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課題

愛玩動物、例えばイヌ又はネコの炎症を抑制及び予防し、炎症状態、特に関節炎及び関節痛緩和する方法の提供。

解決手段

10〜10,000ppmのリポ酸を含む食餌を、少なくとも2週間の期間与え、食餌が、少なくとも500IU/kgのビタミンE、少なくとも200ppmのカルニチン、及び少なくとも50ppmのリポ酸を含むもので、リポ酸が、遊離形態又は栄養素として許容できる塩若しくはエステルの形態のR−(+)−リポ酸(RLA)又はラセミ混合物R/S−リポ酸(R/S−LA)であるものを含む食物対象動物に与える、炎症の抑制、緩和、又は予防のための食餌療法

概要

背景

[0002]リポ酸(LA)は、オクタン酸から誘導された有機硫黄化合物である。LAは
ジスルフィド結合により結合した2つの隣接硫黄原子を含み(C6およびC8に)、し
たがって酸化されていると考えられる(ただし、いずれかの硫黄原子がより高い酸化状態
で存在する可能性がある)。C6の炭素原子キラルであり、この分子は2種類の鏡像
性体R−(+)−リポ酸(RLA)およびS−(−)−リポ酸(SLA)として、またラ
セミ合物R/S−リポ酸(R/S−LA)として存在する。R−(+)−鏡像異性体
みが自然界に存在し、4種類のミトコンドリア酵素複合体の必須補因子である。RLAお
よびR/S−LAは両方とも一般用栄養補給剤として入手でき、1950年代以来、栄養
および臨床用として多くの疾患および状態に用いられている。LAは動物食、たとえばH
ill’s Prescription Diet canine b/d(登録商標
中に用いられており、これは特に高齢イヌにおいて敏捷性および認知を増強すると考え
られている。

概要

愛玩動物、例えばイヌ又はネコの炎症を抑制及び予防し、炎症状態、特に関節炎及び関節痛緩和する方法の提供。10〜10,000ppmのリポ酸を含む食餌を、少なくとも2週間の期間与え、食餌が、少なくとも500IU/kgのビタミンE、少なくとも200ppmのカルニチン、及び少なくとも50ppmのリポ酸を含むもので、リポ酸が、遊離形態又は栄養素として許容できる塩若しくはエステルの形態のR−(+)−リポ酸(RLA)又はラセミ混合物R/S−リポ酸(R/S−LA)であるものを含む食物対象動物に与える、炎症の抑制、緩和、又は予防のための食餌療法。なし

目的

本発明は、愛玩動物、たとえばイヌまたはネコの炎症を抑制および予防し、炎
症状態、特に関節炎および関節痛を緩和する方法であって、リポ酸を含む食餌をたとえば
少なくとも2週間の期間与えることを含み、たとえばその際、食餌が10〜10,000
ppmのリポ酸を含有する食物、たとえば50〜200ppmのリポ酸を含有する乾燥食
物を含む方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
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請求項1

愛玩動物の炎症を抑制もしくは予防し、および/または炎症状態緩和する方法であって、リポ酸を含む食餌を与えることを含む方法。

請求項2

前記の食餌を少なくとも2週間の期間与える、請求項1に記載の方法。

請求項3

食餌が10〜10,000ppmのリポ酸を含有する食物を含む、請求項1または2に記載の方法。

請求項4

食餌が50〜200ppmのリポ酸を含有する乾燥食物を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。

請求項5

抑制、予防または緩和される状態が関節炎である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。

請求項6

抑制、予防または緩和される状態が骨関節炎である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。

請求項7

愛玩動物がイヌまたはネコである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。

請求項8

食餌が、少なくとも500IU/kgのビタミンE、少なくとも200ppmのカルニチン、および少なくとも50ppmのリポ酸を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。

請求項9

リポ酸が、遊離形態または栄養素として許容できる塩もしくはエステルの形態のR−(+)−リポ酸(RLA)またはラセミ混合物R/S−リポ酸(R/S−LA)である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。

請求項10

さらに、炎症バイオマーカー発現を測定することを含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。

請求項11

炎症バイオマーカーが、腫瘍壊死因子アルファGMコロニー刺激因子単球走化性タンパク質−1、インターフェロンガンマインターロイキン−10、インターロイキン−15、インターロイキン−18、インターロイキン−2、インターロイキン−4、インターロイキン−6、インターロイキン−7、インターロイキン−8、インターフェロンガンマ誘導タンパク質−10、およびKCケモカインから選択される1種類以上のバイオマーカーを含む、請求項10に記載の方法。

請求項12

請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法に使用するためのペットフードの製造における、リポ酸の使用。

請求項13

請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法に使用するためのリポ酸。

技術分野

0001

[0001] 本発明は、愛玩動物、たとえばイヌまたはネコの炎症を抑制および予防し、炎
症状態、特に関節炎および関節痛緩和する方法であって、リポ酸を含む食餌を与えるこ
とを含む方法に関する。

