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技術 顎模型の固定角度調整装置

出願人 株式会社ニッシン
発明者 桑村康彦
出願日 2013年12月2日 (7年0ヶ月経過) 出願番号 2013-249213
公開日 2015年6月8日 (5年6ヶ月経過) 公開番号 2015-106120
状態 特許登録済
技術分野 教示用装置
主要キーワード シャフト固定部材 ジョイント式 ボルト中心軸 円板状部分 円板状体 シャフト挿通穴 貫通小孔 頭部模型
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

顎模型固定台に対して所望の角度に調整して固定するための装置を提供する。

解決手段

固定台に取り付けられる第1シャフト上端側に取り付けられた第1固定部材と、円板状体の第2固定部材と、第1及び第2固定部材の間に位置する円板状の第3固定部材がいずれも中心部分に貫通孔を有しており、顎模型が固定される第2シャフトが挿通されるシャフト挿通穴ボルト頭部に有した固定ボルトと、固定・解除部材によって3つの固定部材が積層された状態で固定できるようになっている。この第1及び第2固定部材には、第3固定部材と対向する側の表面に、円をなすようにして等角度間隔で配置された複数の凹部が設けられており、第3固定部材には、この凹部と対応する位置に小球収容孔が存在し、当該小球収容孔には、第3固定部材の表面から外側に部分的に突出するようにして金属製の小球が回動可能な状態で収容されている。

概要

背景

これまで、顎模型を含む歯科教育実習マネキン固定台に対して角度変化可能な状態で取り付けることが可能な固定装置が知られている。例えば、下記の特許文献1には、人体を模した頭部模型模型とが、首振自在なジョイント機構によって接続された歯科実習用マネキンの固定調節装置が開示されており、ジョイント機構としては、全方向首振自在なボールジョイント機構が開示されている。

しかしながら、このようなボールジョイント式機構の場合には、頭部模型の固定角度を無段階で選択できるという利点はあるが、歯科教育実習において予め決められた固定角度(例えば15°ごとの固定角度)に調節することは困難であり、又、頭部模型を所定の位置に保持する力が弱いという問題点があった。
この他の角度調節機構としては、予め決められた角度に段階的に固定できるようになったカムジョイント式機構やギア式ジョイント式機構が知られており、これらの機構を用いた場合には高い保持力は得られるが、前者においては構造が複雑なものとなり製造コストが高くなるという問題点があり、後者においてはギア部分が摩耗し易いために耐久性が良くないという問題点があった。

概要

顎模型を固定台に対して所望の角度に調整して固定するための装置を提供する。固定台に取り付けられる第1シャフト上端側に取り付けられた第1固定部材と、円板状体の第2固定部材と、第1及び第2固定部材の間に位置する円板状の第3固定部材がいずれも中心部分に貫通孔を有しており、顎模型が固定される第2シャフトが挿通されるシャフト挿通穴ボルト頭部に有した固定ボルトと、固定・解除部材によって3つの固定部材が積層された状態で固定できるようになっている。この第1及び第2固定部材には、第3固定部材と対向する側の表面に、円をなすようにして等角度間隔で配置された複数の凹部が設けられており、第3固定部材には、この凹部と対応する位置に小球収容孔が存在し、当該小球収容孔には、第3固定部材の表面から外側に部分的に突出するようにして金属製の小球が回動可能な状態で収容されている。

目的

本発明は、上述の従来技術における問題点を解決し、歯科教育実習用に使用される顎模型(人体の頭部を模したマネキンを含む)の固定角度を一定角度ごとに変えることができ、安定な状態で確実に顎模型を固定することが可能な固定角度調整装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

