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技術 情報処理装置および情報処理方法

出願人 セイコーエプソン株式会社
発明者 久保田満太田浩一郎
出願日 2014年5月21日 (6年6ヶ月経過) 出願番号 2014-104998
公開日 2015年3月26日 (5年7ヶ月経過) 公開番号 2015-057689
状態 特許登録済
技術分野 デジタル計算機のユーザインターフェイス
主要キーワード ハッチング処理 共有モジュール 設定変更用 マルチモニタ グラフィカルユーザーインタフェース ユーザーインターフェース画面 メイン表示装置 画像信号ケーブル
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (13)

課題

決められた状態のグラフィカルユーザーインタフェースGUI)を含む画像が、画像表示装置により表示されることを防止する。

解決手段

PC1は、操作入力受け付ける受付手段11と、少なくとも一のPC1から出力された信号に応じた画像を表示する画像表示装置に、操作入力に応じた画像を表示する表示部の画像を示す信号を出力する出力手段12と、画像表示装置に画像を表示させるPC1の選択をさせるためのGUIを含む画像を、表示部に表示させる第1表示制御手段13と、GUIの状態を、表示面積が小さい第1状態および表示面積が大きい第2状態のうち一の状態から他の状態へ切り換え切換手段14と、GUIを第2状態に切り換えるための操作入力が受け付けられた場合、表示部の画像とは異なる画像を画像表示装置に表示させる第2表示制御手段15とを有する。

概要

背景

複数のユーザーで単一の画像表示装置共有するシステム、すなわち、複数台コンピューターから出力された映像信号を、一台の画像表示装置、例えばプロジェクターに同時に投写させるシステムが知られている。このシステムに関し、特許文献1には、投写画面を変更するための操作画面をコンピューターの画面に表示する技術が記載されている。なお、複数のユーザーで単一の画像表示装置を共有するシステムに関するものではないが、特許文献2には、原画像の上に重ねて表示されるOSD(On Screen Display)画像を一時的に非表示にし、原画像の視認性の低下を防止する技術が記載されている。さらに、特許文献3には、メイン表示装置サブ表示装置とに同じ画像を表示するマルチモニターの制御に関し、メイン表示装置に表示される画像をフリーズ状態にしておく技術が記載されている。

概要

決められた状態のグラフィカルユーザーインタフェースGUI)を含む画像が、画像表示装置により表示されることを防止する。PC1は、操作入力受け付ける受付手段11と、少なくとも一のPC1から出力された信号に応じた画像を表示する画像表示装置に、操作入力に応じた画像を表示する表示部の画像を示す信号を出力する出力手段12と、画像表示装置に画像を表示させるPC1の選択をさせるためのGUIを含む画像を、表示部に表示させる第1表示制御手段13と、GUIの状態を、表示面積が小さい第1状態および表示面積が大きい第2状態のうち一の状態から他の状態へ切り換え切換手段14と、GUIを第2状態に切り換えるための操作入力が受け付けられた場合、表示部の画像とは異なる画像を画像表示装置に表示させる第2表示制御手段15とを有する。

目的

本発明は、他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が、画像表示装置に表示されることを防止する技術を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

第1プログラムモジュールおよび当該第1プログラムモジュールの挙動監視する第2プログラムモジュールを実行する実行部と、画像を表示する表示領域を有する表示部と、を有し、前記第1プログラムモジュールは、前記表示領域のうち当該第1プログラム割り当てられた第1領域に、当該第1プログラムモジュールのユーザーインターフェース画面を表示する表示制御部を有し、前記第2プログラムモジュールは、前記表示部に表示されている画面を、画像表示装置に出力する画像出力部と、前記第1プログラムモジュールが、前記ユーザーインターフェース画面に所定の情報が含まれない第1状態から当該情報が含まれる第2状態に切り替わったことを検出する検出部と、前記第1プログラムモジュールが前記第1状態から前記第2状態に切り替わったことが検出された場合、前記画像出力部に、前記ユーザーインターフェース画面を含まない第2画面を出力させる出力制御部とを有する情報処理装置

請求項2

前記第2状態は、前記第1状態のときよりも前記ユーザーインターフェース画面が大きい状態であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。

請求項3

前記第1状態はユーザーによる入力を受け付けない状態であり、前記第2状態はユーザーによる入力を受け付ける状態であることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。

請求項4

前記第1状態は前記ユーザーインターフェース画面が前記表示部に表示されない状態であり、前記第2状態は前記ユーザーインターフェース画面が前記表示部に表示される状態であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項5

前記第1状態は非アクティブな状態であり、前記第2状態はアクティブな状態であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項6

前記第2画面は、前記第1プログラムモジュールが前記第1状態から前記第2状態に切り替わる前における前記ユーザーインターフェース画面の静止画であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項7

前記第2画面は、全面が共通の輝度の画面であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項8

前記第1プログラムモジュールは、前記画像表示装置を複数のユーザーで共有するための処理を実行する共有部を有し、単一のアプリケーションプログラムが、前記第1プログラムモジュールおよび前記第2プログラムモジュールを含むことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項9

前記検出部は、前記第1プログラムモジュールが前記第2状態から前記第1状態に切り替わったことを検出し、前記第1プログラムモジュールが前記第2状態から前記第1状態に切り替わったことが検出された場合、前記出力制御部は、前記第1領域に、前記ユーザーインターフェース画面を表示させることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の情報処理装置。

