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技術 家具用の荷重支持部材

出願人 株式会社オカムラ
発明者 益永浩
出願日 2013年12月24日 (6年6ヶ月経過) 出願番号 2013-265955
公開日 2015年7月2日 (5年0ヶ月経過) 公開番号 2015-119863
状態 特許登録済
技術分野 椅子の脚、座部、背もたれ及び付属物
主要キーワード 長手リブ 塊状部分 素材色 ジクザグ状 昇降調整機構 傾動調整機構 鈍角状 連結態様
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年7月2日)のものです。
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図面 (10)

課題

一対の荷重支持壁の内側面に補強リブ連設して荷重支持壁自体の強度を確保しつつ、補強リブに起因する荷重支持壁上のヒケの発生を可及的に抑制することのできる家具用の荷重支持部材を提供する。

解決手段

相互に対向して配置される第1側壁13と第2側壁14を設ける。第1側壁13と第2側壁14の各内面には、各側壁13,14の延出方向と直交する方向に突出する直線部を有する第1補強リブ17と第2補強リブ18を突設する。第1補強リブ17と第2補強リブ18を傾斜連結リブ19によって連結する。

概要

背景

事務用の椅子脚体として、ガススプリングを内蔵する脚柱下端に、荷重支持部材である複数の脚が放射状に設けられたものがある。この種の椅子の脚の構造として、上方からの荷重入力に対する曲げ剛性捩れ剛性を高めるための各種の工夫を施したものが案出されている(例えば、特許文献1,2参照)。

特許文献1に記載の脚(荷重支持部材)は、相互に対向して配置される一対の側壁荷重支持壁)の間に、側壁の延出方向に対して傾斜する複数の傾斜リブ連設されている。傾斜リブは傾斜方向が異なる二つのものが対をなし、対を成すもの同士が一対の側壁の幅方向の略中央位置で相互に交差している。
この特許文献1に記載の脚は、荷重支持壁である一対の側壁がそれぞれ相反する方向に傾斜する傾斜リブの対によって補強され、それによって曲げ剛性と捩れ剛性の向上が図られている。

特許文献2に記載の脚(荷重支持部材)は、相互に対向して配置される一対の側壁(荷重支持壁)の間に、側壁と略平行な長手リブの対が二組設けられ、各長手リブの対同士が複数の短寸リブによって連結されている。
この特許文献2に記載の脚は、一対の側壁の間の内部空間が短寸リブによって連結された二対の長手リブによって補強され、それによって曲げ剛性と捩れ剛性の向上が図られている。

概要

一対の荷重支持壁の内側面に補強リブを連設して荷重支持壁自体の強度を確保しつつ、補強リブに起因する荷重支持壁上のヒケの発生を可及的に抑制することのできる家具用の荷重支持部材を提供する。相互に対向して配置される第1側壁13と第2側壁14を設ける。第1側壁13と第2側壁14の各内面には、各側壁13,14の延出方向と直交する方向に突出する直線部を有する第1補強リブ17と第2補強リブ18を突設する。第1補強リブ17と第2補強リブ18を傾斜連結リブ19によって連結する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

相互に対向して配置される第1荷重支持壁、及び、第2荷重支持壁と、前記第1荷重支持壁から前記第2荷重支持壁に向かって前記第1荷重支持壁の長手方向と直交する方向に突出する直線部を有する第1補強リブと、前記第2荷重支持壁から前記第1荷重支持壁に向かって前記第2荷重支持壁の長手方向と直交する方向に突出する直線部を有する第2補強リブと、前記第1補強リブと前記第2補強リブを、前記第1荷重支持壁と前記第2荷重支持壁の長手方向に対して傾斜した状態で連結する傾斜連結リブと、を備えていることを特徴とする家具用の荷重支持部材

請求項2

前記傾斜連結リブを複数備え、少なくとも二つの前記傾斜連結リブの各々がそれぞれ相反する方向に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の家具用の荷重支持部材。

請求項3

前記第1補強リブと前記第2補強リブの少なくとも一方には、各々がそれぞれ相反する方向に傾斜する一対の前記傾斜連結リブが連結されていることを特徴とする請求項2に記載の家具用の荷重支持部材。

請求項4

前記第1補強リブと前記第2補強リブの少なくともいずれか一方には、延出方向上の異なる位置に一対の前記傾斜連結リブが連結されていることを特徴とする請求項3に記載の家具用の荷重支持部材。

