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技術 画像処理システム、画像処理装置および情報処理端末

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 大畑勤伊藤裕康中村哲平
出願日 2013年10月28日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2013-223304
公開日 2015年5月7日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2015-088773
状態 特許登録済
技術分野 ファクシミリ一般 プリンティングのための記録情報の処理 FAX画像情報の記憶
主要キーワード スキャンモード設定 書込み保存 タッチパネル式液晶ディスプレイ 後続ステップ モノクロスキャナー 高圧縮データ 内蔵メモリー 画像レイヤー
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年5月7日)のものです。
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図面 (13)

課題

原稿スキャンして得られたデータを、USBメモリーなどの携帯型記憶媒体を介してパソコンなどの情報処理端末に取り込む構成において、従来よりも、画像の品質を早く確認することができ、かつネットワーク負荷を軽減する。

解決手段

MFP1は、原稿をスキャンして第1の中間データD1(PDF)を生成する第1画像処理X1と、第1の中間データD1から文字領域を抽出し、OCR処理を施して第2の中間データD2(テキストデータ)を生成する第2画像処理X2を実行する。第1の中間データD1はUSBメモリー3に書込み、USBメモリー3を介してパソコン2に引き渡す。第2の中間データD2は、LAN4を介してパソコン2に送信する。パソコン2において、第1の中間データD1と第2の中間データD2とを組み合わせる第3画像処理X3を実行し、所定フォーマットファイルサーチャブルPDF)を生成するように構成した。

概要

背景

複写機などの画像処理装置は、原稿画像を読み取るためのスキャナーを有し、読み取った画像データに基づいて記録シートに画像を印刷するコピーモードや、印刷せずに読み取った画像データを所定のフォーマットに変換して保存するスキャンモードを備えている。
このスキャンモードにおいて、データの保存先や、データの出力フォーマットを選択可能に構成されたものがある(例えば、特許文献1)。

特許文献1に記載の画像処理装置は、スキャンモードでのデータの保存先として、装置内の記憶領域や、USBメモリーネットワークを介して接続されるパソコンなどが選択可能であり、出力フォーマットとして、PDF、JPEG、またはMS−WORDなどのワープロフォーマット等が選択可能に構成されている。
特に、保存先としてUSBメモリーを選択した場合には、USBメモリーを介してデータをパソコンに取り込めるので、データがネットワーク上を流れず、ネットワーク負荷を軽減することができるという利点がある。

概要

原稿スキャンして得られたデータを、USBメモリーなどの携帯型記憶媒体を介してパソコンなどの情報処理端末に取り込む構成において、従来よりも、画像の品質を早く確認することができ、かつネットワーク負荷を軽減する。MFP1は、原稿をスキャンして第1の中間データD1(PDF)を生成する第1画像処理X1と、第1の中間データD1から文字領域を抽出し、OCR処理を施して第2の中間データD2(テキストデータ)を生成する第2画像処理X2を実行する。第1の中間データD1はUSBメモリー3に書込み、USBメモリー3を介してパソコン2に引き渡す。第2の中間データD2は、LAN4を介してパソコン2に送信する。パソコン2において、第1の中間データD1と第2の中間データD2とを組み合わせる第3画像処理X3を実行し、所定フォーマットファイルサーチャブルPDF)を生成するように構成した。

目的

本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであって、原稿をスキャンして得られたデータを、USBメモリーなどの携帯型の記憶媒体を介してパソコンなどの情報処理端末に取り込む構成において、従来よりも、読み取った画像の品質を早く確認することができ、かつネットワーク負荷を軽減することができる画像処理システム、画像処理装置および情報処理端末を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

スキャナー機能を有する画像処理装置と、当該画像処理装置にネットワークを介して通信可能に接続される情報処理端末とを有し、原稿スキャンして得られる画像データから所定フォーマットファイルを生成する画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記画像データを圧縮変換して第1の中間データを生成する第1画像処理手段と、前記画像データおよび第1の中間データのいずれか一方のデータから文字領域を抽出し、前記第1画像処理手段とは異なる画像処理を施して第2の中間データを生成する第2画像処理手段と、前記第1の中間データを、携帯型の記憶媒体に書き込む書込手段と、前記第2の中間データを、ネットワークを介して前記情報処理端末に送信する送信手段と、を備え、前記情報処理端末は、前記携帯型の記憶媒体から第1の中間データを読み出す読出手段と、前記画像処理装置から送信されてくる第2の中間データを取得するデータ取得手段と、前記第1および第2の中間データを組み合わせて前記所定フォーマットのファイルを生成する第3画像処理手段と、前記第1の中間データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする画像処理システム。

請求項2

前記画像処理装置は、前記第1および第2の中間データから前記所定フォーマットのファイルを生成するためのファイル生成プログラムを記憶する記憶手段を有し、当該ファイル生成プログラムが、前記書込手段により前記携帯型の記憶媒体に書き込まれ、前記情報処理端末において、前記第3画像処理手段が、前記携帯型の記憶媒体から前記ファイル生成プログラムを取得して実行することにより、所定フォーマットのファイルを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。

請求項3

前記書込手段は、前記携帯型の記憶媒体に前記ファイル生成プログラムが既に書き込まれている場合には、当該ファイル生成プログラムの書き込み動作を行わないことを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。

請求項4

前記画像処理装置は、ユーザーに、画像データから生成する所定フォーマットのファイルを複数種類の中から選択させる選択手段を有し、選択されたフォーマットのファイルに対応して、前記第1〜第3画像処理手段により実行される画像処理が切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。

請求項5

前記複数種類のフォーマットのファイルの中に、画像データと検索用テキストデータのレイヤーを有するテキスト付きPDFファイルが含まれ、前記選択手段を介してテキスト付きPDFファイルが選択された場合、前記第1画像処理手段が、第1の中間データとしてのPDFファイルの画像データを生成し、前記第2画像処理手段が、前記PDFファイルから抽出した文字領域に対してOCR処理を施し、第2の中間データとしてのテキストデータを生成し、前記第3画像処理手段が、前記PDFファイルの画像データのレイヤーに、テキストデータのレイヤーを貼り付けて、前記テキスト付きPDFファイルを生成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。

