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技術 温度調整装置

出願人 ホシザキ株式会社
発明者 矢野寛
出願日 2013年9月19日 (7年2ヶ月経過) 出願番号 2013-194497
公開日 2015年3月30日 (5年7ヶ月経過) 公開番号 2015-060449
状態 特許登録済
技術分野 抵抗加熱の制御 気体燃料用ストーブまたはレンジ 電気ストーブ又はレンジ 温度の制御
主要キーワード 圧力検出管 作動停止後 下降率 加熱具合 収容庫内 燃料用ガス 収容庫 均圧弁
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (7)

課題

収容庫内の温度を加熱または冷却する温度調整器作動開始間隔を遵守しつつ、収容庫内の温度が設定温度から大きく乖離しないように温度調整器の作動を制御する。

解決手段

温度調整装置の収容庫内が設定温度TTとなるように温度調整器を作動させて収容庫内を加熱しているときに、温度センサにより検出した検出温度TTから温度調整器の作動停止させたと仮定したときの最高温度TF(R)と、温度調整器を作動停止させたと仮定したときにおける作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度TF(R)とを経時的に予測し、温度センサによる検出温度が最高温度TF(R)以下で作動開始間隔満了時温度TF(F)以上であり、最高温度TF(R)から設定温度TTを減じた値が設定温度TTから作動開始間隔満了時温度TF(F)を減じた値以上となると温度調整器の作動を停止させるように制御した。

概要

背景

下記の特許文献1及び2には温度調整装置一種である加熱調理器が開示されている。これらの加熱調理器は、食材を収容した調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出温度に基づいて調理庫内の温度が所定の設定温度となるようにヒータの作動を制御する制御装置とを備えている。

概要

収容庫内の温度を加熱または冷却する温度調整器作動開始間隔を遵守しつつ、収容庫内の温度が設定温度から大きく乖離しないように温度調整器の作動を制御する。温度調整装置の収容庫内が設定温度TTとなるように温度調整器を作動させて収容庫内を加熱しているときに、温度センサにより検出した検出温度TTから温度調整器の作動停止させたと仮定したときの最高温度TF(R)と、温度調整器を作動停止させたと仮定したときにおける作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度TF(R)とを経時的に予測し、温度センサによる検出温度が最高温度TF(R)以下で作動開始間隔満了時温度TF(F)以上であり、最高温度TF(R)から設定温度TTを減じた値が設定温度TTから作動開始間隔満了時温度TF(F)を減じた値以上となると温度調整器の作動を停止させるように制御した。

目的

本発明は、収容庫内の温度を加熱または冷却する温度調整器の作動開始間隔を遵守しつつ、収容庫内の温度が設定温度から大きく乖離しないように温度調整器の作動を制御することを目的とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

収容庫内を加熱する温度調整器と、前記収容庫内の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出温度に基づいて前記収容庫内の温度が所定の設定温度となるように前記温度調整器の作動を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は前記温度調整器を所定の作動開始間隔経過後でなければ作動させないように制御した温度調整装置において、前記制御装置は前記温度調整器を作動させて前記収容庫内を加熱しているときに、前記温度センサにより検出した検出温度から前記温度調整器の作動停止させたと仮定したときの最高温度と、前記温度調整器を作動停止させたと仮定したときにおける前記作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度とを経時的に予測し、前記温度センサによる検出温度が前記最高温度以下で前記作動開始間隔満了時温度以上であり、前記最高温度から前記設定温度を減じた値が前記設定温度から前記作動開始間隔満了時温度を減じた値以上となると前記温度調整器の作動を停止させるように制御したことを特徴とする温度調整装置。

