが選択され、且つ調律に関する設定が所定の設定(具体的には、音律が平均律であり、マスターチューニングが「440Hz」であって、且つストレッチチューニングを適用しない状態)である場合の共鳴音生成回路30(n)の遅延サンプル数DSx(n)、第1非調和成分設定データG1x(n)及び第2非調和成分設定データG2x(n)からなる。遅延サンプル数DSx(n)は、詳しくは後述するように、遅延長データDLx(n)及び遅延長調整データDAx(n)を生成する際に用いられる。

0048

遅延サンプル数DSx(n)は、図11に示すように、平均律の鍵番号nの周波数の逆数に比例する値である。遅延サンプル数DSx(n)は、整数部及び小数部を含む。共鳴回路制御部61は、遅延サンプル数DSx(n)を用いて、共鳴音生成回路30(n)に供給する遅延長データDLx(n)及び遅延長調整データDAx(n)を生成する。共鳴回路制御部61は、遅延サンプル数DSx(n)の整数部を遅延長データDLx(n)として共鳴音生成回路30(n)に供給する。遅延長調整データDAx(n)は、次に説明する遅延長調整テーブルTBAに基づいて決定される。

0049

遅延長調整テーブルTBAは、図12に示すように、小数部の値fp(fp=「0.0」,「0.1」,・・・,「0.9」)に対応した遅延長調整データDA(0.0),DA(0.1),・・・,DA(0.9)からなる。共鳴回路制御部61は、遅延サンプル数DSx(n)の小数部の値fpに対応する遅延長調整データDA(fp)を、遅延長調整データDAx(n)として共鳴音生成回路30(n)に供給する。

0050

機種Mx(=1,2,・・・)が選択され、調律に関する設定が前記所定の設定である場合の演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数と、共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数とが一致するように、遅延サンプル数DSx(n)、第1非調和成分設定データG1x(n)、第2非調和成分設定データG2x(n)、遅延長調整データDA(0.0),DA(0.1),・・・,DA(0.9)が設定されている。

0051

機種Mx(=1,2,・・・)が選択された場合であって、調律に関する設定が前記所定の設定とは異なる場合の演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数は、調律に関する設定が前記所定の設定である場合の演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数とは異なる。そこで、共鳴回路制御部61は、共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数を次のようにして補正する。

0052

マスターチューニングが「440Hz」とは異なる場合には、共鳴回路制御部61は、遅延サンプル数DSx(n)の値を次のように補正する。以下、マスターチューニングを「fc」と表記すると、補正係数αは、「440/fc」と表される。共鳴回路制御部61は、上記の補正係数αを、遅延サンプル数DSx(n)に乗算する。その結果、遅延サンプル数DSx(n)が増減する。すなわち、マスターチューニングが「440Hz」よりも大きければ、遅延サンプル数DSx(n)が減少する(図13参照)。一方、マスターチューニングの値が「440Hz」よりも大きければ、遅延サンプル数DSx(n)が増大する。これにより、マスターチューニングが「fc」である場合の演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数に共鳴音生成回路30(n)の共鳴周波数が一致する。

0053

また、ストレッチチューニングを適用することが選択された場合には、共鳴回路制御部61は、以下説明するストレッチチューニング補正テーブルTBSを用いて、遅延サンプル数DSx(n)の値を次のように補正する。ストレッチチューニング補正テーブルTBSは、図14に示すように、補正係数wt(A0),wt(A#0),・・・,wt(C8)からなる。補正係数wt(n)は、ストレッチチューニングを適用した場合の演奏音PS(n)の周波数を、ストレッチチューニングを適用しない場合の演奏音PS(n)の周波数で除した値の逆数に比例する。共鳴回路制御部61は、補正係数wt(n)を、遅延サンプル数DSx(n)に乗算する。その結果、低音部の遅延サンプル数が増大し、高音部の遅延サンプル数が減少する(図15参照)。これにより、低音部の共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数が低くなり、高音部の共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数が高くなる。これにより、ストレッチチューニングを適用した場合における演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数に共鳴音生成回路30(n)の共鳴周波数が一致する。

