図面 (/)

技術 別々に保存された成分を混合および分注するための器具およびシステム

出願人 ネクスメツド・ホールデイングス・インコーポレイテツド
発明者 イーピン・ワンウイリアム・エス・ウエイダニエル・ダブリユ・フランク
出願日 2015年3月16日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2015-051671
公開日 2015年7月27日 (5年4ヶ月経過) 公開番号 2015-134198
状態 拒絶査定
技術分野 医療品保存・内服装置 注入、注射、留置装置
主要キーワード 相補係合 シールピストン 弾性ピン ポンプ状 円錐台形形状 充填ニードル ストップカラー 流動性成分
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年7月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

別々の成分を保存し、これらの成分を需要に応じて混合し分注するための混合器具およびシステムを提供する。

解決手段

混合器具10は、混合チャンバ20と共に形成された略筒状ハウジング14を有するシリンジを含む。プランジャ46は、筒状ハウジングと嵌合されて、第1のシリンジを形成する。分注シリンジは、混合チャンバに解除可能に接続される。この時点で、各シリンジは所望の量の混合物成分を保持する。一方のシリンジの内容物は、混合チャンバを通って他方のシリンジに移されて、通常は不完全な混合物を形成する。その後、混合物は混合チャンバを通って他方のシリンジに移動される。混合チャンバの複数回の通過は、所望の混合成果物が得られるまで継続され、混合物材料は、その後、所望の量の混合物を分注するのに使用される第2のシリンジ内に収容される。

概要

背景

特定の薬剤と他の物質とは、事前調合した混合物の場合に互いに非相溶性である成分からなるので、分注直前に混合されなければならない。例えば、乳化ニードルは、別々の成分を収容する1組のシリンジ間を接続するために各端部にソケットを備えた1つの筒状通路が設けられている。非相溶性の成分の一例として、例えば、室温で有効期限が比較的短い乳剤を形成するために、需要に応じて調合される油と水溶液とが挙げられる。成分は、さまざまな理由から、互いに「非相溶性」であると考えられる。例えば、医療分野で使用される特定の乳化混合物は、混合した時に不安定になり、得られる混合物は有効期限が限られ、保存や実際の商品流通には適さないものである。不安定な性質は、化学反応および化学結合を伴わない相互作用により生じる可能性がある。したがって、このような物質を実際に使用するには、適用および使用するときまで別々に保存されなければならない、または使用前に冷凍などの比較的低い温度で保存されなければならない成分の混合物を調合するための器具およびシステムが必要である。

乳化ニードルは、各々の汎用シリンジ内に収容された2つの成分(例えば、油と水または他の水溶液)を混合するために提案されたものである。典型的には、一方のシリンジの内容物は、乳化ニードルを通過して他方のシリンジに移動され、その内容物と接触する。受容する側のシリンジは、その後、ポンピングされて、成分を乳化ニードルを通って反対方向に空のシリンジに向かって移動させる。所望の混合状態が得られるまで、ポンピングの動作が連続して繰り返される。例えば、一般的な混合状態の1つは、2つの成分の乳化である。乳化以外の他の種類の混合物も、同様の方法で調合されてもよい。乳化ニードルと汎用シリンジとを使用する混合装置は、使い捨て混合器具が好ましいような特定の用途には適さない場合がある。

概要

別々の成分を保存し、これらの成分を需要に応じて混合し分注するための混合器具およびシステムを提供する。混合器具10は、混合チャンバ20と共に形成された略筒状ハウジング14を有するシリンジを含む。プランジャ46は、筒状ハウジングと嵌合されて、第1のシリンジを形成する。分注シリンジは、混合チャンバに解除可能に接続される。この時点で、各シリンジは所望の量の混合物成分を保持する。一方のシリンジの内容物は、混合チャンバを通って他方のシリンジに移されて、通常は不完全な混合物を形成する。その後、混合物は混合チャンバを通って他方のシリンジに移動される。混合チャンバの複数回の通過は、所望の混合成果物が得られるまで継続され、混合物材料は、その後、所望の量の混合物を分注するのに使用される第2のシリンジ内に収容される。

