図面 (/)

技術 医療用チューブとそれを用いた経鼻カテーテル

出願人 ニプロ株式会社
発明者 衣川雄規
出願日 2013年7月31日 (7年6ヶ月経過) 出願番号 2013-158539
公開日 2015年2月16日 (6年0ヶ月経過) 公開番号 2015-029517
状態 特許登録済
技術分野 医療品保存・内服装置 媒体導出入付与装置
主要キーワード 伸縮変形量 圧入部位 半球殻 樹脂線材 字コネクタ 挿入先端側 両側開口 固着一体化
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(2015年2月16日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (13)

課題

比較的に小さな外径寸法で大きな内径寸法を得ることができると共に、周壁の形状安定性耐久性にも優れ、更に切断端部の後加工が容易且つ有利に実現され得る、新規な構造の医療用チューブを提供すること。

解決手段

可撓性を有する合成樹脂製の管状体12に対して、合成樹脂製の線材で構成された補強体14が配設されており、管状体12が補強体14と共に周方向の切断面19で切断されることにより所定長さとされて、それら管状体12および補強体14の切断端部20に後加工が施されている医療用チューブ。

概要

背景

従来から、薬剤乃至は輸液経腸栄養法における栄養剤などは、例えば、患者体内に予め挿入されて留置された医療用チューブを通じて投与される。この医療用チューブは、中心静脈栄養や胃瘻や腸による経腸栄養などのように、血管への穿刺或いは瘻孔の造設などによって挿入用に形成された孔から体内に挿入される場合もあるが、例えば、特開2003−164517号公報(特許文献1)に示されているように、患者の鼻腔口腔を通じて体内に挿入される場合もある。

ところで、医療用チューブを経鼻乃至は経口的に患者の体内へ挿入する場合には、挿入時の嘔気や痛みを低減するために、医療用チューブの外径寸法が小さいことが望ましい。

しかしながら、医療用チューブの全体を単に小径化すると、外径寸法だけでなく内径寸法も小さくなることから、栄養剤や薬液の流量が少なくなって投与に長い時間を要するおそれがある。特に高粘度の栄養剤などを投与する場合には、小径化によって流動抵抗が大きくなることで、効率的な投与がより難しくなることから、内径寸法を大きく確保する必要がある。

一方、医療用チューブの内径寸法を維持しながら外径寸法だけを小さくすると、医療用チューブの周壁薄肉になって形状の安定性が低下することから、体内に挿入し難くなるおそれがある。しかも、高粘度の栄養剤などを圧力を加えて流す際に、医療用チューブが拡径変形することで流量が不安定になったり、医療用チューブが損傷するおそれもあった。

なお、医療用チューブは薬剤や栄養剤を投与するための流路を構成するためにのみ用いられるものではなく、例えば、経鼻カテーテル遠位端においてを保持するためにも用いられ得る。そして、経鼻カテーテル用の医療用チューブでは、体内への挿入のし易さを維持しながら、短い長さで錘を効率的に収容保持するために、小さな外径寸法と大きな内径寸法を両立して実現することに加えて、錘を安定して収容保持し得る耐久性を備えることが求められる。しかも、医療用チューブの近位端とカテーテル本体の遠位端との固着部分応力が集中し易いことから、当該部分における固着強度が充分に確保されることも必要となる。

概要

比較的に小さな外径寸法で大きな内径寸法を得ることができると共に、周壁の形状安定性や耐久性にも優れ、更に切断端部の後加工が容易且つ有利に実現され得る、新規な構造の医療用チューブを提供すること。可撓性を有する合成樹脂製の管状体12に対して、合成樹脂製の線材で構成された補強体14が配設されており、管状体12が補強体14と共に周方向の切断面19で切断されることにより所定長さとされて、それら管状体12および補強体14の切断端部20に後加工が施されている医療用チューブ。

目的

本発明は、上述の事情背景に為されたものであって、その解決課題は、比較的に小さな外径寸法で大きな内径寸法を得ることができると共に、周壁の形状安定性や耐久性にも優れ、更に切断端部の後加工が容易且つ有利に実現され得る、新規な構造の医療用チューブを提供する

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

可撓性を有する合成樹脂製の管状体に、合成樹脂製の線材で構成された補強体が配設されており、該管状体が該補強体と共に周方向の切断面で切断されることにより所定長さとされて、それら管状体および補強体の切断端部の少なくとも一方に後加工が施されていることを特徴とする医療用チューブ

請求項2

前記管状体と前記補強体がそれぞれ熱可塑性樹脂で形成されていると共に、それら管状体および補強体の前記切断端部に加熱による塑性変形を伴う後加工が施されている請求項1に記載の医療用チューブ。