0054

また、平均律とは異なる音律が選択された場合には、共鳴回路制御部61は、音律補正テーブルTBTyを用いて、遅延サンプル数DSx(n)の値を次のように補正する。音律補正テーブルTBTyは、音律Ty(y=1,2,・・・)に対応して設定されている。例えば、音律T1は、ベルクマイスター音律であり、音律T2は、キルンベルガー音律である。音律補正テーブルTBTyは、図16に示すように、ピッチクラスpcごとに設定された補正係数wpy(C),wpy(C#),・・・,wpy(B)からなる。補正係数wpy(pc)は、音律Tyを採用した場合のピッチクラスpcの周波数と、平均律を採用した場合のピッチクラスpcの周波数とのずれの逆数に比例する。共鳴回路制御部61は、補正係数wpy(C),wpy(C#),・・・,wpy(B)を、遅延サンプル数DSx(A0),DSx(A#0),・・・,DSx(C8)のうちのピッチクラスpcが同一である遅延サンプル数に乗算する。その結果、音律Tyを採用した場合の鍵番号nと、平均律を採用した場合の鍵番号nとのずれに応じて、遅延サンプル数DSx(n)が増減する(図17参照)。これにより、音律Tyを選択した場合の演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数に共鳴音生成回路30(n)の共鳴周波数が一致する。

0055

加算部70は、共鳴音の左チャンネル信号を構成するサンプル値及び共鳴音の右チャンネル信号を構成するサンプル値と、演奏音の左チャンネル信号を構成するサンプル値及び演奏音の右チャンネル信号を構成するサンプル値とをそれぞれ加算して、サウンドシステム17に供給する。

0056

次に、上記のように構成された電子楽器DMの動作について説明する。ユーザが電子楽器DMの電源投入すると、CPU12aは、図18に示すメインプログラムをROM12bから読み出して実行する。CPU12aは、ステップS10にて、メイン処理を開始し、ステップS11にて、初期化処理を実行する。例えば、CPU12aは、ピアノの機種M1の音色を選択する。また、CPU12aは、調律に関する設定を初期化する。つまり、音律を平均律に設定し、マスターチューニングを「440Hz」に設定する。また、ストレッチチューニングを適用しないことが選択された状態に設定する。そして、CPU12aは、共鳴音生成装置20に動作開始信号を供給する。共鳴音生成装置20の動作については後述する。

0057

次に、CPU12aは、ステップS12にて、演奏音に関する設定が変更されたか否かを判定する。演奏音に関する設定が変更されていない場合には、CPU12aは、「No」と判定し、後述するステップS14に処理を進める。一方、演奏音に関する設定が変更された場合には、CPU12aは、「Yes」と判定し、ステップS13にて、変更後の設定内容を表す演奏音設定情報を音源回路16及び共鳴音生成装置20に供給する。次に、CPU12aは、ステップS14にて、演奏操作子が操作されたか否かを判定する。演奏操作子が操作されていない場合には、CPU12aは、「No」と判定し、前述のステップS12に処理を進める。一方、演奏操作子が操作された場合には、CPU12aは、「Yes」と判定し、ステップS15にて、演奏操作情報を音源回路16及び共鳴音生成装置20に供給し、前述のステップS12に処理を進める。

0058

次に、共鳴音生成装置20の動作について説明する。CPU12aから共鳴音生成装置20に動作開始信号が供給されると、共鳴回路制御部61は、図19に示す共鳴回路設定処理を実行する。共鳴回路制御部61は、ステップS20にて、共鳴回路設定処理を開始し、ステップS21にて、現在選択されている機種を表す機種フラグFMを、機種M1が選択されていることを表す「1」に設定する。また、共鳴回路制御部61は、ストレッチチューニングを適用するか否かを表すストレッチチューニングフラFSを、ストレッチチューニングを適用しないことを表す「0」に設定する。また、共鳴回路制御部61は、現在選択されている音律を表す音律フラグFTを、平均律が選択されていることを表す「0」に設定する。また、共鳴回路制御部61は、補正係数αを「1」に設定する。

0059

そして、共鳴回路制御部61は、基本テーブルTBM1及び遅延長調整テーブルTBAを用いて、各共鳴音生成回路30(n)を初期化する。具体的には、遅延サンプル数DS1(n)の整数部を遅延長データDL1(n)として共鳴音生成回路30(n)に供給する。また、遅延サンプル数DS1(n)の少数部の値fpに基づいて、遅延長調整データDA(0.0),DA(0.1),・・・,DA(0.9)のうちの1つを選択し、前記選択したデータを遅延長調整データDA1(n)として共鳴音生成回路30(n)に供給する。また、第1非調和成分設定データG11(n)、第2非調和成分設定データG21(n)を共鳴音生成回路30(n)に供給する。