顎模型固定台に対して所望の角度に調整して固定するための装置であって、前記固定台に対して実質的に垂直な方向に取り付けられる第1シャフトと、前記顎模型が取り付けられる第2シャフトが、互いのなす角度が一定角度ごと変えられるようになった角度調整機構を介して接続されており、当該角度調整機構が、実質的に円板状部分を含む形状を有し、当該円板状部分の中心位置に貫通孔を有し、前記第1シャフトの上端側に取り付けられた第1固定部材と、前記第1固定部材の円板状部分と実質的に同じ大きさの円板状部分を含む形状を有し、当該円板状部分の中心位置に貫通孔を有した第2固定部材と、前記第1固定部材と前記第2固定部材の間に位置し、前記第1及び第2固定部材の円板状部分と実質的に同じ外径を有した円板状体で、中心位置に貫通孔を有した第3固定部材と、前記第2シャフトが挿通されるシャフト挿通穴ボルト頭部に設けられており、前記第1〜第3固定部材の前記貫通孔に挿通されるボルト軸部を有した固定ボルトと、前記固定ボルトのボルト軸部端側に取り付けられ、締め付け操作を行うことで前記第1〜第3固定部材が積層された状態で固定でき、解除操作を行うことで前記第2及び第3固定部材の固定が解除可能な固定・解除部材を含み、前記第1固定部材と前記第2固定部材の、前記第3固定部材と対向する側の表面にはそれぞれ、前記貫通孔の位置を中心とする円をなすようにして等角度間隔で配置された複数の凹部が設けられており、前記第3固定部材には、前記第1固定部材及び前記第2固定部材に設けられた前記凹部がなす円と対応する円周上に小球収容孔が設けられており、当該小球収容孔には、当該第3固定部材の表面から外側に部分的に突出するようにして金属製の小球が回動可能な状態で収容されていることを特徴とする顎模型の固定角度調整装置

請求項2

前記固定ボルトに設けられた前記シャフト挿通穴の周縁部分における異なる位置に2以上の切欠き凹部が設けられ、前記シャフト挿通穴に挿通された前記第2シャフトの外周面には、前記固定ボルトのボルト頭部を両側から挟む位置にそれぞれ突起部が設けられており、当該突起部のいずれかが前記切欠き凹部内に少なくとも部分的に収容されることによって、前記固定ボルトに対する前記第2シャフトの角度が固定されることを特徴とする請求項1に記載の顎模型の固定角度調整装置。

請求項3

前記第2固定部材の周縁部に、前記第2シャフトを挿通するためのシャフト挿通穴を有したシャフト固定部材が取り付けられており、前記シャフト固定部材の前記シャフト挿通穴の周縁部分における異なる位置に2以上の切欠き凹部が設けられ、前記シャフト挿通穴に挿通された前記第2シャフトの外周面には、前記シャフト固定部材を両側から挟む位置にそれぞれ突起部が設けられており、当該突起部のいずれかが前記切欠き凹部内に少なくとも部分的に収容されることによって、前記シャフト固定部材に対する前記第2シャフトの角度が固定されることを特徴とする請求項1に記載の顎模型の固定角度調整装置。

技術分野

0001

本発明は、歯科教育実習の際に使用される顎模型固定角度を一定角度ごとに変えることが可能な固定角度調整装置に関するものである。

背景技術

0002

これまで、顎模型を含む歯科教育実習用マネキン固定台に対して角度変化可能な状態で取り付けることが可能な固定装置が知られている。例えば、下記の特許文献1には、人体を模した頭部模型模型とが、首振自在なジョイント機構によって接続された歯科実習用マネキンの固定調節装置が開示されており、ジョイント機構としては、全方向首振自在なボールジョイント機構が開示されている。

0003

しかしながら、このようなボールジョイント式機構の場合には、頭部模型の固定角度を無段階で選択できるという利点はあるが、歯科教育実習において予め決められた固定角度(例えば15°ごとの固定角度)に調節することは困難であり、又、頭部模型を所定の位置に保持する力が弱いという問題点があった。
この他の角度調節機構としては、予め決められた角度に段階的に固定できるようになったカムジョイント式機構やギア式ジョイント式機構が知られており、これらの機構を用いた場合には高い保持力は得られるが、前者においては構造が複雑なものとなり製造コストが高くなるという問題点があり、後者においてはギア部分が摩耗し易いために耐久性が良くないという問題点があった。

