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技術 撮像装置

出願人 オリンパス株式会社
発明者 濱田敬
出願日 2013年8月8日 (7年4ヶ月経過) 出願番号 2013-164898
公開日 2015年2月19日 (5年10ヶ月経過) 公開番号 2015-034862
状態 特許登録済
技術分野 ストロボ装置 スタジオ装置 写真撮影方法及び装置
主要キーワード 絞り込み制御 同期発光 オーバ露光 演算テーブル 水圧センサ 撮像ライン 発光エネルギ 発光テーブル
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年2月19日)のものです。
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図面 (17)

課題

撮像装置側から発光に応じて確実に適正なスレーブTTL調光制御が可能な撮像装置を提供する。

解決手段

内蔵する第1のフラッシュ装置の発光に対応させて外部に位置する第2のフラッシュ装置を発光させることが可能なカメラ100において、閃光発光するフラッシュ発光部101と、フラッシュ発光部101の発光を制御するフラッシュ発光制御部103を有する第1のフラッシュ装置と、第2のフラッシュ装置を使用しない第1の発光モードと第2のフラッシュ装置を使用する第2の発光モードを判定するスレーブモード判定制御部151を具備し、第2の発光モードが設定されている場合は、本発光に先立つプリ発光動作を行う際に、フラッシュ発光制御部103は第1の発光モードが設定されている場合のプリ発光の発光量よりもプリ発光の発光量を大きくする。

概要

背景

カメラの内部に設けられた撮像素子等の測光素子の出力を用い、TTL(Through the Lens)調光制御によるプリ発光動作および本発光動作発光動作を同期させて、撮像装置の外部に配置された閃光発光装置外部フラッシュ)を簡易的にTTL調整制御するスレーブTTL調光制御が知られている(例えば、特許文献1参照)。

スレーブTTL調光制御は、カメラ内蔵の小型・小光量のフラッシュで大発光光量発光の外部フラッシュをケーブルレスでTTL調光できるため、水中撮影時等に広く用いられている。このスレーブTTL調光制御は、外部フラッシュ側の受光素子によって検出したプリ発光および本発光動作の発光開始停止タイミングに同期して外部フラッシュ側の発光開始・停止動作を行い、外部フラッシュ側の発光量の制御を行う。

概要

撮像装置側から発光に応じて確実に適正なスレーブTTL調光制御が可能な撮像装置を提供する。内蔵する第1のフラッシュ装置の発光に対応させて外部に位置する第2のフラッシュ装置を発光させることが可能なカメラ100において、閃光発光するフラッシュ発光部101と、フラッシュ発光部101の発光を制御するフラッシュ発光制御部103を有する第1のフラッシュ装置と、第2のフラッシュ装置を使用しない第1の発光モードと第2のフラッシュ装置を使用する第2の発光モードを判定するスレーブモード判定制御部151を具備し、第2の発光モードが設定されている場合は、本発光に先立つプリ発光動作を行う際に、フラッシュ発光制御部103は第1の発光モードが設定されている場合のプリ発光の発光量よりもプリ発光の発光量を大きくする。

目的

本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、撮像装置側から発光に応じて確実に適正なスレーブTTL調光制御が可能な撮像装置を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

内蔵する第1のフラッシュ装置発光に対応させて外部に位置する第2のフラッシュ装置を発光させることが可能な撮像装置において、閃光発光するフラッシュ発光部と、上記フラッシュ発光部の発光を制御するフラッシュ発光制御部と、を有する第1のフラッシュ装置と、上記第2のフラッシュ装置を使用しない第1の発光モードと上記第2のフラッシュ装置を使用する第2の発光モードを設定可能な発光モード設定部と、を具備し、上記第2の発光モードが設定されている場合は、本発光に先立つプリ発光動作を行う際に、上記フラッシュ発光制御部は上記第1の発光モードが設定されている場合のプリ発光の発光量よりもプリ発光の発光量を大きくすることを特徴とする撮像装置。

請求項2

内蔵する第1のフラッシュ装置の発光に対応させて外部に位置する第2のフラッシュ装置を発光させることが可能な撮像装置において、閃光発光するフラッシュ発光部と、上記フラッシュ発光部の発光を制御するフラッシュ発光制御部と、を有する第1のフラッシュ装置と、上記第2のフラッシュ装置を使用しない第1の発光モードと上記第2のフラッシュ装置を使用する第2の発光モードを設定可能な発光モード設定部と、を具備し、上記第2の発光モードが設定されている場合は、本発光に際して、上記フラッシュ発光制御部は上記第1の発光モードが設定されている場合の本発光の発光量の最小値よりも本発光の発光量を大きくすることを特徴とする撮像装置。

請求項3

撮影光学系の光束を制限する絞りと、上記絞り開口に相当する絞り値を制御する絞り制御部と、を有し、上記絞り制御部は、上記第2の発光モードでは、プリ発光時の絞り値を上記第1の発光モードの場合の絞り値よりも大きい絞り値に制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。

請求項4

上記発光モード設定部は、上記撮像装置が水中撮影に適する撮影モードに設定された場合に、上記第2の発光モードに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。

請求項5

被写体像を画像データに変換して出力する撮像部を有し、上記発光モード設定部は、上記フラッシュ発光部によってモード検出用プリ発光を行い、このモード検出用プリ発光時に取得した上記画像データに基づいて、上記第2の発光モードか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。

技術分野

0001

本発明は、撮像装置側の第1のフラッシュ装置発光に対応させて外部に位置する第2のフラッシュ装置を発光させることが可能な撮像装置に関する。

背景技術

0002

カメラの内部に設けられた撮像素子等の測光素子の出力を用い、TTL(Through the Lens)調光制御によるプリ発光動作および本発光動作発光動作を同期させて、撮像装置の外部に配置された閃光発光装置外部フラッシュ)を簡易的にTTL調整制御するスレーブTTL調光制御が知られている(例えば、特許文献1参照)。

