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技術 少なくとも一つの化学物質及び/又は製剤を木及び/又はヤシの木に注入する装置、並びにその適用方法

出願人 フェルティニェクト・ソシエダッド・リミターダ
発明者 フアン・ヘスス・バルバド・モンテロ
出願日 2015年2月26日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2015-036467
公開日 2015年7月23日 (5年3ヶ月経過) 公開番号 2015-130871
状態 特許登録済
技術分野 農薬・動植物の保存 植物の栽培
主要キーワード 液体インジェクタ 開口内径 気密装置 弾性容器 投与ノズル 逆止め 侵入領域 閉鎖エレメント
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (10)

課題

木及び/又はヤシの木の維管束系化学物質及び/又は製剤を直接に注入するための新しい装置とその適用方法を提供する。

解決手段

化学物質及び/又は製剤を含むのに適している弾性容器2を内側に備える貯蔵容器1と、端部の少なくとも一つを木又はヤシの木のへ導入するのに適した接続エレメント3と、貯蔵容器の出口に設置され、順に、膜保持具エレメント4、逆止め弁又は膜5、及びアダプター・システム閉鎖エレメント6を備えるアダプター・システムとを備える。

概要

背景

近年、木及びヤシの木を処理する方法において多くの進歩がなされている。植物衛生処理の具体的なケースにおいて、木及びヤシの木の維管束系内への植物衛生製品直接注入に主に基づいた内部治療(endotherapy)又は全体注射(systemic injection)は、化学製品の従来の葉及び土壌への適用方法の代わりとして開発された異なる方法間で述べられるべきである。従来の他方式と比較して、その主な利点は、その低い環境影響性とともに、その卓越した単純さ及び使用の容易さである。

主な注入システムは、原理的に4つに区別される。つまり、マクロ注入(macroinjections)、インプラントマイクロ注入(microinjections)、及び低圧注入である。これらの中で本発明は、低圧注入による内部治療に含まれ、これは、内部治療に固有の利点に加えて、注入された製品を吸収するためにそれの自然な蒸散プロセスを用いることによって処理される種の維管束系を損傷しないという追加の利点を有する。

特許文献において、木の中へ植物衛生製品を利用するために開発されていたインジェクターの実施例を見つけることができる。例えば、中国出願101491200は、この適用から生じる化学的損傷を防止可能な、木液体インジェクターに傾注している。

また、WO/2002/037948は、植物に加えられる製品の投与コントロールシステムを備えた点で特徴付けられた高木性植物の内部治療用の装置を記述している。

概要

木及び/又はヤシの木の維管束系に化学物質及び/又は製剤を直接に注入するための新しい装置とその適用方法を提供する。化学物質及び/又は製剤を含むのに適している弾性容器2を内側に備える貯蔵容器1と、端部の少なくとも一つを木又はヤシの木の幹へ導入するのに適した接続エレメント3と、貯蔵容器の出口に設置され、順に、膜保持具エレメント4、逆止め弁又は膜5、及びアダプター・システム閉鎖エレメント6を備えるアダプター・システムとを備える。

目的

この発明は、化学物質及び/又は製剤を木及びヤシの木に注入する既存のシステムに対して改良されたもので、単回又は複数回の投薬を可能とし、発生元梱包工場)あるいは現場目的地でのその利用前)で処理方法において使用されるべき製品に投与することを可能にするという特別な特徴を有するものを示すことを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

木及び/又はヤシの木に少なくとも一つの化学物質及び/又は製剤を注入するための装置であって、前記装置は気密であり、かつa)弾性容器を内側に備える貯蔵容器であって、前記弾性容器は、1〜1.8バール内圧で化学物質及び/又は製剤を含むことを特徴とする貯蔵容器と、b)木又はヤシの木のへ第1端により導入するのに適した接続エレメントと、及びc)逆止め膜、膜保持具エレメント、及び閉鎖エレメントを含む前記貯蔵容器の出口に配置するアダプター・システムと、を備え、前記逆止め膜は前記膜保持具エレメントの内径内に配置し、前記閉鎖エレメントによって内径に補足され、かつ前記閉鎖エレメントは、前記逆止め膜と流体連通しかつ軸調整した口径を有することで、接続エレメントの第2端によって前記逆止め膜と係合可能な選択的アクセスを提供し、前記アダプター・システムは、前記逆止め膜を通って化学物質及び/又は製剤を備える前記弾性容器の単回又は複数回の投薬を可能にし、かつ前記第2端によって前記接続エレメントに接続することを特徴とする、装置。