請求項2

収容庫内を冷却する温度調整器と、前記収容庫内の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出温度に基づいて前記収容庫内の温度が所定の設定温度となるように前記温度調整器の作動を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は前記温度調整器を所定の作動開始間隔経過後でなければ作動させないように制御した温度調整装置において、前記制御装置は前記温度調整器を作動させて前記収容庫内を冷却しているときに、前記温度センサにより検出した検出温度から前記温度調整器を作動停止させたと仮定したときの最低温度と、前記温度調整器を作動停止させたと仮定したときにおける前記作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度とを経時的に予測し、前記温度センサによる検出温度が前記最低温度以上で前記作動開始間隔満了時温度以下であり、前記設定温度から前記最低温度を減じた値が前記設定温度から前記作動開始間隔満了時温度を減じた値以上となると前記温度調整器の作動を停止させるように制御したことを特徴とする温度調整装置。

技術分野

0001

本発明は、収容庫内温度調整器により設定温度となるように加熱または冷却する温度調整装置に関する。

背景技術

0002

下記の特許文献1及び2には温度調整装置の一種である加熱調理器が開示されている。これらの加熱調理器は、食材を収容した調理庫内を加熱するヒータと、調理庫内の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出温度に基づいて調理庫内の温度が所定の設定温度となるようにヒータの作動を制御する制御装置とを備えている。

先行技術

0003

特開平2−199787号公報
特開2002−081642号公報

発明が解決しようとする課題

0004

上記の各加熱調理器においては、調理庫内の温度は制御装置によるヒータの作動の制御により設定温度となるように制御されている。すなわち、制御装置は、温度センサによる検出温度が設定温度より高い上限温度となるとヒータの作動を停止するように制御し、設定温度より低い下限温度となるとヒータを作動させるように制御している。このような加熱調理器においては、上限温度となるとヒータの作動を停止させ、下限温度となるとヒータの作動を開始させているが、ヒータの作動の停止後も調理庫内の温度は少しの間上昇してから温度が下降し、また、ヒータの作動の開始後も調理庫内の温度は少しの間下降してから温度が上昇し、調理庫内の温度の制御の精度が高くない問題があった。特に、特許文献2のようなガス燃焼式ヒータを用いた加熱調理器においては、ヒータの作動及び作動停止後に上昇または下降する温度の幅が大きく、調理庫内の温度の調整の精度を高くすることとが困難であった。これに対応するには、設定温度の上限温度及び下限温度を設定温度に近くすることで、調理庫内の温度が設定温度から大きく上下に変動するのを防ぐことができる。しかし、設定温度の上限温度及び下限温度を設定温度に近づけすぎると、ヒータが短時間に作動及び作動停止を繰り返すことになり、ヒータが作動回数に起因した製品寿命に早く到達する問題があった。また、特許文献2のようなガス燃焼式ヒータを用いた加熱調理器においては、ヒータの作動回数に起因した製品寿命を長く保つために、ヒータの作動開始間隔を長く設定しなければならなく、設定温度の上限温度及び下限温度を設定温度に近づけて、調理庫内の温度が設定温度から大きく上下に変動するのを防ぐのが困難であった。本発明は、収容庫内の温度を加熱または冷却する温度調整器の作動開始間隔を遵守しつつ、収容庫内の温度が設定温度から大きく乖離しないように温度調整器の作動を制御することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

本発明は、上記課題を解決するために、収容庫内を加熱する温度調整器と、収容庫内の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出温度に基づいて収容庫内の温度が所定の設定温度となるように温度調整器の作動を制御する制御装置とを備え、制御装置は温度調整器を所定の作動開始間隔経過後でなければ作動させないように制御した温度調整装置において、制御装置は温度調整器を作動させて収容庫内を加熱しているときに、温度センサにより検出した検出温度から温度調整器の作動停止させたと仮定したときの最高温度と、温度調整器を作動停止させたと仮定したときにおける作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度とを経時的に予測し、温度センサによる検出温度が最高温度以下で作動開始間隔満了時温度以上であり、最高温度から設定温度を減じた値が設定温度から作動開始間隔満了時温度を減じた値以上となると温度調整器の作動を停止させるように制御したことを特徴とする温度調整装置を提供するものである。

