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技術 多重伝送装置、多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークおよび冗長構成ネットワークの障害信号の挿入方法

出願人 日本電気株式会社
発明者 新谷和則
出願日 2013年8月5日 (6年1ヶ月経過) 出願番号 2013-161974
公開日 2015年2月16日 (4年7ヶ月経過) 公開番号 2015-033024
状態 特許登録済
技術分野 時分割多重化通信方式 エラーの検出、防止 広域データ交換 デジタル伝送の保守管理
主要キーワード 集中監視制御装置 障害信号 運用回線 支障移転工事 送信インターフェース バックボーン回線 多重伝送信号 冗長方式
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図面 (5)

課題

伝送ケーブル抜去して運用回線切り替える方法は、作業者多重伝送装置に入力する伝送ケーブルを抜去して、伝送信号障害信号を挿入するため、作業者が多重伝送装置を設置している局舎へ行って作業を実施する必要があった。また、ケーブル抜去の作業の人為的なミスケーブル接続部にゴミ付着故障の可能性があった。

解決手段

多数の伝送信号を一つの回線伝送している多重伝送装置において、障害信号を前記伝送信号に挿入する強制障害挿入手段と、外部からの命令により前記強制障害挿入手段へ前記障害信号の挿入を指示する制御部とを備えている。

概要

背景

近年、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークが構成されている。

伝送装置は、伝送信号を遠くまで伝えるための装置である。一般的に、伝送装置は、信号変換多重化信号伝達伝送媒体保護、中継、分離、信号逆変換など機能を備えている。

SDHは、光ファイバーを用いた高速デジタル通信方式国際規格であり、インターネットサービスプロバイダ間を結ぶインターネットバックボーン回線などに用いられる。

SDHの技術は、TTC標準Standard JT−G707 同期デジタルハイアラーキNNI 〔Network Node Interface for the Synchronous Digital Hierarchy(SDH)〕 第7版 2006年11月27日制定 社団法人情報通信技術委員会HETELECOMMUNICATION TECHNOLOGY COMMITEE に一例が開示されている。

また、冗長構成のネットワークの一例として、運用予備の2つの伝送経路を用いるSNCP(Sub−Network Connection Protection)の技術がある。

SNCPは、送信側の伝送装置が2つの伝送経路に対して伝送信号を送信し、受信側の伝送装置がどちらの伝送経路を運用回線にするかを選択する冗長方式である。

多重伝送装置を備えた冗長構成のネットワークにおいて、装置の移設等により1つの伝送経路に回線障害を伴う工事(以下、支障移転工事)を実施する場合がある。その伝送経路は、複数のチャネルを持った多重伝送信号が収容されている。一般的に作業者は、支障移転工事を実施しても回線障害の影響が無いように、予めもう1つの伝送経路に多重伝送信号の運用回線を切り替えておく。

支障移転工事をする場合、多重伝送信号を収容している伝送ケーブル抜去して、運用回線を切り替える方法を説明する。

図面を参照して構成と動作を詳細に説明する。

図4は背景技術におけるSDH多重伝送装置を備えたSNCP冗長構成のネットワークの一例を示すブロック図である。

図4に示すように、SNCP冗長構成のネットワークは、多重伝送装置A401、多重伝送装置B402、多重伝送装置C403、および多重伝送装置D404と、集中監視制御装置400とを備えている。

ルートXは、多重伝送装置A401から多重伝送装置B402を通って多重伝送装置D404へ伝送信号を送る伝送経路である。

ルートYは、多重伝送装置A401から多重伝送装置C403を通って多重伝送装置D404へ伝送信号を送る伝送経路である。

SNCP冗長構成のネットワークは、ルートXとルートYの2つの伝送経路を持っている。

集中管理制御装置400は、SDH多重伝送装置の制御部と管理用のネットワークで接続されている。

集中管理制御装置400は、サーバPC端末で構成されている。PC端末にてSDH多重伝送装置のアラーム情報切り替え情報など、保守に必要な情報を表示させることができる。

