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技術 改善された輪郭追従を備えたシェービング装置

出願人 コーニンクレッカフィリップスエヌヴェ
発明者 ブラダイープスメディンハウヒェバロンシンツ
出願日 2015年2月18日 (5年5ヶ月経過) 出願番号 2015-029192
公開日 2015年5月14日 (5年2ヶ月経過) 公開番号 2015-091511
状態 特許登録済
技術分野 乾式カミソリ及びバリカン
主要キーワード 中心駆動軸 輪郭変化 枢動接続 枢動部材 中心歯車 既定位置 中心車 各切断ユニット
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年5月14日)のものです。
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図面 (10)

課題

輪郭追従が改善され、優れた輪郭追従性能が2つのレベルにおいて、即ち比較的小さな輪郭変化の領域のレベル及び比較的大きな輪郭変化の領域のレベルにおいて、得られる、毛を切断することにより肌から前記毛を除去するためのシェービング装置における使用のためのシェービングヘッド

解決手段

シェービングヘッド3は少なくとも1つの切断ユニット4を有し、切断ユニット4において、シェービング動作の対象とされるべき皮膚に接触する機能を持ち、懸架手段弾によってシェービングヘッド3の保持部8に対して懸架される、外部切断部材が配置される。特に、該懸架手段は少なくとも2つの枢動構造を有し、一方の枢動構造は該懸架手段の部材9を保持部8に対して枢動可能とし、他方の枢動構造は外部切断部材5を上述の懸架部材9に対して枢動可能とする。更に、後者の枢動構造の接続の枢動剛性は、前者の枢動構造の枢動剛性よりも低い。

概要

背景

上述したような、本体部と、少なくとも1つの切断ユニット及び保持部とを有するシェービング装置は、国際特許出願公開WO2006/067721より知られている。該シェービング装置はいわゆる回転式シェービング装置、即ち内部切断部材が幾つかの切断刃を備えた環状の支持部を有し、該支持部が該シェービング装置の動作の間回転するように駆動されるシェービング装置である。国際特許出願公開WO2006/067721より知られる例においては、シェービング装置のシェービングヘッドは、3個の切断ユニットを備える。該切断ユニットの外部切断部材は、内部切断部材をカバーするように機能し、シェービング動作の対象となるべき肌の接触部分のために利用されること意図され、当該肌の部分から内部切断部材の切断刃へと毛を通すための開口を備えた、キャップ状の形状を持つ。該外部切断部材の主な機能は、内部切断部材の切断刃と当該肌の部分との間の直接の接触を防ぎ、肌の損傷が防止されるようにすることであることは、理解されよう。

該シェービング装置は、内部切断部材を駆動するためのモータのような手段を有する。該シェービング装置の適切な使用には、外部切断部材の表面が肌の部分を滑るように動くように、該シェービング装置を動かすことを含む。この工程において、肌から突出する毛が継続的に外部切断部材の開口に捕捉され、これらの毛が内部切断部材の動く切断部材に当たるとすぐに切断され、ここで外部切断部材の開口の両端が対向切断端部として機能する。

切断ユニットの各々において、外部切断部材は、懸架部材によって保持部に対して懸架される。懸架部材は一般に円形であり、傾斜軸のまわりに保持部に対して傾斜可能である。中心軸のまわりに3個の切断ユニットが対称的に配置され、切断ユニットの内部切断部材を駆動するための手段は、中心駆動軸を、該駆動軸に配置された歯車、及び切断ユニットごとの歯車を有する。中心の歯車は、切断ユニットの3つの歯車全てに係合し、これら歯車を駆動するように構成される。切断ユニットの懸架部材の傾斜軸は、切断部材の歯車が中心の歯車に係合する領域、即ち中心位置よりも切断ユニットの周縁に近い領域に延在する。

概要

輪郭追従が改善され、優れた輪郭追従性能が2つのレベルにおいて、即ち比較的小さな輪郭変化の領域のレベル及び比較的大きな輪郭変化の領域のレベルにおいて、得られる、毛を切断することにより肌から前記毛を除去するためのシェービング装置における使用のためのシェービングヘッド。シェービングヘッド3は少なくとも1つの切断ユニット4を有し、切断ユニット4において、シェービング動作の対象とされるべき皮膚に接触する機能を持ち、懸架手段弾によってシェービングヘッド3の保持部8に対して懸架される、外部切断部材が配置される。特に、該懸架手段は少なくとも2つの枢動構造を有し、一方の枢動構造は該懸架手段の部材9を保持部8に対して枢動可能とし、他方の枢動構造は外部切断部材5を上述の懸架部材9に対して枢動可能とする。更に、後者の枢動構造の接続の枢動剛性は、前者の枢動構造の枢動剛性よりも低い。