請求項10

実行部が第1プログラムモジュールを実行するステップと、前記実行部が前記第1プログラムモジュールの挙動を監視する第2プログラムモジュールを実行するステップと、前記第1プログラムモジュールを実行している前記実行部が、表示部の表示領域のうち当該第1プログラムに割り当てられた第1領域に、当該第1プログラムモジュールのユーザーインターフェース画面を表示するステップと、前記第2プログラムモジュールを実行している前記実行部が、前記表示部に表示されている画面を、画像表示装置に出力するステップと、前記第2プログラムモジュールを実行している前記実行部が、前記第1プログラムモジュールが、前記ユーザーインターフェース画面に所定の情報が含まれない第1状態から当該情報が含まれる第2状態に切り替わったことを検出するステップと、前記第1プログラムモジュールが前記第1状態から前記第2状態に切り替わったことが検出された場合、前記第2プログラムモジュールを実行している前記実行部が、前記画像表示装置に、前記ユーザーインターフェース画面を含まない第2画面を出力するステップとを有する表示制御方法

請求項11

プログラムを実行する実行部を有するコンピューターに、前記実行部が、表示部の表示領域のうち当該プログラムに割り当てられた第1領域に、ユーザーインターフェース画面を表示するステップと、前記実行部が、前記表示部に表示されている画面を、画像表示装置に出力するステップと、前記実行部が、前記ユーザーインターフェース画面に所定の情報が含まれない第1状態から当該情報が含まれる第2状態に切り替わったことを検出するステップと、前記第1状態から前記第2状態に切り替わったことが検出された場合、前記実行部が、前記画像表示装置に、前記ユーザーインターフェース画面を含まない第2画面を出力するステップとを実行させるためのプログラム。

技術分野

0001

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関する。

背景技術

0002

複数のユーザーで単一の画像表示装置共有するシステム、すなわち、複数台コンピューターから出力された映像信号を、一台の画像表示装置、例えばプロジェクターに同時に投写させるシステムが知られている。このシステムに関し、特許文献1には、投写画面を変更するための操作画面をコンピューターの画面に表示する技術が記載されている。なお、複数のユーザーで単一の画像表示装置を共有するシステムに関するものではないが、特許文献2には、原画像の上に重ねて表示されるOSD(On Screen Display)画像を一時的に非表示にし、原画像の視認性の低下を防止する技術が記載されている。さらに、特許文献3には、メイン表示装置サブ表示装置とに同じ画像を表示するマルチモニターの制御に関し、メイン表示装置に表示される画像をフリーズ状態にしておく技術が記載されている。

先行技術

0003

特開2011−215530号公報
特開2010−54550号公報
特開2009−251306号公報

発明が解決しようとする課題

0004

画像表示装置を複数のユーザーで共有する場合、他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が表示されてしまうことがある。例えば特許文献1に記載の技術では、ユーザーが操作している操作画面が、投写画面上にも表示されてしまう。

0005

本発明は、他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が、画像表示装置に表示されることを防止する技術を提供する。

課題を解決するための手段

0006

本発明は、第1プログラムモジュールおよび当該第1プログラムモジュールの挙動監視する第2プログラムモジュールを実行する実行部と、画像を表示する表示領域を有する表示部とを有し、前記第1プログラムモジュールは、前記表示領域のうち当該第1プログラム割り当てられた第1領域に、当該第1プログラムモジュールのユーザーインターフェース画面を表示する表示制御部を有し、前記第2プログラムモジュールは、前記表示部に表示されている画面を、画像表示装置に出力する画像出力部と、前記第1プログラムモジュールが、前記ユーザーインターフェース画面に所定の情報が含まれない第1状態から当該情報が含まれる第2状態に切り替わったことを検出する検出部と、前記第1プログラムモジュールが前記第1状態から前記第2状態に切り替わったことが検出された場合、前記画像出力部に、前記ユーザーインターフェース画面を含まない第2画面を出力させる出力制御部とを有する情報処理装置を提供する。この情報処理装置によれば、他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が、画像表示装置により表示されることが防止される。

0007

前記第2状態は、前記第1状態のときよりも前記ユーザーインターフェース画面が大きい状態であってもよい。この情報処置装置によれば、表示面積が大きい状態の画像が、画像表示装置により表示されることが防止される。

0008

前記第1状態はユーザーによる入力を受け付けない状態であり、前記第2状態はユーザーによる入力を受け付ける状態であってもよい。この情報処置装置によれば、ユーザーによる入力を受け付ける状態の画像が、画像表示装置により表示されることが防止される。

0009

前記第1状態は前記ユーザーインターフェース画面が前記表示部に表示されない状態であり、前記第2状態は前記ユーザーインターフェース画面が前記表示部に表示される状態であってもよい。この情報処置装置によれば、ユーザーインターフェース画面を含む画像が、画像表示装置により表示されることが防止される。

0010

前記第1状態は非アクティブな状態であり、前記第2状態はアクティブな状態であってもよい。この情報処置装置によれば、アクティブな状態のプログラムモジュールの画像が、画像表示装置により表示されることが防止される。

0011

前記第2画面は、前記第1プログラムモジュールが前記第1状態から前記第2状態に切り替わる前における前記ユーザーインターフェース画面の静止画であってもよい。この情報処理装置によれば、表示部に他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が表示されているときに、他のユーザーに見られたくない情報を含まない画像が、画像表示装置により表示される。

0012

前記第2画面は、全面が共通の輝度の画面であってもよい。この情報処理装置によれば、表示部に他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が表示されているときに、他のユーザーに見られたくない情報を含まない画像が、画像表示装置により表示される。

0013

前記第1プログラムモジュールは、前記画像表示装置を複数のユーザーで共有するための処理を実行する共有部を有し、単一のアプリケーションプログラムが、前記第1プログラムモジュールおよび前記第2プログラムモジュールを含んでもよい。この情報処理装置によれば、画像表示装置を複数のユーザーで共有する場合において、他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が、画像表示装置により表示されることが防止される。

0014

前記検出部は、前記第1プログラムモジュールが前記第2状態から前記第1状態に切り替わったことを検出し、前記第1プログラムモジュールが前記第2状態から前記第1状態に切り替わったことが検出された場合、前記出力制御部は、前記第1領域に、前記ユーザーインターフェース画面を表示させてもよい。この情報処理装置によれば、第1プログラムモジュールを第1状態に切り換えるための操作入力がされた場合に、第1プログラムモジュールの画面が画像表示装置により表示される。