請求項5

前記第1荷重支持壁と前記第2荷重支持壁とは、両者の対向面と略直交する連結壁によって連結され、前記第1荷重支持壁、及び、第2荷重支持壁と前記連結壁によって囲まれた空間部内に、前記第1補強リブと前記第2補強リブと前記傾斜連結リブとが配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の家具用の荷重支持部材。

請求項6

前記第1荷重支持壁と前記第2荷重支持壁とは、前記連結壁に対して鈍角をなすように傾斜して連結されており、前記第1補強リブと前記第2補強リブとは、略直角三角形状に形成されるとともに、その各傾斜辺が前記第1荷重支持壁と前記第2荷重支持壁に上下のほぼ全域に亘って連結されていることを特徴とする請求項5に記載の家具用の荷重支持部材。

技術分野

0001

この発明は、事務椅子の脚等の家具用の荷重支持部材に関するものである。

背景技術

0002

事務用の椅子脚体として、ガススプリングを内蔵する脚柱下端に、荷重支持部材である複数の脚が放射状に設けられたものがある。この種の椅子の脚の構造として、上方からの荷重入力に対する曲げ剛性捩れ剛性を高めるための各種の工夫を施したものが案出されている(例えば、特許文献1,2参照)。

0003

特許文献1に記載の脚(荷重支持部材)は、相互に対向して配置される一対の側壁荷重支持壁)の間に、側壁の延出方向に対して傾斜する複数の傾斜リブ連設されている。傾斜リブは傾斜方向が異なる二つのものが対をなし、対を成すもの同士が一対の側壁の幅方向の略中央位置で相互に交差している。
この特許文献1に記載の脚は、荷重支持壁である一対の側壁がそれぞれ相反する方向に傾斜する傾斜リブの対によって補強され、それによって曲げ剛性と捩れ剛性の向上が図られている。

0004

特許文献2に記載の脚(荷重支持部材)は、相互に対向して配置される一対の側壁(荷重支持壁)の間に、側壁と略平行な長手リブの対が二組設けられ、各長手リブの対同士が複数の短寸リブによって連結されている。
この特許文献2に記載の脚は、一対の側壁の間の内部空間が短寸リブによって連結された二対の長手リブによって補強され、それによって曲げ剛性と捩れ剛性の向上が図られている。

先行技術

0005

実公平04−014040号公報
特許第4067229号公報

発明が解決しようとする課題

0006

しかしながら、特許文献1に記載の荷重支持部材は、側壁の内面に傾斜リブが連結された構造とされているため、傾斜リブと側壁の連接部面積が広く、荷重支持部材の型成形時に材料の冷却に伴って側壁の傾斜リブとの連接部付近ヒケが発生し易く、ヒケが大きい場合には、外部に露出する側壁の外観体裁が低下することが懸念される。

0007

また、特許文献2に記載の荷重支持部材は、外部に露出する側壁にはヒケが生じにくくなるものの、短寸リブによって連結された二対の長手リブが一対の側壁の間の内部空間に配置される構造であることから、側壁自体の強度を充分に高めることはできなかった。

0008

そこでこの発明は、一対の荷重支持壁の内側面に補強リブを連設して荷重支持壁自体の強度を確保しつつ、補強リブに起因する荷重支持壁上のヒケの発生を可及的に抑制することのできる家具用の荷重支持部材を提供しようとするものである。

課題を解決するための手段

0009

この発明に係る家具用の荷重支持部材は、上記課題を解決するために、相互に対向して配置される第1荷重支持壁、及び、第2荷重支持壁と、前記第1荷重支持壁から前記第2荷重支持壁に向かって前記第1荷重支持壁の長手方向と直交する方向に突出する直線部を有する第1補強リブと、前記第2荷重支持壁から前記第1荷重支持壁に向かって前記第2荷重支持壁の長手方向と直交する方向に突出する直線部を有する第2補強リブと、前記第1補強リブと前記第2補強リブを、前記第1荷重支持壁と前記第2荷重支持壁の長手方向に対して傾斜した状態で連結する傾斜連結リブと、を備える構成とした。
この構成により、相互に対向する第1荷重支持壁と第2荷重支持壁が、第1,第2補強リブと、これらを斜めに連結する傾斜連結リブとによって連結され、それによって荷重支持部材の曲げ剛性と捩れ剛性とが高められる。また、第1補強リブと第2補強リブは、それぞれ第1荷重支持壁と第2荷重支持壁に、これらの支持壁の長手方向と直交する直線部によって連結されることから、第1荷重支持壁と第2荷重支持壁に対する連接部の面積が小さくなる。このため、荷重支持部材の型成形時に、第1荷重支持壁と第2荷重支持壁には第1,第2補強リブに起因するヒケが生じにくくなる。

