図面 (/)

技術 端子およびこれを備えたコネクタ

出願人 ホシデン株式会社
発明者 玉木文武田中彰弘三吉利治
出願日 2013年9月27日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2013-200977
公開日 2015年4月13日 (4年11ヶ月経過) 公開番号 2015-069741
状態 特許登録済
技術分野 嵌合装置及び印刷回路との接合 雌接触子
主要キーワード 二点支持 接続アーム 各収容孔 外側絶縁体 記載範囲 ケーブル挿入孔 各挿入孔 収容孔内
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年4月13日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (12)

目的

本発明は、荷重を受けても偏心し難く且つボディ収容孔への収容が容易である端子を提供する。

構成

端子100aは、第1固定部110aと、第2固定部120aと、連結部130aと、第1可動接点部140aとを備えている。第1、第2固定部110a、120aは、ボディ200のY−Y’方向に延びた収容孔210aの第1、第2部211a、212aに固定可能なZ−Z’方向の寸法を有している。第2固定部120aは、第1固定部110aとY−Y’方向に間隔をあけて配置されている。連結部130aは、第1固定部110aと第2固定部120aとを連結し且つ第1、第2固定部110a、120aのZ−Z’方向の寸法よりも小さいZ−Z’方向の寸法を有している。第1可動接点部140aは、第1固定部110aから第2固定部120a側に延び且つZ−Z’方向に弾性変形可能である。

概要

背景

下記特許文献1〜2には、相手方コネクタピン接続可能な端子が記載されている。この端子は、絶縁樹脂製のボディ収容孔内に収容されている。端子は、板状のベースと、一対の突出部と、一対の可動接点部とを有している。突出部は、ベースの幅方向の両端に立設されている。可動接点部は、突出部からベースの長さ方向の一方側(先端側)に延びたアームであって、当該可動接点部の中間部が互いに近づくように略V字状に折り曲げられている。相手方コネクタのピンが可動接点部間に挿入されると、可動接点部が互いに離れる方向に弾性変形し、ピンを弾性的に挟持する。このようにして端子と相手方コネクタのピンとが接続される。

概要

本発明は、荷重を受けても偏心し難く且つボディの収容孔への収容が容易である端子を提供する。 端子100aは、第1固定部110aと、第2固定部120aと、連結部130aと、第1可動接点部140aとを備えている。第1、第2固定部110a、120aは、ボディ200のY−Y’方向に延びた収容孔210aの第1、第2部211a、212aに固定可能なZ−Z’方向の寸法を有している。第2固定部120aは、第1固定部110aとY−Y’方向に間隔をあけて配置されている。連結部130aは、第1固定部110aと第2固定部120aとを連結し且つ第1、第2固定部110a、120aのZ−Z’方向の寸法よりも小さいZ−Z’方向の寸法を有している。第1可動接点部140aは、第1固定部110aから第2固定部120a側に延び且つZ−Z’方向に弾性変形可能である。 A

目的

本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

絶縁樹脂製のボディの第1方向に延びた収容孔の第1部に固定可能な前記第1方向に交差する第2方向の寸法を有する第1固定部と、前記第1固定部と前記第1方向に間隔をあけて配置されており且つ前記ボディの前記収容孔の第2部に固定可能な前記第2方向の寸法を有する第2固定部と、前記第1固定部と前記第2固定部とを連結しており且つ前記第1、第2固定部の前記第2方向の寸法よりも小さい前記第2方向の寸法を有する連結部と、前記第1固定部から前記第2固定部側に延びており且つ前記第2方向に弾性変形可能な第1可動接点部とを備えている端子

請求項2

請求項1記載の端子において、前記連結部の前記第1方向の寸法が、前記第1可動接点部の前記第1方向の寸法よりも大きく、前記第2固定部が、前記第1可動接点部よりも前記第1方向の一方側に位置している端子。

請求項3

請求項1又は2記載の端子において、前記第2固定部は、ベースと、前記ベースに設けられた突出部とを有しており、前記ベースの前記第1、第2方向に交差する第3方向の寸法と、前記突出部の前記第3方向の寸法との和が、前記収容孔の前記第2部の前記第3方向の寸法と略同じ又は若干大きい端子。

請求項4

請求項1〜3の何れかに記載の端子において、前記第1固定部は、ベースと、前記第1固定部の前記ベースに設けられた突出部とを有しており、前記第1固定部の前記ベースの前記第1、第2方向に交差する第3方向の寸法と、前記第1固定部の前記突出部の前記第3方向の寸法との和が、前記収容孔の前記第1部の前記第3方向の寸法と略同じ又は若干大きい端子。

請求項5

請求項4記載の端子において、前記第1固定部の前記ベースは、前記第2方向の一方側の第1端と、前記第2方向の他方側の第2端とを有しており、前記第1固定部の前記突出部は、二つであり、前記二つの突出部のうちの一方の突出部が前記第1固定部の前記ベースの前記第1端に設けられ、他方の突出部が前記第1固定部の前記ベースの前記第2端に設けられており、前記一方の突出部の外面から前記他方の突出部の外面までの前記第2方向の距離が、前記ボディの前記収容孔の前記第1部の前記第2方向の寸法と略同じ又は若干大きい端子。

請求項6

請求項4に記載の端子において、前記第1可動接点部は、前記突出部に固定された固定端と、当該第1可動接点部の前記固定端の反対側の端である自由端とを有しており、前記自由端と、前記ボディの前記収容孔の前記第2方向の一方側の壁面との位置関係は、当該第1可動接点部が初期位置に位置しているとき、前記自由端と前記一方側の壁面との間に間隙が生じ、当該第1可動接点部が前記初期位置から前記第2方向の一方側に弾性変形したとき、前記自由端が前記一方側の壁面に当接する位置関係である端子。

請求項7

請求項6記載の端子において、前記第1可動接点部は、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部をさらに有しており、前記接触部は、前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置しており、前記固定端から前記接触部までの前記第1方向の距離が、前記自由端から前記接触部までの前記第1方向の距離よりも大きい端子。

請求項8

請求項6記載の端子において、前記第1可動接点部は、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部をさらに有しており、前記接触部は、前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置しており、前記固定端から前記接触部までの前記第1方向の距離が、前記自由端から前記接触部までの前記第1方向の距離よりも小さい端子。

請求項9

請求項1〜8の何れかに記載の端子において、前記第1可動接点部の前記第2方向の一方側に位置するように、前記第2固定部から前記第1固定部側に延びており且つ前記第1可動接点部が前記第2方向の一方側に弾性変形したとき、当該第1可動接点部に前記第2方向の一方側に押圧され、前記第2方向の一方側に弾性変形可能な第1付勢部をさらに備えている端子。

請求項10

請求項4記載の端子において、第2可動接点部をさらに備えており、前記第1固定部の前記突出部は、二つであり、前記第1可動接点部が前記二つの突出部のうちの一方の突出部から前記第2固定部側に延びており且つ前記第2方向の一方側に弾性変形可能であり、前記第2可動接点部が他方の突出部から前記第2固定部側に延びており且つ前記第2方向の他方側に弾性変形可能である端子。

請求項11

請求項10に記載の端子において、前記第1可動接点部は、前記一方の突出部に固定された固定端と、当該第1可動接点部の前記固定端の反対側の端である自由端とを有しており、前記自由端と、前記ボディの前記収容孔の前記第2方向の一方側の壁面との位置関係は、当該第1可動接点部が初期位置に位置しているとき、前記自由端と前記一方側の壁面との間に間隙が生じ、当該第1可動接点部が前記初期位置から前記第2方向の一方側に弾性変形したとき、前記自由端が前記一方側の壁面に当接する位置関係であり、前記第2可動接点部は、前記他方の突出部に固定された固定端と、当該第2可動接点部の前記固定端の反対側の端である自由端とを有しており、当該第2可動接点部の前記自由端と、前記ボディの前記収容孔の前記第2方向の他方側の壁面との位置関係は、当該第2可動接点部が初期位置に位置しているとき、当該第2可動接点部の前記自由端と前記他方側の壁面との間に間隙が生じ、当該第2可動接点部が前記初期位置から前記第2方向の他方側に弾性変形したとき、当該第2可動接点部の前記自由端が前記他方側の壁面に当接する位置関係である端子。

請求項12

請求項11記載の端子において、前記第1、第2可動接点部は、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部をさらに有しており、前記第1可動接点部の前記接触部は、当該第1可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置し、前記第2可動接点部の前記接触部は、当該第2可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の一方側に位置しており、前記第1、第2可動接点部の前記固定端から前記接触部までの前記第1方向の距離が、前記自由端から前記接触部までの前記第1方向の距離よりも大きい端子。

請求項13

請求項11記載の端子において、前記第1、第2可動接点部は、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部をさらに有しており、前記第1可動接点部の前記接触部は、当該第1可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置し、前記第2可動接点部の前記接触部は、当該第2可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の一方側に位置しており、前記第1、第2可動接点部の前記固定端から前記接触部までの前記第1方向の距離が、前記自由端から前記接触部までの前記第1方向の距離よりも小さい端子。

請求項14

請求項11記載の端子において、前記第1、第2可動接点部は、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部をさらに有しており、前記第1可動接点部の前記接触部は、当該第1可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置し、前記第2可動接点部の前記接触部は、当該第2可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の一方側に位置しており、前記第1可動接点部の前記接触部が、前記第2可動接点部の前記接触部よりも前記第1方向の一方側又は他方側に位置している端子。

請求項15

請求項10〜13の何れかに記載の端子において、前記第1可動接点部の前記第2方向の一方側に位置するように、前記第2固定部から前記第1固定部側に延びており且つ前記第1可動接点部が前記第2方向の一方側に弾性変形したとき、当該第1可動接点部に前記第2方向の一方側に押圧され、前記第2方向の一方側に弾性変形可能な第1付勢部と、前記第2可動接点部の前記第2方向の他方側に位置するように、前記第2固定部から前記第1固定部側に延びており且つ前記第2可動接点部が前記第2方向の他方側に弾性変形したとき、当該第2可動接点部に前記第2方向の他方側に押圧され、前記第2方向の他方側に弾性変形可能な第2付勢部とをさらに備えている端子。

請求項16

請求項1〜15の何れかに記載の端子において、前記連結部は、前記ボディの前記収容孔の壁面に当接可能な当接面と、前記当接面に設けられた凹部又は孔とを有している端子。

請求項17

請求項1〜16の何れかに記載の端子において、ケーブル接続可能な接続部をさらに備えている端子。

請求項18

請求項1〜17の何れかに記載の端子と、絶縁樹脂製のボディとを備えており、前記ボディは、前記第1方向に延びており且つ前記端子を収容した収容孔を有しているコネクタ

請求項19

請求項1〜5の何れかに記載の端子と、絶縁樹脂製のボディとを備えており、前記端子の前記第1可動接点部は、前記第1固定部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端と、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部とを有しており、前記接触部は、前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置しており、前記ボディは、前記第1方向に延びており且つ前記端子を収容した収容孔と、当該ボディの前記収容孔より前記第1方向の一方側の部分に設けられた挿入孔とを有しており、前記挿入孔は、前記第1可動接点部の前記自由端よりも前記第2方向の他方側に配置された前記第2方向の一方側の壁面を有しているコネクタ。

