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技術 間仕切パネル

出願人 株式会社オカムラ
発明者 渡部寛人
出願日 2013年11月5日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2013-229605
公開日 2015年5月11日 (5年1ヶ月経過) 公開番号 2015-090013
状態 特許登録済
技術分野 ウイング用の支持装置 戸・窓の密封・換気・特殊装置 薄板耐力壁;間仕切り壁
主要キーワード 突出片間 架設体 断面視コ字形状 閉塞部材内 延出状態 スリット形 塞ぎ部材 仕切位置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年5月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

課題

仕切られた区画間における音漏れを確実に防止できるようにした間仕切パネルを提供すること。

解決手段

天井面Rに配設されたレール4に沿って走行可能に吊支され、所定の厚みを有するパネル材51を表裏に備えたパネル本体5の上下端部にパネル材51によって囲われたチャンネル部19,20が設けられ、チャンネル部19,20内に進退機構28により天井面R及び床面Fに向けて延出可能な閉塞部材6,7がそれぞれ収納されている間仕切パネル1であって、閉塞部材6,7は、パネル本体5に沿って内部に吸音材12が配置され、上下の進退機構28は、一方端部41がチャンネル部19,20内面に接続され、他方端部42が上下の閉塞部材6,7に接続されており、閉塞部材6,7の収納時及び延出時において、他方端部42がチャンネル部19,20内の空間に位置する。

概要

背景

オフィス会議室病院等の室内空間を用途に合わせて区画して分割して使用する場合に、天井面に固定されたレールに沿って移動可能に吊支される間仕切パネルが用いられており、パネル本体内部における上端及び下端収納された上部塞ぎ部材及び下部塞ぎ部材をそれぞれパネル本体内部に設けられた進退機構により進出させて、天井面及び床面に当接させることでパネルの移動を規制するものがある(例えば特許文献1)。

概要

仕切られた区画間における音漏れを確実に防止できるようにした間仕切パネルを提供すること。天井面Rに配設されたレール4に沿って走行可能に吊支され、所定の厚みを有するパネル材51を表裏に備えたパネル本体5の上下端部にパネル材51によって囲われたチャンネル部19,20が設けられ、チャンネル部19,20内に進退機構28により天井面R及び床面Fに向けて延出可能な閉塞部材6,7がそれぞれ収納されている間仕切パネル1であって、閉塞部材6,7は、パネル本体5に沿って内部に吸音材12が配置され、上下の進退機構28は、一方端部41がチャンネル部19,20内面に接続され、他方端部42が上下の閉塞部材6,7に接続されており、閉塞部材6,7の収納時及び延出時において、他方端部42がチャンネル部19,20内の空間に位置する。

目的

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、仕切られた区画間における音漏れを確実に防止できるようにした間仕切パネルを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

天井面に配設されたレールに沿って走行可能に吊支され、所定の厚みを有するパネル材表裏に備えたパネル本体の上下端部に該パネル材によって囲われたチャンネル部が設けられ、該チャンネル部内に進退機構により天井面及び床面に向けて延出可能な閉塞部材がそれぞれ収納されている間仕切パネルであって、前記閉塞部材は、前記パネル本体に沿って内部に吸音材が配置され、前記上下の進退機構は、一方端部が前記チャンネル部内面に接続され、他方端部が前記上下の閉塞部材に接続されており、前記閉塞部材の収納時及び延出時において、前記他方端部が前記チャンネル部内の空間に位置することを特徴とする間仕切パネル。

請求項2

前記パネル材は、表面部材と、該表面部材の裏側に固定される防音効果もしくは吸音効果を有する裏当て材と、から主に構成されることを特徴とする請求項1に記載の間仕切パネル。

請求項3

前記パネル材の間及び前記チャンネル部内における進退機構の周辺に吸音材を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の間仕切パネル。

請求項4

前記閉塞部材は、天井面若しくは床面と当接する当接面に設けられた突出片により該突出片間に空間が形成され、該空間に前記閉塞部材内に設けられた吸音材が露出するようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の間仕切パネル。