0015

また、本発明は、実行部が第1プログラムモジュールを実行するステップと、前記実行部が前記第1プログラムモジュールの挙動を監視する第2プログラムモジュールを実行するステップと、前記第1プログラムモジュールを実行している前記実行部が、表示部の表示領域のうち当該第1プログラムに割り当てられた第1領域に、当該第1プログラムモジュールのユーザーインターフェース画面を表示するステップと、前記第2プログラムモジュールを実行している前記実行部が、前記表示部に表示されている画面を、画像表示装置に出力するステップと、前記第2プログラムモジュールを実行している前記実行部が、前記第1プログラムモジュールが、前記ユーザーインターフェース画面に所定の情報が含まれない第1状態から当該情報が含まれる第2状態に切り替わったことを検出するステップと、前記第1プログラムモジュールが前記第1状態から前記第2状態に切り替わったことが検出された場合、前記第2プログラムモジュールを実行している前記実行部が、前記画像表示装置に、前記ユーザーインターフェース画面を含まない第2画面を出力するステップとを有する表示制御方法を提供する。この表示制御方法によれば、他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が、画像表示装置により表示されることが防止される。

0016

さらに、本発明は、プログラムを実行する実行部を有するコンピューターに、前記実行部が、表示部の表示領域のうち当該プログラムに割り当てられた第1領域に、ユーザーインターフェース画面を表示するステップと、前記実行部が、前記表示部に表示されている画面を、画像表示装置に出力するステップと、前記実行部が、前記ユーザーインターフェース画面に所定の情報が含まれない第1状態から当該情報が含まれる第2状態に切り替わったことを検出するステップと、前記第1状態から前記第2状態に切り替わったことが検出された場合、前記実行部が、前記画像表示装置に、前記ユーザーインターフェース画面を含まない第2画面を出力するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。このプログラムによれば、他のユーザーに見られたくない情報を含む画像が、画像表示装置により表示されることが防止される。

図面の簡単な説明

0017

投写システムPSの概略図。
PCのハードウェア構成を示すブロック図。
プロジェクターのハードウェア構成を示すブロック図。
PCの機能的構成を示すブロック図。
PCによる処理を示すフローチャート
第2状態の変更用GUIを例示する図。
プロジェクターによる処理を示すフローチャート。
第1状態の変更用GUIを例示する図。
PCによる別の処理を示すフローチャート。
画像の対比を示す図。
画像の対比を示す図。
画像の別の対比を示す図。

実施例

0018

1.構成
図1は、本発明の一実施形態に係る投写システムPSの概略図である。投写システムPSは、1台の画像表示装置を複数のユーザーで共有するシステムである。投写システムPSは、複数のパーソナルコンピューター1(1A〜1D)と、プロジェクター2とを有する。

0019

パーソナルコンピューター1(以下、「PC1」という)は、映像信号をプロジェクター2に出力する映像ソースとして機能する情報処理装置である。この例で、PC1AからPC1Dは、それぞれユーザーU1からユーザーU4により利用されている。複数のPC1は、アクセスポイント3を介して、プロジェクター2と無線接続されている。

0020

プロジェクター2は、映像信号により示される画像をスクリーンSCに投写する画像表示装置である。プロジェクター2は、複数のPC1のうち少なくとも一のPC1から出力された映像信号に応じた画像をスクリーンSCに投写する。プロジェクター2は、複数のPC1から映像信号が出力される場合には、各PC1から出力された映像信号に応じた画像(以下、「個別画像」という)が合成された1枚の画像(以下、「合成画像」という)をスクリーンSCに投写する。図1の例では、プロジェクター2は、PC1A、1B、1C、および1Dの各々の個別画像40(40A〜40D)が合成された合成画像50をスクリーンSCに投写している。

0021

投写システムPSにおいて、合成画像50のレイアウトは、各PC1上で実行されるアプリケーションプログラムによって表示部に表示されるグラフィカルユーザーインタフェース(以下、「変更用GUI」という)を介して入力されるユーザーU(U1〜U4)の指示により変更される。つまり、投写システムPSにおいては、各PC1のユーザーUが、合成画像50のレイアウトを変更する権限を有する。この例で、各ユーザーにマスタースレーブのような上下関係はなく、対等である。

0022

図2は、PC1のハードウェア構成を示すブロック図である。PC1は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、記憶部104と、表示部105と、入力部106と、通信部107とを有するコンピューターである。CPU101は、プログラムを実行することによりPC1の各部を制御する装置(実行部)である。ROM102は、各種のプログラムおよびデータを記憶した不揮発性記憶装置である。RAM103は、データを記憶する揮発性の記憶装置である。記憶部104は、データおよびプログラムを記憶する記憶装置、例えばHDD(Hard Disk Drive)である。表示部105は、液晶ディスプレイまたは有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示装置を有する。入力部106は、ユーザーUによる操作入力を受け付ける装置であり、キーボードマウス、および各種ボタン等を備える。通信部107は、他のPC1またはプロジェクター2などの外部装置と通信を行う。

0023

図3は、プロジェクター2のハードウェア構成を示すブロック図である。プロジェクター2は、MCU(Micro Control Unit)201と、ROM202と、RAM203と、映像信号レシーバー204と、フレームレート変換回路205と、パネル駆動回路206と、液晶パネル207と、通信部208とを有する。MCU201は、プログラムを実行することによりプロジェクター2の各部を制御する装置である。ROM202は、各種のプログラム及びデータを記憶した不揮発性の記憶装置である。RAM203は、データを記憶する揮発性の記憶装置である。RAM203は、1フレーム分の画像を示すデータを記憶するフレームメモリーを有する。

