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技術 定着装置及び画像形成装置

出願人 株式会社リコー
発明者 タンチャオチエヌバオリヌジャンジャンジィホアリウエイ岩崎一也
出願日 2014年10月15日 (5年8ヶ月経過) 出願番号 2014-210734
公開日 2015年4月23日 (5年2ヶ月経過) 公開番号 2015-079248
状態 特許登録済
技術分野 電子写真における定着 電子写真における制御・管理・保安
主要キーワード 下位部材 物理的故障 修理員 予熱過程 温度差分 上位部材 所定基準電圧 故障要因
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年4月23日)のものです。
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図面 (14)

課題

本発明は、定着装置及び画像形成装置を提供する。

解決手段

かかる定着装置においては、通紙領域勾配温度算出部と非通紙領域の勾配温度算出部が、加熱源起動中に通紙領域の温度と非通紙領域の温度に基づいて通紙領域の勾配温度と非通紙領域の勾配温度をそれぞれ算出し、判断部が、非通紙領域の勾配温度と非通紙領域の勾配温度閾値との関係により、電源電圧が低すぎると判断した場合は、更に少なくとも一回の判断を行って判断結果を得、情報生成部が、該判断結果により再起動提示情報を生成し、情報発信部が、該再起動提示情報をユーザに発信するため、ユーザは、該情報から、この時の故障が実際に電源の電圧が低すぎることによるもので、定着装置自体の故障ではないことが分かるため、ユーザの故障要因探しや修理依頼の時間を節約でき、メーカのアフターメンテナンスの更なるコスト低減が可能になる。

概要

背景

プリンタファックスまたは複写機などの画像形成装置定着装置では、加熱源が内蔵された定着ローラ実装されている。該定着装置が画像形成指令を受信した後で、定着ローラを予熱するように加熱源を通電し始める。予熱過程においては、定着ローラの表面の温度が上昇し、その昇温速度が1.5秒内に定着ローラの表面の温度の上昇値、即ち、勾配温度で表示できる。中国の所定基準電圧220Vで、定着ローラ自身故障しないと、定着ローラの勾配温度が7℃以上になる可能性がある。勾配温度が7℃より小さいと、画像形成装置は定着ローラの勾配温度が異常であることを判定して、発煙紙巻きなどの安全性の問題を防止するように、定着ローラへの加熱を停止させる。

定着ローラ勾配温度が7℃より低くなる原因は定着ローラ自身の部材の故障と回路電圧異常にあるかもしれない。定着ローラ自身の部材の故障のため定着ローラが加熱源から十分な熱量を得ないと、表面温度の上昇がより遅くて、定着ローラの勾配温度が7℃より低くなるので、画像形成装置は表示面において部材が故障することを表示して、ユーザが修理報告するように提示する。電力基礎施設が不完備の地域では、給電不足するため、回路の電圧がより低くなる可能がある。また、回路が停電した後で改めて通電された場合は、停電時に運行した多くの設備が同時に通電状態になって、電力の需要が異常に集中するようになるため、短時間の低電圧状態になってしまう。定着装置が低電圧起動されると、定着ローラも加熱源から十分な熱量を得なく、勾配温度も7℃より低くなって、画像形成装置は誤った報告が発生する可能がある。

しかし、従来の画像形成装置では、このような2種の故障の起因がユーザに適時に報知されないため、ユーザは画像形成装置の部材が故障したように誤認するので、手間をかけて故障の起因を探しまたはメンテナンス業者に修理を要求する。ユーザがいる地域の電源電圧が安定しないと、画像形成装置が時に正常に起動されるが、時に正常に起動されない現象があるため、ユーザが画像形成装置の品質が不安定であると誤認して、メーカに不満し、ないし品質問題として苦情訴える可能がある。一方では、修理員がユーザの修理の要求を受けた後で画像形成装置を検査するが、画像形成装置自身に故障がないため、修理員が故障を検査している際に回路の電圧が正常に回復して、画像形成装置が正常に起動されるならば、修理員は故障を速やかに探すことができないので部材を取替えざるを得ない。これらの問題のため、ユーザと修理員が大いに不便になるし、さらにメーカのアフターメンテナンスコストが大幅に増加している。

概要

本発明は、定着装置及び画像形成装置を提供する。かかる定着装置においては、通紙領域の勾配温度算出部と非通紙領域の勾配温度算出部が、加熱源の起動中に通紙領域の温度と非通紙領域の温度に基づいて通紙領域の勾配温度と非通紙領域の勾配温度をそれぞれ算出し、判断部が、非通紙領域の勾配温度と非通紙領域の勾配温度閾値との関係により、電源の電圧が低すぎると判断した場合は、更に少なくとも一回の判断を行って判断結果を得、情報生成部が、該判断結果により再起動提示情報を生成し、情報発信部が、該再起動提示情報をユーザに発信するため、ユーザは、該情報から、この時の故障が実際に電源の電圧が低すぎることによるもので、定着装置自体の故障ではないことが分かるため、ユーザの故障要因探しや修理依頼の時間を節約でき、メーカのアフター・メンテナンスの更なるコスト低減が可能になる。

目的

本発明は上記のような問題を解決するために提供するものであって、電圧が低すぎるため画像形成装置が起動されない故障情報をユーザに報知する定着装置及び画像形成装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項1

電源から給電される画像形成装置内に設置され、且つ表示装置通信接続された定着装置であって、中間部位に位置した通紙領域と、両端部に位置した非通紙領域とを有する、加熱源が内蔵され加熱される定着ローラを備える定着装置であって、前記通紙領域の温度を通紙領域温度として検出する通紙領域温度センサと、前記非通紙領域の温度を非通紙領域温度として検出する非通紙領域温度センサと、前記加熱源の起動中に、前記通紙領域温度の、所定時間内における表面温度上昇値を、通紙領域勾配温度として算出する通紙領域勾配温度算出部と、前記加熱源の起動中に、前記非通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を、非通紙領域勾配温度として算出する非通紙領域勾配温度算出部と、少なくとも予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と通紙領域勾配温度の閾値とを記憶するパラメーター記憶部と、前記非通紙領域勾配温度が前記非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、前記非通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、前記電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き前記通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得る判断部と、前記判断結果に基づいて、前記電源の電圧の低すぎによるユーザの前記画像形成装置の再起動に必要な再起動提示情報を生成する情報生成部と、該再起動提示情報を前記表示装置に送信する情報送信部と、を備える、ことを特徴とする定着装置。

請求項2

さらに前記加熱源の起動後に、前記通紙領域温度センサに対して、所定のサンプリング周波数によって前記通紙領域温度を採集するように制御するサンプリング制御部を備え、前記パラメーター記憶部は、さらに算出数値閾値を記憶し、前記通紙領域勾配温度算出部は、所定の起動時間後に、前記所定のサンプリング周波数により、前記通紙領域勾配温度を複数回算出し、前記判断部は、前記電源の電圧が低すぎると判断すると、引き続き前記通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを複数回判断し、同時に、前記通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値未満になる連続回数を算出数値とし、且つ該算出数値が前記算出数値閾値未満になるか否かを判断し、前記情報生成部は、前記算出数値が前記算出数値閾値未満になるとの前記判断結果を得た場合は、該判断結果により前記再起動提示情報を生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。

請求項3

所定電圧に対応し、前記電源から供給される実際電圧で起動される前記加熱源に給電するための給電部をさらに備え、前記給電部は、前記算出数値が前記算出数値閾値未満であるとの前記判断結果を得た場合は、前記加熱源への給電を停止させ、待機時間後に、前記加熱源への給電を回復し、前記加熱源を再起動する、ことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。

請求項4

前記所定時間が1.5秒であり、前記所定のサンプリング周波数が10Hzであり、前記所定の起動時間が1.5秒であり、前記待機時間が2分未満であり、前記非通紙領域勾配温度の閾値は、前記加熱源が85%〜90%の前記所定電圧で起動された場合の、前記定着ローラの前記非通紙領域の勾配温度に基づいて設定されたものであり、前記通紙領域勾配温度の閾値は110%の前記所定電圧で紙巻きが発生した時の、前記定着ローラの前記通紙領域勾配温度、または85%の前記所定電圧で紙巻きが発生していない時の、前記定着ローラの前記通紙領域勾配温度に基づいて設定されたものである、ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。

請求項5

電源から給電される画像形成装置に設置され且つ表示装置に通信接続された定着装置における、通紙領域と非通紙領域を有し且つ加熱源が内蔵された定着ローラの温度を検知するための定着ローラ状况の検知方法であって、前記通紙領域と前記非通紙領域において、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサとを設けるステップと、それぞれ前記通紙領域温度センサと前記非通紙領域温度センサにより、前記通紙領域の温度を通紙領域温度として、前記非通紙領域の温度を非通紙領域温度としてそれぞれ採集するステップと、それぞれ通紙領域勾配温度算出部と非通紙領域勾配温度算出部により、前記通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として、前記非通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出するステップと、パラメーター記憶部により予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と通紙領域勾配温度の閾値を少なくとも記憶するステップと、判断部により前記非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、前記非通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、前記電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き前記判断部により前記通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得るステップと、情報生成部により前記判断結果に基づいて、前記電源の電圧の低すぎによるユーザの前記画像形成装置の再起動に必要な再起動提示情報を生成するステップと、情報送信部により該再起動提示情報を前記表示装置に送信するステップと、を含む、ことを特徴とする定着ローラ状况の検知方法。

請求項6

さらに、サンプリング制御部により、前記通紙領域温度センサを、所定のサンプリング周波数によって前記通紙領域温度を採集するように制御するステップと、所定の起動時間後に、前記通紙領域勾配温度算出部により、前記所定のサンプリング周波数に基づいて前記通紙領域勾配温度を複数回算出するステップと、前記電源の電圧が低すぎると判断した後、前記判断部により、引き続き前記通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを複数回判断し、同時に、前記通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値未満になる連続回数を算出数値とし、且つ該算出数値が前記算出数値閾値未満になるか否かを判断するステップと、前記算出数値が前記算出数値閾値未満になるとの前記判断結果を得た場合は、前記情報生成部により該判断結果に基づいて前記再起動提示情報を生成するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項5に記載の定着ローラ状况の検知方法。

