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技術 片棟屋根の換気構成体

出願人 三菱ケミカル株式会社
発明者 保積勝丹波利盛
出願日 2013年8月8日 (6年11ヶ月経過) 出願番号 2013-164959
公開日 2015年2月19日 (5年5ヶ月経過) 公開番号 2015-034391
状態 特許登録済
技術分野 屋根ふき・それに関連する装置または器具 建築環境
主要キーワード 端部構成部材 留めネジ 立ち上がり面 係合部位 各通気孔 上空間 亜鉛鋼板 留め付け
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年2月19日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (7)

課題

棟屋根棟側端部に通気孔を備えた化粧板を取り付けて屋根裏空間換気する換気構成体において、通気孔から化粧板の内側に雨水が浸入し、下地材に付着して劣化させることを防止する。

解決手段

棟側端部2に取り付けられる化粧板5の通気孔55の上方に、通気孔55の直上空間を覆うようにして水切り板6を配置し、水切り板6の折れ部62と棟化粧板5の側部被覆部52内面との間に細幅通気路ALを設け、通気孔55から流入した雨水が水切り板6で遮蔽されるように構成する。

概要

背景

家屋屋根裏の空間は夏場には70度を超える高温になることから、屋根軒天、片棟屋根棟側の部分などに換気口通気孔を設け、これら換気口や通気孔を通して外気屋根裏空間取り入れる一方、前記空間内の空気が排出されるようにすることで、屋根裏の熱を逃がすようにしている。

従来、片棟屋根の棟側端部に設置される換気構成体として、例えば図6に示されるように、片棟屋根100の棟側端部101に、棟側端部101の上方を覆う上部被覆部102aと側方を覆う側部被覆部102bと下方を覆う下部被覆部102cを有していて下部被覆部102cに複数の通気孔102dが形成されてなる化粧板102を取り付け、屋根裏空間103に設けた通気路と前記通気孔102dを介して家屋の外側と屋根裏空間103とを連通させて、屋根裏空間103の換気が行えるようにした構造のものが知られている(例えば特許文献1,2参照)。

概要

片棟屋根の棟側端部に通気孔を備えた化粧板を取り付けて屋根裏空間を換気する換気構成体において、通気孔から化粧板の内側に雨水が浸入し、下地材に付着して劣化させることを防止する。棟側端部2に取り付けられる棟化粧板5の通気孔55の上方に、通気孔55の直上空間を覆うようにして水切り板6を配置し、水切り板6の折れ部62と棟化粧板5の側部被覆部52内面との間に細幅の通気路ALを設け、通気孔55から流入した雨水が水切り板6で遮蔽されるように構成する。

目的

本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、片棟屋根の棟側端部に取り付けられる換気構成体において、通気孔から棟化粧板の内側に浸入した雨水が下地材などの棟側端部構成部材に付着し難くいように構成することを課題とする

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

棟屋根棟側端部に、棟側端部の上方を覆う上部被覆部と側方を覆う側部被覆部と下方を覆う下部被覆部を有していて当該下部被覆部に複数の通気孔が形成されてなる化粧板を取り付け、棟化粧板の通気孔を介して家屋の外側と屋根裏空間とを連通させた構成を有する片棟屋根の換気構成体において、前記棟化粧板に形成された通気孔の上方に、棟側の端部を下向きに折り曲げ水切り板が配置され、この水切り板の下向きに折れた端部と棟化粧板の側部被覆部内面との間に細幅通気路が設けられた構成を有することを特徴とする片棟屋根の換気構成体。

請求項2

棟化粧板の下部被覆部の下端部に、当該下端部から上方へ折り返されていて先端が棟側端部の下面に取り付け固定される下側取り付け面部が設けられ、この下側取り付け面部に水切り板が固定された構成を有することを特徴とする請求項1に記載の片棟屋根の換気構成体。