0024

映像信号レシーバー204は、PC1から映像信号を取得する。MCU201は、映像信号レシーバー204が取得した映像信号を、1フレームごとの画像としてRAM203のフレームメモリーに記憶する。映像信号レシーバー204が複数のPC1から映像信号を取得する場合、MCU201は、合成画像50を生成し、合成画像をフレームメモリーに記憶する。フレームレート変換回路205は、1秒間における画像の表示切り換え回数が、パネル駆動回路206のフレームレートに合うように、映像信号のフレームレートを変換する。MCU201は、フレームメモリーに記憶された画像を、液晶パネル207の解像度に合わせて拡大又は縮小する。MCU201は、拡大又は縮小後の画像をフレームメモリーに書き込む。パネル駆動回路206は、フレームメモリーから読み出した画像に基づいて、液晶パネル207を駆動するためのパネル駆動信号を生成する。パネル駆動回路206は、液晶パネル207にパネル駆動信号を出力する。液晶パネル207は、マトリクス状に配置された複数の画素を有する。液晶パネル207は、図示せぬ光源から放射された光の光学特性(例えば透過率)を、パネル駆動信号に基づいて画素毎に変調する光変調器ライトバルブ)として用いられる。液晶パネル207により変調された光は、図示せぬレンズにより拡大され、スクリーンSCに投写される。通信部208は、アクセスポイント3を介してPC1と無線通信を行う。

0025

図4は、PC1の機能的構成を示すブロック図である。この例で、本発明に係る機能はソフトウェアにより実現されるので、この図はPC1のソフトウェア構成を示している。PC1は、OS(Operating System)8および会議プログラム9を記憶部104に記憶している。OS8は、PC1において、ハードウェア抽象化したインターフェースをアプリケーションプログラムに提供するソフトウェアである。会議プログラム9は、プロジェクター2を複数のPC1で共有するためのアプリケーションプログラムであり、OS8上で動作する。会議プログラムは、共有モジュール91と、監視モジュール92とを有する。

0026

共有モジュール91は、プロジェクター2を複数のPC1で共有するためのプログラムモジュール(第1プログラムモジュールの一例)である。共有モジュール91は、共有制御部911と、表示制御部912とを有する。共有制御部911は、プロジェクター2との接続を確立する処理、プロジェクター2を共有するユーザーの追加、削除、および変更の処理、並びに合成画像におけるユーザーのレイアウト変更を行う。表示制御部912は、会議プログラムのユーザーインターフェース画面を表示部105に表示させるため、OS8にこの画面のデータを出力する。OS8は、表示部105の表示領域のうち会議プログラムに割り当てられた領域(第1領域の一例)に、そのユーザーインターフェース画面を表示する。なおここで「ユーザーインターフェース画面」とは、プログラムの実行に伴って表示される画面をいい、例えば、実行結果を示す画面、およびユーザーへの入力を促す画面を含む。

0027

監視モジュール92は、共有モジュール91の挙動を監視するプログラムモジュール(第2プログラムモジュールの一例)である。監視モジュール92は、画像出力部921と、検出部922と、出力制御部923とを有する。画像出力部921は、表示部105に表示されている画像を、プロジェクター2に出力する。共有モジュール91によりプロジェクター2との接続が確立されると、表示部105の表示領域に表示されている画像がすべて、プロジェクター2に出力される。すなわち、プロジェクター2による投写画像には、PC1の表示部105に表示されている画面がそのまま含まれている。例えば、PC1でプレゼンテーションスライドショー再生するプログラムが実行されていれば、投写画像にはこのスライドショーが含まれる。PC1で複数のアプリケーションプログラムを起動して、複数のウインドウを表示させると、複数のウインドウを含む画面が投写される。

0028

検出部922は、共有モジュールが第1状態から第2状態に切り替わったことを検出する。第1状態とは、ユーザーインターフェース画面に所定の情報が含まれない状態をいう。所定の情報とは、他のユーザーに見られたくない情報であり、詳細は後述する。第2状態とは、所定の情報が含まれる状態をいう。出力制御部923は、共有モジュール91が第1状態から第2状態に切り替わったことが検出された場合、画像出力部921から出力される画像を、会議プログラム9のユーザーインターフェース画面を含まない第2画面に切り替える。会議プログラム9のユーザーインターフェース画面を含まない画面とは、表示部105にそのとき表示されているものとは異なる画面を意味する。通常、プロジェクター2は、PC1に割り当てられた表示領域において表示部105に表示されている画面と同じ画面を投写するが、第2画面はこれと異なる。

0029

2.動作
2−1.会議プログラムの概要
図5は、PC1からプロジェクター2への映像信号の出力の開始または停止に関する処理を示すフローチャートである。図5は、PC1が、プロジェクター2からの命令に応じて、映像信号の出力を開始し、または停止する処理を示している。以下の例において、投写システムPSは、複数のユーザーによる会議に用いられる。各PC1からプロジェクター2に出力される映像信号は、所定のフレームレートの動画を示す信号である。動画データは、前フレームとの差分を示す。以下の処理は、例えば、PC1とプロジェクター2とが無線接続された状態で、会議プログラムが、PC1において起動されたことを契機として開始される。なお、以下の説明において、会議プログラム9などのソフトウェアを処理の主体として記載する場合があるが、これは、このソフトウェアを実行しているCPU101が、他のハードウェア要素協働して処理を実行することを意味する。

0030

ステップSA1において、共有制御部911は、会議プログラム9が起動されたことをプロジェクター2に通知する。この例では、会議プログラム9が起動されているPC1をプロジェクター2が管理しており、この管理のため、会議プログラムの起動がプロジェクター2に通知される。この通知は、ユーザー名(ユーザーID)を含む。ユーザー名は、例えば、ログイン処理により特定される。なお、ユーザー名に代えて、PC1の装置IDが用いられてもよい。装置IDは、PC1A〜1Dの各々を一意に特定する識別子である。

