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技術 樹脂トルクロッド

出願人 山下ゴム株式会社
発明者 稲富崇敏
出願日 2013年8月14日 (6年10ヶ月経過) 出願番号 2013-168739
公開日 2015年2月23日 (5年4ヶ月経過) 公開番号 2015-036579
状態 特許登録済
技術分野 車両の推進装置の配置または取付け 防振装置 ばね
主要キーワード 上下リブ 肉抜き溝 拡大溝 中間リブ 上下方向幅 中央溝 リング穴 各中心軸
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年2月23日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (8)

課題

樹脂トルクロッド圧縮時における剛性を高くする。

解決手段

ロッド部12、第2リング部16及び本体部18を一体に樹脂で形成し、ロッド部12に中心線C0方向へ平行して延びる一対の中間リブ44を設け、中間リブ44間を中央溝45とする。中間リブ44の第1リング部14側となる前端部44aを互いに離反する方向へ拡開させ、前端部44a間を前端部45a内に設けた連結リブ46で連結する。これにより、圧縮荷重が前端部44aへ加わってこれを押し広げようとしても連結リブ46でこれを阻止する。連結リブ46を第1リング部14近傍に設けるため、効率よく補強できる。

概要

背景

エンジンを車体へ取付ける際に使用する防振装置としてのトルクロッドは公知である。また、樹脂で形成した樹脂トルクロッドも公知である。樹脂トルクロッドの場合は複数のリブを設けることで、軽量・高剛性にすることができる(例えば、特許文献1参照)。
また、リブを湾曲させたものもある(特許文献2参照)。

概要

樹脂トルクロッドの圧縮時における剛性を高くする。ロッド部12、第2リング部16及び本体部18を一体に樹脂で形成し、ロッド部12に中心線C0方向へ平行して延びる一対の中間リブ44を設け、中間リブ44間を中央溝45とする。中間リブ44の第1リング部14側となる前端部44aを互いに離反する方向へ拡開させ、前端部44a間を前端部45a内に設けた連結リブ46で連結する。これにより、圧縮荷重が前端部44aへ加わってこれを押し広げようとしても連結リブ46でこれを阻止する。連結リブ46を第1リング部14近傍に設けるため、効率よく補強できる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

ロッド部(12)の長さ方向両端リング部を一体に設けた樹脂製のトルクロッドにおいて、ロッド部(12)に、平行して中心線(C0)方向へ延びる一対の横リブ(44)を設け、その長さ方向一端をリング部(14)近傍に位置させるとともに、この一対の横リブ(44)の各長さ方向一端部(44a)間を連結する連結リブ(46)を一体に設けたことを特徴とする樹脂トルクロッド

請求項2

一対の横リブ(44)の各長さ方向一端部(44a)は、互いに離反する方向へ拡開し、連結リブ(46)はこの拡開部間を連結していることを特徴とする請求項1の樹脂トルクロッド。

請求項3

一対の横リブ(44)の間は溝状に形成された中央溝(45)をなし、その長さ方向一端部(45a)内に連結リブ(46)が形成されていることを特徴とする請求項2の樹脂トルクロッド。

請求項4

連結リブ(46)の突出高さは、横リブ(44)の長さ方向一端部(44a)より低いことを特徴とする請求項3の樹脂トルクロッド。

請求項5

連結リブ(46)は中心線(C0)の上に設けられていることを特徴とする請求項4の樹脂トルクロッド。

技術分野

0001

この発明は、樹脂トルクロッド係り、特に複数のリブを設けたものに関する。

背景技術

0002

エンジンを車体へ取付ける際に使用する防振装置としてのトルクロッドは公知である。また、樹脂で形成した樹脂トルクロッドも公知である。樹脂トルクロッドの場合は複数のリブを設けることで、軽量・高剛性にすることができる(例えば、特許文献1参照)。
また、リブを湾曲させたものもある(特許文献2参照)。