請求項2

上記膜保持要素は、弾性容器に接続するのに適した開口端と、前記内径を有しかつ前記逆止め膜を支持するように設計され、かつ前記アダプター・システムの前記閉鎖エレメントに連結するのに適した、前記開口端に対向する第2端と、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。

請求項3

木及び/又はヤシの木に少なくとも一つの化学物質及び/又は製剤を適用する方法であって、前記方法は、請求項1に記載の装置を提供すること、、前記木及び/又はヤシの木の幹に少なくとも一つの穴を作製すること、前記少なくとも一つの穴に、前記第1端により前記装置の前記接続エレメントを挿入すること、さらに前記第2端による前記接続エレメントに、前記貯蔵容器の出口に位置する前記アダプター・システムを接続すること、を含み、前記アダプター・システムは、前記逆止め膜、前記膜保持エレメント、及び前記アダプター・システムの前記閉鎖エレメントを備え、それによって、前記木及び/又はヤシの木の自然な蒸散プロセスを用いる維管束系を介して、前記弾性容器の前記圧とを組合せることで、前記化学物質及び/又は製剤を、前記木及び/又はヤシの木に吸収させることを特徴とする方法。

請求項4

木及び/又はヤシの木に少なくとも一つの化学物質及び/又は製剤を適用する方法であって、前記方法は請求項2に記載の装置を提供すること、前記木及び/又はヤシの木の幹に少なくとも一つの穴を作製すること、前記少なくとも一つの穴に、第1端により前記装置の前記接続エレメントを挿入すること、さらに第2端による前記接続エレメントに、前記貯蔵容器の出口に位置する前記アダプター・システムを接続すること、を含み、それによって、前記木の自然な蒸散プロセスを用いる維管束系を介して、前記弾性容器の前記圧とを組合せることで、前記化学物質及び/又は製剤を、前記木及び/又はヤシの木に吸収させることを特徴とする方法。

