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技術 高齢の動物の生活の質を向上させるための方法

出願人 ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド
発明者 フランツ,ノーラン・ゼブロンフリーセン,キム・ジーンヤムカ,ライアン・マイケルガオ,シャンミン
出願日 2014年12月18日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2014-255727
公開日 2015年5月14日 (5年7ヶ月経過) 公開番号 2015-091246
状態 未登録
技術分野 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 突然変異または遺伝子工学 非環式または炭素環式化合物含有医薬 生物学的材料の調査,分析 化合物または医薬の治療活性 特有な方法による材料の調査、分析 飼料(2)(一般) 酵素、微生物を含む測定、試験 蛋白脂質酵素含有:その他の医薬 特定動物用飼料
主要キーワード 配給量 パラメータ試験 湿潤原料 乾燥加熱処理 中間水 直接蒸気注入 使用直後 老化機
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年5月14日)のものです。
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課題

敏捷性を向上させ、活力を改善し、軟骨を保護し、筋肉量を維持し、消化率を向上させ、皮膚および毛の質を改善することにより、高齢または超高齢の動物の生活の質を向上させるための方法を提供する。

解決手段

有効量の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、アミノ酸ミネラル、および抗酸化物質の種々の組み合わせを含む組成物給餌する。

概要

背景

[0002]イヌおよびネコ等のペット動物は、多くの場合、その生命段階(年齢)、寸法
身体組成、および品種に応じて、食餌を分ける必要がある。イヌおよびネコの両方の栄
養素要件は、年齢(成長期のイヌ(または、ネコ)、成齢のイヌ(または、ネコ)、およ
高齢のイヌ(または、ネコ))に基づいて、3つの異なる生命段階に区分され得る。後
者の分類の高齢のイヌ(または、ネコ)は、高齢(または、成熟成齢)および超高齢(ま
たは、老齢)を含む、2つの段階にさらに区分され得る。イヌは、中型種のイヌ対大型種
のイヌの異なる分類にさらに区分される。

[0003]オメガ−3およびオメガ−6多価不飽和脂肪酸からなる必須脂肪酸は、動物
健康のために重要な栄養素である。しかしながら、これらの栄養素は、動物によって作り
出すことができない、または効果を引き出すために十分な量を作り出すことができず、し
たがって、動物用の食餌において摂取されなければならない。例えば、Hornstra
, G., et al.,「Essential fatty acidsin p
regnancy and early human development”, E
ur. J. Obs. &Gyn.and Reprod. Biology, 6
1 :57−62(1995)を参照されたい。これまで、オメガ−3多価不飽和脂肪酸
であるドコサヘキサエン酸(「DHA」)は、老齢のマウスにおける迷路学習能力および
脳機能の増加に有効であることが主張されている。Lim, S.−Y.,「Intak
es of dietary docosahexaenoic acid ethyl
ester and egg phosphatidylcholine impro
ve maze−learning ability in young and ol
d mice”, J. Nutr., 130:1629−1632(2000)を参
照されたい。

[0004] Rogersは、特に、高齢者において、認知機能の低下を遅らせるために、
抗酸化物質の使用の可能性に関する理論を論じている。Rogers, P., “A
healthy body, a healthy mind:long−term i
mpact of diet on mood and cognitive func
tion”, Proceedings of the Nutrition Soci
ety, 60:135−143(2001)を参照されたい。

[0005]認知能力の改善に関する研究および開発にもかかわらず、例えば、高齢および
超高齢の動物における敏捷性の向上、活力の改善、軟骨保護、筋肉量の維持、消化率の向
上、ならびに皮膚および毛の質の改善によって測定されるように、高齢の動物の生活の質
を向上させるための方法の必要性が存続する。

[0006] 上述のように、本明細書で記載される超高齢のペット用の食物組成物は、本結
果を達成するために投与され得る。加えて、我々は、本明細書において、本明細書に開示
されるペット用食物組成物の投与によって達成される、高齢および超高齢の動物の生活の
質の向上は、ゲノムベルで反映されるという、驚くべき発見報告する。具体的には、
以下の実施例に詳述されるように、遺伝子チップデータは、血液凝固血小板活性化およ
凝集、骨および筋肉保全性(integrity)、炎症反応軟骨変性(dege
neration)および疼痛反応DNA損傷および修復経路神経機能グリコー
ン合成および分解、解糖糖新生ペントースリン酸経路老化プロセス、ならびに電子
伝達等、いくつかの生物学的経路と関係するタンパク質をコードする、遺伝子の発現が修
飾される、すなわち、一般に、その大部分が、本明細書で記載される超高齢のペット用食
物組成物の動物への投与を通して、有益に改変されることを示す。

概要

敏捷性を向上させ、活力を改善し、軟骨を保護し、筋肉量を維持し、消化率を向上させ、皮膚および毛の質を改善することにより、高齢または超高齢の動物の生活の質を向上させるための方法を提供する。有効量の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、アミノ酸ミネラル、および抗酸化物質の種々の組み合わせを含む組成物給餌する。なし

目的

本発明は、少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸を含有する、種々の
組成物を利用する方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
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請求項1

高齢または超高齢のペット動物老化プロセスと関係する生物学的機能を調節するための方法であって、前記方法は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、を含む組成物を前記動物給餌することを含む、方法。

請求項2

前記老化プロセスと関係する生物学的機能は、炎症、DNA修復または細胞生存、脂肪またはコレステロール代謝タンパク質合成細胞増殖、および細胞死を含む、請求項1に記載の方法。

請求項3

前記動物は、ネコイヌ、およびウマから選択される、請求項1に記載の方法。

請求項4

高齢または超高齢の動物の老化プロセスと関係する生物学的機能を調節する方法であって、前記方法は、ドコサヘキサエン酸およびエイコサペンタエン酸から選択される、少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、少なくとも1つの抗酸化物質と、コリンマンガンメチオニンシステイン、L−カルニチンリシン、およびそれらの混合物から選択される、少なくとも1つの栄養素と、を含む組成物を前記動物に給餌することを含む、方法。

請求項5

前記組成物中のオメガ−3多価不飽和脂肪酸は、DHAであって、前記組成物は、乾物基準で測定される場合、少なくとも約0.02重量%のDHAを含む、請求項4に記載の方法。

請求項6

前記組成物中のオメガ−3多価不飽和脂肪酸は、DHAであって、前記組成物は、乾物基準で測定される場合、約0.02〜約0.40重量%のDHAを含む、請求項4に記載の方法。

請求項7

前記組成物中のオメガ−3多価不飽和脂肪酸は、EPAを含み、前記組成物は、乾物基準で測定される場合、少なくとも約0.1重量%のEPAを含む、請求項4に記載の方法。

請求項8

前記組成物中のオメガ−3多価不飽和脂肪酸は、EPAを含み、前記組成物は、乾物基準で測定される場合、約0.1〜約1重量%のEPAを含む、請求項4に記載の方法。

請求項9

前記組成物中のオメガ−3多価不飽和脂肪酸は、DHAとEPAとの混合物を含み、前記組成物は、乾物基準において、少なくとも約0.02重量%のDHAと、少なくとも約0.1重量%のEPAとを含む、請求項4に記載の方法。

請求項10

前記組成物は、ビタミンEビタミンCタウリンベータカロテン、カルニチン、リポ酸、およびシスチンから選択される、1つ以上の抗酸化物質を含む、請求項4に記載の方法。

請求項11

前記組成物は、少なくとも約500IU/kgのビタミンE、少なくとも約50ppmのビタミンC、および少なくとも約600ppmのタウリンを含む、請求項4に記載の方法。

請求項12

前記組成物は、少なくとも約1000ppmのコリンをさらに含む、請求項4に記載の方法。

請求項13

前記動物に給餌される組成物は、動物用のおやつまたは動物用の玩具である、請求項4に記載の方法。

請求項14

前記動物に給餌される組成物は、栄養補助剤である、請求項4に記載の方法。

請求項15

高齢または超高齢の小型種のあるいは中型種のイヌ動物の老化プロセスと関係する生物学的機能を調節するための方法であって、前記方法は、約60〜約70重量%の炭水化物と、動物性タンパク質および植物性タンパク質から選択される、約15〜約25重量%のタンパク質と、動物性および植物性脂肪から選択される、約5〜約7重量%の脂肪と、約2.5〜約4重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、約1〜約2重量%の繊維と、約1〜約2重量%のミネラルと、約0.5〜約1.5重量%のビタミンと、を含む組成物を前記動物に給餌することを含む、方法。

請求項16

高齢または超高齢の大型種のイヌの老化プロセスと関係する生物学的機能を調節するための方法であって、前記方法は、約60〜約70重量%の炭水化物と、動物性タンパク質および植物性タンパク質から選択される、約15〜約25重量%のタンパク質と、動物性および植物性脂肪から選択される、約5〜約7重量%の脂肪と、約3〜約5重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、約1〜約1.5重量%の繊維と、約0.5〜約1重量%のミネラルと、約0.75〜約1.25重量%のビタミンと、を含む組成物を前記動物に給餌することを含む、方法。

請求項17

高齢または超高齢のネコの老化プロセスと関係する生物学的機能を調節するための方法であって、前記方法は、約30〜約35重量%の炭水化物と、動物性タンパク質および植物性タンパク質から選択される、約40〜約50重量%のタンパク質と、動物性および植物性脂肪から選択される、約12〜約15重量%の脂肪と、約1〜約2重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、約3〜約5重量%の繊維と、約1〜約2重量%のミネラルと、約1〜約2重量%のビタミンと、を含む組成物を前記動物に給餌することを含む、方法。

請求項18

前記方法は、老化プロセスと関係する生物学的機能を調節するために有効量の前記組成物を前記動物に給餌することを含み、前記老化プロセスと関係する生物学的機能の調節は、血液凝固血小板活性化および凝集、骨および筋肉保全性炎症反応軟骨変性および疼痛反応DNA損傷および修復経路神経機能グリコーゲン合成および分解、解糖糖新生ペントースリン酸経路、老化プロセス、ならびに電子伝達から選択される、1つ以上の生物学的経路における改善によって明らかとされる、請求項1に記載の方法。

請求項19

前記方法は、老化プロセスと関係する生物学的機能を調節するために有効量の前記組成物を前記動物に給餌することを含み、前記老化プロセスと関係する生物学的機能の調節は、血液凝固と血小板活性化および凝集、骨および筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復経路、神経機能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、老化プロセス、ならびに電子伝達から選択される、生物学的経路と関係または関連するタンパク質をコードする、1つ以上の遺伝子の発現における有益な変化によって明らかとされる、請求項1に記載の方法。

請求項20

血液凝固と血小板活性化および凝集、骨および筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復経路、神経機能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、老化プロセス、および電子伝達から選択される、老化と関係または関連する障害または疾患に罹患している動物を治療するための方法であって、前記方法は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、を含む有効量の組成物を前記動物に投与することを含む、方法。

請求項21

前記組成物は、ドコサヘキサエン酸(「DHA」)およびエイコサペンタエン酸(「EPA」)から選択される、少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸をさらに含む、請求項20に記載の方法。

請求項22

前記組成物は、少なくとも1つの抗酸化物質と、コリン、マンガン、メチオニン、システイン、L−カルニチン、リシン、およびそれらの混合物から選択される、少なくとも1つの栄養素とをさらに含む、請求項20に記載の方法。

請求項23

血液凝固と血小板活性化および凝集、骨および筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復経路、神経機能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、老化プロセス、および電子伝達から選択される生物学的経路と関係または関連する障害または疾患に罹患している動物を治療するための方法であって、前記方法は、表1または表1Aに開示される成分を含む、有効量の組成物を前記動物に投与することを含む、方法。

請求項24

前記方法は、前記動物の生活の質における向上を測定することをさらに含み、前記測定は、前記組成物を前記動物に給餌する前および後に、表5〜14に開示されるものから選択される1つ以上の遺伝子の遺伝子発現レベル定量化することと、動物における前記レベルを比較することとを含み、前記動物の生活の質における向上が、前記動物の遺伝子発現レベルにおける有益な変化によって反映される、請求項1に記載の方法。