請求項20

請求項10記載の端子と、絶縁樹脂製のボディとを備えており、前記端子の前記第1、第2可動接点部は、前記第1固定部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端と、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部とを有しており、前記第1可動接点部の前記接触部は、当該第1可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置しており、前記第2可動接点部の前記接触部は、当該第2可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の一方側に位置しており、前記ボディは、第1方向に延びており且つ前記端子を収容した収容孔と、当該ボディの前記収容孔より前記第1方向の一方側の部分に設けられた挿入孔とを有しており、前記挿入孔は、前記第1可動接点部の前記自由端よりも前記第2方向の他方側に配置された前記第2方向の一方側の壁面と、前記第2可動接点部の前記自由端よりも前記第2方向の一方側に配置された前記第2方向の他方側の壁面とを有しているコネクタ。

技術分野

0001

本発明は、端子およびこれを備えたコネクタに関する。

背景技術

0002

下記特許文献1〜2には、相手方コネクタピン接続可能な端子が記載されている。この端子は、絶縁樹脂製のボディ収容孔内に収容されている。端子は、板状のベースと、一対の突出部と、一対の可動接点部とを有している。突出部は、ベースの幅方向の両端に立設されている。可動接点部は、突出部からベースの長さ方向の一方側(先端側)に延びたアームであって、当該可動接点部の中間部が互いに近づくように略V字状に折り曲げられている。相手方コネクタのピンが可動接点部間に挿入されると、可動接点部が互いに離れる方向に弾性変形し、ピンを弾性的に挟持する。このようにして端子と相手方コネクタのピンとが接続される。

先行技術

0003

実開昭53-2690号公報
実開昭58−37674号公報

発明が解決しようとする課題

0004

特許文献1の端子は、前記突出部の前記幅方向の外面間の距離が、前記ベースの前記幅寸法よりも大きい。当該端子が前記ボディの前記収容孔に収容された状態で、前記突出部が前記収容孔の前記幅方向の壁面に当接する。しかし、前記ベースは、前記壁面から間隙を有して配置される。このため、相手方コネクタのピンが可動接点部間に挿入されるとき、当該ピンに可動接点部の一方が、他方に比べて大きな荷重押圧されると、当該端子の先端部(前記ベースの先端部および前記可動接点部の先端部)が前記幅方向の何れか一方に偏心する恐れがある。

0005

特許文献2の端子は、前記突出部の前記幅方向の外面間の距離と、前記ベースの先端部を除く部分の前記幅方向の寸法とが略同じであり、前記突出部および前記ベースの先端部を除く部分が前記収容孔の前記幅方向の壁面に当接している。このため、相手方コネクタのピンが可動接点部間に挿入され、当該ピンに可動接点部の一方が、他方に比べて大きな荷重で押圧されても、当該端子の先端部(前記ベースの先端部および前記可動接点部の先端部)が前記幅方向の何れか一方に偏心し難い。しかし、前記突出部および前記ベースの先端部を除く部分が前記収容孔の前記幅方向の壁面に当接する構成であるので、当該端子を前記ボディの収容孔に収容させ難い。

0006

本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、荷重を受けても偏心し難く且つボディの収容孔への収容が容易である端子およびこれを備えたコネクタを提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

上記課題を解決するために、本発明の端子は、第1固定部と、第2固定部と、連結部と、第1可動接点部とを備えている。前記第1固定部は、絶縁樹脂製のボディの第1方向に延びた収容孔の第1部に固定可能な前記第1方向に交差する第2方向の寸法を有している。前記第2固定部は、前記第1固定部と前記第1方向に間隔をあけて配置されており且つ前記ボディの前記収容孔の第2部に固定可能な前記第2方向の寸法を有している。前記連結部は、前記第1固定部と前記第2固定部とを連結しており且つ前記第1、第2固定部の前記第2方向の寸法よりも小さい前記第2方向の寸法を有している。前記第1可動接点部は、前記第1固定部から前記第2固定部側に延びており且つ前記第2方向に弾性変形可能である。

0008

このような態様の端子による場合、第1、第2固定部がボディの収容孔の第1方向の間隔をあけた二箇所(第1、第2部)に固定される。よって、相手方コネクタの端子によって第1可動接点部が荷重を受けて第2方向に弾性変形するとき、当該端子が第2方向に偏心することを抑制することができる。しかも、第1、第2固定部の第2方向の寸法がボディの収容孔の第1、第2部に固定可能な寸法である一方、連結部の第2方向の寸法が第1、第2固定部の第2方向の寸法よりも小さいので、当該端子をボディの収容孔に収容させるときに、連結部が第2方向においてボディに接触しない。よって、当該端子のボディの収容孔への収容を容易に行うことができる。

0009

前記連結部の前記第1方向の寸法が、前記第1可動接点部の前記第1方向の寸法よりも大きくすることが可能である。前記第2固定部が、前記第1可動接点部よりも前記第1方向の一方側に位置した構成とすることが可能である。

0010

このような態様の端子による場合、第2固定部が第1可動接点部よりも第1方向の一方側で、ボディの収容孔の第2部に固定されるので、第1可動接点部が荷重を受けて第2方向に弾性変形するとき、当該端子が第2方向に偏心することをさらに抑制することができる。

0011

前記第2固定部は、ベースと、前記ベースに設けられた突出部とを有する構成とすることが可能である。前記ベースの前記第1、第2方向に交差する第3方向の寸法と、前記突出部の前記第3方向の寸法との和が、前記収容孔の前記第2部の前記第3方向の寸法と略同じ又は若干大きくすることが可能である。

0012

このような態様の端子による場合、第2固定部がボディの収容孔の第2部に第2方向および第3方向において固定されるので、当該端子がボディの収容孔に収容された状態が安定する。

0013

前記第1固定部は、ベースと、前記ベースに設けられた突出部とを有する構成とすることが可能である。前記第1固定部の前記ベースの前記第1、第2方向に交差する第3方向の寸法と、前記第1固定部の前記突出部の前記第3方向の寸法との和が、前記収容孔の前記第1部の前記第3方向の寸法と略同じ又は若干大きくすることが可能である。

0014

このような態様の端子による場合、第1固定部がボディの収容孔の第1部に第2方向および第3方向において固定されるので、当該端子がボディの収容孔に収容された状態が安定する。

0015

前記第1固定部の前記ベースは、前記第2方向の一方側の第1端と、前記第2方向の他方側の第2端とを有する構成とすることが可能である。前記第1固定部の前記突出部は、二つとすることが可能である。前記二つの突出部のうちの一方の突出部が前記第1固定部の前記ベースの前記第1端に設けられ、他方の突出部が前記第1固定部の前記ベースの前記第2端に設けられた構成とすることが可能である。前記一方の突出部の外面から前記他方の突出部の外面までの前記第2方向の距離が、前記ボディの前記収容孔の前記第1部の前記第2方向の寸法と略同じ又は若干大きくすることが可能である。このような態様の端子による場合、一方の突出部の外面および他方の突出部の外面がボディの収容孔の第1部に当接することによって、第1固定部がボディの収容孔の第1部に第2方向において固定される。

0016

前記第1可動接点部は、前記突出部に固定された固定端と、当該第1可動接点部の前記固定端の反対側の端である自由端とを有する構成とすることが可能である。前記自由端と、前記ボディの前記収容孔の前記第2方向の一方側の壁面との位置関係は、当該第1可動接点部が初期位置に位置しているとき、前記自由端と前記一方側の壁面との間に間隙が生じ、当該第1可動接点部が前記初期位置から前記第2方向の一方側に弾性変形したとき、前記自由端が前記一方側の壁面に当接する位置関係とすることが可能である。

0017

このような態様の端子による場合、第1可動接点部が初期位置に位置しているとき、自由端と一方側の壁面との間に間隙が生じているので、相手方コネクタの端子が第1可動接点部を押圧するとき、小さな荷重で第1可動接点部を第2方向の一方側に弾性変形させることが可能になる。第1可動接点部が荷重を受けて第2方向の一方側に弾性変形すると、自由端が一方側の壁面に当接するので、第1可動接点部の相手方コネクタの端子に対する接触圧が増大する。

0018

前記第1可動接点部は、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部をさらに有する構成とすることが可能である。前記接触部は、前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置した構成とすることが可能である。前記固定端から前記接触部までの前記第1方向の距離が、前記自由端から前記接触部までの前記第1方向の距離よりも大きくすることが可能である。又は、前記固定端から前記接触部までの前記第1方向の距離が、前記自由端から前記接触部までの前記第1方向の距離よりも小さくすることが可能である。

0019

このような態様の端子による場合、固定端から接触部までの第1方向の距離を、自由端から接触部までの第1方向の距離よりも大きく又は小さくすることによって、第1可動接点部の相手方コネクタの端子に対する最適な接触圧が得られる。

0020

上記端子は、第1付勢部をさらに備えた構成とすることが可能である。前記第1付勢部は、前記第1可動接点部の前記第2方向の一方側に位置するように、前記第2固定部から前記第1固定部側に延びており且つ前記第1可動接点部が前記第2方向の一方側に弾性変形したとき、当該第1付勢部が当該第1可動接点部に前記第2方向の一方側に押圧され、前記第2方向の一方側に弾性変形可能な構成とすることが可能である。

0021

このような態様の端子による場合、相手方コネクタの端子が第1可動接点部を押圧するとき、第1可動接点部と共に第1付勢部が弾性変形する。これにより、第1付勢部が第1可動接点部を付勢するので、第1可動接点部の相手方コネクタの端子に対する接触圧を増大させることができる。

0022

上記端子は、第2可動接点部をさらに備えた構成とすることが可能である。前記第1固定部の前記突出部は、二つとすることが可能である。前記第1可動接点部が前記二つの突出部のうちの一方の突出部から前記第2固定部側に延びており且つ前記第2方向の一方側に弾性変形可能な構成とすることが可能である。前記第2可動接点部が他方の突出部から前記第2固定部側に延びており且つ前記第2方向の他方側に弾性変形可能な構成とすることが可能である。

0023

このような態様の端子による場合、相手方コネクタの端子が第1、第2可動接点部の間に挿入されると、第1可動接点部が第2方向の一方側に弾性変形し、第2可動接点部が第2方向の他方側に弾性変形し、当該第1、第2可動接点部が相手方コネクタの端子を弾性的に挟持するので、第1、第2可動接点部の相手方コネクタの端子に対する接触圧をさらに増大させることができる。