0006

上記のように構成した温度調整装置においては、制御装置は温度調整器を作動させて収容庫内を加熱しているときに、温度センサにより検出した検出温度から温度調整器の作動停止させたと仮定したときの最高温度と、温度調整器を作動停止させたと仮定したときにおける作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度とを経時的に予測し、温度センサによる検出温度が最高温度以下で作動開始間隔満了時温度以上であり、最高温度から設定温度を減じた値が設定温度から作動開始間隔満了時温度を減じた値以上となると温度調整器の作動を停止させるように制御したので、温度調整器の作動開始間隔を遵守したうえで、収容庫内の温度が設定調理温度を挟んで上下に同じ程度の温度幅で最小限にハンチングさせることができ、収容庫内の温度の制御の精度を高くすることができた。

0007

本発明は、上記課題を解決するために、他の実施形態として、収容庫内を冷却する温度調整器と、収容庫内の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出温度に基づいて収容庫内の温度が所定の設定温度となるように温度調整器の作動を制御する制御装置とを備え、制御装置は温度調整器を所定の作動開始間隔経過後でなければ作動させないように制御した温度調整装置において、制御装置は温度調整器を作動させて収容庫内を冷却しているときに、温度センサにより検出した検出温度から温度調整器を作動停止させたと仮定したときの最低温度と、温度調整器を作動停止させたと仮定したときにおける作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度とを経時的に予測し、温度センサによる検出温度が最低温度以上で作動開始間隔満了時温度以下であり、設定温度から最低温度を減じた値が設定温度から作動開始間隔満了時温度を減じた値以上となると温度調整器の作動を停止させるように制御したことを特徴とする温度調整装置を提供するものである。

0008

上記のように構成した温度調整装置においては、制御装置は温度調整器を作動させて収容庫内を冷却しているときに、温度センサにより検出した検出温度から温度調整器を作動停止させたと仮定したときの最低温度と、温度調整器を作動停止させたと仮定したときにおける作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度とを経時的に予測し、温度センサによる検出温度が最低温度以上で作動開始間隔満了時温度以下であり、設定温度から最低温度を減じた値が設定温度から作動開始間隔満了時温度を減じた値以上となると温度調整器の作動を停止させるように制御したので、温度調整器の作動開始間隔を遵守したうえで、収容庫内の温度が設定調理温度を挟んで上下に同じ程度の温度幅で最小限にハンチングさせることができ、収容庫内の温度の制御の精度を高くすることができた。

図面の簡単な説明

0009

本発明の収容庫内を加熱するようにした温度調整装置の一実施形態である加熱調理器の概略図である。
加熱調理器の制御装置を示すブロック図である。
調理庫内の温度を示すグラフである。
本発明の収容庫内を冷却するようにした温度調整装置の一実施形態である冷蔵庫の概略図である。
冷蔵庫の制御装置を示すブロック図である。
収容庫内の温度を示すグラフである。

発明を実施するための最良の形態

0010

以下、本発明の収容庫内を加熱するようにした温度調整装置の一実施形態である加熱調理器を添付図面を参照して説明する。図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内の左側部の機械室13を除いた部分に食材を収容する調理庫収容庫)12を備えている。調理庫12内にはヒータ(温度調整器)21が設けられており、この実施形態のヒータ21は燃料用ガスガスバーナ21aにより燃焼させた燃焼ガスによって調理庫12内を加熱するものである。

