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技術 消防工作車の制御装置および消防工作車

出願人 帝国繊維株式会社
発明者 多田洋一伊藤弘之
出願日 2013年9月12日 (7年3ヶ月経過) 出願番号 2013-189021
公開日 2015年3月23日 (5年9ヶ月経過) 公開番号 2015-054102
状態 特許登録済
技術分野 防災 サーボモータ(II)
主要キーワード 工作車 油圧器 リセットコイル 機械的ロック 油圧作動装置 セットコイル 油圧電磁弁 走行エンジン
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年3月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

課題

共通の油圧回路を駆動系として使用する、クレーン装置ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの少なくとも2種類の装置を有している工作車において、より迅速に切替えて作動させることを実現する消防工作車の制御装置を提供する。

解決手段

以下の要件(a)と(b)の双方を満足する油圧バルブ切替えスイッチを用いる。要件(a)油圧バルブ切替えスイッチが、前記少なくとも2種類の油圧作動装置のそれぞれに対応して、かつ油圧作動装置のそれぞれの機器上ないしはその近傍に設けられている。要件(b)油圧バルブ切替えスイッチが、モメンタリーなスイッチで構成され、該スイッチに対応した少なくとも2種類の油圧作動装置のうちの一つの油圧作動装置の自己保持回路を保持する電気信号を送るとともに、その他の少なくとも1種類以上の油圧作動装置に自己保持回路を解除する電気信号を送り、油圧バルブの切替えを行う。

概要

背景

従来、消防救助工作車として、クレーン装置ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうち少なくとも2つの油圧作動装置を有している工作車があり、それらの各油圧作動装置は共通にした油圧ポンプ回路により動作をするように構成されている。

これらクレーン装置、ウインチ装置および消火装置は、それぞれ油圧回路への要求が異なるため、油圧ポンプ回路から各油圧作動装置に油圧を供給する油圧バルブ切替えて使用することになる。

従来の消防工作車では、それらの油圧バルブの切替えは、手動で行うかあるいは(一元的に)一つだけ設けられたスイッチを操作することにより電気信号を使用して切替えが行われるように構成されている。

しかし、そのような切替え方式では、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの一装置の使用から他装置への使用に切替える際には、その一装置側の油圧を解除してから他の装置へ油圧を接続するので、操作者は2つの動作(操作)をすることが必要であった。あるいは、スイッチが配設されている消防工作車上の特定の場所での操作が必要となり、切替えをするにはその場所に操作をする人がいる(行く)必要があるか、あるいは、ラジコン等を使用して離れた場所からの操作ができるようにする必要があった。

しかし、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの一つの装置を作動させようとするときに、そのような特定の場所での操作あるいは遠隔操作装置が必要であること、さらに、2つの動作(操作)を必要とすることは、「作動の決定」から「実際の作動開始」までに要する時間が長くなる方向であり、緊急性が必ず要請される消防向け工作車としては、より迅速に作動開始ができるように改良されることが望まれている。

こうした消防工作車の制御に関する先行技術としては、ほとんど提案がないが、発電機、クレーンおよびウインチ等を有した一般工作車両として、特に熟練者でなくとも複数の機器を簡単に操作できるようにした工作車両の提案がある(特許文献1)。

この提案のものは、具体的には、少なくとも発電機、クレーン、ウインチの複数の機器を搭載し、これら機器をエンジンコントロールユニットから出力する電圧信号により走行用エンジン回転数を制御して駆動するようにした工作車両において、クレーンはスロットル量に比例する電圧信号をアクセルセンサーから前記エンジンコントロールユニットに発信して制御するようにする一方、発電機とウインチは電圧制御回路に予め設定した電圧信号を前記エンジンコントロールユニットに発信して定格回転するように制御し、前記電圧制御回路の前記エンジンコントロールユニットに対する接続を切換リレーを介して前記アクセルセンサーとの間で切換え可能にし、かつ前記発電機を他の機器に対し優先して接続するようにしたというものである(特許文献1の特許請求の範囲)。