請求項3

前記管状体および前記補強体の前記切断端部に他部材が後加工で固着されている請求項1又は2に記載の医療用チューブ。

請求項4

前記管状体が内層外層を備えており、それら内層と外層の間に前記補強体が配設されている請求項1〜3の何れか1項に記載の医療用チューブ。

請求項5

前記補強体がメッシュ状とされている請求項1〜4の何れか1項に記載の医療用チューブ。

請求項6

前記管状体がそれぞれ長さ方向に延びる複数の内腔を備えている請求項1〜5の何れか1項に記載の医療用チューブ。

請求項7

前記管状体および前記補強体が栄養剤乃至は薬剤患者体内投与するためのカテーテルを構成する請求項1〜6の何れか1項に記載の医療用チューブ。

請求項8

患者の体内に経鼻的に挿入されて栄養剤乃至は薬剤を投与するカテーテル本体を有すると共に、該カテーテル本体の遠位側には請求項1〜7の何れか1項に記載された医療用チューブが配されており、該医療用チューブの遠位端が閉鎖されていると共に、該医療用チューブの近位端が該カテーテル本体の遠位端に後加工で固着されることで、該医療用チューブの内腔の両側開口が閉鎖されて、該医療用チューブの該内腔に収容配置されていることを特徴とする経鼻カテーテル

請求項9

前記管状体および前記補強体が前記切断端部への後加工によって塑性変形されることで前記医療用チューブの遠位端が閉鎖されている請求項8に記載の経鼻カテーテル。

技術分野

0001

本発明は、経腸栄養法薬液投与などに用いられる医療用チューブと、医療用チューブによってを保持する経鼻カテーテルに関するものである。

背景技術

0002

従来から、薬剤乃至は輸液や経腸栄養法における栄養剤などは、例えば、患者体内に予め挿入されて留置された医療用チューブを通じて投与される。この医療用チューブは、中心静脈栄養や胃瘻や腸による経腸栄養などのように、血管への穿刺或いは瘻孔の造設などによって挿入用に形成された孔から体内に挿入される場合もあるが、例えば、特開2003−164517号公報(特許文献1)に示されているように、患者の鼻腔口腔を通じて体内に挿入される場合もある。

0003

ところで、医療用チューブを経鼻乃至は経口的に患者の体内へ挿入する場合には、挿入時の嘔気や痛みを低減するために、医療用チューブの外径寸法が小さいことが望ましい。

0004

しかしながら、医療用チューブの全体を単に小径化すると、外径寸法だけでなく内径寸法も小さくなることから、栄養剤や薬液の流量が少なくなって投与に長い時間を要するおそれがある。特に高粘度の栄養剤などを投与する場合には、小径化によって流動抵抗が大きくなることで、効率的な投与がより難しくなることから、内径寸法を大きく確保する必要がある。

0005

一方、医療用チューブの内径寸法を維持しながら外径寸法だけを小さくすると、医療用チューブの周壁薄肉になって形状の安定性が低下することから、体内に挿入し難くなるおそれがある。しかも、高粘度の栄養剤などを圧力を加えて流す際に、医療用チューブが拡径変形することで流量が不安定になったり、医療用チューブが損傷するおそれもあった。

0006

なお、医療用チューブは薬剤や栄養剤を投与するための流路を構成するためにのみ用いられるものではなく、例えば、経鼻カテーテルの遠位端において錘を保持するためにも用いられ得る。そして、経鼻カテーテル用の医療用チューブでは、体内への挿入のし易さを維持しながら、短い長さで錘を効率的に収容保持するために、小さな外径寸法と大きな内径寸法を両立して実現することに加えて、錘を安定して収容保持し得る耐久性を備えることが求められる。しかも、医療用チューブの近位端とカテーテル本体の遠位端との固着部分応力が集中し易いことから、当該部分における固着強度が充分に確保されることも必要となる。

先行技術

0007

特開2003−164517号公報

発明が解決しようとする課題

0008

本発明は、上述の事情背景に為されたものであって、その解決課題は、比較的に小さな外径寸法で大きな内径寸法を得ることができると共に、周壁の形状安定性や耐久性にも優れ、更に切断端部の後加工が容易且つ有利に実現され得る、新規な構造の医療用チューブを提供することにある。

0009

また、本発明は、上記の如き医療用チューブを用いることで錘を安定して収容保持できる、新規な構造の経鼻カテーテルを提供することも、目的とする。

課題を解決するための手段

0010

以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。

0011

すなわち、本発明の第一の態様は、医療用チューブであって、 可撓性を有する合成樹脂製の管状体に、合成樹脂製の線材で構成された補強体が配設されており、該管状体が該補強体と共に周方向の切断面で切断されることにより所定長さとされて、それら管状体および補強体の切断端部の少なくとも一方に後加工が施されていることを、特徴とする。

0012

このような第一の態様に従う構造とされた医療用チューブによれば、管状体の周壁が補強体によって補強されていることにより、管状体を薄肉としても、充分な形状安定性が確保される。それ故、外径寸法を維持しながら内径寸法を大きくして流量を大きく確保しても、医療用チューブを患者の体内へ挿入する際に優れた操作性が発揮されると共に、栄養剤や薬剤が圧力を加えて送入される場合にも、医療用チューブの拡径変形が抑えられることから、流量の安定化が図られる。

