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技術 遊技機

出願人 株式会社大一商会
発明者 市原高明佐藤義浩奥崎浩幸
出願日 2015年3月16日 (5年9ヶ月経過) 出願番号 2015-051560
公開日 2015年7月23日 (5年5ヶ月経過) 公開番号 2015-131130
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等)
主要キーワード 進退速度 複数線 ケーブルクリップ 制御コマ 外側外周 回転方向毎 通し開口 打込装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年7月23日)のものです。
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図面 (20)

課題

軸支された扉部材電気機器に接続される配線コードに不具合が発生するのを可及的に低減させることが可能な遊技機を提供する。

解決手段

パチンコ機1に、本体側電気機器としての主制御基板周辺制御基板等を有した本体枠3と、本体枠3に開閉可能に軸支され扉側電気機器としての装飾基板等を有した扉枠5と、扉枠5の後面に備えられ基端が扉枠5の軸心と略平行な軸心周りに軸支されると共に先端が扉枠5の開放側へ延びた板状の配線保持部材197と、配線保持部材197の基端よりも扉枠の軸心側の位置から、一部が配線保持部材197に沿って結束バンド198で保持された上で、本体枠3へと延出し本体側電気機器と扉側電気機器とを接続する配線196と、を具備させる。

概要

背景

従来より、パチンコ機等の遊技機は、遊技媒体として例えば遊技球打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤と、遊技領域を前側へ向けた状態で遊技盤を保持する本体枠と、本体枠の前面を開閉可能に閉鎖遊技者側から遊技領域が視認可能となる遊技窓を有した扉枠と、を少なくとも備えている。この遊技機では、遊技盤を含む本体側には、遊技媒体が遊技領域内へ打ち込まれることで行われる遊技を制御するための主制御基板、主制御基板の制御による遊技結果や遊技機外に設置された貸出装置等からの指示に応じて遊技媒体の払出しを制御する払出制御基板遊技状態に応じて提示する発光演出サウンド演出等を制御するための周辺制御基板、等の各種電気機器(本体側電気機器)が備えられている。

また、扉枠側には、遊技媒体の貸出装置へ指示するための貸出操作部、周辺制御基板による発光演出に応じて発光するLED等を備えた発光装飾基板、周辺制御基板によるサウンド演出に応じてサウンドを出力するスピーカ、等の各種電気機器(扉側電気機器)が備えられている。これら本体側電気機器と扉側電気機器とは、配線コードによって接続されており、複数の配線コードが束ねられた上で、扉枠における開閉可能に軸支された側の近傍を通るように取り回された状態となっている(例えば、特許文献1)。

一方、軸支された部材(例えば、可動役物可動装飾体)の電気機器へ接続するための配線コードに対して、引っ張りばねによって付勢力を作用させるようにすることで、部材が離れる方向へ回動する時には配線コードを繰出させ、部材が接近する方向へ回動する時には配線コードを付勢力で引っ張って収容部へ収容させるようにし、所定の部材が回動しても配線コードが撓んだり弛んだりしないようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2)。

概要

軸支された扉部材の電気機器に接続される配線コードに不具合が発生するのを可及的に低減させることが可能な遊技機を提供する。パチンコ機1に、本体側電気機器としての主制御基板や周辺制御基板等を有した本体枠3と、本体枠3に開閉可能に軸支され扉側電気機器としての装飾基板等を有した扉枠5と、扉枠5の後面に備えられ基端が扉枠5の軸心と略平行な軸心周りに軸支されると共に先端が扉枠5の開放側へ延びた板状の配線保持部材197と、配線保持部材197の基端よりも扉枠の軸心側の位置から、一部が配線保持部材197に沿って結束バンド198で保持された上で、本体枠3へと延出し本体側電気機器と扉側電気機器とを接続する配線196と、を具備させる。

目的

本発明は上記の実情に鑑み、軸支された扉部材の電気機器に接続される配線コードに不具合が発生するのを可及的に低減させることが可能な遊技機の提供を課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

所定の本体側電気機器を有した本体部材と、該本体部材における一辺軸心として開閉可能に軸支され、所定の扉側電気機器を有した扉部材と、該扉部材又は前記本体部材の何れか一方に備えられ、基端回動可能に軸支されるガイド部材と、該ガイド部材が備えられた前記扉部材又は前記本体部材の何れか一方における前記ガイド部材の前記基端側から、先端側へと延出し、少なくとも前記本体部材の前記本体側電気機器と前記扉部材の前記扉側電気機器とを接続する配線コードと、を具備し、前記ガイド部材は、長手方向に直角方向に一対とした貫通する保持孔が、該長手方向へ所定間隔で複数配置され、長手方向に対して直角方向両端から少なくとも前記配線コードが沿う側へ突出した突条を備えていることを特徴とする遊技機

技術分野

0001

本発明は、ぱちん遊技機(一般的に「パチンコ機」とも称する)や回胴式遊技機(一般的に「パチスロ機」とも称する)等の遊技機に関するものである。

背景技術

0002

従来より、パチンコ機等の遊技機は、遊技媒体として例えば遊技球打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤と、遊技領域を前側へ向けた状態で遊技盤を保持する本体枠と、本体枠の前面を開閉可能に閉鎖遊技者側から遊技領域が視認可能となる遊技窓を有した扉枠と、を少なくとも備えている。この遊技機では、遊技盤を含む本体側には、遊技媒体が遊技領域内へ打ち込まれることで行われる遊技を制御するための主制御基板、主制御基板の制御による遊技結果や遊技機外に設置された貸出装置等からの指示に応じて遊技媒体の払出しを制御する払出制御基板遊技状態に応じて提示する発光演出サウンド演出等を制御するための周辺制御基板、等の各種電気機器(本体側電気機器)が備えられている。

0003

また、扉枠側には、遊技媒体の貸出装置へ指示するための貸出操作部、周辺制御基板による発光演出に応じて発光するLED等を備えた発光装飾基板、周辺制御基板によるサウンド演出に応じてサウンドを出力するスピーカ、等の各種電気機器(扉側電気機器)が備えられている。これら本体側電気機器と扉側電気機器とは、配線コードによって接続されており、複数の配線コードが束ねられた上で、扉枠における開閉可能に軸支された側の近傍を通るように取り回された状態となっている(例えば、特許文献1)。

0004

一方、軸支された部材(例えば、可動役物可動装飾体)の電気機器へ接続するための配線コードに対して、引っ張りばねによって付勢力を作用させるようにすることで、部材が離れる方向へ回動する時には配線コードを繰出させ、部材が接近する方向へ回動する時には配線コードを付勢力で引っ張って収容部へ収容させるようにし、所定の部材が回動しても配線コードが撓んだり弛んだりしないようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2)。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、特許文献1のような従来の遊技機では、本体枠に保持された遊技盤を脱着する際に、扉枠を大きく開けることとなるが、本体枠に対して扉枠を大きく開けると、本体側電気機器と扉側電気機器とを接続する配線コードが引っ張られるので、配線コードが断線したり接続コネクタが抜けたりする問題や、配線コードが必要以上に伸びて扉枠を閉じる際に弛んで垂れ下がった配線コードが他の部材に引っ掛かって配線コードが断線したり扉枠を閉じることができなくなったりする問題があった。

0006

ところで、特許文献2のものを扉枠に適用することで上記の問題を解決させることが考えられるが、この場合、扉枠を開閉する度に配線コードが収容部内を摺動することとなるので、配線コードが擦れ漏電や断線等の不具合が発生する虞がある。また、配線コードに対しては、引っ張りばねによって付勢力が作用するので、その付勢力によって配線コードの接続コネクタが緩んだり抜けたりする虞がある。

0007

そこで、本発明は上記の実情に鑑み、軸支された扉部材の電気機器に接続される配線コードに不具合が発生するのを可及的に低減させることが可能な遊技機の提供を課題とするものである。

課題を解決するための手段

0008

手段1:遊技機において、
「所定の本体側電気機器を有した本体部材と、
該本体部材における一方の側辺軸心として開閉可能に軸支され、所定の扉側電気機器を有した扉部材と、
該扉部材又は前記本体部材の何れか一方に備えられ、基端が前記扉部材の軸心と略平行な軸心周りを回動可能に軸支されると共に、先端が前記扉部材の軸心から遠ざかる方向へ延びた板状のガイド部材と、
該ガイド部材が備えられた前記扉部材又は前記本体部材の何れか一方における前記ガイド部材の前記基端よりも前記扉部材の軸心側の位置から、一部が前記ガイド部材に沿って保持された上で、前記扉部材又は前記本体部材の何れか他方の所定位置へと延出し、少なくとも前記本体部材の前記本体側電気機器と前記扉部材の前記扉側電気機器とを接続する配線コードと
具備する」ものであることを特徴とする。

0009

ここで、「本体部材、及び扉部材」としては、「遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤を保持する本体枠、及び本体枠における一方の前側側片を軸心として開閉可能に軸支され遊技領域が遊技者側から視認可能となる遊技窓を有した扉枠」、「遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤を保持する本体枠、及び本体枠における一方の前側側片を軸心として開閉可能に軸支され遊技媒体を打ち込むために遊技者が操作する操作ハンドルを少なくとも有した扉部材」、「遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤を保持する本体枠、及び本体枠における一方の後側側片を軸心として開閉可能に軸支され遊技媒体を払出すための払出装置又は払出制御基板を有した支持部材」、「遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤、及び遊技盤の後側で回動可能に軸支され所定の制御基板等を有した支持部材」、等が挙げられる。

0010

また、「電気機器」としては、「主制御基板」、「周辺制御基板」、「払出制御基板」、「各種中継基板中継端子板)」、「発光手段(例えば、LED、白熱灯蛍光灯冷陰極管有機EL、等)」、「LED等の発光手段を備えた発光装飾基板」、「各種検知センサ」、「モータ」、「ソレノイド」、「演出表示手段(例えば、液晶表示装置LED表示装置、等)」、「スピーカ」、「ブザー」、等が挙げられる。

0011

更に、「配線コード」としては、絶縁体被覆されると共に可撓性を有したものであれば良く、「単線」、「複数線フラットケーブルを含む)」、「同軸線」、等が挙げられる。

0012

また、「ガイド部材」としては、基端側が軸支される板状の部材であれば良く、撓み難い剛性の高い部材とすることが望ましい。また、ガイド部材が軸支される部材としては、「本体部材又は扉部材に直接軸支させるもの」、「本体部材又は扉部材に備えられた基板カバーに軸支させるもの」、「本体部材又は扉部材に備えられた遊技媒体の通路を形成する部材に軸支させるもの」、等が挙げられる。

0013

ところで、本体部材と扉部材とを接続する配線コードが延びだす位置としては、扉部材が軸支された位置に近い方が、扉部材を開いた時に必要となる配線コードの長さを短くすることができると共に、扉部材を開けて所定の作業を行う際に配線コードが作業を阻害してしまうのを可及的に低減させることができるようになる。しかしながら、本体部材と扉部材における扉部材が軸支された側辺側では、一般的にその側辺の両端で軸支するようにしているので、軸支された部位の中間にドライバー等の工具が差し込まれると、本体部材や扉部材が撓み易く、本体部材と扉部材との間に隙間を簡単に形成して、その隙間を通して不正行為が行われる問題がある。そのため、重要な電気機器等を収容した本体部材や扉部材では、軸支側の側辺の強度・剛性を高めるようにしているので、軸支された側辺の近くから配線コードを延出させることが難しくなり、配線コードを延出させる位置が軸支された位置から遠くなることで配線コードが長くなる傾向がある。従って、扉部材を開閉させる際に、長い配線コードが垂れ下がり易くなり、配線コードが他の部材に引っ掛かって断線したり、扉部材を閉めることができなくなったりする問題がある。

0014

手段1の構成によると、遊技機に、所定の本体側電気機器を有した本体部材と、本体部材における一方の側辺を軸心として開閉可能に軸支され所定の扉側電気機器を有した扉部材と、扉部材又は本体部材の何れか一方に備えられ、基端が扉部材の軸心と略平行な軸心周りを回動可能に軸支されると共に、先端が扉部材の軸心から遠ざかる方向へ延びた板状のガイド部材と、ガイド部材が備えられた扉部材又は本体部材の何れか一方におけるガイド部材の基端よりも扉部材の軸心側の位置から、一部がガイド部材に沿って保持された上で、扉部材又は本体部材の何れか他方の所定位置へと延出し、少なくとも本体部材の本体側電気機器と扉部材の扉側電気機器とを接続する配線コードと、を具備させるようにしたものである。

0015

これにより、本体部材又は扉部材の何れか一方に軸支されたガイド部材の先端が扉部材の軸心から遠ざかる方向へ延出しているので、本体部材に対して扉部材を開く方向へ回動させると、配線コードにおけるガイド部材の先端から延びだした部位によって、ガイド部材の先端側が他方の部材側へ残ろうとし、ガイド部材の先端が一方の部材から遠ざかる方向へ回動することとなる。一方、扉部材を閉じる方向へ回動させると、配線コードにおけるガイド部材の先端から延びだした部位に押されて、先端が一方の部材側へ近づく方向へガイド部材が回動することとなる。従って、本体部材に対して扉部材を開閉させると、ガイド部材によって本体部材と扉部材との間に橋が掛けられたような状態となり、配線コードの一部がガイド部材によって架橋された状態となるので、扉部材を開閉させても配線コードが垂れ下がるのを防止することが可能となり、配線コードが垂れ下がることで他の部材に引っ掛かって断線したり扉部材を閉じることができなくなったりする不具合が発生するのを防止することができ、本体側電気機器と扉側電気機器とを接続する配線コードに不具合が発生するのを可及的に低減させることが可能な遊技機を提供することができる。

0016

また、配線コードの一部を回動可能なガイド部材で保持するようにしており、扉部材を開ける時に、配線コードが無理に引っ張られても、ガイド部材が回動することでその力を逃がすことができるので、配線コードが引っ張られるのを防止することができ、配線コードが引っ張られて断線したり接続コネクタが外れたりするような不具合が発生するのを防止することができる。また、ガイド部材によって配線コードの一部を保持しており、配線コードはガイド部材の回動に伴って単に部分的に曲がるだけなので、特許文献2のもののように配線コードが摺動することは無く、配線コードが擦れて漏電や断線等の不具合が発生するのを防止することができる。

0017

更に、本体部材や扉部材から配線コードが延びだす位置が、扉部材を軸支した側辺から離れていても、上述したように、ガイド部材によって配線コードをガイド(案内)して扉部材を開閉する際に配線コードが垂れ下がるのを良好に防止することができるので、扉部材における軸支された側辺側の強度・剛性を高めた本体部材や扉部材に対しても本発明を適用することができ、不正行為に対する防犯性の高い遊技機とすることができる。

0018

なお、配線コードをガイド部材の先端から所定長さ延びださせるようにすることが望ましく、これにより、扉部材をより大きく開くことができると共に、扉部材を開けた場合でもガイド部材によって先端から延びた配線コードを誘導することができ、配線コードが垂れ下がるのを防止して、上述と同様の作用効果を奏することができる。

0019

また、ガイド部材を扉部材側に軸支させるようにしても良く、これにより、本体部材に対して扉部材を開閉させると、扉部材と共にガイド部材が移動するので、扉部材の開閉による慣性力衝撃力等がガイド部材に作用し、扉部材に対してガイド部材を回動し易くすることができ、上述した作用効果を確実に奏することができる。

0020

また、ガイド部材に配線コードを保持するための保持手段を備えるようにしても良く、これにより、保持手段によって配線コードの一部を確実にガイド部材に保持して沿わせることができる。なお、保持手段を、長手方向へ所定間隔で複数配置された貫通する保持孔と、保持孔に挿通される所定の結束バンドとで構成することが望ましく、これにより、配線コードを保持した結束バンドが保持孔によってガイド部材の長手方向へ移動(スライド)するのを防止することができ、ガイド部材から結束バンドごと配線コードが脱落するのを確実に防止することができる。

0021

更に、ガイド部材の長手方向に対して直角方向両端に、少なくとも配線コードが沿う側へ突出した突条を備えるようにしても良く、これにより、一対の突条とガイド部材によって配線コードの三方を囲むことができ、ガイド部材に沿って配線コードを保持し易くすることができると共に、板状のガイド部材の曲げ剛性を高めることができ、扉部材を開閉する際にガイド部材が撓むのを防止して、良好な状態で扉部材を開閉させることができる。