この特許文献1の提案のものは、クレーン、ウインチ、強力油圧器(油圧で作動する強力万力ジャッキなど)および油圧を利用した消火装置たる強力噴霧放水器が共通の油圧ポンプで駆動されるように構成されており(同段落0013)、ウインチのスイッチ、強力油圧器(油圧で作動する強力鋏、万力、ジャッキなど)の圧力スイッチ、強力噴霧放水器の圧力スイッチは、それぞれウインチ、強力油圧器、強力噴霧放水器に設けられている(特許文献1の図3)。

しかし、この提案のものでは各装置のうちのいずれか一つの装置を、出動した現場の状況や当該状況の変化等に応じて、より迅速に作動あるいは切替えて作動させるという点からすると、全体としてまだ不十分と言わざるを得ないものであった。

概要

共通の油圧回路を駆動系として使用する、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの少なくとも2種類の装置を有している工作車において、より迅速に切替えて作動させることを実現する消防工作車の制御装置を提供する。以下の要件(a)と(b)の双方を満足する油圧バルブ切替えスイッチを用いる。要件(a)油圧バルブ切替えスイッチが、前記少なくとも2種類の油圧作動装置のそれぞれに対応して、かつ油圧作動装置のそれぞれの機器上ないしはその近傍に設けられている。要件(b)油圧バルブ切替えスイッチが、モメンタリーなスイッチで構成され、該スイッチに対応した少なくとも2種類の油圧作動装置のうちの一つの油圧作動装置の自己保持回路を保持する電気信号を送るとともに、その他の少なくとも1種類以上の油圧作動装置に自己保持回路を解除する電気信号を送り、油圧バルブの切替えを行う。

目的

しかし、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの一つの装置を作動させようとするときに、そのような特定の場所での操作あるいは遠隔操作装置が必要であること、さらに、2つの動作(操作)を必要とすることは、「作動の決定」から「実際の作動開始」までに要する時間が長くなる方向であり、緊急性が必ず要請される消防向け工作車としては、より迅速に作動開始ができるように改良されることが望まれている

効果

実績

技術文献被引用数
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請求項1

共通の油圧回路を駆動系として使用した油圧作動装置であり、かつクレーンウインチおよび消火装置のうちの少なくとも2種類の油圧作動装置を備えた消防工作車制御装置において、該少なくとも2種類の油圧作動装置の油圧回路切替えを、以下の要件(a)と(b)の双方を満足して構成された油圧バルブ切替えスイッチを用いて行うようにしたことを特徴とする消防工作車の制御装置。要件(a)…該油圧バルブ切替えスイッチが、前記少なくとも2種類の油圧作動装置のそれぞれに対応して、かつ該油圧作動装置のそれぞれの機器上ないしはその近傍に設けられたものであること。要件(b)…該油圧バルブ切替えスイッチが、モメンタリーなスイッチで構成され、該スイッチを操作することにより、該スイッチに対応した前記少なくとも2種類の油圧作動装置のうちの一つの油圧作動装置の自己保持回路を保持する電気信号を送るとともに、その他の少なくとも1種類以上の油圧作動装置に自己保持回路を解除する電気信号を送り、油圧バルブの切替えを行うこと。

請求項2

前記少なくとも2種類の油圧作動装置が、クレーン、ウインチおよび消火装置の3種類の油圧作動装置であることを特徴とする請求項1記載の消防工作車の制御装置。

請求項3

共通の油圧回路を駆動系として使用する、クレーン装置ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの少なくとも2種類の油圧作動装置を有し、かつ、上記請求項1または2記載の消防工作車の制御装置を有してなることを特徴とする消防工作車。

請求項4

共通の油圧回路を駆動系として使用する、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置の少なくとも3種類の油圧作動装置を有し、かつ、上記(1)または(2)記載の制御装置を有してなることを特徴とする消防工作車。

技術分野

0001

本発明は、消防工作車制御装置および該制御装置を有した消防工作車に関する。

背景技術

0002

従来、消防向救助工作車として、クレーン装置ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうち少なくとも2つの油圧作動装置を有している工作車があり、それらの各油圧作動装置は共通にした油圧ポンプ回路により動作をするように構成されている。

0003

これらクレーン装置、ウインチ装置および消火装置は、それぞれ油圧回路への要求が異なるため、油圧ポンプ回路から各油圧作動装置に油圧を供給する油圧バルブ切替えて使用することになる。