0024

前記第1可動接点部は、前記一方の突出部に固定された固定端と、当該第1可動接点部の前記固定端の反対側の端である自由端とを有する構成とすることが可能である。前記自由端と、前記ボディの前記収容孔の前記第2方向の一方側の壁面との位置関係は、当該第1可動接点部が初期位置に位置しているとき、前記自由端と前記一方側の壁面との間に間隙が生じ、当該第1可動接点部が前記初期位置から前記第2方向の一方側に弾性変形したとき、前記自由端が前記一方側の壁面に当接する位置関係とすることが可能である。前記第2可動接点部は、前記他方の突出部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端とを有する構成とすることが可能である。前記自由端と、前記ボディの前記収容孔の前記第2方向の他方側の壁面との位置関係は、当該第2可動接点部が初期位置に位置しているとき、前記自由端と前記他方側の壁面との間に間隙が生じ、当該第2可動接点部が前記初期位置から前記第2方向の他方側に弾性変形したとき、前記自由端が前記他方側の壁面に当接する位置関係とすることが可能である。

0025

このような態様の端子による場合、第1、第2可動接点部が初期位置に位置しているとき、自由端と一方側の壁面、他方側の壁面との間に間隙が生じているので、相手方コネクタの端子が第1、第2可動接点部の間に挿入され、当該第1、第2可動接点部を押圧するとき、小さな荷重で第1、第2可動接点部を弾性変形させることが可能になる。第1、第2可動接点部が荷重を受けて弾性変形すると、第1、第2可動接点部の自由端が一方側の壁面、他方の壁面に当接するので、第1、第2可動接点部の相手方コネクタの端子に対する接触圧が増大する。

0026

前記第1、第2可動接点部は、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部をさらに有した構成とすることが可能である。前記第1可動接点部の前記接触部は、当該第1可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置した構成とすることが可能である。前記第2可動接点部の前記接触部は、当該第2可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の一方側に位置した構成とすることが可能である。前記第1、第2可動接点部の前記固定端から前記接触部までの前記第1方向の距離が、前記自由端から前記接触部までの前記第1方向の距離よりも大きくすることが可能である。又は、前記第1、第2可動接点部の前記固定端から前記接触部までの前記第1方向の距離が、前記自由端から前記接触部までの前記第1方向の距離よりも小さくすることが可能である。

0027

このような態様の端子による場合、第1、第2可動接点部の固定端から接触部までの第1方向の距離を、自由端から接触部までの第1方向の距離よりも大きく又は小さくすることによって、第1、第2可動接点部の相手方コネクタの端子に対する最適な接触圧が得られる。

0028

又は、前記第1可動接点部の前記接触部が、前記第2可動接点部の前記接触部よりも前記第1方向の一方側又は他方側に位置した構成とすることが可能である。このような態様の端子による場合、第1、第2可動接点部の固有振動数相違するので、第1、第2可動接点部が相手方コネクタの端子を弾性的に挟持した状態で、振動および又は衝撃を受けたとしても、第1、第2可動接点部の少なくとも一方と相手方コネクタの端子とが接続された状態を維持することができる可能性が向上する。

0029

上記端子は、第1付勢部と、第2付勢部とをさらに備えた構成とすることが可能である。前記第1付勢部は、前記第1可動接点部の前記第2方向の一方側に位置するように、前記第2固定部から前記第1固定部側に延びており且つ前記第1可動接点部が前記第2方向の一方側に弾性変形したとき、当該第1付勢部が当該第1可動接点部に前記第2方向の一方側に押圧され、前記第2方向の一方側に弾性変形可能な構成とすることが可能である。前記第2付勢部は、前記第2可動接点部の前記第2方向の他方側に位置するように、前記第2固定部から前記第1固定部側に延びており且つ前記第2可動接点部が前記第2方向の他方側に弾性変形したとき、当該第2付勢部が当該第2可動接点部に前記第2方向の他方側に押圧され、前記第2方向の他方側に弾性変形可能な構成とすることが可能である。

0030

このような態様の端子による場合、相手方コネクタの端子が第1、第2可動接点部間に挿入され、当該第1、第2可動接点部を押圧するとき、第1可動接点部と共に第1付勢部が弾性変形し、第2可動接点部と共に第2付勢部が弾性変形する。これにより、第1、第2付勢部が第1、第2可動接点部を付勢するので、第1、第2可動接点部の相手方コネクタの端子に対する接触圧を増大させることができる。

0031

前記連結部は、前記ボディの前記収容孔の壁面に当接可能な当接面と、前記当接面に設けられた凹部又は孔とを有する構成とすることが可能である。このような態様の端子による場合、凹部又は孔によって、連結部の当接面の収容孔の壁面に対する接触面積が低減される。よって、当該端子のボディの収容孔への収容をさらに容易に行うことができる。

0032

上記端子は、ケーブルが接続可能な接続部をさらに備えた構成とすることが可能である。

0033

本発明のコネクタは、上述した何れかの態様の端子と、絶縁樹脂製のボディとを備えている。前記ボディは、第1方向に延びており且つ前記端子を収容した収容孔を有している。

0034

前記端子の前記第1可動接点部は、前記第1固定部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端と、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部とを有した構成とすることが可能である。前記接触部は、前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置した構成とすることが可能である。前記ボディは、当該ボディの前記収容孔より前記第1方向の一方側の部分に設けられた挿入孔をさらに有する構成とすることが可能である。前記挿入孔は、前記第1可動接点部の前記自由端よりも前記第2方向の他方側に配置された前記第2方向の一方側の壁面を有した構成とすることが可能である。

0035

このような態様のコネクタによる場合、相手方コネクタの端子がボディの挿入孔からボディ内に挿入されるとき、当該相手方コネクタの端子が第1可動接点部の自由端に衝突しない。挿入孔の第2方向の一方側の壁面が、第1可動接点部の自由端よりも第2方向の他方側(内側)に位置しているためである。よって、相手方コネクタの端子が第1可動接点部の自由端に衝突することによって、第1可動接点部が座屈しない。

0036

前記端子の前記第1、第2可動接点部は、前記第1固定部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端と、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部とを有した構成とすることが可能である。前記第1可動接点部の前記接触部は、当該第1可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の他方側に位置した構成とすることが可能である。前記第2可動接点部の前記接触部は、当該第2可動接点部の前記固定端および前記自由端よりも前記第2方向の一方側に位置した構成とすることが可能である。前記ボディは、当該ボディの前記収容孔より前記第1方向の一方側の部分に設けられた挿入孔をさらに有する構成とすることが可能である。前記挿入孔は、前記第1可動接点部の前記自由端よりも前記第2方向の他方側に配置された前記第2方向の一方側の壁面と、前記第2可動接点部の前記自由端よりも前記第2方向の一方側に配置された前記第2方向の他方側の壁面とを有する構成とすることが可能である。

0037

このような態様のコネクタによる場合、相手方コネクタの端子がボディの挿入孔からボディ内に挿入されるとき、当該相手方コネクタの端子が第1、第2可動接点部の自由端に衝突しない。挿入孔の第2方向の一方側、他方側の壁面が、第1、第2可動接点部の自由端よりも第2方向の他方側(内側)、一方側(内側)に位置しているためである。よって、相手方コネクタの端子が第1、第2可動接点部の自由端に衝突することによって、第1、第2可動接点部が座屈しない。

図面の簡単な説明

0038

本発明の実施例1に係るコネクタの正面、平面および右側面を表した斜視図である。
前記コネクタの背面、底面および左側面を表した斜視図である。
前記コネクタの図1A中の2A−2A断面図である。
前記コネクタの図1A中の2B−2B断面図である。
前記コネクタの図1A中の2C−2C断面図である。
前記コネクタ(ケーブルを除く。)の正面、平面および右側面を表した分解斜視図である。
前記コネクタ(ケーブルを除く。)の背面、底面および左側面を表した分解斜視図である。
本発明の実施例1に係る端子の正面、平面および右側面を表した斜視図である。
前記端子の背面、底面および左側面から表した斜視図である。
前記コネクタと相手方コネクタとの接続状態を示す断面図である。
本発明の実施例2に係るコネクタのボディおよび端子の断面図である。

0039

以下、本発明の実施例1及び2について説明する。

0040

以下、本発明の実施例1に係るコネクタC1について図1A図5を参照しつつ説明する。図1A図3Bに示すコネクタC1は、二つの端子100a(特許請求の範囲の端子に相当)と、二つの端子100b(特許請求の範囲の端子に相当)と、ボディ200と、遮蔽板300と、シールドケース400と、ケーブル500と、リング600と、ケース700とを備えている。以下、コネクタC1の各構成要素について詳しく説明する。なお、図2A図2Bおよび図3A図4Bに示すY−Y’方向は、コネクタC1の長さ方向であり且つ特許請求の範囲の第1方向に相当する。Y−Y’方向のうちのY方向は、特許請求の範囲の第1方向の一方側に相当し、Y’方向は特許請求の範囲の第1方向の他方側に相当する。図2A図2C図3A図4Bに示すZ−Z’方向は、コネクタC1の高さ方向であり且つ特許請求の範囲の第2方向に相当する。Z−Z’方向のうちのZ方向は、特許請求の範囲の第2方向の一方側に相当し、Z’方向は特許請求の範囲の第2方向の他方側に相当する。図2B図4Bに示すX−X’方向は、コネクタC1の幅方向であり且つ特許請求の範囲の第3方向に相当する。X−X’方向のうちのX方向は、第3方向の一方側に相当し、X’方向は第3方向の他方側に相当する。Z−Z’方向は、Y−Y’方向に略直角に交差している。X−X’方向は、Y−Y’方向およびZ−Z’方向に略直角に交差している。

0041

ボディ200は、図3Aおよび図3Bに最も良く示されるように絶縁樹脂製のブロックである。ボディ200は、図2A図3Bに示すように、二つの収容孔210a(特許請求の範囲の収容孔に相当)と、二つの収容孔210b(特許請求の範囲の収容孔に相当)と、二つのケーブル収容孔220aと、二つのケーブル収容孔220bと、二つの挿入孔230a(特許請求の範囲の挿入孔に相当)と、二つの挿入孔230b(特許請求の範囲の挿入孔に相当)と、二つの係合溝240aと、二つの係合溝240bと、スリット250とを有している。

0042

二つの収容孔210aは、図2Aに最も良く示されるように、ボディ200のX方向側の部分にZ−Z’方向に間隔をあけて設けられている。収容孔210aはY−Y’方向に延びた角孔である。各収容孔210aは、第1部211aと、第2部212aと、第3部213aとを有している。第1部211aは、収容孔210aのY方向の端部である。第2部212aは、収容孔210aのY’方向の端部である。第3部213aは、第1、第2部211a、212a間の部分である。第1部211a、第2部212aおよび第3部213aの形は同じである。第1部211aは、Z方向側の壁面211a1と、Z’方向側の壁面211a2と、X方向側の壁面211a3(図2B参照)と、X’方向側の壁面211a4(図2B参照)とを有している。第2部212aは、Z方向側の壁面212a1と、Z’方向側の壁面212a2と、X方向側の壁面212a3(図2B参照)と、X’方向側の壁面212a4(図2B参照)とを有している。第3部213aは、Z方向側の壁面213a1と、Z’方向側の壁面213a2と、X方向側の壁面213a3(図2B参照)と、X’方向側の壁面213a4(図2B参照)とを有している。