請求項5

請求項3に記載の方法であって、前記ヤシの木にある前記穴が20〜25cmごとの間隔で存在することを特徴とする方法。

請求項6

請求項3に記載の方法であって、前記装置は上向き、下向き、あるいは側方に適用することを特徴とする方法。

請求項7

請求項3に記載の方法であって、前記化学物質及び/又は製剤は植物衛生活性物質肥料及び/又は植物強化剤であることを特徴とする方法。

請求項8

請求項3に記載の方法であって、前記装置は5〜60分で空になることを特徴とする方法。

請求項9

請求項3に記載の方法であって、前記化学物質及び/又は製剤は前記弾性容器に含まれる基体現場投与されることを特徴とする方法。

請求項10

請求項3に記載の方法であって、前記ヤシの木にある前記穴は、樹冠下から、1.5−2mに作製されることを特徴とする方法。

請求項11

請求項1に記載の装置であって、前記化学物質及び/又は製剤は工場で前記装置に注入されることを特徴とする装置。

請求項12

請求項1に記載の装置であって、前記装置は1つの化学物質及び/又は製剤を含むことを特徴とする装置。

請求項13

請求項1に記載の装置であって、前記装置は2つ以上の化学物質及び/又は製剤を含むことを特徴とする装置。

請求項14

請求項9に記載の方法であって、前記ヤシの木にある前記穴は20〜25cmごとの間隔で存在することを特徴とする方法。

請求項15

請求項9に記載の方法であって、前記装置は上向き、下向き、あるいは側方に適用することを特徴とする方法。

請求項16

請求項9に記載の方法であって、前記化学物質及び/又は製剤は植物衛生活性物質、肥料及び/又は植物強化剤であることを特徴とする方法。

請求項17

請求項9に記載の方法であって、前記装置は5〜60分で空になることを特徴とする方法。

請求項18

請求項9に記載の方法であって、前記化学物質及び/又は製剤は前記弾性容器に含まれる基体に現場で投与されることを特徴とする方法。

請求項19

請求項9に記載の方法であって、前記ヤシの木にある前記穴は、樹冠下から、1.5−2mに作製されることを特徴とする方法。

請求項20

木及び/又はヤシの木に少なくとも一つの化学物質及び/又は製剤を注入するための装置であって、前記装置は:a)化学物質及び/又は製剤を含むための弾性容器を内側に備える貯蔵容器と; b)木又はヤシの木の幹へ第1端により導入するのに適した接続エレメントと;およびc)前記貯蔵容器の出口に配置し、逆止め膜及び膜保持具エレメントを備えたアダプター・システムと、を備え、前記逆止め膜は前記膜保持具エレメントの内径に配置することにより、前記逆止め膜が前記貯蔵容器出口で開口しかつ前記接続エレメントの第2端により選択的に係合可能となり、かつ前記膜保持具エレメントは前記弾性容器と接合するのに適した開口端と、前記内径を有しかつ前記逆止め膜を支持するように設計された前記開口端と対向する第2端と、を含み、前記開口端及び第2端は、前記装置が選択的に作動するために、前記接続エレメントの前記第2端の前記逆止め膜を介してアクセス及び通過し、前記アダプター・システムは、前記逆止め膜を介して、化学物質及び/又は製剤を有する前記弾性容器の単回又は複数の投薬を可能にし、前記第2端による前記接続エレメントとの結合を可能にする、ことを特徴とする装置。

発明の詳細な説明

0001

技術分野

0002

本発明は、木とヤシの木を処理する分野に関する。即ち、本発明は、木及び/又はヤシの木の維管束系に少なくとも一つの化学物質及び/又は製剤を直接に注入するための新しい装置に関するとともに、その装置の適用方法に関する。

背景技術

0003

近年、木及びヤシの木を処理する方法において多くの進歩がなされている。植物衛生処理の具体的なケースにおいて、木及びヤシの木の維管束系内への植物衛生製品直接注入に主に基づいた内部治療(endotherapy)又は全体注射(systemic injection)は、化学製品の従来の葉及び土壌への適用方法の代わりとして開発された異なる方法間で述べられるべきである。従来の他方式と比較して、その主な利点は、その低い環境影響性とともに、その卓越した単純さ及び使用の容易さである。

0004

主な注入システムは、原理的に4つに区別される。つまり、マクロ注入(macroinjections)、インプラントマイクロ注入(microinjections)、及び低圧注入である。これらの中で本発明は、低圧注入による内部治療に含まれ、これは、内部治療に固有の利点に加えて、注入された製品を吸収するためにそれの自然な蒸散プロセスを用いることによって処理される種の維管束系を損傷しないという追加の利点を有する。

0005

特許文献において、木の中へ植物衛生製品を利用するために開発されていたインジェクターの実施例を見つけることができる。例えば、中国出願101491200は、この適用から生じる化学的損傷を防止可能な、木液体インジェクターに傾注している。

0006

また、WO/2002/037948は、植物に加えられる製品の投与コントロールシステムを備えた点で特徴付けられた高木性植物の内部治療用の装置を記述している。

先行技術

0007

中国出願101491200号
WO/2002/037948

0008

したがって、この発明は、化学物質及び/又は製剤を木及びヤシの木に注入する既存のシステムに対して改良されたもので、単回又は複数回の投薬を可能とし、発生元梱包工場)あるいは現場目的地でのその利用前)で処理方法において使用されるべき製品に投与することを可能にするという特別な特徴を有するものを示すことを目的とする。このことは、また、環境及び人々の両方に関して非常に単純で完全に安全な方法である。
更に、上述の装置の適用方法は、この発明の目的である。
[発明の記述]

0009

本発明は、木及び/又はヤシの木に少なくとも一つの化学物質及び/又は製剤を注入するための新しい装置に取り組むものであり、
a)約1〜1.8バール間の圧力を意味する低圧力で化学物質及び/又は製剤を含むのに適した弾性容器を内側に備えた貯蔵容器と、
b)木又はヤシの木の幹内へその端部の少なくとも一つを差し込むのに適した接続エレメントと、
c)貯蔵容器の出口に配置される逆流防止アダプター・システムと、
を備えることを特徴とする。このアダプター・システムは、好ましくはポリマープラスチック材料(ポリエチレンポリプロピレンなど)で作製され、順に、膜保持具エレメント逆止め弁あるいは膜、及びアダプター・システム閉鎖エレメントを備える点で特徴づけられる。

