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技術 家禽の大腿部から腿肉およびオイスターミートを摘出するための方法および摘出器具

出願人 メインフードプロセシングテクノロジーベー.フェー.
発明者 スーリ、ラムジワースデイク、マルチヌスカスパールメルキオールバルタザールファンヒッロ、エリックアドリアーン
出願日 2014年12月22日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-258172
公開日 2015年7月2日 (5年6ヶ月経過) 公開番号 2015-119704
状態 特許登録済
技術分野 食肉、魚の加工
主要キーワード 例示形態 最終動作 剥離端 円形刃 処理区域 オイスター 旋回式 切断ブレード
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年7月2日)のものです。
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図面 (13)

課題

側骨端部および側骨端部を有する大腿骨付きの家禽大腿部から腿肉およびオイスターミート摘出するための、肉の歩留まりを改善する、方法および器具を提供する。

解決手段

家禽の大腿部4を骨端部で保持してから、その骨端部下方の大腿骨8に付いている肉を大腿骨8から剥離して骨端部から遠ざけ、そして肉を大腿骨8から分離して更なる処理のために回収する。家禽の大腿部4を股側骨端部5から吊り下げて、大腿骨から肉を剥離して股側骨端部5から遠ざける前にオイスターミートを股側骨端部5から切り離す

概要

背景

オイスターミートは、後腸転子筋としても知られている。

特許文献1、特許文献2、特許文献3のそれぞれは、腿肉およびオイスターミートを大腿骨から分離するような方法および器具を開示しており、ここで、大腿骨は膝関節部で把持されて揺動可能になっていて、移送中に大腿骨が前方へ傾くようにされている。オイスターミートを大腿骨端部の軟骨繋ぐ細隙に案内され、オイスターミートおよび腿肉を軟骨から分離するために、その細隙において腱を切断して肉を切り落としている。こうした既知の方法および器具は、精密ではないばかりか、腱が細隙に入ることができるような配置とするためには、大腿骨が特定の傾きになっている必要がある。

特許文献4は、動物大腿部から肉を分離して回収するために大腿部から骨を機械的に取り除く方法およびこの方法を実行するための器具に関するものである。動物の大腿骨は骨保持部により股側骨端部で保持され、大腿骨は骨保持部近隣で肉剥離部と係合する。この既知の器具および方法の問題点は、オイスターミートの摘出保証されていないということである。オイスターミートの位置というのは実際には不確定であるため、時折オイスターミートが失われてしまうことがある。

特許文献5は、家禽の大腿部から腿肉を摘出するための方法および器具を開示しており、ここで家禽の大腿部は、(明言はされていないが)股側の骨端部と(明言はされていないが)側の骨端部と、を有するものであり、家禽の大腿部が上方側の骨端部で保持されてから、この上方側の骨端部の下方で大腿骨に付いている肉が剥離されて上方側の骨端部から遠ざけられ、続いて肉は大腿骨から分離して更なる処理のために回収される。この文献には大腿骨からオイスターミートを摘出することについては書かれていない。また、この文献は上方側の骨端部が骨収容ヨークで支持されることを明記している。さらにこの文献は、剥離の前に、大腿骨の上方側の骨端部直下で切断ブレードが家禽の大腿部の肉および筋肉の領域を切断することを開示している。特許文献5の図5〜10に描かれている大腿骨の形状(骨端部では細く、その骨端部から遠ざかるにつれて次第に径が大きくなっていく)を考慮すると、前述の上方側の骨端部は家禽の大腿部の膝側骨端部であり、家禽を吊り下げる通常のやり方と同様になっていることがわかる。

概要

股側骨端部および膝側骨端部を有する大腿骨付きの家禽の大腿部から腿肉およびオイスターミートを摘出するための、肉の歩留まりを改善する、方法および器具を提供する。家禽の大腿部4を骨端部で保持してから、その骨端部下方の大腿骨8に付いている肉を大腿骨8から剥離して骨端部から遠ざけ、そして肉を大腿骨8から分離して更なる処理のために回収する。家禽の大腿部4を股側骨端部5から吊り下げて、大腿骨から肉を剥離して股側骨端部5から遠ざける前にオイスターミートを股側骨端部5から切り離す

