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技術 テープ剥離装置

出願人 シャープ株式会社
発明者 上田和彦
出願日 2013年9月26日 (7年3ヶ月経過) 出願番号 2013-199751
公開日 2015年4月9日 (5年8ヶ月経過) 公開番号 2015-063391
状態 未査定
技術分野 薄板状材料の折畳み、特殊排送装置、その他
主要キーワード 粘着構造 ベース近傍 ナイフエッジ部材 テープ保持部材 テープ支持面 モジュール位置 スプリング機構 押え面
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (12)

課題

台紙から剥離された、吸着ヘッド上のテープシワの発生を抑えることができるテープ剥離装置を提供する。

解決手段

テープ剥離装置において、可動式ナイフエッジ部材21は、ナイフエッジベース2の本体22に対し回転可能に取付けられ、先端部21dが台紙8を介して吸着ヘッドに接触するようになっている。

概要

背景

一般に、液晶表示パネル等の液晶モジュールには、粘着テープがその構成部品として含まれる。図8に示されるように、液晶表示パネル101は、画像が表示される表示領域102と、その外側周囲に形成された額縁状の非表示領域103とを有している。液晶表示パネル101の非表示領域103には、駆動回路であるLSI104が実装されている。LSI104は、液晶表示パネル101の辺に沿って長く延びる矩形板状に形成されている。そして、非表示領域103には、LSI104を保護するための保護テープ105が、当該LSI104の全体を覆うように貼り付けられている。

また、液晶表示パネル101の構成部品である粘着テープとしては、上記保護テープ105の他に、遮光テープ(不図示)、クッションテープ(不図示)、及び両面テープ(不図示)等が挙げられる。遮光テープは、光漏れを防止するためのものである。また、クッションテープは、外部から液晶表示パネル101に加わる衝撃を吸収するためのものである。両面テープは、FPC等を液固定するためのものである。液晶表示パネル101には、通常、複数種類の粘着テープが用いられている。

保護テープ105、遮光テープ、及びクッションテープは、テープ本体の片面側粘着剤が設けられた片面粘着構造の粘着テープである。このような片面粘着構造の粘着テープは、機械装置によって液晶表示パネル101へ自動的に貼り付けることが困難である。このため、例えば保護テープ105を貼り付ける場合、図9に示すように、ピンセット107によって所定の貼り付け位置に搬送した保護テープ105を、作業者の手108により押圧して液晶表示パネル101に貼り付けるようにしていた。

ここで、手作業によって貼付ける場合、保護テープ105は、図10に示すように、シート状台紙109の上に整列されて貼り付けられたシート状台紙状態にて作業者へ供給される。そして、一般的に、シート状台紙109から保護テープ105を剥離し易くするために、シート状台紙109に対し背割り加工が施されている。

一方、自動機によって保護テープ105等の粘着テープの貼付け作業を行う場合、粘着テープは、リール状台紙形態(台紙がローラ等に巻きつけられた形態)にて供給されることが多い。この場合、粘着テープは、リール状台紙上にて一定の間隔を持って連続的に貼り付けられている。そして、このリール状台紙から粘着テープを剥離するために、ナイフエッジ機構が用いられている。ナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置は、例えば特許文献1に開示されている。図11は、特許文献1のテープ剥離装置内部の概略構成を示す断面図である。

図11に示される特許文献1のテープ剥離装置200において、粘着テープ202が貼り付けられた帯状台紙201(以下、帯状台紙付テープとする)は、ローラによってナイフエッジ203へ搬送される。そして、帯状台紙201がナイフエッジ203により鋭角に折り曲げられることによって、粘着テープ202は帯状台紙201から剥離される。また、テープ剥離装置200では、供給リール204から巻取リール205に至る間に多くのローラが配置されている。帯状台紙201は、これらローラによって、所定量引き出されたり、テンションが付与されたりして、搬送される。