0060

次に、共鳴回路制御部61は、ステップS22にて、CPU12aから演奏音設定情報が供給されたか否かを判定する。演奏音設定情報が供給されていない場合には、共鳴回路制御部61は、「No」と判定し、ステップS25に処理を進める。一方、演奏音設定情報が供給された場合には、共鳴回路制御部61は、「Yes」と判定し、ステップS23にて、図20に示すフラグ設定処理を実行する。共鳴回路制御部61は、ステップS230にて、フラグ設定処理を開始する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS231にて、前記供給された情報に応じて、次に実行する処理を決定する。機種情報が供給された場合には、共鳴回路制御部61は、ステップS232にて、機種フラグFMを次のように設定する。機種情報が機種Mxを表す場合には、機種フラグFMの値を「x」に設定する。

0061

また、ストレッチチューニング情報が供給された場合には、ステップS233にて、ストレッチチューニングフラグFSを次のように設定する。ストレッチチューニング情報がストレッッチチューニングを適用しないことを表す場合には、ストレッチチューニングフラグFSを「0」に設定する。一方、ストレッチチューニング情報がストレッッチチューニングを適用することを表す場合には、ストレッチチューニングフラグFSを「1」に設定する。

0062

また、音律情報が供給された場合には、ステップS234にて、音律フラグFTを次のように設定する。音律情報が音律Tyを表わす場合には、音律フラグFTの値を「y」に設定する。音律情報が平均律を表わす場合には、音律フラグFTの値を「0」に設定する。

0063

また、マスターチューニング情報が供給された場合には、ステップS235にて、補正係数αの値を次のように設定する。マスターチューニング情報が表すマスターチューニングが「fc」である場合、補正係数αの値を「440/fc」に設定する。そして、共鳴回路制御部61は、ステップS236にて、フラグ設定処理を終了し、共鳴回路設定処理のステップS24に処理を進める。

0064

次に、共鳴回路制御部61は、ステップS24にて、図21に示す、共鳴周波数設定処理を実行する。共鳴回路制御部61は、ステップS240にて、共鳴周波数設定処理を開始する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS241にて、機種フラグFMの値に応じて、基本テーブルTBM1,TBM2,・・・のうちの1つのテーブルを選択する。機種フラグFMの値が「x」である場合には、基本テーブルTBMxを選択する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS242にて、前記選択した基本テーブルTBMxから、第1非調和成分設定データG1x(n)、第2非調和成分設定データG2x(n)を取得して、各共鳴音生成回路30(n)に供給する。

0065

次に、共鳴回路制御部61は、ステップS243にて、ストレッチチューニングを適用するか否かを、ストレッチチューニングフラグFSの値を用いて判定する。ストレッチチューニングフラグFSの値が「0」である場合には、共鳴回路制御部61は、「No」と判定し、後述のステップS245に処理を進める。一方、ストレッチチューニングフラグFSの値が「1」である場合には、共鳴回路制御部61は、「Yes」と判定し、ステップS244にて、ストレッチチューニング補正テーブルTBSから補正係数wt(n)を取得して、遅延サンプル数DSx(n)に乗算することにより、各遅延サンプル数DSx(n)を補正する。

0066

次に、共鳴回路制御部61は、ステップS245にて、音律として平均律が選択されているか否かを、音律フラグFTの値を用いて判定する。音律フラグFTの値が「0」である場合には、共鳴回路制御部61は、「Yes」と判定して、後述のステップS247に処理を進める。一方、音律フラグFTの値が「1」以上である場合には、共鳴回路制御部61は、「No」と判定して、ステップS246にて、音律フラグFTの値に応じて補正テーブルTBT1,TBT2・・・のうちの1つのテーブルを選択する。すなわち、音律フラグFTの値が「y」である場合には、音律補正テーブルTBTyを選択する。そして、前記選択した音律補正テーブルTBTyから補正係数wpy(C),wpy(C#),・・・,wpy(B)を取得して、遅延サンプル数DSx(A0),DSx(A#0),・・・,DSx(C8)のうちのピッチクラスpcが同一である遅延サンプル数に乗算することにより、各遅延サンプル数DSx(n)を補正する。

