図面 (/)

技術 濁水の清澄化方法

出願人 日本ソリッド株式会社
発明者 波多野倫
出願日 2013年10月31日 (8年3ヶ月経過) 出願番号 2013-227383
公開日 2015年5月7日 (6年9ヶ月経過) 公開番号 2015-085285
状態 特許登録済
技術分野 水処理一般 上水用取水集水配水
主要キーワード 取水口近傍 モール状 取水塔 ループ繊維 付着型 剥離落下 シート膜 耐圧ホース
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年5月7日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (16)

課題

ダム等の取水口の近傍で設置が簡単でかつ濁水中微粒子を効率良く除去することを目的とする。

解決手段

水面近傍に設けられた取水口に至る水流路に対し、上部にフロートを有し、機能性を有する水透過垂下膜状体水流に対し対向するように多重展張した表層取水浄化装置濁水を流し、前記多重展張された機能性を有する水透過垂下膜状体を透過させて処理した後、前記前記取水口から清澄化水を取水する、濁水の清澄化方法。

概要

背景

従来ダム湖沼調整池沈澱池、排水池河川などの水は、降雨時や田園の代掻き、土砂崩れ等により高濁水として滞留貯水される。これらの濁水中微粒子は、長時間の沈降時間を要し、長時間に亘り濁水状態が保持される。
これらの濁水を上水道工業用水発電、特に工業用水などに使用する場合、実際の基準値以上の濁水となり、対応ができずに使用できない事態がしばしば生起していた。また上水道では、原水の高濁度化が沈砂池内の沈殿物の増加を来すために、沈澱池の凝集上限値を超える濁度が数千mg/Lになると長時間の処理が困難になる等の問題等が発生するようになる。

概要

ダム等の取水口の近傍で設置が簡単でかつ濁水中の微粒子を効率良く除去することを目的とする。水面近傍に設けられた取水口に至る水流路に対し、上部にフロートを有し、機能性を有する水透過垂下膜状体水流に対し対向するように多重展張した表層取水浄化装置に濁水を流し、前記多重展張された機能性を有する水透過垂下膜状体を透過させて処理した後、前記前記取水口から清澄化水を取水する、濁水の清澄化方法。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

本発明は、水面近傍に設けられた取水口に至る水流路に対し、上部にフロートを有し、機能性を有する水透過垂下膜状体水流に対し対向するように多重展張した表層取水浄化装置濁水を流し、前記多重展張された機能性を有する水透過垂下膜状体を透過させて処理した後、前記前記取水口から清澄化水を取水することを特徴とする濁水の清澄化方法。

技術分野

0001

本発明は、ダム湖沼調整池沈澱池、排水池河川などの濁水清澄化方法に関する。

背景技術

0002

従来ダム、湖沼、調整池、沈澱池、排水池、河川などの水は、降雨時や田園の代掻き、土砂崩れ等により高濁水として滞留貯水される。これらの濁水中微粒子は、長時間の沈降時間を要し、長時間に亘り濁水状態が保持される。
これらの濁水を上水道工業用水発電、特に工業用水などに使用する場合、実際の基準値以上の濁水となり、対応ができずに使用できない事態がしばしば生起していた。また上水道では、原水の高濁度化が沈砂池内の沈殿物の増加を来すために、沈澱池の凝集上限値を超える濁度が数千mg/Lになると長時間の処理が困難になる等の問題等が発生するようになる。

発明が解決しようとする課題

0003

本発明は、前記したようなダム、湖沼、調整池、沈澱池、排水池、河川などから取水して上水道、工業用水、発電などに用いる場合に取水口近傍付着型フェンス多重展張し、濁水を該付着型フェンスを通過させて濁水の原因物質である微粒子状物質を除去して清澄化し前記目的を達成するものである。

課題を解決するための手段

0004

すなわち、本発明は、水面近傍に設けられた取水口に至る水流路に対し、上部にフロートを有し、機能性を有する水透過垂下膜状体水流に対し対向するように多重展張した表層取水浄化装置を有する水透過垂下膜状体を透過させて処理した後前記取水口から清澄化水を取水することを特徴とする濁水の清澄化方法。

