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技術 偏向性背骨を有するバスケットカテーテル

出願人 バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
発明者 マリオ・エイ・ソリス
出願日 2014年9月12日 (5年2ヶ月経過) 出願番号 2014-186095
公開日 2015年3月26日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2015-057093
状態 特許登録済
技術分野 手術用機器
主要キーワード 配置センサ センサ制御モジュール トンネル部材 半径方向角 非導電性カバー 湾曲構成 基準リング バスケット部分
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (17)

課題

心房マッピング及び/又はアブレーション用に適合されたカテーテルを提供する。

解決手段

このカテーテルは、偏向性エキスパンダを備える2つ以上の位置センサを備えたバスケット形電極配列を有する。カテーテルは、カテーテル本体、カテーテル本体の遠位端のバスケット電極アセンブリ、及びカテーテル本体の近位端の制御ハンドルを含む。バスケット電極アセンブリは、複数の電極保持背骨、及び、ユーザによって押し引きされ得る制御ハンドルを越えて延在する近位端部分を介してアセンブリ拡張及び畳むためのカテーテル本体に対する長手方向の動きに適合されたエキスパンダを有する。エキスパンダはまた、カテーテル本体及びエキスパンダを通って延在する少なくとも1つの牽引ワイヤをユーザが制御することを可能にする制御ハンドル上のアクチュエータに対応した偏向に適合される。

概要

背景

電気生理学カテーテル心臓電気的な活性マッピングするために一般的に使用される。様々な電極の設計が、異なる目的のために知られている。特に、バスケット形電極配列を有するカテーテルが知られており、例えば、米国特許第5,772,590号、同6,748,255号及び同6,973,340号に説明され、両者の開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。

バスケットカテーテルは、細長いカテーテル本体、及びカテーテル本体の遠位端に設置されたバスケット形の電極アセンブリを典型的に有する。このバスケットアセンブリは、近位端及び遠位端を有し、背骨の近位端及び遠位端で接続された複数の背骨を備える。それぞれの背骨は少なくも1つの電極を備える。このバスケットアセンブリは、背骨が半径方向外側に曲がる拡張した配置、及び背骨がカテーテル本体の軸に概ね沿って配置される畳まれた配置を有する。カテーテルは、バスケット形の電極アセンブリの遠位端か又は遠位端の近傍に設置された遠位位置センサ、及びバスケット形の電極アセンブリの近位端か又は近位端の近傍に設置された近位位置センサを更に含み得る。使用時には、それぞれの背骨の少なくとも1つの電極の位置を求めるために、近位位置センサの座標に対する遠位位置センサの座標が判定されて、バスケット形のマッピングアセンブリの背骨の曲率に関する既知の情報と共に利用され得る。

概要

心房のマッピング及び/又はアブレーション用に適合されたカテーテルを提供する。 このカテーテルは、偏向性エキスパンダを備える2つ以上の位置センサを備えたバスケット形の電極配列を有する。カテーテルは、カテーテル本体、カテーテル本体の遠位端のバスケット電極アセンブリ、及びカテーテル本体の近位端の制御ハンドルを含む。バスケット電極アセンブリは、複数の電極保持背骨、及び、ユーザによって押し引きされ得る制御ハンドルを越えて延在する近位端部分を介してアセンブリを拡張及び畳むためのカテーテル本体に対する長手方向の動きに適合されたエキスパンダを有する。エキスパンダはまた、カテーテル本体及びエキスパンダを通って延在する少なくとも1つの牽引ワイヤをユーザが制御することを可能にする制御ハンドル上のアクチュエータに対応した偏向に適合される。

目的

このように、バスケットアセンブリには多くの場合、どのような単一の場合においても必要なだけの心房組織との有用な接触を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

近位端及び遠位端、並びに内部を通過する少なくとも1本の内腔を有する細長カテーテル本体と、該カテーテル本体の該遠位端の電極アセンブリであって、該電極アセンブリが近位端及び遠位端を有し、複数の背骨を含み、該背骨が複数の電極を含む、電極アセンブリと、近位端及び遠位端を有するエキスパンダであって、該エキスパンダが該アセンブリ長手方向軸を形成し、該背骨が該近位端及び該遠位端で該エキスパンダに取り付けられる、エキスパンダと、該エキスパンダを通って延在する少なくとも1本の牽引ワイヤであって、該カテーテル本体の該遠位端の遠位及び該アセンブリの該遠位端の近位の位置で、該エキスパンダ内で固定される遠位端を有する、牽引ワイヤと、該カテーテル本体の近位の制御ハンドルであって、該少なくとも1本の牽引ワイヤを動かすように適合されたアクチュエータを有する、制御ハンドルと、を含むカテーテルであって、該エキスパンダが該カテーテル本体に対して該長手方向軸に沿って近位に移動するときに、該電極アセンブリが拡張した配置を有し、また、該エキスパンダが該カテーテル本体に対して該長手方向軸に沿って遠位に移動するときに、該電極アセンブリが畳まれた配置を有し、かつ、該エキスパンダが、該少なくとも1本の牽引ワイヤが該アクチュエータによって移動するときに少なくとも1つの方向に偏向するように適合される、カテーテル。

請求項2

前記カテーテル本体の前記遠位端の近位接合部を更に含み、該近位接合部が、近位端及び遠位端を有するチューブであって、該近位端が該カテーテル本体の該遠位端を覆って設置されている、チューブと、該チューブの該遠位端の内側の、貫通穴を有するリングと、該リングの該貫通穴内のトンネル部材46と、を含み、該トンネル部材が内腔を有し、該内腔を通って前記エキスパンダが延在し長手方向の動きを有する、請求項1に記載のカテーテル。

請求項3

前記トンネル部材が少なくとも1本の軸外内腔を有する、請求項2に記載のカテーテル。

請求項4

前記エキスパンダの前記遠位端の遠位接合部を更に含み、該遠位接合部が、内腔を有する外側チューブと、該外側チューブの該内腔内の牽引ワイヤ固定具と、該外側チューブの該内腔内のリングと、を含み、背骨支持部材の遠位端が、該リングと該牽引ワイヤ固定具との間に固定される、請求項1に記載のカテーテル。