背景技術

0002

[0002]リポ酸(LA)は、オクタン酸から誘導された有機硫黄化合物である。LAは
ジスルフィド結合により結合した2つの隣接硫黄原子を含み(C6およびC8に)、し
たがって酸化されていると考えられる(ただし、いずれかの硫黄原子がより高い酸化状態
で存在する可能性がある)。C6の炭素原子キラルであり、この分子は2種類の鏡像
性体R−(+)−リポ酸(RLA)およびS−(−)−リポ酸(SLA)として、またラ
セミ合物R/S−リポ酸(R/S−LA)として存在する。R−(+)−鏡像異性体
みが自然界に存在し、4種類のミトコンドリア酵素複合体の必須補因子である。RLAお
よびR/S−LAは両方とも一般用栄養補給剤として入手でき、1950年代以来、栄養
および臨床用として多くの疾患および状態に用いられている。LAは動物食、たとえばH
ill’s Prescription Diet canine b/d(登録商標
中に用いられており、これは特に高齢のイヌにおいて敏捷性および認知を増強すると考え
られている。

発明が解決しようとする課題

0003

[0003]骨関節炎は、1以上の関節の軟骨、骨、および軟組織進行性炎症および劣化
により引き起こされる慢性変性性関節疾患である。リウマチ性関節炎は、関節に炎症およ
び損傷を引き起こす自己免疫状態である。両方とも慢性炎症状態であり、高齢のイヌおよ
びネコに一般的である。関節に対する損傷は進行性でありかつ大部分は不可逆性であるの
で、炎症プロセス事前に確認して対処することが望ましい。

課題を解決するための手段

0004

[0004] 本発明は、愛玩動物、たとえばイヌまたはネコの炎症を抑制および予防し、炎
症状態、特に関節炎および関節痛を緩和する方法であって、リポ酸を含む食餌をたとえば
少なくとも2週間の期間与えることを含み、たとえばその際、食餌が10〜10,000
ppmのリポ酸を含有する食物、たとえば50〜200ppmのリポ酸を含有する乾燥食
物を含む方法を提供する。

0005

[0005] 他の態様において、本発明は、愛玩動物、たとえばイヌまたはネコの炎症を抑
制および予防し、炎症状態、特に関節炎および関節痛を緩和する方法であって、炎症バイ
マーカー発現を測定し、そして炎症バイオマーカーのうち1種類以上の発現を低下さ
せるために、リポ酸を含む食餌をたとえば少なくとも2週間の期間与えることを含み、た
とえばその際、食餌が10〜10,000ppmのリポ酸を含有する食物、たとえば50
〜200ppmのリポ酸を含有する乾燥食物を含む方法を提供する。

0006

[0006]本発明方法に使用するための食餌には、500IU/kg、たとえば500〜
2000IU/kgのビタミンE、少なくとも約40ppm、たとえば40〜200pp
mのビタミンC、少なくとも50ppm、たとえば50〜300ppmのカルニチン、お
よび少なくとも50ppm、たとえば50〜250ppmのカルニチンを含むイヌ類の食
、たとえば下記のものを含むイヌ用の食餌が含まれる:

0007

0008

[0007]リポ酸は、たとえば遊離形態または栄養素として許容できる塩もしくはエス
ルの形態、好ましくは遊離形態またはナトリウム塩の形態のR−(+)−リポ酸(RLA
)およびS−(−)−リポ酸(SLA)またはラセミ混合物R/S−リポ酸(R/S−L
A)、好ましくはRLAまたはR/S−LAである。

0009

[0008] 炎症バイオマーカーには、たとえば下記のうちいずれか1種類以上が含まれる
腫瘍壊死因子アルファGMコロニー刺激因子単球走化性タンパク質−1、インタ
フェロガンマインターロイキン−10、インターロイキン−15、インターイキ
ン−18、インターロイキン−2、インターロイキン−4、インターロイキン−6、イン
ターロイキン−7、インターロイキン−8、インターフェロンガンマ誘導タンパク質−1
0、KCケモカイン

