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技術 電気柵用支柱および電気柵

出願人 株式会社末松電子製作所公立大学法人兵庫県立大学香美町
発明者 宇佐美二朗鈴木克哉田中利彦
出願日 2013年11月25日 (7年1ヶ月経過) 出願番号 2013-243267
公開日 2015年6月4日 (5年7ヶ月経過) 公開番号 2015-100312
状態 特許登録済
技術分野 捕獲、駆除
主要キーワード 農村地帯 衝撃電流 アース棒 裸電線 コイル素線 電気柵 ガラス繊維強化樹脂 電源装置内
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (9)

課題

電気柵に使用されたときに野生動物感電させやすい電気柵用支柱、および野生動物を感電させやすい電気柵を提供する。

解決手段

電気柵用支柱1は、絶縁性を有する支柱本体2と、支柱本体2の一方側の周面に固着された第1の金属体3と、支柱本体2の一方側の周面とは反対側の周面に固着された第2の金属体4と、一本のコイル素線で構成された導電部材支持部5とを備える。導電部材支持部5は、第1の金属体3および第2の金属体4と接している。

概要

背景

山間地域の農村地帯では、鹿、猪、、熊などの野生動物田畑侵入することを防止するために、電気柵が多く使用されている。

電気柵は、田畑の周囲に張り巡らせた裸電線に、電源装置内電圧発生回路から発生した電圧印加され、この裸電線に接触した野生動物を、印加された電圧の電撃によって撃退するためのである。

図7に従来の電気柵を示す。
図7に示すように、従来の電気柵100は、田畑の周囲に打設された支柱102に取付けられた碍子(103a〜103d)に係止されて張設された裸電線(103a〜103d)を備える。

また、裸電線(103a〜103d)は、約50mごとに裸電線からなる上下結線104で結線される。

さらに、裸電線(103a〜103d)のうち地表に一番近い1段目の裸電線103dは、地表から約20cmの高さに位置しており、2段目の裸電線103cは裸電線103dから上方へ約20cmの高さに位置しており、3段目の裸電線103bは裸電線103cから上方へ約40cmの高さに位置しており、4段目の裸電線103aは裸電線103bから上方へ約50cmの高さに位置する。

また、張設された裸電線(103a〜103d)に印加される所定の電圧を発生する電圧発生回路を有する電源装置105が、裸電線103cに電気的に接続されている。

そして、野生動物が、このような電気柵100で囲まれた田畑に侵入しようとして、張設された裸電線(103a〜103d)に接触すると、野生動物には、動物や人間などに衝撃を与えることができるほど高い電流衝撃電流)が流れる。
このとき、衝撃電流は、図7の矢印のように電源装置105の出力端子106、電源装置105の出力線107、裸電線103c、上下結線104、裸電線(103a、103bおよび103d)、鹿などの野生動物108、地中109、アース棒110、アース線111、そしてアース端子112の順路で流れる。

これによって、野生動物108は、電撃を受けて撃退される。

また、このような電気柵に使用される支柱として、例えば特許文献1には、図8に示すような電気柵用支柱が記載されている。
すなわち、特許文献1に記載の電気柵用支柱100は、合成樹脂からなる円柱形状の支柱本体110と、支柱本体110の表面に設けられたフック部111と、支柱本体110の周面に沿って環状に設けられた環状凸部112と、環状凸部112から先端部114に向けて支柱本体110の長手方向に沿って設けられた凸条部113とを備える。

概要

電気柵に使用されたときに野生動物を感電させやすい電気柵用支柱、および野生動物を感電させやすい電気柵を提供する。電気柵用支柱1は、絶縁性を有する支柱本体2と、支柱本体2の一方側の周面に固着された第1の金属体3と、支柱本体2の一方側の周面とは反対側の周面に固着された第2の金属体4と、一本のコイル素線で構成された導電部材支持部5とを備える。導電部材支持部5は、第1の金属体3および第2の金属体4と接している。

目的

本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、電気柵に使用されたときに野生動物を感電させやすい電気柵用支柱、および野生動物を感電させやすい電気柵を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