目的

該外部切断部材の主な機能は、内部切断部材の切断刃と当該肌の部分との間の直接の接触を防ぎ、肌の損傷が防止されるようにすることである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

毛を切断することにより肌から前記毛を除去するためのシェービング装置における使用のためのシェービングヘッドであって、少なくとも1つの切断ユニットと、前記切断ユニットを保持するための保持部と、を有し、前記保持部は、前記シェービング装置の本体部に装着されるように構成され、前記本体部は、前記シェービング装置のユーザにより保持されるように構成され且つ前記シェービング装置の種々の部材を収容するように機能し、前記切断ユニットは、シェービング動作の間肌に接触するように構成され、毛を通すための開口を有する表面を持つ外部切断部材を有し、前記切断ユニットは更に、前記外部切断部材の前記表面における前記開口に沿った動きのために駆動可能であり、斯かる動きの間に毛を切断するように構成された、内部切断部材を有し、前記外部切断部材は、懸架手段により前記保持部に対して懸架され、前記懸架手段は、懸架部材と、前記懸架部材を前記保持部に対して枢動可能とする第1の枢動構造であって、前記第1の枢動構造の傾斜軸は、前記シェービングヘッドの中心軸に近い前記切断ユニットの側において前記切断ユニットの周縁部に延在する、第1の枢動構造と、前記外部切断部材を前記懸架部材に対して枢動可能とする第2の枢動構造と、を有し、前記第2の枢動構造の枢動剛性は、前記第1の枢動構造の枢動剛性よりも低く、前記第2の枢動構造の傾斜軸は、前記外部切断部材の中心に延在する、シェービングヘッド。

請求項2

前記枢動構造の枢動剛性は、傾斜する動きの前に加えられる必要がある傾斜運動量の閾値に関連し、前記枢動構造の既定休止位置から、傾斜角が前記枢動構造により実際に実現されることができ、前記第2の枢動構造についての前記閾値は、前記第1の枢動構造についての前記閾値よりも低い、請求項1に記載のシェービングヘッド。

請求項3

前記懸架部材は第1の懸架部材であり、前記外部切断部材は、前記懸架部材の一部であり前記第2の枢動構造により前記第1の懸架部材に対して枢動可能な、第2の懸架部材に固定的に装着された、請求項1に記載のシェービングヘッド。

請求項4

前記懸架部材は、互いに対する前記懸架部材の傾斜軸を定義する2つの場所において同心の配置で互いに接続された環を有する、請求項3に記載のシェービングヘッド。

請求項5

前記切断ユニットと前記皮膚との間の接触が起こる側からみて、前記第1の懸架部材は前記第2の懸架部材の下にあり、前記第2の懸架部材は、前記第1の懸架部材の少なくとも一部をカバーし、前記カバーされた部分が肌と接触することが防がれた、請求項3に記載のシェービングヘッド。

請求項6

前記第1の枢動構造及び前記第2の枢動構造の傾斜軸は、前記外部切断部材の肌接触面に対して相互に異なるレベルにおいて延在する、請求項1に記載のシェービングヘッド。

請求項7

前記第1の枢動構造の傾斜軸は、前記第2の枢動構造の傾斜軸よりも、前記外部切断部材の肌接触面のレベルから離れたレベルにある、請求項6に記載のシェービングヘッド。

請求項8

前記第1の枢動構造及び前記第2の枢動構造の傾斜軸は、相互に異なる向きに延在する、請求項1に記載のシェービングヘッド。

請求項9

前記懸架部材は第1の懸架部材であり、前記外部切断部材は、第3の枢動構造によって、前記懸架手段の一部である第2の懸架部材に対して枢動可能であり、前記第2の懸架部材は、前記第2の枢動構造によって、前記第1の枢動部材に対して枢動可能であり、前記第2の枢動構造の枢動剛性及び前記第3の枢動構造の枢動剛性の両方が、前記第1の枢動構造の枢動剛性よりも低い、請求項1に記載のシェービングヘッド。