請求項5

前記閉塞部材の天井面若しくは床面と対向する面が、前記吸音材に連通する孔を複数個備える微細穿孔板であることを特徴とする請求項4に記載の間仕切パネル。

技術分野

0001

本発明は、オフィス大会場、会議室等を所定の区画仕切って使用するための間仕切パネルに関する。

背景技術

0002

オフィスや会議室・病院等の室内空間を用途に合わせて区画して分割して使用する場合に、天井面に固定されたレールに沿って移動可能に吊支される間仕切パネルが用いられており、パネル本体内部における上端及び下端収納された上部塞ぎ部材及び下部塞ぎ部材をそれぞれパネル本体内部に設けられた進退機構により進出させて、天井面及び床面に当接させることでパネルの移動を規制するものがある(例えば特許文献1)。

先行技術

0003

特開平2009−108662号公報(第5頁、第6図)

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献1の間仕切パネルにあっては、パネル本体が前後に2枚のパネル体が存在し、かつパネル体内部に吸音材などが配置されているため、仕切られた区画間における音漏れは防止されている。しかしながら特許文献1の間仕切パネルは、上部塞ぎ部材及び下部塞ぎ部材を進退移動させる進退機構を、上部塞ぎ部材及び下部塞ぎ部材の内部に設置しているため、この進退機構が位置する空間には吸音材が充填されていない。そのため、延出状態の上部塞ぎ部材及び下部塞ぎ部材における進退機構配置位置の遮音能力が低下し、十分な遮音性を確保できないという問題がある。

0005

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、仕切られた区画間における音漏れを確実に防止できるようにした間仕切パネルを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

前記課題を解決するために、本発明の間仕切パネルは、
天井面に配設されたレールに沿って走行可能に吊支され、所定の厚みを有するパネル材表裏に備えたパネル本体の上下端部に該パネル材によって囲われたチャンネル部が設けられ、該チャンネル部内に進退機構により天井面及び床面に向けて延出可能な閉塞部材がそれぞれ収納されている間仕切パネルであって、
前記閉塞部材は、前記パネル本体に沿って内部に吸音材が配置され、
前記上下の進退機構は、一方端部が前記チャンネル部内面に接続され、他方端部が前記上下の閉塞部材に接続されており、前記閉塞部材の収納時及び延出時において、前記他方端部が前記チャンネル部内の空間に位置することを特徴としている。
この特徴によれば、上部塞ぎ部材及び下部塞ぎ部材が延出され間仕切パネルによって区画が形成された状態において、パネル本体は所定の厚みを有するパネル材を表裏に備えているため、この部分の遮音効果が高くなっている。そしてパネル本体より延出される閉塞部材は、パネル本体に沿って内部に吸音材が配置されていることから、上下縁の遮音が保たれるとともに、進退機構が位置する空間は、閉塞部材の収納時及び延出時において所定の厚みを有し遮音効果のあるパネル材により常時囲まれたチャンネル部内であるため、間仕切パネルにより仕切られた区画間における音漏れが、この間仕切パネル全体により確実に防止されることになる。

0007

前記パネル材は、表面部材と、該表面部材の裏側に固定される防音効果もしくは吸音効果を有する裏当て材と、から主に構成されることを特徴としている。
この特徴によれば、進退機構が位置する空間が、閉塞部材の収納時及び延出時において防音効果もしくは吸音効果のある裏当て材を有するパネル材により囲まれることになり、その部分の音漏れを効果的に防止することができる。

0008

前記パネル材の間及び前記チャンネル部内における進退機構の周辺に吸音材を配置したことを特徴としている。
この特徴によれば、パネル本体の音漏れを効果的に防止することができる。

0009

前記閉塞部材は、天井面若しくは床面と当接する当接面に設けられた突出片により該突出片間に空間が形成され、該空間に前記閉塞部材内に設けられた吸音材が露出するようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、突出片間の空間に侵入した音が閉塞部材内の吸音材により吸音されることになり、間仕切パネルにより仕切られた区画間の音漏れを確実に減少させることができる。

0010

前記閉塞部材の天井面若しくは床面と対向する面が、前記吸音材に連通する孔を複数個備える微細穿孔板であることを特徴としている。
この特徴によれば、突出片間の空間に侵入した音が吸音材に連通する孔を通じて万遍なく閉塞部材内の吸音材に吸音されることになり、間仕切パネルにより仕切られた区画間の音漏れを確実に減少させることができる。