多重伝送装置A401は、多重伝送装置A401を制御する制御部416と、受信インターフェース411と、スイッチ413と、第1の送信インターフェース414および第2の送信インターフェース415とを備えている。

受信インターフェース411は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ413へ送信する。

時分割で多重化されている多重伝送信号は、複数の伝送信号を時間的に配列して、1つの伝送経路で伝送される信号である。

スイッチ413は、伝送信号を受信インターフェース411から受信し、伝送信号を第1の送信インターフェース414および第2の送信インターフェース415へ送信する。

第1の送信インターフェース414は、伝送信号をスイッチ413から受信し、伝送信号を時分割で多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置B402に送信する。

第2の送信インターフェース415は、伝送信号をスイッチ413から受信し、伝送信号を時分割で多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置C403に送信する。

多重伝送装置B402は、多重伝送装置B402を制御する制御部426と、受信インターフェース421と、スイッチ423と、送信インターフェース424とを備えている。

図のように多重伝送装置A401と多重伝送装置B402の間で支障移転工事を行う場合、作業者は多重伝送装置B402が設置してある局舎へ入局して、多重伝送装置B402に入力する伝送ケーブルを抜去する。伝送ケーブルを抜去すると、伝送信号は異常となるので、受信インターフェース421は、障害を検知して、伝送信号に障害信号を挿入する。

受信インターフェース421は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ423へ送信する。

スイッチ423は、障害信号が挿入された伝送信号を受信インターフェース421から受信し、伝送信号を送信インターフェース424へ送信する。

送信インターフェース424は、伝送信号をスイッチ423から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置D404に送信する。

多重伝送装置C403は、多重伝送装置C403を制御する制御部436と、受信インターフェース431と、スイッチ433と、送信インターフェース434とを備えている。

受信インターフェース431は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ433へ送信する。

スイッチ433は、伝送信号を受信インターフェース431から受信し、伝送信号を送信インターフェース434へ送信する。

送信インターフェース434は、伝送信号をスイッチ433から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置D404に送信する。

多重伝送装置D404は、多重伝送装置D404を制御する制御部446と、第1の受信インターフェース441および第2の受信インターフェース442と、スイッチ443と、送信インターフェース444とを備えている。

第1の受信インターフェース441は、多重伝送装置B402から障害信号が挿入された多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ443へ送信する。

第2の受信インターフェース442は、多重伝送装置C403から多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ443へ送信する。

スイッチ443は、第1の受信インターフェース441の伝送信号から障害信号を検知するが第2の受信インターフェース442の伝送信号から障害信号を検知しないので、第2の受信インターフェース442の伝送信号を選択し、運用回線を切り替える。

送信インターフェース444は、正常な伝送信号をスイッチ443から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を送信する。

以上説明したように、多重伝送信号を収容している伝送ケーブルを抜去して、運用回線を切り替える方法は、作業者が伝送ケーブルを抜去して、ルートXの伝送信号に障害信号を挿入する。その結果、冗長構成ネットワークは、障害信号が挿入されていないルートYの伝送経路を運用回線に切り替える。この技術は、多数の伝送信号を1つの作業で運用回線を切り替えることができる効果がある。

なお、冗長構成ネットワークは、冗長切り替えが行われても運用回線が正常に動作しなければならない。ネットワークに故障等の要因があり、運用回線が正常に動作しない場合は、支障移転工事前に故障等の要因を取り除く。

概要

伝送ケーブルを抜去して運用回線を切り替える方法は、作業者が多重伝送装置に入力する伝送ケーブルを抜去して、伝送信号に障害信号を挿入するため、作業者が多重伝送装置を設置している局舎へ行って作業を実施する必要があった。また、ケーブル抜去の作業の人為的なミスケーブル接続部にゴミ付着や故障の可能性があった。多数の伝送信号を一つの回線で伝送している多重伝送装置において、障害信号を前記伝送信号に挿入する強制障害挿入手段と、外部からの命令により前記強制障害挿入手段へ前記障害信号の挿入を指示する制御部とを備えている。