0031

ステップSA2において、表示制御部912は、変更用GUIを表示部105に表示させる。具体的には、表示制御部912は、変更用GUIを示す画像を生成し、その画像を表示部105に表示させる。OS8により、表示部105の表示領域の一部に変更用GUI用の領域(例えばいわゆるウインドウ)が割り当てられており、変更用GUIはこの領域に表示される。

0032

図6は、変更用GUIを例示する図である。変更用GUI70は、ボタン720(720a〜720c)と、領域L1と、領域L2とを有する。ボタン720は、スクリーンSCの分割数(すなわちスクリーンSCに投写される個別画像40の枚数)の変更を行うためのボタンである。ボタン720aがクリックされると、スクリーンSCは4分割される。ボタン720bがクリックされると、スクリーンSCは2分割される。ボタン720cがクリックされると、スクリーンSCは分割されない(単一の個別画像40が表示される)。図6において、背景ハッチングが施されたボタン720は、現在選択されている分割数を示す。この例では、ボタン720bが選択されており、分割数は2である。

0033

領域L1は、合成画像50における個別画像40の配置を示す領域である。領域L1は、分割数の最大値に相当する領域に分割されている。この例では、領域L1は、2行2列の4つの個別領域f1(f11〜f14)を有する。個別領域f11からf14には、その領域に対応するPC1の識別子(この例ではそのPC1のユーザー名)が表示される。領域L1においては、自装置から出力された個別画像40が合成画像50に含まれているPC1(以下、「アクティブなPC」という)に対応する個別領域f1と、アクティブなPC以外のPC1(以下、「非アクティブなPC」という)に対応する個別領域f1とが区別されて表示される。図6に示す例では、アクティブなPC1に対応する個別領域f1は背景が白で表示されており、非アクティブなPC1に対応する個別領域f1は背景にハッチングが施されている。すなわち、ユーザーU1とユーザーU2により利用されているPC1AおよびPC1BがアクティブなPCである(PC1AとPC1Bの個別画像40が現にスクリーンSCに投写されている)。一方、ユーザーU3により利用されているPC1Cは、非アクティブなPCである(PC1Cの個別画像40は未だスクリーンSCに投写されていない)。なお、領域L1においては、必ずしもすべての個別領域f1にPC1が対応付けられていなくてもよい。図6の例では、個別領域f14には、PC1が対応付けられていない(ユーザー名は表示されていない)。

0034

領域L2は、個別領域f1とPC1との対応関係の変更を行うための領域である。領域L2には、プロジェクター2と無線接続されているPC1の識別子の一覧(以下、「接続PC一覧」という)が表示される。図6の例では、領域L2には、ユーザーU1、ユーザーU2、ユーザーU3、およびユーザーU4の識別子が表示されている。個別領域f1とPC1との対応関係の変更は、ユーザーUがマウスを操作して、領域L2に表示された識別子をドラッグ(マウスのボタンを押したままマウスを移動)し、領域L1においてドロップする(マウスのボタンを離す)ことにより行われる。例えば、領域L2に表示されたユーザーU4の識別子をドラッグし、個別領域f14においてドロップした場合、共有制御部911は、PC1Dを個別領域f14に対応付ける指示が入力されたと判断し、個別領域f14にPC1Dを対応付ける。この対応付けの結果、個別領域f14には、ユーザーU4の識別子が表示される。

0035

なお、変更用GUIの画像を生成するには、現在選択されている分割数やプロジェクター2に接続しているPC1のユーザー名等の情報が必要である。以下、変更用GUIの生成に用いられる情報をレイアウト情報という。レイアウト情報は、プロジェクター2から提供される。プロジェクター2はレイアウト情報を記憶しており、自身に接続しているPC1に対し、所定のタイミングでレイアウト情報を送信する。レイアウト情報は、例えば、現在選択されている分割数、アクティブなPCの識別子、非アクティブなPCの識別子、合成画像50における個別画像40の配置、および接続しているユーザー名を含む。

0036

再び図5を参照する。ステップSA3において、共有制御部911は、レイアウト変更操作が受け付けられたか否かを判断する。レイアウト変更操作は、上述の通り、第2状態の変更用GUIを介してユーザーが操作入力を行うことにより行われる。レイアウト変更操作が受け付けられたと判断された場合(SA3:YES)、共有制御部911は、レイアウト変更操作の内容を示す情報をRAM103に記憶し、処理をステップSA4に移行する。レイアウト変更操作が受け付けられていないと判断された場合(SA3:NO)、共有制御部911は、処理をステップSA5に移行する。

0037

ステップSA4において、共有制御部911は、合成画像50のレイアウトを変更させるための命令(以下、「レイアウト変更命令」という)をプロジェクター2に送信する。具体的には、共有制御部911は、RAM103に記憶されたレイアウト変更操作の内容を示す情報を送信する。後述するように、プロジェクター2は、この情報に応じてレイアウト情報を変更し、変更されたレイアウト情報を各PC1に配信する。

0038

ステップSA5において、共有制御部911は、プロジェクター2から、映像信号の出力を開始させる命令(以下、「出力開始命令」という)、または映像信号の出力を停止させる命令(以下、「出力停止命令」という)を受信したか否かを判断する。出力開始命令または出力停止命令を受信したと判断された場合(SA5:YES)、共有制御部911は、取得された出力開始命令または出力停止命令をRAM103に記憶し、処理をステップSA6に移行する。出力開始命令および出力停止命令を受信していないと判断された場合(SA5:NO)、共有制御部911は、処理をステップSA7に移行する。

0039

ステップSA6において、画像出力部921は、出力開始命令または出力停止命令に応じて映像信号の出力を開始または停止する。出力開始命令を取得した場合、画像出力部921は、プロジェクター2への映像信号の出力を開始する。出力停止命令を取得した場合、画像出力部921は、プロジェクター2への映像信号の出力を停止する。