0010

好ましくは、貯蔵容器は、その上端に、逆流防止アダプター・システムに適合可能なネックを有する筒状の本体を備える。同様に、上記貯蔵容器は、異なる材料で作製可能であり、ポリマープラスチック材料が好ましい。発明の好ましい実施形態において、用いられる貯蔵容器は使い捨て(即ち「使用して捨てる」タイプ)とすることができる。新しい貯蔵容器は、各応用例に用いることができる。

0011

次に、逆流防止アダプター・システムの場合のように、接続エレメントは、ポリマーのプラスチック材料(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)で作製することができ、処理される木又はヤシの木の幹への化学製品の流入を可能にするとともに、その木又はヤシの木の幹へ挿入するのに特に適した端部を備える点で特徴づけられる。さらに接続エレメントは、アダプター・システムの逆止め弁又は膜を通して注入される化学物質及び/又は製剤を含む弾性容器に接続するのに適した、好ましくはチューブ形の第2端を備える。

0012

上述したように、逆流防止アダプター・システムは、膜保持具エレメント、逆止め弁あるいは膜、及びアダプター・システム閉鎖エレメントを備える点で特徴づけられ、貯蔵容器のネックに完全に適するように特に設計されている。

0013

最初に、膜保持具エレメントは、貯蔵容器の内側に位置し注入される化学物質及び/又は製剤を含む弾性容器に接続するのに適した第1の開口端を有し、また、アダプター・システムの逆止め弁又は膜を支持するように設計されその閉鎖エレメントに連結される上述の開口端に対向する第2の端部を有する。

0014

逆止め弁あるいは膜は、注入される化学物質及び/又は製剤を挿入するために用いられてもよい他の投薬又は充填装置と同様に、接続エレメントに接続されるのに適している点で特徴づけられる。同時に、それは外部への化学物質及び/又は製剤の望まない損失を防ぐことを可能にする。

0015

発明の好ましい実施形態において、逆止め弁あるいは膜は、ポリマー材料、好ましくは合成あるいは天然エラストマー、より好ましくはニトリルラバー(NBR)で作製された逆流防止膜から成ることができる。

0016

最後に、逆流防止アダプター・システムは、好ましくは、ポリマーのプラスチック材料で作製され膜保持具エレメントに連結され両エレメント(膜保持具エレメント及び閉鎖エレメント)間に位置する逆止め弁あるいは膜を固定するように設計された、閉鎖エレメントを備えることができる。

0017

発明の特定の実施形態において、接続エレメント及び逆流防止アダプター・システムの両方は、一つの適用例を超える例にてそれらの使用を可能にする再利用可能な材料で作製することができる。

0018

さらに、この発明の目的は、少なくとも1本の木及び/又はヤシの木に少なくとも一つの化学物質及び/又は製剤を適用する方法であり、下記のことを備えることを特徴とする。即ち、
a)木及び/又はヤシの木の幹に少なくとも一つの穴を作製すること、
b)上述の工程で作製された穴の中へ、接続エレメントの第1端によってこの接続エレメントを挿入すること、
c)化学物質及び/又は製剤を含む弾性容器を備える点で特徴をなす貯蔵容器に、接続エレメントの第2端によって接続エレメントを接続すること、ここで、この接続は、逆流防止アダプター・システムによって行なわれる。

0019

したがって、上記方法は、処理される高木性の種の幹に少なくとも一つの穴を作製して始まる。この目的のため、この目的に適したいかなる装置も用いることが可能である。ドリル及び金属ドリルビットの使用は特に好ましい。

0020

その後、木又はヤシの木の幹に作製した穴の中への接続エレメントの挿入を容易にするために、ハンマー、好ましくはゴム又はナイロンヘッドを有するハンマーの使用が有用なことがある。

0021

本発明の利点の一つは、その装置がいずれの方向(下向き、上向き、あるいは側方にさえ)にも適用されることを可能にして、処理される環境あるいは種に、それを適応可能であることである。

0022

たとえそれが5cmの幹直径を有する木、及び少なくとも30cmの直径を有するヤシの木を処理するに特に適していても、先の方法は、あるタイプの木あるいはヤシの木に限定されないことに注意すべきである。

0023

同様に、注入される化学物質及び製剤のいずれも、発明の特徴を制限するものではない。植物衛生上の作用物質害虫駆除物質殺虫剤殺菌剤除草剤)、肥料あるいは植物強化剤、これらの任意の組み合わせ、その他のもの、が使用可能である。