0011

ヒータ21は、調理庫12内に加熱管21bを備えており、加熱管21bは通過する燃焼ガスを調理庫12内の空気と熱交換することによって調理庫12内を加熱するものである。加熱管21bの燃料用ガスの導入端部にはガスバーナ21aが設けられており、ガスバーナ21aは燃料用ガスを点火プラグ(図示省略)により着火して燃焼させるものである。なお、点火プラグによる点火はヒータ21の作動開始時に行われるものである。加熱管21bには燃料用ガスと空気とが混合して供給される混合管21cが接続されており、混合管21cには給気管21dと燃料用ガスのガス供給管21fとが接続されている。給気管21dにはブロアファン21eが接続されており、ブロアファン21eは給気管21dを介して混合管21cに燃焼用空気送出するものである。ガス供給管21fには都市ガスまたはプロパンガスなどのガス供給源(図示省略)が接続されている。ガス供給管21fにはガスバルブ21gが介装されており、ガスバルブ21gの開閉によってガス供給源からガス供給管21fを通過する燃料用ガスが供給及び遮断される。ガス供給管21fには均圧弁21hが介装されており、均圧弁21hは圧力検出管21iにより給気管21dに接続されている。均圧弁21hは給気管21dにより供給される燃焼用空気の供給圧力に応じてガス供給管21fを通過する燃料用ガスの圧力を調整し、ガス供給管21fから供給される燃料用ガスの流量を調整するものである。

0012

調理庫12内には空気を循環させる庫内ファン22が設けられており、調理庫12内の空気は庫内ファン22の作動によってヒータ21の加熱管21bに吹き付けられて熱風となって循環する。調理庫12内には温度センサ23が設けられており、温度センサ23は調理庫12内の温度を検出するものである。ハウジング11内の機械室13には蒸気発生装置14が設けられており、蒸気発生装置14は調理庫12内に蒸気を供給するものである。

0013

加熱調理器10は制御装置30を備えており、図2に示すように、この制御装置30は、ヒータ21と、庫内ファン22と、温度センサ23と、蒸気発生装置14とに接続されている。制御装置30はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。

0014

制御装置30はブロアファン21eのファンモータに対する入力電力可変に駆動する駆動回路31を備えており、駆動回路31はブロアファン21eの出力(回転数)、すなわち空気の流量を調整可能としている。制御装置30が駆動回路31によってブロアファン21eの出力を調整することにより、混合管21cに供給される燃焼用空気の流量が調整されている。また、混合管21cに供給される燃焼用空気の流量に応じて、ガス供給管21f内の燃料ガスの圧力が均圧弁21hにより調整され、混合管21cに供給されるガスの流量が調整されている。この駆動回路31によりブロアファン21eの出力を調整して燃焼用空気と燃焼用ガスとの流量を調整することで、ヒータ21の出力(火力)は40〜100%の間で調整可能となっている。なお、駆動回路31はブロアファン21eの駆動周波数を可変に駆動するものにより、ブロアファンの出力(回転数)を調整可能としてもよい。

0015

制御装置30は、ROMに食材を加熱調理するための調理プログラムを備えており、調理プログラムはヒータ21と庫内ファン22とを作動させたホットエアーモードによる調理プログラムと、蒸気発生装置24と庫内ファン22とを作動させたスチームモードによる調理プログラムと、ヒータ21と蒸気発生装置24と庫内ファン22とを作動させたコンビモードによる調理プログラムとからなる3つのモードの調理プログラムとから構成されている。また、これらの各調理プログラムは調理庫12内の食材の調理方法に応じて調理温度調理時間、蒸気濃度が設定されている。なお、図示しない操作パネルを用いて食材の調理方法に適した上記の各モードを選択し、各モードにおける調理温度、調理時間、蒸気濃度を細かく設定可能としてもよい。

0016

ヒータ21は燃料用ガスを燃焼させた燃焼ガスにより調理庫12内を加熱するものであり、ヒータ21の作動回数に起因した製品寿命を確保する必要がある。そのため、制御装置30はヒータ21が短時間で作動及び作動停止(発停)を繰り返さないように、ヒータ21の作動開始間隔を120秒として、ヒータ21の作動開始から作動開始間隔である120秒経過後でなければ一旦停止させたヒータ21を再び作動開始させないように制御している。

