図面 (/)

技術 車両の充電口構造

出願人 三菱自動車工業株式会社
発明者 尾藤照敏
出願日 2013年10月16日 (6年8ヶ月経過) 出願番号 2013-215823
公開日 2015年4月23日 (5年2ヶ月経過) 公開番号 2015-077890
状態 特許登録済
技術分野 車両の推進装置の配置または取付け 車両の電気的な推進・制動
主要キーワード 高電圧用ケーブル 充電ソケット 活電部 容器型 家庭用コンセント 専用充電器 リッドロック 回転アクチュエータ
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年4月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (9)

課題

一つのロック部材によりリッドロック充電コネクタのロックを行う。

解決手段

電磁アクチュエータ32により、ロックピン33を軸方向の上側に駆動することで、ロックピン33の上端部を引っ掛け部34に係合させてリッド5の閉じ状態のロックを行い、ロックピン33を軸方向の下側に駆動することで、ロックピン33の下端部を普通充電コネクタ側に係合し、接続状態のロックを行う。

概要

背景

電気モータにより走行する電気自動車や、電気モータ及びエンジンの併用により走行するハイブリッド自動車が種々開発されている。電気自動車やハイブリッド自動車にはバッテリ等の蓄電手段が設けられ、蓄電手段に蓄えられた電力により電気モータが駆動される。電気自動車やハイブリッド自動車に搭載された蓄電手段は、車外充電施設家庭商用電源充電専用施設電源)から供給される電力により充電される。

蓄電手段の充電は、充電ソケットを介して充電コネクタ充電ガン)から電力が供給されることで実施される。このため、車両の車体には充電口給電充電口)の開口部(凹部)が形成され、開口部に充電ソケットが配され充電開口部とされている。充電開口部はリッドにより開閉され、リッドの開閉により充電口の外部に対する開放遮断を行っている。

リッドは、例えば、電磁アクチュエータを駆動させてリッドロックピン閉動作させることで閉じ状態が固定される(ロックされる)。車室内からの操作で電磁アクチュエータを駆動させてリッドロックピンを開動作させることでロックが外され、リッドの開動作が可能になる。

電気自動車やハイブリッド自動車の蓄電手段は、充電開口部が開かれた状態で充電ソケットに充電ガンが接続されることで充電が実施される。電気自動車やハイブリッド自動車の蓄電手段への充電は、ガソリン車給油に比べて長時間を要するため、充電状態で車両を放置することも想定される。このため、充電ガンが充電ソケットから外されて充電ガンや電力が盗難される虞があり、また、充電ガンが充電ソケットから外されて充電口の活電部が外部に臨む虞があった。

このため、充電ガンが充電ソケットに接続されている際に、充電ガンの接続状態を固定する(ロックする)ロック装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1で提案されている技術は、係止爪を用いて充電ガンを充電ソケットに接続・固定した際に、係止爪の位置をロックピン規制することで係止爪の移動を規制し、充電ガンの抜き外し動作を阻止している。

特許文献1で開示された技術は、一つのアクチュエータによりリッドを固定するためのリッドロックピンと、充電ガンの係止爪の位置を規制して充電ガンの抜き外し動作を阻止するロックピンとを駆動している。このため、リッドのロックと充電ガンのロックとを一つのアクチュエータで行うことができる。

しかし、リッドをロックするためのリッドロックピン、及び、充電ガンをロックするためのロックピンが充電口(給電充電口)に配されることになるため、充電口を小さくするには限度があるのが現状であった。

概要

一つのロック部材によりリッドのロックと充電コネクタのロックを行う。電磁アクチュエータ32により、ロックピン33を軸方向の上側に駆動することで、ロックピン33の上端部を引っ掛け部34に係合させてリッド5の閉じ状態のロックを行い、ロックピン33を軸方向の下側に駆動することで、ロックピン33の下端部を普通充電コネクタ側に係合し、接続状態のロックを行う。

目的

本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、一つのロック部材によりリッドのロックと充電コネクタのロックを行うことができる車両の充電口構造を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

車体の凹部に配され車両の蓄電手段につながると共に、外部電源からの電力を前記蓄電手段へ供給する充電コネクタに接続される充電用ソケットと、前記凹部を開閉するリッドと、前記リッドが閉じられた際は前記リッド側に係合して前記リッドの閉じ状態を固定する一方、前記リッド側との係合が解除された状態で、前記ソケットに前記充電コネクタが接続された際は前記充電コネクタ側に係合して前記充電コネクタの接続状態を固定する一つのロック部材とを備えたことを特徴とする車両の充電口構造