0024

一方、本発明の適用方法における利点のうちの一つは、目的地(適用例において)と同様に発生元(工場において)の両方において注入される化学物質及び/又は製剤を投与することを可能にすることによる、その大きな柔軟性である。このように、目的地で、アダプター・システムの逆止め弁又は膜を介する適正な圧力とともに、投与を簡単に実行することが可能である。

0025

発明の方法の更なる利点は、出願の装置の弾性容器での複数の装填(load)を実行可能なことである。このように、例えば、栄養物、肥料、植物強化剤など、また、これらのいずれかの組み合わせの中から選択された少なくとも一つの物質を備えることのできる水溶液のようなある基礎液とともに、発生元(工場)において、例えばそれに予め装填して、次に、目的地において、注入される、その物質及び/又は製剤を、好ましくは栄養物、肥料、植物強化剤など、また、これらのいずれかの組み合わせの中から選択したものを、投与することが可能である。したがって、記述する方法は、一つの応用例において複数の処理が実行されることを可能にする。

0026

化学物質及び/又は製剤を投与あるいは充填する(目的地とともに発生元の両方において)ことは、この目的に適しているいかなる装置を用いることによって実行することができる。特に、逆流防止アダプター・システムを通して装置の弾性容器の中に化学物質及び/又は製剤の挿入を行なうのに適している投与ノズルが設けられている限り、従来の注射器、投与ガン等が使用可能である。

0027

好ましくは、弾性容器の内部の圧力は、1〜1.8バールの間である。

0028

一旦、弾性容器が注入される化学物質及び/又は製剤を含めば、それは逆流防止アダプター・システムによって接続エレメントに接続され、木及び/又はヤシの木内へ化学物質及び/又は製剤の吸収をもたらし、それらは、自然な蒸散プロセスを用いて異なる木及び/又はヤシの木の組織へそれらの維管束系を通して輸送され、分配される。この意味で、用いられる貯蔵容器が柔軟性材料、好ましくは低密度のポリマーのプラスチック材料で作製される、好ましい実施形態では、貯蔵容器の内側の弾性容器及びパッキングが好ましくは真空下で徐々に空になっていくとき貯蔵容器の変形をもたらすことにより、化学物質及び/又は製剤が完全に吸収された時点を知ることが可能である。

0029

化学物質及び/又は製剤を完全に吸収するための必要時間は、処理される木又はヤシの木に依存し、5から60分の間であり、主に、木又はヤシの木の木部孔隙率及び他の要因、例えば室温(すなわち、温度が高いほど、木の蒸散率は高くなる)に依存する。

0030

最後に、一旦、化学物質及び/又は製剤が吸収されたならば、装置から空の貯蔵容器及び接続エレメントを取り除くことができ、それらは新しい適用例にて再使用可能である。

0031

先に述べたように、記述した方法は非常に多用途であり、発生元(工場)において注入される化学物質及び/又は製剤を装置に装着し装填するのを可能にし、これとともにあるいはその代わりに、基体を予め装填した装置を装着することを可能にし、そして注入されるその活性のある物質及び/又は製剤を目的地(現地)で投与することを可能にする。同様に、発生元で装置を装着して、注入される最終混合物を目的地で装填する別法も存在する。