請求項10

前記第2の枢動構造の枢動剛性と前記第3の枢動構造の枢動剛性とは互いに略等しい、請求項9に記載のシェービングヘッド。

請求項11

前記第2の枢動構造及び前記第3の枢動構造の傾斜軸は相互に異なる方向に延在する、請求項9に記載のシェービングヘッド。

請求項12

前記内部切断部材は回転可能に構成された、請求項1に記載のシェービングヘッド。

請求項13

毛を切断することにより肌から前記毛を除去するためのシェービング装置であって、前記シェービング装置のユーザにより保持されるように構成され且つ前記シェービング装置の種々の部材を収容するように機能する本体部分と、請求項1に記載のシェービングヘッドと、を有するシェービング装置。

請求項14

前記シェービングヘッドは少なくとも2つの切断ユニットを有し、前記切断ユニットの内部切断部材を駆動するための手段が、前記切断ユニット毎の歯車と、前記切断ユニットの前記車輪を駆動するための中心歯車と、を有し、前記切断ユニットの各々において、前記懸架部材の傾斜軸は、前記切断ユニットの前記車輪が前記中心車輪と係合する領域において延在する、請求項13に記載のシェービング装置。

技術分野

0001

本発明は、毛を切断することにより肌から前記毛を除去するためのシェービング装置における使用のためのシェービングヘッドであって、少なくとも1つの切断ユニットと、前記切断ユニットを保持するための保持部と、を有し、前記保持部は、前記シェービング装置の本体部に装着されるように構成され、前記本体部は、前記シェービング装置のユーザにより保持されるように構成され且つ前記シェービング装置の種々の部材を収容するように機能し、
前記切断ユニットは、シェービング動作の間肌に接触するように構成され、毛を通すための開口を有する表面を持つ外部切断部材を有し、前記切断ユニットは更に、前記外部切断部材の前記表面における前記開口に沿った動きのために駆動可能であり、斯かる動きの間に毛を切断するように構成された、内部切断部材を有し、前記外部切断部材は、懸架手段により前記保持部に対して懸架され、前記懸架手段は、
懸架部材と、
前記懸架部材を前記保持部に対して枢動可能とする枢動構造と、
を有するシェービングヘッドに関する。

0002

更に、本発明は、毛を切断することにより肌から前記毛を除去するためのシェービング装置であって、前記シェービング装置のユーザにより保持されるように構成され且つ前記シェービング装置の種々の部材を収容するように機能する本体部分と、上述のシェービングヘッドと、を有するシェービング装置に関する。

背景技術

0003

上述したような、本体部と、少なくとも1つの切断ユニット及び保持部とを有するシェービング装置は、国際特許出願公開WO2006/067721より知られている。該シェービング装置はいわゆる回転式シェービング装置、即ち内部切断部材が幾つかの切断刃を備えた環状の支持部を有し、該支持部が該シェービング装置の動作の間回転するように駆動されるシェービング装置である。国際特許出願公開WO2006/067721より知られる例においては、シェービング装置のシェービングヘッドは、3個の切断ユニットを備える。該切断ユニットの外部切断部材は、内部切断部材をカバーするように機能し、シェービング動作の対象となるべき肌の接触部分のために利用されること意図され、当該肌の部分から内部切断部材の切断刃へと毛を通すための開口を備えた、キャップ状の形状を持つ。該外部切断部材の主な機能は、内部切断部材の切断刃と当該肌の部分との間の直接の接触を防ぎ、肌の損傷が防止されるようにすることであることは、理解されよう。

0004

該シェービング装置は、内部切断部材を駆動するためのモータのような手段を有する。該シェービング装置の適切な使用には、外部切断部材の表面が肌の部分を滑るように動くように、該シェービング装置を動かすことを含む。この工程において、肌から突出する毛が継続的に外部切断部材の開口に捕捉され、これらの毛が内部切断部材の動く切断部材に当たるとすぐに切断され、ここで外部切断部材の開口の両端が対向切断端部として機能する。

0005

切断ユニットの各々において、外部切断部材は、懸架部材によって保持部に対して懸架される。懸架部材は一般に円形であり、傾斜軸のまわりに保持部に対して傾斜可能である。中心軸のまわりに3個の切断ユニットが対称的に配置され、切断ユニットの内部切断部材を駆動するための手段は、中心駆動軸を、該駆動軸に配置された歯車、及び切断ユニットごとの歯車を有する。中心の歯車は、切断ユニットの3つの歯車全てに係合し、これら歯車を駆動するように構成される。切断ユニットの懸架部材の傾斜軸は、切断部材の歯車が中心の歯車に係合する領域、即ち中心位置よりも切断ユニットの周縁に近い領域に延在する。