請求項7

さらに、前記算出数値が前記算出数値閾値未満であるとの前記判断結果を得た場合は、前記給電部により前記加熱源への給電を停止させ、待機時間後に前記給電部に前記加熱源への給電を回復し、前記加熱源を再起動させるステップを含む、ことを特徴とする請求項6に記載の定着ローラ状况の検知方法。

請求項8

画像形成装置であって、請求項1〜4の何れか1項に記載の定着装置を含むことを特徴とする画像形成装置。

請求項9

電源から給電される画像形成装置に設置され、且つ表示装置に通信接続される定着装置であって、加熱源が内蔵され且つ加熱される、中間部位に位置した通紙領域と両端部に位置した非通紙領域とを有する定着ローラを備える定着装置であって、さらに、前記通紙領域の温度を通紙領域温度として検出する通紙領域温度センサと、前記非通紙領域の温度を非通紙領域温度として検出する非通紙領域温度センサと、前記加熱源の起動中に前記通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出する通紙領域勾配温度算出部と、前記加熱源の起動中に前記非通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出する非通紙領域勾配温度算出部と、前記加熱源の起動中に前記通紙領域温度と、それに対応する前記非通紙領域温度との差分の絶対値を勾配温度の差分として算出する差分算出部と、予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と勾配温度の差分の閾値とを少なくとも記憶するパラメーター記憶部と、前記非通紙領域勾配温度が前記非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、前記非通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、前記電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き前記勾配温度の差分が前記勾配温度の差分の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得る判断部と、前記判断結果に基づいて、前記電源の電圧の低すぎによるユーザの前記画像形成装置の再起動に必要な再起動提示情報を生成する情報生成部と、該再起動提示情報を前記表示装置に送信する情報送信部と、を備える、ことを特徴とする定着装置。

請求項10

さらに、前記加熱源の起動後に前記通紙領域温度センサと前記非通紙領域温度センサを、所定のサンプリング周波数によって前記通紙領域温度と前記非通紙領域温度をそれぞれ採集するように制御するサンプリング制御部を含み、前記パラメーター記憶部は算出数値閾値をさらに記憶し、前記通紙領域勾配温度算出部と前記非通紙領域勾配温度算出部は、それぞれ所定の起動時間後に前記所定のサンプリング周波数に基づいて前記通紙領域勾配温度と前記非通紙領域勾配温度を複数回算出し、前記差分算出部は前記所定のサンプリング周波数に基づいて前記勾配温度の差分を複数回算出し、前記電源の電圧が低すぎると判断すると、前記判断部は引き続き前記勾配温度の差分が前記勾配温度の差分の閾値を越えたか否かを複数回判断し、同時に、前記勾配温度が前記勾配温度の差分の閾値未満になる連続回数を算出数値とし、且つ該算出数値が前記算出数値閾値未満になるか否かを判断し、前記算出数値が前記算出数値閾値未満になるとの前記判断結果を得た場合は、前記情報生成部は該判断結果により前記再起動提示情報を生成する、ことを特徴とする請求項9に記載の定着装置。

請求項11

さらに、所定電圧に対応して前記電源から供給される実際電圧で起動される前記加熱源に給電するための給電部を含み、前記算出数値が前記算出数値閾値未満であるとの前記判断結果を得た場合は、前記給電部は、前記加熱源への給電を停止し、待機時間後に、前記加熱源への給電を回復し、前記加熱源を再起動させる、ことを特徴とする請求項10に記載の定着装置。

請求項12

前記所定時間が1.5秒であり、前記所定のサンプリング周波数が10Hzであり、前記所定の起動時間が1.5秒であり、前記待機時間が2分未満であり、前記非通紙領域勾配温度の閾値は、前記加熱源が85%〜90%の前記所定電圧で起動された場合の、前記定着ローラの前記非通紙領域の勾配温度に基づいて設定されたものであり、前記勾配温度の差分の閾値は110%の前記所定電圧で紙巻きが発生した時の、前記定着ローラの前記勾配温度の差分、または85%の前記所定電圧で紙巻きが発生していない時の、前記定着ローラの前記勾配温度の差分に基づいて設定されたものである、ことを特徴とする請求項11に記載の定着装置。

請求項13

電源から給電される画像形成装置に設置され且つ表示装置に通信接続された定着装置における、通紙領域と非通紙領域を有し且つ加熱源が内蔵された定着ローラの温度を検知・制御するための定着ローラ状况の検知方法であって、さらに、前記通紙領域と前記非通紙領域において、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサとを設けるステップと、それぞれ前記通紙領域温度センサと前記非通紙領域温度センサにより、前記通紙領域の温度を通紙領域温度として、前記非通紙領域の温度を非通紙領域温度としてそれぞれ採集するステップと、それぞれ通紙領域勾配温度算出部と非通紙領域勾配温度算出部により、前記通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として、前記非通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出し、前記差分算出部により前記通紙領域温度と、それに対応する前記非通紙領域温度に基づいて前記勾配温度の差分を算出するステップと、パラメーター記憶部により予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と勾配温度の差分の閾値を少なくとも記憶するステップと、判断部により前記非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、前記非通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、前記電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き前記判断部により前記通紙領域勾配温度が前記通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得るステップと、情報生成部により前記判断結果に基づいて、前記電源の電圧の低すぎによるユーザの前記画像形成装置の再起動に必要な再起動提示情報を生成するステップと、情報送信部により該再起動提示情報を前記表示装置に送信するステップと、を含む、ことを特徴とする定着ローラ状况の検知方法。

請求項14

さらに、サンプリング制御部により、前記通紙領域温度センサと前記非通紙領域温度センサを、それぞれ所定のサンプリング周波数によって前記通紙領域温度と前記非通紙領域温度を採集するように制御するステップと、所定の起動時間後に前記通紙領域勾配温度算出部と前記非通紙領域勾配温度算出部により、前記所定のサンプリング周波数に基づいて前記通紙領域勾配温度と前記非通紙領域勾配温度を複数回算出し、前記差分算出部により前記勾配温度の差分を複数回算出するステップと、前記電源の電圧が低すぎると判断すると、前記判断部により、引き続き前記勾配温度の差分が前記勾配温度の差分の閾値を越えたか否かを複数回判断し、同時に、前記通紙領域勾配温度が前記勾配温度の差分の閾値未満になる連続回数を算出数値とし、且つ該算出数値が前記算出数値閾値未満になるか否かを判断するステップと、前記算出数値が前記算出数値閾値未満になるとの前記判断結果を得た場合は、前記情報生成部により該判断結果に基づいて前記再起動提示情報を生成するステップと、を含む、ことを特徴とする請求項13に記載の定着ローラ状况の検知方法。

請求項15

さらに、前記算出数値が前記算出数値閾値未満であるとの前記判断結果を得た場合は、前記給電部により前記加熱源への給電を停止させ、待機時間後に、前記給電部により前記加熱源への給電を回復し、前記加熱源を再起動させるステップを含む、ことを特徴とする請求項14に記載の定着ローラ状况の検知方法。

請求項16

画像形成装置であって、請求項7〜11の何れか1項に記載の定着装置である定着装置を含むことを特徴とする画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、定着装置及び画像形成装置に係る。

背景技術

0002

プリンタファックスまたは複写機などの画像形成装置の定着装置では、加熱源が内蔵された定着ローラ実装されている。該定着装置が画像形成指令を受信した後で、定着ローラを予熱するように加熱源を通電し始める。予熱過程においては、定着ローラの表面の温度が上昇し、その昇温速度が1.5秒内に定着ローラの表面の温度の上昇値、即ち、勾配温度で表示できる。中国の所定基準電圧220Vで、定着ローラ自身故障しないと、定着ローラの勾配温度が7℃以上になる可能性がある。勾配温度が7℃より小さいと、画像形成装置は定着ローラの勾配温度が異常であることを判定して、発煙紙巻きなどの安全性の問題を防止するように、定着ローラへの加熱を停止させる。

0003

定着ローラ勾配温度が7℃より低くなる原因は定着ローラ自身の部材の故障と回路電圧異常にあるかもしれない。定着ローラ自身の部材の故障のため定着ローラが加熱源から十分な熱量を得ないと、表面温度の上昇がより遅くて、定着ローラの勾配温度が7℃より低くなるので、画像形成装置は表示面において部材が故障することを表示して、ユーザが修理報告するように提示する。電力基礎施設が不完備の地域では、給電不足するため、回路の電圧がより低くなる可能がある。また、回路が停電した後で改めて通電された場合は、停電時に運行した多くの設備が同時に通電状態になって、電力の需要が異常に集中するようになるため、短時間の低電圧状態になってしまう。定着装置が低電圧起動されると、定着ローラも加熱源から十分な熱量を得なく、勾配温度も7℃より低くなって、画像形成装置は誤った報告が発生する可能がある。

0004

しかし、従来の画像形成装置では、このような2種の故障の起因がユーザに適時に報知されないため、ユーザは画像形成装置の部材が故障したように誤認するので、手間をかけて故障の起因を探しまたはメンテナンス業者に修理を要求する。ユーザがいる地域の電源電圧が安定しないと、画像形成装置が時に正常に起動されるが、時に正常に起動されない現象があるため、ユーザが画像形成装置の品質が不安定であると誤認して、メーカに不満し、ないし品質問題として苦情訴える可能がある。一方では、修理員がユーザの修理の要求を受けた後で画像形成装置を検査するが、画像形成装置自身に故障がないため、修理員が故障を検査している際に回路の電圧が正常に回復して、画像形成装置が正常に起動されるならば、修理員は故障を速やかに探すことができないので部材を取替えざるを得ない。これらの問題のため、ユーザと修理員が大いに不便になるし、さらにメーカのアフターメンテナンスコストが大幅に増加している。

発明が解決しようとする課題

0005

本発明は上記のような問題を解決するために提供するものであって、電圧が低すぎるため画像形成装置が起動されない故障情報をユーザに報知する定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0006

