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技術 画像形成装置、プログラムインストール方法およびプログラムインストールプログラム

出願人 コニカミノルタ株式会社
発明者 福王兆彦鈴江正杉本洋彰友野和明
出願日 2013年8月8日 (7年3ヶ月経過) 出願番号 2013-165444
公開日 2015年2月19日 (5年9ヶ月経過) 公開番号 2015-035098
状態 特許登録済
技術分野 ストアードプログラム
主要キーワード 基本グループ 操作識別情報 操作ユーザー 拡張ハードウェア カレントタスク 処理特定情報 実行グループ ファームウエアプログラム
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年2月19日)のものです。
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図面 (7)

課題

プログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行する。

解決手段

MFPは、ファームウェアプログラムを実行することにより、ハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能な処理実行部53と、APコマンドで記述されたアプリケーションプログラムを実行することにより、APIコマンドにより特定される処理を処理実行部53に実行させるアプリケーション実行部51と、処理実行部53およびプリケーション実行部51それぞれが作業領域として使用するRAMと、複数種類のファームウェアプログラムのうち処理実行部53により実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定する不実行プログラム決定部55と、不実行ファームウェアプログラムをRAMから削除するアンインストール部57と、を備える。

概要

背景

近年、複合機MFP)で代表される画像形成装置は、アプリケーションプログラムインストール可能なものがある。MFPを制御するCPU(Central Processing Unit)は、インストールされたアプリケーションプログラムを、作業領域として使用するRAM(Random Access Memory)にロードして実行する。このため、RAMの容量が少ない場合には、CPUは、アプリケーションプログラムをRAMにロードすることができず、アプリケーションプログラムを実行することができない。

特開2012−069079号公報には、組込システムを有する電子機器において、1または複数のインストール済みアプリケーションデータを前記インストール済みアプリケーションごとに記憶する第1内部記憶装置と、前記第1内部記憶装置より容量の大きい第2内部記憶装置と、一時使用アプリケーションをインストールする際に、前記1または複数のインストール済みのアプリケーションデータのいずれか1つを前記第1内部記憶装置から消去して前記第2内部記憶装置に待避させ、前記一時使用アプリケーションのアプリケーションデータを前記第1内部記憶装置に記憶させ、一時使用終了後に前記一時使用アプリケーションをアンインストールする際に、前記一時使用アプリケーションのアプリケーションデータを前記第1内部記憶装置から消去し、前記第2内部記憶装置に待避させた前記アプリケーションデータを前記第1内部記憶装置に復元するアプリケーション管理部と、を備えることを特徴とする電子機器が記載されている。

しかしながら、従来の電子機器は、複数のインストール済みのアプリケーションデータのうちから第1内部記憶装置から消去して、第2内部記憶装置に待避させるアプリケーションプログラムを、ユーザーが選択しなければならない。このため、ユーザーは、消去してもよいアプリケーションデータを選択するための専門的な知識が必要となる。また、消去するアプリケーションデータを誤って削除する場合には、一時使用アプリケーションのアプリケーションデータを実行することが気なくなる場合があるといった問題がある。
特開2012−069079号公報

概要

プログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行する。MFPは、ファームウェアプログラムを実行することにより、ハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能な処理実行部53と、APコマンドで記述されたアプリケーションプログラムを実行することにより、APIコマンドにより特定される処理を処理実行部53に実行させるアプリケーション実行部51と、処理実行部53およびプリケーション実行部51それぞれが作業領域として使用するRAMと、複数種類のファームウェアプログラムのうち処理実行部53により実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定する不実行プログラム決定部55と、不実行ファームウェアプログラムをRAMから削除するアンインストール部57と、を備える。

目的

この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、ファームウェアプログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行することが可能なデータ処理装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

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請求項1

複数種類ファームウェアプログラムのうち1以上のファームウェアプログラムを実行することにより、複数種類のハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能な処理実行手段と、前記処理実行手段との間で予め定められたアプリケーションインターフェースコマンドで記述されたアプリケーションプログラムを実行することにより、前記アプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理を前記処理実行手段に実行させるアプリケーション実行手段と、前記処理実行手段および前記プリケーション実行手段それぞれが作業領域として使用する記憶手段と、前記複数種類のファームウェアプログラムのうち前記処理実行手段により実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定する不実行プログラム決定手段と、前記複数種類のファームウエアプログラムのうち前記不実行プログラム決定手段により決定された不実行ファームウェアプログラムを前記記憶手段から削除するアンインストール手段と、を備えたデータ処理装置

請求項2

前記複数種類のハードウェア資源は、基本ハードウェア資源と拡張ハードウェア資源と、を含み、前記複数種類のファームウェアプログラムは、それが実行されることにより制御対象となる基本ハードウェア資源に基づいて複数の基本グループのいずれかに分類されており、前記複数の基本グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムは、前記複数の基本グループごとに、それが実行されることにより制御対象となるハードウェア資源であって当該基本グループに対応する基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に基づいて1以上の拡張グループに分類されており、前記不実行プログラム決定手段は、前記アプリケーション実行手段が実行するアプリケーションプログラムにより特定されるアプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理が前記処理実行手段により実行される場合に前記処理実行手段によって制御される1以上のハードウェア資源を特定する実行資源特定手段と、前記複数の基本グループのうちから前記実行資源特定手段により特定される1以上のハードウェア資源のうち基本ハードウェア資源に対応する基本グループを第1実行グループとして特定する第1実行グループ特定手段と、前記特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、前記実行資源特定手段により特定される1以上のハードウェア資源であって基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループを第2実行グループとして特定する第2実行グループ特定手段と、前記特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち前記特定された第2実行グループ以外の1以上の待機グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムを前記不実行ファームウェアプログラムに決定する第1決定手段と、を含む請求項1に記載のデータ処理装置。

請求項3

前記アプリケーション実行手段は、ユーザーにより指定された処理条件を含むジョブ受け付けるジョブ受付手段と、前記受け付けられたジョブに含まれる処理条件により特定されるアプリケーションプログラムを実行するジョブ実行手段と、を含み、前記不実行プログラム決定手段は、前記ジョブ受付手段により受け付けられた前記ジョブに含まれる前記処理条件に基づいて、前記処理実行手段が実行するデータ処理を実行処理に決定する実行処理決定手段と、前記第2実行グループに特定された拡張グループに分類された1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちから、前記実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第2決定手段と、をさらに含む請求項2に記載のデータ処理装置。

請求項4

複数種類のファームウェアプログラムのうち1以上のファームウェアプログラムを実行することにより、複数種類のハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能な処理実行手段と、前記処理実行手段との間で予め定められたアプリケーションインターフェースコマンドで記述されたアプリケーションプログラムを実行することにより、前記アプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理を前記処理実行手段に実行させるアプリケーション実行手段と、前記処理実行手段および前記プリケーション実行手段それぞれが作業領域として使用する記憶手段と、を備えたデータ処理装置で実行されるプログラムアンインストール方法であって、前記複数種類のファームウェアプログラムのうち前記処理実行手段により実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定する不実行プログラム決定ステップと、前記複数種類のファームウエアプログラムのうち前記不実行プログラム決定ステップにおいて決定された不実行ファームウェアプログラムを前記記憶手段から削除するアンインストールステップと、を含むプログラムアンインストール方法。