目的

本発明の目的は、この課題を解決した多重伝送装置、多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークおよび冗長構成ネットワークの障害信号の挿入方法を提供する

効果

実績

技術文献被引用数
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牽制数
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請求項1

多数の伝送信号を一つの回線伝送している多重伝送装置において、障害信号を前記伝送信号に挿入する強制障害挿入手段と、外部からの命令により前記強制障害挿入手段へ前記障害信号の挿入を指示する制御部とを備えていることを特徴とする多重伝送装置。

請求項2

前記多重伝送装置は、SDH(SynchronousDigitalHierarchy)伝送装置であることを特徴とする請求項1に記載の多重伝送装置。

請求項3

前記多重伝送装置は、一定時間で規定されるフレームを有していて、前記障害信号の挿入時間は、1フレーム以上あることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の多重伝送装置。

請求項4

多数の伝送信号を一つの回線で伝送している多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークであって、ネットワーク集中管理制御装置から障害信号の挿入の命令を受ける多重伝送装置の制御部と、前記制御部の指示により前記障害信号を前記伝送信号に挿入する強制障害挿入手段とを備えていることを特徴とする多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワーク。

請求項5

前記冗長構成ネットワークは、SNCP(Sub−NetworkConnectionProtection)であることを特徴とする請求項4に記載の多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワーク。

請求項6

前記多重伝送装置は、SDH(SynchronousDigitalHierarchy)伝送装置であることを特徴とする請求項4、5のいずれかに記載の多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワーク。

請求項7

前記多重伝送装置は、一定時間で規定されるフレームを有していて、前記障害信号の挿入時間は、1フレーム以上あることを特徴とする請求項5から6のいずれかに記載の多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワーク。

請求項8

多数の伝送信号を一つの回線で伝送している多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークの障害信号の挿入方法であって、外部からの命令により前記多重伝送装置に障害信号の挿入を指示する手順と、前記伝送信号に前記障害信号を挿入する手順とを含むことを特徴とする冗長構成ネットワークの障害信号の挿入方法。

請求項9

前記冗長構成ネットワークは、SNCP(Sub−NetworkConnectionProtection)であることを特徴とする請求項8に記載の冗長構成ネットワークの障害信号の挿入方法。

技術分野

0001

本発明は、多重伝送装置、多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークおよび冗長構成ネットワークの障害信号挿入方法に関する。

背景技術

0002

近年、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークが構成されている。

0003

伝送装置は、伝送信号を遠くまで伝えるための装置である。一般的に、伝送装置は、信号変換多重化信号伝達伝送媒体保護、中継、分離、信号逆変換など機能を備えている。

0005

SDHの技術は、TTC標準Standard JT−G707 同期デジタルハイアラーキNNI 〔Network Node Interface for the Synchronous Digital Hierarchy(SDH)〕 第7版 2006年11月27日制定 社団法人情報通信技術委員会HETELECOMMUNICATION TECHNOLOGY COMMITEE に一例が開示されている。

0006

また、冗長構成のネットワークの一例として、運用予備の2つの伝送経路を用いるSNCP(Sub−Network Connection Protection)の技術がある。

0007

SNCPは、送信側の伝送装置が2つの伝送経路に対して伝送信号を送信し、受信側の伝送装置がどちらの伝送経路を運用回線にするかを選択する冗長方式である。

0008

多重伝送装置を備えた冗長構成のネットワークにおいて、装置の移設等により1つの伝送経路に回線障害を伴う工事(以下、支障移転工事)を実施する場合がある。その伝送経路は、複数のチャネルを持った多重伝送信号が収容されている。一般的に作業者は、支障移転工事を実施しても回線障害の影響が無いように、予めもう1つの伝送経路に多重伝送信号の運用回線を切り替えておく。

0009

支障移転工事をする場合、多重伝送信号を収容している伝送ケーブル抜去して、運用回線を切り替える方法を説明する。

0010

図面を参照して構成と動作を詳細に説明する。

0011

図4背景技術におけるSDH多重伝送装置を備えたSNCP冗長構成のネットワークの一例を示すブロック図である。

0012

図4に示すように、SNCP冗長構成のネットワークは、多重伝送装置A401、多重伝送装置B402、多重伝送装置C403、および多重伝送装置D404と、集中監視制御装置400とを備えている。