0040

ステップSA7において、共有制御部911は、会議を終了させるための指示(以下、「終了指示」という)が入力されたか否かを判断する。終了指示は、例えば、会議プログラムにおいて変更用GUIとは別のGUIに表示された終了ボタンをクリックすることにより入力される。終了指示が入力されたと判断された場合(SA7:YES)、共有制御部911は、処理をステップSA8に移行する。終了指示が入力されていないと判断された場合(SA7:NO)、共有制御部911は、処理をステップSA9に移行する。

0041

ステップSA8において、共有制御部911は、終了指示を示す通知(以下、「終了通知」という)をプロジェクター2に送信する。ステップSA9において、共有制御部911は、プロジェクター2から終了通知を受信したか否かを判断する。この例では、あるPC1から終了指示が入力されると、すべてのPC1において会議プログラムを終了するように制御される。あるPC1から終了指示が入力されると、プロジェクター2は他のPC1に終了通知を配信し、会議プログラムを終了させる。終了通知を受信したと判断された場合(SA9:YES)、共有制御部911は、処理をステップSA10に移行する。終了通知を受信していないと判断された場合(SA9:NO)、共有制御部911は、処理をステップSA2に移行する。

0042

ステップSA10において、共有制御部911は、会議プログラムの実行を終了する。会議プログラムの実行が終了すると、変更用GUIの表示と映像信号の出力は停止される。

0043

2−2.プロジェクター2における処理
図7は、プロジェクター2による処理を示すフローチャートである。以下の処理は、いずれかのPC1から、会議プログラムが起動されたことの通知(以下、「起動通知」という)を、プロジェクター2が受信したことを契機として開始される。プロジェクター2は、起動通知を送信したPC1の識別子をRAM203に記憶する。なお、プロジェクター2は、図7に示す処理とは別に、合成画像を生成し、生成した合成画像をスクリーンSCに投写する処理を行っている。

0044

ステップSB1において、MCU201は、いずれかのPC1からレイアウト変更命令を受信したか否かを判断する。レイアウト変更命令を受信したと判断された場合(SB1:YES)、MCU201は、レイアウト変更命令をRAM203に記憶し、処理をステップSB2に移行する。レイアウト変更命令を受信していないと判断された場合(SB1:NO)、MCU201は、処理をステップSB5に移行する。

0045

ステップSB2において、MCU201は、PC1において行われたレイアウト変更操作の内容に応じてRAM203に記憶されたレイアウト情報を変更する。ステップSB3において、MCU201は、出力開始命令または出力停止命令を一または複数のPC1に送信する。具体的には、MCU201は、レイアウト情報に基づいて、新たにアクティブなPCとなったPC1に出力開始命令を送信し、新たに非アクティブなPCとなったPC1に出力停止命令を送信する。

0046

ステップSB4において、MCU201は、会議用プログラムが起動されているPC1の各々にレイアウト情報を送信する。ステップSB5において、MCU201は、いずれかのPC1から終了通知を受信したか否かを判断する。終了通知を受信したと判断された場合(SB5:YES)、MCU201は、終了通知が取得されたPC1の識別子を接続PC一覧から削除し、処理をステップSB6に移行する。終了通知を受信していないと判断された場合(SB5:NO)、MCU201は、処理をステップSB1に移行する。ステップSB6において、MCU201は、終了通知を転送する。具体的には、MCU201は、接続PC一覧に含まれるPC1に、終了通知を送信する。

0047

2−3.監視モジュールの処理
図6の例で、変更用GUI70を表示するウインドウは、ウインドウバーおよびウインドウ本体を含んでいる。OS8は、ウインドウ本体を閉じてウインドウバーだけを表示する機能を提供する。ウインドウ本体を閉じた状態と開いた状態とは、例えば、ユーザーUがマウスを操作して、切換ボタン710(図6)をクリックすることにより切り換えられる。

0048

図8は、図6の変更用GUI70において、ウインドウ本体を閉じた状態を例示する図である。ウインドウ本体を閉じた状態は、第1状態の一例である。ウインドウ本体を開いた状態(図6)は、第2状態の一例である。すなわちこの例で、監視モジュール92の出力制御部923は、変更用GUI70が第1状態から第2状態に切り替わったことを契機として、リアルタイムの変更用GUI70を含まない画像をプロジェクター2に出力する。

0049

図9は、変更用GUIの状態が切り換えられる場合の処理を示すフローチャートである。図9は、変更用GUI70の切換ボタン710の操作に応じて、PC1が、映像信号の出力を開始し、または停止する処理を示している。以下の処理は、図5のステップSA6で映像信号の出力が開始され(すなわち、自装置がアクティブなPCであって)、且つ、第1状態の変更用GUI70が表示部105に表示されたことを契機として開始される。また、以下の処理は、開始された映像信号の出力が、再びステップSA6で停止されるまで繰り返し行われる。

0050

ステップSC1において、検出部922は、変更用GUIを第1状態から第2状態に切り換える指示(以下、「拡大指示」という)の入力がされたか(すなわち図8の切換ボタン710がクリックされたか)否かを判断する。拡大指示が入力されたと判断された場合(SC1:YES)、検出部922は、処理をステップSC2に移行する。拡大指示が入力されていないと判断された場合(SC1:NO)、検出部922は、拡大指示が入力されるまで処理を待機する。

0051

ステップSC2において、出力制御部923は、映像信号の出力を停止する。なお、ステップSC2においてアクティブなPCからの映像信号の出力が停止されると、プロジェクター2には前フレームとの差分を示すデータが供給されない。そのため、当該アクティブなPCについての個別画像40は更新されずに停止(フリーズ)されたような状態でスクリーンSCに投写される。