支柱本体と、該支柱本体の外接円と略同一径で巻回されたコイル素線で構成された導電部材支持部本体と、該導電部材支持部本体の中心軸線に沿って同導電部材支持部本体を構成するコイル素線の一端から同一端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第1の側方部と、該第1の側方部から前記導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第1のアーム部と、前記導電部材支持部本体の中心軸線に沿って同導電部材支持部本体を構成するコイル素線の他端から同他端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第2の側方部と、該第2の側方部から前記導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第2のアーム部とを有する導電部材支持部と、前記支柱本体の表面に装着可能であり、かつ、導電性を有する導電部とを備える電気柵用支柱

請求項2

前記導電部は、前記支柱本体の表面に同支柱本体の長手方向に沿って固着された、かつ、同支柱本体の長手方向の長さの少なくとも半分の長手方向長さを有し、かつ、同支柱本体の短手方向の長さより短い短手方向長さを有する金属体である請求項1に記載の電気柵用支柱。

請求項3

前記支柱本体の一方側の表面に第1の金属体が固着され、前記支柱本体の一方側の表面とは反対側の表面に第2の金属体が固着された請求項2に記載の電気柵用支柱。

請求項4

前記導電部は、前記支柱本体の外接円と略同一径で巻回されたコイル素線で構成された、かつ、前記支柱本体の長手方向の長さより短い長さを有するコイルバネである請求項1に記載の電気柵用支柱。

請求項5

支柱本体と、該支柱本体の表面に着脱可能に取付けられ、かつ、導電部材を支持可能であり、かつ、導電性を有する導電部材支持部と、前記支柱本体の表面に装着可能であり、かつ、導電性を有する導電部とを備える電気柵用支柱。

請求項6

所定領域の周囲に形成された、導電性を有する導電部材と、該導電部材と電気的に接続されると共に、同導電部材に電圧印加可能電圧発生回路と、支柱本体と、該支柱本体の外接円と略同一径で巻回されたコイル素線で構成された導電部材支持部本体と、該導電部材支持部本体の中心軸線に沿って同導電部材支持部本体を構成するコイル素線の一端から同一端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第1の側方部と、該第1の側方部から前記導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第1のアーム部と、前記導電部材支持部本体の中心軸線に沿って同導電部材支持部本体を構成するコイル素線の他端から同他端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第2の側方部と、該第2の側方部から前記導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第2のアーム部とを含み、前記導電部材と電気的に接続される導電部材支持部と、前記支柱本体の表面に装着可能であり、かつ、導電性である導電部とを有する電気柵用支柱とを備える電気柵

技術分野

0001

本発明は電気柵用支柱および電気柵に関する。詳しくは、例えば野生動物から田畑を守るための電気柵用支柱および電気柵に係るものである。

背景技術

0002

山間地域の農村地帯では、鹿、猪、、熊などの野生動物が田畑へ侵入することを防止するために、電気柵が多く使用されている。

0003

電気柵は、田畑の周囲に張り巡らせた裸電線に、電源装置内電圧発生回路から発生した電圧印加され、この裸電線に接触した野生動物を、印加された電圧の電撃によって撃退するためのである。

0004

図7に従来の電気柵を示す。
図7に示すように、従来の電気柵100は、田畑の周囲に打設された支柱102に取付けられた碍子(103a〜103d)に係止されて張設された裸電線(103a〜103d)を備える。

0005

また、裸電線(103a〜103d)は、約50mごとに裸電線からなる上下結線104で結線される。

0006

さらに、裸電線(103a〜103d)のうち地表に一番近い1段目の裸電線103dは、地表から約20cmの高さに位置しており、2段目の裸電線103cは裸電線103dから上方へ約20cmの高さに位置しており、3段目の裸電線103bは裸電線103cから上方へ約40cmの高さに位置しており、4段目の裸電線103aは裸電線103bから上方へ約50cmの高さに位置する。

0007

また、張設された裸電線(103a〜103d)に印加される所定の電圧を発生する電圧発生回路を有する電源装置105が、裸電線103cに電気的に接続されている。

0008

そして、野生動物が、このような電気柵100で囲まれた田畑に侵入しようとして、張設された裸電線(103a〜103d)に接触すると、野生動物には、動物や人間などに衝撃を与えることができるほど高い電流衝撃電流)が流れる。
このとき、衝撃電流は、図7の矢印のように電源装置105の出力端子106、電源装置105の出力線107、裸電線103c、上下結線104、裸電線(103a、103bおよび103d)、鹿などの野生動物108、地中109、アース棒110、アース線111、そしてアース端子112の順路で流れる。