請求項6

前記複数種類のフォーマットのファイルの中に、高圧縮PDFファイルが含まれ、前記選択手段を介して高圧縮PDFファイが選択された場合、前記第1画像処理手段が、第1の中間データとしてのPDFファイルの画像データを生成し、前記第2画像処理手段が、前記PDFファイルから抽出した文字領域に対して二値化処理を施して、第2の中間データとしての前記文字領域の高圧縮データを生成し、前記第3画像処理手段が、前記PDFファイルの画像データのうち、文字領域のデータを前記高圧縮データに置き換えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。

請求項7

前記複数種類のフォーマットのファイルの中に、マークアップ言語記述されたタグ付きファイルが含まれ、前記選択手段を介してタグ付きファイが選択された場合、前記第1画像処理手段が、第1の中間データとしてのPDFファイルの画像データを生成し、前記第2画像処理手段が、前記PDFファイルから抽出した文字領域に対してOCR処理を施し、第2の中間データとしてのテキストデータを生成するとともに、前記PDFファイルの文字領域以外の領域を切り出す切出座標データを取得して、前記第2の中間データに含め、前記第3画像処理手段が、前記第2の中間データに含まれる前記切出座標データに基づき、前記PDFファイルから文字領域以外の領域の画像データを切り出し、切り出した画像データと、前記第2の中間データに含まれるテキストデータに所定のタグを付加してタグ付きファイルを生成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理システム。

請求項8

前記画像処理装置は、前記第2の中間データを格納する格納手段を有し、前記書込手段が、前記第1の中間データとともに、前記第2の中間データの格納先に関する情報を前記携帯型の記憶媒体に書き込むように構成され、前記情報処理端末は、前記携帯型の記憶媒体から前記第2の中間データの格納先に関する情報を取得する格納先情報得手段を有し、前記データ取得手段が、得られた格納先に関する情報に基づいて、前記画像処理装置に対し、第2の中間データを要求することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理システム。

請求項9

前記情報処理端末は、携帯型端末であって、前記画像処理装置とネットワークを介さずに接続するための接続手段と、前記携帯型の記憶媒体として使用される内部記憶手段と、を有し、前記画像処理装置とネットワークを介さずに接続された状態において、前記内部記憶手段に前記第1の中間データが書き込まれることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理システム。

請求項10

前記画像処理装置は、前記携帯型端末の内部記憶手段に第1の中間データを書き込む際、当該携帯型端末に、ネットワークを介してアクセスするための情報を取得するアクセス情報取得手段を有し、前記第2画像処理の完了後、前記アクセス情報取得手段により取得された情報に基づいて前記携帯型端末にアクセスして、生成された第2の中間データを送信することを特徴とする請求項9に記載の画像処理システム。

請求項11

スキャナー機能を有し、ネットワークを介して情報処理端末と通信可能に接続される画像処理装置であって、原稿をスキャンして得られた画像データを圧縮変換して第1の中間データを生成する第1画像処理手段と、前記第1の中間データから文字領域を抽出し、前記第1画像処理手段とは異なる画像処理を施して第2の中間データを生成する第2画像処理手段と、前記第1の中間データを、携帯型の記憶媒体に書き込む書込手段と、前記第2の中間データを、ネットワークを介して前記情報処理端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。

請求項12

スキャナー機能により原稿をスキャンして得られる画像データから、所定フォーマットのファイルを生成するための第1および第2の2つの中間データを生成する手段、前記第1の中間データを携帯型の記憶媒体に書き込む手段、前記第2の中間データをネットワークに送信する手段を備えた画像処理装置と、ネットワークを介して通信可能に接続される情報処理端末であって、前記携帯型の記憶媒体に書き込まれた第1の中間データを読み出す読出手段と、ネットワークを介して前記画像処理装置から送信されてくる第2の中間データを取得するデータ取得手段と、前記第1および第2の中間データを組み合わせて所定フォーマットのファイルを生成する画像処理手段と、前記第1の中間データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする情報処理端末。

技術分野

0001

本発明は、スキャナー機能を有する画像処理装置情報処理端末で構成される画像処理システムに関し、特に、原稿スキャンして得られた画像データを画像処理して情報処理端末に取り込む技術に関する。

背景技術

0002

複写機などの画像処理装置は、原稿画像を読み取るためのスキャナーを有し、読み取った画像データに基づいて記録シートに画像を印刷するコピーモードや、印刷せずに読み取った画像データを所定のフォーマットに変換して保存するスキャンモードを備えている。
このスキャンモードにおいて、データの保存先や、データの出力フォーマットを選択可能に構成されたものがある(例えば、特許文献1)。

0003

特許文献1に記載の画像処理装置は、スキャンモードでのデータの保存先として、装置内の記憶領域や、USBメモリーネットワークを介して接続されるパソコンなどが選択可能であり、出力フォーマットとして、PDF、JPEG、またはMS−WORDなどのワープロフォーマット等が選択可能に構成されている。
特に、保存先としてUSBメモリーを選択した場合には、USBメモリーを介してデータをパソコンに取り込めるので、データがネットワーク上を流れず、ネットワーク負荷を軽減することができるという利点がある。

先行技術

0004

特開2011−71578号公報

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、上記スキャンモードにおいて、保存先にUSBメモリーを選択した場合には、原稿画像が読み取られ、所定フォーマットのデータが生成されてUSBメモリーに保存されるまでの間、ユーザーは、画像処理装置の傍で待たなければならい。特に、ワープロフォーマットのように、画像データから文字領域を抽出し、OCR処理によるテキスト化などの画像処理が必要な場合には、その分、待ち時間も長くなって、ユーザーにストレスを与えてしまうという問題がある。また、この場合、読み取った画像の品質をすぐに確認することができない。画像品質が不良のとき、ユーザーは、スキャンモードの設定(例えば解像度階調等)を変更し、原稿の再読み込みを行うので、できるだけ早く画像の品質を確認したいという要望がある。

