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技術 ワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法

出願人 矢崎総業株式会社
発明者 平田明行中原光一
出願日 2013年11月12日 (4年2ヶ月経過) 出願番号 2013-233610
公開日 2015年5月18日 (2年8ヶ月経過) 公開番号 2015-095341
状態 特許登録済
技術分野 電線ケーブルの製造(1)
主要キーワード 着色ユニット クリップベース 作業部分 生産単位 引出機構 電線クリップ 電線リール 作業能力

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図面 (6)

課題

作業能力の差を吸収して連続生産をすることが可能なワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法を提供する。

解決手段

ワイヤハーネス生産システムは、サブハーネスなどの中間生産品生産するためのサブハーネス生産ライン1と、サブハーネスや外装部品などからワイヤハーネスを組み立てるためのワイヤハーネス組み立てラインとを備えて構成される。サブハーネス生産ライン1は、必要電線順次生産工程部2と、端子挿入工程部3と、これら必要電線順次生産工程部2及び端子挿入工程部3の間に設置される仮置管理工程部4と、を含んで構成される。仮置管理工程部4では、端子付き電線5を一時的に仮置きする工程が行われる。

概要

背景

自動車(移動体)では、電線が多数使用される。この多数の電線は、ワイヤハーネスを構成するものとなる。ワイヤハーネスに関して説明をすると、自動車にはクルマ基本性能、すなわち走る・曲がる・止まるという性能や、安全性、そして利便性快適性を可能にする様々な電子機器が搭載される。これら様々な電子機器は、バッテリーからの電力制御信号によって動作することになり、この電力と信号伝送を担うのがワイヤハーネスとなる。ワイヤハーネスは、機器の種類、流す電流の値、配索位置などにより、様々な種別(長さ、太さ、絶縁体材料)の電線が必要になる。

様々な種別の電線を多数備えてなるワイヤハーネスは、例えば電線自体の外観が全て同じであれば、その製造がきわめて困難になってしまうことになる。また、機器同士を接続するにあたり、誤った接続が生じてしまうことにもなる。さらには、メンテナンスに支障を来してしまうことにもなる。そこで、様々な種別の電線を識別するために、電線被覆部に着色やマーキングを施すことが一般的である(下記特許文献1参照)。

ここで、ワイヤハーネスを生産するためのシステムについて説明をすると、従来のワイヤハーネス生産システムは、サブハーネスなどの中間生産品を生産するためのサブハーネス生産ラインと、サブハーネスや外装部品などからワイヤハーネスを組み立てるためのワイヤハーネス組み立てラインとを備えて構成される。以下、図面を参照しながらサブハーネスの生産に係るライン構成生産方法について説明をする。

図5において、引用符号101は電線リールを示す。電線リール101は、リールに電線が巻かれているものである。ここでは、例えば0.5sqの電線が巻かれているものとする(0.5sqに限らず、例えば0.3sqや0.8sq等の電線でもよい)。このような電線リール101から引き出された一本の電線は、着色ユニット102へと供給される(電線リール101は、電線の供給ができるような構成である)。電線リール101から供給された電線は、着色ユニット102において電線被覆部に着色が施される。電線被覆部に着色が施された後の電線は、切断・圧着ユニット103へと供給される。

切断・圧着ユニット103は、複数の装置からなり、具体的には、検尺切断装置104と、A端側圧着装置105と、B端側圧着装置106とを含んで構成される。検尺・切断装置104では、電線の長さが測定され、この測定値に基づいて電線が指示された長さに切断される。切断により得られた電線は、検尺切断電線となる。

A端側圧着装置105では、電線端末であるA端(電線移動方向の先端)に所定の端子金具取り付けられる(圧着される)。A端での端子金具の取り付けが完了すると、B端側圧着装置106でも同様に、電線端末であるB端(A端の反対側となる後端)に所定の端子金具が取り付けられる。端子金具は、端子リール107、108から供給される。A端、B端それぞれに端子金具が取り付けられると、一本の端子付き電線109が完成する。尚、ここまでが一つのライン構成となる。