0013

ルートXは、多重伝送装置A401から多重伝送装置B402を通って多重伝送装置D404へ伝送信号を送る伝送経路である。

0014

ルートYは、多重伝送装置A401から多重伝送装置C403を通って多重伝送装置D404へ伝送信号を送る伝送経路である。

0015

SNCP冗長構成のネットワークは、ルートXとルートYの2つの伝送経路を持っている。

0016

集中管理制御装置400は、SDH多重伝送装置の制御部と管理用のネットワークで接続されている。

0017

集中管理制御装置400は、サーバPC端末で構成されている。PC端末にてSDH多重伝送装置のアラーム情報切り替え情報など、保守に必要な情報を表示させることができる。

0018

多重伝送装置A401は、多重伝送装置A401を制御する制御部416と、受信インターフェース411と、スイッチ413と、第1の送信インターフェース414および第2の送信インターフェース415とを備えている。

0019

受信インターフェース411は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ413へ送信する。

0020

時分割で多重化されている多重伝送信号は、複数の伝送信号を時間的に配列して、1つの伝送経路で伝送される信号である。

0021

スイッチ413は、伝送信号を受信インターフェース411から受信し、伝送信号を第1の送信インターフェース414および第2の送信インターフェース415へ送信する。

0022

第1の送信インターフェース414は、伝送信号をスイッチ413から受信し、伝送信号を時分割で多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置B402に送信する。

0023

第2の送信インターフェース415は、伝送信号をスイッチ413から受信し、伝送信号を時分割で多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置C403に送信する。

0024

多重伝送装置B402は、多重伝送装置B402を制御する制御部426と、受信インターフェース421と、スイッチ423と、送信インターフェース424とを備えている。

0025

図のように多重伝送装置A401と多重伝送装置B402の間で支障移転工事を行う場合、作業者は多重伝送装置B402が設置してある局舎へ入局して、多重伝送装置B402に入力する伝送ケーブルを抜去する。伝送ケーブルを抜去すると、伝送信号は異常となるので、受信インターフェース421は、障害を検知して、伝送信号に障害信号を挿入する。

0026

受信インターフェース421は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ423へ送信する。

0027

スイッチ423は、障害信号が挿入された伝送信号を受信インターフェース421から受信し、伝送信号を送信インターフェース424へ送信する。

0028

送信インターフェース424は、伝送信号をスイッチ423から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置D404に送信する。

0029

多重伝送装置C403は、多重伝送装置C403を制御する制御部436と、受信インターフェース431と、スイッチ433と、送信インターフェース434とを備えている。

0030

受信インターフェース431は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ433へ送信する。

0031

スイッチ433は、伝送信号を受信インターフェース431から受信し、伝送信号を送信インターフェース434へ送信する。

0032

送信インターフェース434は、伝送信号をスイッチ433から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置D404に送信する。

0033

多重伝送装置D404は、多重伝送装置D404を制御する制御部446と、第1の受信インターフェース441および第2の受信インターフェース442と、スイッチ443と、送信インターフェース444とを備えている。

0034

第1の受信インターフェース441は、多重伝送装置B402から障害信号が挿入された多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ443へ送信する。

0035

第2の受信インターフェース442は、多重伝送装置C403から多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ443へ送信する。

0036

スイッチ443は、第1の受信インターフェース441の伝送信号から障害信号を検知するが第2の受信インターフェース442の伝送信号から障害信号を検知しないので、第2の受信インターフェース442の伝送信号を選択し、運用回線を切り替える。

0037

送信インターフェース444は、正常な伝送信号をスイッチ443から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を送信する。

0038

以上説明したように、多重伝送信号を収容している伝送ケーブルを抜去して、運用回線を切り替える方法は、作業者が伝送ケーブルを抜去して、ルートXの伝送信号に障害信号を挿入する。その結果、冗長構成ネットワークは、障害信号が挿入されていないルートYの伝送経路を運用回線に切り替える。この技術は、多数の伝送信号を1つの作業で運用回線を切り替えることができる効果がある。