概要

台紙から剥離された、吸着ヘッド上のテープのシワの発生を抑えることができるテープ剥離装置を提供する。テープ剥離装置において、可動式ナイフエッジ部材21は、ナイフエッジベース2の本体22に対し回転可能に取付けられ、先端部21dが台紙8を介して吸着ヘッドに接触するようになっている。

目的

また、特許文献1のテープ剥離装置は、従来のナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置と比較して、テープのシワ発生を抑えるという課題を解決する上では有用であるが、さらに有用な装置の開発が望まれていた

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

台紙にテープ貼付けられた台紙付テープからテープを剥離するテープ剥離装置であって、上記台紙を折り曲げ可動式エッジ部が設けられた折り曲げ部材と、上記折り曲げ部材と対向して配置され、上記テープを吸着する吸着部と、を備え、上記可動式エッジ部は、折り曲げ部材の本体に対し回転可能に取付けられ、先端部が上記台紙を介して上記吸着部に接触するようになっていることを特徴とするテープ剥離装置。

請求項2

上記可動式エッジ部の回転軸は、上記可動式エッジ部に対し、テープ剥離動作時に上記台紙にかかる上記折り曲げ部材における台紙付テープ支持面の面内方向及び上記台紙の折れ曲がり方向の2方向の張力合力によって上記先端部が上記台紙を介して上記吸着部に接触するように回転力が働く位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のテープ剥離装置。

請求項3

上記台紙付テープは、台紙に対し複数のテープが並列して貼り付けられた構成になっており、上記可動式エッジ部は、折り曲げ部材の本体に複数取り付けられ、上記複数のテープそれぞれに対応する位置に並列して配されていることを特徴とする請求項1または2に記載のテープ剥離装置。

請求項4

上記可動式エッジ部に対し、先端部が上記台紙を介して上記吸着部に接触するように回転力が働くように、弾性力を付与する弾性部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のテープ剥離装置。

請求項5

上記折り曲げ部材における上記可動式エッジ部と反対側の位置に配された台紙を折り曲げ部材の台紙付テープ支持面に押え付ける押圧機構を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のテープ剥離装置。

技術分野

0001

本発明は、テープ剥離装置に関する。

背景技術

0002

一般に、液晶表示パネル等の液晶モジュールには、粘着テープがその構成部品として含まれる。図8に示されるように、液晶表示パネル101は、画像が表示される表示領域102と、その外側周囲に形成された額縁状の非表示領域103とを有している。液晶表示パネル101の非表示領域103には、駆動回路であるLSI104が実装されている。LSI104は、液晶表示パネル101の辺に沿って長く延びる矩形板状に形成されている。そして、非表示領域103には、LSI104を保護するための保護テープ105が、当該LSI104の全体を覆うように貼り付けられている。

0003

また、液晶表示パネル101の構成部品である粘着テープとしては、上記保護テープ105の他に、遮光テープ(不図示)、クッションテープ(不図示)、及び両面テープ(不図示)等が挙げられる。遮光テープは、光漏れを防止するためのものである。また、クッションテープは、外部から液晶表示パネル101に加わる衝撃を吸収するためのものである。両面テープは、FPC等を液固定するためのものである。液晶表示パネル101には、通常、複数種類の粘着テープが用いられている。

0004

保護テープ105、遮光テープ、及びクッションテープは、テープ本体の片面側粘着剤が設けられた片面粘着構造の粘着テープである。このような片面粘着構造の粘着テープは、機械装置によって液晶表示パネル101へ自動的に貼り付けることが困難である。このため、例えば保護テープ105を貼り付ける場合、図9に示すように、ピンセット107によって所定の貼り付け位置に搬送した保護テープ105を、作業者の手108により押圧して液晶表示パネル101に貼り付けるようにしていた。

0005

ここで、手作業によって貼付ける場合、保護テープ105は、図10に示すように、シート状台紙109の上に整列されて貼り付けられたシート状台紙状態にて作業者へ供給される。そして、一般的に、シート状台紙109から保護テープ105を剥離し易くするために、シート状台紙109に対し背割り加工が施されている。