請求項25

前記方法は、前記動物の生活の質を向上させるために有効量の前記組成物を前記動物に給餌することを含み、生活の質の向上は、炎症、DNA修復、細胞生存、脂肪またはコレステロール代謝、タンパク質合成、細胞増殖、および細胞死から選択される、生物学的経路と関係または関連するタンパク質をコードする、1つ以上の老化遺伝子の発現における有益な変化によって明らかとされる、請求項1に記載の方法。

請求項26

前記発現の変化は、表15〜19に列挙される1つ以上の遺伝子におけるものであって、前記発現の変化は、老齢の動物における発現レベルと比較して、健康な成齢のペット動物における発現レベルに向かうものである、請求項31に記載の方法。

請求項27

前記動物は、イヌである、請求項32に記載の方法。

請求項28

前記方法は、前記動物の生活の質を向上させるのに有効な量の前記組成物を前記動物に給餌することを含み、生活の質の向上は、表20に列挙される1つ以上の遺伝子の発現における変化によって明らかとされ、前記発現の変化は、老齢の動物における発現レベルと比較して、健康な成齢の動物における発現レベルに向かうものである、請求項1に記載の方法。

請求項29

前記動物は、イヌである、請求項34に記載の方法。

請求項30

哺乳類における少なくとも1つのペプチドの発現を改変する方法であって、前記方法は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、を含む組成物を前記哺乳類に投与することを含み、前記少なくとも1つのペプチドは、X、Y、およびZから成る群から選択される、方法。

請求項31

前記哺乳類は、イヌ、ネコ、またはウマである、請求項30に記載の方法。

請求項32

前記哺乳類は、老齢の哺乳類である、請求項30に記載の方法。

請求項33

前記組成物は、抗酸化物質、コリン、マンガン、メチオニン、システイン、L−カルニチン、リシン、またはそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項30に記載の方法。

請求項34

前記少なくとも1つの遺伝子の発現は、増加する、請求項30に記載の方法。

請求項35

前記少なくとも1つの遺伝子の発現は、減少する、請求項36に記載の方法。

請求項36

哺乳類における少なくとも1つの目的の遺伝子の発現を改変する能力について、1つ以上の試験化合物スクリーニングするための方法であって、前記方法は、a)対照組成物対照群の哺乳類に投与し、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルを判定することと、b)前記1つ以上の試験組成物実験群の哺乳類に投与し、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルを判定することであって、前記試験組成物は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、を含み、c)各群にそのそれぞれの組成物を投与後、前記対照と実験群の哺乳類との間における前記少なくとも1つの目的の遺伝子における発現レベルの差異を判定することと、を含み、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルの差異は、前記試験組成物が、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現を改変可能であることを示す、方法。

請求項37

前記差異は、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルが、前記対照群と比較して、前記実験群において増加することを示す、請求項36に記載の方法。

請求項38

前記差異は、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルが、前記対照群と比較して、前記実験群において減少することを示す、請求項36に記載の方法。

請求項39

前記少なくとも1つの目的の遺伝子は、X、Y、およびZから成る群から選択される、請求項36に記載の方法。

請求項40

2つ以上の目的の遺伝子の発現レベルが判定される、請求項36に記載の方法。

請求項41

哺乳類における少なくとも1つの目的の遺伝子の発現を改変する能力について、1つ以上の試験化合物をスクリーニングするための方法であって、前記方法は、a)対照組成物を対照群の哺乳類に投与し、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルを判定することであって、前記対照組成物は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸とを含み、b)前記1つ以上の試験組成物を実験群の哺乳類に投与し、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルを判定することと、c)各群にそのそれぞれの組成物を投与した後、前記対照と実験群の哺乳類との間における前記少なくとも1つの目的の遺伝子における発現レベルの差異を判定することと、を含み、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルの差異は、前記試験組成物が、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現を改変可能であることを示す、方法。

請求項42

前記差異は、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルが、前記対照群と比較して、前記実験群において増加することを示す、請求項41に記載の方法。

請求項43

前記差異は、前記少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルが、前記対照群と比較して、前記実験群において減少することを示す、請求項41に記載の方法。

請求項44

前記少なくとも1つの目的の遺伝子は、X、Y、およびZから成る群から選択される、請求項41に記載の方法。

請求項45

2つ以上の目的の遺伝子の発現レベルが判定される、請求項44に記載の方法。

技術分野

0001

[0001] 本発明は、概して、動物老化プロセスと関係する生物学的機能を調節するた
めの方法に関し、特に、高齢または超高齢の動物の老化プロセスと関係する生物学的機能
を調節するために、オメガ−3多価不飽和脂肪酸を含有する食物組成物を使用することに
関する。

背景技術

0002

[0002]イヌおよびネコ等のペット動物は、多くの場合、その生命段階(年齢)、寸法
身体組成、および品種に応じて、食餌を分ける必要がある。イヌおよびネコの両方の栄
養素要件は、年齢(成長期のイヌ(または、ネコ)、成齢のイヌ(または、ネコ)、およ
び高齢のイヌ(または、ネコ))に基づいて、3つの異なる生命段階に区分され得る。後
者の分類の高齢のイヌ(または、ネコ)は、高齢(または、成熟成齢)および超高齢(ま
たは、老齢)を含む、2つの段階にさらに区分され得る。イヌは、中型種のイヌ対大型種
のイヌの異なる分類にさらに区分される。

0003

[0003]オメガ−3およびオメガ−6多価不飽和脂肪酸からなる必須脂肪酸は、動物の
健康のために重要な栄養素である。しかしながら、これらの栄養素は、動物によって作り
出すことができない、または効果を引き出すために十分な量を作り出すことができず、し
たがって、動物用の食餌において摂取されなければならない。例えば、Hornstra
, G., et al.,「Essential fatty acidsin p
regnancy and early human development”, E
ur. J. Obs. &Gyn.and Reprod. Biology, 6
1 :57−62(1995)を参照されたい。これまで、オメガ−3多価不飽和脂肪酸
であるドコサヘキサエン酸(「DHA」)は、老齢のマウスにおける迷路学習能力および
脳機能の増加に有効であることが主張されている。Lim, S.−Y.,「Intak
es of dietary docosahexaenoic acid ethyl
ester and egg phosphatidylcholine impro
ve maze−learning ability in young and ol
d mice”, J. Nutr., 130:1629−1632(2000)を参
照されたい。

0004

[0004] Rogersは、特に、高齢者において、認知機能の低下を遅らせるために、
抗酸化物質の使用の可能性に関する理論を論じている。Rogers, P., “A
healthy body, a healthy mind:long−term i
mpact of diet on mood and cognitive func
tion”, Proceedings of the Nutrition Soci
ety, 60:135−143(2001)を参照されたい。

0005

[0005]認知能力の改善に関する研究および開発にもかかわらず、例えば、高齢および
超高齢の動物における敏捷性の向上、活力の改善、軟骨保護、筋肉量の維持、消化率の向
上、ならびに皮膚および毛の質の改善によって測定されるように、高齢の動物の生活の質
を向上させるための方法の必要性が存続する。

0006

[0006] 上述のように、本明細書で記載される超高齢のペット用の食物組成物は、本結
果を達成するために投与され得る。加えて、我々は、本明細書において、本明細書に開示
されるペット用食物組成物の投与によって達成される、高齢および超高齢の動物の生活の
質の向上は、ゲノムベルで反映されるという、驚くべき発見報告する。具体的には、
以下の実施例に詳述されるように、遺伝子チップデータは、血液凝固血小板活性化およ
凝集、骨および筋肉保全性(integrity)、炎症反応軟骨変性(dege
neration)および疼痛反応DNA損傷および修復経路神経機能グリコー
ン合成および分解、解糖糖新生ペントースリン酸経路、老化プロセス、ならびに電子
伝達等、いくつかの生物学的経路と関係するタンパク質をコードする、遺伝子の発現が修
飾される、すなわち、一般に、その大部分が、本明細書で記載される超高齢のペット用食
物組成物の動物への投与を通して、有益に改変されることを示す。

先行技術

0007

Hornstra, G., et al.,「Essential fatty acidsin pregnancy and early human development”, Eur. J. Obs. &Gyn.and Reprod. Biology, 61 :57−62(1995)
Lim, S.−Y.,「Intakes of dietary docosahexaenoic acid ethyl ester and egg phosphatidylcholine improve maze−learning ability in young and old mice”, J. Nutr., 130:1629−1632(2000)
Rogers, P., “A healthy body, a healthy mind:long−term impact of diet on mood and cognitive function”, Proceedings of the Nutrition Society, 60:135−143(2001)

0008

[0007] 本発明は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約5重量%の脂
肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸とを
含む組成物を動物に給餌することによって、高齢および超高齢の動物の生活の質を改善ま
たは向上させるための方法を包含する。

0009

[0008] 一実施形態では、本発明は、動物の生活の質を向上させるために有効な組成物
を包含し、生活の質の向上は、敏捷性、活力、軟骨保護、筋肉量の維持、消化率、ならび
に皮膚および毛の質から選択される、1つ以上の特性における改善によって明らかとされ
る。

0010

[0009] 別の実施形態では、本発明は、ドコサヘキサエン酸(「DHA」)およびエイ
コサペンタエン酸(「EPA」)から選択される、少なくとも1つのオメガ−3多価不飽
脂肪酸を含む組成物を包含する。付加的実施形態では、方法は、少なくとも1つの抗酸
化物質と、コリンマンガンメチオニンシステイン、L−カルニチンリシン、およ
びそれらの混合物から選択される、少なくとも1つの栄養素とを含む組成物を動物に給餌
することを含む。

0011

[0010] 一実施形態では、本発明は、動物の生活の質を改善または向上させるために有
効な組成物を包含し、生活の質の向上は、血液凝固と血小板活性化および凝集、骨および
筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復経路、神経機
能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、老化プロセス
、ならびに電子伝達から選択される、1つ以上の生物学的経路における改善によって明ら
かとされる。

0012

[0011] 別の実施形態では、本発明は、動物の生活の質を向上させるために、有効な組
成物を包含し、生活の質の向上は、血液凝固と血小板活性化および凝集、骨および筋肉の
保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復経路、神経機能、グ
リコゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、老化プロセス、なら
びに電子伝達から選択される、生物学的経路と関係または関連するタンパク質をコードす
る、1つ以上の遺伝子の発現における有益な変化によって明らかとされる。

0013

[0012] さらに別の実施形態では、本発明は、血液凝固と血小板活性化および凝集、骨
および筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復経路、
神経機能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、老化
ロセス、ならびに電子伝達から選択される、生物学的経路と関係または関連する障害また
は疾患に罹患している動物を治療するための方法を包含し、本発明の有効量の組成物を動
物に投与することを含む。一実施形態では、組成物は、少なくとも約9重量%のタンパク
質と、少なくとも約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つの
オメガ−3多価不飽和脂肪酸と、を含む。さらなる実施形態では、組成物は、ドコサヘキ
エン酸(「DHA」)およびエイコサペンタエン酸(「EPA」)から選択される、少
なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸を含む。さらなる付加的実施形態では、組成
物は、少なくとも1つの抗酸化物質と、コリン、マンガン、メチオニン、システイン、L
−カルニチン、リシン、およびそれらの混合物から選択される、少なくとも1つの栄養素
とをさらに含む。付加的実施形態では、組成物は、表1または表1Aに開示される成分を
含み得る。

0014

[0013] 別の実施形態では、本発明は、本明細書に開示される組成物を給餌前および後
に、表5〜14に開示されるものから選択される、動物における1つ以上の遺伝子の遺伝
発現レベル定量化し、動物における前記レベルを比較することによって、本明細書で
記載される組成物が給餌される、動物、特に、高齢または超高齢の動物の生活の質の向上
を測定または特性化する方法を包含し、動物の生活の質の向上は、動物における遺伝子発
現レベルにおける有益な変化によって反映される。