0017

制御装置30は各調理プログラムを実行したときに、調理庫12内の温度が所定の設定調理温度(設定温度)となるようにヒータ21の作動を制御している。特に、調理庫12内の温度が設定調理温度に一旦達した後で設定調理温度を維持するように制御しているときには、制御装置30は駆動回路31によりブロアファン21eの出力を調整してヒータ21の出力(火力)を例えば最小の出力(40%の出力)となるように制御しつつ、調理庫12内の温度が設定調理温度を挟んで大きく上下にハンチングしないように以下の制御を実行している。

0018

制御装置30は、設定調理温度TT(℃)となるようにヒータ21を作動させて調理庫12内を加熱しているときに、温度センサ23により検出した検出温度TR(℃)からヒータ21を作動停止(消火)させたと仮定したときの最高温度TF(R)(℃)と、ヒータ21を作動停止させたと仮定したときにおける作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度TF(F)(℃)とを経時的に予測する。詳述すると、ヒータ21を作動させて調理庫12内を加熱しているときに、調理庫12内の温度はヒータ21を作動停止させた後の約30秒間は引き続き上昇し、約30秒後に遅れて最高温度に達する。このとき、ヒータ21を作動停止させた後に上昇する温度はヒータ21の作動中に上昇する温度の上昇率とほぼ同じであり、温度センサ23の検出温度とヒータ21の作動時の温度の上昇率とから所定時間として20秒後の温度をヒータ21を作動停止させたと仮定したときの最高温度TF(R)(℃)として予測する。

0019

制御装置30は、上述したようにヒータ21を作動停止させたと仮定したときの最高温度TF(R)を予測するとともに、ヒータ21を作動停止させたと仮定したときにおける作動停止間隔満了時の温度(作動停止間隔満了時温度TF(F))を予測する。調理庫12内の温度はヒータ21の作動停止から約30秒後に遅れて最高温度に達した後で徐々に下降する。制御装置30は表1に一部を示す調理庫12内の温度と温度の降下速度との関係を示す温度の降下速度のテーブルからヒータ21の作動停止間隔満了時の温度を予測する。

0020

0021

制御装置30は、温度センサ23による検出温度TRが上述した最高温度TF(R)以下で作動開始間隔満了時温度TF(F)以下であるか否か(TF(F)≦TR≦TF(R))を判定(第1判定条件)するとともに、最高温度TF(R)から設定調理温度TTを減じた値が、設定調理温度TTから作動開始間隔満了時温度TF(F)を減じた値以上であるかを判定(第2判定条件)し、これら第1及び第2判定条件を満たしたときにヒータ21の作動を停止させる。

0022

第1判定条件は、調理庫12内の温度がヒータ21の作動開始から約30秒後に遅れて上昇するために、調理庫12内の温度が上昇していない状態を除外するためのものである。第2判定条件は、ヒータ21の作動開始間隔を遵守しつつ、調理庫12内の温度が設定調理温度を挟んで上下に同じ程度の温度幅で最小限にハンチングさせるためのものである。

0023

上記のように構成した加熱調理器10においては、ヒータ21を作動させることにより、調理庫12内の温度は設定調理温度まで上昇する。このとき、制御装置30が温度センサ23の検出に基づいて第1及び第2判定条件を実行してヒータ21の作動を制御し、調理庫12内の温度が設定調理温度を維持するように制御される。

0024

上記のように構成した加熱調理器10においては、調理庫12内の温度が設定調理温度TTとなるようにヒータ21を作動させているときに、制御装置30は、温度センサ23により検出した検出温度からヒータ21の作動停止させたと仮定したときの最高温度TF(R)と、ヒータ21を作動停止させたと仮定したときにおけるヒータ21の作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度TF(F)とを経時的に予測するようにしている。制御装置30は、温度センサ23による検出温度が最高温度TF(R)以下で作動開始間隔満了時温度TF(F)以上の条件を満たし、最高温度TF(R)から設定調理温度TTを減じた値が設定温度TTから作動開始間隔満了時温度TF(F)を減じた値以上となる条件を満たしたときに、ヒータ21の作動を停止させるように制御した。

