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技術 ベイクウエア

出願人 石塚硝子株式会社
発明者 船山綾
出願日 2013年12月13日 (6年6ヶ月経過) 出願番号 2013-258113
公開日 2015年6月22日 (5年0ヶ月経過) 公開番号 2015-112396
状態 特許登録済
技術分野 高周波加熱[構造] 電子レンジ ベイキング用装置 ベイキング、グリル、ロースティング 加熱調理器 ガラスの表面処理
主要キーワード セラミックコーティング層 マイカ粒子 抗菌活性値 陶磁器製 パン焼き 対象菌 チーズケーキ 調理機器
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年6月22日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

課題

ノンスティック性に優れ、食品焦げ付きが生じにくく、汚れも落としやすいガラス製のベイウエアを提供する。

解決手段

電子レンジを用いて食品を加熱調理するために用いられるものであり、透明なガラス製容器1の内表面に、食品の焦げ付きを防止するセラミックコーティング層2を形成したものである。セラミックコーティング層2は、セラミック粒子マイカ粒子を含有するものであることが好ましく、さらに抗菌性金属を含有させることもできるベイクウエア。

概要

背景

食品加熱調理に用いられるベイウエアとしては、従来は主として陶磁器製の皿やが用いられてきた。しかし陶磁器は不透明であるため、中身見えないという欠点がある。そこで最近では、透明なガラス製のベイクウエアも提案されている。

ガラス製のベイクウエアの素材としては、耐熱性及び耐熱衝撃性に優れたホウ珪酸ガラスが使用されている。このようなガラス製のベイクウエアは、見た目が透明できれいであり、清潔感があり、中身が見え易いなどの利点がある。

ところが従来のガラス製のベイクウエアにはノンスティック性がないため、食品が焦げ付き易く、焦げ付きが剥がれにくいという欠点があった。また汚れも簡単には落とせないという欠点があった。これらの欠点は使用者にとっては無視できないものであり、ガラス製のベイクウエアの普及を妨げていた。

なお特許文献1には、ガラス容器内面銀イオン拡散させた、電子レンジ使用可能な抗菌性耐熱ガラス容器が開示されている。しかしこれは、抗菌性を目的としたものであって、ガラス製のベイクウエアのノンスティック性を改善する技術ではない。ガラス製のベイクウエアのこのような欠点を有効的に解決する手段を開示した先行文献は、見当らない。

概要

ノンスティック性に優れ、食品の焦げ付きが生じにくく、汚れも落としやすいガラス製のベイクウエアを提供する。電子レンジを用いて食品を加熱調理するために用いられるものであり、透明なガラス製容器1の内表面に、食品の焦げ付きを防止するセラミックコーティング層2を形成したものである。セラミックコーティング層2は、セラミック粒子マイカ粒子を含有するものであることが好ましく、さらに抗菌性金属を含有させることもできるベイクウエア。

目的

本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、ノンスティック性に優れ、食品の焦げ付きが生じにくく、汚れも落としやすいガラス製のベイクウエアを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ガラス製容器の内表面に、食品焦げ付きを防止するセラミックコーティング層を形成したことを特徴とするベイウエア

請求項2

セラミックコーティング層が、マトリックス中にセラミック粒子を分散させたものであることを特徴とする請求項1に記載のベイクウエア。

請求項3

セラミック粒子が、シリカ粒子であることを特徴とする請求項2に記載のベイクウエア。

請求項4

セラミックコーティング層が、さらにマイカ粒子を含有するものであることを特徴とする請求項3に記載のベイクウエア。

請求項5

セラミックコーティング層が、耐熱性のあるシリコーンをマトリックスとする半透明層であることを特徴とする請求項1に記載のベイクウエア。

技術分野

0001

本発明は、グラタンピザチーズケーキカスタードプリンキッシュ等の各種の食品を、電子レンジ等の調理機器を用いて加熱調理するために用いられるベイウエアに関するものである。

背景技術

0002

食品の加熱調理に用いられるベイクウエアとしては、従来は主として陶磁器製の皿やが用いられてきた。しかし陶磁器は不透明であるため、中身見えないという欠点がある。そこで最近では、透明なガラス製のベイクウエアも提案されている。