0009

これによって、野生動物108は、電撃を受けて撃退される。

0010

また、このような電気柵に使用される支柱として、例えば特許文献1には、図8に示すような電気柵用支柱が記載されている。
すなわち、特許文献1に記載の電気柵用支柱100は、合成樹脂からなる円柱形状の支柱本体110と、支柱本体110の表面に設けられたフック部111と、支柱本体110の周面に沿って環状に設けられた環状凸部112と、環状凸部112から先端部114に向けて支柱本体110の長手方向に沿って設けられた凸条部113とを備える。

先行技術

0011

特開2009−195229号公報

発明が解決しようとする課題

0012

しかしながら、電気柵の裸電線には電圧が印加されているものの、支柱は絶縁性を有しているので、猿が裸電線に触れずに支柱を手で掴んで登攀して電気柵を乗り越えたり、熊や猪が裸電線に触れずに支柱を押し倒したりして、田畑へ侵入するという問題がある。

0013

また、従来の電気柵は、碍子や裸電線は支柱の一方側に突出して取付ける構造となっている。この場合、碍子や裸電線が突出した側から野生動物が支柱に近づいたときは感電しやすいが、碍子が突出した側とは反対側から野生動物が支柱に近づいたときは、裸電線に接触しづらいため、感電せずに支柱に触れることが可能である。

0014

一般に電気柵は、野生動物の田畑への進入を防ぐために田畑の外側方向に向けて碍子や裸電線を突出させて設置される。しかし、この構造では、何らかの要因で一度田畑内に進入した野生動物が感電せずに田畑から外側に脱出することを容易にしているという問題点がある。とくに猿など登攀行動が可能な動物は、田畑に隣接された立体的建造物樹木から電気柵を飛び越えて進入する場合があり、裸電線に接触しづらい内側から、感電せずに支柱を登攀して脱出することを学習してしまい、電気柵の効果が消失してしまうことが問題となっている。

0015

本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、電気柵に使用されたときに野生動物を感電させやすい電気柵用支柱、および野生動物を感電させやすい電気柵を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0016

上記の目的を達成するために、本発明の電気柵用支柱は、支柱本体と、該支柱本体の外接円と略同一径で巻回されたコイル素線で構成された導電部材支持部本体と、該導電部材支持部本体の中心軸線に沿って同導電部材支持部本体を構成するコイル素線の一端から同一端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第1の側方部と、該第1の側方部から前記導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第1のアーム部と、前記導電部材支持部本体の中心軸線に沿って同導電部材支持部本体を構成するコイル素線の他端から同他端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第2の側方部と、該第2の側方部から前記導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第2のアーム部とを有する導電部材支持部と、前記支柱本体の表面に装着可能であり、かつ、導電性を有する導電部とを備える。

0017

ここで、コイル素線で構成された導電部材支持部本体と、導電部材支持部本体の中心軸線に沿って導電部材支持部本体を構成するコイル素線の一端からこの一端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第1の側方部と、導電部材支持部本体の中心軸線に沿って導電部材支持部本体を構成するコイル素線の他端からこの他端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第2の側方部とを有する導電部材支持部によって、導電部材を支持することができ、また、導電部材支持部自体も導電部材に流れる電気を帯びることができる。

0018

また、第1の側方部から導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第1のアーム部と、第2の側方部から導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第2のアーム部とを有する導電部材支持部によって、作業者は、第1のアーム部と第2のアーム部とを互いに近づく方向に動かすことで、導電部材支持部本体を拡径させることができ、導電部材支持部本体を支柱本体に着脱させやすい。

0019

また、支柱本体の表面に装着可能であり、かつ導電性を有する導電部によって、支柱本体に取付けられた一の導電部材支持部と支柱本体に取付けられた他の導電部材支持部との間を通電させることができる。

0020

また、本発明の電気柵用支柱において、導電部は、支柱本体の表面に支柱本体の長手方向に沿って固着された、かつ、支柱本体の長手方向の長さの少なくとも半分の長手方向長さを有し、かつ、支柱本体の短手方向の長さより短い短手方向長さを有する金属体であるものとすることができる。

0021

この場合、導電部を脱着させる手間を省くことができる。

0022

また、本発明の電気柵用支柱において、支柱本体の一方側の表面に第1の金属体が固着され、支柱本体の一方側の表面とは反対側の表面に第2の金属体が固着されたものとすることができる。