端子付き電線109は、端末の端子金具がコネクタハウジングの対応するキャビティに挿入される。端子金具の挿入(端子挿入110)は、サブハーネスに必要となる本数分の端子付き電線109に対して行われる。すなわち、二本目、三本目の端子付き電線109が前工程から流れてきて、順次、端子金具の挿入が行われる。端子金具の挿入は、手動で行われる。上記必要となる本数分の端子金具の挿入が完了すると、一つのサブハーネスが完成する。

上記ワイヤハーネス組み立てラインは、サブハーネス生産ラインにより生産されたサブハーネスを布線板上で組み立てて、この時にテープ巻き、外装部品の取り付け等をするラインであり、ここでワイヤハーネスが組み立てられる。

尚、図5における引用符号111は自動機による工程、引用符号112は作業者による手動の工程をそれぞれ示す。

概要

作業能力の差を吸収して連続生産をすることが可能なワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法を提供する。ワイヤハーネス生産システムは、サブハーネスなどの中間生産品を生産するためのサブハーネス生産ライン1と、サブハーネスや外装部品などからワイヤハーネスを組み立てるためのワイヤハーネス組み立てラインとを備えて構成される。サブハーネス生産ライン1は、必要電線順次生産工程部2と、端子挿入工程部3と、これら必要電線順次生産工程部2及び端子挿入工程部3の間に設置される仮置管理工程部4と、を含んで構成される。仮置管理工程部4では、端子付き電線5を一時的に仮置きする工程が行われる。

目的

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、作業能力の差を吸収して連続生産をすることが可能なワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

ワイヤハーネス生産に必要となる端子付き電線を順次生産する必要電線順次生産工程部と、前記端子付き電線を構成する端子金具コネクタハウジングに挿入する端子挿入工程部と、前記必要電線順次生産工程部及び前記端子挿入工程部の間に設置される仮置管理工程部と、を含み、前記必要電線順次生産工程部の構成として、生産に必要となる電線の電線被覆部を着色材で着色をする着色ユニットと、前記電線を指示した長さで切断するとともに前記電線の端末所望の前記端子金具を取り付けて前記端子付き電線を得る切断・圧着ユニットと、を含み、前記仮置管理工程部の構成としては、前記必要電線順次生産工程部にて生産された前記端子付き電線を前記端子挿入工程部へ流す前に生産された順番に一時的に置いておく複数の仮置部を含むことを特徴とするワイヤハーネス生産システム

請求項2

請求項1に記載のワイヤハーネス生産システムにおいて、前記複数の仮置部に、一つサブハーネスを構成する分の前記端子付き電線を一セット以上置いておくことを特徴とするワイヤハーネス生産システム。

請求項3

ワイヤハーネスの生産に必要となる端子付き電線を順次生産する必要電線順次生産工程と、前記端子付き電線を構成する端子金具をコネクタハウジングに挿入する端子挿入工程と、前記必要電線順次生産工程及び前記端子挿入工程の間で行われる仮置管理工程と、を含み、前記必要電線順次生産工程として、生産に必要となる電線の電線被覆部を着色材で着色をする工程と、前記電線を指示した長さで切断するとともに前記電線の端末に所望の前記端子金具を取り付けて前記端子付き電線を得る工程と、を含み、前記仮置管理工程では、前記必要電線順次生産工程にて生産された前記端子付き電線を前記端子挿入工程へ流す前に生産された順番に一時的に複数の仮置部に置いておく工程を含むことを特徴とするワイヤハーネス生産方法

技術分野

0001

本発明は、端子付き電線生産する工程と、端子付き電線の端子金具コネクタハウジングに挿入する工程とを含む、ワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法に関する。

背景技術

0002

自動車(移動体)では、電線が多数使用される。この多数の電線は、ワイヤハーネスを構成するものとなる。ワイヤハーネスに関して説明をすると、自動車にはクルマ基本性能、すなわち走る・曲がる・止まるという性能や、安全性、そして利便性快適性を可能にする様々な電子機器が搭載される。これら様々な電子機器は、バッテリーからの電力制御信号によって動作することになり、この電力と信号伝送を担うのがワイヤハーネスとなる。ワイヤハーネスは、機器の種類、流す電流の値、配索位置などにより、様々な種別(長さ、太さ、絶縁体材料)の電線が必要になる。

