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技術 二重オフセットを有した手術器具

出願人 スミスアンドネフューインコーポレイテッド
発明者 ジェフリー・エー・シャープルーク・エー・ギブソンデーヴィッド・シー・ケルマン
出願日 2015年2月4日 (4年7ヶ月経過) 出願番号 2015-020102
公開日 2015年5月14日 (4年4ヶ月経過) 公開番号 2015-091420
状態 特許登録済
技術分野 補綴 手術用機器
主要キーワード ラッチデバイス 衝撃プレート 衝撃表面 性能要因 介在位置 上向き成分 オフセット構成 回り継ぎ手
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年5月14日)のものです。
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図面 (20)

課題

本発明は、前方アプローチによる人工股関節置換手術において使用される器具(例えば、40)に関する。

解決手段

本発明のある種の特徴点に基づく器具は、例えばブローチリーマーや切骨刀といったような成形部材(例えば、42)に対して連結される。成形部材は、人工股関節全置換手術のために、所望の大腿骨(18)のまたは他の骨の脊髄内管(30)を準備するために使用される。そのような特徴点に基づくそのような器具は、左脚または右脚のいずれかに対して動作し得るように構成され、それにより、成形部材に対しての外向オフセットおよび前方オフセット器具ハンドル(例えば、44)に提供することができる。これにより、患者の腸や筋肉組織や他の身体部分を回避しつつ、脊髄内管を準備し得るよう成形部材に対して所望のレバレッジ制御性とを提供することができる。

概要

背景

侵襲的な外科手術は、人工股関節置換(THA手術において一般的なものとなってきている。利点は、軟組織の損傷が最小であることであり、回復時間および治癒時間を低減できることであり、入院の長さを低減することである。そのような低侵襲的なTHA技術の1つのバージョンは、例えば、大腿筋膜張筋大腿直筋との間の入口を使用するいわゆる「前方アプローチ」または「直接的な前方アプローチ」である。このアプローチにおいては、それら筋肉の間のインターバル寛骨臼および大腿骨の準備のために利用することができ、筋肉の損傷の最小化しつつさらに切開長さを制限しつつさらに他の利点を活用しつつ、股関節カプセルを一次的に露出させることができる。

しかしながら、大腿ステム受領し得るよう基端大腿脊髄内管を準備するために、基端側大腿脊髄内管を露出することは、そのような前方アプローチTHAにおいては、問題となり得る。一般に、対象をなす脚は、伸長外旋内転とが可能に配置することができる。大腿骨基端部は、ウィングリトラクタを使用して、脊髄内管をさらに露出させることができ、これにより、従来の切開より短い長さでアクセスを行うことができる。一部の患者の、例えば腸または筋肉組織といったような解剖学的特徴物に関しては、それでもなお、より短い切開口を通して大腿内管にアクセスして準備するに際して、問題が起こり得る。より詳細には、切開口に対しての向きを修正するための大腿骨基端部の利用は、および、脊髄内管を準備するために切開口を通しての直接的な器具の利用は、太っている患者または筋骨たくましい患者の腸または筋肉組織によって妨害され得る。特別な器具ハンドルが、そのようなケースのために開発された。その特別な器具ハンドルは、前方オフセットと、側方オフセットと、を備えている。例えばブローチまたは切骨刀といったような骨成形部材は、そのようなハンドルの先端部に対して連結することができ、大腿骨の脊髄内管内へと切開口を通して挿入することができ、ハンドルの前方オフセットおよび側方オフセットのおかげで腸または他の筋肉組織を回避するように操作することができる。これについては、特許文献1および非特許文献1,2を参照することができる。これら文献の記載内容は、参考のためここに組み込まれる。

概要

本発明は、前方アプローチによる人工股関節全置換手術において使用される器具(例えば、40)に関する。本発明のある種の特徴点に基づく器具は、例えばブローチやリーマーや切骨刀といったような成形部材(例えば、42)に対して連結される。成形部材は、人工股関節全置換手術のために、所望の大腿骨(18)のまたは他の骨の脊髄内管(30)を準備するために使用される。そのような特徴点に基づくそのような器具は、左脚または右脚のいずれかに対して動作し得るように構成され、それにより、成形部材に対しての外向きオフセットおよび前方オフセットを器具ハンドル(例えば、44)に提供することができる。これにより、患者の腸や筋肉組織や他の身体部分を回避しつつ、脊髄内管を準備し得るよう成形部材に対して所望のレバレッジ制御性とを提供することができる。

目的

利点は、軟組織の損傷が最小であることであり、回復時間および治癒時間を低減できることであり、入院の長さを低減することである

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

プロテーゼステム構成部材患者埋設するために骨髄内管手術をするための器具であって、負のz方向に延在している桿体状のシャフトを含んでいるハンドルと;正のx方向成分又は負のx方向成分を有する第1方向に延在可能とされる第1オフセットと;負のy方向成分を有する第2方向に延在している第2オフセットと;負のz方向成分を有する挿入部材方向において、前記第1オフセット又は前記第2オフセットから延在している挿入部材と;を備えている前記器具において、前記ハンドルが、前記第1オフセット又は前記第2オフセットに連結されており、前記負のy方向成分と前記負のz方向成分とが、互いに対して直交しており、且つ、前記正のx方向成分及び前記負のx方向成分に対して直交しており、前記ハンドルと前記挿入部材とが、互いに対して非平面関係で配置されていることを特徴とする器具。

請求項2

請求項1に記載の器具において、前記第1オフセット及び前記第2オフセットのうち一方のオフセットが、前記一方のオフセットが正のx方向又は負のx方向において延在しているように、前記ハンドルに対して回転可能とされた支点を介して前記ハンドルに連結されており、これにより、前記器具が、患者の右脚又は左脚に対して使用可能とされることを特徴とする器具。

請求項3

請求項1に記載の器具において、前記ハンドルが、正のx方向に面している前記ハンドルの第1面において、又は負のx方向に面している前記ハンドルの第2面において、前記第2オフセットに連結されるように構成されており、これにより、前記第1オフセットが形成されることを特徴とする器具。

請求項4

請求項1に記載の器具において、前記挿入部材が、カット部材を備えていることを特徴とする器具。

請求項5

請求項1に記載の器具において、前記器具が、衝撃プレートを備えていることを特徴とする器具。

請求項6

請求項1に記載の器具において、前記器具が、オフセットを具備する別体のアダプタ構成部材を備えていることを特徴とする器具。

請求項7

請求項6に記載の器具において、前記アダプタ構成部材が、(a)ボディと;(b)前記ボディに連結されていると共に、前記ハンドルに連結されるように構成されている少なくとも1つのポストと;(c)ロックされた態様で前記挿入部材を受容しているキャビティと;を備えており、前記アダプタ構成部材が、前記挿入部材の長手方向軸線に対して直交した第1方向と前記挿入部材の長手方向軸線を有する第2方向とにおいて延在していることを特徴とする器具。

技術分野

0001

本出願は、2009年11月20日付けの米国特許出願第12/623,030号の優先権を主張するものである。この文献の記載内容は、参考のためここに組み込まれる。

0002

本発明の特徴は、一般に、整形外科手術において使用される器具に関するものであり、より詳細には、人工股関節置換手術において使用される器具に関するものである。

背景技術

0003

侵襲的な外科手術は、人工股関節全置換(THA)手術において一般的なものとなってきている。利点は、軟組織の損傷が最小であることであり、回復時間および治癒時間を低減できることであり、入院の長さを低減することである。そのような低侵襲的なTHA技術の1つのバージョンは、例えば、大腿筋膜張筋大腿直筋との間の入口を使用するいわゆる「前方アプローチ」または「直接的な前方アプローチ」である。このアプローチにおいては、それら筋肉の間のインターバル寛骨臼および大腿骨の準備のために利用することができ、筋肉の損傷の最小化しつつさらに切開長さを制限しつつさらに他の利点を活用しつつ、股関節カプセルを一次的に露出させることができる。

0004

しかしながら、大腿ステム受領し得るよう基端大腿脊髄内管を準備するために、基端側大腿脊髄内管を露出することは、そのような前方アプローチTHAにおいては、問題となり得る。一般に、対象をなす脚は、伸長外旋内転とが可能に配置することができる。大腿骨基端部は、ウィングリトラクタを使用して、脊髄内管をさらに露出させることができ、これにより、従来の切開より短い長さでアクセスを行うことができる。一部の患者の、例えば腸または筋肉組織といったような解剖学的特徴物に関しては、それでもなお、より短い切開口を通して大腿内管にアクセスして準備するに際して、問題が起こり得る。より詳細には、切開口に対しての向きを修正するための大腿骨基端部の利用は、および、脊髄内管を準備するために切開口を通しての直接的な器具の利用は、太っている患者または筋骨たくましい患者の腸または筋肉組織によって妨害され得る。特別な器具ハンドルが、そのようなケースのために開発された。その特別な器具ハンドルは、前方オフセットと、側方オフセットと、を備えている。例えばブローチまたは切骨刀といったような骨成形部材は、そのようなハンドルの先端部に対して連結することができ、大腿骨の脊髄内管内へと切開口を通して挿入することができ、ハンドルの前方オフセットおよび側方オフセットのおかげで腸または他の筋肉組織を回避するように操作することができる。これについては、特許文献1および非特許文献1,2を参照することができる。これら文献の記載内容は、参考のためここに組み込まれる。

0005

米国特許出願シリアル番号第10/991,641号、2004年11月18日出願、題名「Surgical Technique and Instrumentation for Minimal Incision Hip Arthroplasty Surgery」
米国特許出願シリアル番号第12/412,527号、2009年3月27日出願、題名「Surgical Technique and Instrumentation for Minimal Incision Hip Arthroplasty Surgery」

先行技術

0006

M. Nogler, et al., A Double Offset ShapingMember Handle for Preparation of the Femoral Cavity in Minimally Invasive Direct Anterior Total Hip Arthroplasty, 21 J. Arthroplasty, pp. 1206-1208 (No. 8, 2006);

発明が解決しようとする課題

0007

しかしながら、そのような器具は、物理的に大きくて重いものである。さらに、必要とされた外向きオフセットを提供するためには、左右の大腿骨の各々に関して、それぞれ個別の器具が必要とされる。それに伴う問題点は、とりわけ、物流管理と、在庫の必要性と、コストと、である。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、THAや他の同様の手術のための器具に関するものである。器具は、例えば大腿骨といったような、左のボディ部材または右のボディ部材に関しての手術に際して使用することができる。

0009

本発明のある種の特徴点においては、患者の左脚右脚との双方の骨髄内管を成形するための器具であって、(a)ハンドル長手方向軸線を備えたハンドルと;(b)成形部材であるとともに、骨を成形し得るように構成された構造と、成形部材長手方向軸線と、介在協力構造を有した連結構造と、を備えた成形部材と;(c)成形部材に対してハンドルを物理的に連結するオフセット部材であるとともに、成形部材の成形部材長手方向軸線に対して直交した第1方向における第1方向成分と成形部材長手方向軸線の方向における第2方向成分とを有したオフセット方向に延在した、オフセット部材と;(d)その場合、オフセット部材が、(i)成形部材長手方向軸線がハンドル長手方向軸線に対して実質的に平行であるようにして、成形部材の連結構造を受領し得るよう構成された第1開口と、(ii)成形部材長手方向軸線がハンドル長手方向軸線に対して実質的に平行であるようにして、成形部材の連結構造を受領し得るよう構成された第2開口と、(e)保持デバイスまたは保持部材であるとともに、アクチュエータと少なくとも1つの介在構造とを備え、アクチュエータが駆動されたときには、保持デバイスまたは保持部材が、成形部材の連結構造の介在協力構造に対して少なくとも1つの介在構造を介在させ得るよう構成された、保持デバイスまたは保持部材と;を具備している器具が提供される。

0010

これに代えて、あるいは、これに加えて、成形部材は、参照平面を備えることができ、第1開口および第2開口は、成形部材の成形部材長手方向に対して直交した第1方向が、成形部材が第1開口に対して連結されたときには成形部材の参照平面を二分するようにして、また、成形部材が第2開口に対して連結されたときには、成形部材の参照平面を二分するようにして、成形部材の連結構造を受領し得るよう構成されている。

0011

これに代えて、あるいは、これに加えて、成形部材は、参照平面を備えることができ、成形部材が第1開口に対して連結されたときには、第1開口および第2開口が、成形部材の連結構造を受領し得るよう構成され、成形部材が第2開口に対して連結されたときには、成形部材の参照平面が、成形部材の参照平面に対して実質的に直交している。

0012

これに代えて、あるいは、これに加えて、成形部材は、ブローチとすることができる。

0013

これに代えて、あるいは、これに加えて、成形部材は、プロテーゼの大腿構成部材ステムを受領するための大腿骨中央キャビティの準備のための大腿骨成形部材とすることができる。

0014

これに代えて、あるいは、これに加えて、器具は、さらに、第1傾斜面および第2傾斜面を有した衝撃プレートを具備することができ、第1傾斜面が、オフセット部材上の第1開口に対応し、第2傾斜面が、オフセット部材上の第2開口に対応する。

0015

これに代えて、あるいは、これに加えて、オフセット部材は、少なくとも2つのオフセット方向に延在することができる。

0016

これに代えて、あるいは、これに加えて、オフセット方向は、第3方向成分を備えることができ、この第3方向成分は、第1方向成分と、第2方向成分と、成形部材の長手方向軸線と、に対して直交している。

0017

これに代えて、あるいは、これに加えて、オフセット部材は、第1当接表面と、第2当接表面と、を備えることができ、第1当接表面が、第1開口に対応するとともに、成形部材の基端面に対して当接し得るように構成され、第2当接表面が、第2開口に対応するとともに、成形部材の基端面に対して当接し得るように構成されている。

0018

これに代えて、あるいは、これに加えて、保持デバイスまたは保持部材のアクチュエータは、成形部材の連結構造の介在協力構造に対して介在されたときには、介在構造を所定位置ロックし得るよう構成されたオーバーセンターリンクを備えることができ、介在構造は、少なくとも1つの爪を備えている。

0019

これに代えて、あるいは、これに加えて、保持デバイスまたは保持部材のアクチュエータは、くさびを備えることができ、介在構造は、少なくとも1つの爪を備え、くさびは、少なくとも1つの爪を、成形部材の連結構造の介在協力構造に対しての介在位置へと付勢することができる。