先行技術

0003

特開2010−19323号公報
特許5095577号公報

発明が解決しようとする課題

0004

ところで、ロッド部にその長さ方向へ延びる一対の横リブを設けて剛性を高めるとともに、この横リブの長さ方向各端部をリング部近傍に配置した場合において、ロッド部を圧縮する方向へ荷重が加わると、一対の横リブの各端部が押し広げられるように変形する可能性があり、この場合は、圧縮時の剛性が低くなる。したがって、圧縮時の剛性を高めることが望まれている。本願は係る要請の実現を目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記課題を解決するため請求項1に記載した発明は、ロッド部(12)の長さ方向両端にリング部を一体に設けた樹脂製のトルクロッドにおいて、ロッド部(12)に、平行して中心線(C0)方向へ延びる一対の横リブ(44)を設け、その長さ方向一端をリング部(14)近傍に位置させるとともに、この一対の横リブ(44)の各長さ方向一端部(44a)間を連結する連結リブ(46)を一体に設けたことを特徴とする。

0006

請求項2に記載した発明は上記請求項1において、一対の横リブ(44)の各長さ方向一端部(44a)は、互いに離反する方向へ拡開し、連結リブ(46)はこの拡開部間を連結していることを特徴とする。

0007

請求項3に記載した発明は上記請求項2において、一対の横リブ(44)の間は溝状に形成された中央溝(45)をなし、その長さ方向一端部(45a)内に連結リブ(46)が形成されていることを特徴とする。

0008

請求項4に記載した発明は上記請求項3において、連結リブ(46)の突出高さは、横リブ(44)の長さ方向一端部(44a)より低いことを特徴とする。

0009

請求項5に記載した発明は上記請求項4において、連結リブ(46)は中心線(C0)の上に設けられていることを特徴とする。

発明の効果

0010

請求項1に記載した発明によれば、中心線(C0)方向へ延びる一対の横リブ(44)の各長さ方向の一端部(44a)をリング部(14)の近傍に設けるとともに、これら各一端部(44a)を連結リブ(46)で連結したので、各一端部(44a)がリング部(14)から圧縮方向への荷重を受けても、各一端部(44a)は連結リブ(46)により補強されて押し広げられにくくなる。このため、圧縮時の剛性を高くすることができる。
しかも、リング部(14)近傍の一端部(44a)を連結リブ(46)で連結するから、連結リブ(46)を荷重の入力部近傍へ配置することになり、圧縮時の力に対して効率よく補強でき、連結リブ(46)を小型・軽量化できる。

0011

請求項2に記載した発明によれば、一対の横リブの各一端部(44a)を互いに離反するように拡開させたので、リング部(14)の中心近くまで長く形成できる。このため、リング部(14)及び横リブ(44)の圧縮に対する剛性を高くすることができる。

0012

請求項3に記載した発明によれば、連結リブ(46)は、一対の横リブ(44)の各一端部(44a)間に形成された中央溝(45)の長さ方向一端部(45a)内に設けられるので、連結リブ(46)の張り出しを少なくしてコンパクト化できる。

0013

請求項4に記載した発明によれば、連結リブ(46)の突出高さを、横リブ(44)よりも低くしたので、さらにコンパクトにできる。

0014

請求項5に記載した発明によれば、中心線(C0)の上に連結リブ(46)を設けるので、リング部(14)からの圧縮荷重が中心線(C0)に沿って加わるとき、連結リブ(46)で効率よく受け止めることができる。

図面の簡単な説明

0015

トルクロッドの正面図
平面図
図2における3−3線断面図
図1における4−4線断面図
図1における5−5線断面図
図1における6−6線断面図
図1における7−7線断面図

実施例

0016

以下、図面に基づいて一実施形態を説明する。このトルクロッド10は、棒状のロッド部12と、その長手方向両端に第1リング部14と第2リング部16とをFRP等の公知の適宜樹脂にて一体に形成した本体部18を備える。