0010

また、前記傾斜連結リブを複数備え、少なくとも二つの前記傾斜連結リブの各々がそれぞれ相反する方向に傾斜する構成としても良い。
この場合、それぞれの傾斜方向が相反する少なくとも二つの傾斜連結リブが第1荷重支持壁と第2荷重支持壁の間に配置されるため、荷重支持部材に外部から荷重が入力されたときに、第1荷重支持壁と第2荷重支持壁の離間距離が変化する方向の変形や捩れ方向の変形が効率良く規制される。この結果、第1,第2荷重支持壁の強度がより高められる。

0011

前記第1補強リブと前記第2補強リブの少なくとも一方には、各々がそれぞれ相反する方向に傾斜する一対の前記傾斜連結リブが連結されるようにしても良い。
この場合、各々がそれぞれ相反する方向に傾斜する一対の傾斜連結リブが連結された補強リブには、一対の傾斜連結リブから相反する傾斜方向から荷重が入力され、各入力荷重の補強リブを倒れ変形させる方向の分力が相互に打ち消されるようになる。このため、補強リブが倒れ変形しにくく、荷重支持部材全体の剛性や強度がより高まる。

0012

さらに、前記第1補強リブと前記第2補強リブの少なくともいずれか一方には、延出方向上の異なる位置に一対の前記傾斜連結リブが連結されるようにしても良い。
この場合、補強リブ上の傾斜連結リブとの連結部が複数個所に分散されるため、各連結部の容積の増大が抑制される。したがって、荷重支持部材の型成形時に、材料の冷却に伴う第1荷重支持壁や第2荷重支持壁でのヒケの発生がより低減される。

0013

また、前記第1荷重支持壁と前記第2荷重支持壁とは、両者の対向面と略直交する連結壁によって連結され、前記第1荷重支持壁、及び、第2荷重支持壁と前記連結壁によって囲まれた空間部内に、前記第1補強リブと前記第2補強リブと前記傾斜連結リブとが配置される構造であることが望ましい。
この場合、第1荷重支持壁と第2荷重支持壁が両者の対向面と略直交する連結壁によって連結されるため、第1荷重支持壁と第2荷重支持壁が近接したり離間したりする方向の変形が効率良く規制される。そして、第1荷重支持壁と第2荷重支持壁と連結壁とによって囲まれた空間部内に、第1補強リブと第2補強リブと傾斜連結リブとが配置されるため、これらのリブ肉厚をより薄くすることができる。このため、型成形時における第1荷重支持壁や第2荷重支持壁でのヒケの発生をより抑制することが可能になる。

0014

前記第1荷重支持壁と前記第2荷重支持壁とは、前記連結壁に対して鈍角をなすように傾斜して連結されており、前記第1補強リブと前記第2補強リブとは、略直角三角形状に形成されるとともに、その各傾斜辺が前記第1荷重支持壁と前記第2荷重支持壁に上下のほぼ全域に亘って連結されるようにしても良い。
この場合、荷重支持部材を大型化することなく、第1補強リブと第2補強リブを第1荷重支持壁と第2荷重支持壁の内側面に強固に設置することができる。また、外部から目につき易い第1荷重支持壁と第2荷重支持壁の離間幅の増大する領域での、第1,第2補強リブの幅方向の延出長さを長くすることができるため、型成形時おけるこの部位でのヒケの発生をより抑制することができる。

発明の効果

0015

この発明によれば、相互に対向する第1荷重支持壁と第2荷重支持壁が、第1,第2補強リブと傾斜連結リブとによって連結されることから、第1荷重支持壁や第2荷重支持壁の曲げ剛性と捩れ剛性を高めることができ、しかも、第1,第2補強リブが、第1荷重支持壁や第2荷重支持壁の長手方向と直交する直線部によって第1荷重支持壁や第2荷重支持壁に連結され、第1,第2荷重支持壁と第1,第2補強リブとの連接部の面積が小さくなることから、型成形時に、第1荷重支持壁や第2荷重支持壁にヒケが発生するのを可及的に抑制することができる。