0003

様々な種別の電線を多数備えてなるワイヤハーネスは、例えば電線自体の外観が全て同じであれば、その製造がきわめて困難になってしまうことになる。また、機器同士を接続するにあたり、誤った接続が生じてしまうことにもなる。さらには、メンテナンスに支障を来してしまうことにもなる。そこで、様々な種別の電線を識別するために、電線被覆部に着色やマーキングを施すことが一般的である(下記特許文献1参照)。

0004

ここで、ワイヤハーネスを生産するためのシステムについて説明をすると、従来のワイヤハーネス生産システムは、サブハーネスなどの中間生産品を生産するためのサブハーネス生産ラインと、サブハーネスや外装部品などからワイヤハーネスを組み立てるためのワイヤハーネス組み立てラインとを備えて構成される。以下、図面を参照しながらサブハーネスの生産に係るライン構成や生産方法について説明をする。

0005

図5において、引用符号101は電線リールを示す。電線リール101は、リールに電線が巻かれているものである。ここでは、例えば0.5sqの電線が巻かれているものとする(0.5sqに限らず、例えば0.3sqや0.8sq等の電線でもよい)。このような電線リール101から引き出された一本の電線は、着色ユニット102へと供給される(電線リール101は、電線の供給ができるような構成である)。電線リール101から供給された電線は、着色ユニット102において電線被覆部に着色が施される。電線被覆部に着色が施された後の電線は、切断・圧着ユニット103へと供給される。

0006

切断・圧着ユニット103は、複数の装置からなり、具体的には、検尺切断装置104と、A端側圧着装置105と、B端側圧着装置106とを含んで構成される。検尺・切断装置104では、電線の長さが測定され、この測定値に基づいて電線が指示された長さに切断される。切断により得られた電線は、検尺切断電線となる。

0007

A端側圧着装置105では、電線端末であるA端(電線移動方向の先端)に所定の端子金具が取り付けられる(圧着される)。A端での端子金具の取り付けが完了すると、B端側圧着装置106でも同様に、電線端末であるB端(A端の反対側となる後端)に所定の端子金具が取り付けられる。端子金具は、端子リール107、108から供給される。A端、B端それぞれに端子金具が取り付けられると、一本の端子付き電線109が完成する。尚、ここまでが一つのライン構成となる。

0008

端子付き電線109は、端末の端子金具がコネクタハウジングの対応するキャビティに挿入される。端子金具の挿入(端子挿入110)は、サブハーネスに必要となる本数分の端子付き電線109に対して行われる。すなわち、二本目、三本目の端子付き電線109が前工程から流れてきて、順次、端子金具の挿入が行われる。端子金具の挿入は、手動で行われる。上記必要となる本数分の端子金具の挿入が完了すると、一つのサブハーネスが完成する。

0009

上記ワイヤハーネス組み立てラインは、サブハーネス生産ラインにより生産されたサブハーネスを布線板上で組み立てて、この時にテープ巻き、外装部品の取り付け等をするラインであり、ここでワイヤハーネスが組み立てられる。

0010

尚、図5における引用符号111は自動機による工程、引用符号112は作業者による手動の工程をそれぞれ示す。

先行技術

0011

特公平7−1645号公報

発明が解決しようとする課題

0012

上記サブハーネスの生産にあっては、自動機による工程111と、作業者による手動の工程112との間に作業能力の差が生じ、同期した連続生産が難しくなってしまう。例えば、端子金具圧着までの生産工程が段取り替えなどによって遅くなると、端子金具の挿入に係る工程(端子挿入工程)での作業者は何もできない待ち状態になってしまう。また、端子挿入工程が遅くなると、その対策として圧着までの生産工程のスピードを調整する必要があるが、この場合、装置の稼働率が悪くなってしまう。

0013

本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、作業能力の差を吸収して連続生産をすることが可能なワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法を提供することを課題とする。