本発明は上記目的を達成するために、以下のような構成または方法を採用する。

0007

<構成1>
本発明は以下のような装置を提供する。電源から給電される画像形成装置に設置され、且つ表示装置通信接続され、加熱源が内蔵され且つ加熱された、中間部位に位置した通紙領域と両端部に位置した非通紙領域とを有する定着ローラを備える定着装置であって、通紙領域の温度を通紙領域温度として検出する通紙領域温度センサと、非通紙領域の温度を非通紙領域温度として検出する非通紙領域温度センサと、加熱源が起動される過程において通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出する通紙領域勾配温度算出部と、加熱源が起動される過程において非通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出する非通紙領域勾配温度算出部と、予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と通紙領域勾配温度の閾値とを少なくとも記憶するパラメーター記憶部と、非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、非通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得る判断部と、判断結果に基づいて、電源の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置を再起動する必要となる再起動提示情報を生成する情報生成部と、該再起動提示情報を表示装置に送信する情報送信部と、を更に備えることを特徴とする定着装置である。

0008

<方法1>
本発明は以下のような方法をさらに提供する。電源から給電される画像形成装置に設置され且つ表示装置に通信接続された定着装置における、通紙領域と非通紙領域を有し且つ加熱源が内蔵された定着ローラの温度を検知するための定着ローラの状况の検知方法であって、通紙領域と非通紙領域において、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサとを設けるステップと、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサにより、通紙領域温度として通紙領域の温度と、非通紙領域温度として非通紙領域の温度とをそれぞれ採集するステップと、それぞれ通紙領域勾配温度算出部と非通紙領域勾配温度算出部により、通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出し、非通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出するステップと、パラメーター記憶部により予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と通紙領域勾配温度の閾値を少なくとも記憶するステップと、判断部により非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、非通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き判断部により通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得るステップと、情報生成部により判断結果に基づいて、電源の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置を再起動する必要となる再起動提示情報を生成するステップと、情報送信部により該再起動提示情報を表示装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする定着ローラの状况の検知方法である。

0009

<構成2>
本発明は構成1に記載された定着装置を含むことを特徴とする画像形成装置をさらに提供する。

0010

<構成3>
本発明は以下のような装置を提供する。電源から給電される画像形成装置に設置され、且つ表示装置に通信接続され、加熱源が内蔵され且つ加熱された、中間部位に位置した通紙領域と両端部に位置した非通紙領域とを有する定着ローラを備える定着装置であって、通紙領域の温度を通紙領域温度として検出する通紙領域温度センサと、非通紙領域の温度を非通紙領域温度として検出する非通紙領域温度センサと、加熱源が起動される過程において通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出する通紙領域勾配温度算出部と、加熱源が起動される過程において非通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出する非通紙領域勾配温度算出部と、加熱源が起動されておる過程において通紙領域温度と、それに対応する非通紙領域温度との差分の絶対値を勾配温度の差分として算出する差分算出部と、予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と勾配温度の差分の閾値とを少なくとも記憶するパラメーター記憶部と、非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、非通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き勾配温度の差分が勾配温度の差分の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得る判断部と、判断結果に基づいて、電源の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置を再起動する必要となる再起動提示情報を生成する情報生成部と、該再起動提示情報を表示装置に送信する情報送信部と、を更に備えることを特徴とする定着装置である。

0011

<方法2>
本発明は以下のような方法をさらに提供する。即ち、電源から給電される画像形成装置に設置され且つ表示装置に通信接続された定着装置における、通紙領域と非通紙領域を有し且つ加熱源が内蔵された定着ローラの温度を検知及び制御するための定着ローラの状况の検知方法であって、通紙領域と非通紙領域において、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサとを設けるステップと、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサにより、通紙領域の温度を通紙領域温度として、非通紙領域の温度を非通紙領域温度としてそれぞれ採集するステップと、それぞれ通紙領域勾配温度算出部と非通紙領域勾配温度算出部により、通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出し、非通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出し、差分算出部により通紙領域温度と、それに対応する非通紙領域温度に基づいて勾配温度の差分を算出するステップと、パラメーター記憶部により予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と勾配温度の差分の閾値を少なくとも記憶するステップと、判断部により非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、非通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き判断部により勾配温度差分が勾配温度差分の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得るステップと、情報生成部により判断結果に基づいて、電源の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置を再起動する必要となる再起動提示情報を生成するステップと、情報送信部により該再起動提示情報を表示装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする定着ローラの状况の検知方法である。

0012

<構成4>
本発明は構成3に記載された定着装置を含むことを特徴とする画像形成装置をさらに提供する。

0013

本発明の定着装置及び画像形成装置によれば、通紙領域の勾配温度算出部と非通紙領域の勾配温度算出部が、加熱源が起動されておる過程に通紙領域の温度と非通紙領域の温度を分けて通紙領域の勾配温度と非通紙領域の勾配温度をそれぞれ算出し、判断部が、非通紙領域の勾配温度と非通紙領域の勾配温度との閾値の関係により、電源の電圧が低すぎることを判断するとともに、このような場合は判断を更に少なくとも一回行って判断結果を得ており、情報生成部が、該判断結果により再起動提示情報を生成しており、情報発信部が、該再起動提示情報をユーザに発信しておるので、ユーザが、この情報によって、この時の故障が実際に電源の電圧が低すぎることで引き起され、定着装置自身の部材の故障ではないことを分かるため、ユーザが故障の起因を探して且つ修理を要求することにかかる時間を節約でき、さらにメーカのアフター・メンテナンスのコストの低減を利するようになる。

図面の簡単な説明

0014

本発明の実施例1に係る画像形成装置のブロック図である。
本発明の実施例1に係る定着装置のブロック図である。
本発明の実施例1に係る通紙領域と非通紙領域が定着ローラにおける位置の概略図である。
本発明の実施例1に係る通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサが定着ローラにおける位置の概略図である。
本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法フローチャートである。
本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS1−2を示す詳細なフローチャートである。
本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS1−9を示す詳細なフローチャートである。
本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS1−10を示す詳細なフローチャートである。
本発明の実施例2に係る定着装置のブロック図である。
本発明の実施例2に係る定着ローラの状况の検知の制御方法フローチャートである。
本発明の実施例2に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS6−2を示す詳細なフローチャートである。
本発明の実施例2に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS6−9を示す詳細なフローチャートである。
本発明の実施例2に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS6−10を示す詳細なフローチャートである。

0015

以下、図面を参照しながら、本発明に係る定着装置及び画像形成装置について詳細に説明する。

0016

1つの実施形態としては、本発明は以下のような装置を提供する。即ち、電源から給電される画像形成装置に設置され、且つ表示装置に通信接続され、加熱源が内蔵され且つ加熱された、中間部位に位置した通紙領域と両端部に位置した非通紙領域とを有する定着ローラを備える定着装置であって、通紙領域の温度を通紙領域温度として検出する通紙領域温度センサと、非通紙領域の温度を非通紙領域温度として検出する非通紙領域温度センサと、加熱源が起動される過程において通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出する通紙領域勾配温度算出部と、加熱源が起動される過程において非通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出する非通紙領域勾配温度算出部と、予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と通紙領域勾配温度の閾値とを少なくとも記憶するパラメーター記憶部と、非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、非通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得る判断部と、判断結果に基づいて、電源の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置を再起動する必要となる再起動提示情報を生成する情報生成部と、該再起動提示情報を表示装置に送信する情報送信部と、を更に備えることを特徴とする定着装置。

0017

このような実施形態においては、以下のような特徴を含んでもよい。上記定着装置は、さらに前記加熱源の起動後に通紙領域温度センサを制御して所定のサンプリング周波数によって通紙領域温度を採集するサンプリング制御部を備え、パラメーター記憶部は算出数値閾値をさらに記憶し、通紙領域勾配温度算出部は所定の起動時間後に所定のサンプリング周波数により通紙領域勾配温度を複数回算出し、電源の電圧が低すぎると判断した後、判断部は引き続き通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを複数回判断し、同時に、通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値未満になる連続回数を算出数値とし、且つ該算出数値が算出数値閾値未満になるか否かを判断し、算出数値が算出数値閾値未満になるとの判断結果を得た場合は、情報生成部は該判断結果により再起動提示情報を生成する。

0018

このような実施形態においては、以下のような特徴を備えてもよい。即ち、上記定着装置は、さらに所定電圧に対応して電源が提供した実際電圧で起動される加熱源に給電するための給電部を備え、算出数値が算出数値閾値未満であるとの判断結果を得た場合は、給電部は加熱源への給電を停止させ、待機時間後に給電部は加熱源への給電を回復して、加熱源を再起動する。

0019

このような実施形態においては、以下のような特徴を備えてもよい。即ち、所定のサンプリング周波数が10Hzであり、所定の起動時間が1.5秒であり、待機時間が2分未満であり、非通紙領域勾配温度の閾値は、加熱源が85%〜90%の所定電圧で起動された場合の、定着ローラの非通紙領域の勾配温度に基づいて設定され、通紙領域勾配温度の閾値は110%の所定電圧で紙巻きが発生した時の、定着ローラの通紙領域勾配温度、または85%の所定電圧で紙巻きが発生していない時の、定着ローラの通紙領域勾配温度に基づいて設定される。

0020

本発明は以下のような方法をさらに提供する。電源から給電される画像形成装置に設置され且つ表示装置に通信接続された定着装置における、通紙領域と非通紙領域を有し且つ加熱源が内蔵された定着ローラの温度を検知するための定着ローラ状况の検知方法であって、通紙領域と非通紙領域において、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサとを設けるステップと、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサにより、通紙領域の温度を通紙領域温度として、非通紙領域の温度を非通紙領域温度としてそれぞれ採集するステップと、それぞれ通紙領域勾配温度算出部と非通紙領域勾配温度算出部により、通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出し、非通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出するステップと、パラメーター記憶部により予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と通紙領域勾配温度の閾値を少なくとも記憶するステップと、判断部により非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、非通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き判断部により通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得るステップと、情報生成部により判断結果に基づいて、電源の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置を再起動する必要となる再起動提示情報を生成するステップと、情報送信部により該再起動提示情報を表示装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする定着ローラの状况の検知方法。