0003

スレーブTTL調光制御は、カメラ内蔵の小型・小光量のフラッシュで大発光光量発光の外部フラッシュをケーブルレスでTTL調光できるため、水中撮影時等に広く用いられている。このスレーブTTL調光制御は、外部フラッシュ側の受光素子によって検出したプリ発光および本発光動作の発光開始停止タイミングに同期して外部フラッシュ側の発光開始・停止動作を行い、外部フラッシュ側の発光量の制御を行う。

先行技術

0004

特開2007−298880号公報

発明が解決しようとする課題

0005

近年、カメラに内蔵もしくは接続されたフラッシュ装置の発光光量は、撮像素子の高感度化およびカメラ自体の小型化により、小光量化している。すなわち、発光量を制御している発光時間が短時間になってきている。特にプリ発光動作は小光量発光のため、より短時間の発光動作となり、外部フラッシュ側の受光素子によって発光停止タイミングを検出できず、発光できない場合がある。このように、従来のスレーブTTL調光制御では、(1)プリ発光時の発光停止タイミングを受信できない場合には撮影画像アンダとなり、(2)本発光時の発光停止タイミングを受信できない場合には撮影画像がオーバとなることがある。

0006

本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、撮像装置側から発光に応じて確実に適正なスレーブTTL調光制御が可能な撮像装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成するため第1の発明に係る撮像装置は、内蔵する第1のフラッシュ装置の発光に対応させて外部に位置する第2のフラッシュ装置を発光させることが可能な撮像装置において、閃光発光するフラッシュ発光部と、上記フラッシュ発光部の発光を制御するフラッシュ発光制御部と、を有する第1のフラッシュ装置と、上記第2のフラッシュ装置を使用しない第1の発光モードと上記第2のフラッシュ装置を使用する第2の発光モードを設定可能な発光モード設定部と、を具備し、上記第2の発光モードが設定されている場合は、本発光に先立つプリ発光動作を行う際に、上記フラッシュ発光制御部は上記第1の発光モードが設定されている場合のプリ発光の発光量よりもプリ発光の発光量を大きくする。

0008

第2の発明に係る撮像装置は、内蔵する第1のフラッシュ装置の発光に対応させて外部に位置する第2のフラッシュ装置を発光させることが可能な撮像装置において、閃光発光するフラッシュ発光部と、上記フラッシュ発光部の発光を制御するフラッシュ発光制御部と、を有する第1のフラッシュ装置と、上記第2のフラッシュ装置を使用しない第1の発光モードと上記第2のフラッシュ装置を使用する第2の発光モードを設定可能な発光モード設定部と、を具備し、上記第2の発光モードが設定されている場合は、本発光に際して、上記フラッシュ発光制御部は上記第1の発光モードが設定されている場合の本発光の発光量の最小値よりも本発光の発光量を大きくする。

0009

第3の発明に係る撮像装置は、上記第2の発明において、撮影光学系の光束を制限する絞りと、上記絞り開口に相当する絞り値を制御する絞り制御部と、を有し、上記絞り制御部は、上記第2の発光モードでは、プリ発光時の絞り値を上記第1の発光モードの場合の絞り値よりも大きい絞り値に制御する。

0010

第4の発明に係る撮像装置は、上記第1又は第2の発明において、上記発光モード設定部は、上記撮像装置が水中撮影に適する撮影モードに設定された場合に、上記第2の発光モードに設定する。

0011

第5の発明に係る撮像装置は、上記第1又は第2の発明において、被写体像を画像データに変換して出力する撮像部を有し、上記発光モード設定部は、上記フラッシュ発光部によってモード検出用プリ発光を行い、このモード検出用プリ発光時に取得した上記画像データに基づいて、上記第2の発光モードか否かを判定する。

発明の効果

0012

本発明によれば、撮像装置側から発光に応じて確実に適正なスレーブTTL調光制御が可能な撮像装置を提供することができる。

図面の簡単な説明

0013

本発明の第1実施形態に係るカメラシステムの配置を示す図である。
本発明の第1実施形態に係るスレーブフラッシュの主として電気的構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係るカメラの主として電気構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係るカメラシステムにおけるスレーブモード設定時のTTL動作を示す波形図である。
本発明の第1実施形態に係るカメラシステムにおけるスレーブモード設定時のTTL動作を示す波形図である。
本発明の第1実施形態に係るカメラシステムと対比される従来のカメラシステムにおけるスレーブモード設定時のTTL動作を示す波形図である。
本発明の第1実施形態に係るカメラシステムと対比される従来のカメラシステムにおけるスレーブモード設定時のTTL動作を示す波形図である。
本発明の第1実施形態に係るカメラの発光制御動作を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るカメラの発光制御動作を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るカメラにおけるプリ発光量テーブルでの発光量の関係を示す図である。
本発明の第1実施形態に係るカメラにおける本発光量テーブルでの発光量の関係を示す図である。
本発明の第2実施形態に係るカメラの発光制御動作を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るカメラの発光制御動作を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るカメラシステムにおけるTTL動作を示す波形図である。
本発明の第3実施形態に係るカメラの発光制御動作を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るカメラの発光制御動作を示すフローチャートである。

実施例

0014

以下、図面に従って本発明を適用したカメラとスレーブフラッシュからなるカメラシステムを用いて好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るカメラシステムにおけるカメラとスレーブフラッシュの配置を示す図である。

0015

カメラ100は内蔵のフラッシュ101を備えており、被写体300に向けてプリ発光および本発光が可能である。また、被写体300の周囲には、スレーブフラッシュ200Aおよびスレーブフラッシュ200Bが配置されている。このスレーブフラッシュ200A、200Bは、それぞれフラッシュ201A、201Bと、フラッシュ受光部203A、203Bを有しており、カメラ100のフラッシュ101からのプリ発光および本発光を受光し、これらの発光に同期してフラッシュ発光を行う。

