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技術 液体噴射システム

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 奥野徳次郎金谷宗秀
出願日 2013年10月23日 (6年0ヶ月経過) 出願番号 2013-219890
公開日 2015年4月27日 (4年6ヶ月経過) 公開番号 2015-080908
状態 特許登録済
技術分野 インクジェット(インク供給、その他)
主要キーワード ヘッド搬送機構 ヒンジ受 液体噴射システム 液体収容容器内 タンクケース 機構ユニット 視認面 液体収容容器
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (20)

課題

従来の液体噴射システムでは、信頼性を向上させることが困難である。

解決手段

液体噴射可能な液体噴射装置と、前記液体噴射装置に供給する前記液体を収容可能なタンク9と、可撓性を有し、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、タンク9内の前記液体を前記液体噴射装置側に供給可能な供給チューブ43と、タンク9を、前記液体噴射装置に対して回動可能に支持するヒンジ部33と、を有し、供給チューブ43は、ヒンジ部33に設けられた通路141を通ってタンク9側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム。

概要

背景

従来、液体噴射装置の一例として、インクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターでは、印刷用紙などの印刷媒体に、噴射ヘッドから液体の一例であるインク吐出させることによって、印刷媒体への印刷を行うことができる。このようなインクジェットプリンターでは、従来、液体収容容器の一例であるタンク貯留されたインクを噴射ヘッドに供給する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。このタンクには、インク注入口が設けられている。利用者は、インク注入口からインクをタンクに補充することができる。なお、以下においては、インクジェットプリンターなどの液体噴射装置にタンクなどの液体収容容器を付加した構成を、液体噴射システム表現することがある。

概要

従来の液体噴射システムでは、信頼性を向上させることが困難である。液体を噴射可能な液体噴射装置と、前記液体噴射装置に供給する前記液体を収容可能なタンク9と、可撓性を有し、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、タンク9内の前記液体を前記液体噴射装置側に供給可能な供給チューブ43と、タンク9を、前記液体噴射装置に対して回動可能に支持するヒンジ部33と、を有し、供給チューブ43は、ヒンジ部33に設けられた通路141を通ってタンク9側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム。

目的

効果

実績

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請求項1

液体噴射可能な液体噴射装置と、前記液体噴射装置に供給する前記液体を収容可能な液体収容容器と、可撓性を有し、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、前記液体収容容器内の前記液体を前記液体噴射装置側に供給可能な導管と、前記液体収容容器を、前記液体噴射装置に対して回動可能に支持する回動部と、を有し、前記導管は、前記回動部に設けられた通路を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム

請求項2

液体を噴射可能な液体噴射装置と、前記液体噴射装置に供給する前記液体を収容可能な液体収容容器と、可撓性を有し、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、前記液体収容容器内の前記液体を前記液体噴射装置側に供給可能な導管と、前記液体収容容器を、前記液体噴射装置に対して回動可能に支持する回動部と、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、前記導管の少なくとも一部を被覆する被覆部と、を有し、前記導管は、前記被覆部を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム。

請求項3

前記液体収容容器に関する情報を伝送する配線を有し、前記配線は、前記回動部に設けられた通路を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射システム。

請求項4

前記液体収容容器に関する情報を伝送する配線と、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、前記配線の少なくとも一部を被覆する被覆部と、を有し、前記配線は、前記被覆部を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射システム。

請求項5

前記液体収容容器に関する情報を伝送する配線を有し、前記配線は、前記被覆部を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする請求項2に記載の液体噴射システム。

請求項6

前記液体収容容器に設けられ、前記液体収容容器の前記液体を検出可能な検出部を有し、前記液体収容容器に関する情報が前記検出部により検出されたインク量に関する情報を含む、ことを特徴とする請求項3から5までのいずれか一項に記載の液体噴射システム。

請求項7

前記液体収容容器に設けられ、前記液体収容容器に関する情報が記録された記憶装置を有し、前記液体収容容器に関する情報が前記記憶装置から読み出された情報を含む、ことを特徴とする請求項3から6までのいずれか一項に記載の液体噴射システム。

請求項8

前記液体収容容器を支持するフレームを有し、前記回動部が前記フレームに設けられている、ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか一項に記載の液体噴射システム。

請求項9

前記フレームと前記回動部とが一体成形で形成されている、ことを特徴とする請求項8に記載の液体噴射システム。

請求項10

前記液体収容容器は、前記液体を受け入れ可能な注入口を有しており、前記回動部の回動により、前記液体噴射装置に対する前記注入口の位置が変化可能である、ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか一項に記載の液体噴射システム。

請求項11

前記液体噴射装置がケースを含み、前記液体収容容器が前記ケースの内側に位置し、前記回動部の回動により、前記注入口の位置が前記ケースの外側に移動可能である、ことを特徴とする請求項10に記載の液体噴射システム。

請求項12

前記液体収容容器は、収容している前記液体の残量を視認可能な視認面を有しており、前記回動部の回動により、前記液体噴射装置に対する前記視認面の位置が変化可能である、ことを特徴とする請求項1から11までのいずれか一項に記載の液体噴射システム。

請求項13

さらに、第2の液体収容容器を有し、前記回動部の回動により、前記液体収容容器と前記第2の液体収容容器とが一緒に移動するものであり、前記液体噴射装置に対して前記液体収容容器が移動可能な距離と、前記液体噴射装置に対して前記第2の液体収容容器が移動可能な距離とが互いに異なる、ことを特徴とする請求項1から12までのいずれか一項に記載の液体噴射システム。

技術分野

0001

本発明は、液体噴射システム等に関する。

背景技術

0002

従来、液体噴射装置の一例として、インクジェットプリンターが知られている。インクジェットプリンターでは、印刷用紙などの印刷媒体に、噴射ヘッドから液体の一例であるインク吐出させることによって、印刷媒体への印刷を行うことができる。このようなインクジェットプリンターでは、従来、液体収容容器の一例であるタンク貯留されたインクを噴射ヘッドに供給する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。このタンクには、インク注入口が設けられている。利用者は、インク注入口からインクをタンクに補充することができる。なお、以下においては、インクジェットプリンターなどの液体噴射装置にタンクなどの液体収容容器を付加した構成を、液体噴射システムと表現することがある。

先行技術

0003

特開2012−51328号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記特許文献1に記載されたインクジェットプリンターにおいて、複数のタンクを収容するタンクケース姿勢可変する機構が付加されると便利である。このような機構が付加されれば、インクジェットプリンターからタンクケースを取り外してからタンクケースの姿勢を変化させるという煩わしさが軽減され得る。

0005

ところで、上記のインクジェットプリンターでは、タンクケースを補充姿勢に変化させると、タンクと噴射ヘッドとを接続する接続チューブ露呈する。接続チューブが露呈する構成では、例えば、タンクケースの姿勢を変化させたとき等に、タンクケースとインクジェットプリンターとの間に接続チューブを挟んでしまうことが発生し得る。このようなことが発生すると、タンクから噴射ヘッドへのインクの供給が阻害されたり、接続チューブが破損してインクが漏れ出したりすることが考えられる。

0006

つまり、このようなことが発生すると、インクジェットプリンターの機能が発揮されず、インクジェットプリンターとしての信頼性が損なわれる。このようなことから、従来の液体噴射システムでは、信頼性を向上させることが困難であるという課題がある。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。