目的

本発明の目的は、大腿骨から腿肉およびオイスターミートを摘出するための、代わりの方法および器具を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

側骨端部(5)および側骨端部(15)を有する大腿骨(8)付きの家禽大腿部(4)から腿肉(7)およびオイスターミート(11)を摘出するための方法であって、家禽の大腿部(4)を骨端部で保持してから、前記骨端部下方の大腿骨(8)に付いている肉を大腿骨(8)から剥離して前記骨端部から遠ざけ、次に肉を大腿骨(8)から分離して更なる処理のために回収する方法において、家禽の大腿部(4)を股側骨端部(5)から吊り下げて、大腿骨(8)から肉を剥離して股側骨端部(5)から遠ざける前にオイスターミート(11)を股側骨端部(5)から切り離すことを特徴とする方法。

請求項2

オイスターミート(11)を、大腿骨(8)に付いた腿肉(7)との繋がりを維持しつつ股側骨端部(5)から切り離すことを特徴とする請求項1に記載の方法。

請求項3

大腿骨(8)からの肉の剥離が膝側骨端部(15)に至るまで続けられ、その間、膝側骨端部(15)は昇降式台座(13)に支持されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の方法。

請求項4

大腿骨(8)から肉を剥離して股側骨端部(5)から遠ざけ、次に、大腿骨(8)を収容する中央部を有する回転式円形刃部(9’)によって腿肉(7)およびオイスターミート(11)を大腿骨(8)から分離することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の方法。

請求項5

回転式円形刃部(9’)の切断部と、前記膝側骨端部(15)を載せた昇降式台座(13)とを、前記刃部が最終的に前記台座と係合するところまで互いに近づけることを特徴とする請求項4に記載の方法。

請求項6

大腿骨(8)から肉を剥離して股側骨端部(5)から遠ざける処理において、肉(7,11)を押し出して大腿骨(8)と膝側骨端部(15)から別け退けて刃部(9’)の通り道を開くように処理が行われることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の方法。

請求項7

それぞれが家禽の大腿部(4)を一つ吊り下げるように設計された一連搬送体(3)を備えてなる搬送ライン(1)内で家禽の大腿部(4)を股側骨端部(5)から吊り下げることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の方法。

請求項8

股側骨端部(5)および膝側骨端部(15)を有する大腿骨(8)付きの家禽の大腿部(4)から腿肉(7)およびオイスターミート(11)を摘出するための摘出器具(2)であって、家禽の大腿部(4)を骨端部で保持するための保持手段(3)と、前記骨端部下方の大腿骨(8)に付いている肉を大腿骨(8)から剥離して前記骨端部から遠ざけるための剥離手段(6)と、前記の肉を大腿骨(8)から分離するための分離手段(9)と、を有する器具において、前記保持手段(3)は、股側骨端部(5)を受容するように寸法決めされた受容部(3’)と、前記股側骨端部(5)からオイスターミート(11)を切り離すための刃部(9’)と、を備えることを特徴とする摘出器具。

請求項9

刃部(9’)が、大腿骨(8)に付いた腿肉(7)との繋がりを維持しつつオイスターミート(11)を股側骨端部(5)から切り離すように配設されていることを特徴とする請求項8に記載の摘出器具。

請求項10

刃部が、受容部(3’)を収納するようになっておりかつ使用中にはそこから大腿骨(8)を吊り下げる中央部を備えた回転式円形刃部(9’)であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の摘出器具。

請求項11

前記剥離手段(6)が、刃部(9’)下方で大腿骨(8)の保持手段(3)を往復可能な旋回式剥離アーム(6’,6’’)を備えることを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の摘出器具。