0013

さらに、補強体が樹脂線材で構成されていることにより、金属線材などで補強体を構成する場合に比して、管状体と近い特性が設定され得る。具体的には、管状体と補強体とにおいて、何れも合成樹脂製とされることにより、両者の弾性剛性線膨張率などの物性が近しく設定され得る。それ故、管状体を補強体と共に切断した際に、ワイヤ等の金属線材では拘束力が切断により開放されることに伴って切断端面で管状体から外部へ突出したり管状体を拡径変形させたりする不具合の発生するおそれもあるが、樹脂線材からなる補強体を採用したことにより、そのような不具合を効果的に回避することが可能になる。また、管状体の切断端部に後加工を施すに際して、同様に合成樹脂製とされた補強体を管状体と一体的に変形や切断,研磨切削などの処理を施して、目的とする医療用チューブの切断端部への後加工を容易に且つ精度良く施すことも可能になる。

0014

しかも、複合構造の医療用チューブを構成する管状体と補強体との何れもが合成樹脂製とされていることから、金属製の補強体を採用する場合に比して、加熱や接着などの処理を伴う製造や後加工の後に管状体と補強体との熱収縮差等に起因して発生する残留応力も小さく抑えられる。それ故、医療用チューブにおいて優れた耐久性や可撓性を一層効果的に得ることが可能になる。

0015

加えて、補強体が樹脂製とされることにより、金属製の補強体を採用する場合に比して、同様な樹脂製の管状体に対する密着面での馴染みが良好とされて強固に固着することが可能となり、樹脂製の管状体に比して強度や剛性が著しく大きい金属製の補強体とは異なって、管状体と補強体とが一体化して医療用チューブ全体としての強度や剛性の向上が図られ得る。それ故、例えば医療用チューブを操作する際のプッシャビリティの向上などにより優れた操作性が発揮され得ると共に、繰り返しの変形に際しても、金属製の補強体のように局所的な屈曲変形でなく全体的な湾曲変形が生ぜしめられることと相俟って、繰り返し変形に伴う疲労破壊も効果的に回避され得て優れた耐久性が発揮されることとなり、例えば長期に亘って医療用チューブを留置して栄養剤や薬剤を繰り返し投与するような場合にも、高い信頼性が実現される。

0016

本発明の第二の態様は、第一の態様に記載された医療用チューブにおいて、前記管状体と前記補強体がそれぞれ熱可塑性樹脂で形成されていると共に、それら管状体および補強体の前記切断端部に加熱による後加工が施されているものである。

0017

第二の態様によれば、管状体と補強体がそれぞれ熱可塑性樹脂で形成されていることから、それら管状体と補強体の切断端部を加熱溶融させてから冷却して塑性変形させることで、切断端部を所定の形状に変形させたり、切断端部を溶着によって他部材に固着させることができる。しかも、管状体の切断面から突出する補強体が加熱溶融されて管状体と一体化することで、管状体と補強体がより強固に固着されると共に、切断面の凹凸が小さくされて、ハブやコネクタなどの他部材への固着も容易になる。

0018

本発明の第三の態様は、第一又は第二の態様に記載された医療用チューブにおいて、前記管状体および前記補強体の前記切断端部に他部材が後加工で固着されているものである。

0019

第三の態様によれば、金属製の補強体を採用する場合に比して、他部材の固着力をより安定して得ることが可能になる。具体的には、管状体の切断面からの補強体の突出量を、金属製の補強体に比して小さく抑えることが可能になり、医療用チューブに対する他部材の固着に際して切断面から突出する補強体が邪魔になるのを防いで、管状体と他部材との固着強度を高めることができる。また、医療用チューブの切断端部に対して他部材を接着や溶着等する際には、補強体が樹脂製とされていることで、切断面から突出した補強体の端部や切断面に露呈した補強体の端面も、管状体と共に他部材に対して接着や溶着等することが可能であり、強固な固着が実現され得る。更にまた、医療用チューブの切断端部に対して他部材を圧入等で固着する際にも、管状体と補強体が何れも合成樹脂製とされて剛性や弾性等の物性が近く設定され得ることから、圧入部位の略全体に亘って圧入固着力が略均等に分散されて全体的に大きな固着力を安定して得ることが可能であり、金属製の補強体を採用した場合のように管状体に対して局所的に大きな圧力が作用して亀裂等が発生し易くなる不具合も回避されて、良好な耐久性も実現可能となる。

0020

本発明の第四の態様は、第一〜第三の何れか1つの態様に記載された医療用チューブにおいて、前記管状体が内層外層を備えており、それら内層と外層の間に前記補強体が配設されているものである。