0016

このように、本実施形態に係るカメラ100は、フラッシュ101(撮像装置が内蔵する第1のフラッシュ装置の一部に対応する)の発光に対応させて外部に位置するスレーブフラッシュ200A、200B(第2のフラッシュ装置に対応する)を発光させることが可能である。

0017

図2は、図1に示すスレーブフラッシュ200Aおよび200Bの詳細を示すブロック図である。本実施形態においては、スレーブフラッシュ200Aおよび200Bは同一の構成として説明するが、全く同一の構成でなくても構わない。スレーブフラッシュ200A、200Bは、フラッシュ201、フラッシュ光受光部203、制御部210を有する。

0018

フラッシュ201は、閃光発光管を有し、フラッシュ発光量制御部211からの発光制御信号に基づいて、フラッシュ発光を開始し、フラッシュ発光の停止を行う。フラッシュ光受光部203は、受光素子を有し、受光強度に応じた受光信号を受光制御部215に出力する。したがって、カメラ100のフラッシュ101より、プリ発光や本発光を受光すると、フラッシュ受光部203は、この発光に応じた受光信号を受光制御部215に出力する。

0019

制御部210は、フラッシュ発光量制御部211、フラッシュ発光量演算部213、受光制御部215を有する。受光制御部215は、フラッシュ光受光部203によって受光した受光強度に応じた受光信号をフラッシュ発光量制御部211およびフラッシュ発光量演算部213に出力する。

0020

フラッシュ発光量制御部211は、受光制御部215またはフラッシュ発光量演算部213からの信号に応じて、フラッシュ201に対して外部フラッシュ側発光制御信号を出力する。スレーブフラッシュ200A、200BがスレーブTTL調光制御を行う動作モードに設定されている場合には、フラッシュ発光量制御部211は、受光制御部215からの受光信号が所定値以上の場合にH信号、所定値未満の場合にはL信号をフラッシュ201に出力する。フラッシュ発光量制御部211からのL信号からH信号への立ち上がりに同期してフラッシュ201は発光を開始し、またH信号からL信号への立ち下がりに同期してフラッシュ201は発光を停止する(後述する図4参照)。

0021

また、フラッシュ200A、200BがスレーブTTL調光制御を行う動作モードに設定されていない場合には、通常の外部フラッシュとしての動作を行う。つまり、フラッシュ発光量制御部211は、所定プリ発光用の発光量にてフラッシュ201をプリ発光させ、被写体からの反射光をフラッシュ受光部203で受光する。受光制御部215は、フラッシュ光受光部203によって受光した受光強度に応じた受光信号をフラッシュ発光量演算部213に出力する。フラッシュ発光量演算部213は、受光制御部213からの受光信号に基づいて、フラッシュ200A、200Bの本発光の発光量を演算し、フラッシュ発光量制御部211に出力する。フラッシュ発光量制御部211は、フラッシュ発光量演算部213からの発光量に基づいて、フラッシュ201の発光量を制御して本発光を実行する。

0022

図3は、図1に示すカメラ100の詳細を示すブロック図である。撮影レンズ111は、被写体300の被写体像を形成するための光学レンズであり、レンズ制御部131によってフォーカスレンズズームレンズ光軸方向に移動する。撮影レンズ111の光軸上には、絞り113、NDフィルタ115、シャッタ117が配置され、また撮影レンズ111の光軸上であって、かつ光学像結像位置付近には撮像素子119が配置されている。

0023

絞り113は、絞り口径が可変であり、撮影光学系の光束を制御する。絞り制御部129は、絞り開口に相当する絞り値を制御する。絞り113は絞り制御部129からの制御信号に基づいて、撮影レンズ111を通過した被写体光束の光量を調節する。NDフィルタ115は、被写体光束の透過量を減少させる光学フィルタであり、ND制御部127からの制御信号に基づいて、撮影レンズ111の光軸上に進退自在である。

0024

シャッタ117は、撮影時には、シャッタ制御部125からの制御信号に基づいて、シャッタ秒時で決まる時間の間、被写体光束を通過させる。また、ライブビュー表示時には、開放状態となっている。

0025

なお、本実施形態においては、絞り113、NDフィルタ115、シャッタ117を撮影レンズ111の光軸上に配置し、露光制御を行うようにしているが、この内の一部の素子を省略して露光制御を行うようにしてもよい。また、シャッタ117の代わりに、撮像素子119内の電子シャッタによってシャッタ時間を制御するようにしてもよい。

0026

撮像素子119は、撮影レンズ111によって形成された被写体像を光電変換し、画像信号画像処理部121に出力する。撮像制御部123は、制御部150からの制御信号に基づいて、撮像素子119の電荷蓄積読み出し等の制御を行う。画像処理部121は、撮像素子119から画像信号を入力し、増幅処理AD変換処理、OB処理、ガンマ処理等、種々の画像処理を行い、画像処理した画像データを制御部150に出力する。なお、撮像素子119、画像処理部121および撮像制御部123は、被写体像を画像データに変換して出力する撮像部として機能する。

0027

制御部150には、前述の画像処理部121、撮像制御部123、シャッタ制御部125、ND制御部127、絞り制御部129、レンズ制御部131の他に、フラッシュ制御部103、記録部133、音声処理部135、表示部141、および操作部143が接続されている。

0028

フラッシュ制御部103は制御部150からの制御信号に基づいて、フラッシュ101に対して発光開始および発光停止等の発光制御信号を出力し、フラッシュ101は発光制御信号に基づいて、被写体300に対して閃光発光を行う。フラッシュ101は閃光発光するフラッシュ発光部としての機能を有し、フラッシュ制御部103はフラッシュ発光部の発光を制御するフラッシュ発光制御部としての機能を有し、フラッシュ101とフラッシュ制御部103によって第1のフラッシュ装置として機能する。