課題を解決するための手段

0014

上記課題を解決するためになされた本発明では、ワイヤハーネスの生産に必要となる端子付き電線を順次生産する必要電線順次生産工程部と、前記端子付き電線を構成する端子金具をコネクタハウジングに挿入する端子挿入工程部と、前記必要電線順次生産工程部及び前記端子挿入工程部の間に設置される仮置管理工程部と、を含み、前記必要電線順次生産工程部の構成として、生産に必要となる電線の電線被覆部を着色材で着色をする着色ユニットと、前記電線を指示した長さで切断するとともに前記電線の端末に所望の前記端子金具を取り付けて前記端子付き電線を得る切断・圧着ユニットと、を含み、前記仮置管理工程部の構成としては、前記必要電線順次生産工程部にて生産された前記端子付き電線を前記端子挿入工程部へ流す前に生産された順番に一時的に置いておく複数の仮置部を含むことを特徴とする。

0015

このような特徴を有する本発明によれば、仮置管理工程部を含むことにより、必要電線順次生産工程部と端子挿入工程部との間の作業能力の差を吸収して連続生産をすることができる。また、本発明によれば、必要電線順次生産工程部と端子挿入工程部との間に仮置管理工程部を設置することで、待ち状態の発生を防止したり稼働率の低下を防止したりすることができる。

0016

本発明では、前記複数の仮置部に、一つのサブハーネスを構成する分の前記端子付き電線を一セット以上置いておくことを特徴とする。

0017

このような特徴を有する本発明によれば、例えば一つ分のサブハーネスに対応することが可能な状態で端子付き電線を置いておくことができる。電線付き端子は、必要電線順次生産工程部で生産された順番に置いていくようになるが、一セットまとまった状態になれば、その後の端子金具の挿入を生産順に行わないようにすることも可能になる。すなわち、一セット毎においておけば、例えばコネクタハウジングの形態に応じて端子の挿入順を変えたりすることができる。従って、本発明によれば、作業の自由度を高めることができる。

0018

また、上記課題を解決するためになされた本発明では、ワイヤハーネスの生産に必要となる端子付き電線を順次生産する必要電線順次生産工程と、前記端子付き電線を構成する端子金具をコネクタハウジングに挿入する端子挿入工程と、前記必要電線順次生産工程及び前記端子挿入工程の間で行われる仮置管理工程と、を含み、前記必要電線順次生産工程として、生産に必要となる電線の電線被覆部を着色材で着色をする工程と、前記電線を指示した長さで切断するとともに前記電線の端末に所望の前記端子金具を取り付けて前記端子付き電線を得る工程と、を含み、前記仮置管理工程では、前記必要電線順次生産工程にて生産された前記端子付き電線を前記端子挿入工程へ流す前に生産された順番に一時的に複数の仮置部に置いておく工程を含むことを特徴とする。

0019

このような特徴を有する本発明によれば、仮置管理工程を含むことにより、必要電線順次生産工程と端子挿入工程との間の作業能力の差を吸収して連続生産が可能な工程にすることができる。また、本発明によれば、必要電線順次生産工程と端子挿入工程との間で仮置管理工程を行うことで、待ち状態の発生を防止したり稼働率の低下を防止したりすることができる。

発明の効果

0020

本発明によれば、端子付き電線の仮置きをすることができる。従って、作業能力の差を吸収して連続生産をすることができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0021

本発明のワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法に係るサブハーネス生産ラインを示す構成図である。
(a)は仮置管理工程部の一例を示す図、(b)は端子挿入工程における作業例を示す図である。
仮置管理工程部の他の例を示す図である。
仮置管理工程部の更に他の例を示す図である。
従来例のサブハーネス生産ラインを示す構成図である。

実施例

0022

以下、図面を参照しながら一実施形態を説明する。図1は本発明のワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法に係るサブハーネス生産ラインを示す構成図である。また、図2(a)は仮置管理工程部の一例を示す図、図2(b)は端子挿入工程における作業例を示す図である。

0023

本発明に係るワイヤハーネス生産システムは、サブハーネスなどの中間生産品を生産するためのサブハーネス生産ライン1(図1参照)と、サブハーネスや外装部品などからワイヤハーネスを組み立てるためのワイヤハーネス組み立てラインとを備えて構成される。本発明では、サブハーネス生産ライン1に特徴を有し、このライン構成や工程について、以下に詳細に説明をする。