請求項5

前記背骨が前記エキスパンダの周囲約360度の半径方向角度に設置される、請求項1に記載のカテーテル。

請求項6

前記背骨が前記エキスパンダの周囲約180度の半径方向角度に設置される、請求項1に記載のカテーテル。

請求項7

少なくとも1本の前記背骨が少なくとも1つのリング電極を保持する、請求項1に記載のカテーテル。

請求項8

前記エキスパンダが、前記カテーテル本体の前記遠位端の遠位に少なくとも1つのリング電極を保持する、請求項1に記載のカテーテル。

請求項9

前記エキスパンダがガイドワイヤ内腔を有する、請求項1に記載のカテーテル。

請求項10

少なくとも1つの位置センサを更に備える、請求項1に記載のカテーテル。

請求項11

近位端及び遠位端、並びに内部を通過する少なくとも1本の内腔を有し、長手方向軸を画定する、細長いカテーテル本体と、該カテーテル本体の該遠位端の電極アセンブリであって、該電極アセンブリが近位端及び遠位端を有し、複数の背骨を含み、該背骨が複数の電極を含む、電極アセンブリと、近位端及び遠位端を有するエキスパンダであって、該エキスパンダが該アセンブリの長手方向軸を形成し、該背骨が該近位端及び該遠位端で該エキスパンダに取り付けられる、エキスパンダと、該エキスパンダを通って延在する少なくとも1本の牽引ワイヤであって、該カテーテル本体の該遠位端の遠位及び該アセンブリの該遠位端の近位の位置で、該エキスパンダ内で固定される遠位端を有する、牽引ワイヤと、該カテーテル本体の近位の制御ハンドルであって、該少なくとも1本の牽引ワイヤを動かすように適合されたアクチュエータを有する、制御ハンドルと、を含むカテーテルであって、該エキスパンダが該カテーテル本体に対する長手方向の動き、及び該長手方向軸に対する偏向のために適合される、カテーテル。

請求項12

前記電極アセンブリが、前記カテーテル本体に対する前記エキスパンダの長手方向の動きに応じて拡張した構成を呈するように適合される、請求項11に記載のカテーテル。

請求項13

前記電極アセンブリが、前記長手方向軸に対する前記エキスパンダの偏向に応じて非対称的な構成を呈するように適合される、請求項11に記載のカテーテル。

請求項14

それぞれの前記背骨が、ある曲度を有する湾曲構成を呈するように適合される、請求項11に記載のカテーテル。

請求項15

それぞれの前記背骨の曲度が、前記カテーテル本体に対する前記エキスパンダの長手方向の動きに応じて同じように変化する、請求項14に記載のカテーテル。

請求項16

それぞれの前記背骨の曲度が、前記カテーテル本体に対する前記エキスパンダの偏向に応じて異なって変化する、請求項14に記載のカテーテル。

請求項17

前記エキスパンダの遠位端と前記背骨の遠位端との間の遠位接合部を更に含み、該遠位接合部が前記電極アセンブリの遠位端の近位にある、請求項11に記載のカテーテル。

請求項18

前記背骨が前記エキスパンダの周囲約360度の半径方向角度に設置される、請求項11に記載のカテーテル。

請求項19

前記背骨が前記エキスパンダの周囲約180度の半径方向角度に設置される、請求項1に記載のカテーテル。

請求項20

少なくとも1本の前記背骨が少なくとも1つのリング電極を保持する、請求項1に記載のカテーテル。

技術分野

0001

本発明は、電気生理学(EP)カテーテルに関し、具体的には、心臓マッピング及び/又はアブレーションのためのEPカテーテルに関する。

背景技術

0002

電気生理学カテーテルは心臓の電気的な活性をマッピングするために一般的に使用される。様々な電極の設計が、異なる目的のために知られている。特に、バスケット形電極配列を有するカテーテルが知られており、例えば、米国特許第5,772,590号、同6,748,255号及び同6,973,340号に説明され、両者の開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。

0003

バスケットカテーテルは、細長いカテーテル本体、及びカテーテル本体の遠位端に設置されたバスケット形の電極アセンブリを典型的に有する。このバスケットアセンブリは、近位端及び遠位端を有し、背骨の近位端及び遠位端で接続された複数の背骨を備える。それぞれの背骨は少なくも1つの電極を備える。このバスケットアセンブリは、背骨が半径方向外側に曲がる拡張した配置、及び背骨がカテーテル本体の軸に概ね沿って配置される畳まれた配置を有する。カテーテルは、バスケット形の電極アセンブリの遠位端か又は遠位端の近傍に設置された遠位位置センサ、及びバスケット形の電極アセンブリの近位端か又は近位端の近傍に設置された近位位置センサを更に含み得る。使用時には、それぞれの背骨の少なくとも1つの電極の位置を求めるために、近位位置センサの座標に対する遠位位置センサの座標が判定されて、バスケット形のマッピングアセンブリの背骨の曲率に関する既知の情報と共に利用され得る。

発明が解決しようとする課題

0004

バスケットアセンブリが左心房又は右心房の大部分又はすべての電気的機能を単一の心拍で検出可能であることが望ましい。しかしながら、個々の患者心房は大きさ及び形状が異なる場合があるため、バスケットアセンブリが特定の心房に合致するように十分に多用途でかつ操縦可能であることが望ましい。従来のバスケットカテーテルは、バスケットアセンブリの近位にある偏向性の中間部分を有するが、バスケットアセンブリ自体には、典型的に操縦性又は偏向性がない。このように、バスケットアセンブリには多くの場合、どのような単一の場合においても必要なだけの心房組織との有用な接触を提供するために十分な操作性及び安定性不足する。したがって、カテーテルは、特に心房を含む心臓の洞状領域での、良好な組織接触のための改善された操作性を有したバスケットアセンブリを有することが望ましい。

課題を解決するための手段

0005

本発明のカテーテルは、単一の心拍で左心房又は右心房のすべての電気的機能を検出することが可能な固有器具を、EP医師に提供する。このカテーテルは、有利には、操縦可能な細長いエキスパンダを備えた多電極アセンブリを有し、エキスパンダは、取り囲む心房組織との接触を可能にするためのエキスパンダの周囲で調節可能に広められるすべての電極を維持するために、アセンブリを支持するように十分に頑である。エキスパンダを操縦する牽引ワイヤは、制御ハンドルを介してアセンブリの改善された制御及び配置を提供するように電極アセンブリの遠位で固定される。改善されたエキスパンダはまた、心房の収縮及び弛緩サイクルに関係なくアセンブリの遠位部分の電極が心房組織と接触したままであり得るようにアセンブリを支持し、したがって、心臓の電気的な読取及び記録に関するより一定の監視及び正確な読取を医師に提供する。アセンブリ上に保持される多くの電極によって、カテーテルは、これまでよりはるかに高い割合で心房組織に接触し、心房腔内のすべての電気的機能の即時かつ同時の表示を医師に提供する。