0020

これに代えて、患者内にプロテーゼステム構成部材埋設のために骨髄内管上において動作するための器具であって、負のz方向に延在した長尺シャフトを備えたハンドルと;正のx方向成分または負のx方向成分を有した第1方向に延在し得る第1オフセットと;負のy方向成分を有した第2方向に延在する第2オフセットと;第1オフセットまたは第2オフセットのいずれかから、負のz方向成分を有した挿入部材方向に延在した挿入部材と;を具備し、ハンドルが、第1オフセットまたは第2オフセットのいずれかに対して連結され、負のy方向成分と負のz方向成分とが、互いに直交しているとともに、正のx方向成分および負のx方向成分に対して直交しており、ハンドルと挿入部材とが、互いに対して非平面関係で配置されている器具が提供される。

0021

これに代えて、あるいは、これに加えて、両オフセットの一方は、ハンドルに対して回転可能とされた支点を介してハンドルに対して連結することができ、これにより、両オフセットのその一方は、正のx方向にまたは負のx方向に延在し、これにより、器具を、患者の右脚または左脚に対して使用可能とされる。

0022

これに代えて、あるいは、これに加えて、ハンドルは、ハンドルのうちの、正のx方向に面した第1面上と、ハンドルのうちの、負のx方向に面した第2面上と、の一方において、第2オフセットに対して連結され得るよう構成することができ、これにより、第1オフセットを形成することができる。

0023

これに代えて、あるいは、これに加えて、挿入部材は、カット部材を備えることができる。

0024

これに代えて、患者内にプロテーゼステム構成部材の埋設のために骨髄内管上において動作するための器具であって、負のz方向に延在する長尺シャフトを備えたハンドルと;ハンドルに対して連結されたオフセットであるとともに、負のy方向成分を有した第1方向に延在し、さらに、正のx方向成分または負のx方向成分を有した第2方向に延在し得るような、オフセットと;オフセットから負のz方向成分を有した成形部材方向に延在した成形部材と;を具備し、負のy方向成分と負のz方向成分とが、互いに対して直交しているとともに、x方向成分と負のx方向成分とに対して直交しており、ハンドルと成形部材とが、互いに対して非平面関係で配置され、成形部材が、カット部材を備えている器具が提供される。

0025

これに代えて、あるいは、これに加えて、オフセットは、支点を介してハンドルに対して連結することができ、ハンドルおよび支点は、互いに対して回転することができる。これにより、オフセットは、正のx方向成分または負のx方向成分を有した方向に延在することができる。これにより、器具を、患者の右脚または左脚に対して使用可能とすることができる。

0026

これに代えて、患者内にプロテーゼステム構成部材の埋設のために骨髄内管上において動作するための器具であって、負のz方向に延在する第1部分と、正のx方向成分または負のx方向成分と負のy方向成分とを有した方向に延在する第2部分と、負のz方向成分を有した方向に延在する第3部分と、を備えたハンドル部材を具備し、ここで、負のy方向成分と負のz方向成分とが、互いに直交してとともに、負のy方向成分と負のz方向成分とが、正のx方向成分および負のx方向成分に対して直交しており、さらに、ハンドル部材の第1部分または第3部分に対して連結され得るよう構成された衝撃プレートと;ハンドル部材の第1部分または第3部分に対して連結され得るよう構成された成形部材と;を具備し、衝撃プレートがハンドル部材の第1部分に対して連結され、成形部材がハンドル部材の第3部分に対して連結されたときには、器具は、患者の第1脚上において動作するために構成され、また、衝撃プレートがハンドル部材の第3部分に対して連結され、成形部材がハンドル部材の第1部分に対して連結されたときには、器具は、患者の第2脚上において動作するために構成されるような、器具が提供される。

0027

これに代えて、あるいは、これに加えて、成形部材は、大腿骨成形部材とすることができる。

0028

これに代えて、あるいは、これに加えて、成形部材は、ブローチとすることができる。

0029

また、患者の右脚または左脚の骨髄内管内へとプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法であって、患者の左脚と右脚との双方の骨髄内管を成形し得る器具を準備し、この器具を、(a)ハンドル長手方向軸線を備えたハンドルと;(b)成形部材であるとともに、骨を成形し得るように構成された構造と、成形部材長手方向軸線と、介在協力構造を備えた連結構造と、を備えた成形部材と;(c)成形部材に対してハンドルを物理的に連結するオフセット部材であるとともに、成形部材の長手方向軸線に対して直交している第1方向における第1方向成分と、成形部材長手方向軸線の方向における第2方向成分と、を有したオフセット方向に延在しているオフセット部材であり、さらに、(d)オフセット部材が、(i)成形部材長手方向軸線がハンドル長手方向軸線に対して実質的に平行であるようにして、成形部材の連結構造を受領し得るよう構成された第1開口と、(ii)成形部材長手方向軸線がハンドル長手方向軸線に対して実質的に平行であるようにして、成形部材の連結構造を受領し得るよう構成された第2開口と、を備えたオフセット部材と;(e)保持デバイスまたは保持部材であるとともに、アクチュエータと少なくとも1つの介在構造とを備え、アクチュエータが駆動されたときには、保持デバイスまたは保持部材が、成形部材の連結構造の介在協力構造に対して少なくとも1つの介在構造を介在させ得るよう構成された、保持デバイスまたは保持部材と;を具備したものとし;患者の左脚または右脚のいずれかを、プロテーゼステム構成部材の埋設のための脚として選択し;成形部材を第1開口または第2開口に対して連結することによって、器具を、選択された脚上において動作するように構成し;外科的な切開口を通して器具を選択された脚の骨髄内管内へと挿入し;器具を、選択された脚の骨髄内管上において動作させ;選択された脚の骨髄内管から器具を取り外し;プロテーゼステム構成部材を、選択された脚の骨髄内管に取り付け;これにより、手術を完了させる、という方法が提供される。

0030

これに代えて、あるいは、これに加えて、また、プロテーゼステム構成部材を埋設するための方法であって、患者の左脚または右脚の双方の骨髄内管を成形し得る器具を準備し、ここで、器具を、ハンドルに対して連結された衝撃プレートを具備したものとし、衝撃プレートを、第1傾斜面および第2傾斜面を有したものとし、第1傾斜面を、オフセット部材上の第1開口に対応したものとし、第2傾斜面を、オフセット部材上の第2開口に対応したものとし;選択された脚の骨髄内管上において器具を動作させ、その際、第1傾斜面と第2傾斜面とのうちの所定の一方に対して衝撃する、という方法が提供される。

0031

これに代えて、あるいは、これに加えて、また、患者の右脚または左脚の骨髄内管内へとプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法であって、プロテーゼステム構成部材を埋設し得るよう患者の右脚または左脚の骨髄内管上において動作し得る器具を準備し、ここで、器具を、負のz方向に下向きに延在した長尺シャフトを備えたハンドルと;正のx方向成分または負のx方向成分を有した第1方向において長尺シャフトの底部から延在し得る第1オフセットと;第1オフセットから、負のy方向成分を有した第2方向に延在する第2オフセットと;骨を成形し得るよう構成された構造を備えた成形部材であるとともに、第2オフセットから、負のz方向成分を有した成形部材方向に延在した成形部材と;を具備したものとし、負のy方向成分と負のz方向成分とを、互いに直交したものとし、負のy方向成分と負のz方向成分とを、正のx方向成分および負のx方向成分に対して直交したものとし、ハンドルと挿入部材とを、互いに対して非平面関係で配置されているものとし、患者の左脚または右脚のいずれかを、プロテーゼステム構成部材の埋設のための脚として選択し;第1オフセットをハンドルから正のx方向成分を有した方向または負のx方向成分を有した方向のいずれかに延在させることによって、器具を、選択された脚上において動作するように構成し;外科的な切開口を通して器具を選択された脚の骨髄内管内へと挿入し;器具を、選択された脚の骨髄内管上において動作させ;選択された脚の骨髄内管から器具を取り外し;プロテーゼステム構成部材を、選択された脚の骨髄内管に取り付け;これにより、手術を完了させる、という方法が提供される。

0032

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法であって、器具を、ハンドルに対して連結された衝撃プレートを具備したものとし、衝撃プレートを、第1傾斜面および第2傾斜面を有したものとし、第1傾斜面を、オフセット部材上の第1開口に対応したものとし、第2傾斜面を、オフセット部材上の第2開口に対応したものとし;選択された脚の骨髄内管上において器具を動作させ、その際、第1傾斜面と第2傾斜面とのうちの所定の一方に対して衝撃する、という方法が提供される。

0033

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法においては、前方手術切開口内へと器具を挿入することができる。

0034

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法においては、低侵襲的な切開口内へと器具を挿入することができる。

0035

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法においては、4cm〜16cmという長さの切開口内へと器具を挿入することができる。

0036

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法においては、大腿骨成形部材を挿入することができる。

0037

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法においては、ブローチを挿入することができる。

0038

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法であって、プロテーゼステム構成部材を埋設し得るよう患者の右脚または左脚の骨髄内管上において動作し得る器具を準備し、ここで、器具を、負のz方向に延在した長尺シャフトを備えたハンドルと;ハンドルに対して連結されたオフセットであるとともに、負のy方向成分を有した第1方向において延在し、
正のx方向成分または負のx方向成分を有した第2方向に延在し得る、オフセットと;オフセットから下向きに、負のz方向成分を有した成形部材方向に延在した成形部材と;を具備したものとし、負のy方向成分と負のz方向成分とを、互いに直交したものとするとともに、正のx方向成分および負のx方向成分に対して直交したものとし、ハンドルと成形部材とを、互いに対して非平面関係で配置されているものとし、成形部材を、カット部材を備えたものとし、患者の左脚または右脚のいずれかを、プロテーゼステム構成部材の埋設のための脚として選択し;第1オフセットをハンドルから正のx方向成分を有した方向または負のx方向成分を有した方向のいずれかに延在させることによって、器具を、選択された脚上において動作するように構成し;外科的な切開口を通して器具を選択された脚の骨髄内管内へと挿入し;器具を、選択された脚の骨髄内管上において動作させ;選択された脚の骨髄内管から器具を取り外し;プロテーゼステム構成部材を、選択された脚の骨髄内管に取り付け;これにより、手術を完了させる、という方法が提供される。

0039

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法であって、器具を、ハンドルに対して連結された衝撃プレートを具備したものとし、衝撃プレートを、第1傾斜面および第2傾斜面を有したものとし、第1傾斜面を、オフセット部材上の第1開口に対応したものとし、第2傾斜面を、オフセット部材上の第2開口に対応したものとし;選択された脚の骨髄内管上において器具を動作させ、その際、第1傾斜面と第2傾斜面とのうちの所定の一方に対して衝撃する、という方法が提供される。

0040

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法においては、大腿骨成形部材を挿入することができる。

0041

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法においては、ブローチを挿入することができる。

0042

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内へとプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法であって、患者の左脚と右脚との双方の骨髄内管を成形し得る器具を準備し、この器具を、負のz方向に延在する第1部分と、(i)正のx方向成分または負のx方向成分と(ii)負のy方向成分とを有した方向に延在する第2部分と、負のz方向成分を有した方向に延在する第3部分と、を備えたハンドル部材を具備し、ここで、負のy方向成分と負のz方向成分とが、互いに直交してとともに、負のy方向成分と負のz方向成分とが、正のx方向成分および負のx方向成分に対して直交しており、さらに、ハンドル部材の第1部分または第3部分に対して連結され得るよう構成された衝撃プレートと;ハンドル部材の第1部分または第3部分に対して連結され得るよう構成された成形部材と;を具備し、衝撃プレートがハンドル部材の第1部分に対して連結され、成形部材がハンドル部材の第3部分に対して連結されたときには、器具は、患者の第1脚上において動作するために構成され、また、衝撃プレートがハンドル部材の第3部分に対して連結され、成形部材がハンドル部材の第1部分に対して連結されたときには、器具は、患者の第2脚上において動作するために構成されるようなものとし;患者の左脚または右脚のいずれかを、プロテーゼステム構成部材の埋設のための脚として選択し;成形部材を第1開口または第2開口に対して連結することによって、器具を、選択された脚上において動作するように構成し;外科的な切開口を通して器具を選択された脚の骨髄内管内へと挿入し;器具を、選択された脚の骨髄内管上において動作させ;選択された脚の骨髄内管から器具を取り外し;プロテーゼステム構成部材を、選択された脚の骨髄内管に取り付け;これにより、手術を完了させる、という方法が提供される。

0043

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の右脚または左脚の骨髄内管内にプロテーゼステム構成部材を埋設するための方法においては、器具を、衝撃プレートを具備したものとすることができ、衝撃プレートを、第1傾斜面および第2傾斜面を有したものとし、第1傾斜面を、オフセット部材上の第1開口に対応したものとし、第2傾斜面を、オフセット部材上の第2開口に対応したものとし;選択された脚の骨髄内管上において器具を動作させ、その際、第1傾斜面と第2傾斜面とのうちの所定の一方に対して衝撃することができる。

0044

これに代えて、あるいは、これに加えて、器具は、さらに、オフセットを備えた個別のアダプタ構成部材を具備することができる。

0045

これに代えて、あるいは、これに加えて、患者の脚の骨髄内管を成形するための成形部材に対してハンドルを連結し得るアダプタであって、ハンドルが、ハンドル長手方向軸線を有し、成形部材が、成形部材長手方向軸線を有している場合に、アダプタが、(a)ボディと;(b)このボディに対して連結されていて、さらに、ハンドルに対して連結され得るよう構成された、少なくとも1つのポストと;(c)ロックされた態様で挿入部材を受領するキャビティと;を具備し、キャビティの長手方向軸線に対してのポストの長手方向軸線が、成形部材長手方向軸線がハンドル長手方向軸線に対して実質的に平行であるようにして、成形部材を連結し得るような向きとされ、アダプタが、成形部材の長手方向軸線に対して直交した第1方向における第1方向成分と、成形部材の長手方向軸線の方向における第2方向成分と、を有したオフセット方向に延在しているような、アダプタが提供される。

0046

これに代えて、あるいは、これに加えて、アダプタであって、2つのポストを具備し、それらポストのうちの一方が、患者の右脚の骨髄内管を成形し得るよう構成され、それらポストのうちの他方が、患者の左脚の骨髄内管を成形し得るよう構成されているような、アダプタが提供される。