0008

[適用例1]液体を噴射可能な液体噴射装置と、前記液体噴射装置に供給する前記液体を収容可能な液体収容容器と、可撓性を有し、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、前記液体収容容器内の前記液体を前記液体噴射装置側に供給可能な導管と、前記液体収容容器を、前記液体噴射装置に対して回動可能に支持する回動部と、を有し、前記導管は、前記回動部に設けられた通路を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム。

0009

この適用例の液体噴射システムでは、回動部によって、液体収容容器が液体噴射装置に対して回動可能に支持されている。これにより、液体噴射装置に対する液体収容容器の姿勢を変化させるときに、液体収容容器を液体噴射装置から取り外すという作業を省略することができる。これにより、液体噴射装置に対する液体収容容器の姿勢を変化させるときの作業が軽減され得る。また、この液体噴射システムでは、導管が回動部に設けられた通路を通って液体収容容器側から液体噴射装置側に向かって延在しているので、導管を回動部で保護することができる。これにより、導管の信頼性を向上させやすいので、液体噴射システムの信頼性を向上させやすい。

0010

[適用例2]液体を噴射可能な液体噴射装置と、前記液体噴射装置に供給する前記液体を収容可能な液体収容容器と、可撓性を有し、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、前記液体収容容器内の前記液体を前記液体噴射装置側に供給可能な導管と、前記液体収容容器を、前記液体噴射装置に対して回動可能に支持する回動部と、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、前記導管の少なくとも一部を被覆する被覆部と、を有し、前記導管は、前記被覆部を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム。

0011

この適用例の液体噴射システムでは、回動部によって、液体収容容器が液体噴射装置に対して回動可能に支持されている。これにより、液体噴射装置に対する液体収容容器の姿勢を変化させるときに、液体収容容器を液体噴射装置から取り外すという作業を省略することができる。これにより、液体噴射装置に対する液体収容容器の姿勢を変化させるときの作業が軽減され得る。また、この液体噴射システムでは、導管が被覆部を通って液体収容容器側から液体噴射装置側に向かって延在しているので、導管を被覆部で保護することができる。これにより、導管の信頼性を向上させやすいので、液体噴射システムの信頼性を向上させやすい。

0012

[適用例3]上記の液体噴射システムであって、前記液体収容容器に関する情報を伝送する配線を有し、前記配線は、前記回動部に設けられた通路を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム。

0013

この適用例では、配線が回動部に設けられた通路を通って液体収容容器側から液体噴射装置側に向かって延在しているので、配線を回動部で保護することができる。これにより、配線の信頼性を向上させやすいので、液体噴射システムの信頼性を向上させやすい。

0014

[適用例4]上記の液体噴射システムであって、前記液体収容容器に関する情報を伝送する配線と、前記液体収容容器と前記液体噴射装置との間に設けられ、前記配線の少なくとも一部を被覆する被覆部と、を有し、前記配線は、前記被覆部を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム。

0015

この適用例では、配線が被覆部を通って液体収容容器側から液体噴射装置側に向かって延在しているので、配線を被覆部で保護することができる。これにより、配線の信頼性を向上させやすいので、液体噴射システムの信頼性を向上させやすい。

0016

[適用例5]上記の液体噴射システムであって、前記液体収容容器に関する情報を伝送する配線を有し、前記配線は、前記被覆部を通って前記液体収容容器側から前記液体噴射装置側に向かって延在している、ことを特徴とする液体噴射システム。

0017

この適用例では、配線が被覆部を通って液体収容容器側から液体噴射装置側に向かって延在しているので、配線を被覆部で保護することができる。これにより、配線の信頼性を向上させやすいので、液体噴射システムの信頼性を向上させやすい。

0018

[適用例6]上記の液体噴射システムであって、前記液体収容容器に設けられ、前記液体収容容器の前記液体を検出可能な検出部を有し、前記液体収容容器に関する情報が前記検出部により検出されたインク量に関する情報を含む、ことを特徴とする液体噴射システム。

0019

この適用例では、配線によって伝送される情報にインク量に関する情報が含まれるので、インク量に関する情報に対する信頼性を向上させやすい。

0020

[適用例7]上記の液体噴射システムであって、前記液体収容容器に設けられ、前記液体収容容器に関する情報が記録された記憶装置を有し、前記液体収容容器に関する情報が前記記憶装置から読み出された情報を含む、ことを特徴とする液体噴射システム。

0021

この適用例では、配線によって伝送される情報に記憶装置から読み出された情報が含まれるので、記憶装置から読み出された情報に対する信頼性を向上させやすい。

0022

[適用例8]上記の液体噴射システムであって、前記液体収容容器を支持するフレームを有し、前記回動部が前記フレームに設けられている、ことを特徴とする液体噴射システム。

0023

この適用例では、液体収容容器を支持するフレームに回動部が設けられているので、フレームによって液体収容容器を液体噴射装置に対して回動可能に支持することができる。

0024

[適用例9]上記の液体噴射システムであって、前記フレームと前記回動部とが一体成形で形成されている、ことを特徴とする液体噴射システム。

0025

この適用例では、フレームと回動部とが一体成形で形成されているので、フレーム及び回動部にかかるコストを軽減しやすい。

0026

[適用例10]上記の液体噴射システムであって、前記液体収容容器は、前記液体を受け入れ可能な注入口を有しており、前記回動部の回動により、前記液体噴射装置に対する前記注入口の位置が変化可能である、ことを特徴とする液体噴射システム。

0027

この適用例では、回動部の回動によって液体噴射装置に対する注入口の位置を変化させることができる。これにより、例えば、注入口を介して液体を液体収容容器内に注入するときに、注入口の位置を注入しやすい位置に変化させることができる。

0028

[適用例11]上記の液体噴射システムであって、前記液体噴射装置がケースを含み、前記液体収容容器が前記ケースの内側に位置し、前記回動部の回動により、前記注入口の位置が前記ケースの外側に移動可能である、ことを特徴とする液体噴射システム。

0029

この適用例では、回動部の回動によって注入口をケースの外側に移動させることができる。これにより、例えば、注入口を介して液体を液体収容容器内に注入するときに、注入口をケースの外側に移動させて、注入口の位置を注入しやすい位置に変化させることができる。

0030

[適用例12]上記の液体噴射システムであって、前記液体収容容器は、収容している前記液体の残量を視認可能な視認面を有しており、前記回動部の回動により、前記液体噴射装置に対する前記視認面の位置が変化可能である、ことを特徴とする液体噴射システム。

0031

この適用例では、回動部の回動によって液体噴射装置に対する視認面の位置を変化させることができる。これにより、例えば、視認面を介して液体収容容器内の液体の残量を視認するときに、視認面を視認しやすい位置に変化させることができる。

0032

[適用例13]上記の液体噴射システムであって、さらに、第2の液体収容容器を有し、前記回動部の回動により、前記液体収容容器と前記第2の液体収容容器とが一緒に移動するものであり、前記液体噴射装置に対して前記液体収容容器が移動可能な距離と、前記液体噴射装置に対して前記第2の液体収容容器が移動可能な距離とが互いに異なる、ことを特徴とする液体噴射システム。

0033

この適用例では、回動部の回動によって液体収容容器と第2の液体収容容器とが一緒に移動するので、液体収容容器と第2の液体収容容器とを別個に回動させる場合に比較して、回動にかかる手間を軽減することができる。