0006

本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであって、原稿をスキャンして得られたデータを、USBメモリーなどの携帯型の記憶媒体を介してパソコンなどの情報処理端末に取り込む構成において、従来よりも、読み取った画像の品質を早く確認することができ、かつネットワーク負荷を軽減することができる画像処理システム、画像処理装置および情報処理端末を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため、本発明に係る画像処理システムは、スキャナー機能を有する画像処理装置と、当該画像処理装置にネットワークを介して通信可能に接続される情報処理端末とを有し、原稿をスキャンして得られる画像データから所定フォーマットのファイルを生成する画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記画像データを圧縮変換して第1の中間データを生成する第1画像処理手段と、前記画像データおよび第1の中間データのいずれか一方のデータから文字領域を抽出し、前記第1画像処理手段とは異なる画像処理を施して第2の中間データを生成する第2画像処理手段と、前記第1の中間データを、携帯型の記憶媒体に書き込む書込手段と、前記第2の中間データを、ネットワークを介して前記情報処理端末に送信する送信手段と、を備え、前記情報処理端末は、前記携帯型の記憶媒体から第1の中間データを読み出す読出手段と、前記画像処理装置から送信されてくる第2の中間データを取得するデータ取得手段と、前記第1および第2の中間データを組み合わせて前記所定フォーマットのファイルを生成する第3画像処理手段と、前記第1の中間データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。

0008

ここで、前記画像処理装置は、前記第1および第2の中間データから前記所定フォーマットのファイルを生成するためのファイル生成プログラムを記憶する記憶手段を有し、当該ファイル生成プログラムが、前記書込手段により前記携帯型の記憶媒体に書き込まれ、前記情報処理端末において、前記第3画像処理手段が、前記携帯型の記憶媒体から前記ファイル生成プログラムを取得して実行することにより、所定フォーマットのファイルを生成する構成とするのが望ましい。

0009

また、前記書込手段は、前記携帯型の記憶媒体に前記ファイル生成プログラムが既に書き込まれている場合には、当該ファイル生成プログラムの書き込み動作を行わないよう構成するのが望ましい。
前記画像処理装置は、ユーザーに、画像データから生成する所定フォーマットのファイルを複数種類の中から選択させる選択手段を有し、選択されたフォーマットのファイルに対応して、前記第1〜第3画像処理手段により実行される画像処理が切り替えられるよう構成するのが望ましい。

0010

ここで、前記複数種類のフォーマットのファイルの中に、画像データと検索用テキストデータのレイヤーを有するテキスト付きPDFファイルが含まれ、前記選択手段を介してテキスト付きPDFファイルが選択された場合、前記第1画像処理手段が、第1の中間データとしてのPDFファイルの画像データを生成し、前記第2画像処理手段が、前記PDFファイルから抽出した文字領域に対してOCR処理を施し、第2の中間データとしてのテキストデータを生成し、前記第3画像処理手段が、前記PDFファイルの画像データのレイヤーに、テキストデータのレイヤーを貼り付けて、前記テキスト付きPDFファイルを生成するよう構成することができる。

0011

また、前記複数種類のフォーマットのファイルの中に、高圧縮PDFファイルが含まれ、前記選択手段を介して高圧縮PDFファイが選択された場合、前記第1画像処理手段が、第1の中間データとしてのPDFファイルの画像データを生成し、前記第2画像処理手段が、前記PDFファイルから抽出した文字領域に対して二値化処理を施して、第2の中間データとしての前記文字領域の高圧縮データを生成し、前記第3画像処理手段が、前記PDFファイルの画像データのうち、文字領域のデータを前記高圧縮データに置き換えるよう構成することができる。

0012

さらに、前記複数種類のフォーマットのファイルの中に、マークアップ言語記述されたタグ付きファイルが含まれ、前記選択手段を介してタグ付きファイが選択された場合、前記第1画像処理手段が、第1の中間データとしてのPDFファイルの画像データを生成し、前記第2画像処理手段が、前記PDFファイルから抽出した文字領域に対してOCR処理を施し、第2の中間データとしてのテキストデータを生成するとともに、前記PDFファイルの文字領域以外の領域を切り出す切出座標データを取得して、前記第2の中間データに含め、前記第3画像処理手段が、前記第2の中間データに含まれる前記切出座標データに基づき、前記PDFファイルから文字領域以外の領域の画像データを切り出し、切り出した画像データと、前記第2の中間データに含まれるテキストデータに所定のタグを付加してタグ付きファイルを生成するよう構成することができる。

0013

前記画像処理装置は、前記第2の中間データを格納する格納手段を有し、前記書込手段が、前記第1の中間データとともに、前記第2の中間データの格納先に関する情報を前記携帯型の記憶媒体に書き込むように構成され、前記情報処理端末は、前記携帯型の記憶媒体から前記第2の中間データの格納先に関する情報を取得する格納先情報得手段を有し、前記データ取得手段が、得られた格納先に関する情報に基づいて、前記画像処理装置に対し、第2の中間データを要求する構成とすることもできる。

0014

ここで、前記情報処理端末は、携帯型端末であって、前記画像処理装置とネットワークを介さずに接続するための接続手段と、前記携帯型の記憶媒体として使用される内部記憶手段と、を有し、前記画像処理装置とネットワークを介さずに接続された状態において、前記内部記憶手段に前記第1の中間データが書き込まれる構成とすることもできる。
また、前記画像処理装置は、前記携帯型端末の内部記憶手段に第1の中間データを書き込む際、当該携帯型端末に、ネットワークを介してアクセスするための情報を取得するアクセス情報取得手段を有し、前記第2画像処理の完了後、前記アクセス情報取得手段により取得された情報に基づいて前記携帯型端末にアクセスして、生成された第2の中間データを送信する構成とすることもできる。

0015

また、本発明に係る画像処理装置は、スキャナー機能を有し、ネットワークを介して情報処理端末と通信可能に接続され、原稿をスキャンして得られた画像データを圧縮変換して第1の中間データを生成する第1画像処理手段と、前記第1の中間データから文字領域を抽出し、前記第1画像処理手段とは異なる画像処理を施して第2の中間データを生成する第2画像処理手段と、前記第1の中間データを、携帯型の記憶媒体に書き込む書込手段と、前記第2の中間データを、ネットワークを介して前記情報処理端末に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。

0016

本発明に係る情報処理端末は、スキャナー機能により原稿をスキャンして得られる画像データから、所定フォーマットのファイルを生成するための第1および第2の2つの中間データを生成する手段、前記第1の中間データを携帯型の記憶媒体に書き込む手段、前記第2の中間データをネットワークに送信する手段を備えた画像処理装置と、ネットワークを介して通信可能に接続され、前記携帯型の記憶媒体に書き込まれた第1の中間データを読み出す読出手段と、ネットワークを介して前記画像処理装置から送信されてくる第2の中間データを取得するデータ取得手段と、前記第1および第2の中間データを組み合わせて所定フォーマットのファイルを生成する画像処理手段と、前記第1の中間データを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。