0029

記録部133は、記録メディアを有し、画像処理部121から出力される画像データを記録メディアに記録する。また、画像データの記録時に併せて音声処理部135から出力される音声データも記録メディアに記録可能である。

0030

音声処理部135は、マイク137とスピーカ139が接続されており、マイク137によって集音された音声信号を処理して記録部133に記録させ、また記録部133に記録された音声データを処理して、スピーカ139から再生する。

0031

表示部141は、液晶パネル等の表示部材を有し、被写体確認のためのライブビュー表示、記録部133に記録された画像の再生表示メニュー画面等の表示を行う。操作部143は、レリーズ釦メニュー釦等の種々の操作部材を有し、これらの操作部材の操作状態を検知して、制御部150に出力する。

0032

制御部150内には、スレーブモード判定制御部151、フラッシュ発光量制御部153、AF制御部155、およびAE制御部157を有している。なお、制御部150内には、他に図示しないCPU(Central Processing Unit)と不揮発性メモリが設けられており、CPUは不揮発性メモリに記憶されたプログラムに従って、カメラ100の全体制御を行う。また、スレーブモード判定制御部151等の各部は、ハードウエアで構成してもよく、またCPUとプログラムによりソフトウエアで構成してもよい。

0033

スレーブモード判定部151は、スレーブフラッシュ200A、200B等と協働してスレーブTTL調光制御で閃光発光を行うスレーブモードか否かを判定する。スレーブモード判定部151は、第2のフラッシュ装置(スレーブフラッシュ200A等が対応する)を使用しない第1の発光モードと第2のフラッシュ装置を使用する第2の発光モードを設定可能な発光モード設定部として機能する。スレーブモードとして判定するのは、以下のような場合がある。

0034

(1)カメラ100のメニュー画面等において、フラッシュ発光モードの中からスレーブモード(スレーブTTL)が設定されている場合。
(2)カメラ100のメニュー画面等において、アクセサリ設定モードの中からスレーブフラッシュ有りが設定されている。

0035

(3)カメラ100のメニュー画面等において、水中撮影モードに設定されている場合。水中撮影の場合には、周囲が暗いことからスレーブフラッシュを使用した撮影が行われる。
(4)カメラ100に水圧センサを設け、この水圧センサによって水中と判断された場合。前述したように、水中での撮影の場合には、周囲が暗いことからスレーブフラッシュを使用した撮影が行われる。

0036

(5)プリ発光時の撮像素子119からの画像データに基づいて、スレーブフラッシュが使用されていると判定された場合。すなわち、カメラ100のフラッシュ101がスレーブフラッシュ検出用にプリ発光し、このプリ発光にスレーブフラッシュ200A、200Bが応答して発光すると、撮像素子119からの画像データにおいて、フラッシュ101の発光の影響を受けた撮像ライン明るいライン)とスレーブフラッシュ200A、200Bからの発光の影響を受けた撮像ライン(明るいライン)の数に差が生ずるので、この差に基づいて判定する。この判定方法については、図12図13A、および図13Bを用いて後述する。

0037

フラッシュ発光量制御部153は、スレーブモード(スレーブTTL調光制御)の場合には、プリ発光時の撮像素子119の出力に基づく画像データを用いて、フラッシュ101の本発光時の発光量を算出し、フラッシュ制御部103を介してフラッシュ101の発光量を制御する。また、スレーブモード時のプリ発光量等の制御も行う(本実施形態においては、予め決められた発光量(図8AのS9、S11、図9参照))。スレーブモード以外のオートモードマニュアルモードが設定されている場合には、フラッシュ発光量制御部153は、それぞれのモードに従って発光量を制御する。

0038

AF制御部155は、撮像素子119の出力に基づく画像データを用いて、コントラスト信号を抽出し、このコントラスト信号がピークとなるように、レンズ制御部131を介して、撮影レンズ111中のフォーカスレンズの位置を制御する。

0039

AE制御部157は、撮像素子119の出力に基づく画像データを用いて、被写体輝度値を求め、この被写体輝度値に基づいて、適正露光となる絞り値、NDフィルタの有無、シャッタ速度、ISO感度等を算出し、この算出結果に基づいて、シャッタ制御部125、ND制御部127、絞り制御部129等を介して制御する。

0040

前述の制御部150は、第2の発光モード(第2のフラッシュ装置(スレーブフラッシュ200A等が対応)を使用する発光モード)が設定されている場合は、本発光に先立つプリ発光動作を行う際に、フラッシュ発光制御部は第1の発光モード(第2のフラッシュ装置を使用しない発光モード)が設定されている場合のプリ発光の発光量よりもプリ発光の発光量を大きくなるように制御する(図8AのS9参照)。

0041

また、制御部150は、第2の発光モード(第2のフラッシュ装置(スレーブフラッシュ200A等が対応)を使用する発光モード)が設定されている場合は、本発光に際して、フラッシュ発光制御部は第1の発光モード(第2のフラッシュ装置を使用しない発光モード)が設定されている場合の本発光の発光量の最小値よりも本発光の発光量を大きくなるように制御する(図8BのS17参照)。

0042

次に、図4を用いて、本実施形態に係るカメラシステムにおけるスレーブTTL調光制御の動作について説明する。図4において、破線T1内はプリ発光動作であり、破線T2内は本発光動作である。

0043

図4の第1段(最上段)は、カメラ100内のフラッシュ制御部103から出力されるカメラ側発光制御信号を示し、第2段は、カメラ100のフラッシュ101の発光動作による発光強度波形を示す。また、第3段は、スレーブフラッシュ200A、200Bのフラッシュ発光量制御部211から出力される外部フラッシュ側発光制御信号を示し、第4段(最下段)は、スレーブフラッシュ200A、200Bにおける外部フラッシュ側発光動作による発光強度波形を示す。