発明が解決しようとする課題

0006

国際特許出願公開WO2006/067721より知られるシェービング装置の使用は優れたシェービング結果をもたらすが、更なる改善の必要性がある。該シェービング装置には、幾つかの欠点があると考えられる。例えば、該シェービング装置が顔におけるシェービング動作に適用される場合、顔の輪郭追従することは、切断ユニットの懸架部材を傾斜軸のまわりに傾斜させる動きを含む。この工程において、肌に対する反応は滑る影響を含み、肌の伸長圧縮との頻繁な変更に帰着すると考えられる。更に、肌と切断ユニットとの間に不均一な肌の圧力分布が存在すると考えられる。また、単に凹凸の輪郭に密接して追従することも可能である。

課題を解決するための手段

0007

本発明の目的は、上述した欠点を除去することにより、シェービング装置のユーザにより体験されるシェービング結果及び感覚を改善することにある。本目的は、シェービングヘッドの保持部に対して外部切断部材を懸架するための手段が、前記懸架部材及び及び該懸架部材が保持部に対して枢動可能となるようにする第1の枢動構造に加えて、前記外部切断部材を前記懸架部材に対して枢動可能とする第2の枢動構造を有し、前記第2の枢動構造の枢動剛性は、前記第2の枢動構造の枢動剛性よりも低いシェービングヘッドを提供することにより達成される。

0008

明確さのため、枢動剛性は、枢動構造において定義された傾斜角を実現するために必要とされる傾斜運動量に直接に関連する。定義された傾斜角を実現するために必要とされる傾斜運動量が高いほど、枢動剛性は高くなる。このことは、傾斜運動量と傾斜角との間の急な関係に基づいて実現され得るが、傾斜の動き及び傾斜角度が実際に実現される前に必要とされる傾斜運動量の閾値が存在しても良い。斯かる場合においては、本発明によれば、上述した閾値は、第1の枢動構造についてよりも第2の枢動構造についてのほうが低い。傾斜運動量の閾値を持つ例は、枢動接続におけるプレストレス(prestress)として示され得、ここで既定休止位置から枢動可能に配置された部材を動かすために高い運動量を必要とする場合には、枢動剛性が高くなる。

0009

国際特許出願公開WO2006/067721より知られるシェービング装置のシェービングヘッドに比べると、本発明によるシェービングヘッドの少なくとも1つの切断ユニットは、支持部に対する懸架部材の枢動構造を実現するための第1の枢動構造を有するのみならず、懸架部材に対する外部切断部材の枢動構造を実現するための第2の枢動構造をも有する。

0010

本発明の範囲内で、懸架部材の枢動構造の数はいずれの望ましい数であっても良い。本発明によるシェービングヘッドの実用的な実施例においては、保持部の側面に配置された懸架部材の他に、少なくとも1つの付加的な懸架部材があっても良い。以下、明確さのため、保持部の側面に配置された懸架部材を基本懸架部材と呼ぶ。懸架手段が2個以上の懸架部材を有する場合には、外部切断部材の側面に配置された懸架部材を端部懸架部材と呼び、基本懸架部材及び端部懸架部材の他のいずれの懸架部材も中間懸架部材と呼ぶ。

0011

例えば、本発明によるシェービングヘッドの懸架手段は2つの懸架部材を有しても良く、このとき端部懸架部材は以上に定義された第2の枢動構造によって基本懸架部材に対して枢動可能である。本発明の範囲内にある他の可能性によれば、懸架手段に3つの枢動構造及び2つの懸架部材があり、このとき端部懸架部材は第2の枢動構造によって基本懸架部材に対して枢動可能であり、外部切断部材は第3の枢動構造によって端部懸架部材に対して枢動可能であり、第2の枢動構造の枢動剛性と第3の枢動構造の枢動剛性との両方が第1の枢動構造の枢動剛性よりも低い。