図面の簡単な説明

0011

実施例における間仕切パネルを示す正面破断図である。
間仕切パネルを示すA−A断面図である。
パネル本体を示すB−B断面図である。
閉塞部材を示す分解斜視図である。
(a)は、閉塞部材収納時の進退機構を示す拡大部分正面図であり、(b)は、閉塞部材延出時の進退機構を示す拡大部分正面図である。
固定状態の間仕切パネルを示す正面破断図である。
固定状態の間仕切パネルにおける閉塞部材の位置を示す正面破断図である。
突出片間の空間に音が侵入したときの態様を示す縦断側面図である。
閉塞部材の変形例を正面破断図である。

0012

本発明に係る間仕切パネルを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。

0013

実施例に係る間仕切パネルにつき、図1から図8を参照して説明する。図1及び図2に示される間仕切装置1,1,…は、オフィスや大会場、会議室等の室内空間を区画するものである。この間仕切装置1は、室内空間の天井面Rに架設されたレール4に吊支され、レール4によって形成される移動経路に沿って、順次間仕切位置に移動させられる間仕切パネル2により室内を仕切ることができるようになっている。尚、間仕切装置1の幅方向を左右方向とし、間仕切装置1を貫通する方向を前後方向とし、また間仕切装置1が室内空間に面する側を表側とし、間仕切装置1の内側を裏側または背面側として説明する。

0014

図1及び図2に示されるように、間仕切パネル2は、パネル材51,51を表裏に有するパネル本体5を備えている。パネル本体5の内部上下端には、上部開口部材191と下部開口部材201が固定されている。そして、この上部開口部材191の底面部191aとパネル材51,51とにより囲われて、後述する進退機構28により天井面R及び床面Fに向けて延出可能な閉塞部材6が収納可能な空間である上部チャンネル部19が構成されている。同様に、下部開口部材201の底面部201aと前後両面のパネル材51,51とにより囲われて下部チャンネル部20が構成されている。

0015

図2に示されるように、上部開口部材191及び下部開口部材201は、側面部191b,191b及び側面部201b,201bを有し、側面部191b,191b及び側面部201b,201bに後述する突起片36,36が当接することにより閉塞部材6,7の上下方向の移動がガイドするようになっている。また、側面部191b,191b及び側面部201b,201bの開口側の端縁191c,191c及び端縁201c,201cは、内側に折り曲げられており、閉塞部材6,7が延出した際に前記突起片36,36が当接して閉塞部材6,7の抜出しを防止するようになっている。

0016

図1及び図2に示されるように、パネル本体5は、垂直方向に延びる吊支部材23,23によりレール4に対して吊支されている。吊支部材23,23は、その下端が内部フレーム15の両端部近傍に固定されており、パネル本体5の上端部よりも上方に突出した上端部には、2つのローラ24,24が水平方向に回転自在に軸支されている。このローラ24,24がレール4内部の上下2つの通路25内にそれぞれ遊嵌されて、パネル本体5が移動経路に沿って移動可能に吊支されている。

0017

図2に示されるように、パネル材51は、スチール等の金属製の表面部材10と、表面部材10の裏側に所定の厚みを有して固定される裏当て材11と、から主に構成されている。この裏当て材11は、多孔質の部材である石膏ボードにより形成されており、吸音効果を有している。尚、この裏当て材11は、石膏ボードに限られないが、吸音効果若しくは防音効果を有する部材であることが好ましい。

0018

図3に示されるように、パネル本体5の左右端部には、パネル本体5の高さ方向に延び幅方向に突出する凸条部21を有する金属製の側部フレーム17と、凸条部21に対応する凹条部22を有する金属製の側部フレーム18とが、それぞれ設けられており、左右方向に隣接する間仕切パネル2同士の接触部分における音漏れ及び光漏れの発生を防止している。

0019

図2及び図3に示されるように、パネル本体5の内部には、前記した上部開口部材191の底面部191aの下方、及び下部開口部材201の底面部201aの上方に、左右に延びる内部フレーム15,16が設けられている。また、前記金属製の側部フレーム17,18の内側には、内部フレーム15と内部フレーム16とを左右両端繋ぐように、パネル本体5の高さ方向に延びる内部フレーム13,14が設けられており、これら内部フレーム13,14,15,16と、パネル材51,51とにより囲まれた空間内にグラスウールスポンジ状のウレタン等で形成された吸音材12が充填されている。このようにパネル本体5は、その表裏に所定の厚みを有した裏当て材11,11を有していることに加え、パネル本体5内部の大部分に充填された吸音材12により遮音効果が高くなっている。また、図1に示されるように、上部チャンネル部19の下方、及び下部チャンネル部20上方における各進退機構28の周辺には、閉塞部材6,7が収容状態時における進退機構28の高さ分、吸音材12が充填されており、進退機構28周辺の遮音性が高くなっている。