0021

第四の態様によれば、補強体を内層と外層の間に挟み込むことで、補強体を簡単に管状体の内部に配設することができて、補強体の脱落がより有利に回避されると共に、医療用チューブの内周面外周面に補強体による凹凸が形成されるのを防いで、取回しに際する引っ掛かりや薬液などの流動摩擦の増大などが防止される。

0022

本発明の第五の態様は、第一〜第四の何れか1つの態様に記載された医療用チューブにおいて、前記補強体がメッシュ状とされているものである。

0023

第五の態様によれば、複数の樹脂線材を組み合わせたメッシュ状とすることで、管状体を効率的に補強することができる。しかも、医療用チューブの柔軟性(屈曲性)を充分に確保しながら、コイル状の補強体などに比して、管状体の効率的な補強が実現される。なお、メッシュ構造は、例えば同種又は異種の複数本の樹脂線材を網目状に組み合わせたり、編組すること等によって有利に実現され得る。そして、このようなメッシュ構造によれば、万一管状体に亀裂が生じた場合でも医療用チューブに発生する開口の大きさを小さく抑えてチューブ内外での漏れ侵入を抑えることが可能になる。

0024

本発明の第六の態様は、第一〜第五の何れか1つの態様に記載された医療用チューブにおいて、前記管状体がそれぞれ長さ方向に延びる複数の内腔を備えているものである。

0025

第六の態様によれば、内腔が複数に分割された構造の医療用チューブに本発明を適用することで、内腔を分割する隔壁などによって比較的に流量が小さくなり易い医療用チューブにおいて、各内腔でそれぞれ大きな流量を得ることが可能になる。特に、管状体の周壁を補強して、隔壁には補強体を配さない構造を採用すれば、医療用チューブ全体の変形安定性を確保しながら、薄肉の隔壁によって内腔の断面積を大きく設定することができて、流量を効率的に得ることが可能となる。

0026

本発明の第七の態様は、第一〜第六の何れか1つの態様に記載された医療用チューブにおいて、前記管状体および前記補強体が栄養剤乃至は薬剤を患者の体内に投与するためのカテーテルを構成するものである。

0027

第七の態様によれば、外径寸法を小さく保ちながら大きな流量を求められ易い経管栄養用乃至は投薬用のカテーテルに本発明を適用することで、要求される性能を効率的に実現することができて、短時間での栄養剤乃至は薬剤の投与が実現され得る。

0028

本発明の第八の態様は、経鼻カテーテルにおいて、患者の体内に経鼻的に挿入されて栄養剤乃至は薬剤を投与するカテーテル本体を有すると共に、該カテーテル本体の遠位側には第一〜第七の何れか1つの態様に記載された医療用チューブが配されており、該医療用チューブの遠位端が閉鎖されていると共に、該医療用チューブの近位端が該カテーテル本体の遠位端に後加工で固着されることで、該医療用チューブの内腔の両側開口が閉鎖されて、該医療用チューブの該内腔に錘が収容配置されていることを、特徴とする。

0029

第八の態様に従う構造とされた経鼻カテーテルによれば、錘を収容する医療用チューブが管状体に補強体を固着した構造とされていることから、経鼻カテーテルの遠位端に設けられる柔軟な管状体が万が一破損しても、補強体によって錘が脱落するのを防ぐことができて、優れた安全性が発揮される。

0030

さらに、管状体が補強体によって補強されていることから、管状体の外径寸法を大きくすることなく内径寸法を大きくしても、形状安定性を充分に得ることができて、経鼻カテーテルの体内への挿入操作が容易になる。しかも、内径寸法が大きく確保されることで、大径の錘を収容することが可能となって、短い長さで充分な質量の重さを収容することも可能となる。

0031

また、管状体に固着される補強体が合成樹脂製とされていることから、管状体の切断面から突出する補強体の長さが小さくされて、医療用チューブの近位端とカテーテル本体の遠位端との固着が補強体で阻害されるのを防ぐことができる。特に、応力が集中し易い医療用チューブとカテーテル本体の固着部分において、充分な固着強度が得られることから、医療用チューブがカテーテル本体から脱落するといった不具合もより有利に回避される。

0032

また、合成樹脂製の補強体であることから、補強体を金属製とする場合に比して、屈曲等の変形に対する耐久性も有利に得ることができる。

0033

本発明の第九の態様は、第八の態様に記載された経鼻カテーテルにおいて、前記管状体および前記補強体が前記切断端部への後加工によって塑性変形されることで前記医療用チューブの遠位端が閉鎖されているものである。

0034

第九の態様によれば、補強体が合成樹脂製とされて切断端部の後加工が容易とされていることから、管状体および補強体の遠位端も切断後の加熱などの後加工によって塑性変形させることで、所定の形状で簡単に閉鎖させることができる。