0012

いずれの場合においても、少なくとも2つの枢動構造を有する懸架手段によって、切断ユニットにおいて幾分か中央の位置を持ち且つ肌のレベルに比較的近い傾斜軸を持つことが可能となる。それ故、少なくとも1つの付加的な枢動構造の利用が、以上に言及した問題の殆どを解決し、特に肌に対して滑る影響及び切断ユニットに対する不均一な圧力分布を解決し得る。更に、第1の枢動構造以外の枢動構造の枢動剛性が第1の枢動構造の枢動剛性よりも低いことを確実にすることにより、切断ユニットの輪郭追従機能予想以上なほどに改善される。このことは、低い枢動剛性で懸架される部材を回転させるために必要とされる運動量が、高い枢動剛性を持つ部材を回転させるために必要とされる運動量よりも低く、そのためユーザの肌のうち又は首の領域内のような比較的小さな曲率変化の領域における優れた輪郭追従機能と、頬領域と首領域との間のような大きな曲率変化の領域における優れた輪郭追従機能との、両方を発揮することが可能となるという所見により説明される。

0013

全体として、本発明が適用されると、輪郭追従が驚くほど改善される。更に、シェービング装置の最適なシェービング能力のために必要な肌圧力がユーザにあまり依存しないような状況を実現することが可能となる。また、少なくとも1つの付加的な枢動構造の傾斜軸が肌レベルの近くで延在する場合には、肌と切断ユニットとの間の摩擦に対する感度が比較的低くなり、種々の枢動軸の傾斜軸が相互に異なる方向に延在する場合には、より均一な肌接触が得られ得る。

0014

少なくとも2つの懸架部材を有する、本発明によるシェービングヘッドの実用的な実施例においては、前記懸架部材は、互いに対する前記懸架部材の傾斜軸を定義する2つの場所において同心の配置で互いに接続された環を有する。換言すれば、懸架部材が一種カルダン(cardanic)構成で相互接続され得る。懸架手段を斯かる構成のものとすることは、外部切断部材及び関連する内部切断部材の懸架において、所望の傾斜軸及び自由度を実現する非常に実用的な方法である。

0015

端部懸架部材が他の懸架部材の少なくとも一部をカバーするようにすることも可能である。斯かる構成の利点は、外部切断部材が種々の懸架部材により囲まれる状況を仮定すると、切断ユニットの感触が改善されることである。斯かる状況においては、端部懸架部材のカバー機能に基づいて、本発明によるシェービングヘッドを有するシェービング装置のユーザが、種々の懸架部材間に遷移が存在する面よりも平滑な面を経験することが実現される。

0016

本発明は、回転式シェービング装置、即ち少なくとも1つの内部切断部材が回転可能に構成されたシェービング装置の分野において、非常に好適に適用可能である。しかしながら、このことは、回転運動以外の内部切断部材の運動のタイプも本発明の範囲内で実現可能であるという事実を覆すものではない。

0017

本発明の上述した態様及びその他の態様は、シェービング装置及びシェービング装置における使用のためのシェービングヘッド、特にシェービングヘッドの切断ユニットの以下の詳細な説明を参照しながら説明され明らかとなるであろう。

0018

本発明は以下図面を参照しながらより詳細に説明され、ここで同一の又は類似する部分は同じ参照記号により示される。

図面の簡単な説明

0019

それ自体知られたシェービング装置の斜視図を模式的に示す。
本発明によるシェービングヘッドの斜視図を模式的に示す。
本発明によるシェービングヘッドの切断ユニットの一部の斜視図を模式的に示す。
本発明によるシェービングヘッドの切断ユニットの動きの自由度を示す。
切断ユニットの端部懸架部材が基本懸架部材の一部をカバーするように構成された、代替のシェービングヘッドの図を模式的に示す。
切断ユニットの端部懸架部材が基本懸架部材の一部をカバーするように構成された、代替のシェービングヘッドの図を模式的に示す。
切断ユニットの端部懸架部材が基本懸架部材を完全にカバーするように構成された、他の代替のシェービングヘッドの図を模式的に示す
切断ユニットの端部懸架部材が基本懸架部材を完全にカバーするように構成された、他の代替のシェービングヘッドの図を模式的に示す
切断ユニットの端部懸架部材が基本懸架部材を完全にカバーするように構成された、他の代替のシェービングヘッドの図を模式的に示す