発明の効果

0005

本発明方法によれば、水透過垂下膜状体に設けられた機能性物質により、交差流を生起させ、濁水中の微粒子(汚濁物質)を捕捉し易くし、さらに水透過垂下膜状体を透過(通過)摺ることによって水流が下降流となるために水面部近傍に微粒子が拡散するのを防止することができる。
また本発明に使用する表層取水浄化装置はフォローティング式であるため容易に設置することができ、使用場所も任意のところに設置することができる。

図面の簡単な説明

0006

水透過垂下膜状体を示すネットの正面図
水透過垂下膜状体を示す縄(なわ)のれんの正面図
水透過垂下膜状体の他の態様を示す正面図
小規模ダムに水透過垂下膜状体を設置した態様を示す斜視図
小規模ダムに水透過垂下膜状体を設置した態様を示す平面図
小規模ダムに水透過垂下膜状体を設置した態様を示す縦断面図
ダムに水透過垂下膜状体を設置した他の態様を示す斜視図
図7の平面図
図7の縦断面図
ダムに水透過垂下膜状体を設置した他の態様を示す平面図
図10の縦断面図
ダムに水透過垂下膜状体を設置した他の態様を示す平面図
図12の縦断面図
ダム湖に表層取水浄化装置を設置した態様を示す縦断面図
ダム湖に表層取水浄化装置を設置した態様を示す斜視図

実施例

0007

本発明方法に使用する水透過垂下膜状体1としては図1に示すようなネット2、また図2に示すような縄のれん状3のものが使用でき、その他不織布やモールコード等の様々なものが使用できる。
ここで云うモールコードは、ロープの芯の周りに複数の小さなループ繊維螺旋モール状加工した組紐を云う。
前記ネットの網目は一般的に1〜4cm程度のものが好ましく、また縄のれん状の場合は、0.1〜2cmの太さのものが好ましく、さらに三つ打ち、八つ打ちで構成されたロープがその表面に凹凸部が多くあるので好ましい。

0008

また、水透過垂下膜状体1には、その表面に機能性物質が設けられている。この機能性物質としてはモールコード等が挙げられるが、特にラッシュが好ましい。
ここで云うラッシュは、ロープの芯の周りに複数のループ繊維を対角線にモール状加工した組紐を云い、ラッシュ(Lush)とは、ループ繊維が、植物が勢いよく茂り豊かな状態を意味している。
本発明の機能性物質のラッシュは、ロープの芯からループ繊維が10cm以上あり、片持ち構造と成っている為、ループ繊維に付着物が着いても重力で自然に剥落し、水床に沈降して転がりながら粒子径を大きくして、再浮上しにくい水床の沈殿物質となる。

0009

このように機能性を有する水透過垂下膜状体1は、図3に示すように必要により支持枠を介して、その上部にフロート4を一体に設ける。そして、水透過垂下膜状体1の縦幅水深方向)は設置場所の水深および濁水の濁度によって異なるが、一般的には1〜5mであることが好ましい。また横幅な表層取水浄化装置の規模に応じて適宜選択することができる。

0010

この機能性を有する水透過垂下膜状体1は水流に対しその膜状面を対向するように設置し、かつ前後の水透過垂下膜状体1の間に間隔を設けて多重展張する。なお水透過垂下膜状体1間の間隔は、単位時間当り取水量および濁水の濁度のよって適宜決定することができるが、一般的には0.6〜5mの間隔を設けることが好ましい。また水透過垂下膜状体1の下端部には、巻き上りを防止するために重錘5が設けられている。