0023

この場合、支柱本体の一方側の表面にのみ金属体が固着されたときよりも、支柱本体の表面における導電領域を大きくすることができる。

0024

また、本発明の電気柵用支柱において、導電部は、支柱本体の外接円と略同一径で巻回されたコイル素線で構成された、かつ、支柱本体の長手方向の長さより短い長さを有するコイルバネであるものとすることができる。

0025

この場合、金属体よりも支柱本体の表面における導電領域を、金属体が支柱本体の表面に固着されたときの導電領域より大きくすることができる。

0026

また、上記の目的を達成するために、本発明の電気柵用支柱は、支柱本体と、該支柱本体の表面に着脱可能に取付けられ、かつ、導電部材を支持可能であり、かつ、導電性を有する導電部材支持部と、前記支柱本体の表面に装着可能であり、かつ、導電性を有する導電部とを備える。

0027

ここで、支柱本体の表面に着脱可能に取付けられ、かつ、導電部材を支持可能であり、かつ、導電性を有する導電部材支持部によって、導電部材支持部自体も導電部材に流れる電気を帯びることができる。

0028

また、支柱本体の表面に装着可能であり、かつ、導電性を有する導電部によって、支柱本体に取付けられた一の導電部材支持部と支柱本体に取付けられた他の導電部材支持部との間を通電させることができる。

0029

また、上記の目的を達成するために、本発明の電気柵は、所定領域の周囲に形成された、導電性を有する導電部材と、該導電部材と電気的に接続されると共に、同導電部材に電圧を印加可能な電圧発生回路と、支柱本体と、該支柱本体の外接円と略同一径で巻回されたコイル素線で構成された導電部材支持部本体と、該導電部材支持部本体の中心軸線に沿って同導電部材支持部本体を構成するコイル素線の一端から同一端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第1の側方部と、該第1の側方部から前記導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第1のアーム部と、前記導電部材支持部本体の中心軸線に沿って同導電部材支持部本体を構成するコイル素線の他端から同他端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第2の側方部と、該第2の側方部から前記導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第2のアーム部とを含み、前記導電部材と電気的に接続される導電部材支持部と、前記支柱本体の表面に装着可能であり、かつ、導電性である導電部とを有する電気柵用支柱とを備える。

0030

ここで、コイル素線で構成された導電部材支持部本体と、導電部材支持部本体の中心軸線に沿って導電部材支持部本体を構成するコイル素線の一端からこの一端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第1の側方部と、導電部材支持部本体の中心軸線に沿って導電部材支持部本体を構成するコイル素線の他端からこの他端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第2の側方部とを含む導電部材支持部によって、導電部材を支持することができ、また、導電部材支持部自体も導電部材に流れる電気を帯びることができる。

0031

また、支柱本体の表面に装着可能であり、かつ導電性である導電部によって、支柱本体に取付けられた一の導電部材支持部と支柱本体に取付けられた他の導電部材支持部との間を通電させることができる。

発明の効果

0032

本発明に係る電気柵用支柱は、電気柵に使用されたときに野生動物を感電させやすい。
本発明に係る電気柵は、野生動物を感電させやすい。

図面の簡単な説明

0033

本発明を適用した第1の実施形態に係る電気柵用支柱の概略分解図である。
図1に示した各部材を組み合わせた状態の、本発明を適用した第1の実施形態に係る電気柵用支柱の概略図である。
本発明を適用した第1の実施形態に係る電気柵用支柱に裸電線を取付けた状態を示す概略図である。
本発明を適用した第2の実施形態に係る電気柵用支柱の概略分解図である。
図4に示した各部材を組み合わせた状態の、本発明を適用した第2の実施形態に係る電気柵用支柱の概略図である。
本発明を適用した電気柵の一例を示す概略図である。
従来の電気柵の設置態様を示す概略図である。
従来の電気柵用支柱を示す概略図である。

実施例

0034

以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。

0035

[第1の実施形態]
図1は、本発明を適用した第1の実施形態に係る電気柵用支柱の概略分解図である。また、図2は、図1に示した各部材を組み合わせた状態の、本発明を適用した第1の実施形態に係る電気柵用支柱の概略図である。また、図3は、本発明を適用した第1の実施形態に係る電気柵用支柱に裸電線を取付けた状態を示す概略図である。