請求項5

前記複数種類のハードウェア資源は、基本ハードウェア資源と拡張ハードウェア資源と、を含み、前記複数種類のファームウェアプログラムは、それが実行されることにより制御対象となる基本ハードウェア資源に基づいて複数の基本グループのいずれかに分類されており、前記複数の基本グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムは、前記複数の基本グループごとに、それが実行されることにより制御対象となるハードウェア資源であって当該基本グループに対応する基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に基づいて1以上の拡張グループに分類されており、前記不実行プログラム決定ステップは、前記アプリケーション実行手段が実行するアプリケーションプログラムにより特定されるアプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理が前記処理実行手段により実行される場合に前記処理実行手段によって制御される1以上のハードウェア資源を特定する実行資源特定ステップと、前記複数の基本グループのうちから前記実行資源特定ステップにおいて特定される1以上のハードウェア資源のうち基本ハードウェア資源に対応する基本グループを第1実行グループとして特定する第1実行グループ特定ステップと、前記特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、前記実行資源特定ステップにおいて特定される1以上のハードウェア資源であって基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループを第2実行グループとして特定する第2実行グループ特定ステップと、前記特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち前記特定された第2実行グループ以外の1以上の待機グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムを前記不実行ファームウェアプログラムに決定する第1決定ステップと、を含む請求項4に記載のプログラムアンインストール方法。

請求項6

前記アプリケーション実行手段は、ユーザーにより指定された処理条件を含むジョブを受け付けるジョブ受付手段と、前記受け付けられたジョブに含まれる処理条件により特定されるアプリケーションプログラムを実行するジョブ実行手段と、を含み、前記不実行プログラム決定ステップは、前記ジョブ受付手段により受け付けられた前記ジョブに含まれる前記処理条件に基づいて、前記処理実行手段が実行するデータ処理を実行処理に決定する実行処理決定ステップと、前記第2実行グループに特定された拡張グループに分類された1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちから、前記実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第2決定ステップと、をさらに含む請求項5に記載のプログラムアンインストール方法。

請求項7

複数種類のファームウェアプログラムのうち1以上のファームウェアプログラムを実行することにより、複数種類のハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能な処理実行手段と、前記処理実行手段との間で予め定められたアプリケーションインターフェースコマンドで記述されたアプリケーションプログラムを実行することにより、前記アプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理を前記処理実行手段に実行させるアプリケーション実行手段と、前記処理実行手段および前記プリケーション実行手段それぞれが作業領域として使用する記憶手段と、を備えたデータ処理装置を制御するコンピュータで実行されるプログラムアンインストールプログラムであって、前記複数種類のファームウェアプログラムのうち前記処理実行手段により実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定する不実行プログラム決定ステップと、前記複数種類のファームウエアプログラムのうち前記不実行プログラム決定ステップにおいて決定された不実行ファームウェアプログラムを前記記憶手段から削除するアンインストールステップと、を前記コンピュータに実行させるプログラムアンインストールプログラム。

請求項8

前記複数種類のハードウェア資源は、基本ハードウェア資源と拡張ハードウェア資源と、を含み、前記複数種類のファームウェアプログラムは、それが実行されることにより制御対象となる基本ハードウェア資源に基づいて複数の基本グループのいずれかに分類されており、前記複数の基本グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムは、前記複数の基本グループごとに、それが実行されることにより制御対象となるハードウェア資源であって当該基本グループに対応する基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に基づいて1以上の拡張グループに分類されており、前記不実行プログラム決定ステップは、前記アプリケーション実行手段が実行するアプリケーションプログラムにより特定されるアプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理が前記処理実行手段により実行される場合に前記処理実行手段によって制御される1以上のハードウェア資源を特定する実行資源特定ステップと、前記複数の基本グループのうちから前記実行資源特定ステップにおいて特定される1以上のハードウェア資源のうち基本ハードウェア資源に対応する基本グループを第1実行グループとして特定する第1実行グループ特定ステップと、前記特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、前記実行資源特定ステップにおいて特定される1以上のハードウェア資源であって基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループを第2実行グループとして特定する第2実行グループ特定ステップと、前記特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち前記特定された第2実行グループ以外の1以上の待機グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムを前記不実行ファームウェアプログラムに決定する第1決定ステップと、を含む請求項7に記載のプログラムアンインストールプログラム。

請求項9

前記アプリケーション実行手段は、ユーザーにより指定された処理条件を含むジョブを受け付けるジョブ受付手段と、前記受け付けられたジョブに含まれる処理条件により特定されるアプリケーションプログラムを実行するジョブ実行手段と、を含み、前記不実行プログラム決定ステップは、前記ジョブ受付手段により受け付けられた前記ジョブに含まれる前記処理条件に基づいて、前記処理実行手段が実行するデータ処理を実行処理に決定する実行処理決定ステップと、前記第2実行グループに特定された拡張グループに分類された1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちから、前記実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第2決定ステップと、をさらに含む請求項8に記載のプログラムアンインストールプログラム。

技術分野

0001

この発明は画像形成装置プログラムインストール方法およびプログラムインストールプログラムに関し、特に、プログラムを実行可能な画像形成装置、その画像形成装置で実行されるプログラムインストール方法およびプログラムインストールプログラムに関する。

背景技術

0002

近年、複合機MFP)で代表される画像形成装置は、アプリケーションプログラムインストール可能なものがある。MFPを制御するCPU(Central Processing Unit)は、インストールされたアプリケーションプログラムを、作業領域として使用するRAM(Random Access Memory)にロードして実行する。このため、RAMの容量が少ない場合には、CPUは、アプリケーションプログラムをRAMにロードすることができず、アプリケーションプログラムを実行することができない。

0003

特開2012−069079号公報には、組込システムを有する電子機器において、1または複数のインストール済みアプリケーションデータを前記インストール済みアプリケーションごとに記憶する第1内部記憶装置と、前記第1内部記憶装置より容量の大きい第2内部記憶装置と、一時使用アプリケーションをインストールする際に、前記1または複数のインストール済みのアプリケーションデータのいずれか1つを前記第1内部記憶装置から消去して前記第2内部記憶装置に待避させ、前記一時使用アプリケーションのアプリケーションデータを前記第1内部記憶装置に記憶させ、一時使用終了後に前記一時使用アプリケーションをアンインストールする際に、前記一時使用アプリケーションのアプリケーションデータを前記第1内部記憶装置から消去し、前記第2内部記憶装置に待避させた前記アプリケーションデータを前記第1内部記憶装置に復元するアプリケーション管理部と、を備えることを特徴とする電子機器が記載されている。

0004

しかしながら、従来の電子機器は、複数のインストール済みのアプリケーションデータのうちから第1内部記憶装置から消去して、第2内部記憶装置に待避させるアプリケーションプログラムを、ユーザーが選択しなければならない。このため、ユーザーは、消去してもよいアプリケーションデータを選択するための専門的な知識が必要となる。また、消去するアプリケーションデータを誤って削除する場合には、一時使用アプリケーションのアプリケーションデータを実行することが気なくなる場合があるといった問題がある。
特開2012−069079号公報

発明が解決しようとする課題

0005

この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、ファームウェアプログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行することが可能なデータ処理装置を提供することである。

0006

この発明の他の目的は、ファームウェアプログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行することが可能なプログラムインストール方法を提供することである。

0007

この発明のさらに他の目的は、ファームウェアプログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行することが可能なプログラムインストールプログラムを提供することである。

課題を解決するための手段

0008

上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、データ処理装置は、複数種類のファームウェアプログラムのうち1以上のファームウェアプログラムを実行することにより、複数種類のハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能な処理実行手段と、処理実行手段との間で予め定められたアプリケーションインターフェースコマンドで記述されたアプリケーションプログラムを実行することにより、アプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理を処理実行手段に実行させるアプリケーション実行手段と、処理実行手段およびプリケーション実行手段それぞれが作業領域として使用する記憶手段と、複数種類のファームウェアプログラムのうち処理実行手段により実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定する不実行プログラム決定手段と、複数種類のファームウエアプログラムのうち不実行プログラム決定手段により決定された不実行ファームウェアプログラムを記憶手段から削除するアンインストール手段と、を備える。

