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技術 照明システム及び照明の調節方法

出願人 大和ハウス工業株式会社
発明者 伊東亜矢子
出願日 2013年9月20日 (5年10ヶ月経過) 出願番号 2013-195309
公開日 2015年3月30日 (4年3ヶ月経過) 公開番号 2015-060790
状態 特許登録済
技術分野 光源の回路一般
主要キーワード 事前予測 職場環境 アンビエント アンビエント照明 ホモグラフィ変換 体調判定 体調管理 業務量
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年3月30日)のものです。
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図面 (6)

課題

対象者体調に基づいてアンビエント照明手段及び/又はタスク照明手段を自動的に制御し、当該対象者の体調の改善を図ることが可能な照明ステムを提供する。

解決手段

室内全体の照明を調節可能なアンビエント照明装置10と、前記室内に在室している対象者2に対応して設けられ、当該対象者2の周囲の局所的な照明を調節可能なタスク照明装置20と、対象者2の体調を判定可能なカメラ30及びパソコン50と、カメラ30及びパソコン50により判定される対象者2の体調に基づいて、前記体調が改善するようにアンビエント照明装置10及び/又はタスク照明装置20の運転を制御するパソコン50とを具備した。

概要

背景

従来、室内の照明を自動的に調節する照明システム及び照明の調節方法の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。

特許文献1には、アンビエント用照明装置アンビエント照明手段)及びタスク用照明装置タスク照明手段)と、当該各照明装置を制御する制御装置(制御手段)と、を具備する照明システムが記載されている。

一般的に、作業者対象者)の体調(具体的には、対象者の覚醒感や集中感)は、時間帯に応じて悪化したり良好になったりする傾向がある。そこで特許文献1に記載の照明システムでは、制御手段に当該傾向が予め記憶され、時間帯に応じて各照明手段の出力が制御される。これによって、当該照明システムは対象者の体調の改善を図ることができる。

しかしながら、特許文献1に記載の照明システムは、予め記憶された一般的な対象者の体調の変化の傾向に応じて各照明手段を制御するため、必ずしも実際の対象者の体調に適した制御を行うことができるとは限らない点で不利であった。

概要

対象者の体調に基づいてアンビエント照明手段及び/又はタスク照明手段を自動的に制御し、当該対象者の体調の改善をることが可能な照明システムを提供する。室内全体の照明を調節可能なアンビエント照明装置10と、前記室内に在室している対象者2に対応して設けられ、当該対象者2の周囲の局所的な照明を調節可能なタスク照明装置20と、対象者2の体調を判定可能なカメラ30及びパソコン50と、カメラ30及びパソコン50により判定される対象者2の体調に基づいて、前記体調が改善するようにアンビエント照明装置10及び/又はタスク照明装置20の運転を制御するパソコン50とを具備した。

目的

本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、対象者の体調に基づいてアンビエント照明手段及び/又はタスク照明手段を自動的に制御し、当該対象者の体調の改善を図ることが可能な照明システム及び照明の調節方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

この技術が所属する分野

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請求項1

室内全体照明を調節可能なアンビエント照明手段と、前記室内に在室している対象者に対応して設けられ、当該対象者の周囲の局所的な照明を調節可能なタスク照明手段と、前記対象者の体調を判定可能な体調判定手段と、前記体調判定手段により判定される対象者の体調に基づいて、前記体調が改善するように前記アンビエント照明手段及び/又は前記タスク照明手段の運転を制御する制御手段とを具備する照明システム

請求項2

前記体調には、前記対象者の集中力の程度を示す集中度が含まれる、請求項1に記載の照明システム。

請求項3

前記制御手段は、前記対象者の集中度が基準値よりも低い場合には、当該対象者に対応するタスク照明手段による照度の、前記アンビエント照明手段による照度に対する比が高くなるように、前記アンビエント照明手段及び/又は前記タスク照明手段の運転を制御する、請求項2に記載の照明システム。

請求項4

前記制御手段は、前記対象者の集中度が基準値よりも低い場合には、当該対象者に休憩を促すように、前記アンビエント照明手段及び/又は前記タスク照明手段の運転を制御する、請求項2又は請求項3に記載の照明システム。

請求項5

前記体調には、前記対象者の疲労の程度を示す疲労度が含まれる、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の照明システム。

請求項6

前記制御手段は、前記対象者の疲労度が基準値よりも高い場合には、当該対象者に休憩を促すように、前記アンビエント照明手段及び/又は前記タスク照明手段の運転を制御する、請求項5に記載の照明システム。

請求項7

前記対象者の体調に関する警告を発することが可能な報知手段をさらに具備し、前記制御手段は、前記体調判定手段によって判定された前記対象者の疲労度が複数回連続して基準値よりも高い場合には、前記報知手段によって警告を発する、請求項6に記載の照明システム。

請求項8

前記体調判定手段は、前記対象者の瞬きを検出し、当該瞬きに基づいて前記対象者の体調を判定する、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の照明システム。