図面の簡単な説明

0016

この発明の第1の実施形態の椅子の斜視図である。
この発明の第1の実施形態の椅子の多岐脚の部分断面側面図である。
この発明の第1の実施形態の椅子の多岐脚の下面図である。
この発明の第1の実施形態の脚の図3のIV部の拡大図である。
この発明の第1の実施形態の脚の図4のV−V断面に対応する断面図である。
この発明の第2の実施形態の椅子の多岐脚の下面図である。
この発明の第2の実施形態の脚の図6のVII部の拡大図である。
この発明の第3の実施形態の脚の下面図である。
この発明の第1の実施形態の変形例の脚の下面図である。

実施例

0017

以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下で説明する主要な実施形態は、事務用の椅子の脚が荷重支持部材を構成している。
なお、以下の説明においては、椅子に正規姿勢着座した人の正面が向く図中矢印FRの指す向きを「前」と呼び、それと逆側の向きを「後」と呼ぶものとする。また、「上」,「下」と「左」,「右」については、椅子に正規姿勢で着座した人の上方の図中矢印UPの指す向きを「上」、それと逆側の向きを「下」と呼び、椅子に正規姿勢で着座した人の左側の図中矢印LHの指す向きを「左」、それと逆側の向きを「右」と呼ぶものとする。

0018

最初に、図1図5に示す第1の実施形態について説明する。
図1は、この実施形態の椅子1を後斜め上方から見た図である。
同図に示すように、この実施形態の椅子1は、フロア上に載置される脚体2と、脚体2の上端に設置されるボックス状支基3と、着座者が着座する座体4と、支基3の上面に取り付けられ座体4を支持する座受部材5と、支基3から後部上方側に延出して座体4に着座した着座者の背部を支持する背凭れ部6と、を備えている。

0019

脚体2は、キャスタ9a付きの多岐脚9と、多岐脚9の中央部より起立昇降機構であるガススプリングを内蔵する脚柱10と、を備え、脚柱10の上端部に支基3が水平方向に回転可能に取り付けられている。支基3には、脚柱10の昇降調整機構と背凭れ部6の傾動調整機構が内蔵されている。

0020

多岐脚9は、脚柱10を内部に嵌入して支持する中央のボス部11と、ボス部11から径方向外側に放射状に延出する複数の脚12を備え、各脚12の延出端にキャスタ9aが取り付けられている。多岐脚9は、全体が樹脂によって一体に形成されており、すべての脚12が同様の構造とされている。この実施形態の場合、各脚12は、脚柱10に作用した荷重を、ボス部11とキャスタ9aの間で支持する荷重支持部材を構成している。

0021

図2は、ボス部11を断面にした多岐脚9の一部の側面図であり、図3は、多岐脚9の一部の下面図である。また、図4は、図3のIV部の拡大図であり、図5は、図4のV−V断面に対応する断面図である。
これらの図に示すように、脚12は、相互に対向してボス部11から放射方向に延出する第1側壁13、及び、第2側壁14と、第1側壁13と第2側壁14に対して略直交して第1,第2側壁13,14の上部同士を連結する上壁15と、を備えている。第1,第2側壁13,14と上壁15は、図5に示すように、開口が下向きになる略コ字状の断面形状をなすように形成されている。したがって、脚12の内側には、第1,第2側壁13,14と上壁15とに囲まれた空間部20が形成されている。

0022

また、第1側壁13と第2側壁14は、上壁15に対して鈍角を成すように傾斜し、上端部から下端部に向かって僅かに末広がり状に広がっている。第1,第2側壁13,14と上壁15の長手方向の一端部は脚柱支持用のボス部11に連結され、長手方向の他端部はキャスタ取付用のボス部16に連結されている。ここで、脚12のうちの、脚柱支持用のボス部11が位置される側を基端側と呼び、キャスタ取付用のボス部16が位置される側を先端側と呼ぶものとすると、第1側壁13と第2側壁14の離間幅は、脚12の基端側から先端側に向かって若干テーパ状に狭まっている。
なお、この実施形態においては、第1側壁13が第1荷重支持壁を構成し、第2側壁14が第2荷重支持壁、上壁15が連結壁をそれぞれ構成している。