請求項2

請求項1に記載の車両の充電口構造において、前記ロック部材は、電磁アクチュエータにより軸方向に往復動されるロックピンであり、前記ロックピンが一方向に駆動された際に前記ロックピンの一端側が前記リッド側に係合し、前記ロックピンが前記一方向と異なる他方向に駆動された際に前記ロックピンの他端側が前記充電コネクタ側に係合することを特徴とする車両の充電口構造。

請求項3

請求項1もしくは請求項2に記載の車両の充電口構造において、前記車体の凹部に配され前記蓄電手段につながると共に、前記ソケットに対し大径の第2ソケットが更に備えられ、前記ソケット及び前記第2ソケットは、一方向に並んで配され、前記ロック部材は、前記ソケットに隣接すると共に、前記第2ソケットと前記並び方向でオーバーラップするスペースに配されていることを特徴とする車両の充電口構造。

請求項4

請求項3に記載の車両の充電口構造において、前記第2ソケットに入力される電力量は、前記ソケットに入力される電力量よりも大きな電力量であることを特徴とする車両の充電口構造。

請求項5

請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両の充電口構造において、前記リッドには、前記ロック部材が係合するロック部材係合部が形成され、前記ロック部材係合部は、前記リッドが開いている際に部品の保持が行える部品保持部とされていることを特徴とする車両の充電口構造。

技術分野

0001

本発明は、充電プラグを備えた部位がリッドにより開閉される車両の充電口構造に関する。

背景技術

0002

電気モータにより走行する電気自動車や、電気モータ及びエンジンの併用により走行するハイブリッド自動車が種々開発されている。電気自動車やハイブリッド自動車にはバッテリ等の蓄電手段が設けられ、蓄電手段に蓄えられた電力により電気モータが駆動される。電気自動車やハイブリッド自動車に搭載された蓄電手段は、車外充電施設家庭商用電源充電専用施設電源)から供給される電力により充電される。

0003

蓄電手段の充電は、充電ソケットを介して充電コネクタ充電ガン)から電力が供給されることで実施される。このため、車両の車体には充電口給電充電口)の開口部(凹部)が形成され、開口部に充電ソケットが配され充電開口部とされている。充電開口部はリッドにより開閉され、リッドの開閉により充電口の外部に対する開放遮断を行っている。

0004

リッドは、例えば、電磁アクチュエータを駆動させてリッドロックピン閉動作させることで閉じ状態が固定される(ロックされる)。車室内からの操作で電磁アクチュエータを駆動させてリッドロックピンを開動作させることでロックが外され、リッドの開動作が可能になる。

0005

電気自動車やハイブリッド自動車の蓄電手段は、充電開口部が開かれた状態で充電ソケットに充電ガンが接続されることで充電が実施される。電気自動車やハイブリッド自動車の蓄電手段への充電は、ガソリン車給油に比べて長時間を要するため、充電状態で車両を放置することも想定される。このため、充電ガンが充電ソケットから外されて充電ガンや電力が盗難される虞があり、また、充電ガンが充電ソケットから外されて充電口の活電部が外部に臨む虞があった。

0006

このため、充電ガンが充電ソケットに接続されている際に、充電ガンの接続状態を固定する(ロックする)ロック装置が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1で提案されている技術は、係止爪を用いて充電ガンを充電ソケットに接続・固定した際に、係止爪の位置をロックピン規制することで係止爪の移動を規制し、充電ガンの抜き外し動作を阻止している。

0007

特許文献1で開示された技術は、一つのアクチュエータによりリッドを固定するためのリッドロックピンと、充電ガンの係止爪の位置を規制して充電ガンの抜き外し動作を阻止するロックピンとを駆動している。このため、リッドのロックと充電ガンのロックとを一つのアクチュエータで行うことができる。

0008

しかし、リッドをロックするためのリッドロックピン、及び、充電ガンをロックするためのロックピンが充電口(給電充電口)に配されることになるため、充電口を小さくするには限度があるのが現状であった。