請求項9

室内に在室している対象者の集中力の程度を示す集中度及び前記対象者の疲労の程度を示す疲労度を判定し、当該判定された集中度及び疲労度に基づいて、室内全体の照明であるアンビエント照明及び/又は前記対象者の周囲の局所的な照明であるタスク照明を調節する照明の調節方法であって、前記対象者の集中度が基準値よりも低い場合には、前記タスク照明による照度の、前記アンビエント照明による照度に対する比が高くなるように、前記アンビエント照明及び/又は前記タスク照明を調節し、前記対象者の疲労度が基準値よりも高い場合には、当該対象者に休憩を促すように、前記アンビエント照明及び/又は前記タスク照明を調節する照明の調節方法。

技術分野

0001

本発明は、室内の照明を自動的に調節する照明システム及び照明の調節方法の技術に関する。

背景技術

0002

従来、室内の照明を自動的に調節する照明システム及び照明の調節方法の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。

0003

特許文献1には、アンビエント用照明装置アンビエント照明手段)及びタスク用照明装置タスク照明手段)と、当該各照明装置を制御する制御装置(制御手段)と、を具備する照明システムが記載されている。

0004

一般的に、作業者対象者)の体調(具体的には、対象者の覚醒感や集中感)は、時間帯に応じて悪化したり良好になったりする傾向がある。そこで特許文献1に記載の照明システムでは、制御手段に当該傾向が予め記憶され、時間帯に応じて各照明手段の出力が制御される。これによって、当該照明システムは対象者の体調の改善を図ることができる。

0005

しかしながら、特許文献1に記載の照明システムは、予め記憶された一般的な対象者の体調の変化の傾向に応じて各照明手段を制御するため、必ずしも実際の対象者の体調に適した制御を行うことができるとは限らない点で不利であった。

先行技術

0006

特開2005−235553

発明が解決しようとする課題

0007

本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、対象者の体調に基づいてアンビエント照明手段及び/又はタスク照明手段を自動的に制御し、当該対象者の体調の改善を図ることが可能な照明システム及び照明の調節方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。

0009

即ち、請求項1においては、室内全体の照明を調節可能なアンビエント照明手段と、前記室内に在室している対象者に対応して設けられ、当該対象者の周囲の局所的な照明を調節可能なタスク照明手段と、前記対象者の体調を判定可能な体調判定手段と、前記体調判定手段により判定される対象者の体調に基づいて、前記体調が改善するように前記アンビエント照明手段及び/又は前記タスク照明手段の運転を制御する制御手段とを具備するものである。

0010

請求項2においては、前記体調には、前記対象者の集中力の程度を示す集中度が含まれるものである。

0011

請求項3においては、前記制御手段は、前記対象者の集中度が基準値よりも低い場合には、当該対象者に対応するタスク照明手段による照度の、前記アンビエント照明手段による照度に対する比が高くなるように、前記アンビエント照明手段及び/又は前記タスク照明手段の運転を制御するものである。

0012

請求項4においては、前記制御手段は、前記対象者の集中度が基準値よりも低い場合には、当該対象者に休憩を促すように、前記アンビエント照明手段及び/又は前記タスク照明手段の運転を制御するものである。

0013

請求項5においては、前記体調には、前記対象者の疲労の程度を示す疲労度が含まれるものである。

0014

請求項6においては、前記制御手段は、前記対象者の疲労度が基準値よりも高い場合には、当該対象者に休憩を促すように、前記アンビエント照明手段及び/又は前記タスク照明手段の運転を制御するものである。

0015

請求項7においては、前記対象者の体調に関する警告を発することが可能な報知手段をさらに具備し、前記制御手段は、前記体調判定手段によって判定された前記対象者の疲労度が複数回連続して基準値よりも高い場合には、前記報知手段によって警告を発するものである。

0016

請求項8においては、前記体調判定手段は、前記対象者の瞬きを検出し、当該瞬きに基づいて前記対象者の体調を判定するものである。

0017

請求項9においては、室内に在室している対象者の集中力の程度を示す集中度及び前記対象者の疲労の程度を示す疲労度を判定し、当該判定された集中度及び疲労度に基づいて、室内全体の照明であるアンビエント照明及び/又は前記対象者の周囲の局所的な照明であるタスク照明を調節する照明の調節方法であって、前記対象者の集中度が基準値よりも低い場合には、前記タスク照明による照度の、前記アンビエント照明による照度に対する比が高くなるように、前記アンビエント照明及び/又は前記タスク照明を調節し、前記対象者の疲労度が基準値よりも高い場合には、当該対象者に休憩を促すように、前記アンビエント照明及び/又は前記タスク照明を調節するものである。