0009

この局面に従えば、複数種類のファームウェアプログラムのうち実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定し、不実行ファームウェアプログラムを、処理実行手段およびプリケーション実行手段それぞれが作業領域として使用する記憶手段から削除する。このため、記憶手段の記憶容量を多くしつつ、処理を実行することができる。その結果、ファームウェアプログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行することが可能なデータ処理装置を提供することができる。

0010

好ましくは、複数種類のハードウェア資源は、基本ハードウェア資源と拡張ハードウェア資源と、を含み、複数種類のファームウェアプログラムは、それが実行されることにより制御対象となる基本ハードウェア資源に基づいて複数の基本グループのいずれかに分類されており、複数の基本グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムは、複数の基本グループごとに、それが実行されることにより制御対象となるハードウェア資源であって当該基本グループに対応する基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に基づいて1以上の拡張グループに分類されており、不実行プログラム決定手段は、アプリケーション実行手段が実行するアプリケーションプログラムにより特定されるアプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理が処理実行手段により実行される場合に処理実行手段によって制御される1以上のハードウェア資源を特定する実行資源特定手段と、複数の基本グループのうちから実行資源特定手段により特定される1以上のハードウェア資源のうち基本ハードウェア資源に対応する基本グループを第1実行グループとして特定する第1実行グループ特定手段と、特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、実行資源特定手段により特定される1以上のハードウェア資源であって基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループを第2実行グループとして特定する第2実行グループ特定手段と、特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち特定された第2実行グループ以外の1以上の待機グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第1決定手段と、を含む。

0011

この局面に従えば、アプリケーションプログラムにより特定される処理が処理実行手段によって実行される場合に処理実行手段によって制御される1以上のハードウェア資源を特定し、特定された1以上のハードウェア資源のうち基本ハードウェア資源に対応する基本グループを第1実行グループとして特定し、特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、特定される1以上のハードウェア資源であって基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループを第2実行グループとして特定し、第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち第2実行グループ以外の1以上の待機グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する。第1実行グループに分類されるファームウェアプログラムは、基本ハードウェア資源を制御するので、制御されない拡張ハードウェア資源を制御対象とするファームウェアプログラムが不実行ファームウェアプログラムに決定される。基本ハードウェア資源が制御されている間は、別のアプリケーションプログラムが実行される場合は、その別のアプリケーションプログラムにより特定される処理が、基本ハードウェア資源を制御する場合には、別のアプリケーションプログラムにより特定される処理を実行することができない。したがって、別のアプリケーションプログラムを実行するまで、別のアプリケーションプログラムにより特定される処理が実行される場合に制御対象となる拡張ハードウェア資源を制御対象とするファームウェアプログラムを消去することができる。

0012

好ましくは、アプリケーション実行手段は、ユーザーにより指定された処理条件を含むジョブ受け付けるジョブ受付手段と、受け付けられたジョブに含まれる処理条件により特定されるアプリケーションプログラムを実行するジョブ実行手段と、を含み、不実行プログラム決定手段は、ジョブ受付手段により受け付けられたジョブに含まれる処理条件に基づいて、処理実行手段が実行するデータ処理を実行処理に決定する実行処理決定手段と、第2実行グループに特定された拡張グループに分類された1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちから、実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第2決定手段と、をさらに含む。

0013

この局面に従えば、受け付けられたジョブに含まれる処理条件に基づいて、実行処理を決定し、第2実行グループに特定された拡張グループに分類された1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちから、実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する。実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムは、受け付けられたジョブを実行する場合に実行されることがない。このため、ジョブを実行する間に実行されることのないファームウェアプログラムを消去することができる。

0014

この発明の他の局面によれば、プログラムアンインストール方法は、複数種類のファームウェアプログラムのうち1以上のファームウェアプログラムを実行することにより、複数種類のハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能な処理実行手段と、処理実行手段との間で予め定められたアプリケーションインターフェースコマンドで記述されたアプリケーションプログラムを実行することにより、アプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理を処理実行手段に実行させるアプリケーション実行手段と、処理実行手段およびプリケーション実行手段それぞれが作業領域として使用する記憶手段と、を備えたデータ処理装置で実行されるプログラムアンインストール方法であって、複数種類のファームウェアプログラムのうち処理実行手段により実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定する不実行プログラム決定ステップと、複数種類のファームウエアプログラムのうち不実行プログラム決定ステップにおいて決定された不実行ファームウェアプログラムを記憶手段から削除するアンインストールステップと、を含む。

0015

この局面に従えば、ファームウェアプログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行することが可能なプログラムアンインストール方法を提供することができる。

0016

好ましくは、複数種類のハードウェア資源は、基本ハードウェア資源と拡張ハードウェア資源と、を含み、複数種類のファームウェアプログラムは、それが実行されることにより制御対象となる基本ハードウェア資源に基づいて複数の基本グループのいずれかに分類されており、複数の基本グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムは、複数の基本グループごとに、それが実行されることにより制御対象となるハードウェア資源であって当該基本グループに対応する基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に基づいて1以上の拡張グループに分類されており、不実行プログラム決定ステップは、アプリケーション実行手段が実行するアプリケーションプログラムにより特定されるアプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理が処理実行手段により実行される場合に処理実行手段によって制御される1以上のハードウェア資源を特定する実行資源特定ステップと、複数の基本グループのうちから実行資源特定ステップにおいて特定される1以上のハードウェア資源のうち基本ハードウェア資源に対応する基本グループを第1実行グループとして特定する第1実行グループ特定ステップと、特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、実行資源特定ステップにおいて特定される1以上のハードウェア資源であって基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループを第2実行グループとして特定する第2実行グループ特定ステップと、特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち特定された第2実行グループ以外の1以上の待機グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第1決定ステップと、を含む。

0017

好ましくは、アプリケーション実行手段は、ユーザーにより指定された処理条件を含むジョブを受け付けるジョブ受付手段と、受け付けられたジョブに含まれる処理条件により特定されるアプリケーションプログラムを実行するジョブ実行手段と、を含み、不実行プログラム決定ステップは、ジョブ受付手段により受け付けられたジョブに含まれる処理条件に基づいて、処理実行手段が実行するデータ処理を実行処理に決定する実行処理決定ステップと、第2実行グループに特定された拡張グループに分類された1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちから、実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第2決定ステップと、をさらに含む。

0018

この発明のさらに他の局面によれば、プログラムアンインストールプログラムは、複数種類のファームウェアプログラムのうち1以上のファームウェアプログラムを実行することにより、複数種類のハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能な処理実行手段と、処理実行手段との間で予め定められたアプリケーションインターフェースコマンドで記述されたアプリケーションプログラムを実行することにより、アプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理を処理実行手段に実行させるアプリケーション実行手段と、処理実行手段およびプリケーション実行手段それぞれが作業領域として使用する記憶手段と、を備えたデータ処理装置を制御するコンピュータで実行されるプログラムアンインストールプログラムであって、複数種類のファームウェアプログラムのうち処理実行手段により実行されない1以上の不実行ファームウェアプログラムを決定する不実行プログラム決定ステップと、複数種類のファームウエアプログラムのうち不実行プログラム決定ステップにおいて決定された不実行ファームウェアプログラムを記憶手段から削除するアンインストールステップと、をコンピュータに実行させる。

0019

この局面に従えば、ファームウェアプログラムを記憶する容量を可能な限り少なくしつつ処理を実行することが可能なプログラムアンインストールプログラムを提供することができる。

