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技術 廃棄物送込装置

出願人 ヒタチゾウセンイノバアーゲー
発明者 エッカート、ステファンブラフ、ミハエル
出願日 2014年12月8日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-248125
公開日 2015年6月22日 (5年6ヶ月経過) 公開番号 2015-114099
状態 特許登録済
技術分野 燃焼室の構造上の細部 他に分類されない燃焼
主要キーワード 排水用樋 耐荷重容量 取付補助具 送込装置 組み立てユニット 摩耗板 垂直支持体 バックドラフト
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年6月22日)のものです。
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図面 (6)

課題

現場での溶接作業が不要で、修理作業も簡素に行うことが可能な、清掃工場燃焼室廃棄物を送り込むための廃棄物送込装置を提供する。

解決手段

廃棄物送込立坑14を包囲する廃棄物送込立坑壁12の少なくとも一部を、複数の分離した壁板24a〜24pから構成し、これらの壁板24a〜24pを、解除可能なように互いに連結する。壁板24a〜24pは、廃棄物送込立坑14に面する側の壁板内壁26、壁板内壁26と間隔をあけて設けられた壁板外壁28で形成し、壁板内壁26と壁板外壁28の間に冷却媒体を収容する壁板キャビティを設けた。

概要

背景

一般的な廃棄送込装置は、産業部門において公知であり、また、概して、廃棄物がクレーンによって廃棄物の貯留バンカから投入される受入ホッパと、廃棄物の流れ方向における下流に配置される廃棄物用立坑と、を含み、廃棄物は、この立坑を介して充填装置に搬送され、充填装置によって、好ましくは送込用ラムを用いて、制御された方法によって燃焼室に導入される。

概要

現場での溶接作業が不要で、修理作業も簡素に行うことが可能な、清掃工場の燃焼室に廃棄物を送り込むための廃棄物送込装置を提供する。廃棄物送込立坑14を包囲する廃棄物送込立坑壁12の少なくとも一部を、複数の分離した壁板24a〜24pから構成し、これらの壁板24a〜24pを、解除可能なように互いに連結する。壁板24a〜24pは、廃棄物送込立坑14に面する側の壁板内壁26、壁板内壁26と間隔をあけて設けられた壁板外壁28で形成し、壁板内壁26と壁板外壁28の間に冷却媒体を収容する壁板キャビティを設けた。

目的

本発明の目的は、高い動作信頼性保証し、また、比較的低い経費で維持することができる廃棄物送込装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

清掃工場燃焼室廃棄物を送り込むための廃棄物送込装置であって、廃棄物送込立坑(14)を包囲する廃棄物送込立坑壁(12)を含み、前記廃棄物送込立坑壁の少なくとも一部は、複数の分離した壁板(24a〜p)から形成され、前記壁板は、解除可能なように互いに連結され、また、前記廃棄物送込立坑に面する側において壁板内壁(26),及び,前記廃棄物送込立坑から見て外側に向く側において壁板外壁(28)を含み、前記壁板外壁は、前記壁板内壁から間隔があけられており、また、前記壁板内壁とともに、壁板キャビティ(30)を包囲していることを特徴とする廃棄物送込装置。

請求項2

前記廃棄物送込立坑壁の前記壁板を支持するための支持フレーム(22)をさらに含み、前記支持フレームは、前記廃棄物送込立坑から離れて、前記廃棄物送込立坑壁の外側に配置され、また、前記廃棄物送込立坑壁の前記壁板に解除可能なように連結されていることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物送込装置。

請求項3

前記支持フレームは、前記廃棄物送込立坑壁から間隔があけられるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の廃棄物送込装置。

請求項4

2つの隣接する前記壁板のいずれも、ねじ連結によって互いに連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置。

請求項5

2つの隣接する前記壁板間連結線は、前記廃棄物送込立坑の軸方向と平行に延びていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置。

請求項6

前記壁板内壁は、少なくとも前記廃棄物送込立坑の軸方向において、連続的に形成され、また、特に、単一の連続したプレートから形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置。

請求項7

前記壁板キャビティは、冷却媒体受け入れることを目的としていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置。

請求項8

互いに平行に延びる複数の偏向リブ(58a,58b)が、冷却媒体を偏向させるために、前記壁板内壁と前記壁板外壁との間に配置されており、また、前記廃棄物送込立坑の軸方向において互いに連続する各2つの前記偏向リブは、好ましくは、互いにオフセットされるように配置されていることを特徴とする請求項7に記載の廃棄物送込装置。