0020

続いて、閉塞部材6,7について説明する。図4に示されるように、間仕切パネル2の上部に設けられた閉塞部材6は、断面視コ字形状筐体34と、上下方向に貫通する連通孔35a,35a,…が複数形成された微細穿孔板35と、吸音材12と、から主に構成されている。筐体34の底部341の前後縁には、筐体34の長手方向に連続する突起片36,36が外方向斜めに突起するように取り付けられている。この突起片36,36は、ゴムなどの弾性部材で形成されている。また、筐体34内部には、吸音材12が充填されている。この吸音材12は、筐体34の長手方向に分断されることなく連続している。

0021

筐体34の両側部342,342における筐体34の開口部側の端部には、張出部38,38が設けられており、張出部38,38の上部には長手方向に沿って嵌合溝38a,38aと、が形成されている。この嵌合溝38a,38aには、ゴム等の弾性材であるパッキン39が、外部にパッキン39の頭部39a(突出片)が露出するように嵌合しており、このパッキン39の頭部39aは、天井面Rと面一であり、天井面Rを共に構成するレール4の下面4a(図8参照)に当接する緩衝材として機能する。

0022

また、張出部38,38下方には筐体34の両側部342,342の内側に突出する突部40,40が形成されており、張出部38,38の底面38b,38bと突部40,40とで形成された溝部40a,40aに微細穿孔板35が嵌合されるようになっている。このように、筐体34の開口部が微細穿孔板35で閉塞されることになるため、微細穿孔板35に複数穿設された連通孔35a,35a,…を介して筐体34の内部に充填された吸音材12が外部に露出することになる。尚、連通孔は、複数設けられることに限られず、1つであってもよく、また各連通孔孔形状は、円形楕円形のほかスリット形状であってもよい。

0023

また、図4に示されるように、筐体34の底部341には、長孔341a,341aが長手方向に沿って形成されており、微細穿孔板35には、長孔341a,341aと略同一形状の長孔35b,35bが形成されている。また、吸音材12には、長孔341a,341aと長孔35b,35bとを上下方向に連通する貫通孔37,37が形成されている。図1及び図6に示されるように、組み立て時に長孔341a,341a、長孔35b,35b及び貫通孔37,37が上下に連通しており、これら長孔341a,341a、長孔35b,35b及び貫通孔37,37に吊支部材23,23が挿通された状態で、閉塞部材6が上部チャンネル部19に内嵌されている。これら長孔341a,341a、長孔35b,35b及び貫通孔37,37は、間仕切パネル2の幅方向に長寸の孔形状であるため、後述のように閉塞部材6が回動しても、筐体34、微細穿孔板35及び筐体34内の吸音材12が吊支部材23,23に対して干渉しないようになっている。

0024

また、間仕切パネル2の下部に設けられる閉塞部材7は、閉塞部材6と基本的に同一形状であるため、特に図示しないが、閉塞部材7側すなわち間仕切パネル2の下部には、吊支部材23,23が設けられていないため、閉塞部材7は上記した長孔341a,341a、長孔35b,35b及び貫通孔37,37の構成を有していない。

0025

図5に示されるように、上部チャンネル部19及び下部チャンネル部20内には、閉塞部材6,7を進退させる進退機構28,28,…が配設されている。閉塞部材6用の進退機構28と、閉塞部材7の進退機構28とは、上下対称をなす同一構成及び同一寸法(同形の部材)の進退機構28が用いられているため、ここでは閉塞部材6用の進退機構28の説明を行う。

0026

進退機構28は、リンク部材29と上方の端部材41と下方の端部材42と捻りコイルバネ33とを備えて主に構成されている。上方の端部材41は、閉塞部材6の筐体34の底部341に固定されており、下方の端部材42は、上部開口部材191の底面部191aに固定されている。リンク部材29の一方側には、リンク部材29の長手方向を向く長孔31が穿設されており、この長孔31に、下方の端部材42に設けたピン32が遊嵌している。また、リンク部材29の他端は上方の端部材41に軸30により枢着されている。上方の端部材41には、軸部50が設けられており、この軸部50とピン32とに、互いを離間させるように付勢する付勢手段としての捻りコイルバネ33が張架されている。