0039

なお、冗長構成ネットワークは、冗長切り替えが行われても運用回線が正常に動作しなければならない。ネットワークに故障等の要因があり、運用回線が正常に動作しない場合は、支障移転工事前に故障等の要因を取り除く。

先行技術

0040

TTC標準Standard JT−G707 同期デジタルハイアラーキのNNI〔Network Node Interface for the Synchronous Digital Hierarchy(SDH)〕第7版 2006年11月27日制定 社団法人情報通信技術委員会THETELECOMMUNICATION TECHNOLOGY COMMITEE

発明が解決しようとする課題

0041

上述のような伝送ケーブルを抜去して運用回線を切り替える方法は、作業者が多重伝送装置に入力する伝送ケーブルを抜去して、伝送信号に障害信号を挿入するため、作業者が多重伝送装置を設置している局舎へ行って作業を実施する必要があった。また、ケーブル抜去の作業の人為的なミスケーブル接続部にゴミ付着や故障の可能性があった。

0042

本発明の目的は、この課題を解決した多重伝送装置、多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークおよび冗長構成ネットワークの障害信号の挿入方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

0043

本発明は、多数の伝送信号を一つの回線で伝送している多重伝送装置において、障害信号を前記伝送信号に挿入する強制障害挿入手段と、外部からの命令により前記強制障害挿入手段へ前記障害信号の挿入を指示する制御部とを備えていることを特徴とする。

0044

本発明は、多数の伝送信号を一つの回線で伝送している多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークであって、ネットワークの集中管理制御装置から障害信号の挿入の命令を受ける多重伝送装置の制御部と、前記制御部の指示により前記障害信号を前記伝送信号に挿入する強制障害挿入手段とを備えていることを特徴とする。

0045

本発明は、多数の伝送信号を一つの回線で伝送している多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークの障害信号の挿入方法であって、外部からの命令により前記多重伝送装置に障害信号の挿入を指示する手順と、前記伝送信号に前記障害信号を挿入する手順とを含むことを特徴とする。

発明の効果

0046

本発明は、外部からの命令により、多重伝送装置に障害信号を挿入させているため、ケーブルを抜去する作業が必要なく、作業ミスがなくなる。本発明は遠隔操作が可能なので、人が移動することなく障害信号を挿入することができる。

図面の簡単な説明

0047

本発明の第1の実施形態におけるSDH多重伝送装置の構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態におけるSDH多重伝送装置を備えたSNCP冗長構成のネットワークの一例を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態における冗長構成のネットワークの障害信号挿入手順の一例を示すフローチャートである。
背景技術におけるSDH多重伝送装置を備えたSNCP冗長構成のネットワークの一例を示すブロック図である。

実施例

0048

以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態におけるSDH多重伝送装置の構成を示すブロック図である。

0049

図1に示すように、多重伝送装置100は、多重伝送装置100を制御する制御部101と、受信インターフェース102と、スイッチ103と、送信インターフェース104とを備えている。

0050

受信インターフェース102は、ポート105と、信号終端部106と、障害検知部109と、障害情報挿入部110と、強制障害挿入部111とを備えている。

0051

ポート105は、多重伝送信号121を受信し、信号終端部106へ送信する。

0052

信号終端部106は、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ103へ送信する。

0053

スイッチ103は、伝送信号を信号終端部106から受信し、送信インターフェース104へ送信する。

0054

送信インターフェース104は、伝送信号をスイッチ103から受信し、伝送信号を時分割で多重化して、多重伝送信号122を送信する。

0055

障害検知部109は、ポート105の多重伝送信号を監視する。障害検知部109は、信号の欠損等の障害が発生している間、障害情報挿入部110へ障害が発生していることを通知する。