請求項9

複数の前記壁板の少なくとも一部の其々に、前記壁板キャビティに連通する冷却媒体供給ライン(48)が、設けられており、また、前記冷却媒体供給ラインに、好ましくは、前記壁板キャビティの其々への冷却媒体の供給を遮断するための手段(50)が、設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置。

請求項10

前記廃棄物送込立坑壁を少なくとも部分的に形成する前記壁板の総数は、6から30枚であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置。

請求項11

複数の前記壁板の少なくとも一部は、長さA,幅Bの長方形形状になるように設計されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置。

請求項12

長方形の長さAは、約3から6mであることを特徴とする請求項11に記載の廃棄物送込装置。

請求項13

長方形の幅Bは、少なくとも約1mあることを特徴とする請求項11または12に記載の廃棄物送込装置。

請求項14

前記壁板の其々の重量は、およそ1,000から2,000kgであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置。

請求項15

請求項1乃至14のいずれか1項に記載の廃棄物送込装置用の壁板。

技術分野

0001

本発明は、清掃工場燃焼室廃棄物を送り込むための廃棄物送込装置,さらに,このような廃棄物送込装置用の壁板に関するものである。

背景技術

0002

一般的な廃棄物送込装置は、産業部門において公知であり、また、概して、廃棄物がクレーンによって廃棄物の貯留バンカから投入される受入ホッパと、廃棄物の流れ方向における下流に配置される廃棄物用立坑と、を含み、廃棄物は、この立坑を介して充填装置に搬送され、充填装置によって、好ましくは送込用ラムを用いて、制御された方法によって燃焼室に導入される。

発明が解決しようとする課題

0003

廃棄物送込立坑は、支持フレームにより支持される廃棄物送込立坑壁によって、包囲される。可能な限りスペースを取らない設計を目的として、公知の廃棄物送込装置では、支持フレームは、廃棄物送込立坑壁の一体化部分として形成される。具体的には、廃棄物送込立坑壁は、それ自体が互いに溶接された複数の壁板から形成されており、また、支持フレームに取り付けられている。清掃工場が稼働中である場合、支持フレームは、燃焼室の熱的影響下にある領域に設置される。

0004

万一、火災バックドラフトが起きた場合、一体化された廃棄物送込立坑壁及び支持フレームにかかる熱負荷を軽減するために、廃棄物送込立坑壁と支持フレームの双方は、冷却媒体によって頻繁に冷却される。

0005

また、廃棄物送込立坑壁は、作動中に極めて高い機械的負荷にさらされるため、摩耗板が、通常、廃棄物送込立坑または廃棄物に面する面に、さらに溶接される。これらの公知の実施形態において、溶接継ぎ目が、廃棄物送込立坑に面するほうの廃棄物送込立坑壁の面において頻繁に形成される。火災のバックドラフトが起きた場合、これらの溶接継ぎ目が割れる可能性があり、これは、廃棄物送込立坑へ供給される冷却媒体の漏出を引き起こし、また、最終的には、廃棄物送込立坑全体を冷却することができなくなる。

0006

特に、燃焼室のすぐ近くに配置される支持フレームに関して、たとえ支持フレームが、冷却されていたとしても、火災のバックドラフトが起きた場合は、熱的負荷は極めて大きく、支持構造崩壊が起きる可能性がある。

0007

さらに、公知の形態として提供される摩耗板に関して、摩耗板が、熱的負荷のために、外側に曲がるか、または、離れるおそれがある。これは、次々に、複数のブリッジを形成し、それ故に、廃棄物送込立坑を通り抜けて、廃棄物が連続的に流れ出障害を引き起こす可能性がある。

0008

万一、廃棄物送込装置が損傷した場合は、公知の形態において、其々の部品が、極めて大きく、重く、さらに、複数の部品が、其々、溶接されて構成されているため、概して、限定的か、または、とりわけ多大な経費をかけてのみ、修理をすることができる。従って、これらの部品を修理するためには、概して、時間を強いる溶接工事をさらに含んだ複雑な建設工事が、必須である。