0006

一方、自動機によって保護テープ105等の粘着テープの貼付け作業を行う場合、粘着テープは、リール状台紙形態(台紙がローラ等に巻きつけられた形態)にて供給されることが多い。この場合、粘着テープは、リール状台紙上にて一定の間隔を持って連続的に貼り付けられている。そして、このリール状台紙から粘着テープを剥離するために、ナイフエッジ機構が用いられている。ナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置は、例えば特許文献1に開示されている。図11は、特許文献1のテープ剥離装置内部の概略構成を示す断面図である。

0007

図11に示される特許文献1のテープ剥離装置200において、粘着テープ202が貼り付けられた帯状台紙201(以下、帯状台紙付テープとする)は、ローラによってナイフエッジ203へ搬送される。そして、帯状台紙201がナイフエッジ203により鋭角に折り曲げられることによって、粘着テープ202は帯状台紙201から剥離される。また、テープ剥離装置200では、供給リール204から巻取リール205に至る間に多くのローラが配置されている。帯状台紙201は、これらローラによって、所定量引き出されたり、テンションが付与されたりして、搬送される。

先行技術

0008

特開2011−116486号公報(2011年 6月16日公開

発明が解決しようとする課題

0009

ナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置によるテープの剥離動作において、まず、帯状台紙と粘着テープとは吸着ヘッド吸着される。そして、粘着テープが吸着された状態で、ナイフエッジ機構により帯状台紙から粘着テープを剥離する。そして、剥離後、粘着テープのみが吸着ヘッドに吸着されている。このとき、粘着テープにはシワが無い状態が望まれる。例えば、吸着ヘッドを液晶モジュール上の所定位置に移動後、粘着テープを貼り付ける際、吸着ヘッド上の粘着テープにシワがあると、シワが寄ったまま液晶モジュールに粘着テープを貼ることになる。このため、液晶モジュールの品質低下を招く。

0010

特に、吸着ヘッドやナイフエッジの加工精度の悪さ、または両部材組立精度の悪さによって、吸着ヘッド及びナイフエッジの互いの対向面が平行に構成されていない場合がある。このような場合、特許文献1のようなナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置においては、シワが入った状態で吸着ヘッドによってテープを剥離・吸着するおそれがある。

0011

また、特許文献1のテープ剥離装置は、従来のナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置と比較して、テープのシワ発生を抑えるという課題を解決する上では有用であるが、さらに有用な装置の開発が望まれていた。

0012

本発明は、上記問題点に対し鑑みなされたものであり、その目的は、台紙から剥離された、吸着ヘッド上のテープのシワの発生を抑えることができるテープ剥離装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0013

上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るテープ剥離装置は、台紙にテープが貼付けられた台紙付テープからテープを剥離するテープ剥離装置であって、上記台紙を折り曲げる可動式エッジ部が設けられた折り曲げ部材と、上記折り曲げ部材と対向して配置され、上記テープを吸着する吸着部と、を備え、上記可動式エッジ部は、折り曲げ部材の本体に対し回転可能に取付けられ、先端部が上記台紙を介して上記吸着部に接触するようになっていることを特徴としている。