0044

カメラ側発光制御信号は、プリ発光動作時に、時刻t1においてLレベルからHレベルに変化し、時刻t3においてHレベルからLレベルに変化する。カメラ側発光制御信号がLレベルからHレベルに変化すると、カメラ100内のフラッシュ101は発光を開始し、時刻t2において発光強度所定レベルPを超える。またカメラ側発光制御信号がHレベルからLレベルに変化すると、フラッシュ101は発光を停止し、時刻t4において発光強度が所定レベルPより小さくなる。

0045

また、フラッシュ101が発光を開始すると、スレーブフラッシュ200A、200Bにおいて、フラッシュ光受光部203はフラッシュ101の発光による被写体300からの反射光を受光してその受光量に応じた信号を受光制御部215に出力する。受光制御部215は、時刻t2において受光量が上記発光強度である所定レベルPに相当するレベルに達すると、フラッシュ発光量制御部211に対応する信号を出力する。これにより、フラッシュ発光量制御部211から出力される外部フラッシュ側発光制御信号は、時刻t2においてLレベルからHレベルに変化する。また、フラッシュ側発光制御信号は、フラッシュ101の発光停止により時刻t2とは逆の動作によって、時刻t4においてHレベルからLレベルに変化する。外部フラッシュ側発光制御信号がLレベルからHレベルに変化すると、スレーブフラッシュ200A、200Bは発光を開始し、HレベルからLレベルに変化すると、スレーブフラッシュ200A、200Bは発光を停止する。

0046

本発光においても、図4の破線T2内に示すように、プリ発光動作と同様に、カメラ側発光制御信号に応じて、カメラ側発光動作が行われ、この発光動作に応答して、外部フラッシュ側発光制御信号が出力され、外部フラッシュ側発光動作が行われる。

0047

このように、本実施形態におけるスレーブTTL調光制御においては、カメラ100からの発光開始・発光停止に同期してスレーブフラッシュ200A、200Bが発光開始・停止を行っている。しかし、発光量を制御している発光時間が短時間になると、外部フラッシュ側のフラッシュ受光部203内の受光素子が発光停止タイミングを受信できず、発光停止することができない場合がある。そこで、本実施形態においては、スレーブモード(スレーブTTL調光制御)が設定されている場合には、スレーブフラッシュ200A、200Bを使用しない場合の発光量に比較し、カメラ100側におけるプリ発光の発光量が大きくなるようにしている。また、本発光の場合にはカメラ100側の本発光の発光量の最小値よりも発光量を大きくしている。

0048

図5を用いて、この発光量制御について説明する。カメラ100におけるプリ発光量は、発光時間で決まり、本実施形態においては、スレーブモードが設定されている場合には、通常のTTL調光制御時のプリ発光時間より長い発光時間にして、外部フラッシュ側(スレーブフラッシュ側)の発光停止タイミングを十分とれるようにしている。すなわち、通常のTTL調光時のプリ発光時間は、時刻t1から時刻t3aであるが、スレーブモードが設定されている場合には、発光停止を行う時刻t3のタイミングは、時刻t3aよりも後になるようにしている(図5中の破線A内参照)。このため、外部フラッシュ側発光制御信号において、発光開始(時刻t2)から発光停止(時刻t4)までの時間が十分確保でき、発光停止を失敗することを防止できる。

0049

また、本発光時においても、通常の本発光時の最小発光時間(発光量)より長い発光時間とし、外部フラッシュ側の発光停止タイミングを十分とれるようにしている。すなわち、通常の本発光時の最小発光時間は、時刻t6からt9aであり、スレーブモードが設定されている場合には、発光停止を行う時刻t9のタイミングは、時刻t9aよりも後になるようにしている(図5中の破線B内参照)。このため、外部フラッシュ側発光制御信号において、発光開始(時刻t7)から発光停止(時刻t8)までの時間が十分確保でき、発光停止を失敗することを防止できる。

0050

このように、本実施形態においては、スレーブモードが設定された場合には、カメラ側の発光時間(発光量)に下限値を設け、この下限値以上の発光時間を確保している。このような設定を行っていない場合について、図6および図7を用いて説明する。

0051

図6は、カメラ100側のプリ発光時間が通常のTTL調光制御時のプリ発光の最小発光量の場合を示している(発光停止時刻t13は、上記発光停止時刻t3aよりも早い場合)。この場合には、スレーブフラッシュ200A、200Bにおいて、発光停止時刻t14におけるフラッシュ101の発光完了タイミングに対応してt14において発光強度が所定量Pより小さくなることを検出できない。このため、破線Cに示すように、スレーブフラッシュ200A、200B側のプリ発光動作が停止できずフル発光となってしまう(スレーブフラッシュ側では、時刻t5に強制的に発光停止信号を出力)。プリ発光時にフル発光してしまうことから、本発光時には、破線Dに示すように、スレーブフラッシュ200A、200Bにおいて発光エネルギがなく、本発光を行えず、カメラ100ではアンダ露光の画像が撮影される。

0052

図7は、カメラ100側の本発光時間が通常のTTL調光制御時の本発光の最小発光量の場合を示している(発光停止時刻t29は、上記発光停止時刻t9aよりも早い場合)。この場合には、スレーブフラッシュ200A、200Bにおいて、発光停止時刻t29におけるフラッシュ101の発光完了タイミングに対応して時刻t28において発光強度が所定量Pより小さくなることを検出できない。このため、破線Eに示すように、スレーブフラッシュ200A、200B側の本発光動作が停止できずフル発光となってしまう(スレーブフラッシュ側では、時刻t30に強制的に発光停止信号を出力)。フラッシュ101の本発光時の停止時に、スレーブフラッシュ200A、200Bが発光を停止できずフル発光してしまうことから、カメラ100ではオーバ露光の画像が撮影される。