0025

これにより、ヒータ21の作動開始間隔を遵守したうえで、調理庫12内の温度が設定調理温度TTを挟んで上下に同じ程度の温度幅で最小限にハンチングさせることができ、調理庫12内の温度の制御の精度を高くすることができた。特に、調理庫12内の温度を設定調理温度TTを挟んで同じ程度の温度幅で最小限にハンチングさせたことにより、設定調理温度TTより高いまたは低い方で大きく偏ってハンチングさせたものと比べて、調理庫12内に収容した食材は設定調理温度TTを維持して調理したものに近づけることができ、調理庫12内の食材の加熱具合を良好にすることができた。また、この実施形態のヒータ21はガス燃焼式であるために、ヒータ21の出力の可変できる範囲は40〜100%であり、ヒータ21は低出力(例えば10〜30%)の範囲で可変できず、調理庫12内の温度を設定調理温度付近で上下にあまりハンチングさせずに維持することが困難である。しかし、上記のようにヒータ21の作動を制御したことにより、低出力での可変制御ができないガス燃焼式のヒータ21を用いた加熱調理器10であっても、ヒータ21の作動開始間隔を遵守したうえで、調理庫12内の温度が設定調理温度を挟んで上下に同じ程度の温度幅で最小限にハンチングさせることができ、調理庫12内の温度の制御の精度を高くすることができた。

0026

上記の実施形態においては、ヒータ21はガス燃焼式のヒータであるが、本発明はこれに限られるものでなく、シーズヒータ等の電気式のヒータであっても同様の作用効果を得ることができる。

0027

また、収容庫を温度調整器により加熱する温度調整装置の一実施形態として加熱調理器を例示したが、本発明はこれに限られるものでなく、例えば収容庫に収容した油をヒータにより加熱するフライヤ、収容庫に収容した水を加熱するボイラであってもよく、このようにしたときも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。また、この場合にはヒータは電気式、ガス燃焼式であってもよいが、特にガス燃焼式のヒータのときには作動開始間隔を遵守させる必要があるので、上述した作用効果を顕著に得ることができる。

0028

次に、本発明の収容庫内を冷却するようにした温度調整装置の一実施形態である冷蔵庫10Aについて説明する。図4に示したように、冷蔵庫10Aは、食材を収容する収容庫12Aを備えている。収容庫12A内には冷凍装置(温度調整器)21Aの蒸発器21Aaが設けられている。冷凍装置21Aは圧縮機21Abから圧送された冷媒ガス凝縮器21Acで冷却して液化冷媒とし、この液化冷媒をキャピラリチューブを通過するときに膨張させ、膨張した液化冷媒を蒸発器21Aaを通過させるときにファン22Aにより循環させた収容庫12A内の空気と熱交換させることにより収容庫12A内を冷却するものである。収容庫12A内には収容庫12A内の温度を検出する温度センサ23Aが設けられている。

0029

冷蔵庫10Aは制御装置30Aを備えており、図5に示すように、この制御装置30Aは、冷凍装置21Aと、温度センサ23Aとに接続されている。制御装置30Aはマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置30Aは温度センサ23Aの検出温度に基づいて冷凍装置21Aの作動を制御し、収容庫12内の温度が所定の設定温度となるように制御している。また、制御装置30Aは冷凍装置21A(特に圧縮機21Ab)が短時間で作動及び作動停止(発停)を繰り返さないように、冷凍装置21Aの圧縮機21Abの作動開始間隔を120秒とし、圧縮機21Abの作動開始から作動開始間隔である120秒経過後でなければ一旦停止させた圧縮機21Abを再び作動開始させないように制御している。