0022

また、ガイド部材の基端から先端までの長さを、扉部材の軸心から基端の軸心までの距離と略同じ長さとすると共に、配線コードにおける扉部材又は本体部材の何れか他方の延出した所定位置を、本体部材に対して扉部材を閉じた状態で、ガイド部材の先端よりも扉部材の軸心側の位置としても良く、これにより、扉部材の軸心と、ガイド部材の軸心と、ガイド部材の先端と、他方の部材における配線コードが延出した位置とで、パンタグラフ状リンクが形成されることとなるので、扉部材を開閉する時のガイド部材や配線コード等の動きをスムーズにすることができ、開閉作業を行い易くすることができると共に、配線コード等に無理な力が作用するのを低減させて断線等の不具合が発生するのを防止することができる。また、パンタグラフ状のリンクを形成することで、扉部材を閉じる時に、配線コードにおけるガイド部材の先端から延出した部位が、ガイド部材と沿うように先端側で折返されるので、扉部材を閉じた状態では配線コードを折り畳んでコンパクトに纏めることができ、ガイド部材や配線コードに係るスペースを小さくすることができる。

0023

また、配線コードを、本体部材に対して扉部材を閉じた状態で、扉部材又は本体部材の何れか他方側を向いたガイド部材の面に沿って保持させるようにしても良く、これにより、本体部材に対して扉部材を閉じた状態とした時に、ガイド部材を一方の部材側へ可及的に近づけることができるので、一方の部材からのガイド部材の突出を少なくすることができ、扉部材を閉じ易くすることができると共に、ガイド部材や配線コードに係るスペースを可及的に小さくすることができる。

0024

更に、ガイド部材を軸支した扉部材又は本体部材の何れか一方に、扉部材を閉じた状態で、何れか他方側の部材へ向かって開口するように凹み、ガイド部材を収納可能な収納部を備えるようにしても良く、これにより、本体部材に対して扉部材を閉じた状態とすると、ガイド部材が一方の部材に備えられた収納部内へ収納されるので、一方の部材側から他方の部材側へのガイド部材の突出を殆ど無くすことができ、扉部材を閉じ易くすることができると共に、ガイド部材や配線コードをコンパクトに纏めることができ、配線コードが他の部材に引っ掛かるのを抑制して不具合が発生するのを防止することができる。

0025

また、本体部材を本体枠とすると共に、扉部材を本体枠に軸支された扉枠としても良く、これにより、遊技盤を交換したり遊技領域内をメンテナンスしたりする際に、扉枠を開閉させた時でも、本体枠の本体側電気機器(例えば、主制御基板、周辺制御基板、払出制御基板、等)と扉枠の扉側電気機器(例えば、発光装飾基板、スピーカ、貸出操作部の各種スイッチ類、操作ハンドルの各種センサやスイッチ類、等)とを接続する配線コードを、上述したように、ガイド部材によってガイドすることができるので、配線コードが垂れ下がったり他の部材に引っ掛かったりするのを防止することができ、配線コードに不具合が発生するのを防止することができると共に、扉枠を良好に開閉させることができる。

0026

手段2:手段1の構成において、
「前記ガイド部材は、
前記配線コードを保持するための保持手段を備えている」ものであることを特徴とする。

0027

ここで、「保持手段」としては、「ガイド部材に貫通した保持孔と、保持孔に挿通される結束バンドとを備え、結束バンドによって配線コードをガイド部材へ締め付けるようにしたもの」、「結束バンドによって配線コードをガイド部材へ締め付けるようにしたもの」、「ケーブルクリップを備えたもの」、「パースロックを備えたもの」、「係止爪を備えたもの」、等が挙げられる。

0028

手段2の構成によると、ガイド部材に、配線コードを保持するための保持手段を備えるようにしたものである。

0029

これにより、保持手段によって配線コードの一部を確実にガイド部材に保持して沿わせることができるので、ガイド部材から配線コードが垂れ下がったり脱落したりするのを防止することができ、上述した作用効果を確実に奏することができる。

0030

手段3:手段2の構成において、
「前記ガイド部材の前記保持手段は、
長手方向へ所定間隔で複数配置された貫通する保持孔と、
該保持孔に挿通される所定の結束バンドとで構成されている」ものであることを特徴とする。

0031

手段3の構成によると、ガイド部材の保持手段を、長手方向へ所定間隔で複数配置された貫通する保持孔と、保持孔に挿通される所定の結束バンドとで構成したものである。

0032

これにより、保持手段を具現化することができ、上述した作用効果を確実に奏する遊技機とすることができる。また、貫通した保持孔を挿通させた結束バンドによって配線コードを保持するようにしているので、配線コードを保持した結束バンドが保持孔によってガイド部材の長手方向へ移動(スライド)するのを防止することができ、ガイド部材から結束バンドごと配線コードが脱落するのを確実に防止することができる。

0033

手段4:手段1から手段3までの何れか一つの構成において、
「前記ガイド部材は、
長手方向に対して直角方向両端から少なくとも前記配線コードが沿う側へ突出した突条を備えている」ものであることを特徴とする。

0034

手段4の構成によると、ガイド部材に、長手方向に対して直角方向両端から少なくとも配線コードが沿う側へ突出した突条を備えるようにしたものである。

0035

これにより、一対の突条とガイド部材によって配線コードの三方を囲むことができ、ガイド部材に沿って配線コードを保持し易くすることができる。また、ガイド部材に突条を備えているので、板状のガイド部材の曲げ剛性を高めることができ、扉部材を開閉する際にガイド部材が撓むのを防止して、良好な状態で扉部材を開閉させることができる。

0036

手段5:手段1から手段4までの何れか一つの構成において、
「前記ガイド部材は、
前記基端から前記先端までの長さが、前記扉部材の軸心から前記基端の軸心までの距離と略同じ長さとされ、且つ、
前記配線コードは、
延出する前記扉部材又は前記本体部材の何れか他方の所定位置が、前記本体部材に対して前記扉部材を閉じた状態で、前記ガイド部材の前記先端よりも前記扉部材の軸心側の位置とされている」ものであることを特徴とする。

0037

手段5の構成によると、ガイド部材の基端から先端までの長さを、扉部材の軸心から基端の軸心までの距離と略同じ長さとすると共に、配線コードにおける扉部材又は本体部材の何れか他方の延出した所定位置を、本体部材に対して扉部材を閉じた状態で、ガイド部材の先端よりも扉部材の軸心側の位置としたものである。

0038

これにより、扉部材の軸心と、ガイド部材の軸心と、ガイド部材の先端と、他方の部材における配線コードが延出した位置とで、パンタグラフ状のリンクが形成されることとなるので、扉部材を開閉する時のガイド部材や配線コード等の動きをスムーズにすることができ、開閉作業を行い易くすることができると共に、配線コード等に無理な力が作用するのを低減させて断線等の不具合が発生するのを防止することができる。

0039

また、パンタグラフ状のリンクを形成するようにしており、扉部材を閉じる時に、配線コードにおけるガイド部材の先端から延出した部位が、ガイド部材と沿うように先端側で折返されるので、扉部材を閉じた状態では配線コードを折り畳んでコンパクトに纏めることができ、ガイド部材や配線コードに係るスペースを小さくすることができる。

0040

手段6:手段1から手段5までの何れか一つの構成において、
「前記配線コードは、
前記本体部材に対して前記扉部材を閉じた状態で、前記ガイド部材における前記扉部材又は前記本体部材の何れか他方側を向いた面に沿って保持されている」ものであることを特徴とする。

0041

手段6の構成によると、配線コードを、本体部材に対して扉部材を閉じた状態で、ガイド部材における扉部材又は本体部材の何れか他方側を向いた面に沿って保持させるようにしたものである。

0042

これにより、本体部材に対して扉部材を閉じた状態とした時に、ガイド部材を一方の部材側へ可及的に近づけることができるので、一方の部材からのガイド部材の突出を少なくすることができ、扉部材を閉じ易くすることができると共に、ガイド部材や配線コードに係るスペースを可及的に小さくすることができる。

0043

手段7:手段1から手段6までの何れか一つの構成において、
「前記ガイド部材が備えられた前記扉部材又は前記本体部材の何れか一方は、
該本体部材に対して前記扉部材を閉じた状態で、前記扉部材又は前記本体部材の何れか他方側へ向かって開口するように凹み、前記ガイド部材を収納可能な収納部を備えている」ものであることを特徴とする。

0044

手段7の構成によると、ガイド部材を軸支した扉部材又は本体部材の何れか一方に、本体部材に対して扉部材を閉じた状態で、扉部材又は本体部材の何れか他方側へ向かって開口するように凹みガイド部材を収納可能な収納部を備えるようにしたものである。

0045

これにより、本体部材に対して扉部材を閉じた状態とすると、ガイド部材が一方の部材に備えられた収納部内へ収納されるので、一方の部材側から他方の部材側へのガイド部材の突出を殆ど無くすことができ、扉部材を閉じ易くすることができると共に、ガイド部材や配線コードをコンパクトに纏めることができ、配線コードが他の部材に引っ掛かるのを抑制して不具合が発生するのを防止することができる。

0046

手段8:手段1から手段7までの何れか一つの構成において、
「前記本体部材は、
遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤を保持する本体枠とされ、且つ、
前記扉部材は、
前記本体枠に保持された前記遊技盤の前記遊技領域が遊技者側から視認可能となる遊技窓を少なくとも有した扉枠と
されている」ものであることを特徴とする。

0047

ここで、「本体枠」としては、「遊技機を設置する遊技ホール等に備えられた島設備取付けられる枠状の外枠に対して、開閉可能に軸支されたもの」、「遊技機を設置する遊技ホール等に備えられた島設備に取付けられるもの」、等が挙げられる。

0048

また、「扉枠」としては、「遊技窓の他に、遊技領域内へ打ち込むための遊技媒体を貯留する貯留皿を備えたもの」、「遊技窓の他に、遊技領域内へ打ち込むための遊技媒体を貯留する貯留皿と、遊技媒体を打ち込むために遊技者が操作する操作ハンドルと、を備えたもの」、「遊技窓の他に、遊技媒体を打ち込むために遊技者が操作する操作ハンドルを備えたもの」、等が挙げられる。

0049

手段8の構成によると、本体部材を、遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤を保持する本体枠とすると共に、扉部材を、本体枠に保持された遊技盤の遊技領域が遊技者側から視認可能となる遊技窓を少なくとも有した扉枠としたものである。

0050

これにより、本体部材を本体枠とすると共に、扉部材を本体枠に軸支された扉枠としているので、遊技盤を交換したり遊技領域内をメンテナンスしたりする際に、扉枠を開閉させた時でも、本体枠の本体側電気機器(例えば、主制御基板、周辺制御基板、払出制御基板、等)と扉枠の扉側電気機器(例えば、発光装飾基板、スピーカ、貸出操作部の各種スイッチ類、操作ハンドルの各種センサやスイッチ類、等)とを接続する配線コードを、上述したように、ガイド部材によってガイドすることが可能となり、配線コードが垂れ下がったり他の部材に引っ掛かったりするのを防止することができ、配線コードに不具合が発生するのを防止することができると共に、扉枠を良好に開閉させることができる。

0051

手段9:手段8の構成において、
「前記ガイド部材は、
前記扉部材としての前記扉枠に備えられている」ものであることを特徴とする。

0052

ところで、扉枠を軸支する本体枠にガイド部材を備えるようにした場合、本体枠には前側から遊技盤を保持するようにしているので、ガイド部材を備える位置としては、蓋然的に、遊技盤を保持した位置を除いた位置となるが、近年、遊技盤(遊技領域)の大型化に伴い、本体枠の前面における空スペースが少なくなる傾向があると共に、一般的に、本体枠の前面には遊技盤の他に、遊技媒体を遊技領域内へ打ち込むための打込装置(例えば、打球発射装置)や、遊技媒体を遊技者側へ払出すための払出口等が備えられており、本体枠の前面にガイド部材を備えるためのスペースを確保することが困難になりつつある。

0053

手段9の構成によると、ガイド部材を、扉部材としての扉枠に備えるようにしたものである。

0054

これにより、ガイド部材を移動(開閉)する扉枠側に備えているので、扉枠を開閉させる慣性力や衝撃力等によってガイド部材を回動させ易くすることができ、上述した作用効果を確実に奏することができる。また、ガイド部材を扉枠に備えており、本体枠にガイド部材を備えるためのスペースを確保する必要が無いので、相対的に遊技盤を保持するスペースを大きくしてより大きな遊技領域を有した遊技盤を保持させることができ、大型の遊技盤を有して遊技者の関心を強く引付けることが可能な遊技機とすることができる。

0055

手段10:遊技機において、
「遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤を保持し、所定の本体側電気機器を有した本体部材としての本体枠と、
該本体枠における一方の前側側辺を軸心として開閉可能に軸支され、所定の扉側電気機器、前記本体枠に対して閉じた状態で該本体枠側へ向かって開口するように凹んだ収納部、及び前記本体枠に保持された前記遊技盤の前記遊技領域が遊技者側から視認可能となる遊技窓を少なくとも有した扉部材としての扉枠と、
該扉枠に備えられると共に、基端が前記扉枠の軸心と略平行な軸心周りを回動可能に軸支されると共に先端が前記扉枠の軸心から遠ざかる方向へ延びた板状で、前記基端から前記先端までの長さが前記扉枠の軸心から前記基端の軸心までの距離と略同じ長さとされ、長手方向に対して直角方向両端から少なくとも前記本体枠側へ突出した突条、及び長手方向へ所定間隔で複数配置された貫通する保持孔と該保持孔に挿通される所定の結束バンドとで構成された保持手段を有し、前記扉枠の前記収納部へ収納可能とされたガイド部材と、
該ガイド部材が備えられた前記扉枠における前記ガイド部材の前記基端よりも前記扉枠の軸心側の位置から、一部が前記本体枠に対して前記扉枠を閉じた状態で前記ガイド部材における前記本体枠側を向いた面に沿って前記保持手段により保持された上で、前記本体枠における該本体枠に対して前記扉枠を閉じた状態で前記ガイド部材の前記先端よりも前記扉枠の軸心側の位置へと延出し、少なくとも前記本体枠の前記本体側電気機器と前記扉枠の前記扉側電気機器とを接続する配線コードと
を具備する」ものであることを特徴とする。

0056

手段10の構成によると、遊技機に、遊技者の操作によって遊技媒体が打ち込まれる遊技領域を有した遊技盤を保持し所定の本体側電気機器を有した本体部材としての本体枠と、本体枠における一方の前側側辺を軸心として開閉可能に軸支され、所定の扉側電気機器、本体枠に対して閉じた状態で本体枠側へ向かって開口するように凹んだ収納部、及び本体枠に保持された遊技盤の遊技領域が遊技者側から視認可能となる遊技窓を少なくとも有した扉部材としての扉枠と、扉枠に備えられると共に、基端が扉枠の軸心と略平行な軸心周りを回動可能に軸支されると共に先端が扉枠の軸心から遠ざかる方向へ延びた板状で、基端から先端までの長さが扉枠の軸心から基端の軸心までの距離と略同じ長さとされ、長手方向に対して直角方向両端から少なくとも本体枠側へ突出した突条、及び長手方向へ所定間隔で複数配置された貫通する保持孔と保持孔に挿通される所定の結束バンドとで構成された保持手段を有し、扉枠の収納部へ収納可能とされたガイド部材と、扉枠におけるガイド部材の基端よりも扉枠の軸心側の位置から、一部が本体枠に対して扉枠を閉じた状態でガイド部材における本体枠側を向いた面に沿って保持手段により保持された上で、扉枠を閉じた状態で本体枠におけるガイド部材の先端よりも扉枠の軸心側の位置へと延出し、少なくとも本体枠の本体側電気機器と扉枠の扉側電気機器とを接続する配線コードと、を具備させるようにしたものである。

0057

これにより、本体部材としての本体枠に軸支された扉部材としての扉枠に、配線コードの一部を保持するガイド部材を軸支させると共に、ガイド部材の先端が扉枠の軸心から遠ざかる方向へ延出しているので、本体枠に対して扉枠を開く方向へ回動させると、配線コードにおけるガイド部材の先端から延びだした部位によって、ガイド部材の先端側が本体枠側へ残ろうとし、ガイド部材の先端が扉枠から遠ざかる方向へ回動することとなる。一方、扉枠を閉じる方向へ回動させると、配線コードにおけるガイド部材の先端から延びだした部位に押されて、ガイド部材の先端が扉枠側へ近づく方向へ回動することとなる。従って、本体枠に対して扉枠を開閉させると、ガイド部材によって本体枠と扉枠との間に橋が掛けられたような状態となり、配線コードの一部がガイド部材によって架橋された状態となるので、扉枠を開閉させても配線コードが垂れ下がるのを防止することが可能となり、配線コードが垂れ下がることで他の部材に引っ掛かって断線したり扉枠を閉じることができなくなったりする不具合が発生するのを防止することができ、本体側電気機器(例えば、主制御基板、周辺制御基板、払出制御基板、等)と扉側電気機器(例えば、発光装飾基板、スピーカ、貸出操作部の各種スイッチ類、操作ハンドルの各種センサやスイッチ類、等)とを接続する配線コードに不具合が発生するのを可及的に低減させることが可能な遊技機を提供することができる。