0043

二つの収容孔210bは、ボディ200のX’方向側の部分にZ−Z’方向に間隔をあけて設けられている。収容孔210bはX−X’方向において収容孔210aと対称形状である点で相違する以外、収容孔210aと同じ角孔である。各収容孔210bは、第1部211bと、第2部212bと、第3部213bとを有している。

0044

各ケーブル収容孔220aは、ボディ200の収容孔210aに連通するように、ボディ200の収容孔210aよりもY’方向側の部分に設けられている。ケーブル収容孔220aはY’方向に開口している。各ケーブル収容孔220bは、ボディ200の収容孔210bに連通するように、ボディ200の収容孔210bよりもY’方向側の部分に設けられている。ケーブル収容孔220bはY’方向に開口している。

0045

各挿入孔230aは、ボディ200の収容孔210aに連通するように、ボディ200の収容孔210aよりもY方向側の部分に設けられた矩形状の孔である。挿入孔230aはY方向に開口している。挿入孔230aのZ−Z’方向の断面形状は、図2Cに示すように、収容孔210aのZ−Z’方向の断面形状よりも小さい。挿入孔230aは、Z方向側の壁面231aと、Z’方向側の壁面232aとを有している。各挿入孔230bは、ボディ200の収容孔210bに連通するように、ボディ200の収容孔210bよりもY方向側の部分に設けられた矩形状の孔である。挿入孔230bはY方向に開口している。挿入孔230bのZ−Z’方向の断面形状は、図2Cに示すように、収容孔210bのZ−Z’方向の断面形状よりも小さい。挿入孔230bは、Z方向側の壁面231bと、Z’方向側の壁面232bとを有している。

0046

各係合溝240aは、ボディ200の収容孔210aの第1部211aに連通するように、ボディ200の第1部211aよりもX方向側の部分に設けられている。各係合溝240bは、ボディ200の収容孔210bの第1部211bに連通するように、ボディ200の第1部211bよりもX’方向側の部分に設けられている。

0047

スリット250は、ボディ200のZ方向側の部分とZ’方向側の部分との間に設けられている。Z方向側の部分は、ボディ200のZ方向側の収容孔210a、210bおよびZ方向側のケーブル収容孔220a、220bが設けられた部分である。Z’方向側の部分は、ボディ200のZ’方向側の収容孔210a、210bおよびZ’方向側のケーブル収容孔220a、220bが設けられた部分である。スリット250は、Y’方向に開口している。また、スリット250のX−X’方向の両端部のうちY’方向側の部分がX−X’方向に開口している。

0048

各端子100aは、図2A図4Bに示すように、金属板で構成されている。各端子100aは、第1固定部110aと、第2固定部120aと、連結部130aと、第1可動接点部140aと、第2可動接点部150aと、接続部160aと、保持部170aとを備えている。

0049

第1固定部110aは、図4Aおよび図4Bに最も良く示されるように、断面視略C字状の金属板である。第1固定部110aは、ベース111aと、二つの突出部112aと、係合片113aとを有している。ベース111aは略矩形状の金属板である。ベース111aは、Z方向の第1端111a1と、Z’方向の第2端111a2と、Y方向の第3端111a3と、Y’方向の第4端111a4とを有している。係合片113aは、ベース111aの中央部がカットされた部分であって、XおよびY’方向に傾斜するようにベース111aに対して折り曲げられている。二つの突出部112aのうちの一方の突出部112aは、ベース111aの第1端111a1に設けられた金属板であって、X’方向に延びている。他方の突出部112aは、ベース111aの第2端111a2に設けられた金属板であって、X’方向に延びている。突出部112aは、Y方向の端112a1を有している。

0050

第1固定部110aは、ボディ200の収容孔210aの第1部211a内に固定されるZ−Z’方向の寸法D1およびX−X’方向の寸法D2を有している。具体的には、D1は、図2Aに示すように、突出部112aの外面(図2A図示上下面)間のZ−Z’方向の距離である。D1は、収容孔210aの第1部211aのZ−Z’方向の寸法と略同じ又は若干小さい。このため、一方の突出部112aの外面が第1部211aのZ方向側の壁面211a1に当接し、他方の突出部112aの外面がZ’方向側の壁面211a2に当接している。D2は、図2Bに示すように、ベース111aのX−X’方向の寸法と突出部112aのX−X’方向の寸法との和である。D2は、収容孔210aの第1部211aのX−X’方向の寸法と略同じ又は若干小さい。このため、ベース111aが第1部211aのX方向側の壁面211a3に当接し、突出部112aのX’方向の端面が第1部211aのX’方向側の壁面211a4に当接している。係合片113aが係合溝240aに係合されている。

0051

第2固定部120aは、図4Aおよび図4Bに最も良く示されるように、断面視略C字状の金属板である。第2固定部120aは、第1固定部110aとY−Y’方向に間隔をあけて配置されている。第2固定部120aは、ベース121aと、二つの突出部122aとを有している。ベース121aは略矩形状の金属板である。ベース121aは、Z方向の第1端121a1と、Z’方向の第2端121a2とを有している。二つの突出部122aのうちの一方の突出部122aは、ベース121aの第1端121a1に設けられた金属板であって、X’方向に延びている。他方の突出部122aは、ベース121aの第2端121a2に設けられた金属板であって、X’方向に延びている。

0052

第2固定部120aは、ボディ200の収容孔210aの第2部212a内に固定されるZ−Z’方向の寸法D3およびX−X’方向の寸法D4を有している。具体的には以下の通りである。D3は、図2Aに示すように、突出部122aの外面(図2Aの図示上下面)間のZ−Z’方向の距離である。D3は、収容孔210aの第2部212aのZ−Z’方向の寸法と略同じ又は若干小さい。このため、一方の突出部122aの外面が第2部212aのZ方向側の壁面212a1に当接し、他方の突出部122aの外面がZ’方向側の壁面212a2に当接する。D4は、図2Bに示すように、ベース121aのX−X’方向の寸法と突出部122aのX−X’方向の寸法との和である。D4は、収容孔210aの第2部212aのX−X’方向の寸法と略同じ又は若干小さい。このため、ベース121aが第2部212aのX方向側の壁面212a3に当接し、突出部122aのX’方向の端面が第2部212aのX’方向側の壁面212a4に当接する。なお、D3はD1と同じである。D4はD2と同じである。

0053

連結部130aは、第1固定部110aの第3端111a3から第2固定部120aまでY−Y’方向に延びた金属板である。すなわち、連結部130aが第1固定部110aと第2固定部120aとを連結している。連結部130aのY−Y’方向の寸法は、第1、第2可動接点部140a、150aのY−Y’方向の寸法よりも大きい。このため、第2固定部120aが第1、第2可動接点部140a、150aよりもY方向側に位置している。連結部130aは、ボディ200の収容孔210aの第3部213a内に収容されている。連結部130aは、図4Bに最も良く示されるように、当接面131aと、凹部132aとを有している。当接面131aは、図2Bに最も良く示されるように、収容孔210aの第3部213aのX方向側の壁面213a3に当接している。凹部132aは当接面131aに設けられたY−Y’方向に延びた長溝である。凹部132aによって、当接面131aの壁面213a3に対する接触面積が低減されている。連結部130aのZ−Z’方向の寸法は、第1、第2固定部110a、120aのZ−Z’方向の寸法(D1およびD3)よりも小さい。このため、連結部130aは、図2Aに示すように、第3部213aのZ方向側の壁面213a1およびZ’方向側の壁面213a2に接触しない。

0054

第1可動接点部140aは、第1固定部110aの一方の突出部112aの端112a1からY方向(第2固定部120a側)に延びた略V字状の金属板である。第1可動接点部140aは、ボディ200の収容孔210aの第3部213a内に収容されている。第1可動接点部140aは、固定端141aと、自由端142aと、接触部143aとを有している。固定端141aは、第1可動接点部140aのY’方向側の端であって、一方の突出部112aの端112a1に一体的に設けられている(固定されている)。自由端142aは、第1可動接点部140aのY方向側の端(固定端141aの反対側の端)である。接触部143aは、第1可動接点部140aの固定端141aと自由端142aとの間に設けられている。接触部143aは、当該接触部143aの頂部が固定端141aおよび自由端142aよりもZ’方向側に位置するように、折り曲げられている。固定端141aから接触部143aの頂部までのY−Y’方向の距離L1が、自由端142aから接触部143aの頂部までのY−Y’方向の距離L2よりも大きい。

0055

自由端142aと、収容孔210aの第3部213aのZ方向側の壁面213a1との位置関係は、第1可動接点部140aが図2Aに示すように初期位置に位置しているとき、自由端142aと壁面213a1との間にZ−Z’方向において間隙が生じ、第1可動接点部140aが図5示すように初期位置からZ方向側に弾性変形したとき、自由端142aが壁面213a1に当接する位置関係である。さらに、自由端142aは、ボディ200の挿入孔230aのZ方向側の壁面231aよりもZ方向側に位置している。換言すると、壁面231aが自由端142aよりもZ’方向側に位置している。

0056

第2可動接点部150aは、第1固定部110aの他方の突出部112aの端112a1からY方向(第2固定部120a側)に延びた金属板である。第2可動接点部150aは、Z−Z’方向において第1可動接点部140aの対称形状である。第2可動接点部150aは、固定端151aと、自由端152aと、接触部153aとを有している。固定端151aは、第2可動接点部150aのY’方向側の端であって、他方の突出部112aの端112a1に一体的に設けられている(固定されている)。自由端152aは、第2可動接点部150aのY方向側の端(固定端151aの反対側の端)である。接触部153aは、第2可動接点部150aの固定端151aと自由端152aとの間に設けられている。接触部153aは、当該接触部153aの頂部が固定端151aおよび自由端152aよりもZ方向側に位置するように、折り曲げられている。すなわち、接触部143a、153aは、互いが接近するように折り曲げられている。固定端151aから接触部153aの頂部までのY−Y’方向の距離L3が、自由端152aから接触部153aの頂部までのY−Y’方向の距離L4よりも大きい。L3はL1と同じであり、L4はL2と同じである。

0057

自由端152aと、収容孔210aの第3部213aのZ’方向側の壁面213a2との位置関係は、第2可動接点部150aが図2Aに示すように初期位置に位置しているとき、自由端152aと壁面213a2との間にZ−Z’方向において間隙が生じ、第2可動接点部150aが図5示すように初期位置からZ’方向側に弾性変形したとき、自由端152aが壁面213a2に当接する位置関係である。さらに、自由端152aは、ボディ200の挿入孔230aのZ’方向側の壁面232aよりもZ’方向側に位置している。換言すると、壁面232aが自由端152aよりもZ方向側に位置している。