技術分野

0001

本発明は、片棟屋根棟側端部に、通気孔を備えた化粧板を取り付け、前記通気孔を通して家屋屋根裏の空間を換気することができるように構成された換気構成体に関する。

背景技術

0002

家屋の屋根裏の空間は夏場には70度を超える高温になることから、屋根軒天、片棟屋根の棟側の部分などに換気口や通気孔を設け、これら換気口や通気孔を通して外気屋根裏空間取り入れる一方、前記空間内の空気が排出されるようにすることで、屋根裏の熱を逃がすようにしている。

0003

従来、片棟屋根の棟側端部に設置される換気構成体として、例えば図6に示されるように、片棟屋根100の棟側端部101に、棟側端部101の上方を覆う上部被覆部102aと側方を覆う側部被覆部102bと下方を覆う下部被覆部102cを有していて下部被覆部102cに複数の通気孔102dが形成されてなる棟化粧板102を取り付け、屋根裏空間103に設けた通気路と前記通気孔102dを介して家屋の外側と屋根裏空間103とを連通させて、屋根裏空間103の換気が行えるようにした構造のものが知られている(例えば特許文献1,2参照)。

先行技術

0004

特開2013−83057号公報
特開2008−81968号公報

発明が解決しようとする課題

0005

片棟屋根100の棟側端部101は屋根の頂点に位置しているため強風を受けやすく、また、軒下から吹き上がった風を受けることもあり、台風などの風雨が強い天候のときに、雨水が強風に煽られて通気孔102dから棟化粧板102の内側に浸入することがある。

0006

通気孔102dは棟化粧板102の下部被覆部102c内に形成されているので、通気孔102dの表面に風雨が直接吹き付けることは少なく、雨水が大量に棟化粧板102の内側に入り込むことはないが、少量であっても、通気孔102dから浸入した雨水が棟化粧板102で囲われた棟側端部101の下地材101aの表面に付着して、下地材101aの劣化を早めたり腐蝕を生じさせたりすることがある。
通気孔102dが屋外露出している以上、通気孔102dから棟化粧板102の内側に雨水が浸入することは避けられないが、雨水の付着による下地材101aの劣化の進行を抑止するには、下地材101aに雨水を付着し難くする手段を棟化粧板102の内部に講じておくことが肝要である。

0007

本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み、片棟屋根の棟側端部に取り付けられる換気構成体において、通気孔から棟化粧板の内側に浸入した雨水が下地材などの棟側端部構成部材に付着し難くいように構成することを課題とする。

課題を解決するための手段

0008

前記課題を解決するため本発明は、片棟屋根の棟側端部に、棟側端部の上方を覆う上部被覆部と側方を覆う側部被覆部と下方を覆う下部被覆部を有していて当該下部被覆部に複数の通気孔が形成されてなる棟化粧板を取り付け、棟化粧板の通気孔を介して家屋の外側と屋根裏空間とを連通させた構成を有する片棟屋根の換気構成体において、
前記棟化粧板に形成された通気孔の上方に、棟側の端部を下向きに折り曲げ水切り板が配置され、この水切り板の下向きに折れた端部と棟化粧板の側部被覆部内面との間に細幅の通気路が設けられた構成を有することを特徴とする。

0009

前記構成の換気構成体によれば、棟化粧板に設けた通気孔と屋根裏空間との間に形成される通気路を通して、外気を屋根裏空間に取り入れて屋根裏空間を換気することができる。
また、通気孔の上方には水切り板を配置してあり、この水切り板が通気孔から浸入した雨水の屋根裏空間へ流入を阻止する遮蔽板として機能するため、外気とともに棟化粧板の内側に入り込んだ雨水が棟側端部の下地材に付着したり屋根裏空間に流入したりすることはなく、前記下地材の雨水の付着による劣化や腐食の進行を抑えることができる。
強風に煽られて通気孔から浸入した雨水は、水切り板に衝突し、その表面を伝って下方へと流れ落ち、水切り板下方に位置する通気孔から外部へと排出される。また、通気孔から流入した外気は、水切り板の端部と棟化粧板の側部被覆部内面との間の細幅な空隙である通気路を通って屋根裏空間へと流入する。