発明の効果

0018

本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。

0019

請求項1においては、対象者の体調に基づいてアンビエント照明手段及び/又はタスク照明手段を自動的に制御し、当該対象者の体調の改善を図ることができる。

0020

請求項2においては、対象者の集中度の改善(向上)を図ることができる。

0021

請求項3においては、タスク照明手段による照度のアンビエント照明手段による照度に対する比を高めることにより、対象者の集中度の改善(向上)を図ることができる。

0022

請求項4においては、対象者に休憩を促すことにより、当該対象者の集中度の改善(向上)を図ることができる。

0023

請求項5においては、対象者の疲労度の改善(低減)を図ることができる。

0024

請求項6においては、対象者に休憩を促すことにより、当該対象者の疲労度の改善(低減)を図ることができる。

0025

請求項7においては、対象者の疲労度の改善(低減)が困難である旨を報知すると共に、当該対象者の疲労度の根本的な改善を促すことができる。

0026

請求項8においては、対象者の瞬きに基づいて、自動的に当該対象者の体調を判定することができる。

0027

請求項9においては、対象者の集中度及び疲労度に基づいてアンビエント照明及び/又はタスク照明を調節することで、当該対象者の集中度の改善(向上)及び疲労度の改善(低減)を図ることができる。

図面の簡単な説明

0028

本発明の一実施形態に係る照明システムの全体的な構成を示した模式図。
照明システムによる制御を示すフローチャート
同じく、図2の制御の続きを示すフローチャート。
同じく、図3の制御の続きを示すフローチャート。
顔の器官座標を示した模式図。

実施例

0029

まず、図1を用いて、本発明に係る照明システムの実施の一形態である照明システム4の構成について説明する。

0030

照明システム4は、部屋1の内部(室内)に在室している人の体調が改善するように、室内の照明環境を自動的に調節するものである。本実施形態においては、照明システム4が設けられる部屋1内には、1名の人(対象者2)が在室しているものとする。照明システム4は、主としてアンビエント照明装置10、タスク照明装置20、カメラ30、表示装置40及びパソコン50を具備する。

0031

アンビエント照明装置10は、本発明に係るアンビエント照明手段の実施の一形態である。アンビエント照明装置10は、部屋1の室内全体の照明(アンビエント照明)を調節するものである。アンビエント照明装置10は、部屋1の天井に互いに所定間隔をおいて複数個所設けられる。アンビエント照明装置10は、その出力を適宜調節することで、部屋1の室内全体の照明を調節することができる。

0032

タスク照明装置20は、本発明に係るタスク照明手段の実施の一形態である。タスク照明装置20は、対象者2の周囲の局所的な照明(タスク照明)を調節するものである。タスク照明装置20は、対象者2に対応して設けられる。具体的には、タスク照明装置20は、対象者2が着座した3に設けられる。タスク照明装置20は、その出力を適宜調節することで、対象者2の作業スペースである机3の上の局所的な照明を調節することができる。

0033

カメラ30は、本発明に係る体調判定手段の実施の一形態である。カメラ30は、対象者2の顔を撮像するものである。カメラ30は、机3に着座した対象者2の前方に配置される。具体的には、カメラ30は、対象者2に対応して設けられたタスク照明装置20に一体的に設けられる。カメラ30は、机3に着座した対象者2の顔を常時撮像することができる。

0034

表示装置40は、本発明に係る報知手段の実施の一形態である。表示装置40は、対象者2の体調に関する警報を発するものである。表示装置40は、液晶ディスプレイ等により構成される。表示装置40は、任意の位置に適宜配置される。具体的には、表示装置40は、対象者2の体調を管理する立場にある人(管理者)が視認可能な場所に設けられる。

0035

パソコン50は、本発明に係る制御手段及び体調判定手段の実施の一形態である。パソコン50は、カメラ30により撮像される対象者2の顔から当該対象者2の体調を判定すると共に、当該判定された体調に基づいてアンビエント照明装置10及びタスク照明装置20の運転を制御するものである。
パソコン50は、RAMやROM等の記憶部、CPU等の演算処理部等により構成され、種々の情報に基づいて所定の演算処理や記憶等を行うことができる。

0036

パソコン50はアンビエント照明装置10に接続され、当該アンビエント照明装置10の運転を制御することができる。
パソコン50はタスク照明装置20に接続され、当該タスク照明装置20の運転を制御することができる。
パソコン50はカメラ30に接続され、当該カメラ30が撮像した画像データを取得することができる。
パソコン50は表示装置40に接続され、当該表示装置40に任意の情報を表示させることができる。

0037

次に、図2から図5までを用いて、上述の如く構成された照明システム4において、パソコン50がアンビエント照明装置10及びタスク照明装置20の運転を制御することによって、部屋1の室内の照明を調節する様子(照明の調節方法)について詳細に説明する。
なお、初期状態として、パソコン50は、タスク照明装置20による机3上の照度が300(lx)、アンビエント照明装置10による机3上の照度が400(lx)となるように、当該タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御しているものとする。

0038

図2のステップS101において、パソコン50は、対象者2が机3に着座したことを検出する。具体的には、パソコン50はカメラ30によって撮像された画像から、対象者2が机3に着座したか否かを判定することができる。
パソコン50は、対象者2が机3に着座したと判定した場合、ステップS102に移行する。