目的

本発明は、シリンジが反対側に位置する近位端部と遠位端部とを有する略筒状ハウジングを備えた新規改良型混合器具およびシステムを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

反対側に位置する近位端部と遠位端部とを有する略筒状のハウジングであって、遠位端部が混合チャンバ画定するノズル終わり筒状ハウジングと混合チャンバとが一体の成形体である筒状ハウジングと、筒状ハウジング内で軸方向運動するように構成されたプランジャとを備え、混合チャンバは、混合チャンバ内に配設された内部構造物により形成される、少なくとも1つの乳化通路を含み、この内部構造物は、その両端部が内側に延びまたは凹形円錐台形形状で広がる、シリンジ

請求項2

混合チャンバが、混合チャンバを通して注入液を受けるように外部器具と連結するように構成される、請求項1に記載のシリンジ。

請求項3

混合チャンバが、複数の乳化通路を含む、請求項1に記載のシリンジ。

請求項4

反対側に位置する近位端部と遠位端部とを有する略筒状のハウジングを備える混合器具であって、筒状ハウジングの遠位端部が混合チャンバに近接して位置するノズルで終わり、筒状ハウジングと混合チャンバとが一体の成形体である、混合器具と、ノズルと嵌合するように構成された自由端部で終わるシリンジハウジングを有する分注シリンジとを備え、混合器具は、筒状ハウジング内で軸方向運動して、混合チャンバとノズルとを通って筒状ハウジング内に収められた材料を変位させるように構成されたプランジャをさらに含み、混合チャンバは、混合チャンバ内に配設された内部構造物により形成される、少なくとも1つの乳化通路を含み、この内部構造物は、その両端部が内側に延びまたは凹形の円錐台形形状で広がる、混合および分注のためのシステム

請求項5

ノズルが、分注シリンジの自由端部と連結するように構成される、請求項4に記載のシステム。

請求項6

混合チャンバが、複数の乳化通路を含む、請求項4に記載のシリンジ。

技術分野

0001

本発明は、概して、1つ以上の乳化通路を備えた一体混合チャンバを有するシリンジなどの容器と、別の容器に接続するための構造とを含む混合器具に関する。本発明はさらに、混合器具と、薬剤対象部位分注するための使い捨て分注容器(任意で、複数回投与薬剤容器から分注される単位用量を測るための単位用量目盛りを含む)と、分注容器の支持基部とを含むシステムに関する。

背景技術

0002

特定の薬剤と他の物質とは、事前調合した混合物の場合に互いに非相溶性である成分からなるので、分注の直前に混合されなければならない。例えば、乳化ニードルは、別々の成分を収容する1組のシリンジ間を接続するために各端部にソケットを備えた1つの筒状通路が設けられている。非相溶性の成分の一例として、例えば、室温で有効期限が比較的短い乳剤を形成するために、需要に応じて調合される油と水溶液とが挙げられる。成分は、さまざまな理由から、互いに「非相溶性」であると考えられる。例えば、医療分野で使用される特定の乳化混合物は、混合した時に不安定になり、得られる混合物は有効期限が限られ、保存や実際の商品流通には適さないものである。不安定な性質は、化学反応および化学結合を伴わない相互作用により生じる可能性がある。したがって、このような物質を実際に使用するには、適用および使用するときまで別々に保存されなければならない、または使用前に冷凍などの比較的低い温度で保存されなければならない成分の混合物を調合するための器具およびシステムが必要である。