0015

[0014] 別の実施形態は、哺乳類における少なくとも1つのペプチドの発現を改変する
方法であって、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約5重量%の脂肪と、
少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸とを含む組
成物を哺乳類に投与することを含み、少なくとも1つのペプチドは、X、Y、およびZか
ら成る群から選択される、方法を包含する。本明細書に提示される種々の実施形態に関し
て、本明細書では、高齢または超高齢の動物は、高齢または超高齢の大型種のイヌ、中型
種のイヌ、小型種のイヌまたはネコであり得ることが想定される。

0016

[0015] 別の実施形態では、本発明は、哺乳類における少なくとも1つの目的の遺伝子
の発現を改変する能力について、1つ以上の試験化合物スクリーニングするための方法
であって、この方法は、対照組成物対照群の哺乳類に投与し、少なくとも1つの目的の
遺伝子の発現レベルを判定することと、1つ以上の試験組成物実験群の哺乳類に投与し
、少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルを判定することと(ここで、試験組成物は
、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約5重量%の脂肪と、少なくとも約
0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸とを含む)、それぞれの
組成物を各群に投与した後、対照と実験群の哺乳類との間の少なくとも1つの目的の遺伝
子における発現レベルの差異を判定することと、を含み、少なくとも1つの目的の遺伝子
における発現レベルの差異は、試験組成物が、少なくとも1つの目的の遺伝子の発現を改
変可能であることを示す。

0017

[0016] 別の実施形態は、哺乳類における少なくとも1つの目的の遺伝子の発現を改変
する能力について、1つ以上の試験化合物をスクリーニングするための方法であって、こ
の方法は、対照組成物を対照群の哺乳類に投与し、少なくとも1つの目的の遺伝子の発現
レベルを判定することと(ここで、対照組成物は、少なくとも約9重量%のタンパク質と
、少なくとも約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメ
ガ−3多価不飽和脂肪酸とを含む)、1つ以上の試験組成物を実験群の哺乳類に投与し、
少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルを判定することと、それぞれの組成物を各群
に投与した後、対照と実験群の哺乳類との間の少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベ
ルの差異を判定することと、を含み、少なくとも1つの目的の遺伝子の発現レベルの差異
は、試験組成物が、少なくとも1つの目的の遺伝子の発現を改変可能であることを示す。

0018

[0017] 本発明のその他およびさらなる目的、特徴、ならびに利点は、当業者に容易に
明白となるであろう。

0019

定義
[0018] 本明細書で記載される発明は、説明される特定の方法論プロトコル、および
試薬が、異なり得るため、これらに限定されないことが想定される。また、本明細書で使
用される用語は、特定の実施形態を説明する目的にすぎず、本発明の範囲をいかようにも
限定することを意図するものではないことを理解されたい。

0020

[0019]別途定義されない限り、本明細書で使用される技術的および科学的用語はすべ
て、本発明が属する当業者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有する。それ
らの本明細書で記載されるものと類似または同等の任意の方法および材料が、本発明の実
施あるいは試験において使用可能であるが、本明細書では、有利な方法、デバイス、なら
びに材料について説明する。本明細書に言及される刊行物はすべて、本発明と併用され得
る、刊行物中に報告される材料および方法論を説明ならびに開示することを目的として、
参照することによって、本明細書に組み込まれる。

0021

[0020] 本発明を実施する際、分子生物学における多くの従来技術が、使用され得る。
これらの技術は、周知であって、例えば、F. M. Ausubel, Ed. Cu
rrent Protocols in Molecular Biology, Vo
lumes I, II,and III,(Wiley, New York), 1
997 ;J. Sambrook, E. F. Fritsch, T. Mani
atis, Eds. , Molecular Cloning:A Laborat
ory Manual(Cold Spring Harbor Laboratory
, Cold Spring Harbor, New York, 1989)に説明
されている。

0022

[0021] 本明細書および添付の請求項で使用されるとき、単数形「a」、「an」、お
よび「the」は、別途文脈によって、明確に指示されない限り、複数形の参照も含む。
[0022] 用語「高齢」または「成熟成齢」とは、動物の生命段階を指す。小型種のまた
は中型種のイヌの場合、「高齢」生命段階は、約7〜約10である。ネコの場合、「高
齢」生命段階は、約7〜約12歳である。大型種のイヌの場合、5歳を超えると、後述の
ように、「超高齢」を表す。

0023

[0023] 用語「超高齢」または「老齢」とは、動物の特定の生命段階を指す。小型種の
または中型種のイヌの場合、超高齢段階は、10歳を超える任意の年齢である。大型種の
イヌの場合、超高齢段階は、5歳を超える任意の年齢である。ネコの場合、超高齢段階は
、12歳を超える任意の年齢である。

0024

[0024] 用語「大型種の」イヌとは、通常、成齢時で約55ポンド以上の体重のイヌを
意味する。
[0025] 用語「中型種の」イヌとは、通常、成齢時で約55ポンド未満の体重のイヌを
意味する。

0025

[0026] 用語「小型種の」イヌとは、成齢時で約20ポンド未満の体重のイヌを意味す
る。
[0027] 用語「超高齢のペット用食物組成物」とは、本明細書に開示されるあらゆるペ
ット用食物組成物を指す。

0026

[0028] 本明細書で使用されるとき、用語「炭水化物」は、加水分解されると、エネル
ギーのために代謝される、多糖類(例えば、澱粉およびデキストリン)ならびに糖類(例
えば、蔗糖乳糖麦芽糖ブドウ糖、および果糖)を含む。本明細書に開示される組成
物中に含有するのに好適な炭水化物の例として、トウモロコシ穀実用モロコシ小麦
大麦、および米が挙げられるが、それらに限定されない。

0027

[0029] 用語「抗酸化物質」とは、遊離基と反応し、それらを中和可能な物質を意味す
る。そのような物質の例証的実施例として、ベータカロテンセレンコエンザイムQ
0(ユビキノン)、ルテイントコトリエノール大豆イソフラボン、S−アデノシル
チオニングルタチオンタウリン、N−アセチルシステインビタミンEビタミンC
リポ酸、およびL−カルニチンが挙げられる。1つ以上の抗酸化物質を有用レベルで含
有する食物の例として、イチョウ緑茶ブロッコリー柑橘類果肉葡萄かす、ト
マト搾汁かす、人参ホウレン草、および様々な果物類食餌および野菜類食餌が挙げられ
るが、それらに限定されない。抗酸化物質の単位は、「ppm」として提供され得るが、
また、適切な量の抗酸化物質は、例えば、ビタミンE等の所与の抗酸化物質の場合、必要
および慣例に応じて、「IU/kg」として提供され得ることが、当業者によって理解さ
れるであろう。

0028

[0030]遺伝子発現における「有益な変化」(すなわち、遺伝子発現が、「有益に改変
」され得る)等の用語は、関係付けられた生物学的経路が、健康な成齢の動物におけるよ
うに、正常に機能する可能性が高く、例えば、超高齢または老齢の動物の典型であり得る
、経路の病理学的変化を反映する傾向が低くなり得るように、遺伝子によってコードされ
るタンパク質またはペプチド鎖のレベルが、対応して修飾され得る、遺伝子発現における
修飾(例えば、mRNAレベルの上方または下方調節)を指す。概して、遺伝子発現の有
益な変化は、動物における健康の改善および/または疾患の緩和傾向に関連する。本明細
書で使用されるとき、「遺伝子発現」の差異の測定等の用語は、例えば、ある動物におい
て、遺伝子の発現が、対照レベルと比較して、上方または下方調節されているかどうかを
特性化することを指す。遺伝子発現レベルは、対応する遺伝子のmRNAレベルを判定す
ることによって評価可能である、あるいはタンパク質またはペプチド鎖レベルを判定する
ことによって推定され得る。明確にするために、本明細書で使用されるとき、「遺伝子発
現」または「遺伝子発現レベル」の判定として、対応するRNAレベル、またはペプチド
タンパク質レベル、あるいは両方を判定することが挙げられるが、それらに限定されな
い。本発明は、タンパク質、またはペプチド、あるいはRNAレベルを判定するための特
定の方法に限定されない(すべて、当技術分野において周知である)。さらに、遺伝子発
現および遺伝子発現レベルは、目的の遺伝子の発現に好適な任意の細胞または組織におい
て評価可能である。一実施形態では、遺伝子発現は、血球中で評価される。より具体的実
施形態では、血球は、リンパ球である。さらにより具体的実施形態では、細胞は、T−リ
ンパ球である。他の細胞種として、筋細胞神経細胞膠細胞内皮細胞皮膚細胞、肝
細胞、腎細胞骨細胞、他の種類の血球(例えば、マクロファージであるが、それに限定
されない)が挙げられるが、それらに限定されない。細胞は、一次細胞、すなわち、最近
採血された血液から単離された細胞等、動物から直接採取され得る。また、細胞は、非一
次細胞、すなわち、樹立細胞株遺伝子発現レベルを判定する方法が、動物への組成物の投
与に先立って、動物の樹立細胞株、例えば、CHO細胞で行われ得るように、通過または
さらに不死化細胞株を通して樹立された細胞株であり得る。

0029

[0031] 本明細書で使用されるとき、「遺伝子」とは、その少なくとも一部が、RNA
分子転写される、DNA分子である。DNA分子は、イントロンプロモーター、エン
ハンサー領域、5’非翻訳領域等であるが、それらに限定されない、非転写領域および/
または非翻訳領域を含有あるいは非含有であり得る。

0030

[0032] 方法は、本明細書に列挙される遺伝子同様に、ホモログも含む。したがって、
本発明の方法は、そのデータベース登録番号が本明細書に開示される遺伝子に限定されず
、それらのホモログも含む。本明細書で使用されるとき、本明細書に列挙される遺伝子の
ホモログは、そのコードまたは非コード配列が、参照配列と若干異なり得るが、同様に、
異なる有機体における同一または「同等」タンパク質あるいはペプチドをコードする、遺
伝子を意味する。例えば、本発明の方法は、少なくともイヌにおけるホスホリパーゼA
の発現に関する。イヌホスホリパーゼA2遺伝子のホモログとして、ネコホスホリパーゼ
A2遺伝子、ウシホスホリパーゼA2遺伝子、ブタホスホリパーゼA2遺伝子、ウマホス
リパーゼA2遺伝子、および霊長類ホスホリパーゼA2遺伝子が挙げられるが、それら
に限定されないであろう。また、ホモログは、種間にわたる若干の変異の原因となる、コ
ードまたは非コード配列における変異を含む。例えば、本発明は、ヒトホスホリパーゼA
2遺伝子に関し、そのホモログとして、サルまたはチンパンジーホスホリパーゼA2遺伝
子が挙げられるが、それらに限定されないであろう。

0031

[0033] 本明細書で使用されるとき、動物の生活の質を「改善させる」または「向上さ
せる」とは、敏捷性、活力、軟骨の保護、筋肉量の維持、消化率、ならびに皮膚および毛
の質から選択される、1つ以上の特性の改善または向上を指す。加えて、血液凝固と血小
活性化および凝集、骨および筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛反応、DN
A損傷および修復経路、神経機能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペント
スリン酸経路、老化プロセス、ならびに電子伝達における改善/向上もまた、想定され
る。

0032

[0034] 特性または生物学的経路における「改善」あるいは「向上」とは、特性もしく
は経路が、正常に出現および/または機能する傾向にあって、例えば、超高齢の動物の典
型であり得る、特性あるいは経路における病理学的変化を反映する傾向が低くなるような
、特性または生物学的経路の修飾を指す。

0033

[0035] 本明細書で使用されるとき、疾患あるいは障害に罹患している動物を「治療す
る」ための方法は、疾患もしくは障害を防止および/または軽減するための方法も包含す
ることを意味する。