0058

また、配線コードの一部を回動可能なガイド部材で保持するようにしており、扉枠を開ける時に、配線コードが無理に引っ張られても、ガイド部材が回動することでその力を逃がすことができるので、配線コードが引っ張られるのを防止することができ、配線コードが引っ張られて断線したり接続コネクタが外れたりするような不具合が発生するのを防止することができる。また、ガイド部材によって配線コードの一部を保持しており、配線コードはガイド部材の回動に伴って単に部分的に曲がるだけなので、特許文献2のもののように配線コードが摺動することは無く、配線コードが擦れて漏電や断線等の不具合が発生するのを防止することができる。

0059

更に、ガイド部材における配線コードを保持する保持手段を、長手方向へ所定間隔で複数配置された貫通する保持孔と、保持孔に挿通される所定の結束バンドとで構成しているので、保持手段を具現化することができ、上述した作用効果を確実に奏する遊技機とすることができる。また、貫通した保持孔を挿通させた結束バンドによって配線コードを保持するようにしているので、配線コードを保持した結束バンドが保持孔によってガイド部材の長手方向へ移動(スライド)するのを防止することができ、ガイド部材から結束バンドごと配線コードが脱落するのを確実に防止することができる。

0060

また、本体枠や扉枠から配線コードが延びだす位置を、扉枠を軸支した側辺から離れた位置に配置しても、上述したように、ガイド部材によって配線コードをガイド(案内)して扉枠を開閉する際に配線コードが垂れ下がるのを良好に防止することができるので、扉枠における軸支された側辺側の強度・剛性を高めた本体枠や扉枠とすることができ、不正行為に対する防犯性の高い遊技機とすることができる。

0061

更に、ガイド部材に、長手方向に対して直角方向両端から少なくとも配線コードが沿う側へ突出した突条を備えるようにしているので、一対の突条とガイド部材によって配線コードの三方を囲むことができ、ガイド部材に沿って配線コードを保持し易くすることができる。また、ガイド部材に突条を備えているので、板状のガイド部材の曲げ剛性を高めることができ、扉枠を開閉する際にガイド部材が撓むのを防止して、良好な状態で扉枠を開閉させることができる。

0062

また、ガイド部材の基端から先端までの長さを、扉枠の軸心から基端の軸心までの距離と略同じ長さとすると共に、配線コードにおける本体枠の延出した所定位置を、本体枠に対して扉枠を閉じた状態で、ガイド部材の先端よりも扉枠の軸心側の位置としており、扉枠の軸心と、ガイド部材の軸心と、ガイド部材の先端と、本体枠における配線コードが延出した位置とで、パンタグラフ状のリンクが形成されることとなるので、扉枠を開閉する時のガイド部材や配線コード等の動きをスムーズにすることができ、開閉作業を行い易くすることができると共に、配線コード等に無理な力が作用するのを低減させて断線等の不具合が発生するのを防止することができる。また、パンタグラフ状のリンクを形成するようにしており、扉枠を閉じる時に、配線コードにおけるガイド部材の先端から延出した部位が、ガイド部材と沿うように先端側で折返されるので、扉枠を閉じた状態では配線コードを折り畳んでコンパクトに纏めることができ、ガイド部材や配線コードに係るスペースを小さくすることができる。

0063

また、ガイド部材を軸支した扉枠に、本体枠に対して扉枠を閉じた状態で、本体枠側へ向かって開口するように凹み、ガイド部材を収納可能な収納部を備えるようにしており、本体枠に対して扉枠を閉じた状態とすると、ガイド部材が扉枠に備えられた収納部内へ収納されるので、扉枠側から本体枠側へのガイド部材の突出を殆ど無くすことができ、扉枠を閉じ易くすることができると共に、ガイド部材や配線コードをコンパクトに纏めることができ、配線コードが他の部材に引っ掛かるのを抑制して不具合が発生するのを防止することができる。

0064

更に、配線コードを、本体枠に対して扉枠を閉じた状態で、ガイド部材における本体枠側を向いた面に沿って保持させるようにしており、本体枠に対して扉枠を閉じた状態とした時に、ガイド部材を扉枠側へ可及的に近づけることができるので、これによっても、扉枠からのガイド部材の突出を少なくすることができ、扉枠を閉じ易くすることができると共に、ガイド部材や配線コードに係るスペースを可及的に小さくすることができる。

0065

また、ガイド部材を移動(開閉)する扉枠側に備えているので、扉枠を開閉させる慣性力や衝撃力等によってガイド部材を回動させ易くすることができ、上述した作用効果を確実に奏することができる。また、ガイド部材を扉枠に備えており、本体枠にガイド部材を備えるためのスペースを確保する必要が無いので、相対的に本体枠における遊技盤を保持するスペースを大きくしてより大きな遊技領域を有した遊技盤を保持させることができ、大型の遊技盤を有して遊技者の関心を強く引付けることが可能な遊技機とすることができる。

0066

手段11:手段1から手段10の何れか一つの遊技機において、
パチンコ機であることを特徴とする。
ここで、パチンコ機とは、遊技者が遊技機に投入する媒体である投入媒体と、遊技者が行う実質的な遊技に用いられる媒体である遊技媒体とを同一のものとした遊技機であり、投入された例えば遊技球等の媒体を用いて遊技が行われるタイプの遊技機の一種である。具体的には、「操作ハンドルの操作に対応して遊技球を発射する発射装置と、多数の障害釘役物、表示手段等の適宜の機器が組み込まれたり、始動入賞口、大入賞口、通過口、到達口等の遊技球が入球する適宜の入球口が設けられた遊技領域と、発射装置から遊技領域に遊技球を導くレールと、遊技領域に導かれた遊技球の入球口への入球に応じたり、複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて、所定数の遊技球を賞球として払い出す払出手段とを具備するもの」である。

0067

なお、パチンコ機としては、種々のタイプのものがあり、一般に「デジパチ機」と称されるものに代表される「入球口への入球状態を検出する入球状態検出手段(遊技状態検出手段として捉えることもできる)と、入球状態検出手段によって入球が検出されると所定の抽選を行う抽選手段と、抽選手段の抽選結果に応じて特別図柄を変動させると共に変動を停止させる特別図柄表示手段とを備えたもの」や「加えて、特別図柄の変動中に、複数の図柄からなる図柄列変動表示し、図柄列にて図柄を停止表示させたり、キャラクタや種々の物品等の表示物描写し表示物を動作させたりする等によって適宜の演出表示を行う演出表示手段を更に具備するもの」、一般に「ハネモノ機」と称されるものに代表される「役物内での遊技球の振分けによって抽選を行う抽選手段を備えたもの」、一般に「アレパチ機」と称されるものに代表される「例えば16個等の所定個数の遊技球により1ゲームが行われ、1ゲームにおける複数の入球口への遊技球の入球態様に応じて所定個数の遊技球の払出しを行うもの」等を例示することができる。

0068

手段11の構成によると、パチンコ機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。

0069

手段12:手段1から手段10までの何れか一つの遊技機において、
パチスロ機であることを特徴とする。
ここで、パチスロ機とは、投入媒体であるメダルを投入し、メダルの投入後、始動操作手段(例えば操作レバー)の操作によって、夫々複数の図柄が描かれた複数のリールを回転させる等して、各リール等によって構成された図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップタン)の操作に応じて各図柄列の変動表示を停止させる、といった遊技が遊技者によって行われるものである。換言すれば、停止操作機能付きのスロットマシーンとして捉えることができるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動表示を停止させるものであってもよい。そして、各図柄列の変動表示の停止時において、表示された単体の図柄が特定の図柄であったり、各図柄列にて表示された図柄の組合せが特定の組合せであったりする等、特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができる遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。

0070

手段12の構成によると、パチスロ機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。

0071

手段13:手段1から手段10までの何れか一つの遊技機において、
パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなることを特徴とする。
ここで、「パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機」とは、複数個(例えば5個)の遊技球を1単位の投入媒体とし、投入媒体を投入した後、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に応じて複数の図柄からなる図柄列を変動表示させるとともに、その後、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に応じて図柄列の変動を停止させるものである。なお、所定時間が経過しても停止用操作手段が操作されない場合には、所定時間経過したことに応じて図柄列の変動表示を停止させるものであってもよい。そして、各図柄列の変動表示の停止時において、表示された単体の図柄が特定の図柄であったり、各図柄列にて表示された図柄の組合せが特定の組合せであったりする等、特定の条件を満たす場合に、満たされた条件に応じて所定個数のメダルを払出したり、遊技者が多量のメダルを獲得することができる遊技者に有利な特別有利状態を発生させたりするものである。

0072

手段13の構成によると、パチンコ機とパチスロ機とを融合させてなる遊技機において、上述した手段のいずれかの作用効果を奏することができる。

発明の効果

0073

このように、本発明によれば、軸支された扉部材の電気機器に接続される配線コードに不具合が発生するのを可及的に低減させることが可能な遊技機を提供することができる。

図面の簡単な説明

0074

実施形態に係るパチンコ機の外枠に対して本体枠を開放し、本体枠に対して扉枠を開放した状態を示す斜視図である。
パチンコ機の正面図である。
パチンコ機の右側面図である。
パチンコ機の平面図である。
パチンコ機の背面図である。
パチンコ機を構成する外枠、本体枠、遊技盤、扉枠の後方から見た分解斜視図である。
パチンコ機を構成する外枠、本体枠、遊技盤、扉枠の前方から見た分解斜視図である。
外枠の正面斜視図である。
外枠の正面から見た分解斜視図である。
外枠の正面図である。
外枠の背面斜視図である。
外枠の右側面図である。
本体枠の上軸支金具と外枠の上支持金具との脱着構造を説明するための斜視図である。
(A)は外枠の上支持金具の裏面に設けられるロック部材取付状態を示す分解斜視図であり、(B)は(A)の図を下方から見た斜視図である。
軸支ピンとロック部材との関係を説明するための上支持金具部分の裏面図である。
ロック部材の作用を説明するための上支持金具部分の裏面図である。
扉枠の正面図である。
扉枠の背面図である。
扉枠を右前方から見た斜視図である。
扉枠を左前方から見た斜視図である。
扉枠の右後方から見た斜視図である。
扉枠を正面から見た分解斜視図である。
扉枠を背面から見た分解斜視図である。
扉枠からサイドスピーカ及びサイドスピーカカバーを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠からサイドスピーカ及びサイドスピーカカバーを分解して後から見た分解斜視図である。
(A)は扉枠における扉枠ベースユニットの正面斜視図であり、(B)は扉枠における扉枠ベースユニットの背面斜視図である。
扉枠ベースユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠ベースユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
扉枠ベースユニットにおける扉枠ベース基板カバーと配線保持部材とを後から見た斜視図である。
扉枠と本体枠とを電気的に接続するの配線の様子を拡大して示す斜視図である。
(A)は扉枠における右サイド装飾ユニットの正面斜視図であり、(B)は扉枠における右サイド装飾ユニットの背面斜視図である。
右サイド装飾ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
右サイド装飾ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。
(A)は扉枠における左サイド装飾ユニットの正面斜視図であり、(B)は扉枠における左サイド装飾ユニットの背面斜視図である。
左サイド装飾ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
左サイド装飾ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。
扉枠における上部装飾ユニットの正面斜視図である。
扉枠における上部装飾ユニットの背面斜視図である。
上部装飾ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
上部装飾ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。
扉枠における皿ユニットの正面斜視図である。
扉枠における皿ユニットの背面斜視図である。
皿ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
皿ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。
扉枠における操作ユニットの正面斜視図である。
扉枠における操作ユニットの背面斜視図である。
操作ユニットを分解して右前上方から見た分解斜視図である。
操作ユニットを分解して右前下方から見た分解斜視図である。
操作ユニットの断面図である。
操作ユニットにおける押圧操作部押した状態で示す断面図である。
扉枠におけるハンドル装置を分解して後から見た分解斜視図である。
扉枠におけるファールカバーユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠におけるファールカバーユニットを分解して後から見た分解斜視図である。
ファールカバーユニットの前カバーを外した状態で示す正面図である。
扉枠における球送りユニットの正面斜視図である。
扉枠における球送りユニットの背面斜視図である。
球送りユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
球送りユニットの後ケースを外して後から見た分解斜視図である。
扉枠における発光装飾用のLEDの配置を示す正面図である。
扉枠における発光装飾用のLEDの系統を示す正面図である。
本体枠の正面図である。
本体枠の背面図である。
本体枠の正面斜視図である。
本体枠の背面斜視図である。
本体枠の左側面図である。
本体枠を分解して前から見た分解斜視図である。
本体枠を分解して後から見た斜視図である。
本体枠における本体枠ベースの正面斜視図である。
本体枠における本体枠ベースの背面斜視図である。
本体枠における打球発射装置の正面斜視図である。
本体枠における打球発射装置の背面斜視図である。
本体枠における賞球ユニットの正面斜視図である。
本体枠における賞球ユニットの背面斜視図である。
賞球ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
賞球ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。
賞球ユニットにおける賞球タンクタンクレールユニットとの関係を分解して後方から示す分解斜視図である。
賞球ユニットにおける賞球装置を分解して後から見た分解斜視図である。
賞球装置における払出通路払出モータ払出回転体との関係を示す背面図である。
賞球ユニットにおける球の流通通路を示す断面図である。
本体枠における球出口開閉ユニットの正面斜視図である。
本体枠における球出口開閉ユニットの背面斜視図である。
本体枠における球出口開閉ユニットと扉枠におけるファールカバーユニットとの関係を示す説明図である。
本体枠における基板ユニットの正面斜視図である。
本体枠における基板ユニットの背面斜視図である。
基板ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
基板ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。
基板ユニットにおける電源基板ボックス立壁部の作用を説明する斜視図である。
基板ユニットにおける端子基板ボックスの断面図である。
基板ユニットにおける端子基板ボックスを分解して前から見た分解斜視図である。
(A)は本体枠における裏カバーの正面斜視図であり、(B)は本体枠における裏カバーの背面斜視図である。
裏カバーにおける締結機構の部位を拡大して示す断面図である。
裏カバーにおける締結機構を分解して後側から見た分解斜視図である。
(A)は本体枠における錠装置の左側面図であり、(B)は本体枠における錠装置を前から見た斜視図である。
(A)は錠装置の背面斜視図であり、(B)は錠装置のコ字状基体の内部に摺動自在に設けられるガラス扉摺動杆本体枠用摺動杆を示す背面斜視図であり、(C)は(B)の正面斜視図である。
錠装置を分解して後から見た分解斜視図である。
錠装置におけるガラス扉用摺動杆と本体枠用摺動杆の動作を示す説明図である。
錠装置における不正防止部材の動作を示す説明図である。
パチンコ機の扉枠を外した状態で本体枠に取付けられた遊技盤を示す正面図である。
遊技盤の正面図である。
遊技盤を分解して前から見た分解斜視図である。
遊技盤を分解して後から見た分解斜視図である。
パチンコ機に取付けた状態で遊技盤における機能表示ユニットを拡大して示す正面図である。
図100等の例とは異なる実施形態の遊技パネルを用いた遊技盤を分解して前から見た分解斜視図である。
図103を後から見た遊技盤の分解斜視図である。
図103の遊技盤における遊技パネルを縦方向に切断した断面図である。
パチンコ機の軸支側における防犯構造を示す部分断面図である。
本体枠内に遊技盤を収容した状態で後側から見た斜視図である。
遊技盤の詳細な正面図である。
図108の遊技盤を分解して前から見た分解斜視図である。
パチンコ機の制御構成を概略的に示すブロック図である。
主制御基板におけるメイン処理の一例を示すフローチャートであり、
電源断発生時処理の一例を示すフローチャートである。
タイマ割込処理の一例を示すフローチャートである。
特別制御処理の一例を示すフローチャートである。
始動口入賞処理を示すフローチャートである。
変動開始処理を示すフローチャートである。
変動パターン設定処理の一例を示すフローチャートである。
変動中処理の一例を示すフローチャートである。
大当り遊技開始処理の一例を示すフローチャートである。
小当り遊技開始処理の一例を示すフローチャートである。
大当り遊技処理の一例を示すフローチャートである。
小当り遊技処理の一例を示すフローチャートである。
特別図柄用乱数記憶手段におけるテーブル構成を示す説明図である。
サブメイン処理の一例を示すフローチャートである。
16ms定常処理の一例を示すフローチャートである。
コマンド解析処理の一例を示すフローチャートである。
演出制御処理の一例を示すフローチャートである。
装飾図柄変動開始処理(ステップS1210)の一例を示すフローチャートである。
主制御基板での第一大当り抽選に関する機能的な構成を示すブロック図である。
主制御基板での第二大当り抽選に関する機能的な構成を示すブロック図である。
第一大当り抽選及び第二大当り抽選における抽選結果に応じて発生する有利遊技状態に関する機能的構成を示すブロック図である。
主制御基板での普通抽選に関する機能的な構成を示すブロック図である。
周辺基板での演出に関する機能的な構成を示いブロック図である。
回転操作ユニットにおけるダイヤル操作部の時計方向の回転に伴う従動ギア回転検知片と二つの回転検知センサ位置関係を示す説明図である。
回転操作ユニットにおけるダイヤル操作部の反時計方向の回転に伴う従動ギアの回転検知片と二つの回転検知センサとの位置関係を示す説明図である。
(A)は回転操作ユニットにおけるダイヤル操作部の時計方向の回転に伴う二つの回転検知センサのON/OFFを示す一覧表図であり、(B)はダイヤル操作部の反時計方向の回転に伴う二つの回転検知センサのON/OFFを示す一覧表図である。
(A)〜(F)は、操作ユニットが操作手段として機能する時の液晶表示装置(演出手段、図柄表示手段)の表示画面の一例を示す説明図である。
(A)〜(E)は、操作ユニットが操作手段として機能する時の液晶表示装置の表示画面の一例を示す説明図である。
(A)〜(F)は、ダイヤル操作部による選択操作代行させるか否かを決定する時の液晶表示装置の表示画面を示す説明図である。
演出制御処理による選択操作検出処理を示すフローチャートである。
演出制御処理における選択操作検出処理の変形例1を示すフローチャートである。
演出制御処理における選択操作検出処理の変形例2を示すフローチャートである。
(A)〜(D)は、可動演出手段として機能する操作ユニットと、これに対応する液晶表示装置の表示画面との一例を示す説明図である。
(A)〜(C)は、可動演出手段として機能する操作ユニットと、これに対応する液晶表示装置の表示画面との一例を示す説明図である。
(A)〜(C)は、可動演出手段として機能する操作ユニットと、これに対応する液晶表示装置の表示画面との一例を示す説明図である。
(A)〜(D)は可動演出手段として機能する操作ユニットと、これに対応する液晶表示装置の表示画面との一例を示す説明図である。
演出制御処理における回転予告制御処理を示すフローチャートである。
(A)〜(D)は可動演出手段として機能する操作ユニットと、これに対応する液晶表示装置の表示画面との一例を示す説明図である。
(A)〜(D)は可動演出手段として機能する操作ユニットと、これに対応する液晶表示装置の表示画面との一例を示す説明図である。
(A)〜(C)は操作説明手段として機能する操作ユニットと、これに対応する液晶表示装置の表示画面との一例を示す説明図である。
(A)〜(C)は操作説明手段として機能する操作ユニットと、これに対応する液晶表示装置の表示画面との一例を示す説明図である。