請求項12

剥離アーム(6’,6’’)が、大腿骨(8)の形状および寸法に合わせた調節が可能となるようにバネ付勢されていることを特徴とする請求項11に記載の摘出器具。

請求項13

少なくとも剥離手段(6,6’,6’’)および/または刃部(9’)の動作中に膝側骨端部(15)を支持して大腿骨(8)を上方へ移動させる昇降式台座(13)を有することを特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれか1項に記載の摘出器具。

請求項14

昇降式台座(13)が、使用中に受容部(3’)から吊り下げられている大腿骨(8)の長さに応じた高さ調節が自動的に行われるようにバネ付勢されていることを特徴とする請求項13に記載の摘出器具。

請求項15

刃部が、膝蓋骨を含む膝側骨端部(15)を収容するようになっている中央部を備えた回転式円形刃部(9’)であり、刃部(9’)および昇降式台座(13)が共に動作して、大腿骨(8)からの腿肉(7)およびオイスターミート(11)の完全な分離を成すため互いに係合するようになっていることを特徴とする請求項8ないし請求項14のいずれか1項に記載の摘出器具。

請求項16

剥離アーム(6’,6’’)が突出部を備え、この突出部は剥離アーム(6’,6’’)本体からその剥離端面近くへと延びており、大腿骨(8)に付いた肉(7,11)を押し出して大腿骨(8)と膝側骨端部(15)から別け退けて刃部(9’)の通り道を開くようになっていることを特徴とする請求項9ないし請求項15のいずれか1項に記載の摘出器具。

請求項17

それぞれが腿肉(7)およびオイスターミート(11)を摘出するための手段を備えている同様の摘出器具(2)の一連が設けられた搬送ライン(1)内で移動可能となっていることを特徴とする請求項8ないし請求項16のいずれか1項に記載の摘出器具。

請求項18

請求項8ないし請求項17のいずれか1項に記載の摘出器具(2)を複数備えてなることを特徴とする摘出ライン

技術分野

0001

本発明は、股側骨端部および側骨端部を有する家禽大腿部から腿肉およびオイスターミート摘出するための方法および摘出器具であって、家禽の大腿部を骨端部で保持してから、その骨端部下方の大腿骨に付いている肉を大腿骨から剥離して前記骨端部から遠ざけ、次に肉を大腿骨から分離して更なる処理のために回収する方法および摘出器具に関するものである。

背景技術

0002

オイスターミートは、後腸転子筋としても知られている。

0003

特許文献1、特許文献2、特許文献3のそれぞれは、腿肉およびオイスターミートを大腿骨から分離するような方法および器具を開示しており、ここで、大腿骨は膝関節部で把持されて揺動可能になっていて、移送中に大腿骨が前方へ傾くようにされている。オイスターミートを大腿骨端部の軟骨繋ぐ細隙に案内され、オイスターミートおよび腿肉を軟骨から分離するために、その細隙において腱を切断して肉を切り落としている。こうした既知の方法および器具は、精密ではないばかりか、腱が細隙に入ることができるような配置とするためには、大腿骨が特定の傾きになっている必要がある。

0004

特許文献4は、動物の大腿部から肉を分離して回収するために大腿部から骨を機械的に取り除く方法およびこの方法を実行するための器具に関するものである。動物の大腿骨は骨保持部により股側骨端部で保持され、大腿骨は骨保持部近隣で肉剥離部と係合する。この既知の器具および方法の問題点は、オイスターミートの摘出が保証されていないということである。オイスターミートの位置というのは実際には不確定であるため、時折オイスターミートが失われてしまうことがある。

0005

特許文献5は、家禽の大腿部から腿肉を摘出するための方法および器具を開示しており、ここで家禽の大腿部は、(明言はされていないが)股側の骨端部と(明言はされていないが)膝側の骨端部と、を有するものであり、家禽の大腿部が上方側の骨端部で保持されてから、この上方側の骨端部の下方で大腿骨に付いている肉が剥離されて上方側の骨端部から遠ざけられ、続いて肉は大腿骨から分離して更なる処理のために回収される。この文献には大腿骨からオイスターミートを摘出することについては書かれていない。また、この文献は上方側の骨端部が骨収容ヨークで支持されることを明記している。さらにこの文献は、剥離の前に、大腿骨の上方側の骨端部直下で切断ブレードが家禽の大腿部の肉および筋肉の領域を切断することを開示している。特許文献5の図5〜10に描かれている大腿骨の形状(骨端部では細く、その骨端部から遠ざかるにつれて次第に径が大きくなっていく)を考慮すると、前述の上方側の骨端部は家禽の大腿部の膝側骨端部であり、家禽を吊り下げる通常のやり方と同様になっていることがわかる。