発明の効果

0014

本発明の一態様によれば、台紙から剥離された吸着ヘッド(吸着部)上のテープのシワの発生を抑えることができるという効果を奏する。

図面の簡単な説明

0015

(a)は、ナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置におけるテープの剥離動作時のナイフエッジベース近傍の構成を示す拡大断面図であり、(b)は、吸着ヘッド1及びナイフエッジベースの互いの対向面が平行に構成されていない場合におけるテープの剥離動作の様子を示す拡大断面図である。
(a)は、吸着ヘッドによって吸着されたテープに形成されたシワの状態を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示すシワが形成されたテープをモジュールに貼り付けた状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態1に係るテープ剥離装置に備えられたナイフエッジベースの概略構成を示す、分解斜視図及び断面図である。
本発明の実施形態2に係るテープ剥離装置を説明するための図であり、(a)は、1つの台紙に対し複数のテープが並列して貼り付けられた台紙付テープの構成を示す斜視図であり、(b)は、(a)に示す台紙付テープに適用可能な、実施形態2に係るテープ剥離装置の概略構成を示す斜視図であり、(c)は、(b)に示すテープ剥離装置に備えられたナイフエッジベースの概略構成を示す上面図である。
本発明の実施形態3に係るテープ剥離装置を説明するための図であり、(a)は、ナイフエッジベースの本体に対し回転可能に設けられた場合における可動式ナイフエッジ部材回転ピン位置関係を示す拡大断面図であり、(b)は、可動式ナイフエッジ部材によって折れ曲がった台紙にかかる張力を示した図である。
本発明の実施形態4に係るテープ剥離装置に備えられたナイフエッジベースの概略構成を示す断面図である。
本発明の実施形態5に係るテープ剥離装置を説明するための図であり、(a)は、テープの剥離動作において、ナイフエッジベースの移動動作の終了が近づき、短冊状台紙上のテープの大部分が剥離された状態を示す側面図であり、(b)は、押圧部材を備えたテープ剥離装置の構成を示す側面図であり、短冊状台紙が台紙供給部からナイフエッジベースへ送り出され、吸着ヘッドとナイフエッジベースとによって挟持された状態を示し、(c)は、(b)に示すテープ剥離装置によるテープの剥離動作において、ナイフエッジベースの移動動作の終了が近づき、短冊状台紙上のテープの大部分が剥離された状態を示す側面図であり、(d)は、押圧部材が(b)及び(c)に示す構成と異なるテープ剥離装置の概略構成を示す側面図である。
一般的な液晶表示パネルの概略構成を示す斜視図である。
ピンセットを用いて、保護テープを作業者の手により押圧して液晶表示パネルに貼り付ける様子を示した斜視図である。
シート状台紙状態にて供給されるテープの概略構成を示す斜視図である。
特許文献1のテープ剥離装置内部の概略構成を示す断面図である。

実施例

0016

〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1図3参照して、詳細に説明する。図1の(a)は、ナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置におけるテープの剥離動作時のナイフエッジベース2近傍の構成を示す拡大断面図であり、図1の(b)は、吸着ヘッド1及びナイフエッジベース2の互いの対向面が平行に構成されていない場合におけるテープの剥離動作の様子を示す拡大断面図である。

0017

図1の(a)に示されるように、吸着ヘッド1とナイフエッジベース2との互いの対向面が平行になるように構成されている場合、テープ8の剥離動作において、台紙7は、所定のナイフエッジ角度(折れ曲がり角度)にて折れ曲がる。そして、テープ8は、ナイフエッジベース2の先端部2dにて台紙7から剥離される。

0018

一方、図1の(b)に示されるように、例えば、吸着ヘッド1やナイフエッジベース2の加工精度の悪さ、または両部材の組立精度の悪さによって、吸着ヘッド1及びナイフエッジベース2の互いの対向面が平行に構成されていない場合、吸着ヘッド1とナイフエッジベース2との距離が一定でなくなる。このため、ナイフエッジベース2の先端部2dは、先端部2d以外のナイフエッジベース2よりも、吸着ヘッド1から若干離れて配置される。図1の(b)に示される構成によって、台紙7とテープ8とは、ナイフエッジ効果により剥離される。このとき、台紙7とテープ8との剥離部分3では、台紙7は、テープ8から引き離す方向に引っ張られる。この結果、テープ8に対して吸着ヘッド1から引き離す方向に剥離力が働く。ここで、テープ8は、真空吸着等によって吸着ヘッド1に吸着されている。それゆえ、テープ8に対して働く上記剥離力によって、剥離部分3にあるテープ8が部分的に吸着ヘッド1から浮き上がる。このようなテープ8の吸着ヘッド1からの浮き上がりは、テープ8のシワ発生の原因の一つとなっている。

0019

図2の(a)は、吸着ヘッド1によって吸着されたテープ8に形成されたシワの状態を示す斜視図である。また、図2の(b)は、図2の(a)に示すシワが形成されたテープ8をモジュール20に貼り付けた状態を示す斜視図である。