0021

上記方法は、以下のようなステップを含んでもよい。さらにサンプリング制御部により、通紙領域温度センサが所定のサンプリング周波数によって通紙領域温度を採集するように制御するステップと、所定の起動時間後に通紙領域勾配温度算出部により、所定のサンプリング周波数に基づいて通紙領域勾配温度を複数回算出するステップと、電源の電圧が低すぎると判断した後、判断部により、引き続き通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを複数回判断し、同時に、通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値未満になる連続回数を算出数値とし、且つ該算出数値が算出数値閾値未満になるか否かを判断するステップと、算出数値が算出数値閾値未満になるとの判断結果を得た場合は、情報生成部により該判断結果に基づいて再起動提示情報を生成するステップと、を更に備える。

0022

上記方法は、以下のようなステップを備えてもよい。算出数値が算出数値閾値未満であるとの判断結果を得た場合は、供電部により加熱源への供電を停止させ、待機時間後に供電部は加熱源への供電を回復して、加熱源を再起動するステップと、を含む。

0023

実施形態2においては、本発明は上記定着装置を含むことを特徴とする画像形成装置を提供する。

0024

実施形態3においては、本発明は以下のような装置を提供する。即ち、さらに電源から給電される画像形成装置に設置され、且つ表示装置に通信接続され、加熱源が内蔵され且つ加熱された、中間部位に位置した通紙領域と両端部に位置した非通紙領域とを有する定着ローラを備える定着装置であって、通紙領域の温度を通紙領域温度として検出する通紙領域温度センサと、非通紙領域の温度を非通紙領域温度として検出する非通紙領域温度センサと、加熱源が起動されておる過程において通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出する通紙領域勾配温度算出部と、加熱源が起動される過程において非通紙領域温度の、所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出する非通紙領域勾配温度算出部と、加熱源が起動される過程において通紙領域勾配温度と、それに対応する非通紙領域勾配温度との差分の絶対値を勾配温度の差分として算出する差分算出部と、予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と勾配温度の差分の閾値とを少なくとも記憶するパラメーター記憶部と、非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、非通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き勾配温度の差分が勾配温度の差分の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得る判断部と、判断結果に基づいて、電源の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置を再起動する必要となる再起動提示情報を生成する情報生成部と、該再起動提示情報を表示装置に送信する情報送信部と、を備えることを特徴とする定着装置である。

0025

このような実施形態においては、以下のような特徴を備えてもよい。即ち、上記定着装置は、さらに前記加熱源の起動後に前記通紙領域温度センサと前記非通紙領域温度センサを制御して、所定のサンプリング周波数によって前記通紙領域温度と前記非通紙領域温度をそれぞれ採集するサンプリング制御部を含み、前記パラメーター記憶部は算出数値閾値をさらに記憶し、前記通紙領域勾配温度算出部と前記非通紙領域勾配温度算出部は、それぞれ所定の起動時間後に前記所定のサンプリング周波数に基づいて前記通紙領域勾配温度と前記非通紙領域勾配温度を複数回算出し、前記差分算出部は前記所定のサンプリング周波数に基づいて前記勾配温度の差分を複数回算出し、前記電源の電圧が低すぎると判断した後、前記判断部は引き続き前記勾配温度の差分が前記勾配温度の差分の閾値を越えたか否かを複数回判断し、同時に、前記勾配温度の差分が前記勾配温度の差分の閾値未満になる連続回数を算出数値とし、且つ該算出数値が前記算出数値閾値未満になるか否かを判断し、前記算出数値が前記算出数値閾値未満になるとの前記判断結果を得た場合は、前記情報生成部は該判断結果により前記再起動提示情報を生成する。

0026

このような実施形態においては、以下のような特徴を備えてもよい。即ち、上記定着装置は、さらに所定電圧に対応して前記電源から供給される実際電圧で起動される前記加熱源に供電するための供電部を含み、前記算出数値が前記算出数値閾値未満であるとの前記判断結果を得た場合は、前記供電部は前記加熱源への供電を停止させ、待機時間後に前記供電部は前記加熱源への供電を回復して、前記加熱源を再起動する。

0027

このような実施形態においては、以下のような特徴を備えてもよい。前記所定時間が1.5秒であり、前記所定のサンプリング周波数が10Hzであり、前記所定の起動時間が1.5秒であり、前記待機時間が2分未満であり、前記非通紙領域勾配温度の閾値は、前記加熱源が85%〜90%の前記所定電圧で起動された場合の、前記定着ローラの前記非通紙領域の勾配温度に基づいて設定され、前記勾配温度の差分の閾値は110%の前記所定電圧で紙巻きが発生した時の、前記定着ローラの前記勾配温度の差分、または85%の前記所定電圧で紙巻きが発生していない時の、前記定着ローラの前記勾配温度の差分に基づいて設定される。

0028

本発明は以下のような方法をさらに提供する。電源から給電される画像形成装置に設置され且つ表示装置に通信接続された定着装置における、通紙領域と非通紙領域を有し且つ加熱源が内蔵された定着ローラの温度を検知するための定着ローラ状况の検知方法であって、通紙領域と非通紙領域において、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサとを設けるステップと、それぞれ通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサにより、通紙領域の温度を通紙領域温度として、非通紙領域の温度を非通紙領域温度としてそれぞれ採集するステップと、それぞれ通紙領域勾配温度算出部と非通紙領域勾配温度算出部により、通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度として算出し、非通紙領域温度の所定時間内における表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度として算出し、差分算出部により通紙領域温度と、それに対応する非通紙領域温度に基づいて勾配温度の差分を算出するステップと、パラメーター記憶部により予め設定された非通紙領域勾配温度の閾値と勾配温度の差分の閾値を少なくとも記憶するステップと、判断部により非通紙領域勾配温度が非通紙領域勾配温度の閾値を越えたか否かを判断し、非通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値を越えていないと判断した場合は、電源の電圧が低すぎると判断するとともに、引き続き判断部により勾配温度差分が勾配温度差分の閾値を越えたか否かを少なくとも一回判断して判断結果を得るステップと、情報生成部により判断結果に基づいて、電源の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置を再起動する必要となる再起動提示情報を生成するステップと、情報送信部により該再起動提示情報を表示装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする定着ローラ状况の検知方法である。

0029

上記方法はさらに以下のようなステップを含む。サンプリング制御部により、前記通紙領域温度センサと前記非通紙領域温度センサがそれぞれ所定のサンプリング周波数によって前記通紙領域温度と前記非通紙領域温度を採集するように制御するステップと、所定の起動時間後に前記通紙領域勾配温度算出部と前記非通紙領域勾配温度算出部により、前記所定のサンプリング周波数に基づいて前記通紙領域勾配温度と前記非通紙領域勾配温度を複数回算出し、前記差分算出部により前記勾配温度の差分を複数回算出するステップと、前記電源の電圧が低すぎると判断した後、前記判断部により、引き続き前記勾配温度の差分が前記勾配温度の差分の閾値を越えたか否かを複数回判断し、同時に、前記通紙領域勾配温度が前記勾配温度の差分の閾値未満になる連続回数を算出数値とし、且つ該算出数値が前記算出数値閾値未満になるか否かを判断するステップと、前記算出数値が前記算出数値閾値未満になるとの前記判断結果を得た場合は、前記情報生成部により該判断結果に基づいて前記再起動提示情報を生成するステップと、を含む。

0030

上記方法はさらに、前記算出数値が前記算出数値閾値未満であるとの前記判断結果を得た場合は、前記供電部により前記加熱源への供電を停止させ、待機時間後に前記供電部は前記加熱源に供電を回復して、前記加熱源を再起動するステップを含む。

0031

実施形態4においては、本発明はさらに実施形態3に記載の定着装置を含むことを特徴とする画像形成装置を提供する。

0032

図1は本発明の実施例1に係る画像形成装置のブロック図である。

0033

図1に示すように、本実施例における画像形成装置1は、記録媒介物に形成されたトナー像を画像に固着し、給紙ケース10、搬送ユニット2、露光ユニット3、画像処理ユニット4、定着装置5、表示装置7、集積フレーム8、通信部6、電源26及び上記各部材の運行を制御する主制御部9などを含む。

0034

給紙ケース10は、例えば、紙またはフィルムなどのような、画像形成を行おうとする記録媒介物を収納する。

0035

搬送ユニット2は上位部材下位部材との間において記録媒介物1を搬送する。

0036

露光ユニット3は図に示さない上位部材から送信された画像データを受信し、且つそれを光信号転換した後で画像処理ユニット4に送信する。

0037

通信部6は、例えば、露光ユニット3が送信した光信号を画像処理ユニット4に送信するように、上位部材と下位部材との間においてデータ情報交換する。

0038

画像処理ユニット4は、露光ユニット3より下方に位置し、受信した光信号によってトナーを記録媒介物においてトナー像を形成する。画像処理ユニット4は、感光ドラムトナーケース及び転写ローラを備える。トナーケースはトナーを蓄積する。感光ドラムは光信号によってその表面において対応する静電潜像を形成し、且つ静電潜像によってトナーをその表面において対応する画像を形成する。転写ローラは感光ドラムと対向するように設置され、感光ドラムにおける画像を記録媒介物に転写してトナー像を形成する。

0039

電源26は画像形成装置1に給電する。

0040

表示装置7はユーザのために画像形成に関する様々な情報、例えば、再起動提示情報、修理の提示情報などの情報を表示する。

0041

定着装置5は画像処理ユニット4の下流側に位置し、加熱及び加圧の方式で記録媒介物において形成されたトナー像を該記録媒介物に固定して、一回の画像形成を完成する。

0042

図2は本発明の実施例1に係る定着装置のブロック図である。

0043

図2に示すように、実施例1の定着装置5は、定着ローラ29、加熱源11、加圧ローラ16、給電部12、通紙領域温度センサ17、非通紙領域温度センサ18、通紙領域勾配温度算出部19、非通紙領域勾配温度算出部20、パラメーター記憶部21、判断部22、一時記憶部24、情報生成部23、情報送信部27、サンプリング制御部33、及び上記各部材の作動を制御する定着制御部28などを含む。