図面の簡単な説明

0034

第1実施形態における液体噴射システムを示す斜視図。
第1実施形態における液体噴射システムを示す斜視図。
第1実施形態におけるプリンターとタンクとを示す斜視図。
第1実施形態における機構ユニットを示す斜視図。
第1実施形態における液体噴射システムを示す斜視図。
第1実施形態におけるタンクを示す分解斜視図。
第1実施形態におけるタンクをシート部材側から見たときの側面図。
第1実施形態におけるケースを示す斜視図。
第1実施形態におけるタンクをシート部材側から見たときの側面図。
第1実施形態におけるタンクをシート部材側から見たときの側面図。
第1実施形態における支持フレームとタンクとを示す斜視図。
第1実施形態におけるタンクユニットを示す斜視図。
第1実施形態におけるプリンターとタンクとを示す斜視図。
第2実施形態における液体噴射システムを示す斜視図。
第2実施形態における支持フレームとタンクと蛇腹とを示す斜視図。
第2実施形態における蛇腹を示す斜視図。
第2実施形態における支持フレームとタンクと蛇腹とを示す斜視図。
第3実施形態における複合機を示す斜視図。
第3実施形態における複合機を示す斜視図。
第3実施形態におけるプリンター及びタンクユニットを示す斜視図。
実施例1におけるタンクユニットをYZ平面で切断したときの断面図。
実施例2におけるタンクユニットをYZ平面で切断したときの断面図。
実施例3におけるタンクユニットをXY平面で切断したときの断面図。
実施例4におけるタンクユニットをXY平面で切断したときの断面図。
実施例5におけるタンクユニットをYZ平面で切断したときの断面図。
実施例7におけるタンクユニットをXY平面で切断したときの断面図。

実施例

0035

液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンター(以下、プリンターと呼ぶ)を含む液体噴射システムを例に、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、それぞれの構成を認識可能な程度の大きさにするために、構成や部材の縮尺が異なっていることがある。

0036

(第1実施形態)
第1実施形態における液体噴射システム1は、図1に示すように、プリンター3と、タンクユニット5と、を有している。プリンター3は、液体の一例であるインクによって、印刷用紙などの印刷媒体Pに印刷を行うことができる。プリンター3は、第1ケース6を有している。第1ケース6が、プリンター3の外殻を構成している。タンクユニット5は、ケース部材の一例である第2ケース7と、複数(2個以上)のタンク9と、を有している。第1ケース6と第2ケース7とが、液体噴射システム1の外殻を構成している。タンク9は、液体収容容器の一例である。

0037

なお、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。XYZ軸のそれぞれにおいて、矢印の向きが+方向(正方向)を示しており、矢印の向きとは逆向きが−方向(負方向)を示している。液体噴射システム1が使用される状態において、液体噴射システム1は、X軸方向とY軸方向とによって規定される水平な平面に配置される。液体噴射システム1の使用状態において、Z軸方向は、水平な平面に直交する方向であり、−Z軸方向が鉛直下方向となる。

0038

第1ケース6には、プリンター3の機構ユニット10(図4)が収容されている。機構ユニット10は、プリンター3において、印刷動作を実行する機構部分である。機構ユニット10の詳細については、後述する。複数のタンク9は、図1に示すように第2ケース7内に収容されており、それぞれ、印刷に供するインクを収容している。本実施形態では、4つのタンク9が設けられている。4つのタンク9では、インクの種類がタンク9ごとに異なる。本実施形態では、インクの種類として、ブラックイエローマゼンタシアンの4種類が採用されている。そして、ブラックのインクを収容するタンク9と、イエローのインクを収容するタンク9と、マゼンタのインクを収容するタンク9と、シアンのインクを収容するタンク9とが、1つずつ設けられている。液体噴射システム1では、複数のタンク9が、第1ケース6の外側に設けられている。このため、液体噴射システム1では、複数のタンク9は、機構ユニット10を覆う第1ケース6に内蔵されていない。

0039

プリンター3には、排紙部11が設けられている。プリンター3では、排紙部11から印刷媒体Pが排出される。プリンター3において、排紙部11が設けられている面が正面13とされている。また、プリンター3は、正面13に交差する上面15に操作パネル17を有している。操作パネル17には、電源タン18Aや、その他の操作ボタン18Bなどが設けられている。タンクユニット5は、第1ケース6において、正面13と上面15とに交差する側部19に設けられている。第2ケース7には、窓部21が設けられている。窓部21は、第2ケース7において、正面23と上面25とに交差する側部27に設けられている。窓部21は、光透過性を有している。そして、窓部21に重なる位置に、上述した4つのタンク9が設けられている。このため、液体噴射システム1を使用する作業者は、窓部21を介して4つのタンク9を視認することができる。なお、各タンク9において窓部21に重なる面は、タンク9内のインクを視認可能な視認面28として設定されている。この視認面28を介してタンク9内のインクの残量を視認することができる。

0040

本実施形態では、各タンク9の窓部21に対面する部位が光透過性を有している。各タンク9の光透過性を有する部位から、タンク9内のインクが視認され得る。従って、作業者は、窓部21を介して4つのタンク9を視認することによって、各タンク9におけるインクの量を視認することができる。なお、第1ケース6と第2ケース7とは、互いに別体で構成されている。このため、本実施形態では、図2に示すように、第2ケース7を第1ケース6から分離することができる。ここで、タンクユニット5は、支持フレーム32を有している。支持フレーム32は、図3に示すように、第1ケース6に対して回動可能に構成されている。

0041

支持フレーム32には、ヒンジ部33が設けられている。ヒンジ部33は、支持フレーム32に一体的に設けられている。本実施形態では、支持フレーム32とヒンジ部33とが一体成形で形成されている。第1ケース6には、ヒンジ受部34が設けられている。ヒンジ受部34は、第1ケース6に一体的に設けられている。本実施形態では、第1ケース6とヒンジ受部34とが一体成形で形成されている。ヒンジ部33は、ヒンジ受部34に係合可能に構成されている。第1ケース6と支持フレーム32とは、ヒンジ部33及びヒンジ受部34を介して互いに結合している。そして、ヒンジ部33とヒンジ受部34とが互いに係合した状態で、ヒンジ部33は、第1ケース6に対して回動可能に構成されている。ここで、4つのタンク9は、支持フレーム32に支持されている。このため、支持フレーム32を第1ケース6に対して回動させると、4つのタンク9も支持フレーム32に連動して回動する。

0042

プリンター3は、機構ユニット10を示す斜視図である図4に示すように、印刷部41と、供給チューブ43と、を有している。印刷部41は、キャリッジ45と、印刷ヘッド47と、4つの中継ユニット49と、を有している。印刷ヘッド47と4つの中継ユニット49とは、キャリッジ45に搭載されている。供給チューブ43は、可撓性を有しており、タンク9と中継ユニット49との間に設けられている。タンク9内のインクは、供給チューブ43を介して中継ユニット49に送られる。中継ユニット49は、タンク9から供給チューブ43を介して供給されたインクを印刷ヘッド47に中継する。印刷ヘッド47は、供給されたインクをインク滴として吐出する。

0043

また、液体噴射システム1は、制御部(図示せず)と、媒体搬送機構(図示せず)と、ヘッド搬送機構(図示せず)と、を有している。制御部は、液体噴射システム1の動作を司る。液体噴射システム1の動作は、制御部によって制御される。媒体搬送機構は、制御部からの指令に基づいて、図示しないモーターからの動力によって搬送ローラー51を駆動することによって、印刷媒体PをY軸方向に沿って搬送する。ヘッド搬送機構は、制御部からの指令に基づいて、モーター53からの動力をタイミングベルト55を介してキャリッジ45に伝達することによって、キャリッジ45をX軸方向に沿って搬送する。印刷ヘッド47は、キャリッジ45に搭載されている。このため、印刷ヘッド47は、ヘッド搬送機構によって、キャリッジ45を介してX軸方向に搬送され得る。なお、印刷ヘッド47は、印刷媒体Pに対面した状態でキャリッジ45に支持されている。媒体搬送機構及びヘッド搬送機構によって、印刷媒体Pに対する印刷ヘッド47の相対位置を変化させながら、印刷ヘッド47からインクを吐出することによって印刷媒体Pに印刷が施される。