0047

本発明の少なくともいくつかのバージョンのさらなる特徴点および利点は、それらの構造および作用と一緒に、添付図面を参照しつつ、以下において詳細に説明される。
付記項1]
患者の左脚と右脚との双方の骨髄内管を成形するための器具であって、
(a)ハンドル長手方向軸線を備えたハンドルと;
(b)成形部材であるとともに、
骨を成形し得るように構成された構造と、
成形部材長手方向軸線と、
介在協力構造を有した連結構造と、
を備えた成形部材と;
(c)前記成形部材に対して前記ハンドルを物理的に連結するオフセット部材であるとともに、前記成形部材の前記成形部材長手方向軸線に対して直交した第1方向における第1方向成分と前記成形部材長手方向軸線の方向における第2方向成分とを有したオフセット方向に延在した、オフセット部材と;
(d)その場合、前記オフセット部材が、
(i)前記成形部材長手方向軸線が前記ハンドル長手方向軸線に対して実質的に平行であるようにして、前記成形部材の前記連結構造を受領し得るよう構成された第1開口と、
(ii)前記成形部材長手方向軸線が前記ハンドル長手方向軸線に対して実質的に平行であるようにして、前記成形部材の前記連結構造を受領し得るよう構成された第2開口と、
(e)保持デバイスまたは保持部材であるとともに、アクチュエータと少なくとも1つの介在構造とを備え、前記アクチュエータが駆動されたときには、保持デバイスまたは保持部材が、前記成形部材の前記連結構造の前記介在協力構造に対して前記少なくとも1つの介在構造を介在させ得るよう構成された、保持デバイスまたは保持部材と;
を具備していることを特徴とする器具。
[付記項2]
付記項1記載の器具において、
前記成形部材が、参照平面を備え、
前記第1開口および前記第2開口が、前記成形部材の前記成形部材長手方向に対して直交した前記第1方向が、前記成形部材が前記第1開口に対して連結されたときには前記成形部材の前記参照平面を二分するようにして、また、前記成形部材が前記第2開口に対して連結されたときには、前記成形部材の前記参照平面を二分するようにして、前記成形部材の前記連結構造を受領し得るよう構成されていることを特徴とする器具。
[付記項3]
付記項1記載の器具において、
前記成形部材が、参照平面を備え、
前記成形部材が前記第1開口に対して連結されたときには、前記第1開口および前記第2開口が、前記成形部材の前記連結構造を受領し得るよう構成され、
前記成形部材が前記第2開口に対して連結されたときには、前記成形部材の前記参照平面が、前記成形部材の前記参照平面に対して実質的に直交していることを特徴とする器具。
[付記項4]
付記項1記載の器具において、
さらに、第1傾斜面および第2傾斜面を有した衝撃プレートを具備し、
前記第1傾斜面が、前記オフセット部材上の前記第1開口に対応し、
前記第2傾斜面が、前記オフセット部材上の前記第2開口に対応することを特徴とする器具。
[付記項5]
付記項1記載の器具において、
前記オフセット部材が、少なくとも2つのオフセット方向において延在していることを特徴とする器具。
[付記項6]
付記項1記載の器具において、
前記オフセット方向が、第3方向成分を備え、
この第3方向成分が、前記第1方向成分と、前記第2方向成分と、前記成形部材の前記長手方向軸線と、に対して直交していることを特徴とする器具。
[付記項7]
付記項1記載の器具において、
前記オフセット部材が、第1当接表面と、第2当接表面と、を備え、
前記第1当接表面が、前記第1開口に対応するとともに、前記成形部材の基端面に対して当接し得るように構成され、
前記第2当接表面が、前記第2開口に対応するとともに、前記成形部材の基端面に対して当接し得るように構成されていることを特徴とする器具。
[付記項8]
付記項1記載の器具において、
前記保持デバイスまたは前記保持部材の前記アクチュエータが、前記成形部材の前記連結構造の前記介在協力構造に対して介在されたときには、前記介在構造を所定位置にロックし得るよう構成されたオーバーセンターリンクを備え、
前記介在構造が、少なくとも1つの爪を備えていることを特徴とする器具。
[付記項9]
患者内にプロテーゼステム構成部材の埋設のために骨髄内管上において動作するための器具であって、
負のz方向に延在した長尺シャフトを備えたハンドルと;
正のx方向成分または負のx方向成分を有した第1方向に延在し得る第1オフセットと;
負のy方向成分を有した第2方向に延在する第2オフセットと;
前記第1オフセットまたは前記第2オフセットのいずれかから、負のz方向成分を有した挿入部材方向に延在した挿入部材と;
を具備し、
前記ハンドルが、前記第1オフセットまたは前記第2オフセットのいずれかに対して連結され、
前記負のy方向成分と前記負のz方向成分とが、互いに直交しているとともに、正のx方向成分および負のx方向成分に対して直交しており、
前記ハンドルと前記挿入部材とが、互いに対して非平面関係で配置されていることを特徴とする器具。
[付記項10]
付記項9記載の器具において、
前記両オフセットの一方が、前記ハンドルに対して回転可能とされた支点を介して前記ハンドルに対して連結され、これにより、前記両オフセットのその一方が、正のx方向にまたは負のx方向に延在し、これにより、前記器具を、患者の右脚または左脚に対して使用可能とされていることを特徴とする器具。
[付記項11]
付記項9記載の器具において、
前記ハンドルが、前記ハンドルのうちの、正のx方向に面した第1面上と、前記ハンドルのうちの、負のx方向に面した第2面上と、の一方において、前記第2オフセットに対して連結され得るよう構成され、これにより、前記第1オフセットを形成することができることを特徴とする器具。
[付記項12]
付記項9記載の器具において、
前記挿入部材が、カット部材を備えていることを特徴とする器具。
[付記項13]
付記項9記載の器具において、
さらに、衝撃プレートを具備していることを特徴とする器具。
[付記項14]
付記項9記載の器具において、
さらに、前記オフセットを備えた個別のアダプタ構成部材を具備していることを特徴とする器具。
[付記項15]
付記項14記載の器具において、
前記アダプタ構成部材が、
(a)ボディと;
(b)このボディに対して連結されていて、さらに、前記ハンドルに対して連結され得るよう構成された、少なくとも1つのポストと;
(c)ロックされた態様で前記挿入部材を受領するキャビティと;
を具備し、
前記アダプタ構成部材が、前記挿入部材の長手方向軸線に対して直交した第1方向と、前記挿入部材の長手方向軸線を有した第2方向と、において、延在していることを特徴とする器具。

図面の簡単な説明

0048

本発明の様々な特徴点に関連する解剖学的部分を示す図であって、臼蓋窩骨盤ケージとに対して配置された左大腿骨が示されており、参照軸および座標系も図示されている。
図1の解剖学的部分を、大腿骨の頭部を切除した状況で示す図である。
図2の解剖学的部分を、脊髄内管の露出のためにさらに外向きに大腿骨を回転させた状況で示す図である。
図3の解剖学的部分を、脊髄内管のさらなる露出のために大腿骨をさらに内転させた状況で示す図である。
図4の解剖学的部分を示す図であって、脊髄内管のさらなる追加的な露出のために、大腿骨は、さらに伸長状態で配置されている。
本発明の様々な特徴点を備えた器具を示す斜視図であって、器具は、左大腿骨上において動作するための第1構成とされた挿入部材と組み立てられている。
図6器具アセンブリを示す斜視図であって、器具アセンブリは、右大腿骨上において動作するための第2構成とされている。
図6の器具アセンブリを示す図であって、器具アセンブリは、左大腿骨上において動作するために配置されている。
図7の器具アセンブリを示す図であって、右大腿骨上において動作するために配置されている。
患者に対して配置された図6の器具を概略的に示す図である。
骨盤ケージおよび左臼蓋窩に対して配置された図6の器具アセンブリを示す斜視図である。
骨盤ケージおよび右臼蓋窩に対して配置された図7の器具アセンブリを示す斜視図である。
骨盤ケージおよび左大腿骨に対して配置された図6の器具アセンブリを示す図であって、左大腿脊髄内管に対してアクセスしている際に、器具により提供されるオフセットによって、腸領域に対しての干渉が回避される様子を示している。
骨盤ケージおよび右大腿骨に対して配置された図7の器具アセンブリを示す図であって、右大腿脊髄内管に対してアクセスしている際に、器具により提供されるオフセットによって、腸領域に対しての干渉が回避される様子を示している。
矢状面内において左大腿骨および腸領域に対して配置された図6の器具アセンブリの側方からの斜視図である。
骨盤ケージおよび右大腿骨に対して配置された図7の器具アセンブリを示す図であって、器具の骨成形部材に対して力が印加される様子が示されており、これにより、腸領域による不適切な干渉を起こすことなく右大腿骨の脊髄内管を準備することができる。
本発明の様々な特徴点を有した器具を示す斜視図であって、骨成形部材を、2つの異なる構成(左右の大腿骨上において動作するための構成)を同時に器具上に重ね合わせて示している。
器具を示す他の斜視図であって、図17の骨成形部材の重ね合わされた構成を示している。
器具を示す上方からの斜視図であって、図17の骨成形部材の重ね合わされた構成を示している。
図6の器具アセンブリを示す後方からの斜視図である。
図20の器具アセンブリを示す内側からの斜視図である。
図20の器具アセンブリを示す上方からの斜視図である。
図7の器具アセンブリを示す後方からの斜視図である。
図23の器具アセンブリを示す内側からの斜視図である。
図23の器具アセンブリを示す上方からの斜視図である。
図6図11および図9図25の器具を示す正面図である。
図6の器具アセンブリを示す側方からの斜視図であって、成形部材をロックするために配置されたロック用リンク構造がより明瞭に図示されている。
図27の器具アセンブリを示す他の側方からの斜視図である。
図27の器具アセンブリを示す内側からの斜視図であって、リンク構造が、骨成形部材をロック解除するように配置されている。
図6の器具アセンブリの先端部分を拡大して示す図であって、リンク機構の一部をより明瞭に図示している。
図7の器具アセンブリの先端部分を拡大して示す図であって、リンク機構の一部をより明瞭に図示している。
図20の器具を示す斜視図であって、ある種の証印を示している。
本発明のいくらかの特徴点を有した介在構造を示す図である。
本発明の他の特徴点を有した介在構造を示す図である。
本発明のある種の特徴点を有した器具を示す図である。
本発明の他の特徴点を有した器具を示す図である。
代替可能なロック機構を示す図である。
図36Aの器具を示す後方からの斜視図である。
図36Bの二重オフセットハンドルを示す図であって、一体的な左右のオフセットを有している。
本発明の他の特徴点に基づくロック機構を示す図である。
本発明の第3バージョンを示す図である。
図38Aの器具を示す後方からの斜視図であって、器具は、右大腿骨上において動作するために配置されている。
図38Aの器具を示す後方からの斜視図であって、器具は、左大腿骨上において動作するために配置されている。
本発明の第4バージョンを示す図である。
本発明の第5バージョンを示す図である。
本発明の第6バージョンを示す図である。
本発明の第7バージョンを示す図である。
本発明の第8バージョンを示す図である。
本発明の第9バージョンを示す図であって、左大腿骨上において動作するように構成されている。
図44のバージョンの特徴点を示す図である。
本発明の第10バージョンを示す図である。
本発明の第11バージョンを示す斜視図であって、左大腿骨上において動作するように構成されている。
図47Aの器具を示す後方からの斜視図である。
図47Aの器具を示す上方からの斜視図である。
図47Bの器具を、後方からの斜視図でもって示す分解図である。
図47Dの器具を示す内側からの斜視図であって、右大腿骨に対する使用のために、オフセット構成部材が回転する様子を示している。
図47Eの器具の異なる側方からの分解図であって、オフセット構成部材が、右大腿骨上における動作のために回転した後の様子を示している。
図47Fの器具の組立後を示す平面図であって、衝撃プレートが、右大腿骨に対する使用のために回転する前の様子を示している。
図47Gの組み立てられた器具を示す他の平面図であって、衝撃プレートが、右大腿骨上において動作するために配置された後の様子が示されている。
図47Hの器具を、側方からの斜視図でもって示す分解図である。
図47Iの器具を、組み立てられた状態で示す図である。
図47Jの器具を示す後方からの斜視図である。
図47Jの器具を示す後方からの斜視図である。
図47Lの器具を示す上方からの斜視図である。
成形部材の他のバージョンを示す側面図である。
図48Aの成形部材を示す正面図である。
本発明による器具アセンブリの第12バージョンを示す図であって、図48Aの成形部材を備えた器具が、右大腿骨上において動作するように配置されている。
図48Cの器具アセンブリを示す後方からの斜視図である。
図48Cの器具アセンブリを示す他の斜視図であって、図48Aの成形部材を備えた器具アセンブリが、左大腿骨上において動作するように配置されている。
図48Eの器具アセンブリを示す後方からの斜視図である。
本発明による器具の第13バージョンを示す分解図であって、成形部材は、左大腿骨上において動作するように配置されている。
図49Aの器具の一部を示す分解図であって、成形部材は、右大腿骨上において動作するように配置されている。
図49Bを異なる角度から示す図である。
成形部材の他のバージョンを示す側面図である。
図50Aの成形部材を示す正面図である。
本発明の器具の第14バージョンを示す図であって、器具は、図50Aの成形部材を備えているとともに、左大腿骨上において動作するように配置されている。
図50Cの器具を示す後方からの斜視図である。
図50Cの器具を示す平面図である。
図50Cの器具を、後方からの斜視図でもって示す分解図である。
図50Fの器具を示す内側からの斜視図であって、オフセット構成部材が、右大腿骨上における動作のために回転し得る様子を示している。
図50Gの器具を異なる角度から示す図であって、オフセット構成部材が、右大腿骨に対する使用のために回転した後の様子を示している。
図50Hの器具を示す上方からの斜視図であって、衝撃プレートが、右大腿骨に対する使用のために回転する前の様子を示している。
図50Iの器具を示す他の上方からの斜視図であって、衝撃プレートが、右大腿骨上において動作するために回転した後の様子を示している。
図50Jの器具を、側方からの斜視図でもって示す分解図である。
図50Kの組み立てられた器具を側方から示す斜視図である。
図50Lの器具を示す他の斜視図であって、器具は、右大腿骨上において動作し得るように構成されている。
一緒に組み立てられた図50Fの器具を他の方向から示す後方からの図である。
図50J図50Mの器具を示す平面図である。
本発明による成形部材の他のバージョンを示す斜視図である。
図51A−1の成形部材を示す平面図である。
本発明の他のバージョンによる器具の先端部を示す図である。
本発明の他のバージョンによる器具の先端部を示す図である。
図51Aの成形部材を示す横断面図である。
本発明による成形部材の他のバージョンを示す斜視図である。
図52A−1の成形部材を示す平面図である。
本発明の他のバージョンによる器具の先端部を示す図である。
図52Aの成形部材を示す横断面図であって、左大腿骨上において動作するように配置されている。
図52Aの成形部材を示す横断面図であって、右大腿骨上において動作するように配置されている。
本発明の他のバージョンによる器具の先端部分を示す図である。
本発明の他のバージョンによる成形部材を示す図であって、左大腿骨上において動作するように配置されている。
図53Bの成形部材を示す図であって、成形部材は、右大腿骨上において動作するために、180°にわたって回転した後の様子を示している。
本発明の第15バージョンによる器具アセンブリを示す図であって、左大腿骨上において動作し得るように構成されている。
使用時における図54Aに示すアセンブリを上方から示す図である。
本発明の第16バージョンによる器具アセンブリを示す図であって、右大腿骨上において動作し得るように構成されている。
使用時における図55Aに示すアセンブリを上方から示す図である。
いくつかのバージョンによる成形部材のためのロック機構を示す図である。
いくつかのバージョンによる成形部材のためのロック機構を示す図である。
本発明の1つのバージョンによるアダプタを示す図である。
本発明の1つのバージョンによるアダプタを示す図である。
本発明の1つのバージョンによるアダプタを示す図である。
本発明の1つのバージョンによるアダプタを示す図である。
ハンドルに対して連結された図57Aのアダプタを示す図であって、右大腿骨上において動作し得るように構成されている。
図57Eのアセンブリを示す図であって、左大腿骨上において使用し得るように代替可能に構成されている。
図57Eのアセンブリを示す平面図であって、右大腿骨上において使用可能であるように構成されている。
本発明の他のバージョンによるアダプタを示す図であって、右大腿骨上において動作し得るように構成されている。
ハンドルおよび成形部材に対して連結された図58Aのアダプタを示す様々な図である。
ハンドルおよび成形部材に対して連結された図58Aのアダプタを示す様々な図である。
本発明のさらに他のバージョンによるアダプタを示す図であって、左大腿骨上において動作し得るように構成されている。
ハンドルおよび成形部材に対して連結された図59Aのアダプタを示す図である。