先行技術

0009

特開2011−256576号公報

発明が解決しようとする課題

0010

本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、一つのロック部材によりリッドのロックと充電コネクタのロックを行うことができる車両の充電口構造を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の車両の充電口構造は、車体の凹部に配され車両の蓄電手段につながると共に、外部電源からの電力を前記蓄電手段へ供給する充電コネクタに接続される充電用ソケットと、前記凹部を開閉するリッドと、前記リッドが閉じられた際は前記リッド側に係合して前記リッドの閉じ状態を固定する一方、前記リッド側との係合が解除された状態で、前記ソケットに前記充電コネクタが接続された際は前記充電コネクタ側に係合して前記充電コネクタの接続状態を固定する一つのロック部材とを備えたことを特徴とする。

0012

請求項1に係る本発明では、一つのロック部材で、リッドの閉じ状態を固定する一方、充電コネクタの接続状態を固定するので、一つのロック部材によりリッドのロックと充電ガンのロックを行うことができる。

0013

この結果、リッド及び充電コネクタのロック機構を備えた充電口を小さくすることができ、車体のデザインの自由度を増すことができる。

0014

そして、請求項2に係る本発明の車両の充電口構造は、請求項1に記載の車両の充電口構造において、前記ロック部材は、電磁アクチュエータにより軸方向に往復動されるロックピンであり、前記ロックピンが一方向に駆動された際に前記ロックピンの一端側が前記リッド側に係合し、前記ロックピンが前記一方と異なる他方向に駆動された際に前記ロックピンの他端側が前記充電コネクタ側に係合することを特徴とする。

0015

請求項2に係る本発明では、ロックピンを軸方向に往復移動させることで、ロックピンの一端側でリッドの閉じ状態をロックすることができ、ロックピンの他端側で充電コネクタの接続状態をロックすることができるので、充電口を更に小さくすることができる。

0016

また、請求項3に係る本発明の車両の充電口構造は、請求項1もしくは請求項2に記載の車両の充電口構造において、前記車体の凹部に配され前記蓄電手段につながると共に、前記ソケットに対し大径の第2ソケットが更に備えられ、前記ソケット及び前記第2ソケットは、一方向に並んで配され、前記ロック部材は、前記ソケットに隣接すると共に、前記第2ソケットと前記並び方向でオーバーラップするスペースに配されていることを特徴とする。

0017

請求項3に係る本発明では、ソケットと大径の第2ソケットが並んで配され、例えば、ソケットに隣接する範囲で第2ソケットの径と並び方向でオーバーラップするスペース、即ち、ソケットの上側のスペースにロック部材が配されるので、ロック部材を配するためのスペースを専用で確保する必要がなく、径が異なるソケットと第2ソケットを備えた際のスペースを有効に利用することができる。

0018

また、請求項4に係る本発明の車両の充電口構造は、請求項3に記載の車両の充電口構造において、前記第2ソケットに入力される電力量は、前記ソケットに入力される電力量よりも大きな電力量であることを特徴とする。

0019

請求項4に係る本発明では、専用の充電施設から供給される大きな電力量での充電が可能な第2ソケット、例えば、高電圧急速充電が可能な設備から延びる充電コネクタが接続される急速充電用ソケットと、家庭の商用の電力量での充電が可能なソケット、例えば、低電圧家庭用コンセントからの充電コネクタが接続される普通充電用ソケットとを備えることができる。そして、普通充電用ソケットに隣接した位置にロック部材が設けられるので、充電に長時間を要する普通充電用の充電コネクタの接続をロックできて、充電ガンや電力の盗難が防止できる。

0020

また、請求項5に係る本発明の車両の充電口構造は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両の充電口構造において、前記リッドには、前記ロック部材が係合するロック部材係合部が形成され、前記ロック部材係合部は、前記リッドが開いている際に部品の保持が行える部品保持部とされていることを特徴とする。

0021

請求項5に係る本発明では、ロック部材係合部が部品保持部とされているので、リッドが開いている際に、ソケット(第2ソケット)の中蓋や充電コネクタをロック部材係合部に保持させることができる。

発明の効果

0022

本発明の車両の充電口構造は、一つのロック部材によりリッドのロックと充電コネクタのロックを行うことが可能になる。

図面の簡単な説明

0023

本発明の一実施例に係る車両の充電口構造を備えた自動車外観図である。
充電口の具体的な構成説明図である。
充電口の具体的な構成説明図である。
充電口の正面図である。
車両の充電口構造の動作説明図である。
車両の充電口構造の動作説明図である。
本発明の他の実施例に係るリッドの外観図である。
本発明の他の実施例に係るロック機構の正面図である。