0044

なお、液体噴射システム1では、各タンク9にインク注入部57が設けられている。ユーザーや作業者は、インク注入部57からタンク9内にインクを注入することができる。例えば、印刷にともなってタンク9内のインクが消費され、タンク9内のインク量が減少した場合などに、ユーザーや作業者は、インク注入部57からタンク9内にインクを補充することができる。インク注入部57には、キャップ58が施されている。インク注入部57は、キャップ58によって塞がれる。ユーザーや作業者は、タンク9内にインクを注入する場合に、キャップ58をインク注入部57から外してからタンク9内にインクを注入する。

0045

液体噴射システム1では、前述したように、タンクユニット5が第1ケース6に対して回動可能に構成されている。このため、液体噴射システム1では、図5に示すように、タンクユニット5の側部27の向きを、液体噴射システム1の正面13の向きに合わせることができる。これにより、第2ケース7の窓部21の向きを正面13の向きに合わせることができる。このため、ユーザーや作業者は、プリンター3の正面13に向かったままの状態で、複数の窓部21のそれぞれに対面することができる。つまり、ユーザーや作業者は、プリンター3の正面13に向かったままの状態で、複数のタンク9のそれぞれに対面することができる。この結果、複数のタンク9のそれぞれを視認しやすいので、各タンク9におけるインクの量を視認しやすくなり、タンク9へインクを注入しやすくすることができる。なお、以下において、側部27の向きを正面13の向きに合わせた状態は、ヒンジ部33が開状態であると表現される。他方で、図1に示すように、正面23の向きを正面13の向きに合わせた状態は、ヒンジ部33が閉状態であると表現される。ヒンジ部33が閉状態のときに、複数のタンク9がY軸方向に沿って並ぶ。この状態では、プリンター3の正面13に対面する作業者から見ると、複数のタンク9が手前側から奥側に向かって重なって位置する。これに対して、図5に示すように、ヒンジ部33が開状態のとき、複数のタンク9がX軸方向に沿って並ぶ。この状態では、プリンター3の正面13に対面する作業者から見ると、複数のタンク9が横方向に並んで位置する。このように、本実施形態では、ヒンジ部33の回動により、複数のタンク9が一緒に移動する。そして、複数のタンク9において、ヒンジ部33の回動による移動距離が、タンク9間で異なる。

0046

ヒンジ部33が閉状態であるときと、ヒンジ部33が開状態であるときとでは、インク注入部57の位置が異なっている。つまり、ヒンジ部33の回動によって、プリンター3に対するインク注入部57の位置が変化する。図4に示すように、ヒンジ部33が閉状態のときに、複数のインク注入部57がY軸方向に沿って並ぶ。この状態では、プリンター3の正面13に対面する作業者から見ると、複数のタンク9が手前側から奥側に向かって重なって位置する。このような配置の複数のタンク9に対して奥側に位置するタンク9にインクを注入する動作では、作業者の手が手前側のタンクに交差するので注入しにくい。これに対して、図5に示すように、ヒンジ部33が開状態のとき、複数のインク注入部57がX軸方向に沿って並ぶ。この状態では、プリンター3の正面13に対面する作業者から見ると、複数のタンク9が横方向に並んで位置する。このような配置なら、タンク9にインクを注入するときに、作業者の手が他のタンク9に交差することを避けけやすい。

0047

また、ヒンジ部33が閉状態であるときと、ヒンジ部33が開状態であるときとでは、前述した視認面28の位置が異なっている。つまり、ヒンジ部33の回動によって、プリンター3に対する視認面28の位置が変化する。図4に示すように、ヒンジ部33が閉状態のときに、複数の視認面28がY軸方向に沿って並ぶ。この状態では、プリンター3の正面13に対面する作業者から見ると、複数のタンク9が手前側から奥側に向かって重なって位置する。このような配置の複数のタンク9に対してインク残量を確認することは困難である。これに対して、図5に示すように、ヒンジ部33が開状態のとき、複数の視認面28がX軸方向に沿って並ぶ。この状態では、プリンター3の正面13に対面する作業者から見ると、複数の視認面28が横方向に並んで位置する。このような配置なら、各タンク9のインク残量を確認しやすい。

0048

タンク9は、図6に示すように、タンク本体の一例であるケース61と、シート部材63と、を有している。ケース61は、例えば、ナイロンポリプロピレン等の合成樹脂により構成されている。また、シート部材63は、合成樹脂(例えば、ナイロンや、ポリプロピレン等)によりフィルム状に形成され、可撓性を有する。本実施形態では、シート部材63は、光透過性を有している。タンク9は、ケース61とシート部材63とを接合した構成を有している。ケース61には、接合部64が設けられている。図6では、構成をわかりやすく示すため、接合部64にハッチングが施されている。ケース61の接合部64にシート部材63が接合されている。本実施形態では、溶着によってケース61とシート部材63とが接合されている。

0049

タンク9は、図7に示すように、収容部65と、連通部67と、を有している。連通部67は、大気室68と、連通路71と、を有している。タンク9では、収容部65内にインクが収容される。なお、図7では、シート部材63側からタンク9を見た状態が示されており、シート部材63越しにケース61が図示されている。収容部65と、大気室68と、連通路71とは、接合部64によって相互に仕切られている。

0050

ケース61は、第1壁81と、第2壁82と、第3壁83と、第4壁84と、第5壁85と、第6壁86と、第7壁87と、第8壁88と、を有している。第5壁85の収容部65側とは反対側に、大気室68が配置されている。第1壁81をシート部材63側から平面視したときに、収容部65は、第2壁82と、第3壁83と、第4壁84と、第5壁85とによって囲まれている。

0051

また、第1壁81をシート部材63側から平面視したときに、大気室68が、第5壁85と、第6壁86と、第7壁87と、第8壁88とによって囲まれている。なお、収容部65の第1壁81と、大気室68の第1壁81とは、互いに同一の壁である。つまり、本実施形態では、収容部65と、大気室68とが、相互に第1壁81を共有している。

0052

第2壁82、第3壁83、第4壁84、及び第5壁85は、図8に示すように、それぞれ、第1壁81に交差している。第2壁82と第3壁83とは、第1壁81をX軸方向に挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第4壁84と第5壁85とは、第1壁81をZ軸方向に挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第2壁82は、第4壁84及び第5壁85のそれぞれに交差している。第3壁83も、第4壁84及び第5壁85のそれぞれに交差している。

0053

第2壁82と、第3壁83と、第4壁84と、第5壁85とは、第1壁81から+Y軸方向に突出している。これにより、第1壁81を主壁として、主壁から+Y軸方向に伸びる第2壁82と、第3壁83と、第4壁84と、第5壁85とによって凹部91が構成される。凹部91は、−Y軸方向に向かって凹となる向きに構成されている。凹部91は、+Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63(図6)側に向かって開口している。換言すれば、凹部91は、−Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63(図6)側とは反対側に向かって凹となる向きに設けられている。そして、ケース61にシート部材63が接合されると、凹部91がシート部材63によって塞がれて、収容部65が構成される。なお、第1壁81〜第8壁88は、それぞれ、平坦な壁に限られず、凹凸を含むものであってもよい。