0003

ガラス製のベイクウエアの素材としては、耐熱性及び耐熱衝撃性に優れたホウ珪酸ガラスが使用されている。このようなガラス製のベイクウエアは、見た目が透明できれいであり、清潔感があり、中身が見え易いなどの利点がある。

0004

ところが従来のガラス製のベイクウエアにはノンスティック性がないため、食品が焦げ付き易く、焦げ付きが剥がれにくいという欠点があった。また汚れも簡単には落とせないという欠点があった。これらの欠点は使用者にとっては無視できないものであり、ガラス製のベイクウエアの普及を妨げていた。

0005

なお特許文献1には、ガラス容器内面銀イオン拡散させた、電子レンジで使用可能な抗菌性耐熱ガラス容器が開示されている。しかしこれは、抗菌性を目的としたものであって、ガラス製のベイクウエアのノンスティック性を改善する技術ではない。ガラス製のベイクウエアのこのような欠点を有効的に解決する手段を開示した先行文献は、見当らない。

先行技術

0006

特開2010−202437号公報

発明が解決しようとする課題

0007

従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、ノンスティック性に優れ、食品の焦げ付きが生じにくく、汚れも落としやすいガラス製のベイクウエアを提供することである。

課題を解決するための手段

0008

上記の課題を解決するためになされた本発明は、透明なガラス製容器の内表面に、食品の焦げ付きを防止するセラミックコーティング層を形成したことを特徴とするものである。なおここでいうセラミックコーティング層とは、シリカアルミナマグネシアジルコニアその他の金属酸化物粒子セラミック粒子)を含有するコーティング層を意味するものとする。

0009

なお請求項2のように、セラミックコーティング層が、マトリックス中にセラミック粒子を分散させたものであることが好ましく、請求項3のように、そのセラミック粒子が、シリカ粒子であることが好ましい。また請求項4のように、セラミックコーティング層が、さらにマイカ粒子を含有するものであることが好ましく、また請求項5のように、セラミックコーティング層が、耐熱性のあるシリコーンをマトリックスとする半透明層であることが好ましい。

発明の効果

0010

本発明のベイクウエアは、ガラス製でありながらセラミックコーティング層がノンスティック性を有するため、電子レンジ等において加熱した場合にも、食品の焦げ付きを防止することができる。また汚れも付着しにくく、透明なガラス製であるためそのまま食器として使用することができ、食卓に清潔感や清涼感を与えることができる。またセラミックコーティング層にマイカ粒子を含有させれば、マイカ特有のキラキラした外観を得ることができる。

図面の簡単な説明

0011

本発明の実施形態のベイクウエアの断面図である。
図1の変形例を示す断面図である。
セラミックコーティング層の模式的な拡大断面図である。

0012

以下に本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態のベイクウエアの断面図であり、1はガラス容器、2はその内表面に形成されたセラミックコーティング層である。ガラス容器1は透明であり、その材質は従来と同様のホウ珪酸ガラスのほか、ソーダ石灰ガラスとすることもできる。通常のベイクウエアの使用方法であれば、ソーダ石灰ガラスであっても耐熱性に問題はない。ただし急冷に対する強度はホウ珪酸ガラスが優れ、120℃の温度差に耐えることができるが、強化処理がなされていないソーダ石灰ガラスは35℃を超える温度差を与えると割れるおそれがあるため、加熱状態水道水掛けることは好ましくない。ガラス容器1の形状や大きさは任意であり、皿状、鉢状、パン焼き容器状など任意の形態を取ることができる。

0013

セラミックコーティング層2は、図1に示すようにガラス容器1の内表面全体に形成することが好ましいが、図2に示すように食品と接触する可能性のない上側部分には形成しないことも可能である。セラミックコーティング層2の厚さは、10〜1000μm程度である。

0014

図3に示すように、セラミックコーティング層2はマトリックス中にセラミック粒子3を分散させたものである。この実施形態ではセラミック粒子3はシリカ粒子(疎水性二酸化珪素)であるが、アルミナ粒子チタニア粒子ジルコニア粒子などの様々なセラミック粒子3を単独で、あるいは混合して使用することもできる。粒子径は特に限定されるものではないが、層中に均一分散させることができるように10μm以下とすることが望ましい。