0011

次に小規模ダムに設置し、濁水の清澄化方法について図4で説明する。
取水塔6の両サイドの壁面にレール7を鉛直に設置する。コの字形の支持枠(図示せず)を介してフロートを設けた水不透過垂下膜(下端部に重錘5を設ける)8はレール7を水位の変化によって上下にスライドするように設けられており、かつ両サイドに設けられた水不透過垂下膜(シート膜)8の間に水透過垂下膜状体1を間隔を設けて多重展張する(図4においては5条展張した場合を示す)。

0012

また他の態様として図5および図6に示すようにダム幅いっぱいにフロート付の水透過垂下膜状体1を水流に対し対向するように多重展張することもできる(図5および図6においては二重展張の場合を示す)。このような展張方法を採用すると流木流入防止も行うことができる。
本発明方法は、前記した取水塔6を囲繞するように水透過垂下膜状体1を設置したり、ダム幅いっぱいに設置したりすることができ、場合によっては図5および図6に示すように併用することもできる。

0013

また他の態様として図7図8および図9に示すように半円形の支持枠を介して上部にフロートを、下部に水透過垂下膜状体1を取り付けて取水塔を囲繞するように間隔を設けて半円形状に多重展張することもできる。
さらに他の態様として図10および図11に示すように長方型の短辺部の一方を半円型にした上部支持枠9の側部にフロート10を設け、半円型部分にはゴミ等を除去するためのネット11を設ける。ネット11の下部は、前記上部支持枠9と同型の下部支持枠12に固定する。そして上部支持枠9内には水流に対して対向するように上部にフロートを有する水透過垂下膜状体1を間隔を設けて多重展張する(図9は4条展張した場合を示した)。また半円型部の対向する短辺部には隔壁13を有する取水口部14を下部支持枠12に固定する。取水口部14の隔壁13はその上部が水面下にあるため該隔壁13を越流させて取水できるので清澄化を効率的に取水することができる。また前記取水口部14には水面近傍部に取水口を有する取水管15を設ける。さらに下部支持枠12にはスリット状の底部16を設けることもできる。このスリット状の底部16を設けることによって水深の浅いところに設置しても下部からの濁水の巻き上げ防止することができると共に、水透過垂下膜状体1から剥離落下してもスリット間から外に排出できる。

0014

さらに他の態様としては図12および図13に示すように六角型の型枠を2個調整し、上部六角型型枠(図示せず)の上部にフロートを一体に設け、また上部六角型の型枠の下部に水透過垂下膜状体1を一体に設ける。このように六角形状に多重展張することによって表層取水浄化装置を調製する。
また六角形の中心部に水面近傍に取水口17を有する取水管18を設ける。この取水管18は上部六角型型枠および下部支持枠19に固定されている。また外縁部を構成する水透過垂下膜状体1は図13に示すように下部が水不透過性の垂下膜体20で構成され、上部が水透過垂下膜状体で構成されているものも使用することができる。

0015

図10および図12に示したような表層取水浄化装置の場合は図14に示すようにフレキシブル耐圧ホース21を用いてダムに設けられ新設された取水管22に接続下流側河川等を送水する。

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • コスモ工機株式会社の「 制流体の取付方法」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題】流路に仮設されるバイパス路の数を低減し、断水範囲を狭くすることができる制流体の取付方法を提供する。【解決手段】流体管1内を流れる流体を制御できる制流体10を流体管1に不断流状態で取り付ける取付... 詳細

  • 株式会社水道技術開発機構の「 短管取付け工法」が 公開されました。( 2021/09/30)

    【課題】穿孔時の回転切削力や振動等に起因する流路の内周面の亀裂等による流体漏洩及び切断鉄筋の切断端面からの腐食進行を抑制することができ、しかも、そのための流路の内周面の被覆処理を能率良く行う。【解決手... 詳細

  • 美藤雅康の「 下部に空間を設けたコンクリート貯水槽。」が 公開されました。( 2021/09/27)

    【課題】本発明は、コンクリートの貯水槽が最良且つ低価格で容易に造れる、下部に空間を設けたコンクリート貯水槽を提供する。【解決手段】下部に空間を設けたコンクリートの貯水槽であって、2枚の成型用板材1を複... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