0036

本発明の第1の実施形態に係る電気柵用支柱1は、短手方向における断面形状が略円形の支柱本体2を備える。
また、支柱本体2は、ガラス繊維強化樹脂ポリ塩化ビニル、またはポリエチレンなどで構成されており、絶縁性を有する。

0037

また、本発明の電気柵用支柱1は、支柱本体2の一方側の周面に固着された第1の金属体3と、支柱本体2の一方側の周面とは反対側の周面に固着された第2の金属体4とを備える。
ここで、第1の金属体3および第2の金属体4は、導電部の一例である。

0038

また、第1の金属体3および第2の金属体4を構成する金属は、導電性を有するものであればどのような金属でもよく、例えば、銅、アルミニウムが挙げられる。

0039

また、第1の金属体3および第2の金属体4は、支柱本体2の周面に支柱本体2の長手方向に沿って形成された凹部に嵌め込まれて固着されている。

0040

また、第1の金属体3および第2の金属体4は、支柱本体2の長手方向の長さの少なくとも半分の長手方向長さを有し、かつ、支柱本体2の短手方向の長さより短い短手方向長さを有する。

0041

このように、導電部である第1の金属体3および第2の金属体4が支柱本体2に固着されているので、導電部を脱着させる手間を省くことができる。

0042

また、本発明の第1の実施形態に係る電気柵用支柱1は、一本のコイル素線で構成された導電部材支持部5を備える。

0043

また、導電部材支持部5は、支柱本体2の外接円と略同一径で巻回されたコイル素線で構成された導電部材支持部本体5Aを有する。
また、導電部材支持部本体5Aの巻回数は2回以上である。

0044

また、導電部材支持部5は、導電部材支持部本体5Aの中心軸線に沿って導電部材支持部本体5Aを構成するコイル素線の一端から、この一端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第1の側方部5Bを有する。

0045

また、導電部材支持部5は、第1の側方部5Bから導電部材支持部本体5Aを離れる方向に延びたコイル素線で構成された第1のアーム部5Cを有する。
また、導電部材支持部5は、第1のアーム部5Cからループ状に延びた第1のループ部5Dを有する。

0046

また、導電部材支持部5は、導電部材支持部本体5Aの中心軸線に沿って導電部材支持部本体5Aを構成するコイル素線の他端から、この他端とは反対側に向けて延びたコイル素線で構成された第2の側方部5Eを有する。

0047

また、導電部材支持部5は、第2の側方部5Eから導電部材支持部本体5Aを離れる方向に延びたコイル素線で構成された第2のアーム部5Fを有する。
また、導電部材支持部5は、第2のアーム部5Fからループ状に延びた第2のループ部5Gを有する。

0048

また、第1の金属体3および第2金属体4は、支柱本体2の半径方向外側に向けて僅かに突出している。これにより、確実に第1の金属体3および第2金属体4と、導電部材支持部5とを接触させることができる。

0049

また、本発明の電気柵用支柱1が使用されるときは、図2に示すように、導電部材支持部5が支柱本体2に装着された状態で使用される。

0050

ここで、導電部材支持部5を支柱本体2に装着するためには、作業者は、第1のアーム部5Cと第2のアーム部5Fとを指で挟んで互いに近づく方向に動かし、導電部材支持部本体5Aを拡径させる。

0051

次に、拡径した導電部材支持部本体5Aに支柱本体2を挿通する。そして、指を第1のアーム部5Cと第2のアーム部5Fから離すことで、支柱本体2の外接円と略同一径にまで導電部材支持部本体5Aが縮径するので、導電部材支持部5が支柱本体2に装着される。
また、支柱本体2に装着された導電部材支持部5は、第1の金属体3および第2の金属体4と接している。

0052

また、導電部材支持部5を支柱本体2から外すときは、再び第1のアーム部5Cと第2のアーム部5Fとを指で挟んで互いに近づく方向に動かし、導電部材支持部本体5Aを拡径させる。

0053

また、このように導電部材支持部5が支柱本体2に装着された本発明の電気柵用支柱1には、例えば図3に示すように裸電線6が張設される。

0054

すなわち、第1の側方部5Bと導電部材支持部本体5Aとの間、および第2の側方部5Eと導電部材支持部本体5Aとの間に裸電線6を通すと共に、裸電線6を導電部材支持部本体5Aに沿わせる。また、裸電線6は、導電部材の一例である。
ここで、第1の側方部5Bと導電部材支持部本体5Aとの間、および第2の側方部5Eと導電部材支持部本体5Aとの間で裸電線6が挟まれ、裸電線6は支持されている。