0034

[0036] 本明細書で使用されるとき、「老化プロセスと関係する遺伝子」または「老化
遺伝子」等の用語は、動物における加齢のプロセスに関与し得る、それらの遺伝子を指す
。これらの遺伝子は、例えば、炎症、DNA修復または細胞生存、脂肪またはコレステ
ール代謝、タンパク質合成免疫調節細胞増殖、および細胞死等のいくつかの生物学的
機能における役割を有する、タンパク質をコードする、遺伝子を含み得る。

0035

[0037] 同様に、本明細書で使用されるとき、「老化プロセス」とは、動物における加
齢のプロセスを指し、例えば、炎症、DNA修復または細胞生存、脂肪またはコレステロ
ール代謝、タンパク質合成、細胞増殖、および細胞死等の生物学的機能における変化を含
み得る。

0036

[0038] 本明細書で使用されるとき、語句「老化プロセスと関係する生物学的機能を調
節する」とは、動物における加齢のプロセスに関与し得る、遺伝子の上方調節または下方
調節を指す。これらの遺伝子は、例えば、炎症、DNA修復または細胞生存、脂肪または
コレステロール代謝、タンパク質合成、免疫調節、細胞増殖、および細胞死等のいくつか
の生物学的機能において役割を有する、タンパク質をコードする、遺伝子を含み得る。

0037

発明
[0039] 本発明は、高齢または超高齢の動物の生活の質を改善あるいは向上させるため
の組成物および方法を包含する。方法は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なく
とも約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%オメガ−3多価不飽和脂肪酸とを
含む組成物を動物に給餌することを含む。方法は、高齢または超高齢の動物において、敏
捷性を向上させ、活力を改善し、軟骨を保護し、筋肉量を維持し、消化率を向上し、なら
びに皮膚および毛の質を改善するために有用である。また、方法は、動物において、血液
凝固と血小板活性化および凝集、骨および筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛
反応、DNA損傷および修復経路、神経機能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新
生、ペントースリン酸経路、老化プロセス、および電子伝達経路から選択される、1つ以
上の生物学的経路を改善するために有用であって、そのような改善はまた、ゲノムレベル
での有益な全体的変化にも反映される。また、本明細書では、本発明の組成物を投与する
ことを含む、これらの生物学的経路と関係または関連する障害あるいは疾患に罹患してい
る動物を治療するための方法も、想定される。

0038

[0040] 理論に拘束されるわけではないが、本発明の効果は、高齢または超高齢の動物
の食餌へのオメガ−3多価不飽和脂肪酸の添加による、生理学的効果の結果であり得る。
同様に、抗酸化物質、コリン、および他の栄養素も、高齢または超高齢の動物の生活の質
を向上させる役割を果たし得る。

0039

[0041] 本発明の方法は、上述の特性すべてを向上させる、または上述の生物学的経路
のすべてを改善することによって、動物の生活の質を改善し得るが、本明細書に定義され
るように、「生活の質の向上」を達成するために、特性あるいは経路それぞれにおいて、
実質的改善を実証する必要はない。

0040

[0042]組成物が高齢または超高齢の動物に投与されると、動物は、生活の質の向上を
経験する、例えば、敏捷性の向上、活力の改善、軟骨の保護、筋肉量の維持、消化率の向
上、皮膚および毛の質の改善同様に、ゲノムレベルでの有益な全体的変化によって示され
るように、例えば、血液凝固と血小板活性化および凝集、骨および筋肉の保全性、炎症反
応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復経路、神経機能、グリコーゲン合成
および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、老化プロセス、および電子伝達経路
における改善のうちの1つ以上を呈する、または経験する。これらの生活の質の測定を判
定するための方法は、当業者に周知である。例えば、敏捷性は、代謝および抗酸化物質マ
ーカーの分析を含む、種々の手段によってだけではなく、参加ペット飼主への追跡質問
よる臨床研究を通しても、測定可能である。潜在的代謝マーカーとして、グレリン、GL
P−1、甲状腺ホルモン、および/または成長ホルモンが挙げられ得る。抗酸化物質状態
の潜在的マーカーとして、血清ビタミンE、ORAC、グルタチオンペルオキシダーゼ
アルカン1、および/または細胞損傷指標が挙げられ得る。さらに、活力も、代謝および
抗酸化物質マーカーの分析を含む、種々の手段によってだけではなく、参加ペット飼主へ
の追跡質問による臨床研究を通しても、測定可能である。同様に、軟骨保護も、関節炎
イオマーカーの分析を含む、種々の手段によって測定可能である。潜在的関節炎バイオ
ーカーとして、II型コラーゲン合成、マトリクスメタロプロテアーゼオステオカル
ン、アルカリ性ホスファターゼ活性、COMP、および軟骨損傷の断片が挙げられ得る。
筋肉量の維持は、参加ペット飼主への追跡質問による臨床研究および栄養素の消化率を判
定するための動物への給餌を含む、種々の手段によって測定可能である、身体組成物およ
び消化率の分析を含む、種々の手段によって測定可能である。皮膚および毛の質は、参加
したペット飼主への追跡質問による臨床研究を含む、種々の手段によって測定可能である
。加えて、上述のように、生活の質の改善はまた、血液凝固と血小板活性化および凝集、
骨および筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性と保護および疼痛反応、DNA損傷および修
復経路、神経機能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路
、老化プロセス、ならびに電子伝達経路を含む、種々の重要な生物学的経路と関係する、
遺伝子の発現に関する有益な変化を示す、遺伝子チップデータによって明らかとされるよ
うに、ゲノムレベルでも反映される。これらの遺伝子の同定は、以下の実施例において提
供される。

0041

[0043] 本発明の方法は、霊長類(例えば、サル、チンパンジー等)、ペット動物(例
えば、イヌ、ネコ、ウマ等)、家畜(例えば、ヤギヒツジ、ブタ、ウシ等)、実験動物
(例えば、マウス、ラット等)、鳥類(例えば、カナリアオウム等の家禽、およびニワ
トリカモシチメンチョウ等の養鶏)、齧歯類(例えば、ハムスターテンジクネズミ
アレチネズミウサギハリネズミフェレットチンチラ等)、ならびに野生動物
外国種動物、動物園動物(例えば、オオカミクマシカ等)を含む、ヒトおよび動物の
生活の質を向上させるために有用である。種々の実施形態では、動物は、ネコ、イヌ、ま
たはウマである。

0042

[0044] 本発明の組成物は、消化率を向上させ、咀嚼能力を改善するように設計される
。イヌおよびネコ用食物は、典型的には、生命段階(年齢)、寸法、身体組成物、ならび
に品種に基づいて、調合される。したがって、本発明のいくつかの実施形態は、中型種の
または小型種のイヌ、大型種のイヌ、およびネコ間の特定の栄養上の差異に対処するよう
に調合される、組成物を含む。

0043

[0045] 本発明は、少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸を含有する、種々の
組成物を利用する方法を提供する。組成物として、食物、栄養補助剤、おやつ、および玩
具(典型的には、咀嚼可能かつ摂取可能玩具)が挙げられる。また、方法は、生活の質の
改善をもたらすために十分な長さの一定時間にわたって、指定動物に組成物を提供する。
一実施形態では、方法は、少なくとも30日間、組成物を動物に提供する。

0044

[0046] 本発明の方法において使用するための組成物は、概して、乾物基準において、
少なくとも約0.02重量%(または、約0.05%〜約10%、あるいは約0.1%〜
約6%)のオメガ−3多価不飽和脂肪酸含有量を有する。いくつかの実施形態では、オメ
ガ−3多価不飽和脂肪酸は、DHAである。他の実施形態では、オメガ−3多価不飽和
肪酸は、EPAである。さらに他の実施形態では、オメガ−3多価不飽和脂肪酸は、DH
AとEPAの混合物を含む。

0045

[0047] いくつかの実施形態では、オメガ−3多価不飽和脂肪酸を含有する組成物は、
食物である。液体および固体食物の両方が提供されるが、固体食物が、典型的には、有利
である。食物は、乾燥食物および湿潤食物の両方を含む。食物の非多価不飽和脂肪成分お
よび有用な割合のうちのいくつかとして、表1に列挙されるものを含む。

0046

0047

[0048] 一実施形態では、本発明の方法は、動物の生活の質を向上させるために有効量
の組成物を超高齢の動物に給餌することを含む。そのような組成物は、概して、以下:
(a)0.02%(または、約0.05%〜約10%、あるいは約0.1%〜約6%)
の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、
(b)
(i)約10%〜約55%(または、約18%〜約30%、または約33%〜約55%
、または約18%〜約20%、または約33%〜約36%)のタンパク質と、
(ii)約7%〜約35%(または、約18%〜約35%、または約7%〜約24%、
または約14%〜約24%、または約14%〜約16%、または約18%〜約24%)の
脂肪と、
(iii)少なくとも約0.05(または、約0.05ppmまたはIU/kg〜約7
500ppmまたはIU/kg、または約250ppmまたはIU/kg〜約3600p
pmまたはIU/kg、または約250ppmまたはIU/kg〜約1650ppmまた
はIU/kg、または約5ppmまたはIU/kg〜約225ppmまたはIU/kg、
または約0.05ppmまたはIU/kg〜約2.4ppmまたはIU/kg)の抗酸化
物質、
のうちの少なくとも1つ、を含む。

0048

[0049] 別の実施形態では、本発明の方法は、イヌの生活の質を向上させるために有効
量の組成物を超高齢の中型種のまたは小型種のイヌに給餌することを含む。組成物は、概
して、以下:
(a)
(i)少なくとも約0.02%(または、約0.02%〜約0.3%、または約0.05
%〜約0.3%、または約0.05%〜約0.2%)DHAと、
(ii)少なくとも約0.1%(または、約0.1%〜約0.5%、または約0.2%〜
約0.5%、または約0.2%〜約0.3%)EPA、
のうちの少なくとも1つと、
(b)少なくとも約9%(または、約9%〜約30%、または約18%〜約30%、また
は約18%〜約20%)のタンパク質と、
(c)少なくとも約7%(または、約7%〜約24%、または約14%〜約24%、また
は約14%〜約16%)の脂肪と、
(d)
(i)少なくとも約250IU/kg(または、約250IU/kg〜約1500IU/
kg、または約500IU/kg〜約1500IU/kg、または約500IU/kg〜
約1000IU/kg)のビタミンEと、
(iv)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約500ppm、または約1
00ppm〜約500ppm、または約100ppm〜約301ppm)のビタミンCと

(v)少なくとも約600ppm(または、約600ppm〜約2400ppm、または
約1260ppm〜約2400ppm、または約1260ppm〜約1545ppm)の
タウリンと、
(vi)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約200ppm、または約1
00〜約160、または約100〜約155)のリポ酸と、
(vii)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約500ppm、または約
200ppm〜約500ppm、または約200ppm〜約350ppm)のカルニチン

のうちの少なくとも1つ、を含む。

0049

[0050] 別の実施形態では、本発明の方法は、イヌの生活の質を向上させるために有効
量の組成物を超高齢の大型種のイヌに給餌することを含む。組成物は、概して、以下:
(a)
(i)少なくとも約0.02%(または、約0.02%〜約0.3%、または約0.05
%〜約0.3%、または約0.05%〜約0.2%)のDHAと、
(ii)少なくとも約0.1%(または、約0.1%〜約0.5%、または約0.2%〜
約0.5%、または約0.2%〜約0.3%)のEPA、
のうちの少なくとも1つと、
(b)少なくとも約9%(または、約9%〜約30%、または約18%〜約30%、また
は約18%〜約20%)のタンパク質と、
(c)少なくとも約7%(または、約7%〜約24%、または約14%〜約24%、また
は約14%〜約16%)の脂肪と、
(d)
(i)少なくとも約250IU/kg(または、約250IU/kg〜約1500IU/
kg、または約500IU/kg〜約1500IU/kg、または約500IU/kg〜
約1000IU/kg)のビタミンEと、
(viii)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約500ppm、または
約100ppm〜約500ppm、または約100ppm〜約301ppm)のビタミン
Cと、
(ix)少なくとも約600ppm(または、約600ppm〜約2400ppm、また
は約1260ppm〜約2400ppm、または約1260ppm〜約1575ppm)
のタウリンと
(x)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約200ppm、または約10
0〜約160、または約100〜約155)のリポ酸と、
(xi)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約500ppm、または約2
00ppm〜約500ppm、または約200ppm〜約350ppm)のカルニチン、
のうちの少なくとも1つ、を含む。