0020

図2の(a)及び(b)に示されるように、吸着ヘッド1に吸着されたテープ8にシワが入っていると、モジュール20に貼り付けられたテープ8にも同様にシワが入る。モジュール20に貼り付けられるテープ8が例えば遮光テープである場合、テープ8に入ったシワ部分から光漏れが発生し、モジュール20の品質低下を招く。このため、ナイフエッジ機構を備えたテープ剥離装置においては、シワの発生を抑えた状態でテープ8を台紙7から剥離し、吸着ヘッド1に吸着することが重要である。

0021

そこで、本実施形態に係るテープ剥離装置は、ナイフエッジベース2に台紙7を折り曲げる可動式ナイフエッジ部材21(可動式エッジ部)が設けられている。そして、可動式ナイフエッジ部材21は、折り曲げ部材の本体22に対し回転可能に取付けられ、先端部21dが台紙7を介して吸着ヘッド1に接触するようになっている。図3は、本実施形態に係るテープ剥離装置に備えられたナイフエッジベース2の概略構成を示す、分解斜視図及び断面図である。

0022

図3に示されるように、折り曲げ部材の本体22には、可動式ナイフエッジ部材21を支持する支持部22aが形成されている。そして、可動式ナイフエッジ部材21は、支持部22a内で回転ピン23(回転軸)によって回転可能になっている。これにより、この可動式ナイフエッジ部材21を、回転ピン23を軸として回転させて、可動式ナイフエッジ部材21の先端部21dがテープ8を押し付ける位置(すなわち、先端部21dが台紙7を介して吸着ヘッド1に接触する位置)に調整し固定することが可能になる。その結果、テープ8の剥離動作時における、吸着ヘッド1からテープ8が浮き上がることを確実に防止することができ、シワの発生を抑えた状態でテープ8を吸着ヘッド1に吸着することができる。

0023

〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

0024

本実施形態に係るテープ剥離装置は、剥離対象である台紙付テープが台紙に対し複数のテープが並列して貼り付けられた構成である点が実施形態1と異なる。

0025

台紙に貼り付けられたテープ(以下、台紙付テープとする)は、図4の(a)に示されるように、1つの台紙7に対し複数のテープ8a・8bが並列して貼り付けられた構成になっていてもよい。例えば、矩形形状の液晶モジュールの4辺にテープ8として遮光テープを貼り付ける場合、4種類の遮光テープを貼り付ける必要がある。液晶モジュールの2つの長辺それぞれに貼り付ける遮光テープ2種類と、2つの短辺それぞれに貼り付ける遮光テープ2種類とである。液晶モジュールの長辺に貼り付ける2種類の遮光テープは、長さが等しいので、図4の(a)に示す構成を実現できる。同様に、液晶モジュールの短辺に貼り付ける2種類の遮光テープも、図4の(a)に示す構成を実現できる。

0026

図4の(a)に示す構成を有する台紙付テープからテープ8a・8bを剥離し吸着するテープ剥離装置は、図4の(b)に示されるように、テープ8a・8bそれぞれに対応した吸着ヘッド1a・1bを備えている。これら吸着ヘッド1a・1bによって、テープ8a・8bを台紙7から剥離し吸着させ、所定のモジュール位置に貼り付ける構成が可能となる。このようにテープ8a・8bを同時に剥離・吸着する構成は、テープ剥離時間のタクト短縮が図れる。

0027

ここで、図4の(a)に示される台紙付テープは、テープ8a・8bの厚さに若干のばらつきが発生することがある。そこで、折り曲げ部材2Aは、図4の(c)に示されるように、本体22に複数の可動式ナイフエッジ部材21a・21bが取り付けられている。そして、これら可動式ナイフエッジ部材21a・21bは、テープ8a・8bそれぞれに対応する位置に並列して配されている。このような構成とすることによって、2種類のテープ8a・8bを同時に台紙7から剥離する際、テープ8a・8bそれぞれを、厚さのばらつきに応じて最適な条件で吸着ヘッド1に押し付けることが可能になる。このため、シワの発生を抑えて、複数のテープ8a・8bを同時に剥離することが可能になる。