0006

本発明は、改善されたマッピング及びアブレーション性能を提供するために、偏向性エキスパンダを備える2つ以上の位置センサを備えたバスケット形の電極配列を有するカテーテルに関する。一実施形態では、カテーテルは、カテーテル本体、カテーテル本体の遠位端のバスケット電極アセンブリ、及びカテーテル本体の近位端の制御ハンドルを備える。バスケット電極アセンブリは、複数の電極保持背骨、及びユーザによって押し引きされ得る制御ハンドルを越えて延在する近位端部分を介してアセンブリを拡張及び畳むためのカテーテル本体に対する長手方向の動き適合されたエキスパンダを有する。エキスパンダはまた、カテーテル本体及びエキスパンダを通って延在する少なくとも1本の牽引ワイヤをユーザが制御することを可能にする制御ハンドル上のアクチュエータに対応した偏向に適合される。カテーテルは、エキスパンダの1方向の偏向のための単一の牽引ワイヤ、又は2方向の偏向のための2本の牽引ワイヤを提供することができる。エキスパンダがカテーテル本体に対して長手方向に移動するとき、背骨の曲度はすべての背骨間で同じように(又は「対称的に」)変化するが、エキスパンダが偏向するとき、背骨の曲度は背骨間で異なって(又は「非対称的に」)変化する。エキスパンダが長手方向に移動するとき、それぞれの背骨の曲率が動きにより同じように影響を及ぼされるように、アセンブリは全体として拡張するか又は畳まれる。しかしながら、エキスパンダが偏向するとき、選択された背骨の曲率は一般に増加し反対の背骨の曲率は一般に減少して、それぞれの背骨、及び背骨の曲率は偏向により異なって影響を及ぼされる。したがって、カテーテルは、心房を含む心臓の洞状の領域でのマッピング及び/又はアブレーションに特に適合される。

0007

一実施形態では、カテーテルは、カテーテル本体とエキスパンダとの間のカテーテル本体の遠位端に近位接合部を有し、近位接合部は、近位端がカテーテル本体の遠位端を覆って設置されるチューブ、チューブの遠位端の内側のリングを備え、トンネル部材は、貫通穴内に位置付けられ、トンネル部材は、エキスパンダが延在し長手方向に動く余裕を持つ内腔を有する。

0008

一実施形態では、カテーテルは、エキスパンダの遠位端に遠位接合部を有し、遠位接合部は、外側チューブ、外側チューブの内側のリング、及び牽引ワイヤ固定部材を備える。

0009

一実施形態では、背骨は、エキスパンダの周囲約360度の半径方向角度に設置される。別の実施形態では、背骨は、エキスパンダの周囲約180度の半径方向角度に設置される。

0010

一実施形態では、少なくとも1本の背骨は、少なくとも1つのリング電極を保持する。別の実施形態では、エキスパンダは、カテーテル本体の遠位端の遠位の少なくとも1つのリング電極を保持する。

0011

一実施形態では、エキスパンダは、ガイドワイヤ内腔を有する。

図面の簡単な説明

0012

本発明のこれらの及び他の特徴及び利点は、添付図面と合わせて考慮されるときに、以下の発明を実施するための形態を参照することで、より十分に理解されるであろう。
一実施形態による本発明のカテーテルの上平面図である。
図1の電極アセンブリの背骨の遠位部分の詳細図である。
畳まれた位置にある図1の電極アセンブリの詳細図である。
心房組織と接触した本発明のカテーテルの側面図である。
左心房内で展開された図1の電極アセンブリの概略図である。
本発明の一実施形態による、エキスパンダの長手方向に動きを提供する、カテーテル本体の遠位端と電極アセンブリの近位端との間の近位接合部の側断面図である。
線A−Aに沿って取った図4の近位接合部の端部断面図である。
本発明の一実施形態による、エキスパンダの遠位端と電極アセンブリの背骨との間の遠位接合部の側断面図である。
線A−Aに沿って取った図6の遠位接合部の端部断面図である。
線B−Bに沿って取った図6の遠位接合部の端面図である。
一実施形態による、牽引ワイヤ固定部材の斜視図である。
一実施形態による、電極アセンブリ支持構造の斜視図である。
図10の電極アセンブリ支持構造が形成される中空円筒形本体の斜視図である。
別の実施形態による、本発明の電極アセンブリの側面図である。
拡張され偏向された図11の電極アセンブリの側面図である。
一実施形態による、図11のエキスパンダの端部断面図である。

実施例

0013

本発明は、偏向性能を提供するエキスパンダ22を備えたバスケット形電極アセンブリ18を有するカテーテル10に関する。図1に示されるように、カテーテル10は、近位端及び遠位端を有する細長いカテーテル本体12、並びにカテーテル本体の近位端の制御ハンドル16を備え、偏向性のバスケット形電極アセンブリ18が、カテーテル本体12の遠位端に設置される。

0014

カテーテル本体12は、単一の軸方向又は中央の内腔(図示せず)を有する細長い管状構造を備えるが、必要に応じて複数の内腔を任意に有してもよい。カテーテル本体12は、可撓性、すなわち屈曲可能であるが、その長手方向に沿って実質的に非圧縮性である。カテーテル本体12は、任意の好適な構造であってもよく、及び任意の好適な材料から作られてもよい。一構造は、ポリウレタン又はPEBAX(登録商標)(ポリエーテルブロックアミド)から作られた外壁を備える。制御ハンドル16が回転させられるときに、カテーテル本体12の遠位端が対応する方法で回転するように、この外壁は、カテーテル本体の捩り剛性を増加させるため、ステンレス鋼などの埋め込まれた編組みメッシュを備える。

0015

カテーテル本体12の外径は重要ではないが、約2.55mm(約8フレンチ)以下、より好ましくは2.23mm(7フレンチ)であり得る。同様に外壁の厚さも重要ではないが、好ましくは、中央の内腔が牽引ワイヤ、リード線センサケーブル及び任意の他のワイヤケーブル、又は管を収容できるだけの十分な薄さである。必要に応じて、外壁の内部表面は、改善された捩り安定性を提供するために、補剛チューブ(図示せず)で裏張りされる。本発明と関連した使用に好適なカテーテル本体構造の一例が、開示全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第6,064,905号に説明及び図示される。