0055

ここで、必ずしも支柱本体の一方側の周面に第1の金属体が固着され、支柱本体の一方側の周面とは反対側の周面に第2の金属体が固着されていなくてもよい。例えば、支柱本体の一方側の周面にのみ金属体が固着されていてもよい。

0056

しかし、支柱本体の一方側の周面に第1の金属体が固着され、支柱本体の一方側の周面とは反対側の周面に第2の金属体が固着されていれば、支柱本体の一方側の周面にのみ金属体が固着されたときよりも、支柱本体の周面における導電領域を大きくすることができるので好ましい。

0057

[第2の実施形態]
図4は、本発明を適用した第2の実施形態に係る電気柵用支柱の概略分解図である。また、図5は、図4に示した各部材を組み合わせた状態の、本発明を適用した第2の実施形態に係る電気柵用支柱の概略図である。

0058

本発明の第2の実施形態に係る電気柵用支柱21は、短手方向における断面形状が略円形の支柱本体22を備える。

0059

ここで、支柱本体22は、本発明の第1の実施形態に係る電気柵用支柱1の支柱本体2と異なり、第1の金属体3や第2の金属体4は固着されておらず、汎用品である。
また、支柱本体22は、ガラス繊維強化樹脂、ポリ塩化ビニル、またはポリエチレンなどで構成されており、絶縁性を有する。

0060

また、本発明の電気柵用支柱21は、支柱本体22の外接円と略同一径で巻回されたコイル素線で構成された、かつ、支柱本体22の長手方向の長さより短い長さを有するコイルバネ23を備える。
ここで、コイルバネ23は、導電部の一例である。

0061

このようなコイルバネ23を支柱本体22に装着するので、支柱本体22の周面をコイルバネ23で囲むことができ、よって、金属体を固着した場合よりも支柱本体の周面における導電領域を大きくすることができるので好ましい。

0062

また、本発明の第2の実施形態に係る電気柵用支柱21は、一本のコイル素線で構成された導電部材支持部5を備える。
また、本発明の第2の実施形態に係る電気柵用支柱21の導電部材支持部5は、本発明の第1の実施形態に係る電気柵用支柱1の導電部材支持部と同じものである。

0063

また、本発明の電気柵用支柱21が使用されるときは、図5に示すように、導電部材支持部5とコイルバネ23が、支柱本体22に装着された状態で使用される。

0064

このとき、コイルバネ23は、2つの導電部材支持部5に挟まれており、かつ、コイルバネ23は、2つの導電部材支持部5に接している。
また、2つの導電部材支持部5の間の距離を、コイルバネ23の通常の長さより短くしてコイルバネ23を収縮させておけば、コイルバネ23に伸長する方向への付勢力が生じる。従って、2つの導電部材支持部5とコイルバネ23とが、しっかりと接する。

0065

また、導電部材支持部5とコイルバネ23が支柱本体22に装着された本発明の電気柵用支柱21には、本発明の第1の実施形態に係る電気柵用支柱1と同様に、裸電線6が取付けられる。

0066

本発明の電気柵用支柱の第1の形態および第2の形態において、短手方向における断面形状が略円形である支柱本体を例に挙げて説明したが、短手方向における断面形状は必ずしも略円形でなくてもよい。例えば、略四角形などの多角形でもよい。

0067

また、本発明の電気柵用支柱の第1の形態および第2の形態において、前述のような導電部材支持部本体と、第1の側方部と、第1のアーム部と、第2の側方部と、第2のアーム部とを有する導電部材支持部を例に挙げて説明したが、導電部材支持部は必ずしもこのような構造を有していなくてもよい。

0068

しかし、導電部材支持部が、第1の側方部から導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第1のアーム部と、第2の側方部から導電部材支持部本体を離れる方向に延びたコイル素線で構成された第2のアーム部とを有していれば、作業者は、第1のアーム部と第2のアーム部とを互いに近づく方向に動かすことで、導電部材支持部本体を拡径させることができ、導電部材支持部本体を支柱本体に着脱させやすいので好ましい。