0054

第6壁86は、図7に示すように、第5壁85から、第5壁85の第4壁84側とは反対側、すなわち第5壁85の+Z軸方向側に向かって突出している。第7壁87は、第5壁85から、第5壁85の第4壁84側とは反対側、すなわち第5壁85の+Z軸方向側に向かって突出している。第6壁86と、第7壁87とは、大気室68をX軸方向に挟んで互いに対峙する位置に設けられている。第8壁88は、大気室68をZ軸方向に挟んで第5壁85に対峙する位置に設けられている。第6壁86は、第5壁85及び第8壁88のそれぞれに交差している。第7壁87も、第5壁85及び第8壁88のそれぞれに交差している。

0055

第6壁86と、第7壁87と、第8壁88とは、図8に示すように、それぞれ、第1壁81から+Y軸方向に突出している。第1壁81から+Y軸方向に伸びる第5壁85と、第6壁86と、第7壁87と、第8壁88とによって凹部99が構成される。凹部99は、+Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63(図6)側に向かって開口している。換言すれば、凹部99は、−Y軸方向に向かって、すなわちシート部材63(図6)側とは反対側に向かって凹となる向きに設けられている。そして、ケース61にシート部材63が接合されると、凹部99がシート部材63によって塞がれて、大気室68が構成される。なお、第2壁82〜第8壁88の第1壁81からの突出量は、相互に同じ突出量に設定されている。

0056

第2壁82と第6壁86とは、X軸方向に段差を有している。第2壁82は、第6壁86よりも第3壁83側、すなわち第6壁86よりも−X軸方向側に位置している。また、第3壁83と第7壁87とは、X軸方向に段差を有している。第7壁87は、第3壁83よりも第2壁82側、すなわち第3壁83よりも+X軸方向側に位置している。そして、第1壁81をシート部材63側から平面視した状態で、第3壁83と第7壁87との間にインク注入部57が設けられている。インク注入部57は、第5壁85に設けられている。

0057

図8に示すように、ケース61には、張り出し部105が設けられている。連通路71は、張り出し部105に設けられている。張り出し部105は、第5壁85のうち第7壁87よりも−X軸方向側の領域において、凹部91の開口の縁に沿って第5壁85から+Z軸方向側に向かって張り出した部位105Aを有する。部位105Aは、第7壁87において、凹部99の開口の縁に沿って第7壁87から−X軸方向側に向かって張り出してもいる。また、張り出し部105は、第8壁88から+Z軸方向側に向かって張り出した部位105Bを有する。また、張り出し部105は、第6壁86において、凹部99の開口の縁に沿って第6壁86から+X軸方向側に向かって張り出した部位105Cを有する。また、張り出し部105は、第2壁82において、凹部91の開口の縁に沿って第2壁82から+X軸方向側に向かって張り出した部位105Dを有する。連通路71は、張り出し部105に、シート部材63側とは反対側に向かって凹となる向きに設けられた溝108として構成されている。

0058

ここで、凹部91内には、凹部109が設けられている。凹部109は、第4壁84よりも第5壁85側とは反対側に向かって、すなわち第4壁84よりも−Z軸方向側に向かって凹となる向きに設けられている。そして、凹部109において、第3壁83と第2壁82とに対面する壁111に、供給口113が設けられている。このため、第1壁81を平面視した状態で、第3壁83と第2壁82との間に供給口113が設けられている。インク注入部57と供給口113とは、それぞれ、ケース61の外側と凹部91の内側とを連通させる。なお、供給口113は、壁111からX軸方向に沿って第2壁82側に向かって突出している。

0059

また、第8壁88には、大気連通口115が設けられている。大気連通口115は、第8壁88から、第8壁88の第5壁85側とは反対側、すなわち第8壁88の+Z軸方向側に突出している。大気連通口115は、第8壁88を平面視したときに、すなわち第8壁88をXY平面で平面視したときに、凹部99に重なる位置に設けられている。大気連通口115は、ケース61の外側と凹部99の内側とを連通させる。大気連通口115は、ケース61の外側の大気を凹部99の内側に導入可能な大気の通路である。なお、ケース61において、接合部64は、凹部91、凹部99、凹部109、及び連通路71のそれぞれの輪郭に沿って設けられている。

0060

シート部材63は、図6に示すように、第2壁82〜第8壁88をY軸方向に挟んで第1壁81に対面している。シート部材63は、平面視で、凹部91、凹部99、凹部109及び張り出し部105を覆う大きさを有している。シート部材63は、第1壁81との間に隙間を有した状態で、接合部64に溶着されている。これにより、凹部91、凹部99、凹部109、及び連通路71が、シート部材63によって封止される。このため、シート部材63は、ケース61に対する蓋であるともみなされ得る。

0061

連通路71は、図7に示すように、連通口118と、連通口119と、を有している。連通口118は、大気室68の内側に向かって開口する開口部である。連通口119は、収容部65の内側に向かって開口する開口部である。大気室68は、連通口118から連通路71を介して連通口119を経て収容部65に通じている。上記により、収容部65は、連通路71、大気室68、及び大気連通口115を介してタンク9の外部に通じている。つまり、連通部67は、大気連通口115と収容部65との間を連通させている。大気連通口115から大気室68内に流入した大気は、連通路71を介して収容部65内に流入する。

0062

インク注入部57は、第5壁85に設けられている。インク注入部57は、図8に示すように、第7壁87と張り出し部105と第3壁83と第1壁81とによって囲まれた凹部121内に設けられている。前述したように、張り出し部105は、第5壁85よりも第8壁88側に突出している。また、第7壁87も、第5壁85よりも第8壁88側に突出している。同様に、本実施形態では、第1壁81及び第3壁83も、それぞれ、第5壁85よりも第8壁88側に突出している。そして、張り出し部105は、第7壁87及び第3壁83の双方に交差している。また、第1壁81は、第3壁83及び第7壁87の双方に交差している。このため、第5壁85のうち第7壁87よりも第3壁83側の領域は、第7壁87と張り出し部105と第3壁83と第1壁81とによって囲まれた凹部121を構成している。凹部121は、第5壁85側から第4壁84側に向かって凹となる向きに設けられている。

0063

上記の構成により、インク注入部57は、第7壁87と張り出し部105と第3壁83と第1壁81とによって囲まれている。換言すれば、第5壁85のうち第7壁87と張り出し部105と第3壁83と第1壁81とによって囲まれた領域内にインク注入部57が設けられている。そして、凹部121は、インク受け部の機能を有する。インク受け部は、例えば、インク注入部57から溢れたインクや、注入の際に垂れ落ちたインクを受けることができる。このように、凹部121は、インクを受けるインク受け部としての機能を有する。

0064

図8に示すように、タンク9のケース61には、液体を検出可能な検出部の一例である2つの電極131が設けられている。2つの電極131は、ケース61の外側から第2壁82を貫通して凹部91内に突出している。2つの電極131は、それぞれ、棒状を呈しており、X軸方向に沿って延在している。2つの電極131は、Y軸方向に互いに隙間をあけた状態で並んでいる。2つの電極131は、第4壁84と第5壁85との間に位置している。2つの電極131は、供給口113よりも第5壁85側に位置している。2つの電極131は、第4壁84及び第5壁85のそれぞれから離間している。このため、2つの電極131と第4壁84との間には、隙間が設けられている。同様に、2つの電極131と第5壁85との間にも、隙間が設けられている。