実施例

0024

図1から図4に基づいて車両の充電口構造の構成を具体的に説明する。

0025

図1には本発明の一実施例に係る車両の充電口構造(給電充電口構造)を備えた自動車の全体の外観を示してある。図2図3には充電口の具体的な構成の説明を示してあり、図2は充電コネクタが挿入されていない状態、図3(a)は家庭の商用電源につながる普通充電コネクタが普通充電用ソケットに挿入された状態、図3(b)は充電スタンド等の急速充電用の電源につながる急速充電コネクタが急速充電用ソケットに挿入された状態である。また、図4には普通充電用ソケット及び急速充電用ソケットの配置を説明する充電口の正面視の状態を示してある。

0026

図1に示すように、車両1のリヤサイドアウタパネルアウタパネル)2には開口部3が形成され、開口部3の内側には凹部4が形成されている。アウタパネル2の開口部3にはリッド5が開閉自在に備えられ、リッド5を開くことにより凹部4が外部に臨むようになっている。

0027

図2から図4に示すように、凹部4は、矩形の底面と底面の周囲の壁面を備えた容器型の形状とされ、底面にはソケットとしての普通充電用ソケット7、及び、第2ソケットとしての急速充電用ソケット8が並んで設けられている。普通充電用ソケット7、及び、急速充電用ソケット8は車両1の蓄電手段につながっている。

0028

図3(a)に示すように、普通充電用ソケット7は、未使用時にはキャップ9が被せられ、充電時には、キャップ9が外されて普通充電コネクタ11(普通充電ガン)が挿入される。普通充電コネクタ11は、低電圧用ケーブル12の一端側に設けられ、低電圧用ケーブル12の他端側は、家庭用電源(家庭用コンセント)に接続される。このため、普通充電用ソケット7には、普通充電コネクタ11を介して低電圧の電力が給電される。

0029

普通充電コネクタ11は、グリップ部21及び円筒状の装着部22が形成され、装着部22が普通充電用ソケット7に挿入されて接続端子が接続される。装着部22の外周部位には係止爪23が設けられ、装着部22が普通充電用ソケット7に挿入された際に、係止爪23は普通充電用ソケット7の係止部に係止される。これにより、普通充電コネクタ11の抜け外れが防止される。

0030

つまり、係止爪23は基端側がグリップ部21に延びて配され、基端側に操作部24が備えられている。係止爪23と操作部24の間の中央部が普通充電コネクタ11の本体に回動自在に支持され、係止爪23は装着部22側に回動付勢されている。操作部24を操作して付勢力に抗して係止爪23を操作部24の反対側に回動させることにより、普通充電用ソケット7の係止部に対する係止爪23の係止を解除することができる。

0031

一方、図3(b)に示すように、急速充電用ソケット8は、未使用時にはキャップ10が被せられ、充電時には、キャップ10が外されて急速充電コネクタ15(急速充電ガン)が挿入される。急速充電コネクタ15は、高電圧用ケーブル16の一端側に設けられ、高電圧用ケーブル16の他端側は、専用充電施設の車両専用充電器に接続される。車両専用充電器は、例えば、三相交流高電圧直流に変換して出力する機器である。このため、急速充電用ソケット8には、急速充電コネクタ15を介して高電圧の電力が給電される。

0032

本実施例の充電口構造では、専用の充電施設から供給される大きな電力量での充電が可能な(高電圧の急速充電が可能な設備から延びる急速充電コネクタ15が接続される)急速充電用ソケット8と、家庭の商用の電力量での充電が可能な(低電圧の家庭用コンセントからの普通充電コネクタ11が接続される)普通充電用ソケット7とを備えることができる。

0033

尚、急速充電コネクタ15の具体的な構成の説明は省略してある。

0034

図2から図4に示すように、普通充電用ソケット7の上側にはロック機構31が設けられ、ロック機構31には電磁アクチュエータ32の駆動により上下方向に往復移動するロックピン33(ロック部材)が備えられている。リッド5の裏面側には、リッド5が閉じられた際にロックピン33の上端部(一端側)が係合する引っ掛け部34(ロック部材係合部)が設けられている。

0035

詳細は後述するが、リッド5が閉じられた際に、ロックピン33が上方に駆動されることにより、引っ掛け部34にロックピン33が係合する。これにより、リッド5の閉状態がロックされ、リッド5を開くことができない状態になる。