実施例

0075

[1.パチンコ機の全体構造
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図1乃至図7を参照して実施形態に係るパチンコ機の全体について説明する。
図1は、実施形態に係るパチンコ機の外枠に対して本体枠を開放し、本体枠に対して扉枠を開放した状態を示す斜視図である。図2は、パチンコ機の正面図であり、図3は、パチンコ機の右側面図である。また、図4は、パチンコ機の平面図であり、図5は、パチンコ機の背面図である。更に、図6は、パチンコ機を構成する外枠、本体枠、遊技盤、扉枠の後方から見た分解斜視図であり、図7は、パチンコ機を構成する外枠、本体枠、遊技盤、扉枠の前方から見た分解斜視図である。

0076

図1乃至図7において、本実施形態に係るパチンコ機1は、遊技ホールの島設備(図示しない)に設置される外枠2と、外枠2に開閉自在に軸支され前側が開放された箱枠状の本体枠3と、本体枠3に前側から装着固定され遊技媒体としての遊技球が打ち込まれる遊技領域1100を有した遊技盤4と、本体枠3及び遊技盤4の前面を遊技者側から閉鎖するように本体枠3に対して開閉自在に軸支された扉枠5とを備えている。このパチンコ機1の扉枠5には、遊技盤4の遊技領域1100が遊技者側から視認可能となるように形成された遊技窓101と、遊技窓101の下方に配置され遊技球を貯留する皿状の上皿301及び下皿302と、上皿301に貯留された遊技球を遊技盤5の遊技領域1100内へ打ち込むために遊技者が操作するハンドル装置500と、を備えている。

0077

本例のパチンコ機1は、図示するように、正面視において、外枠2、本体枠3、及び扉枠5が夫々上下方向へ延びた縦長の矩形状に形成されており、夫々の左右方向の横幅が略同じ寸法とされていると共に、上下方向の縦幅の寸法が、外枠2に対して本体枠3及び扉枠5の寸法が若干短く形成されている。そして、本体枠3及び扉枠5よりも下側の位置において、外枠2の前面に装飾カバー23が取付けられており、扉枠5及び装飾カバー23によって外枠2の前面が完全に閉鎖されるようになっている。また、外枠2、本体枠3、及び扉枠5は、上端が略揃うように夫々が配置されると共に、外枠2の左端前側の位置で本体枠3及び扉枠5が回転可能に軸支されており、外枠2に対して本体枠3及び扉枠5の右端が前側へ移動することで開状態となるようになっている。

0078

このパチンコ機1は、正面視において、略円形状の遊技窓101を介して遊技球が打ち込まれる遊技領域1100が望むようになっており、その遊技窓101の下側に前方へ突出するように二つの上皿301及び下皿302が上下に配置されている。また、扉枠5の前面右下隅部には、遊技者が操作するためのハンドル装置500が配置されており、上皿301内に遊技球が貯留されている状態で遊技者がハンドル装置500を回転操作すると、その回転角度に応じた打球強さで上皿301内の遊技球が遊技盤4の遊技領域1100内へ打ち込まれて、遊技をすることができるようになっている。

0079

なお、詳細は後述するが、扉枠5の遊技窓101は、透明なガラスユニット590によって閉鎖されており、遊技者から遊技領域1100内を視認することができるものの、遊技者が遊技領域1100内へ手等を挿入して遊技領域1100内の遊技球や障害釘、各種入賞口や役物等に触ることができないようになっている。また、本体枠3の後側には、各種の制御基板が備えられていると共に、遊技盤4の後方を覆うように閉鎖するかバー体1250備えられている。

0080

[1−1.外枠]
外枠2について、主として図8乃至図16を参照して説明する。図8は外枠の正面斜視図であり、図9は外枠の正面から見た分解斜視図であり、図10は外枠の正面図である。また、図11は外枠の背面斜視図であり、図12は外枠の右側面図である。更に、図13は、本体枠の上軸支金具と外枠の上支持金具との脱着構造を説明するための斜視図である。また、図14(A)は外枠の上支持金具の裏面に設けられるロック部材の取付状態を示す分解斜視図であり、(B)は(A)の図を下方から見た斜視図である。図15は、軸支ピンとロック部材との関係を説明するための上支持金具部分の裏面図である。更に、図16は、ロック部材の作用を説明するための上支持金具部分の裏面図である。

0081

図8及び図9に示すように、本実施形態のパチンコ機1における外枠2は、横方向へ延びる上下の上枠板10及び下枠板11と、縦(上下)方向へ延びる左右の側枠板12,13と、夫々の枠板10,11,12,13の端部を連結する四つの連結部材14と、を備えており、連結部材14で各枠板10,11,12,13同士を連結することで縦長の矩形状(方形状)に組立てられている。本例の外枠2における上枠板10及び下枠板11は、所定厚さの無垢材(例えば、木材、合板、等)により形成されており、左右両端の前後方向の略中央に、上下に貫通し左右方向中央側へ窪んだ係合切欠部15が備えられている。なお、上枠板10における左側端部の上面及び前面には、その他の一般面よりも窪んだ取付段部10aが形成されており、この取付段部10aに後述する上支持金具20が取付けられるようになっている。

0082

一方、側枠板12,13は、一定断面形状軽量金属型材(例えば、アルミ合金)とされており、外側側面は略平坦面とされていると共に、内側側面は後端部に内側へ突出し上下方向(押出方向)に貫通する空洞を有した突出部16を備えており、強度剛性が高められている(図9及び図106を参照)。なお、側枠板12,13の外側側面及び内側側面には、上下方向へ延びた複数の溝が形成されており、パチンコ機1を遊技ホールの島設備に設置する際等に、作業者指掛りとなってパチンコ機1を保持し易くすることができるようにっていると共に、外観意匠性を高められるようになっている。なお、便宜上、側枠板12,13の側面に形成された複数の溝を省略して示した図面もある。

0083

本例の外枠2における連結部材14は、所定厚さの金属板プレス成型等によって屈曲塑性変形させることで形成されたものであり、上枠板10又は下枠板11に固定され左右方向へ延びた板状の水平片17と、水平片17の外側端部から上下方向の一方側へ延び側枠板12,13に固定される板状の垂直片18と、垂直片18とは反対方向へ延び上枠板10又は下枠板11の係合切欠部15内に挿入係合可能な板状の係合片19と、を有している。なお、本例では、上枠板10と左側の側枠板12とを連結する連結部材14と、上枠板10と右側の側枠板13とを連結する連結部材14とは、夫々左右非対称の形状に形成されていると共に、垂直片18が前後に分かれて形成されている。一方、下枠板11と左側の側枠板12とを連結する連結部材14と、下枠板11と右側の側枠板13とを連結する連結部材14とは、夫々左右対称の形状に形成されている。

0084

この連結部材14は、水平片17の上面及び下面が上枠板10及び下枠板11の下面及び上面と当接すると共に、係合片19が上枠板10及び下枠板11の係合切欠部15内に挿入係合された状態で、水平片17及び係合片19を貫通して所定のビスが上枠板10及び下枠板11にねじ込まれることで、上枠板10及び下枠板11に固定されるようになっている。また、上枠板10に固定された連結部材14は、その垂直片18が側枠体12,13の上端内側側面に当接した状態で、側枠体12,13を貫通して所定のビスが垂直片18へねじ込まれることで、上枠板10と側枠板12,13とを連結することができるようになっている。なお、上枠板10に固定された連結部材14における後側の垂直片18は、側枠板12,13の突出部16内に挿入された状態で、側枠板12,13へ固定されるようになっている。更に、下枠板11に固定された連結部材14は、その垂直片18が側枠体12,13の下端内側側面に当接した状態で、側枠体12,13を貫通して所定のビスが垂直片18へねじ込まれることで、下枠板11と側枠板12,13とを連結することができるようになっており、四つの連結部材14により、上枠板10、下枠板11、及び側枠板12,13を枠状に組立てることができるようになっている。

0085

本例の外枠2は、上枠板10の左端上面に固定される上支持金具20と、上支持金具20と対向するように配置され左側の側枠板12における下部内側の所定位置に固定される下支持金具21と、下支持金具21の下面を支持するように配置され左右の側枠板12,13を連結するように固定される補強金具22と、補強金具22の前面に固定される装飾カバー23と、を備えている。この上支持金具20及び下支持金具21は、本体枠3及び扉枠5を開閉可能に軸支するためのものである。

0086

まず、上支持金具20は、上枠板10に固定される板状の固定片20aと、固定片20aの前端から上枠板10の前端よりも前方へ突出する支持突出片20bと、支持突出片20bにおける前端付近の右側端から先端中央部へ向かって屈曲するように切欠かれて形成された支持鉤穴20cと、固定片20及び支持突出片20bの左端から下方へ垂下し左側の側枠板12における外側側面と当接する板状の垂下固定片20d(図14(A)を参照)と、垂下固定片20dと連続し支持突出片20bの外側縁に沿って垂下する垂下壁20e(図14を参照)と、垂下壁20eと連続し支持鉤穴20cの入口端部で内側へ向って傾斜した停止垂下部20f(図15を参照)と、を備えている。この上支持金具20における支持鉤穴20cには、後述する本体枠3における上軸支金具630の軸支ピン633(図63を参照)が着脱自在に係合されるようになっている。また、上支持金具20は、固定片20aと垂下固定片20dとによって、上枠板10と左側の側枠板12とを連結することができるようになっている。

0087

この上支持金具20は、支持突出片20bの外側縁から垂下する垂下壁20eによって、支持突出片20bの強度が高められていると共に、詳細は後述するが、正面から見た時に支持突出片20bの裏面に配置されるロック部材27が遊技者側から視認できないように隠蔽することができ、外観の見栄えを良くすることができるようになっている。また、支持突出片20bに形成された支持鉤穴20cは、垂下壁20eが形成されない反対側(右側)の側方から先端中央部に向かって傾斜状となるようにく字状に屈曲した形状とされていると共に、支持鉤穴20cの傾斜状穴部幅寸法は、軸支ピン633の直径よりもやや大きな寸法とされている。

0088

一方、下支持金具21は、補強金具22上に載置固定される水平固定片21aと、水平固定片21aの左端から上方へ立上がり左側の側枠板12の内側側面に固定される垂直固定片21bと、水平固定片21aの前端から上枠板10及び下枠板11よりも前方へ突出する板状の支持突出片21cと、支持突出片21cの前端付近から上向きに突設されたピン状の支持突起21dと、を備えている。この下支持金具21における支持突起21dには、後述する本体枠3の本体枠軸支金具644(図66等を参照)に形成された本体枠軸支が挿入されるようになっており、下支持金具21の支持突起21dを、本体枠3における本体枠軸支金具644の支持穴に挿入した後に、本体枠3の上軸支金具630の軸支ピン633を支持鉤穴20cに係止することにより簡単に本体枠3を開閉自在に軸支することができるようになっている。

0089

また、本例の外枠2は、図示するように、右側の側枠板13の内側に、上下方向に所定距離離反して配置される二つの閉鎖板24,25が取付固定されている。これら閉鎖板24,25は、平面視で略L字状に形成されており、下側に配置される閉鎖板25には、前後方向に貫通する矩形状の開口25aを有している(図9を参照)。この閉鎖板24,25は、外枠2に対して本体枠3を閉じる際に、本体枠3の開放側辺に沿って取付けられる錠装置1000のフック部1054,1065(図93を参照)と係合するものであり、詳細は後述するが、錠装置1000のシリンダ錠1010に鍵を差し込んで一方に回動することにより、フック部1054,1065と閉鎖板24,25との係合が外れて本体枠3を外枠2に対して開放することができるものである。

0090

更に、本例の外枠2は、補強金具22の右端上面に固定される案内板26を更に備えている。この案内板26は、外枠2に対して本体枠3を閉止する際に、本体枠3をスムーズに案内するためのものであり、交換可能に装着固定されている。

0091

また、本例の外枠2は、図14等に示すように、上支持金具20における支持突出片20bの裏面に支持されたロック部材27を更に備えており、リベット28によって支持突出片20bに対して回動可能に軸支されている。このロック部材27は、合成樹脂により形成されており、リベット28により軸支される位置から前方へ突出するストッパ部27aと、リベット28により軸支される位置から右方向へストッパ部27aよりも短く突出する操作部27bと、操作部27bに対してリベット28により軸支される位置とは反対側から突出する弾性片27cと、ストッパ部27aの先端に前方側膨出するように形成された円弧状の先端面27dと、を備えている。このロック部材27は、図示するように、ストッパ部27aと操作部27bとで、略L字状に形成されている。また、ロック部材27の弾性部27cは、ストッパ部27aや操作部27bよりも狭い幅に形成されていると共に、ストッパ部27aから左方へ遠ざかるに従って前方へ延びだすように形成されている。