0032

したがって、木及びヤシの木に製品を適用するための最新の他の装置及び方法と比べて本発明によって提供される主な利点は、以下の通りである。
a)第1に、この技術は、出願の装置の貯蔵容器の内側に位置する弾性容器の内容物からの自然な蒸散プロセスによって化学物質及び/又は製剤の木又はヤシの木への挿入を可能にすることにより、木又はヤシの木の維管束系を十分丁寧に扱う。次に、それは、処理される木又はヤシの木の維管束の流れに化学物質及び/又は製剤を導入するための適正圧力を確立することを可能にする。したがって、過剰圧力による損傷の可能性が防止される。
b)同様に、それは、木又はヤシの木に作製された点又は穴のそれぞれに注入される混合物量の投与を実施可能にする。したがって、それは、化学物質及び/又は製剤を低濃度で注入することの可能性を提供する。よって、侵入領域における維管束組織にもたらされる損傷の可能性とともに、木又はヤシの木の不要なpH変化を防止する。
c)一方、各注入箇所へ所望の投与量を注入することにより、物質及び/又は化学製剤のより一様な分配を実行可能にする。それは、各点又は穴へ注入される適切な投与量を予め設定する実現性を提供し、よって、単一の貯槽又はタンクから相互に連通した異なる注入点へ製品が分配されるような他の注入システムのリスクを回避する。
d) それはまたその卓越した単純さによって特徴付けられる。したがって、それは、その数が処理される木又はヤシの木の量に依存するであろう使い捨てのあるいは再使用可能なエレメントの使用に基づくことから、機械装置又はメンテナンスにおけるいかなる種類の投資も必要とせず、よってコストを低減するという利点を提供する。一方、その卓越した単純さの結果として、その使用に特殊技能を必要としないことから、その適用分野は、専門的な使用のみならず家庭的な使用もカバーするかもしれない。よって、それは、普遍的な装置であり、処理される種のいずれの場所においても利用可能である。
e) さらに、接続エレメント、及びその適用方法の両方は、注入される化学物質及び/又は製剤の導入を可能にし、同時にそれの外部への漏れを防止する、逆止め弁又は膜を用いることによって、破ることのできない利点を提供する。このことは、例えば都会の環境のように人々へより大きな危険が存在する環境において装置が使用されることを可能にし、破壊行為、子供の不注意、家庭のあるいは野生動物による、その他のものの可能性における健康あるいは環境へのリスクの可能性を回避する。
f) 一方、それは、ヨーロッパ及び世界における新しい要求及び標準方策に適合される。具体的には、欧州連合の場合には、植物衛生製品の適用技術の使用にのみ許可する、「農薬持続可能な使用に関する指令」に一致する。即ち、
・ ヒトの健康へのリスクがない:
− 装置の場合、専門的なあるいは家庭的な使用において、使用者と、注入される物質あるいは製剤との間に直接的な接触がないことから、装置を配置し吸収後除去する間、その操作及び適用においてリスクが存在しない;
− また、それは完全に気密装置であるので、環境における化学製品の存在によって、あるいはそのシステムの偶発的操作によって、影響を受けるかもしれない人々にリスクが存在しない。この特徴は、人々に高いリスクがあり、及び、例えば葉面散布のように参照する「指令」が従来の適用方法の大部分を禁止する、特に都会の環境に関連する;及び、
環境汚染のリスクがない幹注入適用システム自身によって既に提供された利点に加えて、この装置の使用は、植物の維管束系の中へ化学物質及び/又は製剤を直接に挿入することにより、環境への残留物を生成しない。同様に、化学物質及び/又は製剤をこぼしたり、直接操作する可能性が存在しない。また、それは、両方使い捨ての、接続エレメント及びアダプター・システムとともに、使い捨てで不可侵の貯蔵容器を備えることによって洗浄水の発生を回避する。
g) 次に、それは、各穴に関して独立した接続エレメントの使用を可能にすることによって、適用作業の間、処理される木あるいはヤシの木の間で病気伝染させるリスク可能性を防止する。
h) これはまた、農業及び林業の両方において木々が存在する全てのフィールド、及び、特に緑の領域において、技術的及び経済的な両方で非常に用途の広い方法である。
i) さらに、それはより高い適用収益を提供し、よって、既存の強制的な注入方式で発生するような、木又はヤシの木に吸収される産物を待つ必要がないことから、他の注入方式と比較して低い労働力コストを提供する。このことは、今度は、1日の仕事日当たり、より多くの数の木又はヤシの木への適用を可能にする。
j) 一方、発生元での植物衛生製品の存在のため、貯蔵容器の保存時間を非常に短くしなければならない他の装置と比較して、この装置を用いることによって、適用される直前に目的地で化学製品の投薬を可能にすることにより、その保存管理における耐久性及び容易さを増すことが可能である。
k) また、目的地で化学製品を装填可能なことは、目的地の国あるいは領域の標準にそれらをより容易に適用可能にすることから、それらの商品流通を楽にする。
l) 最後に、これは、世界のいかなる国において登録され認可されたいずれの害虫駆除物質と互換性をもつシステムである。

