図面 (/)

技術 石油ストーブの灯しん

出願人 シルバー株式会社
発明者 増岡宏重荒田恵克西岡義彰
出願日 2013年8月6日 (7年10ヶ月経過) 出願番号 2013-163580
公開日 2015年2月16日 (6年3ヶ月経過) 公開番号 2015-031492
状態 特許登録済
技術分野 毛細管現象を用いるバーナ
主要キーワード プラスティック樹脂 外筒内面 化学繊維製 案内部分 石油ストーブ 燃焼部分 リブ編み ガラス繊維製
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年2月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

課題

薄い灯しん部品として用いても、灯しんと外筒内面との間の間隙が広く空き過ぎてしまうことがなくなり、適正なドラフト空気を供給することができる、従来の石油ストーブ使用可能な灯しんを提供する。

解決手段

石油ストーブの灯しんは、内筒14と、内筒の周囲に被される筒状の灯しん1と、灯しん1の外周に取り付けられて、火力調節のために灯しん1を上下させるためのしん押さえ15と、灯しん1の外周を囲む外筒16と、を備えて、灯しん1の外周面1aと外筒内面16aとの間に所望値の間隙を形成することによって、必要量のドラフト空気を灯しんの燃焼部分に供給することができる。灯しん1の厚みは、所望値の間隙を形成する厚みよりも薄く、その外周面には、外筒内面との間に所望値の間隙を形成する厚みを有する帯状部材巻き付けられている。このような灯しんは、間隙に合わせた専用の厚みよりも薄い材料を用いて作ることができる。

概要

背景

一般の石油ストーブは、灯しんを上下させるしん案内部分を有している。例えば図4(a)に示すように、しん案内部分は、上部に天板14aを有している内筒14と、内筒14に上下動可能に被せられた灯しん21と、外筒16と、を備えている。

灯しん21は、耐熱部22と、耐熱部22の下端縫い付けられ、灯油を耐熱部22にまで吸い上げる吸上部23と、で構成される。耐熱部22は、例えば、ガラス繊維の束(例えば直径0.01mm)を例えば7〜8本撚り集めた撚り糸(例えば直径0.1mm)を編み立てた構成を有している。灯油は、吸上部の毛細管現象により灯しんの先端にまで吸い上げられる。吸上部23は、灯油を吸うことにより厚みL0になる綿糸又は厚みのある不織布で作られていた(特許文献1の図1を参照)。

概要

薄い灯しんを部品として用いても、灯しんと外筒内面との間の間隙が広く空き過ぎてしまうことがなくなり、適正なドラフト空気を供給することができる、従来の石油ストーブで使用可能な灯しんを提供する。石油ストーブの灯しんは、内筒14と、内筒の周囲に被される筒状の灯しん1と、灯しん1の外周に取り付けられて、火力調節のために灯しん1を上下させるためのしん押さえ15と、灯しん1の外周を囲む外筒16と、を備えて、灯しん1の外周面1aと外筒内面16aとの間に所望値の間隙を形成することによって、必要量のドラフト空気を灯しんの燃焼部分に供給することができる。灯しん1の厚みは、所望値の間隙を形成する厚みよりも薄く、その外周面には、外筒内面との間に所望値の間隙を形成する厚みを有する帯状部材巻き付けられている。このような灯しんは、間隙に合わせた専用の厚みよりも薄い材料を用いて作ることができる。

目的

本発明は、上記課題を解決するものであり、従来の石油ストーブにおいて、薄い灯しんを部品として用いても、灯しんの外周面と外筒内面との間の間隙が広く空き過ぎてしまうことがなくなり、適正なドラフト空気を供給することができる灯しんを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

内筒と、前記内筒に被される筒状の灯しんと、前記灯しんの外周に取り付けられて、火力調節のために前記灯しんを上下させるため、前記灯しんの中程の高さの位置に取り付けられるしん押さえと、前記灯しんの外周を囲む外筒と、を備えており、前記灯しんの外周面と前記外筒内面との間に所望値間隙を形成することによって、必要量ドラフト空気が灯しんの燃焼部分に供給される構成を有している石油ストーブの灯しんであって、前記灯しんの厚みは、前記所望値の間隙を形成する厚みよりも薄く、その外周面には、前記外筒内面との間に前記所望値の間隙を形成する厚みを有する帯状部材巻き付けられていることを特徴とする石油ストーブの灯しん。

請求項2

前記灯しんは、ガラス繊維製の筒状の耐熱部と、この耐熱部の下部に縫い付けられている繊維製の筒状の吸上部とを備え、前記帯状部材は、前記吸上部の前記しん押さえにより覆われる部分の上端または下端の近傍の位置に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の石油ストーブの灯しん。

技術分野

0001

本発明は、石油ストーブの灯しんに関する。

背景技術

0002

一般の石油ストーブは、灯しんを上下させるしん案内部分を有している。例えば図4(a)に示すように、しん案内部分は、上部に天板14aを有している内筒14と、内筒14に上下動可能に被せられた灯しん21と、外筒16と、を備えている。