0017

第1リング部14はリング穴15(図3参照)を備え、この内側に配置された第1弾性体20を介して第1内側部材22と連結されている。第1弾性体20はゴム等の適宜弾性材料からなり、第1リング部14と第1内側部材22を加硫接着等の適宜手段で弾性的に結合している。第1内側部材22は金属製等のパイプ部材であり、ここに通した図示しないボルト等により図示しないエンジンへ取付けられる。

0018

第2リング部16はリング穴17(図3参照)を備え、この内側に配置された第2弾性体30を介して第2内側部材32と結合されている。第2弾性体30は、ゴム等の適宜弾性材料よりなり、加硫接着等の適宜手段で第2リング部16と第2内側部材32を弾性的に結合している。
第2内側部材32は金属製等のパイプ部材であり、ここに通した図示しないボルト等により図示しない車体へ取付けられている。

0019

ここで、第1リング部14の中心をO1、第2リング部16の中心をO2とし、これらを結んだ直線を中心線C0とする。また、第1リング部14の中心軸線をC1、幅をW1(図2)、第2リング部16の中心軸線をC2、幅をW2(図1)とする。中心軸線C1は第1内側部材22の軸線でもあり、中心O1は中心軸線C1上で幅W1の中間となる。中心軸線C2は第2内側部材32の軸線でもあり、中心O2は中心軸線C2上で幅W2の中間となる。
各中心軸線C1とC2は直交して互いに90°ねじれている。但し、本願発明の対象となるトルクロッドはこのようなねじれタイプだけでなく、各中心軸線C1及びC2が平行するものでもよい。

0020

中心線C0はこれら中心軸線C1及びC2と直交している。また、この例では、ロッド部12が中心線C0に対して対称に設けられ(図2参照)、中心線C0がロッド部12の中心線にもなっている。

0021

ここで、中心線C0の方向を前後方向、中心軸線をC2の方向を上下方向とし、図1における左側を前方、上側を上方とする。また、図2において、中心軸線C1の方向を左右方向とし、図の上側を右方とする。

0022

図2に示すように、第2弾性体30は、第2内側部材32から左右へ拡がる腕部34を有し、防振主体部をなしている。
腕部34は平面視で前方へ凸の略V字状をなし、後方へ向かって拡開し、第2内側部材32は上下方向へ貫通するすぐり穴36を介してストッパ38と対向している。
腕部34の前方側にも上下方向に貫通するすぐり穴39が形成されている。

0023

このトルクロッド10でエンジンと車体とを連結すると、エンジンの上下及び前後方向の振動は、第1内側部材22を介して第1リング部14へ入力され、第1弾性体20を弾性変形させる。このとき第1弾性体20は捩られ、トルクロッド10が第1内側部材22を中心に揺動されるため、第2リング部16が前後方向へ移動して腕部34を弾性変形させる。これにより、トルクロッド10により振動を吸収して、車体への振動伝達を低減する。

0024

次に、リブ構造を説明する。図1・2・4を中心にして示すように、第1リング部14の外周面には、周方向へ複数の平行する肉抜き溝26が形成され、この肉抜き溝26の肉抜き残部がリブ28をなしている。リブ28は複数が平行して形成されている。

0025

ロッド部12は、上下に左右方向へ張り出す上下リブ40と、これら上下リブ40をつないで中心線C0に沿って前後方向へ延びる柱状部42(図3・4・7参照)を一体に有し、断面において、上下方向に延びる1本の柱状部42に対して、水平方向に延びて互いに上下方向にて平行する複数(本例では4個)の上下リブ40が交差している(図7)。

0026

上下リブ40の平面視は前後方向中間部が中央側へくびれた湾曲部41をなしている(図2参照)。また、柱状部42の側面には、左右方向へ突出するとともに、前端部を除き中心線C0と平行に第2リング部16側へ延びる2本の中間リブ44が一体に形成されている。

0027

中間リブ44は上下リブ40よりも肉厚で中心線C0に沿って前後方向へ延びる横リブである。
中間リブ44と上下リブ40との間には上下部溝41が中間リブ44に沿って前後方向へ長く形成されている。