先行技術

0004

実開平1−111264号公報

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は、上述の従来技術における問題点を解決し、歯科教育実習用に使用される顎模型(人体の頭部を模したマネキンを含む)の固定角度を一定角度ごとに変えることができ、安定な状態で確実に顎模型を固定することが可能な固定角度調整装置を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0006

前記の課題を解決可能な本発明の顎模型の固定角度調整装置は、顎模型を固定台に対して所望の角度に調整して固定するための装置であって、前記固定台に対して実質的に垂直な方向に取り付けられる第1シャフトと、前記顎模型が取り付けられる第2シャフトが、互いのなす角度が一定角度ごと変えられるようになった角度調整機構を介して接続されており、当該角度調整機構が、
実質的に円板状部分を含む形状を有し、当該円板状部分の中心位置に貫通孔を有し、前記第1シャフトの上端側に取り付けられた第1固定部材と、
前記第1固定部材の円板状部分と実質的に同じ大きさの円板状部分を含む形状を有し、当該円板状部分の中心位置に貫通孔を有した第2固定部材と、
前記第1固定部材と前記第2固定部材の間に位置し、前記第1及び第2固定部材の円板状部分と実質的に同じ外径を有した円板状体で、中心位置に貫通孔を有した第3固定部材と、
前記第2シャフトが挿通されるシャフト挿通穴ボルト頭部に設けられており、前記第1〜第3固定部材の前記貫通孔に挿通されるボルト軸部を有した固定ボルトと、
前記固定ボルトのボルト軸部端側に取り付けられ、締め付け操作を行うことで前記第1〜第3固定部材が積層された状態で固定でき、解除操作を行うことで前記第2及び第3固定部材の固定が解除可能な固定・解除部材
を含み、
前記第1固定部材と前記第2固定部材の、前記第3固定部材と対向する側の表面にはそれぞれ、前記貫通孔の位置を中心とする円をなすようにして等角度間隔で配置された複数の凹部が設けられており、前記第3固定部材には、前記第1固定部材及び前記第2固定部材に設けられた前記凹部がなす円と対応する円周上に小球収容孔が設けられており、当該小球収容孔には、当該第3固定部材の表面から外側に部分的に突出するようにして金属製の小球が回動可能な状態で収容されていることを特徴とする。

0007

又、本発明は、上記の特徴を有した固定角度調整装置において、前記固定ボルトに設けられた前記シャフト挿通穴の周縁部分における異なる位置に2以上の切欠き凹部が設けられ、前記シャフト挿通穴に挿通された前記第2シャフトの外周面には、前記固定ボルトのボルト頭部を両側から挟む位置にそれぞれ突起部が設けられており、当該突起部のいずれかが前記切欠き凹部内に少なくとも部分的に収容されることによって、前記固定ボルトに対する前記第2シャフトの角度が固定されることを特徴とするものである。

0008

又、本発明は、上記の特徴を有した固定角度調整装置において、前記第2固定部材の周縁部に、前記第2シャフトを挿通するためのシャフト挿通穴を有したシャフト固定部材が取り付けられており、前記シャフト固定部材の前記シャフト挿通穴の周縁部分における異なる位置に2以上の切欠き凹部が設けられ、前記シャフト挿通穴に挿通された前記第2シャフトの外周面には、前記シャフト固定部材を両側から挟む位置にそれぞれ突起部が設けられており、当該突起部のいずれかが前記切欠き凹部内に少なくとも部分的に収容されることによって、前記シャフト固定部材に対する前記第2シャフトの角度が固定されることを特徴とするものでもある。