0020

好ましくは、複数種類のハードウェア資源は、基本ハードウェア資源と拡張ハードウェア資源と、を含み、複数種類のファームウェアプログラムは、それが実行されることにより制御対象となる基本ハードウェア資源に基づいて複数の基本グループのいずれかに分類されており、複数の基本グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムは、複数の基本グループごとに、それが実行されることにより制御対象となるハードウェア資源であって当該基本グループに対応する基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に基づいて1以上の拡張グループに分類されており、不実行プログラム決定ステップは、アプリケーション実行手段が実行するアプリケーションプログラムにより特定されるアプリケーションインターフェースコマンドにより特定される処理が処理実行手段により実行される場合に処理実行手段によって制御される1以上のハードウェア資源を特定する実行資源特定ステップと、複数の基本グループのうちから実行資源特定ステップにおいて特定される1以上のハードウェア資源のうち基本ハードウェア資源に対応する基本グループを第1実行グループとして特定する第1実行グループ特定ステップと、特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、実行資源特定ステップにおいて特定される1以上のハードウェア資源であって基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループを第2実行グループとして特定する第2実行グループ特定ステップと、特定された第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち特定された第2実行グループ以外の1以上の待機グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第1決定ステップと、を含む。

0021

好ましくは、アプリケーション実行手段は、ユーザーにより指定された処理条件を含むジョブを受け付けるジョブ受付手段と、受け付けられたジョブに含まれる処理条件により特定されるアプリケーションプログラムを実行するジョブ実行手段と、を含み、不実行プログラム決定ステップは、ジョブ受付手段により受け付けられたジョブに含まれる処理条件に基づいて、処理実行手段が実行するデータ処理を実行処理に決定する実行処理決定ステップと、第2実行グループに特定された拡張グループに分類された1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちから、実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する第2決定ステップと、をさらに含む。

図面の簡単な説明

0022

本実施の形態の一つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。
MFPのハードウェア構成概要の一例を示すブロック図である。
MFPが備えるCPUのソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図である。
MFPが備えるCPUが有する機能の一例をRAMに記憶されるプログラムとともに示すブロック図である。
ファームウェアプログラムの分類の一例を示す図である。
データ処理の流れの一例を示すフローチャートである。

実施例

0023

以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。

0024

図1は、本実施の形態の一つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。図1を参照して、MFP100は、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。

0025

自動原稿搬送装置120は、原稿給紙トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ上に排出する。原稿読取部130は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部140に出力する。給紙部150は、給紙トレイ収納された用紙を画像形成部140に搬送する。

0026

画像形成部140は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、原稿読取部130から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施した、データ処理後の画像データまたは、外部から受信された画像データに基づいて、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成する。

0027

図2は、MFPのハードウェア構成の概要の一例を示すブロック図である。図2を参照して、MFP100は、メイン回路110を含む。メイン回路110は、CPU(Central)111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。

0028

ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。HDD115は、アプリケーションプログラムおよびデータを記憶する。CPU111は、ROM113に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行する。また、CPU111は、HDD115に記憶されたアプリケーションプログラムをRAM114にロードして実行する。

0029

ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶するか、または、画像形成部140でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部140に出力する。これにより、画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙に画像を形成する。また、ファクシミリ部116は、原稿読取部130によって読み取られたデータ、またはHDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。

0030

通信I/F部112は、ネットワーク5にMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部112は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワークに接続された他のコンピューターと通信する。なお、通信のためのプロトコルは、特に限定されることはなく、任意のプロトコルを用いることができる。

0031

外部記憶装置117は、CPU111により制御され、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)118、または半導体メモリーが装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118または半導体メモリーにアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装表されたCD−ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、通信I/F部112に接続されるネットワークを介して、ネットワークに接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。

0032

なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード光カードマスクROMEPROM(Erasable Programable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリーであってもよい。

0033

操作パネル160は、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等のディスプレイであり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、タッチパネル165と、複数のキーからなるハードキー部167と、を含む。ハードキー部167が含む複数のキーそれぞれは、接点スイッチを含み、CPU111に接続される。ハードキーは、操作ユーザーにより押下されると接点を閉じて、CPU111に接続される回路を閉じる。ハードキーは、MFP100を操作する操作ユーザーにより押下されている間は回路を閉じ、操作ユーザーにより押下されていない間は回路を開く。

0034

操作部163は、ハードキー部167が有する複数のキーが押下されると、押下されたキーに対応する指示、文字数字などのデータの入力を受け付ける。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に設けられ、操作ユーザーにより指示された位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、操作ユーザーが指またはスタイラスペンで指示した位置を検出し、検出した位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、マルチタッチ対応のタッチパネルであり、ユーザーがマルチタッチ操作を入力する場合、ユーザーにより同時に指示された複数の位置にそれぞれ対応する複数の座標をCPU111に出力する。また、タッチパネル165は、ユーザーがシングルタッチ操作を入力する場合に、ユーザーにより指示された単一の位置に対応する座標をCPU111に出力する。

0035

タッチパネル165は、表示部161の表示面と同じまたはそれ以上のサイズであるのが好ましい。タッチパネル165は、表示部161に重畳して設けられるので、タッチパネル165は、操作ユーザーが表示部161の表示面を指示すれば、表示部161の表示面中で操作ユーザーが指示した位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、例えば、抵抗膜方式表面弾性波方式赤外線方式電磁誘導方式静電容量方式を用いることができ、その方式は限定されない。操作部163が受け付け可能な操作は、ハードキー部167が有する複数のキーを押下する操作、タッチパネル165を指示するシングルタッチ操作およびマルチタッチ操作を含む。

0036

図3は、MFPが備えるCPUのソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図である。図3を参照して、CPU111には、オペレーティングシステム(OS)層が形成され、その上の階層に、MFPプロセス層が形成される。MFPプロセス層の上層に、アプリケーションプラットフォーム(PF)層、アプリケーション層の順に形成される。

0037

OS層は、CPU111がOSプログラムを実行するタスクが属する。OS層に属するタスクは、MFP100のハードウェア資源を制御する処理を実行する。ハードウェア資源は、ここでは、通信I/F部112、HDD115、ファクシミリ部116、外部記憶装置117、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、操作パネル160を含む。OS層に属するタスクは、MFPプロセス層から入力されるオペレーティングコマンドに従って、ハードウェア資源を制御する。また、OS層は、MFPプロセス層との間で、ハードウェア資源の1つである操作部163が受け付け可能な複数種類の操作それぞれを識別するための操作識別情報共有しており、OS層に属するタスクは、操作部163によって操作ユーザーによる操作が検出されることに応じて、検出された操作を示す操作識別情報をMFPプロセス層に出力する。

0038

アプリケーション層は、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクが属する。複数種類のアプリケーションプログラムがMFP100にインストールされる場合、アプリケーション層に、複数種類のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数のタスクが属する場合がある。

0039

アプリケーションプログラムを実行するタスクは、アプリケーションプログラムによって定められた複数種類の処理を実行する。複数種類の処理は、MFPプロセス層において実行される処理をMFPプロセス層に属するタスクに実行させる処理を含む。アプリケーションプログラムを実行するタスクは、MFPプロセス層に属するタスクに処理を実行させる場合、APIコマンドを出力する。

0040

さらに、アプリケーションプログラムを実行するタスクは、MFP100を操作する操作ユーザーが入力する操作に基づいて、アプリケーションプログラムによって定められた複数種類の処理のうちから実行する処理を特定し、処理を実行する。MFP100を操作する操作ユーザーが入力する操作は、操作ユーザーが操作部163を操作して入力することにより、OS層において受け付けられる。

0041

アプリケーションPF層は、アプリケーション層とMFPプロセス層との間に配置され、CPU111がMFP制御プログラムを実行するタスクが属する。MFP制御プログラムは、MFP100のメーカーにより生成されたプログラムであり、ファームウェアともいう。CPU111は、ROM113またはHDD115に記憶されたMFP制御プログラムを、RAM114にロードして実行する。