発明の効果

0035

本発明によれば、管状体に補強体を固着することで、管状体を薄肉化しても充分な形状安定性やプッシャビリティが発揮されることから、外径寸法を大きくすることなく内径寸法を大きく設定して、内腔を通じて投与される栄養剤や薬剤などの流量を大きく得ることにも対応することができる。また、管状体と補強体が何れも合成樹脂製とされていることにより、医療用チューブの切断端部においてそれらを一体的に後加工することが可能になる。それ故、医療用チューブの切断端部に対して、例えば圧入や接着,溶着などの後加工を施すに際しても、管状体と補強体の両者に対して同様な加工を同時に施すことができて作業が容易になると共に、管状体と補強体の両者が略一体となって全体として優れた固着力を容易に得ることが可能になる。

図面の簡単な説明

0036

本発明の第一の実施形態としての医療用チューブを示す斜視図。
図1のII−II断面図。
図1に示す医療用チューブの端部を拡大して示す斜視図であって、切断前の状態を示す図。
図1に示す医療用チューブの端部を拡大して示す斜視図であって、切断後で且つ後加工前の状態を示す図。
図1に示す医療用チューブの端部を拡大して示す斜視図であって、後加工後の状態を示す図。
図1に示す医療用チューブの端部を拡大して示す斜視図であって、別の後加工を施した状態を示す図。
本発明の別の一実施形態としての医療用チューブの端部を拡大して示す斜視図であって、後加工後の状態を示す図。
本発明の第二の実施形態としての経鼻カテーテルを示す斜視図。
図8に示す経鼻カテーテルの正面図。
図8に示す経鼻カテーテルの側面図。
図8に示す経鼻カテーテルの底面図。
図11のXII−XII断面図。

実施例

0037

以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。

0038

図1,2には、本発明に従う構造とされた第一の実施形態の医療用チューブ10が示されている。医療用チューブ10は、中心静脈栄養に用いられる中心静脈カテーテルであって、全体として略円筒形状を有しており、可撓性を有する管状体12の周壁に補強体14が固着された構造を有している。

0039

より詳細には、管状体12は、長さ方向に延びる内腔15を備えた略円筒形状を有しており、ポリウレタンポリ塩化ビニルシリコーンゴムポリオレフィンフッ素樹脂などの合成樹脂で形成されて、可撓性を有している。また、本実施形態の管状体12は、図3に示すように、小径の内層16にそれよりも大径の外層18を外挿して、それら内層16と外層18を相互に固着一体化した構造とされている。

0040

また、管状体12の内層16と外層18の間には、筒状の補強体14が固着されている。補強体14は、ポリアミドポリエステル、ポリオレフィン、ポリイミドなどの合成樹脂の線材で形成されたメッシュ状であって、本実施形態では、周方向に傾斜して軸方向へ連続して延びるように螺旋状に巻回された複数条の線材を、交差部分で相互に一体化した構造となっている。更に、補強体14は、管状体12の全長に亘って固着されており、管状体12の長さ方向の両端面から露出している。また、合成樹脂製とされた補強体14は、それを構成する線材が、同じ断面形状を有するステンレス製の金属線材に比して、切断用の刃によって小さな力で容易に切断可能となっている。

0041

そして、補強体14は、図3に示すように、管状体12の内層16と外層18の径方向間に挟み込まれて固着されている。これにより、補強体14は、管状体12の径方向中間部分に埋設状態で配設されていると共に、長さ方向の両端面において外部に露出している。図3では、内層16と補強体14が外層18よりも長さ方向外側まで延びていると共に、内層16が補強体14よりも長さ方向外側まで延びているが、これは内外層16,18と補強体14を見易く図示するためである。

0042

なお、管状体12と補強体14は、何れも熱可塑性の合成樹脂で形成されることが望ましい。尤も、管状体12と補強体14は、同じ形成材料を採用しても良いが、例えば、管状体12には可撓性に優れた材料を選択すると共に、補強体14には伸縮変形量が小さい材料を選択するなど、要求される特性に応じて異なる材料を採用することができる。本実施形態では、管状体12がポリウレタンで形成されていると共に、補強体14がポリアミドで形成されている。

0043

そして、補強体14を固着された管状体12は、例えば図3中に一点鎖線で示す周方向の切断面19において補強体14と共に切断されることにより、所定の長さとされる。図4に示すように、医療用チューブ10の切断面19には補強体14の端面が露出している。切断後の長さは、用途などに応じて決定されるもので、特に限定されないが、例えば、中心静脈栄養に用いられる中心静脈カテーテル(CVC)の場合では、好適には10〜90cm、より好適には20〜60cm程度とされる。また、経鼻経腸栄養に用いられる経鼻栄養チューブの場合では、好適には30〜120cm、より好適には50〜80cm程度とされる。