実施例

0049

本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の様々な特徴点を図示するものであって、本発明の様々な原理を説明するように機能する。

0050

図1図5は、背景の説明のために用意されている。図1は、前頭面10と水平面12と矢状面14とという背景内において、前面側から、人間の骨解剖学に対応した医学的図示を示している。前頭面10と水平面12と矢状面14とは、従来的な外科的基準面であり、互いに直交して配置されている。THA前方アプローチ手術という範疇においては、患者は、骨盤ケージ16および大腿骨18という解剖学を備えており、手術台上に仰向けに配置されている。したがって、図1は、前方平面すなわち前頭面10から、骨盤ケージ16および大腿骨18を示している。大腿骨18は、腰カップすなわち臼蓋窩22内に受領されている大腿骨頭部20を備えている。

0051

前頭面10と水平面12と矢状面14とに対応して、参照軸X,Y,Zが、図1に示されており、それぞれ符号24,26,28によって示されている。軸24は、正のX方向と、負のX方向と、を備えている。本明細書においては、軸24がなす正のX方向は、常に患者の外側に対応し、軸24がなす負のX方向は、常に患者の内側に対応する。よって、正のX方向は、患者の左側であり、負のX方向は、患者の右側である。軸26は、正のY方向と負のY方向とを備えている。正のY方向は、前方に対応し、負のY方向は、後方に対応する。軸28は、正のZ方向と負のZ方向とを備えている。正のZ方向は、上側に対応し、負のZ方向は、下側に対応する。本明細書においては、軸X,Y,Z(24,26,28)を使用することにより、1つまたは複数の軸に沿っての方向成分を規定することができる。

0052

前頭面10と水平面12と矢状面14とを備えた座標系は、一般に、患者の解剖学的な方向に対応する。本明細書においては、図1に示すように、軸24,26,28を使用した座標系は、X,Y,Z座標系と対応している。ここで、正のX方向は、常に、患者の外側を参照しており、負のX方向は、患者の内側を参照している。ここで、「外側」という用語は、患者の身体の外部を向く方向に対応しており、「内側」という用語は、患者の身体の内部を向く方向に対応している。よって、患者の身体の左側と右側との双方において、正のX方向は、外側を向いており、患者の身体の左側と右側との双方において、負のX方向は、内側を向いている。これについては、図10を参照することができる。

0053

軸24,26,28を備えた座標系は、特定の患者に関し、例えば図1に示す解剖学を備えた患者に関し、前頭面10と水平面12と矢状面14とから独立したスペース内の任意の方向にでも、存在することもできる。例えば本明細書において後述するある種の例といった場合においては、軸24,26,28を備えた座標系内において特定の器具の構造を考慮することは、時に有効である。それは、その器具とその座標系とが特定の患者または彼または彼の前頭面10と水平面12と矢状面14とのごく近傍から取り除かれた場合であってさえも、有効である。したがって、軸24,26,28を備えた座標系は、本発明の様々な特徴点に基づく器具の様々な特定の構造的構成部材の相対的な方向を規定するための一手法に過ぎないことは、理解されるであろう。しかしながら、例えば磁北や地球の半径やまたは経度子午線といったような特定の方向に関しては、絶対的なものである。例えば、本明細書におけるいくつかの図面は、参照軸という背景内において、器具を示している。器具と軸24,26,28を備えた座標系とを示す図面を付帯したページは、少なくとも6つの自由度を有したスペース内において、並進移動したり、回転したり、することができる。器具および座標系のイメージは、同様に、並進移動したり、回転したり、することができる。しかしながら、それでもなお、器具および座標系のイメージは、器具の様々な構成部材の相対的な位置および向きを示している。ページまたは器具の並進や回転の様子は、様々に変更することができる。

0054

それでもなお、図1に示すように、器具が、患者に対して位置合わせされていると見なすことが、時には有効である。よって、軸24,26,28を備えたデカルト座標系を、正面と矢状面と前頭面とを備えた外科的参照システムに対して位置合わせされていると見なすことが、時には有効である。その場合、軸28がなす正のZ方向は、患者の解剖学に対して上向きに対応し、軸28がなす負のZ方向は、患者の解剖学に対して下向きに対応する。同様に、軸26がなす正のY方向は、前方に対応し、負のY方向は、後方に対応する。さらに、本明細書においては、図1に示すように、軸24がなす正のX方向は、患者の外側に対応し、軸24の負のX方向は、患者の内側に対応する。

0055

図2は、図1の大腿骨18を、切除後の状態で示している。図3は、大腿骨18を外向きに回転して示しており、図4は、大腿骨18を内転させて示している。これにより、脊髄内管30を露出させている。脊髄内管30は、最終的には、人工股関節の大腿インプラントの大腿構成部材を受領することとなる。図3および図4は、例示の目的のためだけのものであり、少なくとも部分的に成形された脊髄内管30を示している。したがって、これらの図は、脊髄内管30および大腿骨18の基端側部分が切除や回転や内転の後に見える様子を、必ずしも正確に反映したものではない。

0056

図5は、矢状面における図であって、外向きに回転して内転された大腿骨18を示している。大腿骨18は、本発明のある種の特徴点による器具を使用した準備のために、脊髄内管30をさらに露出させるために伸長位置に配置されている。脊髄内管の準備は、一般に、最終的に大腿構成部材を受領するために、必要とされる。いくつかの病院だけが、大腿骨のそのような伸長を可能にする外科的テーブルを備えている点に留意する必要がある。ここに開示される器具は、図5に示される伸長ステップ機器的な制限のために実施不可能である場合に、特に有効である。

0057

図6および図7は、本発明の第1バージョンによる器具40を示している。器具40は、人工股関節全置換手術または他の股関節手術に関して左大腿骨および右大腿部の一方または双方の脊髄内管を準備するために使用することができる。器具40の様々な特徴点は、他の任意のバージョンの器具に対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。図6および図7に示す器具40は、成形部材42に対して連結され、組み立てられた状態においては、成形部材42を備えたものと見なすことができる。図6および図7は、ブローチという形態とされた成形部材42を示している。しかしながら、例えばリーマーや切骨刀やソーブレードグラフト衝撃部材やブローチや骨の脊髄内管を準備し得るよう構成された他の任意の装置といったような任意の成形部材を、成形部材42として使用することができる。成形部材42の代わりに、器具40を、有利には、例えばアダプタ等を使用することによって例えば大腿ステムといったような脊髄内インプラントを挿入し得るように構成し得ることに、留意する必要がある。器具40は、適切な強度と、製造容易性と、加圧滅菌可能性と、コストと、他の望ましい性能要因と、を有した任意の望ましい材料から形成することができる。例えば、器具は、外科手術的なグレードステンレス鋼から形成することができる。しかしながら、他の金属材料および/またはプラスチック材料を使用することができ、また、それら材料の組合せを使用することができる。

0058

図6および図7にも示される器具40は、一般に、ハンドル44を備えている。ハンドル44の基端部は、衝撃プレート46に対して連結されており、ハンドル44の先端部は、オフセット48に対して連結されている。オフセット48は、成形部材42に対して連結されている。

0059

図6および図7に示す特定の器具40のハンドル44は、チューブ状横断面を有した直線的な長尺構造であり、ハンドルの長手方向軸線54は、ハンドル44の長手方向と位置合わせされている。ハンドル44の横断面は、チューブ状や矩形形状やまたは他の任意の所望の形状とすることができ、中空や、部分的な中空や、中実や、他の所望の態様とすることができる。主に、ハンドル44は、外科医に対して、手術時に器具40を把持して操作するための構造を提供するように機能するものであり、これと同時に、外科医は、衝撃プレート46または器具40の端部を、例えばハンマーまたは他のデバイスといったような適切な衝撃構造によって、打撃することができる。これに代えて、ハンドル44およびオフセット48は、互いに一体化することができる。これにより、円弧を形成することができて、使用する材料の量を低減することができ、患者の腸領域および/または筋肉組織および/または他のボディ部分からのより良好なクリアランスを提供することができる。

0060

器具40の衝撃プレート46は、付加的なものであって、ハンドル44の基端部のところに形成されたまたはハンドル44の基端部に対して連結された任意の所望の形状および構成を有した構造とすることができる。例えば、図示されていないものの、衝撃プレート46は、代替的には、一体的な平手打ちハンマーとして構成することができる。とりわけ、衝撃プレート46は、例えばハンマーまたは木槌といったような衝撃デバイスによって外科医が器具40を打撃する表面を、伸長することができる。これにより、骨上において動作することができる。衝撃プレート46は、また、ハンドル44の長手方向軸線からオフセットされた衝撃表面を、提供することができる。これにより、成形部材42が骨に対して相互作用する際に、器具40上の衝撃デバイスによる衝撃に基づく打撃力を、成形部材42に対して、増強して伝達することができる。加えて、衝撃プレート46は、1つまたは複数の斜面56A,56Bを備えることができる。衝撃面56Aは、左腰用の衝撃プレート表面として機能し、衝撃面56Bは、右腰用の衝撃プレート表面として機能する。これらの表面56A,56Bにより、器具40は、骨に対しての成形部材42の最適な作用のために力が伝達される必要がある方向に対してより密接に位置合わせされた方向において、衝撃することができる。図6および図7に示すバージョンにおいては、衝撃プレート46は、横断面において全体的に正方形であり、左の傾斜面と右の傾斜面とを有している。左右の傾斜面の各々は、成形部材42が器具40に対して連結されたときには、左大腿骨18または右大腿骨52のそれぞれに対して作用し得るよう、成形部材42の位置に対応している。衝撃プレート46のこれらの特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。

0061

図6および図7に示す特定の器具40のオフセット48は、ハンドル44が延在する方向から傾斜した方向においてハンドル44の先端部から延在する部材を構成する。図6および図7に示す特定のオフセット48は、チューブ状の横断面を有した直線的な長尺構造であり、オフセット48の長手方向に位置合わせされた長手方向軸線58を有している。オフセット48の横断面は、チューブ状や矩形形状やまたは他の任意の所望の形状とすることができ、中空や、部分的な中空や、中実や、他の所望の態様とすることができる。オフセット48の向きは、器具40が左脚または右脚のいずれに関連して使用されているかどうかにかかわらず、ハンドル44を、患者に対して外側におよび前方に成形部材42からオフセットされ得るように選択されている。そのような外向きオフセットおよび前方オフセットの性質および程度は、所望に応じて選択することができる。しかしながら、一般に、それらオフセットにより、器具40に対して、成形部材42に対しての十分な制御性レバレッジとを提供することができる。これにより、効率的かつ効果的に大腿骨の脊髄内管を成形し得るとともに、例えば太りすぎているあるいは非常に筋肉のある個人といったような患者に関しての、腸領域や筋肉組織や他のボディ部分を回避することができる。器具40は、さらに、患者上に配置された他の計装器具からのクリアランスを確保することができる。他の計装器具は、例えば、骨盤領域に配置されたコンピュータ支援手術(CAS)システムにおいて使用するためのアレイである。オフセット48の長さや、オフセット48の形状や、角度や、他の構造的特徴点は、所望に応じて、所望の外向きオフセットおよび所望の前方オフセットを提供し得るように選択することができる。図6および図7に示す特定の器具40においては、オフセット48およびその軸線58は、ハンドル44およびその軸線54に対して、およそ45°という向きとされている。上記したように、これに代えて、ハンドル44およびオフセット48は、互いに一体化することができる。これにより、円弧を形成することができて、使用する材料の量を低減することができ、患者の腸領域および/または筋肉組織および/または他のボディ部分からのより良好なクリアランスを提供することができる。

0062

成形部材42に対して連結されている図6に示す器具40の向きは、左大腿骨の脊髄内管の準備のための器具40を構成する。オフセット48が、側方成分(x軸)および前方成分(y軸)を有した方向において、成形部材42から、延在していることに注意されたい。これにより、ハンドル44を、成形部材42に対して全体的に平行に、なおかつ、成形部材42から側方にかつ前方にオフセットさせて、配置することができる。図7においては、同じ器具は、他の構成とされた成形部材42を受領している。これにより、ハンドル44を、成形部材42に対して全体的に平行に位置合わせしており、なおかつ、右大腿骨の脊髄内管を準備するという目的のために、成形部材42は、側方にかつ前方にオフセットしている。右大腿骨のために使用された成形部材42は、左大腿骨のために使用されたデバイスと同じデバイスとすることができる。あるいはこれに代えて、左右の大腿骨の各々に関して、互いに異なるデバイスを使用することができる。例えば、右大腿骨に対応した特製の成形部材42と、左大腿骨に対応した特製の成形部材42と、を使用することができる。