0004

従来の消防工作車では、それらの油圧バルブの切替えは、手動で行うかあるいは(一元的に)一つだけ設けられたスイッチを操作することにより電気信号を使用して切替えが行われるように構成されている。

0005

しかし、そのような切替え方式では、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの一装置の使用から他装置への使用に切替える際には、その一装置側の油圧を解除してから他の装置へ油圧を接続するので、操作者は2つの動作(操作)をすることが必要であった。あるいは、スイッチが配設されている消防工作車上の特定の場所での操作が必要となり、切替えをするにはその場所に操作をする人がいる(行く)必要があるか、あるいは、ラジコン等を使用して離れた場所からの操作ができるようにする必要があった。

0006

しかし、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの一つの装置を作動させようとするときに、そのような特定の場所での操作あるいは遠隔操作装置が必要であること、さらに、2つの動作(操作)を必要とすることは、「作動の決定」から「実際の作動開始」までに要する時間が長くなる方向であり、緊急性が必ず要請される消防向け工作車としては、より迅速に作動開始ができるように改良されることが望まれている。

0007

こうした消防工作車の制御に関する先行技術としては、ほとんど提案がないが、発電機、クレーンおよびウインチ等を有した一般工作車両として、特に熟練者でなくとも複数の機器を簡単に操作できるようにした工作車両の提案がある(特許文献1)。

0008

この提案のものは、具体的には、少なくとも発電機、クレーン、ウインチの複数の機器を搭載し、これら機器をエンジンコントロールユニットから出力する電圧信号により走行用エンジン回転数を制御して駆動するようにした工作車両において、クレーンはスロットル量に比例する電圧信号をアクセルセンサーから前記エンジンコントロールユニットに発信して制御するようにする一方、発電機とウインチは電圧制御回路に予め設定した電圧信号を前記エンジンコントロールユニットに発信して定格回転するように制御し、前記電圧制御回路の前記エンジンコントロールユニットに対する接続を切換リレーを介して前記アクセルセンサーとの間で切換え可能にし、かつ前記発電機を他の機器に対し優先して接続するようにしたというものである(特許文献1の特許請求の範囲)。

0009

この特許文献1の提案のものは、クレーン、ウインチ、強力油圧器(油圧で作動する強力万力ジャッキなど)および油圧を利用した消火装置たる強力噴霧放水器が共通の油圧ポンプで駆動されるように構成されており(同段落0013)、ウインチのスイッチ、強力油圧器(油圧で作動する強力鋏、万力、ジャッキなど)の圧力スイッチ、強力噴霧放水器の圧力スイッチは、それぞれウインチ、強力油圧器、強力噴霧放水器に設けられている(特許文献1の図3)。

0010

しかし、この提案のものでは各装置のうちのいずれか一つの装置を、出動した現場の状況や当該状況の変化等に応じて、より迅速に作動あるいは切替えて作動させるという点からすると、全体としてまだ不十分と言わざるを得ないものであった。

先行技術

0011

特開2004−68728号公報

発明が解決しようとする課題

0012

本発明の目的は、上述したような点に鑑み、共通の油圧回路を駆動系として使用する、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの少なくとも2種類の装置を有している工作車において、そのクレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちのいずれか一つの装置を作動開始する、あるいは他の装置の作動を止めて一つの装置を作動開始するにあたり、より迅速に作動させることを実現する消防工作車の制御装置と、該制御装置を有した消防工作車を提供することにある。

課題を解決するための手段

0013

上述した目的を達成する本発明の消防工作車の制御装置は、以下の(1)の構成からなるものである。
(1)共通の油圧回路を駆動系として使用した油圧作動装置であり、かつクレーン、ウインチおよび消火装置のうちの少なくとも2種類の油圧作動装置を備えた消防工作車の制御装置において、該少なくとも2種類の油圧作動装置の油圧回路切替えを、以下の要件(a)と(b)の双方を満足して構成された油圧バルブ切替えスイッチを用いて行うようにしたことを特徴とする消防工作車の制御装置。
・要件(a)…油圧バルブ切替えスイッチが、前記少なくとも2種類の油圧作動装置のそれぞれに対応して、かつ該油圧作動装置のそれぞれの機器上ないしはその近傍に設けられたものであること。
・要件(b)…油圧バルブ切替えスイッチが、モメンタリーなスイッチで構成され、該スイッチを操作することにより、該スイッチに対応した前記少なくとも2種類の油圧作動装置のうちの一つの油圧作動装置の自己保持回路を保持する電気信号を送るとともに、その他の少なくとも1種類以上の油圧作動装置に自己保持回路を解除する電気信号を送り、油圧バルブの切替えを行うこと。