0010

実施例1−リポ酸食が高齢のイヌの炎症バイオマーカーに及ぼす効果
[0009]食物組成物が健康な高齢のイヌの炎症バイオマーカーおよび遺伝子発現に及ぼ
す効果を評価するために試験を実施した。29匹の高齢のビーグル犬初期体重13.5
1±1.66kg、年齢10.7±2.33)を試験に含めた。すべてのイヌに対照
ある維持食を28日間与えた後、被験食を与えた。被験食は高レベルオメガ脂肪酸
リポ酸、果実および野菜ブレンドからの抗酸化剤、ビタミンCおよびE、ならびにL−カ
ルニチンを含有する。対照食の最終日(0日目)および被験食摂取14日後に、血清およ
全血試料採集した。炎症およびホルモンのバイオマーカーならびに遺伝子発現の変化
を測定した。RNAをPAXgene Blood RNA Kit Handbook
(Qiagen,カリフォルニアバレンシア)に示された方法に従って抽出した。RN
AをAffymetrix GeneChip Canine−2ゲノムアレイハイブ
ダイズさせ、Robust Multi−Array Averageを用いて標準化
した。P<0.05(所見率(fals discovery rate)調整値0.1による)および少な
くとも1.3の変化倍率範囲をもつ転写体を差があるとみなした。被験食を摂取した後、
被験食を与えた高齢のイヌはIL−4、IL−6、IL−10、KC、および総サイト
インがより低かった。ホルモンバイオマーカーには差が検出されなかった。また、被験食
を与えた高齢のイヌには0日目と比較してアップまたはダウンレギュレートされた112
3の遺伝子があった。これらのうちアミロイドベータ斑形成に関連する遺伝子はダウン
ギュレートされ、一方、ベータアミロイドクリアランスに関連する遺伝子はアップレギ
ュレートされていた。さらに、神経伝達物質シグナル伝達および細胞接着に関連する遺伝
子は、高齢のイヌに被験食を与えた場合は対照食摂取0日目と比較して有意にアップレギ
ュレートされた。この試験は、被験食を用いて先に示された記憶および行動関連の応答
ついて高齢のイヌにみられた有益性を支持する遺伝子発現の証拠提示する。

0011

[0010]被験食が作業および識別試験により測定した高齢のイヌの記憶および認知を若
いイヌと同様なレベルまで改善することは示されていた。しかし、これらの改善がみられ
る原機序は決定されていなかった。炎症は通常の老化を含めた多くの疾患プロセスの発症
に主要な役割を果たす。さらに、認知改善に関係する遺伝子発現などの生化学的測定は、
イヌにおいては限られた利用がみられるにすぎない。

0012

[0011] この試験の目的は、高齢のイヌにおいて被験食が炎症およびホルモンのバイオ
マーカーならびに遺伝子発現の変化に及ぼす効果を判定することであった。
[0012] 29匹の去勢卵巣切除したビーグル犬をこの試験のために同定し、被験食を
28日間与えた。理学的検査および血清化学的検査によりイヌは健康であるとみなされた
試験プロトコルはInstitutional Animal Care and Use Committeeにより審査され、承
認された。すべてのイヌがイヌジステンパーアデノウイルスパルボウイルス、ボルデ
テラ(bordetella)、および狂犬病に対して免疫化されており、理学的検査、完全血計数
、血清生化学分析尿分析、および寄生虫に関する検便の結果に基づいて、慢性全身性
患を伴うものはなかった。イヌは、相互交流飼育者との毎日交流遊びの時間、毎日
屋外での駆け足や運動の機会、および玩具の利用によって、豊かな行動を経験していた
。0日目の試料採集前は、すべてのイヌに基礎的な維持用対照食を28日間与えた。次い
でイヌを被験食に切り換え、14日後に試料を採集した。血液を採取してPAXgene
チューブに集め、評価するまで−80℃で保存した。Canine−2 Affymet
rix Genechipマイクロアレイを用いて、0日目と比較した14日目の遺伝子
差を同定した。

0013

[0013]血漿バイオマーカー−対t−検定分析を用いて、SASversion 9
.0により食物に応答した炎症およびホルモンのバイオマーカーの変化を測定した。すべ
てのサイトカインを用いて総サイトカインを計算した。

0014

[0014] 遺伝子−Robust Multi−Array averageを用いて遺
伝子発現を標準化し、Partek分析ツールを用いて差を判定した。P<0.05(偽
所見率調整Q=0.1による)および少なくとも1.25の変化倍率をもつ遺伝子を、2
グループ間で差があるとみなした。アップレギュレートされた遺伝子を正の変化倍率とし
て示す。ダウンレギュレートされた遺伝子を負の変化倍率として示す。

0015

0016

0017

0018

0019

0020

[0015]臨床試験は、高齢のイヌへの被験食の給餌は若々しいエネルギー回復補助
し、若い成と同様なレベルにまで記憶/作業能力を改善できることを示した。この試験
で、健康な高齢のイヌを維持用対照食の給餌後に被験食に切り換えた後、炎症マーカー
L−4、IL−10、IL−6、KCおよび総サイトカインの減少が立証された。さらに
、アミロイドベータ斑形成に関連する遺伝子は減少し、一方、ベータアミロイド斑排除ま
たは神経伝達物質シグナル伝達に関連する他の遺伝子は増加していた。

実施例

0021

[0016] この試験は、被験食の給餌が、炎症バイオマーカーの減少によって、また潜在
的に脳健康関連遺伝子の発現を変化させることによって、高齢のイヌの生活の質に正の効
果を及ぼすことを示唆する。

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