0050

[0051] 別の実施形態では、本発明の方法は、ネコの生活の質を向上させるために有効
量の組成物を超高齢のネコに給餌することを含む。組成物は、概して、以下:
(a)
(i)少なくとも約0.05%(または、約0.05%〜約0.30%、または約0.1
%〜約0.30%、または約0.1%〜約0.2%)のDHAと、
(ii)少なくとも約0.1%(または、約0.1%〜約0.5%、または約0.2%〜
約0.5%、または約0.2%〜約0.3%)のEPA、
のうちの少なくとも1つと、
(b)少なくとも約15%(または、約15%〜約55%、または約30%〜約55%、
または約33%〜約36%)のタンパク質と、
(c)少なくとも約9%(または、約9%〜約35%、または約18%〜約35%、また
は約18%〜約24%)の脂肪と、
(d)
(i)少なくとも約250IU/kg(または、約250IU/kg〜約1500IU/
kg、または約500IU/kg〜約1500IU/kg、または約500IU/kg〜
約1100IU/kg)のビタミンEと、
(xii)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約300ppm、または約
100ppm〜約300ppm、または約100ppm〜約200ppm)のビタミンC
と、
(xiii)少なくとも約1100ppm(または、約1100ppm〜約3500pp
m、または約2300ppm〜約3500ppm、または約2300ppm〜約2350
ppm)のタウリンと、
(xiv)少なくとも約200ppm(または、約200〜約750ppm、または約4
00ppm〜約750ppm、または約400〜約525ppm)のカルニチンと、
(xv)少なくとも約0.05%(または、約0.05%〜約0.6%、または約0.1
%〜約0.6%、または約0.1%〜約0.4%)のシスチン
のうちの少なくとも1つ、を含む。

0051

[0052] 別の実施形態では、本発明の方法は、敏捷性および活力を向上させるために有
効量の組成物を超高齢の動物に給餌することを含む。組成物は、概して、以下:
(a)0.02%(または、約0.05%〜約10%、または約0.1%〜約6%)の少
なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、
(b)
(xvi)約10%〜約55%(または、約18%〜約30%、または約33%〜約55
%、または約18%〜約20%、または約33%〜約36%)のタンパク質と、
(xvii)約7%〜約35%(または、約18%〜約35%、または約7%〜約24%
、または約14%〜約24%、または約14%〜約16%、または約18%〜約24%)
の脂肪と、
(xviii)少なくとも約0.05(または、約0.05ppm〜約7500ppm、
または約250〜約3600、または約250ppm〜約1650ppm、または約5p
pm〜約225ppm、または約0.05ppm〜約2.4ppm)の抗酸化物質と、
(xix)少なくとも約1000ppm(または、約1000ppm〜約5000ppm
、約3300ppm〜約5000ppm、または約2000ppm〜約3000ppm、
または約3000ppm〜約4000ppm)のコリン、
のうちの少なくとも1つ、を含む。

0052

[0053] 別の実施形態では、本発明の方法は、イヌの敏捷性および活力を向上させるた
めに有効量の組成物を超高齢の中型種のまたは小型種のイヌに給餌することを含む。組成
物は、概して、以下:
(a)
(i)少なくとも約0.02%(または、約0.02%〜約0.3%、または約0.05
%〜約0.3%、または約0.05%〜約0.2%)のDHAと、
(ii)少なくとも約0.1%(または、約0.1%〜約0.5%、または約0.2%〜
約0.5%、または約0.2%〜約0.3%)のEPA、
のうちの少なくとも1つと、
(b)少なくとも約9%(または、約9%〜約30%、または約18%〜約30%、また
は約18%〜約20%)のタンパク質と、
(c)少なくとも約7%(または、約7%〜約24%、または約14%〜約24%、また
は約14%〜約16%)の脂肪と、
(d)
(i)少なくとも約250IU/kg(または、約250IU/kg〜約1500IU/
kg、または約500IU/kg〜約1500IU/kg、または約500IU/kg〜
約1000IU/kg)のビタミンEと、
(xx)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約500ppm、または約1
00ppm〜約500ppm、または約100ppm〜約301ppm)のビタミンCと

(xxi)少なくとも約600ppm(または、約600ppm〜約2400ppm、ま
たは約1260ppm〜約2400ppm、または約1260ppm〜約1545ppm
)のタウリンと、
(xxii)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約200ppm、または
約100〜約160、または約100〜約155)のリポ酸と、
(xxiii)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約500ppm、また
は約200ppm〜約500ppm、または約200ppm〜約350ppm)のカルニ
チン、
のうちの少なくとも1つと、
(e)少なくとも約1000ppm(または、約1000ppm〜約3200ppm、ま
たは約2000ppm〜約3200ppm、または約2000ppm〜約2500ppm
)のコリンと、
(f)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約150ppm、または約10
0ppm〜約150ppm、または約100ppm〜約110ppm)のマンガンと、
(g)少なくとも約0.4%(または、約0.4%〜約2%、または約0.9%〜約2%
、または約0.9%〜約1.2%)のリシンと、
(h)少なくとも約0.4%〜約1.5%のメチオニン、を含む。

0053

[0054] 別の実施形態では、本発明の方法は、イヌの敏捷性および活力を向上させるた
めに有効量の組成物を超高齢の大型種のイヌに給餌することを含む。組成物は、概して、
以下:
(a)
(i)少なくとも約0.02%(または、約0.02%〜約0.3%、または約0.05
%〜約0.3%、または約0.05%〜約0.2%)のDHAと、
(ii)少なくとも約0.1%(または、約0.1%〜約0.5%、または約0.2%〜
約0.5%、または約0.2%〜約0.3%)のEPA、
のうちの少なくとも1つと、
(b)少なくとも約9%(または、約9%〜約30%、または約18%〜約30%、また
は約18%〜約20%)のタンパク質と、
(c)少なくとも約7%(または、約7%〜約24%、または約14%〜約24%、また
は約14%〜約16%)の脂肪と、
(d)
(i)少なくとも約250IU/kg(または、約250IU/kg〜約1500IU/
kg、または約500IU/kg〜約1500IU/kg、または約500IU/kg〜
約1000IU/kg)のビタミンEと、
(xxiv)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約500ppm、または
約100ppm〜約500ppm、または約100ppm〜約301ppm)のビタミン
Cと、
(xxv)少なくとも約600ppm(または、約600ppm〜約2400ppm、ま
たは約1260ppm〜約2400ppm、または約1260ppm〜約1575ppm
)のタウリンと、
(xxvi)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約200ppm、または
約100〜約160、または約100〜約155)のリポ酸と、
(xxvii)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約500ppm、また
は約200ppm〜約500ppm、または約200ppm〜約350ppm)のカルニ
チン、
のうちの少なくとも1つと、
(e)少なくとも約1000ppm(または、約1000ppm〜約3200ppm、ま
たは約2000ppm〜約3200ppm、または約2000ppm〜約2500ppm
)のコリンと、
(f)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約150ppm、または約10
0ppm〜約150ppm、または約100ppm〜約110ppm)のマンガンと、
(g)少なくとも約0.4%(または、約0.4%〜約2%、または約0.9%〜約2%
、または約0.9%〜約1.2%)のリシンと、
(h)少なくとも約0.4%〜約1.5%のメチオニン、を含む。

0054

[0055] 別の実施形態では、本発明の方法は、ネコの敏捷性および活力を向上させるた
めに有効量の組成物を超高齢のネコに給餌することを含む。組成物は、概して、以下:
(a)
(i)少なくとも約0.05%(または、約0.05%〜約0.30%、または約0.1
%〜約0.30%、または約0.1%〜約0.2%)のDHAと、
(ii)少なくとも約0.1%(または、約0.1%〜約0.5%、または約0.2%〜
約0.5%、または約0.2%〜約0.3%)のEPA、
のうちの少なくとも1つと、
(b)少なくとも約15%(または、約15%〜約55%、または約30%〜約55%、
または約33%〜約36%)のタンパク質と、
(c)少なくとも約9%(または、約9%〜約35%、または約18%〜約35%、また
は約18%〜約24%)の脂肪と、
(d)
(i)少なくとも約250IU/kg(または、約250IU/kg〜約1500IU/
kg、または約500IU/kg〜約1500IU/kg、または約500IU/kg〜
約1100IU/kg)のビタミンEと、
(xxviii)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約300ppm、ま
たは約100ppm〜約300ppm、または約100ppm〜約200ppm)のビタ
ミンCと、
(xxix)少なくとも約1100ppm(または、約1100ppm〜約3500pp
m、または約2300ppm〜約3500ppm、または約2300ppm〜約2350
ppm)のタウリンと、
(xxx)少なくとも約200ppm(または、約200〜約750ppm、または約4
00ppm〜約750ppm、または約400〜約525ppm)のカルニチンと、
(xxxi)少なくとも約0.05%(または、約0.05%〜約0.6%、または約0
.1%〜約0.6%、または約0.1%〜約0.4%)のシスチン、
のうちの少なくとも1つと、
(e)少なくとも約1600ppm(または、約1600ppm〜約5000ppm、ま
たは約3300ppm〜約5000ppm、または約3300ppm〜約3400ppm
)のコリンと、
(f)少なくとも約50ppm(または、約50ppm〜約150ppm、または約10
0ppm〜約150ppm、または約100ppm〜約110ppm)のマンガンと、
(g)少なくとも約0.7%(または、約0.7%〜約3%、または約1.4%〜約3%
、または約1.4%〜約1.7%)のリシンと、
(h)少なくとも約0.4%〜約1.5%のメチオニン、を含む。

0055

[0056] 別の実施形態では、本発明は、高齢または超高齢の小型種のあるいは中型種の
イヌの生活の質を改善するための方法を提供する。方法は、以下:
約60〜約70重量%の炭水化物と、
動物性タンパク質および植物性タンパク質から選択される、約15〜約25重量%のタ
ンパク質と、
動物性および植物性脂肪から選択される、約5〜約7重量%の脂肪と、
約2.5〜約4重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、
約1〜約4重量%の繊維と、
約1〜約2重量%のミネラルと、
約0.5〜約1.5重量%のビタミン、を含む組成物をイヌに給餌することを含む。

0056

[0057] 別の実施形態では、本発明は、高齢または超高齢の大型種のイヌの生活の質を
改善するための方法を提供する。方法は、以下:
約60〜約70重量%の炭水化物と、
動物性タンパク質および植物性タンパク質から選択される、約15〜約25重量%のタ
ンパク質と、
動物性および植物性脂肪から選択される、約5〜10重量%の脂肪と、
約3〜約5重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、
約1〜約4重量%の繊維と、
約0.5〜約1重量%のミネラルと、
約0.75〜約1.25重量%のビタミン、を含む組成物をイヌに給餌することを含む

0057

[0058] 別の実施形態では、本発明は、高齢または超高齢のネコの生活の質を改善する
ための方法を提供する。方法は、以下:
約30〜約35重量%の炭水化物と、
動物性タンパク質および植物性タンパク質から選択される、約35〜約50重量%のタ
ンパク質と、
動物性および植物性脂肪から選択される、約12〜約15重量%の脂肪と、
約1〜約2重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽和脂肪酸と、
約1〜約5重量%の繊維と、
約1〜約2重量%のミネラルと、
約1〜約2重量%のビタミン、を含む組成物をネコに給餌することを含む。