0014

また、かかる本発明の消防工作車の制御装置において、以下の(2)の構成を有するものであることが好ましい。
(2)前記少なくとも2種類の油圧作動装置が、クレーン、ウインチおよび消火装置の3種類の油圧作動装置であることを特徴とする上記(1)記載の消防工作車の制御装置。

0015

また、上述した目的を達成する本発明の消防工作車は、以下の(3)または(4)の構成からなるものである。
(3)共通の油圧回路を駆動系として使用する、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの少なくとも2種類の油圧作動装置を有し、かつ、上記(1)または(2)記載の制御装置を有してなることを特徴とする消防工作車。
(4)共通の油圧回路を駆動系として使用する、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置の3種類の油圧作動装置を有し、かつ、上記(1)または(2)記載の制御装置を有してなることを特徴とする消防工作車。

発明の効果

0016

請求項1にかかる本発明によれば、共通の油圧ポンプ回路を駆動系として使用する、少なくともクレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの少なくとも2種類の油圧作動装置を備えた工作車において、その少なくとも2種類の油圧作動装置のいずれか一つの装置を作動させる、あるいは他の装置の作動を止めて一つの装置を作動開始するにあたり、より迅速に作動させることができる消防工作車の制御装置を提供することができる。

0017

請求項2にかかる本発明によれば、クレーン、ウインチおよび消火装置の少なくとも3種類の油圧作動装置を備えた消防工作車の制御装置において、上述した請求項1にかかる本発明の効果を良好に発揮する消防工作車の制御装置を提供することができる。

0018

請求項3にかかる本発明によれば、共通の油圧ポンプ回路を駆動系として使用する、少なくともクレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうちの少なくとも2種類の油圧作動装置を備えた工作車において、その少なくとも2種類の油圧作動装置のいずれか一つの装置を作動させる、あるいは他の装置の作動を止めて一つの装置を作動開始するにあたり、より迅速に作動させることができる消防工作車を提供することができる。

0019

請求項4にかかる本発明によれば、共通の油圧ポンプ回路を駆動系として使用する、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置の少なくとも3種類の油圧作動装置を備えた工作車において、その少なくとも3種類の油圧作動装置のいずれか一つの装置を作動させる、あるいは他の装置の作動を止めて一つの装置を作動開始するにあたり、より迅速に作動させることができる消防工作車を提供することができる。

図面の簡単な説明

0020

本発明にかかる消防工作車の制御装置の一実施態様例を示したアナログ回路図である。
本発明にかかる消防工作車の制御装置の他の一実施態様例を示したデジタル回路図である。

実施例

0021

以下、更に詳しく本発明の消防工作車の制御装置について説明する。

0022

本発明の消防工作車の制御装置は、共通の油圧回路を駆動系として使用した油圧作動装置であり、かつクレーン、ウインチおよび消火装置のうちの少なくとも2種類の油圧作動装置を備えた消防工作車の制御装置において、該少なくとも2種類の油圧作動装置の油圧回路切替えを、以下の要件(a)と(b)の双方を満足して構成された油圧バルブ切替えスイッチを用いて行うようにしたことを特徴とする。

0023

要件(a)…該油圧バルブ切替えスイッチが、前記少なくとも2種類の油圧作動装置のそれぞれに対応して、かつ該油圧作動装置のそれぞれの機器上ないしはその近傍に設けられたものであること。

0024

要件(b)…該油圧バルブ切替えスイッチが、モメンタリーなスイッチで構成され、該スイッチを操作することにより、該スイッチに対応した前記少なくとも2種類の油圧作動装置のうちの一つの油圧作動装置の自己保持回路を保持する電気信号を送るとともに、その他の少なくとも1種類以上の油圧作動装置に自己保持回路を解除する電気信号を送り、油圧バルブの切替えを行うこと。