実施例

0020

図1は、国際特許出願公開WO2006/067721より知られる従来のシェービング装置1を示す。シェービング装置1は、回転する構成要素を利用することによりシェービング動作が実現される、回転式シェービング装置である。シェービング装置の他の良く知られたタイプは、往復する構成要素を利用することによりシェービング動作が実現される装置である。完全さのため、本発明は種々のタイプのシェービング装置において適用可能であることに言及しておく。

0021

シェービング装置1は、本体部2と、幾つかの切断部材4が配置されたシェービングヘッド3とを有する。本体部2は、シェービング装置1のユーザにより保持されることを意図されたものであり、切断ユニット4は、実際にシェービング動作を実行するため、シェービング動作の対象となるべき肌に対して配置されることを意図されたものである。図示された例においては、シェービングヘッド3は3つの切断ユニット4を持つ。

0022

各切断ユニット4は、外部の肌接触面6及び切断ユニット4の内部に毛を通すための開口7を持つキャップ状の形状を持つ外部切断部材5と、適切な支持部において切断ユニット4の内部空間に配置され且つ毛を切断するように構成された幾つかの切断刃を持つ内部切断部材(図示されていない)と、を有する。シェービング装置1の動作の間、切断刃を持つ支持部は、回転するように駆動される。この目的のため、シェービング装置1は、小型の電気モータのようないずれかの適切な駆動手段(図示されていない)を備えても良い。

0023

1つ以上の切断ユニット4を持つシェービングヘッド3を有し、切断ユニット4の各々が以上に説明されたような外部切断部材5と内部切断部材とを有する、シェービング装置1の動作は、以下のとおりである。シェービング装置1がシェービング動作を実行するために利用されるときには、シェービング装置1のユーザによりシェービング動作の対象となる肌の一部の上で外部切断部材5が移動させられ、内部切断部材は外部切断部材5のすぐ背後の位置において回転するように駆動させられる。肌に対する切断ユニット4の移動により、外部切断部材5の開口7の中に毛が捉えられ、内部切断部材の切断刃に当たるという継続的な工程が生じ、その結果毛が切断される。

0024

シェービング装置1は、切断ユニット4を保持し、シェービングヘッド3を本体部2に装着するための保持部8を有する。更に、図1に示されるような従来の状況においては、切断ユニット4の各々は外部切断部材5と保持部8との間の枢動接続を実現するための懸架環9を有し、ここで傾斜軸が、シェービングヘッド3の中心軸に近い切断ユニット4の側面において切断ユニット4の周縁領域に延在する。傾斜軸を本体部2から外部切断部材5へと延在する構造とすることにより、外部切断部材5及び関連する内部切断部材が、シェービング動作の対象となるべき肌の所与曲率に追従することを可能とされる。

0025

本発明は、切断ユニット4の外部切断部材5が保持部8に対して懸架される方法に関する。図2は、本発明によるシェービングヘッド3の実施例を示す。従来の状況と比べて、各切断ユニット4は1つのみではなく2つの懸架環9、10を有する。とりわけ、従来の状況に存在する懸架環9に相当する基本懸架環9がある。基本懸架環9は、切断ユニット4の周縁領域に位置する傾斜軸のまわりに傾斜可能な外環である。基本懸架環9の内側には、同心の配置で他の懸架環10が配置され、該懸架環10のなかに外部切断部材5が配置される。基本懸架環9は保持部8に枢動可能に接続され、付加的な懸架環10(端部懸架環10とも呼ばれる)は基本懸架環9に枢動可能に接続される。

0026

図3において、外部切断部材5及び懸架環9、10の構成が明確に示されている。上述した同心の配置で、懸架環9、10は該同心の配置の中心を通る仮想的な直線上に位置する2点において互いに接続され、これにより懸架環9、10間の枢動接続が得られる。完全さのため、図3における模式的な図においては、外部切断部材5の肌接触面6における開口7のような細部は図示されていないことを言及しておく。