発明の効果

0009

本発明の顎模型の固定角度調整装置では、固定・解除部材を操作することによって第3固定部材の小球収容孔に収容された小球が、第1及び第2固定部材に設けられた凹部から解放されて回動可能な状態となり、固定台に取り付けられた第1シャフトに対する第2シャフトの角度を一定角度ごと変えられることができるので、歯科実習において予め決められた角度に簡単に合わせることができる。そして、固定・解除部材を締め付けた際には、各小球が、対応する第1及び第2固定部材の凹部内に嵌ることにより、顎模型が取り付けられた第2シャフトが所定の角度で確実に固定され、顎模型を安定して予め決められた位置に固定することができる。

図面の簡単な説明

0010

本発明の顎模型の固定角度調整装置の好ましい一例における外観及び使用状態を示す図である。
図1に例示した本発明の固定角度調整装置における角度調整機構の内部構造を示す断面図である。
図1に例示した本発明の固定角度調整装置の部品構成を示す分解斜視図である。
本発明の固定角度調整装置において、第2固定部材と第3固定部材の固定角度を選択することにより、第2シャフトに取り付けられた顎模型の固定角度が変化する様子を示した図である。
(a)は、固定・解除部材(固定ナット)を緩めることにより第2固定部材と第3固定部材が回動可能である時の状態を示す図であり、(b)は、固定・解除部材を締め付けることにより、金属製の小球が第1固定部材と第2固定部材に設けられた凹部(貫通小孔)に収容されて、第1固定部材と第2固定部材とが固定された時の状態を示す図である。
(a)〜(c)は、第1固定部材と第2固定部材に設けられる凹部の大きさ(貫通小孔の内径)を変更した時の金属製小球(直径2.5mm)の収容状態を示す図であり、(a)が、貫通小孔の内径1.0mmの場合、(b)が1.8mmの場合、(c)が2.2mmの場合であり、いずれの場合も第3固定部材の厚みは1.0mmである。
固定ボルトの頭部に設けられた切欠き凹部と、顎模型が取り付けられた第2シャフトの突起部によって、第2シャフトの軸を中心として顎模型が角度変化する際の状態を示す図である。
(a)〜(c)は、第2シャフトの突起部(ボルト頭部)が収容される切欠き凹部の位置を選択することによって、第2シャフトがシャフト軸を中心として角度変化して固定された際の状態を示す図であり、(b)は、(a)の位置から15°移動した時の状態、(c)は、(a)の位置から30°移動した時の状態を示している。
図1とは異なる構造を有した本発明の顎模型の固定角度調整装置の一例を示す図であり、顎模型を取り付けた際の使用状態が示されている。
図9に例示した本発明の固定角度調整装置の部品構成を示す分解斜視図である。
図9に例示した本発明の固定角度調整装置における角度調整機構の内部構造を示す断面図であり、(a)は、固定・解除部材(レバー式固定部材)を完全に締め付けて全閉状態とすることにより、金属製の小球が第1固定部材と第2固定部材に設けられた凹部(貫通小孔)に収容されて、第1固定部材と第2固定部材とが固定された時の状態を示す図であり、(b)は、固定・解除部材を半開状態とすることにより、第1固定部材と第2固定部材とは固定されているが、ボルト頭部の挿通穴から第2シャフトが挿脱可能である時の状態を示す図であり、(c)は、固定・解除部材を全開状態とすることにより第2固定部材と第3固定部材の回動が可能である時の状態を示す図である。