0092

このロック部材27は、図14(B)や図15に示すように、上支持金具20の支持突出片20bに支持した状態(通常の状態)では、弾性片27cの先端当接部が垂下壁20eの内側面と当接しており、ストッパ部27aが支持鉤穴20cの傾斜状穴部を閉塞するようになっていると共に、ストッパ部27aの先端部分が、支持鉤穴20cの傾斜状穴部の先頭空間部分を閉塞した状態とはならず、支持鉤穴20cの先頭空間部分に本体枠3の上軸支金具630の軸支ピン633を挿入可能な空間が形成された状態となっている。

0093

本例の上支持金具20とロック部材27とを用いた軸支ピン633の支持機構は、軸支ピン633が支持鉤穴20cの傾斜状穴部の先端空間部分に挿入されてストッパ部27aの先端側方が入口端部の停止垂下部20fに対向している状態(この状態ではストッパ部27aの先端側方と停止垂下部20fとの間に僅かな隙間があり当接した状態となっていない)である通常の軸支状態においては、屈曲して形成される支持鉤穴20cの傾斜状穴部の先端空間部分に位置する軸支ピン633とストッパ部27aの先端面27dとの夫々の中心が斜め方向にずれて対向した状態となっている。そして、この通常の軸支状態においては、重量のある本体枠3を軸支している軸支ピン633が支持鉤穴20cの先端部分に当接した状態となっているので、軸支ピン633からストッパ部27aの先端面27dへの負荷がほとんどかかっていないため、ロック部材27の弾性片27cに対し負荷がかかっていない状態となっている。なお、ストッパ部27aの先端に円弧状の先端面27dを備えているので、ロック部材27を回動させるために操作部27bを回動操作した時に、ロック部材27がスムーズに回動するようになっている。また、図示では、先端面27dの円弧中心が、リベット28の中心(ロック部材27の回転中心)とされている。

0094

従って、軸支ピン633が支持鉤穴20cの傾斜状穴部の傾斜に沿って抜ける方向に作用力Fがかかって円弧状の先端面27dに当接したとき、その作用力Fを、軸支ピン633と円弧状の先端面27dとの当接部分に作用する分力F1(先端面27dの円弧の法線方向)と、軸支ピン633と支持鉤穴20cの傾斜状穴部の一側内面との当接部分に作用する分力F2と、に分けたときに、分力F1の方向がリベット28の中心(ロック部材27の回転中心)を向くため、ロック部材27のストッパ部27aの先端部が支持突出片20bから外れる方向(図示の時計方向)に回転させるモーメントが働かず、軸支ピン633がロック部材27のストッパ部27aの先端部と支持鉤穴20cの傾斜状穴部の一側内面との間に挟持された状態を保持する。このため、通常の軸支状態でもあるいは軸支ピン633の作用力がロック部材27にかかった状態でも、ロック部材27の弾性片27cに常時負荷がかからず、合成樹脂で一体形成される弾性片27cのクリープによる塑性変形を防止し、長期間に亘って軸支ピン633の支持鉤穴20cからの脱落を防止することができる。なお、仮に無理な力がかかってロック部材27のストッパ部27aの先端部が支持突出片20bから外れる方向(図示の時計方向)に回転させられても、ストッパ部27aの先端部の一側方が停止垂下部20fに当接してそれ以上外れる方向に回転しないので、ロック部材27が支持突出片20bの外側にはみ出ないようになっている。

0095

なお、ストッパ部27aの先端面27dの形状は円弧状でなくても、上記した分力F1の作用により回転モーメントが生じない位置又はロック部材27をその先端部が支持突出片20bの外側に向って回転させる回転モーメントが生ずる位置にロック部材27の回転中心(リベット28により固定される軸)を位置させることにより、常時ロック部材27の弾性片27cに対しても負荷がかかることはないし、ロック部材27が回転してもストッパ部27aの先端一側方が停止垂下部20fに当接するだけであるため、ロック部材27が支持突出片20bの外側にはみ出ることもないという点を本出願人は確認している。

0096

本例のロック部材27の作用について図16を参照して具体的に説明する。外枠2に本体枠3を開閉自在に軸支する前提として、本体枠3の本体枠軸支金具644(図63を参照)に形成される本体枠軸支穴(図示しない)に下支持金具21の支持突起21dが挿通されていることが必要である。そのような前提において、図16(A)に示すように、本体枠3の上軸支金具630の軸支ピン633をロック部材27のストッパ部27aの側面に当接させて押し込むことにより、図16(B)に示すように、ロック部材27が弾性片27cを変形させながら反時計方向に回動させるので、軸支ピン633を支持鉤穴20cに挿入することができる。そして、軸支ピン633が支持鉤穴20cの傾斜状穴部の先頭空間部分に到達すると、図16(C)に示すように、軸支ピン633とストッパ部27aの先端側面とが当接しなくなるためロック部材27が弾性片27cの弾性力付勢されて時計方向に回動し、ロック部材27のストッパ部27aが再度通常の状態に戻って支持鉤穴20cの入口部分を閉塞すると同時に、ストッパ部27aの先端部分が軸支ピン633と対向して軸支ピン633が支持鉤穴20cから抜け落ちないようになっている。

0097

そして、この状態は、図16(D)に示すように、本体枠3が完全に閉じられた状態でもあるいは本体枠3の通常の開閉動作中も保持される。次いで、軸支ピン633を支持鉤穴20cから取外すためには、図16(E)に示すように、指を支持突出片20bの裏面に差し入れてロック部材27の操作部27bを反時計方向に回動することにより、ロック部材27が弾性片27cの弾性力に抗して回動し、ストッパ部27aの先端部分が支持鉤穴20cから退避した状態となるため、軸支ピン633を支持鉤穴20cから取り出すことができる。その後、本体枠3を持ち上げて、本体枠軸支金具644に形成される本体枠軸支穴と下支持金具21の支持突起21dとの係合を解除することにより、本体枠3を外枠2から取外すことができるようになっている。

0098

上述したように、本例の外枠2は、外枠2の外郭を構成する上枠板10と下枠板11とを従来と同じく木製とすると共に、側枠板12,13を軽量金属(例えば、アルミ合金)の押出型材としているので、パチンコ機1を遊技場に列設される島設備に設置する場合に、島の垂直面に対し所定の角度をつけて固定する作業を行う必要があるが、そのような作業は上枠板10及び下枠板11と島とにを打ち付けて行われるため、釘を打ち易くすることができ、既存の島設備に本パチンコ機1を問題なく設置することができるようになっている。また、側枠板12,13を軽量金属(例えば、アルミ合金)の押出型材としているので、従来の木製の外枠と比較して強度を維持しつつ肉厚を薄く形成することが可能となり、側枠板12,13の内側に隣接する本体枠3の周壁部605(図63等を参照)の正面から見たときの左右幅を広くすることができ、左右方向の寸法の大きな遊技盤4を本体枠3に装着することができると同時に、遊技盤4の遊技領域1100を大きく形成することができるようになっている。

0099

また、外枠2の外郭を構成する上枠板10、下枠板11、及び側枠板12,13を連結部材14で連結するようにしており、連結部材14が側枠板12,13の内面に密着して止着されると共に連結部材14と上枠板10及び下枠板11が係合した状態で止着されるので、外枠2の組付け強度を高くすることができ、頑な方形状の枠組みとすることができるようになっている。また、連結部材14によって上枠板10、下枠板11、及び側枠板12,13を連結した後、上支持金具20を所定の位置に取付けたときに、図10に示すように、各枠板10,11,12,13の外側面(外周面)から外側に突出する部材が存在しないので、パチンコ機1を図示しない遊技ホールの島設備に設置する際に、隣接する装置(例えば、隣接する玉貸機)と密着して取付けることができるようになっている。

0100

[1−2.扉枠の全体構成]
次に、上記した本体枠3の前面側に開閉自在に設けられる扉枠5について、図17乃至図25を参照して説明する。図17は扉枠の正面図であり、図18は扉枠の背面図であり、図19は扉枠を右前方から見た斜視図である。また、図20は扉枠を左前方から見た斜視図であり、図21は扉枠の右後方から見た斜視図である。更に、図22は扉枠を正面から見た分解斜視図であり、図23は扉枠を背面から見た分解斜視図である。また、図24は、扉枠からサイドスピーカ及びサイドスピーカカバーを分解して前から見た分解斜視図であり、図25は、扉枠からサイドスピーカ及びサイドスピーカカバーを分解して後から見た分解斜視図である。

0101

本実施形態のパチンコ機1における扉枠5は、図示するように、外形が縦長の矩形状に形成され内周形状がやや縦長の円形状(楕円形状)とされた遊技窓101を有する扉枠ベースユニット100と、扉枠ベースユニット100の前面で遊技窓101の右外周に取付けられる右サイド装飾ユニット200と、右サイド装飾ユニット200と対向し扉枠ベースユニット100の前面で遊技窓101の左外周に取付けられる左サイド装飾ユニット240と、扉枠ベースユニット100の前面で遊技窓101の上部外周に取付けられる上部装飾ユニット280と、右サイド装飾ユニット200及び左サイド装飾ユニット240の下端下側に配置され扉枠ベースユニット100の前面に取付けられる一対のサイドスピーカカバー290と、を備えている。

0102

また、扉枠5は、扉枠ベースユニット100の前面で遊技窓101の下部に取付けられる皿ユニット300と、皿ユニット300の上部中央に取付けられる操作ユニット400と、皿ユニット300を貫通して扉枠ベースユニット100の右下隅部に取付けられ遊技球の打込操作をするためのハンドル装置500と、扉枠ベースユニット100を挟んで皿ユニット300の後側に配置され扉枠ベースユニット100の後面に取付けられるファールカバーユニット540と、ファールカバーユニット540の右側で扉枠ベースユニット100の後面に取付けられる球送りユニット580と、扉枠ベースユニット100の後側に遊技窓101を閉鎖するように取付けられるガラスユニット590と、を備えている。

0103

[1−2A.扉枠ベースユニット]
続いて、扉枠5における扉枠ベースユニット100について、主に図26乃至図30を参照して説明する。図26(A)は扉枠における扉枠ベースユニットの正面斜視図であり、(B)は扉枠における扉枠ベースユニットの背面斜視図である。また、図27は扉枠ベースユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、図28は扉枠ベースユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。更に、図29は扉枠ベースユニットにおける扉枠ベース基板カバーと配線保持部材とを後から見た斜視図であり、図30は扉枠と本体枠とを電気的に接続するの配線の様子を拡大して示す斜視図である。

0104

本例の扉枠ベースユニット100は、図示するように、外形が縦長の矩形状に形成されると共に、前後方向に貫通し内周が縦長の略楕円形状に形成された遊技窓101を有する扉枠ベース本体110と、扉枠ベース本体110の前面で遊技窓101の上部中央に取付けられ上部装飾ユニットを固定するための上部ブラケット120と、扉枠ベース本体110の前面で遊技窓101の下端左右両外側に配置される一対のサイドスピーカ130と、サイドスピーカ130を扉枠べース本体110へ固定するためのスピーカブラケット132と、扉枠ベース本体110の前面で正面視右下隅部に取付けられハンドル装置500を支持するためのハンドルブラケット140と、を備えている。

0105

なお、扉枠ベースユニット100は、正面視で右側のサイドスピーカ130の外側には、サイドスピーカ130の側面と、右サイド装飾ユニット200等へ接続される配線136(図24を参照)の前側とを覆い扉枠ベース本体110の前面に取付けられるカバー部材134を更に備えている(図22及び図24等を参照)。このカバー部材134は、配線136をスピーカ取付部111の外周に沿って案内させることができると共に、サイドスピーカ130を取付ける際や取外す際に、配線136が邪魔にならないように配線136を保持することができるようになっている。

0106

また、扉枠ベースユニット100は、扉枠ベース本体110の後側に固定される金属製で枠状の補強ユニット150と、扉枠ベース本体110の後面で遊技窓101の下部を被覆するように取付けられる防犯カバー180と、扉枠ベース本体110の後面で遊技窓101の外周の所定位置に回動可能に取付けられるガラスユニット係止部材190と、背面視で左右方向の中央より左側(開放側)に配置され遊技窓101の下端に沿って扉枠ベース本体110の後面に取付けられる発射カバー191と、発射カバー191の下側で扉枠ベース本体110の後面に取付けられハンドル装置500の回転位置検知センサ512と主制御基板4100との接続を中継するハンドル装置中継基板192と、ハンドル装置中継基板192の後側を被覆するハンドル装置中継基板カバー193と、左右方向の中央を挟んで発射カバー191やハンドル装置中継基板192等とは反対側(背面視で左右方向中央よりも右側(軸支側))に配置され扉枠ベース本体の後面に取付けられる扉枠ベース基板194と、扉枠ベース基板194の後側を被覆する扉枠ベース基板カバー195と、扉枠ベース基板カバー195の後面に回動可能に軸支され扉枠5側と本体枠3側とを接続する配線コード196の一部を保持する配線保持部材197と、を備えている。

0107

本例の扉枠ベースユニット100は、合成樹脂からなる矩形状の扉枠ベース本体110の後側に、金属板金をリベット等で組立てた補強ユニット150が固定されることで、全体の剛性が高められていると共に、各装飾ユニット200,240,280や皿ユニット300等を充分に支持することができる強度を有している。

0108

この扉枠ベースユニット100における扉枠ベース基板194は、サイドスピーカ130や左右のサイド装飾ユニット200,240の上部スピーカ222,262と接続されると共に、後述する遊技盤4に備えられた周辺制御基板4140と接続されており、周辺制御基板4140から送られた音響信号増幅して各スピーカ130へ出力する増幅回路を備えている。なお、本例では、各装飾ユニット200,240,280及び皿ユニット300や操作ユニット400に備えられた各装飾基板430,432、操作ユニット400に備えられたダイヤル駆動モータ414やセンサ432a,432b,432c、ハンドル装置中継基板192、皿ユニット300の貸球ユニット360等と、払出制御基板4110や周辺制御基板4140等とを接続する配線コード196が、扉枠ベース基板194の背面視で右側(軸支側)の位置に集約して束ねられた上で、詳細は後述するが、配線保持部材197に保持されて後方へ延出し、本体枠3の主側中継端子板880や周辺側中継端子板882に接続されるようになっている(図1及び図30を参照)。

0109

本例の扉枠ベースユニット100における扉枠ベース本体110は、図27及び図28等に示すように、合成樹脂によって縦長の額縁状に形成されており、前後方向に貫通し内形が縦長で略楕円形状の遊技窓101が全体的に上方へオフセットするような形態で形成されている。この遊技窓101は、図示するように、左右側及び上側の内周縁が連続した滑らかな曲線状に形成されているのに対して、下側の内周縁は左右へ延びた直線状に形成されている。また、扉枠ベース本体110における遊技窓101の下側の内周縁には、軸支側(正面視で左側)にファールカバーユニット540の第一球出口544aを挿通可能な方形状101aの切欠部が形成されている。この扉枠ベース本体110は、遊技窓101によって形成される上辺、及び左右の側辺の幅が、後述する補強ユニット150の上側補強板金151、軸支側補強板金152、及び開放側補強板金153の幅と略同じ幅とされており、正面視における扉枠ベース本体の大きさに対して、遊技窓101が可及的に大きく形成されている。従って、扉枠5の後側に配置される遊技盤4のより広い範囲を遊技者側から視認できるようになっており、従来のパチンコ機よりも広い遊技領域1100を容易に形成することができるようになっている。

0110

この扉枠ベース本体110は、遊技窓101の他に、遊技窓101の下辺の左右両外側に配置されサイドスピーカ130を取付固定するためのスピーカ取付部111と、球送りユニット580を取付固定するための球送りユニット取付凹部112(図28を参照)と、球送りユニット取付凹部112の所定位置で前後方向に貫通し皿ユニット300の上皿301に貯留された遊技球を球送りユニット580へ供給するための球送り開口113と、正面視で右下隅部に配置され前方へ膨出した前面の右側(開放側)端が後退するように斜めに傾斜しハンドルブラケット140を取付けるためのハンドル取付部114と、ハンドル取付部114の所定位置で前後方向へ貫通しハンドル装置500からの配線が通過可能な配線通過口115と、ハンドル取付部114の上側で前方へ向かって短く延びた筒状に形成され後述するシリンダ錠1010が挿通可能な錠穴116と、を備えている。

0111

また、扉枠ベース本体110は、図28に示すように、球送りユニット取付凹部112に下側にハンドル装置中継基板192を取付けるための中継基板取付部117と、背面視で扉枠ベース本体の下部右側(軸支側)に配置され扉枠ベース基板194を取付けるための基板取付部118と、遊技窓101の下端の背面視左側(開放側)でスピーカ取付部111よりも中央寄りの配置から後方へ突出し防犯カバー180の装着弾性片185を装着するための防犯カバー装着部119と、扉枠ベース本体110は、その後側に、遊技窓101の内周に略沿って前側へ凹みガラスユニット590の前面外周縁が当接可能なガラスユニット支持段部110aと、遊技窓101の外周の所定位置から後方へ突出しガラスユニット係止部材190を回動可能に支持するための四つの係止部材取付部110bと、を更に備えている。