0009

このような従来技術に基づいて、本発明の目的は、高い動作信頼性保証し、また、比較的低い経費で維持することができる廃棄物送込装置を提供することである。

課題を解決するための手段

0010

本発明は、請求項1に記載された廃棄物送込装置によって実現される。望ましい複数の実施形態が、複数の従属項で定義される。

0011

請求項1によれば、本発明は、廃棄物送込立坑を包囲する廃棄物送込立坑壁を含んだ、清掃工場の燃焼室に廃棄物を送り込むための廃棄物送込装置に関するものである。

0012

本発明によれば、この場合、廃棄物送込立坑壁の少なくとも一部は、複数の分離した壁板から形成され、壁板は、解除可能なように互いに連結され、また、廃棄物送込立坑に面する側において壁板内壁,及び,廃棄物送込立坑から見て外側に向く側において壁板外壁を含み、壁板外壁は、壁板内壁から間隔があけられており、また、壁板内壁とともに、壁板キャビティを包囲していることを特徴とする。
これら複数の壁板は、この場合、概して、互いに単独で連結解除可能である。

発明の効果

0013

本発明は、廃棄物送込立坑壁の少なくとも一部が、解除可能なように互いに連結された、分離する複数の壁板に分割されることによって、廃棄物送込装置が損傷した場合、複数の壁板からなる複合構造から、損傷によって影響を受けた壁板のみを解除し、また、例えば、クレーンによってその壁板を取り出すことを可能にする。
複数の壁板の其々が、比較的低重量、または、比較的小さな寸法であるため、これにより、修理作業は、公知の形態よりも全体的に非常に簡素になる。従って、損傷によって影響を受けた壁板を取り出すために、比較的低い耐荷重容量のクレーンでさえ、用いられることが可能であり、この低耐荷重用クレーンは、時に、工場内にすでに存在しており、従って、(例えば、廃棄物用クレーンに関する場合のように)別途設置される必要がない。
また、例えば、完全に溶接される既知の設計において必須である現場での溶接工事は、後の修理に不要となる。代わりに、溶接は、著しくより有利な作業場の下で、廃棄物送込装置の導入前でさえも、実行されることが可能である。

0014

本発明によれば、廃棄物送込立坑壁,または,廃棄物送込立坑壁の一部が、解除可能なように互いに連結された複数の壁板、特に、互いにねじ留めされた複数の壁板から形成され、さらに、溶接継ぎ目が不要である廃棄物送込立坑壁の内面が得られる。
これにより、火災のバックドラフトが起きた場合に、溶接継ぎ目が割れて、廃棄物送込立坑へ供給される冷却媒体の漏出を引き起こす可能性があり、また/または、摩耗板が、熱的負荷のために、外側に曲がるか、または、離れることによって、持続的な廃棄物のフロー遮断する可能性があるという、既知の廃棄物送込装置における上記の問題が、本発明によれば、効果的に防止されることが可能である。
従って、本発明は、廃棄物送込装置の高い動作信頼性に寄与する。

0015

壁板キャビティは、望ましくは、作動中において冷却媒体を受け入れ、また、特に、壁板キャビティを通って流れる冷却媒体を含むことを目的としている。結果として、壁板キャビティは、火災のバックドラフトが起きた場合に、壁板にかかる熱的負荷を効果的に軽減する冷却面を形成する。本発明は、各壁板が、冷却媒体の供給を別々に遮断することができる壁板キャビティを形成するため、万一、冷却媒体の漏出が起きた場合においてさえも、下記のように、廃棄物送込立坑壁の全体でなく、損傷した壁板のみが、冷却不全による影響を受けることを可能にする。

0016

冷却媒体は、概して、水が用いられる。

0017

特に望ましい実施形態によれば、廃棄物送込立坑内壁面、換言すると、廃棄物送込装置が稼働中であるときに、廃棄物と直接接触する面は、壁板の内壁によって直接形成される。つまり、この実施形態において、廃棄物送込立坑内壁面にさらに溶接される摩耗板が存在しない。従って、例えば、摩耗板のような、廃棄物送込立坑に面する側においてさらなる層が存在しないため、冷却媒体への非常に優れた熱伝達が、この実施形態によって保証されることが可能である。