0011

以下、本発明の歯科実習用マネキン固定角度調整装置の好ましい一例を図面に示して本発明を説明するが、本発明の装置は、図面に例示されたものに限定されない。
本発明の歯科実習用マネキン固定角度調整装置は、図1に示されるように、顎模型Aを固定台(図示されていないが、第1シャフトの下端側に存在し、当該装置をの縁等に固定する役目を果たす)に対して所望の角度に調整して固定するための装置であり、固定台に対して実質的に垂直な方向に取り付けられる第1シャフト1の上端側に設けられた角度調整機構3によって、顎模型Aが取り付けられる第2シャフト2の固定角度が一定角度ごと変えられるようになっている。本発明において、第1シャフト1と第2シャフト2のなす角度を変化させるための角度調整機構3は、図2及び図3に示されるようにして、第1シャフト1の上端側に取り付けられた実質的に円板状体の第1固定部材4に、共に円板状体である第2固定部材5と第3固定部材6とが、同一軸線上に配置され、かつ、第1固定部材4に対して回動可能な状態で積層され、各固定部材の中心位置にある貫通孔に固定ボルト8が挿通されて、この固定ボルト8のボルト軸端に固定・解除部材(固定ナット)9が設けられた構成を有する。尚、本発明における固定ボルト8のボルト頭部には、図2に示されるようにして、第2シャフト2を挿通するためのシャフト挿通穴7が、固定ボルト8のボルト中心軸と直行する方向に設けられている。この際、第2固定部材5の貫通孔の形状をボルト頭部の形状と対応させることによって、固定・解除部材を締め付けた際に固定ボルト8が移動して、シャフト挿通穴7に挿通された第2シャフト2が、第2固定部材5の表面に押し付けられ、これにより第2シャフト2を固定することができる。

0012

本発明における第1固定部材4は、図3の分解斜視図にて示されるように、実質的に円板状部分を含む形状を有しており、この円板状部分の中心位置には貫通孔が設けられている。又、第2固定部材5は、第1固定部材4の円板状部分と実質的に同じ大きさの円板状体で、この中心位置にも、第1固定部材4と同じ内径の貫通孔が設けられている。このような第1固定部材4と第2固定部材5の間に位置する第3固定部材6も、第2固定部材5と実質的に同じ外径を有した円板状体で、その中心位置に貫通孔が設けられている。尚、実質的に同じ大きさ又は実質的に同じ外径とは、後述する凹部10又は小球収容孔11がなす円より大きい外径を有していれば、各円板状部分又は円板状体の外径に1〜20mm程度の差があっても良いことを意味する。
本発明では、第1固定部材4、第2固定部材5、第3固定部材6の材質が特に限定されるものではないが、第1固定部材4と第2固定部材5の材質が金属(例えばステンレス)で、第3固定部材6の材質が合成樹脂であることが好ましい。

0013

そして、本発明では、図3に示されるようにして、第1固定部材4と第2固定部材5の、第3固定部材6と対向する側の表面にそれぞれ、中心位置に設けられた貫通孔を中心とする円をなすようにして等角度間隔で配置された複数の凹部10が設けられている。図3に例示した凹部10は、部材の厚み方向に貫通した小孔(貫通小孔)となっているが、これに限定されるものではなく、例えば半球状の窪みであっても良い。
本発明では、顎模型を用いた歯科実習に適した装置とするために、第1固定部材4と第2固定部材5に設けられる凹部10を、15°の等角度間隔で配置することが好ましい。

0014

一方、本発明における第3固定部材6には、図2及び図3に示されるようにして、第1固定部材4及び第2固定部材5に設けられた凹部10と対応する位置に、貫通した孔である小球収容孔11が設けられており、この小球収容孔11内には、金属製の小球12が回動可能な状態で収容されている。この際、小球12は、固定・解除部材9を締め付けた際にその一部が凹部10内に収容されることによって第1固定部材4と第2固定部材5の固定が達成されるように、第3固定部材6の表面から外側に部分的に突出しており、金属製の小球12の直径は、第3固定部材6の厚みよりも大きい。
本発明では、第3固定部材6に設けられる小球収容孔11の数が、第1固定部材4及び第2固定部材5に設けられた凹部10の数と同じであっても、凹部10の数より少なくても良い。