発明の効果

0017

上記構成の画像処理システムでは、画像処理装置において、画像データを圧縮変換して生成される第1の中間データは、携帯型の記憶媒体を介して情報処理端末に取り込まれ、第1の中間データから文字領域を抽出して生成される第2の中間データは、ネットワークを介して情報処理端末に送信され、情報処理端末において、第1および第2の中間データを組み合わせて所定フォーマットのファイルが生成される構成となっている。

0018

この構成によれば、第1の中間データと第2の中間データのうち、第2の中間データのみをネットワークを介して情報処理端末に送信しているので、両方の中間データを、ネットワークを介して情報処理端末に送信する場合と比べて、ネットワーク負荷を軽減することができる。
また、ユーザーは、第2の中間データが生成されるまで画像処理装置の傍で待たなくてもよく、第1の中間データが生成されて携帯型の記憶媒体に書き込まれた時点で、携帯型の記憶媒体を持って離れることができるようになる。その後、ユーザーは、情報処理端末で第1の中間データを読み込み、表示手段に表示して確認することができるので、従来よりも、画像の品質を早く確認することができる。

図面の簡単な説明

0019

本実施の形態に係る画像処理システムの構成を示す概略図である。
画像処理システムを構成するMFPとパソコンにおける各制御部の構成を示すブロック図である。
スキャンしたデータを送る宛先を選択する画面の一例を示す図である。
出力フォーマットを選択する画面の一例を示す図である。
MFPが有するROMに格納されたフォーマット変換に関するプログラムの一例を示す図である。
スキャンtoUSB処理の概要を説明するための図である。
スキャンtoUSB処理の内容を示すフローチャートである。
所定フォーマットのファイル生成処理の内容を示すフローチャートである。
第1および第2の中間データのファイル名の一例を示す図である。
第2の中間データの内容を説明するための図である。
USBメモリーを介しての、MFPとパソコンとの連携を示すシーケンス図である。
変形例に係る画像処理システムの構成を示す概略図である。

実施例

0020

(1)全体構成
以下、本発明に係る画像処理システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理システムの構成を示す概略図であり、画像処理装置としてのカラー複合機1(以下、「MFP1」という)と、パソコン2と、これらを接続するネットワーク(LAN4)が示されている。

0021

MFP1は、主な構成要素として、プリンター部10、給紙部20、スキャナー部30、操作パネル40、制御部50を備え、LAN4を介して接続されたパソコン2など外部端末からのプリントジョブ実行指示を受付け、プリントを実行する機能を有するとともに、スキャン、コピー、ファクスなど各種ジョブを実行する機能を有している。
スキャナー部30は、原稿載置台31上にセットされた原稿を1枚ずつ繰り出して搬送し、その原稿画像を読み取って画像データを生成する(スキャン)。

0022

プリンター部10は、スキャナー部30で読み取った画像データや、外部端末からプリントジョブとともに送られてくる画像データに基づいて、給紙部20から搬送されてくる記録シートに印刷する(コピー、プリント)。
給紙部20は、給紙カセットに収容された記録シートを、一枚ずつ繰り出してプリンター部10へとタイミングを計って搬送する。

0023

操作パネル40は、プリンター部10上部の、操作しやすい位置に配されている。操作パネル40は、タッチパネル式液晶ディスプレイや、操作ボタン等から構成され、ユーザーより、スキャン、コピー、ファクスなどジョブの実行指示を受付けるとともに、ジョブの実行結果等を表示する。
制御部50は、プリンター部10、給紙部20、スキャナー部30、および操作パネル40を統括的に制御する。

0024

また、MFP1は、USBメモリー3(不揮発性メモリー)を接続するUSBインターフェース(I/F)部55を有しており、例えば、原稿をスキャンして得られる画像データを、USBI/F部55を介してUSBメモリー3に保存する、いわゆるスキャンtoUSB機能を有している。
パソコン2は、USBインターフェース(I/F)部205を有しており、USBメモリー3を介して、MFP1で生成された画像データを取り込むことができる。
(2)MFP、パソコンの制御部の構成
図2は、MFP、パソコンにおける各制御部の構成を示すブロック図である。

0025

まず、パソコン2の制御部200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、ハードディスク204、上記USBI/F部205、通信I/F部206、などを備える。
CPU201は、オペレーションシステム(OS)やアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM202は、CPU201により実行される各種プログラムを格納するストレージである。RAM203は、CPU201がプログラムを実行するときのワークエリアである。ハードディスク204は、不揮発性の記憶媒体であり、ユーザーによってインストールされたプログラムおよび各種データを記憶する。通信I/F部206は、LANに接続するためのLANカードLANボードといったインターフェースである。

0026

MFP1の制御部50は、CPU51、ROM52、RAM53、ハードディスク54、上記USBI/F部55、通信I/F部56などを備える。
CPU51は、プリンター部10、給紙部20、スキャナー部30、操作パネル40を制御するためのプログラムを実行する。ROM52は、CPU51により実行される各種プログラムを格納するストレージである。RAM53は、CPU51がプログラムを実行するときのワークエリアである。ハードディスク54には、スキャンしたデータを保管する格納領域(BOX)が複数設定されている。

0027

MFP1の電源(不図示)をオンして起動すると、CPU51がROM52からプログラムを読み出して、操作パネル40に、スキャン、コピー、ファクスモードを選択するためのモード選択画面(不図示)を表示する。
ユーザーによりスキャンモードが選択されると、CPU51は、操作パネル40に、スキャン時の解像度、階調等の設定画面(不図示)、スキャンして得られたデータを送る宛先(保存先)を選択する画面41(図3)、出力フォーマットを選択する画面42(図4)を順番に表示して、ユーザーによる選択を受け付ける。

0028

図3に示すように、宛先として、SMB(Server Message Block)プロトコルによりファイル共有が設定されたパソコンや、FTPサーバー、USBメモリー、BOXが選択可能に構成されている。
出力フォーマットとしては、図4に示すように、PDF(Portable Document Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)、サーチャブルPDF、コンパクトPDF、OOXML(Office Open Extensible Markup Language)を選択可能に構成されている。