0018

本発明における特に望ましい実施形態によれば、廃棄物送込装置は、廃棄物送込立坑壁の壁板を支持するための支持フレームを含み、この支持フレームは、廃棄物送込立坑から離れて、廃棄物送込立坑壁の外側に配置され、また、廃棄物送込立坑壁の壁板に解除可能なように連結されていることを特徴とする。
冷却媒体を内部に含む壁板キャビティによって形成される冷却面が、作動中において、支持フレームと廃棄物送込立坑との間に常に存在するため、支持フレームは、火災のバックドラフトが起きた場合でさえも、高い熱的負荷から効果的に保護され、これにより、廃棄物送込装置全体の高耐熱性、従って、さらに、高い動作信頼性に寄与する。
さらに、支持フレームが、熱的影響を受ける領域外に存在する場合は、支持フレームの冷却なしで済ませることが可能であり、これは結果として、支持フレームの設計が大いに簡素化される。

0019

熱的負荷に対する可能な限りの高い保護性,及び,廃棄物送込立坑壁を形成する複数の壁板の其々の簡素な脱着性を目的として、本発明における特に望ましい実施形態によれば、支持フレームは、廃棄物送込立坑壁から間隔があけられるように配置されることを特徴とする。
例えば、廃棄物送込立坑壁は、廃棄物送込立坑壁から間隔があけられるような、例えばブラケットなどの垂直支持体のような支持体によって支持されることが考えられる。

0020

複数の壁板を固定するために、支持フレームに加えて、廃棄物送込立坑から離れて、廃棄物送込立坑壁の外側に配置され、また、廃棄物送込立坑壁に解除可能なように連結される、少なくとも1つの結束バンドが、さらに、任意に提供されてもよい。この結束バンドは、支持フレームと同様に、熱的影響を受ける領域外に存在する場合は、その結果、さらに、結束バンドの冷却なしで済ませることが可能である。

0021

上記のように、本発明によれば、複数の壁板は、解除可能なように互いに連結される。これに関して、2つの隣接する壁板のいずれも、ねじ連結によって互いに連結されることが特に望ましい。

0022

簡素な設計を目的として、水平面における段、オフセット、及び、作動中に支障を来たすようなエッジを避けるために、また、よりいっそう冷却するために、またさらに、壁板が、可能な限り簡素に壁板の複合構造から取り出されることができることを確実にするために、2つの隣接する壁板間連結線は、廃棄物送込立坑の軸方向と平行に、換言すると、鉛直方向に延びていることが望ましい。
影響を受けた壁板は、取り出される前に、隣接する壁板,及び,通常、水平面上に延びる鋼輪郭を成している支持フレーム(また、適切な場合、1つ以上の水平面上に延びる結束バンド)から解除され、その後、鉛直上方向に取り出される。

0023

また、図に関連して記述されるように、特にこの実施形態において、互いに隣接して配置される2つの壁板を連結することは、複数のU型金具を用いたねじ連結によって行われることが可能である。これら複数のU型金具は、各壁板の長手側のいずれにも配置され、双方の壁板は、U型金具によって互いにねじ留めされる。このため、U型金具は、対応する複数のねじ穴を有する。

0024

さらに望ましい実施形態によれば、壁板内壁は、少なくとも廃棄物送込立坑の軸方向において、換言すると、鉛直方向において、連続的に形成される。この場合、概して、壁板内壁は、廃棄物用立坑の全体の高さにわたって連続的に形成される。
特に望ましくは、壁板内壁は、単一の連続したプレートから形成される。例えば、壁板が、溶接クラッディングを用いた当業者に公知の金属薄板,または,材料規格S235の金属薄板から形成されることがあり得る。

0025

この望ましい実施形態において、壁板内壁は、言い換えれば、溶接継ぎ目、特に水平方向に延びる溶接継ぎ目が存在しない。既知の廃棄物送込装置における溶接継ぎ目が、特に、熱的負荷の下で、さらに溶接継ぎ目が水平方向に延びている場合は特に、割れを起こしやすいため、溶接継ぎ目は、廃棄物送込装置の故障の原因となる、具体的には、廃棄物のフローを妨げる複数の段または複数のブリッジを誘発する可能性がある。
この実施形態によれば、廃棄物送込装置の動作信頼性が、既知の廃棄物送込装置と比較して、増大される。