0016

バスケット形の電極アセンブリ18は、カテーテル本体12の遠位端に設置される。図2に示されるように、バスケット形の電極アセンブリ18は、エキスパンダが電極アセンブリ18の中央の長手方向軸を形成するようにエキスパンダ22の周囲約360度の半径方向角度にほぼ等間隔に設置された複数(例えば約5〜10の間、好ましくは約8)の背骨20又はアームを備える。背骨20はすべて、その遠位端でエキスパンダ22に、その近位端でカテーテル本体12に、直接的又は間接的に取り付けられる。本発明の特徴によれば、エキスパンダ22の遠位端22Dは、エキスパンダの遠位端22Dが背骨20によってほぼ包囲されるか又は取り囲まれる背骨20の内側又は内側方向に配置される。

0017

図1Aを参照すると、それぞれの背骨は、湾曲した電極支持部分20B及びほぼ直線状の遠位部分20Dを有する。遠位部分20Dは、エキスパンダ22とほぼ同軸である。湾曲部分20Bは、遠位部分20Dから角度θで延在するように適合され、角度θは、約30度(例えば、電極アセンブリ18が、遠位に延伸したエキスパンダ22によって引き延ばされ、畳まれるとき、図1B参照)と80度(例えば、電極アセンブリ18が、近位に引っ張られたエキスパンダによって展開し、半径方向に拡張されるとき、図1参照)との間で変動する。図2及び図3に示されるように、アセンブリ18の内部にあるエキスパンダの遠位端22Dにより、アセンブリ18は、突起(他の方法では突出し心房内組織13を穿刺する恐れがある)のない、遠位端がほぼ滑らかな輪郭を提供する。更に、遠位端のほぼ滑らかな輪郭により、アセンブリ18は、その長手方向軸が円錐Cを描く円運動旋回することができ、特に心房などの洞状の領域で、組織への損傷の危険を最小限に抑えて電極の接触を改善する。

0018

以下により詳細に説明されるように、エキスパンダ22は、電極アセンブリ18を半径方向に拡張又は収縮させるようにカテーテル本体12に対して長手方向に移動し、その結果、半径方向に拡張した位置では背骨20は外側方向に曲がり(図1)、延伸した位置では背骨はあまり曲がらず直線状になる(図1B)。当業者に認識されるように、背骨20の数は特定の用途に従って必要に応じて変更することができ、その結果、電極アセンブリ18は少なくとも2本の背骨、好ましくは少なくとも3本の背骨、及び8本又はそれ以上もの背骨を有する。本明細書で使用される、電極アセンブリ18を説明する際の「バスケット形」という用語は、図示された構成に限定されず、近位端及び遠位端で直接的又は間接的に接続される拡張可能な複数のアームを含んだ、球形又は卵形の設計といった、他の設計を含むことができる。

0019

図4を参照すると、それぞれの背骨20は、その上に1つ以上のリング電極28が設置された非導電性カバー26を有する可撓性ワイヤ24を備える。一実施形態では、可撓性ワイヤ24はそれぞれ、平坦ニチノールワイヤを含み、非導電性カバー26はそれぞれ、ポリウレタン又はポリイミドチューブといった生体適合性プラスチックチューブを含む。代替的に、背骨20がリング電極28の設置のために表面の少なくとも一部にわたって非導電性である外部表面を有する限り、電極アセンブリ18の半径方向の拡張を可能にするために十分に硬い非導電性材料が非導電性カバー26として使用される場合には、背骨は、内部の可撓性ワイヤ24なしで設計され得る。

0020

背骨20上のリング電極28のそれぞれは、適切なマッピング若しくは監視システム及び/又はアブレーションエネルギー供給源に電極のリード線29によって電気的に接続される。それぞれの電極のリード線29は、制御ハンドル16を通り、カテーテル本体12内の内腔を通って、対応する背骨20の非導電性カバー26内に延在する。それぞれのリード線29は、任意の好適な方法によって対応するリング電極28に取り付けられる。

0021

リード線29をリング電極28に取り付ける一方法は、最初に非導電性カバー26の壁に小さな穴を貫通させることを伴う。このような穴は、例えば、非導電性カバー26を貫いて針を挿入し、永続的な穴を形成するように十分に針を加熱することによって作製され得る。次に、リード線29をマイクロフックなどを使用して穴を通して引っ張る。次に、リード線29の端部からすべての被覆剥ぎ取り、リング電極28の下側に溶接し、続いてこれを、穴を覆う位置へと摺動させてポリウレタン接着剤などでその位置に固着する。代替的に、それぞれのリング電極28は、リード線29を非導電性カバー26に何回か巻き付け外側に面した表面上のリード線自体の絶縁被覆をリード線から剥ぎ取ることによって、形成される。

0022

図4に示されるように、エキスパンダ22はカテーテル本体12とほぼ同軸である。エキスパンダ22は、アセンブリ18の内部、かつ電極アセンブリ18の遠位端の近位にある遠位端を有する。エキスパンダ22は、制御ハンドル16の近位で露出した近位端22P(図1)、中央内腔カテーテル本体12を通って延在する長い近位部分、及びカテーテル本体12の遠位で、アセンブリ18を通って延在する短い露出した遠位部分を有するように、好適な長さを有する。エキスパンダ22は、電極アセンブリを半径方向にそれぞれ拡張及び収縮させるためにカテーテル本体12に対して近位又は遠位に背骨20の遠位端を動かすことができるように、カテーテル本体に対して長手方向に動く余裕を持つ。エキスパンダ22はこの機能を達成するために十分硬い材料を含む。一実施形態では、エキスパンダ22は、編組みポリイミドチューブ23、すなわち、当該技術分野において一般に知られているような、ポリイミド内層及び外層を、内層と外層との間の編組みステンレス鋼のメッシュと共に有するチューブを備える。