0053

次に、本実施形態における発光制御の動作について、図8Aおよび図8Bに示すフローチャートを用いて説明する。このフローは、制御部150によって実行される(後述する図11A、11B、13A、13Bも同様)。なお、制御部150内には、前述したように、図示しないCPUと不揮発性メモリが設けられており、CPUは不揮発性メモリに記憶されているプログラムに従って、カメラ100内の各部を制御することにより、このフローを実行する。

0054

図8Aに示す発光制御のフローに入ると、まず、2ndレリーズがオンか否かを判定する(S1)。撮影者が表示部141に表示されたライブビュー画像を観察し、構図を決めると、操作部143の1つであるレリーズ釦を全押しする。レリーズ釦が全押しされると、2ndレリーズスイッチがオンとなるので、このステップでは、2ndレリーズスイッチがオンになったか否かを判定する。この判定の結果、2ndレリーズスイッチがオンでない場合には、2ndレリーズスイッチがオンとなるのを待つ、待機状態となる。

0055

ステップS1における判定の結果、2ndレリーズがオンとなると、次に、フラッシュ発光の有無を判定する(S3)。ここでは、フラッシュ101の発光を行うか否かを判定する。フラッシュ101の発光は、撮影モードや被写体輝度等に基づいて判定される。この判定の結果、フラッシュ発光を行わない場合には、ステップS27に進み、撮影動作を行う。

0056

ステップS3における判定の結果、フラッシュ発光有りの場合には、次に、定常光測光動作を行う(S5)。ここでは、AE制御部157が画像データに基づいて被写体輝度情報を取得する。

0057

定常光測光動作を行うと、次に、スレーブTTL判定を行う(S7)。ここでは、スレーブモード判定部151が、スレーブモードが設定されているか否かを判定する。この判定の結果、スレーブモードが設定されている場合には、スレーブTTL用プリ発光量(発光量A)を決定する(S9)。ステップS7における判定の結果、スレーブモードが設定されていない場合には、通常TTL用プリ発光量(発光量B)を決定する(S11)。

0058

プリ発光量Aおよびプリ発光量Bは、制御部150内の不揮発性メモリ(不図示)に記憶されているプリ発光用発光テーブルから読み出す。プリ発光量Aおよびプリ発光量Bは、それぞれ一律の値であり、発光量、ガイドナンバ(Gno)、または発光時間で表わすことができ、図9に示すように、プリ発光量A>プリ発光量Bの関係になっている。すなわち、スレーブモードが設定されている場合のプリ発光量Aの方が、スレーブモードに設定されていない場合(通常TTL)のプリ発光量Bに比較して大きい。

0059

ステップS9またはS11においてプリ発光量を決定すると、次に、プリ発光および測光動作を行う(S13)。このステップでは、ステップS9またはS11において決定されたプリ発光量で、フラッシュ101にプリ発光を行わせ(このプリ発光に同期してスレーブフラッシュ200A、200Bもプリ発光する)、このとき、AE制御部157は被写体300から返ってくる反射光を画像データに基づいて測光する。

0060

プリ発光および測光動作を行うと、次に、ステップS7と同様に、スレーブTTL判定を行う(S15)。この判定の結果、スレーブモード(スレーブTTL)であった場合には、スレーブTTL用本発光量演算用テーブル(テーブルC)を決定する(S17)。一方、ステップS15における判定の結果、スレーブモード(スレーブTTL)でなかった場合には、通常TTL用本発光量演算用テーブル(テーブルD)を決定する(S19)。

0061

テーブルCおよびテーブルDは、プリ発光時の測光情報に基づいて本発光時の発光量を求めるテーブルである。この発光テーブルは、図10に示すように、発光量、ガイドナンバ(Gno)、発光時間において範囲を有している。発光テーブルCは、最小発光量側(最小Gno側、最小発光時間側)において、発光テーブルDよりも発光量が大きい。これは、前述したように、スレーブモードであって本発光の場合には、カメラ100側の本発光の発光量は、最小値の発光量よりも大きくするためである。なお、発光テーブルCは、最大発光量側(最大Gno側、最大発光時間側)において、発光テーブルDよりも発光量を小さくしている。発光テーブルCの最大側では、発光テーブルDと同様にしてもよいが、プリ発光時に発光エネルギをより多く使用していることを考慮して、小さくした。

0062

ステップS17またはS19において本発光量演算用テーブルを決定すると、次に、本発光量演算を行う(S21)。このステップでは、ステップS13において行ったプリ発光動作時の測光結果に基づいて、本発光時の発光量を本発光量演算テーブル等から求める。

0063

本発光量演算を行うと、またはステップ3における判定の結果、フラッシュ発光無しの場合には、撮影動作を行う(S27)。このステップでは、フラッシュ発光有りの場合にはフラッシュ101による本発光(スレーブモードの場合には、スレーブフラッシュ200Aおよび200Bの本発光)を行い、撮像素子119の画像信号に基づく画像データを記録部133に記録する。撮影動作が終了すると、この発光制御のフローを終了する。

0064

このように、本発明の第1実施形態においては、スレーブモードの場合には、プリ発光時および本発光時のカメラ100における発光量(発光時間)を所定の発光量(発光時間)よりも大きく(長く)なるようにしている。このため、スレーブフラッシュ200A、200B側において、プリ発光または本発光の発光停止を確実に行うことができ、露光アンダや露光オーバの撮影画像となることを防止することができる。

0065

次に、本発明の第2実施形態について、図11を用いて説明する。本発明の第1実施形態においては、スレーブモードの際に絞り113を開放のままでプリ発光を行っていたが、第2実施形態においてはスレーブモードのプリ発光時に絞り込み制御を行うようにしている。これは、スレーブモード時には、プリ発光量を増加させているので、反射光量がオーバになり易くなることを防止するためである。

0066

第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同様であり、図8A、8Bに示したフローチャートを図11A、11Bに示すフローチャートに置き換えるだけである。また、図11A、11Bに示すフローチャートは、図8A、8Bのフローチャートにおいて、ステップS10、S12、S23、S25、S26を追加する点が相違するので、この相違点を中心に説明する。