0015

又、図3には、図1の固定角度調整装置における固定ボルト8に対する第2シャフト2の固定角度を、シャフトの軸を中心にして一定角度ごとに変えるのに適した固定ボルト8と第2シャフト2の構造の一例が分解斜視図にて示されており、この固定ボルト8のボルト頭部に設けられたシャフト挿通穴7の周縁部分には、合計5か所の異なる位置に切欠き凹部13が設けられており、シャフト挿通穴7に挿通される第2シャフト2の外周面には、ボルト頭部を両側から挟む位置に突起部14a,14b(小型のボルトにて形成)が設けられている。そして、本発明では、この突起部14a,14bのどちらか一方が、複数箇所に設けられた切欠き凹部13のいずれかに、当接した状態で部分的に収容されることによって、第2シャフト2の固定ボルト8に対する角度を固定することができる。

0016

図4は、本発明の固定角度調整装置により、第2シャフト2に取り付けられた顎模型Aの固定角度が変化する様子を示した図であり、この第2固定部材5には、円周上に配置された凹部(貫通小孔)10が合計24か所、即ち、15°の等角度間隔で配置されており、これによって、顎模型Aの固定角度が15°ごとに変えられるようになっている。
尚、本発明では、図4に示されるようにして、第2シャフト2に固定される顎模型が、当該第2シャフトの軸を中心にして左右にそれぞれ0°、15°、30°の傾斜角度で固定されるようにして切欠き凹部13を設けることが好ましく、図4に示される固定ボルト8においては、ボルト頭部の一方の面(図面では左側面)に、第2シャフト2を0°及び30°の傾斜角度で固定するための切欠き凹部13が3か所設けられており、他方の面(図面では右側面)に、第2シャフト2を15°の傾斜角度で固定するための切欠き凹部13が2か所設けられている。

0017

図5(a),(b)には、固定・解除部材9を操作することによって、第1固定部材4と第2固定部材5の間隔を変更した際の状態が示されており、(a)には、固定・解除部材9を緩めた際に第2固定部材5と第3固定部材6の固定が解除され、これら固定部材が回動可能である時の状態が示されており、(b)には、固定・解除部材9を締め付けることにより、第1固定部材4と第2固定部材5の間隔が狭まり、第3固定部材6の金属製小球12が第1固定部材4と第2固定部材5に設けられた凹部(貫通小孔)に収容されて、それぞれ小球12が嵌合し、第1固定部材4と第2固定部材5とが固定された時の状態が示されている。

0018

図6の(a)〜(c)には、第1固定部材4と第2固定部材5に設けられる凹部10の大きさ(貫通小孔の内径)を変更した時の金属製小球12の収容状態が示されており、金属製小球の直径が2.5mmで、第3固定部材の厚みが1.0mmの場合、(a)のように貫通小孔の内径が1.0mmであると、固定・解除部材を締め付けても、金属製小球が凹部内に充分に収容されず、第1固定部材4と第2固定部材5との固定が不十分になるので好ましくない。また、(c)のように貫通小孔の内径が2.2mmであると、固定・解除部材を締め付けた際に、第1固定部材4と第2固定部材5が直接第3固定部材6に接触してしまい、やはりまた1固定部材4と第2固定部材5との固定が不十分になる。これに対して、(b)のように貫通小孔の内径が1.5mm、の場合には、固定・解除部材を締め付けた際に、金属製小球が凹部内に充分に収容されて、かつ第1固定部材4と第2固定部材5が第3固定部材6に接触することなく第1固定部材4と第2固定部材5の固定が安定なものとなる。
本発明における金属製小球の直径d1と、第1固定部材と第2固定部材に設けられる凹部(貫通小孔)の内径d2と、第3固定部材の厚みd3との関係は、d1:d2:d3=5:3:2であることが好ましい。