0042

アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクを調停するとともに、アプリケーション層に属する複数のタスクが出力するAPIコマンドを制御するタスクが属する。具体的には、アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクそれぞれが出力するAPIコマンドを受け付け、受け付けられたAPIコマンドを、予め定められた規則に従って内部コマンドに変換することにより標準化し、内部コマンドをMFPプロセス層に出力する。このため、複数のアプリケーションプログラム間で、バージョンが異なる場合等に対応することができる。また、アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクのいずれか1つをカレント状態に決定する。そして、OS層において受け付けられ、MFPプロセス層に属するタスクから入力される操作を、アプリケーション層に属する複数のタスクのうちカレント状態に決定したカレントタスクに出力する。

0043

APIコマンドと内部コマンドとは予め対応付けられている。例えば、APIコマンドと内部コマンドとを対応付けたコマンド対応テーブルを記憶しておくようにすればよい。APIコマンドと内部コマンドとは、1対1に対応してもよいし、1つのAPIコマンドに2以上の内部コマンドの組が対応していてもよい。さらに、バージョンの異なる複数のAPIコマンドに対して、1つの内部コマンド、または複数の内部コマンドからなる1組が対応していてもよい。このため、複数のアプリケーションプログラム間で、バージョンが異なる場合等に対応することができる。内部コマンドは、MFP100のハードウェア資源に依存するコマンドである。内部コマンドは、通常は、公開されていないが、公開されていてもよい。

0044

MFPプロセス層は、アプリケーションPF層とOS層との間に配置され、CPU111が、アプリケーションPF層と同様にMFP制御プログラムを実行するタスクが属する。MFPプロセス層は、アプリケーションPF層に属するタスクが出力する内部コマンドを、OS層に属するタスクが解釈可能なオペレーティングコマンドに変換し、ハードウェア資源を制御するためにオペレーティングコマンドをOS層に属するタスクに出力する。なお、実際には、内部コマンドを、OS層に属するタスクが実行可能な1以上のオペレーティングコマンドに変換する場合があるが、ここでは説明のために、内部コマンドとOS層に属するタスクが実行可能な1以上のオペレーティングコマンドとの関係は1対1として、説明する。

0045

また、MFPプロセス層は、アプリケーションPF層に属するタスクが出力する内部コマンドによって定まるデータ処理を実行する。内部コマンドにより定まるデータ処理は、例えば、データを記憶する処理、データを読み出しする処理、画像データを加工する画像処理を含む。

0046

上述したように、アプリケーションプログラムは、MFP100に、Webページ、画像データ等のコンテンツを表示するコンテンツ表示処理コピー処理スキャン処理プリント処理ファクシミリ送受信処理、データ送信処理、データを記憶する処理、データを読み出しする処理、画像データを加工する画像処理等を実行させるためのアプリケーションプログラムである。

0047

図4は、MFPが備えるCPUが有する機能の一例をRAMに記憶されるプログラムとともに示すブロック図である。図4に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたプログラムを実行することにより、CPU111により実現される機能である。具体的には、CPU111が、OSプログラム、MFP制御プログラム、およびアプリケーションプログラムを実行することにより、CPU111により実現される。

0048

図4を参照して、CPU111は、アプリケーションプログラムを実行するアプリケーション実行部51と、MFP制御プログラムを実行する処理実行部53と、不実行プログラム決定部55と、アンインストール部57と、を含む。アプリケーション実行部51と、不実行プログラム決定部55と、アンインストール部57とは、図3に示したソフトウェアアーキテクチャにおいてアプリケーション層に属する。処理実行部53は、図3に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、アプリケーションPF層、MFPプロセス層およびOS層に属する。

0049

アプリケーション実行部51は、CPU111がHDD115またはCD−ROM118に記憶されたアプリケーションプログラムをRAM114にロードして実行することによってCPU111に形成される機能である。アプリケーション実行部51は、ジョブ受付部81と、ジョブ実行部83と、を含む。ジョブ受付部81は、ユーザーがMFP100に入力するジョブを受け付け、受け付けられたジョブを、ジョブ実行部83に出力する。ジョブは、ユーザーにより指定された処理条件を含む。処理条件は、例えば、処理の内容を特定する処理特定情報と、特定される処理を実行するために用いる設定値を含む。処理の内容を特定する処理特定情報は、例えば、コンテンツ表示処理、コピー処理、スキャン処理、プリント処理、ファクシミリ送受信処理、データ送信処理、データを記憶する処理、データを読み出しする処理、画像データを加工する画像処理のいずれかを特定する設定値である。特定される処理を実行するために用いる設定値は、例えば、コピー処理が特定される場合は、プリント条件を含む。プリント条件は、2つの画像を重畳するオーバーレイの有無、表カバーの有無、綴じ代の領域を確保の有無、スタンプの画像を重畳するスタンプの有無、を含む。ジョブ受付部81は、ユーザーが操作部163を操作してジョブを入力する場合、操作部163に入力されるジョブを受け付ける。また、ジョブ受付部81は、ユーザーがパーソナルコンピュータ(以下「PC」という)を操作してジョブを入力する場合、通信I/F部112がPCから受信するジョブを受け付ける。

0050

ジョブ実行部83は、ジョブ受付部81からジョブが入力されることに応じて、ジョブを実行する。具体的には、ジョブに含まれる処理条件に従ってアプリケーションプログラムを特定し、特定したアプリケーションプログラムを処理条件に従って実行する。具体的には、ジョブ実行部83は、アプリケーションプログラムに記述されたアプリケーションインターフェースコマンド(以下「APIコマンド」という)を、処理実行部53に出力する。ジョブ実行部83は、処理条件に含まれるユーザーにより指定された設定値に基づいて、APIコマンドを処理実行部53に出力する。設定値は、アプリケーションプログラムに記述されたAPIコマンドに引数として渡される。アプリケーション実行部51は、APIコマンドと、ユーザーにより指定された設定値との組を不実行プログラム決定部55に出力する。

0051

ジョブ実行部83は、ジョブ受付部81からジョブが入力されることに応じて、ジョブを実行する前の段階で、ジョブにより特定されるアプリケーションプログラムと、ジョブに含まれる処理条件との組を不実行プログラム決定部55に出力する。

0052

処理実行部53は、ROM113またはHDD115に記憶されたMFP制御プログラムをRAM114にロードして実行する。MFP制御プログラムは、複数種類のファームウェアプログラムを含む。

0053

処理実行部53は、アプリケーション実行部51が出力するAPIコマンドを受け付け、APIコマンドを予め定められた規則に従って内部コマンドに変換する。処理実行部53は、ROM113またはHDD115に記憶された複数種類のファームウェアプログラムのうち内部コマンドに対応するファームウェアプログラムを実行することによって、複数種類のハードウェア資源を制御する処理と、予め定められたデータ処理と、を実行可能である。処理実行部53は、複数種類のハードウェア資源を制御する処理を実行する場合、内部コマンドをオペレーティングコマンドに変換し、オペレーティングコマンドをOS層に属するタスクに出力する。

0054

ハードウェア資源は、ここでは、通信I/F部112、HDD115、ファクシミリ部116、外部記憶装置117、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、操作パネル160を含む。データ処理は、限定するものではないが、画像形成部140が画像を形成するためのデータを生成するプリントデータ生成処理、画像各種の設定値にデフォルトの値を設定する設定値管理処理、各種のデータを管理するデータ管理処理、画像データを処理する画像処理を含む。設定値管理処理は、複数のハードウェア資源を制御するために用いられる設定値にデフォルトの値を設定するための処理であり、例えば、使用される言語の設定、MFP100に割り当てられたネットワークアドレスの設定、パスワードの設定を含む。データ管理処理は、例えば、MFP100の使用が許可されたユーザのユーザーIDおよびパスワードを設定する認証情報設定処理電子メールアドレスまたはファクシミリ番号等を登録または編集するアドレス管理処理を含む。画像処理は、明度の変化を平滑化するスムージング処理エッジ部分を強調する先鋭化処理、色変換する色変換処理等を含む。