0044

図3は、本発明の実施例1に係る通紙領域と非通紙領域が定着ローラにおける位置の概略図である。

0045

図3に示すように、定着ローラ29は記録媒介物30におけるトナー像を画像に熱固定し、該定着ローラ29の中間部位に位置する通紙領域31と定着ローラ29の両端部に位置する非通紙領域32とを備える。定着ローラ29は、長手サイズのローラを使用し、その軸方向の長さが記録媒介物30の幅より長く、記録媒介物30が定着ローラ29の一部に接触するので、記録媒介物が定着ローラ29の表面に接触するか否かによって定着ローラ29の表面を通紙領域31と非通紙領域32とに分けることができる。紙などのような記録媒介物に接触する領域は通紙領域31であり、記録媒介物に接触しない領域は非通紙領域32である。

0046

加熱源11はハロゲンランプであって、定着ローラ29に内蔵され、通電後で放熱でき、定着ローラ29を加熱する。仕様が異なる加熱源11は異なる所定電圧を有する。加熱源11が自身の所定電圧で起動された場合は、定着ローラ29の表面の昇温速度が正常であって、スタンバイ状態に順調に至って、画像形成を用意する。該所定電圧は通常200V〜240Vである。

0047

給電部12は加熱源11に接続され、加熱源11に給電する。画像形成装置1の電源26がオンにされた場合またはスタンバイ状態にある画像形成装置1が呼び出された場合は、給電部12は加熱源11に給電し、加熱源11は起動されて且つ予熱し始める。しかし、電力基礎施設が不完備である辺鄙で遠い地域または給電不足の地域では、回路の電圧が必要のレベルに達さない可能性があるため、給電部12が加熱源11に提供する実際電圧が加熱源11の所定電圧より低くなるかもしれない。加熱源11が起動された場合は、実際電圧が、例えば170V〜200Vであって所定電圧より低い場合は、加熱源11が起動できるが、定着ローラ29の昇温速度がより遅いため、より長い時間がかかってスタンバイ状態になる。実際電圧が、例えば、170Vよりさらに低いと、定着ローラ29の昇温速度もさらに遅くなるため、定着ローラの表面温度が特定の温度に達さなくてスタンバイ状態にならないので、定着機能を達成できない。即ち、画像形成装置1が通常に提示した致命的なエラーである。説明のため、200V〜240Vの間の電圧が正常電圧に定義され、170V〜200の間の電圧が低電圧に定義され、170Vより低い電圧が異常低電圧に定義される。

0048

加圧ローラ16は定着ローラ29と対向するように設置され、定着ローラ29とともに記録媒介物30を挟持し且つ搬送し、最終にトナー像を記録媒介物において受熱・受圧させて画像を固定する。一時記憶部24は定着装置5の各部材が採集または算出して得たデータを一時に記憶する。

0049

定着制御部28は定着装置5の各部材の運行を制御する。

0050

図4は本発明の実施例1に係る通紙領域温度センサと非通紙領域温度センサが定着ローラにおける位置の概略図である。

0051

図4に示すように、通紙領域温度センサ17は定着ローラ29の通紙領域31の中央部位に設置され、通紙領域31の中央部位の表面温度を検知し、且つ該温度を通紙領域温度Tcとする。

0052

非通紙領域温度センサ18は定着ローラ29のいかなる非通紙領域32に設置され、非通紙領域32の表面温度を検知し、且つ該温度を非通紙領域温度Tmとする。

0053

通紙領域勾配温度算出部19は、加熱源11が起動される過程において、通紙領域温度Tcの、所定時間で表面温度の上昇値を通紙領域勾配温度ΔTcとして算出する。該所定時間は通常に1.5秒に設定されている。第1の通紙領域温度Tcと第1の非通紙領域温度Tmを記録するように用意する時点を0秒に設定すると、第1の通紙領域温度Tcと第1の非通紙領域温度Tmを記録する時点を0.1秒とし、現在点をt秒に設定すると、t時点(t>1.5秒)の通紙領域勾配温度ΔTcの算出式はΔTct=Tct−Tc(t−1.5)である。例えば、加熱源11が起動されてから1.6秒の時の通紙領域勾配温度ΔTc1.6=Tc1.6−Tc0.1であり、加熱源11が起動されてから1.7秒の時の通紙領域勾配温度ΔTc1.7=Tc1.7−Tc0.2であり、以下は上記のように推算する。算出を完成した後で、通紙領域勾配温度算出部19は通紙領域勾配温度ΔTcを一時記憶部24に記憶する。

0054

非通紙領域勾配温度算出部20は、加熱源11が起動される過程において、非通紙領域温度Tmの、所定時間内で表面温度の上昇値を非通紙領域勾配温度ΔTmとして算出する。t時点の非通紙領域勾配温度ΔTmの算出式はΔTmt=Tmt−Tm(t−1.5)である。例えば、加熱源11が起動されてから1.6秒の時点の非通紙領域勾配温度ΔTm1.6=Tm1.6−Tm0.1であり、加熱源11が起動されてから1.7秒の時点の非通紙領域勾配温度ΔTm1.7=Tm1.7−Tm0.2であり、以下は上記のように推算する。算出を完成した後で、非通紙領域勾配温度算出部20は非通紙領域勾配温度ΔTmを一時記憶部24に記憶する。

0055

パラメーター記憶部21は予め設定された通紙領域勾配温度の閾値ΔT1、非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3、算出数値閾値M、所定のサンプリング周波数v、所定の起動時間tp、最大のサンプリング回数n0と待機時間twなどのパラメーターを記憶する。

0056

通紙領域勾配温度の閾値ΔT1は加熱源11が110%の所定電圧(例えば、220V〜264V)で起動された場合は紙巻きが発生する定着ローラ29の通紙領域勾配温度ΔTc、または加熱源11が85%の所定電圧(例えば、170V〜204V)で起動された場合は紙巻きが発生しない定着ローラ29の通紙領域勾配温度ΔTcに基づいて設定されたものである。

0057

非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3は加熱源11が85%〜90%の所定電圧(例えば、170V〜180V)で起動された場合は定着ローラ29の非通紙領域勾配温度ΔTmに基づいて設定されたものである。

0058

上記設定は、定着ローラ29に紙巻きが発生する場合は、紙が通常に通紙領域31と通紙領域温度センサ17との間に挟まるため、通紙領域温度センサ17が通紙領域31と直接接触しないようになって、紙の遮熱のため、通紙領域31の熱量が通紙領域温度センサ17への伝達が遅くなって、通紙領域勾配温度ΔTcが正常値より低くなり、通紙領域勾配温度の閾値ΔT1よりさらに低くなると、画像形成装置1は誤った報告が発生するからである。非通紙領域32を紙が通過しなくて、紙巻きの現象が発生しないため、非通紙領域勾配温度ΔTmが紙巻きの影響を受けなくて、実際電圧の影響のみを受けるので、非通紙領域勾配温度ΔTmで正常電圧と低電圧とを区別する。加熱源11が起動される過程においては、非通紙領域勾配温度ΔTmが非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高くなく、即ちこの時に給電部12が提供した電圧が低電圧であり、非通紙領域勾配温度ΔTmが非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高く、即ちこの時に給電部12が提供した電圧が正常電圧である。

0059

所定のサンプリング周波数vは通紙領域温度センサ17のサンプリング周波数であり、通常に10Hzであり、即ち、加熱源11が起動される過程においては、0.1秒ごとに通紙領域温度センサ17が通紙領域温度Tcを一回採集する。

0060

判断部22は非通紙領域勾配温度ΔTmが非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高いか否かを判断するだけではなく、通紙領域勾配温度ΔTcが通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いか否かをも判断するし、算出数値mが算出数値閾値Mより高いか否かを判断するし、しかもサンプリング回数が最大のサンプリング回数n0に至るか否かを判断するし、そして上記判断結果に基づいて定着ローラ5の関連部分を制御する。

0061

情報生成部23は、電源26の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置1を再起動する必要となる再起動提示情報、または紙巻きなどの致命的なエラーが発生するためユーザが修理を要求する修理の提示情報などの様々な提示情報を生成する。

0062

情報送信部27は情報生成部23が生成した様々な提示情報を表示装置7に送信して表示をする。

0063

定着制御部28は、定着装置5の各部材の動作を制御する。

0064

本実施例における定着装置5は定着ローラ29の温度を検知して制御し、且つ定着ローラ29に異常が発生する原因は定着ローラ29に紙巻きの現象が発生するに起因するかまたは給電部12が加熱源11に給電の電圧が低すぎるに起因するかを、ユーザに報知して、ユーザが適宜な救済措置を採用して、ユーザの負担を低減するためになる。本実施例の定着装置5は、以下のような定着ローラの状况の検知の制御方法を使用する。

0065

図5は本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法を示すフローチャートである。

0066

図5に示すように、本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法は以下のようなステップを含む。即ち、
ステップS1−1:
画像形成装置1の電源26がオンにされた時またはスタンバイ状態にある画像形成装置1が呼び出された時に、給電部12は加熱源11に給電してから、ステップS1−2に移行する。

0067

ステップS1−2:
t=0.1である場合は、サンプリング制御部33は非通紙領域温度センサ18が非通紙領域温度Tm0.1を一回採集するように制御し、同時に通紙領域温度センサ17が通紙領域温度Tc0.1を一回採集し、且つ非通紙領域温度Tm0.1と通紙領域温度Tc0.1を一時記憶部24に記憶する。その後、所定の起動時間tp内、サンプリング制御部33は、通紙領域温度センサ17が所定のサンプリング周波数vによって通紙領域温度Tcを採集して、且つそれを一時記憶部24に記憶した後で、ステップS1−3に移行する。