0065

2つの電極131は、凹部91内に収容されるインクの残量を検出するために使用される。2つの電極131間の電気抵抗の変化に基づいて、インクの残量が所定量を下回ったことを検出することができる。つまり、2つの電極131によって、タンク9内のインク量に関する情報が検出される。インク量に関する情報は、タンク9に関する情報のうちの一つである。以下において、2つの電極131のそれぞれを識別する場合に、2つの電極131は、それぞれ、第1電極131A及び第2電極131Bと表記される。第1電極131Aは、Y軸方向において、第2電極131Bよりも第1壁81側に設けられている。本実施形態では、Z軸方向において、2つの電極131のうちの一方が他方よりも高い位置に設けられている。図8に示す例では、2つの電極131のうちの第1電極131Aが第2電極131Bよりも、Z軸方向において、高い位置に設けられている。しかしながら、2つの電極131の相対的な高さは、これに限定されない。2つの電極131の相対的な高さとしては、第1電極131Aと第2電極131Bとを、互いに相対的に同等の高さとする構成も採用され得る。また、2つの電極131の相対的な高さとしては、第2電極131Bを第1電極131Aよりも高くする構成も採用され得る。

0066

2つの電極131は、図9に示すように、それぞれ、配線133を介して電気的に制御部134に接続されている。2つの電極131によって検出されたインク量に関する情報は、配線133を介して制御部134に伝送される。従って、配線133は、タンク9に関する情報を伝送する配線のうちの一つである。前述したように、液体噴射システム1の制御部134は、液体噴射システム1の動作を司る。タンク9から供給チューブ43を介して印刷ヘッド47に供給されたインクが消費されると、タンク9内におけるインク135の液面が鉛直下方(−Z軸方向)に下がっていく。このとき、インク135の液面が、第1電極131Aよりも鉛直下方に下がると、第1電極131Aと第2電極131Bとの間の電気抵抗値が増大する。液体噴射システム1では、第1電極131Aと第2電極131Bとの間の電気抵抗の変化に基づいて、タンク9内のインク135の残量が下限に達した旨が判定される。

0067

液体噴射システム1において、インク135の残量が下限に達したと判定されると、ユーザーや作業者に対して、新たなインクの補充が促される。これを受けて、ユーザーや作業者は、インク注入部57から新たなインクをタンク9内に補充することができる。なお、第1電極131Aと第2電極131Bとの間の電気抵抗の変化の検出処理、インク135の残量が下限に達した旨の判定処理、及び新たなインクの補充を促す処理は、制御部134によって実施される。

0068

また、図10に示すように、タンク9には、タンク9に関する情報が記録された記憶装置の一例であるメモリー136が設けられている。メモリー136に記録された情報には、例えば、タンク9に割り振られた番号や、タンク9内のインクの種類などを示す情報が含まれる。メモリー136は、配線137を介して電気的に制御部134に接続されている。メモリー136に記録された情報は、配線137を介して制御部134に伝送される。従って、配線137は、タンク9に関する情報を伝送する配線のうちの一つである。

0069

ヒンジ部33には、図11に示すように、回動の支点となる軸部139が設けられている。軸部139は、Z軸方向において、ヒンジ部33から突出している。また、ヒンジ部33には、供給チューブ43が貫通可能な通路141が設けられている。タンク9に接続されている供給チューブ43は、通路141を通ってヒンジ部33の外に延びている。この構成により、供給チューブ43は、図12に示すように、第2ケース7と支持フレーム32とによって囲まれた空間内からヒンジ部33を貫通して、第2ケース7と支持フレーム32とによって囲まれた空間の外に導出される。なお、本実施形態では、前述した配線133(図9)及び配線137(図10)も通路141(図11)を通ってヒンジ部33の外に延びている。

0070

ヒンジ受部34には、図13に示すように、供給チューブ43が貫通可能な通路142が設けられている。タンク9に接続されている供給チューブ43は、ヒンジ受部34の通路142を通って第1ケース6の内部に延びている。また、前述した配線133(図9)もヒンジ受部34の通路142を通って第1ケース6の内部に延びている。この構成により、タンク9に接続されている供給チューブ43及び配線133は、図3に示すように、ヒンジ部33及びヒンジ受部34を貫通して、第1ケース6の内部に導入される。また、ヒンジ受部34には、図13に示すように、軸受孔145が設けられている。軸受孔145にヒンジ部33の軸部139(図11)が嵌入される。これにより、ヒンジ部33がヒンジ受部34に係合する。ヒンジ部33がヒンジ受部34に係合した状態で、ヒンジ部33は、軸部139を回動中心として回動可能に構成されている。

0071

通路141内において、通路141の内壁と、各供給チューブ43と、配線133と、配線137との間には、相互に隙間が確保され得る。また、通路142内において、通路142の内壁と、各供給チューブ43と、配線133と、配線137との間には、相互に隙間が確保され得る。このため、ヒンジ部33を開閉させても、通路141内や通路142内で供給チューブ43、配線133、及び配線137に応力が発生することを避けやすい。この結果、ヒンジ部33を開閉させても、供給チューブ43、配線133、及び配線137が破損することを避けやすい。

0072

第1実施形態において、ヒンジ部33が回動部に対応し、供給チューブ43が導管に対応し、インク注入部57が注入口に対応している。

0073

第1実施形態の液体噴射システム1では、ヒンジ部33によって、複数のタンク9がプリンター3に対して回動可能に支持されている。これにより、プリンター3に対するタンク9の姿勢を変化させるときに、タンク9をプリンター3から取り外すという作業を省略することができる。これにより、プリンター3に対するタンク9の姿勢を変化させるときの作業を軽減することができる。

0074

また、第1実施形態では、供給チューブ43や配線133や配線137がヒンジ部33に設けられた通路141及びヒンジ受部34に設けられた通路142を通ってタンク9側からプリンター3側に向かって延在している。このため、供給チューブ43や配線133や配線137をヒンジ部33及びヒンジ受部34で保護することができる。これにより、供給チューブ43や配線133や配線137の信頼性を向上させやすいので、液体噴射システム1の信頼性を向上させやすい。

0075

(第2実施形態)
第2実施形態における液体噴射システム100は、図14に示すように、プリンター3と、タンクユニット5と、蛇腹151と、を有している。液体噴射システム100は、蛇腹151を有していることを除いて、第1実施形態における液体噴射システム1と同様の構成を有している。このため、以下において、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。

0076

蛇腹151は、図15に示すように、一端側が支持フレーム32に接続されている。蛇腹151の他端側は、プリンター3の第1ケース6(図14)に接続されている。蛇腹151は、図16に示すように、筒状に構成されている。筒状の蛇腹151の内側は、通路153として機能する。そして、図15に示すように、タンク9に接続されている供給チューブ43が、蛇腹151の通路153を通って第1ケース6(図14)の内部に延びている。また、前述した配線133(図9)や配線137(図10)も蛇腹151の通路153を通って第1ケース6の内部に延びている。この構成により、タンク9に接続されている供給チューブ43、配線133、及び配線137は、蛇腹151を貫通して、第1ケース6の内部に導入される。

0077

蛇腹151は、可撓性を有しており、伸縮自在に構成されている。このため、蛇腹151は、図17に示すように、ヒンジ部33の開閉に応じて伸縮可能に構成されている。蛇腹151内において、蛇腹151の内壁と、各供給チューブ43と、配線133と、配線137との間には、相互に隙間が確保され得る。このため、ヒンジ部33を開閉させても、蛇腹151内において、供給チューブ43や配線133や配線137に応力が発生することを避けやすい。この結果、ヒンジ部33を開閉させても、供給チューブ43や配線133や配線137が破損することを避けやすい。なお、第2実施形態では、ヒンジ部33の通路141、及びヒンジ受部34の通路142が省略されている。