0067

次に、共鳴回路制御部61は、ステップS247にて、補正係数αを遅延サンプル数DSx(n)に乗算することにより、各遅延サンプル数DSx(n)を補正する。

0068

次に、共鳴回路制御部61は、ステップS248にて、遅延サンプル数DSx(n)の整数部を遅延長データDLx(n)として共鳴音生成回路30(n)に供給する。また、共鳴回路制御部61は、遅延サンプル数DSx(n)の小数部の値fpに対応する遅延長調整データDA(fp)を、遅延長調整データDAx(n)として共鳴音生成回路30(n)に供給する。共鳴回路制御部61は、ステップS249にて、共鳴周波数設定処理を終了して、共鳴音回路設定処理のステップS25に処理を進める。

0069

共鳴回路制御部61は、ステップS25にて、CPU12aから演奏操作情報が供給されたか否かを判定する。演奏操作情報が供給されていない場合には、共鳴回路制御部61は、「No」と判定し、ステップS22に処理を進める。一方、演奏操作情報が供給された場合には、共鳴回路制御部61は、「Yes」と判定し、ステップS26にて、図22に示す、共鳴音の発音制御処理を実行する。共鳴回路制御部61は、ステップS26aにて、共鳴音の発音制御処理を開始する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS26bにて、供給された演奏操作情報の内容に応じて次に実行する処理を決定する。鍵番号nの鍵が押されたことを表す演奏操作情報が供給された場合には、共鳴回路制御部61は、ステップS26cにて、共鳴音生成回路30(n)に開閉データMB(n)として「1」を供給する。開閉データMB(n)として「1」が供給されることにより、受信回路41(n)から、その後段の回路へサンプル値が供給される状態となる。つまり、共鳴音生成回路30(n)は共鳴音を生成可能な状態になる。

0070

鍵番号nの鍵が離されたことを表す演奏操作情報が供給された場合には、共鳴回路制御部61は、ステップS26dにて、共鳴音生成回路30(n)に開閉データMB(n)として「0」を供給する。ただし、ダンパーペダルが踏み込まれている場合には、共鳴回路制御部61は、ステップS26dを実行することなく、後述のステップS26kに処理を進める。開閉データMB(n)として「0」が供給されることにより、受信回路41(n)から、その後段の回路へサンプル値が供給されない状態となる。つまり、共鳴音生成回路30(n)は共鳴音を生成不可能な状態になる。

0071

ダンパーペダルが踏み込まれたことを表す演奏操作情報が供給された場合には、共鳴回路制御部61は、ステップS26eにて、各共鳴音生成回路30(n)に開閉データMB(n)として「1」を供給する。

0072

ダンパーペダルが離されたことを表す演奏操作情報が供給された場合には、共鳴回路制御部61は、ステップS26fにて、鍵番号nを「A0」に設定する。そして、ステップS26gにて、鍵番号nの鍵が押されているか否かを判定する。鍵番号nの鍵が押されている場合には、「Yes」と判定し、ステップS26iに処理を進める。一方、鍵番号nの鍵が離されている場合には、「No」と判定し、ステップS26hにて、共鳴音生成回路30(n)に開閉データMB(n)として「0」を供給する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS26iにて、鍵番号nが「C8」であるか否かを判定する。鍵番号nが「B7」以下である場合、共鳴回路制御部61は、「No」と判定し、ステップS26jにて、鍵番号nをインクリメントして、ステップS26gに処理を進める。一方、鍵番号nが「C8」である場合、共鳴回路制御部61は、「Yes」と判定し、ステップS26kにて、共鳴音生成制御処理を終了して、共鳴回路設定処理のステップS22に処理を進める。

0073

上記のように、本実施形態においては、選択された音色(機種)、音律、マスターチューニングなどに応じて、共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数が設定される。すなわち、音源回路16から供給される演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数に共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数が一致するように構成されている。したがって、音源回路16から供給される演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数と、共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数とがずれて、音が濁ったり、共鳴音生成回路30(n)が共鳴し難くなるということを抑制できる。よって、共鳴音生成装置20を適用した電子楽器DMによれば、機種の異なる複数のアコースティックピアノ、及び調律に関する設定が異なる複数のアコースティックピアノをより忠実に模擬できる。