0052

ステップSC3において、表示制御部912は、変更用GUI70を第1状態(図8)から第2状態(図6)に切り換える。

0053

ステップSC4において、検出部922は、変更用GUIを第2状態から第1状態に切り換える指示(以下、「縮小指示」という)の入力がされたか(すなわち図6の切換ボタン710がクリックされたか)否かを判断する。縮小指示が入力されたと判断された場合(SC4:YES)、検出部922は、処理をステップSC5に移行する。縮小指示が入力されていないと判断された場合(SC4:NO)、検出部922は、縮小指示が入力されるまで処理を待機する。

0054

ステップSC5において、表示制御部912は、変更用GUI70を第2状態から第1状態に切り換える。

0055

ステップSC6において、出力制御部923は、映像信号の出力を再開する。これにより、プロジェクター2により投写される画像には、表示部105に表示されているものと同じ画像が含まれる。

0056

図10は、表示部105に表示される画像と、スクリーンSCに投写される画像(液晶パネル207に表示される画像)との対比を示す図である。図10は、1枚の個別画像40が単独で投写される例(分割数1の例)における対比であって、図示された表示部105を有するPC1がアクティブなPCである例を示す。図10Aは、図9に示す処理が行われなかった場合の個別画像40の経時変化を示す図である。図10Aにおいて、時刻t12は、時刻t11よりも後の時刻であって、拡大指示が入力された後の時刻を表す。時刻t11において、表示部105とスクリーンSCには、主画像に、第1状態の変更用GUI70が重ねて表示されている。時刻t12において、表示部105とスクリーンSCには、主画像に、第2状態の変更用GUI70が重ねて表示されている。図10Aに示す通り、図9に示す処理が行われない場合には、第2状態の変更用GUI70がスクリーンSCに投写される。GUI70は設定変更用の画面なので、他のユーザーには見られたくない情報を含んでいる。

0057

図10Bは、図9に示す処理が行われた場合の個別画像40の経時変化を示す図である。図10において、時刻t22は、時刻t21よりも後の時刻であって、拡大指示が入力された後の時刻を表す。時刻t23は、時刻t22よりも後の時刻であって、縮小指示が入力された後の時刻を表す。時刻t21において、表示部105とスクリーンSCには、主画像に、第1状態の変更用GUI70が重ねて表示されている。時刻t22において、表示部105には、主画像に、第2状態の変更用GUI70が重ねて表示されている。また、時刻t22において、スクリーンSCには、拡大指示が入力される直前(ここでは時刻t21)にスクリーンSCに投写されていた個別画像40が投写されている。時刻t23において、表示部105とスクリーンSCには、主画像に、第1状態の変更用GUI70が重ねて表示されている。図10Bに示す通り、図9に示す処理が行われた場合には、拡大指示が入力されると、表示部105に表示されている画像とは異なる画像(表示部105に表示されていた画像の静止画像)がスクリーンSCに投写される。したがって、第2状態の変更用GUI70がスクリーンSCに投写され、レイアウト変更操作の過程がスクリーンSCに投写されることが防止される。

0058

図11は、表示部105に表示される画像と、スクリーンSCに投写される画像との別の対比を示す図である。図11は、図示された表示部105を有するPC1とは異なる他のPC1がアクティブなPCである場合における対比を示す。図11において、時刻t32は、時刻t31よりも後の時刻であって、拡大指示が入力された後の時刻を表す。図11に示す通り、図示された表示部105を有するPC1とは異なる他のPC1がアクティブなPCである場合、図示された表示部105の画像は、いずれの時刻においてもスクリーンSCには投写されない。したがって、この場合においても、レイアウト変更操作の過程がスクリーンSCに投写されることはない。

0059

3.変形例
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下で説明する変形例のうち、2つ以上のものが組み合わされて用いられてもよい。

0060

3−1.変形例1
監視モジュールによる監視の対象となるプログラムモジュールは、実施形態で説明した共有モジュール91、すなわちプロジェクターの共有処理をするものに限定されない。ワードプロセッサーメーラープレゼンテーションソフトウェアメディアプレーヤーなど、プロジェクターの共有以外の機能を提供するプログラムモジュールが監視の対象となってもよい。

0061

なお、監視対象となるのは、プログラムモジュールの全体であってもよいし、プログラムモジュールの特定の機能(サブプログラムモジュール)であってもよい。例えば、監視対象のプログラムモジュールがメディアプレーヤーである場合において、コンテンツを再生する機能は監視せず、コンテンツ再生の設定を変更する機能を監視対象としてもよい。すなわちこの場合、コンテンツが再生されているときは表示部105に表示されているものと同じ画像がプロジェクター2により投写され、設定を変更しようとしたときは、表示部105に表示されているものと異なる画像がプロジェクター2により投写される。

0062

別の例で、監視対象のプログラムモジュールが、電子メールを受信したときに受信した電子メールの送信者およびタイトルポップアップウインドウで通知する機能を有するメーラーである場合において、この受信メール通知機能を監視対象としてもよい。この場合、バックグラウンドで動作しているメーラーが電子メールを受信して受信通知をしようとしたときは、表示部105に表示されているものと異なる画像がプロジェクター2により投写される。

0063

このように、監視対象となる機能、すなわち他のユーザーに見せたくない情報は、監視対象となるプログラムモジュールによって異なる。

0064

3−2.変形例2
監視モジュールおよび監視の対象となるプログラムモジュールは、それぞれ別のアプリケーションプログラムに含まれていてもよい。例えば、監視モジュールは、監視対象のプログラムモジュールを含む会議プログラムとは別個の独立したアプリケーションプログラム(監視アプリケーション)として提供されてもよい。この場合において、監視対象のアプリケーションプログラムは、監視アプリケーションにおいてあらかじめ設定されていてもよいし、ユーザーにより登録されてもよい。

0065

3−3.変形例3
監視対象のプログラムモジュールの第1状態および第2状態は、実施形態で説明したものに限定されない。第1状態および第2状態は、例えば以下の(1)〜(4)のうち少なくとも1つに該当するものである。