0078

第2実施形態において、ヒンジ部33が回動部に対応し、供給チューブ43が導管に対応し、蛇腹151が被覆部に対応し、インク注入部57が注入口に対応している。

0079

第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が得られる。また、第2実施形態では、供給チューブ43や配線133や配線137が蛇腹151を通ってタンク9側からプリンター3側に向かって延在している。このため、供給チューブ43や配線133や配線137を蛇腹151で保護することができる。これにより、供給チューブ43や配線133や配線137の信頼性を向上させやすいので、液体噴射システム100の信頼性を向上させやすい。

0080

なお、第2実施形態では、供給チューブ43、配線133及び配線137を蛇腹151の通路153に通す構成が採用されている。供給チューブ43、配線133及び配線137の経路は、これに限定されない。供給チューブ43、及び配線133及び配線137の経路としては、例えば、供給チューブ43や配線133や配線137を、ヒンジ部33の通路141及びヒンジ受部34の通路142に通す経路と、蛇腹151を通す経路とに分散させる構成も採用され得る。この構成では、通路141が設けられたヒンジ部33と、通路142が設けられたヒンジ受部34が採用される。供給チューブ43、配線133及び配線137の経路を分散させる方法としては、例えば、供給チューブ43と配線133及び配線137とで経路を分散させる方法や、複数の供給チューブ43を二分させる方法等、種々の方法が考えられる。

0081

(第3実施形態)
上記各実施形態では、複数のタンク9は、機構ユニット10を覆う第1ケース6に内蔵されていない。つまり、上記各実施形態では、複数のタンク9を第1ケース6の外側に配置した構成が採用されている。しかしながら、複数のタンク9を第1ケース6に内蔵した構成も採用され得る。以下に、第3実施形態として、複数のタンク9をケース内に内蔵した構成について、液体噴射システムの一例である複合機を例に説明する。

0082

本実施形態における複合機500は、図18に示すように、プリンター503と、スキャナーユニット505と、タンクユニット506と、を有している。複合機500において、プリンター503とスキャナーユニット505とは、互いに重ねられている。プリンター503を使用する状態において、スキャナーユニット505は、プリンター503の鉛直上方に位置している。なお、図18には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。図18におけるXYZ軸、及び図19以降におけるXYZ軸は、図1におけるXYZ軸に準じている。また、複合機500において、液体噴射システム1と同様の構成については、液体噴射システム1における符号と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。

0083

スキャナーユニット505は、フラットベッドタイプであり、イメージセンサーなどの撮像素子(図示せず)と原稿台と蓋とを有している。スキャナーユニット505は、用紙などの媒体に記録された画像などを、撮像素子を介して画像データとして読み取ることができる。このため、スキャナーユニット505は、画像などの読み取り装置として機能する。スキャナーユニット505は、図19に示すように、プリンター503のケース507に対して回動可能に構成されている。そして、スキャナーユニット505の原稿台のプリンター503側の面は、プリンター503のケース507を覆い、プリンター503の蓋としての機能も有している。

0084

プリンター503は、液体の一例であるインクによって、印刷用紙などの印刷媒体Pに印刷を行うことができる。プリンター503は、図20に示すように、ケース507と、液体収容容器の一例である複数のタンク9と、を有している。ケース507は、プリンター503の外殻を構成している一体成形された部品であり、プリンター503の機構ユニット511を収容している。複数のタンク9は、ケース507内に収容されており、それぞれ、印刷に供するインクを収容している。プリンター503では、4つのタンク9が設けられている。4つのタンク9は、相互にインクの種類が異なる。プリンター503では、インクの種類として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4種類が採用されている。そして、相互にインクの種類が異なる4つのタンク9が、1つずつ設けられている。

0085

また、プリンター503は、操作パネル512を有している。操作パネル512には、電源ボタン513や、その他の操作ボタン514などが設けられている。プリンター503を操作する作業者は、操作パネル512に対面した状態で、電源ボタン513や操作ボタン514を操作することができる。プリンター503では、操作パネル512が設けられている面が正面とされている。

0086

タンクユニット506は、プリンター503の正面側に設けられている。タンクユニット506は、支持フレーム32を有している。支持フレーム32は、容器状に構成されている。そして、4つのタンク9は、容器状の支持フレーム32内に収容されている。支持フレーム32において、プリンター503の正面と同じ側の面には、窓部515が設けられている。窓部515は、光透過性を有している。そして、窓部515に重なる位置に、上述した4つのタンク9が設けられている。このため、作業者は、窓部515を介して4つのタンク9を視認することができる。

0087

プリンター503では、各タンク9の窓部515に対面する部位が光透過性を有している。各タンク9の光透過性を有する部位から、タンク9内のインクが視認され得る。従って、作業者は、窓部515を介して4つのタンク9を視認することによって、各タンク9におけるインクの量を視認することができる。プリンター503では、窓部515がプリンター503の正面側に設けられているので、作業者は、操作パネル512に対面した状態で、窓部515から各タンク9を視認することができる。このため、作業者は、プリンター503を操作しながら、各タンク9におけるインクの残量を把握することができる。

0088

プリンター503は、機構ユニット511を有している。機構ユニット511は、プリンター3(図4)の機構ユニット10と同様の構成を有している。このため、プリンター503においても、プリンター3と同様に、ヘッド搬送機構が、モーター53からの動力をタイミングベルト55を介してキャリッジ45に伝達することによって、キャリッジ45をX軸方向に沿って搬送する。印刷ヘッド47は、キャリッジ45に搭載されている。このため、印刷ヘッド47は、ヘッド搬送機構によって、キャリッジ45を介してX軸方向に搬送され得る。媒体搬送機構及びヘッド搬送機構によって、印刷媒体Pに対する印刷ヘッド47の相対位置を変化させながら、印刷ヘッド47からインクを吐出することによって印刷媒体Pに印刷が施される。

0089

第3実施形態においても、第1実施形態や第2実施形態と同様に、4つのタンク9は、支持フレーム32に支持されている。そして、支持フレーム32は、ケース507(図20)に対して回動可能に構成されている。このため、第3実施形態においても、4つのタンク9は、ケース507(図20)に対して回動可能に構成されている。以下に、タンク9を回動させる回動機構の実施例について説明する。

0090

(実施例1)
実施例1のタンクユニット506Aでは、タンクユニット506AをYZ平面で切断したときの断面図である図21に示すように、支持フレーム32Aにヒンジ部33Aが設けられている。ヒンジ部33Aの回転軸は、X軸方向に沿って延在している。このため、支持フレーム32Aは、X軸方向に沿って延在する回転軸を回動の中心として、YZ面円弧状の回動軌跡を描くように回動する。ヒンジ部33Aが開状態のとき、タンク9のインク注入部57がケース507の外側に露出する。作業者は、ヒンジ部33Aが開状態のときに、インク注入部57からタンク9内にインクを注入することができる。実施例1では、供給チューブ43や配線133や配線137は、第1実施形態と同様に、ヒンジ部33Aに設けられた通路(図示せず)を通ってプリンター503側に延びている。実施例1においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。

0091

(実施例2)
実施例2のタンクユニット506Bでは、図22に示すように、支持フレーム32Aの底面に蛇腹151が設けられている。第2実施形態と同様に、蛇腹151には、通路153(図16)が設けられている。実施例2では、供給チューブ43、配線133、及び配線137が、蛇腹151の通路153を通ってプリンター503側に延びている。実施例2においても、第2実施形態と同様の効果が得られる。なお、実施例2においても、第2実施形態と同様に、供給チューブ43や配線133や配線137を、ヒンジ部33Aの通路に通す経路と、蛇腹151を通す経路とに分散させる構成が採用され得る。