0063

図8は、図6の構成とされた器具40を示しており、器具40は、成形部材42を左大腿骨18の脊髄内管内へと挿入するために配置されている。ハンドル40を成形部材42に対して側方にかつ前方にオフセットしているオフセット48により、器具40が前方アプローチのために配置されたときには、ハンドル44が、患者の腸領域を回避し得ることを、見ることができる。

0064

図9は、図7の構成とされた器具40を示しており、器具40は、成形部材42を右大腿骨52の脊髄内管50内へと挿入するために配置されている。器具40は、図8に示すデバイスと同じものである。しかしながら、成形部材42は、器具40に対して異なる態様で連結されている。これにより、左大腿骨18よりもむしろ、右大腿骨52を収容することができる。この場合においても、器具40は、オフセット48により提供される成形部材42に対してのハンドル44の外向きオフセットおよび前方オフセットのおかげで、脊髄内管50の準備をすることができる。

0065

図10は、頭側から見た概略的な図であって、器具40の成形部材42に対してのハンドル44の前方オフセットおよび外向きオフセットを示している。それらオフセットは、本発明の様々な特徴点に基づく様々な態様において様々な構造を使用して達成することができる。これにより、器具40を、左大腿骨18または右大腿骨52のいずれかに収容することができる。

0066

図11および図12は、骨盤ケージ16および器具40を示す斜視図であって、図11に配置された器具40は、左大腿骨18の脊髄内管を準備するためのものであり、図12に配置された器具40は、右大腿骨52の脊髄内管を準備するためのものである。図11および図12は、器具40が左大腿骨18または右大腿骨52のいずれの脊髄内管の準備のために構成されているかどうかにかかわらず、器具40の特定の構造によって提供された成形部材42に対してのハンドル44のオフセットが、どのようにして、ハンドル44が患者の腸領域を回避するのを可能にしているのかということに関して、追加的な視覚的な理解を提供する。

0067

図11および図12は、とりわけ、これらの図に示す器具40の構造および形状を、ならびに、本発明のある種のバージョンに基づく器具の構造および形状のより広義の特徴点を、より一般的に特徴づけるのに有効である。図11に示す器具40は、図12に示す器具40と同じ器具である。しかしながら、図11においては、器具は、左大腿骨18上における手術のために構成されており、一方、図12においては、器具は、右大腿骨52上における手術のために構成されている。

0068

図11においては、器具40は、ハンドル44を備えている。ハンドル44は、Z軸28に対して位置合わせされており、負のZ方向において先端向きに延在している。器具40が、図示において、患者の解剖学的構造に対して全体的に位置合わせされていることにより、ハンドル44は、また、患者の解剖学的構造において下向きに延出されている。しかしながら、器具40が、患者の近傍から取り外される場合には、あるいは、実質的に向きが変えられる場合には、ハンドル44は、いずれにしても、本明細書においては、負のZ方向において先端向きに延在している。それは、正面と矢状面と前頭面との中において器具40が患者に対してどのように位置合わせされているかにかかわらず、X,Y,Z座標系が、器具40に対応しているからである。オフセット48は、ハンドル44の先端部に対して連結されている。オフセット48は、ハンドル44から、成形部材42に向けて、負のX方向成分と負のY方向成分とを有した方向において、延在している。図11に示す器具40が、患者の解剖学的構造に対して全体的に位置合わせされていることにより、さらに、図11に示す器具40が、左大腿骨18の手術のために構成されていることにより、オフセット48は、患者の解剖学的構造に対して内側成分と後方成分とを有した方向において、延在している。この場合にも、器具40が、患者の近傍から取り外される場合には、あるいは、実質的に向きが変えられる場合には、オフセット48は、いずれにしても、本明細書においては、それら成分が患者の解剖学的構造の内側方向および後方方向にもはや対応していないことにかかわらず、負のX方向成分と負のY方向成分とを有した方向に、延在する。成形部材42(または、成形部材の軸線68)に対しての、ハンドル44(または、ハンドルの軸線54)の前方オフセットに対する外向きオフセットの比は、ゼロから無限大の間とし得ることに注意されたい。しかしながら、好ましくは、そのような比は、0.5〜1.5という範囲とされ、より好ましくは、およそ1とされる。

0069

図12においては、図11の場合と同様に、ハンドル44は、Z軸28に対して位置合わせされており、負のZ方向において先端向きに延在している。器具40が、図示において、患者の解剖学的構造に対して全体的に位置合わせされていることにより、ハンドル44は、また、患者の解剖学的構造において下向きに延出されている。しかしながら、この場合にも、器具40が、患者の近傍から取り外される場合には、あるいは、実質的に向きが変えられる場合には、ハンドル44は、いずれにしても、本明細書においては、負のZ方向において先端向きに延在している。それは、正面と矢状面と前頭面との中において器具40が患者に対してどのように位置合わせされているかにかかわらず、X,Y,Z座標系が、器具40に対応しているからである。しかしながら、図11とは異なり、図12は、右大腿骨52上において動作するように構成される器具40を示している。したがって、オフセット48は、ハンドル44の先端部に対して連結されている。オフセット48は、ハンドル44から、成形部材42に向けて、負のX方向成分と負のY方向成分とを有した方向において、延在している。図12に示すように、器具40が、患者の解剖学的構造に対して全体的に位置合わせされていることにより、さらに、図12に示す器具40が、右大腿骨52の手術のために構成されていることにより、オフセット48は、患者の解剖学的構造に対して内側成分と後方成分とを有した方向において、延在している。この場合にも、器具40が、患者の近傍から取り外される場合には、あるいは、実質的に向きが変えられる場合には、オフセットは、いずれにしても、本明細書においては、それら成分が患者の解剖学的構造の内側方向および後方方向にもはや対応していないことにかかわらず、負のX方向成分と負のY方向成分とを有した方向に、延在する。とりわけ、図12においてオフセット48がハンドル44から延在している方向は、患者の内側に対応する負のX方向成分を備えている。同様に、図11においてオフセット48がハンドル44から延在する方向は、患者の内側に対応する負のX方向成分を備えている。図11および図12に示す特定の器具40においては、オフセット48がハンドル44から延在する方向の変化は、オフセット48上における異なる場所において、そして、図12と比較して図11においてオフセット48に対して異なる向きでもって、成形部材42をオフセット48に対して連結することによって、そして、ハンドル44を回転させることによって、達成される。これにより、オフセット48は、双方のケースにおいて、左大腿骨18または右大腿骨52のいずれかにおいて動作し得るよう器具40が患者の解剖学的構造に対して全体的に位置合わせされた際には、ハンドル44から内側にかつ後方に(成形部材42から側方にかつ前方に)延在する。

0070

図13および図14は、図11および図12と同様の図である。しかしながら、大腿骨18,52自体が、視野の中において、示されており、これにより、成形部材42の位置および向きが、左大腿骨18の脊髄内管30に対して(図13)、また、右大腿骨52の脊髄内管50に対して(図14)どのように対応するかについて、より明瞭に示されている。

0071

図15は、左大腿骨18の脊髄内管30の準備のために配置された器具40を矢状面内において示す図である。この図は、成形部材42に対してのハンドル44のオフセットが、どのようにして、患者の腸領域を回避するのを可能にしているのかということに関して、追加的な視覚的な理解を提供する。その意味において、オフセット48は、ハンドル44を成形部材42からオフセットさせている、また逆に、成形部材42をハンドル44からオフセットさせている。

0072

図16は、頭側から見たまた側方から見た斜視図である。この図は、器具40が右大腿骨52の脊髄内管を準備するために構成されるときに、器具40の成形部材42に対してのハンドル44のオフセットが、どのようにして、患者の腸領域を回避するのを可能にしているのかということに関して、追加的な視覚的な理解を提供する。

0073

本明細書に開示するように、本発明は、左大腿骨と右大腿骨との双方の脊髄内管を収容できる単一の器具40において、成形部材42に対してのハンドル44の外向きオフセットおよび前方オフセット(ハンドル44に対しての成形部材42の外向きオフセットおよび後方オフセット)を達成するための様々な構造および特徴点を備えている。図6図9および図11図16に示す器具40は、例えば、単一の構造的オフセット48を備えている。このオフセット48は、左または右の脚のために構成されるときには、ハンドル44から、負のY方向成分と負のX方向成分とを有した向きとされた全体的に直線的な長手方向軸線に沿って、延在している。これにより、成形部材42からハンドル44にわたって、外向きオフセットおよび前方オフセットを提供することができる。しかしながら、本発明においては、左大腿骨18または右大腿骨52の脊髄内管30を準備し得るよう、左大腿骨18と右大腿骨52との各々に関して成形部材に対してのハンドルの外向きオフセットおよび前方オフセットを提供し得るように器具40が構成されているようにして、ハンドル44と成形部材42とを連結した任意の構成を想定している。そのような構成は、例えば、成形部材42からハンドル44へのおよび/または衝撃プレート表面56への、外向きオフセット成分および前方オフセット成分を提供するような、あるいは逆に、ハンドル44からおよび/または衝撃プレート表面56から成形部材42への内向きオフセット成分および後方オフセット成分を提供するような、任意の物理的な構造を備えることができる。

0074

器具40は、図17図26においてより明瞭に示されている。図17図26に示す器具40においては、オフセット48は、オフセット48の先端部のところに位置したハンドル連結構造60を備えている、あるいは、そのようなハンドル連結構造60に対して連結されている。ハンドル連結構造60は、一般に、成形部材42の連結構造を受領するための開口または他の構造と、成形部材42を所定位置にロックまたは保持し得るよう構成されたリンクを収容するための構造と、を備えている。図示されていないものの、ハンドル連結構造60は、オフセット48から分離することができる、あるいは、様々なタイプの成形部材42を収容するための個別のアダプタまたは構成部材を備えることができる。

0075

図17図26に示すバージョンの器具40においては、器具連結構造60は、保持リンク66を収容するための、一対をなす成形部材受領開口62およびスペース64を備えている。図17図26に示す器具40の特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。受領開口62は、形状および寸法において、成形部材42上の例えば突起といったような連結構造に対して対応し得るように構成される。これにより、そのような構造を保持して配向させることができる。これにより、オフセット48およびハンドル44に対して、成形部材42を適切に位置決めして適切な向きとすることができる。その意味において、開口62は、成形部材42の長手方向軸線68を、一般に、ハンドル44の長手方向軸線54に対して平行に位置合わせする方向に、配向される。

0076

これに代えて、単一の開口62を、オフセット48の先端部のところに設けることができる。その際、成形部材42の長手方向軸線68は、ハンドル44の長手方向軸線54に対して平行に位置合わせされない。成形部材42の長手方向軸線68は、成形部材42の適用対象をなす患者の脊髄内管の方向に対応する方向において、成形部材42を通して全体的に延在する軸線である。受領開口62および/または受領スペース64は、また、リンク66をオフセット48に対して位置決めすることができる。これにより、リンク66を駆動することができ、これにより、例えばつめまたは爪または他の構造といったような介在構造70を、介在協力構造内へとまたは保持凹所72内へと介在させることができる。これにより、成形部材42を、器具40に対して、所定位置におよび適切な向きで保持することができる。受領開口62は、おそらく、外面からの視点から図21図24図26において明瞭に図示されており、上方からの視点から図19図22図25において明瞭に図示されている。リンクの受領64は、それらすべての図面において見ることができる。成形部材42上における介在構造協力構造または保持凹所72は、おそらく、図19図22図25において明瞭に図示されている。

0077

図19図22図25においては、成形部材42は、ポストを有したものとして図示されている。ポスト74は、介在構造協力構造72に対しての連結構造である。ポスト74の自由端は、1つまたは複数の第2の介在協力構造(例えば、横方向に延在するスロット)を有することができる。これにより、器具40内に位置した1つまたは複数の第2の介在構造(例えば、横方向に延在するピン)と係合することができる。これにより、器具40に対しての成形部材42の向きを決めることができる。さらに、介在構造および介在協力構造により提供されるロック機能からは独立して、器具40に対しての成形部材42の向きを決めることができる。ポスト74は、器具40の受領開口62内に受領される。ここではノッチとされた保持凹所72は、成形部材42のポスト74上に配置されている。これにより、成形部材の向きを決めることができる。これにより、成形部材42の、例えば対称面といったような、参照平面76は、成形部材42の長手方向軸線68がハンドル44の長手方向軸線54に対して位置合わせされた際に成形部材42の参照平面76が、オフセット48が成形部材42の長手方向軸線68から適切な外向きオフセットおよび前方オフセットをハンドル44に対して提供する方向を規定するものと考慮し得るような方向に、全体的に位置合わせされる。図19図22図25からわかるように、成形部材42の参照平面76は、器具40においては、衝撃プレート46の傾斜面56の衝撃方向78に対して全体的に位置合わせされている。図19図22図25に示すように、開口62の位置および向きは、好ましくは、上方からの視点から見て、オフセット48の長手方向軸線58まわりにおいて、対称的である。その点において、各開口62は、軸線58に対しておよそ45°という角度とされている。しかしながら、成形部材42からのハンドル44のオフセットや、衝撃プレート46およびその傾斜面56の角度および位置や、衝撃プレートが使用されていない場合には、ハンドル44の基端部または他の適切な構造に関する構成、といったような様々な要因に応じて、他の角度および/または方向性を使用することができる。

0078

図20図22は、左大腿骨18上における手術のために構成された器具40を示している。一方、図23図25は、右大腿骨52上における手術のために構成された器具40を示している。図20は、例えば成形部材42の対称面といったような参照平面76が紙面に対して直交しているような向きとされた器具40を示している。よって、器具の軸線は、図20においては、線として図示されている。よって、図20は、左大腿骨が手術される患者を後方側から見た場合の器具40を示している。その意味において、オフセット48は、成形部材42から外向きに延在しており、なおかつ、成形部材42から前方にすなわちに紙面の中へと入り込む方向に延在している。これにより、オフセットの角度と大きさとを形成しており、これにより、ハンドル44を成形部材42からオフセットしている。よって、図20で示すオフセット48は、成形部材42から、正のX方向成分すなわち外向き成分と正のY方向成分すなわち前方成分とを有した方向において、延在している。これにより、成形部材42の長手方向軸線68(または成形部材42)に対しての、ハンドル44の長手方向軸線54(またはハンドル44そのもの)のオフセットを形成している。オフセット48は、さらに、オフセット48が成形部材42からハンドル44へと延在する際には、正のZ方向成分すなわち上方向成分を有している。これにより、図20に示すオフセット48の長手方向軸線58の方向は、最終的には、X,Y,Z方向成分の結果または関数である。