0019

図7には、固定ボルト8のボルト頭部に設けられた切欠き凹部13と、顎模型Aが取り付けられた第2シャフト2の突起部14a,14bによって、第2シャフト2の軸を中心として顎模型Aの取り付け角度が変化する際の状態が示されており、図8(a)〜(c)には、第2シャフト2の突起部(ボルト頭部)14a,14bが収容される切欠き凹部13の位置を選択することによって、第2シャフト2がシャフト軸を中心として一定角度ごとに角度変化して固定される際の状態が示されている。尚、(b)は、第2シャフト2が、(a)の位置からシャフト軸を中心として15°角度変化して固定された時の状態を示す図であり、これにより、第2シャフト2に取り付けられた顎模型も、シャフト軸を中心として(a)の位置から15°角度変化した位置に固定される。又、(c)には、第2シャフト2が、(a)の位置からシャフト軸を中心として30°角度変化して固定された時の状態が示されている。
図8に示した切欠き凹部13及び突起部14a,14bの形状や構造は好ましい一例を示すものであって、これに限定されるものではない。

0020

図9には、図1とは異なる構造を有した本発明の固定角度調整装置の一例が示されており、図10には、この図9に例示した装置の部品構成を示す分解斜視図が示されている。図9及び図10に示されるように、この装置においては、固定・解除部材9としてレバー式固定部材が取り付けられており、レバーを操作することによって簡単に第1固定部材4と第2固定部材5の固定・解除が行えるようになっている。
又、図9及び図10に示された装置においては、前記第2固定部材5の周縁部にシャフト固定部材15が取り付けられており、このシャフト固定部材15のシャフト挿通穴に第2シャフト2が挿通され、シャフト固定部材15のシャフト挿通穴の周縁部分には、図8(a)〜(c)に示したものと同様の形状の切欠き凹部13が設けられており、第2シャフト2の外周面には、シャフト固定部材15を両側から挟む位置にそれぞれ突起部14a,14bが設けられている。この図9の装置においても、図1の装置と同様に、第2シャフト2の外周面に設けられた突起部14a,14bのいずれかが切欠き凹部13内に少なくとも部分的に収容されることによって、シャフト固定部材15に対する第2シャフト2の角度が固定され、切欠き凹部13は、第2シャフト2に固定される顎模型Aが、第2シャフト2の軸を中心にして左右にそれぞれ0°、15°、30°の傾斜角度で固定されるようにして設けられていることが好ましい。

0021

図11には、図9に例示した本発明の固定角度調整装置における角度調整機構の内部構造が断面図にて示されており、固定・解除部材9がレバー式の固定部材である場合には、(a)のようにして、固定・解除部材9を完全に締め付けて全閉状態とすることにより、金属製の小球12が第1固定部材4と第2固定部材5に設けられた凹部(貫通小孔)10に収容されて、第1固定部材4と第2固定部材5の固定が達成されると共に、ボルト頭部のシャフト挿通穴7に挿通された第2シャフト2の固定が達成される。そして、このようなレバー式固定部材が設けられた固定角度調整装置の場合には、固定・解除部材9を少し緩めて(b)のような半開状態とすることにより、第1固定部材4と第2固定部材5は固定されているが、ボルト頭部のシャフト挿通穴7から第2シャフト2が挿脱可能である時の状態とすることができ、又、固定・解除部材9を完全に緩めて(c)のような全開状態とすることにより、第2シャフト2の挿脱が行えると共に、金属製の小球12が凹部(貫通小孔)10から外れ、第2固定部材5と第3固定部材6の固定が解除され、両固定部材の回動が行える状態とすることができる。

実施例

0022

図1に示される外観及び構造を有した本発明の顎模型の固定角度調整装置を作製し、歯科教育実習に用いたところ、容易に顎模型を予め決められた角度で固定することができ、保持力についても充分であり、歯科教育実習に適した装置であることが確認された。

0023

A顎模型
1 第1シャフト
2 第2シャフト
3角度調整機構
4 第1固定部材
5 第2固定部材
6 第3固定部材
7シャフト挿通穴
8固定ボルト
9 固定・解除部材
10 凹部(貫通小孔)
11小球収容孔
12 金属製の小球
13切欠き凹部
14a,14b突起部
15 シャフト固定部材

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