0003

乳化ニードルは、各々の汎用シリンジ内に収容された2つの成分(例えば、油と水または他の水溶液)を混合するために提案されたものである。典型的には、一方のシリンジの内容物は、乳化ニードルを通過して他方のシリンジに移動され、その内容物と接触する。受容する側のシリンジは、その後、ポンピングされて、成分を乳化ニードルを通って反対方向に空のシリンジに向かって移動させる。所望の混合状態が得られるまで、ポンピングの動作が連続して繰り返される。例えば、一般的な混合状態の1つは、2つの成分の乳化である。乳化以外の他の種類の混合物も、同様の方法で調合されてもよい。乳化ニードルと汎用シリンジとを使用する混合装置は、使い捨て混合器具が好ましいような特定の用途には適さない場合がある。

発明が解決しようとする課題

0004

業者には理解できることであるが、成分は、別々に保存された状態で、または混合物に結合される時に、実質的に異なる粘度や他の物理特性を有する場合が多く、混合物を乳化ニードルを通って前後に移動させる時に、シリンジによって生成されるかなりの圧力が必要となる。高い圧力下で、意図せずに、乳化ニードルが片方または両方のシリンジから外れて、調合工程に影響を与える。

0005

先行技術の構成では、コスト低減のために、乳化ニードルは、一般的な汎用シリンジに接続するために分離可能コネクタを含むという別の欠点がある。したがって、装置は、工程で使用されることのできるシリンジを制限するための制御を行わない。

0006

さらなる欠点として、乳化ニードルは、医療業界に必要な通常の基準に従って加工された外科用ステンレス材料を使用するためにかなりコストのかかる構造を必要とする。乳化ニードルは、かなりの資本投資を必要とするので、最低でも洗浄および殺菌処理をはさむことが必要な再利用に適したものとされる。したがって、この再利用により、二次汚染または他の疑わしい状態などの問題を招き、作業環境の複雑さを増すことになる。

0007

別の欠点として、特に、ゲルなどの高粘度の薬剤の均一な混合を達成するために、当該技術分野の1つの乳化通路(または1つの通路)の乳化ニードルが何度も前後のポンピングを繰り返さなければならない。この欠点により、複数回投与の薬剤は潜在的に不均一なものとなってしまう場合がある。不均一な複数回投与の薬剤は、過少投与または過剰投与によって患者に危険性をもたらす場合がある。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、シリンジが反対側に位置する近位端部と遠位端部とを有する略筒状ハウジングを備えた新規改良型混合器具およびシステムを提供する。遠位端部は、1つ以上の乳化通路を画定する単一ノズルのような混合チャンバで終わる。さらに、筒状ハウジング内で軸方向運動する構成のプランジャが含まれる。

0009

一実施例では、ノズルが分注シリンジまたはポンプ状器具などの第2の容器と連結して、第2のシリンジ内に収容された注入液(liquid infusion)などの成分を受けるように構成されたシステムが提供される。シリンジの成分は、混合チャンバを通過されて、あるいは、一方のシリンジから他方のシリンジに移動されて、2つの成分からなる乳剤などの所望の状態の混合物を生成する。

0010

一実施例では、混合器具は、筒状ハウジングと混合チャンバとを画定する単一成形本体からなる。したがって、混合器具は、筒状ハウジングおよび混合チャンバを含むプラスチック成型品と、筒状ハウジング内に相互に軸方向運動をするために嵌合するように構成されたプランジャとを含む2つの部品のみを使用して、安価であり商業用に提供されることができる。さらに、混合器具は、第1の成分が予め充填され、第1の成分を都合よく保存することが可能である。

0011

本発明の多数の他の利点および特徴は、以下の詳細な説明および添付の図面から容易に明らかになる。

図面の簡単な説明

0012

本発明の混合器具の一部断面図で示された概略正面図である。
図1の器具と使用するための分注シリンジの一部断面図で示された正面図である。
支持基部に嵌合され、複数回投与の薬剤容器から単位用量を分注するための単位用量目盛りを備えた分注シリンジを示す図である。