0036

普通充電用ソケット7に普通充電コネクタ11が挿入されて係止爪23が普通充電用ソケット7の係止部に係止された際に、ロックピン33が下方に駆動されることにより、係止爪23がロックピン33の下端部(他端側)に押圧される。即ち、ロックピン33の他端側が係止爪23(充電コネクタ側)に係合する。これにより、係止爪23の係止部への係止が維持されて、普通充電用ソケット7に対する普通充電コネクタ11の挿入状態がロックされ、普通充電コネクタ11を抜き外すことができない状態になる。

0037

普通充電用ソケット7に普通充電コネクタ11を挿入して充電を実施する場合、リッド5が開かれた状態で普通充電コネクタ11が差し込まれる。普通充電コネクタ11は、例えば、家庭用電源(家庭用コンセント)につながっているため、充電に長時間を要するため、充電状態で車両を放置することも想定される。

0038

本実施例では、ロック機構31のロックピン33により普通充電用ソケット7に対する普通充電コネクタ11の挿入状態がロックされ、普通充電コネクタ11を抜き外すことができない状態になっているので、普通充電コネクタ11が盗難されたり、電力が盗難されたりすることがない。また、充電口の活電部が外部に臨むことがないので、誤って活電部に触れることがなくなる。

0039

図4に示すように、普通充電用ソケット7及び急速充電用ソケット8は、車両の前後方向(図中左右方向:一方向)に並設されている。急速充電用ソケット8は、普通充電用ソケット7よりも大径となっており、車両の前後方向で下側の外周縁が揃えられている。つまり、普通充電用ソケット7及び急速充電用ソケット8は、下側の縁の高さが同じ高さ位置に揃えられた状態で(並び方向で外周縁が揃えられた状態で)一方向に並設されている。

0040

普通充電用ソケット7の上側にはロック機構31が設けられている。つまり、車両の前後方向(図中左右方向:並び方向)の普通充電用ソケット7の範囲Hで、急速充電用ソケット8の直径rとオーバーラップするスペースSに、ロック機構31(ロックピン33)が設けられている。このため、ロック機構31(ロックピン33)を配するためのスペースを専用で確保する必要がなく、直径が異なる普通充電用ソケット7と急速充電用ソケット8を備えた際のスペースを有効に利用することができる。

0041

尚、普通充電用ソケット7及び急速充電用ソケット8は、車両の前後方向に限らず、車両の上下方向に並設されてもよい。その場合、ロック機構31は、普通充電用ソケット7の左右どちらかの隣接する位置で、急速充電用ソケット8の直径rに上下方向でオーバーラップするスペースに設けられる。

0042

図5図6に基づいて車両の充電口構造の動作を具体的に説明する。

0043

図5にはリッドが閉じられた状態の断面を示してある。図6にはリッドが開いている状態の断面を示してあり、図6(a)は普通充電コネクタ11が挿入されていない状態、図6(b)は普通充電コネクタ11がロックされた状態である。

0044

図5に示すように、リッド5が閉じられた状態は、電磁アクチュエータ32によりロックピン33を上方に駆動させ、ロックピン33の上端部を引っ掛け部34に係合させる。これにより、リッド5の閉状態がロックされ、リッド5を外から開くことができない状態になる。

0045

リッド5を開く場合、図6(a)に示すように、電磁アクチュエータ32によりロックピン33を中立位置に駆動させ、ロックピン33の上端部を引っ掛け部34から外す。これにより、リッド5のロックが解除され、リッド5を外から開くことができる状態になる。

0046

リッド5を開いて、例えば、普通充電コネクタ11により充電を行う場合、ロックピン33が中立位置に駆動されている図6(a)に示した状態で、普通充電コネクタ11を普通充電用ソケット7に挿入して接続状態にし、普通充電用ソケット7の係止部に普通充電コネクタ11の係止爪23を係止させる。

0047

普通充電コネクタ11を普通充電用ソケット7に挿入した後、図6(b)に示すように、電磁アクチュエータ32によりロックピン33を下方に駆動させ、ロックピン33の下端部で普通充電コネクタ11の係止爪23を押圧する。これにより、係止爪23の係止部への係止が維持されて、普通充電用ソケット7に対する普通充電コネクタ11の挿入状態(接続状態)がロックされ、普通充電コネクタ11を抜き外すことができない状態になる。

0048

従って、一つのロックピン33を軸方向に往復移動させることで、リッド5の閉じ状態のロックを行う一方、普通充電コネクタ11の接続状態のロックを行うことができ、リッド5及び普通充電コネクタ11のロック機構を備えた充電口を小さくすることができ、車体のデザインの自由度を増すことができる。