0079

図21は、内側の視点から矢状面内において左大腿骨18上における手術のために構成される器具40を示している。この場合、オフセット48は、成形部材42からハンドル44へと、外向き成分すなわち正のX方向成分と前方成分すなわち正のY方向成分と上向き成分すなわち正のZ方向成分とを有した方向において、延在しており、これにより、成形部材42とハンドル44との間においてオフセットを形成している。それら方向成分の大きさおよび方向性は、成形部材42の長手方向軸線68に対してのすなわち成形部材42自体に対しての、ハンドル44の長手方向軸線54のすなわちハンドル44自体のオフセット形状82の方向に対応した結果を引き起こす。図22に示す水平面内においては、オフセット形状82は、正のX方向成分すなわち外向き成分84と正のY方向成分すなわち前方成分86との関数と見なすことができる。

0080

図23図25は、図20図22に示すものと同じ成形部材42を利用した右大腿骨52の手術のために構成された器具40を示している。しかしながら、成形部材42は、右大腿骨52に対応する器具40の他の受領開口62内に挿入されている。図23は、後方側から、前頭面内において器具40を示している。したがって、オフセット48は、成形部材42からハンドル44へと外向きにかつ前向きに延在している。よって、器具40が、右大腿骨52の脊髄内管を成形し得るよう構成されているときには、水平面内において見たときには(図25)、成形部材42の長手方向軸線68から、ハンドル44の長手方向軸線54への、オフセットは、正のX方向成分すなわち外向き成分84と、前方成分すなわち正のY方向成分86と、を有した大きさおよび方向性のものとして形成されている。

0081

図24は、内側の視点から見たときの、右大腿骨52の脊髄内管を成形し得るよう構成された器具40を矢状面内において示す図である。左大腿骨18上における手術のために構成された器具40を水平面内において示している図22を、右大腿骨52上における手術のために構成された器具40を水平面内において示している図25と比較すると、オフセット構造48と成形部材42とオフセット幾何形状82との配向性は、器具40が右大腿骨52上における手術のために構成されているのとは異なり、器具40が左大腿骨18上における手術のために構成されているときには、オフセット構造48の長手方向軸線58まわりにおける鏡像と見なすことができる。図22および図25においては、器具40が左大腿骨18上における手術のために構成されるときの成形部材42の参照平面76の角度は、器具40が右大腿骨52上における手術のために構成されるときの成形部材42の参照平面76の向きに対して、90°である。しかしながら、そのような垂直さは、必要とはされない。むしろ、成形部材42の参照平面76がオフセット48の長手方向軸線58に対して形成する発散性角度88は、とりわけ、成形部材42の構造と、成形部材42の連結構造74の位置および向きと、開口62の位置および向きと、オフセット48の構造と位置と向きと、成形部材42の長手方向軸線68とハンドル44の長手方向軸線54との間の望ましい距離および方向関係と、の関数とされる。これにより、オフセット幾何形状82が形成される。図6および図7に示す器具40の場合と同様に、オフセット48は、モジュール式の、調節可能な、湾曲した、複数のセグメントとすることができる。それらセグメントのいくつかまたはすべては、互いに平行ではない、あるいは、任意の所望の横断面形状を有した任意の所望の形状のものとすることができる。これにより、方向成分84,86を形成することができる。これにより、オフセット幾何形状82を形成することができる。その意味において考慮される点は、材料、望ましい幾何形状、腸領域に対するクリアランスのために必要とされるオフセットの量、製造容易性、コスト、があり、また、器具40と一緒に使用することとなる、特定のリーマー、ブローチ、切骨刀、埋設グラフトデバイス、他の成形部材42、がある。

0082

図26は、受領開口62とリンク収容部材64とを備えた器具連結構造60をより明瞭に図示し得るよう、成形部材42を図示することなく、器具40を示す正面図である。

0083

図27図32は、器具40内に成形部材42を保持するためのリンク66を備えた器具40(図6図9、および、図11図16を参照)を示している。これらの図に図示された器具40の、図17図26に示す器具40に対しての、構成上の主要な相違点は、リンク収容構造64と、リンク66を収容するための他の構造と、である。図6図9および図11図16の器具40は、ハンドル内にスロット90を備えている。リンク収容構造64は、図17図26に示す器具40におけるキャビティよりも、より大きなキャビティである。しかしながら、そのような特徴点は、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。図27図32に示す特定の構造のスロット90は、アクチュエータレバー92を回転可能に受領し得るよう、ハンドル44を通して延在している。アクチュエータレバー92は、ハンドル44に向けて回転することができる。これにより、成形部材42のポストまたは他の構造74上において介在協力構造72に対してリンク66の介在構造70を係合することができる。リンク94は、板ばねとして構成することができるものであって、レバー92の先端部を、オフセット48に対して回転し得るよう、リンク収容部材64内に設けられた爪、つめまたは類似した物理的な干渉構造という形態の介在構造70に対して連結する。アクチュエータレバー92がハンドル44から離間する向きに回転したときには、リンク94は、基端向きに(正のZ方向に)引っ張られ、これにより、スプリング力解放する。これにより、介在構造70を回転させ、これにより、成形部材42の介在構造協力構造72内に介在した位置から介在構造70を引っ込める。

0084

レバー92が、ハンドル44および連結98に対して、所定位置へと回転したときには、レバー92の、リンク94よりも先端側の幾何形状は、連結98を、レバーとハンドルとの連結100(ここでは、リンクと、介在構造と、の間の連結102として規定される)の上死点を超えて、回転させる。これにより、成形部材42から介在構造70を係合解除する傾向がある介在構造70上の力は、ハンドル44に対してアクチュエータレバー92を付勢する傾向がある。そのような構造は、「オーバーセンター構成」として公知である。他の自己ロック構造を使用することができる。例えば、とりわけ、カム機構や、ワームスレッド機構や、ラック/ピニオン機構や、ラチェットデバイスや、スライドカラーや、ラッチデバイス、を使用することができる。あるいはこれに代えて、成形部材42に向けて介在構造協力構造70に対して介在構造70を所定位置に保持するために、自己ロック構造または自己保持構造は必要とされない。介在構造70として、例えば、位置決めネジや、くさびや、ピンや、器具40および成形部材42に対して介在し得る他の機械的、といったような、他の機構を使用することができる。これにより、器具40に対して成形部材42を所定位置に保持することができる。リンク66が使用される場合には、リンク66は、ハンドル44にまで延在する必要はない。例えば、リンクは、オフセット部分48上においてのみ延在することができる。

0085

図30および図31は、リンク94と、爪またはつめ96という形態とされた介在構造70と、リンクと介在構造との連結102と、を示しており、本発明のいくつかのバージョンによるリンク収容部材64に対して、それら部材がどのように配置されているかを示している。そのような特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。図30および図31においては、これらの図に示すこの特定の構造において、左の爪またはつめ96は、左大腿骨18上における手術のために成形部材42が適応している開口62に対応しており、右の爪またはつめ96は、同様に、右大腿骨52上における手術のために成形部材42に対して作用する。様々な構造およびリンクを使用することができる。図32は、左大腿骨上において動作し得るように構成されるときの、衝撃プレート56と成形部材42との間の空間的関係を、異なる角度から示す斜視図である。

0086

図33Aは、他のタイプの介在構造70を特徴とする他の器具ロック機構を概略的に示している。ここでは、くさび104が、オフセット48上の把持可能なかつ外向きに回転可能なスリーブとして設けられたくさびナット106の回転によって、先端向きに付勢される。これにより、くさび104が、ロック爪108に当接してロック爪108を付勢する。これにより、ロック爪108を、成形部材42の介在構造協力構造72内の所定位置へと、支点110まわりに回転させる。図示のような復帰スプリングといったような、ロック爪108を付勢するための手段を設けることができる。復帰スプリングは、圧縮スプリングトーションスプリングやまたはリーフスプリングといったような任意のタイプのスプリングとすることができる。図33Bに示すように、爪108自体に、付勢手段を設けることができる。例えば、一体的なリーフスプリング(板ばね)を有した構成とすることができる。ここに記述される挿入部材42には、図33Bに示すような両手利きの結部分を設けることができる。

0087

本発明の他の特徴点に基づく器具は、ハンドルと成形部材との間に前方のかつ外向きのオフセットを形成することができる。これにより、とりわけ、回転構造再配置可能な構造、転位できる構造、を使用することにより、本発明による左右の脚に関してのユニバーサル特性を得ることができる。あるいは、上述した最初の2つのバージョンにおけるいくつかの特徴点に関して、器具は、双方の脚を収容し得るようなマルチ構成とすることができる。そのような器具は、望ましい大腿骨18,52の各々に関して外向きのかつ前向きのかつ上向きの成分を有した方向において成形部材42とハンドル44との間に延在する1つのオフセットを有することができる。あるいは、成形部材42は、1つまたは複数の部分を備え得る構造を使用して、ハンドル44からオフセットすることができる。1つまたは複数の部分の1つのものはあるいはいくつかのものはあるいはすべてのものは、様々な形状を有することができ、様々な方向に延在することができる。例については、後述する。本発明は、左大腿骨18と右大腿骨52との双方の脊髄内管を手術し得るよう構成された任意の器具を包含する。本発明による器具は、ハンドル部分および/または衝撃プレート部分と、成形部材と、左大腿骨18と右大腿骨52との各々に関して成形部材から外向きにかつ前向きにハンドル部分および/または衝撃プレート部分のオフセットを形成する構造と、を備えている。なおかつ、ハンドルおよび/または衝撃プレート部分と、成形部材とは、全体的に平行に位置合わせされたままである。これにより、ハンドルまたは衝撃プレート部分から成形部材へと効果的に力を伝達することができる。単一の先端開口62を有した器具は、成形部材42の軸線を、ハンドルに対して全体的に平行とはできないことに注意されたい。

0088

図34は、本発明の第1バージョンの変形例による器具140を示しており、器具140は、本発明による左右ユニバーサル特性を達成するために回転構造を使用する。しかしながら、そのような特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。ハンドル144は、第1オフセット148aに対して連結されている。第1オフセット148aは、ハンドル144から全体的に直交して延在している。第2オフセット148bは、第1オフセット148aに対して回転可能に連結されている。これにより、第2オフセット148bは、第1オフセット148aからの任意の態様で延出することができる。これにより、第1オフセット148aは、負のY軸に沿って延在することができる。これにより、器具140は、左大腿骨18と右大腿骨52とのいずれに対しても対応することができる。成形部材142は、図34に示すように、第2オフセット148bに対して一体的とすることができる。しかしながら、成形部材142は、任意の所望の器具連結構造160を介して、第2オフセット148bに対して連結することができる。衝撃プレート146は、傾斜面(図示せず)を備えることができる。傾斜面は、器具140の傾斜面56と同様のものとすることができる。これにより、成形部材142に対しての力の伝達方向を改良することができる。

0089

図35は、本発明の第2バージョンによる器具240を示している。器具240においては、成形部材242に対してのハンドル244のオフセットを達成するために、再配置可能な構造を使用している。そのような特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。ハンドル244は、先端向きにすなわち負のZ方向に延在しており、ハンドル244の両側面においてオフセット248に対して取り付けることができる。ハンドル244の側面に対しての連結は、正のX方向においてオフセットを形成する構造である。これにより、これにより、外向きオフセットを形成することができる。一方、オフセット248は、後方にすなわち負のY方向に延在している。これにより、成形部材242に対してのハンドル244の外向きかつ前向きのオフセットを形成している。オフセット248は、ネジU字形状の鍵ピンやタンググルーブ構造係合キー構造やスライド構造やスプリングラッチ機構戻り止めやあるいは他の任意の所望の構造を使用して、ハンドル244に対して連結することができる。この場合にも、必要であるならば、任意の所望の相互連結構造260を使用することができ、これにより、オフセット248に対して成形部材242を連結することができる。

0090

図36Aおよび図36Bは、本発明に基づきオフセットを達成するための再配置可能な構造を使用したモジュール式器具340を示している。そのような特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。その場合、ハンドル344は、ハンドル344のいずれの端部においてでもまた成形部材342のいずれの端部においてでも連結可能とされたオフセット348を受領する。オフセット348は、ハンドル344から、負のY方向成分すなわち後方成分と正のX方向成分とを有した方向に、延在している。他方の端部がハンドル344に対して連結されるようにしてオフセット348が操作されたときには、X方向におけるオフセットが変更され、これにより、反対側の腰に適応することができる。例えば、オフセット348の第1端部がハンドル344に対して連結されている場合に、オフセットが、左大腿骨に適応し得るよう、負のY方向成分と正のX方向成分とを有した方向に延在しているならば、他方の第2端部は、ハンドル344の軸線の反対側においてハンドル344に対して連結することができ、これにより、オフセット348は、他方の大腿骨に適応した方向においてハンドル344から延在することができる。オフセット348は、直線的なものとも、湾曲したものとも、くの字形状のものとも、または、他の任意の形状のものとも、することができる。オフセットは、ハンドル344および成形部材348に対して、ネジやU字形状の鍵ピンやタンググルーブ構造や係合キー構造やスライド構造やスプリングラッチ機構や戻り止めやあるいは他の任意の所望の構造といったような任意の所望の構造を使用して、連結することができる。図36Cに示すように、2つのオフセット348を、ハンドル344上に一体的に設けることができ、これにより、Y字形状の器具を形成することができる。そのような特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。使用時には、ただ1つのオフセット348aだけが使用され、これにより、外向きのかつ前向きのオフセットが提供される。一方、他のオフセット348bは、反対側の腰に関して使用され、手術部位から離間して延在しており、空間内において浮遊している。

0091

図37に示すように、両手利きのカムフォロワとの構成347を、ハンドル344およびオフセット348の一方または双方上に設けることができる。これにより、ハンドル344に対してオフセット348を固定することができる。回転可能なレバー356を、回転構造360上に設けることができる。これにより、機械的利点によってカムとフォロワとの構成347の間における運動を容易とすることができる。これにより、ハンドル344とオフセット部材との間に摩擦ロックを形成することができる。