0028

一対の中間リブ44の間にも中央溝45が形成されている。中央溝45の上下方向幅は上下部溝41よりも狭いが、中心線C0に沿って前後方向へ長く形成されている。
図1に示すように、上下リブ40はロッド部12の長さ方向中間にて最も間隔が狭くなるように湾曲し、その前端部40aは、前方へ向かって拡開して第1リング部14のリブ28へ連続している。

0029

2本の上下部溝41の前端部41aも、互いに上下方向へ離反するように湾曲している。各前端部41aの前端位置は第1内側部材22の上下方向に位置し、換言すれば、第1内側部材22は、上下の前端部41aの各前端間へ入る位置になっている。
中央溝45の前端部45aは上下方向へ拡開した拡大部になっている。前端部45aとその上下の前端部41aとの間に、中間リブ44の各前端部44aを湾曲して形成される。中間リブ44の各前端部44aは互いに上下方向へ離反するように湾曲している。

0030

中央溝45の前端部45aにおける前端位置は、上下の前端部41aの各前端位置よりも後退しており、中心線C0上にて第1内側部材22の後方近傍にしている。したがって、第1内側部材22が中心線C0上を後方へ移動するとき、すなわちトルクロッド10に圧縮方向の荷重が加わるとき、第1内側部材22が上下の中間リブ44の各前端部44aを押し広げる方向に作用する。

0031

中間リブ44の各前端部44a間は連結リブ46により連結されている。図1中の拡大部に示すように、連結リブ46は、上下方向に延びて上下の中間リブ44の各前端部44aをつなぐとともに、一部は前方へ突出する突出部46aをなし、中央溝45の前端部45aにおける前壁45bへ連結している。前端部45aは中間リブ44の各前端部44aと連結していない(図5参照)。

0032

なお、上下部溝41の前端部41a内にも連結リブ46が設けられ、中間リブ44の前端部44aと、隣り合う上下リブ40の前端部40aとを連結している(図6参照)。

0033

図4に示すように、連結リブ46の左右方向突出高さは、突出部46aを含めて前端部44aよりも低くなっており、中央溝45の前端部45a内へ引き込んでいる。なお、上下部溝41の前端部41a内に設けられる連結リブ46の左右方向突出高さも同様である。

0034

次に、本実施形態の作用を説明する。図1に示すように、ロッド部12における第1リング部14の付け根部近傍には、横リブである一対の中間リブ44の各前端部44aが位置している。しかも、各前端部44aは、前方へ向かって互いに上下方向へ離反するように湾曲しながら拡開し、各前端部44a間に第1内側部材22を挟むように配置されている。
そこで、トルクロッド10の第1リング部14に圧縮方向の荷重が加わると、第1内側部材22が中心線C0上を後方へ移動し、一対の中間リブ44の各前端部44aに対して、拡開方向へさらに押し広げるように力を加える。

0035

ところが、図4〜6に示すように、中間リブ44の前端部44aは連結リブ46にて一体に結合されている。したがって、中間リブ44の前端部44aはこの力に耐えることができる。このため、圧縮方向における剛性を高めることができる。しかも、第1内側部材22近傍の中間リブ44の各前端部44aを補強するだけで済むため、比較的小さな連結リブ46だけで足りることになり、第1リング部14の近傍部をコンパクト化でき、トルクロッド10全体の重量増加を抑制できる。

0036

また、連結リブ46は、中央溝45の前端部45aである拡大溝部内に設けられているので、中央溝45の前端部45aにおける拡大溝部を利用して容易に設けることができ、しかも左右方向にて中間リブ44の前端部44aよりも突出高さが低くなっているから、この点でも第1リング部14の近傍部をコンパクト化できる。

0037

なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、上記実施形態では連結リブ46を第1リング部14に設けてあるが、第2リング部16に設けてもよい。

0038

10:トルクロッド、12:ロッド部、14:第1リング部、16:第2リング部、44:中間リブ、45:中央溝、46:連結リブ、50:第1リブ、52:縦リブ

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