0027

図1及び図5(a)に示されるように、進退機構28における閉塞部材6の収納時には、
捻りコイルバネ33が軸部50とピン32とを互いに離間させるように付勢するため、閉塞部材6がパネル本体5に対し左右方向に移動しながら、閉塞部材6が上部チャンネル部19内に収納されることになる。

0028

閉塞部材6の左端が先行する間仕切パネル2と当接して、図5(a)の状態から画面右方側に移動されると、図5(b)に示されるように、リンク部材29は、捻りコイルバネ33の付勢力に抗して回動しながら立ち上がるようになるため、閉塞部材6を押し上げるように作用する。尚、図示しないが、下部の閉塞部材7の左端が先行する間仕切パネル2と当接して移動されると、閉塞部材6用の進退機構28と同様にリンク部材29が立ち上がり、閉塞部材7を押し下げるように作用する。

0029

進退機構28,28,…により閉塞部材6が押し上げられ、且つ閉塞部材7が押し下げられると、図5(a)及び図6に示されるように、捻りコイルバネ33の付勢力により閉塞部材6の上端に位置するパッキン39の頭部39aが天井面Rに圧接されるとともに、閉塞部材7の下端に位置するパッキン39の頭部39aが床面Fに圧接される。閉塞部材6及び閉塞部材7が天井面R及び床面Fに当接し、これらの延出が停止した以降は、ピン32が長孔31内を相対的に移動することにより軸部50がピン32の直上を通過する、すなわち死点を越えるまでリンク部材29が回動するようになる。

0030

図7に示されるように、閉塞部材6の上縁6aと、進退機構28における上方の端部材41及び閉塞部材6との固定位置と、の距離αが、パネル材51における裏当て材11の上縁11aと天井面Rとの距離βよりも大きくなるように設計されている。そのため、閉塞部材6の延出時において、進退機構28における上方の端部材41すなわち進退機構28の上端が裏当て材11,11で囲まれた上部チャンネル部19内に位置することになり、パネル本体5からは、吸音材12が充填されている閉塞部材6の一部のみが延出することになる。

0031

このように、各進退機構28,28,…は、閉塞部材6及び7の延出時及び収納時において、所定の厚みを有した裏当て材11,11との間に位置する上部チャンネル部19及び下部チャンネル部20内に常に位置することになるため、吸音材12が充填されない進退機構28周辺においても遮音性が高い。

0032

上述のように、各進退機構28は、常に、間仕切パネル2における遮音性の高い上部チャンネル部19及び下部チャンネル部20内に配置されていることに加え、閉塞部材6及び閉塞部材7の突出部分は、筐体34の長手方向に沿って連続して充填された吸音材12により、遮音効果が高くなっているため、その突出部分とパネル本体5とにより確実に遮音できる。換言すれば、間仕切パネル2により仕切られた区画間の音漏を、間仕切パネル2全体により確実に防止することができる。

0033

また、図8に示されるように、閉塞部材6及び閉塞部材7が延出した状態において、前後のパッキン39,39の頭部39a,39aを透過するなどして前後のパッキン39,39の頭部39a,39aの間の空間43に侵入した音の一部は、微細穿孔板35の連通孔35a,35a,…を介して吸音材12に吸音されるため、音量を確実に減少させることができる。更に、空間43に侵入した音は、連通孔35a,35a,…を通じて筐体34に沿って連続した吸音材12に万遍なく到達するため、吸音材12が空間43に侵入した音を確実に吸音して音漏れを確実に減少させることができる。

0034

また、進退機構28,28,…は、閉塞部材6,7の左端が先行する間仕切パネル2と当接することにより、閉塞部材6,7が延出するように作動するようになっているため、例えば、外部から操作して進退機構28,28,…を作動させる特段の作動手段等を設ける必要がなく、進退機構28,28,…の作動にかかるスペースコンパクトになっている。そのため、上部チャンネル部19及び下部チャンネル部20内における進退機構28,28,…の周辺により大きい範囲で吸音材12を充填することができるため、進退機構28周辺の遮音性能を向上させることができる。