0015

セラミックコーティング層2のマトリックスは、この実施形態ではシリコーンである。これはポリメチルシロキサン硬化させることにより形成することができる。シリコーンは耐熱性を有し、300℃程度の使用温度に耐えることができる。しかしセラミックコーティング層2のマトリックスの成分は必ずしもシリコーンに限定されるものではなく、耐熱性がありセラミック粒子3を確実に保持する機能を備える材質であれば、他の材質としてもよい。

0016

セラミックコーティング層2にはセラミック粒子3のほか、マイカ粒子4を分散させることができる。マイカ粒子4はメタリック塗料に使用されているように虹彩を発し、セラミックコーティング層2にキラキラした外観を与えることができ、ベイクウエア全体の意匠性を向上させることができる。

0017

なお、セラミックコーティング層2にはこのほか、抗菌性金属5を含有させることもできる。安全性と抗菌効果の観点から銀を使用することが好ましいが、亜鉛を用いることも可能である。抗菌性金属5は粒子として含有させてもよいが、セラミック粒子3またはマイカ粒子4に担持させておくこともできる。

0018

ガラス容器1の内表面にセラミックコーティング層2を形成するには、まずセラミック粒子3等を水及び有機溶媒に分散させる。その混合比は、セラミック粒子3(例えばシリカ粒子)を10〜35(質量)%、抗菌性金属5を担持させたマイカ粒子を1〜10%、有機溶媒(例えばイソプロピルアルコール)を2〜25%、水を30〜45%とすることが好ましい。これをポリメチルシロキサンと混合し、その混合液をガラス容器1の内面にスプレーしたうえ、200〜230℃で加熱乾燥させる方法を取ることができる。この結果、ゾルゲル法と同様の原理によってセラミック粒子3を主成分とするセラミックコーティング層2が形成される。セラミックコーティング層2の形成は上記したスプレー法のほか、浸漬(ディッピング)法により行うこともできる。

0019

このように構成された本発明のベイクウエアは、グラタン、ピザ、チーズケーキ、カスタードプリン、キッシュ等の各種の食品を、電子レンジ等の調理機器を用いて加熱調理するために用いられるものであり、300℃前後の耐熱性を有するため、急激な熱衝撃を加えない限り破壊されるおそれはない。またセラミックコーティング層2は半透明層であり、特にマイカ粒子4を添加した場合には美観が向上する。セラミックコーティング層2は多量のセラミック粒子3を含有するためノンスティック性に優れ、実施例に示すように食品を加熱調理しても焦げ付きにくく、汚れも落ち易い。

0020

なお、何らかの原因により本発明のベイクウエアを300℃よりも高温に加熱した場合には、セラミックコーティング層2のマトリックスを構成するシリコーン等が分解される恐れがある。しかしその場合にはセラミックコーティング層2の主成分であるシリカ等のセラミック粒子3がガラス容器1の表面にネットワークを形成するため、ノンスティック性を維持することができる。

0021

シリカ粒子30(質量)%、イソプロピルアルコール20%、水43%、銀を担持させたマイカ粒子7%を均一に混合したうえ、さらに等量のポリメチルシロキサンと混合して混合液を得た。この混合液をスプレーノズルを用いてホウ珪酸ガラス製のガラス容器の内表面にスプレーし、230℃で加熱乾燥した。この結果、透明なガラス容器の内表面に半透明のセラミックコーティング層2が形成されたベイクウエアが得られた。

0022

このベイクウエアを8名のモニター依頼して調理に使用してもらい、ノンスティック性、汚れの落ち易さ、食品の離型性の評価を受けた。その結果を表1に示す。

0023

0024

またこのベイクウエア(本発明品)とセラミックコーティング層のない従来のベイクウエア(ブランク)について、JIS Z 2801 2010に準拠して抗菌性を評価した。対象菌大腸菌黄色ブドウ球菌である。その結果を表2に示す。なお、抗菌活性値次式により定義される値であり、上記JISには抗菌活性値が2.0以上で抗菌効果ありと規定されている。
抗菌活性値=log[(ブランクの24時間培養後の生菌数)/(本発明品の24時間培養後の生菌数)]

0025

実施例

0026

この実施例のデータから、本発明のベイクウエアが従来品に比べて、ノンスティック性、汚れの落ち易さ、食品の離型性、抗菌性の各項目において優れていることを確認することができた。

0027

1ガラス容器
2セラミックコーティング層
3セラミック粒子
4マイカ粒子
5 抗菌性金属

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