0058

[0059] さらなる実施形態では、本発明は、以下の表IAに示されるような成分を含む
組成物を動物(例えば、場合によっては、小型種の、中型種の、または大型種のイヌある
いはネコ)に給餌することを含む、高齢または超高齢の動物の生活の質を改善するための
方法を提供する。

0059

0060

[0060] 本発明の方法において使用するための組成物は、マンガン、メチオニン、シス
テイン、メチオニンとシステインの混合物、L−カルニチン、リシン、およびアルギニン
から選択される、少なくとも1つの栄養素をさらに含む。組成物中の各成分の具体的有利
な量は、例えば、組成物を摂取する動物の種、組成物中に含まれる特定の成分、年齢、体
重、一般的健康、性別、動物の食餌、動物の摂取率等を含む、種々の要因に依存するであ
ろう。したがって、成分量は、大きく異なり得、本明細書に与えられる割合から逸脱する
場合さえあり得る。

0061

[0061]オメガ−3脂肪酸は、種々の源から得られ得る。便宜的源の1つは、例えば、
メンハーデンサバニシンカタクチイワシ、およびサケからの魚油である。DHAお
よびEPAは、そのような魚油中に存在する、典型的脂肪酸であって、多くの場合、併せ
て、油の約25%〜約38%等、油のかなりの部分を占める。

0062

[0062]組成物が、動物用食物である場合、ビタミンおよびミネラルは、好ましくは、
欠乏を回避し、健康を維持するために必要な量として含まれる。これらの量は、当技術分
野において、容易に利用可能である。National Research Counc
il(NRC)は、例えば、家畜のためのそのような原料推奨量を提供する。例えば、
Nutrient Requirements of Swine(10th Rev.
Ed., Nat’l Academy Press, Wash. D. C, 1
97298)、Nutrient Requirements of Poultry(
9th Rev. Ed., Nat’l Academy Press, Wash.
D. C, 1994)、Nutrient Requirements of Ho
rses(Fifth Rev. Ed., Nat’l Academy Press
, Wash. D. C, 1989),Nutrient Requirement
s of Dogs and Cats(Nat’l Academy Press,
Wash. D. C, 2006)を参照されたい。American Feed C
ontrol Officials(AAFCO)は、例えば、イヌおよびネコのための
そのような原料の推奨量を提供する。American Feed Control O
fficials, Inc., Official publication, pp
. 126−140(2003)を参照されたい。食物添加物として有用なビタミンの実
施例として、ビタミンA、B1、B2、B6、B 12、C、D、E、K、H(ビオチン
)、K、葉酸イノシトールナイアシン、およびパントテン酸が挙げられる。食物添加
物として有用なミネラルおよび微量元素の実施例として、カルシウムリンナトリウム
カリウムマグネシウム、銅、亜鉛塩化物、および鉄塩が挙げられる。

0063

[0063] 本発明の方法は、当技術分野において周知の他の添加物をさらに含有し得る、
組成物を含む。好ましくは、そのような添加物は、本発明によって提供される目的および
効果を損なうことがない量として存在する。添加物の実施例として、例えば、安定効果
伴う物質、加工助剤食味を向上させる物質、発色剤、および栄養効果を提供する物質が
挙げられる。

0064

[0064] 安定化物質として、例えば、組成物の保存期間を増加させる傾向にある物質が
挙げられる。そのような物質の潜在的に好適な実施例として、例えば、防腐剤抗酸化物
質、共力剤および金属イオン封鎖剤充填ガス、安定剤、乳化剤増粘剤ゲル化剤、な
らびに保湿剤が挙げられる。乳化剤および/または増粘剤の実施例として、例えば、ゼラ
チン、セルロースエーテル、澱粉、澱粉エステル澱粉エーテル、および加工澱粉が挙げ
られる。

0065

[0065] 着色、食味(「食味促進剤」)、および栄養目的のための添加物として、例え
ば、着色剤(例えば、赤色、黄色、または色形態等の酸化鉄)、塩化ナトリウム、クエ
ン酸カリウム、塩化カリウム、および他の食用塩、ビタミン、ミネラル、および香味料
挙げられる。そのような添加物は、当技術分野において周知である。例えば、米国特許第
3,202,514号を参照されたい。また、米国特許第4,997,671号も参照さ
れたい。香味料として、例えば、乳製品香味料(例えば、牛乳またはチーズ)、食肉香味
料(例えば、ベーコンレバー、牛肉鶏肉、または)、オレオレジンピナコール
およびFEMA(Flavor Extract Manufacturers Ass
ociation)番号による取引の際に識別される種々の香味料が挙げられる。香味料
は、付加的食味を提供するのに役立ち、当技術分野において周知である。例えば、米国特
許第4,997,672号を参照されたい。また、米国特許第5,004,624号も参
照されたい。また、米国特許第5,114,704号も参照されたい。また、米国特許第
5,532,010号も参照されたい。また、米国特許第6,379,727号も参照さ
れたい。組成物中のそのような添加物の濃度は、典型的には、最大約5重量%であり得る
。いくつかの実施形態では、そのような添加物の濃度(特に、そのような添加物が、主に
、ビタミンおよびミネラル等の栄養調整剤である場合)は、約0〜約2.0重量%である
。いくつかの実施形態では、そのような添加物の濃度(同様に、特に、そのような添加物
が、主に、ビタミンおよびミネラル等の栄養調整剤である場合)は、約0〜約1.0重量
%である。

0066

[0066]栄養補助剤として、例えば、栄養バランスまたは全体性能を改善するための別
と併用される餌が挙げられる。栄養補助剤として、他の餌への栄養補助剤として、不
希釈のまま給餌される、別個に利用可能な動物の配給量の他の部分を伴う、自由選択とし
て供給される、または動物の通常の餌と希釈および混合され、完全な餌を産生する、組成
物が挙げられる。AAFCOは、例えば、American Feed Control
Officials, Inc. Official publication, p
. 220(2003)において、栄養補助剤に関する議論を提供する。栄養補助剤は、
例えば、粉末、液体、シロップ錠剤カプセル組成物等を含む、種々の形態であり得る

0067

[0067] おやつとして、例えば、非食餌時間の間、動物の食欲を誘発するために、動物
に与えられる、組成物が挙げられる。イヌ用おやつとして、を含む、例えば、イヌ用の骨
が挙げられる。おやつは、含栄養であって、その組成物は、1つ以上の栄養素を含み、例
えば、上述のような食物のための組成物を有し得る。非含栄養おやつとして、非毒性の任
意の他のおやつが挙げられる。

0068

[0068]玩具として、例えば、咀嚼可能玩具が挙げられる。イヌ用玩具として、例えば
人工骨が挙げられる。現在、広範囲にわたる好適な玩具が市販されている。例えば、米
国特許第5,339,771号(および、米国特許第5,339,771号に開示される
参考文献)を参照されたい。また、例えば、米国特許第5,419,283号(および、
米国特許第5,419,283号に開示される参考文献)も参照されたい。本発明は、部
分的摂取可能玩具(例えば、プラスチック成分を含む玩具)および完全摂取可能玩具(例
えば、生皮および種々の人工骨)の両方を提供する。さらに、本発明は、ヒトおよび非ヒ
トの両方の使用、特に、ペット、農場、および動物園動物の使用、特に、イヌ、ネコ、ま
たは鳥類の使用のための玩具を提供することを認識されたい。

0069

[0069] 「食物」とは、意図される受食動物(例えば、飼ネコまたは飼イヌ)のための
栄養的に完全な食餌である。「栄養的に完全な食餌」とは、ダイエット中の健康な動物の
正常な健康を維持するために十分な栄養素を含む、食餌である。本発明の方法は、任意の
具体的リストタンパク性または脂肪性原料や製品形態によって制限されることが意図さ
れない、組成物を利用する。組成物は、従来のペット用食物処理を使用して、例えば、乾
燥、缶詰、湿潤、または中間水分形態として調製可能である。いくつかの実施形態では、
水分含有量は、組成物の全重量のうちの約10%〜約90%である。他の実施形態では、
水分含有量は、組成物の全重量のうちの約65%〜約75%である。

0070

[0070] 本発明の方法と併用するための組成物の調製では、任意の原料(例えば、魚油
)は、概して、例えば、組成物の他の成分の混合中および/または後等、調合の処理の際
、組成物に組み込まれ得る。組成物中へのこれらの成分の分布は、従来の手段によって達
成可能である。一実施形態では、家畜および家禽タンパク性組織が、魚油、穀物、他の栄
養的にバランスのとれた原料、特殊用途添加物(例えば、ビタミンおよびミネラル混合物
無機塩セルロースおよびビート果肉、膨張剤等)を含む、他の原料と混合され、処理
のために十分な水もまた、添加される。これらの原料は、好ましくは、加熱しながら、成
分を混成するために好適な容器中で混合される。例えば、直接蒸気注入によって、または
熱交換器を備える容器を使用して等、混合物の加熱は、任意の好適な手法を使用してもた
らされ得る。最終原料の添加後、混合物は、約50°F(10℃)〜約212°F(10
0℃)の温度範囲まで加熱される。いくつかの実施形態では、混合物は、約70°F(2
1℃)〜約140°F(60℃)の温度範囲まで加熱される。これらの範囲外の温度も、
概して、許容可能であるが、他の加工助剤の使用を伴わずには、商業的に実施不可能であ
り得る。適切な温度まで加熱されると、材料は、典型的には、高濃度液の形態をとるであ
ろう。高濃度液は、充填される。蓋が閉められ、容器が密封される。次いで、密封さ
れた缶は、中身滅菌するように設計された従来の機器定置可能となる。これは、通常
、例えば、使用される温度および組成物に応じて、適切な時間の間、約230°F(11
0℃)を超える温度まで加熱されることによって達成される。

0071

[0071] 本発明の方法は、従来のプロセスを使用して、乾燥形態として調製可能な組成
物を利用することを含む。一実施形態では、例えば、動物性タンパク質源、植物性タンパ
ク質源、穀類等を含む、乾燥原料をあわせて、粉砕および混合する。次いで、脂肪、油、
動物性タンパク質源、水等を含む、水分または液体原料が添加され、乾燥混合物と混合さ
れる。次いで、混合物は、キブルまたは同様の乾燥片に加工される。キブルは、多くの場
合、乾燥と湿潤原料の混合物が、高圧および温度で機械的作用曝露され、小開口を通し
付勢され、回転刃によってキブルに切断される、押出プロセスを使用して形成される。
次いで、湿潤したキブルは、乾燥され、随意に、例えば、香味、脂肪、油、粉末等を含み
得る、1つ以上の局所コーティングでコーティングされる。また、キブルは、押出では
なく、乾燥加熱処理前に、生地が型に入れられる、焼成プロセスを使用して、生地からも
作製可能である。

0072

[0072] また、組成物は、咀嚼が容易となるように設計される。イヌおよびネコ用食物
は、典型的には、生命段階(年齢)、寸法、身体組成物、および品種に基づいて調合され
る。本発明の方法では、組成物のいくつかの実施形態は、超高齢の中型種のまたは小型種
のイヌ、大型種のイヌ、およびネコ間の具体的栄養差異に対処する。