0039

ステップS102において、パソコン50は、対象者2が机3に着座している累積時間計測する。具体的には、パソコン50は対象者2が机3に着座した時点(ステップS101)から、当該対象者2が机3に着座している時間の計測を開始する。計測開始後に対象者2が一時的に机3を離れた場合には、当該対象者2が机3を離れている時間は累積時間としてカウントしない。
パソコン50は、対象者2が机3に累積で45分間着座したと判定した場合、ステップS103に移行する。

0040

ステップS103において、パソコン50は、対象者2の体調を推定する。具体的には、パソコン50は対象者2の体調を示す指標として、「集中度」及び「疲労度」を推定する。
以下、集中度及び疲労度の推定方法について具体的に説明する。

0041

まず、図5を用いて、集中度の推定方法について説明する。
ここで、「集中度」とは、対象者2の集中力の程度を示すものである。本実施形態においては、「対象者2の所定時間当たりの瞬き回数」に基づいて「集中度」を推定する。

0042

まず、パソコン50は、(1)カメラ30によって常時(正確には、微小時間毎に)撮像される対象者2の顔の画像データを取得する。

0043

次に、パソコン50は、(2)取得した各画像データに現された対象者2の顔の器官(目E及びN)を座標に変換する。
具体的には、図5に示すように、パソコン50は取得した各画像データに現された対象者2の顔のうち、右目Eの最も内側に位置する端部の点を点P1と、左目Eの最も内側に位置する端部の点を点P2と、右の鼻Nの穴の最も外側に位置する端部の点を点P3と、左の鼻Nの穴の最も外側に位置する端部の点を点P4と、右目Eの上まぶたのうち最も上に位置する端部の点を点P5と、右目Eの下まぶたのうち最も下に位置する端部の点を点P6と、左目Eの上まぶたのうち最も上に位置する端部の点を点P7と、左目Eの下まぶたのうち最も下に位置する端部の点を点P8と、それぞれ決定する。

0044

次に、パソコン50は、(3)対象者2の顔の器官の座標を正規化する。
具体的には、パソコン50は点P1、点P2、点P3及び点P4を用いてホモグラフィ変換アフィン変換等を行い、撮像された対象者2の顔の傾きが座標に与える影響、すなわち測定誤差打ち消すように、当該座標を正規化する。

0045

次に、パソコン50は、(4)正規化された対象者2の顔の器官の座標を位置情報距離情報)に変換する。
具体的には、パソコン50は、正規化された座標を、点P5から点P6までの距離、及び点P7から点P8までの距離にそれぞれ変換する。以下では、当該点P5から点P6までの距離を「右目開閉度」と、点P7から点P8までの距離を「左目開閉度」と、それぞれ記す。

0046

次に、パソコン50は、(5)右目開閉度及び左目開閉度をそれぞれ標準開閉度と比較し、当該標準開閉度に対して所定の閾値以上変化した(小さくなった)場合には対象者2が瞬きをしたと判定する。
ここで、「標準開閉度」とは、瞬きをしていない時(標準時)における対象者2の右目開閉度及び左目開閉度である。当該標準開閉度は、予め測定されてパソコン50に記憶されている。対象者2ごとの標準開閉度を記憶しておくことで、より正確な制御を行うことが可能となる。
また、「所定の閾値」とは、例えば3ピクセル等、予め任意に設定される値である。当該所定の閾値としては、対象者2が瞬きをしたと判定できるような値を、実験等に基づいて選定することが望ましい。

0047

パソコン50は、(6)上述の(1)から(5)までのような瞬きの判定方法を用いて検出される対象者2の瞬きの、所定時間当たりの回数頻度)をカウントする。
ここで、「所定時間」とは、例えば1分間等、予め任意に設定される時間である。

0048

パソコン50は、このようにして得られた対象者2の所定時間当たりの瞬き回数に基づいて、集中度を推定する。
すなわち、一般的に、人は何かに集中している時ほど瞬き回数が少なくなる傾向にあるため、所定時間当たりの瞬き回数から集中度を推定することができる。具体的には、所定時間当たりの瞬き回数が少ないほど集中度は高く、所定時間当たりの瞬き回数が多いほど集中度は低いものと推定することができる。

0049

次に、図5を用いて、疲労度の推定方法について説明する。
ここで、「疲労度」とは、対象者2の疲労の程度を示すものである。本実施形態においては、「対象者2の所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬き(後述する)の回数の割合」に基づいて「疲労度」を推定する。

0050

まず、パソコン50は、上述の集中度の推定方法と同様に、(1)カメラ30によって常時(正確には、微小時間毎に)撮像される対象者2の顔の画像データを取得し、(2)取得した各画像データに現された対象者2の顔の器官(目E及び鼻N)を座標に変換し、(3)対象者2の顔の器官の座標を正規化し、(4)正規化された対象者2の顔の器官の座標を位置情報(距離情報)に変換し、(5)右目開閉度及び左目開閉度をそれぞれ標準開閉度と比較し、当該標準開閉度に対して所定の閾値以上変化した(小さくなった)場合には対象者2が瞬きをしたと判定する。