0003

灯しん21は、耐熱部22と、耐熱部22の下端縫い付けられ、灯油を耐熱部22にまで吸い上げる吸上部23と、で構成される。耐熱部22は、例えば、ガラス繊維の束(例えば直径0.01mm)を例えば7〜8本撚り集めた撚り糸(例えば直径0.1mm)を編み立てた構成を有している。灯油は、吸上部の毛細管現象により灯しんの先端にまで吸い上げられる。吸上部23は、灯油を吸うことにより厚みL0になる綿糸又は厚みのある不織布で作られていた(特許文献1の図1を参照)。

先行技術

0004

特開2005−140455号公報

発明が解決しようとする課題

0005

灯しん21の先端には、灯しん21の外周面及び外筒16の内面との間にできる間隙を(矢印の向き、向上向きに)通って燃焼用ドラフト空気が供給される。各石油ストーブは、専用の灯しんを取り付けた際に、必要量以上のドラフト空気が供給されないように、灯しんと外筒との間隙が決められている(図4(a)を参照)。

0006

灯しんの吸上部は、綿糸の代わりに、不織布を用いるものが一般化してきている。更には、コスト削減目的で、不織布はより薄い(厚みL1(<L0))ものが使用され始めている(図4(b)を参照)。

0007

一方で、灯しんの歴史は古く、例えば図4(a)に示すように、吸上部に綿糸又は厚みのある不織布を用いるもの、更には、それ以前に用いられていた全体が綿糸でできている綿しんを用いるもの、が数多く使用されている。

0008

これらの種々の石油ストーブでは、間隙は使用する灯しんの厚みにより決まる。例えば、図4(b)に示すように、現行製品用に製造している比較的薄手の厚みL1の灯しんを用いた場合を考える。この場合、間隙が空き過ぎて、上向きの矢印で示す灯しんの先端へ供給されるドラフト空気量が過多となり、立炎が生じる。(燃焼筒より炎が立ち上る現象。)

0009

これらの石油ストーブに、灯しんを供給しようとすると、灯しんの内径だけでなく、使用時の厚みまでも考慮に入れて作る必要があり、コスト低減のための部品の共通化が難しいといった課題がある。例えば、不織布は灯油を吸ってもリブ編みされている綿糸のように膨張しない。従来リブ編みされている綿糸を使用していた吸上部に、薄手の不織布を用いると、前述のように間隔が空き過ぎるため、厚みのある不織布でできた吸上部も用意する必要があった。

0010

本発明は、上記課題を解決するものであり、従来の石油ストーブにおいて、薄い灯しんを部品として用いても、灯しんの外周面と外筒内面との間の間隙が広く空き過ぎてしまうことがなくなり、適正なドラフト空気を供給することができる灯しんを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0011

上記課題を解決するため、本発明の石油ストーブの灯しんは、内筒と、前記内筒に被される筒状の灯しんと、前記灯しんの外周に取り付けられて、火力調節のために前記灯しんを上下させるため、前記灯しんの中程の高さの位置に取り付けられるしん押さえと、前記灯しんの外周を囲む外筒と、を備えており、前記灯しんの外周面と前記外筒内面との間に所望値の間隙を形成することによって、必要量のドラフト空気が灯しんの燃焼部分に供給される構成を有している石油ストーブの灯しんであって、前記灯しんの厚みは、前記所望値の間隙を形成する厚みよりも薄く、その外周面には、前記外筒内面との間に前記所望値の間隙を形成する厚みを有する帯状部材巻き付けられていることを特徴とする。

0012

また、前記灯しんは、ガラス繊維製の筒状の耐熱部と、この耐熱部の下部に縫い付けられている繊維製の筒状の吸上部とを備え、前記帯状部材は、前記吸上部の前記しん押さえにより覆われる部分の上端または下端の近傍の位置に縫い付けられていることが、好ましい。

発明の効果

0013

本発明によれば、灯しんの外周面に帯状部材を巻き付けたことにより、灯しんの厚みが薄くても、必要量のドラフト空気を灯しんの燃焼部分に送るのに必要な所望値の間隙が形成される。これにより、厚みのある灯しん用に設計されている旧式または他の機種の石油ストーブの灯しんを、比較的薄い灯しんを共通部品として使用し、これに帯状部材を追加するだけで製造することができる。

図面の簡単な説明

0014

(a)は本発明の一実施の形態に係る石油ストーブの斜視図、(b)は同ストーブの灯しんを上下させて火力調節を行うためのしん案内部分の分解斜視図。
同石油ストーブで用いる灯しんの斜視図。
同灯しんを用いた場合のドラフト空気及び炎の様子を示す概略断面図。
(a)は従来の石油ストーブに旧式の灯しんを用いた場合のドラフト空気及び炎の様子を示す概略断面図、(b)は従来の石油ストーブに現在主に使用している薄い灯しんを用いた場合のドラフト空気及び炎の様子を示す概略断面図。