0029

PDF、JPEG、TIFFは、原稿をスキャンして得られるRAWデータ(画像データ)を、公知の圧縮技術(PDF圧縮、JPEG圧縮、TIFF圧縮)により圧縮して生成される。
サーチャブルPDFとは、文字検索を可能にしたテキストレイヤー付きPDFのことであり、上記PDFの画像データに対して、公知のレイアウト解析処理を施すことにより文字領域を抽出して、テキスト化(OCR処理)し、そのデータをレイヤーとしてPDFの画像データ(画像レイヤー)の文字領域に重ねることにより生成される。

0030

コンパクトPDFとは、画質を維持しつつファイルサイズを小さくしたPDFのことであり、PDFの画像データから、サーチャブルPDFと同様、文字領域を抽出して、公知の二値化処理を施すことにより文字領域を高圧縮して生成される。
OOXMLとは、マークアップ言語のXMLをベースとしたオフィススイート用のファイルフォーマットのことであり、画像データ(例えばPDF)から文字、図、写真など各領域を抽出し、文字領域をテキスト化するとともに、OOXMLの仕様(公知)に基づいて、各領域に適当なタグを付与して生成される。

0031

以下、RAWデータから、PDF、JPEGまたはTIFFの画像データを生成する画像処理のことを「第1画像処理」という。また、第1画像処理された画像データから文字領域を抽出し、抽出した文字領域に対してOCR二値化など行う画像処理のことを「第2画像処理」といい、第1および第2画像処理により生成されたデータ(それぞれを「第1、第2の中間データD1,D2」ともいう。)を組み合わせて、サーチャブルPDF、コンパクトPDFまたはOOXMLを生成する処理を「第3画像処理」という。なお、OOXMLの場合は、画像データから図、写真などの非文字領域の抽出、および、文字領域および非文字領域のタグを生成する処理も第2画像処理に含むものとする。

0032

図5は、MFP1のROM52に格納されたフォーマット変換に関するプログラムの一例を示す図である。
同図に示すように、ROM52には、RAWデータからPDF、JPEG、TIFFの画像データ(第1の中間データD1)を生成するプログラムP1〜P3、文字などの領域を抽出するレイアウト解析プログラムP4、抽出した領域から第2の中間データD2を生成するためのOCR処理、二値化処理、タグ生成の各プログラムP5〜P7、第1および第2の中間データD1,D2を組み合わせて、サーチャブルPDF、コンパクトPDF、OOXMLのファイルを生成する各プログラムPa〜Pcが格納されている。

0033

CPU51は、選択された出力フォーマットに応じて、ROM52から対応するプログラムを読み出し実行する。
また、一方、パソコン2には、図示しないが、ハードディスク204に、上記画像データ(PDF、JPEG、TIFF)を表示するプログラムがインストールされている(例えば、PDF表示用にAcrobatReaderなど)。

0034

(3)スキャンtoUSB処理について
宛先としてUSBメモリーを選択したときの「スキャンtoUSB処理」では、ユーザーは、USBメモリーにデータが保存されるまでMFP1の傍で待たなければならないので、特に、文字領域に対する画像処理(第2画像処理)が必要なフォーマットのファイルを出力する場合には、待ち時間が大幅に長くなり、ユーザーにストレスを与えてしまう。しかも、この間、第1画像処理により得られる画像データの品質の良否を確認することもできず不便である。

0035

そこで、本実施の形態では、スキャンtoUSB処理において、ユーザーの待ち時間を短縮して、画像データの品質確認ができるだけ早く行うことができるようにしつつ、ネットワーク負荷を軽減できるように、上記第1〜第3画像処理をMFP1とパソコン2とで分担して行う構成とした。
図6は、本実施の形態における、スキャンtoUSB処理の概要を説明するための図である。なお、同図では、サーチャブルPDFを出力する場合を例示している。

0036

図6に示すように、本実施の形態では、MFP1が、第1および第2画像処理X1,X2を行い、パソコン2が第3画像処理X3を行うよう構成されている。
MFP1は、第1画像処理X1により生成した第1の中間データD1を、USBメモリー3を介してパソコン2に引き渡し、第2画像処理により生成した第2の中間データD2(テキストデータ)を、LAN4を介してパソコン2に送信する。パソコン2は、第1および第2の中間データD1,D2をそれぞれ取得した後、第3画像処理X3を行うことにより、所定フォーマットのファイル(ここでは、サーチャブルPDF)を生成する。

0037

これにより、ユーザーは、第1画像処理X1が済んだ時点で、MFP1からUSBメモリー3を取り外し、自席のパソコン2に戻って(または近くのパソコンで)、スキャンして得られた画像データ(第1の中間データD1)を表示し確認することができる。
ここでは、第2の中間データD2を、LAN4を介してパソコン2に送信する構成としているが、第2の中間データD2はテキストデータであり、画像データとなる第1の中間データD1と比べてデータサイズは小さいので、第1の中間データD1を、LAN4を介して送信する場合よりも、ネットワーク負荷を軽減することができる。

0038

以下、MFP1側の処理を「スキャンtoUSB処理」といい、パソコン2側の処理を「所定フォーマットのファイル生成処理」という。
図7は、MFP1で実行される「スキャンtoUSB処理」の内容を示すフローチャートである。
この制御は、MFP1全体を制御するメインフローチャート(不図示)のサブルーチンとして実施されるものである。

0039

MFP1の制御部50は、操作パネル40より、スキャンモードにおいてデータの保存先としてのUSBメモリーが選択されることにより、スキャンtoUSBモードの指定を受け付け(ステップS101)、USBI/F部55にUSBメモリー3が接続されていれば(ステップS102:Yes)、操作パネル40に、出力フォーマットの選択画面42(図4)を表示する(ステップS103)。USBメモリー3が接続されていなければ(ステップS102:No)、接続されるのを待って、出力フォーマットの選択画面42を表示する。