0051

次に、パソコン50は、(6)上述の(1)から(5)までのような瞬きの判定方法を用いて検出された対象者2の瞬きの中から、右目開閉度及び左目開閉度が標準開閉度に対して所定の閾値以上変化した(小さくなった)状態が所定時間以上続いている瞬きを検出する。
ここで、「所定の閾値」とは、例えば2ピクセル等、予め任意に設定される値である。当該所定の閾値としては、対象者2が瞬きをしようとしていると判定できるような値を、実験等に基づいて選定することが望ましい。
また、「所定時間」とは、例えば2(秒)等、予め任意に設定される時間である。当該所定時間としては、対象者2が疲れていない状態(通常時)における瞬きに要する時間よりも大きい値が選定される。
すなわち、パソコン50は、対象者2の瞬きの中から、右目開閉度及び左目開閉度が小さい状態が長く続くような瞬き(ゆっくりした瞬き)を検出する。このような比較的ゆっくりした瞬きは、対象者2が疲労している状態において発生し易い。以下、このようなゆっくりした瞬きを、単に「疲労瞬き」と記す。

0052

次に、パソコン50は、(7)対象者2の所定時間当たりの瞬き回数(頻度)に占める疲労瞬きの回数の割合を算出する。
ここで、「所定時間」とは、例えば1分間等、予め任意に設定される時間である。

0053

パソコン50は、このようにして得られた対象者2の所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合に基づいて、疲労度を推定する。
すなわち、一般的に、人は疲れている時ほどゆっくりした瞬き(疲労瞬き)を多数行うと考えられるため、所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合から疲労度を推定することができる。具体的には、所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合が低いほど疲労度は低く、所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合が高いほど疲労度は高いものと推定することができる。

0054

パソコン50は、対象者2の集中度及び疲労度を推定した場合、ステップS104に移行する。

0055

ステップS104において、パソコン50は、対象者2の集中度が基準値よりも低いか否かを判定する。
具体的には、パソコン50は、対象者2の「所定時間当たりの瞬き回数が所定の閾値より多い」場合には、「集中度が基準値よりも低い」ものと判定する。また、パソコン50は、対象者2の「所定時間当たりの瞬き回数が所定の閾値以下である」場合には、「集中度が基準値以上である」ものと判定する。
ここで、「所定の閾値」とは、例えば6(回)等、予め任意に設定される値である。当該所定の閾値としては、対象者2の集中度が改善を要する程度に低いか否かを判定できるような値を、実験等に基づいて選定することが望ましい。
パソコン50は、対象者2の集中度が基準値よりも低い、すなわち対象者2の所定時間当たりの瞬き回数が所定の閾値より多い場合には、ステップS105に移行する。
パソコン50は、対象者2の集中度が基準値以上である、すなわち対象者2の所定時間当たりの瞬き回数が所定の閾値以下である場合には、ステップS106に移行する。

0056

ステップS105において、パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値よりも高いか否かを判定する。
具体的には、パソコン50は、対象者2の「所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合が所定の閾値より高い」場合には、「疲労度が基準値よりも高い」ものと判定する。また、パソコン50は、対象者2の「所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合が所定の閾値以下である」場合には、「疲労度が基準値以下である」ものと判定する。
ここで、「所定の閾値」とは、例えば50(%)等、予め任意に設定される値である。当該所定の閾値としては、対象者2の疲労度が改善を要する程度に高いか否かを判定できるような値を、実験等に基づいて選定することが望ましい。
パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値以下である、すなわち対象者2の所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合が所定の閾値以下である場合には、ステップS107(図3参照)に移行する。
パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値よりも高い、すなわち対象者2の所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合が所定の閾値より高い場合には、ステップS110(図3参照)に移行する。

0057

ステップS104から移行したステップS106において、パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値よりも高いか否かを判定する。
パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値よりも高い、すなわち対象者2の所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合が所定の閾値より高い場合には、ステップS113(図3参照)に移行する。
パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値以下である、すなわち対象者2の所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合が所定の閾値以下である場合には、ステップS119(図4参照)に移行する。

0058

ステップS105から移行した図3に示すステップS107において、パソコン50は、タスク照明装置20を明滅(点滅)させる。
このように、パソコン50はタスク照明装置20を明滅させることで、対象者2に小休憩(例えば、5分程度の短い休憩)を促す。対象者2に小休憩させることで、当該対象者2の集中度を高める(改善する)ことができる。
パソコン50は、対象者2が机3を離れるまでタスク照明装置20の明滅を継続させる。対象者2が机3を離れた場合、パソコン50はタスク照明装置20の明滅を停止させる。
パソコン50はステップS107の処理を行った後、ステップS108に移行する。

0059

ステップS108において、パソコン50は、対象者2が机3に着座したこと(戻ってきたこと)を検出する。
パソコン50は、対象者2が机3に着座したと判定した場合、ステップS109に移行する。