0112

更に、扉枠ベース本体110の後側には、その下辺から後方へ所定量突出する扉枠突片110cを備えており、この扉枠突片110cは、後述する本体枠3の係合溝603内に挿入されるようになっている。これにより、扉枠5が本体枠3に対して位置決め係止することができると共に、扉枠5と本体枠3との下辺の隙間からピアノ線等の不正な工具をパチンコ機1内に挿入しようとしても、係合溝603と係合した扉枠突片110cによって工具の侵入を阻止することができ、パチンコ機1の防犯機能が高められている。また、扉枠ベース本体110の後側には、背面視で錠穴116よりもやや右下の位置から後方へ突出し本体枠3の嵌合溝612と嵌合する位置決め突起110dを、備えており、この位置決め突起110dが嵌合溝612と嵌合することで、扉枠5と本体枠3とが正しい位置に位置決めされるようになっている。

0113

また、扉枠ベース本体110は、図27に示すように、その前面に、装飾ユニット200,240,280や皿ユニット300等を固定するための前方へ突出した複数の取付ボス110eが備えられていると共に、上部ブラケット120、ハンドルブラケット140等を取付けるための取付穴適宜位置に多数形成されている。また、扉枠ベース本体110は、サイドスピーカ130を取付けるスピーカブラケット132を取付けるための取付部110g(図24を参照)や、サイドスピーカカバー290を取付けるための取付孔110h(図18図24及び図25等を参照)が、適宜位置に夫々形成されている。

0114

なお、サイドスピーカカバー290では、図25に示すように、左右夫々一つずつ、ガラスユニット590が後側から嵌め込まれるガラスユニット支持段部110aを貫通するように配置されており、扉枠ベース本体110(扉枠5)からガラスユニット590を取外した状態で、取付孔110hを介して所定のビスにより脱着することができるようになっている。更に、サイドスピーカカバー290を取付けるための取付孔110hは、図18に示すように、扉枠ベース本体110に防犯カバー180を固定することで後側が被覆されるようになっている。従って、サイドスピーカカバー290を取外すには、まず始めに防犯カバー180とガラスユニット590とを、扉枠ベース本体110から取外さなければならないようになっている。これにより、サイドスピーカカバー290の取外しに若干時間がかかるようにすることで不正行為等を行おうとする者に対して取外作業を手間取らせることができると共に、比較的大きなガラスユニット590を取外すことで取外し作業を目立たせることができ、サイドスピーカ130に対する盗難行為や、遊技領域1100内等に対する不正行為等を躊躇させて、不正行為等に対する抑止力(安全性)を高めることができるようになっている。

0115

また、扉枠ベース本体110には、球送りユニット取付凹部112と基板取付部118との間で、後述する皿ユニット300の皿ユニットベース310における下皿球供給口310g及びファールカバーユニット540の第二球出口544bと対応する位置に、前後方向に貫通する矩形状の球通過口110fを備えている。

0116

次に、扉枠ベースユニット100における上部ブラケット120は、扉枠ベース本体110の前面上部中央に固定されるものであり、詳細な図示は省略するが、扉枠ベースユニット100に取付けられた左右のサイド装飾ユニット200,240の間に形成される上部の隙間を隠蔽すると共に、左右両端が夫々サイド装飾ユニット200,240によって支持されるようになっている。また、上部ブラケット120は、その先端の一部が上部装飾ユニット280内へ挿入されるようになっており、扉枠5が組立てられた状態では、上部装飾ユニット280を上側から支持することができるようになっている。

0117

また、扉枠ベースユニット100における一対のサイドスピーカ130は、詳細な図示は省略するが、その中心軸交点が正面視で遊技領域1100の中央から前方へ所定距離(例えば、0.2m〜1.5m)の位置となるように斜めに固定されており、パチンコ機1の前に着座した遊技者に対して最も効率良く音が届くようになっている。また、このサイドスピーカ130は、主に中高音域の音を出力するようになっていると共に、パチンコ機1に対して、可及的に左右方向へ離反した位置に配置されており、左右のサイドスピーカ130から関連した異なる音を出力させることで、ステレオ感の高い音を出力することができるようになっている。

0118

これらサイドスピーカ130は、その外周が、前側に配置された略円環状のスピーカブラケット132と、後側に配置された扉枠ベース本体110のスピーカ取付部111とによって挟持されることで、扉枠ベース本体110に取付けられるようになっている。なお、スピーカブラケット132は、所定のビスによって、前側から扉枠ベース本体110の取付部110gに取付けられるようになっている。

0119

また、扉枠ベースユニット100における扉枠ベース基板カバー195は、図27乃至図29等に示すように、前側が開放された薄い箱状に形成されていると共に、後側の後面に、上下方向の中央よりもやや下寄りの位置で前方へ窪んだ段部195aを備えている。この扉枠ベース基板カバー195の段部195aに、配線保持部材197が回動可能に取付けられている。

0120

一方、扉枠ベースユニット100における配線保持部材197は、図29及び図30等に示すように、横方向へ長く延びた板状に形成されていると共に、断面がI字状に形成されており、比較的、硬質の合成樹脂によって形成されている。また、配線保持部材197は、図示するように、上下両端に長手方向へ沿って所定間隔で複数(本例では、上下に夫々三つずつ)の保持孔197aを備えている。この配線保持部材197は、扉枠5を組立てた状態で扉枠5が本体枠3に軸支される側の端部が、扉枠ベース基板カバー195における後面の段部195aに、上下方向へ延びた軸周りに回動可能に軸支されており、詳細な図示は省略するが、配線保持部材197の自由端側が扉枠ベース基板カバー195側へ回動することで、配線保持部材197が扉枠ベース基板カバー195の段部195a内へ収容することができるようになっている。

0121

この配線保持部材197は、その後面側に扉枠5と本体枠3とを電気的に接続するための配線コード196を沿わせた状態で、上下で対になった保持孔197aに所定の結束バンド198を挿通させて、その結束バンド198により配線保持部材197ごと配線コード196を締付けることで、配線コード196を保持することができるようになっている(図1及び図30を参照)。

0122

本例の配線保持部材197は、本体枠3に対して扉枠5を閉じる方向へ回動させると、配線保持部材197の自由端側が、配線コード196における自由端側から本体枠3へ延びた部分により前方へ押されて扉枠ベース基板カバー195側へ近付く方向へ回動することとなる。これにより、扉枠5が閉まるに従って、配線保持部材197の自由端側が扉枠ベース基板カバー195へ接近すると共に、配線保持部材197の自由端から本体枠3側へ延びだした配線コード196が自由端付近折れ曲りが大きく(鋭く)なる。そして、本体枠3に対して扉枠5が閉じられた状態となると、配線コード196が配線保持部材197の自由端側で横方向へ二つに折り畳まれたような状態となる。

0123

一方、本体枠3に対して閉じられた扉枠5を開ける場合では、本体枠3と扉枠5とが相対的に遠ざかることとなるので、本体枠3側に接続された配線コード196によって配線保持部材197の自由端側が後方へ引っ張られることとなり、自由端側が扉枠ベース基板カバー195から遠ざかる方向(本体枠3の方向)へ移動するように配線保持部材197がスムーズに回動する。これにより、配線保持部材197の自由端側で折り畳まれた配線コード196が真直ぐに延びるように展開し、配線コード196によって阻害されること無く扉枠5を開くことができるようになっている。

0124

このように、本例によると、配線保持部材197における扉枠5が軸支された側と同じ側の端部を、自由端側が本体枠3側へ移動するように扉枠ベース基板カバー195の後面に回動可能に軸支させると共に、扉枠5と本体枠3とを電気的に接続する配線コード196の一部が上下方向へ移動しないように保持するようにしているので、本体枠3に対して扉枠5を開閉させる際に、配線保持部材197の自由端側で配線コード196を横方向へ折り畳んだり、展開したりすることができ、扉枠5の開閉時に配線コード196が引っ掛かったり挟まれたりして不具合(配線コード196の断線、接続コネクタの外れ、等)が発生するのを防止することができるようになっている。

0125

また、本例によると、配線保持部材197を比較的硬質で剛性の高い合成樹脂によって形成するようにしているので、扉枠5の開閉時に、配線コード196を介して力が作用しても、上下方向へブレ難くすることができ、配線コード196を確実に横方向へ折り畳んで不具合の発生を防止することができるようになっている。

0126

更に、扉枠ベースユニット100におけるハンドルブラケット140は、図27及び図28等に示すように、前後方向へ延びた円筒状の筒部141と、筒部141の後端から筒部141の軸に対して直角方向外方へ延びた円環状のフランジ部142と、筒部141内に突出し筒部141の周方向に対して不等間隔に配置された複数(本例では三つ)の突条143と、筒部141の外周面とフランジ部142の前面とを繋ぎ筒部141の周方向に対して複数配置された補強リブ144と、を備えている。このハンドルブラケット140は、フランジ部142の後面を、扉枠ベース本体110におけるハンドル取付部114の前面に当接させた状態で、所定のビスによってハンドル取付部114に取付けられるようになっており、図示は省略するが、ハンドル取付部114に取付けた状態で、筒部141の軸が配線通過口115と略一致するようになっている。

0127

このハンドルブラケット140は、筒部141内の上側に一つ、下側に二つの突条143が備えられており、これら突条143はハンドル装置500におけるハンドルベース502の円筒部の外周に形成された三つの溝部502aと対応する位置に配置形成されている。そして、ハンドルブラケット140の三つの突条143と、ハンドル装置500の三つの溝部502aとが一致した状態でのみ、筒部141内にハンドル装置500の円筒部を挿入させることができるようになっている。従って、ハンドルブラケット140に挿入支持されたハンドル装置500のハンドルベース502は、ハンドルブラケット140に対して相対回転不能の状態に支持されるようになっている。

0128

なお、このハンドルブラケット140は、斜めに傾斜したハンドル取付部114に取付けることで、筒部141の軸が正面視で前方へ向かうに従って右側(開放側)へ向かうように延びるように取付けられ、この状態でハンドルブラケット140に支持されたハンドル装置500の軸も、同様に斜めに傾いた状態となるようになっている。

0129

続いて、扉枠ベースユニット100における補強ユニット150は、主に図27及び図28に示すように、扉枠ベース本体110の上辺部裏面に沿って取付けられる上側補強板金151と、扉枠ベース本体110の軸支側辺部裏面に沿って取付けられる軸支側補強板金152と、扉枠ベース本体110の開放側辺部裏面に沿って取付けられる開放側補強板金153と、扉枠ベース本体110の遊技窓101の下辺裏面に沿って取付けられる下側補強板金154と、を備えており、それらが相互にビスやリベット等で締着されて方形状に形成されている。

0130

この補強ユニット150は、図27に示すように、軸支側補強板金152の上下端部に、その上面に上下方向に摺動自在に設けられる軸ピン155を有する上軸支部156と、その下面に軸ピン157(図18を参照)を有する下軸支部158と、を一体的に備えている。そして、上下の軸ピン155,157が本体枠3の軸支側上下に形成される上軸支金具630及び下軸支金具640に軸支されることにより、扉枠5が本体枠3に対して開閉自在に軸支されるようになっている。

0131

また、補強ユニット150の下側補強板金154は、所定幅を有して扉枠ベース本体110の横幅寸法と略同じ長さに形成され、その長辺の両端縁のうち下方長辺端縁に前方へ向って折曲した下折曲突片159と(図27を参照)、上方長辺端縁の正面視右側(開放側)部に前方へ向って折曲した上折曲突片160と、上方長辺端縁の中央部分に後方へ折曲した上で垂直方向に延設された垂直折曲突片161と、を備えている。この下側補強板金154は、下折曲突片159や上折曲突片160等によって強度が高められている。また、この下側補強板金154の垂直折曲突片161は、後述するガラスユニット590のユニット枠592の下端に形成された係止片592bと係合係止するように形成されており、ガラスユニット590を扉枠5の裏面側に固定した時に、垂直折曲突片161がガラスユニット590におけるユニット枠592の係止片592bが係止されることで、ガラスユニット590の下端が左右方向及び後方へ移動するのを規制することができるようになっている。なお、下側補強板金154には、扉枠ベース本体110の切欠部101aと略対応した切欠部162が形成されている。

0132

また、補強ユニット150の開放側補強板金153は、上側補強板金151と下側補強板金154との間の長辺の両側に、後方へ向かって屈曲された開放側外折曲突片163と、開放側内折曲突片164とを備えており、図示するように、開放側外折曲突片163よりも開放側内折曲突片164の方が後方へ長く延び出したように形成されている。また、開放側補強板金153の後側下部には、後述する錠装置1000の扉枠用フック部1041と当接するフックカバー165が備えられている。更に、軸支側補強板金152には、その長辺の外側端に後方へ延び出すと共に軸支側の外側に開口したコ字状の軸支側コ字状突片166を備えている(図106を参照)。また、上側補強板金151は、その長辺の両側に後方へ向かって屈曲された屈曲突片167を夫々備えている。

0133

この補強ユニット150の軸支側補強板金152は、本体枠3に対して上軸支部156と下軸支部158の上下の二点でのみ取付支持されるようになっているので、軸支側の扉枠5と本体枠3との間にドライバーやバール等の不正な工具が差込まれると、軸支側補強板金152が変形して扉枠5と本体枠3との隙間が大きくなって不正行為を行い易くなる虞があるが、本例の軸支側補強板金152では、軸支側コ字状突片166を備えているので、軸支側補強板金152の強度がより高められており、軸支側補強板金152が曲がり難くなっている。また、軸支側補強板金152の軸支側コ字状突片166は、そのコ字内に後述する本体枠3における側面防犯板950における前端片952bが挿入されるようになっており(図106を参照)、工具の挿入を阻止することができると共に、軸支側補強板金152のみが曲がるのを防止することができ、パチンコ機1の防犯機能を高めることができるようになっている。

0134

次に、扉枠5における扉枠ベースユニット100の防犯カバー180について、主に図27及び図28を参照して説明する。この防犯カバー180は、上記したガラスユニット590の下部裏面を被覆して遊技盤4への不正具の侵入を防ぐ防犯機能が付与されたものであり、図示するように、透明な合成樹脂によって左右の補強板金152,153の間に配されるガラスユニット590の下方部を覆うような平板状に形成され、その上辺部に遊技盤4の内レール1112の下方円弧面に略沿って円弧状に形成された当接凹部181と、当接凹部181の上端に沿って後方に向って突出する防犯後突片182と、を備えている。また、防犯カバー180の左右両端には、その端部形状に沿って後方へ突出する防犯後端部突片183が夫々備えられている。なお、背面視で右側(軸支側)の防犯後端部突片183は、反対側(開放側)の防犯後端部突片183よりも後方へ長く延びだした形態となっている。一方、防犯カバー180の前面には、防犯カバー180を取付けた状態でガラスユニット590におけるユニット枠592の下方形状に沿って突設する防犯前突片184と、防犯前突片184の外側で左右の下部端に前方へ突出するU字状の装着弾性片185と、を備えている。

0135

この防犯カバー180は、正面視で右側(開放側)の装着弾性片185を扉枠ベースユニット100の防犯カバー装着部119に装着すると共に、反対側(軸支側)の装着弾性片185を皿ユニット300の防犯カバー装着部364に装着することで、扉枠5の裏面側に着脱自在に取付けられるようになっている。この防犯カバー180を、扉枠5に取付けた状態では、詳細な図示は省略するが、防犯前突片184がガラスユニット590のユニット枠592の下部外周と嵌合するようになっていると共に、ユニット枠592の下端部後面が垂直折曲突片161と当接するようになっている。また、後方へ突出した防犯後突片182は、扉枠5を閉じた時に、軸支側の半分が遊技盤4に固定された内レール1112の下側面に挿入され、開放側の半分が前構成部材1110における内レール1112のレール防犯溝1118に挿入された状態となるようになっている。これにより、遊技盤4の遊技領域1100に不正な工具を侵入させようとしても、内レール1112の下側に挿入された防犯後突片182によりその侵入を阻止することができるようになっている。