0058

接続部160aは、第1固定部110aのY’方向側に位置するように、第1固定部110aの第4端111a4に連設された金属板である。接続部160aは、断面視略C字状に折り曲げられることによって、ケーブル500の後述する信号線520の芯線521を保持している。これにより、端子100aがケーブル500の信号線520に電気的に接続されている。なお、図4A図4Bにおいて、接続部160aは、ケーブル500の芯線521を保持する前の状態が描かれている。

0059

保持部170aは、接続部160aのY’方向側に位置するように、接続部160aに連設された金属板である。保持部170aは、断面視略C字状に折り曲げられることによって、ケーブル500の信号線520の絶縁体522を保持している。なお、図4A図4Bにおいて、保持部170aは、絶縁体522を保持する前の状態が描かれている。

0060

端子100bは端子100aと同じものである。端子100bは、端子100aに対してX−X’方向において逆向きとなるように、収容孔210bに収容されている。各端子100bの第1、第2固定部110b、120bが、端子100aの第1、第2固定部110a、120aと同様に、ボディ200の収容孔210bの第1、第2部211b、212bに固定されている。各端子100bの連結部130bは、端子100aの連結部130aと同様に、収容孔210bの第3部213bに収容されている。各端子100bの第1、第2可動接点部140b、150bは、端子100aの第1、第2可動接点部140a、150aと同様に、収容孔210bの第3部213bに収容されている。各端子100bの接続部160bは、ケーブル500の信号線520の芯線521を保持し、ボディ200のケーブル収容孔220bに収容されている。各端子100bの保持部170bは、ケーブル500の信号線520の絶縁体522を保持し、ボディ200のケーブル収容孔220bに収容されている。

0061

ケーブル500は、筒状の外側絶縁体510と、複数の信号線520と、図示しない外部導体とを有している。外部導体は筒状に網組みされた銅線であって、外側絶縁体510内に同心円状に配置されている。信号線520は、外側導体内に配置されている。各信号線520は、芯線521と、この芯線521を覆う絶縁体522とを有している。ケーブル500の長さ方向の一端部において、外側導体の長さ方向の一端部(以下、突出部)が外側絶縁体510から突出しており、信号線520の長さ方向の一端部(以下、突出部)が外側導体の突出部から突出しており且つ芯線521の長さ方向の一端部(以下、突出部)が信号線520の絶縁体522から突出している。

0062

遮蔽板300は、図3A図3Bに示すように、金属板である。遮蔽板300は、ボディ200のスリット250内に挿入されている。この遮蔽板300は、Z方向側の端子100a、100bと、Z’方向側の端子100a、100bとの間に配置されている。遮蔽板300のX−X’方向の両端部には、一対の接続アーム310が設けられている。一対の接続アーム310のうち一方の接続アーム310は、XおよびY’方向に斜めに延び、スリット250からX方向に突出している。他方の接続アーム310は、X’およびY’方向に斜めに延び、スリット250からX’方向に突出している。

0063

シールドケース400は、図3A図3Bに示すように、金属板で構成されている。シールドケース400は、第1シェル410と、第2シェル420と、リング状の保持部430とを有している。第1、第2シェル410、420は、角筒状の金属板であって、互いにY−Y’方向に間隔をあけて配置されている。第1、第2シェル410、420のZ’方向の金属板が相互に接続されている。第1シェル410のX方向の金属板、X’方向の金属板およびZ’方向の金属板には、係合片411が各々設けられている。第1シェル410の内形がボディ200の外形に対応している。第1、第2シェル410内に、端子100a、100bおよび遮蔽板300が取り付けられたボディ200が収容されている。第2シェル420内には、端子100a、100bに接続された信号線520の突出部も収容されている。第2シェル420のX−X’方向の両内面には、ボディ200のスリット250に挿入された遮蔽板300の接続アーム310が接触している。これにより、シールドケース400と遮蔽板300とが電気的に接続されている。

0064

保持部430は、第2シェル420のY’方向側に位置するように、第2シェル420に接続されている。保持部430は、ケーブル500の外側導体の突出部に外嵌している。これにより、シールドケース400とケーブル500の外側導体とが電気的に接続されている。

0065

リング600は、ケーブル500の外側導体に外嵌した保持部430に外嵌している。このリング600によって、保持部430がケーブル500の外側導体に外嵌した状態が維持されている。

0066

ケース700は、絶縁樹脂で構成されている。ケース700は、収容孔710と、第1、第2開口720、730と、三つの係合孔740とを有している。収容孔710は、ケース700に設けられた角孔であって、Y−Y’方向に延びている。収容孔710の形は、シールドケース400の第1、第2シェル410、420の外形に対応した形状となっている。収容孔710内に、端子100a、100b、ボディ200、シールドケース400、リング600およびケーブル500の長さ方向の一端部が収容されている。第1開口720は、ボディ200のZ方向側の挿入孔230a、230bが露出するように、ケース700の収容孔710よりもY方向側の部分に設けられている。第2開口730は、ボディ200のZ’方向側の挿入孔230a、230bが露出するように、ケース700の収容孔710よりもY方向側の部分に設けられている。ケース700の第1、第2開口720、730間の部分がボディ200に当接している。

0067

係合孔740は、収容孔710に連通するように、ケース700の収容孔710よりもX方向側の部分、X’方向側の部分およびZ’方向側の部分に設けられている。この係合孔740に、収容されたシールドケース400の係合片411が各々係合されている。

0068

以下、上述した構成のコネクタC1を組み立てる手順について詳しく説明する。まず、ボディ200および遮蔽板300を用意する。遮蔽板300をボディ200のスリット230に挿入する。すると、遮蔽板300の一方の接続アーム310がスリット230からX方向に突出し、他方の接続アーム310がX’方向に突出する。

0069

その後、端子100a、100bおよびケーブル500を用意する。その後、ケーブル500の信号線520の芯線521の突出部を端子100a、100bの接続部160a、160bに各々圧着又ははんだ付けし、固着させる。その後、信号線520の絶縁体522を端子100a、100bの保持部170a、170bに各々保持させる。その後、端子100aを、ボディ200のケーブル収容孔220aから収容孔210aに各々挿入する。このとき、端子100aの第2固定部120aが収容孔210aの壁面(第1部211aの壁面211a1〜211a4、第3部213aの壁面213a1〜213a4および第2部212aの壁面212a1〜212a4)上をスライドしつつ、当該収容孔210aに収容される。第1固定部110aが、収容孔210aの壁面(第1部211aの壁面211a1〜211a4)上をスライドしつつ、当該収容孔210aに収容される。連結部130aは、当接面131aが収容孔210aの第1部211aのX方向側の壁面211a3および第3部213aのX方向側の壁面213a3上をスライドしつつ、当該収容孔210aに収容される。この収容時において、連結部130aは、Z−Z’方向およびX’方向において収容孔210aと非接触である。第1、第2可動接点部140a、150aは、連結部130aと共に、Z−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210a’の壁面に非接触で収容孔210aに収容される。端子100aの接続部160a、保持部170aおよびこれらに保持されたケーブル500の信号線520の突出部が、ボディ200のケーブル収容孔220aに各々収容される。

0070

端子100aの第2固定部120a、連結部130a、第1、第2可動接点部140a、150aおよび第1固定部110aが収容孔210aに収容されると、第2固定部120aの一方の突出部122aの外面が第2部212aのZ方向側の壁面212a1に当接し、他方の突出部122aの外面がZ’方向側の壁面212a2に当接する。第2固定部120aのベース121aが第2部212aのX方向側の壁面212a3に当接し、突出部122aのX’方向の端面が第2部212aのX’方向側の壁面212a4に当接する。これにより、第2固定部120aがZ−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210aの第2部212aに位置固定される。連結部130aの当接面131aが収容孔210aの第3部213aのX方向側の壁面213a3に当接する。第1固定部110aの一方の突出部112aの外面が第1部211aのZ方向側の壁面211a1に当接し、他方の突出部112aの外面がZ’方向側の壁面211a2に当接する。第1固定部110aのベース111aが第1部211aのX方向側の壁面211a3に当接し、突出部112aのX’方向の端面が第1部211aのX’方向側の壁面211a4に当接する。これにより、第1固定部110aがZ−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210aの第1部211aに位置固定される。係合片113aがボディ200の係合溝240aに係合される。端子100aの第1可動接点部140aの自由端142aが収容孔210aの壁面213a1と間隙を有して配置されると共に、当該自由端142aがボディ200の挿入孔230aの壁面231aよりもZ方向側に配置される。端子100aの第2可動接点部150aの自由端152aが収容孔210aの壁面213a2と間隙を有して配置されると共に、自由端152aがボディ200の挿入孔230aの壁面232aよりもZ’方向側に配置される。

0071

端子100aと同様に、端子100bをボディ200のケーブル収容孔220bから収容孔210bに挿入し、収容させる。これにより、第2固定部120bがZ−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210bの第2部212bに位置固定される。第1固定部110bがZ−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210bの第1部211bに位置固定される。連結部130bおよび第1、第2可動接点部140b、150bが収容孔210bの第3部213b内に収容される。係合片113bがボディ200の係合溝240bに係合される。端子100bの接続部160b、保持部170bおよびこれらに保持されたケーブル500の信号線520の突出部が、ボディ200のケーブル収容孔220bに各々収容される。

0072

その後、シールドケース400を用意する。その後、ボディ200をシールドケース400の第2、第1シェル420、410に挿入する。すると、ボディ200が第2、第1シェル420、410内に嵌合する。このとき、ボディ200に取り付けられた遮蔽板300の一対の接続アーム310が第2シェル420のX−X’方向の両内面に接触する。ケーブル500の信号線520のケーブル収容孔220a、220bから突出した部分が第2シェル420に挿入される。その後、シールドケース400の保持部430にケーブル500の上記外側導体の外側絶縁体520から突出した部分を保持させる。これにより、シールドケース400および遮蔽板300がケーブル500の上記外側導体に電気的に接続される。

0073

その後、ケース700を用意する。ケース700の収容孔710にシールドケース400の第1、第2シェル410、420を嵌合させると共に、保持部430を収容させる。これにより、端子100a、100b、ボディ200、遮蔽板300およびシールドケース400およびケーブル500の長さ方向の一端部がケース700内に収容される。