0040

この後、制御部50は、出力フォーマットとして、文字領域に対する画像処理(第2画像処理)を必要とするフォーマット(ここでは、サーチャブルPDF、コンパクトPDF、OOXML)が選択されたか否かにより、以降の処理を切り替える(ステップS104)。
まず、文字領域に対する画像処理が必要でないフォーマット(PDF、JPEG、TIFF)が選択された場合には(ステップS104:No)、制御部50は、原稿載置台31上にセットされた原稿を1枚ずつ繰り出しスキャンしてRAWデータを生成し(ステップS113)、第1画像処理を実行する(ステップS114)。この第1画像処理により生成された画像データをUSBメモリー3に保存する(ステップS115)。

0041

第1画像処理は、ROM52に格納された、選択されたフォーマットデータを生成するためのプログラム(図5のP1〜P3のいずれか)を読み出して実行することにより行われる。
USBメモリー3に保存するときの画像データのファイル名は、特に限定するものではなく、例えば、USBメモリー3に保存する日時を用いて機械的に作成することができる(図9参照)。

0042

続いて、制御部50は、操作パネル40に「USBメモリーの取り外し可能」のメッセージを表示し(ステップS116)、不図示のメインフローチャートにリターンする。
ユーザーは、このメッセージを見て、MFP1からUSBメモリー3を取り外し、自席のパソコン2に戻って、または近くのパソコンにおいて、スキャンして得られた画像データを表示し確認することができる。

0043

文字領域に対する画像処理が必要なフォーマットが選択された場合にも(ステップS104:Yes)、先ず、制御部50は、原稿載置台31上にセットされた原稿を1枚ずつ繰り出しスキャンしてRAWデータを生成し(ステップS105)、第1画像処理を実行して(ステップS106)、生成された画像データ(第1の中間データD1)をUSBメモリー3に保存する(ステップS107)。ここまでは、上記ステップS113〜S115と同じ処理となっているが、以降の処理が異なる。

0044

すなわち、この後、後続ステップS111(第2画像処理)で生成すべき、第2の中間データD2のファイル名と格納先の情報と、第1および第2の中間データD1,D2を組み合わせて選択されたフォーマットのファイルを生成するプログラム(図5のPa〜Pcのいずれか)をUSBメモリー3に書き込み保存する(ステップS108,S109)。また、ここでは、上記プログラム(Pa〜Pcのいずれか)とともに、第2の中間データ取得プログラムPd(図5)をUSBメモリー3に書き込み保存する(図6も参照)。

0045

第2の中間データ取得プログラムPdは、上記第2の中間データD2のファイル名と格納先の情報に基づいて、ネットワークを介して、MFP1から第2の中間データD2を取得するためのプログラムであり、パソコン2から第2の中間データD2を取得する際のユーザー負荷を軽減するためのものである。
第2の中間データD2のファイル名も、特に限定するものではないが、例えば、第1の中間データD1のファイル名に「No2」を付加して、第2の中間データD2のファイル名としても構わない(図9参照)。このようにすると、ユーザーが、ファイル名より、第1の中間データD1と第2の中間データD2との対応関係を容易に把握できる。

0046

格納先の情報は、例えば、MFP1のIPアドレス、第2の中間データD2を格納するハードディスク54のフォルダパスなどであり、LAN4を介して、第2の中間データD2を取得するときに用いられる。
上記ステップS109の後、操作パネル40に「USBメモリーの取り外し可能」のメッセージを表示する(ステップS110)。この時点で、ユーザーは、MFP1からUSBメモリー3を取り外し、自席のパソコン2に戻って、または近くのパソコンにおいて、スキャンして得られた画像データを表示し確認することができる。

0047

続いて、制御部50は、第2画像処理を実行し(ステップS111)、生成された第2の中間データD2を、上記ファイル名で、上記格納先に保存して(ステップS112)、不図示のメインフローチャートにリターンする。
第2画像処理は、上記ステップS106で生成された第1の中間データD1(RAM53に保持されている)に対し、まず、レイアウト解析プログラムP4(図5参照)の実行により文字などの領域を抽出して、抽出した領域から、第2の中間データD2を作成するプログラム(図5のP5〜P7のいずれか)を実行することにより行われる。

0048

図10は、第2画像処理により生成される第2の中間データD2の内容を説明するための図である。
同図に示すように、第2の中間データD2は、サーチャブルPDFの場合には、文字データ(テキストデータ)と、抽出して切り出した文字領域の切出座標データ(テキストデータ)で構成される。ここで、「切出座標データ」とは、画像データ(例えばPDF)から抽出して切り出された文字領域の輪郭線の、画像データの該当ページ内の相対位置を示す座標データであり、レイアウト解析プログラムP4により出力される。

0049

コンパクトPDFの場合の第2の中間データD2は、二値化された文字領域データバイナリデータ)と、文字領域の切出座標データで構成される。
OOXMLの場合の第2の中間データD2は、文字データを含むタグ付きのテキストデータと、図、写真など非文字領域の切出座標データで構成される。ここでの「タグ」は、タグ生成プログラムP7により、予め決められた基準に基づいて設定される。なお、ここでは、図、写真など非文字領域の画像のリンク先情報に代えて、各領域の切出座標データをタグ内に記載する。

0050

以上で、「スキャンtoUSB処理」を終了する。
(4)所定フォーマットのファイル生成処理について
図8は、パソコン2で実行される「所定フォーマットのファイル生成処理」の内容を示すフローチャートである。
パソコン2の制御部200は、USBI/F部205に、所定フォーマットのファイル生成プログラム(図5のPa〜Pcのいずれか)が保存されたUSBメモリー3が接続されると(ステップS201:Yes)、まず、ハードディスク204から第1の中間データを表示するプログラム(ここでは、AcrobatReader)を起動し、かつ第1の中間データD1を、USBメモリー3から読み込み、ディスプレイ210(図6)に表示する(ステップS202)。

0051

また、これとともに、ディスプレイ210上に、第2の中間データ取得プログラムPdを起動するためのアイコン220(図6)を表示する。
ユーザーは、ディスプレイ210に表示された画像データ(第1の中間データD1)を見て、画像品質の良否を確認し、特に問題が無ければ、アイコン220をクリックすることにより、第2の中間データD2の取得とともに、所定フォーマットのファイル生成を指示することができる。

0052

制御部200は、アイコン220のクリックを介して、第2の中間データD2の取得指示を受け付けると(ステップS203:Yes)、第2の中間データ取得プログラムPdを起動して、USBメモリー3より第2の中間データD2のファイル名と格納先情報を読み込み(ステップS204)、次いで、格納先情報に基づき、MFP1に対して第2の中間データD2の送信を要求する(ステップS205)。