実施例

0013

本明細書内で開示されている本発明は、当然、多くのさまざまな形の実施形態も可能である。図面内に示し、本明細書内で以下で詳細に説明するのは、本発明の好適な実施形態である。しかしながら、本開示は、本発明の原理を例示するものであり、本発明を示された実施形態に限定するものではないことは理解されるべきである。

0014

説明を容易にするために、本発明を例示する混合器具およびシステムは、本明細書では、以下では、添付図面に示されるように、通常の組立位置で説明されており、近位端、遠位端、前面、背面、上部、下部、水平方向、長手方向などの用語は、本明細書内では、この通常の位置を参照して、使用され得る。しかしながら、混合器具およびシステムは、本明細書内で説明され図示されている以外の配置で製造され、輸送され、販売され、または使用される場合がある。

0015

ここで、図面を参照する。まず、図1では、混合器具が全体に10で示されている。全体に12で示される本体が含まれ、この本体12は、好ましくは成形技術や他の製造技術を使用して一体構造からなる。好ましくは本体12は、射出成形に適したポリエチレンポリプロピレンなどのポリオレフィンのような硬質プラスチック材料の透明、半透明、または不透明な材料からなる。

0016

好ましくは本体12は、長さ全体にわたって、中空、または少なくとも部分的に中空である。本体12は、近位端部16と遠位端部18とを有する中空の略筒状ハウジング14を含む。本体12はさらに、筒状ハウジング14の遠位端部18に単一または一体の混合チャンバ20を含み、混合チャンバ20はオプション円錐台移行部24によって筒状ハウジング14に接続される。混合チャンバ20は、好ましくは、開口部30の周囲に配置された外側に伸びフランジ28と嵌合されたノズルまたは開口自由端部26を有する。別個クロージャ34は、開口部30内に受容されるように寸法決めされた栓状の本体36と、本体12の開口端部からの引き出しを容易にする拡大頭部38とを含み、クロージャ34が本体12に嵌合されると、開口端部30を封止する。

0017

好適な実施形態では、混合チャンバ20は、混合チャンバを通過された成分を乳化するように構成される。したがって、混合チャンバ内に1つ以上の内部チャネルが形成される。図1に示された特に好適な実施形態では、内部構造物40が複数の通路を有する混合チャンバ20の中空内部の中に配置される。図1に見られるように、内部構造物40の両端部は、内側に伸び、または凹形円錐台形形状に広げられる。図1に示されるように、内部構造物40は、筒状ハウジング14に近接して配置され、開口端部30から離間される。内部構造物40は、好ましくは混合チャンバ壁と協働して、複数の流路を画定する。最も好ましくは混合チャンバは、成分を乳化するのに協働する。したがって、構造物40は、混合チャンバ20の壁と協働するように寸法決めされて、収容されている成分が水性媒体などと結合され、混合チャンバを通って前後にポンピングされた時に、最小回数往復運動で成分を効果的に乳化する高速せん断流を生成する。本発明はまた、乳化以外の成果物を得る混合を目的とし、したがって、例えば、静的ミキサなどの多種多様な内部構造物、または内部構造物を介在しない構造も本発明によって意図される。

0018

本発明の混合チャンバは、実質的には、所望の長さ、内寸、構造にすることができる。本発明の混合チャンバは、混合チャンバ20内の望ましい長さおよび断面サイズの1つ以上の混合チャネルを画定する1つ以上の内部分割部材または仕切りを備える。最も好ましくは内部構造物は、混合チャンバハウジングおよび本体12の残りの部分と一体構造であるが、必要に応じて、本体12の成形中または成形後に追加されるのも可能である。