0067

図11Aに示すフローに入り、ステップS1〜S5を実行し、ステップS7における判定の結果、スレーブモードの場合には、スレーブTTL用プリ発光量(発光量A)を決定し(S9)、続いて、絞り込み制御を行う(S10)。ここでは、予め決められている絞り値となるように、絞り制御部129は、絞り113の絞り込み制御を行う。なお、絞り込み制御に代えて、または絞り込み制御と共に、NDフィルタ115を光路中に挿入し、光量を減少するようにしてもよい。

0068

また、ステップS7における判定の結果、スレーブモードでない場合には、通常TTL用プリ発光量(発光量B)を決定し(S11)、絞り込み制御を行わない(S12)。この場合には、プリ発光時には絞り113は開放絞りのままである。

0069

ステップS10またはS12の処理を行うと、次に、プリ発光および測光動作を行う(S13)。このステップでは、スレーブモードの場合には、カメラ100は絞り113を絞り込んだ状態でプリ発光および測光動作を行い、スレーブモードでない場合には、絞り113を開放絞りの状態でプリ発光および測光動作を行う。

0070

プリ発光および測光動作を行うと、図8Bに示したフローと同様に、ステップS15からS21を実行する。ステップS21において本発光量演算を行うと、次に、最小発光量か否かを判定する(S23)。ここでは、ステップS21において演算した本発光量が最小発光量か否かを判定する。最小発光量は、図10に示すような本発光用発光テーブル等の記憶してある値を読み出して使用する。なお、本発光量演算処理では、演算の結果、本発光量が最小発光量より小さい発光量と計算された場合には、本発光量を最小発光量にまるめるものとする。

0071

ステップS23における判定の結果、最小発光量であった場合には、ステップS10と同様に、絞り込み制御を行う(S25)。このステップでは、絞り制御部129は絞り113を、プリ発光時と同じ絞り値(S10参照)に絞り込み制御を行う。一方、ステップS23における判定の結果、最小発光量でない場合には、絞り込み制御無しとする(S26)。ステップS25またはS26における処理を行うと、またはステップS3における判定の結果、フラッシュ発光無しの場合には、次に、撮影動作を行い(S27)、撮影動作を行うと、発光制御のフローを終了する。

0072

このように、本発明の第2実施形態においては、スレーブモードの場合には、プリ発光や本発光の際に絞り113を絞り込むようにしている。本実施形態においても、スレーブモードの場合には、プリ発光時および本発光時のカメラ100における発光量(発光時間)を所定の発光量(発光時間)よりも大きく(長く)なるようにしているので、プリ発光や本発光の光量が大きくなり、オーバ露光となることを防止している。

0073

また、本実施形態においては、求められた本発光量が最小発光量であった場合には、絞り113の絞り込み制御を行っている(S25)。すなわち、絞り制御部は、第2の発光モード(スレーブフラッシュを使用する発光モード)では、プリ発光時の絞り値(FNO)を第1の発光モード(スレーブフラッシュを使用しない発光モード)の場合の絞り値(FNO)よりも大きい絞り値(FNO)に制御する。このため、オーバ露光となることを防止できる。

0074

次に、本発明の第3実施形態について、図12および図13A、13Bを用いて説明する。本実施形態は、スレーブモード判定制御部151がスレーブモードの設定を判定するにあたって、スレーブフラッシュ検出用プリ発光時に撮像素子119からの画像データに基づいて、スレーブフラッシュを使用して撮影しているか否かを判定し、判定の結果、スレーブフラッシュを使用して撮影している場合には、自動的にスレーブモードを設定する。

0075

まず、図12を用いて、スレーブフラッシュを使用しているか否かの判定について説明する。本実施形態における撮像素子119はローリングシャッタを有しており、言い換えると、ライン毎に順次、電荷蓄積と読み出しを行う。図12において、第1段(最上段)は撮像の動作タイミングを示し、第2段は露光タイミング、第3段はカメラ100に内蔵されたフラッシュ101の発光タイミング、第4段(最下段)はスレーブフラッシュの発光タイミングを示す。第2段のSTARTは、撮像素子119のローリングシャッタ動作におけるライン毎の電荷蓄積開始のタイミングを示し、ENDはライン毎の電荷蓄積終了のタイミングを示す。

0076

今、カメラ100はスレーブフラッシュ200A、200Bと同期発光しながら、撮影を行うとする。このときのカメラ100のフラッシュ101の発光期間は、図12の第3段に示すように、時刻t41から時刻t42の間であり、このとき撮像素子119上では、範囲Rの画素がフラッシュ101の光量によって露光され(範囲R内の撮像ラインは、明るく露光される)、この範囲Rにおける撮像ラインの数はAとなる。

0077

また、スレーブフラッシュ200A、200Bの発光期間は、図12の第4段に示すように、時刻t41から時刻t43の間であり、このとき撮像素子119では、範囲Sの画素がスレーブフラッシュ200A、200Bの光量によって露光され(範囲S内の撮像ラインは、明るく露光される)、この範囲Sにおける撮像ラインの数はBとなる。

0078

したがって、カメラ100のフラッシュ101をプリ発光に先だって発光させ、撮像素子119からの画像データにおいて範囲Rのみにフラッシュ光による露光された撮像ラインが現われる場合には、スレーブフラッシュが周囲に配置されていない場合(通常TTL調光制御モード)である。一方、撮像素子119からの画像データにおいて範囲Sにフラッシュ光によって露光された撮像ラインが現われる場合には、スレーブフラッシュが周囲に配置されている場合(スレーブモード)である。

0079

第3実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同様であり、図8A、8Bに示したフローチャートを図13A、13Bに示すフローチャートに置き換えるだけである。また、図13A、13Bに示すフローチャートは、図8Aのフローチャートにおいて、ステップS7をステップS6、8に置き換え、また図11Bのフローチャートと同様、ステップS23、25、26を追加する点が相違する。そこで、相違点であるステップS6、8を中心に説明する。