先行技術

0006

欧州特許出願公開第1639898号明細書
米国特許第7195554号明細書
米国特許第7344436号明細書
国際公開第2012/102609号
米国特許第5067927号明細書

発明が解決しようとする課題

0007

本発明の目的は、大腿骨から腿肉およびオイスターミートを摘出するための、代わりの方法および器具を提供することであり、これによりオイスターミートの摘出を保証し、肉の歩留まりを改善する。

0008

本発明のさらなる目的は、大腿骨が、足首関節を有する下腿の骨から分離したものである場合に、大腿骨から腿肉およびオイスターミートを摘出するための方法および器具を提供することである。

0009

この目的を達成するため、添付の請求項のうちの一つ以上に係る方法および器具が提案される。

課題を解決するための手段

0010

本発明の第1の形態においては、家禽の大腿部は股側骨端部から吊り下げられ、肉が大腿骨から剥離されて股側骨端部から遠ざけられる前にオイスターミートが股側骨端部から切り取られる。この前段処置により、オイスターミートの摘出を保証することができる。

0011

オイスターミートが股側骨端部から切り取られる際に、大腿骨に付いた腿肉とオイスターミートとの繋がりは維持したままにされるのが好ましい。このようにすると、大腿骨の肉が摘出される際、摘出される肉には、その肉に繋がったオイスターミートが含まれることとなる。

0012

本発明の実施形態の一例においては、大腿骨からの肉の剥離は膝側骨端部に到達するまで継続され、剥離の間、膝側骨端部は昇降式台座に支持される。この昇降式台座は、肉の歩留まりを最大化するのに有効な剥離動作が得られるように大腿骨を正確に位置取りさせることを確実化する。

0013

大腿骨から肉を剥離して股側骨端部から遠ざけることに続いて、大腿骨から腿肉とオイスターミートが分離されて更なる処理のために回収されるのが好ましい。

0014

大腿骨からの腿肉とオイスターミートの分離は、その中央部で大腿骨を収容する回転式円形刃部を用いての切断により実行されるのが好適である。この手法においては、予測通りの結果が得られるように本発明に係る方法を実行できることを確実化する位置で大腿骨自体が固定されることになる。

0015

回転式円形刃部の切断部と、前述の膝側骨端部が載る昇降式台座とが、刃部が最終的に前述の台座と係合するまで互いに接近していくのが好ましい。これにより、大腿骨からの肉の完全な分離が保証される。

0016

大腿骨から肉を剥離して股側骨端部から遠ざける処理において、肉を押し出して大腿骨特に膝側骨端部から別け退けて刃部の通り道を開くようにするのが効果的である。このようにすることで、本発明の方法および器具を用いて摘出される肉の歩留まりが向上する。これに関連して、本発明の実施形態の一例においては、剥離アームに突出部が備えられており、この突出部は、剥離アーム本体からその剥離端面近くへ延びるものであり、大腿骨に付いた肉を押し出して大腿骨特に膝側骨端部から別け退けて刃部の通り道を開くようにする。

0017

本発明は単一の器具で実施することも可能であるが、好ましくは、家禽の大腿部が、一連搬送体を備えてなる搬送ライン内で股側骨端部から吊り下げられるのがよく、搬送体のそれぞれは、家禽の大腿部を一つ吊り下げるように設計され、これに対応してその搬送体から吊り下げられている家禽の大腿部を処理するための更なる手段が備えられている。