0019

混合器具10はさらに、筒状ハウジング14と協働してシリンジ状器具の分注アクチュエータとして機能するように、知られている方法で筒状ハウジング14内に嵌合するように構成された本体部分48を有するプランジャ46を含む。好適な実施形態では、筒状ハウジング14は、別のコンパートメント内に収容される活性成分複数可)の送達媒体としての機能を果たす混合用の所望の量の第1の成分、例えば、要望に応じて、水、水性ゲル、または水溶液もしくは他の溶液を保持するのに使用される。必要であれば、プランジャ46は、引き出されて、一時的に本体12から取り外されることができ、それと同時に、筒状ハウジング14は、必要に応じて第1の成分で充填される。あるいは、混合に備えて、液体を筒状ハウジング14に引き込むために、知られている方法で、開口端部30は、第1の混合物成分供給量で浸され、プランジャ46は引き出され得る。必要に応じて、通常の殺菌容器などから物質を抜き取るために、充填ニードルなどが混合器具に嵌合される場合もある。

0020

図2では、適切な非水性媒体中に含んだ1つ以上の活性成分を収容する分注シリンジは、全体に50で示されている。プランジャ54を受容するための中空孔を有する筒状ハウジング52が含まれる。筒状ハウジング52は、好ましくは全体にわたって中空で、通常は円錐台形状のオプションの移行部58を介して筒状ハウジング52に接続された排出ノズル部56のオリフィス55で終わる。分注シリンジ50は、好ましくは上述したような本体12のシリンジと同様の方法で作成される。

0021

プランジャ54は、知られているようにその一端部に、都合良く手でつかめる端部である拡大頭部64を有する細長本体62を含む。ピストン68などのシール部が本体62の自由端部で担持されており、好ましくはプランジャ54が筒状ハウジング内で往復運動され、ピストンがその筒状ハウジング内部を軸方向運動する時に、筒状ハウジング52の内壁ワイピング係合するように、本体62よりも弾性のある材料製である。必要に応じて、本体62の自由端部が筒状ハウジング52とのワイピングまたは他の封止係合を形成するために、シールピストン68は省略される場合もある。

0022

筒状ハウジング52の内容物と接触するシールまたはピストンの部分は、内容物と互いに適合するものでなければならない。そのためには、シールまたはピストン68は、フッ化炭素(例えば、テフロン登録商標))コーティングシリコーンコーティングなどが施される、またはシリコーンゴムなどの不活性物質性とすることができる。

0023

混合物を形成するために加えられる第2の成分は、好ましくは筒状ハウジング52の中空内部に保存される。好適な実施形態では、筒状ハウジング52の内に保存されている物質は、油、またはオイルペースト軟膏(ointment)、ゲル、油懸濁液、粘性溶液、またはコロイド懸濁液、軟膏(salve)、ペーストなどの粘性が高い半固体物質の形態である。一例では、筒状ハウジング52は、室温で安定であるVITAROSTM(TM)男性勃起障害治療製剤を形成するのに使用されるアルプロスタジルを含むオイルペーストを保持する。

0024

しかしながら、全ての場合において、上述したようなタイプの弾性シールまたはピストン68を備えることが必須ではない場合がある。むしろ、本体62と同じ材料製の外側に突出するリングまたはのっぺりしたプランジャ先端でも、いくつかの用途には十分である場合もある。

0025

キャップ72の形態の別個のクロージャは、オリフィス55を塞ぐように略円筒端部56上で嵌合される。キャップ72は、定位置の時にオリフィス55に接触し、封止する可撓性ライナー73、例えば、フッ素炭素ライナーを備えることができる。係合部材76は、混合器具10の排出開口部30に近接して形成された相補係合部材80と結合するために、端部56に設けられる。協働する係合部材76、80は、例えば、要望に応じて、バヨネット連結またはネジ込み係合、または他の従来の連結構造を含むことができる。係合部材76、80の目的は、部材10、50を互いに保持するために手動圧力を必要とせずに、混合器具10と混合時に生成される圧力に耐えるのに十分な分注プランジャ50との間で解除可能に係合することである。

0026

上述したように、混合器具10と分注シリンジもしくは分注器具50とを備えるシステムは、需要に応じて、事前に混合したり、一緒長期保存するのに適さない2つ以上の成分を混合するために提供される。好適な実施形態では、混合器具10は、所望の量の水性成分または他の液体成分で事前に充填され、出荷されるが、分注シリンジまたは分注器具50は、分注シリンジ50内に保存されるペースト材料などの半固体状流動性成分で事前に充填され、出荷される。上述したように、液体成分は、混合の直前に混合器具に導入される場合もある。