0028

〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

0029

本実施形態は、実施形態1,2において、可動式ナイフエッジ部材21と回転ピン23の位置関係をさらに特定した形態である。

0030

図5の(a)は、ナイフエッジベースの本体に対し回転可能に設けられた場合における可動式ナイフエッジ部材21と回転ピン23の位置関係を示す拡大断面図である。図5の(b)は、可動式ナイフエッジ部材21によって折れ曲がった台紙7にかかる張力を示した図である。なお、図5では、ナイフエッジベース2の本体22、及び吸着ヘッド1の図示は省略している。

0031

テープ8の剥離動作時において、台紙7は、図示しないテープ保持部材によって、所定のナイフエッジ角度θ(折れ曲がり角度)にて力F1で引っ張られている。すなわち、台紙7には、折れ曲がり方向の力F1が作用している。また、台紙7の折れ曲がり部分と反対側の他端は、固定のため力F2が作用する。力F2は、ナイフエッジベース2における台紙付テープの支持面22b(図3参照)の面内方向の力である。このように可動式ナイフエッジ部材21によって折れ曲がった台紙7には2方向の力F1・F2が作用する。それゆえ、可動式ナイフエッジ部材21の先端部21dには、力F1及びF2の合力F3が作用する。回転ピン23は、可動式ナイフエッジ部材21の先端部21dに作用する合力F3によって先端部21dが台紙7を介して吸着ヘッド1に接触するよう、可動式ナイフエッジ部材21に回転力が働く位置に配置されている。より詳しくは、回転ピン23は、合力F3の方向に対し下方になるように配置される。その結果、可動式ナイフエッジ部材21にはL方向の回転力が働く。したがって、可動式ナイフエッジ部材21の上方に吸着ヘッド1がある場合、可動式ナイフエッジ部材21の先端部21dは吸着ヘッド1の下面に押し付けられることになる。それゆえ、常にテープ8を吸着ヘッド1の下面に押し付けながら剥離動作ができるため、テープ8の浮き上がりを無くしテープシワの発生を抑えた剥離が可能となる。

0032

また、テープ8を剥離するためのテンションをかけることによって、可動式ナイフエッジ部材21の回転力が発生するため、回転力を発生させる部材構成が不要である。

0033

〔実施形態4〕
本発明のさらに他の実施形態について、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

0034

本実施形態に係るテープ剥離装置は、弾性部材を備えている点が、前記実施形態1〜3と異なる。

0035

具体的には、図6に示されるように、ナイフエッジベース2は、弾性部材24を備えていてもよい。この弾性部材24が可動式ナイフエッジ部材21に対し弾性力を付与することによって、先端部21dが台紙7を介して吸着ヘッドに接触するようなL方向の回転力が働く。このように弾性部材24を設け弾性力を調整することによって、先端部21dの吸着ヘッド1への台紙7を介した接触力を最適な値に調整することができる。その結果、安定したテープ剥離動作が可能となる。

0036

〔実施形態5〕
本発明のさらに他の実施形態について、図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。

0037

本実施形態に係るテープ剥離装置は、台紙の端部をナイフエッジベース支持面に押え付ける押圧機構を備えた点が、前記実施形態1〜4と異なる。

0038

テープ8の全長を剥離するためには、図7の(a)に示されるように、さらにナイフエッジベース2を方向Aと反対方向に移動させる必要がある。ここで、ナイフエッジ機構によるテープ8の剥離動作のために、台紙7には、図示しない保持部材によってテンションが付加されている。また、台紙7における保持部材が保持する端部と反対側の端部7bは、吸着ヘッド1とナイフエッジベース2とに挟まれることによって保持されている(図7の(a)では、吸着ヘッド1とナイフエッジベース2とに挟まれることにとによって保持された台紙7の領域を「台紙保持可能領域」としている)。