0068

ステップS1−3:
t=tp+0.1である場合は、サンプリング制御部33は、非通紙領域温度センサ18が非通紙領域温度Tm(tp+0.1)を一回採集するように制御し、且つ通紙領域温度センサ17が通紙領域温度Tc(tp+0.1)を一回採集するように制御し、且つ非通紙領域温度Tm(tp+0.1)と通紙領域温度Tc(tp+0.1)を一時記憶部24に記憶し、所定の起動時間tpの後で、通紙領域勾配温度算出部19と端部温度勾配温度算出部20とは、それぞれtp+0.1の時点の通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)と非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)を算出して、且つそれを一時記憶部24に記憶した後で、ステップS1−4に移行する。

0069

ステップS1−4:
判断部22は、パラメーター記憶部21から非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3を読み取り、一時記憶部24から非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)を読み取り、且つ非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)が非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高いか否かを判断し、非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)が非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高いと判断すると、この時に電源26が提供した実際電圧が正常電圧であり、ステップS1−5に移行し、非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)が非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高くないと判断すると、この時に電源26が提供した実際電圧が低すぎ、ステップS1−8に移行する。

0070

ステップS1−5:
判断部22はパラメーター記憶部21から通紙領域勾配温度の閾値ΔT1を読み取り、一時記憶部24から通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)を読み取り、且つ通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)が通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いか否かを判断し、通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)が通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高くないと判断すると、この時に通紙領域31に紙巻きなどの故障が発生する可能があり、ステップS1−6に移行し、通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)が通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いと判断すると、この時に通紙領域31に紙巻きが発生しなく、ステップS1−7に移行する。

0071

ステップS1−6:
判断部22は現在の定着ローラ29に致命的な故障(SC)が発生したと判定し、給電部12が加熱源11への給電を停止させ、同時に情報生成部23は紙巻き故障が発生するためユーザに修理を要求する修理の提示情報を生成し、情報送信部27は該修理の提示情報を表示装置7に送信して表示をした後で、終了状態になる。

0072

ステップS1−7:
給電部12は、スタンバイ状態になるまでに加熱源11に給電する。

0073

ステップS1−8:
判断部22はパラメーター記憶部21から通紙領域勾配温度の閾値ΔT1を読み取り、一時記憶部24から通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)を読み取り、且つ通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)が通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いか否かを判断し、通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)が通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高くないと判断すると、この時に通紙領域31に紙巻きなどの故障が発生する可能があり、ステップS1−9に移行し、通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)が通紙領域勾配温度の閾値ΔT1高いと判断すると、この時に通紙領域31に紙巻きが発生しなく、ステップS1−7に移行する。

0074

ステップS1−9:
判断部22は、引き続き通紙領域勾配温度ΔTcが通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いか否かを連続的に複数回判断し、通紙領域勾配温度ΔTcが通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より低くない連続回数を算出数値mとして算出し、且つ該算出数値mを一時記憶部24に記憶し、判断部22は引き続き一時記憶部24から算出数値mを採集し、パラメーター記憶部21から算出数値閾値Mを採集し、且つ算出数値mが算出数値閾値Mより低くないか否かを判断し、算出数値mが算出数値閾値Mより低くないとの判断結果を得た場合は、ステップS1−11に移行し、算出数値mが算出数値閾値Mより低いとの判断結果を得た場合は、ステップS1−10に移行する。

0075

ステップS1−10:
給電部12は、加熱源11に給電を停止させ、且つ待機時間twの後で加熱源11への給電を回復して、加熱源11が再起動されるようにし、且つステップS1−8に戻る。

0076

ステップS1−11:
情報生成部23は、算出数値mが算出数値閾値Mより低くないとの判断結果によって現在の電圧が低すぎると判定し、電源26の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置1を再起動する必要となる再起動提示情報を生成し、情報送信部27は該再起動提示情報を表示装置7に送信して表示した後で、終了状態になる。

0077

上記ステップS1−2においては、所定のサンプリング周波数vが10Hzに設定され、所定の起動時間tpが1.5秒に設定されておる。

0078

上記ステップS1−5においては、通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)が通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高くないと、この時に通紙領域31紙巻きなどの故障が発生する可能があり、これは、定着ローラ29に紙巻きが発生する場合は、紙の遮熱作用のため通紙領域勾配温度ΔTcがより低くなり、通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)が通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いと、通紙領域31の昇温が正常であって、紙巻き現象が発生せず、温度の検知によって紙巻きなどの物理故障を検知するように補助する。

0079

上記ステップS1−8においては、現在の実際電圧が低電圧であるとすでに判断したので、低電圧で通紙領域勾配温度ΔTcが依然として通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いと、通紙領域31に紙巻き故障が発生しないため、定着ローラ29も正常の工作状態にあり、画像形成を行うようにスタンバイ状態までに引き続き加熱する必要がある。

0080

ステップS1−10においては、加熱源11が自動的に再起動されるステップが設定されておる。これは、普通に回路の電圧が低すぎる時間がより短く、通常に5秒〜20秒を持続するためである。低電圧で判断部22が、算出数値mが算出数値閾値Mより低いとの判断結果を得ると、加熱源11が自動的に再起動された後で、回路電圧がすでに正常に回復し、再算出数値mが算出数値閾値Mより低いとの判断結果を得ないで、定着ローラ29は正常にスタンバイ状態に昇温できる。このような設定によって、ユーザがいかなる措置を採用しなくても、加熱源11が自動的に再起動されることにより低電圧によるエラー報告を免れて、ユーザの待機時間と故障を判断する時間とを節約し、自身で故障の解决と排除を実現するためになる。もちろん、長い間に回路電圧がずっと低電圧にあると、加熱源11は何度もオフになって再起動される現象がある可能があり、ユーザも故障の起因が設備自身の物理的故障ではなく、電圧が低すぎることによるものを発見できるため、ユーザが故障を判断する時間を節約することができる。もし長い間に回路電圧がずっと低電圧にあると、他の設備も正常に工作しない可能性があり、ユーザが自信を持って該設備のみに故障が発生することを確定できる。これによって、待機時間twが長すぎると設定できず、長すぎるとユーザが心理的不安定になるので、待機時間twが普通2分に設定される。

0081

上記ステップS1−11においては、低電圧で通紙領域31に紙巻きが発生する場合があるが、ステップS1−11においてこのような場合を判断しなく、このような場合が本発明において解决しようとする問題ではない。事実上に、従来の画像形成装置1はこのような場合は対して他の判断メカニズムを設定しておる。

0082

図6は本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS1−2を示す詳細なフローチャートである
図6に示すように、本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS1−2は以下のようなステップを備える。即ち、
ステップS2−1:
t=0.1秒の時点に、即ち、tは、通紙領域温度センサ17と非通紙領域温度センサ18とが第1のサンプリングを採集する時間に至った後で、ステップS2−2に移行する。

0083

ステップS2−2:
サンプリング制御部33は非通紙領域温度センサ18が非通紙領域温度Tm0.1を採集して且つ一時記憶部24に記憶するように制御した後で、ステップS2−3に移行する。

0084

ステップS2−3:
サンプリング制御部33は通紙領域温度センサ17が通紙領域温度Tctを採集して且つ一時記憶部24に記憶するように制御した後で、ステップS2−4に移行する。

0085

ステップS2−4:
現在の時点tがt+0.1秒に至ってから、ステップS2−5に移行する。

0086

ステップS2−5:
判断部22は現在の時点t=所定の起動時間tp+0.1であるか否かを判断し、t=所定の起動時間tp+0.1である前に、ステップS2−3を繰り返して実行し、t=所定の起動時間tp+0.1である時に、ステップS1−3に移行する。

0087

t=所定の起動時間tp+0.1である時に、通紙領域温度センサ17はすでに通紙領域温度Tc0.1、Tc0.2、……、Tc(tp+0.1)などのTcをそれぞれ複数回採集し、非通紙領域温度センサ18は非通紙領域温度Tm、即ちTm0.1とTm(tp+0.1)を2回採集した。本実施例においては、tp=1.5秒である。そこで、t=1.6秒の時点に、通紙領域温度センサ17はすでに通紙領域温度Tc、即ちTc0.1、Tc0.2、……、Tc1.6を計16回採集し、非通紙領域温度センサ18は非通紙領域温度Tm、即ちTm0.1とTm1.6を計2回採集した。

0088

図7は本発明の実施例1に係る定着ローラ状况の検知の制御方法におけるステップS1−9を示す詳細なフローチャートである。

0089

図7に示すように、本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS1−9は以下のようなステップを備える。即ち、
ステップS3−1:
現在の時点tが1.7秒に至った時に、算出数値mが1にされ、サンプリング回数nが0にリセットされた後で、ステップS3−2に移行する。

0090

ステップS3−2:
サンプリング制御部33は通紙領域温度センサ17がt時点の通紙領域温度Tctを一回採集し、且つ該通紙領域温度Tctを一時記憶部24に記憶するように制御した後で、ステップS3−3に移行する。

0091

ステップS3−3:
通紙領域勾配温度算出部19がt時点の通紙領域勾配温度ΔTct=Tct−Tc(t−1.5)を算出した後で、ステップS3−4に移行する。

0092

ステップS3−4:
判断部22はパラメーター記憶部21から通紙領域勾配温度の閾値ΔT1を読み取り、一時記憶部24からt時点の通紙領域勾配温度ΔTctを採集し、且つ該時点の通紙領域勾配温度ΔTctが通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いか否かを判断し、t時点の通紙領域勾配温度ΔTctが通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高くないと判断すると、ステップS3−8に移行し、t時点の通紙領域勾配温度ΔTctが通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いと判断すると、この時に通紙領域勾配温度ΔTctが連続に通紙領域勾配温度の閾値ΔT1以上になることが発生せず、ステップS3−5に移行する。

0093

ステップS3−5:
算出数値mが0にリセットされ、サンプリング回数n=n+1にされてから、ステップS3−6に移行する。

0094

ステップS3−6:
判断部22はサンプリング回数nが最大サンプリング回数n0に至ったか否かを判断し、最大サンプリング回数n0に至らなかったと判断した時に、ステップS3−7に移行し、最大サンプリング回数nに至ったと判断した時に、ステップS3−11に移行する。