0060

ステップS109において、パソコン50は、アンビエント照明装置10による照度に対するタスク照明装置20による照度の比(以下、この比を単に「タスクアンビエント比」と記す)が高くなるように、当該アンビエント照明装置10及びタスク照明装置20の運転を制御する。
具体的には、パソコン50は、タスク照明装置20による机3上の照度が500(lx)、アンビエント照明装置10による机3上の照度が300(lx)となるように、当該タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御する。このように制御することで、タスク・アンビエント比(500/300)は、初期状態におけるタスク・アンビエント比(300/400)に比べて高くなる。
一般的に、タスク・アンビエント比を高くすることによって、人の集中度を高める(改善する)ことができる。従って、本実施形態においては、タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御してタスク・アンビエント比を高めることで、対象者2の集中度を高めることができる。
パソコン50は、当該ステップS109の処理を行った後、再度ステップS103(図2参照)に移行する。

0061

ステップS105(図2参照)から移行した図3に示すステップS110において、パソコン50は、タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10を減光させる。
このように、パソコン50は、タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10を、例えば対象者2の仕事がし難くなる程度まで減光させることで、対象者2に休憩(例えば、15分程度の休憩)を促す。対象者2に休憩させることで、当該対象者2の集中度を高める(改善する)と共に、疲労度を低減させる(改善する)ことができる。
パソコン50は、対象者2が机3を離れるまでタスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の減光を継続させる。対象者2が机3を離れた場合、パソコン50はタスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の出力を、減光する以前の出力まで元に戻す。
パソコン50はステップS110の処理を行った後、ステップS111に移行する。

0062

ステップS111において、パソコン50は、対象者2が机3に着座したこと(戻ってきたこと)を検出する。
パソコン50は、対象者2が机3に着座したと判定した場合、ステップS112に移行する。

0063

ステップS112において、パソコン50は、タスク・アンビエント比が高くなるように、アンビエント照明装置10及びタスク照明装置20の運転を制御する。
具体的には、パソコン50は、タスク照明装置20による机3上の照度が500(lx)、アンビエント照明装置10による机3上の照度が300(lx)となるように、当該タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御する。このように制御することで、タスク・アンビエント比(500/300)は、初期状態におけるタスク・アンビエント比(300/400)に比べて高くなる。
このように、タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御してタスク・アンビエント比を高めることで、対象者2の集中度を高めることができる。
パソコン50は、当該ステップS112の処理を行った後、ステップS116(図4参照)に移行する。

0064

ステップS106(図2参照)から移行した図3に示すステップS113において、パソコン50は、タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10を減光させる。
このように、パソコン50は、タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10を、例えば対象者2の仕事がし難くなる程度まで減光させることで、対象者2に休憩(例えば、15分程度の休憩)を促す。対象者2に休憩させることで、当該対象者2の疲労度を低下させる(改善する)ことができる。
パソコン50は、対象者2が机3を離れるまでタスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の減光を継続させる。対象者2が机3を離れた場合、パソコン50はタスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の出力を、減光する以前の出力まで元に戻す。
パソコン50はステップS113の処理を行った後、ステップS114に移行する。

0065

ステップS114において、パソコン50は、対象者2が机3に着座したこと(戻ってきたこと)を検出する。
パソコン50は、対象者2が机3に着座したと判定した場合、ステップS115に移行する。

0066

ステップS115において、パソコン50は、タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10による照度が初期状態と同じ値になるように、当該タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御する。
具体的には、パソコン50は、タスク照明装置20による机3上の照度が300(lx)、アンビエント照明装置10による机3上の照度が400(lx)となるように、当該タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御する。
パソコン50は、当該ステップS115の処理を行った後、ステップS116(図4参照)に移行する。

0067

ステップS112又はステップS115(図3参照)から移行した図4に示すステップS116において、パソコン50は、対象者2が机3に着座している累積時間を計測する。具体的には、パソコン50は対象者2が机3に着座した時点(ステップS111又はステップS114)から、当該対象者2が机3に着座している時間の計測を開始する。計測開始後に対象者2が一時的に机3を離れた場合には、当該対象者2が机3を離れている時間は累積時間としてカウントしない。
パソコン50は、対象者2が机3に累積で45分間着座したと判定した場合、ステップS117に移行する。

0068

ステップS117において、パソコン50は、対象者2の体調を推定する。具体的には、パソコン50は対象者2の「疲労度」を推定する。
パソコン50は、対象者2の疲労度を推定した場合、ステップS118に移行する。

0069

ステップS118において、パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値よりも高いか否かを判定する。
パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値以下である場合には、ステップS119に移行する。
パソコン50は、対象者2の疲労度が基準値よりも高い場合には、ステップS120に移行する。

0070

ステップS119において、パソコン50は、タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10による照度が初期状態と同じ値になるように、当該タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御する。
具体的には、パソコン50は、タスク照明装置20による机3上の照度が300(lx)、アンビエント照明装置10による机3上の照度が400(lx)となるように、当該タスク照明装置20及びアンビエント照明装置10の運転を制御する。
パソコン50は、当該ステップS115の処理を行った後、再度ステップS102(図2参照)に移行する。