0053

この後、MFP1から第2の中間データD2が送られ、受信すれば(ステップS206:Yes)、制御部200は、第1および第2の中間データD1,D2を組み合わせて、選択されたフォーマットのファイルを生成するプログラム(Pa〜Pcのいずれか)を起動して、第3画像処理を実行する(ステップS207)。
第3画像処理により生成された所定フォーマットのファイルは、ディスプレイ210に表示するとともに、ハードディスク204に保存し(ステップS208)、不図示のメインフローチャートにリターンする。

0054

第3画像処理において、サーチャブルPDFのファイルを生成する場合、制御部200は、サーチャブルPDF生成プログラムPaの実行によって、第2の中間データD2の文字データからPDFのテキストレイヤーを生成して、生成したテキストレイヤーを、文字領域の切出座標データに基づき第1の中間データD1の画像レイヤーに重ね合わせることによりサーチャブルPDFを生成する。

0055

コンパクトPDFのファイルを生成する場合には、制御部200は、コンパクトPDF生成プログラムPbの実行によって、第2の中間データD2の文字領域の切出座標データに基づき、第1の中間データD1における文字領域を抽出して、抽出した文字領域のデータと第2の中間データD2に含まれる二値化された文字領域データとを差し替えることによりコンパクトPDFを生成する。

0056

また、OOXMLのファイルを生成する場合には、制御部200は、OOXML生成プログラムPcの実行によって、タグ内に記載された切出座標データに基づいて第1の中間データD1から画像データを切出し、所定のデータ格納先(例えばハードディスク204に作成した格納フォルダ)に格納するとともに、タグ内の切出座標データに代えて、当該格納先をリンク先として記載することによりOOXMLを生成する。

0057

以上で、「所定フォーマットのファイル生成処理」を終了する。
図11は、MFP1の「スキャンtoUSB処理」と、パソコン2の「所定フォーマットのファイル生成処理」とが、USBメモリー3を介して連携される様子を示すシーケンス図である。
同図では、MFP1におけるスキャンの実行(ステップS105)以降の処理が示されている。なお、図11に示す各処理は、図7および図8に示すフローチャートの処理と同じであるので、ここでは、同じステップ番号を付し、その説明は省略する。

0058

本実施の形態では、MFP1の制御部50が、図7のステップS106を実行するときに、第1の中間データD1を生成する第1画像処理手段として機能し、図7のステップS111を実行するときに、第2の中間データD2を生成する第2画像処理手段として機能している。また、制御部50が、図7のステップS107を実行するときに、携帯型の記憶媒体(USBメモリー3)に書き込む書込手段として機能し、図11のステップS206において、情報処理端末(パソコン2)に第2の中間データD2を送信するときに、送信手段として機能している。

0059

パソコン2の制御部200が、図8のステップS202を実行するときに、第1の中間データD1を読み出す読出手段として機能し、図8のステップS206を実行するときに、第2の中間データD2を取得する取得手段として機能し、図8のステップS207を実行するときに、所定フォーマットのファイルを生成する第3画像処理手段として機能している。また、制御部200が、図8のステップS204を実行するときに、第2の中間データの格納先に関する情報を取得する格納先情報取得手段として機能する。

0060

<変形例>
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、次のような変形例も考えることができる。
(1)上記実施の形態では、携帯型の記憶媒体としてUSBメモリーを用いて説明したが、これに限定するものではない。

0061

例えば、SDカードなどのメモリーカードを用いることができる。この場合、図4に示す宛先を選択する画面に、メモリーカードを加えて選択できるようにする。
また、スマートフォンやPDAなどの携帯端末内蔵メモリーを用いることもできる。
図12は、スマートフォンを用いたときの構成を説明するための図である。
同図に示すスマートフォン5は、LAN4上のルーター(不図示)とWi−Fi接続され、無線LANおよび有線LANを介してMFP1と通信可能に接続されている。

0062

なお、MFP1で生成された第1の中間データを取得する際は、ネットワーク負荷の軽減のため、一旦、Wi−Fi接続を解除し、MFP1との間をネットワーク接続からローカル接続(例えば、ブルートゥース登録商標)接続)に切り替える。
この場合、図4に示す宛先を選択する画面42において、ブルートゥース接続端末が選択できるように構成しておく。そして、スマートフォン5とMFP1とをブルートゥース接続した状態で、MFP1によるスキャンを実行し、生成した第1の中間データD1をスマートフォン5が有する不揮発性の内蔵メモリーに書込み保存する。

0063

この際、上記実施の形態と同様、第2の中間データD2のファイル名と格納先の情報を内蔵メモリーに書き込んでも構わないが、ここでは、MFP1が、第2の中間データD2を生成次第、ネットワークを介して第2の中間データD2をスマートフォン5に送信する構成としている。
具体的には、例えば、MFP1において、制御部50が、第1の中間データD1をスマートフォン5に書き込む際、スマートフォン5のMACアドレスを取得してRAM53またはハードディスク54に記憶しておくことで、第2の中間データD2を生成したときに、RARP(Reverse Address Resolution Protocol)コマンドによってスマートフォン5のIPアドレスを取得し、ネットワークを介して送信することができる。

0064

これにより、ユーザーは、第2の中間データD2が生成されたか否かを確認する手間も必要なく、第2の中間データD2が出来次第、すぐに所定フォーマットのファイル(図12ではサーチャブルPDF)を生成して取得することができる。
上記ローカル接続は、ブルートゥース接続に限定するものでなく、例えば、赤外線接続、Wi−Fi Direct接続、またはUSBケーブルを介しての有線接続を用いても構わない。

0065

(2)上記実施の形態では、MFP1で生成した第2の中間データD2を、一旦ハードディスク54に保存し、パソコン2からの要求があれば送信する構成を示したが、これに限定するものではない。
例えば、上記変形例(1)と同じように、第2の中間データD2を生成したときに、ネットワークを介して、パソコン2に送信させる構成としても構わない。図4の宛先の選択画面42において、第1の中間データD1と、第2の中間データD2をそれぞれ個別に選択できるよう構成して、第1の中間データD1の宛先にUSBメモリー3を、第2の中間データD2の宛先にパソコン2を選択することにより、第2の中間データD2が出来次第、第2の中間データD2をパソコン2に送信することができる。