0095

ステップS3−7:
現在の時点がt=t+0.1秒に至った後で、ステップS3−2に戻る。

0096

ステップS3−8:
算出数値がm=m+1にされ、サンプリング回数がn=n+1にされた後で、ステップS3−9に移行する。

0097

ステップS3−9:
判断部22はサンプリング回数nが最大サンプリング回数n0に至ったか否かを判断し、最大サンプリング回数n0に至らなかったと判断した時に、ステップS3−10に移行し、最大サンプリング回数n0に至ったと判断した時に、ステップS3−11に移行する。

0098

ステップS3−10:
現在の時点がt=t+0.1秒に至った後で、ステップS3−2に戻る。

0099

ステップS3−11:
判断部22は、算出数値mが算出数値閾値Mより低くないか否かを判断し、算出数値mが算出数値閾値Mより低くないとの判断結果を得た時に、ステップS1−11に移行し、算出数値mが算出数値閾値Mより低いとの判断結果を得た時に、ステップS1−10に移行する。

0100

ステップS3−7においては、最大サンプリング回数n0を設定する目的は通紙領域温度センサ17が十分な数の点を採集して、判断をさらに精確にすることにある。算出数値閾値Mが普通2〜5回に設定され、判断の精確度を向上するために、t時点の通紙領域勾配温度ΔTctが通紙領域勾配温度の閾値ΔT1より高いか否かを複数回判断する。しかし、算出数値閾値Mを設定する回数が多すぎると、ユーザが待つ時間はより長くなるため、不便である。

0101

図8は本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS1−10を示す詳細なフローチャートである。

0102

図8に示すように、本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS1−10は以下のようなステップを備える。即ち、
ステップS4−1:
給電部12が加熱源11への給電を停止させた後で、ステップS4−2に移行する。

0103

ステップS4−2:
給電部12は待機時間twの後で加熱源11に給電を回復して、加熱源11が再起動され、同時に現在の時点tを0にリセットした後で、ステップS4−3に移行する。

0104

ステップS4−3:
所定の起動時間tp内に、サンプリング制御部33は通紙領域温度センサ17が所定のサンプリング周波数vにより通紙領域温度Tcを採集し、且つそれを一時記憶部24に記憶するように制御した後で、ステップS4−4に移行する。

0105

ステップS4−4:
所定の起動時間tpの後、t=t+0.1である時に、通紙領域勾配温度算出部19は対応する通紙領域勾配温度ΔTcを算出し、且つそれを一時記憶部24に記憶した後で、ステップS1−8に移行する。

0106

ステップS4−2においては、待機時間twは2分より短いように設定されておる。

0107

上記を総括して、t時点の通紙領域勾配温度ΔTctの算出式は以下の通りである。即ち、
t=1.6である場合は通紙領域勾配温度算出式がΔTc1.6=Tc1.6−Tc0.1であり、
t=1.7である場合は通紙領域勾配温度算出式がΔTc1.7=Tc1.7−Tc0.2であり、
t=1.8である場合は通紙領域勾配温度算出式がΔTc1.8=Tc1.8−Tc0.3であり、
……
t=tである場合は中央勾配温度算出式がΔTct=Tct−Tc(t−1.5)である。

0108

t時点に非通紙領域勾配温度ΔTmtの算出式は以下の通りである。即ち、
t=1.6である場合は非通紙領域勾配温度算出式がΔTm1.6=Tm1.6−Tm0.1であり、
t=1.7である場合は非通紙領域勾配温度算出式がΔTm1.7=Tm1.7−Tm0.2であり、
t=1.8である場合は非通紙領域勾配温度算出式がΔTm1.8=Tm1.8−Tm0.3であり、
……
t=tである場合は非通紙領域勾配温度算出式がΔTct=Tmt−Tm(t−1.5)である。

0109

<実施例の作用と効果>
本発明は、定着装置及び画像形成装置に係る。該定着装置においては、通紙領域の勾配温度算出部と非通紙領域の勾配温度算出部が、加熱源を起動する過程に通紙領域の温度と非通紙領域の温度を分けて通紙領域の勾配温度と非通紙領域の勾配温度をそれぞれ算出する。判断部が、非通紙領域の勾配温度と非通紙領域の勾配温度との閾値の関係により、電源の電圧が正常電圧か低電圧かを判断し、低電圧の場合は通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値より大きいかをさらに少なくとも一回行って判断結果を得る。情報生成部が、該判断結果により再起動提示情報を生成し、情報発信部が、該再起動提示情報をユーザに発信しておるので、ユーザが、この情報によって、この時の故障が実際に電源の電圧が低すぎることに起因し、定着装置自身の部材の故障ではないことを知り、ユーザが故障の起因を探して且つ修理を要求することにかかる時間を節約でき、さらにメーカのアフター・メンテナンスのコストの低減を利するようになる。

0110

他方では、判断部は、通紙領域勾配温度が通紙領域勾配温度の閾値未満になる連続回数が予め設定された算出数値閾値より少ないと判断した時に、給電部は加熱源への給電を遮断して且つ加熱源を再起動し、加熱源が再起動された後で電圧が正常に回復すると、定着ローラに電圧が低すぎるため故障が発生する問題を解決できる。こうして、ユーザが、手動しないで故障を解消して、ユーザの待機時間と故障を判断する時間とを節約し、自身で故障の解决と排除を実現するためになる。

0111

実施例1においては、通紙領域勾配温度ΔTcと通紙領域勾配温度の閾値ΔT1との判断法が採用されておるが、勾配温度差分ΔTcmと勾配温度差分閾値ΔT2との判断法を採用しても良い。実施例2において実施例1と同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。

0112

図9は本発明の実施例2に係る定着装置を示すブロック図である。

0113

図9に示すように、実施例2の定着装置50は、定着ローラ29、加熱源11、加圧ローラ16、給電部12、通紙領域温度センサ17、非通紙領域温度センサ18、通紙領域勾配温度算出部19、非通紙領域勾配温度算出部20、パラメーター記憶部51、判断部52、一時記憶部24、情報生成部23、情報送信部27、差分算出部34、及び上記各部材の運行を制御する定着制御部28などを含む。

0114

差分算出部34は、加熱源が起動されておる過程においてt時点の通紙領域勾配温度ΔTctと非通紙領域勾配温度ΔTmtとの差分の絶対値を勾配温度差分ΔTcmtとして算出し、即ち、ΔTcmt=|ΔTct−ΔTmt|である。勾配温度差分ΔTcmの算出式は以下の通りである。即ち、
t=1.6である場合は勾配温度差分算出式ΔTcm1.6=|ΔTc1.6−ΔTm1.6|
t=1.7である場合は勾配温度差分算出式ΔTcm1.7=|ΔTc1.7−ΔTm1.7|
t=1.8である場合は勾配温度差分算出式ΔTcm1.8=|ΔTc1.8−ΔTm1.8|
……
t=tである場合は勾配温度差分算出式ΔTcmt=|ΔTct−ΔTmt|
パラメーター記憶部51は予め設定された通紙領域勾配温度の閾値ΔT1、勾配温度差分閾値ΔT2、算出数値閾値M、所定のサンプリング周波数v、所定の起動時間tp、最大サンプリング回数n0、及び待機時間twなどのパラメーターを記憶する。

0115

勾配温度差分閾値ΔT2は加熱源11が110%の所定電圧(例えば、220V〜264V)で起動された場合は紙巻きが発生した定着ローラ29の勾配温度差分ΔTcm、または加熱源11が85%の所定電圧(例えば、170V〜204V)で起動された場合は紙巻きが発生しない定着ローラ29の勾配温度差分ΔTcmに基づいて設定されておる。

0116

所定のサンプリング周波数vは、通紙領域温度センサ17と非通紙領域温度センサ18とのサンプリング周波数、通常10Hzであり、即ち、加熱源11が起動される過程において、0.1秒ごとに通紙領域温度センサ17が通紙領域温度Tcを一回採集し、同時に非通紙領域温度センサ18も非通紙領域温度Tmを一回採集して得るものである。

0117

判断部52は非通紙領域勾配温度ΔTmが非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高いか否かを判断するだけではなく、通紙領域勾配温度ΔTcmが通紙領域勾配温度の閾値ΔT2より高いか否か、算出数値mが算出数値閾値Mより高いか否か、サンプリング回数が最大のサンプリング回数n0に至るか否かを判断するし、そして上記判断結果に基づいて定着ローラ50の関連部分を制御する。

0118

図10は本発明の実施例2に係る定着ローラ状况の検知の制御方法を示すフローチャートである。

0119

図10に示すように、本発明の実施例2に係る定着ローラの状况の検知の制御方法は、以下のようなステップを含む。即ち、
ステップS6−1:
画像形成装置1の電源26がオンにされる場合またはスタンバイ状態にある画像形成装置1を呼び出した場合は、給電部12は加熱源11に給電した後で、ステップS6−2に移行する。

0120

ステップS6−2:
所定の起動時間tp内に、サンプリング制御部33は、通紙領域温度センサ17が所定のサンプリング周波数vにより通紙領域温度Tcを採集するように制御し、且つ非通紙領域温度センサ18が所定のサンプリング周波数vにより非通紙領域温度Tmを採集するように制御して、且つこれらのデータを一時記憶部24に記憶した後で、ステップS6−3に移行する。

0121

ステップS6−3:
t=tp+0.1である場合は、サンプリング制御部33は、非通紙領域温度センサ18が非通紙領域温度Tm(tp+0.1)を一回採集するように制御し、且つ通紙領域温度センサ17が通紙領域温度Tc(tp+0.1)を一回採集するように制御し、且つ非通紙領域温度Tm(tp+0.1)と通紙領域温度Tc(tp+0.1)を一時記憶部24に記憶し、所定の起動時間tpの後で、通紙領域勾配温度算出部19と端部温度勾配温度算出部20とは、それぞれ算出tp+0.1の時点の通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)と非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)を算出して、且つそれを一時記憶部24に記憶した後で、差分算出部34はtp+0.1である場合の勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)を算出し、且つそれを一時記憶部24に記憶した後で、ステップS6−4に移行する。