0074

コネクタC1は、図5に示すように、相手方コネクタRに接続可能である。相手方コネクタRは、基板1に実装されたレセプタクルコネクタである。相手方コネクタRは、二つの端子R10(図示一つ)と、二つの端子R20(図示一つ)と、絶縁樹脂製のボディR30と、シェルR40とを備えている。ボディR30には、コネクタC1が接続可能な接続孔R31が設けられている。また、ボディR30には、接続孔R31に連通するZ方向側の二つの保持孔R32(図示一つ)およびZ’方向側の二つの保持孔R33(図示一つ)が設けられている。端子R10は、ボディR30の保持孔R32に部分的に保持された断面L字状の金属板であって、基板1に接続されている。端子R10のピンR11が保持孔R32から接続孔R31内に突出している。端子R20は、ボディR30の保持孔R33に部分的に保持された断面L字状の金属板であって、基板1に接続されている。端子R20のピンR21が保持孔R33から接続孔R31内に突出している。シェルR40は、ボディR30を覆っている。

0075

上記コネクタC1を相手方コネクタRの接続孔R31に嵌合させると、端子R10のピンR11がボディ200のZ方向側の挿入孔230a、230bからZ方向側の収容孔210a、210bに各々挿入される。端子R20のピンR21がボディ200のZ’方向側の挿入孔230a、230bからZ’方向側の収容孔210a、210bに各々挿入される。すると、ピンR11がZ方向側の端子100aの第1、第2可動接点部140a、150aの間に挿入され、第1、第2可動接点部140a、150aの接触部143a、153aがピンR11に押圧される(荷重が加えられる)。これにより、第1、第2可動接点部140a、150aが互いに離れる方向に弾性変形する。具体的には、第1可動接点部140aが初期位置からZ方向に弾性変形し、自由端142aが収容孔210aのZ方向側の壁面213a1に当接し、第1可動接点部140aが自由端142aと第1固定部110aの一方の突出部112aとにより二点支持される。第2可動接点部150aが初期位置からZ’方向に弾性変形し、自由端152aが収容孔210aのZ’方向側の壁面213a2に当接し、第2可動接点部150aが自由端152aと第1固定部110aの他方の突出部112aとにより二点支持される。これにより、第1、第2可動接点部140a、150aの接触部143a、153aがピンR11を大きな接触圧で挟持する。これにより、端子100aと端子R10とが接続される。同様に、端子R10がZ方向側の端子100bに接続される。端子R20がZ’方向側の端子100a、100bに接続される。

0076

上述したコネクタC1は、以下の技術的特徴を有する。第1に、コネクタC1が相手方コネクタRに接続されるとき、端子100aの第1、第2可動接点部140a、150aが端子R10、R20に、端子100bの第1、第2可動接点部140b、150bが端子R10、R20に押圧されても、端子100a、100bがZ−Z’方向に偏心する可能性を抑制することができる。その理由は以下の通りである。端子100aの第1固定部110aがボディ200の収容孔210aの第1部211aにZ−Z’方向およびX−X’方向において固定されると共に、第2固定部120aがボディ200の収容孔210aの第2部212aに第1、第2可動接点部140a、150aよりもY方向側でZ−Z’方向およびX−X’方向において固定されているからである。また、端子100bの第1固定部110bがボディ200の収容孔210bの第1部211bにZ−Z’方向およびX−X’方向において固定されると共に、第2固定部120bがボディ200の収容孔210bの第2部212bに第1、第2可動接点部140b、150bよりもY方向側でZ−Z’方向およびX−X’方向において固定されているからである。

0077

第2に、端子100aをボディ200の収容孔210aに収容させ易い。なぜなら、端子100aの連結部130aのZ−Z’方向の寸法が、第1、第2固定部110a、120bのZ−Z’方向の寸法よりも小さい。よって、端子100aをボディ200の収容孔210aに挿入するとき、連結部130aの当接面131aが収容孔210aのX方向側の壁面211a3、213a3上をスライドするものの、連結部130aが収容孔210aのZ方向側の壁面211a1、213a1およびZ’方向側の壁面211a2、213a2上をスライドしない。また、当接面131aに凹部132aが設けられているため、壁面211a3、213a3に対する接触面積が低減されている。端子100bも、端子100aと同様の理由で、ボディ200の収容孔210bに収容させ易い。

0078

第3に、ボディ200の挿入孔230aから収容孔210a内に挿入された端子R10、R20が、端子100aの第1、第2可動接点部140a、150aを押圧することによって、第1、第2可動接点部140a、150aが座屈する可能性が低減される。ボディ200の挿入孔230aのZ方向側の壁面231aが、第1可動接点部140aの自由端142aよりもZ’方向側に配置され、挿入孔230aのZ’方向側の壁面232aが第2可動接点部150aの自由端152aよりもZ方向側に配置されている。このため、挿入孔230aに挿入された端子R10、R20が、第1、第2可動接点部140a、150aの自由端142a、152aに衝突するのを防止することができる。換言すると、端子R10、R20が、第1、第2可動接点部140a、150aの自由端142a、152aに衝突することで、第1、第2可動接点部140a、150aが座屈するのを防止することができる。端子100bの第1、第2可動接点部140b、150bも、端子100aと同様に、座屈するのを防止することができる。

0079

第4に、端子R10、R20が端子100aの第1、第2可動接点部140a、150a間に小さな荷重で挿入できる一方、第1、第2可動接点部140a、150aが端子R10、R20を挟持するときの当該第1、第2可動接点部140a、150aの端子R10、R20に対する接触圧を増大させることができる。その理由は以下の通りである。初期位置に位置した第1、第2可動接点部140a、150aの自由端142a、152aは、収容孔210aの壁面213a1、213a2に間隙を有して配置されている。このため、端子R10、R20が端子100aの第1、第2可動接点部140a、150a間に挿入されると、小さな荷重で第1、第2可動接点部140a、150aが互いに離れる方向に弾性変形可能である。一方、第1、第2可動接点部140a、150aが互いに離れる方向に弾性変形すると、第1、第2可動接点部140a、150aの自由端142a、152aが壁面213a1、213a2に当接する。すなわち、第1、第2可動接点部140a、150aが、自由端142a、152aと第1固定部110aとに二点支持されるので、挟持するときの第1、第2可動接点部140a、150aの端子R10、R20に対する接触圧を増大させることができる。同様に、端子R10、R20は端子100bの第1、第2可動接点部140b、150b間に小さな荷重で挿入できる一方、挟持するときの第1、第2可動接点部140b、150bの端子R10、R20に対する接触圧を増大させることができる。

0080

第5に、第1、第2可動接点部140a、150aの端子R10、R20に対する最適な接触圧が得られる。固定端141aから接触部143aの頂部までのY−Y’方向の距離L1が、自由端142aから接触部143aの頂部までのY−Y’方向の距離L2よりも大きく、固定端151aから接触部153aの頂部までのY−Y’方向の距離L3が、自由端152aから接触部153aの頂部までのY−Y’方向の距離L4よりも大きくなっている。このように距離L1およびL2を可変させることによって、第1可動接点部140aの端子R10、R20に対する最適な接触圧が得られ、距離L3およびL4を可変させることによって、第2可動接点部150aの端子R10、R20に対する最適な接触圧が得られる。

0081

以下、本発明の実施例2に係るコネクタC2について図6を参照しつつ説明する。図6に示すコネクタC2は、端子100a’と、ボディ200’と、図示しないケーブルとを備えている。以下、コネクタC2の各構成要素について詳しく説明する。なお、図6に示すY−Y’方向は、コネクタC2の長さ方向であり且つ特許請求の範囲の第1方向に相当する。Y−Y’方向のうちのY方向は、特許請求の範囲の第1方向の一方側に相当し、Y’方向は特許請求の範囲の第1方向の他方側に相当する。Z−Z’方向は、コネクタC2の高さ方向であり且つ特許請求の範囲の第2方向に相当する。Z−Z’方向のうちのZ方向は、特許請求の範囲の第2方向の一方側に相当し、Z’方向は特許請求の範囲の第2方向の他方側に相当する。図6に図示しないX−X’方向は、コネクタC2の幅方向であり且つ特許請求の範囲の第3方向に相当する。X−X’方向のうちのX方向は、第3方向の一方側に相当し、X’方向は第3方向の他方側に相当する。Z−Z’方向は、Y−Y’方向に略直角に交差している。X−X’方向は、Y−Y’方向およびZ−Z’方向に略直角に交差している。

0082

ボディ200’は絶縁樹脂製のブロックである。ボディ200’は、ボディ本体と、図示しないカバーと、収容孔210a’と、ケーブル収容孔220a’と、挿入孔230a’とを有している。

0083

収容孔210a’はボディ本体に設けられ、Y−Y’方向に延びている。収容孔210aは、X’方向に開口している。この収容孔210aの開口が、カバーによって閉塞されている。収容孔210a’は、第1部211a’と、第2部212a’と、第3部213a’と、第4部214a’とを有している。第1部211a’は、収容孔210a’のY方向の端部である。第1部211a’は、実施例1の第1部211aと同じ構成である。第1部211aは、Z方向側の壁面211a1’と、Z’方向側の壁面211a2’と、X方向側の壁面と、X’方向側の壁面’(カバーの一部)とを有している。第2部212a’は、収容孔210a’のY’方向の端部である。第2部212a’のZ−Z’方向の寸法は、第1部211a’のZ−Z’方向の寸法よりも大きい。第2部212a’のX−X’方向の寸法は、第1部211a’のX−X’方向の寸法と同じである。第2部212a’は、Z方向側の壁面212a1’と、Z’方向側の壁面212a2’と、X方向側の壁面と、X’方向側の壁面(カバーの一部)とを有している。第3部213a’および第4部214aは、第1、第2部211a’、212a’間に設けられている。第3部213a’は、第4部214a’よりも第1部211a’側に位置している。第3部213a’のZ−Z’方向の寸法が、第1部211a’のZ−Z’方向の寸法と同じである。第3部213a’のX−X’方向の寸法が、第1部211a’のX−X’方向の寸法と同じである。第3部213a’は、Z方向側の壁面と、Z’方向側の壁面と、X方向側の壁面と、X’方向側の壁面(カバーの一部)とを有している。第4部214a’は、第3部213a’よりも第2部212a’側に位置している。第4部214a’のZ−Z’方向の寸法が、第2部212a’のZ−Z’方向の寸法よりも大きい。第4部214a’のX−X’方向の寸法が、第2部212a’のX−X’方向の寸法と同じである。第4部214a’は、Z方向側の壁面214a1’と、Z’方向側の壁面214a2’と、X方向側の壁面と、X’方向側の壁面(カバーの一部)とを有している。

0084

ケーブル挿入孔220a’は、ボディ本体の収容孔210a’に連通するように、収容孔210a’よりもY’方向側の部分に設けられている。ケーブル収容孔220a’はY’方向およびX’方向に開口している。ケーブル収容孔220a’のX’方向の開口はカバーによって閉塞されている。挿入孔230a’は、ボディ200’の収容孔210a’に連通するように、収容孔210a’よりもY方向側の部分に設けられている。