0024

図1において、サブハーネス生産ライン1は、必要電線順次生産工程部2と、端子挿入工程部3と、これら必要電線順次生産工程部2及び端子挿入工程部3の間に設置される仮置管理工程部4と、を含んで構成される。

0025

このようなライン構成において行われる工程の概略としては、次のようになる。必要電線順次生産工程部2では、ワイヤハーネスの生産に必要となる端子付き電線5を順次、自動で生産する工程(必要電線順次生産工程)が行われる。また、仮置管理工程部4では、端子付き電線5を一時的に仮置きする工程(仮置管理工程)が行われる。また、端子挿入工程部3では、端子付き電線5を構成する端子金具6(7)をコネクタハウジング8(図2参照)に挿入する工程(端子挿入工程)が行われる。

0026

必要電線順次生産工程部2は、図示しないコンピュータにより制御されるものとする。また、図示しない制御機構により作動するものとする。コンピュータによる制御部は、必要電線順次生産工程部2の全体を一括して制御することができるように構成されるものとする(構成毎であってもよいものとする)。制御部は、公知のCPUやRAM、ROM等を有する。

0027

必要電線順次生産工程部2は、上記の如く、ワイヤハーネスの生産に必要となる端子付き電線5を順次、自動で生産する工程が行われる装置の構成であって、具体的には、電線リール9と、着色ユニット10と、切断・圧着ユニット11とを含んで構成される。尚、ここでは三つの装置構成(9〜11)にて説明をするが、連続した装置(連続した自動機)及び工程からなるものであれば、必要電線順次生産工程部2の構成数は特に限定されないものとする。

0028

電線リール9は、円筒形状のリール本体と、この両端に設けられるフランジ部とを有し、リール本体には、多数本分の長さを有する電線が巻かれる。ここでは、例えば0.5sqの電線が巻かれるものとする(0.5sqに限らず、例えば0.3sqや0.8sq等の電線であってもよいものとする)。尚、本実施形態のサブハーネス生産ライン1は、0.5sqの電線を用いたラインになる。

0029

電線は、電線導体部(導体)と、電線被覆部(絶縁体)とを備えて構成される。電線導体部は、導電性を有する。一方、電線被覆部は、絶縁性を有する。電線被覆部は、電線導体部の外表面に溶融樹脂材料押し出すことにより形成される。電線被覆部は、樹脂材料に白色の着色剤混入させて白色になる。又は、樹脂材料に着色剤を混入させてないでナチュラルな色になる。尚、本実施例においては白色を原則とするが、ナチュラルやその他の色であってもよいものとする。

0030

電線リール9は、電線リール本体と、この本体自体回転自在に支持するリール支持部と、電線リール9から引き出された電線を着色ユニット10へ案内するための電線案内部と、電線リール9から電線を引き出すための引出機構駆動機構)とを有する。電線リール9から引き出された一本の電線は、上記電線案内部を介して着色ユニット10へと供給される。尚、上記引出機構は、例えば着色ユニット10や、これよりも後工程側に設けてもよいものとする。

0031

着色ユニット10は、電線リール9から供給された電線の電線被覆部に対し所定の状態の着色を施すことができるように構成される。電線被覆部への着色は、電線周方向に線状(帯状)となるようにする他、ドット(・・)やマーク(○△)(AB)等にしてもよいものとする。また、電線被覆部の着色は、この全体を着色するようにしてもよいものとする。着色ユニット10に関し、これを「着色ユニット及び/又はマーキングユニット」と読み替えてもよいものとする。マーキングユニットは、着色材でマーキングするためのユニットである。尚、着色ユニット10による電線被覆部への着色に関し、本実施例においては電線周方向に線状となるものを一例として挙げるものとする(後述する着色部26を参照)。

0032

ここで上記の「着色」について説明をすると、この着色とは、電線被覆部の外表面を着色材で着色することを示す。着色材とは、色材工業用有機物質)が水又はその他の溶媒熔解分散した液状物質である。有機物質としては、染料顔料(大部分は有機物であり、合成品)があり、時には染料が顔料として、顔料が染料として用いられることもある。より具体的な例としては、着色材とは、着色液または塗料である。