実施例

0015

本発明の灯しんは、灯しんの外周面と外筒内面との間が、薄い灯しんを用いる石油ストーブに比べて広く開いている石油ストーブの灯しんである。本発明の灯しんは、薄い灯しんの外周面に、該外周面と外筒内面との間隔を所望値に設定する厚みの帯状部材を巻き付けて取り付けた、極めて簡単な構成であることを特徴とする。この極めて簡単な構成により、薄い灯しんを使用して、より厚みのある灯しん用に設計されている旧式又は他の種類の石油ストーブの灯しんを提供できる。

0016

本発明の一実施の形態に係る灯しんを用いる石油ストーブについて説明する。図1(a)(b)において、石油ストーブ10は、台11上に灯しんを上下させるしん案内部分12を備えている。しん案内部分12は、火力調節のために灯しんを上下させるつまみ13と、内筒14と、内筒14に被される筒状の灯しん1と、しん押さえ15と、灯しん1の外周を囲む外筒16と、を備えている。内筒14の上部には天板14aが設けられている。しん押さえ15は、つまみ13の回転に連動して灯しん1を上下させる連結部15aを有しており、灯しん1の外周面1aに、灯しん1の上端と下端との間の中程の高さに取り付けられる(図2を参照)。外筒16は、しん押さえ15の取り付けられている灯しん1の外周を所定の間隙を保ちながら囲む。外筒16の上には、案内筒リング17を介して、燃焼筒18が載置される。使用時、灯しん1の外周面1aと外筒16の内面16aとの間には、灯しん1の上端の燃焼部分へドラフト空気を供給するための間隙が形成される。なお、図1(b)は灯しん1が取り付けて用いられる部分の構成を示す概略図であり、シール等の他の周知の部品の説明は省略する。

0017

図2に示すように、灯しん1は、ガラス繊維製の筒状の耐熱部3と、この耐熱部3の下部に縫い付けられている繊維製の筒状の吸上部4とを備えている。耐熱部3は、ガラス繊維の束(例えば直径0.01mm)を例えば7〜8本撚り集めた撚り糸(例えば直径0.1mm)を編み立てた構成を有している。吸上部4は、例えば化学繊維製の不織布で作られており、その下半分には、縦の切込み4aが入れられている。灯油は、吸上部4の毛細管現象により灯しん1の先端にまで吸い上げられる。

0018

しん押さえ15は、図2点線で示すように、灯しん1の上端と下端との間の中ほどの高さ、詳しくは、耐熱部3の下端より下側で、吸上部4の切込み4aの入れられていない上半分の位置に取り付けられる。しん押さえ15の下端近傍の位置には、所望の厚みを有する帯状部材2が巻き付けた状態で縫い付けられている。帯状部材2は、外筒16との間隙を一定に保つため、灯油を吸ってもその厚みL2(図3を参照)の変化が少ない繊維製のもの、例えば、所望の厚みL2の断面矩形状の化学繊維製の不織布で作られている。

0019

図3には、灯しん1と外筒16との間に形成される間隙の内、理解の容易のため連結部15a以外の部分にできる間隙の様子を示している。本図より理解されるように、灯しん1の厚みL1にしん押さえ15の厚みを加えた厚みは、所望値の間隙Dを形成する厚みL0よりも薄い。しかし、厚みL2の帯状部材2を取り付けた個所の灯しん全体の厚みL0は、所望値の間隙Dを形成する厚みとなる。この帯状部材2により、上向きの矢印で示す灯しん1の上端への過剰なドラフト空気の供給が抑えられ、結果、必要量の適正なドラフト空気が供給されて完全燃焼した炎が得られる。

0020

なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、帯状部材2は、吸上部4のしん押さえ15により覆われる上端近傍の位置に巻き付けた状態で縫い付けてもよい。

0021

また、帯状部材2の材料には、不織布以外のもの、例えば、灯油に触れても不織布よりも膨張する量の少ない、より硬質で、灯油に対して不溶性プラスティック樹脂または金属を用いてもよい。これらの材料は、不織布に比べて経年劣化が少なく、そのほかの部分が取り換え時期になるまでの長期にわたって安定したドラフト空気の供給が確保でき、結果として灯しんの製品寿命延ばすことができる。さらには、帯状部材2の断面形状を、中空矩形にしたり、より上下幅の狭いフランジ状にすることにより、使用する材料を少なくしてもよい。

0022

本発明の灯しんは、外筒との間に所望の間隙を形成して、必要量のドラフト空気を得るタイプの灯しんを用いる石油ストーブの内、前記所望の間隙が帯状部材を用いて形成可能な石油ストーブに用いることができる。

0023

1 灯しん
1a 灯しんの外周面
2帯状部材
3耐熱部
4 吸上部
10石油ストーブ
12火力調節機構
14内筒
15 しん押さえ
16外筒
16a外筒内面
D所望値の間隙
L2 所望値の間隙を形成する厚み

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