0025

本発明にかかる消防工作車の制御装置について、その一実施態様例を示したアナログ回路図である図1によって説明すると、共通の油圧ポンプ回路を駆動するPTO(パワーテイクオフ)1を走行エンジンに接続すると、該1の位置に直流24ボルトが発生する回路を組む。

0026

2はウインチ・スイッチ、3はクレーン・スイッチであり、3Rがクレーン・スイッチ右、3Lがクレーン・スイッチ左である。4は油圧を利用して作動する消火装置であってハイドレックス呼称される消火装置の起動スイッチであり、5は同停止スイッチである。

0027

6、7、8は、機械的ロック方式のラッチングリレーであり、ウインチ、クレーン、ハイドレックス消火装置のそれぞれに対して設けられていて、セットコイルリレー接点が閉となり、リセットコイルでリレー接点は開となる。

0028

ウインチを操作する場合は、ウインチ・スイッチ2を操作するとリレー6のセットコイルが働く。リレー6のセットコイルが働くことにより、リレー6の接点はリセットコイルが働くまで接点の閉を保持し、油圧電磁弁電圧を送り、油圧ポンプからの作動油はウインチ装置のみに接続される。

0029

ウインチ・スイッチ2を操作したときには、ウインチ・リレー6のセットコイルが働くと同時に、クレーン・リレー7、ハイドレックス消火装置・リレー8のリセットコイルが働き、クレーン・リレー7とハイドレックス消火装置・リレー8の接点は開となる。もし、その操作前に、クレーン・リレー7、ハイドレックス消火装置・リレー8の接点が閉であったならば、クレーン・リレー7、ハイドレックス消火装置・リレー8のリセットコイルが働くことにより、閉であった接点は開となる。すなわち、ウインチ・スイッチ2の操作により、ウインチ・リレー6の接点の閉と、他のリレー(クレーン・リレー7、ハイドレックス消火装置・リレー8)の接点を開にさせる。

0030

クレーンを操作する場合は、クレーン・スイッチ右3Rまたはクレーン・スイッチ左3Lを操作する。該操作により、クレーン・リレー7のセットコイルが働く同時に、ウインチ・リレー6とハイドレックス消火装置・リレー8のリセットコイルが働き、クレーン・リレー7の接点のみが閉となり、油圧電磁弁に電圧を送り、油圧ポンプからの作動油はクレーン装置のみに接続される。ウインチ・リレー6とハイドレックス消火装置・リレー8の接点は開となる。

0031

ハイドレックス消火装置を操作する場合は、ハイドレックス消火装置・起動スイッチ4を操作する。該操作により、ハイドレックス消火装置・リレー8のセットコイルが働く同時に、ウインチ・リレー6とクレーン・リレー7のリセットコイルが働き、ハイドレックス消火装置・リレー8の接点のみが閉となり、油圧電磁弁に電圧を送り、油圧ポンプ回路はハイドレックス消火装置のみに接続され、油圧ポンプからの作動油はハイドレックス消火装置のみに供給される。ウインチ・リレー6とクレーン・リレー7の接点は開となる。

0032

ハイドレックス消火装置を停止させる場合は、ハイドレックス消火装置・停止スイッチ5を操作する。該操作により、ウインチ・スイッチ2を操作した場合と同じ効果が得られ、油圧ポンプ回路はウインチのみに接続され、ハイドレックス消火装置は停止する。

0033

本発明において、まず、第一に重要な点は、図1に示し説明をしたように、共通の油圧ポンプ回路を駆動系として使用するクレーン、ウインチおよび消火装置のうちの少なくとも2種類の油圧作動装置を備えた消防工作車の制御装置において、該少なくとも2種類の油圧作動装置の油圧回路切替えを、それらの各油圧作動装置のそれぞれに対応して設けられた、かつそれぞれの機器上ないしはその近傍に設けられた油圧バルブ切替えスイッチで行うように構成することである。該少なくとも2つのスイッチが1箇所に集中して配置されているのでは、現実に該油圧作動装置を操作しようとする操作者自身の操作による切替えがなされにくく、時間的にも遅くなる方向なので好ましくない。