0074

また、電子楽器DMの調律に関する設定が所定の設定である場合に、基本テーブルTBMxを用いて共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数が設定される。そして、音律及び/又はストレッチチューニングに関する設定が前記所定の設定とは異なる場合に、音律補正テーブルTBTy及び/又はストレッチチューニング補正テーブルTBSを用いて、基本テーブルTBMxを構成する遅延サンプル数DSx(n)が補正される。また、マスターチューニングが前記所定の設定とは異なる場合には、補正係数αが計算され、補正係数αが基本テーブルTBMxを構成する遅延サンプル数DSx(n)に乗算されて、遅延サンプル数DSx(n)が補正される。これによれば、電子楽器DMの調律に関する設定ごとに、共鳴音生成回路30(n)に供給する共鳴周波数設定情報を記憶しておく場合に比べて、テーブルの構成を簡単化できる。

0075

また、共鳴音生成回路30(n)にて生成される共鳴音の定位と、演奏音PS(n)の定位とが同一になるように、乗算回路50L(n),50R(n)の乗算係数が設定されている。これにより、アコースティックピアノの共鳴音の定位を模擬できる。

0076

また、定位設定回路50(n)の乗算回路50L(n),50R(n)には、遅延回路43(n)を構成する複数の遅延素子のうちの異なる遅延素子からサンプル値がそれぞれ供給される。つまり、乗算回路50L(n)に供給されるサンプル値が遅延回路43(n)に供給されてから経過した時間と、乗算回路50R(n)に供給されるサンプル値が遅延回路43(n)に供給されてから経過した時間が異なる。言い換えれば、共鳴音を構成する左チャンネル信号の位相と右チャンネル信号の位相がずれている。このように左チャンネル信号の位相と右チャンネル信号の位相とをずらすことにより、アコースティックピアノの共鳴音をより忠実に模擬できる。

0077

さらに、共鳴音生成回路30(n)の乗算回路50L(n)に接続された遅延素子のインデックスは、他の任意の共鳴音生成回路30(m≠n)の乗算回路50L(m≠n)に接続された遅延素子のインデックスと異なる。共鳴音生成回路30(n)の乗算回路50R(n)に接続された遅延素子のインデックスは、他の任意の共鳴音生成回路30(m≠n)の乗算回路50R(m≠n)に接続された遅延素子のインデックスと異なる。つまり、乗算回路50L(n)に供給されるサンプル値が遅延回路43(n)に供給されてから経過した時間と、乗算回路50L(m≠n)に供給されるサンプル値が遅延回路43(m≠n)に供給されてから経過した時間が異なる。また、乗算回路50R(n)に供給されるサンプル値が遅延回路43(n)に供給されてから経過した時間と、乗算回路50R(m≠n)に供給されるサンプル値が遅延回路43(m≠n)に供給されてから経過した時間が異なる。言い換えれば、割り当てられた鍵番号が異なる2つの共鳴音生成回路にてそれぞれ生成される共鳴音の位相が互いにずれている。このように割り当てられた鍵番号が異なる2つの共鳴音生成回路にてそれぞれ生成される共鳴音の位相をずらすことにより、アコースティックピアノの共鳴音をさらに忠実に模擬できる

0078

さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。

0079

例えば、上記実施形態においては、共鳴回路制御部61は、各種テーブルを用いて、共鳴周波数設定情報を生成している。しかし、これに代えて、共鳴回路制御部61は、音源回路16から供給されるディジタル楽音信号が表す演奏音PS(n)の基本音及び上音を分析し、前記分析した基本音及び上音の周波数と共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数との差が所定の閾値以下になるように、共鳴周波数設定情報を数値計算により決定してもよい。

0080

この場合、共鳴音生成装置20を、図23に示す共鳴音生成装置20Aのように変更すればよい。すなわち、共鳴音生成装置20Aは、音源回路16から供給された演奏音PS(n)を構成する左チャンネル信号と右チャンネル信号とを加算して、共鳴回路制御部61に供給する加算回路80を備える。共鳴音生成回路30(n)及び加算部70(n)の構成は、上記実施形態と同様である。共鳴回路設定部60Aは、上記実施形態と同様の共鳴回路制御部61を備えるが、上記実施形態のような各種テーブルを備えていない。