0023

図4及び図5を参照すると、エキスパンダ22は、その全長にわたって延在する、中央の、軸上ガイドワイヤ内腔30を有する。当該技術分野において理解されるように、ガイドワイヤ内腔30は、ガイドワイヤが患者の体内へのカテーテル10の導入のためにカテーテルの全長を貫いて延在することを可能にする。追加的に、本発明の特徴によれば、エキスパンダ22はまた、1方向の偏向のための少なくとも1本の軸外内腔31、又はまたアセンブリ18の2方向の偏向のための、半径方向に対向した、第2の軸外内腔33を有する。牽引ワイヤ35は内腔31を通って延在し、牽引ワイヤ37は内腔33を通って延在する。牽引ワイヤの近位端は、偏向アクチュエータ17によって制御されるように制御ハンドル16内で固定される(図1)。それぞれの牽引ワイヤの遠位端は、以下に説明されるように、エキスパンダ22の遠位端22Dで、又はその近傍で固定される。それぞれの圧縮コイル41及び42が、それぞれの牽引ワイヤ35及び37を取り囲んでいる。それぞれの圧縮コイルは、制御ハンドル16とカテーテル本体12との間の接合部か又は接合部の近傍に近位端を、及びカテーテル本体12の遠位端か又は遠位端の近傍に遠位端を有する。したがって、エキスパンダの一方の側の選択された牽引ワイヤが、偏向アクチュエータ17の操作により近位に引っ張られるときに、牽引ワイヤがカテーテル本体12の遠位のエキスパンダ22をエキスパンダの選択された側に偏向するように、カテーテル本体12を通って延在するその牽引ワイヤの圧縮コイルは、その長手方向に沿って圧縮抵抗する。本発明の特徴によれば、エキスパンダ22の偏向は、背骨20の曲がり度合を変化させることができる。図2に示される実施形態では、曲がり度合は偏向側で増加し(背骨が大きな曲率を有する)、曲がり度合は偏向の反対側で減少する(背骨が小さな曲率を有する)。例えば、曲がりの増加は、有利には、背骨が、組織と背骨上の電極との間の良好な接触のために、心房組織上へ大きな圧力を及ぼすことを可能にする。このように、ユーザは、エキスパンダの長手方向の延伸若しくは引込を調整することによって、及び/又はエキスパンダの偏向の方向及び度合を調整することによって、電極アセンブリの形状を変化させることができる。この点で、エキスパンダの長手方向の延伸又は引張は、それぞれの背骨の曲度が同じように影響を受け、電極アセンブリの半径方向の対称的な変化又は調整をもたらし、他方で、エキスパンダの偏向は、それぞれの背骨の曲度がエキスパンダの偏向に対する背骨の位置に応じて異なった影響を受け、半径方向の非対称的な変化をもたらす。

0024

電極アセンブリ18の近位端とカテーテル本体12の遠位端との間の近位接合部の実施形態が、図4及び図5に示される。図4では、明瞭にするために電極アセンブリ18の1本の背骨20だけが示される。接合部は短いプラスチック製のハウジング又はチューブ43を含み、ハウジング又はチューブはPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)から作られ得る。ハウジング43は、カテーテル本体12の遠位端と電極アセンブリ18の近位端とを接合する。一実施形態では、プラスチック製のハウジング43は約11mmの長さを有する。プラスチック製のハウジング43が長すぎる場合には、カテーテル本体の遠位端の可撓性に不利に影響を及ぼす場合がある。プラスチック製のハウジング43の近位端は、任意の好適な方法、例えばポリウレタン接着剤などによって、カテーテル本体12の遠位端に設置される。

0025

近位接合部はまた、ハウジング43の内側に近位外側リング48、及びリング48の中央の貫通穴xxにトンネル部材46を備える。可撓性ニチノールワイヤ24の近位端は、例えば、共にポリイミドから作られ得る近位外側リング48とトンネル部材46との間に、等間隔に設置される。近位外側リング48及びトンネル部材46は、ハウジング43の長さと比較して相対的に短く、例えば長さ3mmであり得る。トンネル部材46は、カテーテル本体12が屈曲するときに電極のリード線が壊れないように、カテーテル本体12内での長手方向の動きを電極のリード線29に提供する。そのため、トンネル部材46は、内部にリード電極29が延在しリード電極に長手方向の動きを与える、複数の軸外内腔44を有する。内腔44は、トンネル部材46の周囲で、半径方向に等間隔であり得る。トンネル部材46はまた中央の内腔49を有し、その内腔を通ってエキスパンダ22が延在し、その内腔によってエキスパンダは長手方向の動きが与えられる。近位外側リング48、ワイヤ24の近位端及びトンネル部材46は、ポリウレタン接着剤45などで近位接合部の所定の位置に保持され得る。背骨20の非導電性カバー26の近位端もまた、プラスチック製のハウジング43内に延在するが、トンネル部材46と近位外側リング48との間に露出したワイヤ24だけが設置及び固定されるように、カバー26がワイヤ24の近位端から剥ぎ取られる。

0026

エキスパンダ22の遠位端と背骨20の遠位端との間の遠位接合部の一実施形態が、図6、7及び8に示される。図6では、明瞭にするために電極アセンブリ18の1本の背骨20だけが示される。遠位接合部は外側チューブ40を含み、外側チューブはポリウレタン又はポリイミドから作られ得る。エキスパンダの遠位端22Dは外側チューブ40内に延在し、そこで遠位端は牽引ワイヤ固定部材38の近位面と当接する。開示される実施形態では、部材38は、エキスパンダ22のガイドワイヤ内腔30とほぼ軸方向に位置合わせされたガイドワイヤ内腔71を備えるほぼ中実の円筒形本体70を有する。部材38はまた、エキスパンダの内腔31及び33とそれぞれほぼ軸方向に位置合わせされた、2つの半径方向に対向した軸外内腔71及び73を有する。U字状チャネル75が、内腔71と73との間に延在する本体70の遠位端に形成される。したがって、牽引ワイヤ35及び37は、チャネル75を介して部材38の遠位端に巻き付く連続的な単一の引張部材であり得る。牽引ワイヤのためのこの連続的な経路は、遠位接合部内の最小限のスペースを占め、2本の牽引ワイヤのそれぞれの遠位端を別々に固定する必要性を回避する。部材38のガイドワイヤ内腔71が、U字状チャネル75に合わせるために、長手方向軸からの僅かな屈曲を有してもよく、又は逆に、U字状チャネル75が、ガイドワイヤ内腔71に合わせるために、僅かに中央を外れて位置してもよいことに留意されたい。

0027

図6、7及び8を参照すると、外側チューブ40より短いリング62は、チューブ40内にあり、少なくとも部材38の遠位部分を取り囲む。リング62は、金属又はプラスチックから作られ得る。背骨20を形成する可撓性ニチノールワイヤ24の遠位端は、例えば概ね硬いリング42と部材38との間に等間隔に設置される。外側チューブ40は、遠位接合部全体を覆う。外側チューブ40、リング42、部材38、及びワイヤ24の遠位端を含む遠位接合部は、ポリウレタン接着剤63などによって共に保持される。部材38より長い外側チューブ40は、結果としてその近位端がエキスパンダ22の遠位端を覆って延在し、その遠位端が部材38の遠位端を越えて延在する。外側チューブ40の近位端は、エキスパンダと部材38との間の取り付けを強化する。ワイヤ24の非導電性カバー26は、外側チューブ40内に延在するが、リング42と部材38との間に露出したワイヤ24だけが設置及び固定されるように、カバー26が可撓性ワイヤ24の遠位端から剥ぎ取られる。