0092

図38A図38Cは、本発明の第3バージョンによる器具440を示している。そして、その特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。器具440においては、ハンドル444は、第1オフセット448aに対してスライド可能に連結されている。第1オフセット448aは、第2オフセット448bに対して連結されている。ハンドル444と第1オフセット448aとの間のスライド係合は、トラック450によって行うことができる。トラック450は、ハンドル444を第1オフセット448aに対して固定するための手段468を備えている。手段468は、例えば、位置決めネジ、または、スプリング式ラッチボタンとすることができる。第1オフセット448aおよび第2オフセット448bは、成形部材442の長手方向軸線468を、ハンドル444の長手方向軸線454に対して、実質的に平行に位置合わせすることができる。第1オフセット448aは、ハンドル444に対してスライドし、これにより、左または右の大腿骨のために要求される外向きオフセットを提供することができる。第1オフセット448aおよび第2オフセット448bの一方または双方は、後方成分すなわち負のY方向成分を有した方向において、延在することができる。これにより、成形部材442に対してのハンドル444の望ましい前方オフセットを提供することができる。第2オフセット448bには、例えば調節可能なトラック手段460(図38Aに明瞭に図示されている)といったような調節手段を設けることができる。これにより、前方オフセット(すなわち、前向きオフセット)の量を変えることができる。言い換えると、ハンドル444と成形部材442との間におけるY軸方向のオフセットは、固定手段443を介して第2オフセット448bを第1オフセット448aに対して固定することによって、変更することができ、セットすることができる。さらに、図38A図38Cにおいては、成形部材442と第2オフセット448bとが一体的なものとして図示されているけれども、第2オフセット448bに、介在構造470を設け得ることは、理解されるであろう。そのような介在構造470は、1つまたは複数の分離可能な成形部材を受領し得るよう構成され、1つまたは複数の分離可能な成形部材に対して固定することができる。任意の所望のロック機構468,460を使用することによって、スライド可能な第1オフセット448aおよび第2オフセット448bを所定位置にロックすることができ、また、本明細書に開示されているように、任意の所望の介在構造を使用することができる。その場合、本明細書に開示されたすべての特徴点を利用して、器具440に対して所定位置に成形部材442を保持することができる。

0093

図39は、本発明の第4バージョンによる器具540を示している。その特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。その場合、ハンドル544は、オフセット548に対して、回転可能な態様で、連結される。すなわち、オフセット548は、ハンドル544の長手方向軸線554に対して回転または旋回する。オフセット548は、正のX方向成分と、負のY方向成分すなわちまたは後方成分と、を有した方向に、延在している。オフセット548とハンドル544と成形部材542とが、第1位置へと旋回するときには、成形部材542に対してのハンドル544の所望の外向きかつ前向きのオフセットを提供する。これにより、第1脚に適応することができる。オフセット548とハンドル544と成形部材542とが他の位置へと回転してロックされた際には、所望の外向きかつ前向きのオフセットを提供する。これにより、他の脚に適応することができる。この場合にも、ハンドル544とオフセット548との間の回転可能な連結は、所望に応じて、適切なロック機構を備えたものとして、構成することができる。また、成形部材542は、所望に応じて、相互連結構造560を介してオフセット548に対して連結することができる。

0094

図40は、本発明の第5バージョンによる器具640を示している。その特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。その場合、ハンドル軸線654を有したハンドル644は、オフセット648に対して連結され、そのオフセット648は、ハンドル644から成形部材642へと、負のY方向成分すなわち後方成分を有した方向に、延在している。オフセット648は、1つまたは複数のオフセット部分648a,648bを備えることができる。リンクが、オフセットの先端に対して取り付けられている。リンクは、ハンドル644およびオフセット648に対してリンクが回転する方向に応じて、正のX方向成分を提供する。これにより、左右の大腿骨の各々に関して、成形部材642に対してのハンドル644の所望の外向きオフセットを提供することができる。このバージョンにおいては、リンクの回転は、Y軸線回りにおいて/負のY軸線まわりにおいて、ハンドル644に対して引き起こされる。これにより、本発明による左右に関してのユニバーサル特性をもたらすことができる。成形部材642は、オフセット648の先端部の両サイドに連結することができる。これにより、成形部材642は、オフセット648から、先端向きにすなわち負のZ方向に、延在することができる。成形部材の軸線668が、左腰構成と右腰構成との双方において、ハンドルの軸線654に対して全体的に平行なままであることが好ましい。任意の所望の相互連結構造を使用することによって、成形部材642をオフセット648に対して連結することができる。

0095

図41は、本発明の第6バージョンによる器具740を示している。その特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。その場合、ハンドル744は、オフセット748に対して回転可能に連結されている。オフセット748は、ハンドル744の長手方向軸線754に対して回転するまたは旋回する。オフセット748は、負のZ方向成分すなわち先端方向成分と、負のY方向成分すなわち後方成分と、正のX方向成分と、を有した方向に延在している。オフセット748が第1位置へと旋回した際には、成形部材742に対してのハンドル744の所望の外向きかつ前向きのオフセットを提供する。これにより、第1脚に適応することができる。他の位置へと回転してロックされた際には、所望の外向きかつ前向きのオフセットを提供する。これにより、他の脚に適応することができる。この場合にも、ハンドル744とオフセット748との間の回転可能な連結は、所望に応じて、適切なロック機構を備えたものとして、構成することができる。また、成形部材742は、所望に応じて、任意の相互連結構造を介してオフセット748に対して連結することができる。

0096

図42は、本発明の第7バージョンによる器具840を示している。このバージョンは、いくつかの点において、図39に示すバージョンと類似している。その特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。その場合、ハンドル844は、オフセット848に対して回転可能に連結されている。オフセット848は、ハンドル844から成形部材へと、負のX方向(すなわち、内向き)と、負のY方向(すなわち、後ろ向き)と、の双方において、延在している。これにより、成形部材842に対しての外向きオフセットおよび前方オフセットをハンドル844に対して提供することができる。このバージョンにおいては、ハンドル844の回転は、Y軸線回りにおいて/負のY軸線まわりにおいて、オフセット848に対して引き起こされる。これにより、ユニバーサル特性をもたらすことができる。成形部材842は、オフセット848の先端部の両サイドに連結することができる。これにより、成形部材842は、ハンドル844に対して、先端向きにすなわち負のZ方向に延在することができる。任意の所望の相互連結構造860を使用することにより、オフセット848に対して成形部材842を連結したり連結解除したりすることができる。ここで、オフセット上に設けられた解放レバーが図示されている。

0097

図43図45は、本発明による回転可能な構造の他のバージョンを備えた器具940を示している。ここで、そのような回転可能な構造は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。その場合、ハンドル944は、第1オフセット948aに対して連結されている。第1オフセット948aは、ハンドル944から、負のX方向にすなわち内向きに延在している。第2オフセット948bは、第1オフセット948aに対して回転可能に連結されている。これにより、第2オフセット948bは、負のY方向に延在しており、成形部材942に対してのハンドル944の前方オフセットを提供することができる。第2オフセット948bに対して第1オフセット948aを連結している回転可能な構造は、所望に応じて、第2オフセット948bをロックするためのロック構造を有するものとして構成することができる。これにより、所望の外向きオフセットを提供することができる。図45に示すように、第2オフセット948bは、必要であれば回り継ぎ手といったような態様とされた相互連結構造960を使用して、成形部材942に対して連結することができる。これにより、左の手術サイトと右の手術サイトとの双方において適応することができる。他の任意の相互連結構造960を使用することによって、成形部材942を、第2オフセット948bの先端部に対して連結することができる。これにより、第1位置において第1脚に適応することができ、なおかつ、その第1位置から180°だけ離間した他の位置において他の脚に適応することができる。図43に示すように、第1オフセット948aおよび第2オフセット948bは、材料の単一長さ内において組み合わせることができる。これにより、後方オフセットおよび外向きオフセットを提供することができ、これにより、第1オフセット948aおよび第2オフセット948bが回転することにより、右または左の脚に適応することができる。

0098

図46は、本発明によるマルチ構成器具の他のバージョンによる器具1040を示している。その場合、器具1040は、ハンドル1044としてもオフセット1048としても機能する部材1041を備えている。部材1041は、「A」端部1056と、「B」端部1058と、を有している。第1脚が手術対象であるときには、A端部およびB端部の一方を、成形部材1042に対して連結することができ、他方の端部を、衝撃プレート1046に対して連結することができる。他の脚が手術対象であるときには、部材1041を、X軸まわりに回転することができる。これにより、この他方の端部を、成形部材1042に対して連結することができる。成形部材1042に対して連結されていない端部は、必要に応じて、衝撃プレート1046に対して連結される。部材1041のうちの、衝撃プレート1046に対して連結された端部は、負のZ方向において先端向きに延在するハンドル1044と見なすことができる。ハンドル1044は、負のY方向(すなわち、後ろ向き)にかつ負のX方向(すなわち、内向き)に延在しさらに負のZ方向に延在するオフセット部分1048へと連接される。

0099

図47A図47Mは、本発明によるマルチ構成器具の他のバージョンによるモジュール式器具1140を示している。その特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。このバージョンにおいては、器具1040は、衝撃プレート1146と、ハンドル1144と、オフセット1148と、成形部材1142と、を備えている。図47D図47Fに示すように、器具1140は、衝撃プレート1146およびハンドル1144に関して、また、ハンドル1144およびオフセット1148に関して、また、オフセット1148および成形部材1142に関して、モジュール式の構成とされている。オフセット1148は、「A」端部1156と、「B」端部1158と、を備えている。第1脚が手術対象であるときには、オフセット1148のA端部およびB端部の一方が、成形部材1142に対して連結され、オフセット1148のA端部およびB端部の他方が、ハンドル1144に対して連結される。図47A図47Eは、左大腿骨上において動作し得るように構成された器具を示す様々な図である。他の脚が手術対象であるときには、図47D図47Fに示すように、オフセット1148は、X軸まわりに180°にわたって回転する。これにより、オフセット部材1148の他方の端部が、成形部材1142に対して連結され、反対側の端部が、ハンドル1144に対して連結される。他の脚に適応するために、衝撃プレート1146は、図47Gおよび図47Hに示すように回転される。図47Fおよび図47H図47Mは、右大腿骨上において動作し得るように構成された器具1140を示す様々な図である。

0100

衝撃プレート1146は、傾斜面1156を備えることができる。傾斜面1156は、第1バージョンの器具140の傾斜面56の機能と類似したものとすることができる。これらの傾斜面は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。

0101

図48A図48Fは、成形部材の軸線に対しての前方オフセットおよび外向きオフセットをハンドルの軸線に対して提供するという点において、上述した器具40と概念的に類似している器具アセンブリ1240を示している。器具アセンブリ1240の様々な特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。しかしながら、図48A図48Fに示す器具アセンブリ1240は、成形部材1242上の2つの対応するポスト1274,1276といったような2つの連結構造と、器具1240の先端部上の受領凹所といったような単一の対応する連結構造と、を利用する。成形部材1242上に設けられた連結構造1274,1276は、成形部材の軸線とハンドルの軸線とに対して傾斜することができる。これにより、組み立てられて患者上における使用のために配置されたときには、成形部材1274に対してのハンドル1244の前方オフセットおよび外向きオフセットを効果的にもたらすことができる。図48A図48Fに示すように、単一のオフセット1248を有した対称形状のハンドル1244を使用したときには、成形部材1242は、成形部材1274に対してのハンドル1244の前方オフセットおよび外向きオフセットを提供する。

0102

器具アセンブリ1240は、ハンドル1244と成形部材1242を備えている。成形部材1242は、オフセット1248に対して干渉し得るよう構成された2つのポスト1274,1276を有している。これにより、成形部材1242を、オフセット1248の先端部に対して連結することができる。図48Cおよび図48Dに示すように、成形部材1242のポスト1276は、右大腿骨の手術のために、オフセット1248の先端部に対して連結される。図48Eおよび図48Fに示すように、成形部材1242のポスト1274は、左大腿骨の手術のために、ポスト1276の代わりにオフセット1248の先端部に対して連結される。図48A図48Fに示すバージョンにおいては、オフセット1248は、ハンドル1244に対しての、単一のオフセットだけを有している。この特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。

0103

図49A図48Cは、ハンドル1344と、付加的に溝が掘られた衝撃プレート1346と、オフセット1348と、成形部材1342と、を備えた器具1340を示している。器具1340の特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。成形部材1342は、突起1374を備えている。突起1374は、器具が右大腿骨または左大腿骨のいずれに関して動作するために使用されているかに応じて、オフセット1348の先端部において、第1受領形状1290または第2受領形状1292のいずれかの内部に受領され得るよう構成されている。図49Aに示すように、器具1340は、成形部材1342の突起1374が、左大腿骨の手術のために、オフセット1348の先端部の第1受領形状1290に対して位置合わせされるように、配置されている。図49Bおよび図48Cは、右大腿骨の手術のための、器具1340の配置を示している。これにより、成形部材1342の突起1374を、オフセット1348の先端部の第2受領形状1292に対して位置合わせされる。任意の所望の構造を使用することによって、それぞれの所望の受領形状1290,1292内に成形部材1342を保持することができる。

0104

図50A図50Oは、本発明によるマルチ構成器具の他のバージョンによるモジュール式器具1440を示している。モジュール式器具1440の特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。このバージョンにおいては、器具1440は、衝撃プレート1446と、ハンドル1444と、オフセット1448と、成形部材1442と、を備えている。成形部材1442は、オフセット1448の先端部内の対応開口1441内に受領され得るよう傾斜されたポスト1472を有している。図50F図50Hに示すように、器具1440は、衝撃プレート1446およびハンドル1444に関して、また、ハンドル1444およびオフセット1448に関して、また、オフセット1448および成形部材1442に関して、モジュール式とされている。オフセット1448は、図49F〜図49Hに示すように、「A」端部1456と、「B」端部1458と、を備えている。第1大腿骨が手術対象であるときには、オフセット1448のA端部およびB端部の一方が、成形部材1442に対して連結され、オフセット1448のA端部およびB端部の他方が、ハンドル1444に対して連結される。図50C図50Gは、左大腿骨上において動作し得るように構成された器具を示す図である。右大腿骨が手術対象であるときには、図50G図50Hに示すように、オフセット1448は、X軸まわりに180°だけ回転する。これにより、オフセット1448の他端が、成形部材1442に対して連結され、反対側の端部が、ハンドル1444に対して連結される。他方の大腿骨に適応するために、衝撃プレート1446は、図50Iおよび図50Jに示すように、Z軸まわりに回転される。図50J図50Oは、右大腿骨上において動作し得るように構成された器具144を示す様々な図である。

0105

衝撃プレート1446は、傾斜面1456を備えることができる。傾斜面1456は、第1バージョンの器具40の傾斜面56の機能と類似したものとすることができる。傾斜面1456は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。