0033

上記着色液とは、溶媒中に染料が溶けているもの、又は分散しているものを示す。また、上記塗料とは、分散液中に顔料が分散しているものを示す。そのため、着色液で電線被覆部の外表面を着色すると、染料が電線被覆部内に染み込み、塗料で電線被覆部の外表面を着色すると、顔料が電線被覆部内に染み込むことなく外表面に接着する。すなわち、ここで言う「着色」とは、電線被覆部の外表面を染料で染めることと、電線被覆部の外表面に顔料を塗ることを示す。

0034

上記溶媒と分散液に関し、電線被覆部を形成する合成樹脂材料と親和性のあるものが望ましい。この場合、染料が電線被覆部内に確実に染み込んだり、顔料が電線被覆部の外表面に確実に接着することになる。

0035

切断・圧着ユニット11は、複数の装置からなり、具体的には、検尺・切断装置12と、A端側圧着装置13と、B端側圧着装置14とを含んで構成される。

0036

検尺・切断装置12は、着色ユニット10で着色された電線の長さを測定することができるように、また、この測定に基づいて電線を指示した長さで切断することができるように構成される。具体的には、電線の長さを測定する検尺部と、この検尺部の測定に基づいて電線を指示した長さで切断し検尺切断電線15を得る電線切断部とを含んで構成される。

0037

A端側圧着装置13は、上記指示した長さで電線を切断する直前に、又は、検尺切断電線15を得た後に、電線端末であるA端(電線移動方向の先端)に所定の端子金具6を圧着にて取り付けすることができるように構成される(圧着に限らないものとする。例えば圧接溶着にて取り付けをする場合は、圧接や溶接に読み替えてもよいものとする)。具体的には、電線端末を皮むきして電線導体部を露出させる端末皮むき部と、この端末皮むき部により露出した電線導体部に所望の端子金具6を取り付ける端子取付部とを含んで構成される。端子金具6は、端子リール16から供給される。

0038

B端側圧着装置14は、上記検尺切断電線15を得た後に、電線端末であるB端(A端の反対側となる後端)に所定の端子金具7を圧着にて取り付けすることができるように構成される。B端側圧着装置14は、A端側圧着装置13と同様に構成される。具体的には、電線端末を皮むきして電線導体部を露出させる端末皮むき部と、この端末皮むき部により露出した電線導体部に所望の端子金具7を取り付ける端子取付部とを含んで構成される。端子金具7は、端子リール17から供給される。

0039

A端、B端それぞれに端子金具6、7が取り付けられると、一本の端子付き電線5の生産が完了する。端子付き電線5は、必要電線順次生産工程部2にて順次、自動で生産される。

0040

端子付き電線5は、検尺切断電線15と、この両端に取り付けられる端子金具6、7とを備えて構成される。端子付き電線5は、この両端末に、着色ユニット10により着色されて形成された着色部26を有する。着色部26は、電線周方向に線状に着色されて形成される。

0041

仮置管理工程部4では、上記の如く、端子付き電線5を一時的に仮置きする工程(仮置管理工程)が行われる。このような工程のために仮置管理工程部4は、仮置部18を含んで構成される。具体的には、必要電線順次生産工程部2にて順次生産された端子付き電線5を端子挿入工程部3へ流す前に一時的に置いておくための仮置部18を含んで構成される。

0042

仮置部18は、端子付き電線5を必要電線順次生産工程部2で生産された順番に置いておけるように複数設けられる。図1中では、四つ設けられる。尚、数は一例であるものとし、サブハーネス生産に必要な数分だけ設けてもよいものとする。或いは、複数本のサブハーネス生産単位で設けてもよいものとする。生産順に置いておくことにより、例えば管理し易くなるのは勿論である。

0043

図2(a)において、仮置部18の一例としては、公知の電線保持竿19が挙げられる。電線保持竿19は、竿長手方向に並ぶ数多くの電線クリップ20と、この電線クリップ20を保持するクリップベース21とを備えて構成される。電線クリップ20は、一対挟持子から構成され、この一対の挟持子の間が端子付き電線5における検尺切断電線15を保持する部分(電線保持部)として形成される。一対の挟持子の先端部分には、電線案内用としてテーパが形成される。テーパは、電線保持部に向けて傾斜するように形成される。電線クリップ20は、全て同じ大きさ及び形状に形成される。電線クリップ20は、一つの電線保持竿19に数十個存在するように設けられる。