0034

なお、「機器上ないしはその近傍」とは、当該油圧作動装置上で操作に好適な任意の部分の位置と、該位置を中心位置にして操作者の手が届く範囲内を想定して半径1.5m以内程度の場所をいうものである。より好ましくは、操作の上で無理がないように、当該油圧作動装置上で操作に好適な任意の部分の位置と、該位置を中心位置にして操作者の手が届く範囲内を想定して半径1.0m以内程度の場所をいう。

0035

本発明において、次に重要な点は、備えられている少なくとも2種類の油圧作動装置の角スイッチ、すなわち、ウインチ・スイッチ、クレーン・スイッチ、およびハイドレックス消火装置・起動スイッチ、同停止スイッチは、全てモメンタリーなスイッチで構成されていることであり、迅速に油圧作動装置を動作させる上で重要なことである。また、図1の態様で説明したように、それらの各スイッチを操作することにより該スイッチに対応した油圧作動装置のうちの一つの油圧作動装置の自己保持回路を保持する電気信号を送るとともに、望ましくは他装置の少なくとも一つ(油圧作動装置が2種類の場合)、最も望ましくは他の2つの油圧作動装置(油圧作動装置が3種類の場合)に自己保持回路を解除する電気信号を送り、油圧バルブの切替えを上記モメンタリーなスイッチで行うことである。このようにすることにより、その一装置側の油圧の接続と他の装置への油圧の解除を同時に行うことができるので、操作者は2つの動作(操作)を別々にする必要がなく、迅速に所望する操作ができる。

0036

図2は、本発明にかかる消防工作車の制御装置の他の一実施態様例を示したデジタル回路図である。

0037

プログラムリレー内部の詳細は図示しないが、共通の油圧ポンプ回路を駆動するPTO(パワーテイクオフ)1がオンになり、入力端子I0に電源が加えられる。ウインチ・スイッチ2が操作されるか、あるいはハイドレックス消火装置・停止スイッチ5が操作されると、入力端子I1に電源が加えられ、それにより、ウインチモードがセットされ、クレーンモードとハイドレックス消火装置モードがリセットされて、ウインチモードのみに電源が出力される。

0038

また、クレーン・スイッチ右3Rあるいはクレーン・スイッチ左3Lがオンになると、ウインチモードとハイドレックス消火装置モードがリセットされて、クレーンモードがセットされ、該クレーンモードのみに電源が出力される。

0039

また、ハイドレックス消火装置・起動スイッチがオンになると、ウインチモードとクレーンモードがリセットされて、ハイドレックス消火装置がセットされ、該ハイドレックス消火装置のみに電源が出力される。

0040

上述した少なくとも2つのスイッチ、あるいは3つのスイッチは、完全な固定式に設置されたものである必要はなく、現場状況等による操作者の意思に応じて位置や向きを適宜に変えられるようにしたものでもよい。また、本発明にかかる制御装置を有している上で、現場状況等に応じて、臨機応変に上述した少なくとも2つのスイッチ、あるいは3つのスイッチを1箇所で集中的に操作できる集中制御装置と該集中制御装置に切り替えるための切替え機構を適宜に付随して有していてもよい。

0041

以上述べたように、本発明によれば、共通の油圧ポンプ回路を駆動系として使用する、クレーン装置、ウインチ装置および油圧を利用して作動する消火装置のうち少なくとも2種類の油圧作動装置を搭載して有している工作車において、その少なくとも2種類の油圧作動装置のいずれか一つの装置を作動開始する、あるいは他の装置の作動を止めて一つの装置を作動開始するにあたり、より迅速に作動あるいは切替えて作動させることができ、迅速性が要請される消防活動をより効果的に行うことができるようになる。

0042

1:PTO(パワーテイクオフ)
2:ウインチ・スイッチ
3:クレーン・スイッチ
3R:クレーン・スイッチ右
3L:クレーン・スイッチ左
4:ハイドレックス消火装置・起動スイッチ
5:ハイドレックス消火装置・停止スイッチ
6:ウインチ・リレー
7:クレーン・リレー
8:ハイドレックス消火装置・リレー

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