0073

[0073] 本明細書に表されるパーセンテージはすべて、別途具体的に述べられない限り
、乾物基準による重量に基づく。
[0074] 上述のように、本発明は、部分的に、動物の生活の質を向上させるための方法
を対象とする。方法は、敏捷性を向上させ、活力を改善し、軟骨を保護し、筋肉量を維持
し、消化率を向上させ、ならびに皮膚および毛の質を改善するために有効量の組成物を高
齢または超高齢に給餌することを含む。加えて、本明細書では、我々は、本発明の組成物
の投与によって達成される、動物の生活の質の向上が、ゲノムレベルで反映されるという
驚くべき発見を報告する。以下に提示される表に開示される遺伝子のうちの任意の1つの
発現の変化は、有益または有害な生物学的効果をもたらし得る場合もあるが、本明細書に
提示されるデータは、全体的に、観察された発現プロファイルが、本明細書に開示される
食餌の投与後、体内に見られる有益な生物学的効果と一致することを示す。具体的には、
遺伝子チップデータは、血液凝固と血小板活性化および凝集、骨および筋肉の保全性、炎
症反応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復経路、神経機能、グリコーゲン
合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、老化プロセス、ならびに電子伝
達等のいくつかの生物学的経路と関係または関連する、タンパク質をコードする遺伝子の
発現が、大部分において、本明細書で記載される組成物の動物への投与を通して、有益に
改変されることを示す。したがって、本発明はまた、本明細書に開示される組成物を給餌
前および後に、表5〜14に開示されるものから選択される、動物中の1つ以上の遺伝子
の遺伝子発現レベルを定量化し、動物中のレベルを比較することによって、本明細書で記
載される組成物を給餌される、動物、特に、高齢または超高齢の動物の生活の質における
向上を測定または特性化する方法に関する(動物の生活の質の向上は、動物中の遺伝子発
現レベルにおける有益な変化によって反映される)。

0074

[0075]遺伝子発現の定量化は、当業者に周知の多数の方法で行われ得、RTPCR
同様に、遺伝子チップアッセイおよびNorthernブロッティング等の技術を含む。
したがって、本明細書では、検出された発現レベルは、例えば、本明細書に開示されるよ
うに、動物の生活の質の向上を測定するための方法において使用され得ることが想定され
る。

0075

[0076]遺伝子発現パターンには、ある年齢誘起変化が存在する(例えば、P. To
llet−Egnell et al, Molecular Endocrinolo
gy, 15(2):308−318(2001)を参照されたい)。理論によって拘束
されるわけではないが、遺伝子発現パターンにおけるそのような変化は、加齢、すなわち
老化機構に関連し得る。C−K Lee et al., Science、285:
1390−1393(1999)は、マウスにおける老化プロセスの遺伝子発現プロファ
イルの改変は、カロリー制限によって、完全または部分的に、防止可能であることを報告
している。我々は、驚くべきことに、健康な成齢から老齢までのイヌ等の動物のようなあ
る遺伝子の発現変化が、本発明による超高齢のイヌ用食物の食餌によって、逆転させるこ
とが可能であることを見出した。したがって、健康な成齢のイヌにおける遺伝子発現パタ
ーンを老齢のイヌにおける遺伝子発現パターンと比較することによって、ある遺伝子は、
老齢のイヌでより高く(「上方」)発現する一方、他の遺伝子は、より低く(「下方」)
発現することが見出される。驚くべきことに、我々は、本発明による超高齢のイヌ用食物
の食餌を老齢のイヌに給餌することによって、遺伝子発現パターンが逆転され得ることを
見出した。すなわち、対照食餌を給餌された老齢のイヌにおける遺伝子発現パターンを本
発明の超高齢のイヌ用食物の食餌を給餌された老齢のイヌにおける遺伝子発現パターンと
比較することによって、ある遺伝子は、対照イヌ用食物療法下、より高く(「上方」)発
現される一方、他の遺伝子は、対照イヌ用食物療法下、より低く(「下方」)発現される
ことが見出される。結果、本発明の超高齢のイヌ用食物の食餌下の老齢のイヌは、その遺
伝子発現プロファイルが、健康な成齢のイヌのものに改変された。健康な成齢のイヌ/老
齢のイヌ発現パターンと対照的に相関する遺伝子のリストを比較することによって、我々
は、驚くべきことに、本発明の超高齢のイヌ用食物が、ある遺伝子が老化プロセスの一部
として受ける発現における改変を逆転させる可能であることを実証する、以下の表15〜
20に提供される遺伝子を見出した。したがって、老齢の動物の生活の質は、ある遺伝子
の遺伝子発現パターンが、老齢のイヌのパターンから、健康な成齢のイヌのものへと改変
されるように、老化プロセスを修飾することによって、恩恵を受けることが可能である。

0076

[0077] 故に、本発明は、部分的に、ある遺伝子の遺伝子発現パターン(表15〜20
に提供される(成齢対老齢の方向は、超高齢対対照の方向と同一である))を老齢のイヌ
のパターンから健康な成齢のイヌのパターンに改変するために有効量の組成物を高齢また
は超高齢の動物に給餌することを含む、動物の生活の質を向上させるための方法を対象と
する。方法は、遺伝子発現パターンが、老齢の動物のものから健康な成齢の動物のものへ
と改変されるように、老化プロセスと関係する遺伝子の発現を修飾することによって、動
物の生活の質を向上させる。

0077

[0078] 一態様では、本発明は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも約
5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不飽
和脂肪酸を含む組成物を動物に給餌することを含み、動物の生活の質を向上させるために
有効量の組成物を動物に給餌することを含み、生活の質の向上は、老化プロセスと関係す
るタンパク質をコードする、1つ以上の遺伝子の発現における変化によって明らかとされ
る、高齢または超高齢の動物の生活の質を改善するための方法を対象とする。本明細書で
記載されるように、これらの遺伝子は、概して、老化プロセスと関係する遺伝子と称され
るが、しかしながら、これらの遺伝子は、具体的には、例えば、炎症、DNA修復、細胞
生存、脂肪またはコレステロール代謝、免疫調節、タンパク質合成、細胞増殖、および細
胞死から選択される、生物学的経路に関連し得ることに留意されたい。

0078

[0079] 本態様の実施形態では、発現の変化は、表15〜19に列挙される1つ以上の
遺伝子におけるものであって、発現の変化は、老齢の動物における発現レベルと比較して
、健康な成齢の動物における発現レベルに近似する。

0079

[0080] 本態様の別の実施形態では、動物は、イヌである。
[0081] 別の態様では、本発明は、少なくとも約9重量%のタンパク質と、少なくとも
約5重量%の脂肪と、少なくとも約0.05重量%の少なくとも1つのオメガ−3多価不
飽和脂肪酸を含む組成物を動物に給餌することを含み、動物の生活の質を向上させるため
に有効量の組成物を動物に給餌することを含み、生活の質の向上は、表20に列挙される
1つ以上の遺伝子の発現における変化によって明らかとされ、発現の変化は、老齢の動物
における発現レベルと比較して、健康な成齢の動物における発現レベルに近似する、高齢
または超高齢の動物の生活の質を向上させるための方法を対象とする。

0080

[0082] 本態様の実施形態では、動物は、イヌである。
[0083] また、本明細書では、本発明は、本発明の有効量の食物組成物を動物に投与す
ることを含む、任意の1つ以上の以下の生物学的経路(血液凝固と血小板活性化および凝
集、骨および筋肉の保全性、炎症反応、軟骨変性および疼痛反応、DNA損傷および修復
経路、神経機能、グリコーゲン合成および分解、解糖、糖新生、ペントースリン酸経路、
老化プロセス、ならびに電子伝達)と関係する、障害または疾患に罹患している動物を治
療するための方法に関することが想定される。

0081

[0084] 本発明は、本明細書で記載される特定の方法論、プロトコル、および試薬が、
異なり得るため、それらに限定されない。さらに、本明細書で使用される用語は、特定の
実施形態を説明する目的のためだけのものであって、本発明の範囲を限定するように意図
されない。用語「含む(comprise)」、「含む(comprises)」、およ
び「含む(comprising)」は、排他的ではなく、包括的に解釈されるべきであ
る。

0082

[0085]別途定義されない限り、本明細書で使用される技術的および科学的用語ならび
に任意の頭字語はすべて、当業者によって一般的に理解されるものと同一意味を有する。
本発明の多くの修正および変形例が、上述の教示に照らして可能である。したがって、添
付の請求項の範囲内において、本発明は、具体的に説明されるもの以外にも、実施され得
ることを理解されたい。

0083

[0086] 本明細書に記載される特許、特許出願、および刊行物はすべて、参照すること
によって、全体として本明細書に組み込まれる。しかしながら、本開示における定義と、
引用される参考文献の定義との間に矛盾が生じる場合、本開示が優先するものとする。

0084

[0087] 本発明は、以下の実施例によって、さらに例証され得るが、これらの実施例は
、例証目的のためだけに含まれるにすぎず、別途具体的に示されない限り、発明の範囲を
限定するように意図されるものではないことを理解されるであろう。

0085

実施例1
[0088]高齢または超高齢の中型種のあるいは小型種のイヌのために調合される組成物
を表2に示す。

0086

0087

実施例2
[0089]高齢または超高齢の大型種のイヌのために調合される組成物を表3に示す。

0088

0089

実施例3
[0090]高齢または超高齢ネコのために調合される組成物を表4に示す。

0090

0091

実施例4
対照対超高齢のペット用食物のゲノム分析
[0091] 本発明の超高齢のペット用食物組成物の栄養効果をさらに特性化するために、
対照動物と比較して、組成物を給餌された動物からの遺伝子発現プロファイルをアッセイ
し、その結果を以下に詳述する。

0092

材料および方法:
研究設計:
[0092] 14日間、Super Senior K9食餌を給餌前および後に、従来の
方法によって、9匹のビーグル犬から血液試料を採血する(全18試料)。14日間の試
験後に採取された各試料を、その対照と比較する。

0093

イヌ血液からのリンパ球の単離
試薬:
[0093] 4mLのイヌ血液、ヘパリンまたはEDTA管、Hank’s Balanc
ed Salt Solution(Gibco 14175〜095),HEES
緩衝剤(Gibco 15630〜080)、Accu−Paque(Accurate
Chemical & Scientific Corp AN3100)。

0094

材料/機器:
[0094]注入用ピペット(VWR 14670−147)、キャップ付14mL遠心
離管、9インチPasteurピペット、1.5mL微小遠心分離管(VWR 2017
0−038)、遠心分離管ラック、微小遠心管ベール廃棄物容器、Beckman C
oulter Allegra 25R Centrifuge、SNAJCO IJ
O 15Eppendorf Centrifuge(5417C)。

0095

溶液
[0095] 25mMのHEPES緩衝剤溶液を含むHank’s Balanced S
alt Solution(HBSS)を、12.8mLのHEPES緩衝剤溶液を50
0mLボトルのHBSSに添加することによって作製する。Hank’s Balanc
ed Salt SolutionおよびAccu−Paqueは、リンパ球の単離を開
始する前に、冷蔵室から取り出し、少なくとも30分、室温に置く必要がある。両溶液は
使用直後、冷蔵室(40C)に戻すべきである。

0096

[0096] 手順:
[0097] 1.HEPESを含む4mLのHBSSを正確な数の14mL遠心分離管に注
入して測定する(管1本当たり、4mLの採血量)。

0097

[0098] 2.注入用ピペットを使用して、Vacutainer(R)管から、HEPE
Sを含むHBSSを含有する14mL遠心分離管に、4mLの血液を注入する。
[0099] 3.注入用ピペットを使用して、30秒間、ピペットで上下に注入して、試料
ウェルを混合する。

0098

[0100] 4.9インチPasteurピペットを14mL遠心分離管それぞれに挿入す
る。Pasteurピペットの底面先端が、管の底面に接触することを確認する。
[0101] 5.注入用ピペットを使用して、Pasteurピペット内部に液体を流下
せ、重力に従って、Accu−Paqueを希釈された血液試料下に積層させることによ
って、4mLのAccu−Paqueを徐々に添加する。

0099

[0102] 6.Pasteurピペットの上部を指で塞ぎ、ピペットをゆっくりと除去す
る。
[0103] 7.室温下、800xgで20分間、管を遠心分離機にかける子犬の血液の
場合、白血球からの赤血球の良好な分離を可能にするために、45分のより長時間機にか
ける必要である。

0100

[0104] 8.注入用ピペットを使用して、0.5cmの中間不透明層以内までの上層
丁寧に除去し、廃棄する。
[0105] 9.新しい注入用ピペットを使用して、中間不透明層を丁寧に除去し、1.5
mL微小遠心管に注入する。底層が注入されないように注意すること。