図面の簡単な説明

0033

この明細書に添付して図面が含まれ、ここでは発明の好ましい実施形態が、限定される様式ではなく例示として図示されている。この方法において、
図1は、適用される化学物質及び/又は製剤を収納する弾性容器を含むように意図された貯蔵容器に対応する図を示す。
図2は、接続エレメントアセンブリ、つまり膜保持具、逆流防止膜、及びアダプター・システム閉鎖エレメントの逆流防止アダプター・システム、並びに弾性容器を含む貯蔵容器、に対応する図を示す。
接続エレメントアセンブリ、つまり膜保持具、逆流防止膜、及びアダプター・システム閉鎖エレメントの逆流防止アダプター・システム、の図を示す。
図4は、逆流防止アダプター・システムの膜保持具の図を示す。
図5は、逆流防止アダプター・システム閉鎖エレメントの図を示す。
図6は、側面位置及び正面位置での逆流防止膜を示す。
図7は、側面位置での逆流防止膜の斜視図を示す。
図8は、正面位置での逆流防止膜の斜視図を示す。
接続エレメントの図を示す。

実施例

0034

図を考慮して、発明の特に好ましい実施形態において、出願の装置は、化学物質及び/又は製剤を含むことを意図した弾性容器(2)を内側に含む貯蔵容器(1)を備える点で特徴づけられる。

0035

図1は、好ましくは長さ218.4mm、及び長さ30mmのネックの、主本体を備える貯蔵容器(1)を表わす。好ましくは、ネックの内径は23mmであり、主本体の内径は50mmである。

0036

図2は、接続エレメント(3)アセンブリ、つまり膜保持具(4)、逆流防止膜(5)、及びアダプター・システム閉鎖エレメント(6)の逆流防止アダプター・システム、並びに弾性容器(2)を含む貯蔵容器(1)、に対応する図を示す。

0037

図3は、接続エレメント(3)と、膜保持具(4)、逆流防止膜(5)及びアダプター・システム閉鎖エレメント(6)の逆流防止アダプター・システムとの詳細図である。

0038

図4は、弾性容器(2)に接続するのに特に適した第1領域(7)を備える点で特徴づけられる膜保持具(4)の好ましい実施形態を示す。この第1領域(7)は、好ましくは長さ9.5mmのピラミッド形の端部と、好ましくは円筒形で、長さ14mmの第2端部と備えることができる。それはまた、貯蔵容器(2)のネックに適用可能であり、好ましくは15.5mmの長さの第2領域(8)と、第2領域(8)よりも狭くアダプター・システム閉鎖エレメント(6)に完全に連結可能な第3領域(9)を備える。好ましくは、この第3領域(9)の長さは11mmであり、上方端で8.2mmの好ましい内径を有し、及び底部で7.5mmの内径を有している。次に、第1領域(7)の好ましい内径は4mmである。

0039

図5は、膜保持具(4)に連結するのに特に適し、好ましくは14mmの開口内径、21.50mmの全長、底部で23mmの全外径を有する第1領域(10)を備える点で特徴づけられたアダプター・システム閉鎖エレメント(6)の好ましい実施形態を示す。それはまた、好ましくは2.5mmの長さ、外側部分で好ましくは18.2mmの内径及び26mmの外径を有する第2領域(11)を備える。第1領域(10)は、中間位置において好ましくは6mmの内径を有する狭窄部を備える。

0040

図6は、逆流防止膜(5)の好ましい実施形態を示す。上記膜は、内側に向かって傾斜した側壁を有する第1領域(12)と、第2領域(13)と、第3領域(13’)とを有する。好ましくは、第1領域(12)の長さは9.5mmであり、第2領域(13)の長さは5mmであり、また、第3領域(13’)の長さは2.5mmである。また、逆止め弁又は膜(5)の内径は、好ましくは5mmであり、また、上端の外径は12mmである。

0041

最後に、図9は、接続エレメント(3)の好ましい実施形態を示す。この接続エレメント(3)は、好ましくは管状形状で水平に配向され、処理される木又はヤシの木の幹へ差し込むのに特に適した第1端を備える点で好ましくは特徴づけられる。上記第1端は、好ましくは、40、80 o 140mmの長さを有する第1領域(14)、好ましくは28mmの長さの第2領域(15)、及び好ましくは19.5mmの長さの第3領域(16)を備える。好ましくは、上記第1端は、4.5mmの内径、及び7.5mmの外径を有する。さらに、接続エレメント(3)は、貯蔵容器(1)に接続されるように設計された第2端を備える。この第2端は、好ましくは27.1mmの長さ、4.5mmの内径、18mmの外径を有する第1領域(17)と、好ましくは管状形状であり、好ましくは23.5mmの長さ、3mmの内径、及び5mmの外径を有する第2領域(18)とを備えるのが好ましい。