0136

なお、防犯カバー180は、その裏面によって、扉枠5を閉じた状態で外レール1111と内レール1112とで形成される打球の誘導通路の前面下方部分を覆うことができるようになっているので、誘導通路部分を飛送若しくは逆送する打球のガラス板594への衝突を防止することができるようになっている。

0137

続いて、扉枠ベースユニット100における四つのガラスユニット係止部材190は、扉枠ベース本体110から後方へ突出する係止部材取付部110bに対して回動可能に嵌合する嵌合部190aと、嵌合部190aの軸方向に対して直角方向へ延出しガラスユニット590の係止突片451fを係止する係止片190bと、を備えている。このガラスユニット係止部材190は、嵌合部190aに対して扉枠ベース本体110の係止部材取付部110bが貫通した状態で、係止部材取付部110bの先端に抜止め用のビスを固定することで、係止部材取付部110bに対して回転可能に軸支されるようになっている。

0138

このガラスユニット係止部材190の係止片190bは、詳細な図示は省略するが、後側に後方へ突出した突条を有しており、この突条がガラスユニット590の着脱時において、回転操作する際の指掛りとなっている。なお、四つのガラスユニット係止部材190のうち、背面視で右下に取付けられるガラスユニット係止部材190の係止片190bには、突条が形成されておらず、後面が平坦面となっている。

0139

また、扉枠ベースユニット100における発射カバー191は、補強ユニット150における下側補強板金154の後側に固定されるようになっている。また、ハンドル装置中継基板カバー193及び扉枠ベース基板カバー195は、夫々扉枠ベース110の後側の所定位置に固定されるようになっている。なお、扉枠ユニットベース100に対して発射カバー191、ハンドル装置中継基板カバー193、及び球送りユニット580を取付けた状態では、それらの後面が略同一面状となるようになっており、それらによって本体枠3に取付けられる打球発射装置650の前面を被覆することができるようになっている。

0140

[1−2B.右サイド装飾ユニット]
続いて、扉枠5における右サイド装飾ユニット200について、主に図31乃至図33を参照して説明する。図31(A)は扉枠における右サイド装飾ユニットの正面斜視図であり、(B)は扉枠における右サイド装飾ユニットの背面斜視図である。また、図32は、右サイド装飾ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。更に、図33は、右サイド装飾ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。

0141

本実施形態における扉枠5の右サイド装飾ユニット200は、図示するように、遊技窓101の前側外周のうち、正面視で下部を除く右側半分を装飾するものであり、内側が遊技窓101に沿って円弧状に形成されていると共に、外側が扉枠ベースユニット100の外周に沿って直線状に形成されている。この右サイド装飾ユニット200は、右サイド装飾ユニット200の骨格を形成するサイド装飾フレーム202と、サイド装飾フレーム202の上辺に沿って配置されるサイド上部装飾部材204と、サイド上部装飾部材204に対して後側から嵌合するサイド上部装飾レンズ206と、サイド装飾フレーム202及びサイド上部装飾部材204の上側を被覆すると共に、サイド上部装飾レンズ206を挟むようにサイド上部装飾部材204が前側に取付けられるサイド上部カバー208と、サイド上部カバー208の下部を支持すると共にサイドフレーム202に対して後側から嵌合固定されるサイドレンズ210と、サイドレンズ210の裏側に嵌合されるサイドインナーレンズ212と、を備えている。

0142

また、右サイド装飾ユニット200は、サイドインナーレンズ212の後側で上下方向の略中央から上側に配置され表面に複数のLED214a(フルカラーLED),214b(白色LED)が実装された右サイド上装飾基板214と、下側でサイドインナーレンズ212の上下方向の略中央から下側に配置され表面に複数のLED216a(フルカラーLED),216b(白色LED)が実装された右サイド下装飾基板216と、右サイド上装飾基板214の後側を覆い右サイド上装飾基板214を挟むようにサイドインナーレンズ212に取付けられる右サイド上装飾基板カバー218と、右サイド下装飾基板216の後側を覆い右サイド下装飾基板216を挟むようにサイドレンズ210及びサイド装飾フレーム202に取付けられる右サイド下装飾基板カバー220と、を備えている。

0143

更に、右サイド装飾ユニット200は、サイド装飾フレーム202の正面視で左上部に配置される右上部スピーカ222と、右上部スピーカ222を支持しサイド装飾フレーム202の後側上部に嵌合される上部スピーカブラケット224と、上部スピーカブラケット224とサイド装飾フレーム202との間に挟持される上部スピーカカバー226と、サイド上部カバー208における側面の所定位置に内側から取付けられるサイドサブレンズ228と、を備えている。サイドサブレンズ228の後側には、右サイド上装飾基板214のLED214cが配置されており、LED214cによって発光装飾されるようになっている。

0144

この右サイド装飾ユニット200は、サイド装飾フレーム202、サイド上部装飾部材204、右サイド上装飾基板カバー218、及び右サイド下装飾基板カバー220が不透光性の部材によって形成されており、サイド装飾フレーム202及びサイド上部装飾部材204の表面には所定色メッキ層が形成されている。また、右サイド装飾ユニット200のサイド上部装飾レンズ206、サイド上部カバー208、サイドレンズ210、サイドインナーレンズ212、上部スピーカカバー226、上部スピーカブラケット224、及びサイドサブレンズ228は、透光性の部材によって形成されており、サイド上部カバー208の略全体が乳白色に、サイド上部装飾レンズ206、サイドレンズ210、サイドインナーレンズ212、上部スピーカブラケット224、上部スピーカカバー226、及びサイドサブレンズ228が略透明とされている。

0145

なお、詳細な図示は省略するが、略透明に形成されたサイドレンズ210及び上部スピーカカバー226の裏面側と、サイドインナーレンズ212及び上部スピーカブラケット224の表面側は、多面体状に形成されており、光を乱屈折させることができるようになっている。そのため、サイドレンズ210及びサイドインナーレンズ212の後側に配置された右サイド上装飾基板214や右サイド下装飾基板216の表面(前面)に実装されたLED214a,214b,216a,216b等が、遊技者側から明確に視認することができないようになっている。また、右サイド上装飾基板214や右サイド下装飾基板216の前面は、白色とされており、実装されたLED214a,214b,216a,216b等の光によって右サイド装飾ユニット200を効率良く発光装飾させることができるようになっていると共に、LED214a,214b,216a,216bが非点灯時に各装飾基板214,216が目立たないようになっている。なお、右サイド上装飾基板214及び右サイド下装飾基板216は、夫々周辺制御基板4140と接続されており、周辺制御基板4140からの駆動信号発光駆動信号)により各LED214a,214b,214c,216a,216bを適宜発光させて、右サイド装飾ユニット200を発光装飾させることができるようになっている。

0146

本例の右サイド装飾ユニット200におけるサイド装飾フレーム202は、図示するように、全体が遊技窓101に略沿った円弧状に形成されており、具体的には、遊技窓101の外周に沿った円弧状の内側枠202aと、内側枠202aに対して外側へ離反した位置に配置され下端から上部にかけて扉枠5(扉枠ベースユニット100)の側面外周に沿った直線状とされると共に続く上部が内側枠202aの上端縁へ向かって湾曲するように円弧状に形成された外側枠202bと、外側枠202bと内側枠202aの上端縁同士を連結する上端枠202cと、外側枠202bと内側枠202aの下端縁同士を連結する下端枠202dと、内側枠202a及び外側枠202bの周方向に沿って複数箇所(本例では四箇所)に配置され内側枠202aと外側枠202bとを連結すると共に所定幅のスリット202eを有した隔壁枠202fと、を備えている。

0147

このサイド装飾フレーム202の内側枠202aは、前後方向に対して略同じ位置で遊技窓101の周方向へ略同じ幅で延びている。一方、外側枠202bは、扉枠5の側面に沿って延びる直線状の部位における後端が内側枠202aの後端と略同じ位置で直線状に形成されているのに対して、前端は上下の両端が前方へ突出するような円弧状に形成されている。また、外側枠202bの直線状に上下に延びた部位よりも上側の湾曲した円弧状の部位は、上端縁側が前方へ突出するように前後方向にも湾曲した円弧状に形成されている。また、サイド装飾フレーム202の隔壁枠202fは、内側枠202aと外側枠202bとの間の部位が最も前方へ突出するように前後方向に湾曲した形状とされている。この隔壁枠202fは、扉枠5を組立てた状態で遊技窓101の中央下部付近から放射状に延びた放射線上に配置されている(図17等を参照)。

0148

このサイド装飾フレーム202は、図示するように、複数の隔壁枠202fによって内側枠202aと外側枠202bの間が周方向(長手方向)へ複数に分割された形態となっており、分割された夫々の開口が発光装飾開口202gとされ、後述するサイドレンズ210の周レンズ部210aが後側から嵌め込まれるようになっている。また、隔壁枠202fのスリット202eには、後側からサイドレンズ210の放射レンズ部210bが嵌め込まれるようになっている。更に、隔壁枠202fによりスリット202eと発光装飾開口202gとを仕切ることができ、夫々の発光態様を異ならせることができるようになっている。

0149

右サイド装飾ユニット200のサイド上部装飾部材204は、図示するように、サイド装飾フレーム202における外側枠202bの円弧状に延びた上部に略沿って一定高さで左右方向へ延びていると共に、後面が窪んだ状態に形成されており、前面には前後方向に貫通する複数の開口部204aが形成されている。このサイド上部装飾部材204は、列設された開口部204aに沿った上側に縄文状のレリーフが施されている。

0150

一方、サイド上部装飾レンズ206は、サイド上部装飾部材204の窪んだ後面内に嵌合可能な形状とされていると共に、サイド上部装飾部材204の後側から開口部204aを通ってその前端付近まで突出することが可能な複数の導光部206aを備えている。この導光部206aは、先端が多面体状に形成されており、サイド上部装飾部材204の開口部204aに挿入嵌合させることで、開口部204aに恰も宝石が嵌め込まれているように見せることができるようになっている。また、サイド上部装飾レンズ204の導光部206aによって後側に配置された右サイド上装飾基板214からの光をサイド上部装飾部材204の開口部204aから前方(遊技者側)へ放射させることができると共に、導光部206aの先端を宝石として輝かせることができるようになっている。

0151

右サイド装飾ユニット200のサイド上部カバー208は、その上面及び右側面(正面視で)が扉枠5(扉枠ユニットベース100)の外周と略沿った形状とされていると共に、下面(下端)がサイド上部装飾部材204と略沿った形状とされている。このサイド上部カバー208は、前面下部に、サイド上部装飾部材204を収容可能となるように、下方が開放されると共に後方へ窪んだ取付段部208aが形成されており、取付段部208aの後端面にサイド上部装飾部材204等を取付けるための取付ボスや取付穴等が形成されている。また、サイド上部カバー208の右側面には、上下に配置された二つの切欠部208bが形成されており、この切欠部208bを介して内部に取付けられるサイドサブレンズ228が表面側へ望むようになっている。サイド上部カバー208の切欠部208bにサイドサブレンズ228が嵌め込まれることで、この部位のみ異なる態様で発光させることができるようになっている。

0152

右サイド装飾ユニット200のサイドレンズ210は、サイド装飾フレーム202と略沿った形状とされると共に、後面が窪んだ形状とされており、サイド装飾フレーム202の発光装飾開口202gに後から挿入される周レンズ部210aと、サイド装飾フレーム202のスリット202eに後から挿入される放射レンズ部210bと、を備えている。なお、図示するように、このサイドレンズ210は、サイド装飾フレーム202の上端枠202cに接する発光装飾開口202gと対応する周レンズ部210aを備えておらず、該当する部位は、前方及び下方に開放された収容段部210cとされている。この収容段部210c内には、後述する右上部スピーカ222や上部スピーカブラケット224等が収容されるようになっている。また、サイドレンズ210は、収容段部210cの上面を形成しサイド上部カバー208における取付段部208aの後側に固定される取付部210dを備えている。

0153

このサイドレンズ210は、周レンズ部210a及び放射レンズ部210bの前面が、サイド装飾フレーム202の隔壁枠202fの前端と略沿うように、前側へ膨出した湾曲面形状とされている。また、詳細な図示は省略するが、周レンズ部210aの裏面(内面)側は、互いに異なる方向を向いた複数の面によって多面体状に形成されており、周レンズ部210aの板厚が不均一となることで、周レンズ部210aを透過する光が乱屈折するようになっている。また、この多面体状に形成された内面により、周レンズ部210aがキラキラした特徴的な外観を呈することができるようになっている。

0154

サイドインナーレンズ212は、サイドレンズ210の内部に後側から挿入嵌合されるものであり、図示するように、サイドレンズ210における周レンズ部210a及び放射レンズ部210bが形成された部位と対応するように形成されており、後面が窪んだ本体部212aと、本体部212aの後端から連続し本体部212aよりも前方へ突出すると共に放射レンズ部210b(サイド装飾フレーム202のスリット202e)と対応した位置に配置される板状の導光部212bと、を備えている。このサイドインナーレンズ212の本体部212aは、その前面がサイドレンズ210の内面に対して所定距離控えた状態に形成されている。また、詳細な図示は省略するが、サイドインナーレンズ212における本体部212aの一方の面には、サイドレンズ210の周レンズ部210aと同様に、互いに異なる方向を向いた複数の面によって多面体状に形成されており、本体部212aの板厚が不均一となることで、本体部212aを透過する光が乱屈折するようになっている。

0155

このサイドインナーレンズ212は、サイドレンズ210と組合わせることで、周レンズ部210a及び本体部212aを透過する光を二重に乱屈折させることができ、反対側に配置された物の形状等をほとんど認識することができないようになっている。また、乱屈折と共に多面体状による乱反射により、サイドレンズ210(周レンズ部210a)の外観をキラキラさせると共に遠近感不明瞭な不思議な感じに見せることができるようになっている。

0156

右サイド装飾ユニット200の右サイド上装飾基板214及び右サイド下装飾基板216は、表面に高輝度カラーLEDが複数実装されており、サイド装飾フレーム202の発光装飾開口202g(サイドレンズ210の周レンズ部210a)と対応する位置に配置されたLED214a,216aは比較的照射角度の広いもの(例えば、60゜〜180゜)が用いられており、サイド装飾フレーム202のスリット202e(サイドレンズ210の放射レンズ部210b)と対応する位置に配置されたLED214b,216bは比較的照射角度の狭いもの(例えば、15゜〜60゜)が用いられている。なお、サイドサブレンズ228を発光装飾させる右サイド上装飾基板214のLED214cは、本例では、赤色のLEDとされている。

0157

右サイド装飾ユニット200の右上部スピーカ222は、サイドスピーカ130と同様に、中高音域の音を出力するものであり、上部スピーカブラケット224により所定位置に所定方向へ向けて取付けられるようになっている。この右上部スピーカ222を支持する上部スピーカブラケット224は、正面視でパチンコ機1の左右中央で斜め前下方に向かって突出する円筒状のホーン部224aを備えている。そして、上部スピーカブラケット224におけるホーン部224aの上端裏側に、右上部スピーカ222が固定されるようになっており、正面視では、ホーン部224aによって右上部スピーカ222が遊技者側から見えないようになっている。

0158

本例の右上部スピーカ222は、上部スピーカブラケット224のホーン部224aによって、パチンコ機1の上部から下方の遊技者へ向かって発せられるようになっており、他のパチンコ機に対して騒音に為り難いようになっている。なお、詳細な図示は省略するが、この上部スピーカブラケット224もまた、その前面が、サイドレンズ210の周レンズ部210aやサイドインナーレンズ212の本体部212aと同様に、互いに異なる方向を向いた複数の面によって多面体状に形成されており、その板厚が不均一となることで、上部スピーカブラケット224を透過する光が乱屈折するようになっている。

0159

また、上部スピーカブラケット224の前面側を覆う上部スピーカカバー226は、サイド装飾フレーム202における上端枠202cに接する発光装飾開口202gを閉鎖するようにサイド装飾フレーム202の後側から嵌合されると共に、その表面が、サイドレンズ210の表面と連続するような湾曲面形状に形成されている。また、上部スピーカカバー226の表面には貫通孔226aが複数形成されており、右上部スピーカ222からの音を遊技者側へ充分に透過させることができるようになっている。

0160

なお、詳細な図示は省略するが、この上部スピーカカバー226もまた、その内面側が、サイドレンズ210の周レンズ部210aやサイドインナーレンズ212の本体部212aと同様に、互いに異なる方向を向いた複数の面によって多面体状に形成されており、その板厚が不均一となることで、上部スピーカカバー226を透過する光が乱屈折するようになっている。従って、上部スピーカカバー226及び上部スピーカブラケット224において、光が乱屈折することで、遊技者側から右上部スピーカ222や上部スピーカカバー226に形成された貫通孔226aを視認し難くすることができると共に、サイドレンズ210の周レンズ部210aと同様の見栄えの外観とすることができるようになっている。