0044

なお、図中では、中心静脈栄養に用いられる医療用チューブ10が例示されているが、分かり易さのために、長さと太さ(外径寸法)の比率が実際とは異ならされており、長さが小さく図示されている。即ち、中心静脈カテーテルである医療用チューブ10は、長さが好適には上述の如き範囲に設定されると共に、太さが好適には0.3〜4mm程度、より好適には1〜2mm程度とされる。一方、経鼻胃管では、太さが好適には1〜6mm程度、より好適には2〜4mm程度とされる。尤も、医療用チューブ10の長さや太さ、或いはそれらの比率などは、用途や要求される流量などに応じて適宜に設定されるものであって、特に限定されない。

0045

さらに、切断された管状体12および補強体14は、切断端部20に後加工が施されている。即ち、本実施形態では、切断後の管状体12および補強体14の両側の切断端部20が、それぞれ加熱によって溶融せしめられて塑性変形しており、図5に示すように、切断端部20の角部が丸められている。

0046

そこにおいて、本実施形態では、管状体12と補強体14が何れも熱可塑性樹脂で形成されており、切断端部20に加熱処理を施すことで管状体12と補強体14が切断面19においてそれぞれ溶融されて、図5に示すように、相互に一体化されるようになっている。なお、加熱の方法は特に限定されるものではなく、熱板の押し当てによる加熱の他、超音波半導体レーザーによる加熱などが何れも採用され得る。

0047

また、図6に示すように、管状体12および補強体14の切断端部20の少なくとも一方に対して、他部材を後加工で固着することもできる。管状体12および補強体14に固着される他部材としては、図6に示したハブ22の他、Y字コネクタ先端チップなどであっても良い。このように、切断後の管状体12および補強体14の切断端部20に施される後加工は、加熱処理に限定されるものではなく、他部材に対する接着や嵌合の他、溶剤を用いた角部の面取り加工なども採用され得る。

0048

このような本実施形態に従う構造とされた医療用チューブ10によれば、管状体12が補強体14で補強されていることにより、管状体12を薄肉にしても充分な形状安定性や弾性が得られることから、管状体12の外径寸法を大きくすることなく、内径寸法を大きくすることができる。それ故、体内に挿入し易い小径の医療用チューブ10において、内腔15の断面積を大きく確保して、単位時間当たりの流量を効率的に得ることができることから、栄養剤や薬剤などの投与時間の短縮が図られ得る。

0049

また、管状体12が補強体14で補強されていることから、医療用チューブ10を患者の体内に挿入する際に、優れた操作性(プッシャビリティなど)が発揮されて、体内への挿入が容易になる。しかも、医療用チューブ10では、補強体14が樹脂線材で形成されたメッシュ状とされていることから、長さ方向で効率的な力の伝達を実現しつつ、優れた屈曲性を得ることができて、挿入経路に沿った変形が許容される。加えて、樹脂製の補強体14は、金属製の補強体に比して、変形の繰り返しに対する疲労破壊などが生じ難く、長期間に亘って体内に留置されても優れた耐久性が発揮される。

0050

また、管状体12と補強体14は、それぞれ合成樹脂製とされており、互いに近い特性が設定されることで、金属製の補強体を採用する場合に比して、切断後の冷却などによる収縮率の差が低減されている。それ故、管状体12の切断後の収縮によって、補強体14が管状体12の切断面から突出するのが抑えられて、切断面19の凹凸が低減されることでハブ22などの他部材への強固な固着などが実現される。

0051

さらに、合成樹脂製の補強体14は、金属製の補強体に比して、合成樹脂製の管状体12に対する馴染みが良好であることから固着強度を得易く、医療用チューブ10全体としての強度や剛性の向上が図られ得る。しかも、管状体12と補強体14を切断する際に、補強体14と管状体12が剥がれることなく一体で切断されることで、補強体14が精度良く管状体12と同じ長さで切断されて、管状体12の切断面から補強体14が突出するのを防止できる。

0052

更にまた、補強体14が樹脂製とされて、ステンレスなどの金属製のものよりも切断し易くなっていることから、管状体12と補強体14を一体で切断する際に、補強体14が刃によって押圧されることで管状体12が弾性変形するのを回避できる。その結果、管状体12の変形によって補強体14の切断位置が長さ方向にずれるのが防止されて、管状体12の切断面において補強体14の突出が抑えられることから、滑らかな周方向の切断面19を得ることができる。

0053

また、本実施形態の医療用チューブ10では、管状体12と補強体14が何れも熱可塑性樹脂で形成されており、管状体12および補強体14の切断端部20が加熱によって塑性変形されて、角部を丸める後加工が施されている。このように、補強体14が樹脂製であることによって、管状体12と補強体14を切断端部20において同時に処理して、塑性変形を伴う後加工を簡単に施すことができる。

0054

また、図6に示すように、管状体12および補強体14の切断端部20がハブ22などの他部材に固着される場合にも、管状体12と補強体14がそれぞれ合成樹脂製とされていることで、切断端部20を熱溶着によりハブ22に対して同時に且つ強固に固着させることもできる。また、管状体12および補強体14がハブ22に対して接着される場合にも、材質が近いことで接着剤の選択自由度が大きくなって、応力が集中し易い固着部分において必要な性能を得易くなる。