0026

さらに望ましい実施形態によれば、壁板内壁と壁板外壁のいずれか一方、または、双方は、平板で形成され、換言すると、平坦または水平な1つの平面上に形成される。これに関しては、其々の壁板の平面が互いに平行に延びていることがさらに望ましい。これにより、特に望ましい実施形態によれば、壁板は平坦である。

0027

さらに、上記のように、壁板キャビティは、望ましくは、冷却媒体によって冷却され、また、この場合、特に望ましくは、壁板キャビティを通って流れる冷却媒体を含む。
このため、最適な冷却を目的として、互いに平行に延びる複数の偏向リブが、望ましくは、冷却媒体を偏向させるために、壁板内壁と壁板外壁との間に配置される。この場合、複数の偏向リブは、概して、廃棄物送込立坑の軸方向に対して直角、換言すると、水平に延びている。

0028

これに関しては、廃棄物送込立坑の軸方向において互いに連続する各2つの偏向リブが、互いにオフセットされるように配置されることが、特に望ましい。これにより、冷却媒体は、蛇行流路を進み、また、壁板は、至る所が確実に冷却される。壁板キャビティを介して冷却媒体の移動距離延長が実現されることによって、装置全体として、冷却媒体への熱伝達が増大され、それ故に、最終的に、最適な冷却が得られる。
さらに、これに関しては、例えば、連続する壁板の全体長さが、壁板の第2領域(下部領域)より第1領域(上部領域)のほうが小さいことが望ましいかもしれない。これにより、例えば、火災のバックドラフトの場合に、特に高い熱的負荷にさらされる廃棄物送込装置の下部において、冷却作用が、より低い熱的負荷にさらされる廃棄物送込装置の上部より必要とされるため、廃棄物送込装置の下部における冷却媒体の流路のさらなる延長は、よりよい冷却作用を実現することができる。

0029

複数の偏向リブが、互いにオフセットされるように配置されるという特徴は、本発明において、広く解釈され、例えば、壁板の長手方向において互いに連続する2つの流路が、幅方向においてオフセットされて配置されるような如何なる実施形態も含む。

0030

さらに望ましい実施形態によれば、複数の壁板の少なくとも一部の其々に、壁板キャビティに連通する冷却媒体供給ラインが、設けられる。これにより、万一、漏出が起きた場合、漏出が、その影響を受けている壁板のみに局部的に限定されて、他の複数の壁板,または,これらの壁板の冷却が、影響を受けないことが実現される。

0031

漏出が起きた場合、冷却媒体の供給は、漏出によって影響を受ける壁板のみに対して遮断されることが望ましい。これを確実にするために、さらに望ましい実施形態によれば、冷却媒体供給ラインに、壁板キャビティの其々への冷却媒体の供給を遮断するための手段が、設けられる。
これにより、廃棄物送込装置が損傷した場合、損傷によって影響を受けた壁板に対応する壁板キャビティへの冷却媒体の供給は、単独で遮断されることが可能であり、残りの複数の壁板の壁板キャビティへの冷却媒体の供給は、継続される。この遮断手段は、例えば、当業者に公知の遮断継手の形態が用いられる。

0032

冷却媒体を供給する冷却媒体供給ラインは、概して、壁板キャビティの下部領域に連通する。また、冷却媒体は、下端部領域から壁板キャビティを経由して上端部領域まで流れる。冷却媒体は、例えば、上端部領域から排水用樋へ進む。排水用樋は、冷却媒体を収集し、例えば、この収集された冷却媒体が、廃棄物送込装置を冷却するためのさらなるセクションにおいてさらに使用されることが可能であり、または、再冷却のために移送される。

0033

また、図に関連して記述されるように、廃棄物送込立坑は、横断面において長方形形状を有する。

0034

廃棄物送込立坑の形状が、横断面において長方形であるため、廃棄物送込立坑壁は、この長方形の長手側に当たる2つの側壁,及び,幅側に当たる2つの側壁から成る4つの側壁から形成される。

0035

望ましい実施形態によれば、廃棄物送込立坑壁を少なくとも部分的に形成する壁板の総数は、6から30枚である。例えば、長方形の長手側の側壁に対して2から14枚,及び,幅側の側壁に対して少なくとも1枚の壁板が、想定される。

0036

また、複数の壁板の少なくとも一部は、長さA,幅Bの長方形形状になるように設計されることが望ましい。特に、この場合、長さAは、廃棄物送込立坑壁の其々の部分の高さに基本的に相当することが望ましい。従って、長方形の長さAは、概して、約3から6m、具体的には、約5mである。