0039

そこで、本実施形態に係るテープ剥離装置は、図7の(b)に示されるように、ナイフエッジベース2における可動式ナイフエッジ部材21と反対側の位置に配された台紙7の端部7bをナイフエッジベース2の支持面22bに押え付ける押圧部材30(押圧機構)を備えていてもよい。

0040

この押圧部材30によって、台紙7の端部7bの位置が固定される。このため、台紙7に対し、保持部材によってテンションが付加されても、台紙7がずれることがない。それゆえ、より確実にテープ8の剥離動作を行うことができるとともに、吸着ヘッド1上にてテープ8のシワが発生するのを防止することができる。

0041

なお、押圧部材30は、吸着ヘッド1と一体的に形成されている必要はない。図4の(b)に示されるように、台紙7の端部7bは、吸着ヘッド1から突出するように配置されており、この突出部分は、ナイフエッジベース2と押圧部材30とによって挟み込むことによって保持されている。なお、ナイフエッジベース2と押圧部材30とによって保持されている台紙7の部分には、テープ8が貼り付けられていない。このため、台紙付テープにおいて、押圧部材30が押える部分は、吸着ヘッド1とナイフエッジベース2とによって挟み込まれている部分と比較して、テープ8の厚さ分だけ薄くなっている。このため、台紙押え部材による台紙7の押え面は、吸着ヘッド1による台紙7の押え面よりも、テープ8の厚さ分だけ、ナイフエッジベース2側に近接して配置されている。

0042

図7の(c)は、図7の(b)に示すテープ剥離装置によるテープ8の剥離動作において、ナイフエッジベース2の移動動作の終了が近づき、台紙7上のテープ8の大部分が剥離された状態を示す側面図である。図7の(c)に示されるように、ナイフエッジベース2の移動動作の終了が近づいた状態であっても、台紙7の端部7bは、ナイフエッジベース2と押圧部材30とによって挟み込まれ、位置が固定されている。

0043

図7の(d)は、図7の(b)及び(c)に示す押圧部材30と構成が異なる押圧部材30Aまたは30Bを備えたテープ剥離装置の概略構成を示す側面図である。

0044

図7の(d)に示される押圧部材30Aは、台紙7との接触部分が弾性体12によって構成されている。これによって、仮にテープ8の厚さ等にばらつきがあったとしても、台紙7の端部7bは、ナイフエッジベース2と押圧部材30Aとによって挟み込まれるので、位置を固定することができる。また、押圧部材30Aは、押圧部材による台紙7の押え面と吸着ヘッド1による台紙7の押え面との配置にばらつきがあっても、台紙7の端部7bの位置を固定することができる。なお、弾性体12は、例えば、ゴムスポンジ等の軟質材によって構成されている。

0045

また、図7の(d)に示される押圧部材30Bは、スプリング機構を備えている。このスプリング機構は、台紙7との接触部13が、押圧部材30Bの本体に、バネ14を介して連結された構成になっている。押圧部材30Bの本体は、バネ14によって上下動する接触部13を案内する側壁15を有している。このようなスプリング機構を備えた押圧部材30Bは、押圧部材30Aと同様の効果を奏する。なお、スプリング機構は、バネ14を備えたものに限定されず、例えば、押圧部材30Bの本体と接触部13と側壁15とに囲まれた空間に空気のみが介在し、接触部13の上下動が可能な構成であってもよい。

0046

〔まとめ〕
本発明の態様1に係るテープ剥離装置は、台紙7にテープ8が貼付けられた台紙付テープからテープ8を剥離するテープ剥離装置であって、上記台紙7を折り曲げる可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)が設けられた折り曲げ部材(ナイフエッジベース2)と、上記折り曲げ部材(ナイフエッジベース2)と対向して配置され、上記テープ8を吸着する吸着部(吸着ヘッド1)と、を備え、上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)は、折り曲げ部材の本体22に対し回転可能に取付けられ、先端部21dが上記台紙7を介して上記吸着部(吸着ヘッド1)に接触するようになっている。