0101

[0106] 10.室温下、13,200rpmで3.5分間、微小遠心分離管を遠心分離
機にかける。
[0107] 11.上清を丁寧に除去し、残留沈殿物(リンパ球)を液体窒素中で急速冷凍
する。最終試料を−80℃で保存する。 RNA単離:
試薬:
[0108]脱イオン化H2O、無水エタノール(Sigma E7023)、RNA保存
液(Ambion 7000)、RNaseZap(R)(Ambion 9780)、
緩衝剤RLT、緩衝剤RWl、および緩衝剤RPE(RNeasy Mini Kitと
して提供される)。

0102

機器/材料:
[0109] RNeasy Mini Kit(Qiagen 74104)、QIAsh
redderスピンカラム(Qiagen 79656)、P1000 Pipetma
nピペット(Rainin)、P200 Pipetmanピペット(Rainin)、
100−100 μL濾過ピペット先端(USA Scientific 1126−7
810)、1−200μL濾過ピペット先端(USA Scientific 1120
−8810)、滅菌注入用ピペット(VWR 14670−147)、55mL滅菌溶液
ボウル(VWR 21007−974)、廃棄物容器2つ(1つは、液体用、1つは、先
端/ピペット用)、1.5mL滅菌微小遠心分離管(VWR 20170−038)、微
小遠心分離管ラック、油性マジック、Eppendorf Microcentrifu
ge(型式#5417C)。

0103

手順:
[0110] 1.若干解凍し、次いで、管をはじき、沈殿物を取り除くことによって、微小
遠心分離管内の沈殿物を弛緩させる。

0104

[0111] 2.適切な量の緩衝剤RLTを添加する(この場合、600μLを使用)。渦
動させる、またはピペットで注入し、混合する。
[0112] 3.試料をQIAshredder管に注入し、試料を均質にする。14,0
00rpmで2分間、遠心分離機にかける。スピンカラムを廃棄するが、採血管およびそ
の内容物は保持する。

0105

[0113] 4.均質化された溶解物に一定量(600μL)の70%エタノールを添加し
、ピペットで注入することによって混合する。
[0114] 5.2mL採血管中に置かれたRNeasyミニカラムに600μL分割量
試料を入れる。管をゆっくりと閉鎖し、14,000rpmで15秒間、遠心分離機にか
ける。通過液を廃棄する。第2の600μL分割量の細胞溶解物同一スピンカラムに添加
し、繰り返すおよびrepeat。通過液を廃棄する。

0106

[0115] 6.ステップ5の採血管を再使用する。700μLの緩衝剤RW1をカラム
添加する。14,000rpmで15秒間、遠心分離機にかける。通過液および採血管を
廃棄する。

0107

[0116] 7.カラムを新しい2mL採血管に移し、500μLの緩衝剤RPEをカラム
にピペットで注入する。14,000rpmで15秒間、遠心分離機にかけ、カラムを洗
浄する。通過液を廃棄するが、ステップ8のために、採血管は、保存する。

0108

[0117] 8.さらに500mLの緩衝剤RPEをカラムに添加する。14,000rp
mで2分間、遠心分離機に書け、膜を乾燥させる。
[0118] 9.カラムを新しい1.5mL採血管に移す。10μLのRNA保存液を直接
膜にペピットで注入する。14,000rpmで1分間、遠心分離機にかけ、RNAを溶
離する。第2の量の5μLのRNA保存液を直接膜に添加し、さらに1分間、スピンさせ
る。RNAの最終溶離物を−80℃で保存する。

0109

RNAプローブ調製および混成
試薬:
[0119]プローブ調製用Ovation TM Biotin System v1.
0。

0110

プロトコル:
[0120] User Guide(Cat#D01002, version 10/2
7/04, NuGEN Technologies, Inc)。実験手順は、ユーザ
ガイドの説明に従う。プローブ調製はすべて、50ngの総RNAから開始する。

0111

遺伝子チップ手順:
[0121]試験用に使用される遺伝子チップは、Canine Genome 2.0
Array(Affymetrix)である。本遺伝子チップは、44,000のプロー
ブセットを含有する。各新奇なプローブ同定番号の詳細な配列情報は、製造業者から利用
可能である。

0112

遺伝子発現分析
[0122]GCOS Affymetrixソフトウェアバージョン1.2)に提供さ
れるMAS5を使用して、正規化を行う。分析される遺伝子の発現レベルは、以下の実施
例に含まれる表に示される(上向矢印は、遺伝子発現における「上方調節」または増加を
指し、下向矢印は、「下方調節」を示す)。同様に、いくつかの表中、上向または下向矢
印もまた、一目瞭然のように、特定の経路に関与する、あるタンパク質の活性の増加ある
いは減少を示す。

0113

遺伝子リストの選択:
[0123] 18の試料中少なくとも9つにおけるその「存在」判定に基づいて、15,4
11の遺伝子が、さらなる分析用に選択される。

0114

[0124]遺伝子チップ分析の結果は、1088の遺伝子が、対照と超高齢用食餌治療群
との間で異なって発現することを示す。これらの1088の遺伝子の発現レベルは、分散
が等しくならないことが想定される、パラメータ試験(Welch t試験)を使用して
、「食餌」別にグループ化すると、統計的に有意となる。p値カットオフは、0.01で
あって、多重検定補正を伴わない。それらの選択基準を使用すると、約154の遺伝子
のみ、偶然にも、制限を通過することが予測されるであろう。ゲノムデータは、以下に詳
述される。

0115

結果:
疼痛および炎症と関係する遺伝子に及ぼす栄養素の効果
[0125]遺伝子チップデータの分析に基づいて、P<0.01レベル時の変化した1,
088の遺伝子の発現レベルを対照発現レベルと比較した(10は、上方調節され、残り
は、下方調節された)。P<0.001レベル時、データは、35の遺伝子の発現が、超
高齢用食物を給餌されたビーグル犬において、下方調節されたことを示す。これらの下方
調節された遺伝子のうち9つは、炎症および疼痛反応に関連するものと同定される。これ
らの遺伝子の下方調節は、疼痛緩和、軟骨保護(損傷減)、および炎症反応の減少をもた
らすと予測され得る。本明細書に開示される組成物は、疼痛および/または炎症疾患に罹
患している動物を治療するための治療的療法の一部であり得る。これらの遺伝子および炎
症および疼痛反応におけるその推定される役割は、以下の表5〜6に提供される。

0116

0117

0118

0119

0120

0121

0122

心臓の健康および血液凝固に関与する遺伝子に及ぼす栄養素の効果
[0126] P<0.001およびP<0.01レベル時、12の遺伝子が、エイコサノイ
ド経路および血液凝固経路の調節を通して、心臓の健康に関連するものと同定される。遺
伝子は、血小板活性化および凝集を通して、血液凝固に関与する。栄養素を通したこれら
の遺伝子の下方調節は、心臓または脳関連障害をもたらし得る、不適切な血液凝固を防止
可能である。本発明の組成物は、血液、心臓、または脳の障害あるいは疾患に罹患してい
る動物を治療するための治療的療法の一部であり得る。これらの遺伝子およびその推定さ
れる体内での役割を、以下の表7および8に示す。

0123

0124

0125

0126

0127

0128

0129

0130

0131

筋肉および骨調節に関与する遺伝子に及ぼす栄養素の効果
[0127] 10の下方調節された遺伝子は、骨および筋肉の調節を通して、身体組成物に
関連するものと同定される。遺伝子は、筋肉の一酸化窒素産生およびグルココルチコイド
分解を減少させることによって、筋肉および骨低下を回避する。これらの遺伝子の下方調
節は、一酸化窒素産生およびグルココルチコイド反応の減少をもたらす。本明細書に開示
される組成物は、筋肉または骨と関係または関連する、疾患あるいは障害に罹患している
動物を治療するための治療的療法の一部であり得る。これらの遺伝子および筋肉および骨
調節におけるその推定される役割を、以下の表9および10に示す。

0132

0133

0134

0135

0136

DNA損傷/保護および神経機能に関与する遺伝子に及ぼす栄養素の効果
[0128] 11の遺伝子が、DNA損傷/保護および神経機能に関連するものと同定され
る。後者に関して、同定された遺伝子は、脱分極依存性増強に重要であって、運動学習
潜在的役割を有すると考えられる。興味深いことに、これらの遺伝子のうち、が、ガンマ
アミノ酪酸GABA)A受容体のうちの、上方調節されたガンマ2を除き、すべてが、
下方調節された。本明細書に開示される組成物は、DNA損傷/保護および神経機能と関
係または関連する、疾患あるいは障害に罹患している動物を治療するための治療的療法の
一部であり得る。これらの遺伝子の同定およびDNA損傷/保護および神経機能における
その推定される役割を、以下の表11および12に示す。

0137

0138

0139

0140

0141

0142

ブドウ糖代謝に関与する遺伝子に及ぼす栄養素の効果
[0129] ブドウ糖代謝と関係する24の遺伝子は、超高齢用食餌を給餌された動物にお
いて下方調節され、これらの動物が、燃料源として、ブドウ糖の代わりに、脂肪(脂肪の
酸化)を利用することを示唆する。本明細書に開示される組成物は、糖尿病動物の治療的
療法および/または動物における肥満の防止あるいは治療の一部であり得る。これらの下
方調節された遺伝子が同定され、ブドウ糖代謝におけるその推定される役割を、以下の表
13および14に詳細に示す。

0143

0144

0145

0146

0147

0148

0149

0150

0151

0152

0153

0154

0155

0156

0157

0158

0159

実施例5
老化プロセスと関係する遺伝子の遺伝子発現プロファイルの比較:対照食餌対超高齢用
食餌と比較した健康な成齢のイヌ対高齢のイヌ
[0130] イヌの遺伝子発現プロファイルは、成齢のイヌから老齢(高齢)のイヌとなる
イヌの老化に伴って変化する。これは、例えば、ブドウ糖代謝、血液凝固および骨、なら
びに筋肉保全性等の多数の生物学的経路と関係する遺伝子だけではなく、老化プロセス、
または一般に、加齢と関係する遺伝子にも当てはまる。本種類の遺伝子と関係する「老化
」に関して、我々は、本発明による超高齢用食餌を高齢イヌに給餌することによって、リ
ンパ球内のこれらのうちのちのある遺伝子の遺伝子発現プロファイルは、老齢のイヌのも
のから成齢のイヌのプロファイルに近似するようになる傾向にあることを見出した。した
がって、本発明による超高齢用食餌を給餌された老齢のイヌは、その遺伝子プロファイル
を健康な成齢のイヌの遺伝子プロファイルにより近似させるよう改変させることが可能で
ある。

0160

[0131] 以下の表15-20に示される結果は、老化プロセスによって正常に改変され
た遺伝子が、一般的老化変化において標的とされる栄養的戦略を通して調節可能であるこ
とを示す。具体的には、結果は、超高齢用食餌が給餌されると、概して、リンパ球内の遺
伝子の発現レベルが、老齢の動物における発現レベルと比較して、健康な成齢の動物にお
ける発現レベルと反対方向に移行することを示す。すなわち、健康な成齢の動物における
発現レベルは、老齢の動物と比較して高い場合(すなわち、老齢の動物において「下方調
節される」)、超高齢用食餌が給餌された老齢の動物もまた、対照食餌を給餌された老齢
の動物と比較して、概して、より高い発現レベルを有する(「上方調節される」ように改
変される)。同様に、健康な成齢の動物における発現レベルが、老齢の動物と比較して低
い場合(老齢の動物において)「上方調節される」、超高齢の用食餌が給餌された老齢の
動物もまた、対照食餌が給餌された老齢の動物と比較して、概して、より低い発現レベル
を有する(「下方調節される」ように改変される)。したがって、老齢のイヌにおける老
化関連遺伝子の発現レベルは、老齢のイヌが本発明の超高齢用食餌を給餌されると、有益
に改変され得、したがって、イヌに生活の質の改善がもたらされ得る。

0161

0162

0163

0164

0165

実施例

0166

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