0037

長方形の幅Bは、約1mあることが望ましい。

0038

これらの選択された寸法は、体積と重量の双方に関して、廃棄物送込立坑壁が取り付けられるか、または、取り外される場合に、壁板が、比較的簡素な取扱いを可能にする寸法を有することを確実にすることができる。
特に、廃棄物送込立坑壁の取り付け,または,取り外しが、廃棄物用クレーンまたは補助クレーンを用いて行われることが考えられる。これらのクレーンは、該当する壁板に対して十分な耐荷重能力を有する。さらに、この場合、連結棒またはブラケット等の簡素な取付補助具が、概して、用いられる。

0039

また、本発明は、添付の図1〜5によって説明される。

図面の簡単な説明

0040

公知の廃棄物送込装置における廃棄物送込立坑を示す図である。
本発明に従った廃棄物送込装置における廃棄物送込立坑を示す図である。
図2に示されている、本発明に従った廃棄物送込装置の壁板を示す図であり、この図は、壁板の長手方向を横断する面における斜視図である。
壁板の外壁が存在しない開放状態における、図2に示されている壁板の下部領域を示す斜視図である。
壁板の外壁が存在しない開放状態における、図2に示されている壁板の上部領域を示す斜視図である。

実施例

0041

図1に示されているように、公知の廃棄物送込立坑装置は、廃棄物送込立坑壁12によって包囲された廃棄物送込立坑14を有する。

0042

この廃棄物送込立坑14は、廃棄物の流れ方向と平行に延びるX軸を有し、また、具体的には図1に示された実施形態の横断面において、長さa,幅bの長方形形状が、廃棄物の流れ方向に対する横断面において、連続的に拡大している。

0043

本発明における実施形態に示されているように、廃棄物送込立坑壁12は、4つの側壁121,122,123,124、具体的には、長方形状またはわずかに台形状に形成された2つの幅bに相当する側壁122,124,及び,長さaに相当する台形状の側壁121,123、から形成されている。この台形状側壁121,123は、各々、互いに溶接された複数のプレート16から形成されており、また、図1では、側壁123において、5枚のプレートを示している。
従って、複数の溶接継ぎ目17が、廃棄物送込立坑壁12によって形成された廃棄物送込立坑内壁面32における複数のプレート16間に存在している。さらに、公知の廃棄物送込立坑装置は、概して、廃棄物送込立坑内壁面32において溶接された複数の摩耗板を含む。

0044

側壁121,122,123,124から形成された廃棄物送込立坑壁12は、下部領域において水平方向に広がりトラス状の支持フレーム22に載置される鋼輪郭18に溶接されており、また、この公知の装置においては、この鋼輪郭18を備えて、廃棄物送込装置の必須部分を形成する。同様に、図1に示されている補強リブ20は、廃棄物送込立坑壁12が張り出すことを防止する。

0045

廃棄物立坑の全体は、冷却されるが、個々の壁面間の冷却伝達は、アーチ形の冷却媒体ダクト19によって行われる。

0046

図2に示されているような、本発明に従った廃棄物送込装置において、廃棄物送込立坑壁12は、16枚の分離した壁板24a〜pから形成されている。長さaに相当する2つの側壁121,123が、其々、7枚の壁板24a〜g及び24i〜oから形成されており、また、幅bに相当する2つの側壁122,124が、其々、単一の壁板24h及び24pから形成されている。

0047

壁板24a〜pは、廃棄物送込立坑14の全体高さHまで、それらの長手方向に延びている。これらの壁板の全長は、例えば、5mに相当する。

0048

本発明の実施形態に示されている長手a方向の側壁121,123における壁板24a〜g及び24i〜oにおいて、いずれも縁に配置されていない5枚の壁板24b〜f及び24j〜nの幅Bは、等しく、また、壁板の長手方向において一定の長さを有する。その一方で、縁に配置された2枚の壁板24a,g及び24i,oにおいては、幅が、廃棄物の流れ方向において連続的に増加している。
換言すると、長手側の側壁121,123における縁に配置されていない5枚の壁板24b〜f及び24j〜nは、長方形であり、また、この長方形の幅Bは、本発明の実施形態において、約1mに相当する。縁に配置され、好ましくは、長さ補償要素として機能を果たす壁板24a,g及び24i,oの幅は、最大で約1m、廃棄物の流れ方向において増加している。