0056

制御部101は、オペレータの操作に従って、強制障害挿入部111へ、強制障害挿入の要求および障害挿入する時間を命令する。

0057

強制障害挿入部111は、命令された障害挿入する時間の間、障害情報挿入部110へ障害が発生していることを通知する。

0058

障害情報挿入部110は、障害が発生していると通知されている間、信号終端部106で分離した伝送信号に、障害信号を挿入する。

0059

障害信号は、障害検知部109が障害情報挿入部110へ障害が発生していることを通知する際の信号と同じである。

0060

障害情報挿入部110で挿入された障害信号は、図示していない下流の多重伝送装置でAIS(Alarm Indication Signal)として検出される。下流の多重伝送装置は伝送信号に障害が発生していることを認識することができる。

0061

以上の構成により、本発明は、伝送信号に障害信号を挿入している。

0062

次に、図1に示したSDH多重伝送装置を備えた冗長構成ネットワークの構成を参照し、運用回線の切り替え動作を説明する。

0063

図2は本発明の第1の実施形態におけるSDH多重伝送装置を備えたSNCP冗長構成のネットワークの一例を示すブロック図である。

0064

図2に示すように、SNCP冗長構成のネットワークは、多重伝送装置A201、多重伝送装置100、多重伝送装置C203、および多重伝送装置D204と、集中監視制御装置200とを備えている。

0065

ルートXは、多重伝送装置A201から多重伝送装置100を介して多重伝送装置D204へ伝送信号を送る伝送経路である。

0066

ルートYは、多重伝送装置A201から多重伝送装置C203を介して多重伝送装置D204へ伝送信号を送る伝送経路である。

0067

SNCP冗長構成のネットワークは、ルートXとルートYの2つの伝送経路を持っている。

0068

集中管理制御装置200は、SDH多重伝送装置の制御部と管理用のネットワークで接続されている。

0069

集中管理制御装置200は、サーバとPC端末で構成されている。PC端末にてSDH多重伝送装置のアラーム情報や切り替え情報など、保守に必要な情報を表示させることができる。

0070

更に、オペレータは集中管理制御装置を操作して、集中管理制御装置200から多重伝送装置の制御部に命令することができる。

0071

多重伝送装置A201は、多重伝送装置A201を制御する制御部216と、受信インターフェース211と、スイッチ213と、第1の送信インターフェース214および第2の送信インターフェース215とを備えている。

0072

受信インターフェース211は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ213へ送信する。

0073

スイッチ213は、伝送信号を受信インターフェース211から受信し、伝送信号を第1の送信インターフェース214および第2の送信インターフェース215へ送信する。

0074

第1の送信インターフェース214は、伝送信号をスイッチ213から受信し、伝送信号を時分割で多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置100に送信する。

0075

第2の送信インターフェース215は、伝送信号をスイッチ213から受信し、伝送信号を時分割で多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置C203に送信する。

0076

多重伝送装置100は、多重伝送装置100を制御する制御部101と、受信インターフェース102と、スイッチ103と、送信インターフェース104とを備えている。

0077

受信インターフェース102は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ103へ送信する。

0078

更に、受信インターフェース102は、制御部101から命令を受ける強制障害挿入部111を備えている。

0079

図のように多重伝送装置A201と多重伝送装置100の間で支障移転工事を行う場合、オペレータは集中管理制御装置を操作して、集中管理制御装置200から多重伝送装置100の制御部101に、強制障害挿入の要求および障害挿入する時間を命令する。

0080

強制障害挿入部111は、制御部101の命令に従って、多重伝送装置100の伝送信号に障害信号を挿入する。

0081

スイッチ103は、障害信号が挿入された伝送信号を受信インターフェース102から受信し、伝送信号を送信インターフェース104へ送信する。

0082

送信インターフェース104は、伝送信号をスイッチ103から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置D204に送信する。

0083

多重伝送装置C203は、多重伝送装置C203を制御する制御部236と、受信インターフェース231と、スイッチ233と、送信インターフェース234とを備えている。

0084

受信インターフェース231は、多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ233へ送信する。

0085

スイッチ233は、伝送信号を受信インターフェース231から受信し、伝送信号を送信インターフェース234へ送信する。

0086

送信インターフェース234は、伝送信号をスイッチ233から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を生成し、多重伝送装置D204に送信する。