0071

ステップS118から移行したステップS120において、パソコン50は、表示装置40を用いて対象者2の体調が悪い旨の警報を発する。
具体的には、パソコン50は表示装置40の画面上に、対象者2が非常に疲労している可能性がある旨を表示させる。当該表示を前記管理者に見せることによって、当該管理者に対象者2の体調管理業務量の変更等を促すことができる。

0072

上述の如く、対象者2の集中度が基準値よりも低く(ステップS104でYes)、かつ疲労度が基準値以下である(ステップS105でNo)場合には、対象者2に小休憩を促す(ステップS107)と共に、タスク・アンビエント比を高める(ステップS109)ことで、集中度の向上を図ることができる。

0073

また、対象者2の集中度が基準値よりも低く(ステップS104でYes)、かつ疲労度が基準値よりも高い(ステップS105でYes)場合には、対象者2に休憩を促す(ステップS110)と共に、タスク・アンビエント比を高める(ステップS112)ことで、疲労度の低減及び集中度の向上を図ることができる。

0074

また、対象者2の集中度が基準値以上であり(ステップS104でNo)、かつ疲労度が基準値よりも高い(ステップS106でYes)場合には、対象者2に休憩を促す(ステップS113)ことで、疲労度の低減を図ることができる。

0075

さらに、対象者2の疲労度が基準値よりも高いと判定された場合(ステップS105又はステップS106でYes)には、その後再度対象者2の疲労度を推定する(ステップS117)。当該疲労度が基準値よりも高いと再び判定された場合(ステップS118でYes)には、警報を発する(ステップS120)ことで、対象者2の体調の根本的な改善(体調管理や業務量の変更等)を促すことができる。

0076

以上の如く、本実施形態に係る照明システム4は、
室内全体の照明を調節可能なアンビエント照明装置10(アンビエント照明手段)と、
前記室内に在室している対象者2に対応して設けられ、当該対象者2の周囲の局所的な照明を調節可能なタスク照明装置20(タスク照明手段)と、
対象者2の体調を判定可能なカメラ30及びパソコン50(体調判定手段)と、
前記体調判定手段により判定される対象者2の体調に基づいて、前記体調が改善するようにアンビエント照明装置10及び/又はタスク照明装置20の運転を制御するパソコン50(制御手段)とを具備するものである。
このように構成することにより、対象者2の体調に基づいてアンビエント照明装置10及び/又はタスク照明装置20を自動的に制御し、当該対象者2の体調の改善を図ることができる。

0077

また、前記体調には、対象者2の集中力の程度を示す集中度が含まれるものである。
このように構成することにより、対象者2の集中度の改善(向上)を図ることができる。

0078

また、パソコン50は、
対象者2の集中度が基準値よりも低い場合には、当該対象者2に対応するタスク照明装置20による照度の、アンビエント照明装置10による照度に対する比が高くなるように、アンビエント照明装置10及び/又はタスク照明装置20の運転を制御するものである。
このように、タスク照明装置20による照度のアンビエント照明装置10による照度に対する比を高めることにより、対象者2の集中度の改善(向上)を図ることができる。

0079

また、パソコン50は、
対象者2の集中度が基準値よりも低い場合には、当該対象者2に休憩を促すように、アンビエント照明装置10及び/又はタスク照明装置20の運転を制御するものである。
このように、対象者2に休憩を促すことにより、当該対象者2の集中度の改善(向上)を図ることができる。

0080

また、前記体調には、対象者2の疲労の程度を示す疲労度が含まれるものである。
このように構成することにより、対象者2の疲労度の改善(低減)を図ることができる。

0081

また、パソコン50は、
対象者2の疲労度が基準値よりも高い場合には、当該対象者2に休憩を促すように、アンビエント照明装置10及び/又はタスク照明装置20の運転を制御するものである。
このように、対象者2に休憩を促すことにより、当該対象者2の疲労度の改善(低減)を図ることができる。

0082

また、照明システム4は、
対象者2の体調に関する警告を発することが可能な表示装置40(報知手段)をさらに具備し、
パソコン50は、
前記体調判定手段によって判定された対象者2の疲労度が2回連続して基準値よりも高い場合には、表示装置40によって警告を発するものである。
このように構成することにより、対象者2の疲労度の改善(低減)が困難である旨を報知すると共に、当該対象者2の疲労度の根本的な改善を促すことができる。

0083

また、前記体調判定手段は、
対象者2の瞬きを検出し、当該瞬きに基づいて対象者2の体調を判定するものである。
このように構成することにより、対象者2の瞬きに基づいて、自動的に当該対象者2の体調を判定することができる。
また、瞬きの回数等に基づいて、集中度や疲労度だけでなく、ドライアイ等の目に関する症状の事前予測を行うことも可能であり、ひいてはドライアイ等の予防を図ることもできる。