0018

本発明の方法を実施するには、家禽の大腿部から腿肉およびオイスターミートを摘出するための摘出器具としての実施形態をとるのが有効な手段であり、この摘出器具は、家禽の大腿部を骨端部で保持するための保持手段と、その骨端部下方の大腿骨に付いている肉を大腿骨から剥離して骨端部から遠ざけるための剥離手段と、その肉を大腿骨から分離するための分離手段と、を有し、前述の保持手段は、股側骨端部を受容するように寸法決めされた受容部と、この股側骨端部からオイスターミートを切り離すための刃部と、を備える。好ましくは、大腿骨に付いた腿肉とのオイスターミートの繋がりを維持しつつオイスターミートを股側骨端部から切り離すように刃部が配設される。

0019

刃部は、中央部を備えた回転式円形刃部であって、その中央部は、受容部を収納するようになっており、かつ使用中にはそこから大腿骨を吊り下げるようになっているのが望ましい。

0020

実施形態の一例においては、摘出器具の前述の剥離手段は、刃部下方で大腿骨の保持手段を往復可能な旋回式剥離アームを備える。剥離アームは、好ましくは、大腿骨の形状および寸法に合わせて自身を調節することが可能なようにバネ付勢される。

0021

さらに好ましくは、本発明の摘出器具は、少なくとも剥離手段および/または刃部の動作中に膝側骨端部を支持するための昇降式台座を有する。また、昇降式台座は、受容部から吊り下げられている大腿骨の長さに応じた高さ調節が使用中に自動的に行われるようにバネ付勢されているのが好ましい。その一方で、膝側骨端および膝蓋骨の近傍においても骨からの効果的かつ完全な肉の摘出を図るため、また肉と共に骨の破片や膝蓋骨が摘出されることを避けるため、昇降式台座は、使用中に大腿骨を少なくとも部分的に昇降して骨および付属の膝蓋骨を中央に寄せることが意図されている。剥離手段および/または刃部の動作中に大腿骨を上方へ移動させるこうした昇降式台座は、本発明に係る器具の他の特徴とは独立して用いても有益である。

0022

刃部が、膝蓋骨を含む膝側骨端部を収容できる中央部を備えた回転式円形刃部であり、刃部および昇降式台座が共に動作して、大腿骨からの腿肉およびオイスターミートの完全な分離を成すため互いに係合するようになっているとさらに有益である。この動作の際に、できるだけ多くの肉を骨から効果的に分離させることを促進するため、大腿骨がほぼ完全に円形刃部の中央部に収容されるように、昇降式台座が大腿骨を持ち上げるのが好ましい。

0023

本発明は、特に高速移動処理ラインで用いるように考えられており、この高速移動処理ラインは、本発明の摘出器具が、同様の摘出器具の一連を備えてなる搬送ライン内で移動可能となっているものであり、摘出器具はそれぞれが腿肉およびオイスターミートを摘出するための手段を備えている。

0024

概して言えば、請求項で規定されている任意の本発明の特徴および各々の特徴は、請求項で規定されている他の特徴とは独立して用いても有用である。

0025

以下、図面中に描かれている、これに限定されるものではない本発明に係る摘出器具の一例について、本発明をさらに説明する。

図面の簡単な説明

0026

本発明に係る摘出器具が複数設けられ、複数の処理区域A〜Fが用意されている、家禽の大腿部から腿肉およびオイスターミートを摘出するための本発明に係る摘出ラインを概略的に示す図。
図1の摘出ラインの区域A内に在るときの、本発明の摘出器具を示す図。
図1の摘出ラインの区域B内に在るときの、本発明の摘出器具を示す図。
図1の摘出ラインの区域C内に在るときの、本発明の摘出器具を示す図。
図1の摘出ラインの区域D入口部に在るときの、本発明の摘出器具を示す図。
図1の摘出ラインの区域D出口部に在るときの、本発明の摘出器具を示す図。
図1の摘出ラインの区域E内に在るときの、本発明の摘出器具を示す図。
本発明の摘出器具の、図1の摘出ラインの区域Dから区域Eにかけての動作の詳細図。
本発明の摘出器具の、図1の摘出ラインの区域Dから区域Eにかけての動作の詳細図。
本発明の摘出器具の、図1の摘出ラインの区域Dから区域Eにかけての動作の詳細図。
本発明の摘出器具の、図1の摘出ラインの区域Dから区域Eにかけての動作の詳細図。
本発明の摘出器具の、図1の摘出ラインの区域Dから区域Eにかけての動作の詳細図。