0055

複数種類のハードウェア資源は、基本ハードウェア資源を含む。基本ハードウェア資源は、複数種類のハードウェア資源のうちから予め定められたハードウェア資源である。基本ハードウェア資源に対して拡張ハードウェア資源が定まる。拡張ハードウェア資源は、複数種類のハードウェア資源のうち基本ハードウェア資源以外のハードウェア資源である。基本ハードウェア資源は、拡張ハードウェア資源を兼ねるものがある。

0056

複数種類のファームウェアプログラムは、それがCPU111により実行されることにより制御対象となる基本ハードウェア資源に基づいて複数の基本グループのいずれかに分類される。ここでは、基本ハードウェア資源を、画像形成部140と、原稿読取部130と、ファクシミリ部116とする場合を例に説明する。この場合、複数のファームウェアプログラムは、基本ハードウェア資源である画像形成部140を制御するための複数のファームウェアプログラムと、基本ハードウェア資源である原稿読取部130を制御するための複数のファームウェアプログラムと、基本ハードウェア資源であるファクシミリ部116を制御するための複数のファームウェアプログラムと、に分類される。基本ハードウェア資源である画像形成部140を制御するための複数のファームウェアプログラムが分類される基本グループを第1の基本グループといい、基本ハードウェア資源である原稿読取部130を制御するための複数のファームウェアプログラムが分類される基本グループを第2の基本グループといい、基本ハードウェア資源であるファクシミリ部116を制御するための複数のファームウェアプログラムが分類される基本グループを第3の基本グループという。

0057

複数の基本グループそれぞれに分類された1以上のファームウェアプログラムは、複数の基本グループごとに、それが実行されることにより制御対象となるハードウェア資源であって当該基本グループに対応する基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に基づいて1以上の拡張グループに分類される。

0058

図5は、ファームウェアプログラムの分類の一例を示す図である。図5を参照して、第1の基本グループに分類されるファームウェアプログラムは、画像形成部140を基本ハードウェア資源とするファームウェアプログラムであり、ブログラム識別情報「PCプリント」、「コピープリント」、および「BoxToプリント」のファームウェアプログラムである。

0059

ブログラム識別情報「PCプリント」のファームウェアプログラムは、ネットワークに接続されたPCから受信されるプリントデータの画像を形成する処理をCPU111に実行させるファームウェアプログラムであり、基本ハードウェア資源である画像形成部140に加えて、拡張ハードウェア資源として通信I/F部112を制御対象とする。ブログラム識別情報「PCプリント」のファームウェアプログラムは、第1の基本グループに含まれる第1拡張グループに分類される。

0060

プログラム識別情報「コピープリント」のファームウェアプログラムは、原稿を読み取って得られる画像データの画像を形成する処理をCPU111に実行させるファームウェアプログラムであり、基本ハードウェア資源である画像形成部140に加えて、拡張ハードウェア資源として原稿読取装置130を制御対象とする。プログラム識別情報「コピープリント」のファームウェアプログラムは、第1の基本グループに含まれる第2拡張グループに分類される。

0061

プログラム識別情報「BoxToプリント」のファームウェアプログラムは、HDD115に記憶されたデータの画像を形成する処理をCPU111に実行させるファームウェアプログラムであり、基本ハードウェア資源である画像形成部140に加えて、拡張ハードウェア資源としてHDD115を制御対象とする。プログラム識別情報「BoxToプリント」のファームウェアプログラムは、第1の基本グループに含まれる第3拡張グループに分類される。

0062

第2の基本グループに分類されるファームウェアプログラムは、原稿読取装置130を基本ハードウェア資源とするファームウェアプログラムであり、ブログラム識別情報「スキャンToFTP」、および「スキャンToBox」のファームウェアプログラムである。プログラム識別情報「スキャンToFTP」のファームウェアプログラムは、原稿読取装置130で原稿を読み取って得られる画像データをFTP(File Transfer Protocol)のプロトコルでデータ送信する処理をCPU111に実行させるファームウェアプログラムであり、基本ハードウェア資源である原稿読取装置130に加えて、拡張ハードウェア資源として通信I/F部112を制御対象とする。プログラム識別情報「スキャンToFTP」のファームウェアプログラムは、第2の基本グループに含まれる第1拡張グループに分類される。

0063

プログラム識別情報「スキャンToBox」のファームウェアプログラムは、原稿読取装置130で原稿を読み取って得られる画像データをHDD115に記憶する処理をCPU111に実行させるファームウェアプログラムであり、基本ハードウェア資源である原稿読取装置130に加えて、拡張ハードウェア資源としてHDD115を制御対象とする。プログラム識別情報「スキャンToBox」のファームウェアプログラムは、第2の基本グループに含まれる第2拡張グループに分類される。

0064

第3の基本グループに分類されるファームウェアプログラムは、ファクシミリ部116を基本ハードウェア資源とするファームウェアプログラムであり、ブログラム識別情報「G3FAX」、「BoxToFAX」、および「外部データToFAX」のファームウェアプログラムである。プログラム識別情報「G3FAX」のファームウェアプログラムは、原稿読取装置130で原稿を読み取って得られる画像データをファクシミリ送信する処理をCPU111に実行させるファームウェアプログラムであり、基本ハードウェア資源であるファクシミリ部116に加えて、拡張ハードウェア資源として原稿読取装置130を制御対象とする。プログラム識別情報「G3FAX」のファームウェアプログラムは、第3の基本グループに含まれる第1拡張グループに分類される。

0065

プログラム識別情報「BoxToFAX」のファームウェアプログラムは、HDD115に記憶されたデータをファクシミリ送信する処理をCPU111に実行させるファームウェアプログラムであり、基本ハードウェア資源であるファクシミリ部116に加えて、拡張ハードウェア資源としてHDD115を制御対象とする。プログラム識別情報「BoxToFAX」のファームウェアプログラムは、第3の基本グループに含まれる第2拡張グループに分類される。

0066

プログラム識別情報「外部データToFAX」のファームウェアプログラムは、ネットワークに接続されたコンピューターに記録されたデータをファクシミリ送信する処理をCPU111に実行させるファームウェアプログラムであり、基本ハードウェア資源であるファクシミリ部116に加えて、拡張ハードウェア資源として通信I/F部112を制御対象とする。プログラム識別情報「外部データToFAX」のファームウェアプログラムは、第3の基本グループに含まれる第3拡張グループに分類される。

0067

図4に戻って、不実行プログラム決定部55は、実行資源特定部61と、第1実行グループ特定部63と、第2実行グループ特定部65と、第1決定部67と、データ処理決定部71と、第2決定部73と、を含む。

0068

実行資源特定部61は、アプリケーション実行部51からアプリケーションプログラムが入力され、アプリケーションプログラムに記述されたAPIコマンドが、処理実行部53によって実行される場合に処理実行部53によって制御される1以上のハードウェア資源を特定する。実行資源特定部61は、アプリケーション実行部51が実行するアプリケーションプログラムを解析し、アプリケーションプログラムに記述されているAPIコマンドを特定する。実行資源特定部61は、HDD115に記憶に記憶されたコマンドテーブルを参照して、APIコマンドに対応するファームウェアを特定し、そのファームウェアが処理実行部53によって実行される場合に制御されるハードウェア資源を特定する。コマンドテーブルは、APIコマンドと、そのAPIコマンドが処理実行部53に入力される場合に処理実行部53により実行されるファームウェアプログラムとを関連付ける。実行資源特定部61は、特定されたハードウェア資源を識別するための資源識別情報を第1実行グループ特定部63および第2実行グループ特定部65に出力する。アプリケーションプログラムが複数のAPIコマンドで記述されている場合、実行資源特定部61は、複数のAPIコマンドにそれぞれ対応する複数のハードウェア資源を特定する。