0049

図7に基づいてロック部材係合部の他の実施例を説明する。

0050

図7には本発明の他の実施例に係るリッドの外観を示してあり、図7(a)は部品保持部にキャップが保持された状態、図7(b)は部品保持部に充電コネクタが保持された状態である。

0051

図7に示すように、リッド5の裏面側には、ロック部材係合部38が設けられている。ロック部材係合部38は、リッド5が閉じられた際にロックピン33の上端部(一端側)が係合する引っ掛け部39と、幅方向延長された部品保持部40とで構成されている。

0052

普通充電用ソケット7で充電が行われる場合、図7(a)に示すように、ロック部材係合部38には、普通充電用ソケット7のキャップ9が保持される。図示は省略したが、急速充電用ソケット8で充電が行われる場合には、ロック部材係合部38には、急速充電用ソケット8のキャップ10が保持される。

0053

また、リッド5を開いて普通充電用ソケット7のキャップ9の取り外し作業を行っている間、図7(b)に示すように、ロック部材係合部38には、普通充電コネクタ11が保持される。図示は省略したが、急速充電用ソケット8のキャップ10の取り外し作業を行っている間は、ロック部材係合部38には、急速充電コネクタ15が保持される。

0054

図8に基づいてロック機構の他の実施例を説明する。

0055

図8には本発明の他の実施例に係るロック機構の正面視の状態を示してある。尚、図4に示した部材と同一部材には同一符号を付してある。

0056

普通充電用ソケット7の上側にはロック機構41が設けられ、ロック機構41には回転アクチュエータ42が備えられている。回転アクチュエータ42は図中の紙面に垂直な軸周りで回転する回動部43を有し、回動部43の縁部にロックピン44が固定されている。

0057

リッド5が閉じられた状態で、回転アクチュエータ42によりロックピン44が上部に位置するように回動部43が駆動されると、引っ掛け部34にロックピン44が係合する。これにより、リッド5の閉状態がロックされる。リッド5を開く場合、回転アクチュエータ42によりロックピン44が横部に位置するように回動部43が駆動されると、引っ掛け部34からロックピン44が外れてリッド5のロックが解除される。

0058

この状態で普通充電コネクタ11が接続されると、普通充電用ソケット7の係止部に普通充電コネクタ11の係止爪23が係止する。回転アクチュエータ42によりロックピン44が下方に位置するように回動部43が駆動されると、ロックピン44が普通充電コネクタ11の係止爪23を押圧する。これにより、係止爪23の係止部への係止が維持されて、普通充電用ソケット7に対する普通充電コネクタ11の挿入状態(接続状態)がロックされる。

0059

従って、一つのロックピン44を回動させることで、リッド5の閉じ状態のロックを行う一方、普通充電コネクタ11の接続状態のロックを行うことができる。回転アクチュエータ42を用いてロックピン44を回動させることにより、ロックピン44が必要以上の力で普通充電コネクタ11の係止爪23を押圧することが防止される。

0060

本発明は、充電プラグを備えた部位がリッドにより開閉される車両の充電口構造の産業分野で利用することができる。

0061

1 車両
2リヤサイドアウタパネル
3 開口部
4 凹部
5リッド
7普通充電用ソケット
8急速充電用ソケット
9、10キャップ
11 普通充電コネクタ
12低電圧用ケーブル
15急速充電コネクタ
16高電圧用ケーブル
21グリップ部
22装着部
23係止爪
24 操作部
31ロック機構
32電磁アクチュエータ
33ロックピン
34、39 引っ掛け部
38ロック部材係合部
40部品保持部
41 ロック機構
42回転アクチュエータ
43 回転部
44 ロックピン

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 日産自動車株式会社の「 ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】バッテリのSOCが高い場合にも、待機運転を実施可能なハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置を提供する。【解決手段】車両を走行させるための走行モータと、走行モータに電力を供給す... 詳細

  • 本田技研工業株式会社の「 燃料電池システム及びその制御方法」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】低温環境下で起動させても、発電安定性を良好に維持できるとともに、燃料電池スタックの耐久性が低下することを抑制できる燃料電池システム及びその制御方法を提供する。【解決手段】燃料電池システム10の... 詳細

  • スズキ株式会社の「 電動車両」が 公開されました。( 2020/04/30)

    【課題】運転者が自ら操作する楽しさを得ることができる電動車両を提供すること。【解決手段】駆動力源としてのモータと、モータの回転を変速して出力するマニュアルトランスミッションと、モータから出力されるモー... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