0084

また、本実施形態に係る照明の調節方法は、
室内に在室している対象者2の集中力の程度を示す集中度及び対象者2の疲労の程度を示す疲労度を判定し、当該判定された集中度及び疲労度に基づいて、室内全体の照明であるアンビエント照明及び/又は対象者2の周囲の局所的な照明であるタスク照明を調節する照明の調節方法であって、
対象者2の集中度が基準値よりも低い場合には、前記タスク照明による照度の、前記アンビエント照明による照度に対する比が高くなるように、前記アンビエント照明及び/又は前記タスク照明を調節し、
対象者2の疲労度が基準値よりも高い場合には、当該対象者2に休憩を促すように、前記アンビエント照明及び/又は前記タスク照明を調節するものである。
このように構成することにより、対象者2の集中度及び疲労度に基づいてアンビエント照明及び/又はタスク照明を調節することで、当該対象者2の集中度の改善(向上)及び疲労度の改善(低減)を図ることができる。

0085

なお、本実施形態においては、部屋1の室内に対象者2は1名のみ在室しているものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、2名以上在室していても良い。この場合、各対象者2が着座する机3にそれぞれタスク照明装置20及びカメラ30が設けられる。このような構成において、各対象者2の体調(集中度及び疲労度)が改善されるように、照明の制御を行うことが可能である。

0086

また、本発明に係るアンビエント照明手段及びタスク照明手段は、本実施形態に係るアンビエント照明装置10及びタスク照明装置20に限るものではなく、その種類(LED、有機EL等)、個数、配置等を限定するものではない。

0087

また、本発明に係る制御手段は、本実施形態に係るパソコン50に限るものではなく、種々の情報に基づいてアンビエント照明手段及びタスク照明手段の運転を制御することが可能なものであれば良い。

0088

また、本実施形態においては、対象者2の瞬きに基づいて当該対象者2の体調を判定するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、その他対象者2に関する情報(表情行動等)に基づいて当該対象者2の体調を判定する構成とすることも可能である。

0089

また、本発明に係る体調判定手段は、本実施形態に係るカメラ30及びパソコン50に限るものではなく、対象者2の体調を判定可能な種々の装置(例えば、対象者2の心拍数を測定する装置等)を用いることも可能である。

0090

また、本発明に係る報知手段は、本実施形態に係る表示装置40に限るものではなく、対象者2の体調に関する警告を発することが可能なもの(例えば、ブザー等)であれば良い。

0091

また、本実施形態においては、表示装置40は管理者が視認可能な場所に設けられるもの、すなわち当該管理者に警告を発するものとしたが、本発明に係る報知手段はこれに限るものではない。すなわち、報知手段は、対象者2本人に対して警告を発するものであっても良い。

0092

また、本実施形態において、パソコン50はアンビエント照明装置10及びタスク照明装置20の両方の出力を変更することで、タスク・アンビエント比を変更するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、アンビエント照明装置10又はタスク照明装置20のいずれか一方だけの出力を変更することで、タスク・アンビエント比を変更する構成とすることも可能である。

0093

また、本実施形態において例示した数値、すなわち、アンビエント照明装置10及びタスク照明装置20による照度、各種の閾値、時間等は一例であり、各値は任意に設定することが可能である。

0094

また、本実施形態においては、対象者2に(小)休憩を促す際に、アンビエント照明装置10及びタスク照明装置20を明滅又は減光させるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、対象者2に休憩を促す際の各照明装置の制御方法は、任意に設定することが可能である。例えば、いずれかの照明装置を一定時間だけ消灯する等の制御を行うことも可能である。

0095

また、本実施形態においては、対象者2に(小)休憩を促す際に、アンビエント照明装置10及びタスク照明装置20を用いるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、他の方法で対象者2に(小)休憩を促す構成とすることも可能である。例えば、当該対象者2が使用しているパソコンにその旨を表示させたり、ブザー等でその旨を報知したりする構成とすることも可能である。

0096

また、本実施形態においては、対象者2の疲労度が2回連続して基準値よりも高い場合には警告するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、対象者2の疲労度が3回以上連続して基準値よりも高い場合に警告する構成とすることも可能である。

0097

また、本実施形態の如く、対象者2の疲労度が基準値よりも高いか否かを連続して判定する場合(ステップS105(又は、ステップS106)及びステップS118)、判定の基準となる基準値は異なる値であっても良い。例えば、2回目(ステップS118)で対象者2の疲労度が基準値よりも高いと判定された場合には警告を発することになる(ステップS120)ため、より慎重を期すために当該2回目の基準値は1回目の基準値よりもやや高い値に(すなわち、所定時間当たりの瞬き回数に占める疲労瞬きの回数の割合を、高い値に)設定しても良い。

0098

また、本実施形態の如き制御において、対象者2の集中度及び疲労度の高低のデータを蓄積することで、対象者2が行う業務の効率を推測することができる。例えば、対象者2の集中度が低い状態(ステップS104でYes)が繰り返されている場合には、業務効率は低下することが推測される。このような場合には、各照明装置の制御に限らず、職場環境の改善や人員の変更を図る等、業務効率を向上させる対策を施すことも可能である。

0099

2対象者
4照明システム
10アンビエント照明装置(アンビエント照明手段)
20タスク照明装置(タスク照明手段)
30カメラ(体調判定手段)
40表示装置(報知手段)
50パソコン(体調判定手段・制御手段)

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