0028

背骨20の近位端及び遠位端を固定する近位及び遠位接合部によって、エキスパンダ22は、それぞれの背骨をカテーテル本体12の遠位端に対して延伸させるか又は引き込ませることができる。近位接合部は、背骨20の近位端を固定すると同時に、エキスパンダ22の長手方向に動きを提供する。遠位接合部は、背骨の遠位端がエキスパンダの動きに対応するように、背骨20の遠位端をエキスパンダの遠位端22Dに固定する。有利になように、電極アセンブリの遠位端が組織に接触することができるほぼ滑らかな遠位表面及び輪郭を電極アセンブリが有するよう、遠位接合部は、電極アセンブリ18の遠位端の近位、かつ電極アセンブリ18の内部にある。更に、電極アセンブリの丸みがつけられた遠位端は、周囲方向に取り囲む組織に接触するために(図2に示されるように、アセンブリの長手方向軸が円錐Cを描いて)円運動でアセンブリを旋回又は動かすことができる。

0029

図10及び図10Aは、精密切断、例えばレーザ切断されて、近位柄部分80P及び遠位バスケット部分80Dを有する構造へと成形された中空の円筒形本体81から形成される電極アセンブリ支持構造80を示す。本体81の長手方向に沿って延在する複数の平行な細長い背骨支持体83は、柄部分80Pの第1の位置Xから円筒形本体81の遠位端へと延在する平行な細長いストリップ84を切断及び除去することによって形成される。それぞれの背骨支持体の重要な遠位部分は、アセンブリ18のバスケット形状を形成するために、第1の位置Xの遠位の第2の位置Yで、曲げられるか、又は屈曲部を有して外側へ屈曲される。それぞれの背骨支持体の直線状の遠位端部分83Dは、遠位接合部によるエキスパンダの遠位端への取り付けのために、近位柄部分80Pに向かって内側へ屈曲される。近位柄は、第2の位置Yまでカテーテル本体の遠位端内に挿入され、エキスパンダ22の長手方向の動きを可能にするために、近位接合部によってカテーテル本体の遠位端に取り付けられ得る。そのため、柄部分80Pは、近位外側リング48とトンネル部材46との間に設置され得る。この構造が、可撓性、弾性及び所定の構成を保持するのに十分に硬質であるが、適用された力の下で変形可能であり、適用された力の除去により所定の構成に戻ることが可能であり得るように、この構造80は、例えばニチノールなどの形料を有する任意の好適な硬い材料から構成される。

0030

カテーテルは更に、電極アセンブリ18上のリング電極28のそれぞれに関する位置情報を提供するための2つの位置センサ32及び34を備える。近位位置センサ34は、ハウジング43の、近位接合部内に設置される。そして、遠位位置センサ36は、外側チューブ40の、遠位接合部内に設置される。

0031

それぞれの位置センサ32及び34は、カテーテル本体12及び制御ハンドル16を通り導管コード(図示せず)内の制御ハンドルの近位端から出て回路基板(図示せず)を収容するセンサ制御モジュール(図示せず)へと延在する、対応するセンサケーブル36に接続される。代替的に、回路基板は、例えば、開示が参照により本明細書に組み込まれる米国特許第6,024,739号に説明されるように、制御ハンドル16内に収容されてもよい。センサケーブル36は、プラスチックで覆われたシースに入れられた、複数のワイヤを含む。センサ制御モジュールでは、センサケーブルのワイヤは回路基板に接続される。回路基板は、センサ制御モジュールの近位端にあるセンサコネクタによって、対応する位置センサから受け取った信号を増幅し、コンピュータに理解可能な形式でコンピュータにその信号を伝送する。また、カテーテルは単回使用専用で設計されるため、回路基板は、好ましくは、カテーテルが使用されてから約24時間後に回路基板を遮断するEPROMチップを含み得る。これにより、カテーテル、又は少なくとも位置センサが、2回使用されることが防止される。

0032

一実施形態では、それぞれの位置センサ32及び34は、米国特許第5,391,199号に説明されるような磁場応答型コイル、又は国際公開第WO 96/05758号に説明されるような複数のこのようなコイルを備える。複数のコイルにより、6次元の位置及び方位座標を判定することが可能になる。代替的に、電気的、磁気的、又は音響的なセンサなどの当該技術分野において知られている任意の好適な配置センサが使用されてもよい。本発明の用途に好適な位置センサは、例えば、開示が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第5,558,091号、同第5,443,489号、同第5,480,422号、同第5,546,951号、及び同第5,568,809号、国際公開第WO 95/02995号、同第WO 97/24983号、及び同第WO 98/29033号にも説明される。一実施形態では、電磁気マッピングセンサは、約3mm〜約7mm、好ましくは約4mmの長さを有する。

0033

代替的に、位置センサ32及び34の1つは、曲げセンサを備えてもよく、曲げセンサは、背骨20の曲げ半径に対応する信号を発生する。このような曲げセンサは、当該技術分野において知られているような、1つ以上の圧電センサを備えてもよく、圧電センサは、カテーテルが屈曲するときにセンサに及ぼされる力又はトルクと比例した電気的信号を発生する。代替的に、曲げセンサは、当該技術分野において知られているような1つ以上の歪みセンサ、又は光ファイバセンサを備えてもよく、曲げ半径は、これも当該技術分野において知られているように、光ファイバ内の光の損失及び/又は後方反射を測定することによって判定される。

0034

近位センサ34の座標に対する遠位センサ32の座標が判定されて、バスケット形のマッピングアセンブリ18の背骨20の曲率に関する他の既知の情報と共に利用される。この情報は背骨20上に設置されたリング電極28の位置を求めるために使用される。