0023

第1側壁13の内側面(第2側壁14に対向する側の面)には、第2側壁14に向かって第1側壁13の長手方向と直交する方向に突出する複数の第1補強リブ17が突設されている。複数の第1補強リブ17は、第1側壁13の内側面に長手方向に離間して配置されている。第1補強リブ17は、断面視略直角三角形状に形成され、その傾斜辺が第1側壁13の傾斜した内側面の上下のほぼ全域に亘って連結されている。
この実施形態の場合、第1補強リブ17の全体が第1側壁13(第1荷重支持壁)の長手方向と直交する方向に突出する直線部を構成している。

0024

第2側壁14の内側面(第1側壁13に対向する側の面)には、第1側壁13に向かって第2側壁14の長手方向と直交する方向に突出する複数の第2補強リブ18が突設されている。複数の第2補強リブ18は、第2側壁14の内側面に長手方向に離間し、かつ、第1側壁13側の第1補強リブ17と長手方向でずれた位置に配置されている。つまり、第1補強リブ17と第2補強リブ18とは、第1側壁13と第2側壁14の間において、相反する方向から交互に突出するように、脚12の長手方向で千鳥状に配置されている。第2補強リブ18は、第1補強リブ17と同様に、断面視略直角三角形状に形成され、その傾斜辺が第2側壁14の傾斜した内側面の上下のほぼ全域に亘って連結されている。
この実施形態の場合、第2補強リブ18の全体が第2側壁14(第2荷重支持壁)の長手方向と直交する方向に突出する直線部を構成している。

0025

また、第1側壁13と第2側壁14の間には、隣接する第1補強リブ17と第2補強リブ18の各突出端同士を連結する傾斜連結リブ19が配置されている。傾斜連結リブ19は、第1,第2側壁13,14の長手方向に対して傾斜するリブであり、第1,第2側壁13,14とほぼ同高さに形成され、上端部が上壁15の下面に連結されている。各第1補強リブ17の突出端には、各々がそれぞれ相反する方向に傾斜する一対の傾斜連結リブ19が連結されている。同様に、各第2補強リブ18の突出端には、各々がそれぞれ相反する方向に傾斜する一対の傾斜連結リブ19が連結されている。したがって、第1,第2側壁13,14に長手方向に沿って千鳥状に配列された第1,第2補強リブ17,18は、長手方向に沿ってジクザグ状傾斜角を変える複数の傾斜連結リブ19によって連結されている。

0026

なお、脚12の最も基端側に位置される第1補強リブ17には、一端部が脚柱支持用のボス部11に連結された傾斜連結リブ19の他端部が連結され、脚12の最も先端側に位置される第2補強リブ18には、一端部がキャスタ取付用のボス部16に連結された傾斜連結リブ19の他端部が連結されている。
また、この実施形態の脚12においては、第1側壁13と第2側壁14の間で両側壁13,14を補強する第1,第2補強リブ17,18と傾斜連結リブ19の肉厚は、第1,第2側壁13,14の肉厚の半分よりも薄い肉厚に設定されている。
なお、この実施形態においては、第1,第2補強リブ17,18と傾斜連結リブ19の肉厚が第1,第2側壁13,14の肉厚の半分よりも薄い肉厚に設定されているが、第1,第2補強リブ17,18と傾斜連結リブ19の肉厚は、第1,第2側壁13,14の肉厚の概ね半分か、それ以下であれば良い。

0027

また、第1補強リブ17と第2補強リブ18は、第1,第2側壁13,14からの突出長さがすべてほぼ同長さに設定されており、脚12の長手方向における第1,第2補強リブ17,18の突設ピッチは、脚12の基端側から先端側に向かって次第に狭まっている。このため、隣接する第1補強リブ17と第2補強リブ18を連結する傾斜連結リブ19の長さは、概ね、脚12の先端側のものほど短くなっている。したがって、この脚12においては、各補強リブ17,18の突出長さを充分に確保しつつも、各傾斜連結リブ19の傾斜角度を同様に確保している。