0085

端子100a’は、金属板で構成されている。端子100a’は、第1固定部110a’と、第2固定部120a’と、連結部130a’と、第1可動接点部140a’と、第2可動接点部150a’と、接続部160a’と、保持部170a’と、第1、第2付勢部181a’、182a’と、第1、第2当接部191a’、192a’とを有している。

0086

第1固定部110a’は実施例1の第1固定部110aと同じ構成であり、収容孔210a’の第1部211a’にZ−Z’方向およびX−X’方向において固定されている。よって、第1固定部110a’について、実施例1の第1固定部110aと重複する説明は省略する。

0087

第2固定部120a’は、断面視略C字状の金属板である。第2固定部120a’は、ベース121a’のZ−Z’方向の寸法が、実施例1の第2固定部120aのベース121aのZ−Z’方向よりも大きい点で、第2固定部120aと相違する以外、略同じ構成である。よって、第2固定部120a’についても、実施例1の第2固定部120aと重複する説明は省略する。ベース121a’のZ−Z’方向の寸法は、第1固定部110a’のベース111a’のZ−Z’方向の寸法よりも大きい。一対の突出部122a’のうちの一方の突出部122a’は、第1可動接点部140a’よりもZ方向側に位置し、他方の突出部122a’は、第2可動接点部150aよりもZ’方向側に位置している。

0088

第2固定部120a’は、収容孔210a’の第2部212a’内に固定されるZ−Z’方向の寸法およびX−X’方向の寸法を有している。具体的には以下の通りである。第2固定部120a’のZ−Z’方向の寸法は、一対の突出部122a’の外面(図示上下面)間のZ−Z’方向の距離である。この距離は、収容孔210a’の第2部212a’のZ−Z’方向の寸法と略同じ又は若干小さい。このため、一方の突出部122a’の外面が第2部212a’のZ方向側の壁面212a1’に当接し、他方の突出部122a’の外面がZ’方向側の壁面212a2’に当接する。第2固定部120a’のX−X’方向の寸法は、ベース121a’のX−X’方向の寸法と突出部122a’のX−X’方向の寸法との和である。この寸法は、収容孔210a’の第2部212a’のX−X’方向の寸法と略同じ又は若干小さい。このため、ベース121a’が第2部212a’のX方向側の壁面に当接し、突出部122a’のX’方向の端面が第2部212aのX’方向側の壁面に当接する。

0089

連結部130a’は、実施例1の連結部130aと同じ構成である。連結部130a’は、第1固定部110a’と第2固定部120a’とを連結している。第1可動接点部140a’は、実施例1の第1可動接点部140aと同じ構成である。第2可動接点部150a’は、実施例1の第2可動接点部150aと同じ構成である。接続部160aは、実施例1の接続部160aと同じ構成であり、ケーブルの芯線に接続されている。保持部170aは、実施例1の保持部170aと同じ構成であり、ケーブルを保持している。よって、これらについても、実施例1と重複する説明は省略する。

0090

第1付勢部181a’は、第1可動接点部140a’のZ方向側に位置するように、一方の突出部122a’からY’方向側(第1固定部110a’側)に延びた金属板である。第1付勢部181aのY−Y’方向の寸法は、収容孔210aの第4部214a’のY−Y’方向の寸法よりも小さい。第1付勢部181a’は、第4部214a’内に、Z方向側の端面214a1’とZ−Z’方向において間隙を有して配置されている。第1付勢部181a’は、初期位置からZ方向側に弾性変形可能である。第1付勢部181a’の初期位置は、第1付勢部181a’と端面214a1’とが略平行な位置である。

0091

第2付勢部182a’は、第2可動接点部150a’のZ’方向側に位置するように、他方の突出部122a’からY’方向側(第1固定部110a’側)に延びた金属板である。第2付勢部182aのY−Y’方向の寸法は、収容孔210aの第4部214a’のY−Y’方向の寸法よりも小さい。第2付勢部182a’は、第4部214a’内に、Z’方向側の端面214a2’とZ−Z’方向において間隙を有して配置されている。第2付勢部182a’は、初期位置からZ’方向側に弾性変形可能である。第2付勢部182a’の初期位置は、第2付勢部182a’と端面214a2’とが略平行な位置である。

0092

第1当接部191a’は、第1付勢部181a’からZ’方向に延びた金属板である。第1当接部191a’は、は、第4部214a’内に、第1可動接点部140a’と間隙を有して配置されている。第1当接部191a’は、第1付勢部181a’の弾性変形に伴って、Z方向に変位可能である。

0093

第2当接部192a’は、第2付勢部182a’からZ方向に延びた金属板である。第2当接部192a’は、は、第4部214a’内に、第2可動接点部150a’と間隙を有して配置されている。第2当接部192a’は、第2付勢部182a’の弾性変形に伴って、Z’方向に変位可能である。

0094

以下、上述した端子100a’をボディ200’の収容孔210a’およびケーブル収容孔220a’に挿入する手順について詳しく説明する。まず、端子100a’およびケーブルを用意する。その後、ケーブルの芯線の絶縁体から突出した部分を端子100a’の接続部160aに圧着又ははんだ付けし、固着させる。その後、ケーブルの絶縁体を端子100a’の保持部170a’に保持させる。その後、ボディ本体を用意する。端子100a’を、X’方向からボディ本体の収容孔210a’およびケーブル収容孔220a’に挿入する。このとき、端子100a’の第2固定部120a’の一対の突出部122a’が第2部212a’の壁面212a1’、212a2’上をスライドしつつ、第2部212aに収容される。端子100a’の第1固定部110a’の一対の突出部112a’が、第1部211a’の壁面211a1’、211a2’上をスライドしつつ、当該収容孔210aに収容される。連結部130a’および第1、第2可動接点部140a’、150a’は、Z−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210a’の第3部213a’および第4部214a’の壁面に非接触で、当該第3部213a’および第4部214a’内に収容される。第1、第2付勢部181a’、182aおよび第1、第2当接部191a’、192a’は、Z−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210a’の第3部213a’の壁面に非接触で、当該第3部213a’内に収容される。接続部160a’、保持部170a’およびこれらに保持されたケーブルの一部が、ケーブル収容孔220a’に収容される。その後、カバーを用意する。カバーをボディ本体に固着させ、カバーに収容孔210a’およびケーブル収容孔220a’を閉塞させる。

0095

端子100a’の第2固定部120a’、連結部130a’、第1、第2可動接点部140a’、150a’、第1、第2付勢部181a’、182a’、第1、第2当接部191a’、192a’および第1固定部110a’が収容孔210a’に収容されると、第2固定部120a’の一方の突出部122a’の外面が第2部212a’のZ方向側の壁面212a1’に当接し、他方の突出部122a’の外面がZ’方向側の壁面212a2’に当接する。第2固定部120a’のベース121a’が第2部212a’のX方向側の壁面に当接し、突出部122a’のX’方向の端面が第2部212a’のX’方向側の壁面に当接する。これにより、第2固定部120a’がZ−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210a’の第2部212a’に位置固定される。連結部130a’の当接面が収容孔210a’の第3、第4部213a’、214aのX方向側の壁面に当接する。第1固定部110a’の一方の突出部112a’の外面が第1部211a’のZ方向側の壁面211a1’に当接し、他方の突出部112a’の外面がZ’方向側の壁面211a2’に当接する。第1固定部110a’のベース111a’が第1部211a’のX方向側の壁面に当接し、突出部112a’のX’方向の端面が第1部211a’のX’方向側の壁面に当接する。これにより、第1固定部110a’がZ−Z’方向およびX−X’方向において収容孔210a’の第1部211a’に位置固定される。第1可動接点部140a’の自由端142a’が挿入孔230a’の壁面231a’よりもZ方向側に配置される。第2可動接点部150a’の自由端152a’が挿入孔230a’の壁面232a’よりもZ’方向側に配置される。第1付勢部181a’が収容孔210a’の壁面214a1’と間隙を有して配置される。第2付勢部182a’が収容孔210a’の壁面214a2’と間隙を有して配置される。

0096

上記コネクタC2が相手方コネクタに接続されると、相手方コネクタの端子がボディ200’の挿入孔230a’から収容孔210a’に挿入される。すると、相手方コネクタの端子が端子100a’の第1、第2可動接点部140a’、150a’の間に挿入され、第1、第2可動接点部140a’、150a’の接触部143a’、153a’が相手方コネクタの端子に押圧される(荷重が加えられる)。これにより、第1、第2可動接点部140a’、150a’が互いに離れる方向に弾性変形する。具体的には、第1可動接点部140a’が初期位置からZ方向に弾性変形し、当該第1可動接点部140a’が第1当接部191a’をZ方向に押圧する。これにより、第1当接部191a’がZ方向に変位すると共に、第1付勢部181a’がZ方向に弾性変形する。第2可動接点部150a’が初期位置からZ’方向に弾性変形し、当該第2可動接点部150a’が第2当接部192a’をZ’方向に押圧する。これにより、第2当接部192a’がZ’方向に変位すると共に、第2付勢部182a’がZ’方向に弾性変形する。このように第1、第2可動接点部140a’、150a’の接触部143a’、153a’が相手方コネクタの端子を大きな接触圧で挟持する。これにより、端子100a’と相手方コネクタの端子とが接続される。

0097

上述したコネクタC2は、コネクタC1の第1〜第3および第5の技術的特徴と同様の技術的特徴を有する。また、コネクタC2は以下の技術的特徴も有する。相手方コネクタの端子が端子100a’の第1、第2可動接点部140a’、150a’間に小さな荷重で挿入できる一方、第1、第2可動接点部140a’、150a’が相手方コネクタの端子を挟持するときの第1、第2可動接点部140a’、150a’の相手方コネクタの端子に対する接触圧を増大させることができる。その理由は以下の通りである。初期位置に位置した第1、第2可動接点部140a’、150a’は、第1、第2当接部191a’、192a’に非接触である。このため、相手方コネクタの端子が端子100a’の第1、第2可動接点部140a’、150a’間に挿入されると、小さな荷重で第1、第2可動接点部140a’、150a’が互いに離れる方向に弾性変形可能である。一方、第1、第2可動接点部140a’、150a’が互いに離れる方向に弾性変形すると、第1、第2可動接点部140a’、150a’が第1、第2当接部191a’、192a’を介して第1、第2付勢部181a’、182a’を押圧し、当該第1、第2付勢部181a’、182a’を弾性変形させる。これにより、第1、第2付勢部181a’、182a’の付勢力が、第1、第2可動接点部140a’、150a’に加わるので、挟持するときの第1、第2可動接点部140a’、150a’の相手方コネクタの端子に対する接触圧を増大させることができる。