0044

尚、図2(a)中の数字(1〜4)は、必要電線順次生産工程部2で生産された順番を示す。

0045

ここで、電線保持竿19とは別の例を挙げると、図3に示すような状となる形状の仮置部22でもよいものとする。図3中では、五つの仮置部22が並んで設けられる。また、図4に示すようなコンベア23上に設けられた収容部形状の仮置部24でもよいものとする。図4中では多くの仮置部24が並んで設けられる。図3及び図4中の数字(1〜5)は、必要電線順次生産工程部2(図1参照)で生産された順番を示す。

0046

図1及び図2において、端子挿入工程部3は、上記の如く、端子付き電線5を構成する端子金具6、7をコネクタハウジング8の対応するキャビティ25に挿入する工程(端子挿入工程)が行われる作業部分であって、具体的には、コネクタハウジング8を供給する手段や、端子挿入工程をやり易くするための作業台などを含んで構成される。尚、図2(b)においては、コネクタハウジング8を手で持った状態を示すが、これに限らず専用の治具にコネクタハウジング8を保持させておいてもよいものとする。

0047

端子金具6、7の挿入は、サブハーネス生産に必要となる本数分の端子付き電線5に対して行われる。すなわち、一本目、二本目、三本目…となる端子付き電線5を仮置部18から取って、順次、端子金具6、7の挿入が行われる。端子金具6、7の挿入は、手動で行われる。サブハーネス生産に必要となる本数分の端子金具6、7の挿入が完了すると、一つのサブハーネスが完成する。

0048

尚、上記サブハーネスとは、複数本の端子付き電線5の各端子金具6、7が全てコネクタハウジング8に挿入された状態や、ジョイントされた状態にあるものを指すものとする。別な言い方をすれば、全ての端子金具6、7が露出してない状態のものを指すものとする。

0049

端子挿入工程部3での工程は、必要電線順次生産工程部2による生産状況に左右されることはない。何故ならば、直前の工程部及び工程として、仮置管理工程部4があるからである。具体的には、端子挿入工程部3で必要となる端子付き電線5が仮置管理工程部4の仮置部18に一時的に置いてあるからである。

0050

以上、図1ないし図4を参照しながら説明してきたように、本発明のワイヤハーネス生産システム及びワイヤハーネス生産方法に係るサブハーネス生産ライン1により、サブハーネスが連続生産される。この連続生産に関し、サブハーネス生産ライン1の構成から分かるように、仮置管理工程部4を含むことから、自動機による必要電線順次生産工程部2と、手動による端子挿入工程部3との間の作業能力の差を吸収することができる。従って、連続生産をすることができる。

0051

また、必要電線順次生産工程部2と端子挿入工程部3との間に仮置管理工程部4を設置することから、待ち状態の発生を防止したり稼働率の低下を防止したりすることもできる。

0052

サブハーネス生産ライン1において、手動(手作業)で行う端子挿入が遅くなる場合には、端子挿入工程部3を二つ設けて調整を図るようにすればよいものとする。端子付き電線5は、生産順に仮置部18に置かれることから、二つのラインであっても対応することが可能である。

0053

また、段取り替えが頻繁に発生するようであれば、予め端子付き電線5をサブハーネス数セット分、仮置部18にストックしておくことで、端子挿入工程部3での作業者に空き時間が生じないようにすることができる。

0054

本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。

0055

1…サブハーネス生産ライン、 2…必要電線順次生産工程部、 3…端子挿入工程部、 4…仮置管理工程部、 5…端子付き電線、 6、7…端子金具、 8…コネクタハウジング、 9…電線リール、 10…着色ユニット、 11…切断・圧着ユニット、 12…検尺・切断装置、 13…A端側圧着装置、 14…B端側圧着装置、 15…検尺切断電線、 16、17…端子リール、 18…仮置部、 19…電線保持竿(仮置部)、 20…電線クリップ、 21…クリップベース、 22…仮置部、 23…コンベア、 24…仮置部、 25…キャビティ、 26…着色部

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