0027

図4は、外部切断部材5を保持部8に対して懸架するために少なくとも1つの付加的な懸架環10が適用される場合に得られる、切断ユニット4の動きの種々の自由度を示す。第一に、保持部8は、2つの垂直な傾斜軸a、bのまわりに、図4において部分的にのみ示された本体部2に対する回転運動を可能とするように構成される。第二に、基本懸架環9は、傾斜軸cのまわりに保持部8に対して傾斜可能である。図示された例においては、当該傾斜軸cは、保持部8の傾斜軸a、bのうちの一方に略平行に延在する。第三に、端部懸架環10は、図示された例においては基本懸架環9の傾斜軸c及び保持部8の傾斜軸a、bのうちの一方に略平行に延在する傾斜軸dのまわりに、基本懸架環9に対して傾斜可能である。更に図4は、図示された例においては、基本懸架環9の傾斜軸cが、切断ユニット4及び外部切断部材5に対して偏心位置を持ち、一方で端部懸架環10の傾斜軸dの上述した相対位置は中心位置であることを明らかに示している。第四に、外部切断部材5は、図示された例においては基本懸架環9、10の傾斜軸c、dに対して垂直に延在する傾斜軸eのまわりに、端部懸架環10に対して傾斜可能である。

0028

シェービング装置1の全体構成及びシェービング装置1の望ましい用途に鑑みると、限られた範囲の保持部8及び懸架環9、10の傾斜する動きしか必要とされないことは理解されよう。例えば、保持部8の傾斜する動きは、2つの逆向きの回転方向において、保持部8の既定位置から10°の範囲内であっても良く、基本懸架環9の傾斜する動きは、一方の回転方向のみにおいて、基本懸架環9の既定位置から10°の範囲内であっても良く、端部懸架環10の傾斜する動きは、2つの逆向きの回転方向において、端部懸架環10の既定位置から7°の範囲内であっても良い。

0029

本発明によるシェービング装置1においては、シェービング動作の対象となるべき肌の輪郭が追従される度合いが、向上させられる。この点において、互いに対して傾斜可能な少なくとも2つの部材9、10が存在する懸架構成において重要な特徴は、互いに対する懸架部材9、10の枢動接続の剛性が、基本懸架部材9の保持部8に対する枢動接続の剛性よりも低いことである。それ故、端部懸架部材10を回転させるために必要とされる運動量は、基本懸架部材9を回転させるために必要とされる運動量よりもかなり低い。この事実の利点は、優れた輪郭追従性能が、2つのレベルにおいて、即ち比較的小さな輪郭変化の領域のレベル及び比較的大きな輪郭変化の領域のレベルにおいて得られることであり、ここで端部懸架部材10が主に前者の領域のカバーを可能とする部材であり、基本懸架部材9が主に後者の領域のカバーを可能とする部材である。

0030

輪郭追従に寄与する他の要因は、肌のレベルに近い傾斜軸を持つことである。図示された例においては、基本懸架環9に対する端部懸架環10の傾斜軸dは、保持部8に対する基本懸架環9の傾斜軸cよりも肌のレベルに近い。この事実に基づいて、基本懸架環9のみがある状況、即ち端部懸架環10が省略された状況に対して、輪郭追従が改善される。傾斜軸が肌のレベルに近い場合、該傾斜軸のまわりの部材9、10の回転の間に外部切断部材5が肌の上を滑る程度は減少させられ、摩擦力に対する感度も減少させられる。

0031

種々の懸架部材9、10の傾斜軸c、dは、図示された例におけるように平行であっても良いが、相互に異なる向きを持っていても良く、互いに垂直でさえあっても良い。他の可能性は、2つよりも多い懸架部材9、10があり、端部懸架部材10及び背後にある中間懸架部材が、垂直な方向に傾斜可能であっても良いことである。枢動接続が種々の方向に実現される場合、該種々の方向における輪郭追従の能力が得られ、数個の方向のみの可動性の場合に対して改善された輪郭追従である。

0032

図5及び6は、切断ユニット4の第1の代替設計を示す。図2乃至4に示された切断ユニット4の設計に比べて、端部懸架部材10の形状が変わっている。とりわけ、切断ユニット4と肌との接触が起こる側から見て、端部懸架部材10の部分11が、内在する基本懸架部材9の一部をカバーするような形状とされる。図示された例においては、当該部分11は、シェービングヘッド3の中心とは逆を向く端部懸架部材10の側にある部分である。

0033

端部懸架部材10の該代替設計を用いると、シェービングユニット4の感触がシェービング装置1のユーザによって体感される態様が改善される。その理由は、端部懸架部材10の拡大された部分11により、滑らかな肌接触面が実現され、端部懸架部材10と基本懸架部材9との間の遷移の長さがカバーされ、それにより肌と接触することを防がれるからである。このようにして、外部切断部材5及び周囲の構造の肌の上の滑らかな動きの可能性が向上させられる。