0035

図4に示される実施形態では、近位位置センサは、近位接合部に設けられた第2のトンネル50内に位置する。第2のトンネルの近位端はカテーテル本体12内に延在し、第2のトンネルの遠位端はハウジング43内に延在する。トンネル50は、ポリイミドから作られ得、約5〜7mmの範囲の長さを有する。トンネル50は、エキスパンダ22、電極のリード線29、及び遠位位置センサ32に取り付けられたセンサケーブル36が、組み立ての間にカテーテル本体12とハウジング43との接合部でカテーテルに接着されないようにする。組み立て前に、近位位置センサ34は第2のトンネル50の窓52に設置される。近位位置センサは約1〜3mmの長さを有し得る。近位位置センサ34に取り付けられたセンサケーブル36は、他の構成要素と共に第2のトンネル50及びカテーテル本体12を通って延在する。したがって、近位センサのためのケーブル36は、近位接合部で長手方向に動く余裕を持つ。

0036

遠位位置センサ32は、電極アセンブリ18の遠位端か又は遠位端の近傍に設置される。図6に示される実施形態では、遠位位置センサは、外側チューブ44と部材38との間に設置され、接着剤63によって所定の位置に保持される。遠位位置センサ32に取り付けられたセンサケーブル36は、非導電性カバー26の1つを通ってカテーテル本体12の遠位端内へ延在する。

0037

当業者に認識されるように、近位及び遠位接合部を構成するため、並びに、位置センサを設置するための、他の配置もまた、本発明に従って使用され得る。

0038

カテーテル本体12に対するエキスパンダ22の偏向は、電極アセンブリ18の偏向をもたらすことになるが、この偏向は、制御ハンドル16の操作によって実現される。図1に示されるように、制御ハンドル16はほぼ円筒形のハウジングを備え、ハウジングには、エキスパンダの1方向又は2方向の偏向を作動させるために、機構が設けられる。図示される実施形態では、制御ハンドルは、2方向エキスパンダを偏向するための牽引ワイヤ35及び37をユーザが操作するように適合された偏向アーム18を有する。1方向への偏向アーム18の回転は、その方向へエキスパンダを偏向する。反対方向への偏向アーム18の回転は、反対方向へエキスパンダを偏向する。好適な制御ハンドルは、米国特許第7,377,906号「STEERING MECHAISMFOR BI−DIRECTIONALCATHETER」、及び同第8,137,308号「CATHETER WITH ADJUSTABLEDEFLECTION SENSITIVITY」に説明され、これらの開示全体が参照により本明細書に組み込まれる。

0039

図11に示されるような代替的な実施形態では、電極アセンブリ118は、例えばエキスパンダ122の周囲約180度の半径方向角度にほぼ等間隔に設置された、複数(例えば約3〜5本の間、好ましくは約4本)の背骨120又はアームを備える。上記に説明されるように、背骨120はすべて、その遠位端でエキスパンダ122に、その近位端及び遠位端でカテーテル本体112に、直接的又は間接的に取り付けられる。図11Aに示される実施形態では、曲がり度合は偏向側で増加し(背骨が大きな曲率を有する)、曲がり度合は偏向の反対側で減少する(背骨が小さな曲率を有する)。このように、ユーザは、エキスパンダの長手方向の延伸若しくは引込を調整することによって、及び/又はエキスパンダ122の偏向の方向及び度合を調整することによって、電極アセンブリの形状を変化させることができる。

0040

アセンブリ118のエキスパンダ122はまた、背骨上に保持されるリング電極に加えて、複数のリング電極128を保持することができる。図11Bに示されるように、エキスパンダ122のチューブ123は、リード線129が延在する第4の内腔85を備える。したがって、エキスパンダ背骨122は、支持及び偏向をバスケットアセンブリ118に提供するだけでなく、組織接触に適合される。

0041

当該技術分野において一般に知られているように、本発明のカテーテルを使用するために、電気生理学医が、ガイドシース、ガイドワイヤ、及び拡張器を患者の体内に導入する。本発明のカテーテルと関連した使用に好適なガイドシースは、PREFACE(商標)Braided Guiding Sheath(Biosense Webster,Inc.、Diamond Bar、Calif.から市販されている)である。ガイドワイヤが挿入され、拡張器が除去され、カテーテルがガイドシースを通して導入されることよって、エキスパンダ内のガイドワイヤ内腔が、ガイドワイヤの全長にわたってカテーテルを通過させる。図3に示されるように、カテーテルは、下大静脈VCを介して右心房RAに最初に導入され、そこで左心房LAに達するように中隔Sを通過する。

0042

カテーテル全体を患者の血管系を通って所望の場所へ通過させることができるように、ガイドシースは畳まれた位置にある電極アセンブリの背骨を覆う。アセンブリがガイドシースを通過する間、アセンブリの背骨が平坦化され得るようにエキスパンダはカテーテル本体の遠位に位置付けられ得る。一度カテーテルの遠位端が所望の場所、例えば左心房に達すると、ガイドシースは電極アセンブリを露出させるために引き込まれる。背骨が遠位及び近位接合部の間で外側へ屈曲するように、エキスパンダは近位に引っ張られるか又は他の方法で操作される。電極アセンブリを半径方向に拡張させて、リング電極は心房組織に接触する。当業者に認識されるように、電極アセンブリは、マッピングされている心臓の領域の構成に応じて様々な構成で完全に又は部分的に拡張され、直線状になり、又は偏向される。

0043

背骨(及び/又はエキスパンダ)上のリング電極を遠位及び近位位置センサ32及び34と組み合わせて使用することで、電気生理学医は局部的な活性時間をマッピングすること及び/又はアブレーションすることができ、その結果、診断し患者に療法を施すときに電気生理学医を誘導することができる。カテーテルは、カテーテル本体上に設置された1つ以上の基準リング電極を備えてもよく、又は1つ以上の基準電極が患者の体の外側に置かれてもよい。本発明のカテーテルをバスケット形の電極アセンブリ上の複数の電極と共に使用することによって、電気生理学医は、従来のカテーテルを用いた場合よりも少ない点を測定することで、心房を含む心臓の洞状の領域の真の解剖学的構造を得ることができ、電気生理学医がより迅速に領域をマッピングできるようになる。更に、アセンブリの長手方向軸が円錐を描出し、組織を穿刺する恐れのないマッピング及び/又はアブレーションのためにより多くの半径方向のリング電極を取り囲む組織へ確実に接触させるように、電気生理学医は電極アセンブリをその遠位端の周囲で旋回させることができる。更にまた、エキスパンダを偏向させることによって、選択されたリング電極を、改善された検出及びアブレーションのために心房組織に簡単に接触させることができる。