0122

ステップS6−4:
判断部52は、パラメーター記憶部51から非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3を読み取り、一時記憶部24から非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)を読み取り、且つ非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)が非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高いか否かを判断し、非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)が非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高いと判断すると、この時に電源26が提供した実際電圧が正常電圧であり、ステップS6−5に移行し、非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)が非通紙領域勾配温度の閾値ΔT3より高くないと判断すると、この時に電源26が提供した実際電圧が低すぎ、ステップS6−8に移行する。

0123

ステップS6−5:
判断部52はパラメーター記憶部51から勾配温度差分の閾値ΔT2を読み取り、一時記憶部24から勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)を読み取り、且つ勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)が勾配温度差分の閾値ΔT2より高いか否かを判断し、勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)が勾配温度差分の閾値ΔT2より高くないと判断すると、この時に通紙領域31に紙巻きなどの故障が発生する可能があり、ステップS6−6に移行し、勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)が勾配温度差分の閾値ΔT2より高いと判断すると、この時に通紙領域31に紙巻きが発生しなく、ステップS6−7に移行する。

0124

ステップS6−6:
判断部52は現在の定着ローラ29に致命的な故障(SC)が発生したと判定し、給電部12が加熱源11への給電を停止させ、同時に情報生成部23は紙巻き故障が発生するためユーザが修理を要求する修理の提示情報を生成し、情報送信部27は該修理の提示情報を表示装置7に送信して表示をした後で、終了状態になる。

0125

ステップS6−7:
給電部12は、スタンバイ状態になるまでに加熱源11に引き続き給電する。

0126

ステップS6−8:
判断部52はパラメーター記憶部51から勾配温度差分の閾値ΔT2を読み取り、一時記憶部24から勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)を読み取り、且つ勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)が勾配温度差分の閾値ΔT2より高いか否かを判断し、勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)が勾配温度差分の閾値ΔT2より高くないと判断すると、この時に通紙領域31に紙巻きなどの故障が発生する可能があり、ステップS6−9に移行し、勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)が勾配温度差分の閾値ΔT2より高いと判断すると、この時に通紙領域31に紙巻きが発生しなく、ステップS6−7に移行する。

0127

ステップS6−9:
判断部52は、引き続き勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)が勾配温度差分の閾値ΔT2より高いか否かを連続的に複数回判断し、勾配温度差分ΔTcm(tp+0.1)が連続に勾配温度差分の閾値ΔT2より低くない回数を算出数値mとして計数し、且つ該算出数値mを一時記憶部24に記憶し、判断部52は引き続き一時記憶部24から算出数値mを採集し、パラメーター記憶部51から算出数値閾値Mを採集し、且つ算出数値mが算出数値閾値Mより低くないか否かを判断し、算出数値mが算出数値閾値Mより低くないとの判断結果を得た場合は、ステップS6−11に移行し、算出数値mが算出数値閾値Mより低いとの判断結果を得た場合は、ステップS6−10に移行する。

0128

ステップS6−10:
給電部12は、加熱源11に給電を停止させ、且つ待機時間twの後で加熱源11への給電を回復して、加熱源11が再起動されるようにし、且つステップS1−8に戻る。

0129

ステップS6−11:
情報生成部23は、算出数値mが算出数値閾値Mより低くないとの判断結果によって現在の電圧が低すぎると判定し、電源26の電圧が低すぎるためユーザが画像形成装置1を再起動する必要となる再起動提示情報を生成し、情報送信部27は該再起動提示情報を表示装置7に送信して表示した後で、終了状態になる。

0130

図11は本発明の実施例2に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS6−2を示す詳細なフローチャートである。

0131

図11に示すように、本発明の実施例1に係る定着ローラの状况の検知の制御方法におけるステップS6−2は以下のようなステップを含む。即ち、
ステップS7−1:
t=0.1秒の時点に、即ち、tは、通紙領域温度センサ17と非通紙領域温度センサ18とが第1のサンプリングを採集する時間に至った後で、ステップS7−2に移行する。

0132

ステップS7−2:
通紙領域温度センサ17と非通紙領域温度センサ18とは所定のサンプリング周波数vによってそれぞれ通紙領域温度Tcと非通紙領域温度Tmを採集し、採集した通紙領域温度Tcと非通紙領域温度Tmを一時記憶部24に記憶した後で、ステップS7−3に移行する。

0133

ステップS7−3:
現在の時点tがt+0.1秒に至った後で、ステップS7−4に戻る。

0134

ステップS7−4:
判断部52は現在の時点t=所定の起動時間tp+0.1であるか否かを判断し、t=所定の起動時間tp+0.1である前に、ステップS7−2を繰り返して実行し、t=所定の起動時間tp+0.1である時に、ステップS6−3に移行する。

0135

図12は本発明の実施例2に係る定着ローラ状况の検知の制御方法におけるステップS6−9を示す詳細なフローチャートである。

0136

図12に示すように、本発明の実施例2に係る定着ローラ状况の検知の制御方法におけるステップS6−9は以下のようなステップを含む。即ち、
ステップS8−1:
現在の時点tが1.7秒至った時に、算出数値mが1にされ、サンプリング回数nが0にリセットされた後で、ステップS8−2に移行する。

0137

ステップS8−2:
サンプリング制御部33は通紙領域温度センサ17がt時点の通紙領域温度Tctを一回採集し、且つ該通紙領域温度Tctを一時記憶部24に記憶するように制御し、同時に非通紙領域温度センサ18がt時点の非通紙領域温度Tmtを一回採集し、且つ該非通紙領域温度Tmtを一時記憶部24に記憶するように制御した後で、ステップS8−3に移行する。

0138

ステップS8−3:
通紙領域勾配温度算出部19がt時点の通紙領域勾配温度ΔTct=Tct−Tc(t−1.5)を算出し、非通紙領域勾配温度算出部20がt時点の非通紙領域勾配温度ΔTmt=Tmt−Tm(t−1.5)を算出し、差分算出部34がt時点の勾配温度差分ΔTcmtを算出した後で、ステップS8−4に移行する。

0139

ステップS8−4:
判断部52はパラメーター記憶部51から勾配温度差分の閾値ΔT2を読み取り、一時記憶部24からt時点の勾配温度差分ΔTcmtを読み取り、且つ該時点の勾配温度差分ΔTcmtが勾配温度差分の閾値ΔT2より高いか否かを判断し、t時点の勾配温度差分ΔTcmtが勾配温度差分の閾値ΔT2より高くないと判断すると、ステップS8−8に移行し、t時点の勾配温度差分ΔTcmtが勾配温度差分の閾値ΔT2より高いと判断すると、この時、通紙領域勾配温度ΔTctが連続に通紙領域勾配温度の閾値ΔT1以上になることが発生されなかったになり、ステップS8−5に移行する。

0140

ステップS8−5:
算出数値mが0にリセットされ、サンプリング回数n=n+1にされてから、ステップS8−6に移行する。

0141

ステップS8−6:
判断部52はサンプリング回数nが最大サンプリング回数n0に至ったか否かを判断し、最大サンプリング回数n0に至らなかったと判断した時に、ステップS8−7に移行し、最大サンプリング回数n0に至ったと判断した時に、ステップS8−11に移行する。

0142

ステップS8−7:
現在の時点がt=t+0.1秒に至った後で、ステップS8−2に戻る。

0143

ステップS8−8:
算出数値がm=m+1にされ、サンプリング回数がn=n+1にされた後で、ステップS9−9に移行する。

0144

ステップS8−9:
判断部52はサンプリング回数nが最大サンプリング回数n0に至ったか否かを判断し、最大サンプリング回数n0に至らなかったと判断した時に、ステップS8−10に移行し、最大サンプリング回数n0に至ったと判断した時に、ステップS8−11に移行する。

0145

ステップS8−10:
現在の時点がt=t+0.1秒に至った後で、ステップS8−2に戻る。

0146

ステップS8−11:
判断部52は、算出数値mが算出数値閾値Mより低くないか否かを判断し、算出数値mが算出数値閾値Mより低くないとの判断結果を得ている時に、ステップS6−11に移行し、算出数値mが算出数値閾値Mより低いとの判断結果を得ている時に、ステップS6−10に移行する。

0147

図13は本発明の実施例2に係る定着ローラ状况の検知の制御方法におけるステップS6−10を示す詳細なフローチャートである。

0148

図13に示すように、本発明の実施例2に係る定着ローラ状况の検知の制御方法におけるステップS6−10は以下のようなステップを含む。即ち、
ステップS9−1:
給電部12が加熱源11への給電を停止させた後で、ステップS9−2に移行する。

0149

ステップS9−2:
給電部12は待機時間twの後で加熱源11への給電を回復して、加熱源11が再起動され、同時に現在の時点tを0にリセットした後で、ステップS9−3に移行する。

0150

ステップS9−3:
所定の起動時間tp内に、サンプリング制御部33は通紙領域温度センサ17が所定のサンプリング周波数vにより通紙領域温度Tcを採集し、且つ非通紙領域温度センサ18が所定のサンプリング周波数vにより非通紙領域温度Tmを採集し、且つそれを一時記憶部24に記憶した後で、ステップS9−4に移行する。

0151

ステップS9−4:
所定の起動時間tpの後、t=t+0.1である時に、通紙領域勾配温度算出部19は対応する通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)を算出し、且つ非通紙領域勾配温度算出部20は対応する非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)を算出し、且つ差分算出部34は通紙領域勾配温度ΔTc(tp+0.1)と非通紙領域勾配温度ΔTm(tp+0.1)とによってΔTcm(tp+0.1)を算出して、それを一時記憶部24に記憶した後で、ステップS6−8に移行する。

実施例

0152

<実施例の作用と効果>
本実施例に係る定着装置及び画像形成装置によれば、勾配温度差分ΔTcmと勾配温度差分の閾値ΔT2の判断法が用いられ、判断時に同一時点の通紙領域勾配温度と非通紙領域勾配温度を同時に判断するため、判断の精確度が向上する。

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