0106

図51A〜図51Dは、例えば上述したものといったようなオフセット部材1548の先端部のポスト1574に対して開口1550を有した成形部材1542を連結するための他の機構を示している。図51A−2に示すように、開口1550は、任意の適切な横断面形状を有することができる。限定するものではないけれども、円形や、楕円形や、三角形状や、あるいは、長方形形状、といったような形状を有することができる。
ポスト1574は、成形部材1542(図51Dに示す)のロック凹所1548内に受領され得る突起1572を備えている。ポスト1574が開口1550内へと挿入された際には、オフセット部材1548のスプリング1520は、突起1572が凹所1548内に捕えられるまで、突起1572を支点1560まわりに回転させる。これにより、オフセット部材1548に対して成形部材1542を保持することができる。

0107

図52A〜図52Dは、上述したものといったようなオフセット部材1648の先端部のポスト1674に対して、2つの開口1650,1652を有した成形器具1642を連結するための他の機構を示している。開口1650,1652は、任意の適切な横断面形状を有することができる。限定するものではないけれども、図52A−2に示すように、円形や、楕円形や、三角形状や、長方形形状、といったような横断面形状を有することができる。ポスト1674は、突起1672を備えている。突起1672は、ポスト1674を受領している開口(図52Cおよび図52Dに示す)に応じて、ロック凹所1646,1648のいずれかの内部に受領されることができる。ポスト1674が開口1650,1652の一方内へと挿入された際には、スプリング1620は、突起1674が適切な凹所1646,1648内に受領されるまで、突起1672を回転させる。スプリング1620は、圧縮スプリング(図示のように)として、あるいは、トーションスプリングとして、あるいは、リーフスプリングとして、設けることができる。スプリング1620は、他の部材に対して個別的なものとも、他の部材に対して一体的なものとも、することができる。

0108

図53Aは、突起1750を有したハンドル1744の先端部を示している。図53Bおよび図53Cは、凹所1754を有した成形部材1742を示している。凹所1754は、例えばMorseテーパーといったようなテーパーロッキング連結を介して、ハンドル1744の突起1750を受領し得るように構成されている。凹所1754および突起は、任意の適切な構成を有することができる。例えば、楕円形横断面を有しつつ、円錐台形状またはテーパー形状とすることができる。図53A図53Cに示す器具は、試行切削時に生体内において成形部材と組み合わせてモジュール式ネックが使用される場合に、特に有効である。凹所1754は、図53Bおよび図53Cに示すように、対称形状とすることができ、成形部材1742は、右大腿骨または左大腿骨の内部へと挿入することができるとともに、左または右のインプラントを試行するためにモジュール式試行ネックを受領することができる。さらに、凹所1754が図53Bおよび図53Cに示すように対称形状であるならば、ハンドル1744に対しての成形部材1742の位置は、左右の腰に対して適応し得るよう、180°にわたって回転することができる。ハンドル1744と成形部材1742との間のテーパー連結を解除する(あるいは、ブレークする)ための手段を、設けることができる(図示せず)。そのような手段は、例えば、テーパー連結に対して衝撃力を形成するスプリング付きプランジャとすることができる。さらに、手術部位(例えば、脊髄内管)から成形部材1742を取り外すための手段は、オフセット1744に対して設けることができる。そのような手段は、例えば、成形部材1742内のネジ穴1754bに対して係合するハンドル1744上に配置されたネジ1750bによって、提供することができる。

0109

図54Aは、左大腿骨上において動作し得るように構成された、本発明の第15バージョンによる器具アセンブリ1840を示している。器具アセンブリ1840の特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。図54Bは、患者の左の腰に対しての使用時には、図54Aに示すアセンブリを上方から見た図である。図54Bにより、ハンドル1844が、挿入部材1842をオフセット1848の先端部に対して固定するためのリンク機構を備え得ることを、理解することができる。アセンブリ1840は、挿入部材1842に対しての衝撃プレート1846の表面の外向きオフセットと前方オフセットとの双方を提供する。衝撃プレート1846の使用された表面に対しての垂線は、挿入部材1842の軸線に対して全体的に平行である。図54Bに示されているように、挿入部材1842の軸線1868と衝撃プレート1846の「左」表面の垂線とは、Z軸に対して全体的に平行である。しかしながら、このバージョンにおいては、ハンドルの軸線1854とオフセット1848とは、挿入部材1842の軸線1868に対して全体的に平行ではない。そのような特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。

0110

図55Aは、右大腿骨上において動作し得るように構成された本発明の第16バージョンによる器具アセンブリ1940を示している。その特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。器具アセンブリ1940は、V字形状のプロファイルを有した衝撃プレート1946の代替可能なバージョンを示している。衝撃プレート1946は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。図55Bは、使用時に図55Aに示すアセンブリを上方から見た図である。図55Bにより、ハンドル1944が、挿入部材1942をオフセット1948の先端部に対して固定するためのリンク機構を備え得ることを、理解することができる。アセンブリ1940は、挿入部材1942に対しての衝撃プレート1946の外向きオフセットと前方オフセットとの双方を提供する。使用された「右」衝撃プレート1946の表面に対しての垂線は、挿入部材1942の軸線1968に対して、および、Z軸に対して、全体的に平行である。しかしながら、図54Aおよび図54Bに示すバージョンと同様に、ハンドルの軸線1954とオフセット1948の軸1958とは、挿入部材1942の軸線1968に対して全体的に平行ではない。この特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。

0111

図56Aおよび図56Bは、本発明のいくつかの特徴による挿入部材のためのロック機構を示している。そのような特徴点は、ここで開示される任意のバージョンに対して、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて、使用することができる。このロック機構においては、両手利きのフォーク形状ヨークは、挿入部材(例えば、ブローチポスト)のポスト部分を受領し得るように構成された受領部分を横断してスライドする。可動リンクは、ヨークの横方向移動を制御する。これにより、ハンドルに対して挿入部材をロックしたりあるいはロック解除したりすることができる。ロックは、個別のリーフスプリングによって、あるいは、一体型のリーフスプリングを有した構成されたリンクによって、促進することができる。ヨークのフィンガーは、角柱とすることができ、全体的に三角形という横断面形状を有することができる。これにより、典型的には従来的な挿入部材のポスト部分上に設けられたノッチに対して、相補的なものとすることができる。

0112

図57A図57Gは、アダプタ1810を示している。アダプタ1810は、患者の骨髄内管上において動作するために使用された従来的な単一のオフセットハンドルと従来的な挿入部材1442(例えば、ブローチ)と有して組み立てられたときには、二重オフセットを提供する。いくつかのバージョンにおいては、アダプタ1810は、ボディ1812と、挿入部材1442のポスト1472を受領するための凹所2002と、を備えている。これに代えて、あるいは、これに加えて、アダプタ2000は、従来的な無ポストタイプの挿入部材(図示せず)のキャビティ内への挿入のための突起を備えている。

0113

図57Dに示すように、アダプタ1810は、患者の骨髄内管上において動作するために使用された従来的なハンドルの受領部分に対して連結し得るように構成された2つのポスト2072,2074を備えることができる。右大腿骨上において動作するときには、ポスト2072が、ハンドルに対して連結され、左大腿骨上において動作するときには、ポスト2074が、ハンドルに対して連結される。

0114

使用時には、図57Cに示すように、アダプタ1810は、例えば位置決めネジ2010(図57A)または他の任意の適切な連結手段を使用して、挿入部材1442に対して固定される。他の連結手段には、限定するものではないけれども、クランプ、カム、スプリング式ピン、および/または、ラッチ、がある。ハンドル1244の軸線および挿入部材2042の軸線については、上述したとおりである。アダプタは、従来的なハンドル(例えば、図57Eに示すようなハンドル1244)および従来的な挿入部材(例えば、ブローチ1442)に対して適合し得るように構成される。キャビティ2002に対してのアダプタ1810のポスト2072の位置合わせおよび角度は、詳細に上述したように、ハンドルと挿入部材との間の二重オフセットを達成する。よって、手術対象をなす脚に応じて、外科医は、従来的な単一オフセットハンドルに対して、アダプタ1810のそれぞれのポスト2072,2074を連結することができる。アダプタ1810の使用は、ハンドル1244の軸線を、挿入部材1442の軸線から、前方におよび外向きに、オフセットする。詳細に上述したように、この前方かつ外向きのオフセットは、患者の腸領域および他の筋肉組織に対しての、ハンドルのクリアランスを提供する。

0115

図58Aおよび図59Aは、代替可能なアダプタ1820,1830を示している。アダプタ1810と同様に、アダプタ1820,1830は、従来的な単一のオフセットハンドル(例えば、図59Bに示すようなハンドル1244)および従来的な挿入部材(例えば、ブローチ1442)と一緒に使用することができる。これにより、患者の骨髄内管上における動作に関して、上述した二重オフセットを達成することができる。アダプタ1820,1830は、ボディ1814と、従来的な挿入部材1442の受領ポスト1472のための凹所と、を備えることができる。これに代えて、あるいは、これに加えて、アダプタ1820,1830は、無ポストタイプの挿入部材(図示せず)のキャビティ内への挿入のために、突起を備えることができる。

0116

これに代えて、あるいは、これに加えて、アダプタ1820,1830は、図58B図58C図59Bに示すように、患者の骨髄内管上において動作するために使用された従来的な単一のオフセットハンドルの受領部分に対して連結されるよう構成された単一の傾斜ポスト2172を備えている。

0117

図58Aに図示されたアダプタ1820は、右大腿骨上において動作するときに使用するために構成され、図59Bに図示されたアダプタ1830は、左大腿骨上において動作するときに使用するために構成される。使用時には、アダプタ1820,1830のいずれかが、例えば、上述したような位置決めネジまたは他の任意の適切な連結手段を使用して、挿入部材1442に対して固定される。他の連結手段には、限定するものではないけれども、クランプ、カム、スプリング式ピン、および/または、ラッチ、がある。

0118

アダプタ1820,1830は、従来的なハンドル(例えば、図58B図58C図59Bに示すされてハンドル1244)および従来的な挿入部材(例えば、ブローチ1442)に対して適合し得るように構成される。ポスト1472に対してのアダプタ1820,1830のポスト2172の位置合わせおよび角度は、詳細に上述したように、ハンドルと挿入部材との間における二重オフセットを達成する。よって、手術対象をなす脚に応じて、外科医は、図58B図58C図59Bに示すように、従来的な単一のオフセットハンドルに対して、アダプタ1820,1830のいずれかを連結することができる。アダプタ1820,1830のいずれかを使用することにより、挿入部材1442の軸線から、前方におよび外向きに、ハンドル1244の軸線を、オフセットすることができる。詳細に上述したように、この前方および外向きのオフセットにより、患者の腸領域および他の筋肉組織に対してのハンドルのクリアランスを提供する。

0119

使用時には、所望の器具が選択され、患者の左大腿骨または右大腿骨が、プロテーゼステム構成部材の設置のために選択される。器具は、X方向成分とY方向成分とを有した方向においてハンドルを外科手術部材からオフセットさせることにより、選択された大腿骨上において動作するように構成される。これにより、成形部材に対してのハンドルの所望の外向きオフセットおよび前方オフセットを提供することができる。その後、器具または器具の成形部材部分が、前方アプローチを使用して、外科的な切開口を通して、選択された大腿骨の骨髄内管内へと挿入される。その後、骨髄内管が、器具を使用することによって手術される。その後、器具が取り外され、プロテーゼステム構成部材が、骨髄内管内へと埋設される。これにより、手術が完了する。

0120

ここに記述された器具は、大腿脊髄内管の準備のための用途に関して記述されているけれども、それら器具は、有利には、任意の外科的手術において使用することができる。例えば、本発明の様々な特徴点に基づく器具は、肩手術時に上腕骨を準備するために使用することができる、あるいは、大腿骨頭部の表面形成術のために大腿骨頭部を準備するために使用することができる、あるいは、臼蓋窩を準備する(例えば、臼蓋窩インプラントの受領のために、負のX方向と負のY方向とにおいて臼蓋窩成形部材をオフセットする)ために使用することができる。後者の場合、直接的な前方アプローチによる臼蓋窩の準備における使用に関しては、器具の先端部は、一般に、Z方向(患者の頭部に向けて)に延在し得るように構成することができ、逆の構成を使用することができる。例えば、左大腿骨上における使用のための図6に示す器具構成は、患者に対して先端側から臼蓋窩へとアクセスする際に、右臼蓋窩のために使用される構成に対応することができる。逆に、右大腿骨上における使用のための図7に示す器具構成は、患者に対して先端側から臼蓋窩へとアクセスする際に、左臼蓋窩のために使用される構成に対応することができる。さらに他の例においては、成形部材は、リーマーとして提供することができる。その場合、器具ボディは、自在継手や、カップリングや、あるいは、トルクをリーマーに対して伝達するためにドリル部材に対して取り付けられ得る他の機構、を備えることができる。さらに他の例においては、成形部材は、挿入部材として構成することができ、挿入部材は、例えば大腿ステムまたは臼蓋窩カップといったような人工インプラントに対して少なくとも一時的に係合し得るよう構成され、さらに、手術部位内へと人工インプラントを案内して配置し得るよう構成されている。

0121

使用時には、所望の器具が選択され、患者の左腰と右腰とのいずれかが、プロテーゼステム構成部材の設置のために選択される。器具は、外向き方向成分と前方方向成分とを有した方向においてハンドルを成形部材からオフセットさせることにより、選択された脚の大腿骨上において動作するように構成される。これにより、成形部材に対してのハンドルの所望の外向きオフセットおよび前方オフセットを提供することができる。その後、器具または器具の成形部材部分が、前方アプローチを使用して、外科的な切開口を通して、選択された大腿骨の骨髄内管内へと挿入される。その後、骨髄内管が、器具を使用することによって手術される。その後、器具が取り外され、プロテーゼステム構成部材が、骨髄内管内へと埋設される。これにより、臼蓋窩カップを、患者の臼蓋窩内に埋設することができる。これにより、手術が完了する。

0122

上述した様々なバージョンは、本発明とその実用的な応用に関しての原理を最も明瞭に説明するために、選択されて説明されている。これにより、当業者であれば、想定された用途に応じて、本発明および本発明の様々なバージョンを適用したり、修正したり、することができる。上述した構成および方法に関しては、本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変形を行い得ることにより、上記の説明や特許請求の範囲や添付図面に含まれているすべての内容が、本発明の範囲を制限するものではなくむしろ本発明を例示するものであることが、意図されている。よって、本発明の幅および範囲は、上述されたバージョンによって制限されるものではなく、特許請求の範囲およびその等価物に基づいてのみ規定される。さらに、当業者であれば、上述した様々なバージョンにおける任意の特徴点およびすべての特徴点を、任意の互換性を有した順列または組合せにおいて使用し得ることは、理解されるであろう。

0123

18大腿骨
30脊髄内管
40器具
42成形部材
44 ハンドル

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