0047

上記の構成によれば、上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)は、折り曲げ部材の本体22に対し回転可能に取付けられ、先端部21dが上記台紙7を介して上記吸着部(吸着ヘッド1)に接触するようになっているので、テープ8の剥離動作時における、上記吸着部(吸着ヘッド1)からテープ8が浮き上がることを確実に防止することができ、シワの発生を抑えた状態でテープ8を上記吸着部(吸着ヘッド1)に吸着することができる。

0048

本発明の態様2に係るテープ剥離装置は、上記態様1において、上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)の回転軸(回転ピン23)は、上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)に対し、テープ剥離動作時に上記台紙7にかかる上記折り曲げ部材(ナイフエッジベース2)における台紙付テープ支持面(支持面22b)の面内方向及び上記台紙の折れ曲がり方向の2方向の張力(力F1、F2)の合力F3によって上記先端部21dが上記台紙7を介して上記吸着部(吸着ヘッド1)に接触するように回転力(L方向の回転力)が働く位置に配置されている。

0049

上記の構成によれば、上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)の上方に上記吸着部(吸着ヘッド1)がある場合、上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)の先端部21dは上記吸着部(吸着ヘッド1)の下面に押し付けられることになる。それゆえ、上記の構成によれば、常にテープ8を上記吸着部(吸着ヘッド1)の下面に押し付けながら剥離動作ができるため、テープ8の浮き上がりを無くしテープシワの発生を抑えた剥離が可能となる。

0050

本発明の態様3に係るテープ剥離装置は、上記態様1または2において、上記台紙付テープは、台紙7に対し複数のテープ8a・8bが並列して貼り付けられた構成になっており、上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21a、21b)は、折り曲げ部材(ナイフエッジベース2)の本体22に複数取り付けられ、上記複数のテープ8a・8bそれぞれに対応する位置に並列して配されている構成であってもよい。

0051

上記の構成によれば、2種類のテープ8a・8bを同時に台紙7から剥離する際、テープ8a・8bそれぞれを、厚さのばらつきに応じて最適な条件で上記吸着部(吸着ヘッド1)に押し付けることが可能になる。このため、上記の構成によれば、シワの発生を抑えて、複数のテープ8a・8bを同時に剥離することが可能になる。

0052

本発明の態様4に係るテープ剥離装置は、上記態様1から3において、上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)に対し、先端部21dが上記台紙7を介して上記吸着部(吸着ヘッド1)に接触するように回転力(L方向の回転力)が働くように、弾性力を付与する弾性部材24を備えている。

0053

上記の構成によれば、弾性部材24を設け弾性力を調整することによって、先端部21dの吸着ヘッド1への台紙7を介した接触力を最適な値に調整することができる。その結果、安定したテープ剥離動作が可能となる。

0054

本発明の態様5に係るテープ剥離装置は、上記態様1から4において、上記折り曲げ部材(ナイフエッジベース2)における上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)と反対側の位置に配された台紙7を折り曲げ部材(ナイフエッジベース2)の台紙付テープ支持面(支持面22b)に押え付ける押圧機構(押圧部材30)を備えている。

0055

上記の構成によれば、押圧機構(押圧部材30)によって、上記折り曲げ部材(ナイフエッジベース2)における上記可動式エッジ部(可動式ナイフエッジ部材21)と反対側の位置に配された台紙7(例えば台紙7の端部7b)が固定される。このため、台紙7に対しテンションが付加されても、台紙7がずれることがない。それゆえ、より確実にテープ8の剥離動作を行うことができるとともに、上記吸着部(吸着ヘッド1)上にてテープ8のシワが発生するのを防止することができる。

0056

本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。

0057

本発明は、テープを台紙から剥離し、剥離したテープを貼付対象部材に貼り付ける技術全般に利用することができる。

0058

1吸着ヘッド(吸着部)
2ナイフエッジベース(折り曲げ部材)
21、21a、21b可動式ナイフエッジ部材(可動式エッジ部)
21d 先端部
22 本体
22b支持面(台紙付テープ支持面)
23回転ピン(回転軸)
24弾性部材
7 台紙
8、8a、8bテープ
30押圧部材(押圧機構)

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