0049

例えば、図3から分かるように、複数の壁板24a〜pは、壁板内壁26,及び,この壁板内壁26から間隔があけられた壁板外壁28を含み、また、壁板内壁26は、壁板キャビティ30を包囲している。図2に示されているように、各壁板24a〜pは、廃棄物立坑14の全体高さHまで、各々の長手方向に延びており、また、好ましくは、単一のプレートから形成されるため、壁板内壁26は、連続平面を形成している。すべての壁板24a〜pの壁板内壁26のいずれも、廃棄物送込立坑壁内面32を形成しており、それ故に、廃棄物送込立坑壁内面32は、水平面における段を有さない。

0050

さらに、図2図3の双方に示されているように、長手a方向の側壁121,123の隣接する壁板のいずれも、複数のU型金具34によって解除可能なように互いにねじ留めされている。それ故に、公知の実施形態の場合では、複数のプレートが互いに溶接されているが、本発明の実施形態における廃棄物送込立坑内面32は、壁板間において溶接継ぎ目を有さない。

0051

各壁板には、壁板の双方の長手側の其々に接する2つのU型金具34が、設けられている。このU型金具34は、2つの脚36a,36b、及び、これらの脚の間に配置されたウェブ38から成る。この実施形態において、U型金具34の第1脚36aは、廃棄物送込立坑14から見て外方に向く内面にあたる壁板内壁26に溶接されており、U型金具34のウェブ38の一部は、壁板の長手側において壁板キャビティ30を閉鎖する。壁板外壁28から突出するU型金具34の一部において、ねじ連結のための複数のねじ穴40が、提供されている。

0052

図2に示されているように、廃棄物送込立坑壁12の壁板24a〜pを支持するための支持フレーム22が、廃棄物送込立坑14から見て外方に向いて、廃棄物送込立坑壁12(または、壁板外壁28)から間隔があくように、廃棄物送込立坑壁12(または、壁板外壁28)から離れて配置されている。この実施形態において、支持フレーム22によって廃棄物送込立坑壁12を支持することは、U型金具34にねじ留めされた支持部材42を介して行われる。具体的には、この支持部材42は、壁板24から突出しているU型金具34の第2脚36bの一部にねじ留めされている。

0053

さらに、廃棄物送込立坑壁12は、図2に示されている部位の上部3分の1において、U型金具34にねじ留めされ、また、廃棄物送込立坑14の水平面まわりに延びている結束バンド44によって支持されている。

0054

図2図4の双方に示されている実施形態によれば、壁板24a〜pの其々に、冷却媒体循環ライン46から分岐した冷却媒体供給ライン48が、設けられている。この冷却媒体供給ライン48は、壁板キャビティ30の下端部領域52に連通し、また、其々の壁板キャビティ30への冷却媒体の供給を遮断するための手段50を有する。

0055

例えば、図4及び5に示されているように、作動中において、各壁板に、冷却水が供給され、この冷却水は、下端部領域52から壁板キャビティ30を経由して上端部領域54まで、連続して流れる。図4及び5に示されている実施形態において、廃棄物送込立坑14の軸(X)方向において互いに連続する各2つの偏向リブ58a,58bが、互いにオフセットされるように配置されている。
換言すると、壁板の長手方向に見られるように、流路57aまたは57bが、1枚の壁板の1つの長手側,及び,この長手側の反対側に位置するもう1つの長手側に交互に配置されている。この実施形態において、蛇行流路(図4及び5において矢印で示されている)が生じ、これにより、高効率の冷却が、行われる。壁板キャビティ30の上端部領域54において、冷却水が、その後、冷却媒体排水口55を経由して、図2に示されている排水用樋56内に進む。この排水用樋56に冷却水が収集されると、例えば、この収集された冷却水は、その後、再冷却のために移送される。

0056

廃棄物送込装置が損傷した場合、損傷によって影響を受ける壁板への冷却水の供給は、遮断されることが可能である。さらに、廃棄物送込装置の組み立てユニットは、隣接した壁板間,支持部材,及び,結束バンドの其々のねじ連結を解除することによって、複合構造から解放されることが可能であり、また、クレーンによって取り出されることが可能である。

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