0092

(実施例3)
実施例3のタンクユニット506Cでは、タンクユニット506CをXY平面で切断したときの断面図である図23に示すように、支持フレーム32Bにヒンジ部33Bが設けられている。ヒンジ部33Bの回転軸は、Z軸方向に沿って延在している。このため、支持フレーム32Bは、Z軸方向に沿って延在する回転軸を回動の中心として、XY面に円弧状の回動軌跡を描くように回動する。ヒンジ部33Bが開状態のとき、タンク9のインク注入部57がケース507の外側に露出する。作業者は、ヒンジ部33Bが開状態のときに、インク注入部57からタンク9内にインクを注入することができる。実施例3では、供給チューブ43や配線133や配線137は、第1実施形態と同様に、ヒンジ部33Bに設けられた通路(図示せず)を通ってプリンター503側に延びている。実施例3においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。

0093

(実施例4)
実施例4のタンクユニット506Dでは、図24に示すように、支持フレーム32Bの側面517に蛇腹151が設けられている。蛇腹151は、X軸方向に並ぶ2つの側面517A及び側面517Bのうち、ヒンジ部33Bに近い側の側面517Aに設けられている。第2実施形態と同様に、蛇腹151には、通路153(図16)が設けられている。実施例4では、供給チューブ43、配線133、及び配線137が、蛇腹151の通路153を通ってプリンター503側に延びている。実施例4においても、第2実施形態と同様の効果が得られる。なお、実施例4においても、第2実施形態と同様に、供給チューブ43や配線133や配線137を、ヒンジ部33Bの通路に通す経路と、蛇腹151を通す経路とに分散させる構成が採用され得る。

0094

(実施例5)
実施例5のタンクユニット506Eでは、図25二点鎖線で示すように、支持フレーム32Cに対してタンク9を回動させる構成が採用されている。この構成では、ケース507に対する支持フレーム32Cの姿勢や位置は、変化しない。タンクユニット506Eでは、タンク9にヒンジ部33Cが設けられている。ヒンジ部33Cの回転軸は、X軸方向に沿って延在している。このため、タンク9は、X軸方向に沿って延在する回転軸を回動の中心として、YZ面に円弧状の回動軌跡を描くように回動する。ヒンジ部33Cが開状態のとき、タンク9のインク注入部57がケース507の外側に露出する。作業者は、ヒンジ部33Cが開状態のときに、インク注入部57からタンク9内にインクを注入することができる。実施例5では、供給チューブ43や配線133や配線137は、第1実施形態と同様に、ヒンジ部33Cに設けられた通路(図示せず)を通ってプリンター503側に延びている。実施例5においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。

0095

(実施例6)
実施例5の構成に、図16に示す蛇腹151を付加した構成を実施例6とする。実施例6では、供給チューブ43、配線133、及び配線137が、蛇腹151の通路153を通ってプリンター503側に延びている。実施例6においても、第2実施形態と同様の効果が得られる。なお、実施例6においても、第2実施形態と同様に、供給チューブ43や配線133や配線137を、ヒンジ部33Cの通路に通す経路と、蛇腹151を通す経路とに分散させる構成が採用され得る。なお、実施例5や実施例6では、支持フレーム32Cを省略した構成も採用され得る。支持フレーム32Cを省略する構成では、例えば、ケース507にヒンジ受部34を設けることによって、ケース507に対してタンク9を回動させる構成が採用され得る。この構成においても、実施例5や実施例6と同様の効果が得られる。

0096

(実施例7)
実施例7のタンクユニット506Fでは、図26に示すように、支持フレーム32Dに対してタンク9を回動させる構成が採用されている。この構成では、ケース507に対する支持フレーム32Dの姿勢や位置は、変化しない。タンクユニット506Fでは、タンク9にヒンジ部33Dが設けられている。ヒンジ部33Dの回転軸は、Z軸方向に沿って延在している。このため、支持フレーム32Dは、Z軸方向に沿って延在する回転軸を回動の中心として、XY面に円弧状の回動軌跡を描くように回動する。ヒンジ部33Dが開状態のとき、タンク9のインク注入部57がケース507の外側に露出する。作業者は、ヒンジ部33Dが開状態のときに、インク注入部57からタンク9内にインクを注入することができる。実施例7では、供給チューブ43や配線133や配線137は、第1実施形態と同様に、ヒンジ部33Dに設けられた通路(図示せず)を通ってプリンター503側に延びている。実施例7においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。

0097

(実施例8)
実施例7の構成に、図16に示す蛇腹151を付加した構成を実施例8とする。実施例8では、供給チューブ43、配線133、及び配線137が、蛇腹151の通路153を通ってプリンター503側に延びている。実施例8においても、第2実施形態と同様の効果が得られる。なお、実施例8においても、第2実施形態と同様に、供給チューブ43や配線133や配線137を、ヒンジ部33Dの通路に通す経路と、蛇腹151を通す経路とに分散させる構成が採用され得る。なお、実施例7や実施例8では、支持フレーム32Dを省略した構成も採用され得る。支持フレーム32Dを省略する構成では、例えば、ケース507にヒンジ受部34を設けることによって、ケース507に対してタンク9を回動させる構成が採用され得る。この構成においても、実施例7や実施例8と同様の効果が得られる。

0098

上記各実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したり塗布したりして消費する液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置で消費させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体ゾルゲル水、その他の無機溶剤有機溶剤溶液液状樹脂液状金属金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料金属粒子などの固形物からなる機能材料粒子溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては、上記各実施形態で説明したようなインクの他、液晶等も挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物包含するものとする。液体吐出装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンスディスプレイ面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置マイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計カメラ等の精密機械ピンポイント潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。

0099

1,100…液体噴射システム、3…プリンター、5…タンクユニット、6…第1ケース、7…第2ケース、9…タンク、10…機構ユニット、11…排紙部、13…正面、15…上面、17…操作パネル、18A…電源ボタン、18B…操作ボタン、19…側部、21…窓部、23…正面、25…上面、27…側部、32,32A,32B,32C,32D…支持フレーム、33,33A,33B,33C,33D…ヒンジ部、34…ヒンジ受部、41…印刷部、43…供給チューブ、45…キャリッジ、47…印刷ヘッド、49…中継ユニット、51…搬送ローラー、53…モーター、55…タイミングベルト、57…インク注入部、58…キャップ、61…ケース、63…シート部材、64…接合部、65…収容部、67…連通部、68…大気室、71…連通路、81…第1壁、82…第2壁、83…第3壁、84…第4壁、85…第5壁、86…第6壁、87…第7壁、88…第8壁、91…凹部、99…凹部、105…張り出し部、105A,105B,105C,105D…部位、108…溝、109…凹部、111…壁、113…供給口、115…大気連通口、118…連通口、119…連通口、121…凹部、131…電極、131A…第1電極、131B…第2電極、133…配線、134…制御部、135…インク、137…配線、139…軸部、141…通路、142…通路、145…軸受孔、151…蛇腹、153…通路、500…複合機、503…プリンター、505…スキャナーユニット、506、506A,506B,506C,506D,506E,506F…タンクユニット、507…ケース、511…機構ユニット、512…操作パネル、513…電源ボタン、514…操作ボタン、515…窓部、517,517A,517B…側面、P…印刷媒体。

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