0069

第1実行グループ特定部63は、実行資源特定部61から資源識別情報が入力され、複数の基本グループのうちから実行資源特定部61から入力される資源識別情報で特定されるハードウェア資源のうちから基本ハードウェア資源を特定し、特定した基本ハードウエア資源に対応する基本グループを第1実行グループとして特定する。第1実行グループ特定部63は、第1実行グループに特定された基本グループを識別するための基本グループ識別情報を、第2実行グループ特定部65および第1決定部67に出力する。

0070

第2実行グループ特定部65は、実行資源特定部61から資源識別情報が入力され、第1実行グループ特定部63から基本グループ識別情報が入力される。第2実行グループ特定部65は、基本グループ識別情報で特定される第1実行グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、実行資源特定部61から入力される資源識別情報により特定される1以上のハードウェア資源であって基本ハードウェア資源とは別の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループを第2実行グループとして特定する。第2実行グループ特定部65は、第2実行グループに特定した拡張グループを識別するための拡張グループ識別情報を第1決定部67に出力する。

0071

第1決定部67は、第1実行グループ特定部63から基本グループ識別情報が入力され、第2実行グループ特定部63から拡張グループ識別情報が入力される。第1実行グループ特定部63から入力される基本グループ識別情報は、第1実行グループに決定された基本グループを示す。第2実行グループ特定部63から入力される拡張グループ識別情報は、第1実行グループに決定された基本グループに含まれる1以上の拡張グループのうち第2実行グループに決定された拡張グループを示す。

0072

第1決定部67は、第1実行グループに決定された基本グループに含まれる1以上の拡張グループのうち、第2実行グループに決定された拡張グループ以外の1以上の拡張グループを待機グループに決定する。第1決定部67は、決定した1以上の待機グループにそれぞれ分類された1以上のファームウェアプログラムを不実行ファームウェアに決定する。第1決定部67は、不実行ファームウエアに決定された1以上のファームウェアプログラムそれぞれを識別するためのプログラム識別情報をアンインストール部57に出力する。また、第1決定部67は、第2実行グループ特定部63から入力される拡張グループ識別情報を第2決定部73に出力する。

0073

データ処理決定部71は、アプリケーション実行部51からアプリケーションプログラムと処理条件とが入力される。データ処理決定部71は、アプリケーション実行部51が実行するアプリケーションプログラムを解析し、アプリケーションプログラムに記述されているAPIコマンドを特定する。データ処理決定部71は、特定されたAPIコマンドと処理条件に含まれるユーザにより指定された設定値とに基づいて、処理実行部53によって1以上のデータ処理が実行されるか否かを判断する。データ処理決定部71は、処理実行部53によって実行されると判断されたデータ処理を実行処理に決定し、実行処理に決定されたデータ処理を識別するためのデータ処理識別情報を第2決定部73に出力する。

0074

例えば、2つの画像を重畳するオーバーレイのデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「有」が設定されている場合には、オーバーレイのデータ処理を実行処理に決定するが、設定値「無」が設定されている場合には、オーバーレイのデータ処理を実行処理に決定しない。表カバーを追加するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「有」が設定されている場合には、表カバーを追加するデータ処理を実行処理に決定するが、設定値「無」が設定されている場合には、表カバーを追加するデータ処理を実行処理に決定しない。綴じ代の領域を確保するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「有」が設定されている場合には、綴じ代の領域を確保するデータ処理を実行処理に決定するが、設定値「無」が設定されている場合には、綴じ代の領域を確保するデータ処理を実行処理に決定しない。スタンプの画像を重畳するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「有」が設定されている場合には、スタンプの画像を重畳するデータ処理を実行処理に決定するが、設定値「無」が設定されている場合には、スタンプの画像を重畳するデータ処理を実行処理に決定しない。

0075

第2決定部73は、第1決定部67から拡張グループ識別情報が入力され、データ処理決定部71からデータ処理識別情報が入力される。第1決定部67から入力される拡張グループ識別情報は、第2実行グループに決定された拡張グループを示す。データ処理決定部71から入力されるデータ処理識別情報は、実行処理に決定されたデータ処理を示す。第2決定部73は、第2実行グループに決定された拡張グループに分類された1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちから、データ処理決定部71から入力されるデータ処理識別情報で特定されるデータ処理以外のデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアプログラムに決定する。

0076

第2決定部73は、不実行ファームウエアに決定された1以上のファームウェアプログラムそれぞれを識別するためのプログラム識別情報をアンインストール部57に出力する。

0077

アンインストール部57は、第1決定部67および/または第2決定部73からプログラム識別情報が入力されることに応じて、RAM114に記憶されているファームウェアプログラムのうち、第1決定部67および/または第2決定部73から入力されるプログラム識別情報で特定されるファームウェアプログラムのすべてを消去する。

0078

図6は、データ処理の流れの一例を示すフローチャートである。データ処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたデータ処理プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図6を参照して、CPU111は、ジョブを受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。ユーザーが操作部163を操作してジョブを入力する場合、操作部163に入力されるジョブを受け付ける。また、ユーザーがPCを操作してジョブを入力する場合、通信I/F部112がPCから受信するジョブを受け付ける。ジョブを受け付けたならば処理をステップS02に進めるが、そうでなければ処理をステップS13に進める。

0079

ジョブは、ユーザーにより指定された処理条件を含む。処理条件は、例えば、ユーザーが原稿を読み取って用紙に原稿の画像を形成するコピー処理のジョブを入力する場合、処理条件は、コピー処理を特定する処理特定情報と、原稿を読み取るための読取条件と、画像を形成するための画像形成条件と、を含む。読取条件は、原稿サイズ、解像度等を含む。画像形成条件は、用紙サイズ、オーバーレイの有無、表カバーの有無、綴じ代の領域を確保の有無、スタンプの画像を重畳するスタンプの有無、を含む。

0080

ステップS02においては、ステップS01において受け付けられたジョブから処理条件を抽出する。次のステップS03においては、処理条件に設定されている処理特定情報からアプリケーションプログラムを決定する。ステップS04においては、ステップS01において受け付けられたジョブをRAM114に一時記憶し、処理をステップS05に進める。

0081

ステップS05においては、アプリケーションプログラムにより制御される基本ハードウェア資源を特定する。具体的には、アプリケーションプログラムに記述されたAPIコマンドが実行される場合に制御されるハードウェア資源のうちから基本ハードウェア資源を特定する。基本ハードウェア資源は、複数種類のハードウェア資源のいずれかであって予め定められたハードウェア資源である。ここでは、基本ハードウェア資源は、画像形成部140と、原稿読取部130と、ファクシミリ部116とする場合を例に説明する。

0082

次のステップS06においては、第1実行グループを決定する。第1実行グループは、ステップS05において特定された基本ハードウェア資源に対応する基本グループである。基本グループは、複数種類のファームウェアプログラムを分類する基準であり、3つの基本ハードウェア資源のいずれかに対応する。

0083

ステップS07においては、アプリケーションプログラムにより制御される拡張ハードウェア資源を特定する。拡張ハードウェア資源は、複数種類のハードウェア資源のいずれかであって基本ハードウェア資源以外のハードウェア資源である。このため、アプリケーションプログラムに記述されたAPIコマンドが実行される場合に制御されるハードウェア資源のうちから拡張ハードウェア資源を特定する。具体的には、ステップS06において第1実行グループに決定された基本グループに含まれる1以上の拡張グループを特定し、1以上の拡張グループにそれぞれ対応する1以上の拡張ハードウェア資源のうちアプリケーションプログラムに記述されたAPIコマンドが実行される場合に制御されるハードウェア資源を拡張ハードウェア資源に特定する。