0055

なお、本発明は、第一の実施形態に示すような内腔が1つだけ設けられたシングルルーメン構造の医療用チューブのみならず、内腔が2つ乃至は3つ設けられたダブルルーメントリプルルーメン構造の医療用チューブにも適用可能である。即ち、本発明は、図7に示すようなダブルルーメン構造の医療用チューブ30にも好適に適用され得る。なお、図7には、要部である医療用チューブ30の切断端部20付近が拡大されて示されている。

0056

具体的には、医療用チューブ30は、管状体12に補強体14が固着された構造を有している。より詳細には、管状体12は、略円筒形状の周壁32を備えている。図中において明らかではないが、周壁32は内層16と外層18によって形成されており、それら内層16と外層18の間にメッシュ状の補強体14が配設されている。

0057

また、管状体12は、周壁32の径方向に広がる隔壁34を備えている。隔壁34は、長さ方向に延びる略平板形状とされており、周壁32の中心孔を2つに分割している。これにより、隔壁34を挟んだ両側には、それぞれ半円形断面で長さ方向に連続して延びる内腔としての第一ルーメン36と第二ルーメン38とが形成されている。

0058

なお、本実施形態では、周壁32に補強体14が固着されている一方、隔壁34には補強体14が固着されておらず、隔壁34がより薄肉とされることで、第一, 第二ルーメン36,38の流路断面積が大きく確保されている。

0059

また、相互に固着された管状体12および補強体14は、切断によって所定の長さとされている。そして、切断された管状体12および補強体14は、第一の実施形態と同様に、切断端部20が後加工されている。なお、図7では、切断端部20が加熱によって溶融されて、管状体12と補強体14が切断端部20において一体化された状態が示されている。

0060

このように、本発明は、ダブルルーメン構造の医療用チューブ30にも好適に適用されて、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、隔壁34によって周壁32の中心孔の断面積が小さくなると共に、各ルーメン36,38の流量の確保が要求されるダブルルーメン構造の医療用チューブ30において、外径寸法が大きくなるのを抑えつつ、内径寸法を大きく確保して、第一, 第二ルーメン36,38において流量を大きく得ることができる。しかも、周壁32を補強体14で補強することにより、医療用チューブ30の挿入操作の容易性が確保されると共に、第一, 第二ルーメン36,38を流れる栄養剤などの圧力による周壁32の拡径変形が抑えられて、流量の安定化や耐久性の向上が図られる。

0061

なお、ここでは2つの内腔を備えたダブルルーメン構造の医療用チューブ30を例示したが、3つ以上の内腔を並列的に備えた医療用チューブにも本発明が好適に適用されて、同様の効果を得ることができる。

0062

図8〜12には、本発明の第二の実施形態としての経鼻カテーテル40が、要部である遠位部分を抜き出して示されている。なお、以下の説明において、第一の実施形態と実質的に同一の部材および部位については、同一の符号を付すことで説明を省略する。

0063

より詳細には、経鼻カテーテル40は、カテーテル本体42を備えている。このカテーテル本体42は、長さ方向に延びるルーメン45を備えた中空シャフト44を有しており、シャフト44の近位端には図示しないコネクタが取り付けられていると共に、シャフト44の遠位端にはポート部材46が取り付けられている。ポート部材46は、略円柱形状を有しており、遠位部分が中実とされていると共に、近位部分には長さ方向に延びる嵌合孔47が形成されて、シャフト44が嵌入固着されている。更に、嵌合孔47の遠位には、ポート部材46の外周面に開口する側孔48が形成されており、シャフト44のルーメン45が側孔48に接続されている。そして、患者の体内に経鼻的に挿入されたカテーテル本体42によって、カテーテル本体42の近位端である図示しないコネクタから送り込まれる栄養剤などが、シャフト44のルーメン45を通じてポート部材46の側孔48から患者の体内に投与されるようになっている。なお、カテーテル本体42のシャフト44として第一の実施形態の医療用チューブ10を用いることもできる。

0064

また、カテーテル本体42の遠位には、医療用チューブ50が配設されている。医療用チューブ50は、第一の実施形態の医療用チューブ10と同様に、管状体12と補強体14で構成されて、可撓性を有している。更に、管状体12と補強体14は、第一の実施形態と同様に、長さ方向の両側が開口した略円筒形状に成形されて、所定の長さに切断された後、切断端部20が後加工されている。

0065

すなわち、切断後の管状体12および補強体14の遠位端52は、加熱処理などによって塑性変形されることで閉鎖されて、図12に示すような袋状に後加工されている。本実施形態において、管状体12および補強体14の遠位端52は、体内への挿入先端側となることを考慮して、半球殻状に塑性変形されることで閉鎖されている。なお、管状体12および補強体14の遠位端52は、半球殻状に成形されて予め閉鎖されていても良い。