0087

多重伝送装置D204は、多重伝送装置D204を制御する制御部246と、第1の受信インターフェース241および第2の受信インターフェース242と、スイッチ243と、送信インターフェース244とを備えている。

0088

第1の受信インターフェース241は、多重伝送装置100から障害信号が挿入された多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ243へ送信する。

0089

第2の受信インターフェース242は、多重伝送装置C203から多重伝送信号を受信し、時分割で多重化されている多重伝送信号を伝送信号に分離し、スイッチ243へ送信する。

0090

スイッチ243は、第1の受信インターフェース241の伝送信号から障害信号を検知し第2の受信インターフェース242の伝送信号から障害信号を検知しないので、第2の受信インターフェース242の伝送信号を選択し、運用回線を切り替える。

0091

送信インターフェース244は、正常な伝送信号をスイッチ243から受信し、伝送信号を時分割に多重化して、多重伝送信号を送信する。

0092

以上説明したように、オペレータは、SNCP冗長構成ネットワークのルートXの伝送信号に障害信号を挿入する。その結果、冗長構成ネットワークは、障害信号が挿入されていないルートYに伝送経路を運用回線に切り替える。

0093

次に、フローチャートを使って、図2に示した冗長構成ネットワークの障害信号挿入手順の一例を説明する。

0094

図3は、本発明の第1の実施形態における冗長構成のネットワークの障害信号挿入手順の一例を示すフローチャートである。

0095

図3に示すように、オペレータは、集中管理制御装置200から多重伝送装置100の制御部101に強制障害要求を命令する。強制障害要求には、障害挿入時間も含む(ステップS301)。

0096

制御部101は、強制傷害挿入部111に強制障害挿入要求を命令する(ステップS302)。

0097

強制障害挿入部111は、強制障害挿入時間の間、障害情報挿入部110に障害信号を通知する(ステップS303)。

0098

障害情報挿入部110は、伝送信号に障害信号を挿入する(ステップS304)。そして、障害信号挿入手順は、終了する。

0099

なお、障害信号を挿入する時間は、多重伝送装置D204が、障害信号のある伝送信号をAIS(Alarm Indication Signal)として検出される最小限必要な時間でよい。

0100

次に、SDH多重伝送装置の最小限必要な時間の一例を紹介する。障害信号が3フレーム連続したときに、AISとして検出する仕様の場合、最小限必要な時間は、3フレーム×125uS/フレーム=375uS(micro second)である。1フレームの時間は、125uSである(非特許文献1参照)。

0101

以上説明したように、本発明は、外部からの命令により、多重伝送装置に障害信号を挿入させているため、作業者が多重伝送装置を設置している局舎へ行ってケーブルを抜去する必要がない。ケーブル抜去の作業の人為的なミスやケーブル接続部にゴミ付着や故障の可能性がなくなる。本発明は遠隔操作が可能なので、人が移動することなく障害信号を挿入することができる。更に、障害信号を挿入する時間は最小限必要な時間(一例では375uS)でよい。

0102

他の実施例として、多重伝送装置の強制障害挿入部は、制御部と一体化していてもよいし、冗長構成ネットワークの全ての多重伝送装置に備えていてもよい。

0103

尚、本願発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更、変形して実施することが出来る。

0104

100多重伝送装置
101、216、236、246、416、426、436、446 制御部
102、211、231、411、421、431受信インターフェース
103、213、233、243、413、423、433、443 スイッチ
104、234、244、424、434、444送信インターフェース
105ポート
106 信号終端部
109障害検知部
110障害情報挿入部
111強制障害挿入部
121、122多重伝送信号
200、400集中監視制御装置
201、401 多重伝送装置A
402 多重伝送装置B
203、403 多重伝送装置C
204、404 多重伝送装置D
214、414 第1の送信インターフェース
215、415 第2の送信インターフェース
241、441 第1の受信インターフェース
242、442 第2の受信インターフェース

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