0035

尚、進退機構28は、その一方の端部材41が閉塞部材6,7における筐体34の底部341に固定される態様に限定されない。例えば図9に示されるように、閉塞部材61は、その筐体34’の側部342,342同士が、前記底部の代わりに側部342,342の中央部分に配置された架設体44,44により連結されており、これら架設体44に進退機構28における上方の端部材41が固定されている。

0036

このような場合であっても、閉塞部材6の上縁6aと架設体44,44との距離(すなわち閉塞部材6の上縁6aと、進退機構28における上方の端部材41及び閉塞部材6の固定位置と、の距離α)が、パネル材51における裏当て材11の上縁11aと天井面Rとの距離βよりも大きくなるように設計されているため、閉塞部材6の延出時において、進退機構28における上方の端部材41すなわち進退機構28の上端が裏当て材11,11で囲まれた上部チャンネル部19内に位置することになるとともに、パネル本体5からは、吸音材12が充填されている閉塞部材6の一部のみが延出することになる。

0037

以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。

0038

例えば、前記実施例では、筐体34の内部に充填された吸音材12は、微細穿孔板35の連通孔35a,35a,…を介して外部に露出するようになっていたが、これに限られず、例えば、微細穿孔板を特段に設けず、吸音材12が筐体34の開口に亘り外部に露出されるようにしてもよい。

0039

また、前記実施例では、各進退機構28の下方の端部材42,42は、上部開口部材191の底面部191a及び下部開口部材201の底面部201aに対して固定されていたが、その固定箇所はチャンネル部内であれば、この態様に限定されず、例えば、各進退機構28の下方の端部材42,42が上部開口部材191及び下部開口部材201の側面部191b及び側面部201bに固定されてもよい。

0040

また、閉塞部材6の延出時において、進退機構28の上端が裏当て材11,11で囲まれた上部チャンネル部19内に位置することになる態様について説明したが、例えば、パネル材が高い遮音効果を発揮できる十分な厚みを有し、そのパネル材の内側に進退機構の上端が配置されていれば、必ずしも進退機構の上端が、チャンネル部内における裏当て材の内側に配置されることに限らない。

0041

また、前記実施例では、進退機構28を上部チャンネル部19及び下部チャンネル部20内にそれぞれ2つずつ設ける態様を想定して説明したが、これに限らず、進退機構28は、閉塞部材6,7の水平状態を保ったまま延出させることが可能であれば、上部チャンネル部19及び下部チャンネル部20内に配置される数が1つずつでもよいし、3つずつ以上複数設けられてもよい。

0042

また、前後両面の裏当て材11,11の間に吸音材12を充填していたが、これに限られず、例えば、裏当て材をハニカム構造とし、そのハニカム構造内に吸音材を充填してもよい。これにより、遮音性を有しながらもパネル材を軽量化することができる。

実施例

0043

また、上部側の閉塞部材6及び下部側の閉塞部材7は、同一寸法であったが、これに限らず、異なる形状に設計されてもよい。

0044

1間仕切装置
2間仕切パネル
5パネル本体
6,7閉塞部材
6a 閉塞部材上縁
10表面部材
11裏当て材
11a 裏当て材上縁
12吸音材
19 上部チャンネル部
20 下部チャンネル部
28進退機構
34,34’筐体
35微細穿孔板
35a連通孔
39aパッキン頭部(突出片)
41,42端部材
43 パッキン頭部の間の空間
44架設体
51パネル材
61 閉塞部材
F 床面
R天井面
α 距離
β 距離

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    【課題】遮蔽扉を開閉させるためのチェーンが弛んで地震等の振動により切断されるのを防止する。【解決手段】建屋の開口部120を塞いでいるブローアウトパネルと重ならない開位置に設けられ、ブローアウトパネルが... 詳細

  • 株式会社オカムラの「 空間構成用構造体」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】機能性部品の設置自由度を向上する。【解決手段】空間から内部空間を形成するための空間構成用構造体10であって、空間と内部空間との境界に配置された支柱フレーム11〜14と、支柱フレームの上端部に連... 詳細

  • 株式会社オカムラの「 空間構成用構造体、その組み立て方法」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】デザイン性を向上する。【解決手段】空間から内部空間を形成するための空間構成用構造体10であって、支柱フレーム11〜14と、上端部に連結された梁フレーム15〜18と、梁フレームを覆うカバー部材2... 詳細

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