0066

(3)上記実施の形態では、所定フォーマットのファイル生成プログラム(図5のPa〜Pc)をUSBメモリー3に書き込み、USBメモリー3を介してパソコン2に導入する構成を示したが、これに限定するものではない。
例えば、ユーザーが、パソコン2を操作して、MFP1のROM52にアクセスし、所定フォーマットのファイル生成プログラムを取得する構成としても構わない。このようにすれば、ファイル生成プログラムのUSBメモリー3への書き込みが不要になる分、ユーザーの待ち時間を短縮することができる。

0067

(4)上記実施の形態では、第2の中間データD2を取得するプログラムPdをUSBメモリー3に書き込み、USBメモリー3を介してパソコン2に導入する構成を示したが、これに限定するものではない。
例えば、ユーザーが、パソコン2を操作して、MFP1のROM52にアクセスし、第2の中間データ取得プログラムPdを取得する構成としても構わない。この場合も、第2の中間データ取得プログラムPdのUSBメモリー3への書き込みが不要になる分、ユーザーの待ち時間を短縮することができる。

0068

また、第2の中間データD2の取得は、プログラムによる自動取得の構成に限定するものではなく、例えば、ユーザーが、パソコン2を操作して、手動で第2の中間データD2を取得する構成としても構わない。ユーザーは、USBメモリー3に記憶された第2の中間データD2のファイル名と格納先情報に基づいて、MFP1にアクセスして取得することができる。

0069

(5)上記実施の形態では、パソコン2のハードディスク204に、第1の中間データを表示するプログラムが予めインストールされていることを前提に説明したが、この構成に限定するものではない。
例えば、PDF、JPEG、TIFFのような広く普及した画像フォーマットであっても、ユーザーのパソコンに、当該画像を表示するプログラムがインストールされているとは限らないので、MFP1が、第1の中間データD1をUSBメモリー3に書き込む際、第1の中間データD1を表示するプログラムも一緒にUSBメモリー3に書き込むように構成しても構わない。これにより、画像を表示するプログラムをインターネットで探したり、ダウンロードしたりするユーザーの手間を省くことができる。

0070

(6)上記実施の形態では、パソコン2側において、まず第1の中間データD1を表示して確認し、その後、第2の中間データD2を取得して所定フォーマットのファイルを生成する構成を示したが、これに限定するものではない。
例えば、ユーザーが、スキャンモード設定の際に指定した解像度、階調などにより、第1の中間データD1の画像品質がある程度予想できているような場合には、第1の中間データD1を表示し確認するステップ(図8のステップS202)を飛ばして、所定フォーマットのファイルを生成するよう構成しても構わない。

0071

具体的には、例えば、第1の中間データD1を表示するか、所定フォーマットのファイルを生成するかを選択するための選択画面(プログラム)を用意し、ファイル生成プログラムなどとともにUSBメモリー3に書込み、USBメモリー3がパソコン2に接続されたとき、当該選択画面が自動的に表示されるよう構成することにより(Autorun機能)、ユーザーは、第1の中間データD1を表示するか否かを選択することができる。

0072

(7)上記実施の形態では、1回のスキャンにより得られたデータ、およびファイル生成のための各プログラムを、USBメモリー3に書き込み、パソコンにおいて所定フォーマットのファイルを生成するところまで説明したが、その後、さらに、スキャンしたデータを、同じUSBメモリー3に書き込む際には、出力フォーマットが同じ場合には、ファイル生成のための各プログラムをUSBメモリー3に書き込まなくても構わない。

0073

この場合、USBメモリー3には、第1の中間データD1、第2の中間データD2のファイル名、格納先情報が、それぞれ複数記憶されるので、パソコン2側における、第1の中間データD1の表示、第2の中間データD2の取得、所定フォーマットのファイル生成の際には、対象となる第1の中間データD1、および第2の中間データD2をそれぞれ選択するよう構成するのが望ましい。

0074

一方、上記において、出力フォーマットが異なる場合には、該当するファイル生成プログラムをUSBメモリー3に書込み、パソコン2側において、ユーザーが、出力対象フォーマットのファイル生成プログラムを選択し起動する構成とすればよい。例えば、複数のファイル生成プログラムの中から1つのプログラムを選択する選択画面(プログラム)を用意すれば、ユーザーが選択しやすく利便性を向上させることができる。

0075

また、例えば、パソコンにおいて、第3画像処理により所定フォーマットのファイルを生成した後、USBメモリー3に記憶されているデータ(第1の中間データD1、第2の中間データD2のファイル名、格納先情報、およびファイル生成のための各プログラム)を消去する構成としても構わない。当該消去により、次にスキャンしたデータをUSBメモリー3に書き込む際、該当するファイル生成プログラムをUSBメモリー3に書き込むか否かを判定しなくてもよく、また、パソコン側において、第1の中間データD1を複数の中から選択する必要がないので、制御を簡単にすることができる。

0076

(8)上記実施の形態では、第2の中間データD2を、第1の中間データD1から文字などの領域を抽出して所定の画像処理を施すことにより生成する構成を示したが、これに限定するものではなく、例えば、原稿をスキャンして得られるRAWデータから、第2の中間データD2を生成する構成としても構わない。
(9)上記実施の形態では、原稿載置台31上にセットされた原稿を1枚ずつ繰り出してスキャンする、いわゆるシートスルースキャンモードの構成を用いて説明したが、これに限定するものではなく、例えば、プラテンガラス上に原稿を載置してスキャンするミラースキャンモードにも本発明を適用することができる。

0077

(10)上記実施の形態では、画像処理装置として、カラー複合機を用いて説明したが、本発明の適用範囲は、これに限らず、モノクロ複合機カラースキャナーモノクロスキャナーなどに適用することができる。
また、上記実施の形態及び変形例の内容は、可能な限り組み合わせても構わない。

0078

本発明に係る画像処理システムは、原稿をスキャンして得られた画像データを情報処理端末に取り込む際のネットワーク負荷を軽減し、かつ画像品質を迅速に確認できるようにするための技術として有用である。

0079

1MFP
2パソコン
3USBメモリー
4ネットワーク
10プリンター部
20 給紙部
30スキャナー部
40操作パネル
50 制御部
200 制御部
210 ディスプレイ

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