0028

この椅子1に採用された脚12は、以上のような構成であるため、第1,第2補強リブ17,18と傾斜連結リブ19とによって第1,第2側壁13,14の強度を直接高めることができる。即ち、この脚12においては、相互に対向する第1,第2側壁13,14が、第1,第2側壁13,14から直交する方向に突出する第1,第2補強リブ17,18と、隣接する第1,第2補強リブ17,18の突出端同士を斜めに連結する傾斜連結リブ19とによって連結されているため、傾斜連結リブ19が第1側壁13と第2側壁14の間で筋交いとして機能し、それによって第1,第2側壁13,14の曲げ剛性と捩れ剛性が効率良く高められる。

0029

一方、この実施形態の脚12では、傾斜連結リブ19に連結される第1,第2補強リブ17,18が、それぞれ第1,第2側壁13,14から直交する方向に突出しているため、第1,第2側壁13,14に対する第1,第2補強リブ17,18の各連接部の面積が小さくなる。このため、脚12(多岐脚)を型成形する際の材料の冷却によって第1,第2側壁13,14の外側面にヒケが発生しにくくなる。即ち、脚12を型成形の際には、溶融材料の冷却時に塊状部分にヒケが発生し易くなるが、第1,第2側壁13,14の内側面には、第1,第2補強リブ17,18が最小面積でもって連結されているため、第1,第2側壁13,14と第1,第2補強リブ17,18との各連結部分が塊状になりにくく、冷却時に第1,第2補強リブ17,18に起因するヒケが発生しにくい。特に、この実施形態においては、第1,第2補強リブ17,18と傾斜連結リブ19の肉厚が第1,第2側壁13,14の肉厚の半分以下に設定されているため、第1,第2側壁13,14でのヒケ発生の抑制効果が大きくなる。
したがって、この実施形態に係る脚12においては、第1,第2側壁13,14の曲げ剛性と捩れ剛性の向上を実現しつつも、型成形時に、第1側壁13や第2側壁14にヒケが発生するのを可及的に抑制することができる。こうしてヒケによる脚12の外観低下が抑制されることから、今までヒケの発生により、脚12の素材色として選びにくかった明るめの色(例えば、白や明るいグレー等)の素材を用いることも可能になる。

0030

ところで、上記の効果は、第1側壁13と第2側壁14の内面にそれぞれ第1補強リブ17と第2補強リブ18が突設され、第1補強リブ17と第2補強リブ18を斜めに連結する傾斜連結リブ19が少なくとも一つあれば得ることができるが、この実施形態においては、傾斜連結リブ19が複数設けられ、少なくとも二つの傾斜連結リブ19の各々がそれぞれ相反する方向に傾斜する構造とされているため、第1,第2側壁13,14に外部から荷重が入力されたときに、第1側壁13と第2側壁14の離間距離が変化する方向の変形や捩れ方向の変形を効率良く規制することができる。

0031

さらに、この実施形態の場合、第1補強リブ17や第2補強リブ18には、各々がそれぞれ相反する方向に傾斜する一対の傾斜連結リブ19が連結されているため、一対の傾斜連結リブ19が連結された第1補強リブ17や第2補強リブ18が荷重入力時に倒れ変形しにくいという利点がある。即ち、例えば、第1,第2側壁13,14の側方から荷重が入力された場合には、第1補強リブ17や第2補強リブ18には、傾斜方向の相反する一対の傾斜連結リブ19から同様に荷重が入力されるが、このとき各入力荷重のうちの第1補強リブ17や第2補強リブ18を倒れ変形させる方向の分力は相互に打ち消されることになる。このため、第1補強リブ17や第2補強リブ18は倒れ変形しにくく、脚12全体の剛性や強度はより高まる。

0032

また、この実施形態の脚12は、第1側壁13と第2側壁14の上端部同士が、両者の対向面と略直交する上壁15によって連結され、第1,第2側壁13,14と上壁15とに囲まれた空間部20内に、第1,第2補強リブ17,18と傾斜連結リブ19が配置されているため、第1,第2側壁13,14の近接・離反方向の変形を充分な厚みの上壁15によって効率良く規制することができるうえ、第1,第2補強リブ17,18と傾斜連結リブ19の肉厚をより薄くすることができる。したがって、型成形時における第1,第2側壁13,14でのヒケの発生をより抑制することができる。