0034

図7、8及び9は、切断ユニット4の第2の代替設計を示す。当該設計によれば、端部懸架部材10は、基本懸架部材9を完全にカバーすることが可能であり、それにより肌への接触が起こり得る場所において懸架部材9、10間の遷移がもはやなくなる。

0035

本発明の範囲は以上に議論された例に限定されるものではなく、添付される請求項において定義された本発明の範囲から逸脱することなく幾つかの変形及び変更が可能であることは、当業者には明らかであろう。図面及び以上の記述において説明され記載されたが、斯かる説明及び記載は説明するもの又は例示的なものであって、限定するものではないとみなされるべきである。本発明は開示された実施例に限定されるものではない。

0036

図面、説明及び添付される請求項を読むことにより、請求される本発明を実施化する当業者によって、開示された実施例に対する変形が理解され実行され得る。請求項において、「有する(comprising)」なる語は他の要素又はステップを除外するものではなく、「1つの(a又はan)」なる不定詞は複数を除外するものではない。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

0037

図面に示された本発明によるシェービング装置1の切断ユニット4の設計、即ち同心の構成の環を有する懸架部材9、10を備えた設計は、切断ユニット4の小型な構造を可能とすることに留意されたい。しかしながら、懸架部材9、10が保持部8と外部切断部材5との間に接続を構築することが可能であり、保持部8に対する懸架部材9、10の接続の位置と2つの懸架部材9、10が互いに接続される位置との両方において枢動接続があり、後者の接続の枢動剛性が前者の接続の枢動剛性よりも低い限りは、懸架部材9、10の他の形状及び構成も実現可能である。シェービングユニット4の懸架手段が2つよりも多い懸架部材を有する場合には、シェービング装置1の保持部8から離れたレベルにおける懸架部材の枢動構造の剛性が、保持部に近いレベルにおいてよりも低いことが重要である。

0038

完全さのため、切断ユニット4は、シェービング装置1の本体部2に対して着脱可能なように構成されても良いことは注記しておく。例えば、ユーザが洗浄の目的のためにシェービングヘッド3全体を本体部2から取り外すことが可能であっても良く、ここでシェービングヘッド3と本体部2との間の接続は容易な脱着を可能とするいずれの適切な態様で実現されても良い。

0039

1つよりも多い切断ユニット4を有するシェービング装置においては、枢動構造の枢動剛性が切断ユニット4毎に異なるようにすることも可能である。換言すれば、或る切断ユニット4の枢動構造の枢動剛性は、別の切断ユニット4の同様な枢動構造の枢動剛性と等しい必要はない。しかしながら、シェービング装置1においては、全ての切断ユニット4が本発明により構成されることが好適であり、即ち、以上に説明されたように、シェービング機器1の保持部8と離れた位置における切断ユニット4の懸架部材の枢動構造の剛性は、保持部8に最も近いレベルにおいてよりも低いことが好適である。

0040

本発明は、以下のように要約されることができる。シェービング装置1における使用のためのシェービングヘッド3は、外部切断部材5と内部切断部材とが配置された少なくとも1つの切断ユニット4を有する。とりわけ、該内部切断部材は可動式に構成され、該内部切断部材は毛に対して動くときに該毛に対して切断動作を実行するように構成される。外部切断部材5は、シェービング動作の対象となるべき肌に接触し、該肌から該内部切断部材へと毛を通すように機能する。この目的のため、外部切断部材5は、該内部切断部材をカバーするキャップ状の形状であっても良く、該キャップは開口7を備える。

0041

切断ユニット4に加えて、シェービングヘッド3は、シェービング装置1の本体部2に切断ユニット4を装着するための保持部8を有する。保持部8に対して外部切断部材5を懸架する目的のため、懸架手段が備えられる。本発明によれば、上述したように、該懸架手段は少なくとも2つの枢動構造を有し、1つの枢動構造は保持部に対して懸架手段の部材が枢動可能となるようにし、別の枢動構造は枢動部材に対して外部切断部材が枢動可能となるようにする。更に、後者の枢動構造の接続の枢動剛性は、前者の枢動剛性よりも低い。

0042

上述した懸架手段の特徴に基づいて肌輪郭追従が改善され、優れた輪郭追従性能が2つのレベルにおいて、即ち比較的小さな輪郭変化の領域のレベル及び比較的大きな輪郭変化の領域のレベルにおいて、得られる。

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