0044

前述の説明は、本発明の開示される実施形態を参照して提示された。当業者は、本発明の原理、趣旨及び範囲を大きく逸脱することなく、説明された構造の改変及び変更を実施することが可能であることを理解するであろう。当業者に理解されるように、図面は必ずしも一定の縮尺ではない。したがって、上記の説明は、説明され添付図面に示される厳密な構造のみに関係するものとして読み取るべきではなく、むしろ、最も完全で公正な範囲を有するであろう以下の特許請求の範囲と符合し、かつ特許請求の範囲を支持するものとして読み取るべきである。

0045

〔実施の態様〕
(1)近位端及び遠位端、並びに内部を通過する少なくとも1本の内腔を有する細長いカテーテル本体と、
該カテーテル本体の該遠位端の電極アセンブリであって、該電極アセンブリが近位端及び遠位端を有し、複数の背骨(spines)を含み、該背骨が複数の電極を含む、電極アセンブリと、
近位端及び遠位端を有するエキスパンダであって、該エキスパンダが該アセンブリの長手方向軸を形成し、該背骨が該近位端及び該遠位端で該エキスパンダに取り付けられる、エキスパンダと、
該エキスパンダを通って延在する少なくとも1本の牽引ワイヤであって、該カテーテル本体の該遠位端の遠位及び該アセンブリの該遠位端の近位の位置で、該エキスパンダ内で固定される遠位端を有する、牽引ワイヤと、
該カテーテル本体の近位の制御ハンドルであって、該少なくとも1本の牽引ワイヤを動かすように適合されたアクチュエータを有する、制御ハンドルと、
を含むカテーテルであって、
該エキスパンダが該カテーテル本体に対して該長手方向軸に沿って近位に移動するときに、該電極アセンブリが拡張した配置を有し、また、該エキスパンダが該カテーテル本体に対して該長手方向軸に沿って遠位に移動するときに、該電極アセンブリが畳まれた配置を有し、かつ、
該エキスパンダが、該少なくとも1本の牽引ワイヤが該アクチュエータによって移動するときに少なくとも1つの方向に偏向するように適合される、カテーテル。
(2) 前記カテーテル本体の前記遠位端の近位接合部を更に含み、該近位接合部が、
近位端及び遠位端を有するチューブであって、該近位端が該カテーテル本体の該遠位端を覆って設置されている、チューブと、
該チューブの該遠位端の内側の、貫通穴を有するリングと、
該リングの該貫通穴内のトンネル部材46と、
を含み、
該トンネル部材が内腔を有し、該内腔を通って前記エキスパンダが延在し長手方向の動きを有する、実施態様1に記載のカテーテル。
(3) 前記トンネル部材が少なくとも1本の軸外内腔を有する、実施態様2に記載のカテーテル。
(4) 前記エキスパンダの前記遠位端の遠位接合部を更に含み、該遠位接合部が、
内腔を有する外側チューブと、
該外側チューブの該内腔内の牽引ワイヤ固定具と、
該外側チューブの該内腔内のリングと、
を含み、
背骨支持部材の遠位端が、該リングと該牽引ワイヤ固定具との間に固定される、実施態様1に記載のカテーテル。
(5) 前記背骨が前記エキスパンダの周囲約360度の半径方向角度(about 360 radial degrees)に設置される、実施態様1に記載のカテーテル。

0046

(6) 前記背骨が前記エキスパンダの周囲約180度の半径方向角度に設置される、実施態様1に記載のカテーテル。
(7) 少なくとも1本の前記背骨が少なくとも1つのリング電極を保持する、実施態様1に記載のカテーテル。
(8) 前記エキスパンダが、前記カテーテル本体の前記遠位端の遠位に少なくとも1つのリング電極を保持する、実施態様1に記載のカテーテル。
(9) 前記エキスパンダがガイドワイヤ内腔を有する、実施態様1に記載のカテーテル。
(10) 少なくとも1つの位置センサを更に備える、実施態様1に記載のカテーテル。

0047

(11)近位端及び遠位端、並びに内部を通過する少なくとも1本の内腔を有し、長手方向軸を画定する、細長いカテーテル本体と、
該カテーテル本体の該遠位端の電極アセンブリであって、該電極アセンブリが近位端及び遠位端を有し、複数の背骨を含み、該背骨が複数の電極を含む、電極アセンブリと、
近位端及び遠位端を有するエキスパンダであって、該エキスパンダが該アセンブリの長手方向軸を形成し、該背骨が該近位端及び該遠位端で該エキスパンダに取り付けられる、エキスパンダと、
該エキスパンダを通って延在する少なくとも1本の牽引ワイヤであって、該カテーテル本体の該遠位端の遠位及び該アセンブリの該遠位端の近位の位置で、該エキスパンダ内で固定される遠位端を有する、牽引ワイヤと、
該カテーテル本体の近位の制御ハンドルであって、該少なくとも1本の牽引ワイヤを動かすように適合されたアクチュエータを有する、制御ハンドルと、
を含むカテーテルであって、
該エキスパンダが該カテーテル本体に対する長手方向の動き、及び該長手方向軸に対する偏向のために適合される、カテーテル。
(12) 前記電極アセンブリが、前記カテーテル本体に対する前記エキスパンダの長手方向の動きに応じて拡張した構成を呈するように適合される、実施態様11に記載のカテーテル。
(13) 前記電極アセンブリが、前記長手方向軸に対する前記エキスパンダの偏向に応じて非対称的な構成を呈するように適合される、実施態様11に記載のカテーテル。
(14) それぞれの前記背骨が、ある曲度(degree of curvature)を有する湾曲構成を呈するように適合される、実施態様11に記載のカテーテル。
(15) それぞれの前記背骨の曲度が、前記カテーテル本体に対する前記エキスパンダの長手方向の動きに応じて同じように変化する、実施態様14に記載のカテーテル。

0048

(16) それぞれの前記背骨の曲度が、前記カテーテル本体に対する前記エキスパンダの偏向に応じて異なって変化する、実施態様14に記載のカテーテル。
(17) 前記エキスパンダの遠位端と前記背骨の遠位端との間の遠位接合部を更に含み、該遠位接合部が前記電極アセンブリの遠位端の近位にある、実施態様11に記載のカテーテル。
(18) 前記背骨が前記エキスパンダの周囲約360度の半径方向角度に設置される、実施態様11に記載のカテーテル。
(19) 前記背骨が前記エキスパンダの周囲約180度の半径方向角度に設置される、実施態様1に記載のカテーテル。
(20) 少なくとも1本の前記背骨が少なくとも1つのリング電極を保持する、実施態様1に記載のカテーテル。

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