0042

幹の穴を選択するための実施例
先に説明したように、処理される木又はヤシの木に作製された穴は、上記種の幹の周囲によって選択される。処理される種による異なる実現性が以下の実施例として集められている。即ち、

0043

すべてのケースにおいて、穴は、互いの間で異なる高さにて、幹又は茎(ヤシの木の場合)の周囲に均質に分配される。ヤシの木の場合、穴は、樹冠の下、約1.5−2mに作製され、一方、コルク木及び残りの種の場合には、穴は、低い領域に作製される。また、松/ヤシの木及びコルク木の場合、各穴は、僅かに下方へ傾いて穴が開けられ、一方、残りの種では、幹表面に垂直に開けられて作製される。

0044

「現場」で混合物を装置に適用するための実施例
次に、発明対象の出願装置の特定の実施形態で行なわれたテストが例として示される。即ち、このテストは、フェニックスカナリー種で合計10本のヤシの木で行なわれた。
これを実行するために、獣医学診療で用いられる市販の種痘器を使用して植物衛生の「CONFIDOR」(登録商標)が適用の間、投与された。

0045

使用されるエレメント
即ち、テストで用いられるエレメントは以下のものである。即ち、
1. 以下の使い捨てのエレメントからなる発明の対象の注入装置
a)注入される混合物を含むのに適した弾性容器を内側に有する貯蔵容器、この例では、注入される植物衛生のものと互換性をもつ栄養溶液で予め装填されている;
b)接続エレメント、この例では、ヤシの木の幹に作製された穴へ差し込むのに適したプラスチックカニューレ
c)貯蔵容器の出口にあり、接続エレメントへの接続を可能にするのに適した逆流防止アダプター・システム;
2. また、2つのエレメントから構成されたディスペンサ装置が用いられた:
装置の貯蔵容器へ植物衛生投与量を挿入するための投与装置(この例では、獣医学診療で用いられる市販の種痘器である)、及び、投与装置に適した植物衛生の「CONFIDOR」(登録商標)を含む容器
3. 最後に、以下のツールが注入装置をヤシの木幹へ導入するために使用される、つまりドリルビット及びナイロンハンマー。

0046

適用方法
用いられる適用方法は、2工程から成る:
1. 第1に、従来の電池駆動のドリル及び直径6.5mm、長さ30cmのドリルビットを用いて、幹に穴を作製する;
2. その後、指で押すか、ナイロンハンマーでたたくかによって、コネクターを完全にぴったり入るまで穴に挿入する;
3. 次に、植物衛生製品の「CONFIDOR」(登録商標)を規定の投与量(2ml)で装填する。
一旦、製品投与が設定されれば、投与装置のノズルは、逆流防止アダプター・システムの入口で連結され、単純な「パルス」で、その製品は、逆流防止膜を通して導入され、弾性容器に予め装填された栄養溶液と混合される;
4. その後、貯蔵容器は、接続エレメント・ヘッドに接続される。そのアセンブリは、栄養−植物衛生溶液が完全に吸収されるまで吊される。これが吸収されたとき、貯蔵容器内にて弾性容器で占められていた体積の減少により、貯蔵容器の収縮が観察される;
5. 一旦、製品が吸収されたならば、加圧された貯蔵容器及びコネクターが除去される。

0047

適用の概要
このテストは、吸収の間、10℃の気象条件及び曇りサイクル(低い日光)の下で行なわれた。
適用の間、測定されたパラメータは以下のものである:
− 各ユニット(工程:1〜4)の適用時間:25−30秒;
− 各ユニットの吸収時間:5−10分。

0048

結論
従前の結果から離れて、本発明の適用方法は、他の既存の内部治療システムに関して適用時間を大幅に低減することができ、よって労働力に関連したコストを低下することができるということを結論付けることができる。
同じ方法で、これはアプリケータへの単純で安全な適用方法であり、非専門家を含むすべてのユーザーに利用可能にするものである。
最後に、環境に影響することがある製品をこぼす可能性は存在しない。

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