0066

さらに、管状体12および補強体14の近位端54は、後加工によってカテーテル本体42の遠位端に固着されている。即ち、カテーテル本体42の遠位端を構成するポート部材46は、遠位に向かって突出する略円柱形状の嵌合突部56を備えており、嵌合突部56が管状体12および補強体14の近位端54に嵌入されて、熱溶着や接着等の手段で固着されることにより、管状体12および補強体14の近位端54がカテーテル本体42の遠位端に固着されている。本実施形態では、管状体12および補強体14の近位の端面が、嵌合突部56の基端の外周側に形成された段差面57に長さ方向で当接することにより、管状体12および補強体14がポート部材46に対して長さ方向で位置決めされている。なお、充分な固定強度を得られるのであれば、管状体12および補強体14の近位端54は、嵌合突部56に対して非接着で嵌合されていても良い。

0067

そして、管状体12および補強体14の遠位端52と近位端54がそれぞれ後加工されることにより、医療用チューブ10の内腔15の両側開口が閉鎖されており、内腔15に複数の錘58が収容されている。錘58は、生体適合性に優れた金属で形成された略球形の部材とされており、長さ方向に複数(本実施形態では10個)が並んで配設されている。また、隣接する錘58の間が非接着とされており、複数の錘58が相対的な変位摺動)を許容されていると共に、錘58と嵌合突部56の間も非接着とされて、相対的な変位を許容されていることから、医療用チューブ10が、錘58を収容した状態でも、それら錘58の相対変位によって曲げ変形を許容されている。

0068

このような本実施形態に従う構造とされた経鼻カテーテル40によれば、錘58を収容保持する医療用チューブ50が、柔軟な管状体12に高い耐久性を備える補強体14を固着した構造とされている。それ故、管状体12が万が一破損した場合であっても、錘58がメッシュ状の補強体14によって保持されることで、医療用チューブ50から患者の体内に出るのを防ぐことができて、優れた安全性が実現される。

0069

また、医療用チューブ50の遠位端52は、管状体12および補強体14の切断後に加熱などの処理によって後加工で閉鎖されている。このように、管状体12および補強体14がそれぞれ合成樹脂製とされることで、管状体12および補強体14の切断端部20を後加工によって任意の形状に塑性変形させ易く、特に患者の体内への挿入時に先端側となる遠位端52を滑らかな半球殻形状などに精度良く加工することも可能となる。

0070

一方、医療用チューブ50の近位端54は、カテーテル本体42の遠位端であるポート部材46に固着されている。医療用チューブ50では、管状体12および補強体14の切断後に補強体14が管状体12の切断面から突出し難く、管状体12とポート部材46が補強体14によって阻害されることなく強固に固着される。これにより、体内への挿入時に応力が集中し易い医療用チューブ50とカテーテル本体42の固着部分において、優れた耐久性が実現される。

0071

以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記実施形態では、補強体14を見易くするために、管状体12を透明としているが、管状体12は着色される等して不透明とされていても良い。

0072

さらに、例えば、管状体12の長さ方向の両端部や中間部にX線非透過性金属材料で形成された造影マーカーを設けることで、体内への挿入時に造影によって医療用チューブ10(50)の位置などを把握することもできる。更に、管状体12の外周面に長さ方向の目盛を設けて、医療用チューブ10(50)の体内への挿入長さを簡単に把握できるようにしても良い。

0073

また、前記実施形態に示されているようなメッシュ状の補強体14を採用する場合には、医療用チューブ10(50)の長さ方向に対する各樹脂線材の傾斜角度は、要求される可撓性やプッシャビリティなどに応じて、適宜に設定され得る。更に、補強体はメッシュ状に限定されるものではなく、樹脂線材がコイル状に巻回された構造なども採用され得る。

0074

また、管状体12および補強体14の切断端部20の後加工は、実施形態で例示された加熱による塑性変形や他部材の接着(溶着)に限定されるものではなく、切断後に何らかの加工が施されていれば良い。即ち、管状体12および補強体14を化学的軟化乃至は溶融させ得る溶剤によって、管状体12および補強体14の切断端部20を塑性変形させる後加工も採用可能であるし、ハブ22などの他部材に対する非接着での嵌め合わせであっても良い。

0075

また、本発明は、中心静脈栄養や経鼻経腸栄養において用いられる医療用チューブ10(50)にのみ適用されるものではなく、例えば、薬剤および輸液の投与や通気のために用いられる医療用チューブなどにも適用され得る。

0076

10,30,50:医療用チューブ、12:管状体、14:補強体、15:内腔、19:周方向の切断面、20:切断端部、36:第一ルーメン(内腔)、38:第二ルーメン(内腔)、42:カテーテル本体、52:遠位端(切断端部)、54:近位端(切断端部)、58:錘

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