0081

この場合、共鳴回路制御部61は、共鳴回路設定処理(図19)において、フラグ設定処理(ステップS23)を省略するとともに、共鳴周波数設定処理(ステップS24)に代えて、図24に示す共鳴周波数設定処理を実行する。

0082

次に、図24に示す共鳴周波数設定処理について説明する。共鳴回路制御部61は、ステップS24aにて、共鳴周波数設定処理を開始する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS24bにて、鍵番号nを「A0」に設定する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS24cにて、音源回路16に演奏音PS(n)を生成させて、音源回路16から演奏音PS(n)を取得するとともに、前記取得した演奏音PS(n)をフーリエ変換して、その基本音及び上音の周波数を検出する。なお、演奏音PS(n)の立ち上がり部にはノイズ(弦の振動とは無関係の周波数成分)が含まれているので、演奏音PS(n)の中間部の基本音及び上音の周波数(演奏音PS(n)の周波数特性)を検出するとよい。

0083

次に、共鳴回路制御部61は、ステップS24dにて、共鳴周波数設定情報(遅延長データDL(n)、遅延長調整データDA(n)、第1非調和成分設定データG1(n)、及び第2非調和成分設定データG2(n))を所定の初期値に設定する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS24eにて、遅延長データDL(n)、遅延長調整データDA(n)、第1非調和成分設定データG1(n)、及び第2非調和成分設定データG2(n)を供給された状態における共鳴音生成回路30(n)の伝達関数に基づいて、共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数(共鳴音生成回路30(n)にて生成される共鳴音の振幅特性)を計算する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS24fにて、前記検出した演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数と、前記計算した共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数とのずれの二乗和SSを計算する。次に、共鳴回路制御部61は、ステップS24gにて、二乗和SSが、所定の閾値よりも小さいか否かを判定する。二乗和SSが所定の閾値よりも小さい場合、共鳴回路制御部61は、「Yes」と判定し、後述するステップS24iに処理を進める。一方、二乗和SSが所定の閾値以上である場合、共鳴回路制御部61は、「No」と判定し、ステップS24hにて、共鳴周波数設定情報(遅延長データDL(n)、遅延長調整データDA(n)、第1非調和成分設定データG1(n)、及び第2非調和成分設定データG2(n)のうちのいずれか1つ又は複数のデータ)を更新して、ステップS24eに処理を進める。

0084

前記二乗和が前記所定の閾値より小さい場合、共鳴回路制御部61は、「Yes」と判定し、ステップS24iにて、共鳴周波数設定情報を共鳴音生成回路30(n)に供給する。

0085

次に、共鳴回路制御部61は、ステップS24jにて、鍵番号nが「C8」であるか否かを判定する。鍵番号nが「B7」以下である場合、共鳴回路制御部61は、「No」と判定し、ステップS24kにて、鍵番号nをインクリメントして、ステップS24cに処理を進める。一方、鍵番号nが「C8」である場合、共鳴回路制御部61は、ステップS24lにて、共鳴音の音色設定処理を終了して、共鳴回路設定処理のステップS25に処理を進める。

0086

なお、共鳴回路制御部61は、ステップS24cにて、演奏音PS(n)を取得するのではなく、波形メモリから波形データを読み出して、波形データを分析することにより、演奏音PS(n)の基本音及び上音の周波数を計算してもよい。

0087

また、共鳴回路制御部61は、ステップS24dにて、共鳴周波数設定情報を所定の初期値に設定するとともに、前記共鳴周波数設定情報を共鳴音生成回路30(n)に供給しておき、ステップS24eにて、共鳴音生成回路30(n)にインパルス信号又はホワイトノイズを供給し、その応答に基づいて、共鳴音生成回路30(n)の各共鳴周波数を検出してもよい。

0088

これによれば、上記実施形態のようなテーブルを省略できるので、共鳴音生成装置20Aの構成を簡略化できる。

0089

また、上記実施形態においては、電子楽器DMは、左右一対のスピーカを備えているが、3個以上のスピーカを備えていても良い。この場合、定位設定回路50(n)は、スピーカの数と同数の乗算回路を備えていればよい。そして、遅延回路43(n)を構成する遅延素子のうち、それぞれ異なる遅延素子から前記乗算回路にサンプル値が供給されるように構成すればよい。