実施例

0027

各図中において同一の参照符号が付されている場合、その符号は同一の箇所を示すものである。

0028

図1には、本発明の摘出ラインが示されており、また摘出ラインは参照符号1で表されている。この摘出ライン1は、本発明に係る摘出器具を複数備えており、ラインに沿った特定の位置において、前述の摘出器具に吊り下げられた家禽の大腿骨に対して予め定められた作業が行われる。この作業は、好ましくは以下の順に行われる:区域Aにおいて、摘出器具に家禽の大腿部を装填する;区域Bにおいて、家禽の大腿部を位置合わせし、股側骨端部からオイスターミートを切断する;区域Cにおいて、腿肉の皮を剥ぐ(任意);区域Dにおいて、大腿骨から肉を剥離する;区域Eにおいて、大腿骨から肉を分離し、そして、区域Fにおいて、摘出された肉を更なる処理のために回収する。

0029

図2は、図1に示す摘出ラインの区域A内に在るときの、本発明の摘出器具2の単体を示している。

0030

この摘出器具2は、骨端部、特に股側骨端部5で家禽の大腿部4保持するための保持手段3を有している。この器具はさらに、前述の膝側骨端部5下方で大腿骨8に付いている肉7を剥離して前述の骨端部5から遠ざけるための剥離手段6(後述)を備えている。オイスターミートは参照符号11で表されている。

0031

家禽の大腿部用の保持手段3は、家禽の大腿部の股側骨端部5を受容するよう正確に寸法決めされた受容部3’を備えている。

0032

図3は、区域Aにおいて装填が完了した後、搬送ラインに沿って進み続けて図1に示す区域Bに到達したときの摘出器具2を示している。区域Bにおいては、股側骨端部5用の保持手段3と共に作用する案内レール10によって家禽の大腿部4の位置合わせが行われ、これにより既に受容部3’から吊り下げられている家禽の大腿部4の姿勢と向きが正確に決められる。この区域Bにて、摘出器具2の分離手段9が使用可能になる。この分離手段9は、後述するようにして大腿骨8からの肉7の分離を最終的に完遂することを特に目的とされている。ただし始めは、分離手段はオイスターミート11(図2参照)を股側骨端部5から切り離すことに使われる。この動作を効果的に行うため、そして本発明の目的を確保するために、分離手段9は刃部9’を備えており、この刃部はオイスターミートが腿肉7と繋がったままにしながらオイスターミート11を股側骨端部から切り離すように取り計らわれている。図3からわかるように、刃部9’は回転可能な円形の刃部となっている。さらに好ましくは、この刃部9’は受容部3’を収納できる中央部を備えていて、使用中はそこから大腿骨を吊り下げるようになっている。

0033

区域Bでの処理の後、本発明の摘出器具2は搬送ラインに沿って進み続け、場合によっては図1に示す区域Cに設置された、図4に示されている皮剥ぎ器12を通過する。

0034

区域Cを通過した後、摘出器具2は区域Dへと移動し、ここで家禽の大腿部4の骨除去が行われる。図5は区域Dの入口部における摘出器具2を示している;図6は区域Dの出口部における摘出器具を示している。図5は、摘出器具2が旋回式の剥離アーム6’,6’’を備えてなる剥離手段6を有していることを示しており、この剥離アームは刃部9’下方で大腿骨8を往復して移動可能になっている。図5は、アーム6’,6’’が大腿骨用の保持手段3から離間した開放状態となっていることを示しており;図6は剥離アーム6’,6’’が大腿骨用の保持手段3に接近した閉鎖状態となっていることを示している。剥離アーム6’,6’’は、好ましくは、大腿骨8の形状および寸法に応じて自身の調節を行うことが可能となるようにバネ付勢される。このように実施可能であることは当業者には明らかであり、これ以上の説明は必要でない。