0027

混合時のための準備は、クロージャ34、72を混合器具10および分注器具50から取り外し、その後で、分注シリンジ50の端部56を混合器具10のオリフィス30に導入することを含む。連結係合部材76、80は、その後、手動圧力を必要としない「ハンドオフ」の独立した形で、混合器具10および分注シリンジ50を一緒に解除可能に保持するような構成になる。図1図2の好適な実施形態で示されるように、分注シリンジ50のオリフィス54は、内部構造物40のほぼ近位に位置するように、混合器具10の係合部材80を超えて伸びる。

0028

プランジャ46、54は、その内容物を混合チャンバ20を通って移動させて他方の容器の内容物と接触するように押圧される。例えば、プランジャ46は、混合器具10の内容物を分注シリンジ50内部に導入して、それにより分注シリンジ50の内容物と混合するように、混合チャンバ20を通って排出するように押圧され得る。混合物は、所望の状態、例えば、乳化に仕上がらない場合が予想される。したがって、プランジャ54は、その時には、混合物を空の、またはほぼ空の混合器具10の筒状ハウジング14に導入するために、混合チャンバ20に戻して排出するように押圧される。その後、プランジャ46は、再び混合物を混合チャンバ20を通過させるように押圧される。所望の最終成果物を生成する要求に応じて、連続して反復運動が行われる。例えば、乳化が望まれる場合、混合物を混合チャンバ20と、内部構造物40を混合チャンバの中空筒状外部と協働させることで形成された1つ以上の乳化通路を所望回数通過させるために連続して反復運動が行われる。所望の混合物の状態を実現した時に、プランジャ46は最後に押圧され、混合物を分注シリンジ50の中空内部に移動させる。

0029

このことにより、分注シリンジは、直近に生成された所望の成分の混合物で充填される。上述したように、2つの成分は、混合することで結合されて、乳剤などの混合物を形成する。必要に応じて、混合器具10または分注シリンジ50を追加の成分を収容する同様の部材と交換することで、混合物に追加の成分が加えられてもよい。その後、混合動作は上述した方法で、所望の混合状態が達成されるまで継続され、混合物が分注シリンジ50内に保存される。分注シリンジは、精密に制御された、所望の量の混合物を分注するのに利用できる。例えば、分注シリンジ50は、所望の量の薬剤を対象部位に送達するのに使用される場合がある。

0030

当業者には、分注シリンジ50からの分注された量の混合物は、通常の方法で正確に制御可能であることは理解される。必要に応じて、筒用ハウジング52内のプランジャ54の移動を制限するために、ストップカラー90のような単位用量目盛りがプランジャ54の本体62に取り付けられ得る。好適な実施形態では、プランジャ54の本体62は、ストップカラー90と都合良く選択可能に係合するように、一連の凹部92を備える。必要に応じて、凹部92は、本体62に沿った所望の位置でストップカラー90を保持するように、他の従来の係合機構と交換される場合もある。例えば、凹部92は、ストップカラー90の内部に配置される弾性ピン(図示せず)を受容するように寸法決めされた一連の盲穴と交換されるのも可能である。

0031

改めて、図3では、混合物を分注するシステムは、キャップ72を受容する内部開口部98を有するオプションの支持基部96を備える。したがって、操作者は、使用できる片手だけで、分注シリンジの開口部を封止する仮位置に都合良く分注シリンジ50を挿入して、分注シリンジ50の分注オリフィス54や自由端部56(図2参照)との不慮の接触により生じる汚染からその自由端部を保護することができる。