0090

また、上記実施形態においては、ピアノの各機種を平均律に従って調律するとともに、ストレッチチューニングを適用せず、且つマスターチューニングを440Hzに設定した状態で各鍵音高の演奏音をサンプリングしている。しかし、平均律とは異なる音律に従って調律されたピアノ、マスターチューニングが440Hzとは異なるピアノなどの各鍵音高の演奏音をサンプリングして波形メモリに記憶しておき、演奏時に各演奏音のピッチを補正してもよい。

0091

また、所定のマイクロプログラムに従ってディジタル信号処理を実行するDSPを用いて共鳴音生成回路30(n)を実現してもよい。なお、共鳴音生成回路30(n)は、ディスクリート部品の組み合わせ、単機能集積回路の組み合わせ、所定の書き込みがなされたPLD(Programable Logic Device)、専用に設計されたASIC(Application Specific IntegratedCircuit)などを用いて実現してもよい。また、共鳴音生成回路30(n)の一部又は全部をコンピュータ部12で実現してもよい。

0092

尚、共鳴音生成回路30(n)の回路構成はここに挙げたものに限らず、同様の特性を持つフィルタであれば回路構成が異なるものでもよい。また、上記実施形態では非調和成分を生成するのに、それぞれオールパスフィルタからなる第1非調和成分生成回路45(n)と第2非調和成分生成回路46(n)とを直列に接続した回路を用いたが、これに限らず、本実施形態とは構成の異なるオールパスフィルタを用いてもよい。特に、より高次のオールパスフィルタを用いることにより、目標とするアコースティックピアノの特性に似た、より複雑な非調和成分の特性を模擬するようにしてもよい。

0093

また、上記実施形態においては、共鳴回路40(n)内を巡回する信号が周波数帯域に依らず一様に減衰するものとして、乗算回路47(n)にて所定の減衰係数を乗算するようにした。しかし、厳密には、アコースティックピアノの弦の振動は等で反射を繰り返す。これにより、周波数帯域によって周波数成分の減衰速度は異なる。特に高い周波数帯域に含まれる周波数成分が速く減衰する。この現象をより忠実に再現するために、乗算回路47(n)に代えて、所定の特性を有するローパスフィルタを用いてもよい。

0094

また、上記実施形態においては、1つの鍵番号nに対応させて1つの共鳴音生成回路30(n)を設けた。これにより、1つの鍵に対応する1つの弦が共鳴音を生成することを模擬している。ところで、アコースティックピアノにおいては、1つの鍵に対してユニゾンに調律された複数の弦が張られていて、前記複数の弦が共鳴音を生成する。本実施形態では、前記複数の弦がほぼ同様の挙動を示すとみなして、1つの鍵番号nに対して1つの共鳴音生成回路30(n)を設けた。しかし、厳密にいえば、前記複数の弦は全く同じ挙動を示すのではない。例えば、僅かな張力の違いにより、弦振動伝搬速度は僅かに異なる。このような違いを模擬するために、1つの鍵番号nに対して複数の共鳴音生成回路30(n)を設け、前記複数の弦の各共鳴音を模擬してもよい。

0095

11・・・入力操作子、12・・・コンピュータ部、16・・・音源回路、17・・・サウンドシステム、20,20A・・・共鳴音生成装置、30(n)・・・共鳴音生成回路、40(n)・・・共鳴回路、50(n)・・・定位設定回路、60,60A・・・共鳴回路設定部、61・・・共鳴回路制御部、70・・・加算部、80・・・加算回路、DA(n)・・・遅延長調整データ、DDk・・・遅延素子、DL(n)・・・遅延長データ、DM・・・電子楽器、DS(n)・・・遅延サンプル数、G1(n)・・・第1非調和成分設定データ、G2(n)・・・第2非調和成分設定データ、MB(n)・・・開閉データ、Mx・・・機種、n・・・鍵番号、
PS(n)・・・演奏音、SS・・・二乗和、TBA・・・遅延長調整テーブル、TBMx・・・基本テーブル、TBS・・・ストレッチチューニング補正テーブル、TBTy・・・音律補正テーブル

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