0084

次のステップS08においては、第2実行グループを決定する。第2実行グループは、ステップS06において第1実行グループに決定された基本グループに含まれる1以上の拡張グループであって、ステップS07において特定された1以上の拡張ハードウェア資源に対応する拡張グループである。拡張グループは、基本グループに分類された複数種類のファームウェアプログラムを分類する基準である。

0085

ステップS09においては、待機グループが存在するか否かを判断する。待機グループは、ステップS06において第1実行グループに決定された基本グループに含まれる1以上の拡張グループであって、ステップS08において第2実行グループに決定された拡張グループ以外の拡張グループである。待機グループが存在するならば、処理をステップS10に進めるが、そうでなければ処理をステップS12に進める。

0086

ステップS10においては不実行ファームウェアを決定する。ステップS09において決定された待機グループに分類されたファームウェアプログラムを不実行ファームウェアに決定する。そして次のステップS11においては、不実行ファームウェアに決定されたファームウェアプログラムをアンインストールし、処理をステップS13に進める。具体的には、不実行ファームウェアに決定されたファームウェアプログラムをRAM114から消去する。一方、ステップS12においては、すべてのファームウェアプログラムをインストールし、処理をステップS13に進める。具体的には、すべてのファームウェアプログラムをRAM114にロードする。

0087

ステップS13においては、実行するべきジョブが存在するか否かを判断する。具体的には、RAM114にジョブが記憶されているか否かを判断する。ジョブが存在するならば、処理をステップS14に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。

0088

ステップS14においては、実行処理を決定する。実行処理は、ステップS03において決定されたアプリケーションプログラムにより実行されるデータ処理である。具体的には、アプリケーションプログラムを解析し、アプリケーションプログラムに記述されているAPIコマンドと、ステップS02において抽出された処理条件に含まれる設定値とに基づいて、アプリケーションプログラムにより実行されるデータ処理を実行処理に決定する。例えば、2つの画像を重畳するオーバーレイのデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「有」が設定されている場合には、オーバーレイのデータ処理を実行処理に決定する。表カバーを追加するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「有」が設定されている場合には、表カバーを追加するデータ処理を実行処理に決定する。綴じ代の領域を確保するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「有」が設定されている場合には、綴じ代の領域を確保するデータ処理を実行処理に決定する。スタンプの画像を重畳するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「有」が設定されている場合には、スタンプの画像を重畳するデータ処理を実行処理に決定する。

0089

ステップS15においては、不実行データ処理が存在するか否かを判断する。ステップS08において第2実行グループに決定された拡張グループに分類されている1以上のファームウェアプログラムプログラムのうちに、ステップS14において実行処理に決定されたデータ処理以外のデータ処理を実行させるファームウェアプログラムが存在する場合、そのファームウェアブログラムにより実行されるデータ処理を不実行データ処理に決定する。不実行データ処理が決定される場合には、処理をステップS16に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。

0090

ステップS16においては、ステップS15において不実行データ処理に決定されたデータ処理に対応するファームウェアプログラムを不実行ファームウェアに決定する。そして次のステップS17においては、ステップS16において不実行ファームウェアに決定されたファームウェアプログラムをアンインストールし、処理をステップS18に進める。具体的には、不実行ファームウェアに決定されたファームウェアプログラムをRAM114から消去する。

0091

ステップS18においては、ステップS04においてRAM114に記憶された。ジョブを実行し、処理をステップS19に進める。ステップS19においては、ステップS18において実行されたジョブをRAM114から削除し、処理をステップS01に戻す。

0092

例えば、MFP100が、PCからプリントジョブを受信する場合、CPU111は、プリントジョブを実行するために、プリントデータの画像を形成するアプリケーションプログラムを実行する。この場合に、アプリケーションプログラムが実行されて制御対象となるハードウェア資源は、通信I/F部112および画像形成部130である。画像形成部130が基本ハードウェア資源であり、通信I/F部112が拡張ハードウェア資源である。したがって、第1の基本グループが第1実行グループに決定され、第1拡張グループが第2実行グループに決定される。そして、第1の基本グループに含まれる第1〜第3拡張グループのうち第2実行グループである第1拡張グループ以外の第2拡張グループおよび第3拡張グループそれぞれに含まれるファームウェアプログラムが不実行プログラムに決定される。 具体的には、プログラム識別情報「コピープリント」のファームウェアプログラムおよびブログラム識別情報「BoxToプリント」のファームウェアプログラムが不実行プログラムに決定される。

0093

不実行プログラムが制御対象とする基本ハードウェア資源は、CPU111がジョブを実行することにより制御対象となっている。このため、不実行プログラムを起動する新たなジョブが受け付けられる場合であっても、その新たなジョブを直ちに実行することはできない。このため、不実行プログラムをRAM114から消去しても、新たな待ち状態が発生することがない。

0094

さらに、第2の基本グループに分類されるファームウェアプログラムと、第3の基本グループに分類されるファームウェアプログラムとは、不実行ファームウェアプログラムには決定されない。このため、原稿読取装置130およびファクシミリ部116を制御対象とするアプリケーションプログラムを実行することが可能なので、そのようなアプリケーションプログラムを用いるジョブを、現在実行中のアプリケーションプログラムと並行して実行することができる。

0095

さらに、CPU111は、ジョブを実行する前の段階において、第1実行グループに含まれる第2実行グループに分類されたプログラム識別情報「PCプリント」のファームウェアプログラムで実行可能なデータ処理のうちから不実行データ処理を特定し、不実行データ処理に対応するファームウェアを、さらに、不実行ファームウェアプログラムに決定し、それをRAM114から消去する。例えば、処理条件に含まれるプリント条件において、オーバーレイのデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「無」が設定されている場合には、オーバーレイのデータ処理に対応するファームウェアをRAM114から消去する。表カバーを追加するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「無」が設定されている場合には、表カバーを追加するデータ処理に対応するファームウェアをRAM114から消去する。綴じ代の領域を確保するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「無」が設定されている場合には、綴じ代の領域を確保するデータ処理に対応するファームウェアをRAM114から消去する。スタンプの画像を重畳するデータ処理に対応するAPIコマンドに対して設定値「無」が設定されている場合には、スタンプの画像を重畳するデータ処理に対応するファームウェアをRAM114から消去する。

0096

ジョブを実行する前の段階において、不実行データ処理を特定するので、複数のジョブが投入される場合であっても、ジョブごとに不実行データ処理を特定することができる。また、ジョブを実行する前の段階で、そのジョブの実行で実行されないファームウェアプログラムをRAM114から消去することができるとともに、そのジョブの実行に必要なファームウェアプログラムをRAM114に記憶することができる。

0097

また、RAM114から不実行ファームウェアプログラムを消去することにより、RAM114の空き容量が増加するので、RAM114を有効に利用することができる。例えば、RAM114の不実行プログラムに代えて、別のプログラムをロードすることができるので、CPU111は、新たなプログラムを実行することができる。

0098

なお、上述した実施の形態においては、データ処理装置の一例としてMFP100について説明したが、図6に示したデータ処理を、MFP100に実行させるデータ処理方法、また、そのデータ処理方法をMFP100が備えるCPU111に実行させるためのデータ処理プログラムとして、発明を捉えることができるのは言うまでもない。

0099

今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

0100

100MFP、5ネットワーク、51アプリケーション実行部、53処理実行部、55 不実行プログラム決定部、57アンインストール部、61実行資源特定部、63 第1実行グループ特定部、65 第2実行グループ特定部、67 第1決定部、71データ処理決定部、73 第2決定部、81ジョブ受付部、83ジョブ実行部、110メイン回路、111 CPU、112通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116ファクシミリ部、117外部記憶装置、120自動原稿搬送装置、130原稿読取部、140画像形成部、150 給紙部、160操作パネル、161 表示部、163 操作部、165タッチパネル、167ハードキー部。

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