0161

[1−2C.左サイド装飾ユニット]
続いて、扉枠5における左サイド装飾ユニット240について、主に図34乃至図36を参照して説明する。図34(A)は扉枠における左サイド装飾ユニットの正面斜視図であり、(B)は扉枠における左サイド装飾ユニットの背面斜視図である。また、図35は、左サイド装飾ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。更に、図36は、左サイド装飾ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。

0162

本実施形態における扉枠5の左サイド装飾ユニット240は、図示するように、遊技窓101の前側外周のうち、正面視で下部を除く左側半分を装飾するものであり、内側が遊技窓101に沿って円弧状に形成されていると共に、外側が扉枠ベースユニット100の外周に沿って直線状に形成されており、右サイド装飾ユニット200と略対称に形成されている。この左サイド装飾ユニット240は、左サイド装飾ユニット240の骨格を形成するサイド装飾フレーム242と、サイド装飾フレーム242の上辺に沿って配置されるサイド上部装飾部材244と、サイド上部装飾部材244に対して後側から嵌合するサイド上部装飾レンズ246と、サイド装飾フレーム242及びサイド上部装飾部材244の上側を被覆すると共に、サイド上部装飾レンズ246を挟むようにサイド上部装飾部材244が前側に取付けられるサイド上部カバー248と、サイド上部カバー248の下部を支持すると共にサイドフレーム242に対して後側から嵌合固定されるサイドレンズ250と、サイドレンズ250の裏側に嵌合されるサイドインナーレンズ252と、を備えている。

0163

また、左サイド装飾ユニット240は、サイドインナーレンズ252の後側で上下方向の略中央から上側に配置され表面に複数のLED254a(フルカラーLED),254b(白色LED)が実装された左サイド上装飾基板254と、下側でサイドインナーレンズ252の上下方向の略中央から下側に配置され表面に複数のLED256a(フルカラーLED),256b(白色LED)が実装された左サイド下装飾基板256と、左サイド上装飾基板254の後側を覆い左サイド上装飾基板254を挟むようにサイドインナーレンズ252に取付けられる左サイド上装飾基板カバー258と、左サイド下装飾基板256の後側を覆い左サイド下装飾基板256を挟むようにサイドレンズ250及びサイド装飾フレーム242に取付けられる左サイド下装飾基板カバー260と、を備えている。

0164

更に、左サイド装飾ユニット240は、サイド装飾フレーム242の正面視で右上部に配置される左上部スピーカ262と、左上部スピーカ262を支持しサイド装飾フレーム242の後側上部に嵌合される上部スピーカブラケット264と、上部スピーカブラケット264とサイド装飾フレーム242との間に挟持される上部スピーカカバー266と、を備えている。

0165

この左サイド装飾ユニット240は、サイド装飾フレーム242、サイド上部装飾部材244、左サイド上装飾基板カバー258、及び左サイド下装飾基板カバー260が不透光性の部材によって形成されており、サイド装飾フレーム242及びサイド上部装飾部材244の表面には所定色のメッキ層が形成されている。また、左サイド装飾ユニット240のサイド上部装飾レンズ246、サイド上部カバー248、サイドレンズ250、サイドインナーレンズ252、上部スピーカカバー266、及び上部スピーカブラケット264は、透光性の部材によって形成されており、サイド上部カバー248の略全体が乳白色に、サイド上部装飾レンズ246、サイドレンズ250、サイドインナーレンズ252、上部スピーカブラケット264、及び上部スピーカカバー266が略透明とされている。

0166

なお、詳細な図示は省略するが、略透明に形成されたサイドレンズ250及び上部スピーカカバー266の裏面側と、サイドインナーレンズ252及び上部スピーカブラケット264の表面側は、多面体状に形成されており、光を乱屈折させることができるようになっている。そのため、サイドレンズ250及びサイドインナーレンズ252の後側に配置された左サイド上装飾基板254や左サイド下装飾基板256の表面(前面)に実装されたLED254a,254b,256a,256b等が、遊技者側から明確に視認することができないようになっている。また、左サイド上装飾基板254や左サイド下装飾基板256の前面は、白色とされており、実装されたLED254a,254b,256a,256b等の光によって左サイド装飾ユニット240を効率良く発光装飾させることができるようになっていると共に、LED254a,254b,256a,256bが非点灯時に各装飾基板254,256が目立たないようになっている。なお、左サイド上装飾基板254及び左サイド下装飾基板256は、夫々周辺制御基板4140と接続されており、周辺制御基板4140からの駆動信号(発光駆動信号)により各LED254a,254b,256a,256bを適宜発光させて、左サイド装飾ユニット240を発光装飾させることができるようになっている。

0167

本例の左サイド装飾ユニット240におけるサイド装飾フレーム242は、図示するように、全体が遊技窓101に略沿った円弧状に形成されており、具体的には、遊技窓101の外周に沿った円弧状の内側枠242aと、内側枠242aに対して外側へ離反した位置に配置され下端から上部にかけて扉枠5(扉枠ベースユニット100)の側面外周に沿った直線状とされると共に続く上部が内側枠242aの上端縁へ向かって湾曲するように円弧状に形成された外側枠242bと、外側枠242bと内側枠242aの上端縁同士を連結する上端枠242cと、外側枠242bと内側枠242aの下端縁同士を連結する下端枠242dと、内側枠242a及び外側枠242bの周方向に沿って複数箇所(本例では四箇所)に配置され内側枠242aと外側枠242bとを連結すると共に所定幅のスリット242eを有した隔壁枠242fと、を備えている。

0168

このサイド装飾フレーム242の内側枠242aは、前後方向に対して略同じ位置で遊技窓101の周方向へ略同じ幅で延びている。一方、外側枠242bは、扉枠5の側面に沿って延びる直線状の部位における後端が内側枠242aの後端と略同じ位置で直線状に形成されているのに対して、前端は上下の両端が前方へ突出するような円弧状に形成されている。また、外側枠242bの直線状に上下へ延びた部位よりも上側の湾曲した円弧状の部位は、上端縁側が前方へ突出するように前後方向にも湾曲した円弧状に形成されている。また、サイド装飾フレーム242の隔壁枠242fは、内側枠242aと外側枠242bとの間の部位が最も前方へ突出するように前後方向に湾曲した形状とされている。この隔壁枠242fは、扉枠5を組立てた状態で遊技窓101の中央下部付近から放射状に延びた放射線上に配置されている(図17等を参照)。

0169

このサイド装飾フレーム242は、図示するように、複数の隔壁枠242fによって内側枠242aと外側枠242bの間が周方向(長手方向)へ複数に分割された形態となっており、分割された夫々の開口が発光装飾開口242gとされ、後述するサイドレンズ250の周レンズ部250aが後側から嵌め込まれるようになっている。また、隔壁枠242fのスリット242eには、後側からサイドレンズ250の放射レンズ部250bが嵌め込まれるようになっている。更に、隔壁枠242fによりスリット242eと発光装飾開口242gとを仕切ることができ、夫々の発光態様を異ならせることができるようになっている。

0170

左サイド装飾ユニット240のサイド上部装飾部材244は、図示するように、サイド装飾フレーム242における外側枠242bの円弧状に延びた上部に略沿って一定高さで左右方向へ延びていると共に、後面が窪んだ状態に形成されており、前面には前後方向に貫通する複数の開口部244aが形成されている。このサイド上部装飾部材244は、列設された開口部244aに沿った上側に縄文状のレリーフが施されている。

0171

一方、サイド上部装飾レンズ246は、サイド上部装飾部材244の窪んだ後面内に嵌合可能な形状とされていると共に、サイド上部装飾部材244の後側から開口部244aを通ってその前端付近まで突出することが可能な複数の導光部246aを備えている。この導光部246aは、先端が多面体状に形成されており、サイド上部装飾部材244の開口部244aに挿入嵌合させることで、開口部244aに恰も宝石が嵌め込まれているように見せることができるようになっている。また、サイド上部装飾レンズ244の導光部246aによって後側に配置された左サイド上装飾基板254からの光をサイド上部装飾部材244の開口部244aから前方(遊技者側)へ放射させることができると共に、導光部246aの先端を宝石として輝かせることができるようになっている。

0172

左サイド装飾ユニット240のサイド上部カバー248は、その上面及び左側面(正面視で)が扉枠5(扉枠ユニットベース100)の外周と略沿った形状とされていると共に、下面(下端)がサイド上部装飾部材244と略沿った形状とされている。このサイド上部カバー248は、前面下部に、サイド上部装飾部材244を収容可能となるように、下方が開放されると共に後方へ窪んだ取付段部248aが形成されており、取付段部248aの後端面にサイド上部装飾部材244等を取付けるための取付ボスや取付穴等が形成されている。また、サイド上部カバー248は、その外側側面(正面視で左側側面)に、扉枠ベースユニット100における補強ユニット150の上軸支部156を前側から被覆する被覆部248bを備えている。

0173

左サイド装飾ユニット240のサイドレンズ250は、サイド装飾フレーム242と略沿った形状とされると共に、後面が窪んだ形状とされており、サイド装飾フレーム242の発光装飾開口242gに後から挿入される周レンズ部250aと、サイド装飾フレーム242のスリット242eに後から挿入される放射レンズ部250bと、を備えている。なお、図示するように、このサイドレンズ250は、サイド装飾フレーム242の上端枠242cに接する発光装飾開口242gと対応する周レンズ部250aを備えておらず、該当する部位は、前方及び下方に開放された収容段部250cとされている。この収容段部250c内には、後述する左上部スピーカ262や上部スピーカブラケット264等が収容されるようになっている。また、サイドレンズ250は、収容段部250cの上面を形成しサイド上部カバー248における取付段部248aの後側に固定される取付部250dを備えている。

0174

このサイドレンズ250は、周レンズ部250a及び放射レンズ部250bの前面が、サイド装飾フレーム242の隔壁枠242fの前端と略沿うように、前側へ膨出した湾曲面形状とされている。また、詳細な図示は省略するが、周レンズ部250aの裏面(内面)側は、互いに異なる方向を向いた複数の面によって多面体状に形成されており、周レンズ部250aの板厚が不均一となることで、周レンズ部250aを透過する光が乱屈折するようになっている。また、この多面体状に形成された内面により、周レンズ部250aがキラキラした特徴的な外観を呈することができるようになっている。

0175

サイドインナーレンズ252は、サイドレンズ250の内部に後側から挿入嵌合されるものであり、図示するように、サイドレンズ250における周レンズ部250a及び放射レンズ部250bが形成された部位と対応するように形成されており、後面が窪んだ本体部252aと、本体部252aの後端から連続し本体部252aよりも前方へ突出すると共に放射レンズ部250b(サイド装飾フレーム242のスリット242e)と対応した位置に配置される板状の導光部252bと、を備えている。このサイドインナーレンズ252の本体部252aは、その前面がサイドレンズ250の内面に対して所定距離控えた状態に形成されている。また、詳細な図示は省略するが、サイドインナーレンズ252における本体部252aの一方の面には、サイドレンズ250の周レンズ部250aと同様に、互いに異なる方向を向いた複数の面によって多面体状に形成されており、本体部252aの板厚が不均一となることで、本体部252aを透過する光が乱屈折するようになっている。

0176

このサイドインナーレンズ252は、サイドレンズ250と組合わせることで、周レンズ部250a及び本体部252aを透過する光を二重に乱屈折させることができ、反対側に配置された物の形状等をほとんど認識することができないようになっている。また、乱屈折と共に多面体状による乱反射により、サイドレンズ250(周レンズ部250a)の外観をキラキラさせると共に遠近感が不明瞭な不思議な感じに見せることができるようになっている。

0177

左サイド装飾ユニット240の左サイド上装飾基板254及び左サイド下装飾基板256は、表面に高輝度のカラーLEDが複数実装されており、サイド装飾フレーム242の発光装飾開口242g(サイドレンズ250の周レンズ部250a)と対応する位置に配置されたLED254a,256aは比較的照射角度の広いもの(例えば、60゜〜180゜)が用いられており、サイド装飾フレーム242のスリット242e(サイドレンズ250の放射レンズ部250b)と対応する位置に配置されたLED254b,256bは比較的照射角度の狭いもの(例えば、15゜〜60゜)が用いられている。

0178

左サイド装飾ユニット240の左上部スピーカ262は、サイドスピーカ130と同様に、中高音域の音を出力するものであり、上部スピーカブラケット264により所定位置に所定方向へ向けて取付けられるようになっている。この左上部スピーカ262を支持する上部スピーカブラケット264は、正面視でパチンコ機1の左右中央で斜め前下方に向かって突出する円筒状のホーン部264aを備えている。そして、上部スピーカブラケット264におけるホーン部264aの上端裏側に、左上部スピーカ262が固定されるようになっており、正面視では、ホーン部264aによって左上部スピーカ262が遊技者側から見えないようになっている。

0179

本例の左上部スピーカ262は、上部スピーカブラケット264のホーン部264aによって、パチンコ機1の上部から下方の遊技者へ向かって発せられるようになっており、他のパチンコ機に対して騒音に為り難いようになっている。なお、詳細な図示は省略するが、この上部スピーカブラケット264もまた、その前面が、サイドレンズ250の周レンズ部250aやサイドインナーレンズ252の本体部252aと同様に、互いに異なる方向を向いた複数の面によって多面体状に形成されており、その板厚が不均一となることで、上部スピーカブラケット264を透過する光が乱屈折するようになっている。

0180

また、上部スピーカブラケット264の前面側を覆う上部スピーカカバー266は、サイド装飾フレーム242における上端枠242cに接する発光装飾開口242gを閉鎖するようにサイド装飾フレーム242の後側から嵌合されると共に、その表面が、サイドレンズ250の表面と連続するような湾曲面形状に形成されている。また、上部スピーカカバー266の表面には貫通孔266aが複数形成されており、左上部スピーカ262からの音を遊技者側へ充分に透過させることができるようになっている。

0181

なお、詳細な図示は省略するが、この上部スピーカカバー266もまた、その内面側が、サイドレンズ250の周レンズ部250aやサイドインナーレンズ252の本体部252aと同様に、互いに異なる方向を向いた複数の面によって多面体状に形成されており、その板厚が不均一となることで、上部スピーカカバー266を透過する光が乱屈折するようになっている。従って、上部スピーカカバー266及び上部スピーカブラケット264において、光が乱屈折することで、遊技者側から左上部スピーカ262や上部スピーカカバー266に形成された貫通孔266aを視認し難くすることができると共に、サイドレンズ250の周レンズ部250aと同様の見栄えの外観とすることができるようになっている。

0182

[1−2D.上部装飾ユニット]
続いて、扉枠5における上部装飾ユニット280について、主に図37乃至図40を参照して説明する。図37は、扉枠における上部装飾ユニットの正面斜視図であり、図38は、扉枠における上部装飾ユニットの背面斜視図である。また、図39は上部装飾ユニットを分解して前から見た分解斜視図であり、図40は上部装飾ユニットを分解して後から見た分解斜視図である。

0183

本実施形態の扉枠5における上部装飾ユニット280は、図17等に示すように、扉枠5の前面中央上部で、右サイド装飾ユニット200及び左サイド装飾ユニット240における中央側の上端縁同士の間に取付けられ、それらの間を装飾するものである。この上部装飾ユニット280は、図示するように、正面視で全体の外形形状が略逆二等辺三角形状とされ、中央に大きく貫通する中央開口部281a、及び中央開口部281aの左右両側に貫通する一対の側開口部281bを有し中央開口部281aの上側に扉枠ベースユニット100における上部ブラケット120の先端が挿入される前面装飾部材281と、前面装飾部材281の中央開口部281a内に後側から嵌め込まれる中央レンズ282と、中央レンズ282の後端に配置されるインナーレンズ283と、前面装飾部材281の側開口部281bに後側から嵌め込まれる一対の側レンズ284と、正面視の外形が前面装飾部材281と類似した形状とされ中央レンズ282、インナーレンズ283、及び一対の側レンズ284を前面装飾部材281とで挟持するように前面装飾部材281の後側に取付けられる本体部材285と、本体部材285の後側に配置され前面に複数のカラーLED286a,286bが実装された上部装飾基板286と、正面視の外形が本体部と略同じ形状とされ上部装飾基板286を後側から覆うように本体部材285の後面に取付けられる基板カバー287と、を備えている。

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