0032

混合器具および分注シリンジは実質的には望まれる任意の寸法にしてもよいが、典型的な用途の代表例が挙げられている。例えば、一実施形態では、混合チャンバは、乳化動作に適応される場合には、好ましくは内径が約0.01から約0.05インチ、より好ましくは約0.02から約0.04インチである1つ以上の乳化チャネルまたは経路を有する。

0033

混合器具10のシリンジ部品、すなわち、筒状ハウジング14およびプランジャ46は、好ましくは約1ミリリットル(ml)の製剤を保持するように寸法決めされる。一実施例では、筒状ハウジング14は、内径が、約0.3から約0.7インチ、より好ましくは、約0.5から約0.6インチである。多様なミリリットルサイズの用量容積に関して、筒状ハウジングの範囲は、望まれる用量のミリリットルの数で乗算される。例えば、Xミリリットルの製剤内容物に対して、筒状ハウジング14の内径は、約0.3Xから約0.7Xインチであり、より好ましくは、約0.5Xから約0.6Xである。

0034

混合チャンバ内の乳化チャネルの内径に対する筒状ハウジング14の内径の比が比較的大きな場合は、2つの成分の混合をより効率的にする。好ましくは乳化チャネルの内径に対する筒状ハウジング14の内径の比は、少なくとも約6:1であり、より好ましくは約15:1から約30:1の範囲にある。

0035

1mlの製剤を保持する分注シリンジに関して、筒状ハウジング52の内径は、好ましくは0.3から0.7インチであり、最も好ましくは0.3から0.4インチである。数ミリリットルの容積に対しては、Xミリリットルの製剤内容物は、内径が0.3Xから0.7Xインチ、最も好ましいのは0.3Xから0.4Xインチの筒状ハウジング52で対応される。比較的小さな内径の分注シリンジ(伸長された状態)は、得られた混合物の分注の精度を改善する。

0036

理解されるが、多数の利点が本発明によって、乳化ニードルおよび同様の器具によってもたらされる。例えば、先行技術の乳化ニードルは1つの混合チャネルを提供するが、本発明は1つ以上の混合チャネルを提供して、混合の効率を上げ、反復運動または混合チャンバの通過回数を減らす。さらに、複数の混合チャネルを使用すれば、高粘性の製剤によるポンピング抵抗が効率的に低減される。

0037

第1のシリンジを形成する筒状ハウジングを備えた混合チャンバを形成することで、混合チャンバと第1のシリンジとを分離することが省かれる。これは、高いポンピング圧力が混合に関係する時に、重要な要素となる。差し込み係合を使用した乳化ニードルに対して、本発明は、混合器具と第2の分注シリンジとの間をしっかりと連結して、特に、高いポンピング圧力を伴う混合時の不意の分離を防ぐ。

0038

さらなる利点として、前述の乳化ニードルは、経済性の理由から、通常の嵌合機能を有する汎用シリンジと共に使用するのに適している。コスト削減の観点からは魅力的ではあるが、汎用シリンジはさまざまな材料からなる場合があるが、その中のいくつかの材料は、特定の用途には適さない。例えば、多くの使い捨てシリンジに嵌合される弾性プランジャは、特定の混合材料不適合の材料または特定の混合材料との使用には適さない弾性材料からなる場合がある。本発明によって、特殊目的の用途での使用に容易に適応できる経済的な使い捨て混合器具および分注プランジャが提供され、混合および分注システム全体の材質適合性を確保する。

0039

さらなる利点として、乳化ニードルは含まれる特別な成分に関係なく、再利用に適しているが、本発明の原理に従う混合器具および分注シリンジは、特別に選択された材料製とすることができ、さまざまな材料に対して色分けされる場合もある。あるいは、分注シリンジの自由端部は、相補的鍵形状の混合器具のみと結合されるのが可能である特別な形状に合さることができ、確実に2つの部分は一緒に使用されるのに適したものとなる。

0040

前述の説明および添付図面は、本発明の一例である。さらに、本発明の精神および範囲から逸脱せずに部品の構成の変形例も可能である。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