0030

制御装置30Aは収容庫12A内の温度が設定温度を挟んで大きく上下にハンチングしないように以下の制御を実行している。制御装置30Aは、設定温度TT(℃)となるように冷凍装置21Aを作動させて収容庫12A内を冷却しているときに、温度センサ23Aにより検出した検出温度から冷凍装置21Aを作動停止させたと仮定したときの最低温度TF(F)(℃)と、冷凍装置21Aを作動停止させたと仮定したときにおける作動開始間隔満了時の作動開始間隔満了時温度TF(R)(℃)とを経時的に予測する。詳述すると、冷凍装置21Aを作動させて収容庫12A内を冷却しているときに、収容庫12A内の温度は冷凍装置21Aを作動停止させた後の約30秒間は引き続き下降し、約30秒後に遅れて最低温度に達する。このとき、冷凍装置21Aを作動停止させた後に下降する温度は冷凍装置21Aの作動中に下降する温度の下降率とほぼ同じであり、温度センサ23の検出温度と冷凍装置21Aの作動時の温度の下降率とから20秒後の温度を冷凍装置21Aを作動停止させたと仮定したときの最低温度TF(F)(℃)として予測する。

0031

制御装置30Aは、上述したように冷凍装置21Aを作動停止させたと仮定したときの最低温度TF(F)を予測するとともに、冷凍装置21Aを作動停止させたと仮定したときにおける作動停止間隔満了時の温度(作動停止間隔満了時温度TF(R))を予測する。収容庫12A内の温度は冷凍装置21Aの作動停止から約30秒後に遅れて最低温度に達した後で徐々に上昇する。制御装置30Aは収容庫12A内の温度と温度の上昇速度との関係を示す温度の上昇速度のテーブルから冷凍装置21Aの作動停止間隔満了時の温度を予測する。

0032

制御装置30Aは、温度センサ23Aによる検出温度TRが上述した最低温度TF(F)以上で作動開始間隔満了時温度TF(R)以下であるか否か(TF(F)≦TR≦TF(R))を判定(第1判定条件)するとともに、設定温度TTから最低温度TF(R)を減じた値が、作動開始間隔満了時温度TF(F)から設定温度TTを減じた値以上となったかを判定(第2判定条件)し、これら第1及び第2判定条件を満たしたときに冷凍装置21Aの作動を停止させる。

0033

第1判定条件は、収容庫12A内の温度が冷凍装置21Aの作動開始から約30秒後に遅れて下降するために、収容庫12A内の温度が下降していない状態を除外するためのものである。第2判定条件は、冷凍装置21Aの作動開始間隔を遵守しつつ、収容庫12A内の温度が設定温度を挟んで上下に同じ程度の温度幅で最小限にハンチングさせるためのものである。

0034

上記のように構成した冷蔵庫10Aにおいては、冷凍装置21Aを作動させることにより、収容庫12A内の温度は設定温度まで下降する。このとき、制御装置30Aが温度センサ23Aの検出に基づいて第1及び第2判定条件を実行して冷凍装置21Aの作動を制御し、収容庫12A内の温度が設定温度を維持するように制御される。

0035

このように構成した冷蔵庫10Aにおいても、上述した加熱調理器10と同様に、冷凍装置21Aの作動開始間隔を遵守したうえで、収容庫12A内の温度が設定温度を挟んで上下に同じ程度の温度幅で最小限にハンチングさせることができ、収容庫12A内の温度の調整の精度を高くすることができた。

0036

上記の実施形態においては、ヒータまたは冷凍装置よりなる温度調整器が低出力(例えば最大出力の20%より低いとき)で作動させることができなく中程度の出力以上(例えば20%以上)で出力を可変制御できないものに特に有効である。

0037

10…温度調整装置(加熱調理器)、10A…温度調整装置(冷蔵庫)、12…収容庫(調理庫)、12A…収容庫、21…温度調整器(ヒータ)、21A…温度調整器(冷凍装置)、23,23A…温度センサ、30,30A…制御装置。

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