0066

(1)第1状態は表示面積が小さく第2状態は表示面積が大きい。
実施形態で説明したのはこの例である。すなわち、ウインドウ本体を閉じた状態が第1状態であり、ウインドウ本体を開いた状態が第2状態である。この他、アイコン状態が第1状態であり、ウインドウを開いた状態が第2状態であってもよい。

0067

(2)第1状態ではユーザーの入力を受け付けず、第2状態ではユーザーの入力を受け付ける。
例えば、既に説明したウインドウ本体を閉じた状態およびアイコン化した状態は、ユーザーの入力を受け付けない状態に相当する。この他、例えば、メディアプレーヤーにおいてコンテンツを再生している状態が第1状態に相当し、設定のためのダイアログボックスを開いた状態が第2状態に相当する。

0068

(3)第1状態では画面が表示されず第2状態では画面が表示される。
例えば、アプリケーションがバックグラウンドで動作しているときは第1状態に相当し、フォアグラウンドで動作しているときは第2状態に相当する。

0069

(4)第1状態は非アクティブであり、第2状態はアクティブである。
例えば、マルチウインドウシステムにおいて、最前面に表示されているウインドウのアプリケーションがアクティブであり、それ以外のウインドウのアプリケーションは非アクティブである。なお、ここでいう「アクティブ」および「非アクティブ」は、領域L1の説明で用いた「アクティブなPC」および「非アクティブなPC」とは異なる意味を有する。

0070

3−4.変形例4
第2画面は、実施形態で説明したものに限定されない。実施形態の例では、第2画面は、監視対象のプログラムモジュールが第1状態から第2状態に切り替わる直前に表示部105に表示されていた画像を静止画にしたものである。この例では、他のユーザーには、画面がフリーズしたように見える。別の例で、第2画面は、全面が共通の輝度の画面、例えば全面が黒の画面であってもよい。この例では、他のユーザーには、画面がミュートされたように見える。さらに別の例で、第2画面は、表示部105に表示されている画像にモザイク処理をかけたり、ハッチング処理をかけたりした画面であってもよい。この例では、他のユーザーには詳細な情報は見えないが、投写されている画像が変化していることはわかる。先の2つの例では投写されている画像は静止画であるので、映像ソースであるPC1にトラブルが発生したとの誤解を招く可能性があるが、モザイク処理をかけた画像であれば、このような誤解を招く可能性を低減できる。

0071

なお、第2画面を表示させる方法は実施形態で説明したものに限定されない。実施形態では、PC1からプロジェクター2への映像信号の出力を停止することにより第2画像を生成したが、PC1において第2画面を生成し、第2画面を示す映像信号をプロジェクター2に出力してもよい。

0072

3−5.他の変形例
ユーザーインターフェース画面は、図6の例に限定されない。さらに、レイアウト変更操作も実施形態に記載された操作に限らない。例えば、領域L1において、ユーザーUが、一の個別領域f1に示された識別子をドラッグし、他の個別領域f1においてドロップすることにより、個別領域f1とPC1との対応関係の変更が行われてもよい。

0073

投写システムPSにおいて、レイアウトを変更する権限が与えられるPC1は、プロジェクター2と接続されたすべてのPC1に限らない。一部のPC1にのみ、レイアウトを変更する権限が与えられてもよい。この場合、レイアウトを変更する権限が与えられていないPC1においては、変更用GUIは表示されず、また、図9に示す処理は行なわれない。

0074

PC1およびプロジェクター2のハードウェア構成は、図2および図3に示した構成に限らない。図4の機能を実現できるものであれば、PC1およびプロジェクター2はどのようなハードウェア構成であってもよい。例えば、ROM102またはROM202に代えて揮発性の記憶装置が用いられてもよい。別の例で、プロジェクター2の光変調器は、液晶パネルとカラーホイールとを組み合わせたもの、デジタルミラーデバイスDMD)を用いたもの、またはDMDとカラーホイールとを組み合わせたものであってもよい。また、プロジェクター2が、アクセスポイント3の機能を内蔵していてもよい。

0075

投写システムPSの構成は、図1に示した構成に限らない。例えば1台のPC1のみがプロジェクター2に接続され、当該PC1に他のPC1が接続されていてもよい。この場合、プロジェクター2に接続されたPC1が、他のPC1から出力された映像信号に応じて合成画像を生成し、生成した合成画像を示す映像信号をプロジェクター2に出力する。また、このPC1は、他のPC1にレイアウト情報を送信する。さらに、PC1から出力される映像信号は、アナログ信号であってもよい。映像信号がアナログ信号である場合において、変更用GUIを第2状態に切り換える指示が入力されたときは、例えば、あらかじめ決められた画像を示す映像信号がプロジェクター2に出力される。

0076

本発明が適用される情報処理装置は、パーソナルコンピューターに限らない。例えば、タブレット端末に本発明が適用されてもよい。また、本発明に係る情報処理装置が信号を出力する画像表示装置は、プロジェクター2に限らない。画像表示装置は、情報処理装置から出力された信号に応じた画像を表示する装置であれば、例えば、直視の液晶ディスプレイなどを有する液晶表示装置であってもよい。

0077

PC1とプロジェクター2とは無線接続されている場合に限らない。PC1とプロジェクター2とは、画像信号ケーブルおよびUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどにより有線接続されていてもよい。

0078

1…パーソナルコンピューター、2…プロジェクター、3…アクセスポイント、8…OS、9…会議プログラム、40…個別画像、50…合成画像、91…共有モジュール、92…監視モジュール、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…記憶部、105…表示部、106…入力部、107…通信部、201…MCU、202…ROM、203…RAM、204…映像信号レシーバー、205…フレームレート変換回路、206…パネル駆動回路、207…液晶パネル、208…通信部、70…変更用GUI、710…切換ボタン、720…枚数変更ボタン、911…共有制御部、912…表示制御部、921…画像出力部、922…検出部、923…出力制御部

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