0010

前記構成の換気構成体において、水切り板は棟化粧板とは別体に形成して棟側端部に取り付けることができるが、棟化粧板の下部被覆部の下端部に、当該下端部から上方へ折り返されていて先端が棟側端部の下面に取り付け固定される下側取り付け面部を設け、この下側取り付け面部に水切り板を一体に固定しておけば、棟側端部に棟化粧板を取り付けることにより水切り板を設置することができて好ましい。

図面の簡単な説明

0011

本発明の一実施形態の換気構成体を取り付けた片棟屋根の棟側端部の断面構成図である。
図1の換気構成体の棟化粧板の断面図である。
(A),(B)は棟化粧板の下側被覆部の要部拡大図とB−B線断面図である。
図2の棟化粧板の下部拡大断面図である。
本発明の他の実施形態の換気構成体を取り付けた片棟屋根の棟側端部の断面構成図である。
換気機能を備えた従来の片棟屋根の棟側端部の断面構成図である。

実施例

0012

本発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の換気構成体を取り付けた片棟屋根の棟側端部の断面を示しており、これは片棟屋根1の棟側端部2を構成部材である下地材3に本形態の換気構成体4を取り付けて、屋根裏空間7の換気が行えるように構成されたものである。同図中、符号8は上部水切り板、9は外装材である。

0013

本形態の換気構成体4は、棟化粧板5と、棟化粧板5に一体に取り付けられた水切り板6からなり、ともに例えば表面を塩化ビニル樹脂で覆うなどの耐蝕加工が施された被覆鋼板や、亜鉛鋼板などの耐蝕・耐火性を有する長尺鋼板を、棟側端部2の下地材3に沿った長さでその長手方向に沿ってベンダーなどで折り曲げて形成してある。両部材を構成する鋼板としては、例えば厚み0.4mmの鋼板の表面を0.25mm厚の塩化ビニル樹脂シートで被覆し、裏面を0.1mm厚の塩化ビニル樹脂シートで被覆した樹脂被覆鋼板が好適である。

0014

棟化粧板5は、図2に示されるように、棟側端部2の上方を覆う上部被覆部51と、上部被覆部51の棟側端部から下方へ屈曲させてなる棟側端部2の側方を覆う側部被覆部52と、側部被覆部52の下端部から軒側に向けて斜め下方へ傾斜させてなる棟側端部2の下方を覆う下部被覆部53と、下部被覆部53の下端部から上方へ折り返されていて先端が棟側端部2の下面に取り付け固定される下側取り付け面部54とを備えるとともに、下部被覆部53の面内にその長手方向に沿って細幅の通気孔55を適宜な間隔を開けて複数並設して形成してある。

0015

より詳しくは、上部被覆部51の先端部には、下方へ屈曲していて棟側端部2の上面に固定された上部水切り板8に係合する係合片51aが設けてある。
下部被覆部53の下端部に設けられた下側取り付け面部54は、図4に示されるように、下部被覆部53の下端部から上方へ屈曲した立ち上がり部54aと、立ち上がり面部54aの上端から下部被覆部53と平行に内方へ折れた下側折れ面部54bと、下側折れ面部54bの端部から直角に屈曲して上方へ折れた中間折れ面部54cと、中間折れ面部54cの上端を下部被覆部53と平行に外方へ屈曲して適宜な長さで突出した上側折れ面部54dとからなり、中間折れ面部54cの内側面に後述する水切り板6を一体に固定してある。