0035

区域Dの出口部で剥離アーム6’,6’’による大腿部8からの肉の剥ぎ取り処理が完了した後、摘出器具2は図1に示す区域Eへ向けて搬送ライン1を進み続け、そこで肉7およびくっ付いているオイスターミート11の大腿骨8からの完全な分離が行われる。既に図6が、昇降可能な台座13を備えた摘出器具2を示しており、この台座は剥離アーム6’,6’’が大腿骨8に沿って下方へと動く剥ぎ取り動作をする間に膝側骨端部15を支持するのに使われる。この昇降式の台座13はバネ付勢されていて(バネ14参照)、これにより、受容部3’から吊り下げられた大腿骨8の長さに応じた高さの調節が使用中に自動的に行われるようになっている。

0036

続く区域Eにおいては、腿肉7およびオイスターミート11の大腿骨8からの完全な分離を達成するための回転式円形刃部9’の最終動作の間にも昇降式の台座13が使用される。既に上述したが、この刃部9’は受容部3’を収納できる中央部を有しており、大腿骨8はここから吊り下げられる。中央部は特に、刃部9’と昇降式台座13が共に動作して大腿骨からの肉の完全な分離を成すために互いに係合するときに、膝蓋骨を含む膝側骨端部15も収容できるようになっていると好ましい。

0037

区域Eでの動作の後、摘出器具2は区域Fへと進み続け、ここで分離されたオイスターミート11および腿肉7の回収が行われる。

0038

図8〜12に、本発明の摘出ラインの区域Dにおいての剥離処理中、および摘出ラインの区域Eにおいての肉分離中の、本発明の摘出器具の動作をより詳細に示している。

0039

図8〜12は本発明の摘出器具の実施形態の一種を図示しており、ここで剥離アーム6’,6’’は、剥離アーム6’,6’’の本体からその剥離端面(大腿骨8の骨8’に近接するところ)近くへ延びる突出部16を備えており、この突出部は、刃部9’の通り道を開くため、腿肉7およびオイスターミート11を押し出して、大腿骨8の骨8’から、特に台座13(図12参照)に載っている膝側骨端部15から別け退ける。図8には、股側骨端部から膝側骨端部15へ向けて半分ほど降りたところの剥離体6’,6’’の動きが示されている。図9では、昇降式の台座13(ここでは示していないが、図12には図示している)に載っている膝側骨端部15の直上まで剥離体6’,6’’が進んでいる。図10では、剥離体6’,6’’は離間するよう動いて開放状態になり、膝側骨端部15に沿って進めるようになっている。この剥離体6',6''が開く過程において、押し出された肉7,11は大腿骨8の骨8’から側方へと押し退けられる。図11は剥離体6’,6’’が膝側骨端部15に沿ってさらに下方へ降りたところの動きを示している。最後に図12に示すように、剥離体6’,6’’の突出部16の働きによって肉が大腿骨8の骨8’から押し出し・押し退けされたことにより、円形刃部9’が昇降式の台座13に接触するところまで進むための道が開かれていて、大腿骨8の骨8’からの分離が可能になっており、こうして摘出できる肉7,11の歩留まりが最大化される。

0040

以上においては本発明の器具およびその動作法の例示形態を参照して説明を行ったが、本発明はこれら特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨および添付の特許請求の範囲から逸脱することなく様々に変形することが可能である。よって説明した例示形態は、この形態で以って添付の請求項を解釈することに用いられるべきではない。この実施形態はむしろ、添付の請求項の記載をこうした例示形態に限定する意図なく説明することを目的としたものに過ぎない。よって本発明の保護範囲は、添付の請求項のみに従って解釈されるべきであり、請求項の記載に生じ得る曖昧性の解消のためにこうした例示形態が用いられるものとする。

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