0033

さらに、この実施形態の脚12においては、第1側壁13と第2側壁14が上壁15に対して鈍角をなすように傾斜して連結され、略直角三角形状の第1,第2補強リブ17,18の傾斜辺が第1側壁13と第2側壁14の上下のほぼ全域に亘って連結されているため、脚12の断面を大型化することなく、第1,第2補強リブ17,18を第1側壁13と第2側壁14の内側に強固に設置することができる。また、第1,第2側壁13,14からの第1,第2補強リブ17,18の突出長さが上端から下方に向かって次第に増大することになるため、末広がり状に広がって外部から目につき易い第1,第2側壁13,14の下縁領域でのヒケの発生をより抑制することができる。

0034

つづいて、図6図7に示す第2の実施形態について説明する。なお、以下で説明する各実施形態や変形例では、第1の実施形態と共通部分に同一符号を付し、重複する説明を省略するものとする。
この実施形態の脚112(荷重支持部材)は、第1の実施形態と同様に、第1側壁13と第2側壁14の内側面に第1補強リブ17と第2補強リブ18が突設され、第1側壁13と第2側壁14の上部が上壁(図示せず)によって連結されている。ただし、第1補強リブ17と第2補強リブ18を斜めに連結する傾斜連結リブ19A,19Bの各補強リブ17,18に対する連結態様が第1の実施形態のものと異なっている。

0035

一方に傾斜する傾斜連結リブ19Aの一端部は、第2補強リブ18の突出端18aに連結され、同傾斜連結リブ19Aの他端部は、第1補強リブ17の延出方向の中途部17bに連結されている。そして、他方に傾斜する傾斜連結リブ19Bの一端部は、第1補強リブ17の突出端17aに連結され、同傾斜連結リブ19Bの他端部は、隣接する第2補強リブ18の延出方向の中途部に連結されている。即ち、この実施形態の脚112においては、第1,第2補強リブ17,18の各延出方向上の異なる位置に傾きの異なる傾斜連結リブ19A,19Bがそれぞれ連結されている。

0036

したがって、この実施形態の脚112においては、第1の実施形態と同様の基本的な効果を得ることができるうえ、傾斜連結リブ19A,19Bの連結による第1,第2補強リブ17,18上の連結部が複数個所に分散されることから、各連結部の容積の増大を抑制することができる。このため、脚112の型成形時における第1側壁13や第2側壁14でのヒケの発生をより抑制することができる。

0037

図8は、この発明の第3の実施形態を示す図である。
この第3の実施形態の脚212は、傾斜方向の異なる傾斜連結リブを共通の補強リブに連結するのではなく、傾斜方向の異なる傾斜連結リブ19A,19Bの各端部を第1,第2側壁13,14上の異なる第1,第2補強リブ17,18の延出端に連結するようにしている。

0038

この実施形態の脚212においては、第1の実施形態とほぼ同様の基本的な効果を得ることができるうえ、第1,第2補強リブ17,18の各一つに、複数の傾斜連結リブ19が連結されないことから、脚212の型成形時における第1側壁13や第2側壁14でのヒケの発生をより抑制することができる。

0039

図9は、この発明の第1の実施形態の変形例を示す図である。
図3図4に示した基本形態では、第1補強リブ17と第2補強リブ18の全体が第1側壁13と第2側壁14から直交方向に直線状に突出しているが、この変形例の脚312は、第1,第2補強リブ317,318が第1,第2側壁13,14から直交方向に直線状に突出する直線部317aと、直線部317aの先端部で鈍角状屈曲する屈曲部317bと、有し、各屈曲部317bの先端部に傾斜方向の異なる一対の傾斜連結リブ19が連結されている。
この変形例の場合も、基本形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。

0040

なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、第1荷重支持壁である第1側壁と第2荷重支持壁である第2側壁とが、連結壁である上壁によって連結された構造とされているが、連結壁は必ずしも必要ではなく、連結壁の無い構造を採用することも可能である。また、上記の各実施形態は、家具用の荷重支持部材の例として事務用の椅子の脚について説明したが、同様の基本構造の前後方向を向く脚や天板支持部材の前後方向を向く棚板支持部材等に採用することも可能である。

0041

12,112,212,312 脚(荷重支持部材)
13 第1側壁(第1荷重支持壁)
14 第2側壁(第2荷重支持壁)
15上壁(連結壁)
17,317 第1補強リブ
18,318 第2補強リブ
19,19A,19B 傾斜連結リブ
20 空間部

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