0016

棟化粧板5に形成された通気孔55は、図3に示されるように、スリット加工により、下部被覆部53の面内であって、両側に切れ目を入れて細幅矩形状に縁取った部分を外側から内側へ短冊状に凹ませてなる凹段部55aとなっており、この凹段部55aの両側の段差部分にできる隙間55bを通して外気を棟化粧板5内に取り込めるように設けてある。
また、通気孔55の隙間55bは凹段部55aの両側に位置しているため、風雨が通気孔55に吹き付けたときに、凹段部55aの表面が雨水を遮蔽する遮蔽板として機能し、凹段部55aに衝突した雨水がその表面に付着し水滴となって下方へ流れ落ち、通気孔55から棟化粧板5の内側への雨水の浸入を抑止し、且つ隙間55bから外気を効率的に流入させることができるようになっている。また、通気孔55は下方傾斜した下部被覆部53に形成してあるので、仮に通気孔55から棟化粧板53内に雨水が浸入しても、雨水は傾斜した下部被覆部53の内面を伝い下方へ流れ落ちて通気孔55から外部へと排出されるようになっている。

0017

水切り板6は、図4に示されるように、長尺な板材の一側に前記棟化粧板5の中間折れ面部54cに接合する直角に屈曲した取り付け面部61、他側に下向きに鋭角に折れ曲がった折れ部62を設けて形成されており、前記取り付け面部61を中間折れ面部54cの内側面に重ね合わせ、且つ重合部分ビスなどの固着具10で留め付けて、棟化粧板6に一体に取り付けてある。
水切り板6が取り付けられた棟化粧板5の下部被覆部53は、図4に示されるように、通気孔55の上方で水切り板6が平行に張り出して各通気孔55の直上の空間が水切り板6で覆われ、また、水切り板6の端部である折れ部62と棟化粧板5の側部被覆部52の内面との間に細幅な通気路ALが確保されるように設けてある。

0018

換気構成体4の棟側端部2への取り付けは、棟側端部2の下地材3に棟化粧板5を宛がい、棟化粧板5の上部被覆部51の係合片51aを上部水切り板8に係合させて取り付け位置を位置決めした状態で、側部被覆部54に留めネジなどの固着具10を打ち込み、また、前記係合片51aと上部水切り板8の係合部位に固着具10を打ち込んで棟化粧板5を下地材3に固定するとともに、棟化粧板5の下側取り付け面部54の上側折れ面部54dを棟側端部2下方の下地材3の下面に接合し、重合部分に固着具10を打ち込んで、棟側端部2に棟化粧板5を固定することにより行うことができる。

0019

そして、図1に示されるように、固定された棟化粧板5の下部被覆部53の内側に外装材11を取り付け、外装材11と下部被覆部53との接合部分に沿ってシーシーリング材を塗布して止水処理をすることにより、棟側端部2の造作が完了する。

0020

このように構成される本形態の換気構成体4によれば、棟化粧板5に形成された通気孔55と屋根裏空間7とが通気路ALを介して連絡し、通気孔55から取り入れた外気を、通気路ALを通して屋根裏空間7へと流入させて、屋根裏空間7を換気することができる。

0021

風雨が強いときなどに通気孔55から雨水が浸入することがあるが、通気孔55の直上の空間が水切り板6で遮蔽されているので、浸入した雨水が屋根裏空間7へと流入して棟側端部2の下地材3に付着するようなことはなく、強風により通気孔55から浸入した雨水の殆どが水切り板6に衝突して、水切り板6の折れ部62から下方へ流れ落ち、その下の通気孔55から棟化粧板5の外部へ排出させることができる。雨水の付着によって下地材3の劣化や腐蝕が進行することはない。

0022

図5は本発明の換気構成体4を取り付けた他の棟側端部2の構成を示しており、これは、棟側端部2の下側に天井材11を取り付けた構成のものである。

0023

なお、図示した換気構成体4、棟化粧板5及び水切り板6は、本発明の実施形態の一例を示すものであり、本発明はこれらに限定されず、屋根の形態、寸法などに応じて、他の適宜な形態で構成することが可能である。

0024

1 片棟屋根、2棟側端部、3下地材、4換気構成体、5棟化粧板、6水切り板、7屋根裏空間、8 上部水切り板、9外装材、10固着具、11天井材、51 上部被覆部、52 側部被覆部、53 下部被覆部、54 下側取り付け面部、55 通気孔

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