0098

なお、上述したコネクタおよび端子は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。

0099

本発明のボディは、以下の条件を有する限り任意に設計変更することが可能である。第1は、ボディが絶縁樹脂製であることである。第2は、ボディが第1方向に延びた収容孔を有し、この収容孔が第1方向に間隔をあけて配置された第1、第2部を有することである。本発明の収容孔の第1部の形と第2部の形とは、同じであっても良いし、異なっていても良い。具体的には、本発明の収容孔の第1部の形は、本発明の端子の第1固定部を前記第1方向に交差する第2方向において固定可能である限り任意に設計変更可能である。本発明の収容孔の第2部の形は、本発明の端子の第2固定部を前記第1方向に交差する第2方向において固定可能である限り任意に設計変更可能である。本発明の収容孔の第1、第2部の間の部分は、少なくとも端子の連結部および第1可動接点部を収容し得る限り任意に設計変更することが可能である。

0100

本発明のボディの挿入孔は、ボディの収容孔に連通するように、当該収容孔よりも第1方向の一方側に設けられている限り任意に設計変更することが可能である。挿入孔の第2方向の寸法が収容孔の第2方向の寸法よりも大きくても良いし、小さくても良いし、略同じであっても良い。挿入孔の第1、第2方向に交差する第3方向の寸法も、収容孔の第3方向の寸法よりも大きくても良いし、小さくても良いし、略同じであっても良い。本発明のボディのケーブル収容孔、係合溝および/又はスリットは省略可能である。

0101

本発明の端子は、ボディの収容孔の第1部に固定可能な第2方向の寸法を有する第1固定部と、前記第1固定部と前記第1方向に間隔をあけて配置されており且つ前記ボディの前記収容孔の第2部に固定可能な前記第2方向の寸法を有する第2固定部と、前記第1固定部と前記第2固定部とを連結しており且つ前記第1、第2固定部の前記第2方向の寸法よりも小さい前記第2方向の寸法を有する連結部と、前記第1固定部から前記第2固定部側に延びており且つ前記第2方向に弾性変形可能な第1可動接点部とを備えている限り任意に設計変更することが可能である。

0102

本発明の端子の第1固定部は、ボディの収容孔の第1部に固定可能な第2方向の寸法を有する限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第1固定部は、ボディの収容孔の第1部に固定可能な第2方向の寸法を有するベースのみを有する構成する構成とすることが可能である。また、第1固定部は、ボディの収容孔の第1部に固定可能な第2方向の寸法および第3方向の寸法を有する構成とすることが可能である。例えば、第1固定部は、断面T字状や断面L字状となるように、ボディの収容孔の第1部に固定可能な第2方向の寸法を有するベースと、このベース上に設けられた突出部とを有する構成とすることが可能である。

0103

本発明の端子の第2固定部は、ボディの収容孔の第2部に固定可能な第2方向の寸法を有する限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第2固定部は、ボディの収容孔の第2部に固定可能な第2方向の寸法を有するベースのみを有する構成する構成とすることが可能である。また、第2固定部は、ボディの収容孔の第2部に固定可能な第2方向の寸法および第3方向の寸法を有する構成とすることが可能である。例えば、第2固定部は、断面T字状や断面L字状となるように、ボディの収容孔の第2部に固定可能な第2方向の寸法を有するベースと、このベース上に設けられた突出部とを有する構成とすることが可能である。

0104

本発明の端子の連結部は、第1固定部と第2固定部とを連結しており且つ前記第1、第2固定部の第2方向の寸法よりも小さい前記第2方向の寸法を有する限り任意に設計変更することが可能である。連結部の当接面の凹部は省略可能である。連結部の当接面には、凹部に代えて孔を設けることも可能である。連結部は、ボディの収容孔の何れの壁面にも接触しない構成とするとすることが可能である。また、連結部の第1方向の寸法が、第1可動接点部の第1方向の寸法よりも小さくすることが可能である。この場合、第2固定部は、第1可動接点部の自由端よりも第1方向の他方側に配置される。

0105

本発明の端子の第1可動接点部は、第1固定部から第2固定部側に延びており且つ第2方向に弾性変形可能である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第1可動接点部は、第1固定部から第2固定部側に延びており且つ第2方向に湾曲した略U字状とすることが可能である。第1可動接点部は、第1固定部から第2固定部側に延びた後、当該第1固定部側に折り返された形状とすることが可能である。第1可動接点部は、第1固定部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端とを有する構成とすることが可能である。又は、第1可動接点部は、第1固定部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端と、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部とを有する構成とすることが可能である。

0106

第1可動接点部の自由端は、ボディの挿入孔の第2方向の一方側の壁面よりも第2方向の一方側に位置していても良いし、ボディの挿入孔の第2方向の一方側の壁面よりも第2方向の他方側に位置していても良いし、ボディの挿入孔の第2方向の一方側の壁面に沿って第2方向に延びた仮想延長上に位置していても良い。第1可動接点部の自由端は、当該第1可動接点部が初期位置に位置しているときに、ボディの収容孔の第2方向の一方側の壁面に間隙を有して配置されていても良いし、ボディの収容孔の第2方向の一方側の壁面に当接していても良い。固定端から接触部までの第2方向の距離は、自由端から接触部までの第2方向の距離よりも大きくても良いし、小さくても良いし、略同じであっても良い。

0107

本発明の端子の第2可動接点部は省略可能である。本発明の端子の第2可動接点部は、第1固定部から第2固定部側に延びており且つ第2方向に弾性変形可能である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第2可動接点部は、第1固定部から第2固定部側に延びた略U字状とすることが可能である。第2可動接点部は、第1固定部から第2固定部側に延びた後、当該第1固定部側に折り返された形状とすることが可能である。第2可動接点部は、第2固定部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端とを有する構成とすることが可能である。又は、第2可動接点部は、第2固定部に固定された固定端と、前記固定端の反対側の端である自由端と、前記固定端と前記自由端との間に設けられた接触部とを有する構成とすることが可能である。

0108

第2可動接点部の自由端は、ボディの挿入孔の第2方向の他方側の壁面よりも第2方向の一方側に位置していても良いし、ボディの挿入孔の第2方向の他方側の壁面よりも第2方向の他方側に位置していても良いし、ボディの挿入孔の第2方向の他方側の壁面に沿って第2方向に延びた仮想延長上に位置していても良い。第2可動接点部の自由端は、当該第2可動接点部が初期位置に位置しているときに、ボディの収容孔の第2方向の他方側の壁面に間隙を有して配置されていても良いし、ボディの収容孔の第2方向の他方側の壁面に当接していても良い。固定端から接触部までの第2方向の距離は、自由端から接触部までの第2方向の距離よりも大きくても良いし、小さくても良いし、略同じであっても良い。第1可動接点部の接触部が、第2可動接点部の接触部よりも第1方向の一方側又は他方側に位置した構成とすることが可能である。すなわち、第1、第2可動接点部の形状が相違していてもよい。この場合、第1、第2可動接点部の固有振動数が相違するので、第1、第2可動接点部が相手方コネクタの端子を弾性的に挟持した状態で、振動および又は衝撃を受けたとしても、第1、第2可動接点部の少なくとも一方と相手方コネクタの端子とが接続された状態を維持することができる可能性が向上する。

0109

本発明の端子の接続部は省略可能である。この場合、端子は、基板等に接続される構成とすることが可能である。本発明の端子の保持部は省略可能である。本発明のケーブルは省略可能である。

0110

本発明の端子の第1、第2付勢部は、省略可能である。上述のとおり第2可動接点部が省略される場合には、第2付勢部のみを省略することが可能である。第1付勢部は、第1可動接点部の第2方向の一方側に位置するように、第2固定部から第1固定部側に延びており且つ第1可動接点部が第2方向の一方側に弾性変形したとき、当該第1可動接点部に直接的又は間接的に第2方向の一方側に押圧され、第2方向の一方側に弾性変形可能な構成である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、第1付勢部は、第1可動接点部が第2方向の一方側に弾性変形したとき、当該第1可動接点部に直接的に押圧されるように、折り曲げられたり湾曲したりしていても良い。第2付勢部も同様に設計変更可能である。第1、第2付勢部の形状は同一である必要はなく、相違していても良い。なお、第1、第2付勢部が第1、第2可動接点部に直接的に押圧される場合には、第1、第2当接部は省略可能である。

0111

本発明のシールドケースは省略可能である。シールドケースはボディの外周を覆うことができる限り任意に設計変更することが可能である。本発明のケースは省略可能である。

実施例

0112

なお、上記実施例におけるコネクタおよび端子の各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上述した実施例及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。本発明の第1方向は、ボディの収容孔の長さ方向である限り任意に変更することが可能である。本発明の第2方向は、前記第1方向に交差している限り任意に変更することが可能である。本発明の第3方向は、前記第1、第2方向に交差している限り任意に変更することが可能である。

0113

100a、100b・・・・・端子
110a、110b・・・・第1固定部
111a・・・・・・・・ベース
112a・・・・・・・・突出部
120a、120b・・・・第2固定部
121a・・・・・・・・ベース
122a・・・・・・・・突出部
130a、130b・・・・連結部
131a、131b・・・当接面
132a、132b・・・凹部
140a、140b・・・・第1可動接点部
141a、141b・・・固定端
142a、142b・・・自由端
143a、143b・・・接触部
150a、150b・・・・第2可動接点部
151a、151b・・・固定端
152a、152b・・・自由端
153a、153b・・・接触部
160a、160b・・・・接続部
170a、170b・・・・保持部
181a、181b・・・・第1、第2付勢部
200・・・・・・・・・・・ボディ
210a、210b・・・・収容孔
211a、211b・・・第1部
212a、212b・・・第2部
213a、213b・・・第3部
220a、220b・・・・ケーブル収容孔
230a、230b・・・・挿入孔
240a、240b・・・・係合溝
250・・・・・・・・・・スリット
300・・・・・・・・・・・遮蔽板
400・・・・・・・・・・・シールドケース
500・・・・・・・・・・・ケーブル
600・・・・・・・・・・・リング
700・・・・・・・・・・・ケース

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

該当するデータがありません

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • モレックスエルエルシーの「 端子およびそれを伴う電気コネクタ」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】本発明はコンパクトかつ製造が安価である、主接点のためのアーク放電保護を伴う雌型端子を提供する。【解決手段】犠牲部分を伴う雌型端子40を含むコネクタであって、端子は嵌合雄型端子と雌型端子40の接... 詳細

  • イリソ電子工業株式会社の「 平型導体用コネクタ」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】平型導体の抜け止め機能を簡易な構造で実現する平型導体用コネクタを提供する。【解決手段】平型導体3が挿入されて導通接続する収容部4fを有するハウジング4を備え、ハウジング4は、収容部4fに挿入さ... 詳細

  • 矢崎総業株式会社の「 接続端子」が 公開されました。( 2019/09/12)

    【課題】接点部材と雄型接続体の挿入作業性の向上。【解決手段】雌型接続体30を有する導電性の端子本体10と、雌型接続体の内部空間31の一方の領域で雌型接続体の内周面32に対向配置される接点部材20と、を... 詳細

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

該当するデータがありません

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