0080

図13Aに示すフローに入り、ステップS1〜S3を実行し、ステップS5において定常光測光動作を行うと、次に、スレーブフラッシュ検出用プリ発光測光動作を行う(S6)。このステップでは、図12を用いて説明したように、スレーブフラッシュ200A、200Bが周囲に存在しているか否かを検出するために、カメラ100のフラッシュ101に対して、スレーブフラッシュ検出用プリ発光を行わせる。

0081

ステップS6においてスレーブフラッシュ検出用のプリ発光測光動作を行うと、次に、ライン数判定を行う(S8)。ここでは、図12において説明した露光される撮像ラインの数を検出し、この撮像ライン数がAより多いか否かを判定する。

0082

ステップS8における判定の結果、撮像ライン数がAより多いラインに露光されている場合には、スレーブフラッシュ200A、200Bが、フラッシュ101のプリ発光に同期して発光した場合である。この場合には、スレーブモードであることから、スレーブTTL用プリ発光量(発光量A)を決定する(S9)。一方、撮像ライン数がA以下の場合には、カメラ100のフラッシュ101のみの発光であり、周囲にはスレーブフラッシュがない場合である。この場合には、通常TTL用プリ発光量(発光量B)を決定する(S11)。

0083

ステップS9またはS11においてプリ発光量を決定すると、プリ発光および測光動作を行い(S13)、スレーブTTL判定を行う(S15)。このステップS15におけるスレーブTTL判定は、ステップS8における判定結果を用いる。すなわち、ライン数Aより多いラインに露光されている場合には、スレーブTTL本発光量演算用テーブルを決定し(S17)、一方、ライン数Aより少ないラインに露光されている場合には、通常TTL用本発光量演算用テーブルを決定する。本発光量演算用テーブルを決定すると、ステップS21以下を実行するが、これらのステップについては、図8Bおよび図11Bと同様であることから、詳しい説明を省略する。

0084

このように、本発明の第3実施形態においては、プリ発光に先だって、フラッシュ発光部によってモード検出用のプリ発光を行い(S6参照)、このモード検出用プリ発光時に取得した画像データに基づいて、スレーブフラッシュを使用するモードか否かを判定し(S8参照)、この判定結果に基づいてスレーブモードを設定している(S9、S17)。このため、本実施形態においては、周囲にスレーブフラッシュがあるか否かを正確に、かつ自動的に判定することができる。

0085

以上説明したように、本発明の各実施形態においては、第2の発光モード(スレーブフラッシュを使用する場合の発光モード)が設定されている場合は、本発光に先立つプリ発光動作を行う際に、フラッシュ発光制御部は第1の発光モード(スレーブフラッシュを使用しない発光モード)が設定されている場合のプリ発光の発光量よりもプリ発光の発光量を大きくしている(図8AのS9、図9等参照)。また、第2の発光モードが設定されている場合は、本発光に際して、上記フラッシュ発光制御部は上記第1の発光モードが設定されている場合の本発光の発光量の最小値よりも本発光の発光量を大きくしている(図8BのS17、図10等参照)。このため、撮像装置側から発光に応じて確実に適正露光となるスレーブTTL調光制御を行うことができる。

0086

なお、本発明の各実施形態においては、第1のフラッシュ装置としてカメラ100にフラッシュ101を内蔵していたが、これに限らず、例えば、カメラ100にフラッシュを外付けで装着するタイプでもよい。また、本発明の各実施形態においては、プリ発光時および本発光時の両方において、発光量を制御していたが、いずれか一方のみでも構わない。

0087

また、本発明の各実施形態においては、図9に示すプリ発光用発光量テーブルとして、スレーブTTLモード時はプリ発光量Aの1つのみであったが(図8AのS9参照)、2以上のプリ発光量を用意しておき、撮影者が任意に選択できるようにしてもよい。また、本発明の各実施形態においては、図10に示す本発光用発光量テーブルとして、スレーブTTLモード時はテーブルCの1つのみであったが(図8BのS17参照)、2以上のテーブルを用意しておき、撮影者が任意に選択できるようにしてもよい。

0088

また、本実施形態においては、撮影のための機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話スマートフォーン携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。いずれにしても、スレーブフラッシュと組み合わせて使用可能な撮影のための機器であれば、本発明を適用することができる。

0089

また、本明細書において説明した技術のうち、主にフローチャートで説明した制御に関しては、プログラムで設定可能であることが多く、記録媒体や記録部に収められる場合もある。この記録媒体、記録部への記録の仕方は、製品出荷時に記録してもよく、配布された記録媒体を利用してもよく、インターネットを介してダウンロードしたものでもよい。

0090

また、特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず」、「次に」等の順番表現する言葉を用いて説明したとしても、特に説明していない箇所では、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。

0091

本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。

0092

100・・・カメラ、101・・・フラッシュ、103・・・フラッシュ制御部、111・・・撮影レンズ、113・・・絞り、115・・・NDフィルタ、117・・・シャッタ、119・・・撮像素子、121・・・画像処理部、123・・・撮像制御部、125・・・シャッタ制御部、127・・・ND制御部、129・・・絞り制御部、131・・・レンズ制御部、133・・・記録部、135・・・音声処理部、137・・・マイク、139・・・スピーカ、141・・・表示部、143・・・操作部、150・・・制御部、151・・・スレーブモード判定部、153・・・フラッシュ発光量制御部、155・・・AF制御部、157・・・AE制御部、200A・・・スレーブフラッシュ、200B・・・スレーブフラッシュ、201・・・フラッシュ、203・・・フラッシュ光受光部、210・・・制御部、211・・・フラッシュ発光量制御部、213・・・フラッシュ発光量演算部、215・・・受光制御部

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