0069

[電気柵]
図6は、本発明を適用した電気柵の一例を示す概略図である。
図6に示す本発明の電気柵31は、田畑の周囲に立設された本発明の第1の実施形態に係る電気柵用支柱1を備える。

0070

また、本発明の電気柵31は、本発明の電気柵用支柱1に互いに平行に張設された4本の裸電線6を備える。
ここで、裸電線6は、図3に示すように本発明の電気柵用支柱1に張設されている。

0071

また、本発明の電気柵31は、張設された裸電線6と電気的に接続されると共に、裸電線6に電圧を印加可能な電圧発生回路を有する電源装置32を備える。
ここで、電源装置32は、出力端子33と、出力端子33から延びた出力線7とを有し、出力線7が裸電線6の1つに接続されている。

0072

また、電源装置32は、アース端子38と、アース端子から延びたアース線37とを有する。また、アース線37の先端にはアース棒36が取付けられており、アース棒36は地中35に埋設されている。

0073

このように本発明の電気柵31は本発明の電気柵用支柱1を備えている。そして本発明の電気柵用支柱1は、コイル素線で構成された導電部材支持部5と、第1の金属体3および第2の金属体4を備えている。
従って、導電部材支持部5自体も裸電線6に流れる電気を帯びることができ、さらに、支柱本体2に取付けられた一の導電部材支持部5と支柱本体2に取付けられた他の導電部材支持部5との間を通電させることができる。

0074

その結果、本発明の電気柵31は、図7に示される従来の電気柵のような裸電線間を結線する上下結線104を備える必要がない。

0075

また、図7に示される従来の電気柵は碍子を備えているが、碍子は裸電線とその支持物とを絶縁するためのものであるから、碍子自体は電気を帯びることができない。
従って、従来の電気柵の支柱に単に金属体を固着させても金属体には電気は流れないので、金属体に電気を流すためには裸電線と金属体とを結線する必要がある。

0076

一方、本発明の電気柵31は、碍子ではなくコイル素線で構成された導電部材支持部5を有する電気柵用支柱1を備えているので、裸電線6を流れる電気は導電部材支持部5を通って金属体へと流れる。従って、裸電線6と金属体とを結線する必要がない。

0077

また、本発明の電気柵用支柱1が備える導電部材支持部5は、第1のアーム部5Cと、第2のアーム部5Fを有しているので、作業者は、第1のアーム部5Cと第2のアーム部5Fとを互いに近づく方向に動かして導電部材支持部本体5Aを拡径させるだけで、導電部材支持部5の位置を変えることができる。
従って、裸電線6の高さ調節も容易である。

0078

以上のように、本発明の電気柵用支柱は、支柱本体の表面に着脱可能に取付けられ、かつ、導電部材を支持可能であり、かつ、導電性を有する導電部材支持部を備えるので、導電部材支持部自体も導電部材に流れる電気を帯びることができる。

0079

また、本発明の電気柵用支柱は、支柱本体の表面に装着可能であり、かつ、導電性を有する導電部を備えるので、支柱本体に取付けられた一の導電部材支持部と支柱本体に取付けられた他の導電部材支持部との間を通電させることができる。

0080

従って、本発明の電気柵用支柱は、支柱本体に野生動物が触れても感電するので、電気柵に使用されたときに野生動物を感電させやすい。
また、このような本発明の電気柵用支柱を備える本発明の電気柵も、野生動物を感電させやすい。

0081

また、本発明の電気柵用支柱は、支柱本体に野生動物が触れても感電するので、支柱の一方側からでも他方側からでも感電しやすさは変わらない。

0082

よって、本発明の電気柵用支柱は野生動物に対して支柱に対する忌避学習を成立させることができる。
また、このような本発明の電気柵用支柱を備える本発明の電気柵は、とくに田畑の内側からも感電させやすいので、一度田畑に進入され場合でも脱出時に感電させることにより、電気柵に対する忌避学習を強化させやすい。

0083

1電気柵用支柱
2支柱本体
3 第1の金属体
4 第2の金属体
5導電部材支持部
5A 導電部材支持部本体
5B 第1の側方部
5C 第1のアーム部
5D 第1のループ部
5E 第2の側方部
5F 第2のアーム部
5G 第2のループ部
6裸電線
7中心軸線
21 電気柵用支柱
22 支柱本体
23コイルバネ
31電気柵
32電源装置
33出力端子
34出力線
35地中
36アース棒
37アース線
38 アース端子

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